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過去ログ590 2019/7/21 1:09

☆関西人
西野さん、タイへ
西野さんが、ようやくタイ代表監督就任を正式に発表。
2年契約、推定年俸約7000万だそうだ。
確か日本代表監督の時は1億以上だったと思うし、ましてや今回は五輪代表兼任らしいから7000万は低すぎるように感じるが、向こうの相場だとこのぐらいになるのかな。

早速、ワールドカップのアジア2次予選に臨む西野さん。
同グループにはUAEとベトナムがいるらしく、ここでグループ2位以内に入るのは難易度高い仕事である。
大丈夫かいな?
聞けば、日本人スタッフを連れていかず、西野さん単身で乗り込むらしい。
チャレンジやなぁ。
うまくいかない匂いが、ぷんぷんするんですけど。

でもまぁ、西野さんのサッカーとタイは相性悪くないはず。
もともとタイ人には高さがないので地上戦限定の戦い方だし、ムエタイやセパタクローなど足を使う競技が盛んなこともあり、足下が器用な選手が多いと思うんだ。
テクニカル志向の西野さんにとっては、なかなか悪くない環境ではないかと。
足下の技術を活かしたポゼッションサッカー、やってくれそうだな。

しかし、シンガポールの吉田達磨監督、カンボジアの本田圭佑に続いて今度はタイの西野さんとあって、東南アジアではちょっとした日本人指導者ブーム?
東南アジアは、きっと日本サッカーを認めてくれてるんだと思う。
香川、長友、岡崎、本田など欧州第一線でプレーする選手を輩出し、ACLではJリーグ勢が連覇、ワールドカップではベスト16、若手にはレアルやバルサからオファーがくるなど、ここ最近の日本の躍進は確かに目覚ましい。
これらのこと、我々は当事国だから感覚が麻痺しちゃってるけど、同じアジアの国々からすると「なぜ日本はこんなにも順調なんだ?」と思ってるはずなんだ。
そして、日本のノウハウを学びたい、と考えてると思う。

西野さんは、そういう期待に応えられるだろうか。
それは分からない。
まず、日本サッカーの成長は、日本人指導者が優れてることが大きな理由じゃないと思うし。
それより、まずシステムでしょ。
日本は国内リーグを整備して、ユースを全国に作って、トレセンを整備して、Jアカデミーを作って、高校大学に強化指定制度を作って、プリンスリーグ作って、J3も作って、そういう細々した協会の仕事が今になってジワジワと効いてきてるワケよ。
これら全部、官僚の仕事である。
みんな協会を馬鹿にするけど、実は日本サッカーの奇跡的な躍進って、かなりの部分が協会の官僚たちによって創られたものだということを理解しておいてね。

みんな、日本って欧州南米に何から何まで全部劣ると思ってるでしょ?
私は、それは違うと思っていて、少なくとも「官」は日本の方が欧州南米より遥かにマシなのよ。
あっちのは、腐敗してるからね。
それに比べりゃ、日本の「官」は↑の例を挙げるまでもなく、ムチャクチャたくさんの仕事をしてくれている。
ただし、「民」のレベルは向こうに大きく劣るわな。
バルサとレッズを比較しても、レアルとアントラーズを比較しても、クラブ組織のスケールは大人の子供ぐらいの差があるよ。
そこを「官」と「民」を全部混同して「日本は欧州南米に劣る」と大雑把な解釈してる人がホント多いんだけど、それマジで違うから。
「日本の協会は無能」と言う人たちって、一体どの国との比較論で言ってるんだろうか?
多分、何の基準もなく、ただイメージ論で言ってるだけだろう。
2019/7/21(日)1:09

☆関西人
地震、雷、火事、親父、ゴム
「ワンピース」の話。

「ワンピース」キャラで誰が最強か?というのはよく出る話題だが、それを紐解くワードがある。

【地震、雷、火事、親父】

これは、この世にある恐いモノを、順番に並べた言葉らしい。
「ワンピース」もまた、この言葉を重く見てると思う。

【地震】
黒ひげ
【雷】
エネル?
【火事】
赤犬
【親父】
ガープ(あるいはレイリー?)

やはりというべきか、作中の最強キャラがズラリと並ぶ。
「雷」のエネルだけ少し微妙だが、個人的には、ここはエネルでなくルフィの父・ドラゴンが妥当かな、と思う。
ルフィがローグタウンで処刑されそうになった際、処刑台に「雷」が落ちて助かった場面を皆さん覚えてるでしょ。
その後ドラゴンが登場したことからして彼が能力者であることはほぼ確定なんだが、彼の能力についてはまだ明確になってない。
でも、何らかの天候操作能力であることは確かだよね。
ならば、ルフィは「雷」と「親父」が味方で、「地震」と「火事」が敵ということか?

しかし、仮に【地震、雷、火事、親父】が恐いモノ順だとするなら、最恐は津波まで起こせる「地震」なのかもしれない。
つまり、黒ひげが最恐。
彼はただでさえ「グラグラの実」の能力を持ってるのに、それに加えて敵の能力を無力化する「ヤミヤミの実」の能力を持ってるんだから、普通に考えて無双である。
ひとりだけ、ふたつ能力を持ってるのは反則だよな。

ひとりだけ複数能力を持ってるという点では、「進撃の巨人」のエレンも同じだろう。
世界には9つの巨人能力があり、それは
・始祖の巨人
・進撃の巨人
・超大型巨人
・鎧の巨人
・獣の巨人
・顎の巨人
・戦鎚の巨人
・女型の巨人
・車力の巨人
なんだけど、エレンはこのうち「始祖」「進撃」「戦鎚」の3つを持っている。
「ワンピース」でいえば、黒ひげ状態なんだ。
連載の最新回では、銃弾がエレンの頸部に命中して首が切断されたシーンで終わったが、巨人能力を3つも持ってるエレンゆえ、首をハネられてもおそらく死んでないだろ、と私は楽観している(笑)。
人類ではリヴァイが最強だが、巨人ではエレンが最強。

悪魔の実の能力、もしくは巨人能力、どっちにしても複数持ってる奴こそが強い。
ルフィは、ゴムゴムの実の能力者というだけではハッキリ言って弱かったワケで、強くなったのは覇気を会得してからのことでしょ?
彼に「ゴムゴムのピストル」しか技がなかったら、間違いなく新世界に行く前に死んでるはず。
サッカー選手にしてもそれは同じことで、ストロングポイントがひとつだけだと、それを封じられたら即終了となる。
原口元気なんて、ドリブラーとしての能力だけなら国際的に通用しなかったかもしれない。
だけど彼は、ハードワークすることで、 守備に頑張ることで、ブンデスの第一線に生き残れてるワケよ。
まさに悪魔の実の能力者が、武装色の覇気を会得したようなパターンである。

じゃ、中島なんてどう?
どちらかというと彼はドリブル一本で勝負するタイプで、そのドリブルを封じられると、どうなるか分からない。
ただ彼の場合は無邪気だから、ひたすら悪魔の実の能力の純度にこだわり、その能力をギア2、ギア3、ギア4と進化させていくことで何とか頑張るのかもしれないね。
これはこれで、海賊王の器かも?

