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過去ログ607 2019/12/8 1:31

☆関西人
祝・マリノス優勝
マリノス、優勝おめでとうございます。
FC東京に3-0なら、もう何も文句はないさ。
外国人監督で優勝するのは、久しぶりだなぁ。
ネルシーニョ以来?
そして、こういうリスクを張る攻撃サッカーでタイトル獲ったのは、西野時代のガンバ以来の快挙じゃないだろうか。

横浜の皆さん、おめでとう。
マリノスは、ここまで決して順風満帆じゃなかったと思うんだよ。
シティフットボールグループ傘下に入ったのも、決して皆が好意的に捉えたワケじゃないからね。
そして、最近では衝撃のカルロスゴーン逮捕。
もう、マリノスは終わっちゃうんじゃないかとさえ思った…。

岡田武史の時代には連覇した名門も、ホントに長いこと中位に甘んじたよね。
俊輔が二度目のMVP獲った年だけは例外かな。
しかし黄金期を支えた松田直樹、奥大介、マリノスはここ何年かでふたりもレジェンドを亡くしている。
いやいや、辛いこと思い出させて申し訳ないけど…。

ちなみにこの最終節は、Jリーグの入場者数歴代最多記録を更新したらしい。
おめでたい話だな。
さすが、マリノスは動員力あるね。
今までの最多記録は、2013年のマリノスvsアルビレックスだったらしい。
ここでもマリノス。
そりゃそうだろう。
日産スタジアムは、日本で一番収容できるハコなんだから。
新国立競技場は日産スタジアムを上回る巨大競技場かと思いきや、案外そうでもなかった。

日本にも、カンプノウのような10万人収容級の巨大スタジアムを!という声は昔からある。
サッカーファンの悲願さ。
しかし、現実は厳しい。
仮にそういうのを造ったとして、10万人を集められる興行は年に何度あるというのか。
ワールドカップや五輪は、招致できたとして何十年に一度しかない。
それに、デカければデカいほど莫大な維持費が毎年かかってしまう。

そう。デカけりゃデカいほどイイってもんじゃないんだ。
オッパイと同じ。
デカいのが好きという人はいるだろうけど、案外デカすぎるとグロテスクであり、巨乳の人って肩こりで日々悩んでると聞くよ。
昔は巨乳、爆乳、スイカップなどと持て囃されていたもんだが、最近は「適乳」という新しいワードをよく耳にする。
デカすぎず小さすぎず、ちょうど良いサイズの乳をこう呼ぶんだろう。
日本サッカーの「適乳」は、3〜4万人収容サイズじゃない?

新国立競技場は完成したが、色々批判をされている。
批判のひとつは、その建設費用の高さ。
1500億円以上かかったとされており、これは日産スタジアム総工費の倍以上の金額である。
それでも最初のザハ案は3000億円とされていて、一応は半分に抑えた形。
1500億かかったのはしようがないとして、それに見合うクオリティの高さがあればイイんだけどね。
そこは、まだよく分からない。

私は、今後もマリノスの動員に期待するよ。
なんのかんの言いながら、動員キャパでは日本で最も期待できるクラブだから。
動員に関してNo1とされるレッズでも、どんなに詰め込もうが埼玉スタジアムは6万2000が限界だからね。
その点、マリノスは今回軽々と6万3000超えである。
いよいよ来たね。
マリノスの時代。
こんな俊輔も中澤もいないチームで、6万3000は凄くない?

そう、こういう巨大スタジアムを持つクラブが優勝すると、Jリーグそのものの総動員数が上がるんだよ。
だからマリノス、これからもずっと強くあってくれ。
来年も、6万3000超えを是非!

2019/12/8(日)1:31

☆関西人
デジタルvsアナログ
私は、ポステコグルーをそれほど恐いとは思わないのよ。
極めて優秀な監督なのは間違いないが、言うほど勝負強いタイプではないと思うから。
ハリルと対戦した、ワールドカップアジア予選を思い出してくれ。
彼は信念の3バックに殉じて、無惨にも散った。
よって私のイメージの中で、彼は信念のサッカーを貫く人であり、勝つ為ならスタイルを捨てることも辞さない勝負師タイプではないのさ。

むしろマリノスで恐いのはポステコグルーではなく、そのバックにいるシティフットボールグループの方である。
今季のマリノスの大躍進は、どう考えてもシティグループ効果でしょ。
何より、圧倒的に的確な外国人補強。
普通に考えて、マリノス強化部にこんな的確な仕事をできるとは思えんのだ。
どう考えても、シティグループのバックアップがある。

グループには、相当に広いスカウティングネットワークがあるんだろうね。
いや、ネットワークのスケールだけじゃない。
まず、マリノスにどういう人材が必要かを割り出すことが先決であり、それには緻密なチーム分析をできなければならない。
シティグループが持ってるのは、アルゴリズムだよ。
アナログではない、デジタル分析をできてるんだと思う。
本丸のマンチェスターシティからして、まさにそんな感じだもんね。
いまやプレミアリーグは、ほとんどサイバーの戦場だろう。

確証はないが、今のマリノスにもそういうニュアンスがあることは覚悟しておいた方がイイ。
マリノスはリーグ終盤になるにつれて、じわじわと順位を上げてきた。
この意味、分かる?
これは、試合数を重ねるごとデータはどんどん蓄積されるワケで、それをデジタル分析をできるマリノスは必然としてどんどん強くなる、ということさ。
情報を餌にして、成長するモンスター。
もちろん他のJクラブも似たようなことはやってるんだけど、なんせシティグループはその最先端だからね。
ちょっとかなわんなぁ、と思う。

じゃ、FC東京はもうほとんど丸裸にされてるかもしれない。
いやいや、6月に対戦した時はFC東京が4-2でマリノスを下したじゃないか、と言いたい人もいるだろう。
しかし、あれは第17節のことだ。
あれからマリノスはリーグで16試合分のダウンロードを経ており、かなりバージョンアップしてる可能性が高いんだよ。
つまり、マリノスは6月の時より強くなっている。

