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過去ログ600 2019/10/20 17:17

☆関西人
利き足
日本って、左利きに恵まれてると思うんだよ。
久保くん、堂安、三好。
このレフティ3人、どうやって整理するんだろうね。

俊輔、本田の流れからしてそうなんだけど、近年は左利きを右サイドに置くのがスタンダードになってるでしょ?
体を前に向けたら利き足が内角になってシュートを打ちやすいのと、体をヨコ向きにしたら敵DFにとって遠い側の足が利き足になり、球を取られにくいというメリットがある。

だけど、昔を考えてみて。
トルシエの時、俊輔は左サイドハーフだったんだ。
あと北京五輪の時、本田も左サイドハーフだった。
この違いは、一体何なのか?
これは、位置の高さの違いですよ。
ウィングとサイドハーフは、高さが一列違うから。
ウィングは前線、サイドハーフは中盤。
だから基本、サイドハーフは前を向いてるポジションなので、絶対に利き足が外角なのよ。
で、利き足が外角だと何がメリットかというと、当然だけどクロスを上げやすい。
対してウィングは前のポジションなので、体がヨコ向きということが結構ある。
もしヨコ向きなら、利き足はゴールに遠い側の方が有利なんだけど。

モンゴル戦、伊東が右ウィングに入った時、いつもの堂安と大きな違いを感じたのは、まさにそこなんだ。
堂安なら中に入ってきて、間違いなく内角の利き足を使ってのシュートを狙う。
でも伊東の場合は利き足が外角なもんで、タテに抜けてのクロス、パスを選択していた。
こういうの、堂安は堂安で、伊東は伊東で、どっちもありなんだよね。
どっちがイイとか悪いとかは、特にない。
シュートを狙うのもありだし、クロスを狙うのもありだからさ。

久保くん、堂安、三好という3枚もレフティの天才が揃った以上、久しぶりに左サイドをレフティにしてみるのもありじゃないかな?
あ、A代表は左WGに中島がいるので、これはあくまで東京五輪代表の話ね。

・・・・FW
三好・・久保・・堂安

別に、この並びじゃなくてもイイんだけど、イメージは三好がクロス、堂安がシュート、久保くんがドリブル、って感じ?

でも、さすがに左利きを3人も並べるのはあれだし、左WGは右利きにして得点力を求めた方がイイ、という考え方の人も多いだろう。
その場合、私が左WGに推したいのは中村敬斗かな。
中村は、左45度が一番得意な「敬斗ゾーン」なんだそうだ。
みんな、そういう自分の得意とするゾーンってやつを各々持っているもんである。

だけど、一番イイのは右利きでも左利きでもなく、両利きだと思う。
左右の足をどちらも使える選手、ごく稀にどっちの足でもフリーキックを蹴れる選手がいるが、攻撃の選手はそれが理想である。
特にボックス内では、球を利き足に持ちかえるコンマ何秒のロスだけでチャンスは潰えるもんさ。
それに、対峙するDFは必ず利き足の方のコースを切ってくる。
その時に逆足を使えるか否かで、得点の可能性は全く変わってくるでしょ。

右足のコース、左足のコース、頭のコース、そのいずれかのコースが見えた瞬間を逃さず、3つのうちのひとつを即座に選択し、ズバッと斬る。
そういう選手が、ゴールに一番近い位置にいてほしいね。

最近は代表FWとして永井や鈴木武蔵が召集されてるが、たとえば武蔵の今季リーグ得点を見ると
右足→2ゴール
左足→5ゴール
ヘディング→2ゴール
である。
コイツ左利きか?と思ったら、右利きらしい。
また、永井のリーグ得点を見ても
右足→2ゴール
左足→3ゴール
ヘディング→3ゴール
である。
コイツも左利きか?と思ったら、右利きらしい。
面白いもんだね。
森保さんは、左・右・頭、バランスよく点を取れる選手を敢えてチョイスしてるのかもしれない。
五輪世代では、上田綺世あたりがそっち系のFWっぽいよな。
2019/10/20(日)17:17

☆関西人
長い大会
ラグビーワールドカップ。
私はあまり見てないんだが、何となく感じるのは、試合間隔長いな〜、ということ。
週イチぐらいのペースでやってない?
大会は9月下旬から始まって、11月上旬に終わる。
サッカーのワールドカップが約1ヶ月なのに対し、ラグビーは1ヶ月半。
これは長いわ。
毎回、こんな感じなの?

ラグビーは体力を消耗するから、試合間隔はある程度とらないとダメなんだろう。
それを言うなら、サッカーだって体力消耗するんだけど。
でもサッカーは、普通に中3日ぐらいで試合やってるし。

あ、だけどラグビーワールドカップも中には中3日で試合してる国があるみたい。
たとえば先日日本に敗れたスコットランドがそうで、対日本戦を中3日で臨んだそうだ。
日本は、中7日。
不公平じゃない?と思うが、開催国特権なんだろうか。
ちなみに、明日に日本と対戦する南アフリカは、中11日(←長い!)で準々決勝に臨むらしい。
大会日程って、こんなバラバラでイイの?

多分、ラグビーはこんなものなんだろう。
主催の日本が、こういう日程を組むのがヘタクソな国とは思えないし。
Jリーグみたく「日程くん」を使ってるかは知らんが、少なくともテキトーにはやっていないはず。
仮にイビツな日程があったとしても、そこには必ず何らかの意図があるはずだ。
日本が有利になるように、とか、客の入りがよくなるように、とか、テレビ視聴率がよくなるように、とか。

そういや、サッカーのワールドカップも出場国がいずれ増えるという話で、開催期間が長くなるのかもしれないね。
32→48、チーム数が1.5倍になるなら、開催期間も1.5倍、1ヶ月半になってもおかしくはない。
それはそれで、各国リーグがその年の日程調整に困るのかもしれないけどさ。
ちなみに、五輪ってどのぐらいの開催期間かなと思ったら、意外に短くて2週間程度らしい。
短いよな。
2ヶ月ぐらいやってくれた方が、開催国としては経済効果が見込めるだろうに。

ラグビーの試合間隔は長いと書いたけど、この1週間という間隔、ラグビーファンにとっては至福の時間だろう。
意外とこういうのって、試合そのものより、試合までの時間が楽しいんだよね。
それが1週間、楽しい時間がたっぷりとれてイイじゃないか。

サッカーのワールドカップも、アジア杯も、E-1も、中3日とかじゃなく、週イチぐらいで試合をやってくれて私は全然構わない。
ひとつの試合ごとに、1週間ぐらいは妄想に費やしたいから(笑)。
2019/10/19(土)12:44

☆関西人
センターバック
タジキスタン戦、冨安がいなかったせいかもしれんが、特に頼りになると感じたのが吉田だった。
やはりプレミアリーグのDF、幾多の修羅場をくぐってきた戦士としてのオーラがある。
日本代表キャプテン。
そんな彼も、いまや31歳。
あと何年かはイケるだろうが、そんなに長くはないかと。

