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過去ログ566 2018/12/5 12:41

☆関西人
ポスト南野
森保監督が欧州視察から先日に帰国した。
訪問した国はドイツとベルギーのみらしく、中島のいるポルトガル、南野のいるオーストリア、堂安のいるオランダ、吉田のいるイングランド、宏樹のいるフランス、柴崎のいるスペイン、長友のいるトルコには寄らなかったようだ。
会ったのは、香川、大迫、原口、宇佐美、浅野、あとはシントトロイデンの5人といったところかな?
限られたスケジュールの中で効率よく多くの選手を視察するとなると、やはりドイツ〜ベルギーになるんだろう。

私が最近気になってるのは、久保裕也である。
ドイツでそこそこ試合には出てるのは救いにせよ、点は取れていない。
器用な選手であるがゆえ、MFに近い使い方をされるのは点取り屋として不利ということか。
しかし、ベルギーの時ならそれでも点を取れてたのにね。

私は、久保は使える選手だと思うし、今の代表でいうなら香川と並んで南野の対抗馬筆頭格だよ。
不運もあり、リオ五輪最終メンバーには入れなかった久保だが、実をいうと手倉森さんは本大会用に「久保システム」を構想してたらしい。

@
・・興梠・・久保
南野・・・・・・矢島
・・大島・・遠藤

A
・・・・興梠
南野・・・・・・久保
・・大島・・矢島
・・・・遠藤

B
・・・・興梠
南野・・久保・・矢島
・・大島・・遠藤

試合の流れの中で、この3つのパターンを変幻自在に変えていく可変システム。
センターFW、ウィング、トップ下の三役をこなす久保がキーマンである。
意外なことに、手倉森さんはこの構想だと中島を外してるんだよね。
そして、この三役をこなすキーマンは南野にもできそうな気がするが、手倉森さんの中ではあくまで久保チョイスだったようだ。

彼も運がないよな。
クラブ事情がなければリオ五輪には中心メンバーとして出ただろうし、ハリル更迭がなければロシア大会にも出ていただろう。
ふたつの大きなチャンスを逃している。
そして今、森保ジャパンのメンバーにも入っていない。
才能は、南野とほぼ互角だろうに。

今は頭ひとつ抜けてるセンターFWが大迫なんだが、年齢のこともあり、2022年も大迫が軸かというと少し疑問。
いずれ、日本のセンターFWはタイプが変わっていくと思うんだ。
大型のポスト役ではなくなっていく気がするんだよね。
私の予想ではセンターFWとトップ下の互換によるレーン撹乱が基本軸になり、たとえばこんな型があり得ると思うのよ。

・・・・久保
中島・・南野・・堂安

久保と南野には互換性があり、どっちが前でどっちが後ろという明確な設定はない。
あぁ、そうだ。
久保はリオ五輪出てないし、敢えて東京五輪のオーバーエイジありかもしれないね。

・・・・久保
達哉・三好-久保・堂安
・・・・中山
杉岡・板倉-冨安・藤谷
・・・・波多野

敢えて、久保久保のタテ並び(笑)。
2018/12/5(水)12:41

☆関西人
究極のメソッド
続きね。

私は、鬼木さんや森保さんが良いサッカーを展開できてることにこそ、日本サッカーの明るい未来を予感してるんだ。
それは、そのサッカーが彼ら個人のオリジナル作ではなく、前任のサッカーを引き継いだというか、なかば前任からパクったワケでしょ?
普通、パクリがオリジナルを凌駕することはないんだが、鬼木さんや森保さんは少なくとも結果で前任を凌駕してるよね。

彼らが前任のサッカーをこうして継承できたこと、またさらに改良までできたこと、そこに価値があるんだよ。
継承できたってことは、そのサッカーのマニュアルをマスターできたってことでしょ?
マニュアルって表現は語弊があるかな。
じゃ、最近流行りの「メソッド」という表現をしておこうか。

岡田さんや風間さんは、よくメソッドという言葉を使う。
以前に岡田さんがFC今治で研究開発している「岡田メソッド」について書いたと思うが、これは日本サッカーの今後に必要となる、日本人に最も適したチームの「型」を作っていこうという試みである。
私は、これって今のフロンターレでやってるサッカーをひとつの雛型にすりゃイイと思うんだけど。
もともとこの土台を作ったのは風間さんなんだが、その風間さんがいなくても今フロンターレが強いというのは、決して風間さんじゃなきゃできないサッカーというワケじやないということ。
メソッドさえ習得すれば、他の監督にもできるサッカーなんだ。

大事なのは、設計図である。
このサッカーのノウハウは◯◯監督の頭の中だけにある、というのではなく、ちゃんと設計図として可視化し、多くの指導者が共有できるものであるべき。
北斗神拳みたいに一子相伝、門外不出みたいなのも確かにカッコいいけど、少なくとも日本はまだ発展途上国の域なんだから、どちらかというノウハウの土台となる部分は皆で共有し、全体を底上げしていくことが大事だと思うんだ。
もちろん、どんな会社にも企業機密はあるし、料理店などにも明かせないレシピはあるだろう。
だから、そういうのをオープンにしろと言いたいワケじゃないのさ。
メソッドとは、もっと基礎的な話である。

たとえば、フロンターレは何であんなに球が繋がるのか。
普段、どんな練習をしてるのか。
必ず、何かあるはずなんだよ。
以前、佐藤寿人がグランパスで風間さんの指導を受けて、彼ほどの大ベテランが今さら「目からウロコ」と言っていた。
また先日の代表練習の中では、三竿が守田にフロンターレの選手特有のターンの極意を教わったという報道があった。
それ聞いて、イイなぁと思ってさ。

