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過去ログ568 2018/12/25 0:11

☆関西人
楽ではないアジア杯
アジア杯、近づいてきたね。
メンバーで気になるニュースは、浅野の召集辞退である。
タイミング悪く、肉離れしちゃったみたい。
代わりに、ニューカッスルの武藤が呼ばれた。
こうして武藤が呼ばれたのは微妙に嬉しいんだけど、ひとつ忘れちゃならないことがある。
それは、次の夏にはコパアメリカがあるということ。

コパはアジア杯同様、国際Aマッチデー期間外の大会であり、そういう期間外に海外組召集レターを出せるチャンスは年に一回限りとされている。
つまり、アジア杯に呼んだ海外組はコパに呼べないし、逆にアジア杯に呼ばなければコパで呼ぶことができるワケよ。
だから私は当初、武藤のことはコパの為に敢えて呼ばなかったんだな、と考えてたんだ。
夏は大迫呼べないから、武藤でいくんだろうな、と。
しかし、浅野が怪我して代わりに呼んだのが武藤。
これで、コパは大迫も武藤も不在決定じゃん?
どちらかひとり、敢えて呼ばずに温存すべきだったんじゃないかなぁ…。

でもまぁ、ここで武藤を呼んだってことは、森保さんはガチでアジア杯優勝を狙いにいってるということか。
そうかそうか。
思うに、森保さんの中では
アジア杯⇒勝つことが目的
コパアメリカ⇒負けることが目的
という仕分けなのかも。

あ、コパの「負けることが目的」という意味が分かんない?
というか、目的とかいうより先に、まず日本は物理的にコパの優勝できないでしょ。
ならばいっそ、コパは負けを経験させるべき選手たちを中心に召集しましょう、ってことだよ。
負けを経験させるべき選手たち、すなわち東京五輪世代の若手ね。
経験豊富なベテランや中堅に負けを経験させてもアレだけど、若手には負けが良薬になる。
実際10年前、本田や長友らの世代が北京五輪で三戦全敗の屈辱を食らい、でもそこからのリバウンドがやたら凄かったじゃん?

吉田、長友、宏樹、冨安、柴崎、遠藤航、原口、中島、南野、堂安、大迫、武藤
この12名は、コパに呼べない。
この12名がいない代表、どう思う?
完全にB代表でしょ。
B代表なら、いっそ東京五輪代表にすりゃイイじゃん、ってこと。
コパ主催側が、それを許してくれるのが前提なんだけどさ。
一応、コパ主催側への配慮として、香川や岡崎は呼んでおこう。
彼らがいると、「これはB代表ではない!」と主張しやすいから。
彼らなら師範代もできて、若手にも良い影響あるだろうし。
そういや、久保建英率いるU19代表がブラジルに2-0で勝ったらしいね。
久保くんも点を決めたらしい。

まぁ、夏のことは夏に考えるとして、まずはアジア杯。
勝つことが目的の大会。
目標は優勝。
ノルマはベスト4。

私はグループリーグは楽勝と見込んでるけど、問題はそこから先、決勝トーナメント表を見ると大変そうである。
第1回戦はサウジかカタールが来そうだし、彼らにとっては準ホーム、ウチは不利だと思う。
それに勝てたとして、その次にくるのはおそらく、オーストラリア。
やりにくい相手だ。
そしてそれにも勝てたとして、その次はFIFAランキングでアジア最高の29位、イランと当たってしまう可能性が高い。
この準決勝が、最大のヤマ場かな〜。
そしてそれにも勝てたとして、最後の決勝で立ちはだかるのは、またしても宿敵・韓国っぽいよ。
どう考えてもこれ、優勝は楽じゃないわ…。
2018/12/25(火)0:11

☆若葉
アジア杯優勝国
日本代表 4回(初優勝開催国)
サウジアラビア 3回
イラン 3回
韓国 2回
オーストラリア 1回(開催国)
クウェート 1回(開催国)
イスラエル 1回(開催国)

日本代表に期待しています。
2018/12/24(月)20:16

☆関西人
神の御加護A
明日はクリスマス。
イエスキリストの誕生日である。
いや、厳密にはイエスの誕生日はいつなのか分かってないらしいね。
よく分からんから、便宜上12月25日に祝うことにしてるだけのことらしい。

それはそれとしても、12月23日が天皇誕生日で、一日挟んで12月25日にキリストの生誕祭という連鎖は面白い。
天皇、キリスト、どっちも現人神(あらひとがみ)だから。
…いや、厳密にいうとキリストは神ではないな。
しいて言うなら「神の子」、モーゼらと同じ預言者である。
欧米は一神教なので、神はヤハウェ(エホバ)しか存在しない。
それこそギリシア神話みたく、ゼウスやらポセイドンやらハデスやら、神様はたくさんいた方が楽しいんだけど、残念ながらキリスト教やイスラム教での神様はひとりだけ。
ちなみに、イスラム教のアッラーとキリスト教のヤハウェは同一人物さ。
呼び名が違うだけ。

一方、日本は多神教である。
この多神教の神々の本質をうまいこと描いてるのは宮崎駿の「千と千尋の神隠し」で、「もののけ姫」もしかり。
宮崎駿って、やっぱ天才である。
あと、水木しげる先生の「ゲゲゲの鬼太郎」。
あれに出てくる妖怪もまた、日本における神の一種じゃないかな。
日本の宗教観は、万物に魂が宿っていることを前提とした自然信仰である。
だから神様がキツネや蛇だったり、あるいは人間も死んだら神という扱いになったり、そうなると妖怪や幽霊と神の違いは、ぶっちゃけよく分からないんだよね。

この多神教の土壌があったから、海外から輸入された宗教としては仏教が相性良かったんだと思う。
仏教は、阿弥陀如来やら観音菩薩やら毘沙門天やらの仏様がたくさんいて、割とすんなりと日本の文化に溶け込んだ。
一方、馴染まなかったのがキリスト教である。
ユダヤ教、イスラム教もしかり。
やはり、一神教は馴染まない。
日本人は、楽な宗教がイイのよ。
それこそ南無阿弥陀仏と唱えるだけで極楽に行ける浄土真宗とか、初詣の時だけ参拝する神社とか、常にユル〜い感じで神や仏と接するのが向いている。
一方、一神教には戒律があり、全知全能の創造主に対して絶対服従を示すことが前提である。
頻繁に礼拝をしなくちゃならんし、洗礼も必要だし、大変だな〜と思うよ。

