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過去ログ612 2020/1/8 12:41

☆関西人
進化
久保くん、このままマジョルカでプレーを続けるんだろうか。
レアルに帰ることはないんだろうか。

久保くんが才能ある選手であることは間違いない。
日本サッカー史の中でも、間違いなくトップクラスだろう。
歴代の中で天才の最高峰とされた小野伸二と比較しても、久保くんが上回っている点はある。
それは、個人戦術だよ。
久保くんは、動きがイイ、判断力がイイ、とよく言われている。
頭がイイというか、賢いんだよね。

これは、彼がバルサユースで育ったことが関係してると思う。
バルサユースでは個人戦術を叩き込むことが「岡田メソッド」の中でも触れられている。
守→破→離の「守」の型を久保くんは何年もかけて叩き込まれてるんだ。

それは、別に難しいことじゃないと思う。
たとえば、プレスをかける時にパスコースを切りながら寄せていく、など基本的なことである。
だけど、それを型として体に染み込ませるのは容易じゃない。
以前、乾はスペインリーグに移籍してまず勉強になったのが守備のやり方で、パスコースを切るポジショニングをスペインで初めて覚えたという。
「初めて」というのがちょっと気になるが、以降乾は守備のできる選手になった。

現在バルサBでプレーしてる安部も、「あっちでは守備の練習ばかりしている」と言ってたね。
実際、そうなんだろう。
安部はまだ日が浅いが、久保くんは中学生の時からずっとそれをやってきたんだ。
そのキャリアは、「岡田メソッド」で最高のサンプルかもしれない。

天才というとボール扱いばかりに注目されるが、一方で動きも大事。
小野伸二もボール扱いにおいては最高峰だったかもしれんが、こと動きにおいては最高峰じゃなかったと思う。
とはいえ、天才は天才なんだけどね。

子供の頃から天才的なボールタッチ+秀逸な動き、という選手はさほど多くない。
やはりプロになってから、少しずつ動きを覚えて大成していくんだ。
その点、もう既に老獪なプレーをしてる久保くんは別格である。
いや、彼だけじゃない。
東京五輪世代って、個人戦術をもってる選手が多くないか?
その証拠に、複数ポジションを易々とこなす選手が結構多い。

私は、20年前の黄金世代と今の東京五輪世代が試合したら、意外と後者が勝つんじゃないかと思うんだ。
個々の才能スケールでは黄金世代に分があるかもしれんが、このU23時点での個人戦術においては、やはり東京五輪世代の方に分があると思うから。
一応、日本サッカーは20年前より進化してると思うよ。
2020/1/8(水)12:41

☆関西人
大迫OK?
五輪オーバーエイジ、ブレーメンのディレクターが大迫の五輪派遣を容認するような発言したって?
もしそれがホントなら、五輪メダル獲得に向けて大きな前進である。

よく考えたら、ブンデスリーガは5月閉幕、8月中旬開幕である。
つまり6〜7月はオフ期間だから、クラブとすれば7月〜8月上旬に開催されている五輪に選手を派遣することは必ずしもダメなことじゃない。
ブンデスに限らず、他のリーグもそうだろう。
じゃ、なぜリオ五輪の時に久保裕也はクラブに派遣拒否されたのか?
あれは、たまたまその時所属していたクラブ、ヤングボーイズが欧州CLの予選を控えていたからさ。
特殊なケースだったかもしれない。

とはいえ、つい最近までブレーメンは大迫の派遣を拒否していた。
それは、なぜ?
理由は簡単、オフ期間に選手を五輪で酷使されれば、シーズンに悪影響が出るからでしょ。
五輪で怪我するかもしれないし、実際以前に代表で怪我をして、大迫が長いことクラブを離脱したことがあった。
あれは申し訳なかったなぁ…。

もちろん代表とすれば、無傷で選手をクラブにお返しすることは心掛けているだろう。
とはいえ、五輪は真剣勝負の場。
「怪我しないことを最優先してプレーしてね」と、ヌルいスタンスで選手をピッチに送り出すとは思えない。
結局、怪我する時は怪我しますよ。
大会全試合に出場して、ダメージを溜める選手もいますよ。
でも、それはしようがないじゃん。

一方で、「どうぞどうぞ」と選手を快く五輪に派遣してくれるクラブもあると思う。
それは、クラブであまり出場機会のない選手の場合。
クラブとして、その選手が仮に五輪で傷んでも主力じゃないならチームにダメージは少ないし、もし五輪で活躍すればその選手の市場価値が高まる。
ビジネスとして、移籍金をつり上げることもできるよね。

どうだろう。
東京五輪組の中では、堂安、久保くん、三好、食野、安部、大然、中山、冨安、板倉、菅原あたりが欧州クラブに所属している。
全員、召集できるかなぁ…。
今回大迫召集のメドが立ったので、レギュラーはこんな感じか。

・・・・大迫
・・大然・・堂安
杉岡・・・・・・橋岡
・・柴崎・・中山
・板倉・冨安・渡辺
・・・・大迫

あとひとり、柴崎をオーバーエイジに入れた。
この11名以外、あと7名。
GK1、CB1、ボランチ1、WB(左右兼用)1、シャドー1、センターFW1、これで6名。
あとはプラスアルファ1で、選手層からしてシャドーになるんじゃないかな?

・・・・上田
・・食野・・久保
相馬・・・・・・◯◯
・・田中碧・◯◯
・◯◯・◯◯・菅原
・・・・川島

まぁ、私がイメージするのはこんな感じ。

菅原は意外に思われるかもしれんが、彼はCB、WB、WG、ボランチをできる選手なので、ベンチに置いておくと便利ですよ。

WBリザーブは相馬か遠藤渓で悩むが、先日のE-1を見る限りだと相馬の方が破壊力あるかな、と。

シャドーは三好、安部、森島司、旗手も捨てがたい。
でも、今回アジア選手権に唯一食野を呼んでることからして、食野は信頼されてるんだろう。

【FW】
・大迫(オーバーエイジ)
・前田
・食野
・上田

【MF】
・堂安
・久保
・柴崎(オーバーエイジ)
・中山
・田中碧
・相馬

【DF】
・冨安
・板倉
・渡辺
・杉岡
・橋岡
・菅原

【GK】
・大迫
・川島(オーバーエイジ)
2020/1/8(水)10:54

☆関西人
オーバーエイジ
トルシエには、功罪があったと思う。
ぶっちゃけ、あれほど選手たちから敵視された監督も珍しい。
ハリル以上である。
しかし、その敵視が逆に、チームに一体感を生むことになった。
たとえば、中田英寿と黄金世代。
本来なら合わない両者が、トルシエジャパンでは辛うじて並び立った。
これは敵の敵=味方、という構図だろう。

