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過去ログ614 2020/1/20 13:47

☆関西人
球際
最近私が気になっているフレーズは、「球際」である。
日本人は、昔からここが弱点と言われている。
民族として体が大きくないことは関係あると思うが、でも一方で体が小さいのに球際強い選手も実在しており、このへんは何とも言えない。

それより、日本の国内リーグが国際基準より球際を強くいかない文化土壌があるのかもしれない。
ヘタにファール覚悟で当たりにいくより、コースを消すなどポジショニングでクレバーに守る方が効率がイイ、と。
指導者も、球際を強くいくのは奨励するものの、一方でカードを貰うのはよしとしない。
ここが、難しいところだ。
思うんだが、Jリーグの笛の基準は国際基準と照合してどうなんだろうか?
もし、ちょっとした接触でカードを出されてしまうようなら、当然選手たちは接触プレーをできるだけ避けようとする。
見た感じ、それほどJの基準が特殊とは感じないけどね。

とはいえ、気になるのが先日のU23選手権、VARである。
日本は常にファール判定を食らい、全ての試合でPKを与えていた。
日本は、特殊だとすら感じた。
一体、我々の何が問題なんだろうか。
…よく分からない。

ただVARの普及により、今後ますますプレーが難しくなっていくのは間違いないだろう。
VARは、主審が映像を確認した上でジャッジを下す。
だから、当たってもいないのにファールにするなどの誤審はない。
映像は絶対的な証拠であり、当たってることは当たってるんだよ。
でも、当たってた場合、競技ルールと照合すれば「反則」とジャッジせざるを得ない側面もあるだろうね。
反則は反則だけど、大したことないから無罪ね、というオチにはできない。
現実の裁判所なら、たとえ有罪でも軽微な罪なら執行猶予がつく。
でもサッカーのVARシステムには、それがない。
これまでのジャッジは、ぶっちゃけ主審の意図的な見逃し、いわば「不起訴処分」があったんだよ。
だけどVARシステムにすると、主審がモニターの前に行った時点で既に「起訴」状態である。

思うに、もし審判を人工知能に託すことにして、競技ルールを全部プログラミングしてAIに試合を監査させれば、1試合におけるファールの数は今の何倍にも増えるんじゃないだろうか。
ルールに抵触するかどうかのセンサーとしてならAIは人間以上に完璧であり、ちょっとでもプレーがルールに抵触すれば瞬時にアラームを出すよ。
もちろん、今のVARシステムはAIがやってるワケでなく、ジャッジはあくまで人間である。
だから別に大きくは変わらんだろ、という意見もあるが、しかしVARシステムそのものにジャッジの有機⇒無機のニュアンスがあり、私はAI化にも近い流れがあると思う。
限定的にせよ、笛の厳格化は今後起こり得ると見るべきじゃないだろうか。

じゃ、そういう流れに対して我々はどうすればイイ?
もはや、自陣ゴール前の瀬戸際で守るサッカーは危険すぎる。
できるだけ自陣でも高い位置、いや、できれば敵陣で守るサッカーを心がけるべきだろう。
つまり、時代のニーズはハイプレス。
守備はDFに全て託すのではなく、むしろFWと攻撃的MFで思いっきりやってもらうんだよ。

DFは後ろからテクニカルにゲームメイクをし、FWやMFは前から激しく守備をする。
これはモダンサッカーならではの奇妙な逆転現象だが、VARの普及はこの逆転をさらに今後加速させるような気もする。
2020/1/20(月)13:47

☆関西人
フォーメーション
ひとつ気になってるのは、最近森保ジャパンが可変フォーメーションを失いつつあるように見えてきたことだ。
3バック⇔5バックは健在であるものの、3バック⇔4バックのニュアンスが伺えない。
と思ってたら、カタール戦はアクシデントから4バックで後半を戦った。
何だよ、普通に4バックもできるんじゃねーか、と安心したわ。

ちゃんと4バックができるなら、私はフォーメーションを4231で再考してもイイと思うけどね。
それは、なぜか。
この世代で特に層の厚い、2列目を多く使えるからだよ。

・堂安
・久保くん
・三好
・食野
・森島
・安部
・旗手

他にも色々いるが、361だとシャドーで2枚しか使えない2列目を、4231だとトップ下+ウィングで3枚使える。
悪くないんじゃないかな。

というより、普通に361⇔4231の可変をやればイイんだよ。

・・・・前田
安部・・久保・・堂安
・・田中碧・中山
相馬・板倉-冨安・橋岡
・・・・大迫

・・・・前田
・・安部・・久保
相馬・・・・・・堂安
・・田中碧・中山
・板倉・冨安・橋岡
・・・・大迫

見ての通り、誰ひとり交代することもなく、361⇔4231は可能である。
時に中山が最終ラインに降り、暫定4バックにしてウィングバックをサイド奥まで上げる433への変更も可能。

流れの中で、これらフォーメーションを使い分けることができれば、もう少し日本は点が取れると思う。
VARにビビって球際を慎重にやるぐらいなら、いっそ球際はガツガツいき、1点取られても2点取る、ぐらいの開き直りを見せた方がマシさ。
一応、前線はバルサ式プレスを前提にしたメンバーを組んでみた。

森保さんは、守備組織は作れる人だと思う。
最終的には5バックを組むという泥くさいやり方だが、それも決して悪くない。
しかし、こと攻撃に関しては個の才能と即興の連携に依存せざるを得ない為、2列目の才能は駒の数をある程度担保しといた方がイイだろう。
特に欧州で揉まれてるアタッカーは、少なくとも森保さんよりは引き出しとヒラメキがありそうだからね。

問題は、チームの戦術脳である。
フォーメーションを臨機応変に変更するのも、個のヒラメキを最大化するのも、全てにおいて現場リーダーが必要である。
大体、臨機応変な対応をベンチから指示できるワケないでしょ?
ベンチの声は選手まで届かないし、野球みたくブロックサインで動かせる競技じゃないし、あと付け加えると、森保さんが臨機応変な対応をできない可能性も十分あるし、今後一番必要なのはピッチ内を仕切る現場監督である。
無論、オーバーエイジだろう。

やはり、柴崎チョイスということになるのかな?
彼が久しぶりに出たデポルティーボの試合を見たが、彼って激しいプレースタイルになってきてるんだね。
これまでは冷静沈着に淡々と球をさばくイメージだったけど、いつの間にやら闘将みたいなスタイルになっていた。
これ、ニュー柴崎?