一方、FC東京はどうか。
もちろんFC東京も情報分析に余念がないと思うが、マリノスに比べりゃ長谷川健太が頭脳で処理をしてるというか、彼の経験値、直感、戦術勘、そういうアナログな匂いがするよね(笑)。
いやいや、馬鹿にするなかれ。
サッカーとはプレーするのが生身の人間であり、そんなデジタルな情報を載せたアバターがプレーするワケじゃないんだ。
アナログな人間の勘が、スーパーコンピューターの計算力を上回ることだってあるかもしれない。
将棋やチェスでは人間がAIに惨敗してるが、サッカーではどうなるか、まだ分からないよ。

デジタルvsアナログ。
そういう視点で最終節を見てみるのも面白いかもしれない。
2019/12/7(土)9:51

☆関西人
最終節の展望
マリノスvsFC東京。
気になるのが、マリノス扇原の欠場である。

ボランチは、マリノスにとって層が最も薄いポジションだよね。
喜田は最悪1ボランチでもこなせるほど守備力ある選手だけど、問題はその相棒である。
扇原がいない場合、ここをできるのは五輪代表候補の渡辺皓太ぐらいじゃないか?
彼は小柄ながらもフィジカルが強く、確かに守備力はある。
だけど、ダイナモ系、走ってナンボの選手なので、悪い意味でなく中盤底を空けることは多々あるだろう。
もちろんFC東京とすれば、そこが狙い目だよね。

ただ、マリノスは戦術的なチームで、「偽サイドバック」をやったりもする。
偽サイドバックとは、サイドバックがインサイドに入ってボランチっぽくなったりする形だ。
通常はビルドアップの手法としてこれをやるんだが、今回は中盤守備のフォローとしてこれをやるかもしれない。
ここが最大のキモかな、と。
まず、渡辺皓太のハードワークがハマればマリノスの攻撃力は爆発するだろうし、また偽サイドバックがハマれば守備も磐石かもしれない。
ただし、ハマらなかった場合は?
偽サイドバックは、少し後ろに隙間を作って前に人数を割く戦術だ。
仮にブロックをひとつ突破されれば、バタバタとドミノ倒しのように全体が崩れる可能性もある。

一方、FC東京は右サイドバックの室屋が欠場である。
右サイドバックに対峙するのは、マリノスのキーマン、マテウス。
もしくは遠藤渓。
これを、室屋不在でどう止めるのか。
マリノスの扇原の代替層が薄いのと同様、FC東京も室屋の代替層が薄いと思うんだ。
長谷川健太も手堅い人ゆえ、センターバックの人材をここにハメるかも。
敢えて一対一を挑み、ウィングを封殺。
奪ったところから、カウンター発動だね。

矛と盾。
矛は盾を貫こうとするし、盾は矛を砕こうとする。
どっちに強度があるのかは、やってみないと分からんよ。
まぁ、今は勢いからしてマリノスに分があるかな?
でも、私はFC東京が勝つと読んでるんだ。
理由は、前節の神奈川ダービー。
このダービーがマリノスにとっては天王山で、リーグの中で完全にMAXだったと思うのよ。
私の経験則で言わせてもらうと、MAXは2試合続かない。
MAXの次の試合は、悲しいかな、少し落ちるんだわ。
うん、みんな期待してるのを裏切って悪いけど、意外とマリノスがショボい可能性はあると思う。
何より長谷川健太が勝負強い人なので、4点差はなくとも、手堅くFC東京が逃げ切るような凡戦になる予感がしないか?
ポステコグルーは信念の人なので、勝負に徹して守るよりは信念の攻撃サッカーを貫くと思う。
もしマリノスが1点を取れば、FC東京は5得点必要になる。
マリノスが5失点した試合、およびFC東京が5得点した試合は今季一度もないでしょ?
仮にFC東京が勝つとしても、必ず1点差か2点差である。
つまり、マリノスの優勝は揺るがないと断言してイイと思う。
全ては、第33節だったんだよね…。
2019/12/7(土)0:18

☆関西人
クライマックス
まだ正式に決まってないが、今季はマリノスが優勝と見て間違いないと思う。
今季4点差勝利が一度もないFC東京が、最後の最後にアウェーでマリノスに4点差勝利する可能性なんて限りなくゼロに近いだろうし。

それはそうとして、私はこの最終節、長谷川健太がどう動くかを見たい。
多分、健太って森保さんのあとに代表監督となる可能性が最も高い人だと思うんだよ。
これまでガンバの5年間で、タイトル6個。
FC東京でも、2年目でここまでのチームに仕上げている。
やはり、能力ある人さ。
勝負師として、国内屈指の監督であるのは間違いないよね。

ちなみに私は、監督の勝負強さを見るのに最も適した指標は、カップ戦の成績だと思うのよ。
トーナメントを勝ち抜くって、リーグ戦とはまた違う勝負勘が必要とされるから。
じゃ、ここで日本を代表する4人の名将たちのカップ戦成績を見てみよう。

【西野朗】
カップ戦33回挑戦
優勝4回、準優勝2回

【岡田武史】
カップ戦12回挑戦
優勝なし、準優勝なし

【森保一】
カップ戦9回挑戦
優勝なし、準優勝2回

【長谷川健太】
カップ戦24回挑戦
優勝3回、準優勝5回

こうして見ると、やはり強いのは西野さんと健太だね。
特に健太が凄いと思うのは、決して強豪ではなかったエスパルスで、カップ戦準優勝を3回も成し遂げてることさ。
これは、真田幸村ばりの軍師っぷりである。

ただし、健太のサッカーを嫌いだという人が一定数いるのも事実。
なんかツマラン、と。
サッカーの世界観なら、たとえば風間さん、ぺトロ、そのへんにはかなわんよ。
健太の強みはそういう世界観じゃなく、もっとリアルに結果を出すことである。
常勝軍団アントラーズの匂いにも近い。
ちなみにアントラーズの宿命のライバルだったジュビロは、世界観のサッカーの極みだった。
伝説のN-BOXの時代とかね。
しかし、その世界観が失われた時、脆くもジュビロは降格した。
そして今季も…。

