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過去ログ599 2019/10/12 17:41

☆関西人
ブラジル遠征中
A代表もイイけど、人知れずブラジル遠征中のU22代表のことも少し書いておきたい。

先日、サンパウロFCのU20チームと練習試合をしたそうだ。
結果は3-0。

まず、スタメンは↓の通り。

・・・・食野
・・森島・・三笘
川井・・・・・・橋岡
・・渡辺・・田中
・渡辺・瀬古・古賀
・・・・-谷

食野が1TOPか…。
いきなり、彼が得点したらしい。

後半は↓のようにメンバー交代。

・・・・小川
・・渡辺・・三好
杉岡・・・・・・菅原
・・中山・・田中
・町田・立田・原輝
・・・・-谷

後半投入メンバーの方が、本命という感じだね。
フィールドプレイヤーで交代がなかったのは、渡辺皓太と田中駿汰(大阪体育大学)。
あ、ややこしいけど↑のボランチ田中は、田中碧でなく田中駿汰らしいのよ。
どっちかというと、センターバック系の選手だね。
渡辺皓太は、ボランチのみならず後半はシャドーをこなし、ダイナモ系の戦術駒として信頼されてる感じ。

GK大迫と田中碧がなぜ出なかったのかは謎だけど(怪我?)、思うに主力は↓の形じゃないかと。

・・・・小川
・・渡辺・・三好
杉岡・・・・・・橋岡
・・中山・田中碧
・町田・立田・原輝
・・・・大迫

後半投入メンバーを中心に選考した。
守備的すぎると感じられるかもしれんが、なんせブラジル代表が相手。
ある程度、堅くするでしょ。
何にせよ、3バックでいくのは間違いなさそう。
前回このU22代表は、トゥーロン決勝でブラジルをPK戦にもつれるまで追い込み、準優勝した。
しかしコパやU20W杯とカブっていた為、メンバー的には今回以上に地味だったと記憶する。
堂安も久保くんも冨安も板倉も安部も前田も中村も伊藤もいないとはいえ、今回のメンバーは前回より若干ながらも豪華である。

そうだな〜、さすがに完全アウェーでブラジルに勝てるとは思わんが、負けるにしても1点差ぐらいの惜敗を目指してほしい。
負けることは、必ずしも悪いことじゃない。
何が足りないかを洗い出せるんだから。
今回で明確な弱点がピンポイントに露呈したら、そこで改めてオーバーエイジを考えることにしましょう。

個人的に期待するのは、古参のメンバーである。
FWは小川。
前回、ブラジル相手にゴールを決めたのは彼だ。
今回も鬼のいぬ間に洗濯、上田や前田や中村がいないうちに点を取っちゃえよ。
シャドーは三好。
いつもレフティ過剰の攻撃陣が、今回ばかりは三好の独壇場となる。
左足で、やってくれそうだ。
ボランチは中山。
彼も、鬼のいぬ間に洗濯。
A代表ではドイツで出場機会のない遠藤航にチャンスが与えられたので、次は中山の番だろう。
3人とも22歳、年長組の彼らがチームを引っ張っていくことになると思う。

新参組では、欧州で頑張ってる食野や菅原あたりを見てみたいね。
一応、スタメンの可能性もあるかと。
特に菅原は、U20ワールドカップメンバーから飛び級で上がってきた数少ない選手であり、現在オランダで活躍中。
一学年上の橋岡とポジションを争うことになりそう。
どっちもウィングバックとセンターバックをこなせる選手なので、どちらか一方を3バックの右にして、両者を共存させるアイデアも悪くない。

なんか、だんだんとこの世代も輪郭が見えてきたね。
2019/10/12(土)17:41

☆関西人
怪我
冨安の怪我は残念である。
しかし、植田も畠中も板倉もいるし、タジキスタン戦がピンチということはないと思う。
それと、酒井宏樹も軽く捻挫したみたいだね。
で、室屋が緊急召集された。
離脱したのはセンターバックなのに、サイドバック召集はおかしいと思うかい?
でも、層を考えるとサイドバック召集が正しいよ。
もし酒井がダメなら、先発は左が長友、右が安西、リザーブのサイドバックはゼロになってしまうから。
ヘタすりゃ、室屋は先発の可能性すらある。
バランス的には左を長友、右を室屋とし、左右両方をできる安西をリザーブにしておいた方が安心だから。

もし室屋が先発なら、右ウィングは久保くんでどうかな?
FC東京の元コンビとして。
ついでに言うなら、ボランチ橋本、FW永井とFC東京で固めるのも悪くない。
久保くんの史上最年少ゴールの為、彼が一番やりやすい環境を、ってね。

・・・・永井
中島・・南野・・久保
・・柴崎・・橋本
長友・吉田-植田・室屋
・・・・権田

この構成は、FC東京3人、元FC東京4人。
11人中7人がFC東京である。

モンゴル戦、酒井が怪我して交代枠のひとつを安西に使ってしまったが、あのアクシデントさえなければ、久保くんは最後に出てたんじゃないだろうか。
ブロックの脆いモンゴルが相手、この試合こそ史上最年少ゴールのチャンスだったのにね。

しかし、私は伊東、堂安、久保くんのうち、敵にとって一番潰しやすいのは久保くんだと思う。
堂安には体幹の強さがあり、どうしても潰しにくい。
伊東は、スピードに乗らせると、もはや捕まえられない。
そんな彼らと比べても、遥かにテクニカルでステップ鋭いのが久保くんのドリブル。
しかしコンパクトなストライドゆえ、守る側としては射的距離におさめやすい。

つまり、久保くんからは球を奪うのを潔く諦め、球ではなく体躯の方に狙いを定めれば潰せるんだ。
もちろん、ファウル覚悟になるけどさ。
私は昔DFだったんだけど、もし久保くんみたいなタイプと対峙する場合、絶対足元は見ないようにするよ。
あんな球扱いする選手から、マトモに球を奪えるワケがないじゃん。
だから球を一切見ず、私なら思いっきり彼の足を蹴ることでその動きを止める。
と、私でさえ考えるぐらいだから、そのうち久保くんって必ず傷むと思うんだよね。
怖いなぁ、特にアジアが舞台だと。

いやホント、皆さん怪我だけは気をつけて下さい。
アジア舞台では、そこが大事なポイント。
リスク回避には、タッチ数少なく球を動かすことだと思う。
じゃ、単独で球を持つドリブラーはヤバいじゃん、ということになるが、はい、確かにヤバいですよ。
タジキスタンは、人工芝らしいし。
2019/10/12(土)13:11