どうしても我々は、神や仏に「ご利益」を期待してしまうものである。
神社に行けば、合格、縁結び、安産、家内安全、様々なご利益を示した御守りが売っている。
なんとコンビニエンスな神様でしょう(笑)。
一神教では、こういうのは絶対あり得ない。
たとえばイスラムのメッカ巡礼を、初詣のレベルと同じと捉えたらいかんよ。
彼ら信徒は、何か願い事をする為に巡礼するんじゃないんだから。
ご利益を得る為に行くんじゃなく、巡礼は戒律である。
そして一神教の神は、祈れば願いを叶えてくれるほどコンビニエンスな存在ではない。
干渉できる存在ではない。
信徒は、ただヤハウェの一存で決定された裁きを受け入れるのみ。

ヤハウェのルーツを辿れば、パレスチナのローカルな民俗信仰の神で、砂漠の神である。
水も乏しい、砂漠という厳しい自然環境の中で信仰された神だ。
厳しい環境を自らに納得させる為、この苦しみは壮大なる神のご意志、まだ自分の服従が足りないのだ、とするのが一神教のキモである。
一方、日本列島は森にも河にも海にも恵まれ、砂漠に比べれば豊かな自然の恩恵を思いっきり享受している環境。
当然のことながら自然信仰になるし、自然のありとあらゆるところに霊魂が宿っているとするアニミズム、霊魂と共生していく宗教観が定着したワケさ。

面白いのは、両者の死生観の違いである。
一神教では、この世の終わりの日に「最後の審判」があり、一旦全ての死者たちが蘇ってから神の裁きを受け、天国行きの者と地獄行きの者に分けられるという。
燃えるゴミと燃えないゴミの分別みたい(笑)。
多神教は、そういうのじゃないよね。
多神教でも天国と地獄はあるにせよ、どちらかというと輪廻転生、次には別の何かに生まれ変わるという、霊魂のリサイクルがあるんだ。
これは、資源ゴミの再利用みたい(笑)。
こっちの方が、エコだと思うけど。

しかし思えば、いまや世界はほとんど一神教に支配されている。
FIFAランキングを見てみて。
日本は今50位だけど、ウチより上の49ヵ国は全て一神教じゃないか。
一神教にご利益はないと書いたけど、実はサッカーに限り、ヤハウェは寛大なご利益を与えてくれる存在のようだ。
一方、多神教の神の中にも「サッカーの神」みたいなのはあるはずなんだけど(日本では熊野神社など)、全知全能の唯一神ヤハウェの前だと、多神教の中の神のひとりぐらいでは個としてパワー不足なのかもしれない。
個でダメなら、それこそ多神教らしく組織でいくべきか?

アジア杯、日本代表はグループFだが、ウチ以外は全部一神教国なんだね。
場所はクラブワールドカップ同様、またUAEである。
全知全能のヤハウェ、砂漠の神のお膝元。
私は、クラブワールドカップのアルアインを見ての通り、やはり神の御加護を受けた中東勢が今回もまた強いと思うよ。
日本は、必ずや苦戦するはず。
だって、日本の神々は場所に憑いてる自縛霊みたいもんで、中東のあんな遠いところまでは出張してくれないよ。
2018/12/24(月)17:25

☆関西人
神の御加護
今日は天皇誕生日。
天皇は来年に退位されるので、12月23日の天皇誕生日は、これが最後になるワケね。

天皇とは、一体何者か?
一般的には、日本を建国したイワレビコの末裔と捉えられている。
真実は分からない。
ただひとつ言えるのは、ギネスが世界一と公式認定するほどに古い王族だということ。
少なく見積もっても、千数百年。
日本書紀の記述を信じるなら、二千数百年。
これだけ続いている王朝は、世界でも類がない。

世界的には、クーデターなどが起きて王族が根絶やしにされる例が多い。
王の暗殺など、珍しくもなんともない。
でも日本の場合は違った。
藤原道長、平清盛、足利義満、織田信長、豊臣秀吉、徳川家康、栄華を極めた権力者たちですら、なぜか天皇を殺さなかった。
なぜだろう?

そこに、実は天皇の特殊性があるのよ。
天皇は、単なる王ではない。
王であると同時に、シャーマンなんだ。
その証拠に、天皇即位時には必ず「大嘗祭」が行われる。
この儀式、本質は降霊の儀である。
馬鹿馬鹿しい話と思われるだろうが、この儀式で神(霊?)を召還して新天皇に取り憑かせ、天皇は初めて正式な天皇になるワケね。
その取り憑く神が何なのかよく分からないんだけど、五穀豊穣をもたらし、国を護る存在と言われている。

いわば人間としての天皇は、その神を入れる器のような役割だろうか。
イタコみたいなもんだね。
器はただの人間であっても、そこに憑いてる神が恐い。
よって大昔からずっと、栄華を極めた権力者であっても天皇だけは迂闊に殺せなかったんだ。
殺せば、神に祟られる、と。

太古から、日本は祟りを恐れる国だ。
菅原道真の祟り、平将門の祟りなどは有名だね。
多くの神社は祟りを鎮める為のものであり、伊勢神宮も、アマテラスの祟りを鎮める為に建立されたのが起源と言われている。
何で最高神のアマテラスが祟るのか、不思議な話だけど。
俗説ではアマテラス=卑弥呼なので、邪馬台国を滅ぼしたヤマト王権が卑弥呼の祟りを怖れたんだ、という話もある。
出雲大社も同じで、オオクニヌシ(彼はアマテラスの弟であるスサノオの末裔で、国の統治権をヤマト王権に譲った人物)の祟りを鎮める為に建立されたっぽい。

面白いなと思うのが、天皇が所持する三種の神器である。
皇居にあるのは「ヤサカノマガタマ」だけで、「クサナギノツルギ」は熱田神宮(名古屋)、「ヤタノカガミ」は伊勢神宮(三重県)がそれぞれ保管している。
わざわざ、3つを分散してるところが面白いね。
確か古事記や日本書紀では、神器のパワーで災いが起きた話があったと思う。
思いっきり呪われてるじゃん(笑)。
天皇自ら神器を遠ざけたのは、やはり祟りを怖れたからだと思う。
そもそも、ヤタノカガミは神話からして卑弥呼(邪馬台国)の所有物っぽいし、クサナギノツルギも神話からしてスサノオ(出雲王朝)の所有物っぽいし、卑弥呼やスサノオを倒したヤマト王権が後にそれら神器を所有しつつ、一方で先人たちの祟りを怖れたとしてもおかしくはない。