健太もアホじゃないから、さすがに最終節で4点差勝利は現実的じゃないこと、分かってると思うんだ。
でも、勝負師である。
「どうやったら4点差で勝てるだろうか」と、ここ数日間、死ぬほど考えてると思うよ。
作戦も練ってるだろう。
まさに大阪夏の陣に臨む、真田幸村の心境である。
勝てない戦であることは、内心分かっている。
でも、なんかやろうとしてると思うんだ。

そしてポステコグルー、この人もまたクセモノである。
「3点差以内なら優勝か…。よし、今回は守ろう」なんて決断はしない気がする。
逆に、点を取りにくるんじゃない?
なんせホームだし、ラインを上げてポゼッションしてくると思う。
まさにFC東京は、徳川の大軍勢に四方を包囲された大阪城みたいなもんですよ。
さて、この状態からどうやって徳川家康を討つべきか…。

マリノスは、扇原が出場停止とやら。
ならば、FC東京として狙うべきは扇原の代わりに入る選手のところ。
しかし、そのFC東京も室屋が出場停止らしい。
ウィングが強いマリノス相手に、SBの出停は痛いな〜。
これはお互い、一枚ずつ大駒を失なってるワケで、その駒の補完の出来不出来が勝敗を決すると思う。
これぞ、監督にとっては手腕の見せどころだ。
特に策士・健太は、「偽サイドバック殺し」をチームに仕込んでる気がする。
万が一、それがハマった時は面白いよね。
2019/12/6(金)8:28

☆関西人
定番
仮にE-1で優勝できなくとも、せめて互角に渡り合うことは最低限しなくてはならない。
それがぶっつけ本番であろうと、仮にも日本はFIFAランキングアジア最高位の国。
さらにACLでも、リーグ中位(下位?)のレッズが準優勝してるんだから。

準備期間がないから、組織力を期待するのは難しいと思う。
全て、個の能力頼みになってしまうのはあるだろう。
でも、その個の能力というやつ、たとえば仲川の突破とか、大島の足下の技術とか、井手口のハードワークとか、三浦の対人の強さとか、そういうのは準備期間抜きにして、ある程度の力を発揮できたりするものじゃないだろうか。
しかしプレスなどは、単騎では難しいかも。
前列と後列が連動しないと、ただの無駄走りになるから。

ちょっと悩ましいのは、所属クラブが4バックと3バックに割れていて、全体の公約数となるシステムが見えてないこと。
南米なら442BOXとか、スペインなら433とか、伝統あるところは今さら準備をせずとも皆に共通理解のある「定番」があるもんだが、日本の場合、それが一応4231ということになるんだろうか。
と思って前節のJリーグ各クラブのフォーメーションを調べたら、結果は↓の通りだった。

@442(6チーム)
A3421(5チーム)
B3322(3チーム)
C4231、4321(2チーム)
E4213(1チーム)

なんだよ、4231って思ったほど定番じゃないじゃん。
3バック、意外と多い。
一番多いのは、意外にも442。
じゃ、こういう時間がない時は442もありかもしれないね。

・・小川・・上田
遠藤・・・・・・仲川
・・大島・田中碧
古賀・畠中-渡辺-室屋
・・・・中村

マリノスの左右ウィング、仲川と遠藤渓を旬の人材として使い、ボランチはフロンターレの大島と田中碧コンビを使う。
で、最終ラインはFC東京の室屋と渡辺を右のコンビとして使う。
相棒は、マリノスの畠中。
マリノスもフロンターレもFC東京も4バックなので、選手たちに違和感はないだろう。
左サイドバックを古賀にしたのは、佐々木がクラブだと3バックの選手だから。
同様に、三浦も3バックだから外した。

一応、これが一番違和感のない、定番じゃないだろうか。
2019/12/5(木)16:20

☆関西人
負けても致し方ないE-1
もともと、協会はE-1を「絶対に勝たなくてはならない大会」と位置付けてないと思う。
本気で勝つ気なら、Jリーグの日程を調整しなきゃならん。
天皇杯の問題もある。
そもそもE-1の3日前までリーグ戦をやってりゃ、準備なんてできるワケないでしょ。
完全に、ぶっつけ本番である。
韓国や中国は、もう少し準備してると思うよ。
だから、協会はこの大会に本気じゃないんだってば。

だからこそ、ハリルはキレたんだ。
定説として彼の更迭の契機になったのはE-1の日韓戦だと言われており、彼からすると「何の準備もさせなかった大会で、負けたらクビを切るのか(怒)!」という感覚だ。
裁判沙汰にまでなったのは、皆さんもよく覚えてるだろう。
私はハリル更迭自体を否定しないけど、E-1でそれを決めたのは極めて理不尽で、少しハリルに同情する。
その点は、今回の森保さんに対しても同じ。

一応、協会のスタンスは「12月に準備は無理なので、11月に準備を済ませてくれ」だったと思う。
その結果が、先日のワールドカップ予選→キリンチャレンジの連戦で、海外組を呼んで一部帰して、途中から国内組を合流させて、というドタバタした顛末だったんだ。
しかし、私はあの時のキリンチャレンジについて思うんだ。
あの試合、海外組を一部残す理由はなかったでしょ。
結果のみを求められるワールドカップ予選はともかく、あの時のキリンチャレンジはE-1準備の貴重な機会だったと思う。
ならば、海外組と国内組の融合を試しても意味ないんだよ。
海外組は全員帰して、E-1を想定した国内組で戦うべきだったんだ。
で、その時のチームを、メンバー変えずに12月に再召集する。
それで良かったんじゃないか?