しかし思うんだが、なぜ尾田先生は主人公を「ゴム」にしたんだろう。
【地震、雷、火事、親父】に比較すると、「ゴム」は明らかに恐くない(笑)。
でも、それが狙いでもあるんだろう。
ゴムでは人を殺せないし、実際ルフィは敵を殴るけど、誰も殺していない。
ゴムって、少年誌向きのアイテムだよな…(笑)。
しかし、ゴムというのは伸縮性があり、その射程距離はかなり長い。
形を変えられ、巨大化もでき、弾力を生かせばスピードもかなり出る。
また、銃撃や電撃に耐性が強く、ああ見えて守備能力が高い。

・射程距離がある。
・巨大化できる。
・スピードがある。
・敵の攻撃に対して耐性が高い。

打撃系として、ゴムって実は最強?
地震、雷、火事、親父、ゴム、かもしれない(笑)。

思えばサッカーの本質は、サッカーボールというゴムをコントロールするスキルを競う競技である。
ある意味で、優れたサッカー選手の本質はルフィなんだよね。

昨日、川崎フロンターレがEL王者チェルシーを下すというジャイアントキリングを起こした。
まさに、ルーキーが四皇を倒したほどの波乱である。
フロンターレはゴムの弾力をもって敵の攻撃に耐え、ゴムのしなやかさをもって1点を奪った。
中村憲剛は、なかなかのルフィだと思う。
2019/7/20(土)7:34

☆関西人
今野泰幸
今野がジュビロに移籍だってね。
本人の思惑とは別のところで決まった話らしいが、今野も36歳とはいえ、まだガンバの戦力外とするには早い選手。
ジュビロ的には、精神的支柱だった俊輔の穴を埋めるのに大物が必要だったんだと思う。
確かに今野なら、それに不足はない。
ジュビロ強化部長の服部年宏と今野が握手してる画像を見て、「おぉ〜」と思った。
服部は、自分とよく似た今野みたいなタイプが好きだろう。

今野は、日本の歴代ボランチの中でも5本の指に入る選手だと私は思っている。
あ、ボランチと言ってもタイプは3つあるよ。

【レジスタ型】
パサー。ゲームメイカー。司令塔。
ビルドアップの要。

【ダイナモ型】
いわゆる猟犬で、広範囲に動き回ってボール奪取、もしくは潰しをするタイプ。
また、オーバーラップで攻撃に絡むこともある。

【バランサー型】
ダイナモ型のように動き回るよりは、ボールの位置と人の配置に合わせて最適解のポジショニングをとるタイプ。

この3つはカテゴリーというよりキャラであり、優れたボランチは上記の3つのうち、2つぐらいを兼任できる。
3つ全部をできるボランチは、あまりおらんと思うけど。

で、今野はダイナモを軸にしつつ、バランサーもできるタイプだった。
ヤットは、やはりレジスタだね。同時にバランサーもこなす。
ガンバは今野が前、ヤットが後ろというパターンがあったり、逆にヤットが前、今野が後ろというパターンがあったり。
今野は、前に出ても後ろに下がっても、同じぐらい良い仕事をする選手だ。
そういや、ザックは彼をセンターバックで使ったよね。
「日本代表から誰かひとりイタリアに連れていくなら、それは今野だ」と彼は語っていた。

今野をどこに配置するかで、その監督のセンスが分かるんだ。
いわば、今野はリトマス試験紙。
ハリルや長谷川健太は、彼を2,5列目、インサイドハーフでよく使った。
ザックは、彼を最終ライン、センターバックで使った。
その他多くの監督は彼を3列目、中盤底で使った。
どれが正解とかは特にないと思うが、ハイプレス、ゲーゲンプレスといった時代の潮流、私なら全盛期の今野を前で使いたいね。
今野が前、ヤットが後ろ、というのが個人的には好き。

いや、前と後ろを特に固定することもない。
今野が前に出たらヤットが後ろに下がり、ヤットが前に出たら今野が後ろに下がる。
それでイイじゃないか。
2ボランチって、そういうもんでしょ。
後ろにいる時はバランサーだけど、いざ前に出るとレジスタになる選手。
そして前にいる時はダイナモだけど、相棒が レジスタになった時には一歩引いてバランサーにおさまる選手。
2人で、レジスタ、ダイナモ、バランサーという3つの色を出していくのが理想かな。

いやいや、そういう3つの色は3人で出していった方が整理しやすい、という考え方からくるのが2インサイドハーフ+アンカー、逆三角形中盤である。
たとえば、こんな感じさ。

・・倉田・ヤット
・・・・今野

ヤットがレジスタ、倉田がダイナモ、今野がバランサー。
今の日本代表なら、

・・山口・柴崎
・・・遠藤航

柴崎がレジスタ、山口蛍がダイナモ、遠藤航がバランサー。
個人的には、山口のところを原口元気にするのもありだと思う。
ウィングが中島、久保くん、堂安、伊東、三好、安部など飽和状態である以上、ベテラン原口は敢えてインサイドに回り、中盤のダイナモとして走り回ってもらいたい。

今は、遠藤航がポスト今野かな。
高く評価されながらも、なぜか欧州に挑戦しなかった今野。
いわば今野はプロトタイプのデモカーで、それを商品化したのが遠藤航という感じ。
同じくヤットもプロトタイプのデモカーで、それを商品化したのが柴崎かな。
ふたりのコンセプトは、今も受け継がれてますよ。
2019/7/19(金)10:44

☆関西人
前田大然は通用するのか?
前田大然に、ポルトガル1部からオファーがきてるらしい。
ただし、期限付レンタルのようだ。
レンタルなら、一回挑戦してみてはどうだろうか。
正直、彼がすぐに欧州で通用するとは思わんが、足の速さと運動量だけは通用するだろう。
バイプレーヤー的な起用なら、そこそこイケるかもしれない。

いや、しかし足の速い選手の欧州挑戦には何度も裏切られてきたからなぁ…。
永井、宮市、浅野など。
50m5秒台というだけで、簡単に通用するもんでもないのは既に分かっている。
でも、伊東はイケたじゃないか?
しかし彼の場合はスピードだけじゃなく、ドリブルのスキルもある。
前田とは、少しタイプが違うよね。

前田がタイプとして一番近いのは、おそらく永井かと。
永井は今FC東京で活躍してるし、間違いなく逸材なんだけどね。
でも、ベルギーでコケたからなぁ。
Wikipediaによると、彼がベルギーでコケた理由は現地での筋トレで、それによってスピードを失ったらしい。
へぇ、永井はベルギーで足が遅くなったのか。
足が遅い永井って、ほとんどポンコツだね(笑)。

幸い、今の彼は足の速さが復活。
また調子を取り戻している。
でもこれ、大きな教訓だな。
欧州に行けばコンタクトが激しいし、筋トレをして当たりに強い肉体を造ろうとする思いはよく分かる。
だけどそれが災いして、持ち前のスピードを損なうこともあるんだね。
体が重くなったか、あるいは過剰な筋肉が間接の可動域を狭めたのかな?

