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過去ログ577 2019/3/31 10:51

☆関西人
新世代
Jリーグを見てると、意外に東京五輪世代のメンバーが試合に出てるんだよね。

・前田大然
・久保建英
・三好康児
・安部裕葵
・松本泰志
・高宇洋
・初瀬亮
・杉岡大暉
・原輝綺
・菅大輝
・橋岡大樹
・町田浩樹
・立田悠悟

目についたところをざっと挙げたが、細かく調べればもっといるだろう。

それに付け加えて、欧州組もいる。

・堂安律
・冨安健洋
・板倉滉
・中山雄太
・伊藤達哉

これらメンバーを合計すると、18名。
既に、メンバー枠フルである。
実際は、これにGKを複数名足さなきゃならないし、センターFWも少ないから小川航基か誰かを足さなきゃならないし、上記メンバーのうち3分の1ぐらいは落ちるんじゃないだろうか。

とはいえ、なかなか充実した世代だ。
過去の五輪代表を振り返ると、代表の主力であっても所属クラブでは試合に出れていない選手が多かったと思う。
その点、今回はGKを除けば、ほとんどのポジションでクラブの主力級が揃っている。

・・・・前田
安部・・三好・・堂安
・・高・・・松本
杉岡・町田・冨安・原
・・・・◯◯

久保くんですら、スタメンは難しそうだね。

東京五輪は絶対に結果を出さなきゃならない大会ゆえ、おそらくオーバーエイジは使うかと。
どのポジションかは分からないけど、2列目は入れる余地がなさそうなので、GKとボランチ、センターFWあたりかな。
代表引退した本田ですら五輪代表入りを目指してるというが、ぶっちゃけポジションがないと思う。

今、監督の森保さんがA代表と五輪代表を兼任してるのは、コンセプトを揃えてふたつを融合しやすくする目的なのは間違いない。
その点で、本来オーバーエイジはやりやすいはずなのよ。
今までオーバーエイジを躊躇する流れがあったのは、どうしても直前合流で融合が難しかったことがあると思う。
呼吸が合わず、持ち味を出せなかったオーバーエイジはこれまで多かった。
でも今は、堂安や冨安が既にA代表の主軸で、今後さらに五輪代表メンバーをそこで増やしていけば、融合問題は普通に解決できる。
まずは、上記メンバーの一部をA代表に召集することから始めるべきだろう。

それにしても、GKはどうすりゃイイの?
五輪世代でJ1の主力はいないと思うし、大型の逸材はいても経験が浅い。
だからオーバーエイジになりそうなんだが、そもそもA代表ですら絶対的守護神が今は不在である。
ここは日本のアキレス腱だね、
2019/3/31(日)10:51

☆関西人
四半期決算
一応、ここで中締め。
四半期決算として、日本代表を一回総括しておこうかと。
ほら、以前にハリルと技術委員会が作成したポジション別の序列表があったじゃん?
あれに近い形で、私なりに現時点における日本人選手の序列表を作っておこうかと。
コパに呼べないとか、そういうのは一切関係なしでね。

【FW】
@大迫
A小林悠

大迫の代替がいないことは既に分かってることなので、Aは差別化し、裏に飛び出す系を選ぶことにした。
浅野や武藤、武蔵のスピードもイイが、オフザボールを含めた完成度では小林悠かな、と。
今季、まだリーグで無得点は気になるけど。
Bは、ドイツで復調気味の久保裕也。
なぜ久保かというと、そりゃ中島や南野というリオ組がこれほど主軸になってきてるんだから、リオ組のエースストライカーだった久保は優先してチョイスすべきでしょ。

【トップ下】
@南野
A香川

今のところ、やはり南野>香川だろう。
南野はポストプレーヤー系と、香川は裏に飛び出し系とタテの関係を作るイメージ。
Bは、鎌田かな。
最悪、彼ならFWとしても使えるし。

【左ウィング】
@中島
A原口

今の流れでいうと、中島は外せない。
原口を2番手にするのはモッタイナイので、右に回すのも可とする。
Bは、最近フロンターレで左をやってる家長か、最近アントラーズでイケイケの安部のどちらか。
宇佐美は、今回をもって落第とする。

【右ウィング】
@堂安
A乾

左利きの堂安は外せない。
Aは、乾で。
彼は左でも可。トップ下でも可。
トップ下が香川の場合は、乾のサイドを優先とする。
Bは、飛び道具の伊東純か、将来を見込んで久保くんか。

【レジスタ】
@柴崎
A小林祐

Aは大島だろ、と思う人は多いかもしれんが、彼はスペ体質ゆえ外した。
小林祐は、左足キッカーとしてもチームに必要である。
Bは、やはり青山かな。

【守備的MF】
@遠藤航
A橋本拳

あれ、山口蛍は?守田は?と思うだろう。
そう、今回のキリンチャレンジをもって橋本が圏外からランクインした。
橋本は、山口より守田よりサイズがある。
森保戦術が最終ラインまで下がるのを守備的MFに求めてることを思うと、かなり使える人材かと。
Bは、守田で。

【右サイドバック】
@酒井宏
A室屋

もはや酒井は別格として、室屋はどうなんだろうね。
西の方がイイ、いや、将来性を見込んで橋岡だ、と考える人もいるだろう。
室屋の利点は、リオ組ということかな?
いや、一応はJリーグ首位チームのサイドバックだ。
Bは、とりあえず西ね。

【左サイドバック】
@長友
A佐々木

佐々木?と不満に感じてる人は多いはず。
でも、高さを含めた彼の守備力はなかなかですよ。
前が中島ということを前提にすると、ここは守備重視で考えたい。
Bの候補は、車屋、山中、安西、杉岡、といったところか。

【右センターバック】
@冨安
A三浦

三浦いらん、と思う人も多いだろう。
しかし彼の持ち味は右足のフィードであり、森保さんが三浦を常に呼ぶのはそこに意味があるかと。
Bは、植田かな。

【左センターバック】
@吉田
A昌子

吉田が当分はDFリーダーとして、いずれは昌子がその役割になりそう。
問題は、Bである。
キリンチャレンジで畠中の大抜擢により、遂に槙野が落ちる可能性が訪れたと思う。
畠中は身長184cm、両利きで、特に左足キックの精度が武器である。
左足フィードは貴重ゆえ、Bは槙野でなく畠中。

【GK】
@東口
Aシュミット

足下の技術では、シュミットが東口を上回ってるらしい。
それでも今のところ東口が優先されてるのは、セーブは東口の方が上なんだろう。
そこは、専門家の判断を信じるしかない。
Bは権田?
いや、将来を見込んで中村航にする。