あとは、決してお薦めはできない物件にせよ、前線の帝王としてなら本田圭佑だね。
もちろん扱いを間違えれば、一瞬にして体を蝕む劇薬だが…。

個人的には、本田を呼ぶぐらいなら乾かな、と思っている。
2019年アジアカップで、「影の監督」をこなしていたのを受けてのこと。
久保くん、安部、そしてオーバーエイジに柴崎を呼ぶとするなら、ある程度スペインで攻撃をコーディネートしたいんだよね。
いっそ、バルサBで「偽9番」やってる安部をTOPに置き、こういうフォーメーションはどうだろう。

・・・・安部
乾・・・久保・・堂安
・・柴崎・・中山
相馬・板倉-冨安・橋岡
・・・・大迫

・・・・安部
・・乾・・・久保
相馬・・・・・・堂安
・・柴崎・・中山
・板倉・冨安・橋岡
・・・・大迫

乾って意外と守備ができるし、何より後輩の面倒見がやたらイイ選手である。
オーバーエイジ向き。
こういうスペインのトライアングル、何らかの良い化学反応を期待できそうでしょ?
2020/1/19(日)23:47

☆関西人
解法
森保ジャパンは練習非公開が多く、どんな練習をしてるのかがよく分からない。
練習を仕切ってるのは主に横内さんで、森保さんはそれを遠くから観察してるという話である。
こういうのは、西野ジャパンの時もそうだったかもしれない。
練習を仕切ってるのは主に手倉森さんで、西野さんはそれを遠くから観察してた感じ。
日本のカイシャみたいだね。
課長が横内さんや手倉森さんで、部長が森保さんや西野さんといったところか…。

昔から日本代表監督はそういうスタンスというワケでなく、もっと軍曹っぽく監督自ら練習を取り仕切る例もあった。
トルシエなどは、その典型だっただろう。
ゲーム形式の戦術練習で、ことあるごとに笛を吹いて選手たちの動きを一旦止め、問題のあった選手を捕まえては公開説教をする。
選手たちには、非常に評判の悪い練習だった。
ハリルも、それに近いタイプではなかったのかな?

それから、ザック。
彼は温厚な紳士に見えて、実はかなり神経質で細かい指導だったみたい。
ボールに対してのポジショニング、さらにその時の体の向きに至るまで、いちいちダメ出しをしていく。
今をときめく酒井宏樹などは、ザックからず〜っと説教をされてたらしい。

ちょっと変わったところでは、やはりオシムが印象深いよね。
彼の場合、守備はマンツーマンDFでシンプルだったものの、その分ビルドアップについては思考トレーニング、脳トレみたいなのを要求されてた記憶がある。
答えのないクイズをひたすら出題されてる感じで、結構選手たちはしんどかったと思う。
答えのないクイズといえば、ジーコもまたそれに近く、自分たちで考えて答えにたどり着いてみろ、というスタンスだったのかと。

私は思うんだけど、サッカーって数学のテストに似てないか?
数学のテストには、大きく分けて計算問題と文章題がある。
守備は、計算問題に近いと思うのね。
手順をきっちり押さえておきさえすれば、まず解けないことはない。
あとは精度、ミスをしないことだ。

一方、ビルドアップ、攻撃の方は文章題に近い。
その問題文から正しく立式をできるかどうかが最初の関門で、数学の苦手な私には、これがどの単元の問題かということすら判別できなかったりしたもんだ。
これまで外国人指導者は、必死に解の公式使って方程式を解こうとしてる日本人プレーヤーの姿を見て、「何で因数分解しないの?」と不思議に思っていたに違いない(笑)。
だけど攻撃って、守備のように手順だけで解けるもんじゃないのよ。
サイドからセンタリング⇒ヘディングでフィニッシュ、ライン裏にスルーパス⇒裏抜けしてフィニッシュ、という初歩的な公式だけで正解にたどり着ける?
そんな単純計算問題じゃないでしょ。
あくまで応用問題ですよ。

そして応用問題は、計算問題よりも遥かに練習が難しい。
こういう時にはこういうパターン、という想定はある程度事前にできたとして、想定と違うパターンで出題された時にはグダグダになることもあるワケさ。
関数の問題に方程式の解法をぶつけても解けるワケがないのに、ひたすらそれを続けて時間を浪費することもあるのよね。
だから、攻撃陣にはちゃんと応用問題を解けるだけの頭の良さ、ヒラメキが必要。
そういう選手のことを、司令塔というのかな。

さらに言うと選手だけでなく、監督もまた応用問題を解けるだけの高い知能があってほしい。
なかなかヒラメキが出てこない選手たちに、解法のヒントを出すのは間違いなくベンチの役割である。
ほら、この公式を使えよ、と。
もちろん選手たちはその公式をうまく活用すればイイんだけど、最近の森保ジャパンを見てると、その公式が解法にハマってないんだよな?
結局、問題を解けていない。
森保ジャパンに足りないところは、技術でもフィジカルでもなく、圧倒的に知能の領域である。
2020/1/19(日)18:47

☆関西人

私は、「念」というやつの存在は信じてるんだ。
分かりやすく言えば、怨念とか。
そういう怨念みたいなオカルトが実在するかは知らんが、仮に実在してもおかしくないと思わない?

