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過去ログ595 2019/9/11 14:23

☆関西人
脚光
最近、評価ウナギ上りなのが冨安である。
少し前、ザックが冨安を絶賛する記事が出ていた。
以前にオシムも彼を絶賛する発言をしており、識者ふたりが口を揃えて絶賛する以上、冨安が近年稀にみる逸材であることは間違いないと思う。

しかし、こういう報道は我々に変な先入観を植え付けてしまう。
冨安が頭ひとつ抜けたDFだと。
実際、そうだろうか?
冨安と吉田、冨安と昌子、冨安と植田、それぞれ同時にピッチに立ってるのを見たけど、片方が極端に劣ってるな、と感じたことはないんだ。
なんつーか、冨安ばかりが評価されてるけど、彼と同クラスの日本人DFは普通にいるんじゃないの?
海外組のみならず、国内組にも。

それは、久保くんも同様。
過剰な報道ばかりが先行してて、これらは我々に変な先入観を植え付けてしまっている。
彼が日本人の中で頭ひとつ抜けたアタッカーだ、と。
いやいや、彼と同クラスのアタッカーはいるでしょ。
伸びしろを考えると確かに久保くんは規格外だが、現時点の完成度では彼以上の選手も普通にいるんだ。

冨安が絶賛されてるのもそういう伸びしろを含めた話で、彼がまだ20歳というのが大きい。
20歳、身長188cm、身体能力が高い、足技もある。
これはザックやオシムでなくても、凄いの出てきたね、と言うはずさ。
ザックもオシムも既に日本を去った身なので、絶賛を思うがままにできる。
これが日本人指導者なら、逆に特定の選手ばかりを極端に絶賛はできないだろう。

それにしても、A代表戦の陰になって全く注目されてない北中米遠征が気になるね。
テレビ中継は、どこかでされてるんだろうか?
私は全く見てない。
メキシコやアメリカと対戦とあって、実はU22代表の方がよっぽど見る価値あったと思うんだが。
今回のチームはコパ代表をベースにして、そこにトゥーロン代表の田中碧やU20ワールドカップ代表の齊藤あたりが加わったのはイイじゃん。
堂安、久保くん、板倉、冨安、大迫抜きでどこまでやれるか注目だったけど、結局ダメだったみたいね(笑)。

しばらくA代表はワールドカップ2次予選なので、そんなに強豪と当たることはない。
E-1の韓国以外は。
それより、U22代表ですよ。
このチームは五輪予選がないので、とにかく強い相手とやって負荷を与え続ける必要がある。
アメリカに負けたのも、必要な工程だ。

U22代表も海外組は所属クラブで頑張ってもらうとして、どちらかというと国内組中心に鍛えた方がイイんじゃないだろうか。

・・上田・・小川
・・・・齊藤
杉岡・・・・・・橋岡
・・田中・・松本
・町田・立田・岩田
・・・・大迫

上田か小川のどちらかにはエースストライカーとして覚醒してほしいから、敢えて競演の2TOPですよ。
今年はしばらく、こういうチームで負け続けるのもありでしょ。
しかし、地味なチームだな(笑)。
こんなので国内興行やってもチケット売れないし、視聴率とれないし、そこが問題か…。

こういう地味なところにこそ、メディアが「この選手は逸材!」と盛ってくれないだろうか。
今さら冨安や久保くんを盛っても意味はないワケで、盛る必要があるところに盛ってもらいたい。
2019/9/11(水)14:23

☆関西人
ミャンマー戦
はい、無難に2-0で勝ちました。

GKと柴崎の相棒については今後二転三転あるかもしれんが、それ以外は大体ミャンマー戦のメンツがベストメンバーと考えてイイと思う。
絶対負けられないというポイントになる試合は、このメンバーで臨む。
ただし、実際はそういう試合ばかりでもない。
今年は東京五輪代表の底上げも重要な事項なので、敢えてベストメンバーのベテランを外して若手登用することもあるだろうね。

あ、北中米遠征で五輪代表がアメリカに負けたらしいじゃん?
飛車角落ちなので、負けて不思議はないんだけど。
やはり底上げが必要で、主要メンバーは飛び級でA代表に入れて経験積ませるべきかもしれん。
もはや冨安と堂安はA代表の軸だから、それに加えて板倉、久保くん、三好、安部、杉岡、中山、あとFWを何人か呼ぶべきだろう。
次はモンゴルだっけ?
これはホーム試合みたいだから、もう少しチャレンジしたメンバーで臨めると思う。

「キャプテン翼」では五輪で金メダルを獲る為に、召集メンバーを所属クラブから離脱させ(リーグ戦には出ない)、代表に長期拘束するというメチャクチャな強化手段を採っていた。
昔、ヒディンクの時の韓国がやったやり方だね。
もちろん海外組にそれは適用できないけど、国内組に対してなら協会の強権発動で可能になるかもしれない。
いっそ、モンゴル、タジキスタンにはそういうメンバーで臨む?
うわ〜、ヤバい〜、というピンチに陥った時にはレギュラーに戻ってきてもらうことにして、しばらくワールドカップ2次予選は2軍で臨むのもありだと思うよ。
多分今回のミャンマーも、もう少しメンバー落としてもイケたはずだから。

今回、ぶっちゃけ海外組多すぎでしょ。
国内組の先発が橋本ひとりだけって…。
海外組はあっちで高次元の経験積んでるんだから、あっちでそこに専念させるのもありかもしれないよ。
毎回代表に召集してたら、あっちでレギュラー確保の邪魔になることもある。
それより、代表で経験積ませて底上げを図るべきは国内組の方であって、そう考えるとワールドカップ2次予選は国内組でいくべきじゃないかな。
確かE-1も、国際Aマッチデーじゃないから海外組呼べないんでしょ?
じゃ、しばらく代表は国内組中心で鍛えていくべきじゃないだろうか。