@
・・・・大迫
中島・・南野・・堂安
・・柴崎・・遠藤
長友・吉田.冨安・酒井
・・・・東口

A
・・・.小林悠
原口・・香川・・・乾
・・小林祐・橋本
佐々木.昌子.三浦.室屋
・・・シュミット

B
・・・・久保
安部・・鎌田・・伊東
・・青山・・守田
安西・畠中.植田・西
・・・・中村

@は、2列目で点を取る。
AやBは、FWが裏を狙って点を取る。
FWが点を取らなきゃならないので、本当は今季無得点の小林や久保がベストというワケではない。
いずれ武藤や浅野が復活したら、あるいは武蔵や北川、あるいは鈴木優磨が成長したら、そこにハマるかもしれないね。
2019/3/30(土)10:42

☆関西人
小林祐希移籍?
小林祐希のヘーレンフェーン退団が確定したようだ。
移籍する説は毎年のように出てたけど、毎回消えていた。
でも今回ばかりはクラブの財政事情らしく、移籍は間違いないだろう。

小林は、スペイン移籍を希望している。
特にオファーがある話は聞かないけど。
ステップアップできるかは、どうかなぁ。
今の市場価格ランキングを見ると、小林は日本人選手の中で38位。
さほど高い位置にはつけていない。
カタールの塩谷司より下だし、土居聖真など国内組よりも下である。
市場では、ぶっちゃけ注目株ではないみたいだよ。

とはいえ、彼に実力がないワケではない。
だから、見てる人は見てると思う。
仮に今夏で移籍金ゼロになるなら、必ずどこかから声がかかるはず。
多少は名前が通っている、オランダ国内が一番有力だと思うけど。
彼の代理人は、スペイン人なんだそうだ。
その代理人の手腕次第では、一応スペイン移籍もあり得ないワケじゃない。

もし彼がスペインに行けば、柴崎との因縁が出てくるね。
同じ92年生まれの同期、同じポジション。
世代の中では柴崎が頭ひとつ抜けた司令塔で、一方の小林は4番手か5番手ぐらいの目立たない存在だったかと。
これで小林がスペインに行けば、ようやく彼は世代のエース・柴崎に追いついたことになる。
国内にいた時は、柴崎がアントラーズで小林がジュビロ。
完全にライバル関係じゃないか。
でも、二人の対決はジュビロが一時期J2だったこともあり、さほどなかったんだよね。

でも、小林は運のある男だ。
東京ヴェルディで頭角を現したのは彼の実力として、そこからジュビロに移籍したのが良かったよ。
そこで自身と同じ左利きを優遇する傾向にある監督・名波と出会い、一気に開花した。
また、オランダ移籍も時期尚早かと思いきや、ヘーレンフェーンはあまり選手層の厚くないチームだったみたいで、彼は普通に出場機会を得た。
いきなりブンデスとか行ってたら、ずっとベンチだった可能性が高いかと。

彼が尊敬する本田圭佑は、オランダを足掛かりに、次はロシアへ、そこからイタリアへと行った。
でも本来の理想は、「レアルのI番」だったのは有名な話。
結局本田のスペイン移籍は実現しなかったが、小林はその尊敬する先輩の果たせなかった夢を、これから追うのかも。

柴崎や乾以前にも、スペインに挑戦した日本人が何人かいる。
俊輔、家長、清武など、日本でトップグラスの華麗な足技を持つ選手たちが挑戦をしてきた。
でも、ダメだったんだよね。
だからこそ、ちょっと彼らとは毛色の違う小林とか、逆に面白いんじゃないかな、と。

基本、小林はパスの選手だ。
それもアシストの類いのパスではなく、攻撃のスイッチを入れるパスに持ち味がある。
得点は、ほとんどしない。
悲しいかな、欧州というところは得点、もしくはアシストをしないなら守備力があることをMFに求めるんだが、この守備力が小林は特にストロングポイントというワケでない。
多分、代理人って売り込みの際にデータ指標を使うんじゃないかな。
得点、アシスト回数、パス成功率、ドリブル成功率、空中戦勝率、ボール奪取回数などなど、プレゼンにはデータが必須である。
漠然と「良い選手ですよ」と言っても相手には伝わらないし。
問題は、小林が数値化した時に良い選手かどうかだ。
良い選手なのは間違いない。
でも、データ上では中庸かもしれないし、売り込みは難しいかもしれないね。

その点、同じオランダでも堂安なんかは売りやすいだろうなぁ。
2019/3/29(金)11:46

☆関西人
ベストバランス
香川や乾は、結構試合中に声を出して指示をしてるシーンがある。
いまや彼らもチームリーダー、大人になったな、と感じる。

一方、中島らはあまりそういうシーンを目にしない。
まだチーム内でも若手ゆえ、指示を出す立ち位置でもないんだろう。
いや、年齢だけのことではなく、彼らは周囲に注文出すよりも自分で球を運べるだけの自負があるのかもしれない。
いわば、自己完結型のプレーヤーってことさ。

YouTubeでレオザフットボールの動画を見てると、レオザはボリビア戦のスタメンを「司会者ばっかりの前線」と表現していた。
なるほど、と思ったね。
あの前線は司会進行をするキャラばかりで、ちゃんとボケて、笑いをとれる雛壇芸人がいなかったんだな?
途中投入の中島ら三銃士は、一発で爆笑をとれる類いの持ちギャグを持ってるタイプ。
このてのギャグの炸裂は、言うなれば若手の特権である。
若手の雛壇芸人は、自分に出番が来たら自分のアピールに集中するでしょ。
一方、司会者は自分のアピールより全体のバランスを考える。
そこが決定的な違いであり、「司会者ばっかり」になると皆が各々にバランスをとるもんだから、かえってつまらない番組になってしまうワケさ。
誰も、ハッチャケない。

とはいえ、香川、乾、宇佐美の3人のうち、三銃士に最も色が近いのは乾だと思う。
それは、↓の個人スタッツに数値として表れている。
宇佐美も本来そっち系じゃないかと思ってたが、それは勘違いだったようだ。
で、少し思ったのよ。
どうしてもI番だからここまで香川に執着してきたけど、いっそ今後は潔く香川を諦め、乾と三銃士の融合の方に期待をシフトするのもありなんじゃないか、と。
だって、スタッツを見てもその方が相性良さそうじゃん?
トルコリーグで活躍する選手と、スペインリーグで活躍する選手。
どっちを優先すべきかって、そこはやっぱ後者でしょ。