たまにいるよね。
フィジカルの強さを手に入れた代償に、キレを失う選手。
たとえば、カズがそうだったと思う。
本来キレキレのドリブラーだったカズが、フィジカルを鍛えてセンターFWっぽいスタイルに変貌していったんだ。
あれは失敗というより、本人が意図してやったことだと思うけど。
でも、ギリギリの選択だったと思う。
「あの選手は十代の頃の方がキレがあった」という類いは、大体がフィジカルとのバランスによるものなんじゃないだろうか。
じゃ、ヘタに鍛えない方がイイ?
いや、そんなことはないと思う。
そこは自費で個人トレーナーをつけるなどして、その人の黄金比を探求していくべき。

で、前田に話を戻すが、彼はスピードという持ち味を絶対に殺しちゃいかんタイプだよね。
足下の技術は、大したことないから。
あとは、スタミナも武器か。
このての選手は、純粋にそのストロングポイントを特化していくべきだろう。
永井の二の舞になってはいけない。
永井は、そのストロングポイントがロンドン五輪で十分に通用してたんだから、ヘタにそこをイジるべきじゃなかったということだ。
2019/7/18(木)19:25

☆関西人
人格
私は音楽をあまり聴かない方なんだが、昨年から今年にかけてよく耳にした音楽があって、それがクイーンである。
これは、映画「ボヘミアンラプソディ」の影響だろう。
この作品はクイーンのボーカル、フレディマーキュリーを主人公にした伝記映画で、大ヒットし、アカデミー賞四冠にもなったから皆さんもおそらく観てると思う。
私も観たよ。

で、この映画を撮った監督の最新作が来月公開されるんだが、次はエルトンジョンの伝記映画だという。
クイーンの次は、エルトンジョンか…。
フレディマーキュリーは故人だから伝記もありかと思ったけど、エルトンジョンはまだ元気に生きてる人なのに大丈夫かいな?

とにかく、今年の夏はエルトンジョンの曲をたくさん耳にしそうだね。
彼は音楽界の大御所でありつつ、なかなかサービス精神のある人である。
彼が出た「キングスマン2」は観た?
彼はエルトンジョン役でこの映画に出てたんだが、普通、こういうのにアーティストが実名で出るなら特別出演としてチラッと出るぐらいだろうに、なぜかエルトンジョンは出番がやたら多く、終盤のクライマックスには主役と並んでアクションシーンをこなす大活躍だったわ(笑)。
この映画、観終わった後はエルトンジョンの活躍しか印象に残らない…。

しかし、エルトンジョンはゲイだから扱いの難しい素材だね。
フレディマーキュリーも、そうだったけど。
このてのレジェンドの半生を描く伝記映画は、主人公を成功者としつつ、一方で哀しい人格破綻者として描くことが多い。
「ボヘミアンラプソディ」がそうだったし、マークザッカーバーグやスティーブジョブズの伝記映画もそうだった。
あまり、主人公はマトモな人間として描かれないんだ。
一部、主人公の人格をディスってるようにも感じた。
彼はマトモじゃないからこそ偉業を成し遂げられたんだよ、という風にとれたね。
これは、偉人とはそういうもの、という欧米の普遍的な価値観なんだろう。

日本だと、あまり偉人をそういう風には描かないもんだ。
偉人は偉人として、「彼は人よりもたくさん努力したので成功した」とし、その人格を讃える。
偉人=人格者、という公式を成立させている。
だけど、ホントにそうなのかな。
偉人が人格者ではないことって、世の中にたくさんあると思うけど。
たとえば、先日亡くなったジャニー喜多川さんは偉人だと思うが、色々と訴えられてて、間違いなく闇の部分はある人だよね。
だけどそこは業界のアンタッチャブルであり、誰も彼の半生を映画でリアルに描きはしないだろう。

アスリートにしても、それは同じなんだ。
我々日本人は、成功したアスリートを「彼は人一倍努力したから成功した」と捉え、その人を人格者として讃えてしまう。
でも、ホントにそうなんだろうか。
たとえば中田英寿とか、ちょっと「イヤな奴」「変人」「サイコパス」の匂いがプンプンするじゃない?
敢えてメディアも、そこには踏み込まないようにしてるみたいだけど、もし踏み込んだらどうなるんだろう。

いや、ホントは国民的英雄が人格者でなくても全然イイのよ。
マトモじゃないからこそ成し遂げられることは絶対にあると思うし、むしろトップアスリートなんてのは、そういう奴らの巣窟だろう。
ただ日本では、「道を極めた人間は悟りを開く」みたいな考え方があるのは事実だ。
あらゆる芸に「◯◯道」という道を作り、その道を極めて悟りを開け、解脱せよ、という感じである。
それこそ中田英寿に言わせりゃ、「バカバカしい」ってもんだろうけど。

今の久保くんとか見てると、確かに年齢の割に人格がしっかりしてるんだよね。
でも、それは彼のことをあまり知らない我々が勝手に作り上げた偶像かもしれない。
それは、かつての真央ちゃんにしても、羽生くんにしても同じこと。
久保くんに対しては、あまり無理して我々の作った偶像を彼に押し付けない方がイイと思う。
久保くんは、あくまで久保くんである。
彼はスーパーマンなどではない。
18歳なりの悩みも、色々あるだろう。

あと数十年も経てば、久保くんの伝記映画、日本で作られてるかもしれないね。
それを見て、「あの時、久保くんはそんなこと考えてたのか!」と初めて理解することがあるのかもしれない。
2019/7/18(木)13:30

☆関西人
市場価格
ワールドカップのアジア2次予選の組み合わせが発表され、日本はキルギス、タジキスタン、ミャンマー、モンゴルと同組になった。
慎重な森保さんだけに「アウェーでは厳しい戦いになる」と言ってるが、いやいや、普通にこの組み合わせなら首位突破しないとダメでしょ。

ぶっちゃけ、欧州組の召集は必要ないと思う。
しかし、いざ欧州組を抜きにして代表を構想しようとしても、あまりメンバーが思い浮かばないんだよね。
だって欧州組を抜きにするなら、大迫使えないでしょ。
三銃士も、久保くんも使えないでしょ。
柴崎も、吉田も、冨安も、昌子も、酒井も、長友も使えないでしょ。
じゃ、誰を使えばイイの?ということになるわ。

