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過去ログ593 2019/8/28 11:43

☆関西人
サイドバック
久保くん報道の陰に隠れてるが、地味に欧州で頑張ってる選手もいる。
たとえば、安西がそうだ。
彼は、意外にもポルトガルリーグでレギュラーを確保している。
あまり待望論はないだろうけど、私は安西を五輪代表のオーバーエイジにするのも悪くないんじゃないかな、と思って。
だって、彼はサイドバックなら左右両方イケるから。
18名枠という狭い枠組みの中で、左右両方イケるサイドバックは便利な駒ですよ。

あと、五輪世代のサイドバックで気になるのが、菅原である。
彼はオランダリーグでレギュラーを確保し、ベストイレブンにも選出されたらしい。
年齢はまだ19歳、かなりの逸材だろう。
サイドバック起用が多いが、センターバックやボランチにも対応可能らしく、これまた便利な駒として五輪代表に使えるかもしれない。

五輪代表のサイドバックは、左の杉岡がほぼレギュラー確定した一方、右はまだ確定してない感じ。
コパでは、原、岩田が召集されたよね。
あと、召集はされなかったけど、レッズの橋岡も評価が高い。
そのいずれにも言えるのは、サイドバックとセンターバックの両方に対応できる選手だということ。
そのパターンでいうと、冨安だってセリエAでは右サイドバックだったわ。
あと、A代表でも実は酒井宏樹がセンターバック対応が可能な選手で、3バックになればセンターの右に使われる可能性もあると思う。

思えば、ザック時代には万年補欠かと思われてた酒井宏樹が、驚くことに今じゃ名門マルセイユの主力ですよ。
正直、あの頃は内田の天下が最低でも10年は続くと思ったんだけどね。
序列は、そんな予想通りはにいかんということだ。
だから、安西や菅原だって、何年後かには代表でレギュラーなってる可能性もあるワケです。

サイドバック、ホント扱いがここ何年かで変わったよね。
昔はサイドバックって、攻撃をやるには技術が足りない奴、守備をやるには体格が足りない奴の行き着く先だったように思う。
でも、今は違うでしょ。
それはやはり、モダンサッカーの守備戦術の進化による顛末なのよ。
プレスがどんどんと前へ前へといくようになって、ちゃんと球を持てるポジションは最終ラインの4人ぐらいになったワケさ。
だからセンターバックに昔のボランチ機能が移ったのはあるんだけど、センターバックはあまり前へ行けないからね。
前へ行けるのはサイドバックだ。
ということで、昔に比べてサイドバックはだんだんと攻撃のキーマンになってきた、ということ。

で、それがもうひとつ別の効果も生んでいて、たとえば4231、433というフォーメーションを世界に増殖させたと思う。
これ、サイドバックを自由にプレーさせない為、敢えてウィングというポジションをサイド高い位置に常設したワケね。
で、ウィングがいるからこそ、サイドバックにはそのウィングを潰す守備能力が求められるようにもなり、ややこしい話だが、ここまでくるとサイドバックを攻撃的にすべきか守備的にすべきか、もはや一般論では語れない時代になってきている。

森保ジャパンは、どっちにいくかな〜?
サイドバックを攻撃的にするか、守備的にするか。
というより、求められるのがサイドバックなのかウィングバックかすら分からないけど。
案外、森保ジャパンではサイドバックがキーマンになりそうな気がする。
2019/8/28(水)11:43

☆関西人
冨安デビュー
冨安がセリエAデビューを果たした。
optaでは、タッチ数と敵陣パス数でリーグ最多。
また、敵陣パス成功率はリーグ1位を記録したそうだ。
ポジションは右サイドバックだったのに、これだけ球を触ったのには驚きである。

セリエAでサイドバックといえば長友っぽいのをイメージするが、冨安のはそれとはちょっと違った。
がっつりディフェンダーである。
一対一の守備、冨安はホント強い。
サイドバックだからスピード面で大丈夫かと心配したが、見てると彼はかなり足が速いんだね。

なんつーか、高くて強くて、速くて巧くて、彼が日本人だということはすっかり忘れて見ていた。
完全にガイジンである。
今回は強豪相手じゃないからまだ分からないけど、もう既に冨安は十分セリエAで通用するレベルだと思う。
いずれ、センターにいきそう。

何よりイイなと思ったのが、彼の機動力、そのスピードである。
もともと彼って、あんなに足が速いんだっけ?
大型のセンターバックといえば、どっちかというとスピードにはやや欠けるイメージがある。
だけど、冨安は違う。
これは吉田の相棒としてサイコー。
日本のセンターバック陣って、昔はともかく今は高さでやられることがかなり少ないのよ。
それより、スピードで振りきられて失点するケースの方が多い。
吉田も31歳。
一時期、吉田俊足説がプレミアリーグで出ていたが、私はそれを信用してない(笑)。
できれば彼は足の速い奴とコンビを組むべきであって、今のところ、冨安以上の適任はいないだろう。

そして、↓に書いた通り、いまどきのサッカーはセンターバックが昔でいうボランチみたいな仕事をするようになってきている。
まずセンターバックが(もしくはサイドバックが)パスでゲームをコントロールする。
その点、冨安なら大丈夫だと思う。
また、彼はあれだけ高くて強いからゴール前で跳ね返すスタイルもOKなんだけど、一方で機動力があり、前に潰しにいく、球を奪いにいくこともできるDFだ。
たとえば中盤が1ボランチで、ボランチ脇のスペースを狙われた時に出ていくことができる。
まさに万能。

おそらく冨安は今後10年、日本代表最終ラインの中心になり、彼を軸とした上で相棒がチョイスされるようになるんじゃないかな?
今なら、経験値No1のDFリーダー吉田。
それも、いずれは昌子にシフトしていくと思う。
あるいは、植田や板倉もありか。
また相棒に逆足の左利きを求めるなら、畠中、中山にも可能性がある。

歴代のセンターバックで名選手を挙げるとするなら、私の中でレジェンドが3人。
井原、中澤、闘莉王である。
それに吉田を加えたのが、歴代センターバック四皇じゃないかと。
でも冨安なら、いずれ四皇の牙城を崩すかもしれない。
かつてヤットは、日本が一番世界と差があるのはセンターバックだと言っていた。
それは間違いじゃないにせよ、少しずつ差は詰まってきてると思う。
2019/8/27(火)12:28

☆関西人
柴崎の相棒
可変の中で柴崎が1ボランチになる流れは、ちょっと怖い。
だから遠藤航や板倉や中山と組ませるべきだという声があるワケなんだけど、確かエクアドル戦の終盤は柴崎1ボランチだったよな?