ところが監督がジーコになると、これが一転する。
ジーコは、選手たちから敵視されなかった。
なんせ、神だからね。
管理のキツかったトルシエから一転、選手たちに自由を与えた。
君主制から民主制への転換である。
当然、敵の敵=味方という構図ができるワケもなく、チーム内には派閥が乱立した。
民主制って、弾圧がないから派閥を生むんだね。
ジーコジャパンにとっては、これが最大のネックだったかもしれない。

だとすれば、心配なのは森保ジャパンである。
森保さんはイイ人で、選手から敵視されていない。
完全に民主国家である。
ならば、チームに派閥を生まないか?
たとえば、欧州組と国内組。
五輪代表はその比率が半々ぐらいになりそうなので、まっぷたつに分かれる可能性もなくはないと思う。
ジーコの時だって、欧州組と国内組に分かれてなかった?
出場機会が少なく、スネた国内組が合宿を抜け出してキャバクラに行ったこともあったわ(笑)。

私は、もしこのチームにオーバーエイジを呼ぶなら、それは派閥をひとつにまとめられるリーダーであってほしいのね。
さすがに長谷部を呼ぶのは無理にしても、たとえばGKの控えとして川島とか。
敢えて、川島はレギュラーでなくてもイイのさ。
キャプテンでなくてイイ。
兄貴として、ただ精神的支柱になってくれればそれでイイんだ。

オーバーエイジ待望論では大迫、柴崎の名前が挙がってるが、よく考えたらこのふたりは人見知り系で、あまり下の世代に溶け込むキャラでもない。
ゆえに、オーバーエイジは「三人目」が重要なんですよ。
孤高のオーバーエイジと若手世代とを繋ぐブリッジとして。
川島なんて、ウッテツケじゃない?
川島率いる「散歩隊」のメンバーに柴崎は入ってたし、確か冨安や板倉も入っていたワケで。
だからオーバーエイジは、永嗣でヨロシク。
2020/1/7(火)12:13

☆関西人
融合
小野らが本田の五輪オーバーエイジ召集に否定的な意見なのは、なんか分からんでもないのよ。
何となく、本田圭佑=リトル中田英寿でしょ。
小野らは中田英とほぼ同世代だが、あまりうまく融合できなかった、という思いが小野らにはあったんだと思う。
監督独裁だったトルシエ期はまだイイとして、戦術の縛りを解いて選手たちの自主裁量を認めた民主的ジーコ期には特に相性の悪さが露呈してしまった。

いや、それでも中田英は確かに実力が頭ひとつ抜けてたのよ。
特にフィジカルの強さは群を抜いていた。
だけど、なんか浮いてたんだよなぁ。
皆が中田を畏怖し、遠慮してるというか…。
それは中田のエキセントリックな性格も関係してたかもしれんが、むしろ中田がいない時の方がのびのびとプレーできてたように思う。
実はトルシエ期でも、中田不在だった2000年アジアカップが一番チームワーク良かったんだ。
逆に、2000年シドニー五輪ではチーム内に派閥が乱立してて、それをまとめるのに苦労したことをキャプテン宮本が吐露していた。
また、トルシエも大会ベスト8という結果を出したにも関わらず、このチームは失敗だった、みたいなことを言っていた。

トルシエの中では、一番うまくいったチームとして1999年ワールドユース代表が印象強かったんだと思う。
小野、高原、本山、小笠原、ヤット、稲本、中田浩ら黄金世代79年組で構成されたチーム。
このチームの一体感はハンパなく、試合で勝つごとにロッカールームで皆が肩を組んで歌を唄ってる映像は誰しも一度は見たことあるでしょ。
独特のノリである。
この時のノリをシドニー五輪でも再現しようと思ったら、案の定中田英が全然ノッてこず、そのうちシラけてやらないようになった、と誰かが言っていた。
まぁ、中田英はそういうキャラだからね。
ASローマが優勝してロッカールームがお祭り騒ぎになってた時も、中田はそこでひとり読書をしてたというんだから(笑)。
気がつけば、いつの間にかひとりで帰っていたという。

いや、本田は決してそういう中田的キャラではないが、それでも皆と一体化して、というタイプではないと思う。
東京五輪代表の中に入ってしまえば、きっと指導者、啓蒙家としての顔を出してしまうはずだ。
それも、リーダーとして皆をまとめるというよりは、親本田派と反本田派を作ってしまうような気がするんだよね。

中田英にしても、彼が一番輝いていたのは1998年フランス大会の代表だったと思う。
あの時は彼がチームのスタメン最年少で、周りのお兄さんたちが末っ子の好き放題ぶりを全部許容してしまう空気。
まさに、中田英中心のチームだったと思う。
それがトルシエジャパン、ジーコジャパンになると下の世代にもエゴがあって、なんかうまくハマらなかったんだよなぁ。

東京五輪代表はそういう反省を踏まえるなら、無理して本田を召集しなくてもイイんじゃないか、と考える人が多いのも理解できる。
久保くんあたりを末っ子にして自由にやらせ、周りのお兄さんたちがフォローする形でイイかもしれない。
そこに叔父貴が入ると、かえってややこしくなるから。

失敗を経験した先輩たちの言葉、耳を傾ける価値はあるよね。
2020/1/7(火)11:06

☆関西人
黄金世代
皆さんは、先日の「フットブレイン」見た?
小野伸二、坪井慶介、中田浩二の3人が出てたやつ。
結構面白かったんだよね。
この世代の人たちの話をじっくり聞くのは意外とレアな機会であり、彼らに「五輪オーバーエイジ、本田圭佑はあり?」と聞いて、3人とも揃って否定的な意見だったのは面白かった(笑)。

小野伸二に至っては、本田云々以前に「オーバーエイジそのものを使わなくてイイ」という意見。
自身がアテネ五輪でオーバーエイジ参加してる過去があるだけに、これはなかなか重い発言だね。
彼いわく、1ヶ月やそこらでオーバーエイジが五輪世代と一体化するのは難しい、と。
チームの一体感を優先するなら、ひとつの世代で統一した方がイイ、ということだろう。
うん、それはそれで分かるような気がする。

一方坪井と中田浩は、ふたりとも「大迫・柴崎・吉田」の3人をオーバーエイジに呼ぶべきという意見だった。
センターライン、背骨をまるごとA代表にしちゃう考え方だね。

・・・・大迫
・・◯◯・・◯◯
◯◯・柴崎◯◯・◯◯
・◯◯・吉田・◯◯
・・・・◯◯

世間の最大公約数的意見ですな。

・・・・大迫
・・前田・・堂安
杉岡・柴崎-中山・橋岡
・板倉・吉田・冨安
・・・・大迫

フィジカル的には、ほぼA代表である。

この東京五輪世代、なかなかの粒揃いなんだが、小野ら「黄金世代」から見て今の彼らはどうなのか、というのが番組テーマだったと思う。
いやね、我々オールドファンからすると、たとえ天才・久保くんでも小野伸二の才能は超えてないんじゃないかな、と思うワケです。
小野は謙虚だから「そんなことない」と否定するだろうが、そうね、確かに瞬発力、スピード、キレみたいなモノは久保くんが上かもしれない。
ただ、球を扱う技術、クローズドスキルみたいなモノでは小野の方が上だったんじゃないかな、と。

