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過去ログ570 2019/1/19 0:56

☆関西人
ウズベキスタン戦A
ひとつポイントは、大迫不在で大丈夫か?ということだったと思う。
今回の代替は、武藤だった。
いや、正確には武藤1TOPというより、武藤・北川のタテの2TOP。
意外なことに、これが悪くなかった。

もっと武藤はエゴの強いストライカーだと思ってたが、実はそうでもない。
ちゃんと周りを生かす意識があり、守備にも頑張ってたし。
あと、彼はセンタリングをヘッドで合わせるのがなかなか巧い。
どうもウチはクロス→シュートというスタンダードな得点パターンが少ないイメージが昔からあるが、武藤はそのスタンダードを着実にこなせる本格派FWのようだ。

武藤が前、北川がやや後ろという配置は正解だったと思う。
北川は大きな一本の剣ではなく、小型の剣を幾つも持ってる多機能タイプ。
割と色々なことができる。
武藤も本来そっち系だろうけど、パワーが突出してるから最前線をやらせた方がイイだろう。
北川はエース型のトップ下というより、トップのサポート役だね。
南野とは違って地味ながら、これはこれでありかもしれない。

あと、伊東。
やっぱ、彼の足の速さは素晴らしい。
できれば、伊東1TOPのようなオプションも見てみたかったな。
最後、北川に替えて冨安を入れた際、↓みたいなのを明確にやれば良かったと思う。

・・・・伊東
・・原口・・青山
・遠藤・冨安・塩谷
佐々木-槙野-三浦-室屋
・・・・シュミット

クリスマスツリーの堅守+伊東速攻カウンターシステム。
敵が前がかりで来たのを後ろの高い壁(センターバックできるのが6人もいる)で弾き返し、あとは前線に一発ロングフィードして伊東を走らせる。
昔の永井、あるいは浅野みたいな使い方をしてほしかった。

あと、青山。
彼は、パサーというよりバランサーだったね。
ボランチ歴の長くない塩谷と組ませる意味では、柴崎より青山の方に適性があっただろう。
青山はミスも多少あれど、よく落ち着いていた。
ただし、今回は敵のプレッシャーがボランチのところにあまりこなかったのは差し引かなきゃなるまい。
向こうの思惑は、戦術として敢えてボランチに球を持たせて自陣に誘導、そういうカウンター狙いだったのかもしれないし。

バランサーという意味では、佐々木もそうだった。
だけど彼の高さが活きるシーンもあり、あれはあれで良かったんだと思う。
基本、サンフレッチェ組はバイプレーヤーの役割ですよ。
森保戦術を理解してるがゆえの、機能を整理する役割だね。
そして室屋。
彼は、上下動の機能なら宏樹より上じゃないだろうか。
おそらく森保さんの中で、左を上下動させる長友+酒井、右を上下動させる佐々木+室屋というバランスがあるんだと思う。
あぁ、そう考えると、今回乾があまり目立たなかったのは、佐々木がサイドバックだったからかな?
もし後ろが長友だったら、乾のプレーはまた違ったのかも。
右が室屋、左が長友というシンメトリーな左右サイドバックはあり得ないの?

あと、槙野と三浦。
失点シーンは、お粗末でした。
でもそれ以外を見ると、さほど悪くなかったかと。
終盤、冨安が投入された。
冨安は1試合目ボランチ、2試合目はセンターバック、3試合目は途中投入の守備固め要員。
彼、色々な使い方されてるよな。
森保さんなりに、彼を日本の将来背負う人材と見込んでるんだろう。
と考えると、そろそろ槙野あたりがフェードアウトかも?

さて、ここでウズベキスタン戦スタッツを、その前の2試合と比較してみよう。

【ウズベキスタン戦】
・ボール支配率⇒日本43%、ウズベキスタン57%
・シュート⇒日本15、ウズベキスタン11
・パス成功率⇒日本84%、ウズベキスタン84%

【オマーン戦】
・ボール支配率⇒日本60%、オマーン40%
・シュート⇒日本12、オマーン8
・パス成功率⇒日本80%、オマーン68%

【トルクメニスタン戦】
・ボール支配率⇒日本65%、トルクメニスタン35%
・シュート⇒日本21、トルクメニスタン9
・パス成功率⇒日本87%、トルクメニスタン70%

先の2試合に比べると、ウズベキスタン戦はボール支配率でウチの方が下だったんだね。
さらに言うと、パス成功率が84%と84%、全くの互角。
どうやらウズベキスタン戦だけ、ちょっと特殊な試合だったようだ。

次のサウジ戦、日本はどっちのやり方でいくつもりだろう?
2019/1/19(土)0:56

☆関西人
ウズベキスタン戦
いや〜、勝ちました。
メンバー10人入れ替えての完全控えチームで。
ぶっちゃけ、あそこまで入れ替えると組織の連携など期待できないし、良くて引き分けかな、と思ってたんだけど。

ひとつに、ウズベキスタンのサッカーとの相性が良かったね。
それはウズベキスタンのサッカーがダメだったという意味じゃなく、むしろ逆。
彼らのサッカーは、かなりマトモだったのよ。
攻撃ではピッチをワイドに使って繋いでいく、守備ではキレイに2ラインを揃える、まるで欧州のチームみたいなサッカーだった。
変な話だけど、ああいう整ったサッカーをやってくれた方が、日本はやりやすいのよ。
なぜって、日本が普段やってるサッカーのロジックをそのまま適用できるから。
逆にアジア杯でありがちな話として、レベルの低いサッカーをやられた方が日本はペースを乱されてしまう。

なんていうか、たとえばボクサーは同じボクサー相手の方が実は試合をやりやすくて、ボクシングのボの字も知らないシロウト相手には普段やってることをできないもんでしょ。
そうなればボクシングじゃなく、レベルの低い喧嘩になってしまうんだ。
日本がアジア勢相手に思わぬ苦戦したりするのは、そういうニュアンスがあるんだよね。
相手のレベルが低いからこそ、ちゃんとしたサッカーにならず、逆に苦戦をしてしまう。

ちょっと意外だったのが、ウズベキスタンは日本のストロングポイントをあまり消してこなかったこと。
スカウティングで伊東が俊足だというのはよく分かってだろうに、伊東は何度も右サイドをぶっちぎってたよね。
あるいは10人も選手を入れ替えられると、クーペル的にノーマークの選手が多かったのか?