吉田が代表レギュラーに抜擢されたのは、確かザック時代からだと思う。
まぁ、当初は酷評が凄かったね。
これには同情すべきところがあって、比較対象の前任が中澤や闘莉王だったんだから、そのあとを継いだ若手が見劣りするのも致し方なかった。
しかし、なぜザックは吉田を抜擢したのか?
多分、まずはサイズだろう。
身長189cmは世界規格だから。
そして元MFだけあって、彼は足下がうまかった。
ザックが代表に持ち込みたかったのは欧州スタンダードで、後ろからパスでゲームをコントロールするCBをイメージしたんだと思う。
吉田は、そのイメージに近かった。

だけど弱点は敏捷性で、そこは隣の今野で補完。
よく考えたら身長178cmの今野なんて、世界規格には程遠いサイズだったけどね。
身長差11cmの凸凹コンビ。
ブラジルW杯では、森重とのコンビ。
ロンドン五輪では、鈴木大輔とのコンビ。
ロシアW杯では、昌子とのコンビ。
そして今は、冨安とのコンビ。
相棒は変遷してるが、吉田はずっと不動。
もう、それが8年以上経過してると思う。
そろそろかな、と誰よりも本人が感じてるかもしれない。
レジェンドの中澤とか、実力が衰えるよりも前に、年齢で区切りをつけて代表引退したからね。

井原、中澤、闘莉王、そして吉田。
これが、歴代CBの中でも四皇である。
冨安のような後継者が育ってる分、吉田はまだ後ろ髪引かれることなく、綺麗に引退できると思う。
区切りはカタールまで、かな?

五輪代表を見る限り、若手DFは期待がもてる。
セリエの冨安はもはや別格として、板倉もまたオランダでレギュラーCBの座を掴んでいる。
あと、中山雄太も忘れちゃいかん。
国内では、立田や町田が身長190cm前後、なかなかのスケールである。
また、杉岡、橋岡、岩田、原など、SBとCBの両方をこなせる人材も多い。
AZの菅原に至っては、SB、CB、ボランチ、WGと、どんだけマルチやねん?

さて、東京五輪代表は3バックだと言われている。
だけど森保式の3バックは昔のイメージと異なっており、ほら、昔って3バックの真ん中は小さいイメージがあったじゃん?
宮本恒靖とかさ。
真ん中はリベロでカバーリング役、つまり小回り重視だから小さいのもありだったんだ。
でも、森保式はむしろ逆でしょ?
五輪代表の3バックは、一番背の高い立田を真ん中に置いている。
どちらかというと左右CBの方がスピードあるタイプで、サイドをカバーリングするユーティリティなイメージである。

そもそも、森保式は可変の3バックだからね。
時にボランチの一角が最終ラインに下りてくるので、左右CBはワイドに開いてSB化するから。
みんな五輪代表で冨安が花形の真ん中をやるイメージあるかもしれないけど、ボローニャで右SBをやってる冨安は、意外と右CBが適任かもしれないよ。
何より、最終ラインからのパス供給は真ん中より左右CBからの方が多いでしょ?
だから左右CBこそ、私はビルドアップの生命線だと思うんだわ。
クライフ理論では、左右CBのことを「SB」という。
で、日本でいうボランチの一角がC番、すなわちリベロなんだ。
で、3バックのまん中がB番、空中戦に強いタイプなんだよね。
A代表なら、そこは今のところ、吉田が一番ハマると思う。
2019/10/19(土)0:54

☆関西人
バランス
サイドバックについて。

やはり気になったのは、長友なんだ。
思ったより、昔よりオーバーラップしないから。
衰えた?
あのフィジカルモンスターが、そんなことはないと思う。
森保さんが上がるなと言ってたとも思えないので、あれは長友自身の判断だと思う。

考えられるのは、左は中島がいるからSBが無理に上がるとバランスを崩す、と長友が判断してるのかと。
よって、彼は球を受けても無理に突破せず(突破できるチャンスは何度もあった)、戻し気味にパスを出すシーンが目立った。
対角の酒井の方が、まだ高い位置にいた印象。
それは、ウィング堂安との相関かもしれない。

長友が突破しないなら、左SBが長友であることのうまみはないなぁ、と率直に思う。
もちろん、彼は守備力もあるので外した方がイイということは決してないんだが、でも彼のストロングポイントの約半分は攻撃力である。
ああいうポジショニング低めのプレーをするなら、長友より高さがあり、しかも左利きという杉岡(長友は右利き)、あるいはコンバートで中山雄太あたりを抜擢する方が将来に繋がるんじゃないかな、と。
そういや、サンフレッチェの佐々木が最近呼ばれなくなったね。
ただ、以前には佐々木を呼んでたことからして、森保さん、SBの高さを本来なら欲しいんだと思うよ。
五輪代表のWBは、左が杉岡で右が橋岡だし。

基本、4231というシステムは、サイド守備に関してピッチのタテ半分の前をWG、後ろ半分をSBという折半のタスクだと思う。
でも、今の左は中島の守備意識がやや緩いので、長友がバランスをとらなくてはならないイビツな形である。
これを解決するには、中島をWGじゃなくてシャドーにしてしまうのが最善だと思う。
つまり、五輪型の361さ。

・・・・南野
・・中島・・堂安
長友・・・・・・酒井
・・柴崎・・橋本
・板倉・吉田・冨安
・・・・権田

このイメージ。
これなら長友が開き直って上下動できるし、長友が上がった自陣の留守は板倉がサイドに開いて埋めるイメージさ。
中島には、もう自由にやらせる。
存分にドリブルさせる。
当然ロストもあるだろうけど、敵の速攻カウンターに対しては真ん中を厚くしてる3バックの方が安心である。

あ、この場合、私なら酒井よりむしろ、伊東を右WBに使いたいのね。
足が速くて、敵に速攻カウンター食らった時でも素早く自陣に帰還できるから。

あと、↑は便宜上、三銃士のトライアングルにしたけど、組み合わせはこれがベストとは限らない。

・・・・南野
・・中島・・鎌田

とか、

・・・・浅野
・・久保・・堂安

とかも面白い。
組み合わせは、他にもたくさんある。

来年のU23アジア選手権は、いよいよ東京五輪代表がベスト布陣で臨むらしい。
また、ワールドカップ2次予選はU23代表で臨む案も出てるので、アジア選手権のチームがそのまましばらくA代表になる可能性もあるワケよ。
きっと、361だろう。

・・・・上田
・・三好・・堂安
杉岡・・・・・・橋岡
・・中山・田中碧
・板倉・冨安・渡辺
・・・・大迫

・・・・小川
・・食野・・前田
遠藤渓・・・・・菅原
・・松本・・渡辺
・町田・立田・岩田
・・・・小島

こういうイメージかな?
他にも久保くんとか、安部とか、中村敬とか、齊藤とか、出したいのはたくさんいるけど、今のところは便宜上年功序列にしておく。
選手権の前にE-1があるので、五輪代表国内組のメンバーがたくさん呼ばれるだろう。
そこでまた、五輪代表候補の序列も変わってくるとは思う。
2019/10/17(木)16:32

☆関西人
ボランチの序列
個人的にちょっと気になってるのが、ボランチである。
モンゴル戦では柴崎+遠藤、タジキスタン戦では柴崎+橋本だった。
柴崎は不動として、その相棒の序列は遠藤と橋本、どちらが上なんだろう?と皆さんは思ったはず。
同格か?