乾は香川に劣らぬ戦術勘の良い選手であり、サッカーiQが高い。
さらに、技術も高い。
さらに、よく声を出して周囲に指示を出す司会者キャラだ。
このリーダーシップは、三銃士にはないストロングポイントだろう。

・・・・鎌田
中島・・.乾.・・堂安

これでイイんじゃない?
乾はトップ下というより、左サイドも右サイドもできるという意味での真ん中。
別に、ずっと真ん中にいなくてもイイのよ。
右に振れたり、左に振れたりするのでOK。

@乾がサイドに振れる。
Aトップ下が空く。
B鎌田がそこに下りる。
Cトップが空く。
D中島(堂安)が、そこへカットイン。
E乾が起点に。
F乾→中島(堂安)シュート→得点

というので、いかがでしょうか。

南野がいる場合は、鎌田が下がる→南野がその空いたスペースに飛び出す、という形で理にかなってるんだけど、それは攻撃オプションとして後半に温存してはどうかな?
もともと、南野はザルツブルクでジョーカー起用が多い。
対して、乾、中島、堂安は先発起用が多く、そう考えるとやはり彼らの方が優先なんですよ。

これ、今のところのベストバランスだと思うけどなぁ。
南野より、堂安の方がいらん?
いやいや、だから彼は左足キッカーだから必要なんだってば。
もし小林祐希がスタメンになるというのなら、少しは堂安アウトも考えるけど。
2019/3/29(金)1:01

☆関西人
スタッツ
スポナビに掲載されている、ボリビア戦のスタッツを見た。

ポゼッションは日本が68%で、ボリビアが32%。
シュート数は日本が13本で、ボリビアが3本。
圧倒的じゃん?
これでギリギリの1-0勝利は、コスパが悪すぎる。

一方、個人スタッツ。

【ボリビア戦シュート数】

@乾…3本(1本)
A宇佐美…2本(0本)
A中島…2本(1本)
B香川…1本(0本)
B小林祐…1本(0本)
B佐々木…1本(0本)
B南野…1本(0本)
B堂安…1本(1本)
B武蔵…1本(0本)

※カッコ内は枠内シュート数

【ボリビア戦ドリブル回数】

@中島…6回(4回)
A乾…4回(3回)
B安西…3回(2回)
B香川…3回(1回)
B小林祐…3回(1回)
C南野…2回(0回)
D宇佐美…1回(1回)
D鎌田…1回(0回)
D堂安…1回(0回)
D武蔵…1回(0回)

※カッコ内は成功ドリブル回数

目を引くのは、中島のドリブルである。
途中投入の彼が、スタメンを凌いでドリブル回数のトップだから。
成功率も高い。
そして、数値で見ると乾もよく働いている。
シュート本数はトップ、ドリブル回数は2位。
中島、乾、安西がドリブル回数で1〜3位を占めてるところを見るに、このチームは相変わらず左サイド偏重だね。
ちょっと意外なのが小林祐希のドリブル回数。
やはり、彼は「攻撃的ボランチ」のようだ。
2ボランチとして柴崎と組ませることを夢想してたけど、やはりそれは現実的じゃないのかな…。

もうひとつ、これはスポナビと別の記事だがパスのデータを見てみると、ちょっと興味深いことが。
↑のデータではドリブルで突出した貢献をしている中島が、「パス成功率」のデータを見ると57,9%。
チームの中で最も低い数値だ。
香川は92,3%。
これ、中島が「チャレンジ」のパスを選択し、一方の香川は「安全」なパスを選択してたということだろうか?
あと、ボランチで見ると小林が90,6%、橋本が92,3%なのに対し、なんと柴崎が78,9%。
これも柴崎のパスがヘタクソだということは考えにくく、おそらく「チャレンジ」なんだろう。

考えようによっては、香川はあまり「チャレンジ」しなかった、とも解釈できる。
トップ下でパス成功率92,3%って、あまりにも高すぎるよね。
ボールを大事にする考え方だったんだろうが、やはり志向がトップ下というよりやや後ろのスタイル、インサイドハーフ、もしくはボランチに近いものがあるんじゃないだろうか。
後半の選手交代があるまで試合がなかなか動かなかったのは、こういう香川の志向によるものだったとも考えられなくはないね。
自分より、乾を活かす志向だったのか?

あと、ボリビアの個人スタッツを見ると、ドリブル回数ではレオナルド・バカという右ウィングの選手がチームトップだった。
7回仕掛けて5回成功している。
バカは、ドリブルが上手いんだな?
ちなみに、ボリビアは後半にヘンリー・バカという選手を途中投入してきて、チームのバカは2人になった。

香川も、もう少しだけバカになっても良かったかもしれない。
2019/3/28(木)9:48

☆関西人
大人とヤンチャ小僧
森保さんのコメントを聞いてると、前半のメンバーを評価してるみたいだね。
前半が効いたから後半に点を取れた、と。
つまり、前半がフットワークを生かしたアウトボクシングで、ジャブとボディブローを連打してた感じ。
で、そういう形を作った後だから、終盤には接近戦に持ち込んでのハードパンチが顔面にクリーンヒットしたんだ、という意味なんだと思う。

これ、どうなんだろう。
じゃ、逆に前半を中島ら既存メンバーにして、後半を香川や乾や宇佐美にしてたらどうだったのか。
あ、それはコロンビア戦か…。
あの試合はあの試合で、後半に香川が入ってからの方が球の回りは良くなってたような気がするよね。
普通に考えると、組み立てとしては前半に「アウトボクシング」、後半から「接近戦でハードパンチ」の方が理にかなってると思う。
ん?
ということは今回の試合は理にかなっていて、中島らは切り札、ジョーカーとして後半まで温存した方がイイってこと?
そこが難しいところだ。
誰も、そうは思ってないだろうから。

それはそれとして、私が最近「ありだな」と思うようになってきたのが左サイドバックの佐々木である。
今まで正直、やや消極的に見える彼のスタイルはあまり好きではなかったんだが、今回は良くも悪くも妙に目立つ若手の安西を見てて、「なんかウザイ」と感じてしまったのよ(笑)。
サイドバックは佐々木ぐらいに脇役なのがちょうどイイんじゃないかな、と。
特に、中島が前にいる時はただでさえ左サイドがワチャワチャしてるのに、それに加えて後ろまでワチャワチャしてたらウザくてたまらん。
そして右サイドも、西の圧倒的な目立たなさ、あれは逆にイイよね〜(笑)。
前の堂安がヤンチャ小僧だから、逆に後ろはあれぐらいに大人の色気がある対応がイイのさ。