【国内組の日本代表】

・・・・武蔵
宇佐美・三好・小林悠
・・三竿・山口蛍
佐々木-畠中-三浦-室屋
・・・・東口

こんな感じだろうか?
なんか、足らんよなぁ。

じゃ、皆さんお馴染み、「transfermarkt」発表の推定市場価格ランキングを、Jリーグ選手限定にして見てみよう。

【国内選手限定の市場価格ランキング】

@清武⇒3億6000万(セレッソ)
A小林悠⇒3億(フロンターレ)
A谷口⇒3億(フロンターレ)
B興梠⇒2億4000万(レッズ)
B家長⇒2億4000万(フロンターレ)
B槙野⇒2億4000万(レッズ)
B山口蛍⇒2億4000万(ヴィッセル)
B杉本⇒2億4000万(レッズ)
B土居⇒2億4000万(アントラーズ)
B阿部⇒2億4000万(フロンターレ)
C金崎⇒2億1600万(サガン鳥栖)
C柏木⇒2億1600万(レッズ)
C北川⇒2億1600万(エスパルス)
D進藤⇒2億400万(コンサドーレ)
D車屋⇒2億400万(フロンターレ)

ちょっとキリがないので、このへんにしておく。
相変わらず、国内では清武が頭ひとつ抜けている。
あれ?三好は?と思ったら、このランキングではまだ三好の価格高騰前のようで、彼の価格は8750万円。
ちなみに、バルサに行った安部も同じく8750万円。
板倉も同じく8750万円。
うむ、まだ安い。

じゃ、次はこの市場価格ランキング、欧州組を含めて各ポジション別にトップ選手を見てみよう。

【FW】
@武藤嘉⇒10億8000万(ニューカッスル)
A大迫⇒6億(ブレーメン)
A南野⇒6億(ザルツブルク)

【攻撃的MF】
@中島⇒30億(ポルト)
A堂安⇒12億(フローニンゲン)

【守備的MF】
@柴崎⇒2億4000万(デポルティーボ)
@遠藤航⇒2億4000万(シントトロイデン)
@山口蛍⇒2億4000万(ヴィッセル)
A小林祐⇒2億1000万(ヘーレンフェーン)

【サイドバック】
@酒井宏⇒9億6000万(マルセイユ)
A長友⇒2億4000万(ガラタサライ)

【センターバック】
@冨安⇒10億8000万(ボローニャ)
A吉田⇒8億4000万(サウサンプトン)

【GK】
@東口⇒1億6800万(ガンバ)
@西川⇒1億6800万(レッズ)
A中村⇒1億6250万(レイソル)

なるほど、やはり欧州組を含むと金額が上がるね。
30億の中島は別格として(彼の場合は身の丈以上の金額だと思うが…)、他にも10億前後の選手が何人か出てきている。
攻撃的なポジションほど金額が高く、対して守備的なポジションはやや安いんだが、それでもセンターバックは昔に比べてかなり高騰してきている。
それに比べ、寂しいのはGK。
トップでも2億に満たず、なぜかここは欧州組が国内組より安いという逆転現象すら起きている。
いかに日本人GKが海外で評価されてないかの証だろう。

あと、ボランチも寂しいわ。
トップで2億4000万だ。
これが、日本人ボランチの国際評価額だと思う。
オランダでボランチのレギュラーだった小林祐希にしても2億1000万。
これまた、微妙な評価額である。
彼はヘーレンフェーンを退団してからというもの、ずっと待機してるのに良いオファーが来たというニュースは全然ないよね。
あ、そういや代理人がMLSと交渉してるっぽいニュースは見たわ。
待ったあげくが、アメリカかよ…。

遠藤航も、冨安はイタリア、鎌田はドイツと同僚たちの新天地が決まっていく中、彼だけはヘタすりゃシントトロイデンに残留しそうな気配。
彼、どこからも声がかからなかったのか?
あんなに使い勝手の良い選手なのに、どうも今ひとつ評価されてない感じがする。
やはり、ボランチというポジションは日本人にとって鬼門?
山口蛍はダメだったし、井手口もダメだったし、柴崎だってヘタフェでは完全に戦力外だった。

吉田や冨安や昌子などセンターバックがここまで評価を上げたことを思うと、ボランチが日本人に無理ということもないと思うんだけどなぁ。
ただ、やり方が中途半端なのかもしれない。
ガッチリ守るのか、あるいは思いっきり司令塔でいくのか、日本式ボランチはその両方というのが基本の考え方なので、それがアダとなってるのかもしれん。
身長186cmでサイズのある板倉にはボランチの世界規格を感じるものの、いまだフローニンゲンでチャンス与えられてないからね。
板倉と中山には、もう少し頑張ってもらいたい。
2019/7/18(木)10:10

☆関西人
エンドゲーム
ついでに、映画の話をもうひとつ。

世界歴代映画興行収入記録において、近いうちに「アバター」を超えて「アベンジャーズ/エンドゲーム」が歴代1位になるそうだ。
皆さんは、「エンドゲーム」観た?

いや、でもあれはシリーズ物でしょ、最初から観てない人が途中から観るとワケ分からんようになるでしょ、と思い、どうしても手を出せない人もいるかもしれない。
確かに、それはそうなんだ。
「エンドゲーム」はMCUシリーズの第22作目で、これの前の21作品が全て繋がってるワケね。
だから、以前の作品が伏線になっていて「エンドゲーム」でそれが回収されるという流れもあり、単体で「エンドゲーム」だけ観てても「??」となるだろう。

私が一番最初に観たMCUシリーズは、「インクレディブルハルク」だろうか。
エンドロール終了後にロバートダウニーJrが出てきて、「誰?こいつ?」となったのが始まり。
そこから全部、マーベルシリーズは「エンドロール終了後に誰かが出てくる」がお馴染みのパターンとなり、それがシリーズの次作予告編というか、「次はこれを観なくちゃならんのか」と理解する仕組みになってるのね。
私も律儀なもんだから、忠実にその導きに従って、シリーズを10年かけて観てきたワケです。

「エンドゲーム」は、いわばひとつの完結編。
まだシリーズは続くんだが、アイアンマンとキャプテンアメリカを中心としたシリーズは一旦終わり、次からは新章となるワケね。
次から誰が中心になるのかは分からんが、今のところスパイダーマンがアベンジャーズの新リーダーとなる説が濃厚である。

あと、マーベルにはもうひとつシリーズがあって、それが「X-men」なんだ。
ヒュージャックマンのウルヴァリンを中心とした旧シリーズは既に完結してるが、実はこの物語はまだ終わってない。
新シリーズでは「タイムリープして過去をイジり、歴史を変えた」という掟破りなことをしてしまって、すると旧シリーズで死んだはずの登場人物が死んでないパラレルワールドが発生し、その死んでないパラレルワールドの方で新しい物語が進行してるんだよ。
もう、メチャクチャである(笑)。
で、このX-menたちがスパイダーマンら新アベンジャーズと絡むのでは?という説もあり、ちょっと私は期待している。
アメコミ世界は、ますます複雑になっていきそう。
もしデッドプールがアベンジャーズ入りしたら、胸アツですな(笑)。

