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過去ログ610 2019/12/26 13:05

☆若葉
欧州4大リーグの日本人
リーガエスパニョーラ(ラ・リーガ)

レアル、バルサ擁す世界最高リーグ。
日本人は鬼門とされていた中で乾がレギュラーを張り中盤ながら5得点を記録しW杯でも2得点と第一人者。
ステップアップには失敗したが次に続くのは高校生で得点しレギュラー継続中の久保建英か。
ブンデスリーガレギュラーの清武弘嗣も挫折するレベルである。

城彰二 2点 引退 アトランタ世代
西澤明訓 0点 引退 アトランタ世代
中村俊輔0点 シドニー世代 現J1
大久保嘉人3点 アテネ世代 現J2
家長昭博 2点 北京世代 現J1
ハーフナー0点 北京世代 現タイリーグ
乾貴士 5点 北京世代 在籍中
清武弘嗣 1点 ロンドン世代 現J1
柴崎岳 1点 ロンドン世代 現2部
指宿洋史 0点 ロンドン世代 現J1
久保建英 1点 パリ世代 在籍中

スペイン2部

安永聡太郎 4点 引退 アトランタ世代
福田健二 10点 引退 シドニー世代
岡崎慎司 4点 北京世代 在籍中
田邊草民 4点 ロンドン世代 現J2
香川真司 2点 ロンドン世代 在籍中
柴崎岳 1点 ロンドン世代 在籍中
鈴木大輔 1点 ロンドン世代 現J1
指宿洋史 0点 ロンドン世代 現J1
長谷川アーリアジャスール ロンドン世代 現J1
杉田祐希也2点リオ世代 現イランリーグ
井手口陽介 0点リオ世代 現J1

福田健二が2部だが二桁得点者。
ロンドン五輪でスペインを破ったのが奏し?ロンドン世代が6人いて1部の清武をいれたら7人。
柴崎岳はラテンの気質が合わず?ラテン以外の欧州(独2部 セルティック、 ザルツブルク、フェイエノールト等)か鹿島か?

スペイン3部
 
指宿洋史20得点ロンドン世代 現J1
安部裕葵 4得点 東京世代 在籍中

バルセロナBで安部が活躍中。
指宿が20得点しスペイン2部とJでは得点できないところをみると3部のレベルは高くはないよう。
ただバルセロナBの安部にレアルマドリードカスティージャに中井くんが上がったら話題性は抜群で活躍次第ではステップアップもバルサ、レアルは現実的でなく2部あたりからか?
安部は指宿とは違う事を望む。

プレミアリーグ

スペインと並ぶ世界最高峰リーグ
岡崎がリーグ優勝レギュラー、吉田が長年レギュラー級。
香川のマンUでの印象を越える活躍が南野にはかかる。
朴智星のような立場になれれば。
ブンデスリーガでレギュラーの武藤嘉紀が挫折するレベルである。

稲本潤一 2点 シドニー世代 現J3
戸田和幸 0点 引退 シドニー世代
中田英寿 1点 引退 シドニー世代
岡崎慎司 6点 北京世代 現西2部
吉田麻也 2点 北京世代 在籍中
香川真司 6点 ロンドン世代 現西2部
宮市亮 0点 ロンドン世代 現独2部
武藤嘉紀 1得点 ロンドン世代 在籍中
南野拓実 0得点 リオ世代 リバプール

2部

川口能活 レギュラー落ち退団後 昇格
阿部勇樹 レスターでレギュラー
李忠成 1得点 サウサンプトン

阿部勇樹がレスターでレギュラー
も家族優先で退団後プレミア昇格ともったいなかったが遠藤航がドイツではあるが2部強豪でレギュラーでアンカーと同じ浦和の阿部勇樹の再来?
金満リーグの為、レスターの例もふまえ世界最高の2部リーグか。

ブンデスリーガ

4大リーグでは日本人には馴染み深いリーグ。
長谷部 香川がリーグ優勝レギュラー

高原直泰 11点 シドニー世代 現J5
長谷部誠 2点 アテネ世代 在籍中
岡崎慎司 15点 北京世代 現スペイン2部
乾貴士 6点 北京世代 現ラ・リーガ
細貝萌 3点 北京世代 現タイリーグ
内田篤人 1点 北京世代 現J1
香川真司13点ロンドン世代現スペイン2部
酒井宏樹 1点 ロンドン世代 現リーグアン
酒井高徳 1点 ロンドン世代 現J1
清武弘嗣 5点 ロンドン世代 現J1
武藤嘉紀 8点 ロンドン世代 現プレミア
大迫勇也 7点 ロンドン世代 在籍中
宇佐美貴史 2点 ロンドン世代 現J1
原口元気 2点 ロンドン世代 現2部
大津佑樹 0点 ロンドン世代 現J1
大前元紀 0点 ロンドン世代 現J2
浅野琢磨 1点 リオ世代 現セルビアリーグ
鎌田大地 0点 リオ世代 在籍中

2部

乾貴士 7点 北京世代 現ラ・リーガ
山田大記 6点 北京世代 現J2
大迫勇也 6点 ロンドン世代 現1部
宇佐美貴史 8点 ロンドン世代 現J1
原口元気 1点 ロンドン世代 在籍中
宮市亮 5点 ロンドン世代 在籍中
浅野琢磨 4点 リオ世代 現セルビアリーグ
奥川雅也 5点 リオ世代 現ザルツブルク
井手口陽介 1点 リオ世代 現J1
遠藤航 1点 リオ世代 在籍中

セリエA

中田英寿の在籍中は世界最高リーグ。

三浦知良 1点 現J1
名波浩 1点 引退 バルセロナ世代
中田英寿 10点 引退 シドニー世代
中村俊輔 7点 シドニー世代 現J1
小笠原満男 1点 引退 シドニー世代
柳沢敦 点 引退 シドニー世代
大黒将志 シドニー世代 現J2
森本貴幸 7点 北京世代 現J2
本田圭佑 6点 北京世代 無所属
長友佑都 5点 北京世代 現トルコリーグ
冨安健洋 東京世代 在籍中


現在、スペインとイングランドは世界最高リーグでもあり南野と久保には注目が集まる。
W杯でベスト8を目指すには、スタメン全員が4大リーグレギュラーか中堅リーグ名門クラブレギュラーが望ましい?
孫興民クラスの選手が日本にもほしいところ。

・・・・・・大迫
・・・・・(ブンデス)
・・中島・・南野・・堂安
・(ポルトsub)(リバプール)(PSV)
・・・・・柴崎遠藤
(スペイン2部sub)(ドイツ2部)
長友・・・吉田冨安・・・酒井
(ガラタサライ)(プレミアsub)(セリエA)(マルセイユ)
・・・・・・権田
・・・・(ポルティモネンセsub)

2020年の東京五輪代表及び日本代表に期待しています。
2019/12/26(木)13:05

☆関西人
キリンチャレンジ合宿
キリンチャレンジメンバーの合宿がスタートしている。

紅白戦が、以下のメンバー分けで行われたらしい。

【ビブスなし組】
・・・・前田
・・安部・・岩崎
鈴木・・・・・・長沼
・・松本・・中山
・瀬古・岡崎・岩田
・・・・山口

【ビブスあり組】
・・・・一美
・・三笘・・旗手
東・・・・・・・福田
・・高・・・松岡
コーチ・小林・大南
・・・・谷(小久保)