ひとつ分かったのは、板倉が序列ではまだ一番下だということ。
年功序列というより、クラブでレギュラーながらもセンターバック起用なので、ボランチ勘は十分ではないからね。
もちろん、能力的には十分。
足下の技術はあるし、守備能力は高いし、サイズはダントツ。
アンカーの適性な気がするね。
しかし、柴崎の相棒がアンカーである必要はないかも。
板倉は後ろ、柴崎が前、というのは確かにしっくりくるんだけど、実は柴崎ってバランサーなのよ。
だから柴崎が後ろ、ってパターンをよく見るでしょ?
もちろん、柴崎が前のパターンもある。
そこは、かなり臨機応変。
周囲を見ながら最適解を選ぶのが柴崎なので、それほど主体性があるワケではない。

じゃ、そういう柴崎の相棒にはどういうのがハマるのかって、それは前か後ろかに限定された駒じゃないのは確かだろう。
ただし、柴崎の本領ではない対人の潰し、空中戦、および最終ラインのカバーリングはできる人材であってほしい。
それは、アンカーという意味じゃないんだ。
そもそもボランチはコンビそのものに主体性がなく、このチームの主体性はウィングにある。
たとえば、中島。
中島は彼なりのヒラメキで動くので、その良し悪しは賛否両論あるんだろうけど、おそらく森保さんもそれを了解の上で先発起用しているだろう。
よって、2ボランチはそういう選手の動きを見た上で、自分がどこにポジショニングすべきかの最適解を探る。
サッカーって、そういうもんでしょ。
チームによって、主体性ある選手のポジションは異なるよ。
チームによってはトップ下に主体性があったり、ボランチに主体性があったり、センターFWに主体性があったりするんだけど、森保ジャパンの場合はウィングだろうね。

で、主体性ある選手に対しては「ポジショニング悪いなぁ」などとツッコんではならない。
それがサッカーのセオリーだから。
その選手を活かす為に、周りが動いてバランスをとるのが前提。
で、森保ジャパンではボランチがバランサーにならなきゃいけないのよ。
2人ともが。
これって何が求められるかというと、頭の良さである。
自分がどこにポジショニングすべきか、その瞬間瞬間に敵と味方の配置を見て最適解を出していかなければならない。
このへんでうまくいかなかったのが、コパアメリカの時の中山だったね。
能力的には十分だったんだけど、常にポジショニングがハマらなかった。
「中山のプレーエリアは、ここからここまで」と約束事を決めていればOKだったんだろうけど、森保ジャパンはそういうのじゃないから。

そのへん遠藤航や橋本などを見てると、頭の良い選手だな、と思う。
うまいこと、柴崎と攻撃陣の中継地点にポジションをとるセンスがある。
柴崎にしてもそうだね。
お互いがお互いのポジションを見て、バランスをとる作業をしている。
だから逆に、物足りないなと感じる人は多いかもしれない。
もっと主体性もって動けよ、ガーッと上がってシュート打てよ、ってね。
まぁ確かに、それはあるけど。

橋本か遠藤か板倉かという選択肢だけじゃなく、U22代表の田中碧や中山も視野に入れてほしいね。
だって、この2人だけでブラジル相手に3点取ったんだから。
だけど、あれは4231じゃなく361だからなぁ。
4231よりは、ややボランチに主体性があるシステムかもしれない。
もしA代表もいつか3バックを本格導入する日がくれば、その時はボランチの序列もまた変わってくる可能性はある。
2019/10/17(木)12:37

☆関西人
ワンタッチゴーラー
南野が凄いと思うのは、彼が今、ワンタッチゴーラーになってることさ。
本来、そんな選手ではなかったと思う。
どちらかというと、ドリブラーだったと思うから。
テクニックに長けており、特にトラップ→ターンのうまさは日本屈指である。
いかにもセレッソユース、という感じの選手だ。

日本でワンタッチゴーラーといえば、最も有名なのがゴン、中山雅史である。
彼はワンタッチでゴールに押し込む形が多い選手で、そのスタイルになった理由のひとつは、彼がドリブルなどタッチ数の多いテクニカルなプレーを苦手としたからだろう。
岡崎も、そのタイプか。
彼らは、ボールのないところでの動き出しの質と量に命を懸けていて、ボールに触るのは最後の一瞬だけ。
だから、タッチ数の多いテクニカルなプレーは必要ないんだ。
ある意味、足下はヘタクソでも構わない。
そういう意味じゃ、南野のように足下のうまい選手がワンタッチゴーラーになるのはミスマッチなんですよ。
彼はドリブルのようにタッチ数多いプレーを得意としながら、一方でワンタッチゴールというゴン的なプレーまで得意になった様子。
なんとも、奥行きのある選手だな…。

でも、そういうタイプは過去にも存在した。
他でもない、三浦知良さ。
もともとのカズはドリブラー、ウィングだったんだけど、キャリアを重ねるにつれ、だんだんとワンタッチゴーラーに。
先日、「南野のW杯予選開幕以来3試合連続ゴールは、カズ以来26年ぶりの最多タイ記録」と報道されていた。
そうか、やはり南野は令和のカズ、令和のKINGなんだね。

一方鎌田は、タッチ数ありきの選手だと思う。
タッチ数多くても、少なくても、どっちでもイケるのが南野だとして、鎌田の場合は多い方が活きる。
だから1TOPとして前に張らせるとダメで、トップ下にした方がイイことが今回確認できた。
前半と後半でふたりは役割を入れ替えたらしいんだが、それも森保さんからの指示でなく、南野主導のアレンジだったらしい。
さすがKING!