柴崎の持ち味は守備でなく攻撃なので、3列目でなく2列目で起用される例も結構あった。
とはいえ、彼自身は3列目起用を好んでいる。
3列目というチームのヘソの位置から、全体をコントロールをするのが好きなんだろう。

だけど近年の欧州サッカーを見てると、ボランチよりもまずセンターバックのクサビが軸である。
いかにCBから良いクサビが出るかがキモで、ボランチはそのクサビを受け、尚且つ球をロストすることなく前を向くのが重要な仕事さ。
そこが一番大事なポイントで、ただの守備的MFじゃダメなのよ。
基本、ボランチが後ろに下がって球を貰いにいくようなチームはつまらん。
ある程度の高い位置で受け、敵を引き付けつつも前を向いて配球、ということを難なくやってほしい。
柴崎は、それができる選手だよね。

もちろん、柴崎の相棒にもそれを求めねばならん。
それはパス技術のみならず、詰めてくる敵をかわし、ロストせず、ちゃんとキープする技術。
フロンターレが一時期中盤底を憲剛+大島にしてたのも、まず最終ラインからクサビを入れられる谷口の存在ありきで、そのクサビをうまく処理することを期待しての憲剛+大島だったんじゃないの?
ボランチで一番あってならないのは、その位置でロストしてしまうこと。
パス能力云々以前に、まず球を取られないこと。
キープする技術のない奴は、ボランチをやってはいけない。

昔から【ボランチ=パス能力】というイメージが強いけど、いまどき、前さえ向いていれば巧いパスを出せる選手なんてたくさんいるんだよ。
そういうのじゃなくて、進行方向に後ろ向きだったところから巧くターンし、きちんと前にベクトルを作れる能力こそがボランチに一番求められるところ。
柴崎はともかくとして、遠藤航、橋本、山口、守田、三竿、中山、板倉あたり、そういう技術あるのかな?

私は思うんだけどさ、日本人でそういうのが一番巧い選手って、大体がボランチじゃないのよ。
パッと思いつくところを挙げても、香川でしょ。清武でしょ。家長でしょ。久保くんでしょ。
あとはスペ体質とか何のかんの言いながら、やはり最後には大島か…。


・・・・南野
・・中島・・久保
堂安・・・・・・酒井
・・柴崎・・大島
・昌子・吉田・冨安
・・・・シュミット

はい、こういうフォーメーションを想像してみて。
マイボールになった時、まず中島と久保くんが敵陣深くに侵入していく。
それに呼応して、「偽ウィングバック」の堂安がインサイドへ。

中島・・南野・・久保
・・・・堂安
・・柴崎・・大島
・・・・・冨安
昌子・吉田⤴・酒井↙↙
・・・・シュミット

敢えて冨安をややフォアに出し、柴崎と大島の背後をケアさせる。
冨安の背後は、酒井が絞ってケア。
こういう面倒なことしてまで、なぜ柴崎+大島なのか。
それは、利点があるからさ。
まず、中盤の構成力が左右対称、シンメトリーになるでしょ?
せっかく左に中島、右に久保くんがいて前がシンメトリーなんだから、起点もまた左右シンメトリーにしとくべきである。

あと、柴崎と大島って似たタイプでしょ。
ふたりとも、5手先のビジョンを脳内に描いてプレーするタイプである。
だとすりゃ、大島がパスを出した時に柴崎だけがビジョンを理解して反応した、みたいな高次元のシンクロはあり得ると思うんだわ。

このふたり、確か同学年だよね。
五輪世代では柴崎がロンドン、大島がリオだから先輩後輩に見えるけど、それは単に大島が1月生まれだから下に回っただけのこと。
ふたりは、同期のライバルなんですよ。
かたや青森山田、かたや静岡学園という名門のプリンス。
大島は高校の頃からスペ体質で、なかなか直接対決はなかったみたいだけど。
珍しく直接対決した時は、大島が勝ったみたいだよ。
そういや、ロシア大会の時もギリギリ直前まで大島がレギュラー組、柴崎がサブ組だったよね。
ただし大島が少し傷んだみたいで、本番は柴崎スタメン。
以降は、完全に柴崎が日本代表の中軸になった。
でも、実力は間違いなく僅差なのよ。
もってるか、もってないかの違いだけで。

柴崎はもってるな〜と、最近は中古車のガリバーのCMを見てつくづく思うんだわ。
あのCMで太鼓叩いてるハッピ姿のオンナノコ、カワイイな〜、フェロモン出とるな〜と私は軽く勃起したけど、よく見たら柴崎嫁じゃないか!
柴崎も大島も無口で寡黙なキャラは共通してるんだけど、なんか着地点が違うよね。
かたや嫁が芸能人で、かたや嫁が一般人。
かたやスペインリーグで、かたやJリーグ。
かたや態度がふてぶてしく、かたや謙虚で腰が低い。

だけどこのふたり、代表でボランチコンビで見てみたいと思わない?
なんか、凄い化学反応が起きる気がするんだ。
大島は、どうせ怪我するって?
いや、大島はスペ体質とか言う割に、常にフロンターレでは年間30試合ほど出場してるんだよ。
よく考えたら、毎年30試合に出られる選手をスペ体質と揶揄するのもおかしな話である。
2019/8/27(火)0:55

☆関西人
模索
久保くんは右サイド起用されることが多いんだけど、見てるとプレースタイルは割と中島に近いよね。
同じレフティの堂安よりも。

昔、セレッソで香川+乾コンビが神がかってた時があったのよ。
なぜ神がかってたのかというと、それはふたりが微妙に似てたからだと思うんだ。
ある程度の類似性があるからこそ、ふたつの才能がシンクロするんだよね。
翼くんと岬くんも、そうでしょ。

で、私は代表で中島と久保くんを2シャドーな感じで並べちゃうのもありかな、と思ったりする。

・・・・南野
・・中島・・久保

シンクロをMAXにする為、トップは大迫じゃなくて南野にしてみた。
南野がターン、みたいなイメージね。

三銃士の一角、堂安がおらんじゃないか、とツッコみたい人もいるだろうけど、堂安はシャドーじゃなくてサイドハーフに回ってもらおう。

・・・・南野
・・中島・・久保
長友・・・・・・堂安
(原口)・・・・・(伊東)