フロンターレだけじゃないんだよ。
私は、アントラーズにも秘伝の極意みたいなのが必ずあると思う。
あのクラブこそ、監督が替わってもアントラーズはアントラーズというサッカーを昔から継続している。
彼ら独自のメソッドがあるからこそ、ああして20冠という偉業を達成できたワケで。
だから守田もまた、三竿から学ぶべきところは大いにあると思うぞ?
お互い極意をすり合わせて、日本サッカー究極のメソッドを作り上げていけばイイんだよ。
私の勝手なイメージだけど、フロンターレ+アントラーズ÷2=日本サッカー究極のメソッドなんだよね。
2018/12/4(火)9:09

☆関西人
クリエイター
フロンターレは、2位に勝ち点差12つけての圧倒的強さを見せて優勝。
57得点はリーグ最多、27失点もリーグ最少、攻撃も守備も文句なしでリーグNo1である。

前にも書いたが、これだけのチームを完成させた鬼木監督はもっと評価されてイイのよ。
だけど、メディアは鬼木さんの扱いが妙に地味。
多分、鬼木さんがクリエイターを感じさせないからだろうね。
クリエイターというなら、前任の風間さんの方がよっぽどそれに近い。
それは広島時代の森保さんにしても鬼木さんと同じで、クリエイターというなら前任のペトロの方がよっぽどそれに近い。
森保さんも鬼木さんも、クリエイターである前任が作り上げた企画をまんま引き継ぎ、それを多少手直ししただけの二代目でしょ、という見方をする人たちは多いと思う。

まぁ、確かにね。
確かに日本史を見ても、戦国時代の天下統一は信長→秀吉→家康という引き継ぎを経て完成したワケだけど、一番クリエイター色が強かったのはトップバッターの信長なのよ。
逆に、一番クリエイター色が弱かったのは最後に回収した家康。
だけど、信長も秀吉も一代で終わったのに対して、徳川家はその後15代も続いて最も安定したんだから、案外そんなもんさ。

信長は、典型的な天才クリエイターである。
だけど天才ゆえ、彼個人の才能に依存する部分があまりにも大きく、結果的に織田家は信長の死後、天下を取ることができなかった。
一方の家康は、おそらく天才クリエイターではなかったと思う。
事実、彼は前任・秀吉が作った経済の仕組みをまんま引き継いだニュアンスがあるらしい。
だけど、こうして天才クリエイターへの個人依存でない分、敢えて幕府は組織化を徹底したワケね。
老中、若年寄、奉行などのセクションをきっちり作り、今でいうなら会社っぽい感じで運営。
結局、これが功を奏したと思う。

言ってみりゃ、フロンターレは風間さんが信長として初期コンセプトを打ち出し、そして鬼木さんの代になって幕府化し、組織として初期コンセプトをさらに改良、完成させたイメージじゃないか?
変に鬼木さんが天才クリエイターでない分、逆に徳川幕府じゃないが今後の安定を予感させる。
仮に鬼木さんが離任しても、それは社内の人事異動同様、そのコンセプトは誰かが着実に引き継げる感じだ。

考え方は、ふたつある。
天才クリエイターに全権を託し、クリエイターに妥協をさせないタイプのモノ作り。
絵画、音楽、文学、映画など芸術品を作るようにしてチームを作る。
資金提供者はチーム作りに口出しを一切せず、パトロンに徹する。
そしてもうひとつの考え方は、誰か特定の個人に全権を託すことなく、権限は組織内で分割する会社的なモノ作り。
みんなで作る以上は、まぁ芸術品にはなり得ないわな。
でも、安定した工業製品にはなり得る。
実をいうと私は、どっちもありだと思うんだ。

日本代表に関していうと、協会はハリル期まで前者のコンセプトだったんだが、森保さんの代から明らかに後者のコンセプトへと切り替えている。
実際、森保さん個人の才覚というよりは、一種のセクショナリズムを感じるよね。
A代表とU代表を同じスタッフで管轄し、森保さんと横内さんの両頭体制。
U19の影山さん、U17の森山さんも含めて、みんな技術委員会の統一フォームでコーディネートされてる感じがするよ。
ここでは、これまでのように天才クリエイターは求められてないと思う。
これはこれで、なかなか悪くないアイデアだよ。
2018/12/2(日)22:40

☆関西人
Jリーグ最終節終了
Jリーグは最終節終了。
まさか、ジュビロが16位でプレーオフに回るとはね。
何となく、ギリギリでジュビロは残留する気がするけど。

前節16位だったグランパスは、何とか生き残った。
これは良かった。
やっぱ、風間さんはJ1で見たいから。
正直風間さんのサッカーとTOYOTAは相性良くないと思うけど、これほど下位ながら52得点という攻撃力は立派である(1試合平均1,5得点)。
59失点というノーガードぶりも、ある意味で立派…(1試合平均1,7失点)。

しかし、最終的に12位から16位までの5チームが全て勝ち点41で並んだのは凄い現象だ。
下位はダンゴ状態。
たまたま最後はジュビロに決まったけど、ぶっちゃけどこがプレーオフに回ってもおかしくなかった。
12位は昨年5位だったマリノス、13位は今年のルヴァン杯を優勝したベルマーレ、14位はフェルナンドトーレス擁するサガン、15位は得点王ジョーを擁するグランパス、16位は昨年6位だったジュビロ、17位は昨年4位だったレイソル。
こうして見ると、マジで下位にザコがいないじゃん。
ある意味、レベルの高い残留争いが繰り広げられたと見るべき。
やはりJ1は、上位と下位の実力差が欧州ほどに開いてるワケじゃないようだ。

来年ヤバイな〜、と思うのがセレッソである。
報道では、レッズが杉本健勇の獲得に動き、ヴィッセルが山口蛍の獲得に動き、フロンターレが山村の獲得に動いている、とある。
さらに監督の尹晶煥が今季をもって離任、また社長も今季をもって離任だという。
一体、今セレッソに何が起きてるの?
降格したワケでもないのに。
というか、今年の1月には天皇杯王者になり、さらにはゼロックスでフロンターレを破ったほどのチームなのに。
あの時点では、セレッソを今季の優勝候補に挙げていた人は多かったと思う。