で、私自身は塩谷が完全ノーマークだったよ(笑)。
まさか、彼が豪快ミドルで決勝点を決めるとは。
でも塩谷は、Jリーグでもああいうシュート決めたことあるのを思い出したわ。
中東リーグにいても、意外なほど全く朽ちていない。
今回彼を召集したのは、森保さんのナイス判断だったかも。

森保さんは、今大会で初めて交代カードを3枚使いきった。

乾⇒原口
武藤⇒遠藤航
北川⇒冨安

最後の最後はFWをふたりとも下げ、正真正銘のゼロTOP。
使ったカード3枚、全て守備ベクトルである。
なんとも潔い。
ここまで徹底されると、選手たちも迷いはなかっただろうね。
森保さん、良い意味でプライドがなく、形もない。
正直、もっと形のある人だと思っていた。
だけどよく考えれば、サンフレッチェでぺトロのサッカーをあんな形で受け継いだことからして、さほどエゴの強い人ではないんだろう。
柔軟な人だ。
果たして、この柔軟さが吉と出るか、凶と出るか…。

一方で、森保さんは勝負師とも言える。
10人入れ替えって、ある意味で博打だし。
でもそれがあったからこそ、最後は明らかに向こうがガス欠、まだウチの方は足が残っていた。
終盤は押し込まれたように見えて、さほど怖くなかったよ。
森保さんは、ちゃんと博打に勝っていた。

これをもって、決勝トーナメント一回戦の相手はサウジアラビアに決定。
2位突破なら相手はオーストラリア、首位突破なら相手はサウジ、という展開だった。
正直言うと、私はオーストラリア相手の方が良かったんじゃないかと思ってるのね。
そりゃ実力はサウジよりオーストラリアが上だろうけど、でも今回の舞台は中東、サウジにとっては準ホーム。
今大会は、できるだけ中東勢とやりたくないよ。
2019/1/18(金)8:58

☆関西人
ターンオーバー
ウズベキスタン戦、スタメンはどうなるのかな。

まず、これまでイエローを貰ってる選手は休ませるのが定石だろう。
権田、酒井、堂安、南野。
イエローは累積2枚で次戦出場停止なので、気をつけなきゃならん。
よくグループリーグ終了時点で「リセット」というレギュレーションはあるが、今回はそうじゃないらしい。
「リセット」は、準々決勝終了後だそうだ。
つまり、あと3試合、イエローは持ち越されるってことね。

森保さんの前日会見をみると、今回は隣に青山が座っていた。
ということは、青山、いよいよ先発。
青山が先発ってことは、おそらく柴崎はベンチだろう。
さらに吉田もベンチで、青山がキャプテンマーク着ける可能性もある。
大迫はいまだ別メニュー調整らしいので、となるとウズベキスタン戦の先発は↓が濃厚。

・・武藤・・北川
乾・・・・・・・伊東
・・青山・・遠藤
佐々木-槙野-三浦-室屋
・・・・シュミット

果たして、このスタメンでウズベキスタンに勝てるだろうか?
分からない。
ただし、メンバーを落とすのはウチだけじゃなく、ウズベキスタンだって同じように落としてくるはず。
となると、選手層の厚さ勝負になるワケよ。
選手層なら、特別ウチが薄いってことはないんじゃない?

メンバーから見て、戦略は裏狙いになりそうだね。
俊足自慢の伊東、武藤、そして北川も裏を狙いそうだし、青山からタテのフィードが何度か出るだろう。
さらに、遠藤や三浦からのフィードもある。
でも、私は敵がラインを上げてくるとは思えないんだわ。
だって向こうは勝ち点1で首位突破だし、メンバー落としてることもあるし、普通に引き分け狙うでしょ。
ラインはセーフティでくるはず。

となると、伊東や室屋が敵ラインをワイドに広げつつ、あとはいかにそのラインの隙間、ハーフスペースを使うか、という話になると思うんだよね。
ハーフスペースを突くとすれば、やはり乾だわ。
彼のインサイド侵入が、勝負のカギを握ると思う。

あと、塩谷をどうするか。
森保さんのことだから、メンバーはグループリーグで全員使うつもりでしょ(故障の東口は除く)。
途中に塩谷を↑に入れるなら、やはり中盤かな?
塩谷のボランチは見たことないので、どうなるか全く読めないけど。
でも、塩谷以外に途中投入できる選手はいる?
南野と堂安はイエロー1枚持ってるから出したくないし、大迫は別メニュー調整してるぐらいだから出したくないし。

じゃ、いっそ塩谷をセンターバック投入してみるのはどうだ?

北川out→塩谷in

・・・・武藤
・・乾・・・伊東
佐々木・・・・・室屋
・・青山・・遠藤
・槙野・三浦・塩谷
・・・・シュミット

塩谷の右センターバックで、3バックにする。
室屋とかサイドバックよりウィングバックがハマりそうだし、3バックにすることでウィングの乾と伊東をややインサイド気味に置くことができる。
敵にとっては、このふたりにハーフスペースをウロウロされるのはかなり嫌なはずさ。

ウズベキスタンというチームはよく知らないけど、監督のクーペルのことは少し知ってるよ。
確か、堅守からの速攻カウンターを得意とする知将だ。
それを踏まえても、カウンターには対処しやすい3バック、今回ありだと思うよ。
2019/1/17(木)10:50

☆関西人
シュミットダニエル
ウズベキスタン戦、どこまでターンオーバーするかはまだ分からんが、GKはシュミットダニエルの先発が濃厚と聞く。
東口のコンディションが良くないようなので、権田を休ませるならそうなるだろう。

シュミットダニエルは期待の逸材で、やはり身長197cmは魅力ですよ。
日本ではGKにサイズより運動神経を求める傾向があり、デカけりゃイイってもんじゃないでしょ、と考えてしまう。
日本人GKのレジェンドといえば川口能活で、彼はあのサイズながらもマイアミでブラジルの猛攻を零封という奇跡を起こした。
だけど世界には、身長190cm以上で、川口並みの運動神経というGKが結構いるんだよね。
それを考えると、やはり日本人も運動神経至上主義をそろそろ考え直すべきなんですよ。
世界的GKとは言わんまでも、せめて国際基準、国際規格のGKが欲しい。

シュミットは、規格という点ではイイ線いってるんじゃないだろうか。
技術的なことはよく分からんが、足下のキック技術は今の3人の中でも特に優れている。
ビルドアップはできる。
セービングも、悪くないんじゃないだろうか。
あとは、ポジショニングだね。
今の日本はラインを結構上げるタイプで、GK⇔CB間のスペースを狙われることがしばしば。
そのGK⇔CBの連携をまだ歴の浅いシュミットに求めるのは酷だとは思うが、彼は完成さえすれば一番期待できるGKだと思うよ。
少し我慢して、使い続けてみるべきかと。

サッカーは、時代を経るごとにどんどん後ろの司令塔色が強まってきている。
昔は、司令塔といえばトップ下のことだったんだ。
それがやがてボランチの役割となり、今はさらにセンターバック、サイドバックなどがそれをこなすようになってきている。
それに合わせてGKにも司令塔色が求められてきて、またスイーパーの役割も必要とされてるよね。
GKも、ただセービングさえできればイイってもんじゃなくなってきて、昔より仕事が増えてきてるワケだ。

ただ、敢えて代表がシュミットでなく権田(東口)を正GKで使ってるのは、セービングにおいて権田>シュミットという判断なんだろう。
それこそ、運動神経?