もちろん、祟りや呪いなどは迷信だ。
シャーマンとしての天皇は、語弊はあるが迷信の象徴、国の御守りみたいなものである。
その御守りがあっても、我が国は原爆ふたつも落とされたし、津波で原発事故起きたし、特に何か救われたワケではない。
それでも、やはり私は迷信深い日本人、御守りを捨てることはできないんだよね。
そんなことしたら、バチが当たるわ、と。

そして私は、この「バチが当たる」という精神が日本人の生真面目で勤勉な民族性の核になってると思うし、それが日本サッカーの核にもなってると思う。
楽をしてたら、バチが当たるわ。
手を抜くことなく、姑息なことをせず、誰にも負けないほど努力してたら、神様はいずれそれに応えてくれるんじゃないか、というのが迷信深い日本人ならではの崇高な精神だ。

きっと、神様は日本サッカーのことも見てくれている。
天皇陛下の目を介してね。
ただ、あまり神様に近づきすぎてもダメなんだよな。
昔、「天皇杯の呪い」ってあったし(笑)。
次のアジア杯は平成最後である。
最後だからこそ、きっと神様は総決算としてチームを護ってくれると期待したい。
2018/12/23(日)23:05

☆関西人
塩谷司
クラブワールドカップ終了。
決勝はレアルがアルアインを下し、3位決定戦はリーベルがアントラーズを下した。
妥当な結末。
アントラーズには悔しい幕切れだが、欧州王者と南米王者、両方と戦えた幸運をむしろ喜ぶべきか。
4点は取られすぎだったけど、確かにリーベルは強かった。
アルアインは、よくこんな強いチームに勝てたもんだよな?
ACLで準々決勝にも進めなかったアルアインがリーベルに勝ち、ACLで優勝したアントラーズがリーベルに惨敗。
開催国ってのは、いかに有利かということだろう。
思えばアントラーズも、開催国王者の時には南米王者を下してたっけ。
近い将来、開催国王者が大会優勝しちゃう展開も大いにあり得そう…。

で、アルアインは決勝で順当に負けたものの、嬉しいことに塩谷がレアル相手に見事ゴールを決めたワケよ。
この試合は全世界の注目度が高かったと思うし、ひょっとしたら彼に欧州クラブからオファーがいくんじゃないか?
あと、代表に復帰もあり得なくはない。
彼、よく考えたら森保さんの教え子だし。
年齢30歳というのが気になる?
いや、佐々木翔だって29歳だよ。

塩谷は、アルアインでサイドバックをやっている。
彼はセンターバックもできるユーティリティ選手なので、そのへんは佐々木に近い。
数年前、ハリルが漏洩(?)した「各ポジション序列リスト」で、塩谷はサイドバック4位にランクされていた。
リオ五輪ではオーバーエイジで選出され、その時はセンターバックだっけ?
どっちが本職かは知らんが、もともとはボランチをやってた選手らしい。

塩谷は、いわゆる巧い選手ではないと思う。
どちらかというとテクニックより身体能力、パワー系、打撃系、肉体派。
足が速い。
ミサイルのようなシュートもある。
Jリーグでは複数回ベストイレブンに選ばれており、代表定着してもおかしくなかったんだよな。
ただ、多くの人が彼を過去の人と捉えてるだろう。
我々の視界から消えたから
いや、正しくは消えたワケでなく海外クラブに移籍しただけなんだけど、その移籍先が欧州ならまだしも、中東リーグはほとんど誰もチェックしない。
だから、消えたにも等しいんだ。

だけど、塩谷はサンフレッチェでリーグ優勝に貢献、ベストイレブン選出、五輪でオーバーエイジ選抜。
さらに、UAEでアルアインのリーグ優勝に貢献、クラブワールドカップで準優勝に貢献、何と言っても年俸は2億。
これ、明らかに勝ち組なんですよ。
Jリーグで2億の年俸を貰ってる日本人選手は誰もいないんだから。
欧州籍選手まで含めても、おそらく日本人ではTOP10に入る高給取りだろう。

ただ問題は、彼が日本にいた時よりも成長してるのか、それとも逆に朽ちているのか。
年齢的なこともあり、彼のような肉体派は朽ちている可能性も否定できない。
一方、肉体派でも長友のように衰えを知らないベテランもいるし、よく分からん。
クラブワールドカップを一回見たぐらいでは、判断できないね。
それを把握するのは、代表復帰させなきゃ無理じゃないかな?

よく考えたら、中東に慣れた選手が代表に
ひとりいたら心強いじゃん。
2022年大会はカタールなんだし、そんな先の話じゃなくとも、ワールドカップ予選では何度か中東アウェーに行かざるを得ないだろう。
そんな時、塩谷の存在が役に立つかも。

ということで、私の中の代表候補リストの中に彼を入れておくことにします。

《各ポジション別序列リスト(関西人独断)2018年12月時点》

【センターFW】
@大迫
A武藤
B小林悠

【右ウィング】
@堂安
A伊東
B宇佐美

【左ウィング】
@中島
A原口
B乾

【トップ下(セカンドトップ)】
@南野
A久保
B香川

【ボランチ(プリメイロ)】
@遠藤航
A三竿
B守田

【ボランチ(セグンダ)】
@柴崎
A大島
B小林祐

【右サイドバック】
@酒井宏
A室屋
B塩谷

【左サイドバック】
@長友
A車屋
B塩谷

【センターバック】
@吉田
A冨安
B三浦
C槙野
D昌子
E谷口

【GK】
@東口
A中村航
Bシュミット

はい、塩谷はユーティリティなので、右サイドバックと左サイドバック両方の序列3位でランクインさせてみました。
かつての高徳的ポジション。
何でしたら3バックもいけますよ、という選手なので、戦術的には心強い。
2018/12/23(日)12:27

☆関西人
モダンサッカーA
↓に書いたように、モダンサッカーは最終ラインからゲームを作りやすくする機能として、3バックが世界で復権してきている。
日本代表も森保さんが監督ゆえ、近いうちに3バックになるかもしれない。

・・・・大迫
・・中島・・南野
長友・・・・・・堂安
・・青山・・遠藤
佐々木・吉田・・酒井
・・・・東口

・・・・武藤
・・北川・・伊東
原口・・・・・・室屋
・・柴崎・・守田
槙野・・冨安・・三浦
・・・・権田

3TOP+ウィングバック=5
3バック+ボランチ=5
各々に5枚を揃え、5レーンを意識した配置。
遠藤航、守田あたりが最終ラインに一列下りて、時に4バックとなる。
その時は青山、柴崎が1ボランチ、ピボーテになるワケよ。
4-1-5か。
ピボーテが機能するか否かが、このシステム最大のポイントだろうな。