それに引きかえ、ちょっと期待できるのがガンバである。
今季のガンバは元セレッソの知将クルピの下でスタートしたんだが、なぜかボロボロで降格圏にまで落ちた。
で、クルピ解任、宮本ツネ様に監督バトンタッチされたワケよ。
これ見て、私はツネ様に同情。
彼ほどの正統な皇子にこんな急場凌ぎの仕事をさせるなんて、もっと環境が整ってから彼に託した方がイイんじゃないか、と。
どう考えても彼はクラブのレジェンドで、ダメだったら使い捨てにするような人材じゃないでしょ。

ところが、ツネ様はここで意地を見せた。
誰も予想してなかった、破竹の9連勝。
さすがはFIFAマスター。
最終節に敗れてクラブ新記録の10連勝はならなかったが、気がつけば順位はリーグ9位。
一時期は降格圏にいたのが嘘のような復活である。
ガンバは、ツネ様長期体制に入ったと見るべきだろう。

とはいえ、いきなりガンバが来年優勝を狙えるほど甘くはない。
それほど、今のフロンターレの強さは磐石である。
フロンターレが山村にオファーしたのを聞いて、なかなか補強にもセンスあるな、と。
憲剛、小林悠、家長などベテラン依存してるところに危険はあるが、一方で三好、板倉など他クラブで活躍する若手の保有権はきちんと持ってるし。
フロンターレの三連覇、私はあり得ると思う。
2018/12/2(日)14:25

☆関西人
高級志向
ヴィッセル神戸が、今度はダビドビジャを獲得する意向だという。
凄いな。
まるでバブルみたい。

やはり三木谷さんはITの人だから、インストールしなきゃバージョンアップは無理でしょ、という極端にデジタルな発想である。
今の有機的な日本サッカー界の中では、かなり異質な存在といえる。
三木谷さんにとってのインストールが、それこそイニエスタであり、ポドルスキであり、ファンマヌエルリージョであり、そして今回はビジャというワケだ。
これまで何度インストールしても、あまりバージョンアップできてないような気もするけど…。

さらに、山口蛍獲得に動いてるとも報道されている。
山口は、さすがにセレッソを出るとは考えにくいよ。
それより先に、アンデルレヒトでホサれてる森岡を買い戻せばイイのに。
もともとヴィッセルが育てた選手なんだから。
どうもヴィッセルは完成された既製品を買い集めることに重きがあり、生え抜きに重きがあるようには見えない。
たとえば、ヴィッセルユース出身の岩波。
ヴィッセルはまだ投資の回収が十分でないうちに、この24歳の逸材をあっさりと浦和に渡してしまった。
正直、はぁ?と思ったよ。
今はヴィッセルユース出身の逸材としては藤谷という右SBがいるんだけど、彼も大丈夫かいな。
そのうち三木谷さんがダニエウアウベスとか連れてきて、藤谷が押し出されたりしてね(笑)。

ヴィッセルというクラブは、同じ関西でありながらセレッソやガンバが苗から才能を栽培しているのとはまるで対照的である。
「同じ関西」と言いつつ、かたや神戸、かたや大阪。
関西圏以外の方々には馴染みがないかもしれんが、神戸と大阪は全く性格が異なる。
まず大阪は、商人の町だ。
安く買って高く売る、その商売の鉄則に忠実であることがサッカーだとユースの興隆に繋がってるんだと思う。
基本、大阪人はケチだ。
高い買い物を嫌い、むしろ安く買えたことを周りに誇る。
何十億を出して外国から大物選手を獲ると、ついつい「モッタイナイ」と思ってしまう。
また、高級レストランで一皿何万円というディナーを食べても「こんなのウチで作れるわ」とか言ってしまうのが大阪人の本質であり、その「こんなのウチで作れるわ」という精神がガンバユースやセレッソユースの原動力になってるんだよ。

一方、神戸人はケチではない。
神戸人は、普通に高い買い物をするよ。
なぜなら神戸は港町で、貿易の町だからだ。
日々、外国からの輸入品が入ってくる。
当然舶来の品には関税もかかって割高になるけど、いちいちそれを気にしてたら貿易の町として成立しない。
「良いモノは高い」が神戸人の認識だろう。
神戸牛って、高いだろ?
でも、確かに旨い。
大阪人はあまり神戸牛を食べず、安いホルモンを食べて「これが一番旨い」とか言ってるんだが、多分神戸人には軽く見下されてると思う(笑)。

大阪では、「うどん定食」というのがある。
うどんに、白いご飯がついてくるやつだ。
大体、関西圏以外の人がこれを見るとビックリする。
「これ、どうやって食べるんだ?」と。
いや、食べ方は簡単だ。
ご飯は普通に主食。
そして、うどんに入ってる油揚げや蒲鉾、および麺がオカズ。
そして、うどんのスープをお吸い物とする。
そう、主食+オカズ+お吸い物として、うどん定食は完璧なんだ。
もちろん、うどん+白ご飯というだけの組み合わせだから価格は抜群に安い。
なおかつ、炭水化物+炭水化物だからエネルギー変換率は高く、商売の町で働く労働者に適している。
このうどん定食ひとつとっても、大阪人ってのはかなり合理的思考なんですよ。
いや、決してカッコよくないのは一応認めるけどね…。

あ、そうそう。
大阪では「肉吸い」をコンビニで売ってるんだけど、あれって全国展開なのかな?
関西限定かも。
肉吸いとは、肉うどんから麺を抜いただけのモノである。
なのに、何であんなに旨いんだろ。
麺を抜いた分、少し肉が多いかと。
大阪の名物として「ちとせ」の肉吸いはかなり有名で、これに卵かけご飯を組み合わせた「肉吸い小玉」は大阪人なら食ったことない人はまずいないと思う。

