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過去ログ605 2019/11/24 23:33

☆関西人
レッズ、アジア王者の座を逃す
浦和レッズ、残念でした…。
ACL決勝、0-2の完敗。
決勝で東エリアが西エリアに負けるのは、8年ぶりとのこと。

レッズは強いんだか弱いんだか、よく分からないチームである。
サポーターを含めた「軍勢」とすれば日本最強だろうが、それにしては今季はリーグ順位が低い。
スタート時の監督はオリヴェイラだったのが、不調から解任されてアウトレイジが新監督に。
暫定感のあったアウトレイジだけど、一応正規の監督と捉えてイイの?

これ、私は不思議でね。
レッズは良い選手が揃ってるし、オリヴェイラもJリーグで実績ある名将だったというのに、なぜかハマらなかった2019年序盤。
やはり相性って、あるんだよな…。

オリヴェイラの持ち味は、フィジコ出身であることによるコンディション調整の巧さと、モチベーションを上げることの巧さだった。
ただ、モチベーションを上げることについては、このチームには既に何人ものモチベーターがいたんだよね。
なんせ、調子ノリ世代の槙野や森脇や柏木がいるから。
思えばレッズとアントラーズは対照的なチームで、レッズが変なゴールパフォーマンスやるほど調子ノリなのに対し、アントラーズはボスの小笠原からして調子ノリとは真逆のタイプ。
それが前提でオリヴェイラはアントラーズにハマったとも考えられ、逆にレッズのような空気のところにはハマらなかったのかもしれない。

戦術的には、オリヴェイラはかなりオーソドックスだったと思う。
対してレッズにはペトロビッチの残り香があり、独特な戦術の土壌があった。
そういう意味じゃ、オリヴェイラはまずその残り香を抜きたかったんだと思うよ。
でも、それこそがハマらなかった大きなポイントかも…。

レッズのフロントがオリヴェイラを切ったのは、もともと選手たちが保有していた土壌の方を選択したんだと思う。
アウトレイジは選手たちにとって兄貴分であり、彼らの土壌を壊す人ではないから。
でも、それで良かったの?
リーグでは、現在13位。
降格はないにせよ、決してチームの調子は良くない。
ACLに準優勝したからって、何かが解決したワケじゃないだろう。
もはや、これまでの土壌でサッカーをやることの限界が見えている。

アルヒラルとは2年前にもACL決勝で当たり、その時レッズは勝っているのに、今回は2年を経てレッズが劣化したことを証明してしまったワケよ。
具体的な話をすれば、4231の敵を相手に3421はかなり分が悪いってこと、もちろん常識だよね。
なのに、相変わらず3バックでやっちゃうんだ…。
こういう奥行きのなさ、モッタイナイなぁと思うよ。
人材にしても、杉本健勇、山中亮輔、このあたりの代表級を補強したところで、うまく使いこなせてるとは言いがたい。
コスパが悪いというか、何だか見てて歯がゆいクラブである。

一回、解体すべきかと。
解体し、イチからの再構築。
調子ノリ世代からの脱却。
レッズは無理に補強しなくても、手持ちの駒だけで、まだまだ調理は十分できると思うんだけど。
橋岡とか、ちゃんと若手も育ってるじゃん。
あとは監督。
アウトレイジも悪くはないんだろうけど、ちゃんと次のステージに導ける監督を据えるべきだよ。
2019/11/24(日)23:33

☆関西人
神展開
いやいや、Jリーグではここにきてマリノスが首位に立ったか!
マリノスが松本山雅に勝つのは想定の範囲内、そしてアントラーズがサンフレッチェに分けるのも想定の範囲内だったけど、まさかFC東京がホームでベルマーレに分けるとは想定できなかった。
これ、最終節、マリノスvsFC東京の直接対決で勝った方が優勝、というオチになるんじゃない?

それにしても、マリノス凄いなぁ。
今節の支配率は、マリノス72%、山雅28%だったそうだ。
圧倒的である。
最終節が、面白いことになりそう。
がっつりポゼッションするマリノスに対し、それを潰しにかかるFC東京、という究極の矛vs盾対決になるよね。

マリノスがここまで健闘するとは、予想してなかった人も多いかと。
これほど失点が多いチームが優勝する例は、近年なかったと思うし。
もしマリノスが優勝したら、偽サイドバック、Jリーグで一気に流行するんじゃないだろうか。
もちろんマリノスのバックにはシティフットボールグループがついており、その本丸であるマンチェスターシティの監督はグアルディオラである。
彼が偽サイドバックの考案者であることは皆さんもご存じの通りで、こうしてマリノスが偽サイドバック戦術をチームに導入してるのは、ただの偶然なのか?
いや、偶然とは思えない。

今、マリノスがJリーグの中でもやや異彩を放つチームになってるのは、こうして欧州のトップモードを意識したチームだからでしょ。
とても戦術的なチームさ。
現時点、このチームからは代表に畠中が供給されているが、畠中などは明らかに戦術的ピースである。
畠中は、このチーム独特のビルドアップに欠かせない存在。
ただ、繰り返すがマリノスは失点の多いチームで、そういうチームから代表にセンターバックを召集してるのが面白いね。
リーグで一番失点が少ないチームからは呼んでないのに…。

あとひとつマリノスの特徴は、引き分けが少ないことである。
今のところリーグで引き分けが最も多いのはフロンターレで、また同時にこのチームはリーグで最も負け数が少ない。
たとえ勝てなくとも、最低限勝ち点1はゲットするチームなワケね。
一方、マリノスの引き分けはフロンターレの3分の1でリーグ最少。
勝ち点1をゲットする展開は異常に少なく、常に勝つか負けるか、ほとんどその二択である。
マリノスの勝ち数は、現時点20でリーグ最多。
失点は多いがそれを打ち消すほど得点が多く、現時点の累計得点61はリーグでダントツのトップなんだ。
引き分けなど視野に入れず、1点取られても2点取りゃイイんだろ?というイケイケのサッカー。

次節、マリノスvsフロンターレは楽しみだね。
なぜって、リーグで最も勝ち数が多いチームと、最も負け数が少ないチームの対決だから。
付け加えると、リーグで最も引き分けが多いチームと、最も引き分けが少ないチームの対決でもあるワケさ。
もし、この試合でマリノスが勝てば、そしてFC東京がレッズに負ければ、そこでマリノスの優勝が確定する。
いや、FC東京がレッズに負ける可能性は低いだろうね。
レッズは今日のACL決勝に全精力を注ぎ、月末にはほとんど力が残ってないと思う。
一方、ここにきて「負けないフロンターレ」「引き分け名人フロンターレ」と当たるマリノスは不幸である。
個人的には、次節での優勝決着はまずあり得ないと思ってるよ。