番組MCの福田正博は、「小野が凄いのは利き足じゃない左足がやたらうまいこと。
というか、俺は小野の右足キックより左足キックの方がクセがなくて受けやすかった」と語っていた。
確かに、彼は最強の両利きだったかもしれない。
その技術の高さは国内のみならず、海外でも高い評価を受けていた。
しかしひとつ忘れちゃならんのは、彼がオランダ、フェイエノールトで活躍したのは「怪我した後」のことだということ。
当時、周囲から常に天才だと持て囃されていたのとは裏腹に、彼自身は99年に大怪我して以降、かつてのように創造力あるプレーができなくなったことに苛立っていたという。
つまりフェイエノールトでも、日韓ワールドカップの時も、彼自身にとっては全く思い通りにプレーはできてなかったみたいなんだ。
こういう話を聞くと、ホント例の怪我が悔やまれるわ…。

とはいえ、いまだ小野は現役である。
もう40歳、そろそろ潮時なんだけどね。
というか、今の小野って、もはや選手というより指導者の風格なんだけど。
スキンヘッド、無精ヒゲ、黒いスーツに黒いタートルネックという洗練されたビジュアルからして、どこか一流監督っぽさがある。
グアルディオラみたいだ。
若い頃は、黄金世代のイケメン度だと【小野伸二<中田浩二】だったと思うんだが、さすがに年齢重ねるとシブさで小野が上回ってきたと思う。
もはや中田浩なんて、最近は博多大吉先生にしか見えないし(笑)。

あぁ、早いこと小野には引退してもらって、監督やってもらいたいなぁ。
レッズとか、イイじゃん?
レッズの監督を小野がやって、マリノスの監督を俊輔がやって、ガンバの監督をヤットがやって、アントラーズの監督を小笠原がやって、という時代がきたら、どれほど素晴らしいことか。
オールドファンは、みんな泣いて喜びますよ。

ただ、小野はまだまだ引退する気はないようだ。
やはりカズ(53歳)が今なお現役というのをリスペクトしてるみたいで、小野に限らずカズの存在はあらゆる選手たちの引退を引き延ばしてるかもしれない。
いや、それはそれでステキなことなんだけど、一方で下の世代の選手たちの指導者転身のタイミングをかなり遅らせてると思う。
本来カズなんて、もう協会会長でもおかしくない年齢。
協会会長の任期は8年が限界とルール化されたので、今の田嶋さんは2024年に勇退することとなる見込みである。
その頃にはカズも57歳。
さすがに、もうそろそろイイでしょ?
頼むから、引退して田嶋さんのあとを継いで下さい。
早いことカズらドーハ世代が日本サッカー界の一番上に立ってもらわないと、小野ら黄金世代が上にいけないし、下にはまだ長谷部や本田ら欧州組世代も待機してるんだからね?
2020/1/7(火)9:30

☆関西人
タイ
U23代表のタイ合宿の中で、地元タイのクラブと練習試合をしたことが報じられている。
試合結果は日本の圧勝だったらしいが、驚いたのはその試合相手となったクラブの監督が石井正忠さんだったことだよ。
石井さん、今タイで仕事してたんだ?

石井正忠さんは、元アントラーズの監督である。
リーグ優勝を成し遂げ、2016年のアウォーズで年間最優秀監督になったことは記憶に新しい。
その後、アルディージャの監督にもなったと思うが、そんな人がなぜタイで細々と監督やってるんだろう。

聞けば、アルディージャを辞めてから石井さんは「家族との時間を作る為」、鹿嶋市の学校給食センターで調理の仕事などをしていたらしい。
はぁ?
それを10月に辞め、現場復帰しようとしたところに一番最初に声をかけてきたのがタイで、石井さんは今のクラブの監督をやることになった、とのこと。
おいおい、ちょっと前に「家族との時間を作る為」とか言っといて、今度は家族と離れてタイなのか?
おかしな話である。

というか、地元鹿嶋市で畑違いの仕事を石井さんがしてるのに、アントラーズは何の声もかけなかったんだろうか?
確か石井さんは鹿島生え抜きの人だし、アントラーズとして放っておくのも不自然に思える。
よく覚えてないけど、何か遺恨の残る辞め方をしたんだっけ?

とはいえ、タイは良い環境だと思う。
親日の国だし、もともとムエタイやセパタクローなど足技文化の国なので、サッカーでもテクニカルな日本式がフィットするでしょ。
チャナティップあたりを見てると、つくづくそれを感じるよ。
事実、選手ではハーフナーマイクや細貝がプレーしてるし、監督では西野さんが代表監督を務めている。
西野さんはA代表のみならず、U23代表の監督もやってるみたいなので、うまくいけば今回の選手権で西野vs森保もあり得るかな?

しかし、五輪の最終予選がセントラル方式でタイ開催って、やはり西野さんはもってるね。
この灼熱もホームアドバンテージ、ヘタすりゃタイは五輪切符を掴むかもしれない。
もともと西野さん、昔から数々の奇跡を起こした人だし。

かたや親友の岡田さんは、S級ライセンスを返上して、余生は今治での「メソッド」構築に費やすつもりである。
仙人だわな。
その点、西野さんはまだまだ現役感たっぷりだ。
昨年末、彼は写真週刊誌で不倫をスクープされていた。
名古屋の別宅で浅田真央似の30代女性と…、というネタで、あれ?と思った。
西野さん、タイに常駐にしてるんじゃないのか、と。
それも日本の自宅じゃなく、名古屋にいるとは(笑)。

いや、西野さんらしいな、と思ってね。
相変わらずモテるというか、現役感バリバリである。
これ、タイ代表は今大会の台風の目になるかもしれんぞ。
2020/1/6(月)12:55

☆関西人
雑感
南野がリバプールで先発をした。
リーグ戦ではなく、カップ戦だけど。
ポジションは、3TOPの真ん中だった。
フィルミーノの役割だね。
やはり、そこで使うか。
そこが南野にとってベストなのかよく分からないが、確かに彼はウィングよりセンターでプレーする方がイイと思うので、4231にしてトップ下を置かないなら偽9番がベターかもしれない。
それに、このポジションを南野が完全マスターすれば、今のA代表が抱える「大迫がいない時はどうすんの?」問題解決に繋がる。

今のところ、森保さんは大迫がいない時は永井謙佑を使うことをファーストチョイスにしている。
永井にこだわってるというより、大迫とは全く異なるスピード系を使うというのがコンセプト。
先日は、前田大然をそこに使ってたよね。