大阪の肉吸いの肉は牛肉、神戸のステーキの肉も牛肉、どっちも同じ牛肉なんだけど、おそらく値段は十倍ぐらい違うだろう。
だけど料理として、神戸のステーキが肉吸いの十倍旨いかというと、決してそういうものじゃないんだ。
もちろん、三木谷さんの神戸牛志向、高級志向を貶すつもりはない。
なかば羨望の目で見てますよ。
だけど、高級な食材を使わなくても旨い料理を作れるというのは、紛れもないサッカーの真理だと思うぞ。
2018/12/1(土)12:34

☆関西人
MVP
ネット上の記事を見てると、今年のJアウォーズMVPの最有力はフロンターレの家長だ、というのがあった。
え〜、家長〜?と思ってしまった。
なんか、ピンとこない。
いや、家長が素晴らしい選手なのは十分に理解している。
今季のフロンターレ優勝に貢献してるのも確かだ。
でも、MVPかと言われるとピンとこない。

おそらく今季の得点王はグランパスのジョーになる。
アシストランキングでは、現時点レッズの柏木がトップ。
しかし、ジョーも柏木もクラブの順位を考えると、おそらくMVPはないよね。
2位のサンフレッチェからパトリックなど可能性なくはないが、でも終盤失速のイメージがマイナスに作用するだろう。
まだ、3位の鹿島からの方が可能性あるかも。

結局、今季のMVPは消去法でフロンターレからになると思う。
憲剛や小林も有力候補だが、彼らは一回貰っている。
消去法的に、どうしたって家長や大島の名前が出てくるんだろう。
彼らは、別にズバ抜けたプレーをしたワケじゃない。
特にフロンターレのサッカーはみんな球離れが良い組織プレーなので、誰か特定の個人がズバ抜けてるような印象がないんだ。

印象、大事だよね。
Jアウォーズは選手たちの投票による票数で優秀選手が選ばれるので、それは数値云々より印象優先だと思う。
ピッチで対峙してみて、コイツ凄いなと印象に残った選手に票が集まる。

ちなみにだが、昨年のアウォーズの投票結果は以下の通りである。

@昌子171票
A興梠141票
B杉本140票
C小林悠117票→MVP
D憲剛101票
Eエウシーニョ83票
F車屋81票
G西81票
H井手口76票
I山口蛍75票

票数だけで決めるなら、昨年は昌子がMVPになっていたはず。
だけど優勝はフロンターレだったので、そこは最後の選考会で「昌子より小林だよね」と調整がされたんだろう。
今年もまた、そういう調整があるかも。
ちなみに昨年の大島や家長がどれだけの票を集めたかというと、大島が52票、家長は少なかったのか票数が発表されていない。
ふたりとも昨年かなり活躍した印象があるんだが、その割に得票は大したことなかったんだな。
昨年がそうだったなら、今年も同じく?
う〜ん、ますます今年のMVPが分からなくなってきた…。

ところで、AFCの年間最優秀選手賞は長谷部誠が受賞したらしい。
嬉しいが、今さら感がある。
これ、一体どういう経緯で決まったんだろう。
年間最優秀監督は大岩剛。
これは単純にACL制覇が理由だろうが、今季は彼の解任を求める声が国内にあったことを思うと複雑な心境になるね。
AFCの選考って、やっぱりよく分からない。
2018/11/30(金)10:48

☆関西人
クロス信奉
日本にはスルーパス信奉がある一方、なかなか定着しないのがクロス信奉である。
ここが欧州と違う。
欧州では、クロスが大きな得点源である。
いや、厳密にいえば日本もそうなんだけど、こと代表戦に限ってはなかなかクロスが得点に直結しない。
サイドから上げるクロスは、プレーとしてコーナーキックとよく似ている。
で、日本のコーナーキックに得点の匂いを皆さんは感じるかい?
私は、全く感じない。
キッカーが蹴る前から、なぜかセンターで敵CBに跳ね返される映像が脳裏に浮かんでしまうよ。

コーナーキックでも多少得点の可能性を感じるのは、ショートコーナーだな。
サイドからそのまま中央に浮き球を蹴るのではなく、一回ショートパスで繋いで球をゴール前に運ぶ。
必然、空中戦というよりは地上戦となるワケね。

森保ジャパンは、ウィングがあまりクロスを上げない特徴がある。
クロスよりは、ドリブルでインサイドに切り込む、いわばショートコーナーの形。
これ、私は正しいと思う。
どうしたって日本人FWの体躯のせいか、 屈強な外国人CBと競り合いながらクロスをゴールに結びつけることの成功率は高くないから。

でも欧州人が日本代表監督をやると、やはりクロスを上げさせちゃうんだよね。
彼らなりのサッカーの常識として、サイドをエグってクロスは絶対的得点パターンなんだろう。
現代サッカーにおいてゴール前に2次元でのスペースを見つけることは難しく、ならば3次元でのスペースを使うしかない。
3次元のスペース、すなわち高さですよ。
だから外国人の考え方はロジックとして極めて正しいんだけど、申し訳ない、日本ではその正しいロジックのサッカーがあまり機能しないんだ。

で、今の日本代表は左右ウィングに中島と堂安を置いており、もちろん彼らはクロス要員ではなくドリブル要員である。
サイドで球を持つと、放り込むことなくインサイドに入ってくる。
5レーン理論でいうと、ワイドのレーンはサイドバックが使い、ウィングはワイドを空けてハーフスペースを使うイメージかな?
今の代表であてはめると、左のワイドは長友、左のハーフスペースを中島、センターを大迫と南野、右のハーフスペースを堂安、右のワイドを宏樹、という感じ。
こうしたレーンのバランスがあるからこそ、今の代表は前線が機能している。

このバランスが難しくなるのは、アジア杯で香川が復帰した時だろう。
きっと香川はトップ下の候補であり、今の代表でいうと南野とカブる。
そして、仮に南野を控えにして香川を先発にした場合は、ちょっと困った事態が生じると思う。
なぜなら、香川はトップ下と言ってもセンターでプレーするスタイルではなく、ハーフスペースを使うことに長けた選手だから。
つまり、中島や堂安とレーンでカブるんだよ。
これはいかがなものか、と思ってさ。
エース香川の為にハーフスペースを空け、中島や堂安が純然たるウィングになったら、それこそ彼らの良さを半減させてしまうことにならないか?