☆関西人
メカニズム
なんかさ、思った以上にモンゴルが弱すぎて、あまり語ることがないよね。
次のタジキスタン戦も、こういう歯ごたえのない試合になりそうな気が…。

大迫がいないことが今回一番のポイントだったんだが、敢えて彼の役割、真ん中で体を張って球をおさめる役割は求めてなかったと思う。
それより、FWには機動力を求めた。
真ん中で起点を作れなければサイドに起点を作り、どんどん中に球を入れる。
入る球に対しては、中の機動力で反応する。
それだけのシンプルなメカニズムさ。

だけど、これだけ点が入ったのは相手がモンゴルだったからの話で、これからはそんなに甘くないと思うのよ。
日本はサイドに起点を作ったと言うけど、実際はワイドレーンを起点にしたというよりは、そのもうひとつ内側のハーフスペースのレーンを伊東も中島も使っていた。
そのレーンを日本に支配させてる時点で、モンゴルはもはやダメダメである。
普通のチームなら、あそこをもう少し固めるでしょ。

伊東が良かったのは間違いないが、じゃ、あの役割が堂安だったら、もしくは久保くんだったらどうだっただろう?
ぶっちゃけ、私は堂安でも久保くんでもイケたと思う。
伊東の活躍に水を差すワケじゃないが、今回は伊東が良かったというよりは、単にモンゴルが酷かったんだ。

しかし思ったが、弱い相手には「ライン裏を狙う」は逆に難しいね。
ブロックをゴール前に敷いてるので、あくまでそのブロックの前で勝負しなくちゃならん。
たまたまモンゴルはブロックに隙あるチームだから良かったけど、そのうち最終予選になると、そうもいかんだろ。
真ん中起点でゴールに向かったタテ方向のスルーパスには皆さんも馴染みがあるだろうが、真ん中が堅い相手には、サイド起点でヨコ方向のボール供給というのを磨いていかなきゃならん。
と同時に、タテでなくヨコ(ナナメ)に走るFWというのも必要だろうよ。

ザック代表時の岡崎などは、まさにそれだったかと。
当時の日本代表は左起点だったので、逆サイドの右から岡崎が寄せてきて点を取るパターンが多かった。
敵DFは体の向きが日本の左に向いてるので、岡崎の位置は彼らの背後だったワケね。
で、岡崎は背後からスペースに飛び出す動きでゴールを量産してたんだ。
1TOPの前田遼一はボールに対するニアで、敵DFの目の前。
岡崎はボールに対するファーで、敵DFの背後。
で、ニアが潰れ役、ファーがフィニッシュ役、というパターンが多かったように記憶する。

ザック代表が終わると、次は本田が右サイドに入った。
今度は逆に、右を起点にしたワケね。
右からの本田の球の供給に対し、2枚のインサイドハーフがニアとファー、一列前ではセンターFWと左WGがニアとファー、という形で反応するメカニズムだった。
その形を完成する前に、アギーレが日本を去ったのは残念…。

ちなみに今の日本は、以前のように左起点とか右起点とか、メカニズムが限定されてるワケじゃない。
左もあれば、右もあるさ。
だから、ザック代表でいうところの岡崎に該当する役割は、トップ下の南野が務めてるワケね。
彼が1TOPの動きを見て、それに合わせて飛び込むポイントを模索する。
ニアもあれば、ファーもある。
今回はいつもの大迫と違うタイプの永井が前だったんだが、どんなタイプにも南野は合わせられることを証明できたと思う。
鎌田、南野という組み合わせも見てみたかったけどね。
むしろ、そっちの方が爆発したんじゃないか?

最近、私は南野イイなぁと思う。
今の日本代表は、南野の才能ありきで成立してる気がするね。
これまでの監督たちがあまり見向きもしなかった南野をチョイスした時点で、森保さんはやはりセンスある人だと思うよ。
中島や堂安は、どんな監督でもチョイスするだろう。
しかし、南野は別だ。
ようやく最近になって欧州でブレイクの兆しが見えてきた南野だが、そのブレイクのだいぶ前から彼をトップ下に据えてたのは、これって森保さんが慧眼ということでしょ。
2019/10/12(土)1:17

☆関西人
モンゴル戦
6-0の快勝。
このスコアは、なかなか経験できない。

今回は、伊東がハマったみたいだね。
右は堂安か?久保くんか?と議論させておいて、まさかの伊東先発起用。
敢えてこのチョイスをしたのは、練習から伊東が調子良かったのかもしれない。

伊東は、スピードを生かした突破からのクロスが持ち味である。
ストロングスタイルの、ウィングらしいウィング。
今回の試合の特徴は、クロスが多かったことだろう。
これが、ちょっと意外でね。
センターに大型のターゲットマンがいたワケじゃないから。
だけど右の伊東のみならず、左の中島ですらクロサーになっていた。

これも、ある意味で大迫不在効果かと。
大迫がいれば、彼がセンターで起点になる。
しかし今回は彼がいないので、センター起点でなく、サイドを起点にするしかなかったんだ。
よって、伊東と中島の両翼でゲームを作る形になっていた。

でさ、スタッツがまた凄いのよ。

【ボール支配率】
日本72%
モンゴル28%

【シュート】
日本41本
モンゴル0本

【パス】
日本696本
モンゴル135本

【パス成功率】
日本86%
モンゴル49%

6-0のスコアも、納得である。
まさか、こんなにも実力差があったのか…。

ちょっと意外だったのは、遠藤航が先発したこと。
ドイツ2部でほとんど試合に出てない遠藤が、橋本や板倉を差し置いて先発かよ。
このへんは、意味がよく分からない。
が、実はこの試合で「枠内シュート数」は遠藤がトップだったらしい。

【枠内シュート】
@遠藤航4本(全5本)
A南野2本(全6本)
A永井2本(全2本)
B伊東1本(全7本)
B鎌田1本(全6本)
B吉田1本(全4本)
B長友1本(全2本)
B冨安1本(全2本)
C安西0本(全3本)
C中島0本(全2本)
C原口0本(全1本)
C酒井0本(全1本)

ボランチが枠内シュート数一番って、珍しいかも。
相棒の柴崎はシュート数ゼロだったみたいで、遠藤が前、柴崎が後ろというバランスだったんだろう。
遠藤は1ゴール。
これでまた、ボランチの序列が一層分からなくなってしまった。

永井って、得点はしたけどシュート2本しか打ってなかったのか?
対して、途中投入の鎌田がシュート6本打ってるのは凄いなぁ。
70分間プレーした永井が2本で、30分しかプレーしなかった鎌田が6本。
ともに得点は、1点ずつ。
このポスト大迫対決はドローと解釈すべきだろうし、FWも序列はますます分からなくなってきたね。
2019/10/11(金)1:07