でも中島や堂安でなく、香川らが前にいる時は、逆に後ろがヤンチャなぐらいがちょうどイイんじゃないの?
なんのかんの言いながら、香川は大人のサッカーしてるからね。
ポゼッションして、スペース作って、決してオラオラにならないし、決してヤンチャなことはしない。
要は、大人+ヤンチャ小僧の組み合わせがベストなんですよ。
大人+大人では破壊力に欠けるし、一方で小僧+小僧では安定感がない。
よく考えたら、あの長友ですら中島がいる時は上がりを自重してるもんね。
要は、そういうことなんだろう。

だから今後のキーワードは、大人とヤンチャ小僧。
その配合比率こそが、このチームの明暗を分ける。
どこを、ヤンチャにするのか。
どこを、大人にするのか。
それを考えていこう。
2019/3/28(木)1:17

☆関西人
ボリビア戦
勝つには勝ったが、収穫はなかったんじゃないだろうか。
分かりやすく解釈すれば、旧世代を先発させて点が取れず、それをまるごと新世代に入れ替えたら点が取れた、新世代の勝利、ということになる。
でも現実は、ああしてまるごとユニットを入れ替えたらサッカーの質は変わるし、ボリビアがその質の変化に対応しきれてないうちに点を取った、というだけのことだろう。
旧世代と新世代の優劣という話ではないと思う。

本来、このキリンチャレンジで欲しかった収穫は、世代の融合じゃなかったの?
それをまるごと入れ替えて、こっちが優れててこっちが劣ってるなんて形にしたのは少し納得いかん。
私が一番見たかったのは、三銃士と香川の融合である。
それが、あまりにも限られた時間だった。
これじゃ、香川イラネと思う人たちも普通に出てくるよ。

公式戦でも6人入れ替えを認めてくれるなら、今回みたいな「総替え」の采配で勝つこともできるさ。
でも、実際は無理でしょ。
だからこそ色々な調合を試して、その化学反応をひとつひとつ丁寧に見るべきだったんだ。
それをユニットまるごと「総替え」って…。
雑すぎる。

いや、森保さんもギリギリまで我慢したんだと思うよ。
でも最後は我慢の限界で、さすがに3戦続けて勝てない事態だけは避けたかったんだろう。
で、一気に三銃士+柴崎という、いつもの形に戻してしまった。
森保さん自身、これで勝利を拾ったことに納得してないはず。
本当は香川や乾の段階で点を取り、もっと後半は丁寧な調合でチーム変化のバランスを見たかったはずだ。

鎌田は、やはり本質がMFだったね。
あまり下がるなと言われてたらしいが、でも実際は下がった時の方が味が出ていた。
この下がる形を前提にして、私は1TOP候補にカウントしてイイと思う。
意外かもしれんが、私は香川もOKですよ。
やはり、彼にしかできないプレーがあるから。
乾もしかり。
あと、橋本拳もOKじゃない?
小林祐は、そうだなぁ。
やはり、柴崎+小林のコンビをもう一度見てみたい。
あと、安西や畠中は次も呼ばれそうな気が。

総じて、今回のスタメンはムチャクチャ悪かったワケではない、
ただみんな手探りで、思い切ったプレーができていなかった。
そこが三銃士との違いかな。
終盤は彼らの仕掛ける意識が注入されて、ようやく試合が動いたワケで。

まぁ、これをもって白黒ついたワケじゃありませんよ。
チーム内の勝ち負けの問題じゃないだろう。
コパに出るのが勝ち組、出ないのが負け組というワケではなく、そもそもコパ派遣を各々クラブが認可するかどうかがまだ分からないんだから。
だから望む望まないに関わらず、必ずや何らかの融合チームになる。
そして今回のトライアウトは、中島らの力を再認識させられた一方、落とすべき選手を明確にはできなかった形だと思う。
2019/3/27(水)10:23

☆関西人
攻撃的なサッカー
鎌田がFWだと、ゼロTOPになるのでは?という見方がある。
確かに鎌田は本職がMFであり、ついつい球を貰いに下がることはあり得る。
でも、下がるのは大迫でも同じこと。
そこから、大迫下がる→南野上がるという入れ替わりのパターンか、それとも大迫下がる→香川との距離を縮めてショートパス連携で崩すパターンか、FWが下がることでトップ下の機能にはふたつ考え方が出てくるんですよ。

今回は森保さんが明言した「総替え」で香川先発が濃厚であり、↑のふたつの考え方なら後者になりそう。
これ悪い言い方をすると、ちょっと中盤が渋滞する可能性あるワケね。
多少の渋滞は戦術だからしようがないとして、この場合カギを握るのはサイドなんですよ。
鎌田が空けたスペースにトップ下の南野が飛び出すのが既存の考え方なら、香川トップ下の形は香川がスペースに飛び出すというより、宇佐美や乾がそこへカットインしていくパターンの方が濃厚だと思う。
特に、左の宇佐美。
宇佐美は両利きだが基本は右利きであり、左サイドならその右足が内角なのでシュートに有利なんだ。
右サイドの乾よりもね。
よって、このシステムでは宇佐美こそが活躍すべきである。

【香川トップ下パターン】

➡➡宇佐美⬇⬇乾⬅⬅
・・香川↔鎌田

【南野トップ下パターン】

⬆⬆・⬇⬇南野
中島・鎌田⤴⬅堂安⬅

今さら宇佐美かよ、と皆さん思うだろう。
しかし私は、彼が朽ちたと決めつけるのはまだ早いと思うし、今でも期待してますよ。
でも今回のテストで不発なら、もう宇佐美は呼ばれないかもね。
右の起用ならともかく彼の定位置が左だというなら、今回は呼ばれてないけどレギュラー格に原口元気がいるんだから。
実質、宇佐美にとってはこれがラストチャンスかもしれない…。

今回のキリンチャレンジは、コパに向けたトライアウトだと言われている。
だけど思うが、コパって結果を求める大会か?
言っちゃ悪いがベストメンバー組めないんだし、もともと予選突破は無理だろ。
負けることが前提、それでも出るのは経験を積みたいからだ。
つまり、コパは経験を必要とする選手こそを使うべきなのよ。
先のある選手たち、今後の日本を背負っていく選手たち。
たとえば、久保くんとかね。

そうそう、トルシエの時のコパを覚えてる?
華々しく大会準優勝を飾った同年のワールドユースと対照的に、若手を除きベテランと中堅のみで構成した日本代表は惨敗、予選敗退。
今から思うとあの惨敗は、「ね?日本には世代交代が必要でしょ?」という策士・トルシエの代表刷新プランの一環だった気もする。
コパの後、実際に代表はバッサリとベテランが切られ、どんどんとナイジェリアユース組の若手が入ってきたワケで。