森保ジャパンは、どちらかというとトップ下に得点を求める機能だと思う。
そう考えると、トップ下は香川より南野、リザーブでいっても現在ベルギーで得点を量産してる鎌田の方がベターかもしれない。
ヘタすりゃ、香川はもう代表復帰しないんじゃないかな、と考える今日この頃…。
2018/11/29(木)11:06

☆関西人
スルーパス信奉
森保さんのサッカーを見てて思うのは、とても球を繋ぐことを大事にしてるな、ということ。
足元へのパスを徹底している。
これが昔の感覚なら、シンプルな足元へのパスより、スペースに出すスルーパスの方がワンランク上のシロモノに見られてなかった?
時代により、価値観は変わるものである。
スルーパス、キラーパス、勝負パス。
中田英寿以降、日本には天才パサーが大量発生し、いかにスペースを見つけてそこにパスを出すか、というのがひとつのポイントになっていた。

そのてのパスは、もちろん繋がる可能性はさほど高くはない。
むしろ、チームのパス成功率を下げてしまう。
ちゃんとパス成功率の高いサッカーを志向するなら、足元へのパスを徹底しなくてはならない。
でも、これが意外と難しいんだよね。
緩いパスなら簡単に敵にカットされるし、レシーバーが地蔵ならマークされてて出しようがないし。
ある程度速いパスがそこでは求められ、またレシーバーは狭いスペースでパスを受けるトラップ技術とキープ力が求められる。

特に、森保サッカーで目立つのはターンだよね。
森保サッカーのみならず、Jリーグを制覇したフロンターレのサッカーでもやはりターンが目立つ。
日本サッカーの、ひとつの潮流かもしれない。
ちなみに森保さんはもちろんだが、フロンターレの礎を作った風間さんもまたサンフレッチェ出身の人である。
風間さんもフロンターレで足元へのパスを徹底させた人で、かなりパス成功率の高いサッカーを志向してたっけ。

日本サッカー全体のサンフレッチェ化。
サンフレッチェの特徴は、ユースが優秀であることさ。
そしてユースが軸ゆえ、クローズドスキルに長けた人材が多い。
ハイレベルなトラップやターンをできる人材が多いのは、たまたまじゃないだろうね。
ひと昔前なら、パスの出し手と受け手では明らかに出し手の方が基準だったのよ。
たとえば中田英がスルーパスを出して、それに受け手が追い付けないなら、それは受け手が悪い。
だから「日本には良いFWがいないなぁ」という会話を延々と繰り返してきた。
今から考えると、馬鹿馬鹿しい話だ。
でも日本はそれをずっと繰り返し、決定力の無さを常にストライカーの責任にしてきたワケよ。
なんか、建設的じゃないよね。

この過剰なパサー信奉が薄れてきたのは、割と最近のことだと思う。
近年は守備戦術の進化もあり、ほとんどゴール前のスペースが消えてるから。
司令塔がスルーパスを出し、FWがライン裏に飛び出してゴール、なんてサッカーはもう難しい。
試行錯誤の末、我々がようやくたどり着いたスタイルは、足元パスにドリブルを織り混ぜた変幻による崩し、そして裏を狙うよりも隙間を狙ったシュートだろう。
FWはターンをする。
ドリブルで一枚剥がす。
そういうスキルのあるストライカーが今は求められており、これは良いスルーパスさえくれば点は入る、というのが幻想であることに皆が気付いたワケよ。
今の時代、スペースは最初からあるものではない以上、自ら動いてゴール前に隙間を作らなくてはならない。
もはや、スルーパス一本で何とかなる時代じゃなくなってるのさ。
2018/11/28(水)13:05

☆関西人
鎌田
最近、鎌田大地の名前をよく聞くようになった。
ドイツでは鳴かず飛ばずだったのに、ベルギーに来た途端に大活躍である。
ドイツ→ベルギーの鎌田がこうして得点を量産、逆にベルギー→ドイツの久保裕也はいまだ無得点。
ベルギーリーグを貶すつもりはないけど、おそらく両リーグに歴然とした差があるんだろう。

とはいえ、こうして鎌田が活躍するようになったのは非常に良いことさ。
私は鎌田を見てるとイメージがシンクロする選手がひとりいて、それはアンデルレヒトのI番・森岡亮太ですよ。
前シーズンまで、森岡はイケイケだった。
常に得点を量産していた。
しかし今シーズンになってからはまるで出場機会に恵まれず、その代わりのようにして台頭してきたのが鎌田である。
このふたり、コインの裏表かもしれない。
片方がイケてる時は片方がドン底で、そのイケてた方が落ちてきた時に、もう片方がドン底を脱する。
つまり森岡の評価が大暴落した今だからこそ、遂に鎌田の時代が来たワケね。

鎌田は、今季10試合に出て(うち先発は7試合)9ゴール。
この人、こんなに得点する選手だっけ?
Jリーグの時ですら、そこまで得点してなかったと思うけど。
やはり海外に出ると、パスではなく点を取らなきゃ評価されない、という意識になるんだろう。
だけど彼はポジション的に、代表では三銃士にカブってしまう。
香川や原口や伊東ともカブってしまう。
よって、アジア杯に呼ばれるのは無理かもね。
仮に呼ばれても、リザーブだろ。

