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過去ログ573 2019/2/17 23:24

☆関西人
八方崩し
ブラジル人選手を見てて思うのは、当たり前だけどアイツら、巧いんだよね。
ほら、柔道やったことある人なら分かると思うけど、柔道には「八方崩し」ってのがあるじゃん?
たとえば大外刈りをかける時、まず相手の胴着を引っ張って敵の体重を片方の足にかけるのよ。
で、その体重が乗った方の足を刈ることで、敵は倒れるというロジック。
体重が乗ってない方の足を刈っても絶対に倒せないもんだし、それどころか、刈りにいってる状態はこっちが片足で自分の体重を支えてるということで、その軸足を刈られたら逆にこっちが倒されることになる。

柔道は、こういう体重移動の見極めがキモである。
背負い投げにしても、敵が前に出た動きを利用して懐に入り、あとはテコの原理である。
なんつーか、柔道ってパワーではなく、力学に則って最小限の力で重い物を投げる、みたいなところがあるんだよね。
柔よく剛を制すとは、よく言ったもんだ。

で、ブラジルのサッカーって、そういうニュアンスがあると思わない?
彼らは、必ず柔道でいう「崩し」をやってくる。
ヨコやナナメに揺さぶることで、いわば胴着を引っ張ることで、チームそのものの体重移動を見極めてやがるんだ。
で、片足に体重が乗った瞬間を見逃さず刈りくるというか、それまでジリジリ動いてたのがいきなりスッと入ってくる。
巧いな〜、柔道的だな〜、と思うよ。
さすが、ブラジリアン柔術の国である。

これが、外国でも欧州とかになってくると、もっとパワーでくるでしょ。
柔術的な「崩し」というよりは、タックル系のレスリングである。
もしくは、ボクシングのような打撃系。
スペインなどはそうでもないけど、たとえば身体能力高いアフリカ系が多いフランスなどは、そっち系のサッカーでワールドカップを制した。
まぁ、総合格闘技の世界でも、昔は最強と言われたグレイシー柔術でも今は普通に打撃系にやられてるワケで、もはや「柔よく剛を制す」はファンタジーなのかもしれない。

とはいえ、私はこのファンタジーを日本人は捨てちゃならんと思うのよ。
日本人がパワー系、打撃系に走れば、必ず身体的な限界にぶち当たるから。
サッカーは、体重の階級が分けられている競技ではない。
日本人の階級はせいぜいバンダム級で、それがヘビー級にパワー勝負で勝つのは難しいですよ。
ルフィじゃないんだから。
だから我々は、あくまで柔道的に戦うべきなんだ。
崩して、敵の体重移動を見極めて、瞬間を逃さず軸足を刈る。
でも、その柔道もいまや「JUDO」となり、もはや五輪ではパワー系の競技扱いなのか、ロシア人やフランス人が日本人よりも強くなってきて…。

いやいや、迷うことなかれ。
我々はパワー系の民族にあらず、崩してナンボの民族である以上、サッカーもそういうスタイルを貫くべきだろう。
帰化政策で、どんどん黒人を日本人に?
バカ言っちゃいけない。
カタールじゃないんだから。
イマドキのサッカーは「素早い攻守の切り替え」ばかりで、お互いがアップダウンを繰り返す消耗戦にもなってきてるが、そのスタイルは日本人に合うかというと、私は少し違うと思う。
もう少し、胴着を引っ張って敵の足さばきを見極める、そういう柔道的に相手を崩すサッカーの方が日本人には合ってるんじゃない?
だとすりゃ、師匠はやはりブラジルであり、スペインですよ。

フロンターレを見てると、かなり彼らのサッカーは柔道的なんだよね。
そもそも憲剛を前線に置いてることからして、間違いなくパワー系は標榜していない。
よく格闘モノの漫画でも、老師みたいな名人キャラが最小限の動きで敵の攻撃をかわし、最小限の動きで敵を一撃で仕留めるシーンがある。
憲剛は、その域にある選手だ。
というか、フロンターレというチーム自体が老師っぽい動きをしてるとも言えるし、敵の軸足の見極めとか、実に巧いチームだと思う。
見た感じ、ダミアンもパワー系というよりはむしろそっち系の選手で、これは完全フィットする日もそう遠くはないな、と。
2019/2/17(日)23:24

☆関西人
ダミアン
ゼロックス杯を見た。
結果は、フロンターレの勝利。
まだプレシーズンマッチだけに、レッズは手の内を隠したとは言わんまでも、フルにエンジンを稼働させてなかった印象だけど。
一方のフロンターレは、惜しみなく全貌を見せた感じ。
やはり、今季も強そうだね。

フロンターレの今季の強みは、レアンドロ・ダミアンだろう。
ロンドン五輪得点王、身長188cm、29歳、かなりの逸材である。
空中戦に強く、足下の技術が高く、またライン裏に抜ける動きも秀逸で、今季JリーグのDFたちは対策に苦慮するんじゃないだろうか。
怪我がない限り、20ゴールは堅いんじゃない?

確か、Jリーグで歴代最も多くゴールを決めた外国人選手といえば、アントラーズ等で活躍したマルキーニョスだったと記憶する。
そのマルキーニョスですら、ブラジルでは代表歴がない。
Jリーグに数多くブラジル人選手はいるが、A代表歴のある選手となると意外に限られてくるんだよね。
昨年得点王になったグランパスのジョーは、元セレソン。
じゃ、ジョーとダミアンのどちらが格上かとなると、よく分からん。
年俸は、ほぼ同じぐらいと推定される(3億以上)。
ただし、ダミアンは元のクラブと契約満了の為に移籍金がかからなかったので、お買い得物件だったのは間違いない。
ジョーには、10億以上の移籍金が発生していたはず。

経歴を見ると、ジョーは
・2008年マンチェスターシティーが移籍金38億で獲得
・2013年リベルタドーレス得点王
・2017年ブラジルセリエA得点王、およびMVP獲得
なので、ダミアンよりはジョーの方が格上かも。
しかし、ダミアンもかつてはジョー以上に将来を嘱望された選手。
ネイマール、オスカル、アレシャンドレパト、フッキ、そういう凄いアタッカーたちが揃ってるロンドン五輪代表の中で背番号Hを着け、見事大会得点王になったんだから。
本来なら、今頃は欧州トップリーグでバリバリやっていてもおかしくない選手である。

しかし、残念ながら怪我が彼のキャリアを阻んだらしい。
よくある話だ。
サッカーには、「怪我さえなければ」という惜しい人材が多い。
皆さんご存じの通り、今のブラジル代表はネイマールを中心に組織されている。
ということは、本来チーム構想の核はロンドン五輪代表だったのかもしれない。
その五輪代表でH番を背負い、大会得点王にもなったダミアンは、当然のことながらA代表のエースFW候補だったはず。
それが怪我により、代表を離脱。
で、ダミアンの代替として召集されたのがジョーだったようだ。

以降のダミアンは期待通りのキャリアを積めなかったとはいえ、昨年はブラジルセリエAで二桁得点。
決して朽ちた選手というワケじゃない。
むしろ復活傾向。
今季のJリーグ得点王争いは、ダミアンvsジョーの一騎討ちになりそうな気がする。
で、日本人FWは蚊帳の外にされる気がするなぁ。
今季から外国人枠5に拡大だし。
レッズのように、日本人ふたりで2TOPを組むチームがどうなるか、逆に楽しみなんだけど。
これだけ豪華な外国人FWが揃ってる中、もしも日本人が得点王を獲れたら、それはかなり凄いことさ。