大迫がイイとか、三銃士がイイとか、柴崎がイイとか、冨安がイイとか、そんなのみんな分かってることでしょ。
それより、今回は橋本とか鈴木武蔵あたりのチェックの方に価値があったと思わない?
2019/9/11(水)11:18

☆関西人
いよいよアジア2次予選
ミャンマー戦って、どんなサッカーになるんだろうね。
向こう独特の気候もあって、ピッチが心配。
スコールは降ってほしくないなぁ。
水溜まりでパスが走らないピッチになると、日本は翼をもがれることになるから。

もし芝上でパスが走らないなら、浮き球を使う案もあるか。
ミャンマーの特徴は、選手がみんな身長低いこと。
180cm以上ある選手が、それほどいない。
じゃ、日本有利じゃん?
吉田で189cm、冨安で188cm、酒井宏で185cm、大迫で182cm、橋本拳で181cm。
コーナーキック時、この5人をボックス内に立てるだけで得点できるかもしれない。

しかし多分、ミャンマーは守備に人数かけてくるだろうね。
必ずゴール前を、がっちり締めてくる。
ならば、日本はサイドから包囲か。
中島がサイドから中にドリブルで切り込むのがいつものやり方だけど、ミャンマーって人海戦術でドリブルのコースを封じてくる気がしない?
それでも、中島ならドリブルするだろう。
なぜなら、彼は超がつくほど天然だから(笑)。
タテに行くんじゃないよ。
厚みのある壁に対してど真ん中から突っ込むのは、メッシでもない限り、無理無理。
やはり厚みに対しては、ヨコから行かなきゃ。

├ドウアン◇↙
┼DF◆↙↙◇シバザキ
├◆GK
┼DF◆↖◇ミナミノ
├DF◆◇オオサコ
├◆DF
├◇○⤴◆DF
├ナカジマ(日本攻撃方向⬅)
└───────────────

こうして、敵DFの体の向きをヨコにすると、ファーに死角ができるワケです。
↑の狙いは、ファーの柴崎か堂安にパスが通れば、というやつ。
もともとドン引きの敵には、裏を狙えないよ。
だって、裏のスペースがないんだから。
こういう場合は、あくまでニア⇔ファーで勝負である。
ならばヨコパス、クロス、サイドチェンジが試合のカギを握るよね。

途中投入をシミュレーションするなら、FWは高さのある鈴木武蔵。
高温多湿でバテそうだから、後半のハードワーク補完としてMFは原口元気。
あとは久保くん、出るかなぁ…。
出ない可能性もあるわな。
なんのかんの言いながら、ワールドカップ予選。しかもアウェー。
パラグアイ戦よりややこしい試合になる可能性は高く、森保さんは経験値高い選手を優先するかもしれない。
それでも、今回は久保くんの「史上最年少ゴール」が求められている。
スペースがない混戦の中から久保くんがテクニックで抜け出し、左足でGKの股を抜く、みたいなのを期待したい。
2019/9/10(火)8:55

☆関西人
代表に戻ってほしい選手
香川がサラゴサで高い評価を得てるのを聞くと、代表はどうすんのかな、と思う。
代表のトップ下では南野のようなストライカーがハマってしまってるので、もはや香川はちょっと違う。
インサイドハーフを使うシステムなら彼にもニーズはあるが、今のところ代表は4231、あるいは361、どちらにせよ香川の居場所を作るのは難しいかもしれない。

だけど、もうI番は中島のモノと捉えてイイのか?
もし継承が済んでるのだとすれば、かなりのフェードアウトである。
俊輔の時も名波の時も、彼らがI番から外れる時は「もう呼ばれないだろう…」という暗黙の了解があったと思うんだけど、今回の香川はそうではない。
アジア最終予選には呼ばれそうな気がするし、呼ばれない気もするし、協会は明言しないし、アディダスとしては広告塔がどっちなのか絶対にハッキリしたいはずなんだけど。

戦力としては、まだ香川は日本人の上位である。
あと2年、少なくともアジア最終予選までは力を貸してもらった方がイイでしょ。
個人的には、三銃士+香川という組み合わせもありだと思ってるのよ。
たとえば、

・・・・大迫
中島・・・南野⤴堂安
・・香川⤴
長友・・橋本・・酒井
・・吉田・・冨安
・・・・シュミット

南野=トップ下(1,5列)
香川=インサイドハーフ(2,5列)
にして、ボランチを1枚にしちゃうのね。
パラグアイ戦の橋本拳を見てて、彼なら中盤底1枚でもイケそうだな、と。

柴崎がおらんじゃないか!と思われるだろうが、いくら柴崎でも全試合に先発できるワケないじゃん。
香川はボランチとしての守備力だと柴崎に劣るけど、2,5列からコースを切りながらフォアに詰めていくような守備はどちらかというと巧い。
さらに言うと、フォアに出てレーンの隙間で球を受けるプレーは柴崎よりも遥かに巧い。
これ、かなり良いオプションだと思うよ。

でさ、こういう香川を使うオプションなら、FWは大迫じゃなくてもイイんだよね。
大迫みたく起点になる為に中盤に下がってくるタイプではなく、もっと純粋に裏を狙うタイプでイイ。
エリア付近での起点は香川がそこに侵入して務めるので、香川からワンタッチでパスが出ることを信じて、ただFWは裏を狙えばイイんだ。
たとえば、トップを大迫じゃなく鈴木武蔵にして、