【レギュラー】
・・・・大迫
中島・・南野・・堂安

【リザーブ】
・・・・武藤
原口・・鎌田・・伊東

こんなイメージかな。
ひとつ鎌田の利点を言うならそれはサイズで、小兵が多い日本人アタッカー陣の中で彼だけは身長180cm。森岡と同じサイズ。
三銃士は3人に共通したリズム感があるが、鎌田にはそれと明らかに異なる異物感がある。
そういえば森岡も代表ではやや異物感があり、リズム合わないように見えたっけ。
一方、異物感を敢えて武器にした、本田の例もあるけど。

しかしシントトロイデン、いつの間にかリーグ5位というところまで上がってきてるね。
名門アンデルレヒトに勝ち点差3というところまで詰めている。
このチーム、これまではずっと下位、もしくは2部に甘んじてきたクラブだ。
それが今季はこの躍進、DMMの買収はうまくいったと見るべきだろう。
一時期は日本人選手を5人も獲得してやりすぎかと思ったが、こうして結果を出してる以上は文句も言えまい。
こういう日本人にとって登竜門となるクラブをベルギーに作ってくれたDMMに感謝。
環境はレベル的に、ちょうどイイんだと思う。
関根や小池がまだ試合に多く出られてないところを見て、レベルは言われてるほどに低くはないんじゃないかな。

DMNの三銃士に対し、鎌田・遠藤航・冨安はシントトロイデン三銃士と名付けてイイかもね。

・・・・大迫
中島・・南野・・堂安
・・鎌田・・遠藤
長友・吉田-冨安・宏樹
・・・・シュミット

こうして三銃士+三銃士で組み合わせてみるのも、案外悪くないかも。
ドリブラー系の三銃士が前、ビルドアップ系の三銃士が後ろ。
後ろは、連携面からして同クラブで固めるのは悪くないと思う。
2018/11/27(火)11:42

☆若葉
日本代表五輪世代
(1953〜1956)世代
ーーーー松浦
ー西野ーーーー碓井
ーー前田秀 清水秀

ーーーー田中孝

山野ー岡田加藤久ー須藤

ーーーー田口

監督
西野 3大タイトル制覇 ACL優勝
↑アトランタ五輪マイアミの奇跡
↑ロシアW杯ベスト16 サランスクの奇跡
岡田フランスW杯初出場 ジョホールバルの歓喜
↑南アフリカW杯ベスト16(開催国以外初)J1連覇

(1957〜1960)世代
ーーーー原博実
ー金田ーーーー水沼貴

ーラモス瑠偉ーー木村和

ーーーー西村

田中ー金子山本昌ー松木

ーーーー森下

帰化 ラモス瑠偉(ブラジル)

監督
山本昌邦 アテネ五輪
関塚 ロンドン五輪
松木 Jリーグ優勝

(1961〜1964)世代
ーーー柱谷ー永島

ーー戸塚ーーー反町

ーーー吉田ー風間

都並ー柱谷宮澤ミシェルー勝矢

ーーーーー松永

帰化 宮澤ミシェル(フランス)

監督
反町 北京五輪

(1965〜1968)世代
ーーーーー中山
ーーカズーーー長谷川

ーー 掘 ーーー北澤

ーーーーー森保

平川ーー井原大野ーー堀池

ーーーー小島伸
↑上記世代に
マリノスGK松永 SB勝矢 ヤマハのMF吉田
ヴェルディCB柱谷I番ラモスでドーハの悲劇

監督
森保 J1優勝3回
↑日本代表兼東京五輪監督
長谷川 3冠 FC東京監督
石井 3大タイトル制覇
掘 ACL優勝
手倉森 リオ五輪

バルセロナ世代(1969〜1972)

ーーー森島ー呂比須

ーーーー藤田俊
相馬ーーーーーー名良橋
ーーー名波ー山口素

ーー秋田ー大岩ー小村

ーーーーー下川
↑上記バルセロナ世代に
GK川口 CB井原 OH中田英 FW中山で
フランスW杯日本代表W杯初得点

帰化
呂比須ワグナー(ブラジル)

監督
大岩 ACL優勝

アトランタ世代(1973〜1976) 西野

ーー久保竜ー鈴木隆

ーーーー前園真

三浦淳ーーーーー奥大介

ーー服部年ー福西崇

ー鈴木秀 田中誠 森岡隆

ーーーー川口
ーーーー(楢崎)

↑上記アトランタ世代に
CB飛び級 松田直樹
RWBに遠藤保仁の実兄、遠藤彰弘
LWB路木龍次DHに伊東輝悦
OH飛び級 中田英寿
1TOP城彰二でマイアミの奇跡

監督
鬼木 J1連覇 川崎監督

シドニー世代(1977〜1980) トルシエ
↑海外組急増

ーーー高原ーー柳沢

ーーーーー中田英

小野ーーーーーーーーーー市川
ーーーー戸田ー稲本

ー中田浩ー宮本ー松田直

ーーーーー曽ヶ端
↑上記シドニー世代に
GK楢崎 FW鈴木隆行で
日韓W杯ベスト16(開催国枠ポット1)

ーーー高原ーー玉田

ーーーーー俊輔
三都主ーー(憲剛)ーーー加地
ーー遠藤保ーー中田英
ーーーーーーー(小笠原)
ーーー中澤 宮本 坪井
ーーーーー曽ヶ端
↑上記シドニー世代に
GK川口RWB駒野DH福西で
ドイツW杯日本代表

帰化 三都主アレサンドロ(ブラジル)

アテネ世代(1981〜1984) 山本

ーーーーー前田

ー大久保ーーーー松井

ーーー今野ー長谷部

ーーーーー阿部

徳永ー闘莉王岩政ー駒野

ーーーーー川島
ーーーー(林卓)
↑上記アテネ世代に
CB中澤 1TOPに本田LSB長友DH遠藤で
南アフリカW杯ベスト16(開催国以外初)