じゃ、なぜそうしなかったのか。
私が思うに、それは「キリンチャレンジ」だからだろう。
相手はネームバリューのないベネズエラ。
それを地味に国内組だけで戦えば、興行としては盛り上がらないのは火を見るより明らか。
スポンサーのキリン、アディダスに対して申し訳が立たない。
ましてや、新ユニフォームを国内で披露する大事な機会だ。
海外組は必要でしょ、というやり取りが協会内にあったことは容易に想像できる。
それを、黙って受け入れてしまう森保さん…。
ハリルなら、キレてるだろうね(笑)。

今回、E-1が不甲斐ない結果になったとして、私はそれを理由に森保さん更迭を決めるのは少し理不尽だと思う。
というか、協会はそうしないだろう。
なぜなら、ここにきてU22に森保さんとゆかりのある人物を新たにコーチとして追加したらしいから。
そういう人事を今して、森保さんを更迭したら協会は完全に馬鹿丸出しでしょ。
2019/12/5(木)12:33

☆関西人
不安定
E-1メンバーを見て、腑に落ちないことが色々ある。
ただし、国内でも召集拒否したクラブがあったという話もあり、おそらく思い通りのチーム作りにはなってないんだろう。

それを差し引いても変だと思うのが、右サイドバックのところだ。
室屋以外に人材がおらず、何で橋岡を呼ばなかったのか不思議。
橋岡は、キリンチャレンジのメンバーにも入ってない。
左は、佐々木と古賀。
佐々木召集の良し悪しは置いとくとして、驚いたのは古賀の選出である。
U22のキリンチャレンジでなく、A代表に呼ぶんだ?
今までも五輪代表に呼ばれたりしてたけど、決して主力ではなかった選手である。
それがここにきてA代表に呼ばれるとは、杉岡に何かあったんだろうか。
杉岡、心配である。
クラブでもベンチ外で、おそらく怪我だろう。
ただし、クラブでは怪我のアナウンスがないらしい。
一体、どうした?

あと、意外だったのはアントラーズ相馬の選出だね。
彼は、別にクラブで活躍してるワケじゃない。
おそらく、左のウィングバックとして呼ばれたんだろう。
トゥーロンでは、そこで使われてたから。
ということは、3バックなのか?
遠藤渓も、ウィングバック起用かもしれない。
じゃ、右のウィングバックは室屋だとして、バックアップは誰なんだろう。
まさか、仲川…。

もしホントに3バックなのだとしたら、今回また佐々木が召集されてることにも少し納得がいく。
意外に思われた田中駿の選出も、彼は五輪代表でボランチとしても3バックの一角としても起用される、かなり便利な駒だったんだよ。

あと、気になるのがFWだね。
武蔵、小川、上田、田川、体躯ある奴が結構呼ばれている。
1TOPだとしたら、少し余る。
ひょっとしたら、2TOP?
いや、Jリーグの「旬」を生かすなら1TOPにして、左右WGに仲川と遠藤を配置するのが一番破壊力あるはず。
でも、違うのかなぁ。
そもそも3バックにして2TOPにしたら、システムは352になってしまう。
その形は、さすがに最近の代表では見たことがない。
分からんわ〜。

とにかくE-1は、Jリーグ最終節が終わってすぐに始まるぶっつけ本番なので、そんなにややこしい新システムとか試す余裕ないはずなんだよ。
だから選択肢は、無難に4231、もしくは五輪組を軸にするなら3421、そのふたつ以外に考えられない。
できるだけクラブでやってるポジションと同じ役割を与えて、普段の力を発揮してもらうしかないんだよ。

じゃ、こうなるか。

・・・・小川
・・森島・・武蔵
相馬・・・・・・室屋
・・大島・・田中
佐々木・三浦・渡辺
・・・・大迫

2ボランチを、まんまフロンターレにしちゃうパターンね。

もしくは、

遠藤・・上田・・仲川
・・・・森島
・・井手口・橋本
古賀・畠中-渡辺・室屋
・・・・中村

両ウィングを、まんまマリノスにしちゃうパターンね。

なんつーか、チームリーダーが見えない。
ポテンシャルとしては大島なんだが、彼がチームを引っ張っていくとは思えんし。
いやホント、不安しかないわ。
もしこのチームでE-1優勝できたら奇跡だし、その時は素直に森保さんの手腕と強運を認めよう。
2019/12/5(木)11:17

☆関西人
E-1メンバー発表
E-1のA代表、およびキリンチャレンジのU22代表のメンバーが発表された。

E-1代表には、話題のマリノス仲川が召集されたね。
意外と五輪組からも呼ばれていて、今回U22はE-1とキリンチャレンジに分散。
E-1の方とキリンチャレンジの方、どっちが「本命」なのか、ちょっと分かりにくい。
遠藤渓、田中碧、渡辺剛、森島司、大迫敬などJで活躍中の選手はE-1に来てるし、一方で中山雄、前田、安部など欧州組はキリンチャレンジである。
う〜ん、どういう意味だろ。

ひとつ思うのは、欧州組って来年1月のアジア選手権への参加は無理なんじゃない?
だとすりゃ、欧州組がいるキリンチャレンジはサブの位置付けじゃないだろうか。
つまり本命は、E-1組の方。

・・小川・・上田
遠藤・・・・・・森島
・田中碧・・田中駿
古賀・◯◯-渡辺・◯◯
・・・・大迫

まぁ、五輪組は置いとくとして、もし中堅でE-1チームを作るなら、

・・・・武蔵
遠藤・・大島・・仲川
・・井手口・橋本
佐々木-畠中-三浦-室屋
・・・・中村

こういう感じ。
仲川、ハマるかな?
私、彼は代表にハマらない予感がするのよ。
だってさ、このままいけば彼はJリーグMVPでしょ?
JリーグMVPって、代表にハマらないこと多いのよ。
なぜなら、ここ10年のMVPを見てると

・小笠原(2009)
・楢崎(2010)
・レアンドロドミンゲス(2011)
・寿人(2012)
・俊輔(2013)
・ヤット(2014)
・青山(2015)
・憲剛(2016)
・小林悠(2017)
・家長(2018)

大体のパターン、MVPになった選手って代表に全く縁がなくなるのよ。
きっと仲川も、そんな感じじゃない?