で、怨念じゃなくても「念」は色々な形があるワケで、たとえばサッカーで国民が日本代表を応援する想いも念ですよ。
また韓国が日本代表を対峙した時に、韓国国民が憎悪のような想いを投下してくるのも念ですよ。
もし念にパワーがあるとしたら、そういう念が何百万、何千万という単位でチームに注がれるワケで、これは食らう側とするとタマったもんじゃないでしょ。
プラスに作用する念ならまだしも、敵やアンチからは「負けろ」「死ね」というマイナスの念を送られてるワケさ。
科学的に念なんて物理的効果はないと言う人もいるが、いや、あるんじゃない?
たとえば日本代表が韓国代表に弱いとかは、普通にそういう要素もあると思うよ。

念の呪縛。
たとえば第二次岡田ジャパンの時なんて、試合を重ねるごとに日本代表に対する期待はどんどん落ちていって、どんどん念は薄れていったワケよね。
そしてほとんど誰も期待しなくなった末に、本番は呪縛から解かれて岡田ジャパンは跳ねたんです。
逆に、歴代で念を最も集めたのがジーコジャパン、あとザックジャパン。
結果、ああいう形になっちゃったよね。
でさ、今の森保ジャパンも前向きに捉えると、ここにきてイイ感じに代表への念は薄れてきてるんじゃない?
本番、このての呪縛から解かれて、選手たちが普通にプレーできるようになれば、逆に期待をできるのかもしれん。

この科学が発達した現代ですら、欧州でもアジアでもアフリカでも「念」「呪い」みたいなモノは多くの人たちに信じられている。
確か、アフリカの代表なんてワールドカップに呪術師をチームスタッフに入れてるよね。
そんなの意味ねーだろ、と笑う人も多いだろうが、一方日本でも江原啓之とか信じてる人も多いワケで、意外と「江原さんをチームスタッフに」という人もいるかと(笑)。

だけどさ、たとえば欧州の霊能力がアジアに効くのか、アジアの霊能力が欧州に効くのか、と考えたらビミョーだと思わない?
たとえば、欧州には「エクソシスト」っているでしょ。
あれのお祓いは「悪魔」を祓うワケで、それこそ悪魔にはルシファーとか色々あるんだろうけど、日本人にはルシファーとか言われてもピンとこない。
日本で何かの霊に取り憑かれた人がいたとして、それを祓うのに欧州から高名なエクソシストを呼んでもあまり意味はない気がする。
同様にして、国際大会に特定の国の霊能力者を呼んだところで、ほとんど期待なんてできないだろう。

そういうスピリチュアルなモノって、ほとんどが地縛なんじゃないかと。
怨念は、その地に宿る。
サッカーファンの我々からすると、アウェーのスタジアムって凄く嫌でしょ?
あれはアウェーの地縛として、その地には蓄積された念があるワケよ。
それにやられてしまう。
と考えた時、ある意味で日本でも屈指というべき念の集積スポットだった旧国立競技場を解体、リセットしてしまったことは、五輪ホーム開催となるウチとして、実はモッタイナイ話だったかもしれないね。
いや、その逆かな?
新国立競技場は完成してまだ間がなく、念の集積も大してないだろう。
何か味方となる念がなければ、かと言って敵となる念もない、ただ新築の空虚な器である。

あとひとつ言うと、リニューアルされた新ユニフォームのこと。
これも毎回毎回モデルチェンジしちゃうと、国立競技場じゃないけど念の集積がリセットされちゃうと思うわ。
ゲンをかつぐ意味でも、ワールドカップや五輪で結果を出した時のユニは、しばらくモデルチェンジをしない方がイイんじゃないかとさえ思う。
ちなみに、今の迷彩ユニになってからというもの、なんかイマイチな流れだと思わない?
2020/1/19(日)12:30

☆関西人
高評価
U23選手権で評価を上げた選手は誰だろうか。

おそらく、相馬が筆頭に挙げられるだろう。
彼は遠藤渓や菅を試合に一度も出させないほど、森保さんの信頼を得ていた。
気遣いの人である森保さんが、せっかく召集した遠藤や菅を出さないって今までならあり得ない話でしょ?
多分、森保さんも勝ちたかったのよ。
勝つ為には、相馬は欠かせない駒だったんだろう。

あと、齊藤未月だね。
今まで、ダイナモ的役割なら渡辺皓太が主に召集されてきたんだけど、序列で齊藤は渡辺を抜いたと思う。
寄せのセンスが抜群にイイわ。
相馬とともに高さがないのが玉にキズだが、そこは目を瞑ってもイイと思うほどに効いていた。
ふたりとも小さいけど、当たり負けはしてないし、何より肝っ玉がデカい。

あと、これは賛否分かれるだろうが、私は橋岡が良かったと思う。
彼だけ、3試合フル出場だった。
体力あるよな。
橋岡といえば、レッズの至宝とされる逸材。
ただ、彼を絶賛する人たちの話を聞いてると、あまり技術面を誉めてないのよ(笑)。
どっちかというと、「彼は今後必ず伸びる」というポテンシャルの話ばかり。
不思議な選手である。
だけど今大会を見てると、何となくそれも分かるような気がした。
確かに技術が取り立てて高いワケじゃないんだけど、時々「おぉっ!」というプレーをするし、あと気合いが入っている。
森保さんの好きなタイプだろう。

田中碧は、レッドカードによる出場停止が五輪本選にかかるのか、あるいは3月の強化マッチにかかるのか、今のところ分からないらしい。
もし前者なら、不本意だが碧を選考から外さねばなるまい。
多分、本選にはかからないと思うけどね。
仮にそうなるなら、協会は徹底的にAFCと戦わなければ。
あんなミスジャッジで、本番の大事な初戦に選手ひとり失うなんて、あり得ない。

CBについては、みんな能力高いのは確認できたけど、5失点した以上は及第点をあげるのは難しい。
ただしカタール戦、ラインを下げて耐える守備はなかなか良かった。
つまり、純粋な強度はあるということだ。
だから問題は強度ではなく、ラインコントロールの方だと思う。
その点で、ベテランをオーバーエイジ召集する考え方はありかもしれん。
DFリーダーとして、吉田か昌子あたり。
大穴で、リベロ長谷部もありか。
長谷部を真ん中にして、右に冨安、左に板倉という3バックを想像すると胸アツである。

前線は、当確が出なかった感じかなぁ。
唯一の欧州組・食野は、印象が「右利きの堂安」だった。
悪くはなかったけど、堂安を超えるところまでは至らず。
小川vs上田は、1得点した分だけ小川がリードかな?
でも、FWはオーバーエイジ使いそう。
あとは、ちゃんとしたチャンスメイカーが欲しいよね。
ロンドン五輪でいう清武みたいな感じで。
三好、久保くん、そのあたりを3月に召集すべきかもしれない。