スピードスター、浅野は左ウィングに使われてたね。
森保ジャパンではウィング=ドリブラーなんだけど、浅野はドリブラーってタイプじゃない。
タッチ数を多くして活きるタイプでもなく、むしろタッチのないところ、オブザボールでスプリントするのが彼の活きる道でしょ。
仮に彼を左ウィングとして使うにしても、ナナメにゴール前へ走り込んでいく役割がイイ。
浅野の師匠は、佐藤寿人である。
そういや、寿人も稀代のワンタッチゴーラーだった。
森保時代のサンフレッチェは寿人1TOPが定番で、あのイメージはいまだ森保さんの中にあると思う。
よって、浅野1TOPも全然ありなんだよね。
2019/10/17(木)9:57

☆関西人
人材
うまい選手って、小学生時代で頭角を現してるもんである。
で、大体はJクラブのJr.ユースに入るもんさ。
久保くんも、確かフロンターレの下部組織だったよね。

ただ問題は、Jr.ユースからユースに昇格する時である。
これが狭き門。
俊輔は落ちたし、本田も落ちた。
俊輔は、体の小ささが災いしたらしい。
中3時点で身長154cmだったらしいので、うまいけど上のカテゴリーでは無理、という判断だったんだろう。
本田も、中3時点ではスタミナに問題があったらしい。
だけどユース昇格失敗以降は高校サッカーに転向し、ちゃんと弱点を補強できたんだから結果オーライ。

俊輔や本田のようにスターになる選手を昇格させないとは、クラブユースも見る目ないなぁ、と呆れる人も多いだろう。
でも、致し方ない部分もある。
身長154cmの俊輔を目の前にしても、この子が高校で20cm以上も身長伸びるとは分からないから。
あ、フランスのアカデミーでは、子供の時に将来の身長予測の検査を受けさせる話も聞いたことあるな。
でも日本ではそんなのやってないから、あくまで中3時点での完成度からユース昇格を決めるんだろう。

思えば、三銃士は全員ユース昇格組だね。
ガンバユース、セレッソユース、ヴェルディユース。
久保くんのバルサユースはもちろんのこと、みんな子供の頃からの超エリートたちである。
五輪代表も、三好、田中碧、板倉、冨安など、クラブユース系の人材が結構目立つ。
昔なら「ユース系はプロ入りして高校系に逆転される」が定説だったけど、近年はそんなこともないと思う。

しかし、日本の場合はクラブ昇格がダメでも高校大学というセーフティネットがあるが、海外ってどうなんだろうね。
海外のクラブ下部組織は日本よりスケール大きいと聞くが、それは日本の高校サッカー部ばりに全国津々浦々まで網羅してるんだろうか?
仮にしてるとしても、日本はそんな欧州並みにクラブユースへのシフトはできないと思う。
聞けば、日本全国に高校のサッカー部員数は16万人以上いるんだそうだ。
その数は、野球部員より多いらしい。
あらゆるスポーツの中でもトップ。
そんな16万人も、クラブユースが引き受けられる?
無理でしょ。

私は、この16万人を大事にしてほしい。
クラブユースは、特に心配してない。
問題は、高校だ。
この16万人の中にはユース昇格できなかった人材も含まれており、そういう人材がちゃんと良い環境でやれてるのか、心配でしょ?
高校サッカー部にはピンからキリまであって、名門といわれてるところはクラブユース以上のものだけど、そうじゃないところはゴマンとある。
できれば、プロ選手のセカンドキャリアとして、高校サッカー部の監督という職業がステイタスをもつようになってほしい。
いや、さすがにおカネにならんわな…。
何か副業をやりつつ、一方で高校サッカー部の監督をやる(監督業は無償に近いかも?)。
そういう人たちが増えてくれば、もっと日本のサッカー水準は上がっていくとは思うんだが。
2019/10/16(水)14:36

☆関西人
うまい選手
南野とか浅野とか、面白いもんで高さのないFWがヘディングで点を取るんだね。
そりゃ、空中戦は身長ある奴が有利なんだけど、やりようによっては身長170cm台でもイケるってこと。

ただ、本音は前線にひとり、大きい選手を置いておきたい。
バランスとして。
だから大迫に早く帰ってきてもらいたいんだけど、今はその代替が鎌田だろうか。
ヘディングが得意な選手ではないだろうけどさ。

皆さんの中に、
デカい選手=足下がヘタ
小さい選手=うまい
というイメージがないか?
もちろん例外はあるにせよ、メッシにせよイニエスタにせよ、ペレにせよジーコにせよマラドーナにせよ、小柄なテクニシャンは現実に多いからね。

日本でも、そうだろう。
しかし、じゃ小さければうまくなるのかというとそうじゃなく、単純に分母の問題だと思う。
日本では、身長170cm台の選手の比率が180cm台より圧倒的に多い。
人数が多ければ多いほど、そこにうまい選手が多く出るのは当たり前のことである。

昔、私は女子バレーが好きでよく見てたんだが、そこでもやはり身長問題はあったのよ。
女子バレーでは、身長160cm台の選手が結構いる。
小さいな〜、と感じるかもしれないけど、よく考えてみて。
世間一般の常識でいうと、身長160cm台なんて普通じゃん?
170cm台はそれほど多くないし、180cm台になるとさらに少ない。
だけど、バレーでは180cm台が欲しいのよ。
そこにジレンマがある。
女子で身長180cm台という極めて少ない人材層の中から選手を選ぶにしても、分母が小さいからうまいのは結構少ない。
対して、身長160cm台は分母が大きいから、そこのトップ層になるとさすがにメチャクチャうまいんだ。
だから「日本で一番うまい選手ばかりでチームを作ろう」と思ったら、全員160cm台の超小型チームになっちゃうらしいよ。

これと同じことがサッカーにも言えて、「一番うまい選手」を唯一の選抜基準にしてチームを作ったら、平均身長170cmそこそこの超小型チームになると思う。
それはそれで、バランス悪い。
もともとスポーツはポジションごとに適正身長があるワケで、バレーでミドルブロッカーが160cm台だと困るんですよ。
だから「一番うまい選手」ではなく、「身長180cm台の中でのうまい選手」をチョイスするという、一種の妥協が必要なんだわ。

いや、それではロマンがない、やっぱ一番うまい選手たちだけでチームを構成しよう、とするなら、一時期のバルサみたいになっちゃう。
さすがにDFとGKは小さいの無理だけど、MFとFWは小さくてもイケるんじゃない?ってね。
どうだろうな。
今の日本代表は、ややそれに近いニュアンスがある。
特に今回、南野1TOPが可能だということが証明されたもんだから、

・・・・南野
中島・・堂安・・伊東

・・・・南野
中島・・久保・・堂安

こういうのを妄想しちゃうワケですよ。
なんていうかな、バッチリとブランドで全身コーディネートをしたい人ほど、こういうのが好きだと思う。
この服にはこのアクセサリーが合うよね、この靴が合うよね、とコーディネートしてると、どんどんとテクニカルな方にいってしまう。

もしオシムが今ここにいたら、「エクストラキッカーは3人まで」と必ずクギを刺しただろうね。
で、真ん中にドンと巻誠一郎を置く(笑)。
トルシエやジーコも、ヘタクソな鈴木隆行をうまい選手たちの中に敢えて入れていた。
このへん、私にはまだ正解がよく分からないんだけど、たとえば以前は1TOPに、サイズはあるけど大してうまくもない鈴木武蔵を入れてたよね。
今、呼ばれなくなったけど。
森保さんの考え方は、ぶっちゃけどうなのかな?
このまま「うまい」方向性にいくんだろうか。
2019/10/16(水)11:20

☆関西人
タジキスタン戦
南野、2ゴール。
当初、彼にH番は似合わんと思ってたが、今となってはそうでもない。
アディダスは、南野を広告塔に据えるべきじゃないだろうか。
別に、I番でなければ広告塔になれないワケじゃないだろ?