それにしても、このチームでE-1優勝できる予感は全くしない。
大体さ、もし室屋が怪我したら右サイドバックは誰がやるの?
もし大島が怪我したら(可能性大)、誰がパスを出すの?
メチャクチャ人選のバランスが悪いと思うんだけど。
これ、普通に負けるよね。
なんかさ、この大会の意義はあくまで五輪組の経験値を上げることで、森保さんは勝つことを目的にしてない気がするよ。
2019/12/5(木)1:17

☆関西人
ファンダイク
バロンドールでメッシをあと一歩まで追い詰めたファンダイク、私は次回バロンドールの本命だと思うんだよね。
これも人間の心理である。
「え?たった7票差だったの?」というのは投票者たちの印象に強く残り、それが次回の投票に反映される可能性は十分にあると思うから。
これまで守備選手のバロンドール受賞はあまり多くないが、それでもファンダイクは別格である。
誰しもが口を揃えて、「プレミア史上最高のDF」と絶賛してるし。

このファンダイク、リバプールに来る前はサウサンプトンの選手だったのは皆さんもご存じの通り。
吉田にとっては誰より頼れる相棒だったし、また同時に吉田のスタメン出場を阻む、目の上のコブだったかもしれない。
何にせよ、吉田にとっては生涯忘れ得ぬ選手だろう。

バロンドールといえば、ずっと長い間メッシとCロナのふたりが獲ってきてたので、私の中では何だか異次元世界の秘宝みたいなイメージだったよ。
でも、こうして吉田の隣にいた選手があと一歩というところまでいけたのを見ると、何だか急に身近なモノに思えてきたね。
ひょっとしたら、将来的に日本人も獲れるんじゃないかな、と。

ただし、四大リーグにいないとそれに手は届かないはず。
ファンダイクだって、ずっとオランダにいたら無理だったはずだ。
だとすりゃ、今日本人で最もバロンドールに近い位置にいるのは、冨安かもしれないね。
かつてファンダイクの隣でプレーしていた吉田は、今の日本代表で冨安のパートナーとしてプレーしている。
だから、吉田に聞いてみたいよ。
冨安のバロンドールの可能性はどうだ?って。
まだファンダイクとの差は大きいだろうが、まだ彼も21歳、きっとファンダイクの年齢になる頃には…。

それにしても、ファンダイクの経歴は日本人に馴染みのあるクラブばかりだ。

【2011〜2013】
フローニンゲン
【2013〜2015】
セルティック
【2015〜2017】
サウサンプトン

なんか、勇気を貰える経歴だよね。
2019/12/4(水)16:23

☆関西人
バロンドール
結局、今年の欧州バロンドールはメッシだったんだね。
シラけるわ〜。
前回のモドリッチで、遂にメッシ・ロナウド時代の終焉、とか言ってたのに…。

でも、投票した人たちも、多分メッシを1位にするつもりはなかったと思うよ。
この投票、投票者は1位2位3位、3人の名前を記入するシステムである。
1位が3ポイント、2位が2ポイント、3位が1ポイントになっていて、そのポイントを集計してバロンドールを決めるんだ。
で、これは想像だけど、今年はメッシを1位にした投票者は少なかったと思う。
だけど3名を選ぶシステムだから、どうしてもネームバリューのあるメッシを2位とか3位に入れちゃうのよ。
人間の心理である。
仮に1位をファンダイクとか「旬」の選手にしちゃうと、どうしてもバランス感覚として2位か3位に「定番」を入れたくなっちゃうものなのさ。
で、今年の「旬」の選手は各人の印象で結構バラけたんだけど、「定番」の方はバラけず、バルサ連覇もあってメッシで一本化されたんだろう。

これ、昔の「an・an」の名物企画だった「好きな男ランキング」でも全く同じ現象が起きていて、いつまでも経っても、ず〜っとキムタクが1位なのよ。
キムタク全盛期ならともかく、そうじゃなくなってもキムタクの1位が続いていた。
当時「ジャニーズの圧力?」という声も出ていたが、そうじゃないんだ。
キムタクは「定番」ゆえ、皆が心理的に2位か3位に入れちゃうみたいなのよ。
案外キムタクを1位にしている投票は少ないらしいが、それでも全部集計すると、地道に2ポイント1ポイントを稼いでる彼がトップになってしまう仕組みなんだってさ。
面白いもんだね。
メッシ=キムタクか。

2位のファンダイクは残念だったな。
1位のメッシに、僅か7票差だったらしい。
どう考えても、今年はリバプールの選手に賞をあげるべきだったと思うけど。
リバプールは今季まだリーグで無敗、首位を独走している。
強いよな〜。
クロップは、グアルディオラと並ぶ世界的名将になったよね。

よく考えたら、プレミアって凄くない?
クロップがいて、グアルディオラがいて、モウリーニョがいるんだから。
三國志かよ(笑)。
選手の魅力としてはスペインリーグあたりも捨てがたいが、監督、戦術の魅力としては、やはりプレミアが頭ひとつ抜けてる感じがする。

残念なのは、いまだ日本人選手がプレミアに少ないことさ。
岡崎はもういないし、吉田はサウサンプトンを退団するっぼい話が出てるし、おそらく武藤も近いうちニューカッスルを退団するだろう。
クロップ、かつてあれだけ香川を寵愛してたんだから、彼をリバプールに呼んでくれればイイのに。
今の彼じゃ、さすがに無理か…(笑)。

しかし香川は、世界最高峰の監督にあれほどに愛されたこと、やはり誇りに思うべきである。
今のクロップの立ち位置を考えると、ちょっと身震いがするほどさ。
なんのかんの言いながら、ドルトムント時代の香川はバロンドール候補32名リストに入ってたよね。
その32名リスト、見ると身震いがするよ。

★セルヒオ・アグエロ
★マリオ・バロテッリ
★ジャンルイジ・ブッフォン
★ペトル・チェフ
★レスリー・デイビス
★セスク・ファブレガス
★ジョー・ハート
★アンドレス・イニエスタ
★ヴァンサン・コンパニ
★リオネル・メッシ
★メスト・エジル
★アンドレア・ピルロ
★ラウール・ゴンサレス
★ウェイン・ルーニー
★フェルナンド・トーレス
★ロビン・ファン・ペルシ
★シャビ・アロンソ
★ヤクブ・ブワシュチコフスキ
★イケル・カシージャス
★ファビオ・コエントラン
★ディディエ・ドログバ
★ラダメル・ファルカオ
★ズラタン・イブラヒモビッチ
★香川真司
★フランク・ランパード
★ルカ・モドリッチ
★ペペ
★セルヒオ・ラモス
★クリスティアーノ・ロナウド
★ダビド・シルバ
★ヤヤ・トゥーレ
★シャビ・エルナンデス
2019/12/4(水)8:38

☆若葉
欧州中堅リーグ名門クラブ
CSKAモスクワ 西村拓真 (本田圭佑)
スパルタクモスクワ
ゼニト
↑ロシアリーグは点を取るのは難しい。
↑得点王でさえ15点ぐらい。

ポルト 中島翔哉I
ベンフィカ(小久保玲央ブライアン)
スポルティング (田中順也)
↑中島は南米名門とか面白い?