それとは違うコンセプトでは、鎌田大地をそこに置いたこともある。
でも、これは鎌田がボールタッチできないことでイマイチ機能せず、後半は南野が前に出て鎌田が後ろに下がることで少し機能するようになった。
これ見て分かったのは、南野はボールタッチ数が少なくとも、それなりに貢献できる選手だということ。
基本、彼は瞬間芸的なプレーで持ち味を発揮できるというのと、オブザボールの動きがなかなかうまいことが1TOPに適してるんだよな。

【タジキスタン戦】

中島・・南野⤵・堂安
・・・⤴鎌田
・・柴崎・・橋本
長友・吉田-植田・酒井
・・・・権田

この形で、タジキスタン戦は3-0の快勝をした。
まぁ、A代表はこういう形で何とかなるとして、問題は五輪代表ですよ。
こっちは、大迫も南野もオーバーエイジは難しい見込みで、本番に誰を使えばイイのかがいまだよく分からない。

一応、先日のジャマイカ戦で前田大然1TOPが機能したのは好材料である。
いや、大然もポルトガルリーグの選手だから、五輪召集にクラブ側が応じるかは分からないのでは?
という考え方もできる。
ただ大然は、マリティモとの契約は期間限定レンタル。
期限は、今年6月30日。
そこは抜かりない。
マリティモは当然買い取りの契約更新を迫るはずだが、その際に「五輪本大会には派遣を容認すること」という項目を契約更新の条件に入れればイイさ。
確か、三好も6月までの期間限定レンタルだったよな?
彼らはおそらく何とかなるとして、むしろ完全移籍してる選手たちの方を心配しなくちゃならん。

今まで五輪代表で召集拒否なんて久保裕也ぐらいだし、大丈夫じゃないの?と楽観してる人は多いと思う。
いや、どうなるかは正直分からんのよ。
ここまで五輪世代に海外組が多いのは歴代でも初めてのケースだし、今回のアジアU23選手権でも結局呼べたのは食野ひとりでしょ?
それもグループリーグ3試合限定みたいだし、交渉はかなりキツいんだと思う。
みんな好き勝手にオーバーエイジは大迫だの南野だの言ってるけど、話はそれほど簡単じゃないでしょ。

それより、久保くん、堂安、冨安、板倉、中山ら主力メンバーですら召集が確実ではないんじゃないだろうか。
ひょっとしたら契約に五輪召集の条件を盛り込んでる選手もいるかもしれんが、そこは不明である。
最悪の事態も想定しておくべきかと。
だからこそ、Jリーグ組をメインにしたU23代表が出る今回のアジア選手権、絶対に結果を出す必要があるんだ。

今タイは、かなり暑いらしい。
1月なのに30度以上の気温があるとのこと。
これも考えようによっては、酷暑が見込まれる今年夏の本番シミュレーションとしては最高の環境だね。
酷暑、国内組中心、本番でも十分にあり得るふたつの条件を備えた選手権。
もし、ここでグループリーグ敗退でもしようもんなら、私は限りなく絶望しますよ。
2020/1/6(月)11:39

☆関西人
打倒カタール
カタールのアスパイアアカデミーの指導者を経験した日本人がいるらしい。
それが八橋健一さんという人なんだが、この人が話すエピソードが面白い。

アスパイアアカデミーは全世界にスカウト網を張ってるみたいで、たまたま八橋さんがキルギスU16代表監督をやってた時にカタールと対戦したみたいで、そこで「こいつ使える」と目をつけられたみたいなのね。
で、アスパイアアカデミーでU16のアシスタントコーチをすることになったらしい。

アカデミーは各年代でスペイン人がヘッドコーチをやり、大体がスペイン式でコーディネートされてるっぽいのね。
また、撮影班があって練習を常に録画してるらしく、それは選手のプレーの分析もあるけど、一方で指導内容の監査機能も果たしており、月イチのコーチミーティングでは「良い指導・悪い指導」という形で指摘をされるらしい。
この監査システム、怖いな…。

それより、八橋さんが困ったのはカタール人の気質だったそうだ。
もともとカタールは総人口のうちの13%しかカタール国籍の人間はおらず、あとは外国人労働である。
主に労働はインド人やフィリピン人が担い、カタール人は働かずとも食っていける、カーストの頂点。
そういうカタール人ゆえ、ユース年代からして王様のような態度らしい。

たとえば、八橋さんが練習で選手にダメ出しをすると、
「俺をチームから外すんですか?
そうすると、あなたの仕事がなくなりますよ」
とか言うんだってさ。
…あり得ない。
また、練習に遅れてくる選手がいて「次も遅れてきたら練習をさせない」と言ったのに、その選手はまた遅れてきた。
だから前言通りに練習をさせず見学させていたら、その選手は無断で帰ってしまった。
後日、なぜか八橋さんは悪者にされてしまい、ディレクターからは「次にそういうことしたらクビだから」と言われたんだそうだ。
それを聞いて八橋さんは「やっていけない」と思い、その後の契約更新はしなかったらしい。
まぁ、そりゃそうなるわな。

八橋さんに限らず、カタールで指導をする外国人指導者は皆大変だろう。
そんな中、よくフェリックスサンチェスはアジアカップ制覇までたどり着けたもんだと思う。
いや、ひょっとしたらカタール人もスペイン人は格上と認めていて、従順なのかもしれない。
八橋さんがうまくいかなかったのは、日本人だからかもしれない。
「何で俺が、日本人ごときに説教されなきゃならんのだ」と。
うん、日本はまだまだだね…(笑)。

アジアU23選手権、絶対に日本はカタールに勝ってほしいと思う。
カタールはA代表で日本に勝ち越してるからこそ、やはりナメてると思うのよ。
ここで、ガツンと思い知らせてやらなきゃ。
2022年、ワールドカップはカタールで開催される。
そして2020年、五輪は東京で開催される。
お互い似た立場の両国が、奇しくも同じグループリーグに入ったのも運命的じゃないか。
ここだけは、絶対に負けられない。
2020/1/5(日)11:26

☆関西人
嫌な予感
アジアU23選手権について。

日本がいるグループを見ると、結構敵は手強そう。
カタール、サウジアラビア、シリア。
中東包囲網だ。
日本は、中東が苦手なんだよなぁ…。

とはいえ、この大会で優勝候補筆頭は日本なのは間違いない。
なぜなら、今回のはU23の大会。
この世代は今から4年前にアジアU19選手権をやっており、そこで優勝したのが他でもない、我らが日本だったんだ。
ちなみに準優勝はサウジで、最後はPK戦で日本が辛くも勝った形。
やっぱ、サウジはなかなかの難敵なんだよね。
そして、この時の大会MVPだった堂安律は、今回いないというのが不安…。