もちろん森保さんはトルシエのようなタイプの人ではないので、コパという大事な機会をそういうのには使わないと思う。
とはいえ、もしコパで結果を出すことにこだわるというのなら、もっとガチガチに守れるチーム、コロンビア相手にもスコアレスドローを狙えるようなチームを作るはずだ。
なのに、今はそういう志向ではない。
普通に攻撃的な志向を見せている。

きっと森保さんは、普通に攻撃的なチームでコパに臨むつもりなんだろう。
だからこそ、宇佐美を呼ぶワケよ。
香川も乾も呼ぶワケよ。
一方、守備的な選手は大して呼んでないのも事実。
だとすりゃ、今回のボリビア相手には点を取って勝たなきゃね。
ボリビアは南米の中でも下の方のチーム。
もしコパで同グループになったら、確実に勝ち点3を計算しなきゃならないチームだ。
トルシエの時のコパはグループリーグ成績が2敗1分けで、唯一負けなかった相手がボリビアである。
ましてやホームのキリンチャレンジだったら、負けは論外、引き分けでもダメ、絶対勝つべきなんですよ。
2019/3/26(火)9:51

☆関西人
インサイドワーク
ボリビア戦、森保さんは「総替え」の予定だという。
ということは、スタメンは↓になるのか?

・・・・鎌田
宇佐美・香川・・・乾
・・小林・・橋本
安西・畠中・三浦・西
・・シュミット(中村)

前回の2列目が
中島↔南野↔堂安
次回の2列目が
宇佐美↔香川↔乾

前回は、中島・南野・堂安がエリア外からでもシュートをガンガン打っていた。
でも次回の香川・乾・宇佐美は、ワンツーなどの連携でエリア内に侵入をしていくスタイル。
どっちがイイかって、まず私は遠めからでもシュートするのを肯定するけどね。
ただ、遠めのシュートはよっぽどじゃないと入らない。
だから、そこは駆け引きなんですよ。
それは野球のピッチングの組み立てと同じで、たとえば外角ギリギリに曲がるカーブを3球続けて投げた後に、最後は内角高めに速いストレートをキメて三振、みたいなのをイメージしてほしい。
こういうのをインサイドワークというんだけど、もちろんサッカーでもインサイドワークは重要である。
ミドルをガンガン打ち、敵DFにはコース切りのブロック意識をしっかり植え付けた上で、いざというタイミングで敵には想定外のワンツー、意表をついてラインの裏をとる、みたいな感じさ。

こういう意表をつく撹乱のスイッチオンは、戦術を仕切る司令塔(トップ下?)の役割である。
となると、それはスタイルとして南野じゃないんだよね。
中島でも、堂安でもない。
適任は、香川か乾だろう。
よって私が想定するベストの前線布陣は、DMN+香川(乾)なのよ。

・・・・◯◯
中島・・香川・・堂安

もしくは
・・・・◯◯
中島・・南野・・・乾

前戦を見ても今さら中島は外せない流れだし、外すなら南野か堂安のどちらかである。
もちろん外さずに南野や堂安を1TOPにコンバートするのもありなんだけど、一応↑の◯◯は武蔵か鎌田を想定しています。

DMNはインサイドワークより、いかに速い球を投げるか、いかにキレのいい変化球を投げるか、というピッチャー魂みたいなモノで勝負している。
だけど、ピッチングはピッチャーだけで成立するモノじゃなく、サインを出すキャッチャーも必要でしょ?
ピッチャーとキャッチャーがいて、初めてバッテリーが成立する。
しかしDMNの中には、キャッチャー的役割がおらんのだわ。
3人ともがピッチャー。
そういう意味で、香川や乾のようなベテランも前線には必要じゃない?と感じてしまうのよ。

多分、今までそのキャッチャー的役割を果たしてくれてたのが、大迫なんだろうね。
彼はセンターFWでありつつ、意外と司令塔的な視点も持ってる人だから。
あぁ、そう考えると鎌田とか面白い素材なのかな?
前線でFWのポジションに就きつつ、その視点は点取り屋というより司令塔。
いざという時にスイッチを切り替える役割としては、意外に適任なのかもしれない。
2019/3/26(火)1:07

☆関西人
オーラ
鈴木武蔵について、さらにひとつ。

ビジュアル的に、彼はインパクトあるキャラだった。
彼、五輪代表の頃より数段カッコ良くなってるよね。
コロンビアのハメスロドリゲスはワールドワイドにイケメンとして知られてるが、ぶっちゃけピッチ上で並んでるのを見ると、私には武蔵の方がカッコ良く思えた。

ポイントは、目ヂカラだな。
あの眼光の鋭さは、私は「ジョジョの奇妙な冒険」ぐらいでしか見たことがない。
というか、武蔵と山口蛍と佐々木翔の3人が並ぶとジョジョ感が凄いのよ。
普通にスタンド出てきそう。
協会は、荒木飛呂彦先生に著作権料を支払うべきだね。

カッコ良くなったといえば、香川真司もそうである。
私服のセンスが昔と大違いだ。
昔は、常に浪人生みたいなチェック柄のシャツを着て「チェック柄が好き」とか言ってたのに、最近は妙に小洒落た服を着てる姿が目につく。
髪色も変わったし。
スタイリストでも付いたのかな?

昔は女性人気の高い代表選手といえば、内田篤人がダントツだったよね。
内田はジャニーズ系だった。
でも今は、上記の武蔵とか見てると、だんだんジャニーズ系からEXILE系にシフトしてきてる感がある。
私はジャニーズ系でもEXILE系でもどっちでもよくて、私たちより今の子供たちに「カッコいいな」「いつか自分もあんな風になりたいな」と思わせる存在であってほしいんだよな。

コロンビア戦の実況席には、西野さんと中澤がゲストで来てたんだけど、ふたりともカッコ良かったなぁ。
特に中澤、スーツ着てるとやたらカッコ良いよね。
オトナの色気がある。
近い将来、彼が監督になってピッチサイドから選手たちに指示を出してる姿を想像すると、そのオーラは凄いだろうな、と。

サッカー選手って、カッコ良い人多いんですよ。
野球だと確かにイチローなんかカッコ良いけど、そう感じるのは彼ぐらいで、数としてはサッカーの方がカッコ良い人多いと思う。
ツネ様とかガンバの監督を今やってるけど、案の定オーラ全開である。
あのオーラだけで、近い将来の代表監督就任可能性を感じたのは私だけ?
今の森保さんは良い監督なんだけど、ちょっとオーラがね…。

オーラといえば、最近ちょっと気になるのがGKだ。
先日のコロンビア戦は東口、アジア杯は権田、どっちにしても歴代GKと比較してオーラが物足りなかった。
川口、楢崎、川島。
みんな、かつての守護神はもっとオーラがあったでしょ?
なんか今はそれがなく、まだ後継者が確定してない感じがある。
東口って、おそらく(仮)だよね。
できれば次は、中村航かシュミットを使ってほしいな。
安定感で東口チョイスというのは一応分かるが、なんか物足りんのだ。
GKこそ、オーラが大事なポジションでしょ。
覇王色の覇気を持ってる選手を求む。
2019/3/25(月)12:13

☆関西人
大迫不在の穴
ところで、コロンビア戦のFWはどうだった?