・・・武蔵↗・南野
中島→・香川・⤴・←堂安
・・・・⤴・橋本
長友・吉田・・冨安・酒井
・・・・・シュミット

こういうイメージ。
こうして1ボランチ脇にスペースができちゃう時こそ、守備範囲の広い冨安が真価を発揮するかもしれない。

何より香川が出ることの効果は、敵が絶対に香川の動きに気を取られてしまうこと。
なんのかんの言いながら、敵にとって香川は圧倒的な日本人No.1プレーヤー。
彼が動くだけで敵は必ずそこに目を奪われるので、必ずやエリアに死角ができるのよ。
中島も堂安も南野も武蔵も、必ずや一瞬、敵のマークが緩むはず。

しかし、ミャンマー戦の前日に、チームにいない選手の起用法をシミュレーションしてるなんて、私もノンキですな(笑)。
じゃ、香川のポジションを久保くんでシミュレーションしてもらうのもありです。

・・・武蔵↗・南野
中島→・久保・⤴・←堂安
・・・・⤴・橋本
長友・吉田・・冨安・酒井
・・・・・シュミット
2019/9/10(火)0:30

☆関西人
クラマーさんからの卒業
仮に森保さんが「原作者」じゃないとして、じゃ原作はどこにあるんだ?という話。
それは複数あって、そのうちの有名なひとつが、ペトロビッチのサンフレッチェであることは間違いない。
森保さんはそのサンフレッチェでスタッフを務めていて、横内さんもそうで、ふたりは同じスタッフだったからこそ今こうしてビジョンを共有できてるワケね。
また、ふたりともオフトの門下生でもあって、そこも原作かもしれない。

もっと言うなら、「サザエさん」における長谷川町子先生的存在は日本サッカーの父・クラマーさんだと思う。
もう亡くなってしまった人だが。
その門下生の生き残りとして、原作をベースに日本サッカーを監修総指揮してきたのが川淵さんである。
川淵さんは原作者ではないが、かなりそれに近い存在。
ただ川淵さんは志向するサッカーを具体的に語る人ではないので、細かいところはよく分からないんだけど。
しかし、その世界観だけは何となく分かる気がする。
蹴る、止めるの基礎技術をベースにしてパスを繋ぎ、全員が懸命に走って連動する組織的サッカーだ。
きっとクラマージャパンも、そういうチームだったんだと思う。

オフト→ファルカン→加茂→岡田→ジーコ→オシム→岡田→ザック→アギーレ→ハリル→西野→森保。
コンセプトはブレブレじゃないか、と感じる人も多いかと。
確かにね。
そりゃ、紆余曲折あったよ。
でも一周回って、いよいよ原点回帰をしてると思う。
だって、今はオフトの門下生に代表が託されてるんだから。
今後、ジーコの門下生やザックの門下生などに次々とバトンは渡されていくかもしれないし、そうやって歴史はループしていくんだと思う。
ただループするのでなく、ちょっとずつ改良されながらね。

北中米遠征には川口能活が同行してることからして、指導者スタッフの世代交代もいずれあるかと。
巡り巡って、10年後にはヤットや長谷部というところに行き着いているかもしれない。
そうやって、日本には早く新たな「原作」を設定してほしいんですよ。
いつまでもクラマーさんとかオフトとか言ってたら、時代遅れになってしまう。

ただし「原作」は普通のサッカーではダメで、伝説のステージでなければならない。
バルサにとっての「ドリームチーム」、ブラジル代表にとっての「ブラジル70」、オランダにとっての「トータルフットボール」。
今なお強豪は、そういう伝説のチームの再現を目指して強化してるワケさ。
それがそのチームの文化、原作ってもんでしょ。
日本にとってそれはメキシコ五輪銅メダルなんだけど、もし今後それを上回る実績を作れた時、日本は新たな原作を手に入れるってことだね。

…あぁ、次の東京五輪、どうだろうか。
クラマーさんは1964年東京五輪の為に招聘された経緯だったんだけど、それから半世紀余りを経て、いよいよクラマーさんからの卒業に足る実績(五輪優勝?)を作るのは物語のオチとしてサイコーである。
2019/9/9(月)12:48

☆関西人
原作者
前のコパの時もそうだったんだけど、またA代表と五輪代表が日程カブっている。
A代表は、ワールドカップアジア予選。
五輪代表は、北中米遠征。
森保さんの体はひとつなので、五輪代表の方は横内コーチが監督代行を務める形になっている。
森保さんと横内さんは一心同体、横内さんは森保さんの右腕というより、同列のコンビなのかもしれないね。
藤子F不二雄と藤子A不二雄みたいな感じで。

変な話、もし森保さんが不慮の事故で代表を長期離脱することになったとしても、多分何とかなるんだろうな、と思う。
森保ジャパンは、ぶっちゃけ森保さんでしか実現不可能という要素は特にないでしょ。
そこは横内さんも共有してるからこそ、こうして五輪兼任をできてるワケで。
今の代表は王が君臨する王朝でなく、組織による統治体制なのよ。

これがクリエイターの世界なら、トップを絶対的な王とする王朝になる。
たとえば、「ワンピース」の作者・尾田栄一郎先生が不慮の事故で亡くなれば、もう「ワンピース」は絶対に完成しないでしょ。
構想は全部、尾田先生の頭の中だけにあるんだから。
だけど「ワンピース」はそうとして、「サザエさん」なんて原作者の長谷川町子先生がとっくの昔に亡くなってるのに、アニメはず〜っと続いてるワケよ。
「サザエさん」の原作の漫画は全45巻らしく、テレビアニメを50年も続けてたら45巻程度のネタ、だいぶ昔にストックが切れてるはず。
それなのに、令和の今になってもなおアニメは続いてるんだよね。
これは、アニメスタッフが長谷川先生抜きにして、もはや独自の創作領域に入ってるのかと。