☆関西人
布陣考察A
モンゴル戦の予想フォーメーションを見ると、4231と3421に割れている。
これは今回、全体戦術練習に入ったのが試合前日だった為、情報が少ないんだと思う。
いや、そうはいえ、前日練習の内容を掴んでる記者も必ずいるはずだ。
しかし掴んでいたとしても、敢えて公開しない。
そういうことになってるんだろう。
なぜなら、この点について以前に選手側からクレームが出たから。
いつだったか各紙が非公開練習のフォーメーションをそのまま掲載したので、「試合する前から敵にバレバレじゃん」と某選手が苦言を呈していた。
それがキリンチャレンジならまだしも、さすがにワールドカップ予選ではマズイ。
今回メディアも、そこは気遣ったんだと思う。

個人的に気になるのが、板倉の扱いである。
彼は今、オランダでバリバリに左センターバックのレギュラーとして活躍中。
使いたいよね。
でもA代表では、4バック右が冨安で左は吉田が鉄板。
3バックなら、左センターバックとして板倉にも可能性が出てくるが…。
今のところ、板倉はA代表だとボランチである。
しかしそのボランチも、柴崎の相棒は最近橋本が定着し始めている。
じゃ、板倉はベンチ?
せっかく飛び級でA代表入りしてるのに、モッタイナイなぁ。

板倉は東京五輪代表の主力なので、ポジションはA代表でも五輪代表でも統一すべきと思う。
柴崎の相棒か、冨安の相棒か、そろそろハッキリさせた方がイイでしょ。
もう本番まで、1年もないんだから。

私はMFかな、と。
なぜなら、森保さん的には「流れの中でボランチの位置に入るセンターバック」より「流れの中でセンターバックの位置に入るボランチ」の方にニーズがあり、それがサンフレッチェだと森崎だったワケで、そういうのをできる選手こそが戦術のキーマンなんだ。
東京五輪代表でそれをできるのが、板倉と中山雄太。
今のところ欧州での流れを見るに、中山より板倉の方に分がある。
よって、そのキーマンは板倉、つまり柴崎の相棒最優先は板倉かな、と。
じゃ、モンゴル戦でもボランチは橋本じゃなくて板倉を先発させればイイのに、と思うよ。

あと、メディアの期待が高まる、久保くんのA代表史上最年少ゴール。
気遣いの人、森保さんが意識してないワケがない。
周りの選手たちも意識してないワケがないので、彼が出れば、必ずパスを彼に集めるはずだ。
一番イイのは、モンゴルの集中が切れてきたタイミングに途中投入するパターン。
なんか、点を取れそうな気がする。
次のアウェー戦より、点を取るなら今回のホーム戦が狙い目だろう。
もしPKになったら、久保くんに蹴らせるかもしれんな。
しかし気の強い久保くん、断ったりして(笑)。

あと、GK。
前回は権田だったが、今は彼が正GKなのか?
欧州で試合に出てるのは、シュミットなんだけど。
イメージ的に、GK下田コーチは権田の能力を高く評価してる印象もある。
リーチとキック精度、あと試合勘はシュミット、総合的なセービングの安定感では権田、といったところだろうか。
ぶっちゃけ、私はどっちでもイイんだけど、基本は試合勘ある方を優先すべきと思う。

そして、1TOP。
メディアの先発予想は、南野か永井か鎌田かで割れてる感じ。
浅野はなさそう。
以前、永井が先発した時を思い出すと、確か3バックだったんだよね。
鎌田が先発した時は、普通に4231だった。
南野の1TOPは、今まで先発だとないよね?

今回のFWの構成を考えると、南野を除けば永井、鎌田、浅野であり、仮に鎌田を先発させたらベンチに永井と浅野が残るので、それは少しベンチ構成のバランス悪いかな。
だから、まず永井を先発させ、その流れが良ければコンセプト継続で浅野にスイッチし、流れが悪ければコンセプト変更で鎌田にスイッチというプランと考えた方が自然な気がする。
それとも、トップ下の南野を1TOP先発させるだろうか。
先日、ザルツブルクで彼のトップ下が機能したことを思うと、今は南野トップ下を守るべきだと私は考えるが…。

・・・・永井
中島・・南野・・堂安
・・橋本・・柴崎
長友・吉田.冨安・酒井
・・・・シュミット

一番濃厚なのは、これかな。
2019/10/10(木)14:04

☆関西人
布陣考察
永井や浅野は大迫と真逆のタイプだとして、まだ大迫に近い動きをできるのは鎌田だろう。
中盤に下りてきて、起点になる動き。
なんせ、本職はトップ下である。
起点になることにかけては、大迫と比べても遜色のない選手だ。

・・・・鎌田⤵
・・南野⤴・久保⤴
中島・・・・・・堂安
・・橋本・・柴崎
・畠中・吉田・冨安
・・・・権田

おいおい、中島と堂安がウィングバックかよ…と呆れないでほしい。
モンゴルと日本の力関係なら、左右ウィングバックは無理して自陣に戻る守備は必要ないと思うから。
昔は「サイドを制する者がサッカーを制する」みたいな考え方があったけど、今は「最悪、サイドをタテに抜かれても構わない。なぜなら、サイドからはシュートが打てないから」という考え方が主流になってきている。

つまり守る側にとって大事なのは、サイドにフタをすることじゃなく、サイドから中に侵入されないこと。
および、サイドから中へパスを繋がれないこと。
じゃ、守りはインサイドに人数かけた方がイイよね、という考え方になり、それが近年の3バック復権に繋がってるワケだ。

たとえば、↑のフォーメーションで左ウィングバック中島の裏を取られたとしよう。
すると、センターバックの畠中が左に出ていくことになる。
ただし、インサイドからアウトサイドに出ていく畠中は、モンゴルのサイドアタックのタテを無理して切らなくてもイイんだ。
タテを切る為に無理してワイドに出ると、畠中と吉田の間のスペースが広がるでしょ。
そこを敵に使われると、かえってマズいから。
だから、畠中はタテを切るんじゃなく、インサイドへのパスコース、およびドリブルコースというヨコを切る。
そうすりゃ、もうモンゴルはタテに抜けてクロスしか選択肢がないでしょ。
単純なクロスなら、日本はゴール前に吉田も冨安もいるので、よっぽどのことがない限り失点はしない。
この場合、2ボランチのポジショニングがカギになるけどね。
特に、サブDFとなる橋本のポジショニングがキモかと。

じゃ、モンゴルがタテに抜けてのクロスではなく、サイドで一旦球をキープして、味方の上がりを待つ選択をした場合は?
それは遅攻なので、日本も前に上がっていた選手が自陣に戻る時間が十分にある。
戻りの遅い中島ですら、戻ってくる時間はあるよ。
というか、中島をアテにしなくても十分に守れるんじゃない?