ビブスなし組がスタメンと見られている。
杉岡が故障明け間もないとのことで、別メニュー調整。

正直言うと、ビブスなし組よりビブスあり組の方がバランスがイイと思う。
ビブスなし組は、前田大然が1TOP。
彼はクサビを受けるタイプでなく、そのスピードで裏を狙うタイプ。
そして、シャドーも同様に裏を狙うタイプだ。
E-1の時のメンバーに当てはめるなら、上田=大然、武蔵=岩崎、森島司=安部、といったところか。
この1TOP2シャドー、機能するしないは安部次第という気がする。
見た感じ、前線でタメを作れそうなのは彼のところぐらいなので、おそらく安部が森島ぐらいにチャンスメイクできないとジャマイカに勝つのは無理だろう。

ダブルボランチは、中山+松本泰。
中山はDF登録だったが、やはり森保さんの構想ではあくまでボランチか。
中山って能力は確かに高いんだけど、ひとつボランチとしての難をいえばポジショニングである。
ああ見えて意外とバランサーではなく、主体的に動くタイプなのでフォアに出すぎることがある。
半センターバックなのでバイタルの防波堤になる役割なのかと思いきや、案外そうでもない。
よって、実をいうと相棒はバランサータイプの方がイイんだ。
今回の相棒は、万能タイプの松本泰志。
これ、意外と悪くない組み合わせなんじゃない?

松本や中山のところから安部に球が繋がれば、このチームは機能するだろう。
そこが分断されるようなら、あとは両翼に期待するのみだ。
鈴木冬と長沼には期待するが、E-1韓国戦を見ての通り、相馬があそこまでサイド突破しても点は入らなかった。
やはりインサイドで変化をつける選手が必要で、繰り返すが、今回のチームの浮沈は安部の出来次第ということになる。

とにかく安部が軸になりそうなので、日本の攻撃はやや左に偏るかと。
となった時、逆にキーマンになるのが岩崎ですよ。
オフザボールの動きでファーの死角からインサイドに侵入し、ゴールを狙う。
彼が、そういう岡崎みたいな頑張りスタイルで得点するイメージが何となく湧いてくる。

さて、最終ライン。
岡崎、瀬古、岩田という組み合わせである。
新鮮な組み合わせだな。
これまで岡崎は大南と組むことが多く、岩田は立田と組むことが多く、瀬古は小林友と組むことが多かったから。
だけど今回はそれら組み合わせを解体し、敢えて新しいユニットを試すのか。
試合は今週土曜、まだ時間があるので連携は大丈夫だと思うけど、ちょっとだけ不安。
ただ、無理して杉岡を最終ラインにハメようとするなら怖いね。
それだけは、やめといた方がイイ。
というか、故障明け間もないなら杉岡を無理して呼ばなくても良かっただろうに、でも森保さんはアジア選手権までに杉岡を間に合わせたいんだろうなぁ…。

ジョーカーは、一美と三笘と旗手だね。
6人交代できるから、3人とも出る気がする。
東、福田の両翼も試すかもしれない。
あと、高と松岡。
森保さんはアジア選手権に海外組の中山をわざわざ召集するつもりらしいので、中山をボランチの軸と考えてるのは間違いない。
よって、このキリンチャレンジは中山の相棒探しがひとつのテーマだろう。
今回不在の田中碧が筆頭格なのは間違いないと思うけど、ひょっとしたら中山+碧よりもっとバランス良い組み合わせはあるかもしれない。
2019/12/26(木)12:27

☆関西人
メソッド
研究熱心なのは日本人の民族的特徴として、そのての学者肌としての最高峰にいるのが岡田武史かもしれない。
いよいよ「岡田メソッド」、本として出版されたみたいだね。
これはサッカー指導者向けの専門書ゆえ、私は買わない。
だけど業界の中では、かなり重要な指定図書になっていくと思う。

この「岡田メソッド」を作ることになったキッカケは、岡田さんがFCバルセロナの元ディレクターであるジョアンビラ氏と対話したことから全てが始まったらしい。
育成に関する話だ。
日本では、中学生ぐらいまであまり教えすぎずに自由にやらせ、高校生ぐらいから戦術を教えていくのが常識、という話を岡田さんがビラ氏にしたところ、「それ、逆じゃないか?」とツッコまれたらしいのよ。
少なくてもバルセロナでは、中学生までに戦術を教え、高校生からは自由にやらせる、と。

ここ数年、岡田さんはこの話を何回もしてるよね。
興味深い話だ。
岡田さんはこの話に感化され、日本にもバルセロナのようなガイドラインが必要として「岡田メソッド」作成に着手したらしい。
このプロジェクトの為に協会副会長を辞め、S級ライセンスを返上してまで退路を断ち、メソッド実地検証の場としてのFC今治にどっぷりハマったワケね。
それこそ、明治憲法を起草した時の伊藤博文みたいなもんさ。
今は「なんか岡田さんが新しい本を出版したらしいよ?」ぐらいの捉えられ方をしてると思うが、でもこの「岡田メソッド」、今後100年は日本サッカー界に残る、憲法扱いの書になるかも。
おそらく、これを叩き台にして今後改正を何度も何度も繰り返し、日本サッカー界の育成ガイドラインがだんだんと完成していくワケよ。

でもさ、皆さんはどう思う?
小学生〜中学生までは型にハメ、高校生になってようやく型から解放するというメソッドって、本当に正しいんだろうか。
ひとつ思うのは、ヘタに小学生を型にハメると、原体験としてのサッカーを楽しいと感じなくなるんじゃない?
そりゃバルセロナでは、楽しかろうが窮屈だろうがサッカーはどっちにせよ無双のNo1スポーツだろうけど、日本の場合はそうとも限らないからね。
「いつもコーチが僕の動き方をダメ出しするんだ。サッカーって面白くないよ…」と子供に言われたら、我々はどうリアクションしたらイイんだろう。

だけど、皆さんは感じたことないか?
日本人ってJrユース年代までは世界と互角に近いレベルでやれるのに、18〜23歳クラスになるとだんだん世界との差が開くよな、と。
ひょっとしたら、それは日本と欧州とのメソッドの違いからきてる話なんじゃないか、と。
真相は、分からない。

岡田さんは、このメソッドはサッカーの話に限らず、日本の武道でも「守破離」という概念が古くからあり、信憑性のあるものだとしている。
守→破→離。
武道の修行三段階において、まず最初は「守」、型にハマることから始めるんだ、と。
日本サッカーは「守」に入るのが高校生以降だからあまりにも遅く、必然「破」も「離」も遅くなり、結局欧州に大きく遅れをとってるんだ、というのが岡田さんの論旨である。

まだ「岡田メソッド」が信用に足るものなのかどうかは、実地検証のデータが足りないので何とも言えないけどね。
一応、FC今治はJFLからJ3に昇格を果たしたので、岡田さんの実験はまずまず順調である。
でも、このクラブが日本トップクラスになるのは時間がかかるだろうし、岡田さんが生きてる間は無理かも。
おそらく岡田さんの実験は、FC今治が強くなれば成功である。
ただし、優秀な選手を補強する形で強くなってはいけない。
むしろ、並の選手をメソッドで強化する形のみで強くならなければ。