そのサウジ以上に私が嫌だなぁと思うのは、実はカタールなんだ。
確か、日本の対カタール戦績は通算2勝3敗4分け、負け越している。
あ、これA代表の話ね。
先のアジアカップ決勝で、日本がカタールに1-3の大敗を喫したことは記憶に新しい。

いや、カタールなんて帰化政策で臨時的にA代表が強くなっただけで、クラブ下部組織など国の育成の土壌を求められるU代表は大したことだろ、と思われるかもしれない。
うん、少し前までは確かにそうだった。
でも、アジアカップのカタール優勝で私も初めて知ったことだが、今のカタールって「アスパイアアカデミー」という国営のアスリート養成機関がとても機能してるらしいのね。
このアカデミーに、かなりのおカネが投入されてるんだってさ。
施設の規模は世界一ともいわれている。

昨年、アジアカップでシャビがカタールの優勝予想をしてたじゃん?
で、実際その通りになったんだけど、あれは彼がカタールリーグに所属してるがゆえのリップサービスに過ぎないと思いきや、実はそうでもなくマジだったらしいよ。
というのも、彼自身がアスパイアアカデミーの指導者らしいんだわ。
だからこそ、このアカデミーのハンパないおカネのかけ方もよく知ってるワケで、彼はカタールの優勝を確信してたっぽい。

どうやらアスパイアアカデミーの狙いは、カタール代表の「バルサ化」らしいよ。
バルサ化?
どこかの国の富豪も、それと同じことにチャレンジしてるような気が…。
ただし、スケールではカタールの方がかなり上のようだ。
バルサの戦術を理解するにはスペイン語の習得が必須だとして、まずはスペイン語教育から始めたとのこと。
で、アカデミーで台頭した選手はスペインリーグに送り込まれる、というサイクルらしいんだわ。

マジでカタールの資金の潤沢さは世界一ともいえて、そのレベルは三木谷さんといえども太刀打ちできないだろう。
もちろん中国も馬鹿にしたもんじゃないが、あそこは指導者がなぜか逃げていくからね。
一方シャビは、カタール滞在が何年目だろう?
今は、アルサッドの監督をしてるらしい。
日本でいうところの、ジーコやピクシーみたいな感じになってきている。
やはりカタール、侮れんなと思う。

もし、カタールU23代表の監督がA代表兼任でフェリックスサンチェスなら嫌だなぁ…。
この人、バルサ下部組織の指導してた人だよ。
その采配の手腕は、昨年のアジアカップ優勝で証明済み。
ぶっちゃけ、森保さんよりワンランク上の人だと思う。
2020/1/5(日)9:47

☆関西人
練習
オフというものについて考えていて思ったんだが、ほら、ピアニストとか1日練習を休むと取り戻すのに3日かかる、とか言うでしょ。
あれ、ホントなのかな?

・1日練習しなければ自分に分かる。
・2日練習しなければ批評家に分かる。
・3日練習しなければ観客に分かる。

という言葉もあるそうだ。
さすがに、これをサッカー選手にも適用するのは勘弁してほしいよね。
それこそ1年365日、休みがゼロになっちゃうから。
そりゃサッカー選手だって、週休は欲しいでしょ。
週休2日は無理だろうけどさ。

たくさん練習すれば、その量に比例してうまくなるものなんだろうか。
いや、そういうもんでもないだろう。
こういう風に考えてみてくれ。
一週間後には定期テストがある、と。
リーグ戦とは、年間34回ある定期テストみたいなもんだ。
そしてワールドカップや五輪、ACLは入試みたいなもんかな。
練習は、テスト勉強みたいなもんだろう。

校内の定期テストではそこそこの点を取れるけど、入試だと点を取れない子は世の中に結構いる。
確かに、出題範囲を狭く限定してるのが定期テストであり、対策をとりやすいのはあるよね。
前日前夜の丸暗記で乗り切ることも不可能じゃないワケで。
一方、入試ってのは出題範囲がほとんど限定されておらず、あまりにその範囲が広いから丸暗記で乗り切れるもんじゃないんだ。
じゃ、マトモに勉強して基礎学力を上げていくところから始めなくてはならん。

でさ、たとえば数学の勉強をするとして、受験勉強の王道として「青チャート」をやったりするワケよ。
「青チャート」というのは、数学のテストで出てきそうな問題のパターンを全て抽出し、その解き方を詳しく説明した解説本である。
それはそれで便利な参考書なんだが、とにかくブ厚い本なんだわ。
そこに出てくる「例題」は、数T、数A、数U、数Bで700題以上ある。
つまり、よく出てきそうな問題のパターンが700種類以上あるってこと。
この700パターン、まず覚えられるかどうかがひとつのポイントになる。
じゃ、仮にそれを全部覚えられたとして、入試対策は万全なのか?
いや、そういうもんでもないさ。
だって、「青チャート」の例題を丸暗記したところで、それと全く同じ問題が入試で出てくるワケがないんだから…。

そしてサッカーの練習も、割と「青チャート」の例題をこなすニュアンスに近いものがあると思う。
試合の中で遭遇しそうなパターンをたくさんシミュレーションする。
ただし、それはあくまで「例題」なんだ。
試合の中で、それと全く同じ問題が出てくるワケがない。
だから、シミュレーションを徹底的に丸暗記して「対策は万全」とするのは完全にアホである。
でもさ、日本のサッカーって割と「青チャート」丸暗記に近いニュアンスがないかい?
そう、生真面目で勤勉な日本人って、まず暗記に走っちゃうのよ。
しかも暗記にかなりの精力を注ぐもんだから、事前準備していないモノに遭遇したら途端にボロボロと崩れるワケだ。
「う〜む、もっとたくさん暗記しなければならんのか…。
よし、今の700パターンで足りない以上、これからは1000パターンを暗記しよう」
と考えるのが日本人の気質であり、そうなるとどんどん練習量は増えていくことになるわな…。

いや、皆さんもよく分かってると思うけど、サッカーは丸暗記でマスターできるもんじゃないよね。
暗記力より、圧倒的に応用力が求められるスポーツである。
今まで一回も見たことのないパターンの問題を目の前にポンと出され、そこで即興の対応力を出せるかどうかの勝負である。
なんていうかな、「青チャート」を700題やるところまでは同じとしても、それをただ丸暗記しただけの奴は入試に落ちるし、一方で700題を基礎構造から真に理解した奴は入試に受かるもんなんだよ。
練習も量じゃなく、質が大事とでもいうべきかな。

ジーコなんて「青チャート」すらやらせず、中学レベルの公式といくつかの難問を与えて、「イチから考えてみなさい」とする独特の指導法をとったことがある。
当時、なんて雑な指導者だと思ったもんだけど、今になって考えると、確かにそういうやり方もあるよな、と思う。
本当に正しい勉強方法なんて、私はいまだよく分からないよ。
2020/1/4(土)11:14