私は、こういうシチュエーションだからこそ日本人FWを応援したい。
・興梠
・小林悠
・杉本
・鈴木優
・川又
・北川
・金崎
得点王レース上位を狙えそうなのは、このへんだろうか?
ゼロックスを見る限り、興梠と杉本はコンビ熟成に時間を要しそうな感じで、ちょっと不利。
小林悠は、フィニッシュがダミアンに回る分、得点数は減りそう。
となると、消去法でいっても期待値No1は鈴木優磨だと思う。

ところでダミアンはロンドン五輪の得点王だが(ブラジルは銀メダル獲得)、この大会、日本代表も大会4位になる躍進を見せてくれたんだっけ。

・・・・永井
大津・・-東-・・清武
・・扇原・・山口
徳永・吉田-鈴木・酒井
・・・・権田

こうして見ると、五輪で活躍しながらA代表には定着しなかった選手が多いな…。
大津などは大会でチームトップの3得点をした殊勲者だったが、その後のキャリアは怪我に泣かされ、思ったほどブレイクできず。
ある意味、和製ダミアンである。
2019年はダミアンに触発され、これらロンドン五輪メンバーが奮起してくれればイイね。
2019/2/17(日)21:28

☆関西人
久保くん
久保建英のバルサ復帰が濃厚になってるらしい(FC東京側はガセネタだと一蹴してるが)。
彼は今、17歳。
今夏には18歳になるので、晴れて「EU外からの獲得は18歳未満禁止」というルールから逃れられるワケだ。

そもそも、なぜ18歳未満はダメなのか。
そのへんは詳しくないが、どうも「未成年者の人身売買」を禁じる倫理観からきてる話っぽい。
そういうのじゃなく、たまたま家族の事情でスペインに移住していて、たまたまバルサの下部組織に入ったというのなら、別に問題ないらしいんだけど。
レアルの中井くんはOKで、バルサの久保くんがダメだった流れ。
このふたりの扱いの差は、どういう意味なのか私にはよく分からん。

で、久保くんは日本にきて、その成長に果たして弊害はあったのか?
私は、日本サッカー界もやれることはやったと思うよ。
まずはJ1のFC東京に入れて、出場機会は少なかったけどJ3に出すなどの配慮をした。
途中から、マリノスへの移籍もお膳立てした。
試合に出す出さないは監督の判断として、とりあえず日本でベストの環境は与えたと思う。
年代別代表では飛び級を認め、U20ワールドカップにも出場をさせた。
「スペインにいたら、もっとレベルの高い経験を積めたのでは?」という見方もあるだろうけど、そういうifには何ら根拠がない。
私は、久保くんの成長は割と順調だと思うけどね。

ちょっと残念なのは、久保くんの肉体的な成長期が終わり、身長170cm台の小柄で落ち着いてしまったこと。
レアルの中井くんは既に身長180cm近くあるらしく、完全に抜かれたね。
久保くんがJ1でなかなか出場機会に恵まれないのは、この肉体の要素があるかもしれない。
基本、それは日本だろうと欧州だろうと同じことだと思うが、ちょっと思い浮かぶのは中島翔哉である。
彼も、J1ではなかなか出場機会に恵まれなかった。
ところがポルトガルに行くと一転、まさかの大活躍。
久保くんも中島同様、早いことリリースした方がいいかもしれないなぁ。

仮に久保くんがバルサに帰るとして、復帰先はバルサBではないか、とのこと。
いきなりバルサBだとすりゃ、飛び級の凱旋待遇だね。
もし彼があのままスペインに残っていたなら、インファンティール⇒カデーデ⇒フベニール⇒バルサBと、足切りをされずに昇格をできていたかどうかは怪しいよな。
ちなみに、中井くんは順調にカデーデまで上がってきてるらしい。

バルサBは、現在スペイン2部リーグのクラブである。
スペイン2部は、レベルが高いんじゃないだろうか。
プレー経験のある家長、鈴木大輔らが「J1よりレベルが高い」と証言してるし。
ならば、J1で出場機会に恵まれてない久保くんが、いきなりそこで活躍できるかどうかは 怪しい。
無理してバルサに復帰しなくてもイイんじゃない?
たとえばオランダとか、ベルギーとか、ポルトガルとか、一旦そのへんを経由するのはどうだろうか。
いや、まずはヴィッセルに移籍するのはどうだ?
楽天はバルサと提携してるし、バルサの大先輩イニエスタもいるし、監督はバルサとも所縁のあるリージョだし、一回ここを経由するのは悪くない気がする。

・・・・ビジャ
久保くん・・ポドルスキ
・イニエスタ・西大伍
・・・・山口蛍
初瀬・小林・渡部・藤谷
・・・・・金

悪くないと思うんだけどね。
今のまま久保くんがFC東京にいて、長谷川健太が彼を試合に出すと思うかい?
ちなみに、Jリーグの移籍市場は3月下旬まで開いている。
2019/2/16(土)1:14

☆関西人
コパの不安
嬉しいニュースとして、乾が新たなクラブで先発したらしいね。
いきなり先発できたのはアジア杯であまり使われなかったからに他ならず、それには乾本人がかなり不満だったみたいだけど、結果オーライさ。

乾は実戦勘さえあれば、まだまだ使える選手だろう。
ベティスで出場機会がなかったのは、才能が朽ちたからでなく、単にチーム戦術が合わなかっただけのこと。
戦術さえ合えば、彼ほど頼りになる選手もいないよ。
体格と身体能力は別にして、技術と戦術眼は間違いなく一流である。
森保ジャパンでも、彼がレギュラー選手たちに戦術アドバイスをしてたらしいじゃん?
立場がサブでも卑屈にならず、レギュラーにアドバイスまでするメンタルは乾ならではかも。
あ、そういや乾、Twitterでセルジオに噛みついたらしいね(笑)。
さすがのメンタルだわ。

ところで、彼をコパアメリカに召集できるんだろうか?
基本、国際Aマッチデー以外ならクラブは拒否権を行使できるはず。
でも、よく考えたらコパは6月開催。
スペインリーグは、オフシーズンだろ?
大迫の件は早々にブレーメンが「コパには出さない」と明言してるけど、よく考えたらブンデスだってオフシーズンのはず。
実は日程的に出せないことはないと思うし、出せないと言ってるのはまた別の意味かと。
たとえオフだろうが、今回みたく怪我されちゃかなわん、ってことでしょ。

まぁブレーメンはともかくとして、他のクラブは意外とすんなり選手派遣をOKしてくれる気がする。
だって、6月だし。
大会は7月7日まであるけど、心配せんでも日本は決勝トーナメントまで残りませんよ(笑)。
ほぼ間違いなく、6月25日をもって日本代表のコパは終わるはず。
だとすりゃ、それほどクラブに迷惑かけると思えないんだけど。
だって、キャンプやプレシーズンマッチは7月だろうし。
大迫の件だって、日本が誠心誠意ブレーメンにお詫びをすれば、分かってもらえるんじゃないだろうか。
田嶋さん、ドイツ語ペラペラなんだろ?
こういう時に活かせよ。
あ、そうだ。
こういう時こそ、ブレーメンOBの奥寺康彦を使えばイイじゃん。
彼、ブレーメンで159試合に出場したほどのレジェンドだろ?
しかし、「どうも奥寺です」とドイツに行って、「お前、誰?」と言われたら泣けるけどさ(笑)。