もし、このメソッドの正しさが証明されれば、いずれJFAアカデミーもナショナルトレセンも各Jクラブのユースも、全て方針が大きく変わっていくことになると思う。
もちろん、岡田さんほどの大物なら今治という田舎で細々と実験するのではなく、協会を巻き込み、JFAアカデミーを使った壮大な実験もできたはずだ。
でも、そうしなかった。
おそらく、彼自身「もし実験が失敗したら…」というリスクを考えたんだと思う。
よって、これを官のプロジェクトとせず、岡田さん個人のプロジェクトとして私財をFC今治に投じることにしたんだろう(クラブの筆頭株主は岡田さんである)。
岡田さんって、ホント凄い人だと思うわ…。
2019/12/26(木)0:51

☆関西人
研究熱心な日本
欧米から輸入された食文化として「洋食」がある。
私は、洋食屋さんのメニューに目がなくってね。
オムライスとかビフカツとかコロッケとか、大好きである。

これは欧米からの輸入文化だし、あっちで本場のを食べようと考える人もいるだろうが、残念ながらそれは無理である。
日本の洋食メニューは、あっちにないから。
実は、これらは日本で開発された独自の料理である。
もちろんヒントになるモチーフは欧米由来だが、それを開発したのは日本国内だということ。
なるほど。
日本人の口に合うよう、創意工夫して作り上げられたガラパゴスメニューなのか。

じゃ、欧米の人の口には合わないのでは?と私は思っていたが、実はそうでもない。
口コミサイトでは「日本で最高に美味しい料理を発見したぞ。オムライスというやつだ」みたいな書き込みが数多くあり、どうやら日本の洋食メニューはあっちの人にとっても美味しい料理らしい。
じゃ、日本のガラパゴスも馬鹿にしたもんじゃないじゃん?

うん、日本人って研究熱心な民族なんだと思う。
それはノーベル賞受賞の多さでも分かるが、やたら研究分野に強い。
個人として100m走9秒台が誰もいなかった時代に、400mリレーで銀メダルをとったこともひとつの象徴である。
あれも、バトンの繋ぎを研究しまくったことの成果だろ?

日本サッカーも、まさに強みはそこだと思う。
本物志向として欧州本場の指導者に学ぶことは今なお続いているが、少しずつ日本人たちが独自に開発を進めている流れもある。
岡田さんの「岡田メソッド」とかね。
森保さんだって、師のオフトやぺトロの原案をベースにしつつ、研究者として自分なりのメニューを考案してきている。
それを「ニセモノ」と揶揄する人が一定数いるのはしようがないとして、彼の研究者として矜持は、試合中にも熱心にメモをとる姿にこそ表れてるよ(笑)。

アトラーズだって、最初はジーコらブラジル人に教えられたことを忠実に遂行するスタイルから始めて、今では日本人スタッフでその常勝スタイルをうまいこと維持させてきている。
天皇杯、また獲るんじゃないかな?

日本は今、欧州から人材を呼んで本場の味を再現しようとする本物志向と、日本人で研究を重ねて日本人に最も合った形を実現させようという志向のふたつに分かれてると思う。
前者がヴィッセルであり、また見事にリーグ制覇をしたマリノスだろうか。
後者が、アントラーズやフロンターレなどである。
今度の天皇杯決勝、アントラーズvsヴィッセルなんだね。

三木谷さんは、完全に本物志向である。
欧州クラブのようなモノを、まるごと日本で再現してやろうという野望。
あっちで本物のフランス料理やスペイン料理を食べてるであろう三木谷さんのこと、日本の洋食屋さんでメンチカツとかは食わんだろうな(笑)。
いや、私は彼をリスペクトするぞ。

一方、日本サッカーのガラパゴス勢力はいかがなものだろうか。
それこそ、ピンキリだと思う。
日本の研究熱心はイイんだけどさ、たとえば最近のタピオカブーム、「富士そば」ではタピオカ漬け丼なんかまで出してきてるらしいぞ。
それ、美味しいのか(笑)?
2019/12/25(水)13:29

☆関西人
スモールフットボール
当たり前の話だが、サッカーは海外発祥のスポーツである。
それが日本に輸入され、今ある日本サッカーの形になっている。
野球もそれは同じで、発祥は海外のベースボールである。
で、日本の野球とベースボールは少しニュアンスが違うとも言われている。
野球=スモールベースボール、とも言われてるよね。

私はサッカーにしてもそれは同じで、日本サッカー=スモールフットボールかもしれないな、と思う。
妙に近距離で細かく繋いで、チョコマカやるからね。
送りバンド、盗塁、スクイズなどクリーンヒットやホームランを狙わずに点を取るスタイルにも思えるから。
日本から輩出される多くの天才も、ホームランを量産する本格派スラッガーより、犠打や盗塁の天才ばかりという感じがするよ。
やはり、スモールフットボールの土壌なんだろう。

日本が日本の土俵、スモールフットボールで持ち味を発揮するには、やはりフィールドをスモールにしなくてはならない。
サッカーという競技はピッチをヨコいっぱいに使ってワイドにすることが奨励されてるが、ワイドにすること=人と人の距離が広がる、つまり一対一のデュエルのスポーツになるということである。
それは、スモールフットボールとなりにくい。
日本は送りバンド、もしくはセーフティバンドなどで外野を使わず内野だけで完結するサッカーを得意としてるので、ボールポゼッションをしたら、まずそこを内野化したいのよ。
DFは最終ラインを上げ、まず外野を切る。
そしてボランチコンビはボールサイドにスライドし、選手間の距離を詰める。
それが、スモールフットボールの前提だ。

日本がスモールフットボールを目指すのは、ひとつに消極的な意味、サイズの問題があるからだろう。
日本人には、リーチがない。
リーチがない分だけフィールドを大きく使えず、逆にリーチのなさゆえの初速の速さの方で勝負せざるを得ないんだ。
30mのスピード勝負をすれば負けるかもしれんが、5mのスピード勝負なら勝てるのでは、ってね。
よって、欧州人ならひとりで完結するプレーでも2〜3人を使ってプレーする。
個人でなく、トライアングルを使う。
これ、効率が悪い?
まぁ、そうかもね。
しかし、たとえ効率が悪くとも、そうせざるを得ないところがあると思う。

ただ、いくらスモールを標榜したところでピンポイントに強度を求めなくては無理なポジションもあり、それがセンターFW、センターバック、GKの3つでしょ。
今の日本は大迫と吉田がいるので何とかツジツマを合わせてるが、GKに関してはまだまだ脆弱である…。

あ、でもさ、最近の若手のGK見てると、スラッガーっぽいのが出てきてるよね。
キリンチャレンジに召集されてる小久保玲央ブライアンとか、見るからに恐い(笑)。
あとオビ・パウエルオビンナとか、鈴木ザイオンとか、ムチャクチャ恐そうなGKが最近増えてきている。
さすがにGKだけはひとりでプレーを完結してほしいので、ああいう恐そうなタイプ、大歓迎ですよ。

センターバックも、冨安なんかを見てると将来は少し希望あるかな、と。
彼に限らず、東京五輪世代CBはなかなか屈強なのが多い。
あと、問題はセンターFWか…。
そこは最悪、スモールでいくしかないかもね。
思えばリバプールに行った南野もスモールの土俵のストライカーであり、フィルミーノに学び、偽9番として覚醒してくれたら、と思う。