帰化 田中マルクス闘莉王(ブラジル)

北京世代(1985〜1988) 反町

ーーーーー興梠
ーーーーー(都倉)
ーー乾ーー本田ーー岡崎
ーー(倉田)ー(家長)ー(小林悠)
ーーーー青山 萩
ーーーー(細貝)(柏木)
長友ーー槙野 吉田ー内田
(山本)(森重)(塩谷)( 西 )
ーーーーー東口
ーーーー(西川)
↑上記北京世代に
GK川島CB森重DH長谷部 山口LSH香川 CF大迫で
ブラジルW杯日本代表

帰化 ハーフナーマイク(オランダ)

ロンドン世代(1989〜1992) 関塚

ーーーーーー大迫
ーーーーーー(川又)
ーーーーーー(杉本)
ーー宇佐美ー香川ーー原口
ーー(齋藤)ー(清武)ー(武藤)
ーー(宮市)ー(森岡)ー(金崎)
ーーーーー柴崎ー山口
ーーー(小林祐)(山村)
ーーーー(田口)(米本)
酒井高ーー昌子 鈴木ーー酒井宏
(佐々木)(丸山)(谷口)ー(和田)
(車屋)ー(福森)(大崎)ー(高橋峻)
(吉田豊)ーー権田ーーー(岡本)
ーーーー(シュミットダニエル)
↑上記ロンドン世代に
オーバーエイジ徳永と吉田 DH扇原
LSH大津 OH東 RSH清武CF永井で
ロンドン五輪4位

↑上記ロンドン世代に
GK川島 CB吉田 LSB長友DH長谷部 LSH乾で
ロシアW杯日本代表ベスト16

ハーフ
酒井高徳(ドイツ)
シュミットダニエル(アメリカ)

リオ世代(1993〜1996) 手倉森
↑中堅リーグ海外組が急増

ーー鈴木優磨ー南野
ーー(北川航哉)(鎌田)
ーー(オナイウ阿道)(久保裕)
ーー(鈴木武蔵)(浅野)
ーー(豊川雄太)(西村)
ーー中島ーーーー伊東
ーー(関根)ーー(前田直)
ーー(奥川)ーーー(金子)
ーーーー大島ー遠藤航
ーー(井手口)(三竿)
ーーー(原川)(守田)
山中ーー三浦植田ーー室屋
(松原后)(奈良)(中谷)(松原健)
(安西)ー(岩波)(進藤)(小池龍)
(小川諒)ーーーー(ファンウェルメスケルケン際)
(小池裕太)中村
ーーーーー(櫛引)

ハーフ
オナイウ阿道(ナイジェリア)
鈴木武蔵(ジャマイカ)
ファンウェルメスケルケン際(オランダ)

東京世代(1997〜2000) 森保

ーーーーー小川
ーー安倍ー(上田)ー堂安
ー(伊藤逹)ーーー(三好)
杉岡ーーーーーーーー藤谷
(相馬)ー中山 齊藤ーー(長沼)
ーー(伊藤洋) (松本)
ーーー板倉冨安立田
ーー(町田)(橋岡)(大南)
ーーーーー小島
ーーーーー( 谷 )

ハーフ
長沼洋一(フィリピン)
サイゴダード(イングランド)

パリ世代(2001〜2004)

ーーー斉藤光ー久保建

ーーー中井卓ーー西堂

ーーー岩本ーー山本

橋本ー馬場ーー西尾ー半田

ーーーー鈴木彩艷

ハーフ 鈴木彩艷(ガーナ)

全ての世代の日本人に期待しています。
日本代表に期待しています。
2018/11/26(月)21:00

☆関西人
逸材
柏レイソルのJ2降格が残念である。
なぜなら、このチームは逸材の宝庫だから。
ざっと挙げるだけでも
・中村航輔
・伊東純也
・中山雄太
・小池龍太
・亀川諒史
などがいる。
このうちの何人かはチームに残留してJ2でプレーし、また何人かは別のチームに移籍してJ1でプレーすることになると思う。

中でも私が一番気になる存在は、中山雄太である。
彼が今後、東京五輪のキーマンになるのは間違いないでしょ。
世代の中では群を抜いてJ1レギュラー定着が早く、十代のうちからJリーグ屈指のセンターバックに数えられた選手だ。
今ベルギーで活躍してる冨安と並んでU代表をリードしてきた選手だが、ここにきて彼はボランチにコンバートされつつある。

なぜ、センターバックの中軸だった中山を敢えてボランチに?
そんなにも、東京世代はボランチの人材不足?
この世代は当初、板倉のボランチ起用がメインだった。
ところが最近は彼をセンターバック起用する傾向があり、代わりに中山が中盤へ。
これは、純粋にサイズの問題かな。
板倉は身長186cm、中山は180cm。

それ以上に中山を中盤に上げることの狙いは、その左足の精度にあると思う。
確かに彼は、センターバックにしとくにはモッタイナイほど足下の技術が高い。
もちろん足下が上手い選手は他にもいるにせよ、守備力が高く、一定の高さまで担保できる選手となると、中山コンバートに魅力を感じるのは分からなくもないな。
今のA代表でいうなら、遠藤航、三竿、守田あたりが担う役割のところをU代表は中山に託したいワケだ。

あと中山の魅力のひとつは、彼が左利きであること。
おそらく代表のシステムは今後も2ボランチ、仮に中山がボランチをやるとして、その相棒は確率として右利きである可能性が高い。
2ボランチが右利きと左利き、それがビルドアップとして最もバランス良い形だよ。
付け加えると、センターバックも右利きと左利き、サイドバックも右利きと左利き、そうすることが本来は望ましい。
つまり東京五輪代表は、たとえばセンターバック鴛y安町田、サイドバック遠。谷杉岡にしとけばイイんです。