以前にも書いたが、私はサッカーにおける「代表」はアベンジャーズだと思う。
選手たちは各クラブ、各リーグで主役を張るヒーローであり、そのヒーローたちが集結して強大な敵に立ち向かう。
そのヒーローたちのバックボーンを知るには各クラブ、各リーグをチェックせねばならず、それこそ「エンドゲーム」を観る為に過去21作品をチェックしなきゃ…、みたいなもんである。
その作業がメンドくさいことはファンの敷居を高めてるんだけど、でも「エンドゲーム」が歴代興行収入1位にまでなるってことは、かなりの人たちがそのメンドくさい作業をクリアしたってことでしょ?
意外と、皆さん頑張ってくれてるってことさ。

やっぱね、多少は苦労しないと面白いモノにはたどり着けないよ。
皆さん、頑張って各国リーグ、Jリーグ、下部リーグに至るまで、チェックできる範囲は最大限していきましょう。
2019/7/17(水)13:00

☆関西人
search
映画の話をひとつ。

私はサスペンス映画が好きでよく見るんだが、最近凄いなと思った作品がひとつあって、それが「search/サーチ」である。

ストーリーは、娘が突然行方不明になって父が捜すというありがちな展開なんだけど、この映画にはユニークな趣向がひとつあって、画面が最初から最後までパソコン画面なのよ。
つまり全てが主人公の主観映像になっており、主人公が見てるSNS、たとえばそれはFacebookだったり、Instagramだったり、LINEだったり、Skypeだったり、我々観客は主人公がクリックして開く映像をひたすら見続けるワケね。
そんな映画、面白い?と皆さんは思うかもしれない。
いやね、これが面白いから私も驚いたんだ。

この映画はミステリーなので、主人公の父は娘の行方を捜索する為、娘の交友関係をSNSの履歴から徹底的に洗っていく流れとなる。
基本、この映画は最初から最後までひたすら主人公がパソコンで娘の履歴を調べてるだけなんだ。
でも変な話、それだけで真犯人までたどり着いちゃうんだよね。
本来なら刑事の捜査は足を使ってナンボだろうに、この映画の主人公はほとんど足を使わず、端末を叩くだけで事件の真相にまでたどり着くワケよ。
時代は変わったな…、と思う。

そういや、「ミレニアム」シリーズ(『ドラゴンタトゥーの女』など)も、そうだったわ。
ヒロインのリスベットはハッカーで、そのハッカーのスキルを使って事件を捜査していく物語である。
昔は名探偵だと、たとえばホームズとかコロンボとか古畑任三郎とか加賀恭一郎とか、みんな現場を調べ、あと容疑者と対話していくことで事件の真相に迫っていくもんだったよ。
でも、イマドキのミステリーはそういうクラシックなアプローチではなく、パソコンの履歴から事件の鍵を握る決定的な画像を入手したりしてね。
今は、そういう時代なのか。
足を使ってナンボ、現場に足を運んでナンボという時代ではなく、ひたすらパソコンを操作してた方がより多くの情報を入手できてしまう、という時代。

たとえばさ、Jリーグのサポなら毎週のようにスタジアムへ足を運ぶもんだろうけど、欧州厨だとそういうワケにいかず、足を使わないアプローチで試合を観るワケね。
中でもポイントになるのは、今季のスペイン3部リーグだと思う。
久保くん、安部など日本期待の星がそこに出るんだが、さすがのDAZNですら3部は押さえていない。
これからどうしよう、試合が観れない、と皆さん悩んでるに違いない。
でも、絶対そのての動画は出てくると思うんだ。
それもDAZNでもWOWOWでもなく、YouTubeあたりで素人が撮った動画でね。
久保くんファンや安部ファンは、必死こいてあちこち検索するんじゃないだろうか。

日本サッカー界にもリスベット並のハッカー(?)がいて、有名なところでは代表コーチの和田一郎さんがそうである。
コーチといえば現場のイメージが強いが、和田さんは諜報部門の人である為、どちらかというと映像収集の仕事なのよ。
年間にチェックする試合数は約700だという。
700試合!
一体どんな生活をすれば、それだけの試合数を観られるというのか。
で、「search/サーチ」じゃないけど、膨大なそれら情報を繋ぎ合わせて分析し、真相にまでたどり着くのが和田さんの仕事である。

時代が時代だけに、こういう和田さんみたいな仕事をする人たちが今は増えてると思う。
プロのみならず、素人でも端末で膨大な情報を収集してる人は増えてるはずだ。
現場に足を運べない、欧州厨は特にね。
で、そういう人たちが提供してくれる情報を私はありがたく共有していきたい。

ホント、便利な時代になったよなぁ…。
2019/7/17(水)10:54

☆関西人
モンスター
久保くんが帯同するレアルの北米遠征、予想以上に久保くんがチームにフィットしてるみたいだね。
私も一部映像を見たけど、トップチームのメンバーの中で何ら遜色のないプレーを見せている。
普通にスペイン語を喋ってるし、ああいうのを見ると、もはや我々の手の届かない所に久保くんが行ってしまったみたいで複雑な気持ちにも…。

で、技術的に彼はやはり巧いワケよ。
皆さんも彼のゴールシーンを見たと思うが、フィニッシュに至るまでの一連の動きの中に、色々なテクニックがたくさん盛り込まれてるんだ。
ただ、それはスロー再生の中で初めて確認できること。
ひとつひとつがあまりにも速く、肉眼では確認しづらいのが難点だね。

たとえば、足裏を使ったボール処理。
日本人で足裏を使うプレーが巧い選手となると俊輔がまず思い浮かぶが、我々凡人には俊輔の方がまだそのテクニックが分かりやすかったでしょ。
彼はコネてくれるから、素人目にも分かりやすいのよ。
しかし、久保くんのはコネる類いではないなら、分かりにくいわ。
あまりにも一瞬のことなので、目がついていけない。
久保くんのプレーを見る時には、我々も動体視力をMAXにして見るようにしましょう。

いや、でもどうなんだろうね。
あまり強度を上げてないスパーリングの中でのパンチなので、あれをもって「久保くんのパンチは通用する!」と断言するのはまだ早い気がする。
でも、今後スペイン3部なら全然イケるのでは?
あ、まずはスタメンをとれるかどうかが先か。
カスティージャにも、先輩たちがいるからね。

いやしかし、久保くんのプレーを見てると反射神経の良さを感じるわ。
一種の格闘センスかな。
敵のパンチをステップでかわし、また瞬間にできた隙を見逃さず、そこへ的確にパンチを当てる。
そういうのはできそうでいて、なかなかできるもんでもない。
なぜならこれは格闘技ではなくサッカーだから、使うのは拳ではなくボールである。
ボールを拳と同じレベルで自在に操るには、超絶な足下の技術がなきゃ無理だろう。
その点、久保くんにはボールを体の一部のようにして扱える強みがある。
なぜ、ああいうのを彼にできるのかはよく分からんが、おそらく幼少の頃からボールを体の一部として生活してきたんじゃないだろうか。