こういう「サザエさん」の制作スタッフって、凄いなぁと思うよ。
もうネタはないのに、長谷川町子先生のアットホームな世界観を頑なに守って新作を作ってるんだから。
最近は時代に合わせてか、茶髪のチャラ男を新キャラに迎えたり、「モリカワくん」というサイコなキャラを登場させてシュールな世界観を作ったり、それなりに試行錯誤してるようだけど…。

これまで外国人指導者に日本代表を託していた時は、「ワンピース」というか、ひとりの原作者に全ての構想を託してたワケね。
だから監督が不慮に代表離脱した時は(オシムやアギーレの時がそうだったんだけど)原作者が不在になるからかなりバタバタして、一回構想を全部リセットせざるを得なくなるんだ。
連載打ち切り。
だけど、日本人指導者に託すことになると、どちらかというと「サザエさん」ですよ。
原作者の長谷川町子先生がいなくても、粛々とシリーズは続いていく形になる。
私から見て、西野ジャパンと森保ジャパンって連続性あるもん。
こういう言い方をすると森保さんには失礼だが、森保さんって原作者じゃないと思うんだわ。
やってることはゼロから創造することじゃなく、監修ってところじゃない?
だからこそ、逆にA代表と五輪代表の兼任もできるのよ。
あくまで原作者としてA代表と五輪代表を手掛けたトルシエとは、かなりアプローチが違うワケね。

だからもう一度言うけど、もし明日に森保さんが代表離脱しても、シリーズ終了にはならないんだ。
会社の課長が人事異動で海外転勤になったとして、その後も方針は変わらず普通に課が存続するのと同じこと。
これはこれで、逆に凄いことだと思うわ。
2019/9/9(月)10:40

☆若葉
次世代
パリ世代(2001〜2004)

・・・・・・・西川潤
・・斉藤光毅・(ルヴァンアシスト)・久保建英
・(J25得点)・唐山翔自(J14得点)
・・・・(J3 最年少ハットトリック)
・・・・中井卓大・松岡大起
・・・(Rマドリーユース) (J1スタメン)
佳史扶・佐古真礼 馬場晴也・半田陸
(ルヴァンスタメン)(ヴェルデイ)(ヴェルディ)(J2アシスト)
・・・・小久保玲央ブライアン
・・・・・・(ベンフィカユース)

西川潤(C大阪)180p70s高3
斉藤光毅(横浜FC)170p61s高3
久保建英(マジョルカ)173p67s高3
唐山翔自(G大阪)178p65s 高2
中井卓大(レアルマドリードユース)180p60s 高1
松岡大起(鳥栖)170p60s高3
半田陸(山形)176p63s高3
バングーナガンデカシーフ(東京)176p72s高3
馬場晴也(ヴェルディユース)181p76s高3
佐古真礼(ヴェルディユース)193p84s高2
小久保玲央ブライアン193p80s高卒ルーキー

高校3年当時の年間最高成績

宇佐美貴史(ロンドン) J1 7得点
久保裕也(リオ)J2 10得点
堂安律(東京) J3 10得点
松波正信(アトランタ)最年少ハットトリック(J1)
↑注 卒業後 高卒ルーキー 18歳364日
中島翔哉(リオ)最年少ハットトリック(J2)
↑高3 18歳59日
唐山翔自(パリ)最年少ハットトリック(J3)
↑高2 16歳345日
中村敬斗(東京)U-17W杯ハットトリック
↑高2 ホンジュラス戦
久保建英(パリ)
↑高1 最年少得点15歳10ヶ月11日
冨安健洋(東京)J1 CBスタメン10試合出場
↑降格後 翌年J2最少失点で再昇格
森本貴幸(北京)
↑高1 最年少得点15歳11ヶ月28日も
高校通算で46試合5得点………。

日本代表に期待しています。
2019/9/9(月)0:34

☆関西人
裏に抜けるFW
私は、永井を前に置いた時に、チームがスルーパスを増やしたのは当たり前のことだと思うのよ。
判断として、全く間違ってない。
むしろ、永井の足元に球を預けて、という展開の方が期待できないでしょ。

でも考えると、ああいう足の速い選手に大迫からスイッチすることって、チーム戦術を根本から変えてしまうよね。
そんな極端なスイッチ転換はうまくいくのか、と疑問に思う人もいるかと。
思えばロンドン五輪の時は、関塚さんがチームコンセプトをブレさせない為なのか、アジア予選で活躍した大迫を切り、敢えて永井をエースとして一本化していた。
もちろん、そういう考え方もあるだろう。

確かに、永井タイプにFWをやらせるのではなく、フォームは大迫コンセプトに一本化した方が皆もやりやすいとは思う。
ただ正直、大迫のようなFWは日本に多くおらず、代わりに足の速いFWはたくさんいるワケだ。
永井しかり、浅野しかり、鈴木武蔵しかり、前田大然しかり。
彼らは、その圧倒的なスピードでライン裏を狙うタイプである。
いや、スピードスターだからと特別に考えることはなくて、ライン裏を狙うという意味で、彼らのことは岡崎の系譜と捉えた方が話は分かりやすくなると思う。

スピードスターはいかにも「瞬発力」のイメージだが、日本のスピードスターは不思議と「持久力」を兼ね備えている。
90分通して、運動量が多い。
ゆえにフォアチェックも頑張ってくれて、それも並外れたスピードで敵DFに詰めるもんだから、守備としてはかなり効いている。
このへんを見てると、【スピードスター=ジョーカー】というありきたりの起用はモッタイナイな、と思ってさ。