今回の試合は途中から南野が一列前に出て1TOPを務めた、ということになってるが、そこまで明確な形じゃなかったと思う。
1TOPといえば1TOPだけど2TOPにも見えたし、シャドーでもあったし、我々からしてもよく分からなかったんだから、多分タジキスタンにしてもそうだっただろう。
だからこそマークがややこしくて、しかもDFとDFの中間地点に飛び込んでくるから「そこはお前がマークにいくべきだろ?」とDFはお互いに思ってたんじゃないだろうか。
南野は、ここにきてH番・岡崎っぽいプレーヤーになっている。
飛び込んで、ワンタッチでゴールを狙うハンターだ。
昔はそういう選手じゃなかったと思うけど、ここにきてスタイルが固まってきたね。

鎌田は、まだFWに慣れてないのかな?
やや下がって球を触らせれば「さすが」という捌きをするんだけど、変にプレーエリアを限定すれば消えてしまう。
下がってナンボのFWだね。
鎌田が下がってDFとMFの間で球を受ける→そこでタメが作れてる間に南野がポジション移動する→鎌田がサイドに展開→サイドからワンタッチでゴール前に折り返す→南野が飛び込んでワンタッチで押し込む、というのが王道だろう。

私は全然、鎌田はありだと思ってるよ。
テクニカルでありながらも、南野、中島、堂安のキャラとカブらないから。
何回かやってるうちに、どこまでプレーエリアを広げてイイかの感覚は掴めるんじゃないかな。
鎌田がいれば永井1TOPよりは奥行きが出てくるし、しばらく我慢して継続してみてほしいな、と思って。

ちょっと気になったのは、長友だね。
皆さんも、違和感を感じなかった?
タジキスタンは思ったより前へ前へプレスをかけてくる戦法だったので、センターで球を回すのは結構キツかった。
で、球はサイドに展開されるんだけど、長友のところでちゃんとおさまるのよ。
よし、ここから前にいくぞ、と思ったら、なぜか長友は普通に球を後ろに戻す。
そういうパターンが、何度も続いた。
あれって、長友が仕掛けないという戦術的縛りがあったの?
左で仕掛けるのは中島がいるから、という意味だろうか。
昔の長友なら、間違いなくあそこからタテに仕掛けてたと思うんだが、それをしないことに違和感を感じた。
あれだったら、SBが長友であることの意味がなくないか?
まだ、右の酒井の方が前めのポジションをとってたね。

2ボランチは、柴崎と橋本。
やはり、橋本が詰めて、柴崎がややバランサーっぽくなる感じ。
無難ではあったが、先にU22のブラジル戦を見てたもんだから、ちょっと物足りなくも感じた。
あっちは、ボランチの2人だけで3点取ったから。
A代表も、もっとボランチがシュート打ってもイイんじゃない?
だけど、確かに日本は結構ピンチあったのも事実で、何度も裏を狙われてた。
権田のセーブに救われたが、失点していてもおかしくはなかった。
変にボランチまで前線に行くと、それはそれで怖いかな?

戦術プラン的には、終盤に浅野や永井を入れてスピードを補完した感じね。
無難な采配である。
久保くんは時間がなくて、せっかく本人が「(史上最年少得点を)期待してもらって大丈夫」とか言ってたのに、馬鹿みたいじゃん?
やはり、出すべきはモンゴル戦だったよなぁ。
久保くんさえ点を取ればトップニュースになってただろうに、今世間は意識がラグビーの方にいっちゃってるから、タジキスタンに3-0で勝ったぐらいじゃ世間は関心もたないよ。

あ、そうそう。
西野さん率いるタイ代表、UAEに勝ったんだって?
スゲーじゃん!
タイは、グループ首位に立ったようだ。
前監督、やっぱ偉大な人だったんだなぁ。
森保さんも、負けるなよ。
2019/10/16(水)9:55

☆関西人
これからのコンセプト
格上を想定した場合、やはり3バック。
協会の意向は、そうだと思う。
A代表は、まだアジア2次予選。
格上相手ではないので、しばらく4231を継続するのが自然である。
だけど東京五輪終了後あたりからは、3バックの本格導入に入るプランじゃないだろうか。
その頃には、そろそろ最終予選に入るだろうから。
そのタイミングで、大量に五輪代表からの昇格選手が出てくると思う。

ポイントは、やはりウィングバックだと思うな。
サイドバックから、ウィングバックへ。
それも森保式のウィングバックは、高さも求めそう。
それは中に絞る守備の意味もあるが、もうひとつはサイドの制空権がビルドアップにおける現代サッカーのカギだから。
と考えると、右の酒井宏樹はイイとして、左の長友はいつか切るべきなんだよね。
杉岡あたり、必ずくると思うなぁ。

あとは、センターバックの足下技術。
3バックになった時、4バックの時以上にセンターバックが司令塔化する。
センターバック=ロングフィードではなく、センターバック=タテパスが森保式だろう。
必ず、大型ボランチ的なセンターバックが起用されると思う。
板倉、中山、そのへんはカギを握る選手である。
もちろん、冨安も。

あとは、前線か。
私は、格上相手を想定した時には繋ぎの本数を少し減らすと思うんだよね。
FWがタメて後ろの上がりを待つのではなく、タメる時間作るぐらいなら反転してドリブルで上がり、少ない人数で敵陣に斬り込む。
よって、シャドーやFWには独力で前に推進できる選手を使うだろう。
南野、中島、堂安、久保くん、伊東、鎌田、三好などなど、そのての人材には全く困らない。
いずれ、大迫も必要なし、ということになるかもしれないな。

一番心配だったのはポスト柴崎だったんだけど、今回田中碧と中山の2ボランチを見て少し安心した。
ダイナモ系なら若手で齊藤未月も期待できるし、そのうち柴崎抜きの布陣を試してみたらイイよ。
現時点、柴崎と互角の能力を持つのは大島ぐらいだと思うが、大島のコンディションを心配するぐらいなら頭を若手に切り替えた方がイイという気がしてきたよ。
今後の成長を期待して。

あとは、攻撃の空中戦人材だね。
ここは、まだよく分からん。
今のA代表FWが永井、鎌田、浅野というところからして、まだ空席である。
ブラジル戦の小川は、う〜ん、まだA代表はキツいかな〜。
ここさえ何とかなれば、日本は黄金時代を迎えられそうなんだが…。
2019/10/15(火)12:34