それはそうとして、今夜ACL決勝。
レッズ、頑張ってくれ!
Jリーグで現在13位のチームがアジア王者に相応しいかは、甚だ疑問だが…。
実力では、ぶっちゃけアルヒラルに劣ってるんじゃないかと思う。
ただ、今回はホームである。
選手たちの力だけでなく、今回はサポーターの力も加わる。
ならば勝てるんじゃないかな、と私は思ってるよ。
2019/11/24(日)12:54

☆関西人
中島問題
中島は、ハイリスクハイリターンの選手である。
攻撃の貢献度は素晴らしい。
ただし、守備の貢献度はクソだ。
おそらく、森保さんを含めて皆がそれを分かっている。
だから、絶対に負けられないワールドカップ予選のキルギス戦に、中島をスタメンから外した。

しかしキルギス戦は、正直あまり良い内容ではなかったよね。
やはり中島必要かな、とも思った。
それを受けてのキリンチャレンジである。
ベネズエラ戦では前半中島を左の攻撃的MFにした442で守備が機能せず、後半は修正をした。
修正のやり方は色々あったと思うが、森保さんの判断は左を原口、トップ下を中島にする4231の形だった。
で、改善したのよ。

これ見て思ったんだけど、守備を考えるなら中島は左サイドよりトップ下の方が適任なのかな、と。
左サイドだと敵SBのマークで後ろに引っ張られることもあるし、4+4ブロックの構成員としていちいち帰陣しなきゃならんし、守備タスクによる縛りが多い。
その点、トップ下の守備タスクは敵ボランチや敵CBに対するプレスに限定されていて、その方が中島向きかもしれない。
というワケで、実は中島トップ下こそが最善の妥協点なんじゃないかな、と最近になって思えてきた。

しかし、そうなると問題が出てくる。
中島をトップ下起用すると、現在トップ下のレギュラーである南野を使えなくなるじゃないか。

・・・・大迫
原口・・中島・・堂安
(@南野ベンチパターン)

じゃ、大迫を使わずに南野を1TOPにしようか?

・・・・南野
原口・・中島・・堂安
(A大迫ベンチパターン)

それとも、南野を左右どちらかのウィングに使おうか?

・・・・大迫
南野・・中島・・堂安
(B原口ベンチパターン)

・・・・大迫
原口・・中島・・南野
(C堂安ベンチパターン)

もちろん、中島を使わないという選択肢があってもイイ。

・・・・大迫
原口・・南野・・堂安
(D中島ベンチパターン)

↑の@〜Dのパターンのうち、今後あり得るかなと思うのがCだ。
森保さんは、A代表と五輪代表の分離を公言しており、堂安や久保くんはしばらくA代表に加わらないから。
堂安、久保くん不在で空いた右サイドは、普通に考えれば伊東が入るんだが、南野が入ってもおかしくはないよ。
イメージ的には伊東がスピードでタテに抜けるタイプなら、南野は駆け引きでナナメに飛び込むタイプだね。
ザックジャパンの時の右サイド、岡崎のイメージに近い。

中島のトップ下は、あくまで守備タスクからの彼の解放をメインにした苦肉の策だが、攻撃面でのメリットはあるのか。
あると思う。
彼は、タメを作れるから。
タメを作れる分、意外と@でも機能するかもしれない。

しかし中島をトップ下に回してまで、左に原口を使うことにメリットはあるのか。
守備面では、間違いなくある。
問題は攻撃面で、ハリル代表の時から「原口よりも乾を使ってほしい」という意見は多かったよ。
原口に馬力はあるが、あまり創造力がある方じゃないからね。
しかしプラスマイナスをトータルで考えて、やはり原口かな、と。

でも、ここに堂安、久保くん、三好、食野、安部、遠藤渓など五輪組が合流してきたら、どうする?
…どうだろうなぁ。
聞けば、久保くんがマジョルカで左サイドをやったらしいね。
結構、ハマったらしい。
意外と久保くん、左が適正ポジという可能性はないかな?
利き足を内角にする分、シュートするのに優位なのが右サイド。
そして利き足を外角にする分、ラストパスなど中へのボール供給に優位なのが左サイド。
どちらかというと久保くんはストライカーというよりチャンスメイカーなので、実は左サイドの方がハマる可能性高いのよ。

あとは、久保くんにサイドプレーヤーとしての守備力があるかどうかだが、そりゃ原口並みにはないでしょ。
でも今後の伸びしろを含め、中島よりは上かもしれない。
久保くんの左、これはこれで楽しみだね。
2019/11/23(土)22:09

☆若葉
大陸格差
欧州
近年W杯最高成績 4大会連続優勝
世代別はリーグ戦A代表優先の為、ベストメンバーでない事も。

・・・・ レバンドフスキ
・C・ロナウド(バイエルン)・ムバッペ
・(ユベントス)・デ・ブルイネ・(パリSG)
・・・・・(マンチェスターC)
・・・・カンテ モドリッチ
・・・・(チェルシー)(レアルマドリード)
ロバートソン ファン・ダイク キエッリーニ A・アーノルド
(リバプール)(リバプール)(ユベントス)(リバプール)
・・・・・テア・シュテーゲン
・・・・・・(バルセロナ)
次世代
ホーランド(ノルウェー)ザルツブルク
エイブラハム(イングランド)チェルシー
ジョアン・フェリックス(ポルトガル)アトレティコマドリー
カイ・ハフェルツ(ドイツ)レバークーゼン
ウーデゴーア(ノルウェー)Rソシエダ
フレンキー・デ・ヨング(オランダ)バルセロナ
マタイス・デ・リフト(オランダ)ユベントス
ドンナルンマ(イタリア)ミラン
新世代
アンス・ファティ(スペイン)バルセロナ 高2

南米
近年W杯最高成績
1994ブラジル 優勝 25年前
2002ブラジル 優勝 17年前
メッシ ネイマールも優勝は五輪まで

・・・・・スアレス
ネイマール(バルセロナ)・メッシ
(パリSG)・・ハメス・・(バルセロナ)
・・・・・(レアルマドリード)
・・カゼミーロ ビダル
・・(レアルマドリード)(バルセロナ)
サンドロ マルキーニョス・ゴディン D・アウベス
(ユベントス)(psg)(アトレティコマドリー)(サンパウロ)
・・・・・アリソン
・・・・・(リバプール)

次世代
ガブリエル・ジェズス(ブラジル)マンチェスターC
新世代
ロドリゴ(ブラジル)レアルマドリード高卒

アフリカ
近年W杯最高成績
ベスト8(カメルーン セネガル ガーナ)
ベスト16 ナイジェリア3回 アルジェリア
ロシアW杯GL全滅
マネとクリバリ擁し日本以下の順位
2019プレミアリーグ得点王が3人

・・・・オーバメヤン
・マネ・・(アーセナル)・・サラー
(リバプール)・マフレズ・(リバプール)
・・・・・(マンチェスターc)
・・・・ケイタ パルティ
・・・(リバプール)(アトレティコマドリー)
グラム クリバリ バイリー ハキミ
・(ナポリ)・(ナポリ)(マンチェスターu)(ドルトムント)
・・・・・・オナナ
・・・・・・(アヤックス)