たとえば、今夏ポルトガルに移籍した前田大然。
彼のポルトガルリーグ初得点のシーンを見た。
得点というから彼の持ち味のスピードを生かしたゴールかと思いきや、浮き球のルーズボールをヘディングで押し込む、実に泥臭いゴールだったわ。
だけど、こりゃ前田は成長しそうだな、と思って。
何より、スタメン起用されてるのが凄いじゃないか。
ぶっちゃけ足元のスキルがあるワケでもない彼のこと、足の速さだけを買われてジョーカー起用が関の山と思ってたのよ。
ところが先発起用されたというのは、やはり運動量あって貢献度高いと見られたからでしょ?
これ、まさに岡崎の成功パターンである。

岡崎も昔ヘタクソとよく言われてたけど、今改めて見ると結構うまい。
このうまくなった要因は、試合でたくさん先発起用されたからこそである。
場数を踏み、成長したタイプ。
だとすりゃ、大然も同じようにして成長していくのかも。
とりあえず入り口は便利な労働者型FWとしても、場数を踏むことで少しずつスキルを会得し、やがて第二の岡崎となる可能性はある。

こういうのはアルゴリズムで、蓄積データが多いほど精度が上がるんだ。
FWは試合に出ていてナンボ、蓄積があってナンボである。
岡崎なんて、凄みが出てきたのはアラサーになってからでしょ?
大迫も若い頃からハンパないと言われながら、ホントにハンパなくなってきたのは割と最近のことである。
ゴンも、30歳前後が一番凄かった。
小林悠、興梠もそうか。
海外では20歳ぐらいで既に覚醒してるFWはいるが、日本人は基本、20代後半から覚醒である。
基本、それなりの場数を踏まないと覚醒はしない。

私は、上田綺世や小川航基同様、前田大然にも期待したいと思う。
彼の武器は50m5秒台というスピードだが、それ以上に特筆すべきはスプリント回数でしょ。
これは、文化の異なる国にも十分に良さが伝わると思う。
きっと岡崎だって、最初はスプリント回数を稼ぐところからキャリアをスタートしたんだと思うよ。
2019/9/8(日)15:53

☆関西人
足元パス
久保くんの代表史上最年少得点記録を多くの人が意識してると思うが、現時点この最年少記録を持ってるのは、金田喜稔さんらしい。
大量得点が期待できるミャンマー戦こそ久保くんの得点が期待できるので、できればその中継はTBS、金田さんの解説でやってほしかったんだけどなぁ。
目の前で自分の記録を抜かれて、金田さんがどうコメントするのか、興味あるし。

私は金田さんの現役時代のプレーを見たことがないんだけど、彼は日本における天才ドリブラーの元祖ともいうべき選手だったらしい。
よくある「歴代ドリブラーランキング」みたいな企画では、金田さんの名前が必ず上位に入っている。
それこそ、久保くん並みの超絶スキルを備えた選手だったみたいだよ。

で、その金田さんが先日のパラグアイ戦の解説として、↓のように語っていたんだ。

「永井が投入された後、チームの攻撃から連動性が消えてしまった。
これは彼自身のパフォーマンス云々というより、チーム全体がそのスピードを生かそうと前線のスペースへ送るパスばかりになったためだ。
受け手の選手が止まっていても走っていても、出し手が足元へ強いパスを送るから前半のような連動性は生まれるのであって、スペースへのパスを多用した瞬間から選手とボールとの距離が開き、チームは連動しなくなる。
リズムを失ったことで結局、切り札であるはずの永井のスピードも生かされることはなかった」

なるほど。
金田さんらしい解説だ。
彼は、5年前にもこういう話をしている。

「日本代表やJリーグを見ていて思うんですが、日本はパスの概念を変えないといけません。
何となくスペースにパスを出すことが多いんですね。
ボールが体から離れると相手に奪われる確率が上がるのでボールをなるべく離さないことが大事なのに、安易にスペースにパスを出し、自分と味方からボールが離れてしまうことが多かったです。
こうしたプレーをしていては世界で通用しません。
パスを出す際は足元に出すのが基本で、走っている選手に出す際もスペースではなく、走る選手の足元に強いパスを出すことが重要なんです」

金田さんって、こういう考え方なんだね。
似たようなことは風間八宏さんも言っており、風間さんは選手を指導する時、まずトラップの技術改善から着手するという。
森保さんも、どちらかというと足元パスを大事にする人だと思うよ。
練習内容見てると、ず〜っと鳥カゴやってるもんね。
試合を見てても、スルーパスは昔より減ったように感じる。
それこそ昔はパサー黄金時代で、中田英、俊輔、小野、小笠原、憲剛、挙げればキリがないほどスルーパスの名手たちがいて、ただの足元パスなんざ物足りなくて、ダサくて見てられなかったぐらいだ。

でも、いつの頃からかな。
ライン裏にスルーパスを狙うことより、まず前の選手にきっちりクサビを入れることが大事、前の選手はそれをきっちりおさめることが大事、というサッカーの真理がだんだんと分かってきたワケよね。
10本に1本しか通らないキラーパスより、ヤットのシンプルなパスの実効性がだんだんと我々にも分かってくるようになってきたんだ。
恥ずかしながら、このへんは割と最近の話じゃないだろうか。
で、このあたりからセンターFWにも「おさめること」を求めるようになってきた。
また、スルーパスが減った分、代わりにドリブルで球を運ぶ機会が増え、あちこちに天才ドリブラーが湧いてくるようになってきた。

紆余曲折あって、ようやく日本は今のスタイルに行き着いたんだね。
いや、行き着いたというよりは、むしろ金田さんが活躍していた時代へ回帰してるのかもしれない。
2019/9/8(日)12:59

☆関西人
小林祐希
小林祐希、ようやく移籍先が決まったようだ。
ベルギー1部リーグのベフェレン。
オランダからベルギーでは、正直ステップアップと言いにくい。
しかも、ベフェレンは今のところリーグ最下位…。