先日のオマーン戦、敵のGKは神セーブを連発していた。
彼はさほど大型ではなかったが、反射神経が素晴らしかった。
さぞ名のあるGKなんだろうと思いきや、彼は控え選手だったらしいね。
中東では、控えであのレベル?
やっぱ、日本のGKレベルはアジアの中でも高くない方なのでは?と思ってしまった。

以前、代表GKコーチをやっていたリカルドロペスフェリペが、日本人GKについて↓のように語ってくれていた。

「日本のGKには、技術面で欧州のGKが持っているものがなかったりします。
ですから、欧州で契約するのはなかなか難しい。
でも、レベルはとても高い。
私も最初はびっくりしました。
日本にはいいGKがいます」

技術面で、欧州のGKが持っているものがない、か。
技術なんだ?

また、彼は具体的に林(彰)、西川、権田、川島の名前を挙げて、こう評価していた。

「林は高さがあります。足は使えるし、手の使い方もうまい。しかし、身体の向きなどは直さないといけない。
西川は足を使うのがとても上手ですが、身体の大きさが少し足りない。
技術面では権田がすごくいいものを持っている。
ただ、瞬間的に光るものであったり、激しさは川島の方がある。
それに川島はスピードがすごい。1つ1つの動作が速かったり、みんなを引っ張るリーダーシップも持っている。それでも技術的な面で直さなければいけないところがあります」

この時点では、シュミットの名前は挙がっていない。
おそらくニュアンス的には、林に近いタイプだろうね。
ちなみにリカルド氏は、最終的に川島をチョイスしていた。
技術面は直さなければならないとしつつ、最終的には川島のスピードと「瞬間的に光るもの」をチョイス。
川口能活の系譜だな。

そして権田は、技術面でいいものを持ってる、と。
この技術という意味が私にはあまりよく分からないが、何なんだろう。
2019/1/16(水)15:38

☆関西人
妙なレギュレーション
ウズベキスタン戦、完全ターンオーバーをすべき否か、ちょっと意見が分かれてるみたいだね。
本来はレギュラー組を休ませ、控え組だけでウズベキスタン戦に臨むべきである。
だって、グループリーグ突破はもう決まってるんだから。
だけど、控えチームではウズベキスタンに負ける可能性もある。
いや、負けることはなくとも、引き分けは大いにあり得る。
そして引き分け以下なら、日本はグループリーグ首位突破をできないんだ…。

ちなみに、日本が首位突破すれば、決勝トーナメント一回戦ではE組の2位と当たる。
2位突破となるなら、一回戦はB組の2位と当たる。
…あれ?
たとえ突破が首位でも2位でも、当たる相手がグループ2位のチームとなるのは同じなのか?
首位突破ならカタールorサウジアラビア、2位突破ならオーストラリア。
ぶっちゃけ、どっちもどっちという気がするよ。

それにしても、今回のアジアカップのレギュレーションは妙にイビツだよなぁ。
ひとつの例としては、A組、B組、C組、D組で首位突破したチームは、決勝トーナメント一回戦でグループ3位チームと当たることになっている。
なのに、なぜかE組とF組だけは(日本はF組)、首位チームが一回戦でグループ2位チームと当たることになっている。
なんかこれ、不公平では?
最初から、楽にトーナメントを上がれるチームとそうでないチームが設定されてる感じがする。
ちなみに日本は、どう見ても楽じゃない方に入れられてますよ…。

で、何でこんなイビツなことになってるのか?
答えは単純さ。
今回から、大会出場チームを増やしたからだよ。
今までは本選16ヶ国出場だったのが、今回から8つ増えて24ヶ国出場になっている。
また、この24ヶ国というのが実に中途半端なんだ。
これがワールドカップなら、
32ヶ国出場⇒グループリーグ16ヶ国勝ち残り⇒一回戦8ヶ国勝ち残り⇒準々決勝4ヶ国勝ち残り⇒準決勝2ヶ国勝ち残り⇒決勝1ヶ国勝ち残り
という流れでしょ?
(32⇒16⇒8⇒4⇒2⇒1)
アジア杯では、ワールドカップみたく32ヶ国出場はさすがに無理なもんで、今までは
16ヶ国出場⇒グループリーグ8ヶ国勝ち残り⇒準々決勝4ヶ国勝ち残り⇒準決勝2ヶ国勝ち残り⇒決勝1ヶ国勝ち残り
という流れだったワケさ。
(16⇒8⇒4⇒2⇒1)
でも、なぜか今回からは最初のチーム数を24に設定してるもんだから
24⇒16⇒8⇒4⇒2⇒1
という変な数の流れになってしまっている。
最初の24⇒16が、どう考えても変。
6つのグループリーグで、なぜか中途半端に8ヶ国が落ちるんだから。
今大会から出場国を8つ増やしておきながら、グループリーグでは増えた分の8つだけを落とすという摩訶不思議なレギュレーション。
この中途半端な設定が、有利なグループと不利なグループを生み、妙にアンフェアな構造を作っている。

ホスト国のUAEなんて、実に有利ですよ。
一回戦は3位突破チームと対戦、準々決勝では2位突破チームと対戦。
彼らはベスト4に上がるまで、グループリーグ1位突破の国とは全く当たらない仕組みになってるんだから。
あと、D組で首位突破しそうなイランもそうだね。
彼らは我々と異なり、さほど消耗せずにトーナメントを勝ち上がれる流れがあるのを思うと、今大会の優勝はUAEかイランという気がしてきたな…。

今まではグループリーグ突破すれば、そこでベスト8確定、あとは準々決勝→準決勝→決勝、勢いで一気に最後までいけたもんだけど、今回からは違う。
優勝は、今までより遥かに難しいですよ。
2019/1/16(水)11:23