あとポイントは、やはりサイド選手である。
サイド選手がタテにエグる→センタリング、というありきたりの形ではなく、どちらかというと日本はサイドからパスで繋いで崩していく、横ベクトルのゲームメイクが適してると思うんだ。
つまり、長友や原口、あるいは堂安や室屋が横ベクトルの司令塔になるワケよ。
もともと敵DFラインは縦ベクトルに対応する機能なので、横ベクトルに対してはライン組織ではない対応、すなわちマンツーマン気味の対応に変換せざるを得ない。
基本は、一対一だ。
この状態を縦ベクトルの視点に変換して見ると、ラインが崩れてるんだよな。
つまり青山、柴崎目線では「あ、コースができた」となる。

ここが、サッカーの面白いところだ。
縦を突くと横に隙ができ、横を突くと縦に隙ができる。
縦にも横にも完璧なブロックを作るには、それこそフィールドプレーヤー全員が自陣ゴール前に戻るしかないと思う。
現実的にそれはないので、ウチとしては縦→横→縦→横と変換を繰り返していくのがイイよ。
きっと崩せる。

これが、実はクライフ理論のキモなんだよな。
クライフ理論は、センターバック⇔ピボーテ⇔センターFWの縦ラインを軸としつつ、一方で左右ウィングを起点とした横のラインも構築している。
縦→横→縦→横で揺さぶるサッカー。
クライフは、「ペナルティエリア内でパスを出すサッカー」を理想としている。
ペナルティエリア内でシュートではなく、パス。
これは戦術というより美意識の話だろうが、なんか嗜好が日本人と似てるな〜、と思って。
ゲルマン的な太く直線的なフォルムではなく、もっと繊細で曲線的なフォルムのサッカー。
日本サッカーは進化するたび、どんどんクライフ理論に寄っているよね。
クライフの練習は「ロンド(鳥かご)に始まりロンドに終わる」と言われてるが、森保代表もず〜っとロンドをしてたみたいだし、かなりそっちに寄せていってる気がする。
2018/12/22(土)13:15

☆関西人
モダンサッカー
Jアウォーズの投票結果は、以下の通りだったらしい。

@家長(フロンターレ)177票
Aジョー(グランパス)141票
B憲剛(フロンターレ)131票
C谷口(フロンターレ)124票
Dファンウィジョ(ガンバ)94票
E大島(フロンターレ)90票
F車屋(フロンターレ)87票
G西(アントラーズ)82票
H小林悠(フロンターレ)77票
Iエウシーニョ(フロンターレ)74票

なるほど。
実は、家長が2位に大差をつけての圧勝だったか。
それにしてもフロンターレ、多いね。
2位のサンフレッチェや3位のアントラーズから、もう少し入ってもイイのに。
投票でTOP10入りしてないチャナティップをベストイレブンに入れたのは、今季の札幌躍進を考慮した、選考委員会なりの調整かと。

ベストイレブンのDF選手は、谷口、車屋、西、エウシーニョという、サイドに偏ったバランスの悪い選考になった。
↓に書いた通り、いかにサイドバックが現代サッカーのキーマンかということだ。

三桁得票は、4人。
MVPの家長、得点王のジョー、あとは憲剛と谷口である。
谷口は、意外と票を集めたな。
4位に30票以上の差をつけている。
センターバックとしては、唯一のベストイレブン入り。
彼はクラブでMF登録なので、本来ならセンターバックでベストイレブン入りはおかしいんだけど、そんなの別にイイじゃん。
イマドキは、DFとMF、MFとFW、そのへんの境界線が昔より曖昧になってるから。

谷口は、優れたセンターバックだと思う。
ちゃんとビルドアップできる、現代型のセンターバックだ。
センターバックのビルドアップ能力は、昔なら「あるに越したことはない」ぐらいのもんで、まず何よりストッパーとしての高さや強さが優先だった。
その次にラインコントロール。
でも今は、センターバックには足元の技術がないと、という流れになってきている。

そういうのをJリーグで最初に言い始めたのは、オシムだったかな?
あと、ペトロもそれを言ってMFを最終ラインにコンバートしたり、おそらく風間さんもその系譜だろう。
きっちり最終ラインから繋いでいく、というコンセプト。
なかば、センターバックは司令塔になってきている。
昔のボランチ⇔トップ下という機能が、今はセンターバック⇔サイドバックのユニットに置き換えられてきているのかもしれない。

じゃ、代わりに前側の選手たちは一体どうなってるのかって、もうそのへんは混沌ですよ。
ぶっちゃけ、よく分からない。
ウィングがサイドをエグってセンタリング、センターFWが中でそれを受ける、みたいな定型のパターンは今後減っていく気がする。
もっと、トータルフットボール化していくと思うんだよね。

最近、3バックが復権してきている流れは、センターバック⇔サイドバックでゲームを作る流れになってきていることと無関係じゃないと思う。
そりゃ4枚より3枚の方が、センターバックのビルドアップはやりやすいから。
それにサイドバックはウィングバックになることで、より一層敵陣に入ることができるから。
もし、センターバックからのパスコースが消されてるなら、センターバックが自らドリブルで球を前に運ぶのもありだろう。
モダンなセンターバックは、常に後ろにいるとは限らんよ。

センターバックとサイドバックでデッサンを描き、前の選手たちがそれに色をつけるという分担作業。
モダンサッカーは、着実にそうなってきてると思う。
2018/12/21(金)15:34

☆関西人
レアルは強い…A
あと、レアルで凄いなと思うのはマルセロ。
こいつ、なんかサイドバックっぽくない。
多分、彼なら中盤で司令塔をやらせても十分に務まるだろう。

じゃ、なぜマルセロはサイドバックをやってるのか。
理由は知らん。
ただ、イマドキのサッカーはサイドバックが裏ボスみたいなところがあるでしょ?
FWやMFと比べて、敵陣でフリーとなる確率が高いのがサイドバックだ。
サイドバックが攻め上がる場合、ゾーン守備としては敵ウィングと敵サイドバックの受け渡しになる。
しかし、もともと向こうのサイドバックはウチのウィングをマークしてるんだから、そんなにうまく受け渡せるワケがないでしょ。
結局、サイドバックは攻撃時にかなりの確率でフリーになるのよ。
フリーマン、昔でいうリベロだね。
そのフリーマンにゲームメイクのセンスがあれば、そのチームは確実に優位に立てるさ。