いやいや、コパの日程でいうと国内組の方がむしろヤバい。
コパの日程は6/17〜7/7らしく、それをJリーグの日程と照合すると、15〜18節がカブっている。
完全にダメじゃん。
国際Aマッチデー外の拒否権はJクラブにもあるはずで、拒否するところは複数出てくるんじゃないか?
力関係として協会に従順ところと反発するところの差はあるだろうけど、それを抜きにしても、6月中旬にACLの決勝トーナメントがあるはずだ。
アントラーズ、フロンターレ、レッズ、サンフレッチェ、このあたりは召集拒否が濃厚(4チーム全てが予選突破するとは思わんが…)。
仮にこの4チーム以外の選手を今の代表から抜粋すると、ガンバの東口と三浦、仙台のシュミット、FC東京の室屋、エスパルスの北川、以上の5名しか残らない。

また出た、北川(笑)。
コパは、北川の北川による北川の為の大会になりそうだな(笑)。
2019/2/14(木)1:33

☆関西人
クラブと代表
ブレーメンが怒ってるらしい。
アジア杯があるからと大迫を日本代表に預けたら、思いっきり傷物になって帰ってきた、と。
聞けば、大迫の背中の腱に炎症があるらしい。
ちょっと珍しい怪我だ。
そういや、彼はアジア杯ではずっと臀部痛を抱えてたよね。
普通、FWが怪我するといえば脚や膝が鉄板だろうに、大迫の場合は背中やら尻やら、明らかに傷む箇所が違う。

これは彼のプレースタイル、敵を背後に背負うのが傷みの原因だろう。
大迫は普通にあれをやってるから別に何とも思ってなかったけど、実はバックに相当なダメージを食らってたということか。
そりゃ、そうだ。
大迫に背中と尻を使ったガードをされて、「あれ?足が球に届かないよ〜」なんて、おとなしくしてるほど敵DFもマヌケじゃないはずだから。
きっと審判に見えないところで、拳でボコボコ殴ってるんだろう。
スアレスなら、きっと噛みついてるね(笑)。
ただひたすら、それに耐える大迫…。

よく考えたら、臀部痛の打撲はアジア杯じゃなくて、ブンデスでやられたんだよな?
必ずしも今回のは、日本代表ばかりが悪いワケじゃないはずだ。
むしろ、森保さんは大迫をかなり慎重に扱ってたよ。
大会7試合のうち、大迫を先発させたのは僅か3試合だけなんだから。
「替えがきかない」とされた絶対的エースを、7試合中3試合しか先発させないんなんて、優勝を狙う監督としてはむしろあり得ないぐらいさ。

とはいえ、選手のギャラを払ってるのはクラブであり、協会はその選手をクラブからお借りしてる立場だ。
よって、今回文句を言ってるブレーメン、その怒りはゴモットモ。
人にモノを借りといて、返す時に「ゴメン、壊しちゃった(笑)」なんて普通なら絶対あり得ないから。
社会の常識としては、本来弁償しなくちゃならないのが日本の立場だろう。

このデリケートな問題、実は昔からよく指摘されていた。
しかし、FIFAはクラブに対する弁償を協会に義務付けてはいない。
協会の善意に任せる、といったところか。
でも確かに、こういうのを義務付けるのは難しいかもしれない。
そりゃ、日本サッカー協会ぐらいなら弁償できるかもしれないけど、たとえば無一文のイラン協会なんて、そもそもカタールに借金してアジア杯に出てるぐらいの立場、弁償なんて絶対無理だよ。
…じゃ、どうすりゃイイ?

そこでFIFAが打ち出した解決策というのは、「国際Aマッチデーを減らすこと」だったんだ。
なんとも消極的な提案…。
もちろん、FIFA的にはワールドカップを縮小するワケにはいかん。
よって、彼らはAマッチデーを減らすけど、逆にワールドカップ出場国は増やすというダブルスタンダードを決意したんだ。
よく考えたら、ワールドカップに出られるチームを32⇒48にすれば予選の試合数を多少は減らせるワケで、実は矛盾していない。

そして、FIFAはコンフェデ廃止までも決断した。
その代替の大会とは、クラブワールドカップを拡大して、四年に一度の開催にした「スーパークラブワールドカップ」だという。
なんつーか、ナショナルチームの大会の代替がクラブチームの大会って、妙な話だよね。
これはおそらく、FIFAなりのクラブに対する気遣いだと思う。
というか、UEFAに対する気遣いか。

なんにせよ、国際Aマッチデーが今後増えることはまずなさそうだ。
さらに減ることはあっても。
つまり、代表強化は昔よりも難しくなる。
個人的には不満だが、これもやむを得ないかな。
集まる機会が減るとなると、強化の仕方も少し変えていかざるを得ないよね。
2019/2/13(水)9:27

☆関西人
旧メディア、新メディア
割と最近の話だが、大阪ローカルの書店チェーンである天牛堺書店が自己破産したのよ。
実をいうと、私の家から歩いて3分ぐらいのところに天牛堺書店がひとつあって、そこにはよくお世話になったんです。
本を買うといえば、ほとんどこの店だったな。

とはいえ、最近はめっきり足が遠のいていた。
本というもの自体、買うことが少なくなったから。
昔はサッカーに関してもサカダイやサカマガなど雑誌をチェックしてたもんだが、最近は全く見ることがなくなってしまった。
ネット時代の書籍離れ、我ながら恐るべしである。
もはや、紙で作られた本は旧メディアなんだろう。
よって、本を売る書店などは今後もどんどん倒産していくはずだ。

旧メディアと新メディアの入れ替えは、何も今に始まった話ではない。
いつの時代にもある。
絵画から写真へ、小説から映画へ、ラジオからテレビへ、ボードゲームからコンピューターゲームへ、漫画からアニメへ、エロ本からアダルトビデオへ、などなど、メディアはどんどん進化していった。
そして21世紀の現在、あらゆるメディアがネットに集約されつつある。
百貨店やスーパーのような業態が古くなり、ひょっとしたらコンビニでさえ古くなり、アマゾンのようなモノの方が主流となりつつあるのが今である。
地上波テレビの視聴率が落ち、皆がネット動画を見るようになってきてるし。
つくづく、時代は変わったなぁ、と思うよ。

しかし、誤解のないように。
たとえ時代がどうなろうと、絵画はなくならないし、小説はなくならないし、ラジオはなくならないし、漫画はなくならないし、エロ本はなくならないし、百貨店もなくならない。
遠い未来、たとえテレポーテーションのような移動手段が開発されたとしても、きっとクルマを運転する文化は社会に残ると思うんだ。

サッカーにおいて、スタジアム観戦はおそらく旧メディアの部類に入るだろう。
わざわざスタジアムに足を運んで見に行くというのは、なかなかメンドくさい作業だからね。
古代ローマ、コロッセオがあった時代の見世物とも何ら変わっていない。
でも、ライブこそが唯一のホンモノ。
ホンモノは、どれだけ時代を経ようが本質が変わることはないだろ。

それより、私が興味あるのは新メディアとしてのサッカーの進化だ。
最近はテクノロジー導入としてVARなんかがあるけど、正直あんなのはどうでもイイさ。
それより、テクノロジー導入が期待されるのは、サッカー観戦のバーチャルリアリティーである。
ゴール裏の臨場感があるバーチャルリアリティー?
いやいや、期待するのはそんなもんじゃない。
単に臨場感を体感したいだけなら、普通にスタジアムに行けば済む話だし。
新メディアに求められるのは、そういう観客の目線ではなく、選手の目線、選手の視界の方である。
ピッチ内の臨場感、芝の上の臨場感である。

想像してみてよ。
GKの目から見た、敵MFのミドルシュート。
センターバックの目から見た、敵FWとのラインの駆け引き。
サイドバックの目から見た、敵ウィングのドリブル。
司令塔の目から見た、味方の前線の動き出し。
観客席からの視界ではなく、そういうピッチ内の視界をバーチャルリアリティーで見せるテクノロジーなんてのは、もう十分に実現可能な技術だと思うんだけどね。
イマドキのRPGに親しんでるような人たちは、どちらかというと観客目線でなく登場人物目線を求めてるはずだし、サッカーでは選手と同じくピッチに立ちたいはずなんだ。
イニエスタの目線では試合がどう見えてるのか、実は皆さんも興味あるでしょ?