☆関西人
板倉
板倉がフローニンゲン移籍だそうだ。
正確にはマンチェスターシティに移籍し、そこからのレンタルになるらしい。
こういうビジネスパターン、プレミアのビッグクラブはよくやるよね。
もともとプレミアはA代表のレギュラー格でないと労働ビザが下りないし、A代表メンバーではない板倉はそこで公式戦に出ることが許されない。
これは人材派遣ビジネスみたいなもんで、板倉がシティでプレーする可能性は限りなくゼロに等しいだろうね。
ただし、シティも見込みのない人材を囲うワケないし、板倉がそのお眼鏡にかなったのはありがたいことである。

なぜ板倉が?と思った人は多いだろう。
ポイントは、体躯だと思う。
プレミアは、以前ならたとえばアーセナルが浅野、宮市、稲本など、チェルシーが武藤などに触手を伸ばした。
彼らは傾向として、足が速い選手、サイズやパワーに恵まれた選手を好む。
そして今回の板倉もまた、身長186cmという恵まれたサイズの選手である。
やはり、欧州市場の中で売りやすい規格を最優先に求めるんだろう。
技術や創造力のようなデリケートなモノはともかくとして、サイズやパワーは年数を経ても簡単に劣化しないからな…。

代表でも、今は若い冨安がレギュラーを務めている。
これも、サイズの要素が大きい。
冨安は身長188cm。
でもって、足も速い。
もちろん、その相棒にして不動のDFリーダー、吉田も身長189cm。
いやいや、若かった頃の吉田がザック代表でレギュラーに抜擢された時は、「コイツで大丈夫か?」と不安になったもんだよ。
だけど、今から思うとザックが彼をチョイスした最大のポイントは、日本人DFの中で群を抜いたその身長にあった気がするね。

板倉は、いずれA代表に入るんじゃないだろうか。
そういや、中山雄太もオランダに行くと聞いた。
中山の場合、センターバックとしては板倉ほどのサイズがないので(と言っても180cmあるが)、代表じゃ最近中盤起用をしている。
彼の場合は、左利き。
これもまた決して劣化しない、大きなストロングポイントだ。
いずれ、彼もA代表入りすると思う。
東京五輪世代の若手は、その規格からしてホント楽しみである。

冨安、板倉、中山、さらに堂安、伊藤。
若くして、ここまで欧州でプレーする選手が多い五輪世代は今までにないと思う。
特に堂安、冨安については、もう既にA代表レギュラーとしてアジア杯に出てるんだから凄いじゃないか。
一説には、堂安に対してもマンチェスターシティが触手を伸ばしてるとやら?
ひょっとして今回の板倉の件は、裏でシティ⇔フローニンゲンの密約が絡んだ、堂安バーターの移籍なのか?
2019/1/15(火)13:35

☆関西人
オマーン戦B
森保さんは、トルクメニスタン戦もオマーン戦も交代カード3枚を使いきっていない。
これは不思議である。

想定されるジョーカーは3枚。
まずは、伊東純である。
右ウィングのレギュラーが堂安だとして、堂安は左利きのドリブラー、伊東は右利きのスピードスター。
堂安は右サイドでもややインサイド気味にプレーし、そこから左足シュートがあるタイプ。
一方、伊東はもっとスピードでタテにエグり、右利きなのでそのままクロスを上げることができるタイプ。
キャラが全く異なる。

左のジョーカーは、おそらく乾。
左ウィングのレギュラーが原口だとして、原口はハードワーカー、ダイナモである。
一方、乾は原口よりトリッキーなプレーを得意とする、ファンタジスタだね。
中島のキャラに近いのは乾の方なので、ひょっとしたら乾をスタメン起用するのかなと思っていた。
でもフタを開けてみれば、原口が2試合続けてスタメン、乾には出番なし。

原口を優先するのは、守備バランスの為だろう。
左サイドは長友がリスクを張って上下動するので、もしウィングに守備意識がなければ左はスカスカになってしまうよ。
いや、実は乾も守備はかなり巧いんだけどね。
それはコース切りのポジショニングの巧さであって、対人にいく原口の巧さとは全くの別物だけど。

そして、最後のジョーカーは武藤。
ただ武藤の場合は浅野の負傷辞退を受けての召集だったので、ジョーカーの本命は浅野だったと思う。
試合終盤、敵の足が止まってきたタイミングにスピードスターを入れ、ライン裏を狙うのはサッカーのセオリーだ。
ロンドン五輪の永井、リオ五輪の浅野、うまくいった例もある。
ただし、ドン引きされてゴール前スペースを消された場合は、スピードスターはほとんど無用の長物となる。
だから、使いどころが難しいんだけどね。

さて、北川はどうなのか。
彼は、ジョーカーというのとは少し違う。
私が思うに、北川はポスト岡崎である。
それは彼がエスパルスの選手というのもあるし、何よりオマーン戦で森保さんが北川にあそこまでチェイシングさせたのを見て、これは戦術岡崎だな、と。
思えばロシア大会、西野ジャパンのセンターFWは3人。
大迫、岡崎、武藤。
そして、今回のアジア杯でも3人。
大迫、北川、武藤。
北川は、ああ見えて先発向きかもしれないよ。
その役割は、岡崎とほぼ同じで。
そう考えると、大迫が不在の時、北川が先発になったのは分からなくもない。

【レギュラー】
・・・・大迫
原口・・南野・・堂安
・・柴崎・・遠藤
長友・吉田-冨安・酒井
・・・・権田

【ジョーカー】
・・・・武藤
乾・・・◯◯・・伊東

【リザーブ】
・・・・北川
◯◯・・◯◯・・◯◯
・・塩谷・・青山
佐々木-槙野-三浦-室屋
・・・・東口(シュミット)

分類としては、こういう感じだろうか。

カギを握るのは、リザーブだよ。
今のところ、日本は酒井、権田、堂安、南野の4名がイエローを貰っている。
いずれ、累積2枚の出停選手は出てくるだろう。
特に右がヤバいね。
伊東、室屋、あるいは塩谷といったところに出番があるかも。
また、ロシア大会の時のように原口を右に回したり、ポスト岡崎の北川を右に回すことだってあるかもしれん。
2019/1/15(火)0:37

☆関西人
オマーン戦A
オマーン戦メンバーは、1TOPを除けば森保さんが想定するベスト布陣だったんじゃないかな。

ひとつポイントは、遠藤航だったかもしれないね。
彼は病み上がりの身でトルクメニスタン戦を回避したが、ようやく回復したのか、オマーン戦には先発した。
もともと森保さんは、柴崎+遠藤をレギュラーコンビで考えてたような気がする。