イマドキのサッカーはプレスがきつくて、FWもトップ下もウィングも必ず妨害を食らいながらの窮屈なプレーを強いられる。
よって、一列下がった位置にいるボランチのプレーに期待されるもんだが、最近はそのボランチですらハイプレスを食らい、自由なプレーができない。
だから、イマドキのサッカーはセンターバック、サイドバックがゲームメイクをできなきゃお話にならないワケね。
そう、昔はトップ下がゲームメイクをしたもんだけど、時代を経るごとにそのての起点は列を後退させざるを得ず、いまや最終列がそれを担う流れになってるワケよ。

特に、センターバックより敵陣に入る頻度の高いサイドバックはキーマンである。
でも、しょせんはサイド選手でしょ?
いやいや、マルセロなんかを見てるとプレーエリアは必ずしもサイドとは限らない。
ああいう神出鬼没なプレーは、対峙する側として絶対嫌なはず。
だけど、あれを安易に真似するのは危険である。
守備の視点でいうと、敵陣で球を奪われた時が怖い怖い。
レアルぐらいなら、そう簡単にロストしない自信があるんだろうけど。

日本代表でサイドバックのキーマンといえば、長友である。
彼は、国際的にもかなり良いセンいってるサイドバックだと思う。
日本代表が今こうしてそこそこイケてるのは、彼の攻撃センスによる部分が大きいかと。
ただし、彼の売りはスタミナとスピードで、この年齢により衰えていく要素に今後の不安は大きい。
あくまで上下動タイプの選手で、マルセロとはまたタイプが違うし。

あぁ、そうそう。
ハノーファーで、原口はサイドバックをやったりしてるよね?
チーム事情でやむなくやらされてるのか、それとも戦術の意図があってやらされてるのか、よく分からん。
でも、イマドキはサイドバックへのコンバートは必ずしも「都落ち」とは限らんでしょ。
意外に悪くないと思うんだよね。

あと、今回敗れたアントラーズにしても、西大伍選手はゲームメイクをするタイプのサイドバックである。
アウォーズでは、ベストイレブンに入っていた。
あと、内田篤人もゲームメイクできるタイプ。
こうしてキーマンをサイドバックに使うあたりは、さすがマルセロを生んだブラジルの影響下にあるクラブ、って感じ。
ただし、今回は西のところをレアルにやられたんだよね〜。
これはこれで両刃の剣、といったところか。
2018/12/21(金)11:11

☆関西人
レアルは強い…
クラブワールドカップ、結局アントラーズはレアルに完敗というオチ。
もうちょっと、やってくれると期待してたんだけど。

レアルは決して本調子ではなかったと思うけど、例外的にベイルは調子良く、それだけで3点も取れちゃうのがスーパーチームの凄いところだ。
アントラーズは、割とバランス良く守ってたんだけどね。
でも、ある意味ではそのバランスの良さが命とり。
ベイルぐらいの選手は、均等バランスのブロックじゃ抑えられないから。
たとえバランスを崩してでも、ベイルだけは身動きできないように徹底して潰すべきだったんだろうな…。

しかしレアルの433機能、私は結構好き。
アジア杯、日本代表も武藤や伊東あたりを和製ベイルとして使ってみてはどうか。

・・・・大迫
武藤・・・・・・伊東
・・青山・・柴崎
・・・・遠藤
長友・吉田-冨安・酒井
・・・・東口

DMNを使うとバルサっぽくなるので、敢えて↑はDMNを使わず、レアルっぽくしてみた。
柴崎と青山が、和製モドリッチ、和製クロースというイメージ。

モドリッチとクロースのコンビって、なんかイイなぁ、と思うのよ。
どっちもパスを出せるし、どっちもそこそこ守備をできる。
この逆三角形型の中盤を見て思い出すのは、第一期岡田ジャパンさ。

・・名波・・中田英
・・・・山口素

モドリッチが中田で、クロースが名波というイメージね。
厳密には中田がやや前で、名波がやや後ろ(2,5列)。
あのアシンメトリーな中盤、今考えても良かったな。
よく考えたら、レアルもややアシンメトリーだよね。
モドリッチがやや前で、クロースがやや後ろ。

思えば、トルシエの時のU20代表も逆三角形の中盤だったな。

・小野・・小笠原
・・・遠藤保

小野がやや前で、小笠原がやや後ろ。
この中盤で、ワールドユースを準優勝した。

W司令塔って、やはり見ててワクワクする。
片方を抑えても、もう片方からパスが出たりして。
バルサも、

イニエスタ・・シャビ
・・・ブスケツ

とかにしていた。

WG・・・・・・・WG
・・・・メッシ
イニエスタ・・シャビ
・・・ブスケツ

このゼロTOP、私は好きでね。
これ、今の日本代表なら

中島・・・・・・堂安
・・・・南野
・・柴崎・・青山
・・・・遠藤
長友・吉田-冨安・酒井
・・・・東口

でやれないかな、と思って。
もちろん、このバルサ型でなくレアル型にして、ウィングには伊東らスピードスターを使うやり方もある。
DMNを使ったバルサ型も、伊東らを使ったレアル型も、両方悪くない。

多分、レアルはまたクラブワールドカップを制するんだろうね。
たとえ本調子でなくとも個のポテンシャルで勝つ、凄いチームだな。
2018/12/20(木)12:32

☆関西人
MVP家長
Jアウォーズにて、MVPが発表された。
下馬評通り、家長昭博だった。
なんか、家長って凄い遅咲きなイメージがあるね。

いや、彼は若い頃から能力が高かった選手だ。
あの本田圭佑がガンバでJr.ユースからユースへ昇格ならなかったのは、同期に家長がいたからなのは有名な話。
「家長という子は凄い」という噂は、彼がJr.ユースの時から私もよく耳にしていた。
左利きで、ドリブルもパスセンスも一流。
彼が球を持つと、まず奪うことができない。
確実に、世代のエースだったと思う。
この世代、一時期「家長世代」と呼ばれてたぐらいだからね。
トップチームへの昇格も早く、コイツがいずれガンバのエースになるんだろうな、と見ていた。