DAZNさん、今後はそこに投資をお願いできないだろうか。
エンターテイメントも飽食の時代、近未来の人間どもはそこまでしないと興奮しなくなると思うよ。
2019/2/12(火)1:06

☆関西人
盤上の駆け引き
戦術、フォーメーションについて。

4231vs3322など、サッカーにはチェスの駆け引きみたいなモノはある。
モダンサッカーのフォーメーションを、仮に80年代アリゴサッキの442を起点にして考えてみようか。
ゾーンプレスは、最終ラインの4枚と中盤の4枚、4+4=8の網の目ブロックをボールホルダーめがけて圧縮していくところにキモがあった。
このコンセプトは今なお組織戦術の基礎であり、決して色褪せてなどいない。

ただ、後にこの442に対して強みを発揮したのが352だったワケよ。
442の中盤「4」に対して352の中盤は「5」ゆえ、中盤の数的優位を担保できることからゾーンの352は442の対抗馬として一気に浮上した。
ところが、しばらくすると352は凋落していくことになる。
というのも、やがて4231が出てきてウィングが復権してきたから。
そのシステムがWG+SBというサイドの数的優位を作ることで、サイドが1枚しかない3バックの弱みを突いていくことになったんだ。
つまり、サイドを制する者が試合を制する、ってのがその後の流れね。

じゃ、そうやって凋落したはずの3バックがここにきて復権してきたのは、果たしてどういう意味なのか?
いや、正確にいうと復権したのは3バックというより、5バックだと思う。
今なお守備の基礎は4+4ゾーンゆえ、その4で構成されたゾーンとゾーンの隙間になるレーン、俗にいうハーフスペースでの攻防が最近はキモになってきてるんだ。
というところから、今は隙間のレーンまできっちり埋める守り方、つまり5枚のラインで守ることがひとつのトレンドになってきたワケよ。

・3バックは2TOPに強い。
・4バックは1TOPに強い。
・1TOPは3バックに強い。
・2TOPは4バックに強い。

このロジックを踏まえ、フォーメーションは敵によって使い分けるべきかもしれないね。

【4231に強い型⇒532(3322)】
・・◯・・・◯
・・◯・・・◯
◯・・・◯・・・◯
・・◯・◯・◯
・・・・◯

【532に強い型⇒541(3421)】
・・・・◯
・・◯・・・◯
◯・◯・・・◯・◯
・・◯・◯・◯
・・・・◯

【541に強い型⇒4231】
・・・・◯
◯・・・◯・・・◯
・・◯・・・◯
◯・・◯・◯・・◯
・・・・◯

グーはチョキに強く、チョキはパーに強く、パーはグーに強いというジャンケンみたいなもんだが、最終ラインは5枚、4枚、3枚。
前線は2枚、1枚。
ボランチも2枚、1枚。
最低限、このぐらいは使い分けられるべきだろう。
いわゆる可変システム。
これって、既に森保さんがサンフレッチェでやっていたスタイルかもしれない。

【4231】
・・・・大迫
原口・・南野・・堂安
・・柴崎・・遠藤
長友・吉田-冨安・酒井
・・・・権田

【541】
・・・・大迫
・・南野・・堂安
長友・柴崎-遠藤・原口
・吉田・冨安・酒井
・・・・権田

【532】
・・大迫・・南野
・・柴崎・・堂安
長友・・遠藤・・原口
・吉田・冨安・酒井
・・・・権田

という形で、メンバーをひとりも替えずにフォーメーションを使い分けていける日がくれば、と私は願う。
2019/2/11(月)19:05

☆関西人
相性
で、ゼロックス杯について少し書いておきたいんだけど、フロンターレvsレッズ。
戦力的には↓に書いた通り、やはりフロンターレに分があると思う。
しかし、実力がそのまま結果に繋がるかというと、そうとは限らないのがサッカーである。

ネット上に出ているゼロックスのスタメン予想を見てると、一部記事では↓のようになっていた。


【フロンターレ4231】
・・・ダミアン
家長・・憲剛・・小林
・・守田・・大島
車屋-谷口-奈良-マギーニョ
・・・・-鄭

【レッズ352】
・・興梠・・杉本
・・柏木・・長澤
山中・・青木・・橋岡
・槙野-マウリシオ-岩波
・・・・西川

実際にこの通りのフォーメーションになるかは分からないけど、なかなか興味深い。

レッズのフォーメーションは実質3322であり、これは先日のアジア杯決勝における、カタール代表の型によく似ている。
そして、対するフロンターレは4231、まさに日本代表の型。
そうなんだ。
このゼロックス、アジア杯決勝の再現となる匂いがプンプンするんですよ。

あの決勝を思い出してほしい。
勝ったのはカタールだった。
日本が負けた理由は色々あるんだけど、ひとつに戦術でやられたというのはある。
4231が、3322にやられたんだ。

じゃ、改めてアジア杯決勝のレビューを。

【日本代表4231】
・・・・・▲
▲・・・・▲・・・・▲
・・▲・・・・・▲
▲・・▲・・・▲・・▲
・・・・・▲

【カタール代表3322】
・・・△・・・△
・・△・・・・・△
△・・・・△・・・・△
・・△・・△・・△
・・・・・△

【4231と3322のマッチアップ】
・・・・・▽
・・▽・・▲・・▽
▲・・・・▽・・・・▲
▽・▽・・▲・・▽・▽
・・▲・・・・・▲
▲・・▽・・・▽・・▲
・・・▲・・・▲

▽⇒カタール
▲⇒日本

以前にも書いたけど、私はこの3322が4231封じには最も適してるような気がするのね。

日本の4231はポゼッション、基本は鳥カゴである。
その鳥カゴは、後ろから丁寧に繋いでいくことで初めて成立する。
ならば、そのスタートラインとなる後ろから潰してしまおうというのが3322のコンセプトなんだ。
2TOPが敵の左右センターバック両方にフタをし、2インサイドハーフが敵の2ボランチ両方にフタをする。
この4点を抑えられると、もはや日本はサイドに迂回するしかない。
そして日本がサイドを制圧したところで、まん中はアンカー+3センターバックがきっちりと締めており、侵入するスペースがほとんどない。
サイドとアタッカーが分断、すなわち鳥カゴ崩壊。
やがてセンターのブロックで球を奪うと、3322は一気にカウンターへと転じる。
ここで、2TOPというシステムがまた活きる。

カタールと日本はもともと過去戦績は互角だったんだけど、今回のアジア杯をもって遂に負け越し、カタールは非常に相性悪い相手である。
そしてフロンターレvsレッズも、昨年はリーグ戦の2試合ともレッズの勝利。
フロンターレにとって、レッズは非常に相性悪い相手である。

いやいや、別に
フロンターレ=日本
レッズ=カタール
というつもりはないんだが、実力云々以前に相性ってのがあると思ってね。
4231は、3322に相性悪い。
ただ、レッズは4バックにアレンジしてくる可能性もなくはない。
監督のオリヴェイラは、本来4バック信奉だろうから。
もし4バックでレッズが臨むなら、フロンターレにはその方がまだありがたいだろう。