鈴木武蔵。
彼に対しては、賛否が分かれてるみたいだね。
良かった悪かったというより、彼に良い球があまり入らなかったから評価が難しい。

武蔵は、覇気でいうと見聞色でなく武装色の選手。
本格派FWである。
何をもって本格派かというと、サイズがあって、体躯が強くて、足が速い、という意味。
カテゴリーとしては、武藤嘉紀、杉本健勇あたりのグループかな?
大迫のグループじゃないし、南野のグループでもないね。
しかし、これだけ肉体的資質に恵まれた素材は十分に国際規格であり、召集に値すると思う。

もちろん、大迫ほどおさめられないのは、みんな分かっている。
技巧が南野ほどじゃないことも。
彼に求めるのは、そういうのより武装色、硬度、パワーなんですよ。
マトモに欧州南米の屈強なDFとぶつかって、吹っ飛ばされない、逆に吹っ飛ばせるぐらいのFWは日本にあまり多くないから。

武蔵といえば、思い出すのは手倉森ジャパン。
五輪アジア予選で主力だった彼だが、実は本大会では「追加召集」だった。
久保裕也の召集が無理と分かり、最後ギリギリになって代替の武蔵召集が決まったワケよ。
当時から完成度としては、明らかに久保の方が上だったからね。
でも今は、武蔵もあの頃よりだいぶ巧くなったんじゃないだろうか。
まだ伸びしろがありそうな気がする。
敵DFを背負うプレーもできるだろうけど、基本は裏狙い系かな。
上背あって跳躍力もあるのに、ヘディングがさほど得意じゃないのは惜しい。
そこが成長すれば、大いに化けそう。

対する鎌田大地。
コロンビア戦ではプレー時間が短く、あまりよく分からなかった。
でもライン裏に飛び出した好機もあり、普通にFWをこなしていた印象である。
彼の売りは足元の技術の高さだろうし、一発裏狙いよりも、中央のパス交換やドリブルで崩していく形でこそ活きそうなんだけど。
上背はあるけど、やや細いよね。
体重軽そう。
FWとしては、あまりにも未知数だよなぁ。
まだ今は、普通にトップ下をやらせた方がイイような気が。

FW本職でない鎌田を使うより先に、試すべきFWは他にもいるだろう。
たとえば、鈴木優磨。
彼は怪我の回復待ちだね。
さらに、豊川雄太。
ベルギーリーグでセンターFWをこなし、7点取った実績は召集に値する。
さらに、伊藤翔。
いや、彼は年齢がネックか…。
あとは、久保裕也。
まだ点は取ってないけど、クラブで出場機会を得るようになってきた。

そういや、宇佐美も召集されてるんだったね。
クラブで出場機会に苦しんでる彼を召集したのは、なぜだろう。
おそらくウィングとしての召集だろうが、乾が右だったところを見ると、宇佐美は左?
2TOPでセンターFWもありだと思うけど。

・・宇佐美・武蔵
・中島・・・・香川
・・小林・・柴崎
佐々木-昌子-冨安-室屋
・・・・東口

チーム事情から、宇佐美はデュッセルドルフでかなり泥臭い守備をやらされてるらしい。
昔より走力は上がったようだ。
それは見ておきたい。

宇佐美は日本屈指のドリブラーとして有名だが、今は代表ドリブラーといえば中島なので、宇佐美必要?という認識が皆さんにあると思う。
でも、あとひとつ宇佐美には忘れちゃならん武器があって、それはシュート技術の高さですよ。
彼のシュート技術は日本屈指。
今なお、それが錆びてなきゃイイんだけど。

【ポストプレーヤー系】
・大迫

【スプリンター系】
・浅野

【ハイブリッド系】
・武藤
・小林悠
・杉本
・武蔵
・北川

【テクニカル系】
・南野
・宇佐美
・鎌田

代表FWのグループとしては、上記のイメージかな。
私としては、まずハイブリッド系の序列トップを決めてほしいね。
大迫不在の場合は、そこに頼るしかないんだから。
2019/3/24(日)13:39

☆関西人
見聞色
日本代表は未完成のチームだけど、一方のコロンビア代表だって未完成のチームさ。
監督が代わったばかりで、ロクに戦術練習もできてなかっただろう。
それでも日本が負けたというのは、個人能力の話だけじゃない。
監督とか関係なしで、コロンビアの選手たちが自前の戦術勘でサッカーをやれてたんだよ。

サッカーには、「自分の強みを出す」と「相手に対応する」の二面がある。
DMNなんかは、前者だね。
相手が何をしてこようが、自分のやることは変わらない、というタイプ。
その点、香川クラスのベテランになると、相手によって引き出しを変えたりするところがある。
引き出しを変えるというのは、戦術勘があるということ。
乾にしてもそうで、ほら、ロシア大会の時は乾がベンチで戦術アドバイスを選手たちに与えてたとかいうじゃん?