堂安は馬力があるからね。
左利きだし、そのうち長友や原口が劣化してきたら、堂安は左サイドハーフに回ればイイと思う。
いや、劣化待ちじゃなく、もう今からそうしたらイイさ。

堂安・・南野・・伊東
⬆・中島・・久保・⬆
⬆・板倉・・柴崎・⬆
・昌子・吉田・冨安
・・・・シュミット

堂安は長友みたいなタイプじゃないから、基本、守備を期待してはいけない。
もちろん、そうすると最終ラインのサイドが空いてヤバいので、ボランチの一角が下りて4バックに変更。
いわゆる、サンフレッチェ式だね。

堂安・・南野・・伊東
・・中島・・久保
・・・⤵柴崎←
昌子←板倉_吉田→冨安
・・・・シュミット

サンフレッチェなら森崎が下りて、青山が1ボランチになる。
日本代表の場合なら、板倉が下りて、柴崎が1ボランチになる。

でさ、柴崎の目の前には3つの三角形があるのよ。
図を見ればお分かりのように、▽がふたつと△がひとつ。
どの三角形を使うか、柴崎の戦術眼が楽しみである。

じゃ、別のパターンね。

・・・・南野
・・中島・・久保
堂安・・・・・・酒井
・・板倉・・柴崎
・昌子・吉田・冨安
・・・・シュミット

単に、右ウィングバックを伊東から酒井宏樹に替えただけなんだけど。
酒井の場合、可変でサイドFW化させるよりは普通にサイドバック化させた方が活きると思うので、ここでは↓の可変をイメージしたい。

中島↖・南野・↗久保
⤴⤴⤴⤴堂安
・・板倉・柴崎・酒井
←昌子←吉田←冨安⬇
・・・・シュミット

はい、中島と久保くんがサイドFW化し、左から堂安が中に絞ってくるワケです。
これはこれで、悪くないと思うぞ。
このパターンなら、敢えて柴崎の相棒を半CBの板倉にしなくてもイイかと。
柴崎+攻撃的ボランチという形、オプションとして準備しておくべきだな。
2019/8/26(月)0:46

☆関西人
久保くん、中島
しかし、18歳でスペインのトップリーグに到達するとは、久保くんはFIFA規約からバルサユースを外れて日本に帰国するという迂回せざるを得なかった流れ、逆にラッキーだったかもね。
正攻法でひとつひとつユースのカテゴリーを上がってたら、ここまでたどり着けたかどうか分からん。
インファンティール→カデーデB→カデーデA→フベニールB→フベニールA→バルサB。
ここまで全部クリアして、初めてスペイン3部リーグ到達なんだから。
彼はバルサユースのラインから一度外れたことにより、逆にうまいことスキップできたんだ。

一方、レアルのカンテラで正攻法で頑張ってる中井卓大くん。
今はまだカデーデかな?
そしてバルサBの安部もうまいこと潜りこんだとはいえ、とりあえず3部リーグ修行である。
重鎮の香川、柴崎、岡崎は2部リーグ。
これら偉大な先輩たちを差し置き、久保くんは若くしてポールポジションをとったワケだ。
ああ見えて、なかなかのやり手だと思わない?
策士だよね。
マジョルカに決まる前、久保くんは一回バジャドリードを断ってるじゃん?
じゃ、なぜマジョルカはOKだったの?ってことさ。
このへんの駆け引き、必ず何らかの裏がある気がする。

さて、もうひとりの日本のエースについて。
中島のことね。
彼はポルトに入ったばかりの大事なこの時期、奥さんの出産に立ち会う為、緊急帰国だという。
お陰で、大一番のベンフィカ戦に欠場確定らしい。
これには、賛否両論あるだろう。
「ゆとりかよ!」とツッコミたい人もいるはず。
一方、「よき夫だ」と感心した人もいるはず。

私は、中島らしい決断だと思う。
もともと中島は、価値観が分かりにくいところがある。
以前の中東リーグ移籍についても、多くの人が「はぁ?」と思ったけど、本人はニコニコして「楽しい」とコメントしていた。
そのくせ、半年で中東を離れた(笑)。
ホント、よく分からない。
宇宙人だよ。
キャラクターとして、コイツはマジで変わった奴なのかもしれないね。
いわゆる、ホンモノの天然。
中島は天然だと考えたら、あのプレースタイルも納得できるような気がしないか?
やや守備で穴になってるのも、彼が天然だと考えたら許せる気がする(笑)。

しっかり者の末弟と、ちょっと天然のお兄ちゃん。
日本の将来を背負って立つ、ふたりのエース。
逆に、意外と相性良かったりして(笑)。
2019/8/25(日)0:52

☆関西人
久保くん、マジョルカへ
久保くん、マジョルカにレンタル決定らしい。
マジョルカって、昔大久保や家長が行ったところだと思う。
マヨルカ島にあるクラブだよね。
レンタル期間は来年6月まで、しかし買い取りオプションはなし。
マジョルカは、さほど強いチームとは思えない。
おそらく、残留ラインぎりぎりのチームだろう。
だからこそ、18歳のルーキーにレギュラーを託すだけの度量があるかは怪しく、いきなりのスタメンはさすがにないんじゃない?
まずは、途中投入からだろうね。

買い取りオプションがないので、おそらく1年で久保くんはレアルに戻ることになる。
その戻る時に、レアルBに戻るかトップチームに戻るか、だね。
全て、マジョルカでの活躍次第。
でも、1年後も相変わらず外国人枠問題はあるだろうからなぁ…。
レアルの若手は久保くんだけじゃなく、ロドリゴもいるワケで。

あと、マジョルカで久保くんがどのポジションを与えられるか、だね。
普通に考えれば右サイドMFなんだろうけど、こればかりは怪我人などチーム事情も絡んでくるから分からん。
そのポジション次第で、五輪代表の構想も変わってくるわな。

聞けば、このチームは2期連続の昇格で1部にたどり着いたとやら?
少し前は3部リーグだったってこと?
奇跡のチームじゃないか。
これは監督さんが優秀なのかもしれんし、その昇格の原動力になった既存戦力は監督さんの信頼が厚いだろう。
久保くん、大丈夫かな。