☆関西人
オフ
柴崎岳が、Twitterで以下の文章をアップしたらしい。

「何が原因か分からないが、休むことへの意識が欠けている。
僕が日本にいた時は確か契約書に選手は最低2週間オフシーズンを過ごす権利があると書かれていた様な… それでも短いけど。
今回は鹿島や神戸(神戸のオフ期間は分かりませんが)ですが、どのJリーグチームが犠牲になってもおかしくない」

アントラーズのオフ期間は、たったの6日間だそうだ。
短い。
短すぎる。
クラブで試合に出れてない柴崎が「オフが短い」と訴えるのは皮肉だが、でも言ってることはマトモである。

オフが、たったの6日間。
また何で、こういうことになってしまってるんだろう。
問題は天皇杯の日程もあるが、それよりACLである。
アントラーズは、今月の28日に早くも今季のACLを戦わなくてはならん。
FC東京もそうだ。
マリノスとヴィッセルは2月11日だが、それにしたって早く始動しなければ。

ACLのレギュレーションは日本でどうこうできる話ではないので、日本国内でこの問題に対処するには、やはり天皇杯の時期を見直すしかない。
いや、簡単に見直すというけど、一体どこにスケジュールをねじ込めるというのか。
それほど日程は空いてないぞ。
それに、天皇杯はJリーグだけでなくJFLや大学など様々なカテゴリーに絡んでおり、日程調整もそれほど簡単なことじゃないさ。

あるいは、ルヴァンやめる?
やめるまではなくとも、U23大会にしようという案は昔からある。
過密日程の問題解決にはならないかもしれないけど。
あとは、J1のクラブ数を減らすことでリーグの総節数を減らす、という案もある。
たとえば、J1が15、J2が18、J3が22とかね。
そうすりゃ、J1は全日程が28節。
現状の34節から、6試合(6週分?)を減らすことができる。

もちろん試合が減れば、クラブは収入が減る。
それは覚悟の上だ。
クラブは試合1回当たりの興行単価を上げねばならず、つまり収容人数の多い大型スタジアムを持ってるクラブでなければ、J1クラブには相応しくないかもしれん。
今、キャパ30000以上のホームスタジアムを持ってるクラブは、J1からJ3まで全部ひっくるめて日本に15あるらしい。
つまり、J1を単価で稼ごうってなら、本当は15ぐらいのリーグが妥当なんだよ。

あとは、クラブの自助努力としてターンオーバーをしていくしかない。
それでもA契約の登録人数上限は25名なので、ユースのC契約をいかにうまく活用していくか、だろう。
J3にセカンドチームを参加させてユース選手を常に臨戦態勢にし、いざとなればすぐにトップチームへ、というやり方をするクラブこそ強みを発揮するに違いない。

オフが極端に短いと、そのシーズンに故障が増えることは昨年にもしっかり証明されている。
悲しいが、アントラーズ、FC東京、ヴィッセル、マリノスは今季も怪我人がかなりの数出るだろう。
耐久戦となる。

そもそも、オフはなぜ必要なのか?
体を休める為?
じゃ、オフの間の選手は体を休める意味で動かないの?
いや、私の知る限り、カズなんかはオフにしかできない負荷の強いトレーニングをする為に自主合宿をしてたよ。
そして私の知人のラガーマンは、オフの間に筋トレをして敢えて体重を増やすと言っていた。
そういうことをできるのはオフだけで、シーズン中は体重が減る一方らしい。

よく誤解されてることだが、シーズン中のサッカー選手は毎日朝から晩までサッカーしてるワケじゃないんだよ。
日々の練習はせいぜい3時間程度で、あとは自由時間である。
自由時間に自主トレをする人もいるから一概には言えないけど、基本は高校生大学生の部活の方がむしろハードスケジュールなんじゃないかな?
家族と過ごす時間が結構あるので、サッカー選手ってやたら子沢山が多いでしょ。

でも、日本人って生真面目だから、ついつい自由時間をトレーニングに費やしたりするらしいのよ。
オシムなんかは、それを見つけては説教してらしい。
「早く帰れ。休むことも仕事だ。
トレーニングは、正規の練習の中に全ての要素が入ってるんだ」と。

今は「働き方改革」の時代。
いまどきの選手が、どういうスタンスなのかは知らない。
2020/1/3(金)11:34

☆関西人

アントラーズの2020年強化について、鈴木満ダイレクターの以下の発言がメディアで取り上げられている。

「リフォームじゃ間に合わないところに来ている。
基礎だけを残して、家を建て替える編成をしようと思っている」

「ひと言で言うと、主体性を持ったサッカーに変えていきたい。
主導権を持ったサッカーが今回のキーワード」

「(これまでは)ジーコがいて、ブラジル流を取り入れてやってきた部分はあるけど、今のサッカーはヨーロッパが中心になってきている。
そういうものもちゃんと取り入れながらチーム作りをしていかないと、立ち後れてしまうという思いもある」

「何となく選手任せにしていても勝てない時代になってきた。
こういうサッカーをやるんだという絵が描けていて、それを落とし込んでいくことをしていかないと。
以前からそうだったのかもしれないが、より一層そういう思いになってきている」

鈴木さん、凄い危機感だね。
これが降格の危機に瀕したクラブならまだしも、アントラーズの2019年はリーグ3位である。
それでもここまで危機感をもってるというのは、外から見てるだけじゃ分からないヤバさが今のアントラーズの中にあるんだろう。

私から見て鈴木さんは、おそらく日本でNo1のGMである。
その人がここまで言うんだから、それほどに2019年のマリノスはアントラーズに危機感を与えたということじゃないだろうか。
シティフットボールグループの組織力を背景に、マリノスは欧州トップモードのサッカーをJリーグで再現した。
こりゃかなわん…、と鈴木さんは感じたのかもしれない。

鈴木さんの言葉を聞く限り、今後アントラーズが目指していくビジョンは以下の通りである。

・主導権を持ったサッカー

・欧州の戦術を取り入れたサッカー

・選手任せにしない組織的サッカー

これ、まんまマリノスのことだよね。
つまり、これまでのアントラーズのコンセプトはこれの真逆?