北中米

W杯最高成績
ベスト8(アメリカ コスタリカ メキシコ2)
メキシコは7大会連続ベスト16も次に散る。
メキシコ ベスト8の2回はいずれも開催国
ベスト16 アメリカ3回

・・・・・・ヒメネス
エルナンデス(ウルブス)プリシッチ
(セビージャ)・ブライアン・ルイス・(チェルシー)
・・・・・・(サントス)
・・・・モラレス マッケニー
・・・(デュッセルドルフ)(シャルケ)
グアルダード・・・・・・・・デスト
(ベティス)ブルックス アラウホ・(アヤックス)
・・(ヴォルクスブルク)(セルタ)
・・・・・・・ナバス
・・・・・(パリサンジェルマン)
次世代
プリシッチ(アメリカ)チェルシー
新世代
ディエゴ・ライネス(メキシコ)Rベティス 高卒

アジア
W杯最高成績
4位韓国(開催国)
ベスト16日本3回 韓国2回 サウジアラビア
ベスト8には4大リーグレギュラーを増やしたい。

・・・・・大迫勇也
・孫興民・(ブレーメン)・權昶勳
・(トッテナム)・・・・(リーグアン11得点)
原口元気 奇誠庸 アーロン・ムーイ 酒井宏樹
(ハノーファー)(ニューカッスル)(ブライトン)(マルセイユ)
・・昌子源 吉田麻也 冨安健洋
・(トゥールーズ)(サウサンプトン)(ボローニャ)
・・・・・マシュー・ライアン
・・・・・(ブライトン)
次世代
冨安健洋(日本)ボローニャ
アルモエズ・アリ(カタール)アジア杯得点王 コパ得点
アクラム・アフィフ(同)アジア杯アシスト王 コパアシスト
新世代
久保建英(日本)マジョルカ 高3
李康仁(韓国)バレンシア 高卒

日本代表に期待しています。
2019/11/23(土)22:01

☆関西人
師弟
憲剛は、大島のことをホントに可愛いがってるよね。
それは、彼の言葉の端々から感じる。
きっと大島を自分の後継者と目してるんだろうし、「自分の全てを教えた。全部を叩き込んだ」と公言している。
こういうの、サッカー界では珍しくない話かもしれんが、よく考えたら妙な話である。
憲剛はコーチでなく、現役選手なんだ。

ちょっと、話を変えるね。
実は私にはひとり姉がいて、彼女はキャリアウーマンタイプの人なんだ。
ある日、姉と仕事の話をしていたら、彼女は「私には私なりの仕事のノウハウがあるけど、そのノウハウを後輩に教えることはしない」と言うのさ。
「何で?」と聞くと、「だってノウハウ教えて後輩が成長したら、私の居場所がなくなるじゃん」だって(笑)。
性格悪い女やな〜と思ったが、案外こういう考え方をする人は多いかもしれない。

そう考えると、憲剛が大島を育てるのは少しおかしくない?
大島がヘタに育ったら、大島が自分のポジションを奪ってしまうんだよ。
ただフロンターレの場合は少し特殊で、憲剛と大島はトップ下とボランチで共存できており、一時期はボランチのコンビでも共存できてたほど。
よって、憲剛が大島を育てても憲剛が居場所を失うことがなかった。
いや、仮に憲剛が居場所を失ったとしても、彼はフロンターレ一筋の人ゆえ、クラブ愛から「チームが強くなるなら自分が控えになっても…」ぐらいの男気はあったかもしれないけど。

憲剛と大島の師弟関係を分かりやすくする為、お笑い芸人を例にとってみよう。
イマドキの芸人って、ほとんどが師匠を持たないよね。
吉本なら、NSCという専門学校がある。
そこでは、芸人の卵たちが先生方の指導の下、日々お笑いの勉強をしてるワケだ。
ここでいう先生って、師匠ということにはならないよ。
先生と師匠は違う。
そもそも師弟制度って、師匠がカリキュラムを体系化して弟子に教えるシステムじゃないから。
師匠とは指導が職業ではなく、単に現役の芸人である。
弟子は、その師匠の付き人をしながら芸を盗む。
古いといえば古い、非効率的にも思える養成スタイルだよね。
でも、いまだ落語家さんたちは、こういうスタイルをとってるんじゃない?
板前さんなど、職人の世界もきっとそうだよな。

サッカーなら、クラブユースなどはNSCみたいなもんだろう。
専門学校に近い。
そこにいる選手たちはコーチにサッカーを教えてもらっており、もちろんコーチの付き人をしながらスキルを盗む、みたいなことはやらないさ(笑)。
コーチとは現役の選手ではなく、指導を職業にした先生の立場だから。
だけど、↑に書いた憲剛の立場は違うんだよね。
彼は現役の選手であり、指導を職業にした先生の立場ではない。
だからこそ、彼はまさに「師匠」なんだよ。
大島を弟子にして、その弟子に自分がプレーする姿を見せてスキルを盗ませた。
意外とトップチームでは、こういう師弟関係があちこちにあるのかもしれない。

ただよく考えたら、師匠って変な立場だよね。
師匠は、弟子を育てることに何のメリットがあるのか?
NSCのような所の先生なら、指導をすることが職業ゆえ、それでギャラを貰える。
でも師匠って、弟子から月謝をとってるのか?
立川談志は上納金をとってたとも聞くが、ビートたけしがたけし軍団のメンバーから月謝をとっていたかは怪しいよね。
じゃ、たけしは何の為に弟子をとってたの?

憲剛にしたって、間違いなく大島から月謝はとってないよ。
無償で技術を教えてるんだ。
しかも、その技術は企業秘密といえるほど価値あるスキルかもしれない。
もちろん、それは「フロンターレが強くなる為だから」という理屈なんだろうが、しかし大島がずっとフロンターレにいる保証なんてないじゃん?
ある日突然マリノスあたりに移籍して、憲剛が教えた企業秘密ともいうべきスキルを敵チームにまるごと持っていかれたら、どうするつもりなんだ?