☆関西人
祝!ブラジルに勝利!
U22代表、なんとブラジルに勝ちました。
いや〜、親善試合とはいえ、アウェーでブラジルに勝つのは快挙ですよ。
ブラジルが手を抜いた?
う〜ん、レアルの超新星ロドリゴを先発させなかったところからして、確かに最初からフルパワーMAXではなかったかもしれん。
でも、そのロドリゴも途中からは出てきたんだ。
最後は、ブラジルも絶対本気ですよ。

・・・・小川
・・食野・・三好
杉岡-中山・田中-橋岡
・町田・立田・渡辺
・・・・大迫

こういうスタメン。
もちろんA代表の絡みがあるので、堂安、久保くん、板倉、冨安はいない。
安部や前田大然、中村敬斗もいない。
1,5軍といえば1,5軍だが、でも良いメンバーだと思う。

3バックは、ちゃんと形になっていた。
潔く5バックで、守る時は5枚のラインを綺麗に揃えてたのが印象的。
あと選手で印象に残るのは、やはり2得点の田中碧だろう。
トゥーロンでの大会ベスト11入りに続き、今回のブラジル戦でも結果を出したとあり、田中はA代表入りも近いんじゃないか?

あと、相棒の中山もきっちり得点を決めた。
中山はパスの起点になるなど調子は決して悪くはなさそうで、彼が何でオランダでホサれてるのか全く意味が分からない。
3点目のミドルシュート、あんな強烈なの打てる選手はなかなかおらんよ?
シュートのスピードが速すぎて、肉眼でよく確認できなかったぐらいだ。
やっぱ、中山は世界規格である。
ボランチは、しばらく田中&中山のコンビでイイと思った。

そして3バックは、ブラジルのような格上相手にこそ真価を発揮するシステム。
やはりウィングバックがキモで、そのうちA代表も3バックを導入するなら杉岡や橋岡が召集されることになるかもしれない。
ふたりにはセンターバック並みの守備力があり、尚且つ攻撃もできるところに強みがある。
前からハイプレスでガンガン詰めるというよりは、自陣でブロックを作って丁寧にコースを消す守り方であり、杉岡と橋岡のポジショニングこそがチームの命綱である。

攻撃は、シャドー中心。
コンビネーションでいくというよりは、ドリブルなど個人技で仕掛けるイメージか。
その個人技をブラジルが警戒したからこそ、ボランチのミドルシュートが完全に盲点だったんだろう。
三好も食野も、かなり頑張っていた。
でもどうかな、この位置には他に堂安も久保くんも安部も大然も敬斗も達哉もいるワケだし、人選にはまだまだ時間がかかると思うよ。

総じて、「奇跡の勝利!」という印象ではなかったね。
ブラジル相手でも日本は浮き足立たず、終始落ち着いてたし。
勝つべくして勝った、という印象すらある。
2失点したとはいえ、いずれも流れの中の失点ではない。
ブラジルのホームタウンディシジョン、2回ともウチにとって辛めの判定によるPK。
しかも最後は、町田レッドカード退場で10人になった試合ですよ。

・・・・小川
食野・・・・・・菅原
・・中山・・田中
杉岡・立田-渡辺・橋岡
・・・・大迫

最後は、こんな感じになってたかと。
SBもWGもできるユーティリティ・菅原の投入は、このピンチにおける最適解だっただろう。
これで耐え凌ぎ、何とか日本は逃げ切った。
気が早いけど、このチームのタフさを見て、メダルを狙える地力があるのでは?と私は率直に思ったよ。

東京五輪代表、極めて順調と見てイイだろう。
2019/10/15(火)10:30

☆関西人
語る長友
タジキスタンは、おそらくモンゴルより強いだろう。
でも、日本よりは弱い。
私は、次も日本が勝つと思う。
根拠は、昔からずっと日本代表のレギュラーを務めてきた長友の発言である。

「(タジキスタンは)グループの中では一番力があるんじゃないかと思っています。
ただ、今のチーム状態的に心配はしていないです。
それくらいチームの状態は良いと思っていますし、しっかりパフォーマンスを発揮できるんじゃないかと思っています」

「みんな、かなりモチベーションにあふれています。
クラブチームよりもひとりひとりのモチベーションが高いし、ゲームをやってもプレッシャーはハンパじゃないですよね。
もう『自分が見せてやろう』という意気込みでやっているので、凄いインテンシティーのなかで練習できています」

世界第一線のセリエAをよく知ってる長友が、「凄いインテンシティーの中で練習できてる」って、相当なレベルじゃない?

長友は、ワールドカップ16強になった2010年大会のメンバーであり、また同じく16強になった2018年大会のメンバーでもある。
つまり日本代表の最強を全て把握した、数少ない選手のひとりである。
ワールドカップに3大会続けてレギュラーで、今なおレギュラーというのは長友が唯一でしょ。
そんな彼が、今のチームに最大級の賞賛をしてるのよ。
長谷部、ヤット、本田、香川、岡崎、中澤、闘莉王、そういうレジェンドたちがいたチームと比較しても、今のチームは劣らないということだろう。
付け加えると、大迫がいない状態の今のチームに最大級の賞賛をするとは、永井や鎌田、浅野といったところも練習でかなりイケてるんじゃないだろうか。

「勝っているチームはイジるな」の鉄則でいくなら、タジキスタン戦は↓の形の可能性がある。

・・・・永井
中島・・南野・・伊東
・・柴崎・・遠藤
長友・吉田-植田・酒井
・・・・権田

仮に、これがレギュラー組として、サブ組は↓だ。

原口・・浅野・・久保
・・鎌田・・堂安
・・・・橋本
安西・板倉-畠中・室屋
・・・・シュミット

ややバランス悪いが、もし紅白戦をやるなら、控えチームはこういう構成にするより他はない。
長友が言ってた「凄いインテンシティー」とは、紅白戦で長友のサイドに対峙する右サイドの選手、たとえば堂安や久保くんであり、そのへんの選手たちへの対応に長友がかなり手を焼いた、ということかもしれない。
さすがに長友も33歳、自身の衰えからそれを感じたのかもしれんが、決してそれだけじゃないはず。
ひしひしと、今までの日本にはない何かを感じてるんだと思う。

このアジア2次予選、突破が決まれば消化試合はA代表を使わず、五輪代表を使うという話を聞いた。
そう、ある時期からA代表は小休止に入る可能性があるということだ。
長友も予選突破確定のタイミングで呼ばれなくなり、以降はしばし杉岡あたりが呼ばれることになる。
で、何となく予想できるのは、なし崩し的にそのまま五輪代表選手がA代表に定着しちゃうパターン。
基本が4バックから3バックになり、長友のような本格派SBから可変システム対応型のWBにニーズがシフトしちゃうパターンだよ。
あり得ると思わない?
普通にやってて、今すぐに長友を超えるSBが出てくるとは思えない。
それでも33歳の長友を世代交代させるとするなら、ニーズを変える形が一番自然である。