戦術の相性というもの、馬鹿にするなかれ。
2019/2/11(月)15:11

☆関西人
2019年JリーグA
で、今季のJリーグ優勝予想をするなら、やはり最有力はフロンターレということになるんじゃないだろうか。
ポイントは、ダミアンである。
なんせ五輪得点王、まだ年齢も29歳、能力的にはJリーグ助っ人外国人の中でもトップクラスだろう。
ビジャやトーレスやジョーにもヒケをとらないか、それ以上だと予想できる。

ただ、彼を入れると前線の人材が余るかもしれない。
聞けば、小林悠は右に回り、家長が左に回るという形を試しているらしい。
うわ〜、阿部も齋藤もモッタイナイ。
だけど、このチームは必ず怪我人が出るからね。
でもって、大体の選手はひとつのポジションでなく複数ポジションをできるので、怪我人の状況に合わせて色々並びが変わっていくんだろう。
あと、セレッソから山村和也を獲ったはイイんだけど、ボランチにハメるんだろうか?
レギュラーはキツそうだが、複数ポジションできる彼のこと、シーズン後半には効いてくるかもしれない。

一方、選手層の厚さではレッズも負けてない。
しかし、ここは新戦力の杉本とかフィットするのに時間かかるような気がする。
鈴木大輔に至っては、案外レギュラーすら怪しい気が。
派手な補強をしてるようでいて、あまりツボを押さえてるようには見えない。
いまだ、柏木と青木拓矢の代わりは見当たらないし。
あと、右サイドで19歳の橋岡が台頭してきたのはイイんだが、彼は今季、五輪代表に日程を取られちゃうんじゃないか?

↓に外国人枠拡大の話を書いたが、あくまでそれはJリーグの中における話。
フロンターレやレッズはACLに出なくちゃならないチームであり、ACLのレギュレーションはいまだ外国人枠3名なんだ。
そこは、分かっておかなくちゃ。
DAZNに乗せられて外国人補強路線に走った結果が、ACLだと外国人を削って急に弱くなりました、なんてオチだけは勘弁してね。
外国人偏重路線は、ACLに関係ないヴィッセルにでも任せておけばイイさ。

で、今回の外国人枠拡大。
そして、DAZNマネーの上位優先配分。
どうもJリーグ運営サイドは敢えて格差をつけ、ACLで結果を出せる強豪クラブを作ろうとしてるかに見える。
これまでは、できるだけ富が平等になるように配慮し、弱小が餓死しないようにしてリーグを守ってきた。
トップを優遇するより、落伍者を出さないことで全体の安定を優先する感じ。
しかし、それは自由競争の資本主義原則に反するんだよね。
日本国内だけならそれでもイイんだが、一歩外に出ると、中国も韓国も中東も資本主義バリバリのクラブがACLに出てくる。
こりゃアカンわ、とJリーグ運営サイドもいよいよ感じたんだろう。

どうしても格差社会というとネガティブなフレーズに聞こえるが、でもJリーグは今後少しずつそうなっていく。
とはいえ、欧州に見るような寡占状態にまではならないと思う。
日本人って、そこまでカネや条件やブランドで決断する人たちばかりじゃないから。
たとえば、小池龍太。
彼は今季、J2でプレーをするようだ。
現在、彼は国内屈指の右サイドバックと評価されており、レイソルが降格したことで多くのクラブが彼に接触したと思う。
ドイツからスカウトが来てたと聞くし、国内でも西の抜けた穴、エウシーニョの抜けた穴など右サイドバックの需要はかなりあったはず。
でも残留という流れになったのは、それらオファーを断ったんだろう。
意外と日本では、よくある話だ。
あの香川真司ですら、J2を経験してるんだから。

昨年のJ1は、サンフレッチェがリーグ2位、予想外の健闘をしたね。
その前年は、残留ギリギリだったのに。
まぁ2位とはいえ、終盤の息切れ、失速はエゲツなかった。
これは選手層が厚くなく、バリエーションない戦い方になることの限界だっただろう。
できればサンフレッチェには、一度ぐらい贅沢におカネを使わせてあげたいなぁ。
昨年2位になったことで、多少はDAZNマネーが入ると思うけど。
しかし、それでもあまり派手な補強の話を聞かない。

思えば、今の日本代表監督はサンフレッチェの森保さんだ。
おカネがなく、常に限られたタレントのやりくりをしてきた森保さん。
言われてみれば、どこか森保さんには今までの代表監督より質素なニュアンスを感じるというか、香川などスター選手を呼ばないのは、一種のサンフレッチェ魂、プロビンチア魂かもしれないね。
中小企業サッカーとでも言うべきかな。
まぁ確かに、日本代表は世界のナショナルチームの中ではプロビンチア、中小企業みたいなもんですよ。
いまだビッグクラブがないのが日本の特徴であり、だからこそ、今季のJリーグ優勝ひとつとっても予想するのはかなり難しいんだよね。

↑でフロンターレの優勝予測をしたが、多分これもまた外れる可能性大だろうなぁ…。
2019/2/11(月)11:30

☆関西人
2019年Jリーグ
そろそろ、新シーズンのことを考えたい。
来週にはゼロックス杯があり、これが今季を占う予告編となる。

というのは、現時点日本の最強と思われるフロンターレを確認できるからだ。
一応フロンターレにも、懸念材料はある。
これまで不動の右サイドバックだったエウシーニョが今季は不在だから。
マギーニョという無名のブラジル人を完全移籍で獲得したようだが、フィットするかどうかは分からない。
ひょっとして右が◯◯ーニョというのは、フロンターレ式?
エウシーニョはかなり個性的なプレースタイルだったので、あれが変わるとチームバランスがどうなるかは全く読めない。
まぁ、フロンターレのスカウト陣は慧眼だろうし、ある程度の計算は立ってるんだろうけど。

あと、FWにロンドン五輪得点王のレアンドロ・ダミアンを補強したらしい。
レアンドロって名前はJリーグに多いので、ややこしいからダミアンと呼ぶことにしよう。
小林悠がまだイケてるのに、ダミアンをどうハメようというのか。
かつての大久保のイメージ?
しかし小林をサイドに回そうにも、右はMVP家長が鉄板だし、左は阿部も齋藤学もいるし、ひょっとしたらこれ、老師・憲剛をそろそろフェードアウトさせようとしてるのかも。
憲剛の代わりは、そう簡単には見つけられない。
ならばと、トップ下のコンセプトをシャドーストライカーに変えて、小林にやらせちゃうのは悪くないかも?
代表でいう、南野のイメージだ。
おそらくシーズン序盤からそれはないだろうけど、なんせ怪我人が多いフロンターレのこと、レギュラーは少しずつ変わっていく気がする。

で、そのフロンターレにゼロックスで挑戦するのが、浦和レッズ。
ここも、なかなか積極的な補強をしてるね。
杉本健勇や山中亮輔など、代表クラスを補強。
ある意味、フロンターレ以上にスタメンが読めない。
ヘタすりゃ、宇賀神や武藤雄樹ですらベンチがあり得るかも?
ある記事の予想スタメンでは、レッズは前シーズンと同じく3バックになっていた。
私は監督がオリヴェイラだから、てっきり今季は4バックに組み直すと思ってたんだけど。
せっかく山中を獲ったんだし、橋岡も成長してるし、4バックは全然イケるはず。