いや、それでも憲剛は大島を育てたかったんだろう。
これは、一種の生殖本能かもしれない。
人間は自分の命に限りがあることを知ってるからこそ、自分のDNAを後世に遺そうとする。
だから、無償でもイイから後輩を育てたいんだよ。
そんなのは何の得もないのでは?と考える人もいるだろうけど、それを言ったら、親は子を育てることに何の得があるの?というのも同じことである。

もはや、憲剛が大島を育てるのはフロンターレが強くなる為という目的さえ超えて、もっと崇高な意味があったのかもしれないね。
私、思うんだよ。
人間は何の為に生きてるかって、突き詰めると生殖の為、自分を遺す為に生きてるんじゃないかな。
2019/11/23(土)10:24

☆関西人
うどんと蕎麦
柴崎と大島。
ふたりはキャラが似てて、尚且つ戦闘能力値もほぼ互角なので、どちらかひとりを選べと言われたら皆さん迷うと思う。
この迷う感覚、何かに似てるな〜と思ったら、うどんと蕎麦だよ。
お蕎麦屋さんに行ったら、よく「うどんと蕎麦、どちらになさいますか?」と聞かれる。
私、毎回このひと言に迷ってしまう。
どっちも好きだから。

うどんと蕎麦。
ダシは同じで、乗せる具も同じで、ただ麺が違うだけ。
たとえば、天ぷらうどんと天ぷら蕎麦。
どっちが上とか下とか、本質的にはないだろ。
だから、その日の気分で「うどんで」とか「蕎麦で」ということになるんだけど、柴崎と大島のチョイスは「その日の気分で」というワケにいかんからな(笑)。

いや、実は蕎麦とうどんでも、私は微妙に好みがある。
蕎麦だと、好きなのが鴨南蛮だ。
うどんでも鴨南蛮はあるが、なぜだか鴨肉は蕎麦の方が旨く感じる。
うどんだと、好きなのがカレーうどんだ。
蕎麦でもカレーはあるが、なぜだかカレーはうどんの方が旨く感じる。
あと、京都に行くと必ず食うのがニシン蕎麦で、似たやつでニシンうどんというのもあるけど、やはりニシンは蕎麦の方が合う。
あと、駅の立ち食いで私がよく食べるのがコロッケうどんで、なぜだかコロッケ蕎麦というのは食べたことないな…。

微妙に、具で合う合わないはあるんだと思う。
ただし、ホントに微妙な差である。
あとはマーケティング次第で、現在日本でうどんと蕎麦の流通量では、うどんの方が多いらしい。
丸亀製麺とか、出店が増えてるからね。
「釜玉」とか「釜揚げ」とか、昔なら四国でしか食べられなかったメニューが全国展開となったのが効いてると思う。
讃岐うどんのブランド戦略である。

と考えると、柴崎は「うどん」なんですよ。
スペインに進出し、一気にブランド力を高めた。
さらに人気アイドル真野恵里菜と結婚し、ますますそのブランド力を高めた。
一方、大島は「蕎麦」である。
讃岐うどんブームをよそに、マイペースを貫いている。
海外進出することなくフロンターレ一筋、活躍→怪我→活躍→怪我をコンスタントに続けている。
でも、根強い蕎麦通っているんだよね。
うどん通より、蕎麦通の方がなんかマニアックである。
「柴崎より大島でしょ」という奴の方が、なんとなくサッカー通を気取れるような気がする(笑)。

あと、柴崎と大島はどちらも師匠に恵まれていて、柴崎は小笠原、大島は憲剛、この師匠の力量でも全くの互角だよな。
先代の味を受け継ぐという点では、ふたりとも見事に受け継いでいる。
柴崎の師匠、小笠原は2018年に引退。
一方、大島の師匠、憲剛はまだ現役で、そういう意味で大島の立ち位置はまだ店主ではないのかな。
でも、ここにきて憲剛が遂に靭帯をやっちゃったね。
いよいよ、という感じがする。
近いうち店主が引退し、大島がいよいよ店の看板を背負うのかもしれない。

来るな、近いうちに蕎麦ブーム(笑)。
2019/11/22(金)11:42

☆関西人
W司令塔
キリンチャレンジ、出番がなかった選手の中で、私が一番見てみたかったのが大島僚太だ。
中島、南野などロンドン組が中心になってる今、やはり大島の存在を無視することはできない。
足下の技術でいえば、おそらく日本でトップクラスの選手なんだし。

ただ、今のところ彼は代表で日陰の存在である。
なんせ、柴崎がいるから。
仮に柴崎がヤットの後継者だとすると、大島はその陰に隠れた憲剛の後継者といったところか。
じゃ、ヤットと憲剛は代表で全く共存しなかったのかというと、案外そうでもない。
オシムの時は、ヤットがトップ下、憲剛がボランチ。
岡田さんの時は、逆に憲剛がトップ下で、ヤットがボランチ。
さすがに横並びはなかったが、前後で並ぶことは多々あった。

私は、今の柴崎と大島もタテ並びで共存できると思うんだよね。
「いやいや、大島は怪我しますから」とツッコミたい人の気持ちは分かる。
確かに、彼は怪我をする。
それも大体が筋肉系の故障で、同じ箇所を何度もやっている。
あれは清武と同じでクセになっており、今さら完全克服は無理だと思う。
だましだまし、やっていくしかない。
彼自身もトレーナーもできるだけ再発しないように気をつけてると思うし、なんのかんの言いながら、彼はフロンターレで毎年20試合以上に出ている。
あの体質で毎年20試合以上の出場は、それなりにコントロールできてると見てイイんじゃないかな?

・・・・浅野
中島・・大島・・原口
・・橋本・・柴崎
佐々木-畠中-植田-室屋
・・・・川島

ベネズエラ戦のスタメンで、鈴木武蔵のところだけ大島に替えてみた。
悪くないと思う。
大島は真性トップ下ではないのでやや下がり気味になるが、その空けたところに中島が侵入してくるイメージ。
大島はバランス感覚がある選手なので、その流れの中でポジショニングの最適解を見つけるだろう。

あと、こういうのもありだと思うんだ。

・・・・浅野
中島・・大島・・古橋
・・原口・・柴崎
佐々木-畠中-植田-室屋
・・・・川島

ベネズエラ戦のスタッツを見たら、原口がタックル回数でも、こぼれ球奪取回数でもチームでダントツ一位だったのよ。
じゃ、その守備力はセントラルMFとしても活きそうじゃん?
で、中島は必ずドリブルで中に入ってくるので、大島が後ろに下がり、代わりに中島が空けた左サイドには原口が上がる。

・・・・浅野
原口→→中島・・古橋
↖↖・↙↙
・・大島・・柴崎
佐々木-畠中-植田-室屋
・・・・川島

トライアングルが、ぐるっと回転するイメージね。
中島の守備の脆さをケアしつつ、その攻撃力を最大限活かすには、【偽トップ下の大島+偽ボランチの原口】ですよ。
橋本拳や山口蛍を使わないと、中盤底が不安?
私は、意外と大丈夫だと思うけど。
言っとくが、柴崎も大島も守備力はある方だぞ?
それより、ちゃんと守備強化するなら最終ラインメンバーをアレンジした方がイイわ。

・・・・浅野
中島・・大島・・古橋
・・原口・・柴崎
畠中・三浦-植田・室屋
・・・・川島

ベネズエラ戦でかなりやられてしまった佐々木は外し、代わりに畠中をそのまま左にスライドさせた。
畠中は右利きながら左足キックが異常に巧く、左サイドからビルドアップに貢献できそうだから。
で、その畠中が空けたセンターには三浦を起用。
三浦の対人の強さは、畠中以上である。