イマドキの5レーン理論で言えば、
【敵陣】
鎌田・南野・中島・堂安・久保くん
以上5枚
【自陣】
柴崎・橋本・吉田・冨安・畠中
以上5枚
5と5で、きっちり5レーンに合う。
そう、このシステムにおけるウィングバックは、自陣用駒でなく敵陣用駒なんですよ。
え?ウィングバックは攻50%守50%では?と思うだろうが、いや、このシステムでは攻70%守30%ぐらいでしょ。
だって、相手はモンゴルだよ?

・・・・鎌田
中島-南野・久保-堂安
・・橋本・・柴崎
・畠中・吉田・冨安
・・・・権田

ウィングバックと言っても実質機能はウィングなので、ほとんどの時間帯は↑のイメージになる。
となると、敵サイドバックは中島と堂安がいるから迂闊には上がれん。
敵サイドバックを、オーバーラップさせない。
これぞ、守備がヘタな中島にもできる守備貢献である。

いや〜、こういう攻撃的な3バックをやってほしいなぁ。
でも、現実は4231で臨む可能性の方が高いだろうよ。
頼れるベテラン、長友や酒井宏を使わない監督はなかなかいないからね。
あと、選手たちの合流日程の都合により、戦術の全体練習はほとんどできていないらしい。
となると、慣れた4231で臨まざるを得ない。
2019/10/10(木)10:41

☆関西人
モンゴル攻略
久保くんが
「記録記録で面倒くさいところもある。
早くゴールを決められればと思う」
「全然期待してもらって大丈夫」
と発言したらしい。
なかなか、頼もしい発言だ。

聞けば久保くんは14歳の時、アジアU16選手権でモンゴル相手に5得点したらしいね。
なるほど、そういう過去があったのか。
どうりで、向こうの監督が「久保を徹底的に潰す」と言ったワケだ。

久保くんが先発するかは怪しいけど、仮に先発するとして、彼や中島、堂安、南野あたりは得点とチャンスメイクの両方をこなせる選手たちである。
シュートを阻めばパスを選択するし、逆にパスを阻めばシュートを打ってくる選手たちだ。
そういう面倒くさい選手たちが前線に数名いて、それをモンゴルが全部抑えるには、ドン引きしてエリア内に人垣を作るしかないだろう。

モンゴル、引いてくると思うなぁ。
で、フィジカルで潰してくるはず。
となると、意外にチャンスが出てくるのが日本にとってはフリーキックである。
最近、流れの中での得点が多いから忘れがちだが、ドン引きされることもありがちなアジア予選ではフリーキックを磨いていく必要があるだろう。

キッカーは、右なら中島、柴崎、左なら堂安、久保くんといったところか?
昔の俊輔、ヤット、本田のように頭ひとつ抜きん出た存在がいないのは気になるけど。
これからの伸びしろを見込んで、敢えて若い久保くんをキッカーに指名しちゃうのもありかもしれないね。
代表初ゴールがフリーキックとか、久保くんらしくてイイと思うぞ。

久保くん的には、FWは以前にFC東京で組んでいた永井がやりやすいかもしれない。
大迫がいない今、確かに永井先発もありだね。

永井は、ちょっとしたバケモノである。
足の速さ50m5秒台は今さら語るまでもないが、そのスプリントを何度も繰り返せるスタミナがあるし、また跳躍力もあるから空中戦はかなりイケる。
守る側として、こういうタイプってマジで嫌。
なぜ嫌かって、永井は変に守備意識あるでしょ?
あの異常な足の速さでこっち詰めてこられたら、そりゃDFとして普通に怖いって。
しかも、何回も繰り返し来るから。

もし、永井と浅野の2TOPを組まれて、左右ダブルでフォアチェックされたら、モンゴルはどうする?
もうモンゴルのDFラインは右も左も球を保持できないから、リスク回避として前に大きく蹴り出すしかないよね。
でも全体が引いてるところから大きく前に蹴ったところで、絶対に前で球をおさめられない。
結果、日本のポゼッションとなる。
森保さんが敢えて永井と浅野のふたりもスピードスターを呼んだのは、そういう狙いかもしれない。

・・永井・・浅野
中島・・久保・・堂安
・・板倉・・柴崎
・畠中・吉田・冨安
・・・・権田

たとえば、こういうオプションもありでしょ。
「守備意識の低い中島のウィングバックはありえない!」というマトモなリアクションはやめてね。

@永井と浅野が激しいフォアチェック。
Aモンゴルは中盤を省略して、前に大きく蹴り出すしかない。
B前線数的不利のモンゴルは、球がおさまらない。
C必然、日本のポゼッションとなる。

となれば、中島はあまり守備しなくてイイのよ。
日本がずっとポゼッションし続ける限り、ウィングバックは実質ウィングだからね。
中島は、いつも通りのプレーをしていればイイのさ。
2019/10/10(木)0:36

☆関西人
3バックにチャレンジ
森保さんが、微妙に3バックのチャレンジを示唆してるらしい。
私は、ありだと思う。
なぜなら、今回は4231戦術のキーマン、大迫がいないから。

・・・・〇
〇・・・〇・・・〇
・・〇・・・〇
〇・・〇・〇・・〇
・・・・〇

この形が4231として、FWが真ん中にひとり、その後ろにシャドー、両脇はワイドに開いたWGという構成である。
これが3バックになると、

・・・・〇
・・・〇・〇
〇・・〇・〇・・〇
・〇・・〇・・〇
・・・・〇

FWがひとりなのは変わらないとして、後方のシャドーがふたりになる。
つまり、4231なら大迫と南野のふたりでこなしてた仕事量を、3人でこなすことになるワケね。
だから4231では大迫に多くを頼ってた仕事を、多少なりとも後ろのシャドーふたりとシェアできるってことだ。
そのトライアングルの組み合わせがどうなるかは、よく分からない。

・鎌田
・永井
・浅野
・南野
・中島
・堂安
・原口
・久保くん
・伊東

おそらく、このうちから3名を抜粋して三角形を作るんだろうが、どの組み合わせがベストかは私にもよく分からない。

あと、ウィングバックのこと。
ここをただのサイドバックにしてると、普通に5バックになってしまう。
だから、できれば攻撃的な駒を使いたいのよ。

・長友
・安西
・原口
・堂安
・伊東

一部、シャドーと人材がカブってしまうが、私は左・原口、右・伊東という、以前に試した形は悪くないと思うけど。

・・・・南野
・・中島・・堂安
原口・板倉.柴崎・伊東
・畠中・吉田・冨安
・・・・権田

ウィングバックが上がると、↓の433、鶴翼の陣になるのね。

原口・・南野・・伊東
・・中島・・堂安
板倉・・柴崎・・冨安
・・畠中・・吉田
・・・・権田

話題の冨安・右サイドバックをポイントにしてみました。
原口あたりがメチャクチャ守備を頑張るイメージで、中島の疑わしい守備意識、および中盤底が柴崎1枚になることによる脆さをフォロー。
原口が疲弊してきたら、長友、安西あたりにスイッチね。