シャフタールドネツク
ディナモキエフ
↑まずは下位クラブに古橋享梧を。

アンデルレヒト (森岡亮太I)
クラブブルージュ
スタンダールリエージュ(川島永嗣)
(ゲンク)伊東純也
↑中島は森岡の二の舞を避けたい

ガラタサライ 長友佑都
フェネルバフチェ
ベシクタシュ (香川真司)
↑リーグ全体に年寄りが多い印象。

アヤックス
PSV 堂安律
フェイエノールト(小野伸二)
↑アヤックスで久保君を観たかった。

ザルツブルク 南野拓実 奥川雅也
↑穴場だわ。

バーゼル (中田浩二)
ヤングボーイズ(久保裕也)
↑年齢的に仲川輝人をいきなりバーゼルへ

オリンピアコス
パナシナイコス (梶山陽平)
AEKアテネ
↑小川航基を下位クラブあたりに

ディナモザグレブ (三浦知良)
ハイデュクスプリト (伊野波雅彦)
↑給料ない月がありそう…

レッドスター (鈴木隆行)
パルチザン 浅野琢磨
↑浅野にぴったり

セルティック (中村俊輔)
レンジャーズ
↑食野亮太郎はレンジャーズへ頑張

名門主力の選手は全員W杯スタメン
小野伸二 UEFAcup優勝
長友佑都 昨年リーグ優勝 劣化?
本田圭佑 CLベスト8 CL3得点
川島永嗣 スタンダールリエージュ レギュラー
中村俊輔 CLベスト16 CL2得点
稲本潤一 ガラタサライレギュラー CL1得点
中田浩二 バーゼルレギュラー リーグ優勝

南野(ザルツブルク準主力)は今期は待望の主力になっている。
中堅リーグでも名門クラブ主力級はW杯日本代表スタメンレベル。


中堅リーグ名門クラブ主力になれなかった場合

宮市亮 フェイエノールト
田中順也 スポルティング
西村拓真 CSKAモスクワ
森岡亮太 アンデルレヒト
永井謙佑 スタンダールリエージュ
小野裕二 スタンダールリエージュ
柿谷曜一朗 バーゼル
梶山陽平 パナシナイコス
鈴木隆行レッドスター(特例Wスタメン)
三浦知良 ディナモザグレブ
伊野波雅彦 ハイデュクスプリト

やはり厳しい…
鈴木隆行は守備的FWで例外
身体はりファールをもらう犠牲プレイ
中島もポルトでレギュラーを取れなければ森岡コース?

森保JAPAN

大迫 ブンデスリーガレギュラー
南野 ザルツブルク レギュラー
中島 ポルト レギュラー期待
堂安 PSV レギュラー
柴崎 リーガ2部
遠藤 ブンデスリーガ2部
長友 ガラタサライ
酒井宏 マルセイユ
吉田 プレミアリーグレギュラー級
冨安 セリエAレギュラー
権田 ポルティモネンセsub

原口 ブンデス2部レギュラー
昌子 リーグアンレギュラー級
久保建英 ラリーガレギュラー期待
乾 ラリーガレギュラー級
伊東 ベルギーリーグ優勝クラブレギュラー
川島 リーグアンsub
シュミット シントトロイデンレギュラー

課題はGKの5大リーグ正GKか
中堅リーグ名門クラブ正GKの出現。
中村航輔はベスト11既得で欧州移籍を

リーガ
プレミアリーグ
セリエA
ブンデスリーガ
リーグアン
中堅リーグ名門クラブでの
レギュラーを期待しています。
2019/12/3(火)17:55

☆関西人
走りの質
個人的な経験上の話として、走りって「疲れる走り」と「疲れない走り」があると思うのね。

「疲れる走り」は、大体が守備の走りだ。
敵陣にいたのがカウンター食らって、急いで自陣に戻らなきゃならなくなった時。
こういうリアクション系の走りは疲れる。
一方、「疲れない走り」は大体が攻撃の走りだ。
攻め上がる時に長い距離を走らなくてはならなくとも、それは意外と大丈夫だったりする。
リアクションではなく、こっちに主体性がある走りだからだと思う。
「こうするぞ」というのが自分で分かっていれば、意外と疲れないもんである。
意図ある走りは疲れない。
一方、敵に引っ張られて先が見えない中で走ってると、なんか妙に疲れるんだ…。

大体、自陣に戻る走りになる局面って、自分のチームのミスからスタートするのよ。
誰かがキープできずに球を奪われるとか、誰かがパスミスをするとか。
そういう時は走り出す瞬間から味方への苛立ちもあり、「お前のせいで俺は走らされてるんだぞ」というマイナスのイメージでダッシュするんだよね。
ネガティブな走りだから、そりゃしんどいですよ。
一方、攻めの走りは敵から球を奪った瞬間から始まる。
ボール奪取は「よっしゃ!」と⤴になるし、するとアドレナリンも出るので走りに疲れがこない。

同じ守りの走りでも、プレスの走りは割と疲れないものかもしれないね。
リアクションの走りというよりは、主体的な走り、こっちが狩りを仕掛ける走りだから。
守備だけど、かなり仕掛ける要素が強い。
走りは体力、心肺能力など肉体的要素が強いんだけど、一方でメンタルもかなり関係してるでしょ。
ポゼッションするかしないか、ラインを高くするか低くするかもあるが、たとえポゼッションしなくとも主体性もって走るチームはやっぱり強いんですよ。