私、この布陣で臨んでたら、日本はベネズエラに勝てたんじゃないかと思う。
甘いですか?
2019/11/22(金)9:40

☆関西人
パス回し
ベネズエラ戦の支配率は、日本が46%、ベネズエラが54%だった。
パス本数は日本が480本、ベネズエラが530本。

南米は基本、ポゼッションが巧いよね。
ベネズエラも例外ではなかった。
でも、いわゆる「華麗なパス回し」ではないんだよね。
日本のパス回しとは、ちょっとタイプが違う。
パス→キープ→パス→キープの繰り返し。
日本のようにボールホルダーに寄ってリターンを貰いにいったりとかの周りの援護の動きは少なく、ボールホルダーは基本、自分自身で何とかする。
そこは個の領域なんだよ。

で、そこからパスを出すんだけど、その出す先は日本選手がちゃんとマークのついてる選手なんだ。
パスを貰う選手の1〜2m傍に日本選手がついてるのに、なぜかパスが通る。
見てて、ちゃんとパスコース切れよと思うけど、おそらく日本もコースを切ることの意識はしてるはずだ。
それでも、受け手のちょっとした動きの差なんだろうね。
狭くともパスを通せるコースができていて、出し手は正確にそこへパスを出し、点と点は繋がるんだ。
当然、マークについてる日本選手はそこで球を奪おうとするが、ボールホルダーはドリブルでそれをいなし、体勢を整えてまた次の相手にパスを出す。
以降は、それの連鎖である。

こういうの、基本だなぁ、と思う。
日本のパス回しが彼らと違うのは、あまり個のキープ力を前提にしてないことである。
だから、パスを出す先は「フリーの選手」を優先する。
しかし、それだとビルドアップが迂回になるんだよね。
遠回りになる。
最短距離で効率よく組み立てるには最善のポジションにあの選手がいるんだけど、でも敵マークがついてるからなぁ、ということでその選手にパスを出さない判断をすることが多い。
南米なら、その選手にパスを出すんだよ。
そこは、大きな差である。

あと、個のキープに自信のない日本は、とにかく素早くパスを連鎖させようとする。
ワンタッチの処理を理想としてるみたいで、ポンポンポンといきたいんだよね。
それこそが「華麗なパス回し」なんだけど、当然タッチ数を制限するとミスも増えるさ。
あと、敵マークにつかれてる選手の足下にパスを出すのは怖いので、敢えて無人のスペースにパスを出して味方を走らせることも多い。
それはそれで難易度の高い繋ぎになるので、失敗も増えるよね。

パスミスにも色々あるけど、日本の場合は個のキープ力に自信がないからこそ難しいプレーを選択し、あるいは軽いプレーを選択し、逆にミスを生んでるということはないかな。
昔から、そう思うんだよね。
南米を見てると、意外とストレートな足下パスで組み立てている。
たとえ敵マークがついていても、そこへ足下パスを出す。
「でも日本人は外国人と違って体躯がないから…」と考えがちだけど、今回のベネズエラなんて、日本より平均身長が下だったんだよ。
それでも、変にマークから逃げないパス回しをしていた。
要は、そこも一対一の技術なんだよね。
幸い、日本も最近はドリブラーが増えてきて、一対一を怖がらないプレーが増えてきた。
かといって、ビルドアップで数的優位を作るコンセプトを否定したいワケじゃないんだけどさ。

昔、数的優位信奉の全盛時代に、代表でジーコと代表選手の間でこういうやり取りがあった。

「違う、あっちにパスを出すんじゃない。
こういう時は俊輔にパスを出すんだ」
「え、でも俊輔はガチガチにマークつかれてますけど?」
「それでもイイんだ。そこは勝負なんだ」
「?」

このやり取り、まるでジーコが俊輔贔屓の馬鹿に見えるけど、今となっては少し意味が分かるような気がするね。
2019/11/21(木)12:20

☆関西人
スタッツで見るベネズエラ戦
ベネズエラ戦のスタッツを見ていて、驚いたのは日本の方がシュート数多かったことだ。
日本がシュート16、ベネズエラがシュート11。
枠内シュートは日本が6、ベネズエラが4。
あ、ベネズエラは4得点だから、枠内シュートが全部入ったんだね。

このシュート数を見る限り、日本が完敗だったというのは違うだろう。
少なくとも後半は、日本が押してたよ。
「それは4点取ったベネズエラが省エネモードに入ったんだろ」という意見は多いが、省エネにしては、かなり振り回されて必死だったぞ?

じゃ、日本人選手の個人スタッツを見てみよう。

【アタッキングサードでのパス数(カッコ内は成功率)】
@中島15本(47%)
A佐々木11本(91%)
B原口11本(73%)

【ドリブル数(カッコ内は成功率)】
@中島7本(57%)
A原口2本(0%)
B室屋、古橋1本(100%)

【スルーパス数(カッコ内は成功率)】
@柴崎2本(0%)
A中島、山口、浅野1本(100%)
B橋本、古橋1本(0%)

【クロス数(カッコ内は成功率)】
@室屋5本(25%)
A中島4本(20%)
B佐々木1本(0%)

【枠内シュート数】
@中島3本
A室屋、佐々木、山口1本

【タックル数(カッコ内は成功率)】
@原口7本(71%)
A柴崎3本(33%)
B佐々木、中島、橋本2本(100%)

【こぼれ球奪取数】
@原口5本
@畠中、橋本3本
A浅野、古橋2本

攻撃に関しては、中島だね。
守備に関しては、原口だね。

意外だなと思ったのが、佐々木のアタッキングサードにおけるパス本数。
成功率91%なので、成功パス本数では中島を凌いでチーム首位である。
実は攻撃で、そこそこ活躍できてた?
こうして左サイドの佐々木が「パス」なら、右サイドの室屋は「クロス」のようで、クロスは本数でも成功率でも中島を凌いでチーム首位だね。

こういうスタッツを検証する作業はU22代表のコロンビア戦でもやったんだけど、あの試合では右サイドの菅原が、あるゆる項目で上位に入ってたのよ。
そしてこのベネズエラ戦でも、意外なことに佐々木や室屋が上位に入ってるワケだ。
興味深いよね。
守備でネガティブなイメージのあった佐々木や室屋が、スタッツで見ると攻撃の貢献度は印象よりも遥かに高い。

うん、やはりサイドバックにせよウィングバックにせよ、こういうサイド後方の選手こそが敵陣ではフリーマンゆえ、マークされてるアタッカーより攻撃で成功率の高いプレーをできるワケだ。
以前から指摘されてることだが、やはり今はサイドバックがキーマンの時代なのか。
ここの人選こそ、今後日本サッカー浮沈のカギを握りそうだね。
2019/11/21(木)10:15