戦力的にはフロンターレとレッズはほぼ互角として、あと気になるのがアントラーズ。
仮にもアジア王者チーム。
今季はディフェンディングチャンピオンとしてACLに出るんだが、ここは小笠原が引退、昌子と西が移籍。
むしろ、戦力ダウンしてるかに見える。
私が思うに、これは意図した流れというよりは、昨年の終盤がACLに手一杯で、補強に動くのが一歩遅れたんじゃないかと。
ジーコがTDに就任したんだからブラジルコネクションあるだろ?と思ってたら、どうやら彼とのTD契約は昨年末で切れてるみたい。
あれは単に、危機を救う為のワンポイントリリーフだったのか。
ひょっとしたら、アントラーズは夏に大きく動くかもね。
大岩監督のままでいくかどうかも含めて。

ところで、Jリーグでは2019年から外国人の登録人数は上限が撤廃されると聞く。
試合出場は、5人までOK。
そして、これまでのアジア人枠は消滅するらしい。
ただし、Jリーグ提携国であるタイ、ベトナム、ミャンマー、カンボジア、シンガポール、インドネシア、マレーシア、カタール、以上8ヵ国の選手は外国人枠にカウントしないそうだ。
カタールだけ、なんか妙に違和感あるんですけど。
で、この提携国に韓国は含まれてないので、隣国でありながら韓国人は外国人枠にカウントしなくてはならない。
カタールは外国人枠に入らず、韓国は外国人枠に入る。
なんか、変な感じ。

理事会のこの決定は昨年末だったので、まだ各クラブがこれに十分対応しきれているワケではない。
これからだろう。
となると、今年は夏場に各クラブが大きく動くんじゃないかな。
だって、外国人枠が拡大されたんだ。
ヴィッセルの三木谷さんなんて、ここぞとばかり動くかもしれない。
あと、シティーグループと提携してるマリノスも。

獲得の対象として面白いのは、間違いなくカタールである。
もともとカタールの選手は国籍がややこしいのに、さらにJリーグでは外国人枠としてノーカウントとなるというカオス。
つまりアフリカ系の選手でも、カタール国籍なら外国人枠外で獲得できちゃう、ってことね。
アジア杯得点王のアリなんて、Jリーグに来れば確実に無双するだろう。
ビジャのような老兵とはワケが違うし。
でも、カタールで裕福な暮らしをしてるのを引っ張るのはやはり難しいかな…。
2019/2/10(日)22:50

☆関西人
ランキング
日本が、FIFAランキング27位だそうだ。
大きくジャンプアップしたな。
こんなもん、どうせまたすぐに落ちるから一喜一憂してもしようがないにせよ、でも嬉しいのは嬉しいよね。

みんな、ランキングって大好きでしょ?
サッカーに限らず、ネットを見てるとあらゆるカテゴリーでランキングが掲載されている。
たとえば、私がよく見るのが「ワンピース最強キャラクターランキング」。
日本代表がFIFAランキング27位ということで、「ワンピース」の27位は誰かと思って調べるたら、なんとダイヤモンドジョズだった(笑)。
そんなキャラ、知らない?
確かにマイナーだ。
でも、このランキングでは28位がトラファルガー・ローなんだから、一応27位ジョズの強さはご理解いただけると思う。

しかしこの「ワンピース」ランキングにしても、序列通りに勝敗が決するワケではない。
たとえば、ウソップ。
彼はランキング91位、実力はかなり下位だ。
しかし、彼は自分のランキングより上の敵に勝っている。
ドレスローザ編では、ドフラミンゴファミリーの幹部・シュガーという超大物を倒してるし。
日本代表は、ちょうどウソップぐらいの位置付けかもしれない。

そして我々サッカーファンが最も関心ある序列は、やはりサッカーに絡むランキングである。
リーグの順位、得点ランキング、アシストランキング、アウォーズの投票ランキング、移籍金ランキングなど、数値に裏付けされた序列は分かりやすい。
だけど、そういうのじゃない序列もある。
たとえば、代表の選抜などがそれだ。
こればかりは数値オンリーでなく、監督の主観による選抜だと思う。
うん、個人の主観による序列、実はこれがイイんだよね。

ところで、世界の最高プレーヤーランキングなどを作ると、必ず1位になるのがペレである。
マラドーナが2位で。
しかし、私を含めてペレの現役時代を知る人などほとんどいないだろう。
断片的な映像でしかプレーを知らない。
日本でなら、釜本さんがそういう扱いだ。
ランキングでは中田英寿を上回ることも多い。
でも、釜本さんの現役時代を知る人って、かなり少ないでしょ?

ほとんどの人がプレーを見たことないのに、不動の1位になるのがレジェンド。
「ワンピース」ランキングでいうと、ゴールDロジャーがそうである。
実は作中で、ロジャーが闘うシーンなどほとんど描写がない。
なのに、最強ランキングでは2位以下で黒ひげだのカイドウだの順位が目まぐるしく変動する中、首位のロジャーだけは安定の不動。
実際強いかどうかを誰も見たことないくせに、海賊王という肩書きだけでアンタッチャブルな1位にされている。
おかしな話だ。

本当に、ペレを超える選手はいないんだろうか?
本当に、釜本さんを超える選手はいないんだろうか?
たとえば大迫など、実は釜本さんを超えてるかもしれない。
超えてるかどうかを確認するには、今の大迫と全盛期の釜本さんを実戦で戦わせるしかないんだが、まぁそりゃ無理だわな。
私は、全盛期の釜本さんがそのまんま現代サッカーに降臨したところで、さほど活躍できないと思うよ。
昔と今じゃ、守備戦術ひとつとっても違うだろうから。
いや、それでも釜本さんなら適応するのかな?

・・・・釜本
香川・・中田・・俊輔
・・長谷部・遠藤
長友・吉田-井原・内田
・・・・川口

一応、私なりに日本代表の歴代ベストイレブンを作ってみた。

【釜本邦茂】
日本代表最多得点記録保持者
【中田英寿】
日本人で唯一「FIFA偉大な100人」入り
【香川真司】
ブンデス年間ベストイレブン入り
【中村俊輔】
欧州CL伝説のフリーキック
【長谷部誠】
ブンデス日本人最多出場記録保持者
【遠藤保仁】
日本代表最多出場記録保持者
【長友佑都】
インテルで欧州CL出場サイドバック
【内田篤人】
シャルケで欧州CL出場サイドバック
【吉田麻也】
プレミアで日本人初のレギュラーCB
【井原正巳】
日本人DFで唯一のAFC年間MVP獲得
【川口能活】
マイアミの奇跡

カズは?とか中澤は?とか岡崎は?とか異論は当然あるだろうが、最大公約数的にはこんな感じになる。
本当は、奥寺康彦もここに入るのかもしれない。
なんせ日本人としては欧州で活躍した初代であり、彼が辿ったケルン(後に大迫が活躍)→ヘルタ(後に原口が活躍)→ブレーメン(現在大迫が所属)というキャリアは、今の日本人選手たちも恩恵に預かってるんじゃないだろうか。

こうして見ると、森保ジャパンからは誰も入ってない。
いやいや、心配するな。
ランキングは、いずれ変動する。
そのうち、必ず誰かが入ってきますよ。
2019/2/10(日)10:29

☆若葉
アジアベスト
ーーーーアルモエズ・アリ
ーーーーー(大迫)
ー孫興民ーアクラム・アフィフー權昶勳
ー(中島)ーー(香川)ー(ジャハンバフシュ)
ーーーオサマ・ラシドーアーロン・ムーイ
ーーーー(柴崎)(遠藤航)
長友ーー吉田冨安ーー酒井
(アドナン)(昌子)(金敏在)(張呈棟)
ーーーーマシュー・ライアン
ーーーー(ニール・エザリッチ)