そもそもフットボール発祥の地であるイングランドに、スモールフットボールの南野が呼ばれたのは痛快じゃないか。
ベースボール発祥のアメリカで、スモールベースボールのイチローが大活躍した例もある。
私が子供の頃は、日米野球をやると日本が必ずボロ負けしてたもんだが、近年はそうでもないよね。
スモールも極めれば世界のトップに立てる。
と、私は信じています。
2019/12/25(水)11:45

☆関西人
エリート
次のキリンチャレンジは、東京五輪代表強化試合である。
と言っても五輪代表の主力は先日のE-1に召集されていたので、キリンチャレンジの方はそっちに呼ばれなかった選手たちが出ることとなる。
この年末に、なぜそこまで入念な強化スケジュールを組んでいるのか。
それは、来年1月9日からU23アジア選手権が始まるからである。
これは実質、五輪アジア予選であり、日本は五輪開催国だから大会の結果に関わらず五輪出場はできるんだが、そうは言ってもU23のアジアNo1を決める大事な大会。
日本は、本気で臨むんだろう。
協会は、海外組の召集をするつもりらしい。
いや、さすがに難しいと思うけどね。

東京五輪世代の海外組は、以下の通りである。

・堂安律
・久保建英
・安部裕葵
・前田大然
・食野亮太郎
・中村敬斗
・三好康児
・菅原由勢
・冨安健洋
・中山雄太
・板倉滉

結構いるなぁ。
仮に、彼ら海外組の召集が無理だとして、国内組だけでアジア選手権に臨むなら以下のメンバーになるだろう。

・小川航基
・上田綺世
・田川亨介
・森島司
・旗手玲央
・三笘薫
・遠藤渓太
・菅大輝
・相馬勇紀
・橋岡大樹
・田中碧
・田中駿汰
・齊藤未月
・松本泰志
・杉岡大暉
・町田浩樹
・渡辺剛
・瀬古歩夢
・岩田智輝
・大南拓磨
・大迫敬介
・小島亨介
・谷晃生

・・・・上田
・・森島・・田川
遠藤・・・・・・橋岡
・・田中碧・齊藤
・町田・渡辺・岩田
・・・・大迫

・・・・小川
・・三笘・・旗手
菅・・・・・・・相馬
・・田中駿・松本
・杉岡・瀬古・大南
・・・・小島

割と目立つのが、大学生である。
田中駿、旗手、三笘。
上田だって、つい先日までは大学サッカー部だった。
こうして大学サッカー部員まで五輪代表に入るのが、日本サッカーの懐の深さだろう。

海外組はユース系が多いよね。
ユース→トップ昇格→海外移籍というのが王道パターンだが、しかし全てのユース系がそんな感じでうまくいくワケでもない。
トップ昇格した途端に出場機会が激減し、それまでの成長が鈍化する選手たちだって少なくないから。
一方、大学生選手は大学サッカー部で主力として活躍し、ユニバーシアードで国際経験積むなどして大きな成長を遂げる。

ユース系と大学体育会系。
おそらく真のエリート街道は前者だと思うが、でもフロンターレを見てると憲剛を筆頭にして、谷口、車屋、守田など、やたら大学サッカー出身者が多い。
さらに、三笘や旗手もフロンターレ入団を決めている。
三笘に至っては元々フロンターレのユースからトップ昇格する予定だったのを断り、わざわざ大学サッカーに迂回してからまたフロンターレに戻ってきたという経緯である。
こういうパターンもあるんだな…。

欧州のようにユース→トップ昇格とルートが一元的でなく、トップにたどり着くまで様々なバリエーションがある日本。
敗者復活を許容した「ゆとり」だと揶揄する人もいるだろうが、私はこういうの、なかなか悪くないと思うけどね。
2019/12/25(水)9:57

☆関西人
セグンダ
これ、私の持論なんだけど、サッカーってボランチのセグンダでそのチームの性格が決定されるのかな、と。
セグンダ、最終ラインのフォローに入る方じゃなく、フォアに出る方ね。

日本の2ボランチは、セグンダが主に柴崎である。
このてのゲームメイカーをセグンダとして置くのはノーマルに思えるけど、でもハリルの時のセグンダは山口蛍、もしくは井手口だったでしょ?
柴崎と山口蛍、もしくは柴崎と井手口では全くキャラが違う。
イコール、チームのコンセプトも全く違うものになってしまう。

ザックの時は、ヤット+長谷部。
ジーコの時は、中田英+福西。
トルシエの時は、稲本+戸田。
やはり、セグンダでチームのコンセプトは決定されるんだと思う。

で、先日のE-1を見てると、セグンダにふたつのコンセプトが混在してたのよ。
ひとつは、井手口をセグンダに置く形。
もうひとつは、大島をセグンダに置く形。
どっちだよ、と正直思った。

井手口の良さは寄せの速さで、球を奪うところにある。
ショートカウンターに適した選手だ。
一方、大島の良さは散らしの巧さで、パスでゲームを組み立てられるところにある。
ポゼッションに適した選手だ。
ショートカウンターか、ポゼッションか。
日本が狙ってるのは、どちらなのか。
その答えは、両方である。
いまどき、どちらかひとつに絞ったチームもないさ。
だからこそ、難しいんだ。

じゃ、大島と井手口を組ませれば解決じゃん、という人もいるかもしれない。
いや、それはNGなんだよ。
ふたりとも、サイズがないから。
もし敵が戦術として中盤で浮き球を使ってきたら、空中戦のデュエルでウチは劣勢になる。
よって、2ボランチの一角には必ずサイズある選手が必要。
橋本拳とか、遠藤航とかね。

そういう流れの中で、今期待をされてるのが田中碧なのかもしれない。
彼は、変な言い方をすると中庸な選手だ。
よく言えば、バランス良い選手だ。
守備できて、攻撃できて、サイズもそこそこ。
似たところでは、今回キリンチャレンジに呼ばれてる松本泰志もそういうタイプかな。
スーパーなタイプではないかもしれんが、中盤を機能させるにはこのてのタイプこそが実はキーマンかもしれん。

いや、韓国戦のように前半井手口、後半大島というようにスイッチすれば?という意見もあるかもしれない。
まぁそれもありなんだが、私はチームの心臓を最初から入れ替えること前提はどうなのかな、と思って。
スイッチなら、ウィングバックやFWやシャドーを入れ替える方がまだリスク少ないでしょ。

東京五輪世代はボランチが穴と言われてるが、案外そんなこともないと思う。
2019/12/24(火)13:11

☆関西人
本田、再びフリーに
本田圭佑がフィテッセ退団だって?
いくらスルツキ監督が辞任したからって…。
確か、本田は2020年6月までの契約のはず。
ならば、この冬に退団するなら違約金が発生するじゃないか。
フィテッセに違約金を払うのは、本田自身なの?
計画を緻密に練ってそうな本田にしては、かなりアバウトな展開だね。
この移籍って、やはり「スルツキ監督を助ける為に」という義侠心による行動だったのか?
で、そのスルツキがいなくなった以上、ここに俺がいる意味はないな、と。

でも、残念だ。
フィテッセでは、少しボランチで試合に出てたから。
明らかに適正ポジションではないボランチへの挑戦を彼が始めたのは、もちろん東京五輪代表入りを目指してのことである。
東京五輪代表は、司令塔型ボランチの人材層が薄い。
アタッカーはたくさんいるし、守備の人材もたくさんいるんだが、その両者を繋ぐブリッジが脆弱なんだ。
本田の目のつけどころは、なかなか賢い。