☆関西人
修正
皆さんも気になってるのは、失点シーンのほとんどでゴール前の人数が足りていたことだと思う。
足りてるのに、ほとんどDFが棒立ちでシュートに無力だった。

日本はマンツーマンではなくゾーンで守るので、それは致し方ない部分もあると思う。
敵の位置よりは、ボールの位置でポジショニングする。
だから、ベネズエラはニアとファーの挟まれない一対一の局面にチャンスを見いだし、そこを狡猾に突いてきた。
ひとつ日本を擁護するなら、ベネズエラの一対一はかなり強かったと思うのよ。
佐々木と室屋のところとか、たとえ長友や酒井でも負けてたんじゃないかな?
特に佐々木のところなんて、空中戦が得意な彼をもってして負けたんだから、長友ならもっと酷かったかもしれない。

デュエルで負けたのはしようがないとして(ホントはしようがなくないけど…)、じゃ失点はしようがないよね、というワケではない。
ブロックがどう動いたかが問題なんだ。
佐々木の側には畠中がいて、彼はどうしようと考えてたのか。
いつもなら、畠中の位置に吉田がいる。
もし吉田なら、どう動いていただろう?

結果論でいうと、この試合はロンドンという選手にハットトリックを決められている。
じゃ、ロンドンという個人に対するマークはどうなっていたのか。
彼は、彼自身が競りやすいと踏んだところに意図してポジショニングし、得点したワケよ。
じゃ、こっちは彼をちゃんと挟んで無力化すべきじゃん。
なぜ、そうしなかったのか?
エンジンかかる前の1点目はしようがないとして、追加点は前半30〜38分の僅か8分間で立て続けに3つである。
魔の8分間。
完全にパニックだわ。
あの時間帯にはハーフスペースのレーン攻略されてることにハッキリ気付いてたはずだし、そのレーンを制する必要があったんだ。
ひとりで無理なら、ふたりを割いてでも。
一対一でダメなら、二対一にすべきであって、突き詰めると畠中や植田のポジショニングが重要だったと思う。
そこは、試合中の話し合いで修正をしていくべきだった。
もし吉田がいたら、何か手を打ってた可能性は高いよね。
競り合いの強さは修正できないが、ポジショニングは修正できるんだから。

ひとつ、試合を読み違えてたところがあると思う。
試合の序盤、日本の入り方は悪くなかったから。
最初の失点シーンも「あぁ、油断したな」と事故みたく解釈してしまい、とにかく反撃を、という意識になってしまった。
その顛末が、前半30分からの惨事である。
そこに至るまでに、かなりデュエルはやられてたんだよね。
失点の予兆は、確実にあった。
でも、自分を含めてその空気を読み切れてないところはあったと思う。

ベテランは、そこを読むのよ。
経験値があるから、匂いに敏感である。
いつものチームなら、吉田や長友といったところだろうね。
いやね、ベテランといえば最年長の川島がいたワケで、常に声を出す彼がいたにしてはお粗末な話である。
一番後ろから見てて、一番気付いてただろうに…。
2019/11/20(水)14:02

☆関西人
気付き
やはり南米が巧者だと思うのは、敵の弱点を徹底して狙うんだよね。
前半、「日本の左は崩しやすいぞ」と気付いたら、そこばっかり攻めてくる。
ある意味、佐々木は「穴」として狙われたワケさ。
格闘技なんかでも、もし相手が傷んだら、その傷めた箇所を狙って何度も攻めるような嫌らしい選手っているじゃん?
南米は、まさにそれ。
試合前から準備したプランというより、むしろ試合の中で気付いて、その気付きをチーム全体が共有する。

一方、日本の場合は試合前から準備したプランありき。
相手を見て「あそこが攻めやすいぞ」と皆が意識を共有するようなアドリブよりは、最初から「ウチは中島が強み」として、中島に球を預けるプランに終始する。
いや、厳密にいうと司令塔には気付きがあるかもしれない。
だから、司令塔から出るパスには意図がある。
でも、司令塔以外の選手たち全体が意識を共有してるかは怪しい。
だから敵の弱点をつくよりは、自分の強みを出すサッカーに終始する。
で、その強みを抑えられたらオシマイなんですよ。

前半、もちろんベンチは気付いてたと思う。
我々シロウトでさえ全員が「左が狙われてるな」と気付いたんだから、ベンチが気付かないワケないでしょ。
でも、なぜか修正しなかった。
いや、声はかけてたのかもしれないけど、具体的な配置転換まではしなかった。
それが不思議でね。
4点取られた後にはハッキリと修正したし、それはうまくいったんだけど、なぜ前半途中からそれをしなかったのか。
それはキリンチャレンジだから、としか言いようがない。
あれはあれで、選手主導の修正力を期待したチャレンジだったんだろうなぁ…。

きっと、森保さんは試したいプランを事前に準備してたんだと思う。
ひとつは、中島を中に絞らせた2TOPの442。
結果は大失敗だったが、やってみたかったんだろう。
次は、古橋をウィングに配置した4231。
さらに、柴崎+井手口をインサイドハーフにしたアンカースタイル。
こうしたプランを各々検証することがキリンチャレンジでは最優先だっただろうし、うまくいかないから修正ということをしていては実験の意味がなくなる。
完全に科学者目線ですわ。
被験体が苦しんでるのを見て、ひたすらメモをとる科学者(笑)。
森保さん的には、むしろ100点の試合だったかもしれない。
これが実験だと理解しない人ほど、単純に森保無能!と考えちゃうけどね。

後半、日本は息を吹き返した。
ハーフタイムのロッカールーム、どんな空気で、どんな話をしたのかが気になる。
あと、試合中に書いてる森保さんのメモの内容が気になる。
「佐々木、頑張れ!」とか書いてあるんだろうか(笑)。
そのうち、森保メモを出版してほしいね。
私は買わないけど。

それにしても、新ユニフォームに替わってからチームの調子が狂ってると思う。
もちろんユニのせいにつもりはないけど、ゲンが悪いな、と。
ひとつ思ったのは、このユニを一番着こなせてるのは鈴木武蔵だということ。
ああいう派手な柄物は、純血日本人よりハーフの方が圧倒的に似合うね。
テレビ映え枠として、武蔵はA代表に残してもイイかもしれない。

キルギス戦とベネズエラ戦、両試合とも先発したのは柴崎、植田、原口の3人のみである。
植田は、ひょっとしたら三浦より序列が落ちた可能性もあるかな…。
柴崎は、結局最後まで大島と交代しなかった。
多分、大島は出る予定だったんだと思うよ。
植田の怪我さえなければ。
それより、原口の2試合連続スタメンは意外だった。
右に回されてまで先発とは、これはアディダス契約効果だろうか。
いや、経験値的にも彼はチームで重要な立ち位置である。
仮にチームがボロボロになった時、修正をかけるのにリーダーシップとるべき立場が原口ではないだろうか。
レッズ→ブンデスという流れは長谷部の系譜であり、彼こそチームを鼓舞していくべき立ち位置でしょ。
キャプテン柴崎は、どちらかというと鼓舞するキャラじゃないし。
柴崎はヤットの立ち位置、原口は長谷部の立ち位置。
原口は闘将として、今後まだまだ活躍してほしい選手だ。
2019/11/20(水)11:14