・敵にリアクションするサッカー

・ブラジルの戦術を取り入れたサッカー

・選手の個人能力を生かしたサッカー

うん、確かにそうかもな。
記事には、アントラーズのサッカーの特長は無型というところにあり、その無型がこのチームの勝負強さの根幹でもあった、と。
なるほど、と思ったね。
アントラーズ=無型というのはとても腑に落ちるというか、アントラーズで何度も優勝を成し遂げた名将オリベイラが、レッズで何もできなかったのが少し納得できる。

おそらく、もともとブラジルはそういうスタイルなんだろう。
ジーコジャパンを思い出してもらえば話は早い。
個の技術、個の判断力を最大限生かす為に、敢えて組織の約束事は最低限にしてある。
無型と言っても型が何もないワケじゃなく、442BOXという型でシンプル、かつ簡潔なんだよ。
ニュートラル、とでも言うべきだろうか。
だから時にはポゼッションするし、時には堅守カウンターに徹する。
向こうの出方を見て、それに合わせるんだ。
こういう無型こそ、名人の領域である。
宮本武蔵みたいなもんかな?
武蔵は時に長刀を使い、時に短刀を使い、時に二本の刀を使った、とされてるからね。

こういう型の話となると、岡田さんの「岡田メソッド」を少し思い出すんだ。
岡田さんは、守→破→離、最初は型にはめ、そこからだんだんと縛りを解き、最後は自由に、というのをメソッドにしている。
じゃ、アントラーズのスタイルは離の段階?
よく分からない。
でもアントラーズは、これから敢えて型を作っていこうとしてるんだ。

宮本武蔵は、これまで佐々木小次郎「燕返し」などの優れた型を、無型をもって倒してきた。
ところが、ここにきて型が必要と感じたのは、逆に無型の限界を感じたのかもしれない。
それほどにマリノスは黒船、リアディゾンだったんだろう。
守→破→離の最後の「離」は最終到達点かと思いきや、その次の段階があったんだよ。
それが意外にも、守である。
守→破→離→守?
これ、ループするのかもしれない。
2020/1/3(金)8:11

☆関西人
世界
三木谷さんの野望、ヴィッセルのバルサ化。
冷やかな目で見てる人は多いと思う。
そのての模倣は恥ずかしい、とさえ感じる人もいるかと。
しかし、もともとサッカーは欧州のスポーツ。
ヴィッセルに限らず、どこにだって少しぐらい模倣のニュアンスはあるんだよね。

サッカーで欧州厨っているでしょ。
分かりやすくはレオザフットボールあたりが典型なんだが、そのての人は欧州サッカー=ホンモノ、日本サッカー=ニセモノとして、やや日本サッカーを見下す傾向にある。
それも、やむを得ないとは思うけど。
あっちの方が進んでるのは事実だから。

こういうの、私は音楽の嗜好でもありがちだと思っていて、洋楽ファンにはJ-POPを見下す人が多いと思う。
また映画にもそれは言えて、洋画ファンは邦画を見下す傾向にある。
そのいずれもが致し方ないところはあるんだけど、でも私、音楽に関しては日本独自のガラパゴス化が面白いと思うんだよね。

私が洋楽を聴き始めたのは、中学生ぐらいからだった。
英語が分からないから歌詞を理解できないんだけど、でも音が明らかに日本のそれと一線を画していて、そりゃ多感な中学生は一瞬にして虜になるワケよ。
当時私がハマったのは、ユーリズミックスやトーキングヘッズだった。
で、その頃の私は日本の音楽を小馬鹿にしてたワケだ。
しょせんサルマネ、ニセモノじゃねーかよ、と。
特に、ジャニーズ系のアイドルとか嫌いだったね。
見てて恥ずかしいとさえ感じた。
女子アイドルも嫌いだった。
よく分からないんだけど、日本のアイドルの音楽って、一体何が原型なんだろうね。

思うに、マイケルジャクソンが子供の頃にボーカルをやっていたジャクソン5とか、ややジャニーズに近いような気がする。
ただジャクソン5って、1960年代の古い音楽だぞ。
そのてのモータウンサウンドは、故ジャニー喜多川さんの趣味だったのか?
で、気がつけば、その60年代モータウンサウンドがガラパゴス的に日本で独自発展し、何世代も経るうちにアイドル音楽という独特のジャンルとなったのかも。

まぁ、サッカーにおける日本人選手も、アイドルみたいなもんなのよ。
その核になってるのは決してトップモードじゃなく、ジーコだったりオシムだったりするワケで。
じゃ、そのアイドルが全米進出してCDデビューして、さぁ売れますか?という話である。
たとえば、それが「ももクロ」でも「乃木坂」でもイイんだけど、少なくとも世界基準でいうと真ん中からはややズレてるわな?
でも、あっちのプロデューサー目線では、きっと面白い素材だよ。
それは、真ん中ではないからこそ、さ。
とはいえ、日本の洋楽ファンは「ももクロ」も「乃木坂」も評価しないだろう。
日本の洋楽ファンは、あくまで真ん中基準なんだ。
私も、真ん中じゃないモノでもそれはそれでありだと見られるようになるまで、ある程度の歳月を要したかなぁ…。
そもそもJリーグって、真ん中からズレてるでしょ。
そういうズレたモノを全てニセモノだとしてしまえば、日本なんてニセモノだらけの国ということになってしまう。

かつて、カズは記者から「日本は世界と戦えますか?」と聞かれ、
「日本も世界なんですよ」
と答えたらしいぞ。
そうなんだ。
日本だって、実は世界なんだよ。
欧州や南米だけが世界じゃなく、日本だって立派に世界なんだ。
2020/1/2(木)23:08

☆関西人
新国立競技場
新国立競技場について、評価は微妙みたいだね。
悪くないけど、特に大きなインパクトがあるワケでもない。
陸上トラックがあるのは、しようがないだろう。
もともとの国立にもあったんだし。
それより、収容人数は6万8000というのは中途半端だわ。
埼玉スタジアムとさして変わらないし、日産スタジアムよりはだいぶ落ちる。
しかし、仮に10万規模にする場合、ワールドカップや五輪がなければ、一体何の興行で必要になるというのか。
と考えると、7万程度でよしとすべきなのかもしれない。

五輪終了後、この競技場は改修して球技専用にするという案は確かにあった。
でもそれは今、白紙撤回になってるらしい。
なぜか?
そんなおカネ、ないんだそうだ。
だから、陸上トラックのある競技場として今後も残ることになる。
陸連は大喜び?
いや、陸上競技で7万規模の集客を見込める国内興行は皆無である。
国内で7万規模の集客となると、やはりサッカーなど球技しかあり得ないでしょ。
だから球技専用に改修する案は、有効利用として一番意義あることだったんだけど…。

しかし、おカネの問題は無視できない。
そもそも、こんな中途半端なスタジアムができたのは、約3000億という見積りを聞いて我々国民がブーイングを起こしたからである。
だから造る側は予算遵守を最優先にし、開閉式の屋根も予算オーバーと見るや即に中止、球技専用への五輪後改修も中止、とにかく予算遵守を最優先にしたワケよ。
他でもない、そうさせたのは我々自身なんだ。

それでも、五輪終了後にちゃんと有効利用するには、やはり球技専用に改修するのが私は一番イイと思う。
おカネがないというのは税金を使うという意味での話で、民間でのおカネならOKなんでしょ?
じゃ、クラウドファンディングということになるだろうね。
「国立競技場を球技専用に」というプラットホームがあれば、そこにおカネを出す人は結構いるんじゃないかな?