だけどさ、3月にU23代表は南アフリカ戦(3/27)とコートジボワール戦(3/30)があるんだけど、一方でA代表がワールドカップ予選のミャンマー戦(3/26)とモンゴル戦(3/31)があるのよ。
またしてもA代表が森保さんで、U23代表が横内さんか?
いや、逆もあり得る。
なんせ、3月末は欧州組を呼べる国際Aマッチデーだ。
オーバーエイジで、南アフリカ戦とコートジボワール戦の方に入る選手もいるかもしれない。
いっそ、ミャンマー戦とモンゴル戦もU23中心でイイと思うのよ。
つまりU23を2チーム準備して、南アフリカ戦とコートジボワール戦は、オーバーエイジ込みで森保監督。
ミャンマー戦とモンゴル戦も、オーバーエイジ込み、横内監督代行。
このチャンスを逃すと、6月まで国際Aマッチデーはないからね。
3月の4試合を大切にしよう。
2020/1/17(金)9:07

☆関西人
U23カタール戦
VAR、日本は相性が悪い。

・サウジ戦⇒VARでPK
・シリア戦⇒VARでPK
・カタール戦⇒VARでレッド

本来VARは誤審を防ぐ為のシステムであり、悪いモノではないはずだ。
だけど今回初めて分かったのは、VARは必ずしもフェアじゃないということ。
倒れたら得をする。
その倒れる前に接触が少しでもあれば、それが映像で確認されて、倒した側には厳格な処分が下る。
厄介なシロモノだわ…。

今回の主審は、ムハンマドタキという人物。
この名前、今後も覚えておくべきかと。
今回のカタール戦は、このタキ氏に壊された試合といえる。
逆に、良かったよ。
あんなの食らったのが、こういう消化試合の中で。
ただ、この試合はAFC内でも問題になるんじゃないか?
というか、今大会は日本の5失点のうち、なんと3点がPKである。
こんなにPK食らう国、他にないと思う。
ひょっとしたらタキ氏は買収されてたのかもしれんが、もしそうだとして、結局カタールはグループリーグ敗退してるじゃん?
偏りジャッジの甲斐なし。
やっぱ、あれだね。
主審ひとり買収したところで、勝てるワケじゃないのか。

買収があったかどうかはともかく、その逆風の中、日本は気合いを見せたと思う。
グループリーグ3試合の中で、最も闘志を見せたんじゃないだろうか。
碧レッドで10名になった後のフォーメーション修正は、4バックにして齊藤投入。
あれだけ引いた日本は久々に見たよ。
食野に替えて田川というのは、「あれ?遠藤渓じゃないの?」と思ったけど。
遠藤はカウンターでドリブル独走というイメージもあるので、是非見たかったんだけどなぁ。

しかしカタールは、思ったほど強くはなかった。
A代表は強いが、五輪代表はそれほどでもない。
ひとり少ない相手に1点しか取れないとは大したことない。
その相手に勝てない日本も大したことないけど、それを森保さんのせいにするのは、今回ばかりはさすがに酷かと。
でも、本番でもVARで、またこういうシチュエーションに追い込まれないとも限らんしなぁ。
守備を固めて少人数カウンターという形、もっと磨いておく必要はある。

とにかく今大会のメンバーは、自信どころか「このままじゃダメだ」と危機感を持ったと思う。
こういうパターン、意外と本番で結果を出すこともある。
岡田さんの時がそうだったし、ハリル→西野さんの時もそうだった。
世間に見放されたところから一転して復活するパターンは、もはや日本のお家芸かと。

ならば我々にできることは、彼らを冷たく見放すことかもしれない。
変にVAR云々で同情するのでなく、結果を出せなかったことで彼らを普通に罵倒することかもしれない。
2020/1/16(木)9:07

☆関西人
タイの闇
カタール戦は、日本の再起を示す為に勝たなくてはならない。
ただ、勝った場合、カタールはグループリーグ敗退が決定する。
これも凄くない?
仮にもカタールはアジアカップ王者であり、今大会でも優勝候補筆頭に挙げられてた国だ。
そのカタールがグループリーグで散り、日本もまた同じく。
この大会、かなり荒れてると見てイイ。

なぜ、荒れたのか?
ひとつは、タイの気候もあるだろう。
だけど、裏で変な取引とかないだろうか。
いわゆる八百長ってやつだ。
以前、欧州警察機構はワールドカップやCLに絡む八百長を捜査する中で、「アジアに犯罪組織の拠点がある」と発表していた。
特にアジアで開催される大会は、怪しいんだよな。

いや、日本の負けは八百長ではない。
それは断言してイイと思う。
古賀のバックパスが意図したものだったって、誰もそんなこと考えてないでしょ。
だけど五輪出場切符がかかった今大会、裏で大きなブラックマネーが動いていてもおかしくないことだけは、我々も理解しておくべきだろう。

そうそう、昔の話だが、日本も五輪で八百長勝利をしたことあったんだよな。
アテネ五輪の第三試合、ガーナ戦。
既に2敗してた日本には消化試合だったんだが、この最終戦には勝つことができた。
しかし後日判明したこととして、この試合はガーナが八百長でわざと負けてたんだ。

誤解のないように。
日本は、その八百長を知らなかったんだから。
ガーナが勝手にやったことだ。
でも、たとえ日本には消化試合だろうが、第三試合は気をつけなければ。
一番、思惑が交錯する試合なんだから。

タイは「微笑みの国」と呼ばれているが、ひとつ裏に入れば人身売買や臓器売買など、恐ろしいことが起きている国である。
裏で何が起きていようとも、何ら不思議はない。

そんな中、西野さんはタイ代表を率いて見事グループリーグ突破、大会ベスト8入りを果たした。
素晴らしい快挙だ。
絶対に、これを八百長だと思いたくない。
2020/1/15(水)12:42

☆関西人
球の奪い方
いつの時代も、代表では選手主導のミーティングが実施されるもんである。
それは、良いことだと思う。
代表は、先生と生徒の授業じゃないので、ちゃんと選手同士で戦術を話し合うことは、とても大事だ。

ただ、世の中には無駄な会議ってやつもある。
みんなが、あーでもないこーでもないと言ってるだけで、全然結論が出ないやつ。
やはり建設的な意見を出せる人がいないと、会議は意味がなくなるのよ。
ジャマイカ戦前のミーティングでは、バルサ安部がいたことで有意義な話し合いの場になったと聞く。
私、安部の18名入りは無理だと思ってたけど、こういう話を聞くと彼は五輪代表に必要な人材だと思えてきたわ。