☆関西人
中島システム
ベネズエラ戦、ちょっとよく分からなかったのは、立ち上がりのフォーメーションなんだ。
間違いなく、システムは442だったよね。
その割には、中島のプレーエリアがほとんどセンターだったんだ。
向こうのシステムが433だったとすると、左サイドが完璧に数的不利である。
だから左サイドバックは守備力のある佐々木を使ってるんだよ、というロジックだろうが、その佐々木がことごとく競り合いに負けるし、ミスを多発するし、ほとんど守備をできてなかった。
あれなら、車屋を先発させた方が良かったのでは?と思ったほどだ。

中島のポジショニングだけど、あそこまで露骨にセンターでプレーしたのは、彼の好き勝手な判断だったとは思えない。
いくら不思議ちゃんの中島でも、独断であそこまで真ん中に陣取らないよ。
多分、ベンチの指示だろう。
敢えて左を空けて、向こうを誘った罠?
だとすりゃ、佐々木のところが鉄壁でなければ罠として成立しないのに、罠どころか、穴だった…。

佐々木って、そんなにも守備できない選手だったのか?
そんなことはないさ。
彼はサンフレッチェのレギュラーDFであり、サンフレッチェはJリーグでも失点の少ないチームだ。
ただ、彼は3バックの人なんだよね。
4バックの人ではない。
そこがミスマッチの根幹なワケで、もしA代表が今後も可変なしの4バックでいくなら、サイドバックは佐々木以外の選手をチョイスすべきということが今回分かった。
これはこれで、収穫である。
ぶっちゃけ、私は今までオーバーラップしない長友を見て、「こんなに上がらないなら佐々木を使えばイイのに…」とさえ思ってたワケで、ある意味で裏切られた心境なんだけどさ。

一方で中島のトップ下は、ありだね。
守備ブロックの一翼を担う左ウィングより、まだトップ下の方が安心して見てられるから。
守備的には南野の方が機能するが、でも中島のトップ下は南野のそれとはまたひと味違う破壊力があるのよ。
ファウルを取れるし。

・・・・浅野
原口・・中島・・古橋
・・橋本・・柴崎
佐々木-畠中-三浦-室屋
・・・・川島

こうした時に、ようやくバランスがとれた。
原口を左に回したことと、古橋を入れたことが功を奏した。
功を奏したというより、ノーマルになったというべきか。
前半は、↓だったのよ。

・・浅野・・武蔵
➡➡➡➡中島・・原口
・・橋本・・柴崎
佐々木-畠中-植田-室屋
・・・・川島

アシンメトリーである。
中島の守備力はアテにせず、ひょっとしたら足の速い浅野にプレスバックをさせたかった?
でも、浅野にウィングをさせてもサイドプレーヤーとしては全く巧くないので、彼の持ち味を活かすならFWが妥当。
向こうは433なので、スピードのある2TOPで敵ラインと攻防し、ラインを押して空いたバイタルを中島に使わせるプランが前提だったと思う。
何だか、肉を斬らせて骨を断つプランだよね。
盾もなく、丸腰で左を守らされてる佐々木が気の毒?
いや、森保さんは「佐々木なら守れる」と読んでたんじゃないだろうか。

森保さんなりの実験として、終盤の布陣は興味深かった。

・・永井・・古橋
・・・・中島
・・井手口・柴崎
・・・・山口
佐々木-畠中-三浦-室屋
・・・・川島

こういう形もできるんだね。
しかし、全てにおいて中島システムである。
全て、中島の守備力から逆算して作られたシステム。
思えば、キルギス戦は中島をスタメンから外したんだったね。
中島を外すべきか、それとも徹底して使うべきか。
キルギス戦とベネズエラ戦で、森保さんは答えを出したんだろうか。
2019/11/20(水)9:03

☆関西人
ベネズエラ戦
一体、何が起きたのか…。
まさかの前半4失点。
これは、なかなかの珍事である。

欧州組の大半を帰してメンバーを落としたとはいえ、中盤は中島、原口、柴崎、橋本。
2軍ってワケじゃないのよ。
最前線と最終ラインは、2軍だったかな…。
442で組んだということは、4+4のブロック守備だったと思う。
しかし、中島はフリーマン的権限を与えられており、実質は3+4のブロックだったかもしれない。
でもそれは、いつものことである。
そこを補完するのはいつもならトップ下の南野の運動量なんだが、今回は2TOP気味に入ったこともあり、守備がいまいち整理されてなかった。
その点でいうと、システムはいつもの4231で入った方が良かったかもしれない。

あとは、最終ラインの問題だ。
この4人、決して個人能力が低いというワケじゃない。
ただ、組み合わせが良くない。
そもそも、DFリーダーは誰だったのか。
植田?
彼は、DFリーダーのキャラじゃないよ。
彼以外もDFラインは誰も声を出すイメージがなかったし、要はコミュニケーションの問題だったんじゃないかな?
あぁ、GKはベテラン川島だったじゃないか。
彼がポジショニングとか、もっとコーチングできなかったのか?
なんか、納得いかない。

これをもって、森保無能!更迭!と叫ぶ輩はたくさん出てくると思う。
いや、違うんだよ。
なぜって、森保さんはその後に修正してたから。
442を4231にし、原口を右から左に回し、中島をトップ下にした。
あぁ、何だよ、全部分かってんじゃねーか、ってことさ。
森保さんって人は全部分かってて、ああいうことするんだ?
いや、多少なりとも誤算があったと思うよ。
SBがあんなに崩れるのは想定しなかったと思うし、CBのポジショニングがあんなお粗末なのも想定してなかっただろう。
吉田、長友、酒井。
普段は彼らの戦術勘の良さなんて意識することすらないけど、いなくなってみて初めて、その偉大さを理解しました…。

でも以前に、私がアンダーの森山監督の話を書いたの覚えてる?
森山さんはチーム作りの一環として、初期段階に敢えて選手に適正ポジションとは違うところでプレーさせたりして、大敗させるという。
そうやって敢えて悩ませ、弱さに向き合ったところで適正ポジを与えて修正し、次にチームを勝たせるんだそうだ。
別に、森保さんが森山さんと同じ考えでやってるとは言わんが、一応ふたりともサンフレッチェのコーチ、同じ文化土壌の中でやってきた人たちだからね。