大きな怪我さえなければ、彼はトップにもいけるような気がしてきたな〜。
しかし、あの反射神経、格闘センスを生かすには前のポジションである。
レアルのそこにはバケモノみたいなのが群雄割拠してて、久保くんがそこに割り込むには彼自身がバケモノにならないと無理なんだよね。
彼、なれるのかな?
2019/7/16(火)12:42

☆関西人
センターFW
鈴木優磨が、シントトロイデン移籍みたいだね。
このクラブだけは、移籍できることにありがたみがないなぁ(笑)。
まぁ、優磨はJでの活躍が十分と言えず、今の段階ではシントトロイデンぐらいしか受け入れが無理か。
あっちとしては、鎌田の後釜ニーズだろう。

鎌田と優磨って、私の中では次代のエースストライカー候補である。
現エースの大迫も、ああやって体を張るプレースタイルを続ける以上、いつガタがきてもおかしくない選手である。
だから今のうちに大迫のリザーブを決めておきたいんだが、現時点日本人FWで安定感あると言えるのは岡崎、小林悠、興梠などベテランに偏っている。
さすがに30代は…。
20代では、下記の選手たちだろう。

・南野拓実
・武藤嘉紀
・鎌田大地
・鈴木優磨
・鈴木武蔵
・久保裕也
・浅野拓磨

まず、南野はトップ下では?という見方もあるだろうが、ここにきて久保くんの台頭もあり、南野を1列前に出す考え方もあってイイでしょ。
ただ、本来なら本命はニューカッスル武藤じゃないだろうか。
パワーでは上記選手たちの中でも頭ひとつ抜けてるし、空中戦も強い。
足も速い。
彼と武蔵と浅野は、身体能力系の駒ね。
対して南野、鎌田あたりは足技系の駒。
現エースの大迫は、身体能力と足技を両方兼ね備えてる点で希有な存在である。
この大迫ほどのバランスの選手が他にはいないのが日本の悩みであり、これを解決するには「身体能力系」「足技系」、リザーブを2種類両方とも押さえておくべき。

最近の日本が、中島や堂安などウィングが中にドリブルしてきてシュート、という形を得意にしてるのはもうバレバレである。
ロッベンみたく「分かっているけど止められない」ならともかく、日本の場合はそこまでじゃないので、ワンパターンでゴリ押すのはやめておこう。
ああいう必殺パンチ、パンチの種類でいうとフックなんだろうけど、フックは真ん中を打ち抜くストレートを連打していて初めてヒットするもんさ。
どうしても組み立てとして、中⇒外⇒中⇒外と揺さぶっていかなくちゃならんのよ。
大事なのは、中央クサビのパスである。

南野や鎌田のタイプは、足下が巧いからクサビを受けることができるよね。
ちゃんとおさまるし、キープ力もある。
ただ、大迫と比べて何が足りないかというと、敵DFを背中で押さえつけながらパワーで球をキープする芸当かな。
あの芸当だけは、さすがにできなくてもしようがない。
ならばあれをなしにして、それでも前線の真ん中で起点になるプレーをしてくれればイイんだよ。
基本、ワンタッチで落とす、みたいな感じになるかと。
その落としが、必ず味方に届くようにさえしてくれればイイんだ。
あとは、南野あたりが巧いんだけど、ターンだね。
大迫みたくパワーで敵を食い止めるのではなく、くるっと反転して敵を置き去りにしちゃう。
最近の若手は、これをよく出してくる。

さて、今回話題の鈴木優磨はどういうタイプだろうか。
やや、泥臭いイメージがあるかと。
ファイター系?
嗅覚系?
仮にシントトロイデンで鎌田の後釜になるとして、実は鎌田と優磨、このふたりはメチャクチャ仲が良いらしいね。
Jリーグの時、毎年ふたりは得点数の勝負をしてきたんだってさ。
ということは、前シーズンの鎌田16ゴールというシントトロイデンでの記録、優磨はメチャクチャ意識するんじゃない?
おそらく、彼は貪欲に17ゴールを狙ってくるだろう。
いやいや、いきなり17ゴールは無理だろうなぁ…。
もしホントに17ゴール取れるなら、日本の次代エース、大迫の後継者は優磨確定でOKですよ。
2019/7/16(火)0:43

☆関西人
体育会系、ユース系
体育会系とユース系の話。

日本代表を見ると、2列目は明らかにユース系なんだよね。
三銃士がそうである。
中島がヴェルディユース、南野がセレッソユース、堂安がガンバユース。
そこに割って入りそうな勢いが久保くんで、彼はバルサユース。
三好はフロンターレユース。
原口はレッズユース。
まさに2列目は、ユース系の品評会である。

その2列目を挟むのが、トップとボランチ。
ここは、本命がユース系ではない。
トップの本命は大迫で、彼は鹿児島城西高出身、高校サッカーが生んだスターである。
そしてボランチの本命が柴崎で、彼は青森山田高出身、同じく高校サッカーが生んだスターである。
この南の雄と北の雄が、奇しくも揃って鹿島アントラーズなんだけどね。
今では、かたやドイツ、かたやスペイン。
リーグで交わりはないんだけど、代表では不動のホットラインである。
これがまたイイなぁ、と思ってさ。
ユース系のヨコ軸(2列目)、体育会系のタテ軸(センターライン)。
このタテとヨコの交差が、いかにも日本サッカーを象徴してると思わない?

センターバックはどうか。
今のレギュラーは吉田+冨安コンビだが、このふたり、どちらもクラブユース出身である。
昔ならこのてのポジションは体育会系の独壇場だったが、今はそうでもなく、吉田や冨安を見てるとパワーに加えて足下のテクニックある人材がユースからは出てるみたいだね。
他にも中山、板倉、畠中あたりユース系は足下のテクニックがある。

サイドバックはどうか。
ここは酒井宏樹がユース出身だが、先日のコパアメリカでは杉岡+原という市船コンビを両サイドに使っていた。
長友は、言わずと知れた明治大。
室屋も同じく明治大。
上下動してナンボのこのポジションは、結構体育会系が根強い気がするよ。

いやね、選手のタイプは体育会系とユース系で、ふたつに分類できるもんでもないさ、
ユース系っぽい体育会もいれば、体育会系っぽいユースもいるワケで。
ただ昔に比べると、ユース系のシェアは上がってきてるような気がする。

・・・・大迫
中島・・南野・・堂安
・・遠藤・・柴崎
長友・吉田-冨安・酒井
・・・・シュミット

仮にこれを今の代表レギュラーだとすると、
ユース系⇒7名
体育会系⇒4名
だからね。
これが昨年の西野ジャパンを思い出すと

・・・・大迫
乾・・・香川・・原口
・・長谷部・柴崎
長友・昌子-吉田・酒井
・・・・川島

ユース系⇒4名
体育会系⇒7名
まだ、体育会系の方が多かったワケよ。
明確に逆転現象が起きたのは、森保さんになってからのことなんだ。
実は森保ジャパンって、長い日本サッカー史の中でもエポックメイキングなチームだということをご理解いただきたい。
2019/7/15(月)9:49