まぁ、焦ってもしようがないね。
しばらく、余裕をもって見ましょうよ。
「ワンピース」でいうところの、3D2Y。
「ワンピース」の時系列には、2年間の空白があるんだ。
久保くんの場合は、2年後というより1年後か。
ルフィが飛ばされて行き着いた先は女ヶ島だったが、そこで師匠レイリーに稽古をつけてもらったワケね。
久保くんの場合は、飛ばされた先がマヨルカ島。
マジョルカでレイリーに出会えるだろうか。
そして、ギア4を会得できるだろうか。

東京五輪代表目線でいえば、久保くんはスペイン、冨安はイタリア、堂安や板倉らはオランダ、大然がポルトガル、その他は日本といった感じで皆が世界各地バラバラに散ってるんだけど、1年後には東京で集合しましょう。
そして、そこで各々に修行の成果を是非見せてほしい。
2019/8/23(金)11:40

☆関西人
シン森保ジャパン
「シンヱヴァンゲリヲン」って知ってる?
これは「序」→「破」→「Q」に続く「ヱヴァ」劇場版の4作目で、シリーズ完結編になるらしい。
公開は、2020年の6月。
うわっ、東京五輪とモロかぶりじゃん!
来年6月は世界中からたくさんの外国人が来てると思うが、敢えてそんな時期に「ヱヴァ」の新作公開とは…。
庵野さんのことだから、このへんは確信犯だろうなぁ。

それにしても、「シンゴジラ」に続いて「シンヱヴァンゲリヲン」。
さらに庵野さんは、「シンウルトラマン」を手掛けるとのこと。
そのうち、「シンナウシカ」を手掛けるという噂も…。
というか、「シン」って何?
敢えて、カタカナで「シン」。
その意味は新とも真とも神とも解釈できて、どうぞお好きに解釈して下さい、ということらしい。
庵野さんらしいセンスだと思う。
そもそも彼のセンスは、「序」→「破」→「Q」からしてユニークでしょ。
というか、「序破急」という日本語がある前提は一応皆さんも分かってるよね?
その「急」を「Q」とするあたりが、庵野流の遊びである。

で、「シンゴジラ」にせよ「シンヱヴァンゲリヲン」にせよ「シンウルトラマン」にせよ、みんなリメイクである。
新解釈というか、真解釈というか、本家を超越したパラレルワールドとでもいうべきか。
「シン」って、そういう古典に対するオマージュということね。

じゃ、サッカーの話。
ここでは、森保ジャパンの序→破→Qを振り返ってみよう。

【序】アジアカップ2019

・・・・大迫
中島・・南野・・堂安
・・柴崎・・遠藤
長友・吉田-冨安・酒井
・・・・東口

【破】キリンチャレンジ2019夏

・・・・大迫
・・中島・・堂安
長友・・・・・・酒井
・・守田・・柴崎
・畠中・昌子・冨安
・・・・シュミット

【Q】コパアメリカ2019

・・・・岡崎
中島・・久保・・三好
・・板倉・・柴崎
杉岡・冨安-植田・岩田
・・・・川島

はい、3作が終わって、完結編の「シン森保ジャパン」は2020年6月、東京で見られるはずです。
ちょうど「シンヱヴァンゲリヲン」が公開されるのと同じタイミングでね。

【序】では、中島ら三銃士をクローズアップした。
そして【破】では、4231を3421に変換するという新たなチャレンジを。
そして【Q】では、既存組と五輪世代組との融合を試した。
この序→破→Qという3つの流れを踏まえると、4作目の完結編は「Q」のメンバーを軸としつつ、「破」で見せた3421という新たなフォームで仕上げるような気がする。

【シン森保ジャパン】

・・・・◯◯
・・久保・・三好
杉岡・・・・・・堂安
・・板倉・・柴崎
・中山・冨安・岩田
・・・・シュミット

こういうイメージ?
まぁ、きっとシン森保ジャパンは、3度のJリーグ優勝を成し遂げたサンフレッチェを古典としたチームですよ。
ちょっと思いつかなかったけど、↑の◯◯は佐藤寿人のコンセプトじゃないだろうか。
2019/8/22(木)11:04

☆関西人
五輪代表
仮に今後しばらく、A代表≒五輪代表になるとして、その叩き台になるのはコパ代表だろう。

【コパ代表】
・・・・岡崎
中島・・久保・・三好
・・柴崎・・板倉
杉岡・冨安-植田・岩田
・・・・川島

見ると、オーバーエイジが5名。
これは多すぎ。

まず、私は中島が要らんと思う。
この世代のアタッカーには、他にも堂安や安部や大然や中村敬や食野もいて、むしろ飽和状態だから。

植田のところは、そうだな〜、そりゃ昌子あたり来てくれると心強いけど、でもこの世代のセンターバックはむしろ層が厚いよ。
もともと、長いこと冨安+中山コンビでやってきたんだろ?
無理してオーバーエイジを使わなくてもイイと思う。

柴崎のところは、さすがに彼の代わりはおらんか…。
コパでは、柴崎+板倉がまぁまぁ機能した。
それをベースとしつつ、あとはトゥーロンで評価された田中碧を試してもらいたい。

FWは上田や小川がまだ計算できないので、誰かひとり欲しいね。
でもオーバーエイジは、確か大迫が無理なんじゃなかったっけ?
じゃ、武藤、鎌田、浅野、北川、武蔵、オナイウあたりがくる?
個人的には、リオ五輪に召集されながらクラブ事情で断念した久保裕也に再チャンスをあげてほしいわ。

GKは、川島はさすがに年齢ギャップがありすぎるとして、中村航あたりの世代がイイんじゃないかと思う。
中村、最近J2で調子どうなんだろうか?