戦術勘のある者同士は、一手二手先のビジョンを共有することができる。
「ワンピース」でいうところの見聞色の覇気だ。
覇気のある者同士は意識を共有できるだろうが、ない者は、全く感じてないだろう。
香川や乾は、明らかに見聞色の覇気を持つタイプだよ。

こういう書き方をすると、見聞色がイマイチな若手たちに対して苦言を呈してるかのように思うでしょ?
それ、違うんだ。
見聞色って、実は両刃の剣だから。
見えすぎちゃって、かえってダメだったアタッカーを私は過去に知っている。
それは、柳沢敦(笑)。

柳沢は日本サッカー史上最高レベルの見聞色の覇気を備えたFWで、誰よりもよく見えてて、誰よりも感じてるので動き出しがとにかく速かった。
今でいう浅野拓磨など、50m5秒台のFWより速く裏抜けできる選手だったのは間違いない。
それは身体能力でなく、見聞色の覇気からきた動き出しの速さである。
だけど時に、その見聞色が彼の仕事を邪魔してたんだわ。
変に全方位が見えてるもんだから、シュートを打てばいい場面でついつい味方にパスをしてしまう。
多分、自分より良い位置にいる味方が見えてたからなんだろうが、ストライカーとしてそれはどうなの?と常にツッコまれていた。

柳沢の逆パターンは、ゴン中山ですよ。
彼は逆に極端なほど視野の狭い人で、ほとんどボールとゴールしか見えてない。
他が目に入ってないもんだから、かなり危ないところに頭から突っ込む場面もあり、見てるこっちはヒヤヒヤする。
でもだからこそ、点をあれだけ取れてたんじゃないかな。

そうなんだ。
実は、見聞色の覇気がある選手だけでチームを構成すると、かえってサッカーのバランスが悪くなる。
ボールとゴールしか見えてないような選手も最低限は必要というか、ある意味でそれは必要悪なんですよ。
堂安とか、周りの味方が見えてないのか、あるいは見えてるけど気にしないのか、エゴイスティックにシュートを打っていた。
あのスタイルを気に入らない人も多いだろうけど、あれはあれで必要な駒なんだと思う。

【コロンビア戦シュート数】

@堂安…4本(0本)
A中島…3本(2本)
A南野…3本(0本)
B小林祐…2本(1本)
C冨安…1本(1本)
C武蔵…1本(0本)
C香川…1本(0本)
C乾…1本(0本)

※カッコ内は枠内シュート数

【コロンビア戦ドリブル回数】

@中島…10回(8回)
A室屋…4回(0回)
B堂安…3回(2回)
C南野…2回(2回)
C武蔵…2回(0回)
D安西…1回(0回)

※カッコ内は成功ドリブル回数

これはスポナビ掲載の個人スタッツである。
データを見ると、やはりDMNが目立つね。
シュート数は、堂安が4本でトップ。
ただし、枠内はゼロ。
南野も3本打って、枠内はゼロ。
中島は3本打って、枠内は2本。
ドリブル回数は、やはり中島が仕掛けた回数も成功した回数もダントツである。
ちなみに、香川も乾もドリブルを仕掛けた回数はゼロ。

こうして見ると、このチームは中島がエースのようだ。
2019/3/24(日)8:08

☆関西人
コロンビア戦
負けましたね。
森保ジャパン13試合目にして、初の無得点だそうだ。
スコアは0-1。
先月のカタール戦に続いて、2連敗ということになる。
でも、そんなに悲壮感ある負けではなかった。
むしろ、良い負け方だったよ。

中島は良かったね。
カタールに行って腐ったんじゃないかと心配したが、それは杞憂。
中島の良さは楽しそうにプレーするところであり、今回もまた楽しそうにやっていた。
彼はカタール移籍の理由を「楽しそうだったから」と語っていたけど、あながちそれも嘘じゃないだろう。
本田とか昭和生まれの選手になると、「楽しい」よりも優先する何かを持ってるイメージがあるが、平成生まれの中島はそういうのと全然違う価値観で生きてるのかもしれない。

彼を見てると、「ロードオブザリング」を思い出すんだよね。
「ロードオブザリング」は小人族(ホビット)の戦士が主人公のファンタジー映画で、そのホビットが最後は悪の冥王サウロンを倒すまでを描いたストーリーである。
中島は、どう見てもそのホビットだわ。
小人族の勇者。

前半は、ノーマルモードだったかと。
1TOPの武蔵は普通に1TOPの機能で、2列目はDMN、今まで通り。
司令塔も今まで通り柴崎で、その相棒は守備専の山口ということで、まぁ普通の機能である。
ちょっと色を変えてきたのは、後半途中からだ。

香川in→武蔵out(南野が1TOPに)
乾in→堂安out(乾は右サイド)
小林in→山口out(意外にもレジスタを並べた)
鎌田in→南野out(南野1TOPは一瞬かよ?)
安西in→佐々木out(後半44分投入…)

結局、中島は最後まで下げなかった。
あと、柴崎も最後まで下げなかった。
柴崎がキャプテンマークを巻いてたことを見ても、彼って思った以上にチームの主軸なんだね。
「ロードオブザリング」でいうところのアラゴルン王といったところか。

香川は、正直あまり輝けなかった。
むしろ、中島や堂安の方が躍動してた感じ。
それは、彼らがドリブル突貫小僧だからでしょ。
彼らは、サイドから自力でインサイドに球を運んで強引にシュートまでもっていくスタイル。
一方の香川はそういうタイプではないので、普通にインサイド深い位置で球を触りたいのさ。
でも、球がそういう回り方をしてなかった。
球は常にサイドでウロウロしてたでしょ。
あれは、ビルドアップの問題だと思う。
ゼロTOPだから、ほとんど真ん中深い位置へのクサビがないのよ。
これ、ゼロTOPならではのウィークポイントかもしれない。
もしあのまま武蔵が残ってたら、彼がインサイド深い位置で体を張り、もっと良い位置で香川に球が渡っていただろうか?
そこは分からないが、今になって思うと交代は武蔵→香川でなく、南野→香川にすべきだったのかもしれない。

タテにクサビを入れられない場合は、タテ軸のサッカーからヨコ軸のサッカーへと変換する。
途中からコロンビアが中島対策シフトをとってきたのに、敢えて森保さんは中島を下げず、乾を右サイドに入れた。
あのパターンなら、もっと乾と香川で右からゲームを創るべきだったと思うんだけど。
香川に、ヨコのクサビを入れるイメージね。

あとボランチの交代は、柴崎→小林でなく山口→小林、かなり攻撃的な采配だった。
うまく守備バランスをとっていた山口が下がるとヤバいのでは?と思ったが、試合が終盤だったこともあり、特に破綻なし。
できれば次戦は、このコンビをスタメンで試してほしい。
何か、アラが出るかも。
小林は、何度かシュート打ってたよね。
タテ軸のサッカーとヨコ軸のサッカーとでは、ボランチの役割は違ってくるんだろう。

【タテ軸】
↗↗・⬆武蔵⬆・↖↖
中島・⬆南野⬆・堂安
・⬅山口➡⬅柴崎➡
佐々木-昌子-冨安-室屋
・・・・東口

【ヨコ軸】
↗↗・⬅鎌田➡↖↖
中島➡➡香川⬅⬅乾
・⬆小林⬆⬆柴崎⬆
安西・昌子-冨安・室屋
・・・・東口

本来なら、どういう人選でもタテ軸とヨコ軸は織り交ぜながらゲームを進めていくべきだろうが、まだそこまでチームが完成してないんだと思う。
これだけメンバーを入れ替えて、尚且つ肝心の練習を数日しかやってないチームであるがゆえ、致し方ないのかな。
香川は本来、「ロードオブザリング」でいうと役割はガンダルフなのよ。
魔法使い。
でも今のところ、魔法を使えてない。
なんか、もったいない。
2019/3/23(土)11:27