で、彼はスルツキ監督のオファーを受けてフィテッセ入りを決断。
スルツキはCSKA時代、本田にボランチ転向を薦めた張本人である。
本田にとっては、それこそ渡りに舟だったに違いない。
逆にいえば、スルツキ以外に本田をボランチ起用しようとする奇特な監督はあまりいないよね。
事実、スルツキ辞任以降の本田はスタメン落ちしたみたいだし…。

しかし彼のボランチ転向プラン、フィテッセ退団とともに白紙撤回でイイと思う。
なぜって、そろそろ五輪代表のボランチはメドがついてきてないか?
Jリーグ新人王を獲った田中碧。
彼が五輪代表ボランチの軸なのは、もう決まりだと思う。
準優勝したトゥーロン、その後に勝利したブラジル戦、そしてA代表E-1。
田中碧は、その全てにボランチとして出たんだから。
ひとつ思ったが、彼は誰とでも組めるよな?
プリメイロとセグンダ、その両方をこなせるから誰とでも組めるんだよね。
たとえばブラジル戦では中山雄太と組んでたし、トゥーロンでは高宇洋や松岡大起と組んでたし、時には1ボランチまでやっていた。
何だったら、森島司をボランチに下ろしても組める気さえする。

オーバーエイジについては、一番良いのは大島が入ることかも。
それはE-1見て、皆さんもそう感じたんじゃない?
今後も大島+田中碧コンビをフロンターレで熟成し、それをそのまま五輪にぶつけるのは極めて現実的なチーム強化策である。

・・・・小川
・・上田・・三好
相馬・・・・・・堂安
・・大島・田中碧
・板倉・中山・冨安
・・・・大迫

こんなイメージさ。
前にちょっと書いたけど、私は上田ってフロンターレの中盤に絶対ハマると思うのよ。
小林悠っぽいイメージがあるから。
特に、小川が潰れ役になったところから上田が裏に抜ける形がイメージしやすく、そこにパスを通す大島や田中碧。
あ、来年はフロンターレのルーキーになる、三笘や旗手をスーパーサブで使うのも悪くないよね。

こうして色々構想すると、やっぱり本田、五輪代表には入る隙がほとんどないわ。
ましてやボランチなんて、もはや論外かもしれない。
それでもどうしてもと言うならば、せめてシャドーだろう。

・・・・安部
・・上田・・本田
相馬・・・・・・堂安
・・大島・田中碧
・板倉・中山・冨安
・・・・大迫

本田にクサビを受ける役を担わせ、1TOPにはバルサで偽9番をやってるという安部を試してみる。
2014年ブラジル大会の柿谷曜一朗をイメージして。
うん、これはこれで悪くないかもしれない。

本田、まだ諦めるな。
何だったら、このまま来夏までフリーを通すのも悪くないかもしれないぞ?
欧州は、各クラブが選手の五輪派遣をOKしてくれるかの保証はないんだ。
場合によっては、「どこも選手を出してくれない…」と協会が頭を抱える展開になることもあり得る。
その時、「そういえば今、本田が暇なのでは?」と誰かが思い出す可能性もなくはないさ。
2019/12/24(火)10:14

☆関西人
神の眼
E-1じゃなくて、M-1の話題。
史上最高得点が出たみたいだね。
だからと言ってミルクボーイが史上最高の漫才コンビかというと、それはまた別の話。
でも、M-1の見所はやはり「プロがプロを採点する」というシビアな格付けにこそあるワケで、採点は最大の注目ポイントだろう。
松本人志が何点つけたか、上沼恵美子が何点つけたか。
そのへんのシロウトが「面白い〜」と安易につけた点数ではなく、プロがプロの視点でつけた点数である。

ただ、あくまで芸人はステージで笑いをとる職業であり、そのステージを見るのはシロウトだ。
だから、シロウトにウケなきゃ意味がない。
プロにウケても、シロウトにウケなきゃ意味がない。
ここが難しいところだね。
まぁ大体のパターン、プロにウケる人はシロウトにもウケるんだけどさ。

だけど、評価の難しいお笑いもあるだろう。
今M-1の審査員をやってる松本人志も、デビュー当時はコンクールで「こんなのは芸じゃない!」と審査員から説教食らうこともあったと聞く。
その時に披露したネタの内容を聞くと、あまりにシュールすぎて説教もやむ無しと思うけど(笑)。
ダウンタウンは今でこそスタンダード扱いだが、昔はかなり異端だったと思う。
アコースティックギターしかなかった時代に、いきなりエレキギターを持ち込んだようなものだった。
でもそれが今は王道になり、エレキギターを使うロックは普通にポピュラーミュージックである。
時代だね。

多分、これはサッカーにある時期からプレッシングが持ち込まれたのと、ほぼ意味は同じだろう。
プレッシング開発以前、プレッシング開発以降ではサッカーは全く異なるモノになったと思う。
つまり、80年代以降とそれ以前では全く別物の競技であり、たとえば「ペレは神様だ!」と言われても「でもそれ、60年代の話でしょ?」と冷ややかなリアクションをせざるを得ない。
それだったら、まだ今の時代のメッシが凄いことの方に信憑性があるワケで。
ペレが今の時代にプレーをした場合、どうなるかは神のみぞ知る、である。

松本人志なんてのは、プレッシングを80年代サッカー界に持ち込んだアリゴサッキ、もしくは90年代バルサドリームチームでポゼッションサッカーを創ったヨハンクライフみたいなもんだね。
毒がある点では、故クライフの方に近いかな?
そのクライフに認められたら、そりゃサッカー選手としてはメチャクチャ嬉しいですよ。
そこには、バロンドール並みの価値があると思うから。

なんつーかな、日本サッカーでも「この人に認められたら凄い!」という神様級の権威がいればイイんだけどね。
それほどの権威が国内にないからこそ、みんな過剰に欧州を権威として捉えてるんじゃないの?
欧州クラブの◯◯からオファーが来た、とかにやたら大喜びするワケで、サッカーでは常に権威=欧州である。
だけどさ、欧州ってそこまで日本サッカーのこと知らないじゃん。
ちゃんと日本サッカーを見てくれていて、尚且つ慧眼という絶対的権威が日本国内にほしいね。
そういう人、いる?
私、あまり思い浮かばないんだけど…。
2019/12/23(月)14:41

☆関西人
世代
仮に安部がバルサで「偽9番」をやってるなら、ちょっとそれをキリンチャレンジで見てみたいなぁ、という思いがある。
そもそもバルサって、「偽9番」の起源ともいうべきクラブじゃん。
安部、クライフバルサのラウドルップみたいな仕事をしてるんだろうか。

普通、361だと安部ならシャドーに入るはずである。
で、1TOPには一美か、前田大然になるのが普通だろう。
でも一美はともかくとして、大然などはクサビを受けるタイプでなくスピードで裏に抜けてナンボなので、むしろシャドーの方が適正かと。
あと、この世代で面白いのは大学生アタッカーだ。
旗手と三笘。
彼らは現在の大学サッカー界を代表する二大スターで、奇しくもふたり揃って来季フロンターレに入団する。
プレースタイルはともにドリブラー、こりゃもう完全なライバル関係だな。
小川vs上田に続き、旗手vs三笘も面白いね。

あと、キリンチャレンジのメンバーで注目は中山雄太の扱いである。
なぜなら、今回の中山はMF登録じゃなく、DF登録になってるから。
DF登録選手を見てみると、岩田、岡崎、大南、瀬古、小林友、そして中山。
なるほど、中山を含めて6名か。
システムが3バックだと考えると、3×2=6、やはり中山は今回CB?