☆関西人
蹴球道
日本で部活スポーツがこれほど盛んなのは、【スポーツ=教育】という概念があるからだろう。
ブラジルでのサッカーは、教育の意味で普及したワケではないはず。
でも日本では、スポーツは精神修養の一環なのよ。
それは武道にも繋がっていて、柔道、剣道、空手道、合気道、弓道などなど、日本には◯◯道が多い。
茶道や華道もそうだ。
果たして蹴球道があるかは知らんが、日本の部活サッカーはそれに近いニュアンスがあるかもしれん。

サッカーのルーツはイングランドで、それは学校の部活サッカーから始まった。
まさに最初は、英国紳士養成の教育プログラムに近いニュアンスだったらしい。
それが全国区に普及するにつれ、工場労働者など大人たちのサークルを生み、それが後のクラブである。
最初は、なかなかクラブが部活サッカーに勝てなかったんだってさ。
しかし、クラブは助っ人を呼ぶ(今でいう補強)などして、やがて部活サッカーを凌駕していくことに。

クラブにもなると、人間教育は関係なくなっていただろうね。
サッカー文化は、そのクラブという形態で全世界に拡散した。
ただし、日本では元祖の部活サッカー、クラブではなく紳士養成プログラムの形で伝わったんじゃないだろうか。
やがて、それが高校サッカーとして定着。
もともと、日本は◯◯道などスポーツを精神修養の場とする文化土壌なので、クラブサッカーよりも部活サッカーがハマったワケね。

健全な精神は健全な肉体に宿る、なんて古臭い価値観さ。
肉体が健全な体育会系男子がみんな健全な精神かって、断じてそんなことないから。
結構、犯罪者いますよ(笑)。
でも一方で、長谷部みたく求道者みたいな奴も確かにいる。
長谷部は、サッカーを通して精神ステージが上がったタイプの典型だろう。
本田もそうかな?
彼なんて、もはや宗教みたいなステージにまできている。

日本に蹴球道、あるかもしれないね。
「規律をよく守る」「練習態度が良い」など欧州での日本人選手の評判を聞いてると、「礼に始まり、礼に終わる」という武道の精神がそこにあるんだと思う。
こういう伝統は、大切にしたいもんです。

さて、柴崎のデポルティーボ移籍が正式に決まったようだ。
「え〜っ?2部リーグじゃん」とガッカリした人もいるかもしれない。
確か、デポルは冬にも柴崎にオファーしてたよね?
あの時は、契約書にサインまで済んでたという。
もし、その時に移籍が実現してれば、デポルは1部昇格できてたかもしれないのに。
結果はプレーオフで惜敗し、昇格を目前で逃してしまった。
で、今季また2部のデポルなんだけど、そこで改めて柴崎にオファーしたってことは本気で彼を欲しがってるね。
また、一度はサインした義理もあるんだろうが、昇格しなかったデポルに行くと決めた柴崎も男気があると思ってさ。
半年前は申し訳なかった、という思いが彼にもあるんじゃない?
そこは武士道、彼もサムライである。

柴崎もああ見えて青森山田出身、体育会系部活サッカー出身ですよ。
それも青森山田中⇒青森山田高という中高一貫、中学の時から親元を離れてずっと寮生活を送ってきたという体育会純粋培養。
おそらくアントラーズでも寮に入ってたと思うので、彼は寮のベテランかも?
あぁ、そうか。
渡欧当初にメンタルやられたのは、おそらく寮じゃない生活に馴染めなかったんだな(笑)。

とにかく柴崎、今季は頑張ってほしい。
まずはデポルを1部昇格に導き、昇格した後はそこでヘタフェをフルボッコにしてほしいね(笑)。
2019/7/14(日)23:00

☆関西人
頑張っている大学生
日本が、大学世界一を決めるユニバーシアード決勝にてブラジルを4-1で下し、見事優勝したらしい。
7度目の優勝とのこと。

日本がブラジルを4-1で下すのは珍しいことだが、これはあくまでユニバーシアードの中での話。
そもそも、ブラジルでは大学サッカーなど傍流中の傍流だろうから。
日本でも一応は傍流かもしれんが、欧州や南米に比べれば、才能が高校⇒大学へと流れることが案外ある。
今回のブラジル戦でハットトリックを決めたという、上田綺世もそのひとりだね。

なぜ、プロ入りできる実力を備えた選手が、大学進学をするのか。
サッカー選手には、学歴なんぞいらんのに。
「万が一プロで芽が出なかった時、学歴は大事だぞ」という周りのアドバイスがあったのかもしれない。
あとは、大卒選手がJリーグで活躍してることも影響してるだろう。
高卒やユース上がりに比べるとプロデビューは確かに遅れるが、でも大学卒業後、あっという間にクラブでスタメン定着⇒あっという間に代表でレギュラー定着、という守田のような例もある。
あっという間に交通法違反で検挙でもされない限り、大学を卒業してからJリーグに就職するのも悪くはないんだよね。

あと、大学サッカーを続けながら、強化指定されるとJリーグでプレーできる制度もありがたい。
高卒からJクラブ入りする選手は、最初のうち、なかなか試合に出してもらえないこともあるだろう。
大切な18〜20歳の時期に実戦機会を失い、伸び悩む例もなくはない(今はJ3があるからマシかもしれんが)。
その点、大学サッカーに入れば、Jよりも実戦機会は保証される。
そこにJの強化指定まで加われば、鬼に金棒だろう。

もともと日本は欧州や南米と構造が全く異なっていて、学校体育会系の部活がここまでレベル高いのも珍しいんじゃないだろうか。
部活が強いのは、日本以外だと韓国や米国ぐらい?
日本における高校サッカーの熱なんて、ちょっと異常だもんね。
Jr.ユースからユースに上がらず、敢えて高校サッカーを進路にとる例もあるぐらいだ。

こういうのを見て、「だから日本サッカーはダメなんだよなぁ」という欧州厨もいるだろう。
欧州厨にとっては、巨大なクラブ下部組織が都市を全網羅している形こそが善。
学校の部活なんて指導者もしょせんアマチュアでしょ、と小バカにするものである。
あぁ、そういえば私が所属してたサッカー部も、顧問は美術の先生だったな…(笑)。
だから欧州厨の言わんとすることは少し意味も分かるんだけど、でも私は日本の部活文化を凄いと思っててね。
ここまで日本全国、都会からド田舎の津々浦々にまでスポーツを浸透させた日本の部活文化を我々はリスペクトすべき。
クラブ主導だと、正直ここまでの普及は無理だったと思うよ。
欧州や南米とは全く異なる歴史を経て、日本の部活文化は今こうして存在するワケさ。

上田綺世、先日のコパアメリカでは少し肩すかしだったけど、やはり期待の逸材だよね。
久保くんのようなクラブユースの申し子のような才能が出てくる一方で、上田のように部活界から出てくる才能があることも忘れないようにしましょう。
2019/7/14(日)14:51