長友の勇姿、見られる機会は案外限られてるかもね。
力が衰えたから召集されなくなるとかではなく、たとえば香川が呼ばれなくなったように、普通に世代交代として召集されなくなる。
今回、彼が後輩たちに太鼓判を押したからこそ、近いうちにそうなる気がするよ。
2019/10/15(火)8:05

☆関西人
奇跡の国
「ワンピース」の中で、ワノ国はサムライが強い為、海軍ですら迂闊には手を出せない国という設定になっている。

この物語のモチーフになってるのは、おそらく世界史的には大航海時代、15世紀〜16世紀ぐらいだろう。
特にスペインが力を誇っていた時代だ。
スペインは、世界中のあちこちに植民地を作っていた。
当時、日本は戦国時代。
だんだんと幕府の力が衰えてきており、それを見てスペインには日本侵略の野心が絶対あったと思う。
じゃ、なぜ侵略しなかったのか?
それは、日本の軍備を怖れたからである。
というのも種子島の鉄砲伝来以降、日本は銃の国産化に成功し、戦国時代の末期には約50万丁の銃を保有していたと言われている。
これは当時として、世界最大の保有数だったそうだ。
ダメ押しは秀吉の朝鮮出兵で、それを見てスペインは完全に日本侵略を諦めたらしい。

そしてスペインの勢いがやや落ちてくると、やがて産業革命を機に英国が世界最強の座に就く。
19世紀に彼らはインドを植民地化し、中国も半植民地化し、当然日本に対しても野心があったと思う。
じゃ、なぜ侵略しなかったのか?
それは、日清戦争だろう。
そして日韓併合。
それらを見て、さすがに日本侵略は諦めたと思う。
基本、日本はここぞというタイミングで武力を示し、大国の日本侵略の野心を退けている。
あるいは、古代にあった白村江の戦いもそうだったのかもしれないね。

もし、日本が16世紀にスペインの植民地となっていたら?
もし、日本が19世紀に英国の植民地になっていたら?
そりゃまあ、今よりサッカー強い国になってたかもしれないね(笑)。
でも、それは分からない。
英連邦では、インドがクリケットの国だし、豪州やニュージーランドはラグビーの国だし、カナダはアイスホッケーの国である。
もし、日本も英国領になってたら、我々は少し英語を喋れるようになっていた?
知らんわ。
とにかく日本は徳川時代、鎖国で外国と関わりを持たないという特殊な自衛手段をとるようになった。
触らぬ神に祟りなし、である。

司馬遼太郎さんによると、日本(北海道)を植民地化する野心が最もあったのはロシアみたいだね。
今でも北方領土問題が解決しない流れを見てると、信憑性ある話だと思う。
司馬さんは、もし日本が日露戦争で惨敗してたら「私たちは今頃、なんとかスキーという名前になってたかもしれない」と語っていた。
うわ〜、それ絶対に嫌だわ。
日露戦争に勝ってくれて、東郷平八郎提督、および乃木希典大将には感謝ですよ。
皆さん日本を過小評価してるかもしれないけど、基本、私は強いと思う。
チンギスハン帝国を退け、大清帝国を破り、ロシア帝国を破り、さすがに最後アメリカにだけはボロ負けしたけど、決して弱い国じゃないことは理解してほしい。

日本の強みは、ちゃんと計画を組んで強化をするところさ。
今回のラグビーワールドカップもそうだけど、この2019年10月から逆算して、何年も前からきっちり強化カリキュラムを組んできたワケよ。
あの弱かった日本がワールドカップ8強って、信じられる?
奇跡の急成長だ。

明治維新以降の日本史だって、国の存亡の危機から富国強兵政策を掲げ、そこから僅か数十年で世界列強と肩を並べるところまでいったんだから。
これも奇跡の急成長でしょ。
太平洋戦争敗戦以降だって、日本中が焦土だったところから僅か20年ほどで、GDP世界2位というところまで復興したんだ。
これまた、奇跡でしょ。
日本サッカーだって、ドーハの悲劇から二十数年、その間に6回連続ワールドカップに出場し、その6回のうちの半分は決勝トーナメントに進出してるからね。
日本サッカーは、ちゃんと世界に認められるところまできている。
これまた、奇跡の急成長さ。
こんなにきっちり計画通りの成長を遂げられる国って、果たして世界で日本以外にあるだろうか?

で、最近日本のその力に目をつけてるのがASEANである。
本田、西野さん、吉田達磨さんなどが次々と代表の指導者としてASEANに招聘されている。
日本人なら奇跡の急成長を実現させられる、という期待があるんだろう。
まぁ、できるかどうかはやってみないと分からんが、とりあえずカンボジアは先日、イランに0-14だったね(笑)。
ここからの奇跡を見せてほしい。

しかし今から約80年前、我々日本が「欧州の植民地支配からアジアを解放する」という大義名分で、東南アジアに侵攻をしたことは忘れてはならない。
その善悪はともかくとして、今こうして日本人を指導者として迎えてくれているASEANには、感謝をしたいです。
だから本田も責任をもって、0-14から、せめて0-7ぐらいまでには強化をしなくてはならんのだ。
お前はフラフラしてないで、もうカンボジアに家買っちゃえよ。
2019/10/14(月)22:50

☆関西人
ワノ国
最近、「ワンピース」ワノ国編が盛り上がっている。
尾田先生、以前から「早くワノ国編を描きたい〜」と言ってたので、今かなり気合いが入ってると思う。
もともと尾田先生は、サムライとかニンジャの時代物が好きなんだよ。
「ワンピース」は日本のみならず海外でも人気のコンテンツであり、ワノ国編は日本以上に海外でウケてるかもしれない。
「NARUTO」とか、海外での人気が異常らしいから。

我々が西洋の古い文化に憧れがあるように(騎士とか魔法使いとか)、同様にして欧米の人たちが東洋の古い文化に憧れがあるのは何となく理解できる。
欧米人って、我々以上にサムライとかニンジャとかが大好きなのよ。
だけどアイツらは、日本と中国の違いが分かってるのかな?
これは日本人の鳥山明先生が「ドラゴンボール」で中国武術を描いたもんだから、少しややこしいんだけどね。
昔、欧米で「あなたの知ってる日本人は?」というアンケートとったら、確か3位ぐらいにブルースリーが入ってたっけ(笑)。
まぁ、我々だって欧州の騎士とか出てくるドラマを見てて、それが英国かフランスかスペインかを見分けられないと思うけどさ。

世界四大文明の中で、アジアでは中東のメソポタミア文明があって、そこからイエスキリストを輩出。
インドのインダス文明があって、そこからブッダを輩出。
中国に黄河文明があって、そこから孔子や孟子を輩出。
もちろん日本は地理的に、黄河文明の圏内にあるワケね。
でも我々からすると、日本の文明って中国文明とはかなり違うと感じるのよ。