大事なのは守備、特に球の奪い方で、安部の主張した前から奪いにいく形、今後もやらせてみたらイイと思う。
U23選手権ではずっと遅攻の形ばかりで、完全に敵がブロックを固めてる上から叩くばかりだ。
ここをもっと改善すべきで、安部の言うバルサ式導入でイイんじゃないだろうか。
同じバルサ下部組織にいた久保くんも、そのやり方は分かってるはずだし。

・・・・前田
・・安部・・久保

スピードスター前田大然は、ハイプレスの申し子だと思う。

中盤から後ろは、

相馬・中山-齊藤・橋岡
・板倉・冨安・渡辺
・・・・大迫

といったところだろうか。
選手権を見る限り、相馬や齊藤は走力あるし、ハイプレスに適してると思う。

堂安は?田中碧は?杉岡は?と思うかもしれんが、全員は使えないんだから許して。

仮に安部、久保くんといったスペイン組を前で使う場合、やはり中盤底には同じくスペイン組の柴崎をオーバーエイジで置いてみたい衝動にかられる。
柴崎も、今年でスペインは4年目かな。
最近はデポルティーボであまり出場機会に恵まれてない彼だが、代表に召集されれば「さすが」と感じるプレーを確かに見せてくれている。
だから、これは彼がスペインで通用してないってより、単にデポルティーボが柴崎をうまく使えてないだけの話じゃない?

スペインは、世界でもトップクラスに戦術的なリーグだと思う。
現在もスペインでプレーしている乾が昨年、アジアカップに出た時のことを思い出してほしい。
彼はスタメンではなかったが、サブメンバーとしてかなりの貢献をしていた。
というのも、ベンチから戦術分析官のような役割を果たしてたんだよ。
試合の流れを読み、選手たちに指示を出してる姿に、メディアは彼を「影の監督」と表現していた。
アジアカップ準優勝の功労者である。
そう、乾は戦術的な選手なんだよ。
もともとは、そういうタイプの選手じゃなかったと思う。
スペインが彼をそういう選手にしたのかもしれない。
今の安部とカブるね。
実は大穴で、乾はオーバーエイジ候補なのかもしれない。

と思ってたら、ここにきて乾に不倫疑惑報道が出てきた。
相手はタピオカ恫喝でお馴染み、木下優樹菜だそうだ。
スペイン⇔日本の遠距離不倫?
さすがは、スペインリーグで鍛えられただけのことはある。
球の奪い方、彼は分かっているようだ。
2020/1/15(水)11:05

☆関西人
オーガニック
技術委員長が森保さんの続投を表明した以上はもうイイんだけど、解任論の中で私の頭に浮かんだのは、まず最初に長谷川健太だったのね。
健太は今季もFC東京に決まってるから実質無理なんだけど、森保さんの心もとない采配見てて、采配うまい監督が誰かいないかな〜と考えたら、やはり健太だった。

健太は、勝負師なのよ。
これは、彼の現役時代のポジションがFWというのは関係あるかも。
森保さんは、守備的MFだったでしょ?
いかにリスクを消すかという人だったので、基本、彼はリスク管理の人なのよ。
サンフレッチェでは前任監督が過剰にリスクチャレンジの人だったがゆえ、その後任としてはリスク管理型の彼がハマったんだね。

とはいえ、健太も監督としては守備の人である。
いや、いまどきは守備こそが攻撃であり、守備と攻撃が一体化してる時代ゆえ、あまり分けて考えることもできんか。
ただ健太の場合は、森保さん的なテキスト型ロジックとはまた別の、オーガニックな「勝負勘」みたいなモノを感じさせるんです。
勘が当たる人は、勝負強い人ですよ。
勝負師って、時に自分の「型」を捨てるのも辞さないでしょ?
私は、森保さんにCB下げて代わりにFW入れるような采配も期待してたんだが、そういうのがないのは寂しい。

鹿島アントラーズがなぜ勝負強いのかというと、それは「無型」だから、というのが鈴木満ダイレクターの話である。
自分の型にこだわらず、相手に合わせる。
相手のストロングポイントを消す。
そういうリアクション系のサッカーをアントラーズは今後変えていこうとしてるらしいが、無理して変えなくてもイイんじゃないかな。
とにかく彼らのスタンダードな442には、そういう意味があったんだね。
442は、様々な変化をできる「ニュートラル」という意味なんだろう。
実にブラジル的であり、実にオーガニックである。
かつてジーコが代表でやろうとしたこともそれであり、彼はシステムを機械的に固定せず、あくまでチームが有機的であることを望んだんだ。

森保さんもジーコ的だな、と思うのは、試合を見てるとアタッキングサードでは選手たちの創造力にかなり任せている感じ。
あまりにも任せているがゆえ、ボールタッチが多い選手と少ない選手がハッキリ分かれている。
そこは、もっと整理すべきかもしれない。
森保さんが現役時代は守備的MFだったのに対し、横内コーチは攻撃的MFだったんだそうだ。
ということは、攻撃は横内さん担当なのか?
私は、また別の新しいFWコーチを入れた方がイイと思うよ。
2020/1/14(火)14:18

☆関西人
再出発
カタール戦に向けて、主将小島を中心にして選手ミーティングが行われた、と報道されている。
当然だろう。

なぜ控えGKの小島が主将?と思われるかもしれんが、それは彼が97年の早生まれだからだと思う。
ゲームキャプテンが渡辺なのも同じく。
もともと小川など97年生まれはチームに多いが、小島らは早生まれ(1〜3月生まれ)なので小川たちより学年はひとつ上。
若手にとっては学年がひとつ上というだけでパイセンであり、年功序列で主将が小島という形が最もしっくりくるんだろう。

この世代では、中山雄太が絶対的リーダーであることが数多くの証言で裏付けられているが、この中山もまた97年の早生まれ。
今回中山が召集されなかったことは大きな痛手とされており、それはプレーヤーとして以上に、リーダーとして集団をまとめる方の意味である。