アルモエズ・アリ カタール(移民)アジア杯レコードの得点王
(大迫)日本 ブンデスリーガレギュラー
ソン・フンミン 韓国 プレミアリーグ今期10得点
(中島)日本 ポルトガルリーグ昨期10得点
アクラム・アフィフ カタール アジア杯レコードのアシスト王
(香川)日本 ベシクタシュ 今期2得点
クォン・チャンフン 韓国 リーグアン昨期11得点
(ジャハンバフシュ)イラン オランダリーグ昨期得点王
オサマ・ラシドイラク ポルトガルリーグ今期5得点
(柴崎)日本 クラブレギュラーなら1stチョイス
アーロン・ムーイ 豪州 プレミアリーグレギュラー
(遠藤航)日本 ベルギーリーグレギュラー
長友 日本 ガラタサライレギュラー
(アリ・アドナン)イラク 昨期セリエAレギュラー
吉田 日本 プレミアリーグレギュラー
(昌子)日本 リーグアンレギュラー
冨安 日本 ベルギーリーグレギュラー
(キム・ミンジェ)韓国 北京国安
酒井 日本 リーグアンレギュラー
(ジャン・チェンドン)中国 ポルトガルリーグ6得点現中国
マシュー・ライアン 豪州(移民) プレミア正GK
ニール・エザリッチ フィリピン(移民)プレミア正GK

日本の課題はGKとアジアの前線で1stチョイスになれるタレントか。
アジア杯メンバーにコパ組融合し
中島 香川 I番争いも?

ーーーー大迫
ーーーー(武藤)
ー中島ー香川ー原口
ー(南野)ー(鎌田)ー(堂安)
ーーー柴崎遠藤
ーー(大島)(井手口)
長友ー吉田冨安ー酒井
(塩谷)(昌子)(植田)(室屋)
ーーーー中村
ーーー(権田 シュミット)

ーーーー大迫
ー中島ー(武藤)ー香川
(南野)ーーーー(堂安)
原口ー柴崎遠藤ー酒井宏
(長友)(大島)(井手口)(伊東)
ーー昌子吉田冨安
ー(中山)(植田)(塩谷)
ーーーー中村
ーーー(権田 シュミット)

日本代表に期待しています。
2019/2/9(土)22:13

☆関西人
トップ下
フロンターレって、凄いよね。
憲剛というパサーをトップ下に置いてるんだから。
トップ下にパサーって、なんか凄くベタである。
画家がベレー帽をかぶる、ヤクザがパンチパーマにする、そんな感じで、やや気恥ずかしさすら生じる。

今の時代、トップ下が司令塔とか、むしろ珍しい。
なぜって、トップ下はポジションが守備的MFやセンターバックに囲まれた位置で、どう考えても潰されやすいから。
よって、トップ下は二極化していったと思う。
ひとつは、敵からプレッシャーを受けても球を失わない、フィジカルに優れたタイプ。
もうひとつは、敵のプレッシャーを食らわないほどに動き回り、少ないタッチでプレーをするタイプ。
前者は、中田英、本田あたりがそうだろう。
後者は、香川や清武なんかが典型じゃないだろうか。
どちらかというと、日本は前者から後者への流れがあって今に至っている。
いや、これは日本だけの話じゃないだろうね。

球をキープするタイプは、トップ下よりむしろサイドに回る。
フロンターレでも、家長は右サイドだもんな。
俊輔も代表ではトップ下から右サイドに回ったし、それは本田も同じく。
今の代表でも、堂安が右サイドである。
左利きは、右サイドで使う決まりでもあるのか?

つまりタッチ数多い選手がサイドで、そことFWを繋ぐリンクマンをトップ下がこなすイメージか。
このイメージを最初に植え付けたのは、オシムジャパンだと思う。
ジーコ時代まで俊輔が不動のトップ下だったのが、オシムになると俊輔はサイドに回り、代わりにトップ下に入ったのはヤットだった。

・・・・高原
山岸・・遠藤・・俊輔
・・鈴木・・憲剛
駒野・阿部-中澤・加地
・・・・川口

ヤットは、どちらかというと地味で目立たないトップ下だった。
俊輔や憲剛、高原らの間に入ってサポートをするリンクマン。
ヤットはトップ下にいても、飄々としていて妙に球離れがイイ。
この形は長く続かなかったが、コンセプトは今なお古びてないと思う。
オシムジャパン、私は好きだったなぁ。

香川のトップ下も、どちらかというと俊輔タイプではなくヤットタイプだったと思う。
香川は、意外と目立たない。
むしろ、右サイドの本田の方が目立ってた感じ。
あと、トップ下に一番適合してたのが清武だったんだよ。
リンクマンとしての働きは香川以上だった。
彼の場合、故障さえなければなぁ…。

で、今のトップ下は南野。
彼の場合は、リンクマンのタイプではない。
ストライカーだ。
これは、「後ろを活かす」大迫ありきのシステムだけど。
で、トップ下がストライカーになるとリンクマン不在になるので、サイドはリンクマンに頼らず、自力で何とかできる人材が必要になる。
その結果が、右に堂安、左に中島ということになった。
そう考えると、ロジックとしてツジツマが合うね。

私は、大迫+南野+中島+堂安が安定だとは決して思わない。
これはあくまで、「後ろを活かす」大迫という希少な才能を前提にしたシステムだからね。
もし大迫にアクシデントでもあれば、このシステムは一気に崩壊するだろう。
私は近い将来、大迫の位置にもっとストライカー的な人材を配置しなければならないこともあると思うし、そうなれば、またリンクマンが前線に必要になる日もくるかと。
準備は、しておいた方がイイね。
2019/2/8(金)11:39

☆関西人
時代の区切り
先日、アイドルグループの嵐が活動休止を発表した。
実質、解散みたいなもんだろう。
昨年には安室奈美恵が引退するなど、ここにきて一時代を築いた人たちが去っていく流れがあるね。

サッカー界でもそうだ。
小笠原、川口、楢崎、中澤など、昨年は一時代を築いたレジェンドたちの引退発表が相次いだ。
思えば彼らが活躍したのは、トルシエ時代からジーコ時代にかけてのこと。
20年近くも昔の話である。
そりゃ、潮時にもなるわな。
嵐もデビューは1999年とのことで、今年はデビュー20周年らしい。
1999年といえば、小笠原らを含む黄金世代チームがワールドユースで準優勝を成し遂げた年だ。
あれから、もう20年…。

この20年で、日本サッカーは進化しただろうか?
ちなみに、1999年と今の日本のFIFAランキングを調べてみると、大して変わりはない。
ただし、日本人選手の欧州における活躍を見ると、これは明らかに違いがある。
20年前には中田英寿ぐらいのもんだったのが、今は数えきれないほどの選手たちが欧州でプレーしてるから。
それでも、簡単にはアジア杯制覇をできない現実があり、日本が努力しても周囲も同様に努力してるということで、偏差値を上げるってのはなかなか難しいもんだね。

もし、森保ジャパンと20年前のトルシエジャパンが対戦したら、むしろ森保ジャパンの方が負けるのでは?という見方もあるほどだ。
いや、トルシエジャパンどころか、史上初でワールドカップ出場権を得た第一次岡田ジャパン、あるいはドーハの悲劇に遭ったオフトジャパンにだって勝てる保証はない。
昔の日本代表って、スキルというよりはメンタルに強みがある人材が揃っていて、敵に回すとなかなか手強いイメージがある。
見たことないけど、メキシコ五輪銅メダルチームもおそらくそんな感じではなかっただろうか。