これまで森保ジャパンがテスト抜きで一番ガチになった試合は、昨年10月のウルグアイ戦で間違いない。
そのウルグアイ戦メンバーは、↓の通り。

・・・・大迫
原口・・南野・・堂安
・・柴崎・・遠藤
長友・吉田-三浦・酒井
・・・・東口

こうして見ると、オマーン戦のスタメンとよく似ている。
オマーン戦も、故障さえなければ大迫を使いたかっただろうし。

森保さん、秘蔵っ子の青山をなぜ使わない?と不思議に思ってる人も多いだろう。
私も、そのひとりだけど。
守田が離脱し、てっきり私は柴崎+青山というコンビでくるもんだとばかり思ってたから。
でも、流通経済大学とのスパーリングでそれは既にテスト済みだったらしい。
その検証結果を言うと、あまりデキは良くなかったそうだ。
結構、流経大の攻撃に真ん中をブチ抜かれてたって。

柴崎+遠藤というコンビは、森保さんの中で軸なんだと思うよ。
柴崎が朽ちている?
いや、彼は微妙にトルクメニスタン戦より良くなっていた。
つまり彼に必要なのは実戦勘であって、MAXまでもっていくには何試合かの実戦が必要なんだろう。
ヘタすりゃ、連戦だろうが次戦も出るかもしれない。
柴崎については、現時点の力ではなくポテンシャルで選ばれてるね。

遠藤航は、ロシア大会での柴崎のパートナー、長谷部に近いイメージがある。
長谷部も遠藤もセンターバックもこなせる選手で、対人には強い。
空中戦の競り合いにも強い。
あの位置に、ヘディング強い選手がいることは重要だと思う。
今の日本は吉田や冨安など180cm台後半の大型をセンターに置いてるので、ゴール前の空中戦はある程度の信頼をできる。
しかし問題は、センターバックが弾き返したボールの後処理である。
その後処理をバイタルでこなすのが主にボランチであり、また、その後処理は空中戦の競り合いとなることが多い。
柴崎+青山では、そこがちょっと脆いんだよね。
というワケで、遠藤航は今のチームのキーパーソンである。

あとは、ボランチのゲームメイク。
柴崎も遠藤もパス能力はある。
私が今後チームで整理すべきだと思うのは、ボランチが前の選手に合わせたパスを出すのか、それとも前の選手がボランチのパスに合わせた動きをするのか、という点。
もちろん、どっちも必要だろうが、今大会でお互い合わせられるようになってほしい。
人によって、スペースにパスを欲しい選手もいれば、足下に欲しい選手もいる。
あ、そうそう。
北川って、どっちのタイプなんだろう?
そこを皆にきちんと理解されない限り、彼が代表でブレイクするのは難しいだろうね。
2019/1/14(月)21:16

☆関西人
オマーン戦
日本、グループリーグ突破おめでとうございます。

とはいえ、内容はビミョーなPK判定による1-0の薄氷勝利。
原口のアレがPKで、長友のアレがPKとられなかったのは向こうとして納得いかんだろ。
なんか、終始ジャッジは安定しなかったね。
「中東の笛」とか言うけど、笛はオマーン寄りどころか日本寄りだった気さえする。

プレーの内容としては、前戦に比べて南野がキレてたと思う。
で、決定的なシュートを数多く打ってたんだけど、なぜかことごとくGKに防がれてしまった。
いつも思うが、中東のGKって日本よりレベル高いよな。
期待の北川は、攻撃はともかく守備を頑張ってた。
徹底してチェイシングしろと指示されてたんだろう。
前半、日本は守備の隙を突かれて危うく失点しかけたんだが、しかし全体通してみれば今回はよく守れていた。

この試合、攻撃陣と守備陣で感触が全く違うだろうね。
試合後、原口は「このままでは決勝トーナメントで勝てない」と半ギレしてたけど、それは彼が攻撃の選手だからである。
一方、DFリーダーの吉田は「自信につながる」と言っており、前戦は2失点、今回は無失点ということで割とポジティブに捉えてるみたい。

でも、1-0は不満だよなぁ。
オマーンは予想より積極的にラインを上げてきたワケで、少なくとも前半はよく裏を狙えていた。
それが、後半はズルズルと…。
このまま1-0でもイイというのが後半のプランだったとは思えず、少なくとも日本は1点を取りにいってたはず。

後半、森保さんはまず北川→武藤というカードを切った。
思うに、北川の役割はレスターでいう岡崎的なモノだったのかと。
北川なりに、その岡崎役を頑張ってこなしてたとは思う。
若さゆえ、言われた以上のことは難しかったみたいだけど。
で、武藤の投入こそがキメにかかる采配だったはずなのよ。
ところが、それが不発。
それは、伊東純も同じだった。
敵が前がかりになってきたところに、こっちはカウンター用のスピードある駒を2枚入れて、采配のロジックとしては何ら間違ってない。

結果論だけで「森保無能」と捉える人、そういう後だしジャンケンをする人もいるだろうけど、多分カードの切り方として森保さんは間違ってなかった。
なのに、機能しなかったんだ。
これは周りが武藤や伊東と合わないというか、あるいは彼らが周りと合わないというか、単にチューニングの問題だろう。
予定通り浅野がいた方が良かったのでは?とも言えるが、それは今さら言ってもしようがない。
もし許されるなら、次戦は武藤や伊東を先発から使うなどをして、一度ちゃんと調律をした方がイイ。

今のところ、グループリーグ首位はウズベキスタンになってて、次戦に勝たない限り、ウチは2位通過である。
困ったシチュエーションだな。
でもイイさ。
なんのかんの言いながら、オマーン戦はトルクメニスタン戦よりは良くなっていた。
ウズベキスタン戦が、さらに良くなっていることを期待したい。
2019/1/14(月)14:09

☆関西人
メンバー選考A
大迫が欠場というのは、やはりデカイと思うんだ。
彼のように、敵の圧を受けながら球をおさめられる選手はなかなかいないから。
いや、みんな一応はおさめることできるんだけど、大迫のレベルはそのひとつ上だからね。

ただ、日本に大迫を超えるポストプレーヤーがいないことを、日本に大迫を超えるFWがいないという意味で捉えてしまうのは、明らかに間違いだと思うよ。
武藤、南野、北川、みんな各々に大迫を凌駕するストロングポイントは持ってるはずだし。
たとえば武藤とか、彼は別に大迫の下位互換ではない。
ストライカーとしては、私はむしろ武藤の方がポテンシャル上だとさえ思ってるよ。