まず、食い物が違うでしょ。
たっぷり油脂を使う中華料理に対し、日本料理は思いっきり真逆である。
料理に関しては世界最高峰ともいうべき中国に「寿司」がないって、なんか盲点でしょ。
多分、太古の昔は絶対に中国でも(いや、全世界でも)生魚を食ってたはずなのよ。
でも、そういう生魚を食う風習は原始的で野蛮だとして、ほとんどがそれをやめたワケね。
でも、なぜか日本はやめなかった。

あと、「おにぎり」ね。
米食文化の中国で、おにぎりがないって完全に盲点でしょ。
中国人は、日本のおにぎりを見て「なんと貧乏くさい…」と感じるらしい。
白米を塊にして海苔を巻いただけ、超シンプル、原始的。
それでも、おにぎりって美味しいじゃん?
このへんの感性の違い、やはり日本は中国文明圏ではないのかもしれない。

基本、日本は周りの国々が古いとしてやめたことを、敢えてずっと守ることに特徴があるのかも。
皇室が世界最古の王朝というのも納得で、中国4000年とか言うけど、中国王朝は4000年も続いてないから。
モンゴルに征服された元とか、満州族に征服された清とか、ああいうのも「中国」にカウントしてるんでしょ?
反則である。
中国は基本、どんどん入れ替わっていく。
今の共産党支配も、いずれ終わると思う。
そうやって中国共産党が終わる時代になっても、まだ日本では細々と皇室が続いてるんですよ(笑)。

そう、日本の強みは伝統なのさ。
新しいモノ好きだからモノマネは結構するんだけど、でも守るべきモノはずっと守る。
相撲だって、歌舞伎だって、落語だって、今なお一級のエンタメとして残っている。
蹴鞠だって、ルーツは紀元前の中国に軍事教練としてあった競技らしいんだけど、現代の中国にそれは残っておらず、ただ日本では伝統行事としてきちんと残っている。

こうして生き残る日本の伝統には、次の原則がある。

【超シンプル】
【超原始的】

あらゆる余分なモノをそぎ落として、核だけで構成するミニマリズム、ってやつかな?
ゴチャゴチャせずにシンプルだからこそ、永く残せるんだろう。

皆さんには一度、「ミニマリズム」「天皇」というワードで画像を検索してもらいたい。
そこには、サウジアラビアの王族を御所で迎えている前天皇陛下のお姿があるはずだ。
この美しい画像は、国際的にかなり話題になったシロモノらしい。
贅沢の極みを知るはずのサウジアラビア王族ですら、この究極のミニマリズムの空間には感激したと言われている。
何もない空間に、ポツンと活け花がひとつ置かれている。
おぉ、これが日本か、これがワノ国か、と感動するわ。

そうなんだ、これが日本の美である。
そして私は、日本サッカーも今後進化をしていくとして、最終的にたどり着く着地点は「究極にシンプルな形」になると思うんだよね。
攻守の核だけで構成された、究極のミニマリズムサッカー。
具体的にどういう形になるのかまでは分からないけど、イメージは何となく、間合い勝負からの一撃必殺。
虚の空間に、ポツンと花ひとつ。
何となく、イメージできるかい?
2019/10/14(月)18:16

☆関西人
ラグビーの快挙
ラグビー日本代表、決勝トーナメント進出おめでとうございます。
いやホント、よくやったよ。
日本人として誇らしいです。

これ、日本ラグビー協会が組んだ強化プロジェクトの成功だと思うんだよね。
十年ぐらい前から、急に協会は本気出してきたでしょ?
ジョンカーワンをヘッドコーチとして招聘したあたりから。
カーワンの後は、エディージョーンズ。
ジョーンズの後は、ジェイミージョセフ。
本気だな〜、って人選だよね。

ラグビーはやや格闘技に近く、それも重量級に近い。
本来、日本人に向いてる競技ではないと思う。
それは、いまだボクシングやレスリングで日本にヘビー級世界王者が生まれていないことを見ても明らかである。
中軽量級は別だけど。
ただ、さすがにラグビーじゃ中軽量級じゃ対抗できない。

そもそも、ラグビーはオセアニア地域が強いでしょ。
世界ランキング1位は、ニュージーランドである。
豪州も強いし、またフィジーやサモアやトンガといった小国が強かったりもする。
おそらく英国の元植民地だったことでラグビーが普及したんだろうが、それならサッカーが普及しててもおかしくないのに、なぜかオセアニアは【ラグビー>サッカー】。
サッカーより肉弾戦のニュアンスが強いラグビーの方が、ここの地域性には合ってたということだろうか。
オセアニアには、「マオリの戦士」などポリネシア系の戦闘民族がいるからね。

ポリネシア系は、世界でも筋骨量の占有比率がトップクラスの民族なんだそうだ。
やたらズングリムックリしてる。
昔、K-1でマークハントというサモアの戦士がいたが、彼は顔に重量級のパンチがクリーンヒットしても倒れないバケモノだったよ。
体の構造が、明らかに他の選手たちと異なっていた。
肉弾戦、接近戦向きという印象を受けたね。
あと、曙や小錦もポリネシア系だ。
ラグビーでマオリ戦士中心のオールブルックスが強いのも、なかば当然かもしれない。

ポリネシア系は、我々と同じモンゴロイドの系統と言われてるが、でも我々にはあそこまでのゴツさはない。
我々には肉弾戦、接近戦よりもやや距離をとった包囲戦の方が合ってるし、やはりポリネシア系と同じ戦法でやるのは無理がありますよ。
確か、岡田さんが以前に掲げた「接近・展開・連続」は、日本ラグビーの元代表監督・大西鐵之祐さんが作り上げた理論だったよね。
このコンセプトは、サッカーでいうところのハイプレス戦法にやや近い。
機動力でパワーを補完する戦法だ。

この大西理論が正しい道かどうかは別にして、こういう戦法次第で、私はそんなにも日本人の劣性を絶望しなくてもイイと思うのよ。
マトモにドツキ合いをすればマオリ戦士に勝てないとして、我々忍者の末裔のストロングポイントはスピードでしょ。
それも100mとかの速さではなく、もっと短距離、20m以内の初速の速さね。
幸いにも、ラグビーにせよサッカーにせよ、潰されそうになったらヨコに球を出し、球を繋げるスポーツ。
そこは単独ではなく、リレー形式の競技である。
単独の100m走ではメダルを獲れない日本も、リレーになれば五輪で銀メダルを獲ってることを考えてみて。
あるフィールドでは、我々はマオリ戦士よりも強いんだ。
それは間違いない。

もともとラグビーとサッカーは、起源を同一とするスポーツ。
その強化の研究は、今後もタッグを組むべきかもしれないね。
お互いを敵視するのでなく、共闘していこうよ。
2019/10/14(月)14:13

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