でも、話はそう簡単じゃなかったね。
デビュー当初は良かったんだけど、どうも家長は好調不調の波があるようで、西野監督は彼を「トップフォームはメッシ以上」と高く評価しつつも、敢えて「トップフォームは」と言ったのは彼が安定しないことの裏返し、つまり一種の皮肉だったかもしれない。
やがて、彼はガンバでの出場機会が減っていった。

五輪代表でも、少し不運だったかと。
当初、彼の定位置はトップ下だった。
本田や香川がサイドで、家長が真ん中。
年少世代の「調子ノリ世代」からエース柏木がトップ下起用されたこともあったが、私はチョコマカ動く柏木よりも、真ん中でタメを作る家長の方が機能してたように思う。
でも最終的に、家長vs柏木のレフティ対決は両者痛み分け、どっちも最終メンバーには残らないという意外なオチだったんだけどね。
最後にトップ下としておさまったのは、なぜかボランチの谷口博之…。

家長は、やがて出場機会を求めてガンバを出ていくことになる。
そこから先は、流浪だ。
大分、セレッソ、大宮、スペイン、韓国などなど。
J2でもプレーをした。
そしてたどり着いた先が、今の川崎フロンターレ。
こういう流浪人がJリーグで年間MVPになるのは意外な展開である。
そして気がつけば、昔と違って家長は安定感ある選手になっていた。
今じゃ、「トップフォームの家長は…」など誰も言わないし。
あちこち巡って、苦労しただけの甲斐はあったわ。
大器晩成は、家長の為にある言葉だね。

確か、家長は本田と生年月日が同じだったはず。
同じ関西出身、同じ職業、同じ左利き。
星占いなら、同じ生年月日のふたりは似たような運命を辿るはずが 、しかし両者の運命のバイオリズムはこれまで決してシンクロすることなく、本田が良い時は家長がダメで、家長が良い時は本田がダメというパターンが多かったように思う。
でも、今になってようやく両者のバイオリズムはシンクロしてきたというか、本田は今メルボルンで好調だし、家長は今こうしてJリーグ年間MVPになった。
ようやくお互い対等になったというか、良い流れだね。

現在、32歳か…。
ちょっと遅かったな。
もう少し若ければ、代表待望論もあっただろうに。
いや、遅くはないかも?
代表の右サイド、今はガンバユースの後輩・堂安が軸だけど、それを脅かす先輩・家長ってのも悪くない。
思えばこのポジション、もともとは戦友・本田の定位置だった。
それを回収するのが仮に家長なら、物語の伏線回収としてパーフェクトだと思わないか?
2018/12/19(水)11:33

☆関西人
市場価格ランキング
「transfermarkt」の市場価格ランキングについて今までも何度か書いてきたが、その最新版、中島翔哉の市場価格は香川真司を抜いているらしい。
これでもう、日本のI番は公式に中島へ継承されたと見るべきかもしれない。

【1位】中島翔哉(ポルティモネンセ) 
約19億5000万円
【2位】香川真司(ドルトムント)※
約14億1700万円
【3位】武藤嘉紀(ニューカッスル)※
約13億円
【4位】酒井宏樹(マルセイユ) 
約10億4000万円
【5位】乾貴士(ベティス)※
約9億6600万円
【6位】吉田麻也(サウサンプトン)
約9億1000万円
【7位】大迫勇也(ブレーメン) 
約7億8000万円
【7位】岡崎慎司(レスター)※
約7億8000万円
【9位】原口元気(ハノーファー) 
約5億8760万円
【9位】久保裕也(ニュルンベルク)※
約5億8760万円
【11位】南野拓実(ザルツブルク) 
約5億2000万円
【11位】本田圭佑(メルボルン)※
約5億2000万円
【13位】長友佑都(ガラタサライ) 
約4億5500万円
【13位】森岡亮太(アンデルレヒト)※
約4億5500万円
【13位】昌子源(鹿島)※
約4億5500万円
【16位】清武弘嗣(セレッソ大阪)※
約4億1800万円
【17位】柴崎岳(ヘタフェ) 
約3億9000万円
【18位】堂安律(フローニンヘン) 
約3億2500万円
【19位】小林悠(川崎)※
約2億9600万円
【20位】浅野拓磨(ハノーファー) 
約2億6000万円
【20位】宇佐美貴史(デュッセルドルフ)※
約2億6000万円
【20位】杉本健勇(セレッソ大阪)※
約2億6000万円
【20位】小林祐希(ヘーレンフェーン)※
約2億6000万円
【20位】伊藤達哉(ハンブルガーSV)※
約2億6000万円
【20位】金崎夢生(鳥栖)※
約2億6000万円

※は、アジア杯に召集されてない選手である。
一方、ベスト20圏外にはアジア杯召集選手が以下のようにいる。

【31位】槙野智章(浦和) 
約2億1450万円
【37位】遠藤航(シントトロイデン) 
約1億9500万円
【42位】東口順昭(G大阪) 
約1億6250万円
【49位】青山敏弘(広島) 
約1億4300万円
【49位】伊東純也(柏)
約1億4300万円
【83位】三浦弦太(G大阪) 
約1億725万円
【127位】北川航也(清水) 
約8450万円
【147位】権田修一(鳥栖) 
約7800万円
【169位】室屋成(FC東京) 
約7150万円
【202位】シュミット・ダニエル(仙台)
約6500万円
【202位】守田英正(川崎)
約6500万円
【249位】佐々木翔(広島)
約5200万円
【335位】冨安健洋(シントトロイデン)
約4550万円

ビックリするのが、冨安の市場価格の低さだね。
三浦弦太の半分以下?
昌子の10分の1?
この価格、一体何を基準にして作ってるんだろう。

それにしても、中島の高騰っぷりは異常だな。
19億は、さすがに過剰じゃないか?
同じく評価が高い有望株の堂安は3億2500万で、中島がその6倍というのはよく分からない。
オランダリーグとポルトガルリーグの差?

市場価格を世界レベルで見ると、ムバッペが1位みたい。
彼ひとりで260億だそうだ。
↑の日本人選手たち全員を足しても、彼ひとりに及ばない。
いずれ、日本人でも三桁の大台に乗る選手は出るだろうか?