でもチームの状況が状況だけに、このタイミングの入団は救世主扱いということで、いきなりレギュラーもあり得るんじゃない?
ヘーレンフェーンでの小林はキッカーを任せられるなど完全にチームの中心だったワケで、ベフェレンでもそうなるかもしれないな。

小林は、稀少な選手である。
欧州でボランチを務める日本人選手は極めて稀で、ましてや左利きのパサー。
だけど、現実は移籍市場でこういう扱いになってるんだから、何かが足らんのだろうよ。
上背はあるにせよ、なんか体が細いし。
オランダでは時にアンカーをやっていたが、おそらく守備力を見込まれての配置ではない。

ハリル代表の時に彼は召集されたが、やがて呼ばれなくなったんだよね。
別に、ショボいプレーをしてたワケじゃない。
むしろ、後方からの展開力は素晴らしかったよ。
ただ、当時ハリルはデュエルデュエルとやかましく言ってて、ボランチにはハードに前へ前へと寄せていくようなプレーを奨励してたんだ。
その点でいうと小林はあまりフォアにいかず、後ろでスペースを埋めるバランサー役を務めてたのね。
ぶっちゃけ、運動量はなかった。
見てて、私はそこに小林の確固たる意図を感じたんだけど、ハリル的にはそれが気に入らなかったんだろう。
すぐにホサれてしまったワケで。

まぁ、こればっかりはハリルが悪いとか小林が悪いではなく、考え方のギャップである。
でも普通、選手は監督の求めるプレーをするよね。
たとえ、自分の考えに合わなくても。
そこを合わせなかった小林は、なかなか骨のある奴である。
なんつーか、日本人には珍しいタイプだわ。

今思うと、あれは小林の確信犯的プレーでしょ。
ひとり、周りの皆と違うコンセプトのプレーをしてるんだから、当然目立つさ。
ただし、監督のコンセプトからはズレてるので、たとえ目立ったところで、どう評価されるかは分からん。
イチかバチか、だよね。
で、結果的にそれでホサれたんだから、小林の賭けは失敗だったということさ。
彼は、このてのイチかバチかのチャレンジを臆せずにするタイプだと思う。
そう考えると、こうしてクラブ移籍を市場が閉まってなおギリギリまで粘ったことも、彼なりのチャレンジが水面下であったのかな、と感じる。
ここでも、結果失敗だったけどね(笑)。

彼は、なかなかの野心家だと思うよ。
頭も悪くはなさそう。
能力的に日本人屈指というボランチではないと思うけど、メンタルは日本屈指のような気がする。
こういう奴、やはり日本代表に入れておきたいよな…。
2019/9/7(土)10:52

☆関西人
大迫の後継者
大迫の存在感が際立てば際立つほど、逆に「大迫の後継者はどうすれば…」と不安になる人も多いかと。
気持ちは、分かる。
ただ、パラグアイ戦を見てますます確信したが、彼の後継者は必ずしもセンターFWである必要はないと思う。

そもそも、大迫の存在感が急激に上がってきたのは、代表で本田圭佑がレギュラー落ちしてからである。
本田が絶対的レギュラーだった頃は、大迫は逆に存在感が薄かった。
実際、柿谷曜一朗にエースの座を譲ってたもんね。
あの頃は、今の大迫の役割を本田が担ってたのよ。
センターで起点となる役割を。
その頃の本田はFWでなく、トップ下だった。
つまり理論上、大迫の後継者はトップ下、MFでも構わないということなんだ。

私は、FWの中から後継者を探すより、MFの中から探す方が話は早いと思う。
人材が豊富だから。
その候補として以前に鎌田の名を挙げたが、あともうひとり挙げるなら、堂安である。
大迫と堂安じゃサイズは違うけど、ああ見えて堂安はなかなかフィジカルが強い。
あと、彼はドリブル技術があって簡単に球を失わないので、センターでも起点になれると思うんだ。
フローニンゲンでは、1TOPを務めたこともあるし。

じゃ、彼の代わりに誰が右ウィングをやるのかといえば、久保くんも伊東もいるじゃないか。
どちらも、突破にかけては堂安以上のモノを持っている。
堂安が彼らより明確に秀でてるのはフィジカルとパワーの方であり、その強みはサイドよりインサイドで活かすべきじゃないかな。

たとえば、ポスト大迫フォーメーションはこんな感じ。

・・・・南野
中島・・堂安・・久保(伊東)

堂安を遠心力の支点とし、中島、南野、久保くんがクルクル回転するイメージ。
悪くないと思うけど。
いや、大迫が元気なうちは、まだ大迫中心でいくべきだけどね。
高さに欠けるのは、あれだし。
そうこうしてるうちに、小川航基あたりが覚醒してくれりゃ何の問題もないんだが…。

若手のFWで将来を嘱望されてるのは、小川、上田、あとはまだ17歳だけど、西川潤あたりか。
西川は、来年18歳になったら即にバルサという噂だよね。

【アントラーズ】
柳沢→大迫→上田

【ジュビロ】
高原→前田遼→小川

【セレッソ】
西澤→南野→西川

代表ストライカーの系譜として、アントラーズ、ジュビロ、セレッソには期待すべきじゃないか?
2019/9/6(金)16:34

☆関西人
油断大敵
パラグアイ戦はあくまでテストマッチで、本番はミャンマー戦である。
じゃ、ミャンマーとパラグアイはどちらが強いかというと、そりゃパラグアイだろう。
でも、ミャンマー戦はアウェーである。
あと、ミャンマーは明確に日本を格上と認識してくるので、ドン引きしてくる可能性はある。
日本がこれまで散々苦しめられてきた、スペースがない、シュートコースがない、という窮屈な試合展開になることは大いに考えられる。