でも互換というのは難しいもんで、大迫の機能でチューニングされてるのが日本の4231であり、そこにそのまんま武藤をハメてうまく機能するほどサッカーは甘いもんじゃないと思う。
やはり武藤を入れたら入れたで、武藤用にチューニングをし直さなくてはならない。
森保時代のサンフレッチェを思い出してみてほしい。
あのチームの1TOPは、大迫とは全く異なる機能の佐藤寿人だった。
だから森保さんの考え方として、1TOPは大迫みたいなタイプじゃなければダメということはないと思うんだ。

武藤は、前を向いてゴリゴリいってナンボの選手。
最前線真ん中の彼が前を向くにはどうしたらイイかって、一番妥当な策はサイド高い位置に起点を作ることだと思う。
次点の策は、MFがライン裏にスルーパスを出すこと。
細かく繋いで云々よりは、普段より少しレンジのある配球で。
あぁ、そう考えると左の原口や乾、右の堂安がインサイドにドリブルで侵入してくるよりは、伊東純をサイドに使い、ダイナミックにタテをエグるパターンの方がイイかも。
DMNのサッカーほど綺麗ではなく、やや泥臭くアバウトになるかもしれないけど。

武藤が大迫より上回る点は、足の速さ、身体トータルの筋力、あとはシュートレンジだろう。
本来なら、速攻カウンター系に適している。
大迫は、どちらかというと丁寧なビルドアップ、遅攻に適している。
問題は、次の相手であるオマーンにはどっちのやり方が適しているかということだ。
もし森保ジャパンがゲーゲンプレス→カウンター的なサッカーをやろうというなら、オマーン戦は武藤でうまくいくはず。

別の考え方。
大迫が不在なら、もういっそゼロTOPにしようか?という発想があってもおかしくはない。
その場合は、便宜上の1TOPに南野が入るんじゃないだろうか。
ゼロTOPの代名詞といえば元ローマの貴公子・トッティだが、言われてみれば南野は、どこかトッティっぽいし。
彼も前を向いてナンボの選手。
ターンが巧いよね。
この場合は武藤を1TOPにするより、やや丁寧なビルドアップが必要になる。
もしオマーンが堅守で自陣スペースを消してくるなら、むしろゼロTOPの方がハマるかもしれん。

でも、今朝のメディアのスタメン予想を見てると、意外にも多くが武藤と南野の共存という形にしている。
う〜ん、それはいかがなものか。
このエゴイストふたり、うまく共存できるかな。
お互いのスペースを消し合うイメージが湧くのは私だけ?
それなら、まだどちらかひとりを控えにし、代わりに非エゴイストの色がある北川を先発で出した方がマシな気がするのよ。
2019/1/13(日)15:04

☆関西人
メンバー選考
明日、大迫と東口の欠場がほぼ確実だと報道されている。
大迫の臀部痛は知ってたけど、東口は初耳である。
じゃ、次戦も権田なんだろうね。

そろそろ、武藤に出番があってもおかしくない。
ただ武藤にせよ北川にせよ、大迫ほどのポストプレーヤーではない。
もっとストライカーだろう。
となると、仮にトップ下が南野なら、動きがカブらないか不安になる。
じゃ、いっそ南野を外してみるのもありか?

・・・・武藤
原口・・-乾・・堂安
・・遠藤・・柴崎
長友-槙野・吉田-酒井
・・・・権田

敢えて、乾をトップ下にしてみた。
彼は左サイドだろ?と思うだろうけど、せっかくの原口を途中交代要員にするのはあれだな、と思ってさ。
メンバーを見ても、南野以外なら乾をトップ下にするしかないでしょ。
彼なら南野と違って、武藤の動きとカブらないだろうし。

しかし、乾のトップ下なんて久しく見てない。
彼なら、南野のようにタテ、裏へ抜けるのではなく、ヨコ、左右に動くんじゃないだろうか。
原口が球を持てば左に行き、堂安が球を持てば右に行く。
サイドの援護役。
やや、香川に近い役回りか。

でも乾が左右に動くと、武藤が孤立する?
はい、そうですよ。
敢えて、武藤は孤立させときましょ。
もともと、彼は誰かとのコンビネーションを売りにするタイプじゃないし、しかし体躯の強さは大迫以上だし、まぁ、昔でいうなら鈴木隆行みたい仕事を期待する。
孤立しつつ、ひとり密集の中で相手に削られてファウルを貰う、師匠ってやつだ。
彼がセンターでモサモサやってる間に、原口+乾+長友、堂安+乾+酒井でサイドから崩していく。
私が監督なら、そういうコンセプトでいきます。

私は、2戦目のスタメン総取っ替えはないと予想する。
なぜなら、今後のポイントはオマーン戦でもウズベキスタン戦でもなく、決勝トーナメントの第一回戦だから。
日本はグループリーグ初戦を制したことにより、グループリーグ突破はほぼ手中にしたと言って構わない。
ならば、ベストメンバーは必ず4試合目に当てるべきなんだよ。
つまり、主力選手を休ませるタイミングは、オマーン戦でなくウズベキスタン戦でなければならない。
ということは、次のオマーン戦はある程度主力を出し、確実に勝ちにいって早くも1位突破を決めたいんだ。
だから、変に新しいのを出してテストなんかはしないだろう。
で、私は↑のスタメンを予想したワケさ。

じゃ、ウズベキスタン戦のスタメンはどうなるのか。

・・武藤・・北川
乾・・・・・・・伊東
・・塩谷・・青山
佐々木-三浦-冨安-室屋
・・・・シュミット

はい、こうなるワケです。
これは決勝トーナメントから逆算し、主力を休ませることを主眼にした布陣である。
皮肉なことに、これが一番機能したりしてね(笑)。
なんせ、青山・佐々木・塩谷、サンフレッチェで森保サッカーを知ってるのが揃ってるから。
2019/1/13(日)0:46

☆関西人
トルクメニスタン戦B
トルクメニスタン戦の後半、前半よりも原口がワイドに張り、その内角を長友が上下動する形にアレンジされたことが指摘されている。
普通なら原口が内角で長友が外角なんだろうが、前半の機能不全を省みて戦術変更したワケね。
これは森保采配だと思いきや、選手たちの証言を聞くに、どうも選手主導の変更だったみたい。

だとすりゃ、これはなかなか良いチームだな、と思った。
前半、日本がやろうとしてたのは「いつもの形」だろう。
それは自分たちにとって最も自信ある形であり、それを前半45分だけであっさり切り替えたあたり、逆に凄いなと思ってさ。
それこそ昔の日本なんて「俺たちのサッカー」に執着して、たとえ機能しなくてもなかなか捨てられなかったじゃん?
だから、なんかオトナになったな〜、と私は感心するのよ。