ちなみに「ワンピース」では、ルフィの懸賞金が15億ベリーにまで高騰している。
ちょっと前まで5億ベリーだったのに。
やはりドフラミンゴを倒し、カタクリを倒し、大物を倒していけばいくほど懸賞金は上がっていくようだ。
要は今後、日本人選手たちも大物を倒していけばイイんだよね?
今回のクラブワールドカップあたり、良い機会になればイイなと思ってさ。
2018/12/18(火)11:21

☆関西人
メソッドの進化
日本サッカーは教科書準拠というか、とてもマトモな指導をしてると思うのね。
たとえば、ボールを持って自分の目の前に敵が詰めてきた時、どうするのか。
指導は、近隣にフリーの味方を見つけてパスをしろ、だろう。
また、ただパスを出すだけでなく蹴ったらすぐに敵の背後へ走り、リターンパスを受ける準備をしろ、と。
いわゆるワンツーだ。

ワンツーは、ふたりの選手で敵を無力化する。
ただ別のやり方として、ひとりで敵を無力化することもできなくはない。
それがドリブルだろう。
ふたりがかりでパス→ラン→パスで敵を置き去りにするか、ひとりでドリブル突破して敵を置き去りにするか、まぁホントはどっちでもイイ。
しかし日本の指導としては、おそらく前者なんですよ。
後者にはリスクがあるので、よりリスクの少ない選択として前者が奨励される。
実にマトモな指導だ。

この教科書通りのマトモな指導が、個で打開すべき場面でもそれを封じてきた側面はあるだろう。
日本人は優等生が多く、やはり教科書準拠でプレーするから。
外国人って、また違うと思うなぁ。
教科書は教科書、自分は自分、って感じでね。

ただし、ここ最近の若手のプレーを見てると、球を持ったらまずドリブルでひとり剥がす場面がよくある。
ちょくちょくドリブルが挟まれるんだよ。
ドリブルだけじゃない。
ゴールに背を向けてクサビを受けると、一旦誰かに球を預けてから前を向いてスペースに走るパターンがこれまで多かったのに、今は個人が自力でターンする場面をよく見かけるようになった。
これらは、おそらく教科書の内容が昔と変わってきたんだと思う。
軸は組織プレーでありつつも、オンザボールにおいて個人での処理領域が昔より広げられてる感じだ。

そういう指導要項の変化の中で、中島や南野や堂安のような才能が出てきた。
彼らは、俊輔や小野や小笠原やヤットらの時代と異なる指導を受けており、ある意味で洗練されている。
彼らの才能が黄金世代と比べて優れてるか劣ってるかは分からんが、少なくとも受けた指導の洗練度は黄金世代のひとつ上をいってると思う。
教科書だって時代を反映するもんだし、決して昔のままじゃないからね。

↓に2006年は日本サッカーの転換期だったと書いたが、この年に風間八宏が協会入りをし、6年ほどの長期に渡って理事を務めていた。
ある程度、技術委員会、ナショナルトレセンへの影響を及ぼしたと思う。
日本サッカーの進化は選手だけの話ではなく、やはり指導要項も大きく絡む。
いわゆる、メソッドってやつか。

Jリーグで最も早くメソッドを確立したのは、鹿島アントラーズということで誰も異存ないだろう。
そのメソッドは、アントラーズ出身の鬼木さん、手倉森さん、関塚さんなどを媒介にしてアントラーズ外にも普及してきている。
いまや、関塚さんなんて技術委員長だもんな。
アントラーズ、いよいよレアル戦が近づいてきました。
日本サッカーのメソッド、その集大成をクラブワールドカップ準決勝で見せてほしいね。
2018/12/17(月)12:50

☆関西人
時代
昔は、ドリブラーこそ華だったのよ。
近代日本サッカーに人気の火をつけたのはカズで、もともとの彼はまたぎフェイントをする南米っぽいドリブラーだった。
後には、泥臭いストライカーへと変貌していったけどね。

その次に火をつけたのが、同じくドリブラーのゾノだった。
今でも「日本サッカー史上最高のドリブラーは?」という問いに前園と答える人は多く、全盛期の彼のドリブルは確かに凄かった。
でも、少しずつそれが通用しなくなっていって…。

カズとゾノの凋落と同時に台頭してきたのが、中田英寿である。
そしてそれに続く、俊輔、小野などの天才たち。
ドリブラーの時代からパサーの時代への大転換である。
ちょうど世界サッカーの頂点に君臨してたのがジダンということもあり、司令塔崇拝みたいな空気があったよね。
そのジダンが引退したのは2006年、頭突き事件を起こした年。
2006年は、中田英寿が引退した年でもある。
彼と俊輔を中心にした、ジーコジャパンが粉砕された年でもある。
今思うと、2006年は大きな転換期だったね。

そこから先は、皆さんもご存じの通り。
メッシ、クリロナ、新時代到来である。
世界は、ドリブラーの復権に大きく舵を切った。
日本サッカーはその潮流にやや遅れた感があるが、やがて香川が俊輔の後にI番を引き継ぎ、原口や乾も出てきて少しずつドリブラー復権の兆しが出てきた。
そして今、中島が代表でI番を背負っている。

私が思うに、時代が才能をチョイスするんだよ。
ドリブラー豊作の世代、パサー豊作の世代とかあるけど、それはあくまで表面的な話だと思う。
ドリブラー豊作の時代にも天才パサーはいて、パサー豊作の時代にも天才ドリブラーはいたワケね。
ただ、時代がサッカーのニーズを限定し、パサーの時代は敢えてドリブラーをチョイスせず、ドリブラーの時代は敢えてパサーをチョイスしなかった。
あくまで時代が、才能をチョイスしたんだ。

じゃ、今はどうなってきてるかというと、バロンドールはメッシ&クリロナ時代に終止符が打たれ、今シーズンはモドリッチがチョイスされた。
別にモドリッチの時代が到来したというワケじゃなく、とりあえずだが長く続いたメッシ&クリロナから解放され、時代は一旦ニュートラルに戻されたと見るべきだろう。
今後、どっちに世界の舵が切られるのかは、よく分からない。

さて、日本サッカーは今後どうなっていくんだろう?
ドリブラーの時代?
いや、◯◯の時代、というような分かりやすさはなくなっていくんじゃないだろうか。
たまたまだが、今のJリーグにはイニエスタがいる。
イニエスタは、ドリブラーかパサーか、一概にカテゴライズできない選手だ。
時代は、日本サッカーをそっち系にリードしてるような気がする。
イニエスタ、トーレス、ビジャ、久保建英、中井卓大。
日本サッカーは、徐々にスペインサッカーへと歩み寄っていることだけは間違いない。
2018/12/17(月)0:04

☆関西人

森保ジャパンのキモは言うまでもなく、DMNの三銃士である。
この三銃士は
中島⇒ヴェルディユースの天才
南野⇒セレッソユースの天才
堂安⇒ガンバユースの天才
として、全員高校生の時から世代のトップとして広く名前を知られていた存在である。
いわば、エリート中のエリート。