そういや、齊藤未月はU20で主将だったね。
彼もリーダーシップある選手だ。
あと、小川もリーダーシップあるし、あと橋岡も槙野二世的に元気なキャラクターである。
「このチームは声が出ていない」と指摘されてるけど、個々に見れば声を出す選手はたくさんいる。
まだ召集回数が少ないから「借りてきた猫」みたいになってる選手もいたと思うが、もうこんな状況、おとなしくしてる場合じゃないだろう。
全員で最悪の屈辱を味わったことは、前向きに捉えれば、集団にひとつの絆を作ったかもしれない。
一種の吊り橋効果である。

特に、古賀と町田には絆ができたかもしれない。
サウジ戦で古賀がバックパスミスで戦犯となり、シリア戦では町田がPKを与えて戦犯となった。
ともに同じ、左センターバックというポジション。
呪われたポジションである。
たて続けに同ポジションの選手が戦犯になるのも珍しい現象だわ。

シリア戦では右センターバックの渡辺が傷んでしまったが、よく考えたら右センターバックは層が薄い。

・右センターバック⇒渡辺
・中央センターバック⇒岡崎、立田
・左センターバック⇒古賀、町田

シリア戦終盤は渡辺が抜けて、立田が真ん中、岡崎が右になった。
カタール戦も、そうなるかもしれない。
左は、古賀が復帰?
それも悪くはないんだけど、実は田中駿も左センターバックできるんだよね。

・・・・小川
・・食野・・旗手
遠藤(菅)・・・・橋岡
・・田中碧・齊藤
・田中駿-立田-岡崎
・・・・大迫

遠藤渓も菅も今まで出番がなかったので、さすがにカタール戦にはどちらかを出すだろう。
ボランチの齊藤は連戦キツいかもしれんが、できれば碧とのコンビを見てみたくてね。
食野は、せっかくハーツに3試合までの起用了承を取り付けてるので、モトをとる為に使いましょう。

あぁ、勝ってもグループリーグ突破は関係ないのに、こんなスタメン考えても虚しいわ。
ただし、カタールはまだ突破がかかってるはずなので、本気でくるはず。
本気のカタールとやるのはまたとない機会であり、ここは勝っておきたい。
勝てば、チームは少し立て直せたと見てイイ。

でも、負けた時には…。
2020/1/14(火)12:16

☆関西人
対6バック
しかし、シリアは凄いね。
5バックならぬ、6バックだったんだから。
普通、6枚DFはないよな。

◯・◯・◯▲◯・◯・◯
▲・・▲・・・▲・・▲
・・・◯・・・◯
・・・▲・・・▲
・・▲◯・▲・◯▲

◯⇒シリア
▲⇒日本

完全に隙間なし。
シンプルだけど、こうして日本が負けたことを考えると6バックは日本攻略の秘策として今後アジアに認知されるかもしれない。
日本はシリア戦で22本のシュートを打ったけど、枠内シュートは僅かに5本だからね。
かなり、ブロックされていた。
次戦、カタールにこれをやられると嫌だなぁ。

でもさ、↑の図を見てると、日本がカウンターで失点したのも何となく分かるでしょ?
自陣がスカスカ。
たまたま日本は齊藤未月が先発で助かってたけど、並のボランチなら、もっと失点してたかもしれない。

じゃ、この6バック、どうやって破るべきなのか。
真ん中をコジ開けるのは、もちろん難しいだろう。
なぜか、相馬はドリブルでコジ開けちゃったけど。
でもああいうのは、何度も成功するプレーじゃない。
普通に挟まれるからね。
よって、挟まれない箇所といえばワイドレーンの一番外角、そこを狙うのが常套手段である。

6バックなら、DFはサイドのタテを切ってくるだろう。
タテを切ることでドリブルを中に誘導し、中で挟んで潰そうとする魂胆だ。
もちろん、それに乗っては向こうの思うツボなので、日本としてはサイドをタテに抜けたいんですよ。
でも、タテを切ってるDFに対してタテに抜けるのは難しいので、じゃどうすればイイのか、という話。

割と簡単である。
ワイドレーンで数的優位を作ればイイんだ。
ウィングバックの1枚刃ではなく、ウィング+サイドバックの2枚刃にする。
つまり、4231さ。

◯・◯・◯▲◯・◯・◯
▲・・・・▲・・・・▲
・・・◯・・・◯
▲・・▲・・・▲・・▲
・・・◯・・・◯
・・・▲・・・▲

ウィングが球を持ったら、サイドバックがオーバーラップして外角を追い越していく形さ。
日本にとっては、慣れた攻撃パターンである。
レーンで2対1の数的優位ゆえ、割と簡単にサイドをタテに抜けられる。
そこで、センタリング?
いやいや、それじゃ普通に跳ね返されるだろ。
一回サイドをエグったら、もうひとつ粘ってヨコのドリブルからエリア侵入である。


→▶→
↑◯↖◯↖◯▲◯・◯・◯
↑▲・・・・▲・・・・▲
↑・・・◯・・・◯
↑・・・▲・・・▲
↑・・・◯・・・◯・・▲
↑・・・▲・・・▲

すると敵CBは必ずアタックにいくので、6枚DFラインのインサイドに必ず隙間ができる。
それを逃さず、FWは裏を狙う。

→▶◯←・◯▲
↑◯・↖◯⤴⤴↖◯↖◯
↑▲・・・・▲↑・・・▲↑
↑・・・◯・・・◯
↑・・・▲・・・▲
↑・・・◯・・・◯・・▲
↑・・・▲・・・▲

ポイントは、ヨコ進行のドリブル。
これによって、最終ラインをブレイクさせる。

というワケで、日本はあの試合、361からオーソドックスな4231へトランスフォームすべきだったと思うんだ。
それは交代カードを使うことで可能だったはず。
4231、仕込んでなかったのかな?