☆関西人
香川vs南野
↓に【香川vs中島】を書いたが、ポジション的にいうと中島は乾か宇佐美との競合であり(乾も宇佐美も右サイド説はあるが)、本来香川と競合するのは南野である。

香川と南野って、同じセレッソ出身だけどカブってないよね?
香川がセレッソを出てドルトムントに入ったのは2010年で、その頃はまだ南野もセレッソのトップチームじゃなかったと思う。
彼にとって香川はセレッソのレジェンド、普通に憧れの先輩だろう。

私は以前にも書いたが、南野はFWだと思っている。
リオ五輪ではサイドハーフ、A代表ではトップ下だからMFという解釈はできるものの、あのシュート意識の高さはどう考えてもFWでしょ。
決定機には、必ずゴール前にいるもん。
シャドーストライカー、セカンドトップ、それが彼の本質である。

だけど、色々なことができる選手には違いない。
ドリブルやトラップが巧く、ターンも巧い。
球扱いの巧さでは、日本人FWの中でトップクラス。
やはり得点能力においては、南野>香川だと思う。
そう考えると、南野の方がトップ下として優先されるかもね。
香川は、やや後方ぐらいでイイんじゃないだろうか。
本来なら、インサイドハーフぐらいがちょうどイイかと。
ボランチまでいくとさすがに下がりすぎだが、最悪それでも構わない。

・・・・武蔵
乾・・・南野・・堂安
・・香川・・山口(橋本)
佐々木-昌子-冨安-三浦
・・・・東口

欧州サッカーに詳しい人なら、今まで香川が何度かボランチ起用されて散々だったことを知ってるだろう。
ただし、それは周囲の組織機能を含めた問題である。
この香川の位置は本来柴崎が入るところだけど、その柴崎の守備力がどれほどのものかを考えてみてほしい。
ヘタフェで実戦勘を損なってる今は、ぶっちゃけ香川と比較しても彼の守備力はさほど変わるまい。
というか、ドツキ合いは別として、香川はコース切りなどゾーン守備のセンスは決して悪くないワケで(それは乾も同様)、ボランチというよりはセントラルMFとしての
香川チョイスはそれほど荒唐無稽でもないさ。

↑のフォーメーションは、サイドバックを左が佐々木、右を三浦弦太にしてみた。
なぜ三浦をサイドバックに?と思うだろうが、先日にツネ様が三浦を右サイドバックに起用して、フロンターレに勝ってたから。
このてのタイプは、インサイドに絞る守備に対応可能だろう。

・・・武蔵・南野
乾↔香川・⤴⤴・堂安
・・・↖↖
↔↔山口↔↔冨安↔↔
佐々木↔昌子⤴⤴⬅三浦⬅
・・・・東口

オーバーラップばかりが、サイドバックの機能ではない。
アジア杯初戦で見せた冨安ボランチという伏線が、こうして回収できるワケだ。
香川は機を見て上がり、乾とのワンツーを使うなどしてエリア侵入、それをスイッチオンとして南野や武蔵が一気に裏を狙う。
山口は、危機センサーを働かせながらセカンドボールをおさえられるポジションに素早く移動し、そしてバイタルには冨安がどっしりと構える。
悪くないと思うぞ。

↑では、香川と乾をユニットという形にした。
このふたりは、同じ絵を共有できるコンビである。
香川は、しっかり最終形の絵を脳内に描いてプレーするタイプであり、その絵を共有できない相手と組むと、試合から完全に消えてしまう。
今までうまく共有できた相手は、乾、清武、大迫あたりだろうか。
彼が、南野ら森保ジャパンの主軸たちと合うかは分からない。
おそらく、すぐには合わないんじゃないかな。
でも、いずれは合うと思う。
2019/3/21(木)20:29

☆関西人
香川vs中島
新旧エース、香川と中島はどっちが巧い?という興味が皆さんにもあるだろう。
ごく当たり前のことを言うと、ふたりはスタイルが違うから単純比較は難しい。
しかし、それでも敢えて優劣を問うなら、総合的には香川の方が難しいことをやってるんじゃないか、と私は思う。

まず、中島のスタイルは左サイドののプレーが多く、タッチライン際なので視野を180度に限定したプレーをできる。
それに対し、香川はセンター寄りのところでプレーをする。
これは全方位360度を警戒しなくちゃならん。
それもほとんどスペースのない、敵が2m以内にいるような狭いところで球をトラップし、八方から寄せてくる敵をドリブルでいなし、はたくか抜くかを周囲を見て一瞬で判断し、パス&ゴーと判断するや、一気に急所スペースへと走り込む。
これがほんの一瞬のプレーなので、ボーッと見てたら彼が球に関与してたこと自体に気づかないぐらいだが、実は地味に難しい作業をやっているのが香川である。

敵をドリブルで抜くという点でいうと、確かに中島の方が上もしれない。
ただ香川の場合、ドリブルで抜くのはプレーを構成する一要素にすぎず、そこがメインではない。
彼は、ドリブル、パス、飛び出し、シュート、何でもやるから。
特に彼の特長は、人を使うことだろう。

一方、中島の場合は自分自身で突破してシュートまで完遂する自己完結が目立つ分、派手というか、香川よりプレーがスーパーに見える。
その点は香川が損してるというか、ピッチ上の選手が皆「さすが、香川!」となっても、観客はそこまで感じてないだろうよ。
プレーが速くて一瞬ゆえ、なかなか技巧が見えないし。
俊輔や憲剛のように華麗なスルーパスなら皆も「巧いっ!」と唸るが、香川のパスはそういうのじゃなく、剣道でいうと「小手」なんだよね。
分かりやすい「面」や「胴」や「突き」ではなくて。

要は、分かりやすい中島vs分かりにくい香川、ということだろうか。
おそらく、香川は「面」も「胴」も「突き」も「小手」も全部できる選手だ。
一方、中島は「面」と「胴」しかなく、ただしそのふたつの技のキレは秀逸である。
じゃ、どっちが剣士として上かって、やはり私は香川だと思うのよ。
たとえ地味な「小手」だろうが、一本は一本だし。
私は剣道やったことないからよく分からないけど、「小手」で一本取るのって、かなり難しいらしいね。
2019/3/21(木)15:35

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