ユースのエースは、やはり世代の中でも一目置かれる存在だ。
なぜならユースは狭き門、Jrユースからユースに上がる段階でふるい落とされる選手は多いから。
特に攻撃選手のユース昇格は、オーディションでグランプリを受賞したようなもんである。
素材としては、ピカイチだ。

ただ、その後伸び悩む選手も少なくはない。
やはりユース上がりの選手ゆえ、クローズドスキルが異常に長けてるから球をキープしちゃうんだよね。
で、削られる→怪我、というパターン。
あと、ドリブラーが多いので、その超人的な方向転換が膝や筋肉への負荷を与え続け、やがて慢性的なスペ体質にしてしまう。
これは、卓越した才能に肉体が耐えられないと見るべきだろう。

だから挫折する天才は多いもんだが、それを乗り越えてくる選手もいるよね。
たとえば、フロンターレの家長。
元祖、ガンバユースの最高傑作である。
彼はスペインに行ってホサれたり、韓国にも行ったり、色々遠回りをした末、今32歳にしてJリーグ年間MVPの候補に挙げられるほどの復活を遂げている。

「トップフォームの家長はメッシ以上」
西野朗の名言である。
もともとの家長は、ドリブラーだった。
今でもそうだが、しかし今は昔とだいぶ毛色が異なってきている。
ガンバの頃の彼が初号機なら、今は3号機ぐらいで複合機っぽくなってますよ。
でも、やはり核にある才能は依然としてドリブラーじゃないかな。
その核の上にパサーという層がコーティングされ、やがて近年にはハードワーカーという層までコーティングされた。
と言っても、新しい表層を中心で支えてるのは、彼がユース時代で既に完成させていた核のスキルなんだよね。

あとひとり、ガンバユースの最高傑作を忘れちゃいけない。
そう、皆さんにとっては過去の人かもしれないが、宇佐美貴史である。
「トップフォームの宇佐美はマラドーナ以上」
これ、関西人の名言である。
あ、↑のマラドーナとはディエゴマラドーナじゃなくて、ウーゴマラドーナのことね。
いや冗談抜きで、宇佐美の才能は10年に1人クラスである。
実際U17ワールドカップでは、ネイマールにも負けてなかったもん。
今は差がついとるやないか、と言われるだろうが、しかしネイマールにも劣らない核の部分は、いまだ宇佐美の中に残ってるワケよ。
ただ宇佐美って、どちらかというと初号機のまんまなんだよね。
いや、2号機ぐらいにはなってるかもしれないけど、いまだ核を覆う表層は薄い。

とはいえ、核は巨大ゆえ、デュッセルドルフでは試合に出てるみたい。
右サイドだそうだ。
後輩、堂安とカブるポジションか。
しかし利き足を内角にする堂安に対し、利き足を外角にする宇佐美はタイプが異なるだろう。
今後、チャンスメイカーとして新たな表層を作る可能性もある。
私は、まだ彼は過去の人と捉えてません。

家長、宇佐美、堂安。
ガンバユースの最高傑作3世代が、こうして揃って同じポジションやってるのは興味深い現象だね。
2018/12/16(日)15:39

☆関西人
ドリブラー
アントラーズの安部裕葵って、なんかスター性があるね。
内田篤人を彷彿とさせるイケメンである。
このクラブは安部といい内田といい、土居といい鈴木優磨といい、非常にイケメン率が高い。
今に限らず、昔からそうだ。

いや、安部はビジュアルのみならず、プレーにもスター性がある。
いつの間にか、日本は左サイドのドリブラーが充実してきている。
A代表の中島を筆頭に、安部、ハンブルガーの伊藤達哉、マリノスの遠藤渓太など。
もはや、乾、原口、齋藤あたりは時代遅れの旧世代に感じるほどだ。

ドリブラーは、鮮度が命。
不思議なもんで、ドリブラーは経験を積めば積むほどドリブラーとしての純度を失っていく。
純度を失うというよりは、別の引き出しができるということかもしれないけど。
昔は典型的ドリブラーだったけど、今は一番の武器がドリブルというワケじゃない、という選手は結構多いでしょ。

つまり、ドリブルとはルーキーにこそ相応しいスキルなのよ。
やれるうちに、存分にやっておけばイイ。
最初はイケイケでもそのうち研究され、敵に封じ方を完成されてしまう。
しかし真に一流なら、それで終わらない。
ドリブル封じのさらに上を狙うので、ドリブル封じ封じとして別のスキルを加え、初号機から2号機へと進化する。
でも、それもまた敵に研究され、ドリブル封じ封じ封じがとられるかもしれない。
ならばとさらに別のスキルを加え、こちらはドリブル封じ封じ封じ封じを開発、2号機から3号機へと進化する。
この3号機ぐらいになると、もう初号機みたいなドリブラーとしての純度はなく、多機能パターンの複合機になってるもんさ。

フロンターレの大島なんかは、高校時代まで典型的ドリブラーだったみたいだね。
今はパサーの色が強い選手だけど、実は先天的でなく後天的パサーということか。
後天で、あそこのレベルにまでいけるとは驚き。
じゃ、ドリブラー⇒パサーが可能なら、パサー⇒ドリブラーも可能?
いや、後者はあまり思い当たる選手がいない。
と考えると、ドリブルというのは核のスキルで、表層にはできないのかも。
パスは、まだ表層にできる。
さらにその上の表層にできるのは、ボール奪取のスキル、運動量などを含めた守備である。
昔は攻撃の選手だったけど、今は守備の巧さが最大の持ち味という選手は結構いるでしょ。
つまり、守備スキルは後天的に体得することが可能なんだ。

話をまとめると、後天的に体得可能なスキルは
@守備AパスBドリブル
の順番なんだと思う。
ドリブルは、後天だと最も難しそう。
ということは、ドリブルのセンスだけは子供の頃に養っておくべきかもね。
オトナになってからスキルを身につけようにも、こればかりはセンスを求められるから後になって巧くなるのは難しいでしょ。

じゃ、サッカーの小学生チームなんて、どんどんドリブルをさせりゃイイんじゃないの?
と思うんだが、みんなドリブルばかりしてたらチームにならないよね(笑)。
難しいところである。
子供の頃から守備センスを叩き込みたい指導者も多いだろう。

でもなぁ…。
2018/12/16(日)13:25

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