以前から日本はアジアで研究されまくって丸裸にされてるけど、逆にこっちが向こうをどれだけ研究してたのか、そこが気になるところである。
このての情報分析、日本代表では和田一郎さんが分析アナリストとしてやってくれてたんだけど、どうやら和田さんは今月末をもって退任し、グランパスに行くことになったらしい。
よりによって五輪本番の年に退任とは、おかしな話である。
森保さんはあくまで「自分の型」で勝負する人だけど、時にその型を敵に合わせて変化させることも必要じゃないだろうか。
4バックには2TOPが有効とか、3バックには1TOPが有効とか、相手によってベスト布陣は違うはずじゃん?
森保さんの采配力に疑問符がついてしまった今だからこそ、分析アナリストの存在は必須だと思うよ。
和田さんの後任って、ちゃんといるんだろうか。
2020/1/14(火)10:30

☆関西人
続投
結局、関塚委員長は「森保続投」を明言したらしい。
そうか。
関塚さんがそう決めたのなら、しようがないね。
ならば、例の「岡ちゃんゴメンね」の時みたく、森保ジャパンをディスった我々を見返してほしい。
東京五輪終了後、我々に「ゴメンね」と言わせてほしい。

今回は、WEBにあったふたつのシリア戦総括記事を紹介しておきたい。
まず、Football ZONE webの「森保J、屈辱的なGL敗退はなぜ起こったのか?」という記事について。
この記事では、食野の次のような発言を紹介している。

「今回は(中山)雄太くんもいなくて、リーダーシップはなかったとは言わないけど、強く発信するところを自分を含めもう少しできたら、もっといい方向にいけたかもしれない」

そして、Number Webの「東京五輪世代の問題点を整理する」という記事では、齊藤未月のこんな発言が紹介されている。

「このチームはコミュニケーションが少ないと思う。ゲームにならないとスイッチが入らないタイプの選手が多い」

さらに岡崎慎からは、こんな発言も。

「代表の活動のたびに『初めまして』の状況なので、土台がなくなってスタートしている感があるというか」

昨年末のジャマイカ戦では中山主催で選手ミーティングが幾度となく行われて、そこでバルサ式プレスをレクチャーした安部は
「すごく一体感が生まれて、心が満たされた。またこのメンバーで集まりたい」
とまで言っていたという。
つまり惨敗のコロンビア戦から修正し、ちゃんと良い流れはできてたワケだ。
それが、今回のU23選手権ではまたメンバーが大きく変わり、せっかく積み上げたモノがリセットされちゃったんだね。

今回の代表のチームキャプテンは、控えGKの小島だったらしい。
ゲームキャプテンは、渡辺剛。
どちらも、ジャマイカ戦には召集されていない。
どっちの記事も主張は同一で、今回のチームはコミュニケーション、意思疎通に問題があった、と。
試合前、ピッチサイドで撮影していたカメラマンは「コーチの声しか聞こえない。こんなに声が出てないことも珍しい」と嘆いていたらしい。

なるほど。
そういうことか。
ならば、これは毎回メンバーをコロコロと変える森保さんに問題があるのかといえば、そうじゃない。
毎回、事情があってメンバーを固定できないんだ。
それは国際Aマッチデーの規制だったり、国内リーグやカップ戦やACLとの兼ね合いだったり、とにかく呼びたい選手を思うようには全く呼べてないんだよな?
若手に欧州組がやたら増えたことにより、以前に比べてメンバー固定をしにくくなってるのも間違いない。
条件を制限され、それでも結果を出せと言われるブラック企業のような体質。
これがハリルなら、自分がいかに虐げられた立場であるかを声高に演説してるだろう。
でも森保さんはおとなしい人だから、何ひとつ文句言わず、粛々と仕事をしている。
これ、森保さんは性格的に損してるかもしれないね。

関塚さんは、おそらくこのへんの流れを全部理解してるんだと思う。
森保さんは選手権に中山を召集するつもりで、クラブにレターは出していたという。
でも協会は交渉に失敗し、結局中山は呼べなかった。
関塚さん、少し森保さんに負い目があるだろうね。
希望通りの召集をできなくてゴメン、と。

いや、限られた条件の中でも結果を出すのがプロだろ、と皆さんは言いたいだろうが、まずは協会が、森保さんの求めるベストメンバーを揃えてあげるのが先決だよ。
リーダー不在のチームは、どう考えても脆いから。
ロクに武器も与えないで戦場に放り込み、負けたら役立たずだとしてクビにするのは判断として間違っている。
というのが、関塚さんの結論だと私は解釈する。
2020/1/13(月)22:48

☆関西人
再建プラン
なんのかんの言いながら、森保さんはJリーグを3度優勝してる人である。
無能であるワケがない。
しかし一方で、森保さんのサンフレッチェはACLで結果を出せなかった。
通算3勝5敗6分とのこと。
つまり、こういうことじゃないだろうか。
相手の手の内を知り尽くした国内リーグでは強さを発揮するが、戦う中で相手を分析し、その場で試合の流れを読み、即興で手を打っていくという国際試合は苦手。

森保さんには森保さんなりの「型」があり、その型を変える可変システムですら、ひとつの定形型である。
その型を選手が理解しないとチームは機能しないし、型を選手が使いこなせるところまでいかないと結果を出せない。
監督の采配で勝とうとすること自体、森保サッカーでは無理があるのかもしれない。
森保さんのできることは、型のメカニズムをチームに浸透させるところまで。
そこから先は、型を使いこなす選手たちの領域である。

もともとサンフレッチェって、森崎和幸が中盤のキーマンだったでしょ。
あと、佐藤寿人が前線のキーマン。
要は、頭の良い選手がいたんですよ。
おそらく、サンフレッチェでは彼らが森保さんの苦手領域を補完してたんだ。
じゃ、今の森保ジャパンにそんな選手がいるかというと、ぶっちゃけいないんではないか、と。
そこが問題である。
A代表では大迫⇔柴崎という形で軸を作れてるんだけど、五輪代表の場合はそれがまだ見えていない。
なんせ18名という超狭い枠ゆえ、A代表より遥かに人選で迷うのは分かるけどね。

今回のシリア戦では、可変もできてなかったんじゃないか?
普通の361という以上の印象はなかった。
ただ、スタッツを見てひとつ驚いたんだけど、敵陣アタッキングサードでのパス本数をみると町田浩樹がチーム1位なのよ。
町田の動きを注視していなかったからよく分からなかったんだけど、彼ってセンターバックだよね?
どういう流れで、そんなスタッツになるんだろう。
これも一種の可変か?