じゃ、ここで五輪代表シミュレーションを。

【FW】
・オーバーエイジ
・上田
・前田

【MF】
・堂安
・三好
・安部
・久保くん
・オーバーエイジ(柴崎)
・田中碧
・板倉

【DF】
・冨安
・中山
・杉岡
・菅
・岩田
・橋岡

【GK】
・オーバーエイジ
・大迫

この世代は3バックをやる可能性があるので、この構成では守備の駒が足りないかもしれん。
じゃ、攻撃陣をもう少し削る?
年齢的には次のある久保くんあたり、敢えて外すべきだろうか。

そもそも18名って、絶対に足らんのよ。
スタメンが11名だから、リザーブは7名でしょ?
7名で全ポジションをカバーできるワケないじゃん。ポジションは11あるんだから。
だから11-7=4、自分はセンターバックとサイドバックとボランチの3つをできますよ、みたいなユーティリティが最低でも4人はリザーブに入る計算になる。

で、問題はそのユーティリティ選手なんだ。
たとえばユーティリティのサイドバックが、スペシャリストのサイドバックと同じクオリティでプレーできるのかという問題。
多分だけど、スペシャリストにはかなわんでしょ。
つまり、ユーティリティをたくさん使う18名のチームは、理論上、最強にはなり得ないということ。
でも、それはウチだけの話じゃなく、対戦する敵も同じ条件である。
逆に、ウチはそっちの畑、敢えて弱みの畑の方に敵を引きずりこんで勝負をかけるべきかもしれないね。
敢えて、ユーティリティ勝負だ。
2019/8/22(木)1:05

☆関西人
若手
三好のベルギー移籍が決まったみたいだね。
行き先は名門アントワープ、レンタルで来年6月までだそうだ。

レンタルで来年6月までというのは、先日ポルトガルに移籍した前田大然と同じである。
間違ってるかもしれないけど、これらを主導してるのは全て協会じゃないか?
東京五輪組の底上げの為、敢えて本番まで欧州で修行をさせる。
ここにきて急遽レンタルが決まっている若手は、きっと多くがそうだと思う。
だってさ、所属クラブ側とすれば、海外に出してしまうにはあまりにもタイミングが早すぎるでしょ?
なのにどこも快く送り出してるのは、ある意味で不自然。
多分、何らかの圧力があるんだろう(笑)。
久保くんのレアル、安部のバルサ、食野のマンチェスターシティあたりはさすがに別口かもしれないけど、それ以外のやつは怪しくない?
中村敬斗とか、菅原由勢とか。
伊藤達哉のシントトロイデン行きなんかも、裏で協会が絡んでるんじゃない?

思うに、イマドキは海外移籍ってハードルが高くないんじゃないかと。
特に中堅国への期限付レンタルとなると、簡単に実現してしまう。
日本サッカー協会が「パートナーシップ協定」をベルギーと締結したのは、去年のことだ。
こういう協定、何の意味があるのか不思議に思ってた人も多いだろうけど、こういう形できちんと意味があるワケです。
もちろん、入団してから試合に出るか出ないかは選手の頑張り次第だけどさ。

それはそれとして、三好には頑張ってほしい。
普通、五輪代表ってのはアジア予選を通じて鍛えられていくもんだけど、今回はホスト国ゆえ、その予選がない。
じゃ、何か別の形で強化をしていかなきゃならんワケだ。
今の強化コンセプトは、「個の底上げ」だろう。
堂安、冨安、中山、板倉、前田、三好、久保くん、安部、菅原、中村敬、伊藤などなど、海外で武者修行してる五輪組は多い。
今ざっと挙げただけでも10名以上いるんだから、五輪チーム枠が18だと考えりゃ、オーバーエイジを含めて考えると↑のメンバーは全員入れないんだけどね。

昔の五輪代表といえば、海外組はおろか、Jリーグでもレギュラーじゃないメンバーが結構多かったんだけどなぁ。
そう考えると、今回の五輪代表はなかなかの選手層ですよ。
協会、つくづく本気なんだと思う。
聞けば、今秋以降の代表戦は若手の召集が中心になるらしい。
つまり、これからはA代表≒五輪代表になるワケだ。
2019/8/21(水)10:59

☆関西人
格付
柴崎がデポルティーボで先発し、高い評価を得たようだ。
別に、驚くことは何もない。
確か柴崎は欧州挑戦の初年度がスペイン2部で、その時からもう既に通用してたじゃないか。
一度経験した2部で、今さら通用しないワケがないだろう。

ところで、スペイン2部とは一体どのぐらいのレベルなのか?
これが非常に分かりにくい。
欧州中堅国の1部リーグと比較したら、上か下かもよく分からない。
分からないなら、大体同じぐらいだということにしておこうか。

ざくっと、欧州4大リーグの1部を「上位」として、中堅国リーグの1部と4大リーグの2部をまとめて「中位」ということにしておく。
フランス1部リーグを中位とするのは違和感あるが、それを言い出したらキリがないのでご勘弁を。
で、Jリーグをそれよりやや下の位置付け、「下位」にしておこうか。
Jリーグはそこまでレベル低くない!と思われるだろうが、これも言い出したらキリがないのでご勘弁を。

では現在の代表メンバーを、その上位、中位、下位という3つのカテゴリーで分けてみよう。
上位→◎、中位→◯、下位→△で表現します。

【日本代表23名(仮)】

・大迫→ブレーメン(ドイツ1部)◎
・鎌田→フランクフルト(ドイツ1部◎
・南野→ザルツブルク(オーストリア1部)◯

・香川→サラゴサ(スペイン2部)◯
・原口→ハノーファー(ドイツ2部)◯
・中島→ポルト(ポルトガル1部)◯
・伊東→ゲンク(ベルギー1部)◯
・堂安→フローニンゲン(オランダ1部)◯
・柴崎→デポルティーボ(スペイン2部)◯
・山口→ヴィッセル(日本1部)△
・遠藤→シュトゥットガルト(ドイツ2部)◯

・吉田→サウサンプトン(イングランド1部)◎
・昌子→トゥールーズ(フランス1部)◯
・冨安→ボローニャ(イタリア1部)◎
・中山→ズウォレ(オランダ1部)◯
・板倉→フローニンゲン(オランダ1部)◯

・長友→ガラタサライ(トルコ1部)◯
・酒井→マルセイユ(フランス1部)◯
・室屋→FC東京(日本1部)△
・杉岡→ベルマーレ(日本1部)△

・川島→ストラスブール(フランス1部)◯
・シュミット→シントトロイデン(ベルギー1部)◯
・東口→ガンバ(日本1部)△

はい、◎が4名、◯が15名、△が4名ということで、◯が圧倒的シェアを誇ってるワケね。
少し前ならドイツ1部が多く、◎の数が今より全然多かった。
とはいえ、私は日本代表が堕ちたと思わんよ。
中堅国でも、ポルトやザルツブルクやゲンクなどは世界クラブランキングでそこそこの位置にいて、4大リーグの下位クラブと比べても上と考えてイイぐらいである。
私は、今がまさに日本代表の身の丈に合ったクラブ構成になってると思う。
中盤に◎がないのが寂しい?
いや、そのうち久保くんがレアルでトップ昇格してくれりゃイイんですよ。
2年待とう。
2019/8/20(火)10:26