ボランチは、E-1での井手口のタスクで高宇洋、田中碧のタスクで松本泰志という形だろうか。
あとボランチの注目は、飛び級の松岡大起。
こいつ、まだ18歳だから。
末恐ろしい大器である。
今回のキリンチャレンジメンバーは、松岡
に限らず、若い選手が結構呼ばれている。
谷、瀬古、小林友、鈴木冬、東あたりは2000年生まれであり、U19世代。
鈴木冬なんて、クラブでは杉岡からレギュラー奪ってるんだよな?
だけど、左ウィングバックが杉岡、鈴木冬、東と3人もいるのは、さすがに過剰である。
と考えると杉岡を左センターバックに回さざるを得ず、今度はセンターバックが過剰になるので、やはり中山はボランチ?
…よく分からなくなってきた。

なんのかんの言いながら、中山はこのチームのキャプテンだろう。
なぜか?
ひとつは、年長者だからである。
1997年の早生まれは五輪世代で一番上の学年であり、彼や三好や板倉は、かなりのパイセン。
逆に、可哀想なのは2000年生まれだ。
久保くんや松岡大起などの2001年生まれならパリ五輪にまだ出られるが、2000年生まれは東京五輪まで。
そのくせ、上にはパイセンがたくさんいて、なかなか出場機会が回ってこない。
オランダで活躍している中村敬斗、菅原由勢、このへんも2000年生まれゆえ、出られない可能性もあるんだよなぁ…。

もちろん、サッカーは年功序列ではない。
だから飛び級もOK。
しかし、たとえば久保くんは仮に今回の東京五輪出場を逃しても、次のパリ五輪に権利を残す世代なんだ。
西川潤、松岡大起、中山卓大、小久保玲央ブライアン、そのへんと一緒に出ればイイだけの話である。
枠は18しかない五輪代表。
いや、オーバーエイジ3を使えば、枠は15しかない。
という現実を踏まえると、本当にパリ世代から召集すべきなのか?と私は考えてしまう。
まずは、1997〜2000年生まれをしっかり見るべきである。
久保くんより、今は安部を見るべきでは?
安部が久保くんより遥かに劣ることが確認されたら、その時はしようがないけど…。
2019/12/23(月)10:58

☆関西人
テキスト
E-1をボロクソに言って、森保さんのこともボロクソに言うファンや評論家やユーチューバーは多いんだけど、個人的に私はE-1、とても楽しかったのね。
何が楽しいかって、森保式361の勉強になったんだよ。
あぁ、なるほど、こういうメカニズムになってるのか、と分かりやすいテキストになってたと思う。
私にですら分かりやすかったんだから、実際プレーしてる選手たちには尚のことだろう。
中国戦ユニット、香港戦ユニットとチームをきっちり二分したことも、理解しやすさに拍車をかける配慮だったかもしれない。

じゃ、E-1で皆が理解した、361のメカニズムを一度まとめてみよう。

【センターFW】
やはり、ここはクサビを受けるタスクである。
もちろん裏を狙うのもあるが、ビルドアップにおいては、まずクサビである。
別に、大迫っぽく敵DFを背負いながら時間を作ることまでをできなくとも、せめてクサビを受ける、味方に落とす、ぐらいはできなくてはならん。
上田にも小川にも、それは求められていた。

【シャドー】
右と左は、シンメトリーではない。
片方はMF型、片方はFW型である。
トップ下の役割を二分割したイメージかもしれない。
ひとつはMF型のチャンスメイク、ひとつはFW型のフィニッシュ。
中国戦と韓国戦は、MF型が森島司でFW型が武蔵。
香港戦は、MF型が仲川でFW型が田川。
敢えて武蔵や田川をシャドーにするのは、サンフレッチェ時代におけるドウグラスのイメージか。
ここで重要な発見は、Jリーグにおけるウィング最高峰である仲川があまり機能しなかったこと。
そう、ここはアウトサイドでなく、インサイドのタスクなんだ。

【ボランチ】
ここも、右と左がシンメトリーではない。
ブラジル式の2ボランチ、「プリメイロ」と「セグンダ」である。
中国戦はプリメイロが橋本拳、セグンダが井手口。
香港戦はプリメイロが田中碧、セグンダが大島。
韓国戦はプリメイロが田中碧、セグンダが井手口→大島。
興味深いのが、井手口と大島という全く異なるタイプがセグンダであること。
韓国戦での井手口→大島は、最初から計画された交代じゃなかっただろうか。
ザック代表の2014年ブラジル大会、ヤットの前半温存策を思い出すよ。
先発は長谷部+山口蛍で、必ず後半からヤットが入る形だった。

【ウィングバック】
ひょっとしたら、ここも左右シンメトリーではないかも。
中国戦は、左がウィング遠藤渓で、右が本職の橋岡。
香港戦は、左が本職の菅で、右がウィング相馬。
韓国戦は、左がウィング遠藤渓→相馬、右が本職の橋岡。
ここで大事なのが、韓国戦の交代で左の本職・菅を使わず、敢えて相馬を使ったことさ。
右・橋岡+左・菅というシンメトリー構成にせず、敢えてアシンメトリーにした感じがある。
これは、リスクヘッジだろうか。
必ずしも、左右イケイケにする考え方ではない様子。
理想は、左右イケイケだと思うが…。

【センターバック】
3枚のうち、左と右がかなりワイドに開く。
実質、サイドバックである。
スタッツを見る限り、チームの中で最もボールタッチ数の多いポジションのひとつであり、畠中のようなタイプのDFを召集することの意味も理解できる。
香港戦で、田中駿が3バックの真ん中に入ったのはサプライズだった。
この左利きの逸材は、ボランチ、左センターバック、リベロ、3つのポジションをこなせることを証明したワケね。

【GK】
申し訳ない。
このポジションに求めてるモノは、いまだよく分からない。
GKのキックを起点にするというよりは、着実にワイドのセンターバックへ球を繋げることを優先してる感じ。

以上、E-1は決して無意義ではなく、こうした各タスクのマニュアルを示したテキストになったんです。
このテキストを頭に叩き込んだ上で、年末のキリンチャレンジを楽しむのが我らサッカーファンとしての務めである。

そのキリンチャレンジで一番気になるのが、安部裕葵の使い方である。
アイツ、今バルサBで433のセンターFWとかやってるみたいなんだ。
いわゆる偽9番?
で、チーム内の得点ランク2位らしい。
ちょっと目を離してる隙に、トリセツのよく分からない選手になっちゃったんだね。
ひょっとしたら、南野っぽい選手になりつつあるかも。
2019/12/22(日)22:06

☆関西人
ベスト人選
代表監督の仕事が選手の人選だとして、4231については比較的うまくいってると思う。

・・・・大迫
中島・・南野・・堂安
・・柴崎・・遠藤航
長友・吉田-冨安・酒井
・・・・権田

誰もが認める現時点の日本代表ベスト布陣であり、中島の守備の弱さを指摘されてるが、長友がいる分には意外とバランスとれている。
何より、中島は守備の弱さを差し引いても補って余りあるほど攻撃でスペシャルな違いを生み出せるので、私はこの布陣には不満がない。