いや、これをもって「そんなことしてるからカウンター食らって失点するんだ!」と怒りたいワケじゃないんだ。
シリアは6バックという特殊なフォーメーションで守っていたので、ポゼッション時に日本の3バックは割と余ることになる。
よって、希少な左利きの町田は敢えてフォアに出たのかもしれない。
それはそれでイイとして、じゃ渡辺が傷んだ時、なぜ森保さんはわざわざ立田を入れて3バックを維持したんだ?
3バックの一角が、敵陣でプレーしてるのに?
そこが分からない。
あくまで結果論にせよ、もし立田でなくMFを入れていれば、最後のカウンターの起点を潰すこともできたのでは、とか考えてしまうよ。

あとスタッツで驚いたのは、食野のドリブル回数が2回しか記録されてないことさ。
彼は危険人物として、シリアにマークされてたのかも。
でも、それはそれでイイのよ。
仮にマークされて無力化されても、彼が敵を引き付ける分、他の選手や他のスペースが空くんだから。
A代表でも中島がマークされる分、逆に南野が活きるシーンがあるワケで。
でもシリア戦、そんな感じにならなかったよね。

シリア戦のメンバー、こういう駆け引きの中で頭脳の役割を果たす選手は誰だったんだろう?
全て森保さんの責任、とするのは簡単だが、私は選手たちにも大いに責任があると思う。
ピッチ上に、頭脳の存在を感じなかった。
あくまで頭脳はベンチで、選手たちは手足、筋肉に過ぎないのか?
違うだろ。
成熟してない若手に、まだ頭脳を求めるのは酷か?
いや、もう立派に22歳とか21歳じゃん。
できるって。

これは精神論ではない。
精神というより、頭脳、知性の話さ。
天才が必要という話ではない。
話し合いが必要、勉強が必要、という話だ。
もし最悪、森保さんが続投になるならそれはそれで構わないから、ただし条件として、ひとりコーチを追加してほしい。
それは、森崎和幸だよ。
できればあともうひとり、まだ現役ではあるが、佐藤寿人。
上田はかなりイイ線いってるんだから、あとワンステップ、寿人に鍛えてもらいたい。
2020/1/13(月)17:58

☆関西人
関塚さんの苦悩
田嶋さんはU23選手権のグループリーグ敗退に触れ、森保さんの処遇を「技術委員会に話し合ってもらう」と濁したらしいね。
ここで続投宣言をしないという意味は、解任という選択肢が頭にあるということだろう。
処遇は関塚委員長に託す、ということだ。

さて、ムチャブリをされてしまった関塚さん。
彼にはロンドン五輪代表を指揮したキャリアがあり、森保さんの苦しさを十分に理解してると思う。
と同時に、責任も感じてると思う。
おそらく森保さんが望んでいたであろう、ベストチームを組めなかったからね。
いや、それでもグループリーグ2連敗は酷い。
同じ指導者として、その采配に「?」と感じるところはあったんじゃないか?

今回の戦犯のひとりになった町田は、召集されて「森保さんとは初めて」とコメントしていた。
いや、町田は今まで何度も代表召集されてるんだが、いつも横内コーチが監督代行だったという意味らしい。
つまりこれは、森保さんが五輪代表メンバーをあまりよく知らなかった、ということの象徴じゃないか?
把握してるのは、あくまで横内さん。
でも、横内さんは森保さんと一心同体だから別に問題ないでしょ、というのがこれまで技術委員会のスタンスだったんだろうが、実は結構問題あることが今回露呈したワケよ。
あぁ、兼任させたの失敗だったな、と関塚さんは反省してるに違いない。

よく考えりゃ、トルシエの時は兼任でも「監督代行」にチームに託すことなんてまずなかったでしょ。
でも今回は、代行を連発している。
これは、決して森保さんの怠慢ではない。
代行を立てねばならないスケジュールを組んでるのは、他でもなく協会、技術委員会なんだから。
コパ⇔トゥーロン、キリンチャレンジ⇔アメリカ遠征、ワールドカップ予選⇔ブラジル遠征。
常に日程がカブりまくりだったんだ。
言ってみりゃ、クラブのトップチームの監督がサテライトの試合まで指揮できてないのと同じで、それを今回ぶっつけで高円宮杯だけ監督やったようなもんである。

「ちゃんとユース監督をベンチ入りさせとくから」とエクスキューズは一応あるんだけど、でも横内さんも助言こそするにせよ、最終ジャッジできないでしょ。
係長が、課長を押し退けて課全体を動かせる?
まず組織論として、無理ですよ。

本格的に森保さんが五輪代表を指揮し始めたのは、昨年11月のコロンビア戦からだろうか。
ジャマイカ戦の大勝で曖昧になってしまったけど、よく考えたら森保さんは五輪代表で、ほとんど結果らしい結果を出せていない。
結果を出してきたのは、あくまで横内さんの方である。

さて関塚さん、どうする?
世論と戦いたくないなら、監督交代が一番楽である。
でも、関塚さんの人脈でいくと、どうせ早稲田閥でしょ?

【日本サッカー界早稲田閥】
・川淵三郎
・釜本邦茂
・西野朗
・岡田武史
・加藤久
・原博実
・関塚隆
・城福浩
・゙貴裁
・相馬直樹
・斎藤俊秀

重鎮揃いである。
闘志を注入していただく為、パワハラでお馴染み、゙さんに新監督お願いする(笑)?

いやいや、見た感じ、新監督オファーはほとんど無理そうだね。
話し合いの末、スタッフの補強などのテコ入れで決着しそう。
とりあえず、3月の強化マッチは既に準備されてるとして、以降は大会直前まで五輪代表はスケジュールが何もないことになってるのを何とかすべきでは?
もし森保さん続投でいこうというのなら、森保さんに必要なのは試合数である。
今まで、横内さんに任せてたんだから。
これからひとつでも多く試合をこなし、まず選手たちの能力、トリセツを把握させねば。
2020年上半期、A代表はワールドカップ予選の日程がいくつか入ってるんだが、とりあえずそれを全部五輪代表にしちゃえよ。
やれることは、それしかないだろう。

ただ、関塚さんが森保さん続投を発表すれば、世間の協会に対するバッシングはエゲツないことになるさ。
実は続投こそが、一番関塚さんにとってキツい選択である。
関塚さんは以前、不整脈とやらでフロンターレの監督を退いている。
それは、過度のストレスが原因だったらしい。
もし今回続投宣言してしまえば、世間は間違いなく関塚さんを敵視するし、マジで倒れるかもしれんぞ?
関塚さんの屍を踏み台にして、森保さんが見事に立ち直るか?
マジで、これは正念場である。
2020/1/13(月)12:38

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