ひとつ幸いだったと思うのは、この惨事が起きたのはキリンチャレンジの中でのことであり、ワールドカップ予選のキルギス戦ではなかったことさ。
キルギス戦では欧州組を使い、その欧州組をたくさん帰してBチームで臨んだ今回のキリンチャレンジ。
何で、そんなメンドくさいことするの?そんなことするなら最初から欧州組を呼ばなきゃイイのに、とすら思ってたけど、いやいや、呼ばなきゃヤバかったよね(笑)。
森保さん、国内組主体だとあまり通用しないと分かってたのでは?
ベネズエラに負けることも、なかば覚悟してたかもしれない。

皆さん、分かって下さい。
キリンチャレンジは唯一、負けてイイ試合なのよ。
実験もできる試合なのよ。
今年はアジアカップがあって、コパアメリカがあって、ワールドカップ予選があって、次はE-1でしょ。
こうやって思いっきり負けられる試合って、キリンチャレンジしかないじゃん。
1-4、大いに結構。
炎上、大いに結構。
この伏線を回収するのが、来月のE-1である。
今回酷評された選手たちは、必ずやリベンジに燃えると思う。
もしE-1で優勝してくれるなら、今回の惨敗はノーカウントでイイですよ。
2019/11/20(水)1:01

☆関西人
炎上
キリンチャレンジ豪華2本立て、しかも中継がフジテレビ、とあって私は派手なのを期待してたのよ。
なんのかんの言いながらフジテレビはおカネがあるイメージがあり、お祭り的イベントをやらせれば民放の中でも無双なイメージがあったから。

ところが、先日のを見たら意外と地味。
解説が相変わらず清水秀彦、そして播戸である。
はぁ?と思ったね。
フジテレビなら、ミーハーにベンゲルあたりでも連れてくるかと思ってた。
やはり、テレビ業界は斜陽だ。
予算を削られてるのかもしれない。
なんか、悲しいよな…。

もうね、おカネがないなら、いっそ解説はユーチューバーにした方がイイんじゃない?
副音声でだけどさ。
たとえば、レオザフットボールあたりがユーチューブで実況してるでしょ?
ただの居酒屋ノリなんだけど、いまどきは音声でああいうのを聞きながら、映像はテレビで見てるという楽しみ方をしてる人も多いかと。
もはやテレビ視聴率なんてネット視聴層を引っ張ってこないとV字回復は厳しいワケで、ならばユーチューバーを積極起用すべきでしょ。
あ、ユーチューバーはユーチューバーで、そっちに行ったら自分のチャンネル再生回数が減るからNGなのかな?
いや、コラボと捉えればwinwinだと思うけど。
レオザとかはかなり森保さんに対して辛口なので起用しづらいが、ちゃんと探せばもう少し起用しやすいユーチューバーもいると思う。

いや、違うわ。
そうやって波風立たないようにするのは、やはり違う。
敢えて、レオザを副音声ではなく、メイン実況席に回すのよ。
すると何が起きるのかって、まず「コイツ誰?」から始まり、シロウトが偉そうに語ってんじゃねーよ、という反発がくる。
局にはクレームが殺到する。
うん、それが狙いさ。
翌日にはネットニュースでそのネタが取り上げられ、それを見たネット民はテレビのサッカー中継に関心をもつ。
で、次回には視聴率が上がるワケさ。
いわゆる炎上商法だね。

今のテレビに必要なのは、炎上なんじゃない?
心配せんでも、ユーチューバーならテレビの世界から追放されても、ちゃんとユーチューブという定位置があるから平気でしょ。
吉本の芸人さんたちが守りに入ってるのは、テレビを追放されても平気だという開き直りができないからであり、そこだけはユーチューバーより劣勢である。
メンタリストDAIGOなんて、テレビを捨ててネット動画に行った結果、いまや年収10億以上だってさ。
もう、そういう時代なんだよ。
だから今後テレビは頭を下げて、そういうネット界のスターたちに出演を依頼すべき時代だと思う。
そして彼らにチャンネル登録者たちを動員してもらい、視聴率協力をいただかなければならない。
テレビがネットに頭を下げることはプライドが許さんかもしれんが、そうでもしないと、そのうち誰も地上波テレビなんて見なくなるかもしれないよ。

ハリルの時は、まだ彼に炎上能力があったからそこそこ盛り上がってたんだけど、どうも森保さんにはその炎上能力が欠けてるように思う。
2019/11/19(火)12:59

☆関西人
見てみたい布陣
いよいよ、ベネズエラ戦である。

今回のメンバーは、かなり国内組のシェアが高い。
進藤、荒木あたりになると、「誰?」と思うよね。
普通、DFを国内から呼ぶなら、谷口とか犬飼とかになるじゃん。
でもそういうのは呼ばず、進藤、荒木ですよ。
荒木はサンフレッチェだし、進藤はぺトロの教え子ということで、彼らを呼ぶあたりは森保さんの色かもしれないね。

個人的にはDFより、興味あるのは大島である。
大島はつくづく代表に縁のない男だが、柴崎の代替をできる選手といえば彼が筆頭格であり、今回それを確認できればな、と。
一番見たいのは、柴崎と大島が横並びでなく、タテ関係で共存とか。

・・・・永井
原口・・大島・・浅野
・・柴崎・・橋本
佐々木-畠中-植田-室屋
・・・・権田

FWは、永井、浅野、武蔵、古橋、オナイウ、誰が先発するにせよ、割と裏抜けをするタイプ。
だから、ちゃんと彼らにパスを出せるタイプが傍に欲しいんですよ。
そういう役割は柴崎が主に担うんだけど、最近日本のメカニズムもバレてきて、柴崎のところをかなりマークされるようになってきた。
だから畠中あたりを起点にして、敢えて柴崎以外のところにタテパスを入れる動きが必要になるんですよ。
大島をトップ下にしてるけど、やや下がり目ね。

FWについては、永井、武蔵、浅野あたりは大体もうイメージが分かってるので、今回見たいのは古橋、オナイウである。
6人交代できるので、多分全員見れるだろう。
特に古橋って、クロウト筋が大絶賛してるでしょ。
イニエスタも彼の能力を認めている。
南野のリザーブを考えるなら、多分古橋だと思うんだよね。

あと気になるのは、山口、井手口といったところか。
2ボランチって、今まで柴崎+サイズのあるタイプだったでしょ?
山口や井手口も守備力は高いんだけど、サイズがあるタイプではない。
だからちょっと違和感があり、ここにきて何でふたりを呼んだのかな、と。

柴崎は攻撃に持ち味があるので、前に出る印象がある。
でも実際は前に出れば出るほどマークされるので、それほど前に出ないことが多い。
よって、相棒のポジショニングが大事なんですよ。
むしろ、相棒の方が前に出た方がイイかも。
ピルロより前に出る、ガットゥーゾのイメージね。
でもって、どうせ前に出るなら攻撃力が欲しいところ。
ミドルシュートとか。

・・永井・・古橋
・・・・大島
・・井手口・山口
・・・・柴崎
佐々木-畠中-植田-室屋
・・・・権田

私なら、こういう442にしたいなぁ、と思うんですよ。
2019/11/19(火)11:12

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