チームの空気として、皆で話し合えるムードがあるんだろうね。
パワハラ系の上司、さらにお局様もいなくなり、組織に柔軟さが出てきたんだろう。
組織に萎縮がない。
個のレベルではむしろ以前の代表の方がクオリティ高かったのかもしれんが、今のチームにはそれとは別の強みがあるような気がするよ。
なんつーか、化けていきそうだ。
あんな試合したのをポジティブに捉えるのもあれだが、私は今後少しずつチームの調子が上がっていくんじゃないかと思う。
今のチームなら、ちゃんと修正点をマトモに話し合えそうだから。

トルクメニスタン戦、先発メンバーの中で唯一交代した選手が南野だった。
別に、彼がダメだったから交代という意味ではなかったと思うが、でも彼の意識は中央突破に少し偏りすぎてたかも。
それが、彼なりの「俺たちのサッカー」だったんだろう。
トップ下としての南野のアイデンティティーは、おそらく得点である。
偉大な先輩である香川真司と比較された時、南野が香川に上回る部分がひとつあるとすれば、どうしてもそこになるから。
しかしセンターは敵に固められてて、ほとんど身動きできない状況。
じゃ、南野が香川みたいにセンターを外したビミョーな位置取りをしながらの仕事をできるかというと、もちろん彼なりにできるんだろうけど、でもそれで香川を上回るのは絶対無理なのよ。
香川のあれは、一種の職人芸なんだから。

なんつーかな、南野自身はどこまで自覚してたかは分からないけど、チームにとってトルクメニスタン戦の南野は、「捨て石」だったと思うんだ。
それは、いてもいなくてもイイという意味ではなく、いてもらわなきゃ困るのが「捨て石」。
なぜって、南野がセンターにいることで敵をそこに引き付けられるから。
ヘタに南野がセンターからズレてハーフスペースにポジショニングなんかすると、それは試合後半のチーム戦術、サイドバック長友のオーバーラップ、そのレーンをまるごと消してしまうことになる。
だから、南野は最後までセンターの「捨て石」にならざるを得なかったんだよね…。
いや、ひょっとしたら彼が「捨て石」になったことで大迫が2得点もできたのかもしれないよ。
安易に、「南野イラネ」とか言わないように。
2019/1/12(土)0:34

☆関西人
トルクメニスタン戦A
ひとつ思うのは、日本は研究されてるな〜、ということ。
研究のサンプルは昨年のキリンチャレンジ5試合で、これは全てが日本の良さの出た試合ばかりだけに、彼らにとって非常に理解しやすいテキストになっただろう。
トルクメニスタンは、541という布陣を敷いてきた。
これは、日本攻略において正解だった気がするよ。
逆にウチとすれば、ああいう対応をされた時にはどうすりゃイイのか。
これは、今大会を通しての課題となる。

「中島がいれば…」と考えた人は多かっただろう。
だけど私は、逆にその方がドツボにハマった可能性もあると思うよ。
中島がアウトサイドからインサイドに入ってくるのはキリンチャレンジで多くあった日本の定型で、敵にすれば「よし、きたきた」というもんである。
対策は織り込み済みだった気が。
実際、原口が中島っぽい動きをしようとすると大体消されてたし、逆に中島とは違う動きをした後半の方がチャンスを作れていた。
やはり、公式戦というのはお互い良さの消し合いだね。

それでも、日本の1点目と3点目、大迫のシュートと堂安のシュートは敵のマークをうまくかわした個人技で決まった。
あれは、対策してても簡単には止められない形だ。
強豪は、分かっていても止められないという形で点を決めてしまう。
それが個人技。
万全でなくとも大迫を使った森保さんの決断、ラッキーにも功を奏したね。

でも、個人技にばかり頼っていてもラッキーはそうそう続かない。
やはり、戦術としてきちんとチャンスを作るべき。
私は、ああやって541のようにきっちり守られるパターンなら、ウチは3バックがありだと思ったな。
最終ラインのセンターバック(右か左)が球を前に持ち上がって、ゲームを作っていく形。
柴崎あたりはパサーとして最初から読まれてるので、別のところからゲームを作った方が話は早いだろう。

敵に堅いブロックを敷かれた場合は、真ん中をこじ開けるのが相当難しい。
よって、どうしてもサイドからという戦略になる。
できるだけ配置をワイドに開き、各レーンで一対一の構造を作る。
もちろん、そのレーン配置もフラットにはせず、Wの形を作っておくべき。
で、敢えて隙間を作っておいたハーフスペースを誰が使うか、という戦略になる。

ドリブルで一対一を制し、その隙間に侵入するのが中島のやり方だったが、やり方はひとつではない。
原口と中島では、同じドリブラーでもアプローチの仕方が違うから。
原口は粘り強く走ってナンボの選手。
そういう意味じゃ長友に近く、やはり上下動、ハードワーカーの選手である。
対する中島は、カットインしてナンボの選手。
その適性はアウトサイドというよりはハーフスペースであり、そのプレーは原口よりファンタジスタの色が強い。
これらは中島>原口とか中島<原口という個人の力量の話ではなく、ふたりの特長をどうやって活かしていくか、要は周りの動き方の問題なんだよね。

中島のように今いない選手のことは考えてもしようがないにしても、今なら原口と乾の使い分けは考えていくべきだろう(同様に堂安と伊東の使い分けも)。
西野ジャパンの時は、乾が左、原口は右という整理の仕方をしていた。
でも今は、原口も乾も同じポジションである、
これまではDMNの看板ひとつで何とかなってきたけど、今回は違う。
おそらく微調整の駒には、今後サンフレッチェ閥が使われるんじゃないかな。
青山、佐々木、塩谷あたり。
2019/1/11(金)9:37

☆関西人
トルクメニスタン戦
辛勝でしたね。
まぁ、これはウチだけじゃなく、今大会オーストラリアが負けたし、韓国も苦戦してたし、タイはインドに負けたし、相変わらず中東には魔物がいますよ。
この季節なのに向こうは結構暑いみたいで、各チームともコンディショニングが難しいんじゃないだろうか。
見た感じ、地の利がある中東勢の多くは順当に勝っている。
ヘタすりゃ今大会、西高東低になるかもね。

そういや森保さんは、スタメンはコンディションで選んだと語っていた。
おいおい、コンディション重視でコレかよ。
いや、たとえコンディションが悪くても選んだ選手は必ずいるはずだ。