☆関西人
天才、秀才
5レーン理論。
こういうのは、学問なんだよね。
割と日本人は、こういう教科書を一生懸命やるんですよ。
分からないからこそ、マニュアルを完璧マスターしようとする。
だけど、多分ブラジル人なんかはマニュアルをあまり意識してないと思うんだ。

なんていうかな、日本人は学校で英語を勉強するでしょ?
教科書で、動詞には一般動詞とbe動詞があって、主語が三人称単数の時には動詞にSが付いて、みたいな文法から始めるワケよ。
メンドくさいよね。
でも英語が全く分からないところからスタートするので、まずそこから始めざるを得ないんだ。

一方、我々は幼稚園児の時点で日本語をもうかなりの部分マスターしてたワケで、でも文法なんて全く知らない状態でも喋るところまではいけたよね?
国際的に日本語は「世界一難しい言語のひとつ」らしいが、いちいち教科書使わずとも、なぜか日本語は覚えられたという摩訶不思議。
逆に、教科書使って「助動詞の活用は…」みたいなところから始められたら、私なんてアホだから日本語をできなくなってたかもしれない(笑)。
案外、そういうもんじゃない?
ブラジル人がサッカーうまいのは、教科書使って一生懸命勉強したからではない。
何となく、日常の中で身につけていったんだろう。

いや、言語の話ではイマイチしっくりこないか。
じゃ、お笑いの話。
お笑い芸人も今はNSCとかの学校みたいなモノがあるんだけど、NSCって教科書使ってお笑いを教えてると思う?
多分、違うよね。
お笑いにも文法みたいなモノはおそらくあるんだろうけど、そういう学問としてお笑いを学んだ芸人など聞いたことがない。
そもそも、昔はNSCみたいなモノすらなく、芸人になりたかったら誰かに弟子入りしなきゃならなかったんだ。
でも弟子入りしたからって師匠の講義を受けるワケでもなく、そこでやるべきことは師匠の身の回りの世話だったりする。
そうして密着してる間に師匠の芸を見て技を盗め、という意外と雑な養成スタイルさ。

いや、そんな弟子入りとかせず、NSCみたいなところにも行ってない芸人だってたくさんいるだろう。
確か、とんねるずとかそうだよね。
彼らは、お笑いを基礎からしっかり学んだ経験などないはずだ。
完全に独学、我流。
実際、ふたりの関係はボケ・ツッコミすら曖昧で、ネタで漫才とかはできないコンビかもしれない。
だからこそ表現が自由で、彼らにしかできない芸のスタイルにまで到達したんだと思うけど。
とんねるずの笑いを作ったのは、明らかに学校の友達との悪ふざけである。
そこに教科書は全くなく、ただ友達というオーディエンスがいただけ。
案外、雑な育ち方だよね。

いや、別に日本のきっちりした教科書教育を否定したいワケでもないのよ。
教科書をきっちりやることの良さは、必ずあるはずだから。
でも、教科書で天才を作ることはできないだろう。
天才は作るものでなく、湧くものだと昔から言われてるワケで。
それは天然資源、天の恵みみたいなもんですよ。
ただし、日本は「資源の乏しい国」だから才能を養殖する必要があるんだ、という考え方もあるだろう。
だから教科書が大切なんだ、と。
天然の才能が乏しいからこそ、万人に理論を叩き込む必要があるんだ、と。

サッカーでも、そういう官僚的な発想からナショナルトレセンが約30年前に稼働し、その効果は確実に出ている。
日本の偏差値は、確実に上がってると思わない?
それは特に最近の若手の活躍を見てて、つくづく感じるわ。
でも天才なんてのは、そういうきっちりした日本の管理教育と全く別のところからフッと現れるものなんだろうね。
バルサユースで育った久保くんとか、高校中退して単身ブラジルに渡ったカズとか、明らかに日本の教育が関与しないところから天才が現れているワケで。

今後も、日本国内で秀才を養殖し、一方で天才を国外から逆輸入するような流れは続くんじゃないだろうか。
そして、秀才と天才を融合する。
天才は、とにかく出現を待たなければならない。
それよりまず優先は、ちゃんと秀才を養殖することだろう。
2019/8/19(月)10:24

☆関西人
香川は、まだ使える
香川真司が、レアルサラゴサの試合に先発をした。
やはり香川クラスともなると、初めての先発でも貫禄を感じさせてくれるわ。
周囲選手たちからのリスペクトすら感じた。
香川は、欧州だと我々が思う以上のスターなのかもしれない。
逆に我々日本人は、彼にややヘタレのイメージがあるでしょ?
欧米人にはまだその微妙なニュアンスを嗅ぎとれず、華奢な東洋人にはオリエントの神秘性を感じてくれている。
言ってみりゃ、カンフー映画に出てくる拳法の達人みたいなイメージなんだろうね。

香川はまだトップコンディションじゃないだろうが、粛々とチャンスメイクの仕事をしていた。
4231のトップ下ながら、ストライカーではなくチャンスメイカー、司令塔。
割と下がり気味の位置で球を受け、パスを出す。
やっぱコイツ、いずれボランチやらせてもイイんじゃないかな、と思った。
ただ彼の場合、ボランチとしての守備力はあまりないだろう。
おそらく、柴崎よりも劣るかと。
そこが悩ましいところだ。

・・・・大迫
中島・・南野・・堂安
・・香川・・遠藤
中山・昌子-冨安・酒井
・・・・シュミット

ボランチとしてなら香川は前に侵入してナンボなので、実質、中盤底は1ボランチになってしまう。
で、ここは「偽サイドバック」が欲しいところ。
中山雄太がひとつ上がって中盤底を埋め、昌子・冨安・宏樹は左にスライドして3バックを形成。

・・・⤵⤵南野
中島→大迫⤴⤴堂安←
・・・・香川
↗↗中山⤴⤴遠藤
↗昌子←冨安←酒井←
・・・・シュミット

まぁ、香川は「偽ボランチ」といったところか。

基本、サイドバックがオーバーラップしないシステムである。
でも実際、ウィングが中島、堂安、伊東、久保くんあたりになれば、サイドバックのオーバーラップによる援護はさほど要らんのでは?
それより可変システムの中で、インサイドをきっちり固めていった方がイイように思う。
中山雄太、板倉あたりのDF・MFの両方をこなせる若手は、こうした可変システムの中で非常に便利な駒である。