ただ、一時的な資金調達までは仮に可能だとしても、問題はランニングコスト、維持費である。
これが年間、20億以上にもなるという話があり、キツいよね。
さすがにこれには資金力あるオーナーの存在が必要で、私は結局、Jリーグのどこかが面倒見るべきじゃないかな、と思う。
そんなの、できるとすればオーナー独裁のIT企業しかないでしょ。
もちろん、それは楽天。
三木谷さんですよ。

三木谷さんは、ずっとヴィッセルのバルサ化を目指している。
だけど、神戸という立地の限界は感じてると思うんだ。
以前から、ヴィッセルの東京移転、および新国立競技場をヴィッセルのホームスタジアムとして狙ってるのでは?という話は噂されている。
仮にあれを球技専用に改修して客席を増やせれば、間違いなくカンプノウの日本版になるからね。
三木谷さんなら、そういうことを考えないとも言い切れない。
仮に維持費で20億以上かかろうが、イニエスタに年俸30億払ってる彼の金銭感覚では、普通に必要経費だろう。

しかし、仁義としてはどうなのか。
もしヴィッセルを東京に移転させれば、今まで支えてくれた神戸のサポーターを捨てることにもなる。
そんなの、あり得ない。
と考えるのが、普通の人間の神経だろう。
でも三木谷さんは、分からないよ。
三木谷さんに限らず、サイバーエージェントの藤田社長も恐い人だよね。
彼はゼルビアを買収したと思ったら、いきなり「ゼルビア」の名前を捨てて「トウキョウ」に改名しようとしたじゃん?
世間の大バッシングを受けて今は保留になってるらしいが、あれを見てITの人の神経が分かったような気がする。
ひょっとしたら、藤田さんも国立を狙ってるかもしれない。
新国立競技場⇒トウキョウAbemaスタジアム、なんて名称になったら嫌だなぁ…(笑)。

いやいや、国立を三木谷さんや藤田さんのモノにしてはいかん、これは高校選手権や天皇杯におけるサッカーの聖地であり、あくまで国のモノでなければならん、と言いたいのなら、やはり我々は税金が少しぐらい高くなっても納得して払わなきゃね。
いや、あんなショボいスタジアムに税金払うなんてゴメンだ、というのなら、楽天にでもサイバーエージェントにでもくれてやればイイさ。
2020/1/2(木)16:50

☆関西人
イノベーション
天皇杯で敗れた、鹿島アントラーズについて少し。

大岩監督は、この天皇杯をもって退任となる。
別に、無冠となったことの責任をとらされたワケでもないだろう。
むしろ、大岩監督はよくやった方だと思う。
2019年も優磨や安部や安西など主力をあれだけどんどん放出しといて、リーグ3位、天皇杯準優勝、ルヴァンベスト4、ACLベスト8などは、たとえ無冠でも十分に及第点だと思うけどね。

きっと、ここで大きくリセットなんだろう。
新監督は、ザーゴ氏らしい。
ザーゴ?誰?と思うかもしれんが、中田英寿がいた時のASローマで、センターバックをやっていた元セレソンといえば「あぁ、アイツか!」と思い出す人もいるだろう。
聞けば、新シーズンはGKコーチを除いてスタッフ総入れ替えになるらしい。
選手も3分の1が入れ替えなんだそうだ。
そこまでドン底ではないだけに、そんな極端に解体してしまってイイのか?と思ってしまうけど。

このへんは、考え方が分かれるところだろうね。
思えばレッズもアントラーズ同様に微妙なラインだけど、あそこは大槻監督の続投を早々に表明している。
ACL準優勝を評価してのことか?
でも、国内リーグでは降格の危機ですらあったんだけどな…。

どちらかというと、アントラーズには保守的なイメージがある。
母体が住友金属、財閥系、鉄鋼系のチームだし。
それが2019年夏、激震が走った。
なんと、アントラーズの経営権を「メルカリ」が取得したんだ。
メルカリ?
あのメルカリ?
と違和感を覚えたわ。
あまりにもアントラーズには似合わなかったから…。

よくありがちな、経営危機に瀕したクラブがIT企業の資金にすがった流れではないと思う。
そもそも、アントラーズはそこまで経営危機じゃないでしょ。
だから、これにはもっと攻めの意味があるのかと。
いつまでも保守では勝てん、と。
事実、2019年のリーグはシティフットボールグループを後ろ楯にしたマリノスが制覇し、天皇杯は楽天グループのヴィッセルが制覇したという流れだ。
その一方で、一時期はアントラーズと並びJリーグで黄金期を築いたジュビロが降格…。
おそらく、我々が思う以上にアントラーズは危機感を募らせたんじゃないかな?

チーム解体、そして刷新。
このてのスクラップ&ビルドは、勇気がいるよね。
アントラーズには伝統があり、勝者のメンタリティという可視化できないフワッとしたモノを財産にここまできたワケよ。
その勝者のメンタリティとは、デジタルでなく、人由来のアナログである。
ところが、ここにきてマリノスあたりがデジタルを持ち込んできたワケね。
で、今後アントラーズも手をつけようというのがそこだと思う。

アントラーズ+デジタル。
黒澤明にCGを駆使した映画を撮らせるような試みだな(笑)。
それは分かるとして、一方で、あれ?と思うことがひとつ。
テクニカルディレクターのジーコはどうなるんだ?
あの人こそ、アナログの極みみたいな人だと思うんだけど。
一説にはザーゴと交渉したのはジーコだという話もあり、このスクラップ&ビルドに彼も一枚噛んでいるとは思う。
今後も、外国人の補強にジーコの威光は使われるのかもしれない。
でも、どうなんだろう。
ジーコは、デジタルのニーズに対応できるんだろうか?

思うに、私たちが思うほど事態は単純な構造ではないのかもしれないなぁ。
メルカリの経営権取得に伴い、アントラーズの社長になったのがメルカリ社長の小泉文明という人だ。
この人、まだ39歳。
かなりのヤリ手である。
このての人は合理的だから、アントラーズの伝統とか、全部ぶっ壊す可能性はあるよね。
サッカーはシロウトだろうけど、それこそ映画「マネーボール」みたいに。
ITの人は、イノベーションが大好き。
それは概ね承知しつつも、しかし「精神」だけは忘れちゃならん、というのが鈴木満さんの考え方である気もする。
それがITの小泉社長に会社を運営を委ね、その一方でクラブ原点であるジーコとの契約を更新するというダブルスタンダードにも繋がってるんだろう。

しかし、このダブルスタンダード、危険な匂いがするね。
そういや、ヘッドコーチには町田ゼルビア元監督の相馬直樹が来るらしいよ。
相馬もあれだな、ゼルビアでサイバーエージェントに経営参入されたと思ったら、今度はアントラーズでメルカリか。
ITには慣れた人だ。
意外とこの相馬が、今後アントラーズ浮沈のキーマンになるかもしれないね。
2020/1/2(木)14:01

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