主体的なサッカーをやるには、前の選手が仕掛ける狩りの守備をして、後ろの選手が前に出て攻撃に絡んでいくのが現代のベストバランスだと思う。
前が守備をして、後ろが攻撃する。
昔は前が攻撃して、後ろが守備をするというのがノーマルな役割分担だったんだけど、それだとフォーメーションがタテに間延びしてコンパクトにならず、結局上下動の走りを強いられてバテてしまう。
結果、走りが⤵の要素で占められてしまう。
サッカーは、90分間、いかに⤴の状態をコントロールできるかの勝負である。
大事なのは、「走らされてる」という感覚にならないこと。
ちゃんと、⤴の走りをすること。
そこをちゃんと押さえておきさえすれば、たとえポゼッション率が低かろうが、走行距離が少なかろうが、試合には勝てると思う。
2019/12/3(火)15:14

☆関西人
スタッツから見るJリーグ
走行距離、スプリント回数、ポゼッション率、この3つには何らかの因果関係があると思う。

ありがちな話として、ポゼッション率の高いチームは走行距離が少ない。
たとえば、ポゼッション率が2位のヴィッセルは走行距離で最下位だ。
また、ポゼッション率4位のフロンターレは走行距離で下から2番目だ。

そして逆に、ポゼッション率の低いチームは走行距離が長い。
たとえば、ポゼッション率最下位の松本山雅は走行距離で4位だ。
また、
また、ポゼッション率15位のベルマーレは走行距離で2位だ。

このへんの因果関係は、なんとなく分からなくもない。
ボールを支配さえしていれば、走行距離を節約できるし。
人が走るのではなく、球を走らせていればイイんだからね。
逆に、ボールを支配できないチームは、守る為、縦横無尽に走るしかない。
必然として、走行距離は増えるわな。

しかし、よく分からないのはマリノスである。
マリノスはポゼッション率がリーグで最も高く、そのくせ走行距離もまた最も長い。
どうやらマリノスは、ボールを支配しても走行距離を節約する類いのサッカーではないようだ。
付け加えると、スプリント回数までリーグでトップである。
スプリントとは、トップスピードでの走りのこと。
マリノスと対峙するチームは、ポゼッションで圧倒され、また走りでも圧倒されるということになる。
もはや自陣に籠るしかなく、やがて身動きもできなくなるよね。
マリノスのサッカーは、恐ろしいサッカーである。

一方、FC東京はポゼッション率14位、走行距離は16位ということで、支配するサッカーではない。
しかし、たくさん走るサッカーでもない。
自陣ブロックで堅く守っているということだろう。
一方、スプリント回数ではリーグ2位。
これは、カウンターアタックの多さを表している。
カウンターが多ければ必然としてチームの走行距離が多くなるはずだが、走行距離がリーグ16位ということは、みんなが走っているというワケではない。
おそらく、攻撃陣のみが走っているんだろう。
つまり、少人数によるカウンターアタックだ。
効率の良い、イタリア的なサッカーなのかもしれない。

ボクシングでいうなら、マリノスはフットワークを使ったアウトボクサーだね。
手数が多く、反撃を許さないほどパンチを繰り出してくる。
天才肌のボクサーだ。
一方、FC東京はガードに長けたボクサーだ。
手数は多くないが、重いパンチを持っている。
隙を見て一閃、一撃でKOしてしまうタイプだ。
これはこれで恐い…。

Jリーグ全体の話とすれば、以前に何かの記事でJリーグとブンデスの年間スタッツを比較してる内容を見たが、走行距離ではさほど大きな差はなかった。
ただ中身が少し違っていて、走りを「トップスピード」「中ぐらい」「ゆっくり」に分類すると、「トップスピード」の走行距離はJリーグもブンデスも大差がない一方、「中ぐらい」は圧倒的にブンデスが多くなる。
そして、「ゆっくり」は圧倒的にJリーグが多くなる。

こういうのは、気候を考慮すべきみたいだね。
日本のリーグは春秋制であり、高温多湿の夏にも試合がたくさんあるのが特徴だ。
ぶっちゃけ、そんなに走ってられない環境だろう。
「ゆっくり」にもなるわな。
それでも総走行距離で欧州にヒケをとってないのは、むしろ頑張ってる方かと。

そんな中、「走行距離」「スプリント」を制したマリノスは凄いんですよ。
シティグループ仕込みの秘訣でもあるのかな?
あるいは、夏の大幅な選手入れ替えが功を奏したかもしれない。
とにかく、マリノスはなかなか奥の深いチームだ。
2019/12/3(火)12:40

☆関西人
ボールは汗をかかない
偽SBのアイデアのネタ元は、おそらくクライフ理論だと思う。
クライフは、もともとSBの前線へのオーバーラップに否定的な人だった。
SBが疲れる、と。
で、SBにはタテの動きよりヨコの動き、およびナナメの動きを求めたんだよね。

クライフのサッカーはCBがタテ並びで、前に出たC番がフォアリベロである。
つまり最終ラインの構成は、フォアリベロではない方のCB1枚、SB左右1枚ずつの合計3枚。
この特殊な構造ゆえ、SBはあまりオーバーラップできない機能ではあったんだけどさ。

クライフといえば「トータルフットボール」の人だから、目まぐるしいポジションチェンジのイメージがあるでしょ?
でもそれは少し間違っていて、たとえばC番に対しては「常にセンターサークルの中でプレーしろ」とポジショニングの固定をしてたんだ。
「ボールは汗をかかない」の名言の通り、人が走ることより球を走らせることを優先していたようだ。
アリゴサッキにより、プレス戦術が世界に浸透した後の時代にだよ?
どうやら彼の守備戦術は「球を保持している限り、点を取られることはない」だったようで、ポゼッションには人一倍こだわった。
当然、敵はプレスでそのポゼッションを破壊しにくる。
対するクライフは、パス回しでそのプレスを無効化する。
そういう攻防は、今の時代のサッカーにも通じるよね。

マリノスは、明らかにクライフ型だろう。
ウィングをキーマンとし、ポゼッションサッカーを志向している。
一方のFC東京は、プレス型。
というイメージがある。
しかし、よくよく調べてみると意外な事実があって、それはJリーグのチーム別平均走行距離を見てみると、なんとマリノスがランキング1位なんだ。
そして、FC東京が18チーム中の16位。