そして香川ボランチ案については、もし柴崎に何かアクシデントがあった時のオプションとして、私はマジメにありだと思っている。
↑の図を見ての通り、香川が前に侵入することで、大迫、南野、中島、堂安、それに香川を加えて合計5名、ちゃんと5レーンを押さえられるんだよ。
ちなみに、今は長友が最前線までオーバーラップすることにより、5枚を揃えて5レーンを押さえている。
でも長友だって、いつまでも上下動できるほど不老人間じゃないだろうからね。
新たなシステムは、いずれ開発していかねばなるまい。

もしサラゴサ同様、香川を4231のトップ下として代表でも起用するなら、私なら↓のフォーメーションにする。

・・・・南野
中島・・香川・・堂安
・・柴崎・・遠藤
長友・昌子-冨安・酒井
・・・・シュミット

はい、大迫を外すんですよ。
今の香川は、チャンスメイカーだからね。
チャンスメイカー型のFWである大迫と組ませるよりは、ストライカー型の南野と組ませたい。
で、香川はトップ下と言いつつ、結構後ろに下がる。
で、その空けたスペースに中島と堂安がサイドから切り込んでくるワケさ。
実質、↓の形になるのかな?

↑↑・・←南野→
長友→中島⤵⤵←堂安←
↑↑・・・・香川
・・柴崎・・遠藤
←昌子←冨安←酒井←
・・・・シュミット

結局、こうなると香川は「偽トップ下」になるのかもしれないね。
2019/8/19(月)0:09

☆関西人
3バック
最近、Jリーグでも3バックが増殖してるよね。
少し前まで、ダサいとされていた3バック。
時代は変わるもんである。

なぜ近年、3バックが復権してきたのか?
それは今まで何度も書いてきてるけど、5レーン理論から導かれた顛末だと思う。
ピッチには、センター×1、ワイド×2、ハーフスペース×2の合計5つのレーンがあるとされている。
攻撃の際はカブらないよう、この5レーンを選手が走るのがモダンサッカーの基本。
守る側も当然このレーンを守るんだが、4バックだと駒が4枚ゆえ、5つのレーンには対応しにくい。
よって、5バックもありじゃない?という発想が出てきたんだ。
昔は5バックを悪としてきたが、今はそうでもなくなってきている。
で、その考え方から3バックが復権するようになってきた。

でも、昔は3バックが4バックに勝てない要素として、サイドの数的不利があると指摘されてたんだ。

▼・・▼・▼・・▼
・・▼・△・▼
▼・△・▼・△・▼
△・・△▼△・・△
・△・・△・・△

△が3421で、▼が4231。
見ての通り、両サイドのレーンは△が1枚に対して▼が2枚で、もし後ろでフリーになってるサイドバックがオーバーラップしてきたら、おそらくアウト。
「サイドを制する者が試合を制する」が常識とされてた10年前、だから3バックはダメなんだ、という話になっていた。
でも、最近はそのへんの話が少し変わってきてて、もしサイドを突破されても、中を固めておけば点を取られないでしょ、という発想になっている。
確かに、それはそうだ。
仮にサイドレーンを取られたところで、サイドレーンからではシュートを打っても角度がなくて得点は無理なんだよ。
つまり、サイドレーンからセンター、もしくはハーフスペースに球を移さないとシュートコースを確保できない。
じゃ、守る側とすればサイドよりハーフスペースとセンターを守ることを優先すべき、そっちに人数を割くべき、ってことになるよね。
あ、それって3バックじゃん、ってことなんだ。

じゃ、今はサイド突破するサッカーはダメなのか?という話になる。
別に、ダメではない。
ただし、サイドをエグってセンタリング、という昔からあるスタンダードな攻撃が、なかなか得点にならないことは皆さんもお気づきだろう。
だから、イマドキのサイドアタッカーはタテに抜けるのでなく、ヨコ、もしくはナナメに切り込んでいく。
サイドレーンではなく、ハーフスペースの方にレーン移動をするんだ。

「サイドを制する者が試合を制する」が10年前の価値観だとして、今は一周して再び「インサイドを制する者が試合を制する」に回帰してるのかもしれない。
30年前に3バックが流行った時は、442に対して352が中盤で駒数が優位になるので、「中盤を制する者が試合を制する」というロジックだったかと記憶している。
それに近いことが、今また起きていると考えてほしい。
たとえば、「偽サイドバック」なんかがそうだよね。
サイドバックがタテにオーバーラップするのでなく、敢えてインサイドに入ってくるんだから。

なんていうかな、オセロで「角を取れば勝てる」みたいな常識が我々にはあるでしょ?
でも、オセロ名人ほど「それほど角は関係ない」とか言うワケよ。
角を取るのは戦術のひとつにすぎず、あくまでオセロの勝ち負けは、裏返した石の数で決まるんです。
2019/8/18(日)19:23

☆関西人
コンビ
ボランチの話。

柴崎+遠藤航という組み合わせが、これまで代表で最も多い。
しかし、ひとつ気になるのが遠藤のシュトゥットガルト移籍だ。
遠藤はまだ、ここでレギュラーが確定していない。
ヘタすりゃ、ずっとベンチもあり得なくはない話である。
ならば、柴崎の相棒をもっと他に考えておかなくてはならん。

候補の条件は、守備力が高いこと。
フィジカルが強いこと。
これまで候補の筆頭は守田だったと思うが、彼は例の交通法違反の件もあって、しばらく召集が見送られると思う。
代わりに、ここ最近台頭してきたのが橋本拳人である。
Jリーグで首位を走るFC東京の絶対的ボランチ。
現時点、彼を筆頭格と捉えてイイと思う。
あとは、アントラーズの三竿。
もともと評価の高い選手で、実力は橋本と比べても何ら遜色ない。

あとは、海外組の板倉と中山だ。
彼らは最終ラインという見方もあって、確かに3バックなら板倉は左CBに慣れてるし、中山も左利きだからそこに適性あると思う。
ただ4バックなら、センターには吉田、冨安、昌子、植田らがいて牙城が高い。
よって、中盤の方に回される可能性は高いと思う。
特に板倉はコパで柴崎と組んで、そこそこの評価を得た。
彼らが橋本や三竿と比べてどうなのかよく分からないんだけど、おそらく東京五輪に向けた強化の中でグングン伸びるんじゃないかな?