そのひとりは、主将の吉田。
不動のDFリーダー、精神的支柱の彼を初戦に使わない発想はなかっただろう。
ただ彼は合流にやや遅れたこともあり、時差ボケの解消、気候への対応等が万全ではない可能性はあった。
あと、もうひとりは大迫。
彼は臀部痛を抱えてて、ずっと練習は別メニュー調整だった。
彼のプレースタイルは臀部を使ってナンボということもあり、これも万全でなかったのは明らか。
だけど、結局吉田と大迫はスタメンだったんだよね。
まぁ、替えのきかないふたり、ってことですよ。

柴崎もコンディション悪かったかもしれない。
彼の場合はコンディション云々以前に、まずクラブで試合に出てないから実戦勘がない。
そんなの森保さんは百も承知で、でも今回もまたスタメン起用。
よく考えたら柴崎って、ロシアワールドカップの時もクラブであまり試合に出てなかったんだよね。
それでも、ロシア大会ではチームを牽引する司令塔になっていた。
森保さんの中では、そのイメージがいまだあるのかもしれん。
実戦勘からして青山の方がマシなのでは?という見方もあるだろうが、今の柴崎と青山を一番間近に見ているのは、我々でなく森保さんである。
青山だって、言うほどコンディションは良くないんだと思うよ?
なんせ、シーズンオフ中の選手なんだから。

結果論でいうと、森保さんは「経験」を優先した、ってことね。
センターバックを吉田+槙野のコンビにしたことからして珍しい。
これまでは常に【吉田、槙野】+【三浦、冨安】という、ベテラン+若手の組み合わせにしてたから。
森保さんなりにアジア杯の恐さを分かってるからこそ、初戦は経験ある選手をどうしても入れておきたかったんだと思う。
後半、開き直ってロングボールのサッカーを展開するあたり、ああいう臨機応変さ、泥臭さは確かに経験ある者の強みである。

とはいえ、さすがに「勝っているチームはイジるな」と言いがたい内容だっただけに、次は多少メンバー変更するでしょ。
このグループリーグ3戦のうちに、何とか決勝トーナメント用のベスト布陣を見つけなきゃならないからね。
意外と、オマーン戦は総取っ替えしたりして?

・・武藤・・北川
乾・・・・・・・伊東
・・青山・・遠藤
佐々木-塩谷-三浦-室屋
・・・・シュミット

超地味な布陣だけど、やってみたら意外に収穫となる選手が見つかるかも。
地の利で、塩谷がキレキレだったりしてさ。
2019/1/10(木)1:27

☆関西人
いよいよアジア杯
【トルクメニスタン戦スタメン予想】

・・・・大迫
原口・・南野・・堂安
・・柴崎・・青山
長友・吉田-三浦・酒井
・・・・東口

※乾、塩谷は、合流して間もないので先発はないだろう。

※遠藤航は病み上がりなので、先発はないだろう。

※全員揃っての練習が短かったので3バックなど新フォーメーションは考えにくく、やはり既存の4231で入る可能性が高い。

というワケで、↑をスタメン予想とさせてもらった。
吉田の相棒を冨安としないのは、守田⇒塩谷のメンバー変更に伴い、冨安をボランチ候補のひとりにカウントしてるっぽいから。
かといって、いきなり彼のボランチ先発は無理があるので、バランス悪く見えるかもしれないけど、消去法でボランチコンビは柴崎+青山ね。
これでは中盤の硬度が低い?
その意味もあって、左がハードワーカー原口なんだけど。

森保さんって、三浦か冨安をビルドアップのキーマンに考えてると思うのよ。
昔はセンターの右が吉田、左が槙野、もしくは昌子というのが定型だったんだけど、森保さんになってからは左が吉田か槙野、そして右が三浦か冨安というのが定型でしょ。
お陰で、昌子は呼ばれなくなったんだけど。
敢えて吉田を左に回したことの狙いは、どう考えても三浦や冨安を右に置きたかったのよ。
それは、このふたりの右足精度が吉田以上だから。
実際、三浦あたりのタテパス見てると巧いんだわ。
これを右センターバックに求められたら、確かに植田あたりの召集はキツいよな、と。

最終ラインのセオリーとして、右センターバックは右足巧い奴が理想で、左センターバックは左足巧い奴が理想。
もちろん左の吉田や槙野はレフティではないので理想ではないんだが、ひとつ森保さんの理想に近い形を現状で求めるなら、真ん中が吉田、右が三浦(冨安)、左が佐々木翔という3バックじゃないかな。
森保さん、ホントはそれをやりたいんじゃない?

こうして最終ラインがビルドアップの起点になるなら、何が変わるかというと、ボランチが少し高い位置で仕事をできるようになるんだ。
3列目でなく、2,5列目で仕事をできる。
実は、これが大きい。
柴崎のようなレジスタがいる、日本としてはね。
柴崎って、ぶっちゃけ3列目としては大した輝きを放つ選手じゃないと思うよ。

・・・・大迫
・・南野・・堂安
長友・・・・・・酒井
・・柴崎・・青山
佐々木・吉田・三浦
・・・・東口

こういうイメージの361。
このシステム、最も消耗するのは両サイド、長友と宏樹のところである。
森保さん時代のサンフレッチェは清水航平と柏好文のリレーなどが定番で、F1のタイヤ交換のごとくサイドに手を入れていた。
今の代表なら、長友⇒原口、宏樹⇒室屋のリレーかな?
長友も鉄人とはいえ、32歳。
さすがに連戦の上下動はバテますよ。

スーパーサブの投入は、乾、伊東、といったところだろう。
武藤は大迫のリザーブだとして、北川の使いどころは、前線の△を▽にするオプションじゃない?
2TOPへのシフト変更もあり得る。
一方、守田の代わりに呼ばれた塩谷の使いどころは、まだよく分からん。
ボランチなのか、センターバックなのか、サイドバックなのか。
普通に考えれば3バックの右がベストなんだけど、意外とまんま守田のポジションも悪くないと思う。
もともとセンターバックやサイドバックの選手ゆえ、長友や宏樹がオーバーラップしても最終ラインのケアはお手のものだし、とにかく身体能力が高いから潰し屋としては一級品。
たとえボランチ本職でなくとも、守備のユーティリティとして機能するよ。

実際、トルクメニスタン戦に3バックで臨むようなムチャは絶対しないと思うが、試合展開により楽勝になれば終盤に色々テストする可能性はある。
だけど皆さんご存じの通り、「グループリーグは初戦が全て」。
今夜は磐石でなければならない。
さすがにテストはないかな…。
とにかく「初戦が全て」だとして、その相手がオマーンでもウズベキスタンでもなくトルクメニスタンであることは幸運だと思うことにしよう。
大丈夫、勝てますよ。
2019/1/9(水)9:09

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