久保くんは使わんのか?という点については、モンゴルの監督が「久保を徹底的に潰す」と言ってたので、怖いから使うとしても時間を限定します。
ここで小野伸二のように壊されちゃ、かなわんから。

ゲームプランは、早いうちに1点先制し、敵が取り返そうとラインを上げてくる時間帯に、永井、もしくは浅野といったスピード系を前線投入。
そしてカウンターで、ダメ押しの1点を取る。
モンゴル戦の予想は、最低でも2-0だね。
2019/10/8(火)15:51

☆関西人
ダメージ
ひとつ、勘違いしてたことがある。
てっきりモンゴル戦はアウェー戦かと思ってたんだが、ホームなんだね。
じゃ、普通に勝てそうじゃん。
で、続くタジキスタン戦がアウェー。
日本が苦しむとすれば、こっちの方である可能性もある。

タジキスタンは貧しい国だからインフラもちゃんとしておらず、衛生面でかなりキツいらしいんだわ。
水道水が汚ないらしい。
シャワー浴びるのも気をつけなきゃならんので、ヘタすりゃ体調崩す選手が出るかもしれない。
あと、タジキスタンは日本から直行便がなく、どこかの国を経由して飛行機を乗り継がなければ行くことができないらしい。
移動だけでも、消耗する可能性はある。

でも、昔に比べると日本代表はタフになったよね。
ジーコジャパンを思い出してほしい。
ジーコジャパンは全盛期の黄金世代を軸としたチームで、これは史上最強だろうと誰もが思っていた。
ところが、実際試合をやらせてみると意外に大したパフォーマンスをしない。
なぜか?
それは、コンディションの問題だったんだ。

それまでの日本代表は国内組が中心だったが、ジーコ時代からは飛躍的に海外組のシェアが増えてきたのね。
となると選手たちは試合ごとに飛行機で長い距離を移動せねばならず、もちろん時差ボケもあるし、少なからず選手たちはダメージを抱えて試合に臨むことになる。
で、海外組はイマイチ調子が上がらないワケだ。
「こんな調子なら、国内組中心にした方がよくない?」という声が上がるほどだった。

だけど、不思議なもんだね。
今は海外組が代表の8割以上を占めるほどになってるのに、その海外組がちゃんと納得できるパフォーマンスをできている。
どうやって時差ボケとか克服してるんだろう?と不思議にさえ感じるよ。
慣れ、というやつかな。
いや、代表戦そのものはまだイイとして、代表を経てから欧州に戻ると精彩を欠いてる選手はいまだよく見かけるわ。
やっぱ代表選手とはいえ生身の人間だから、必ずダメージは蓄積すると思うよ。

せっかくの国際Aマッチデーだから呼ぶ権利のある選手は呼ばなきゃモッタイナイ、みたいな感で当たり前のように協会は海外組を召集してるが、でも召集選手はその後少なからずダメージを受けることを分かっておかねばなるまい。
そのダメージで、クラブに悪影響が出る選手もいなくはないからね。
そういうの見ると、「なんかゴメン」という気持ちになる。
じゃ、「◯◯選手はクラブで大事な時期だから、今呼ぶべきではない」とかいって線引きすべきなのか?
いや、クラブが大事じゃない選手なんて、多分ひとりもいないよ。

まぁ、ジーコ代表の頃は明らかに国際Aマッチデーの数自体が今と違ってたからね。
あの頃の選手たちは、マジ大変だっただろうなぁ。
「今の選手たちは昔よりタフになった」というより、昔が大変すぎた、という一面もあったかもしれない。
2019/10/8(火)11:06

☆関西人
画面
最近、私がちょっとハマってるYouTubeが、オリラジ中田の「YouTube大学」だ。
史上最速で登録者数100万人超えをしたと話題のチャンネルなので、見たことある人も多いと思う。

もともとオリラジ中田は数ある芸人の中でもプレゼンの達人とされており、「YouTube大学」はまさにそのプレゼン、講座に近い趣向である。
ひとつのテーマを掘り下げ、それを面白おかしく延々と語る講座で、まさに高学歴・中田の真骨頂だろう。
最初は「世界史」とか「政治情勢」とかお堅い内容だったんだが、ここにきて「文学」に入ってからは中田のパフォーマンスが爆発してきている。
名作とされる文学を彼がひとり芝居で延々とストーリー紹介する趣向で、そのひとり芝居のパワーが妙に凄いんだよなぁ。
私は、ハマってしまった。

こういうの、テレビでやれないよね。
だって、約20分間、中田がひとりで喋ってるだけのチャンネルだもん。
基本、他に出演者は誰もいない。
テレビなら、画が殺風景すぎてもたないだろう。
だから、テレビなら雛壇を準備して画に華を添えるんだが、不思議とYouTubeってそれをされると逆に邪魔なんだよね。
多分、テレビとスマホ(もしくはタブレット)のモニターサイズの問題だろう。
これは以前にキングコングの西野が言ってたことだが、
「自分は最近YouTubeはおろか、テレビ番組ですらテレビモニターで見なくなり、スマホやタブレットなど小さい画面で全てを見ている。
そういう自分みたいな人間は今後も増えるはずで、すると小さな画面では従来型バラエティーの雛壇とかワイプとかがもう合わない。
ゴチャゴチャするから。
これからのバラエティーは、少ない人数でシンプルに表現できるものになっていかざるを得ない」
とのことで、なるほど、たとえば「YouTube大学」なんてまさにそういうコンテンツだよね。
西野が以前に「自分はもう雛壇をやらない」と高飛車にも聞こえる発言をしたのは、そういう意味があったらしいよ。

で、このへんの流れを見てて、ふと気になったのがサッカーの扱いなんだ。
サッカーこそ、ひとつの画面の中に10名以上の人間がワサワサと動いていて、スマホのような小さなモニターでは誰が誰だか非常に判別しにくい。
明らかに、スマホ向きのコンテンツじゃないよな。
テレビサイズでは、最低でも32型ぐらいはないと見にくい。

思えば、昔はテレビのサイズって普通に14型とかあったでしょ?
あれはあれで、当時としては特別小さいと感じなかったんだわ。
ブラウン管テレビは、基本的に画面が小さかった。
画面が大きくなったのは液晶テレビが普及し始めてからのことで、地デジになってからか?
今から、十数年前のことだね。
そうか、ちょうど日韓ワールドカップの時期にテレビの買い換えが多かったんだ。
ワールドカップを大画面で見よう、って。