ただ、森保さんの構想の理想はこの4231でなく361だとされてるので、361でのベストの人選を考えなければならん。

まず、森保さんは4231でも361でも1TOPにクサビを入れることを軸に考えてるみたいなので、やはり361でも1TOPのベストは大迫だろう。
問題は、シャドーだ。
ここに中島や堂安を置く考え方をする人は多いが、私は少しそれは違うかな、と考えるようになった。
南野は当確である。
彼は、本質的にシャドーストライカーだから。
問題は中島や堂安で、彼らのベストポジションはアウトサイドだと思う。
一対一のドリブルに強く、アウトサイドからインサイドへの侵入に強みがある。
だけどシャドーは、少し違うんだ。
ワイドでなくセンターでなく、ハーフスペースでの仕事が多くなるので、ウィング的な仕事内容とは少し質が異なる。
私から見て適性のベストは、鎌田かな、と。

次はウィングバック。
以前はここに長友や酒井を置いたこともあったが、それじゃ単なる5バックだ。
E-1の相馬を見て分かるように、ここはウィング的な選手がよくハマる。
ただ、戦術的には最終ラインへの帰陣をしなくちゃならんので、一定以上の走力が必要。
私から見て適性のベストは、原口と伊東かな。

次は2ボランチ。
ここは、4231の2ボランチとあまり機能は変わらない。
よって、柴崎と遠藤航がそのままスライドする。
クラブで実戦勘失ってる柴崎より大島がイイのでは?という見方もあるだろうが、代表経験値ではまだ柴崎に分がある。
あと、遠藤航より橋本では?という見方もあるだろうが、遠藤はハリルにも「日本で一番デュエルが強い」と言われたほどの選手。
あの程度のサイズでセンターバック起用をよくされるのも、よっぽど一対一に強いんだろう。
現在、シュトゥットガルトで1ボランチ、アンカーとしてスタメンに定着している。
地味に、森保ジャパンのキーマンだと思う。

次に3バック。
吉田、冨安は当確かと。
最も身長が高く、経験値の高い吉田が真ん中。
クラブで右サイドバックの冨安は、右だろう。
問題は左で、ここは左足を使える選手が望ましいので、右利きのくせに左足が異常に巧い畠中にしておく。

GKは、権田か?
もちろんシュミットや中村航や大迫も候補なんだけど、下田GKコーチはなぜか権田オシなので、そこは現場の判断を信用しよう。

・・・・大迫
・・鎌田・・南野
原口・・・・・・伊東
・・柴崎・遠藤航
・畠中・吉田・冨安
・・・・権田

五輪代表なら、こうなるかな。

・・・・小川
・・食野・・三好
杉岡・・・・・・橋岡
・・中山・田中碧
・板倉・冨安・渡辺
・・・・大迫

例のブラジル戦に勝った時のメンバーを中心にしてみた。

大迫⇔小川
南野⇔食野
鎌田⇔三好
原口⇔杉岡
伊東⇔橋岡
柴崎⇔田中碧
遠藤航⇔中山
吉田⇔冨安
冨安⇔渡辺
畠中⇔板倉
権田⇔大迫

一応森保ジャパンは、ベストに近い人選をできた時には結果を出せるんだ。
4231がイイか、361がイイかという議論はナンセンスで、どっちにせよ、そのシステムの中でのベスト人選さえできれば、結果は出せるんだよ。
これまでA代表は4231のベストを掴んだが、361だとU22の中でしかベストは実現してない。
2019/12/22(日)15:21

☆関西人
人選ミス
「FootballZONEweb」の西部謙司さんの記事は読んだかい?
E-1日韓戦の総括として、私はこれを読んで「なるほど」と思ったんだよね。

西部さんは、森保ジャパンの練習風景を見てたんだそうだ。
いつもは非公開が多いが、今回はたまたま全公開だったらしい。
何でE-1のような公式大会なのに非公開にしてなかったのか、事情はよく分からん。
言われてみりゃ、確かにメディアの先発予想は100%合ってたんもんなぁ。
そこは当然、敵にもスタメンやシステムがバレバレだったワケだ。

その日韓戦の2日前の練習では中国戦のメンバー中心に戦術練習をしており、香港戦メンバーは休ませてる感じだったらしい。
で、その日の練習の内容は、1TOPにクサビを入れてからフィニッシュまでもっていくパターン。
そういう形なら、中国戦メンバーより香港戦メンバーの方に分があるさ。
なんせ1TOPが小川で、ボランチが大島だから。
一方、中国戦メンバーは1TOPが上田、ボランチが井手口。

【中国戦メンバー】
・・・・上田
・・森島・・武蔵
遠藤・・・・・・橋岡
・・橋本・井手口
・佐々木-三浦-畠中
・・・・中村

【香港戦メンバー】
・・・・小川
・・田川・・仲川
菅・・・・・・・相馬
・・田中碧・大島
・古賀-田中駿-渡辺
・・・・大迫

うん、同じ361だけど、微妙にこの2チームは構造が異なるワケよ。
中国戦メンバーは、おそらく起点がシャドーの森島司である。
対して香港戦メンバーは、おそらく起点がボランチの大島である。
もともと、起点の列が違う。

少なくとも日韓戦2日前には橋本が既に離脱してたので、この練習の時に井手口の隣が誰だったのかは知らない。
既に田中碧が入ってたんだろうか。
何にせよ、中国戦メンバーは1TOPにクサビを入れてから、というところにストロングポイントがあるチームではなく、どちらかというとシャドーの森島司に球を入れて、その撹乱の中から上田が裏に飛び出す形にこそ強みがある。
そのへんは、練習を仕切ってる森保さんが一番分かってたとは思うが、それでもその日の中国戦メンバーを中心にした練習のテーマは、明らかに「1TOPへクサビを入れてから」という形だったそうだ。

で、西部さんは日韓戦当日のスタメン発表を見て、「マズイ」と思ったらしい。
西部さんは、記事の中でこう書いている。

『練習でやっていたのは「形」だけだった。
その「形」を実現するための練習はしていない。
もちろん、そんな時間は代表にはないわけだ。
コンセプトの一部として「形」だけでも意識させておくのは、長期の代表強化において必要である。
しかし、それを直近の韓国戦の「準備」とするのは無理だった。
大迫勇也でもいない限り成立しそうもない。
この形に血を通わせられるのは大島しかいないのに、その大島の名前が先発になかった』

練習でやっていたのは「形」だけで、「形」を実現させる為の練習などしていなかった、というのがキモね。
つまり「形」を実現させるのは練習してないんだから、試合ではそこを個の能力に依存せざるを得ず、そういうのができるのは大島ぐらいしかいなかったでしょ、というのが西部さんの主張である。

確かに、そうだと思う。
なんつーか、森保さんは相手が中国だろうが香港だろうが韓国だろうが関係なく、「形」の浸透だけを練習でやってたワケか。
柔道の練習でいうなら、背負い投げ、大外刈、体落とし、といった技の打ち込み練習をひたすら徹底し、その技を繰り出す前段階、膠着の対策にまでは手が回ってなかったのね。
しかし西部さんは「そんな時間は代表にない」と部分的に擁護しており、だからこそ個の能力に依存せざるを得ず、つまり個のセレクトと組み合わせこそが最大のキモでしょ、と言わんとしてるのかと。
西部さんは、敗因を「人選ミス」と表現している。

うん、そうなのかもしれない。
今回は、人選があまりに雑だったかも。
本来なら、相手によって人選のベストは異なるので、その組み合わせは必ず変えるはずだ。
なのに、中国戦と韓国戦に準備したメンバーはほぼ同じだった。
じゃ、中国と韓国はよく似たチームだったのか?
確かに、両チームともたまたま4123という同じフォーメーションだった。
香港だけが4321という真逆のチームで、そこにだけは大島を軸にした3列目主体のチームを当てた。
とはいえ、中国と韓国も全く同じ戦術だっとも思えない。
森保さんは、ちゃんと各々をスカウティングした上でメンバーを組んでただろうか?