【Jリーグチーム別走行距離ランキング】
@マリノス
Aベルマーレ
Bトリニータ
C松本山雅
Dコンサドーレ
Eサンフレッチェ
Fガンバ
Gセレッソ
Hサガン
Iジュビロ
Jエスパルス
Kベガルタ
Lグランパス
Mレッズ
Nアントラーズ
OFC東京
Pフロンターレ
Qヴィッセル

じゃ、今度はスプリント回数を見てみよう。

【Jリーグチーム別スプリント回数ランキング】
@マリノス
AFC東京
Bベルマーレ
Cガンバ
D松本山雅
Eアントラーズ
Fコンサドーレ
Gヴィッセル
Hトリニータ
Iベガルタ
Jジュビロ
Kサガン
Lエスパルス
Mサンフレッチェ
Nレッズ
Oグランパス
Pフロンターレ
Qセレッソ

いやいや、走行距離とスプリントって、全然ランキングが変わってくるんだね。
走行距離が16位のFC東京が、スプリント回数では2位。
マリノスは、どっちも1位か…。

じゃ、次はポゼッション率を見てみよう。

【Jリーグチーム別ポゼッション率ランキング】
@マリノス
Aヴィッセル
Bトリニータ
Cフロンターレ
Dグランパス
Eガンバ
Fセレッソ
Gレッズ
Hジュビロ
Iコンサドーレ
Jアントラーズ
Kサンフレッチェ
Lサガン
MFC東京
Nベルマーレ
Oベガルタ
Pエスパルス
Q松本山雅

なるほど。
ポゼッションになると、やはり降格圏のチームの多くが下位になるね。
そんな中、FC東京が14位。
で、マリノスはここでも1位か。

解釈が難しいところだけど、このランキングの中でも「走る」と「走らされる」は違うんだと思うし、「球を保持する」と「球を保持させられている」は違うんだと思う。
こういうデータを見ると、チームの色が見えて面白いね。
マリノスは、球を保持しつつ、同時によく走るチーム。
FC東京は、球を相手に保持させつつ、たくさんカウンターを仕掛けるチームといったところか。

やっぱ最終節のマリノスvsFC東京、楽しみになってきたわ。
2019/12/2(月)11:44

☆関西人
DFの攻撃力
闘莉王の特長は、CBながらも攻撃力があったこと。
Jリーグの通算得点ランキングで彼は第31位にランクされており、30位には高原直泰、32位には中村俊輔がランクされてることからして、その偉大さをご理解いただけると思う。
たまに彼、FW起用をされることもあったっけ…。

こういうタイプの攻撃力あるDF、昔から結構いると思う。
今もDFのトレンドとして「偽サイドバック」とかあるけど、そういうアイデアはかなり昔からあるというか、思えば今から半世紀前のベッケンバウアーの時代からして、CBの彼が司令塔だったワケじゃん?
いわゆる、リベロってやつだ。
後ろの選手が攻撃のキーマンになるのって、そんなに新しいアイデアでもないんだよね。
新しく見える偽サイドバックにしても、単にサイドバックがリベロ化しただけの話だし。

特にいまどきは守備戦術がどんどん進化してきてて、普通にやってるとFWやMFの攻撃力は無力化されてしまう。
まず、フリーで球を持てないから。
だからこそ、最終ライン選手の攻撃力がカギを握るんですよ。
今の時代にこそ、ベッケンバウアー欲しいよな。
サイドバックも、ウィングみたいな働きはこれまでも普通にあったけど、今はオーバーラップというよりインナーラップ、インサイドプレーヤーとして使おうというところがコロンブスの卵的発想。
もはや、担当レーンを普通に変えちゃう時代さ。

DFって守る時はラインを揃えるべきだけど、球をポゼッションしてる時には別にラインを揃えておく必要はないでしょ。
SBがサイドにいる必要はないし、CBがゴール前にいる必要もない。
極論すると、DFが後ろにいる必要はないし、FWが前にいる必要もない。
たとえば、こんな日本代表を想像してみてよ。
日本が球をポゼッションした瞬間、日本のFWやWGがドド〜っと後ろに撤退していくという意外な展開。
彼らをマークしてた敵DFたちが「あれ?あれ?」と混乱してると、次の瞬間には最終ラインの選手たち、たとえば吉田や冨安や酒井あたりが皆揃ってドド〜っと前に上がってくる(笑)。
こういうラインの前後交換でマークが混乱してるところに、ハイクロスが供給される。
それを吉田がヘッドで決めて、ゴール!

こういう極端な前後交換はあまりないにせよ、大迫と南野の動きはそれに近いよね。
1列目の大迫が後ろに下がり、2列目の南野が前に出る。
また同時並行でレーン移動も行われ、ワイドレーンにいた中島や堂安がハーフスペースレーンに入ってくる。
まさに混乱。
我々はあれを普通に見てるけど、守る側とすりゃ結構マークがメンドくさいんですよ。

私は、DFがゴール前まで上がるパターンをもっと磨くべきだと思う。
なんせ、日本の前線には高さに欠けてるから。
よく、リードされてる試合のラスト何分というところで吉田がゴール前に上がっていくパターンがあるけど、あれをラスト何分とかじゃなく、普通に試合の流れの中でもできないものかな、と。
守る側として、今そこにいる選手をマークするのは簡単だけど、ドド〜っと後ろから上がってくる選手に対応するのは案外難しいもんですよ。
たとえばワールドカップのベルギー戦、アディショナルタイムでのベルギーのカウンターを思い出してもらいたい。
あの時、ゴール前にいた山口は処理を迷ってたでしょ。
人に行くべきか、スペースを守るべきか、と。
ましてや、ストレートじゃなくナナメに上がってこれたらどうする?
各々のDFが「え?俺のレーン?」「いや、俺のレーンか?」と混乱して、マークが後手に回ってしまう。
もはやSBもサイドをまっすぐ駆け上がる既存スタイルから脱却し、いよいよナナメに駆け上がる時代だよね。
2019/12/2(月)9:41

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