しかし、あの画面大型化から一転、今度は超小型化である。
最近の若い子のひとり暮らしの話を聞いてると、「家にテレビありません」って奴、普通にいるもんな。
スマホとパソコンあればテレビは要らんでしょ、と。
彼らは、今さら「大画面で見たい」という欲求がないのかも。
でも、そういう奴でも映画は大画面で見るらしい。
家じゃなく、映画館に行くってことね。
「だって、4Dとか映画館でしか無理でしょ」って。
…確かに。

思うに、スマホと映画館の間に位置してる大型液晶テレビって、いまや一番中途半端なシロモノになってるのかもね。
今の時代、どっちか、なんだよ。
25cmの距離で見る極小か、4Dで臨場感MAXの極大か。
もちろん、サッカーと相性いいのは後者である。
そのうちサッカーは、家庭用テレビで見るコンテンツではなくなっていくのかもね。
スタジアムで見るか、でなければ4D装置のあるスポーツバーで見るか。
あと、スマホやタブレット用は撮影が全体像を映すモノじゃなく、誰か特定の個人(久保くん等)だけをアップの撮影で追跡してるような動画がベターなんじゃないかな?

時代は、さすがに変わってきたね。
思えば、「スルーパス」は大画面型のプレーだよ。
ある程度ピッチの全体像が見えてる中で、「そこに出すか〜!」というパスの軌道に我々は痺れるんだ。
一方、「ドリブル」は小画面型のプレーだよ。
至近距離の画面で、そのドリブルの動作だけに注視する。
と考えると、十数年前の中田英寿のプレーは大画面型だったのに対し、今の三銃士たちのプレーは小画面型、つまりスマホ適正なのかもしれないね(笑)。
2019/10/8(火)1:17

☆関西人
アントラーズ首位
ここにきて、アントラーズがリーグ首位に立った。
遂にか…。

アントラーズ、凄いと思う。
昨年の戦力と比較すれば、小笠原はいない、昌子はいない、西はいない、安部はいない、鈴木優磨はいない、看板選手がごっそり減っている。
でも、首位に立っちゃうんだ?

ということは、監督が優秀とか?
いやいや、去年から大岩解任を求める声はたびたび出てたよ。
もともと石井正忠監督の電撃解任を受けてコーチからの緊急昇格で監督になった経緯の大岩であり、当初フロントも長期政権をイメージしてなかったのでは?
またブラジルから誰か呼ぶとか、手倉森さんを呼ぶとか、色々構想はあったと思う。
でも、なんのかんの言いながら大岩はギリギリで解任危機を切り抜けてきたんだよね。

ぶっちゃけ、大岩に期待する人は少なかったと思う。
同世代なら、名波に期待する人たちの方が絶対に多かったはず。
でも皮肉なもんで、その名波はジュビロを解任され、対する大岩はリーグ序盤ややコケながらもジリジリと巻き返し、気が付けばリーグ首位だ。
何なんだろう、大岩って。

私は、いまだ大岩に名将というイメージを持てない。
でも、結果を出してるんだからさすがに認めざるを得ないし、ここ一年でおそらく成長してるんだと思う。
そう、選手だけでなく監督も成長するんだよ。
選手はルーキーも含むので、仮に今は未熟でも後の成長を見込むとして、監督はチームの指揮官ゆえ、そこにはどうしても完熟の完成品を皆が求めちゃうワケさ。
でもよく考えたら、大岩も監督業は今のアントラーズが初めてなのよ。
監督として、まだ経験が浅い。
そりゃ、成長もあるだろう。

しかしフロントの判断、難しかったと思うよ。
なんせ一時期マジでヤバくて、緊急にジーコへテクニカルディレクター要請したぐらいなんだから。
それに応じてくれたジーコもありがたいけど、神様にわざわざオファーするぐらいなら大岩解任した方が話は早くない?とあの時は思ったもんさ。
それでも、アントラーズは大岩を続投させた。
あの時の判断は賛否両論あったと思うし、というか、普通のクラブなら普通に大岩を切ってたと思う。
だけど、鹿島フロントは違った。
いや、そこが凄いのよ。

一方、ジュビロは名波を切った。
うん、確かにあの流れではやむを得なかった。
しかしジュビロも鹿島フロントに倣うなら、まずはドゥンガにテクニカルディレクター就任を要請すべきだったかもしれない。
結果出ない→クビ→結果出ない→クビ、と当たりが出るまで引き続けるって、監督は宝くじじゃないんだから。
まずは、原点回帰。
そして再構築。

敢えて監督を簡単に切らず、テクニカルディレクターにクラブの原点・ジーコを呼んだアントラーズのあのやり方は、今後多くのクラブが参考にしていった方がイイと思う。
2019/10/7(月)12:24

☆関西人
モンゴル
今月に日本が対戦する、モンゴルについて。

日本人にとってモンゴルといえば、やはり相撲だろう。
白鵬に勝てる日本人は、なかなかおらん。
なぜモンゴル人があれほど相撲が強いかって、そういう民族性なんだろう。

世界史ファンの間では、モンゴル最強説が昔から根強くある。
チンギスハンが出てくるよりずっと昔の話、モンゴル民族は匈奴と呼ばれたワケさ。
これがまた最強の騎馬民族で、秦の始皇帝が匈奴対策の為に万里の長城を築いたのは有名な話である。
それほどに始皇帝は匈奴を怖れてたワケで、戦闘力では秦を上回ってたのかもしれないね。

何で匈奴がそれほど強かったのかって、もともとからして騎馬民族、生粋の戦闘民族だから。
というか、太古の昔から定住型の農耕民族でなく、移動型の遊牧民族なのよ。
遊牧民は一ヶ所に定住してると家畜が牧草を食いつくしちゃうので、定期的に拠点を変えていく。
そういう生活だから、基本、男は3歳から馬を乗りこなせるように仕込まれてるらしいし、同時にほぼ全員が戦うことを仕込まれてるらしい。
だから、メチャクチャ強いのよ。
人馬一体だし。
日本では戦国時代の武田騎馬隊が強かったとされてるが、それより遥かに強かっただろうね。
だって、チンギスハンの時代は西に侵攻して欧州の一部まで制圧してたんだよ?
チンギスハンが亡くなったことで欧州制圧は途中で中断したものの、もしそれがなければモンゴルはユーラシア大陸の全土を征服をしていた可能性すらある、と言われている。