じゃ、日本は苦戦する?
いや、そうでもないんじゃないかな。
今の日本は、昔よりドリブルの破壊力が上がってるから。
昔の日本はパス偏重でスペースを消されると詰まるばかりだったが、今ならサイド→センターのドリブルで強引にそこへ挑むこともできるだろ。
あとは、パラグアイ戦で見た密集の中でもワンタッチのパス交換でスルッと抜けていく形。
あれがハマれば、さすがにミャンマーも耐えられないはずだ。

何にせよ、キーパーソンは大迫だろう。
ミャンマー代表はDFにも高さがなく、上背のあるFWがカギになることは間違いない。
逆に永井のようにスピードで裏を狙うタイプは、ドン引きされて活きないかも。
…そうだ、永井はああ見えて跳躍力がバケモノゆえ、空中戦にも強いんだっけ。
ただし、最近の日本ってクロス→ヘディングシュートという得点のイメージがない。
相手に合わせて大迫と武蔵を並べるやり方もあるだろうが、そんないつもと違うことをやってもね…。

敵から危険な選手と見込まれるのは、大迫、中島、南野、堂安の4人。
マンツーマンDFではないにせよ、このへんはフリーにしてくれないはずだ。
だからこそ、5人目のフリーマンがカギを握るワケね。
それは、サイドバックの上がりだろう。
長友なのか、宏樹なのかは臨機応変にやるとして、とにかく彼らにワイドレーンを突かせて、ウィングはインサイドへ。
というやり方、向こうは百も承知だろうから、自陣に10人ぐらい残して全レーンを埋めてくるかと。
そういう時こそ、レーンを混乱させるナナメのドリブルである。
ドリブル→パス→ドリブル→パスで必ず網は綻ぶので、あとは隙を逃さずシュート。
そこから先の決定力ばかりは個の領域なので、うまくいくかどうかは分かりません。
大迫とか南野とか、かなりシュートの感覚は良さそうに見えるけど。

ハリルジャパンを思い出せば、ワールドカップアジア予選の初戦、絶対勝てると思われたシンガポール戦に引き分けている。
直前のテストマッチ、キリンチャレンジでは4-0の大勝をして万全だったのに、何が起きたのかよく分からない。
それを考えると、ミャンマー戦も油断大敵か。
いや、シュートを打てるところまでは絶対にイケると思う。
20本ぐらい打てるんじゃないか?
問題は、それが決まるかどうかである。

支配率は、おそらく日本が圧倒すると思うよ。
ただパラグアイ戦の支配率を見ると、日本49%、パラグアイ51%になっている。
パス本数は日本530本、パラグアイ535本。
パス成功率は日本82%、パラグアイ81%。
データとして見ると、結構意外でしょ?
ベストバウトともいうべきパラグアイ戦で、このスタッツ。
これ、日本の支配率が70%ぐらいいってしまうと、かえってバランスを崩す可能性があるかも。
じゃ、ミャンマー相手に五分五分のポゼッションができる?
逆に、難しそう…。
多分、ポイントはそこだね。
たまたまパラグアイ戦では黄金比が実現したが、明らかな格下が相手になると、その黄金比がかえって出せないパターンもあるワケだ。
ハリルの時のシンガポール戦は、多分そのパターンだったんだと思う。

あぁ、そうだ。
ゲーゲンプレスの開祖・ドルトムントには、ワザと敵陣で球をロストする戦術があったという。
敵陣でロスト→素早く奪回→ショートカウンター。
ウチも、そういうのに取り組むべきかもね。
2019/9/6(金)11:37

☆関西人
タフになった日本
前半で面白かったのは、中島の「リフティング」だね。
敵にはあれを挑発と解釈されたらしく、ガッツリと後ろから削られてしまった。

もちろん、中島は挑発のつもりでやったワケじゃないだろう。
じゃ、なぜあれをやったのかというと、私には全く分からない(笑)。
というか、言葉で説明できるようなプレーでなく、ノリ、フィーリングじゃないだろうか。
やはり、彼は天然なんですよ。
宇宙人なんですよ。
以前、レオザは中島をサイコパスと表現していた。
まさにその通りで、ちょっと常人とは違う神経をしてるんだと思う。

ただ気をつけてほしいのは、全く悪気はないのにああいうプレーで相手をイラッとさせ、ガッツリ削られて大怪我しちゃうこと。
小野伸二の悪夢再び…、とか勘弁してよ。

それでも、中島は全体的に良かったと思う。
ロストするなどミスはあれど、それを帳消しにするほどのビッグプレーをする男だ。
まさにファンタジスタ。
もともとファンタジスタって、安定感を売りにするもんじゃないでしょ。
安定感を求めたいなら、左サイドは中島じゃなく原口をチョイスすべきである。

それは右サイドにも言えて、久保くんはやはりファンタジスタなのよ。
それゆえ、安定感はない。
しかし、ドリブルひとつにもさりげなく2〜3個の小技が盛り込まれてて、そのディテールが見えてる人には鳥肌モノ。
それこそ絵画みたいなもんで、そのタッチの価値なんて分かる人には分かるだろうが、世間が騒いでるから同調してるだけで全く理解してない人も多いと思う。

一方、右のファーストチョイスになってる堂安は、久保くんのようなファンタジスタ、芸術家タイプではない。
どちらかというと、原口の方に近いよな。
このタイプに求められるのは、芸術ではないんだ。
求めたいのは建築であり、あくまで安定感である。
堂安もドリブラーだが、どっちかというと彼のドリブルの持ち味はキープ力。ハードワーク。
フィジカルは、小柄でもかなり強いよね。
試合後の採点表を見ると、点数は堂安が低くて久保くんが高くなってるけど、私から見て堂安はそこまで酷くなかったけどなぁ…。
採点してる人、堂安をファンタジスタだと勘違いしてるんじゃない?