しかしながら、優しい西部さんは記事の最後に希望的観測を少しだけ盛り込んで締めくくっている。
彼は、『大島のいない中盤で、時に鋭い縦パスを通し、時にミスをし、奪われてはいけない場所でロストしながら、歯を食いしばるように奮闘していた。
準備も人選も失敗し、力不足を痛感しながらも前へ進もうとした選手』として、ひとりだけ、田中碧の名前を挙げてたんだ。
相馬でなく、敢えて田中碧の名前を挙げるあたりが西部さんらしいね。
人選ミスはチームに負荷を与え、それが人を逞しく育てることもある。

『プレッシャーのかかった中で、自分の良さやチームのコンセプトを勇気をもってチャレンジできる選手が分かった』

これは、試合後の森保さんのコメントだそうだ。
2019/12/22(日)11:59

☆関西人
背水の陣
E-1は終わったけど、まだ代表戦がひとつ残っている。
キリンチャレンジ、U22ジャマイカ戦である。
こんな年の瀬にキリンチャレンジがあるのは、実に珍しい。

しかし、これがまた地味な代表戦なんですよ。
何が地味なのか。
それは、召集されているメンバーである。

・・・・一美
・・安部・・岩崎
鈴木・・・・・・長沼
・・中山・・松本
・杉岡・岡崎・岩田
・・・・-谷

・・・・前田
・・三苫・・旗手
東・・・・・・・福田
・・松岡・・・高
・瀬古・小林・大南
・・・・山口

地味だろ?
ネームバリューあるのは、欧州組の大然、安部、中山ぐらい。
これ、先日のE-1じゃないが、会場ガラガラにならないか?

とはいえ、このメンバーは意外と馬鹿にしたもんじゃなく、トゥーロン準優勝メンバーが結構含まれてるのよ。

【トゥーロン決勝スタメン】
・・・・小川
・・旗手・・岩崎
船木・・・・・・長沼
・・田中碧・・高
・田中駿-岡崎-大南
・・・・オビ

今回召集されている、岩崎、旗手、長沼、高、岡崎、大南の名前がある。
他にも、三苫、松岡がメンバーに入っていた。
このメンバーで、ブラジルをあと一歩まで追い詰めたんだからね。
地味だが、なかなか馬鹿にしたもんじゃない。

あと、トゥーロンの後、U22日本代表はブラジルに勝っている。

【ブラジル戦メンバー】
・・・・小川
・・食野・・三好
杉岡・・・・・・橋岡
・・中山・田中碧
・町田・立田・渡辺
・・・・大迫

ここから今回召集されているのが、中山、杉岡だ。
田中碧、橋岡、渡辺、小川が今回E-1組に回ってしまい、キリンチャレンジに出られないのは残念だね。

ただ、私が一番見たいのは彼らじゃなく、安部である。
彼を見るのは久々。
バルサBは、果たして彼を成長させてるだろうか。
逆に、劣化してないだろうか。
あとは、前田大然。
ポルトガルリーグでバリバリのスタメンである。
彼には、バージョンアップしてることを期待したい。

ひとつ言えるのは、健闘したトゥーロンもブラジル戦も、チームを指揮したのは森保さんじゃなくて、横内コーチなんだよね。
実は、森保さんより横内さんの方が優秀なのでは?という声も一部にある。
特に、森保解任論が出てきてる今だけに、「横内さんが指揮した時は良かったのに、森保さんが指揮したらダメになった」なんてオチだけは勘弁。
このキリンチャレンジ、意外と負けるワケにはいかんぞ。
2019/12/21(土)10:01

☆関西人
モリシのDNA
南野って、いかにもセレッソっぽい選手だと思う。

セレッソのレジェンドは誰?
はい、モリシですよ。
私は、南野ってモリシによく似てると思う。
いや、セレッソ出身のアタッカーって南野に限らず、香川にせよ、乾にせよ、清武にせよ、みんな少しずつモリシのDNAを受け継いでるんだよね。

モリシは、もともとは超技巧派のドリブラーだった。
だけど彼の全盛期を知る人は、あまりドリブラーの印象がないかもしれない。
彼の持ち味はドリブルより、ハードワークでしょ、そこからのシャドーストライカーでしょ、と。

モリシはトップ下の選手だったけど、同時代のトップ下には中田英寿というスーパースターがいたので、彼はあまり目立たなかったかもしれない。
だけど、みんなモリシの凄さを分かってたんだよね。
トルシエなどは、マジで日韓ワールドカップのスタメンでトップ下を中田でなくモリシで構想してたんだそうだ。
それを聞いた周囲スタッフが必死にトルシエを説得した顛末が、当時トルシエの側近だった山本昌邦の著書に書かれている。
いや、トルシエの好きにやらせれば良かったのでは?とモリシ贔屓の私なんかは思うけどね。
多分、トルシエのベストチームは、中田がいなかった2000年アジア杯のチームなのは間違いないんですよ。

【アジア杯2000】
・・高原・・西澤
・・・・森島
俊輔・・・・・・明神
・・名波・・稲本
・服部・森岡・松田
・・・・川口

これが、日本代表サッカー史において最もビューティフルなチームだったと私は今でも思っている。

ひとつ、モリシのトップ下の特徴は、彼が使う側ではなく使われる側であること。
基本、日本のトップ下像は司令塔、使う側でしょ?
中田英寿にせよ、中村俊輔にせよ、本田圭佑にせよ。
だけど、モリシだけは使われる側だったのよ。
むしろ、前にいる西澤の方に使う側の意識があったりして。
で、今の時代でも大迫の方に使う側の意識があり、後ろの南野の方に使われる側の意識があるワケさ。
ある意味、今の代表のプロトタイプはアジア杯2000なのでは?

代表のトップ下に司令塔色が薄れたのは、香川がトップ下に就いたあたりからだと思う。
香川は前任者たちと異なり、体を張って定位置のポジショニングを守るタイプではなかった。
やたらフットワーク軽く縦横無尽に動き回り、気がつけばMFとCBの隙間、あるいはSBとCBの隙間に侵入していて、スパッと一芸を繰り出すんだよね。
おぉ、モリシだ、セレッソだ、と感じた人は、おそらく私と同世代のオールドファンですよ(笑)。

で、今の代表トップ下の南野は、その香川の後継者というか、いや、ある意味で香川より、もっとモリシ色、セレッソ色が強いんだわ。
香川以上に、使われる側のトップ下だもんね。
うん、ならば森保さんは南野をモリシとして、アジア杯2000の再現として352をやってもイイと思うのよ。

・・鎌田・・大迫
・・・・南野
原口・・・・・・堂安
・・柴崎・遠藤航
板倉・・冨安・・酒井
・・・・シュミット

南野システムだね。
2019/12/21(土)1:10

611609

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