え?
でも日本は鎌倉時代、元寇でモンゴルの侵攻を撃退したじゃないか、と思われるかもしれない。
いや、あれはモンゴルの本隊ではないんだ。
主に朝鮮、中国から動員された軍である。
さすがに大陸と海を隔てた島へは、騎馬隊の精鋭を送り込めなかったんだな。
日本は、ラッキーだった。

ランドパワーとシーパワーという言葉があるが、モンゴルは明らかにランドパワーの国である。
しかし、そのモンゴルのランドパワーが世界最強だったのは中世までの話で、近世、いわゆる大航海時代以降はシーパワー優勢の時代となっていった。
スペイン、オランダ、ポルトガル、そして大英帝国など、艦隊の強い国が勢力を世界に広げていったんだ。
その当時、日本はどうだったのか?
織田信長は「鉄甲船」という戦艦を造っており、どうやらシーパワーの方向にシフトしていこうとしてたみたい。
だけど彼は本能寺の変で倒れ、最後の勝者になった徳川家康には海洋国家の思考がなく、それどころか幕府は鎖国政策で自国のシーパワーを封じたワケよ。
もし本能寺の変がなく、その後も織田政権が長く続いていれば、間違いなく近世の日本に大規模な艦隊が編成されてただろうね。
200年早く、東郷平八郎的な海軍大将が出てきてたかもしれない。
赤犬、青キジ、黄猿も出てきてたかもしれない。

もちろん、10月10日のモンゴル戦はシーパワーvsランドパワーの対決になると思う。
モンゴルの屈強な騎馬隊を、日本が海側から包囲するサッカー。
問題は、海軍がうまく上陸できるか、だね。
一旦上陸してしまえば、火器の物量でこっちが押せると思う。
しかし、アウェーなんだよな〜。
元寇の時と逆パターン。
向こうに神風が吹かないか、ちょっと不安である。
2019/10/7(月)10:08

☆関西人
クロウト
「孤独のグルメ」シーズン8が今週からスタートした。
凄いな、シーズン8かよ。
地味な深夜ドラマだが、私のような隠れファンが結構多いんだと思う。

そういや、私は最近、あまりテレビドラマを見てない。
見ておけば良かったなぁ、と少し後悔してるのが先日に終わった日テレ「あなたの番です」。
大体の民放の連続ドラマは全10回前後がお約束なのに対し、「あなたの番です」は全20回、推理ドラマで約半年の長期放送というのが画期的だね。
しかも前半後半の2部構成で、前半の終わりには主人公が死亡するという展開もまた凄い。
聞けば、企画原案は秋元康だったらしい。
なるほど、納得(笑)。
この半年、ネット上でこのドラマの犯人考察で盛り上がってる人たちをよく見かけたよ。
これぞ、策士秋元康の狙いだったんだろう。
いまどきは、ネットと連動しないとテレビの視聴率は絶対に見込めないからね。
ちなみに、「あなたの番です」の最終回は視聴率19%だったそうだ。
いまどき、なかなかあり得ない数字である。

話を「孤独のグルメ」に戻そう。
こっちは、「あなたの番です」と対照的なドラマである。
ドキドキハラハラは全くないし、一話完結だから何度か見逃しても全く支障はない。
というか、ただオッサンが飯を食うだけのドラマだから、もともとストーリーも何もないんだし。
ただ、見てると何だかほっこりするんだよなぁ…。

松重豊演じる、井之頭五郎というキャラクターがなかなかイイ。
基本、ドラマの展開は
井之頭が仕事で町を訪れる→仕事終わる→腹が減る→店を探す→メニュー選び→実食→感動→店を出る
というのがお決まりのパターン。
で、私はいつも気になるのが、「腹が減った。…よし、店を探そう」となった時に、井之頭は全く「食べログ」を使わないことなんだよ。
彼は、ネットに疎い人なのか?
いや、そんなことはない。
仕事の時、いつもパソコン使ってるし。
だから彼の場合、敢えて「食べログ」を使わないんだと思う。
ネット情報を頼らず、現場を歩いて店を探し、店構えなどを見て入るべきかどうかを直感で決める。
このパターン、絶対に当たり外れがあるはず。
ただドラマの中では、なぜかほとんどが当たりなんだけど。

いまどき、こういう人は少ないだろうね。
多くの人たちはリスクを抑える為、事前にネット情報を入手して評価を確認する。
もしくは、一定以上の質が担保された有名チェーン店を選ぶ。
もしくは、以前に来たことのある店を選ぶ。
しかし井之頭は、そのいずれも選択しないんだ。
彼はネット情報を見ず、またチェーン店ではない「地元のお店」をチョイスする。
リスクもあるだろうが、これは彼なりの流儀かもしれない。

私は、こういう井之頭の流儀がカッコいいと思う。
ネット情報、世間の評価、ブランド力などに惑わされず、足を使って現場に行き、自分の眼力と自分の直感を信じて店を選ぶ。
こういう人こそ、本当に美味しい店を見つけられるんじゃないだろうか。
今は検索に便利な時代で、誰でも情報は揃えられる。
ある意味、シロウトでもクロウトに劣らないほどの情報を揃えられる時代なんじゃないか?
だからこそシロウトは目線が少し偉くなり、クロウトが選んだチョイスを少し小馬鹿にしたりもできる時代になったワケさ。
たとえば森保さんのチョイスを見て
「え?何で◯◯を代表に呼ぶの?」
「え?何で◯◯を呼ばないの?」
ってね。

思うに、井之頭が「食べログ」に頼らないのは、クロウトとしての矜持だろう。
シロウトの評価をアテにするより、まず自分の直感を信じる。
クロウトの森保さんが「超サカ」を見て、「なるほど」と参考することがあり得るかい?
…ないだろ(笑)。

さて、今月にU22代表が対戦するブラジルについて。
ブラジルの強さの秘訣はその才能の絶対量にあるとして、どうしてあれほどの才能が毎回途切れずに湧いてくるんだと思う?
ひとつは、スカウト網だね。
ブラジルでは、町内レベルのショボいサッカー大会にまでスカウトは来てるらしい。
え?ブラジルのクラブのスカウト網はそこまでやってるのか?と思ったら、そうではない。
どうやら、そのてのやつはクラブ専属のスカウトではなく、「自称代理人」という怪しげなフリーランスなのよ。
全くノーマークだけど才能ある子を見つけて、クラブに売り込む職業なんだろうね。
で、その仲介料をいただく。
このての人間が、ブラジルには腐るほどいるらしい。

だけど、そのての人たちは世間から注目されてない才能の中から逸材を見つけていくんだから、それこそマジのクロウトよね。
足を使って名店を見つける、井之頭タイプ。
日本だと才能ある選手見つけるには、名門校、Jユースを巡回しただけで終わってるだろうが、それだと漏れてるのもあるかもしれん。
自称代理人とかいう怪しげな人たち、もっと日本サッカー界にも増えた方がイイと思うんだけど。
そのへんの中学校の球技大会にまで足を運び、遠くからじ〜っと見てる怪しげなオッサン(松重豊)。
…通報されるかな(笑)。
2019/10/6(日)15:27