☆関西人
奥寺二世
安部のサイドバックの話を聞いてて、何となく思い出したのが奥寺康彦のことである。
言わずと知れた、日本サッカー界のレジェンド。
彼は欧州で活躍した初めての日本人選手であり、ブンデスではリーグ制覇まで経験している。

で、この奥寺さんはもともとはFW、ウィングだったんだけど、途中からはサイドバックになったり、最終的には352の左ウィングバックに落ち着いた。
足が速かったらしく(100mタイムが11秒フラット)、また日本人らしく守備を真面目に頑張る選手だったので、ウィングよりはウィングバックの方がハマったのかもしれないね。

ウィングとウィングバックでいうなら、日本人がウィングバックに回される意味はとてもよく分かる。
ウィングは【守備<攻撃】のポジションゆえ、攻撃力が圧倒的でなけれはならない。
日本人で、そこまで圧倒的な攻撃力のウィングはいるのか?という話だ。
メッシやロッベンとかを見てると、さすがに「圧倒的」とは言いづらいよね…。

日本人は攻撃とか守備とかを特化するタイプではなく、バランスよくという中庸のタイプなんだ。
だから、奥寺さんもウィングよりウィングバックの方がハマったかもしれない。
今の時代に分かりやすく言えば、原口元気。
あんな使い勝手のいい選手は、なかなかいないよ。
彼はドリブラーだが、彼より突破力あるドリブラーは日本国内ですら何人もいるよね。
しかしそれら選手は、原口より守備力が劣る。
よって原口の攻撃力+守備力の総合値は、ポイントとして彼らを上回るんだ。
ブンデスでは一時期より日本人選手が減ってるんだけど、地味だけど原口はしっかり残ってるでしょ。
なんか、彼は奥寺さんっぽいな、と思って。

奥寺さんを重用したのは、名将レーハーゲルである。
我々の世代からすると、欧州選手権でギリシャを優勝に導くという奇跡を起こした人だね。
かなり、堅い守備をさせる人だった。
あのての監督からすると、献身的な日本人は使い勝手のいい駒だと思うよ。
同じくドイツ人でいえば、マガトもそうだ。
彼も、長谷部や内田など日本人選手を重用する監督だった。
規律を守る日本人は、あのての鬼軍曹には極めて使い勝手のいい駒らしい。

いや、献身性だけではない。
かつて奥寺に名付けられた異名は、「東洋のコンピューター」だったという。
これはプレーの正確さ、安定感から付けられた名前らしい。
よく走る、だけど精度あるプレーをできる、そういうプレーが日本人選手として一番の売りでしょ。

で、これからウィングからサイドバックにコンバートされるかもしれない安部。
環境はドイツでなくスペインだが、きっと彼には「日本のメッシ」なんかではなく、「東洋のコンピューター」を求められてるんだと思う。
第二の奥寺になれるか?
2019/7/14(日)12:59

☆若葉
東京五輪と東京世代
Jリーグ開幕以降五輪優勝国と主力
1996アトランタ ナイジェリア(カヌー)(jj・オコチャ)
2000シドニー カメルーン(エムボマ)(エトー)
2004アテネ アルゼンチン(テベス)(サビオラ)
2008北京 アルゼンチン(メッシ)(アグエロ)
2012ロンドンメキシコ(ドス・サントス)(ペラルタ)
2016リオ ブラジル(ネイマール)(G・ジェズス)
2020東京 (冨安)(堂安)(三好)(安部)
2024パリ (久保建英)(中井卓大)
南米3回 アルゼンチン アルゼンチン ブラジル
アフリカ 2回 ナイジェリア カメルーン
北中米1回 メキシコ
欧州0回
アジア0回
オセアニア 0回

五輪とはいえ優勝国はそうそうたるタレント軍団である。

五輪日本成績

対欧州
ハンガリー 3ー2
スロバキア 2ー1
イタリア (銅メダル)3ー4
オランダ 0ー1
スペイン 1ー0
スウェーデン1ー0 勝率67%

やれてはいる。
欧州は五輪は100%ではない。

東京五輪出場国の東京世代選手
フランス
(キリアン・ムバッペ)パリSG 日本→下部組織 (畠山)
(ウスマン・デンベレ)バルセロナ 日本→バルセロナB (安部)
スペイン
(ミケル・オヤルサバル)Rソシエダ13得点→RマドリーB(久保)
ドイツ
(カイ・ハフェルツ)レバークーゼン 17得点→ハンブルク(伊藤)
ルーマニア
(ヨヌツ・ラドゥ)ジェノア正GK 日本 ボローニャ(冨安)
(ヤニス・ハジ)ゲオルゲ・ハジ実子A代表 日本→(三好)

対南米
ブラジル (銅メダル)1ー0マイアミの奇跡
ブラジル 0ー1
パラグアイ(銀メダル)3ー4
コロンビア2ー2 勝率33%

苦手…
勝利はマイアミの奇跡のみ

ブラジル 世代別選手
(G・ジェズス) マンチェスターC13得点 日本→(板倉)
(ダヴィド・ネレス) アヤックス14得点 日本→(堂安)
(リシャルリソン) エバートン13得点 日本→(サイゴダード)

対北中米
アメリカ2ー2
アメリカ0ー1
ホンジュラス0ー0
メキシコ(金メダル)1ー3 勝率0%

苦戦…

アメリカの東京世代
(クリスチャン・プリシッチ)チェルシー 日本→英4部(松坂暖)

対アフリカ
ナイジェリア(金メダル)0ー2
南アフリカ2ー1
ガーナ1ー0
ナイジェリア1ー2
モロッコ1ー0
エジプト3ー0
ナイジェリア (銅メダル)4ー5 勝率57%

ナイジェリア以外に4戦全勝
ナイジェリアに3戦全敗

ナイジェリアの東京世代
(サムエル・チュクエゼ)ビジャレアルWG5得点→(久保)レアルB
セネガルの東京世代
(イスマイラ・サール)レンヌ WG 8得点→(久保)RマドリーB
(ムサ・ワゲ)バルサB W杯日本戦得点SB(安部)バルサB
モロッコの東京世代
(アシュラフ・ハキミ)ロシアW杯レギュラーSB (久保)RマドリーB
RマドリーB 28試合→Rマドリー9試合→ドルトムントスタメン
(ユセフ・エン=ネシリ)リーグアン9得点W杯得点(上田)学生

欧州は100%ではなく南米もメッシ ネイマールは優勝済みで不参加ではないだろうか?
過去に3位が日本も韓国もあり今回は開催国ですからフルメンバーならメダルはノルマで色で評価が分かれるのではないでしょうか?
パラグアイの銀メダルやチリの銅メダル、韓国の銅メダルではサッカー界では印象的ではなかったようですからやはり金メダルを期待しています。
五輪でもアジアから金メダルならかなりのインパクトがあります。
欧州駐在強化部員になった藤田俊哉には欧州クラブとの交渉で力を尽くしてもらいたい。
日本代表に期待しています。
2019/7/14(日)10:28

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