あとは、↓にも書いたけど、山口蛍ね。
できるだけフォアに出してボール奪取をさせたい駒だが、経験値ある選手なので、後ろでバランサーをやることもできるだろう。
引き出しの多い、頼れる人材である。

大体、柴崎の相棒はこんな感じかな。
あとは、柴崎のリザーブについて。

昔から柴崎と遜色ないレジスタといえば、必ず名前が挙がるのが大島か。
スペ体質問題はあるが、やはり彼が筆頭格だろう。
あとは小林祐希。
しかし彼は、まだ移籍先が不明である。
パスがうまい左利きの大型MF、しかも移籍金ゼロというオイシイ人材がまだ移籍先決まってないのって、我々シロウト目にはともかく、欧州スカウトのクロウト目にはあまり評価されてないのか?
一説には、アメリカのクラブから声がかかってるという話も。
ピークを越えた選手ならともかく、27歳にしてアメリカってのもなぁ…。
本田信者の小林のこと、ひょっとしてアメリカ行きの話には本田繋がりの何かがあるのかも?

あとは、皆さん忘れがちだろうけど、森岡亮太も一応ボランチをできる。
適正ポジはトップ下にせよ、今のトップ下は南野とか久保くんあたりの機能なので、森岡のようなクラシックなI番キャラは後ろに下がるべきかと。

まとめると、ボランチ候補は以下の通りということで。

【A】
・柴崎
・大島
・小林祐
・森岡

【B】
・遠藤航
・橋本拳
・三竿
・山口
・中山
・板倉

あとは、組み合わせ次第だね。
日本人は、コンビで何かひとつの仕事を成し遂げるのが得意な方だと思う。
役割分担に慣れてる、というか。
ほら、日本にはボケとツッコミってあるじゃん?
そもそも外国には、漫才がないらしいね。
向こうのコメディアンは単独のスタンダップコメディ、こっちでいう漫談しかやらない。
だからボケ+ツッコミとか、よく分かってないと思う。
たまにアメリカのショー番組みたいなのを見ると、司会がメインとアシスタントでコンビの掛け合いをしていたりもする。
そこでメインがボケてるのに、なぜかアシスタントはしっかりツッコまないのね。
漫才になってない。
で、可哀想にメインがスベった、みたいになってるのよ。
日本なら、絶対ツッコむのに…。

仮に↑の【A】がボケなら、【B】はツッコミということだ。
そういう視点で【A】【B】を眺めると、どういう組み合わせがイイか見えてくる気もする。
かつてフロンターレは、笑い飯のようなWボケをやってた時期もあるが、森保さんはどちらかというと正統派漫才をやるつもりだろう。
2019/8/18(日)15:48

☆関西人
ダイナモ
ヴィッセルがレッズに3-0の快勝。
イニエスタいわく、今季のベストゲームだったとのこと。

ヴィッセルは、酒井高徳を補強してすぐに結果を出した。
良い補強だったんだと思う。
高徳は代表引退を公言してるが、今なお代表級の実力を兼ね備えた選手である。
今夏は、補強して戦力アップしたクラブと、逆に選手を欧州に送って戦力ダウンしたクラブに分かれたかもしれないね。
ヴィッセルは、明らかに前者だ。

このクラブもかつては「バルサ化」と言われてたが、今はもう完全に違う路線である。
フォーメーションは、3322に落ち着いたと見てイイんじゃないだろうか。
FWは2TOP。
中盤は逆三角形で、インサイドハーフがイニエスタと山口。
その後ろにアンカー、サンペール。
最終ラインは3枚で、ウィングバックには高徳と西。
全然バルサっぽくない。

このチームのキーマンがイニエスタなのは間違いないとして、ポイントは彼の同列に山口蛍を置いてることである。
イニエスタは年齢も年齢だから、たくさんの仕事をさせるよりは彼にしかできない仕事を絞ってさせた方がイイ。
で、イニエスタが手の回らない仕事を山口がフォローしていくメカニズムだね。
後ろの1ボランチ・サンペールのフォローも含めて、実は戦術上、山口こそ最大のキーマンかもしれない。

ボランチには、「レジスタ型」と「ダイナモ型」と「バランサー型」の3タイプがある。
山口などは、ダイナモの部類だろう。
ただ最近は、全てのフィールドプレーヤーに運動量を求める流れがあり、ダイナモに特別なありがたみがなくなってきてるのも事実である。
たとえば、大島みたいなレジスタタイプの選手だって、かなり運動量多くアプローチするじゃん?
こうなると、ダイナモに特化したタイプには逆風である。

コパアメリカを思い出してほしい。
あの大会では、MFとして柴崎岳、中山雄太、松本泰志、渡辺皓太が登録されてたんだ。
で、初戦に柴崎と中山がボランチコンビで先発したんだが、かなり中山が不調でうまくいかなかった。
みんな、こう思ったはずだ。
次は中山外して、柴崎+松本、もしくは柴崎+渡辺だな、と。
ところが、森保さんの選択はそのどちらでもなく、DF登録の板倉を柴崎の相棒にチョイスしたワケね。
なるほど、センターバック型をひとり中盤底に置いておきたいんだ、とその時にハッキリ分かった。
思えば、柴崎+遠藤航、柴崎+守田、柴崎+橋本拳、これまでの流れからしても、ある程度柴崎の相棒にはサイズを求めてる気もするわな。

コパアメリカでは結局、松本と渡辺のふたりには最後まで出番がなかった。
松本は柴崎のリザーブという位置付けだったから出番ないのは理解できるとして、問題は渡辺である。
渡辺は、典型的なダイナモだ。
体は小さいけど当たりにいくのが得意で、ボール奪取をできる。
タイプ的には、山口や井手口に近いかと。
格上と当たるコパでは渡辺のような選手がキーマンになると思ったが、まさかの出番なし。
代表的に、もはやこのてのタイプはオプションにすぎず、メインのニーズではないのかもしれない。
ハリルの時は、メインだったのにね〜。
山口とか、井手口とか、今野とか、倉田とか、長澤とか。
これらの選手が、森保さんになってからは呼ばれなくなった。

私は、せめて山口蛍は保険として代表に入れておくべきだと思うけどね。
仮にも、日々イニエスタのパートナーをこなしている選手である。
貴重な人材だわ。
みんな忘れてるだろうけど、ヤット+長谷部という最強ボランチコンビだったザックジャパンの時ですら、ザックがブラジル大会で一番長い時間起用したボランチは、ヤットでも長谷部でもなく山口だったんだぞ。
ロシア大会でも、山口は4試合中3試合に出場していた。
その経験値、ナメたらあかんと思う。
2019/8/18(日)13:06

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