☆関西人
裏方
A代表で森保さんが身動きできない時、五輪代表を横内さんが見るのがいつものパターンである。
じゃ、最初からA代表を森保さん、五輪代表を横内さんと分けておけばイイじゃん、と思う人も多いだろうが、そうはなっていない。
森保さんは横内さんが自分の分身であること、横内さんの判断は私の判断、と言っている。

もちろん、森保さんと横内さんは別人格であることは言うまでもない。
だからふたりのサッカー観は、微妙に異なるだろう。
では、なぜ「横内さんの判断は私の判断」なのか?
それは、横内さんが「チーム森保」のスタッフだからだよ。
チームの意思統一は、森保さん個人の意思、横内さん個人の意思より上位に設定されている。
横内さんはその「チームの意思」を理解してるからこそ、「横内さんの判断は私の判断」ということなんだろう。

監督業は個人の仕事に見えて、意外とチームワークの仕事である。
こういうの、芸人さんもそうだよね。
たとえば松本人志とか孤高の天才に見えて、ちゃんと裏方に高須光聖という放送作家がブレーンとしてついている。
売れっ子の芸人さんは大体のパターン、お抱えの放送作家がついてるもんさ。
でもって、個人ではなくチームとしてネタを作ったりしている。
漫画家さんにしても、いかにも個人の仕事に見えて、作品作りには編集部の人間が深く入り込んでるっぽいよ。
「北斗の拳」とか、秘孔を突くと人間が破裂する設定自体、漫画家でなく編集部側のアイデアだったらしいし。

で、監督さんも大体がお抱えのスタッフを抱えるもんだろう。
右腕と呼ばれる参謀がいたりして。
劉備玄徳の傍にいる、諸葛孔明とか。
武田信玄の傍にいる、山本勘助とか。
シャンクスの傍にいる、ベンベックマンとか。
森保さんにとっての横内さんは、きっとそういう存在なんだと思う。

森保さんも横内さんも、現役の頃はオフトの門下生だった。
多分、そこがふたりの原点。
その後にふたりともペトロビッチの下でコーチを経験するなど、経験してきたことの多くが共通している。
どちらが上とかどちらが下とかなく、二人三脚で並走してるイメージかもしれない。

イメージ的に、ふたりはおとなしい感じがするよね。
最近、ベルマーレのチョウ監督がパワハラで話題になったりしたけど、森保さんや横内さんは絶対そういうのがなさそう。
手倉森さんみたくギャグを飛ばしてムードを作るタイプでもなさそうだし、ハリルみたく口やかましくもなさそう。
ぶっちゃけキャラ立ちはしておらず、ツッコミどころがあまりない。
メディアにも、彼らをディスる意思はあまりないようだ。
森保さんも横内さんもイイ人だから、あまりツッコめないところがあるだろう。

今思うと、ハリルの時は酷かったな〜、と。
明らかに、メディア側に敵意があったもん。
あれはあれで面白かったんだけどね(笑)。
ハリルはキャラ立ちが凄かったし。
だけど、今は森保さんになって気が散らないというか、我々は選手たちのプレーにだけ意識を集中させられる。
それは選手たちも、そうだろう。
プレーに集中できる。
そうなんだ。
もともと監督って、「裏方」なんだよ。
主役ではない。
森保さんと横内さんって、THE裏方、って感じだよね。

しかし、こうして監督が地味だからこそ、チームに確執とか造反とかキャッチーなネタが少ないからこそ、どうしてもメディアは超新星久保くんばかりを煽っちゃうんだろうなぁ…。
2019/10/6(日)11:11

☆関西人
U22新メンバー
A代表でモンゴル戦、タジキスタン戦がある一方、U22代表はブラジル戦である。
こっちの方が熱いよね。
日程がカブるから森保さんは帯同できず、例によって横内さんが監督代行らしい。
でも、「マイアミの奇跡」の立役者・川口能活がGKコーチで帯同するらしく、それは心強いぞ。

冨安や堂安や板倉や久保くんといったところはA代表優先で、今回のブラジル遠征には召集されていない。
滅多にないアウェーでブラジルとやれるチャンスなんだから、ただの強化マッチとはいえ、今回ばかりはU22代表優先でも良かった気がするけど…。

一応今回の目玉は、スコットランドで活躍中の食野、オランダで活躍中の菅原。
オランダでWGとSBの両方をこなしてる菅原は、攻守両面で実効性の高い駒だと思う。
食野は、A代表でいうところの南野的役割をこなせる駒かもしれない。

・・・・小川
三好・・食野・・菅原
・・中山・田中碧
杉岡・町田-立田・橋岡
・・・・大迫

こんな感じかな?
ブラジル相手だけに、やや守備的な布陣。
前田大然、中村敬、安部を呼ばなかったのは不思議である。
かなり押し込まれる展開が予想されるだけに、A代表よりこっちの方が一気にカウンターを狙えるスピード系が必要だったと思うんだが…。

FW登録は、小川と旗手のふたりだけである。
小川にとっては、エースの座を取り戻すビッグチャンスだね。
海外クラブ、J1クラブのレギュラー格が揃うチームで水戸の小川はコンプレックスあるだろうが、もともとは「替えがきかない」とまで言われていたエースFWである。
この大一番での奮起を期待したい。

あと、中山雄太もそうだよ。
今では冨安と板倉の方がA代表に定着してしまい、もともと中山は絶対的DFリーダーだっただけに、ここにきて出遅れ感が否めない。
挽回しなきゃ。
ボランチかセンターバックか、どっちだろうね。

小川や中山ら崖っぷちのメンバー、そして食野や菅原ら新しいメンバー。
どちらにとってもここでアピールしなきゃ先がないワケで、モチベは高いと思う。
ましてや、ブラジル戦である。
燃えないワケがない。

あとは、GK大迫敬介だね。
被シュート数は絶対多いはずだ。
彼は1999年生まれだから「マイアミの奇跡」をリアルタイムに見てないが、伝説として川口能活の神降臨ぐらいは知ってるだろう。
その伝説のGKが、ブラジルにシュート28本打たれても零封した奇跡のGKが、今回は傍にいてくれるんだよ。
あるいは、今回の大迫にも神が降りるかもしれない。

一応、負けは覚悟してます。
でも、トゥーロンは惜敗だったんだから、この世代は仮に勝っても「奇跡」じゃないよね?
2019/10/4(金)23:22

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