左に中島を使う場合は、右を堂安に。
右に久保くんを使う場合は、左を原口に。
芸術と建築という感じで、森保さんなりにバランス感覚があるのかもしれないよ。

そして大迫。
彼は、どんどん本田化している。
センターFWというより、ほとんど司令塔だよね。
今の彼は完成の域に達し、プレーのクオリティは全盛期の本田を遂に超えたと思う。
彼が今のコンディションを維持する限り、日本がアジアで負けることはないんじゃないかな?
2019/9/6(金)1:07

☆関西人
パラグアイ戦
先発は、各メディアの予想通り。
意外だったのは、GK権田ぐらいかな。
でもよく考えたら、ポルティモネンセで全く試合に起用されてない権田には慣らし運転が必要だったワケで、これは彼が正GKという意味ではないと思う。

前半の躍動は、今までの復習にすぎない。
大迫や三銃士の活躍は、想定の範囲内である。
それよりこのテストマッチの意義は、むしろ大迫や中島や堂安らを下げた後半にあったかと。

久保くんの投入はトップ下じゃなく、右サイドだったね。
これは彼に慣れたポジションをやらせるという意味より、伊東のコンディションの問題では?
久保くんは躍動してたが、変に「史上最年少得点」を意識しすぎてた感もある。
もっと彼にはMFとしてやらせた方が、永井のスピード、南野の飛び出しを活かせた気も。
対角左の原口は、かなりMFっぽくスルーパスをキメてたもんね。
思うんだが大迫がいない場合は、両ウィングがタメてからのスルーパスで、センター2枚を裏へ走らせることを徹底した方がイイんじゃない?

期待のボランチ板倉は、途中投入でいまいちリズムに乗れてない感じがあった。
ロスト、何回かしてたし。
今は柴崎の相棒、橋本拳でイイかなと思う。
だって遠藤航はクラブで出場機会がなく、板倉はクラブでセンターバック起用。
その点、橋本はクラブでも同ポジションをレギュラーでやっており、一番安定したプレーを期待できる。

サイドバック安西は、意外に良かったかと。
対角右が冨安だったことを思えば、もっとイケイケでも良かったぐらいだ。
長友の後継者、って感じがしたね。
おそらく、今後杉岡とその席を争うことになると思う。

植田が途中投入されたのは意外だったが、なんか最近の彼は昔より足下がうまくなってる気がする。
目立たないけど、微妙に成長してないか?
普通、酒井宏→植田という交代なら「3バックに変更だな」と思うよね。
もちろん3バックにもできたはずだけど、あえてそうしない試み。
冨安右サイドバックは、以前からあった森保さんの構想だろう。
今回、室屋を呼ばなかったことにようやく納得がいった。
これは東京五輪代表でもオプションになるかもしれない。
サイドバックはセンターバックよりプレーエリアが広い分、彼のワールドクラスともいうべき身体能力の高さを存分に堪能できるわな。

とにかく今回の試合を総括した上での結論は、
【ミャンマー戦に負けるワケがない】
ということに尽きる。
いやホント、4-0ぐらいで勝てるんじゃない?
2019/9/5(木)22:29

☆関西人
パス
日本代表の特徴は、足の速い選手が複数いること。
永井、武蔵、伊東。
今回のA代表にはいないけど、浅野や大然も控えている。
こういうスピードスターたちを活かすには、足下へのパスじゃダメだ。
スペースへパスを出し、そこへ走らせる戦術が必要。

ただ、今の日本代表はあまりスペースへのスルーパスを出さない。
まずは、足下へタテパス。
そこからヨコパス→ドリブル、という展開。
今の日本の強みはドリブラーなので、スペースに出すより着実に足下で繋いでドリブラーまで球を運ぶのが王道である。
こうして足下→足下となると、持ち味を生かせないのが上記スピードスターたちなんだ。
「あれ?浅野が消えてるな…」と感じたことは皆さんも多々あるでしょ?
あれは浅野が悪いというより、スルーパス待ちで虎視眈々とライン裏を狙うストライカーは足下パスの連携に絡めないものである。

要は、ドリブラー軸とスピードスター軸は分けて考える必要があるということ。
中田英寿の時代はさほどドリブラーがいなかったので、中田は遠慮なくバシバシとスルーパスを出してたっけ。
しかし、スルーパス→抜け出し→シュート→ゴール、という連鎖は成功率が極めて低い。
よって、着実に足下で繋ぐポゼッションを日本は志向するようになっていったワケね。

そもそも、今の日本にスルーパスの名手はいるのか?
ひとり挙げるなら、やはり柴崎だろうか。
あともうひとり挙げるなら、私は久保くんだと思う。
つまり、トップ下を南野にするか久保くんにするかで、戦術は大きく異なってくる。
久保くん自身はドリブラーなので、足下のパスを欲しがるタイプ。
しかし一方で、出し手としてはスペースにパスを出すのを好んでる感じがする。
たとえば、永井と武蔵の2TOPの下に久保くんを置けば化学反応は面白いよ。
ついでに、右ウィングバックに伊東を置いたりしてさ。

もちろん、クサビを受ける大迫と、裏に抜ける永井とでは戦術が全く異なってくる。
大迫がいる場合は後ろに南野を置き、大迫に入ったクサビからの展開を南野に拾わせる。
永井がいる場合は後ろに久保くんを置き、久保くんのドリブルからのスルーパスに対して永井に反応させる。
どっちもありですよ。

久保くんのA代表入りは育成枠に見えて、意外と戦術的なニーズかもしれない。
彼がドリブル巧いことは十分に分かってることで、それより今回はスルーパスを見たいな。
そのスルーパスに伊東が走る、永井が走る、武蔵が走る、というシーンを見たい。
いつまでも中島のドリブル頼みじゃ、さすがにツマランからね。
2019/9/5(木)15:20

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