黎明期の人材って、なんか知らんけど凄いんだよね。
たとえば、音楽ではビートルズ。
彼らが活躍した60年代と比較すれば、音楽業界も飛躍的に全体の水準が上がってるだろうに、それでもビートルズを超えるバンドはいまだ出てきてないでしょ?
吉本NSCにしても、いまだ一期生のダウンタウンを超えるコンビは出てない気がするし。
あと、漫画。
黎明期に手塚治虫という巨匠がいきなり出てきて、彼がいた「トキワ荘」から、藤子不二雄やら赤塚不二夫やら石ノ森章太郎やらが続々と湧いてきた。
鳥山明や尾田栄一郎は、果たして彼らを超えてるだろうか?
いやいや、黎明期を生きた人たちって、なんか妙なパワー、生命力があるのよ。

最近、私はAbemaで昔のNHK朝ドラ「ゲゲゲの女房」を見てるんだ。
今さら…と思うだろうが、このドラマ面白いね。
何が面白いって、漫画界の黎明期といえば「トキワ荘」を中心に見てたけど、そことは全然違うところに水木しげるがいたワケだ。
貸本漫画という斜陽の業界の中で、子供向けではなく青年向けの漫画を描いていた水木さん。
超貧乏暮らし。
世間では手塚治虫らが爆発的に売れてるのに、全然売れない水木さんの不遇が面白い。
しかし、その水木さんの才能を見抜き、周りの反対を押しきって水木オシをする編集者たちの苦闘があった。
「トキワ荘」とは全くニュアンスが異なるサクセスストーリーである。

なんか、水木さんってサッカーでいうとフロンターレ的なんだよね。
世間が中田だ、小野だ、俊輔だ、と沸いてる中、中村憲剛は彼らと近い世代なのに(1980年生まれ)、ほとんど注目されない存在だった。
大学サッカーに身を置き、決してメインストリームではなかったから。
でも、やがてそんな彼もジワジワと才能を評価されるようになり、同じく大学サッカー界からきた小林悠や谷口や車屋や守田など若い才能たちにも恵まれ、いまやフロンターレは日本一強いクラブになっている。
保守本流のオリジナル10と比較すると、全く別の角度からのし上がってきたフロンターレ。
まさに、ゲゲゲのフロンターレですよ。

しかし、そんな憲剛もいまや38歳。
そろそろ引退が近いだろう。
彼はファンタジスタ世代の最後っ屁みたいなもんで、彼が引退すれば、時代もひとつの区切りだな。
ちなみに、フロンターレが初めてタイトルを獲ったのは1999年、J2の優勝だそうだ。
これ、嵐がデビューした年ね(笑)。
嵐に比べても、えらく遅咲きのフロンターレ。
大器晩成だったフロンターレ。
さて、今年の彼らがどういう結果を出すのか、私は今から興味津々である。
アジアタイトル、狙えないかな?
2019/2/7(木)14:05

☆関西人
恐るべしカタール
カタール代表は強かった。
それは認める。
その強さの秘訣は、

・国家プロジェクトとしての帰化政策があり、非アジア系の身体能力高い選手が揃っている。

・メンバーのほとんどが国内組で、普段から同じチームでプレーする選手のユニットがある。

・監督は2013年からカタールのユース代表を指揮しており、現在のメンバーのほとんどが彼の教え子である。

なるほど、強いのも納得。

しかし、妙なんだよね。
そういう強さの秘訣があるなら、もっと前から強くてもおかしくないだろ?
だけど、ロシア大会アジア最終予選(2017年)で彼らは決して強くなかった。

【Aグループ】
@イラン(勝ち点22)
A韓国(勝ち点15)
Bシリア(勝ち点13)
Cウズベキスタン(勝ち点13)
D中国(勝ち点12)
Eカタール(勝ち点7)

【Bグループ】
@日本(勝ち点20)
Aサウジアラビア(勝ち点19)
Bオーストラリア(勝ち点19)
CUAE(勝ち点13)
Dイラク(勝ち点11)
Eタイ(勝ち点2)

見ての通り、カタールはAグループでダントツの最下位。
聞けば、サンチェス監督はこの頃にA代表を受け持ったばかりだったらしい。
まだ、今のスタイルを完成できてなかったということか?

なるほど。
日本は、さすがにカタールの帰化政策を倣うことはできないにせよ、監督をユースからA代表に昇格させ、長期に渡って指導させるスタイルなどは参考にしてイイと思う。
カタール以外でも、これで成功した国は複数あったはず。
Jリーグでも、コーチから昇格した監督が結果を出す例は多い。
特に代表は日本人監督路線に切り替えたんだから、ようやくそれをできる環境が整ったワケだ。

あと、カタールは国内組中心だったのが功を奏したね。
いまや国際Aマッチデーは減少の傾向にあり、欧州組中心の寄せ集めによるチーム強化は難しい時代になってきている。
かといって、国内組を増やせばイイってもんじゃないだろう。
日本の場合は、優れた才能を積極的に欧州に送り出すのが国策みたいなもんである。
カタールは、その逆か。
ちなみに、一部メディアはカタールのエース、アリにミランが興味を示したと報じている。
さて、どうなることやら…。

そういや、イラン代表監督のカルロス・ケイロスもまた、8年に及ぶ長期政権だったね。
ケイロスは、今大会をもって離任。
次はコロンビア代表の監督をやるらしいので、ヘタすりゃ来月のキリンチャレンジで日本に来るかも?

で、そのケイロスがこのたび衝撃の発言をしたようだ。
その内容は、このアジア杯でイラン代表が政府、協会からほとんど資金援助を得られず、キャンプも練習試合もままならなかった、ということさ。
幸い、カタール協会の資金援助を得て何とかなったらしいが、でも驚いたな。
仮にもFIFAランキングでアジア最高位の国が、まさかの一文無し?
イランは米国の経済制裁を食らうなど国際的に難しい状況にあるのは理解するにせよ、しかしそれが代表サッカーにまで影響してるとは…。

で、何より驚くのは、カタールがイランを資金援助したという事実だよ。
これ、ケイロスも軽々しく言っちゃいけないシークレットだったんじゃないの?
カタールがイランを援助って、まずサウジがキレるよね。
もともとイスラム圏はスンニ派とシーア派の対立があり、メジャーであるスンニ派の大親分がサウジで、どちらかというとカタールはその配下である。
対するイランは孤立したシーア派の総本山であり、当然だがサウジとは昔から仲が悪い。
そのイランをカタールが援助するって、カタール的には知られてはならない事実だったと思うよ。
いくらケイロスも中東離れるからって、言ってイイこととダメなことぐらい、分かってないワケがなかろうに…。
色々と恨みつらみが蓄積して、これはケイロスなりの確信犯的な最後っ屁だな?
まぁ、このへんの事情の細かいことはよく分からないけど、ぶっちゃけ我々は「イランに勝った!」なんて喜んでられないのかもしれんわ。
今回我々が対戦したイランは、十分に戦える環境になかったという可能性もあるからね。

そしてカタールは、わざわざイランを援助するぐらいなんだから、強化資金が潤沢であることは間違いない。
まだまだ、これから強くなるかも。
だって2017年にはアジア最終予選で最下位だった彼らが、僅か一年半ぐらいでここまできたんだ。
そして、遂に日本のI番まで獲ってしまった。
怖い、怖いよ…。
2022年、カタールW杯の時点で彼らがどうなってるかを想像するとマジで怖い。
2019/2/7(木)0:57

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