中盤底に半センターバック的なボランチを配置することは、おそらく協会技術委員会が描く日本代表の統一フォームなんだと思う。
バイタルのところで、きっちり守る。
今回は敢えてA代表と五輪代表を統一の監督にしており、尚且つ互換性があるようにチームを作っている。

中山は、いずれA代表に入ってくる。
もし入るとすればセンターバックではなく、中盤だ。
それは、A代表センターバックで吉田と組むのはサイズある冨安の方が優先っぽいから。
あとは昌子、三浦もいるし。
森保さんのことだから将来的に可変フォーメーションはあり得るし、ボランチが最終ラインに落ちるシステムありきで中山はおそらくその戦術キーマンになる。

で、その逸材をしばらくJ2でプレーさせるのは考えものだ。
協会が、何らかの形で動くんじゃないかな。
例によって、協会御用達の在京某クラブが獲得に動いたりして。
もしくは、海外クラブから声がかかる可能性もあるかな。
2018/11/26(月)12:40

☆関西人
得点・失点
得点王争いは、グランパスのジョーが22得点で単独首位に立っている。

グランパスは、チームとしてのゴール総計で50点。
これ、なかなか凄い数値ですよ。

【Jリーグ得点数ランキング】
1位→川崎、横浜(55点)
2位→清水(52点)
3位→鹿島、名古屋(50点)

不思議なことに、降格圏16位のグランパスが得点数だとリーグ3位。
普通なら、こんなの絶対あり得ない。
だけど、監督が風間さんなら分からなくもない(笑)?

【Jリーグ失点数ワーストランキング】
1位→名古屋(57点)
2位→長崎(55点)
3位→横浜(54点)

はい、失点ではグランパスがやはり単独首位です。
57失点って、フロンターレの2倍以上なんだけど。
3点取られても2点は返す、ある意味で超攻撃的サッカー。
あぁ、↑を見るとマリノスも結構ヤバい数値だね。
得点数リーグ首位、失点数リーグ3位。
TOYOTAもNISSANもクルマメーカーのくせに、この異常な燃費の悪さは何なの?

グランパスは、この50得点のうちの44%、つまり半分近くをジョーひとりで取っている。
というか、もしジョーがいなければどうなってたことやら。

【Jリーグ失点最少ランキング】
1位→川崎(26点)
2位→FC東京(31点)
3位→広島(33点)

うむ、やはりフロンターレの失点の少なさは頭ひとつ抜けている。
大量得点・大量失点の風間さんからチームを引き継いでおいて、よくもまぁここまでチームを変革できたもんだ。

私は、イニエスタやフェルナンドトーレスが日本に来た今シーズンって、メチャクチャ得点が増えると思ってたのね。
それこそ、得点王になる選手は久しぶりに30ゴールを超えるんじゃないかと。
ところが、意外とそうならなかった。
いやいや、Jリーグの守備って大したもんだよ。
イニエスタやトーレスがいても、あまり点が増えないんだから。
これ、フロンターレの失点の少なさがひとつのヒントだよね。
彼らは、引いた守備をしない。
基本彼らはポゼッションで、「ポゼッションならカウンターに弱いだろ?」というのがひと昔前なら常識だったんだけど、今は「球を失ったらすぐに奪い返す」がトレンドになっており、このやり方ではイニエスタやトーレスになかなか良いパスが入らない。

あとひとつ、Jリーグが意外と点が入らない要因は、GKにあると思う。
近年、GKに外国人(といっても韓国人だが)を使うチームが増えてきた。
昔は、大体が日本人だったんだけどね。
だけど外国人を使ってみて初めて分かったこととして、やっぱGKって外国人に向いてるわ。
コーチング等で言葉の問題あるから外国人には難しいポジションかと思いきや、やってみたら意外とそうでもない。
それより、サイズある外国人がゴールマウスで手を広げてるだけでも、その威圧感は全く違う。
ぶっちゃけイニエスタを獲得するより、ノイアーを獲得した方がチーム強化の即効性は格段に高いかも。

なんつーか、私はJリーグって、サッカーの進化の道を正しく歩んでるように思う。

★球を失ったらすぐさま奪い返す、攻守切り替え重視のサッカー

★GKというポジションを重視し、そこに一定以上のサイズを求めるサッカー

この2点において、Jリーグはひと昔前より格段に進歩を遂げている。
こうしてACLを連覇できたのも、一概に偶然とは言えまい。
これだけ若い才能が海外へ大量に流出しつつ、それでも2年連続でアジア王者になれたという偉業、我々日本人自らが「運が良かった〜」程度に過少評価するのは実に恥ずかしいことですよ。

↑の★の2点は、代表サッカーにも反映されている。
事実、森保さんになってから攻守切り替えは明らかに速くなってるし、GKは遂に身長197cmという超大型巨人の起用に踏み切ったワケで。
つくづく思うが、やはり日本人は馬鹿ではない。
今までの我々って、ことサッカーにおいては【日本人=馬鹿】【欧州人=賢人】と思い込んできたフシがあったけど、そこはそろそろ考え直すべきでしょ。

あと残る課題は、パワーかな。
個人の得点ランキングを見ると、1位がジョー(192cm)で、2位がパトリック(189cm)でしょ。
相変わらず、こういうタイプにやられている。
本来は、コイツらに球が入る前に潰すのが日本サッカーである。
それが潰しきれないところでやられてるんだろう。

一方、日本人の得点は小林悠と興梠が並び、15点で首位。
この30代ベテランふたり、さすがの職人芸、さすがの安定感である。
それに比べ、ポテンシャルはズバ抜けてるのに安定感の無い杉本健勇。
杉本は、ジョーやパトリック寄りのFWだと思うんだけど…。
2018/11/25(日)8:16

☆関西人
美味しんぼ
そろそろ、Jアウォーズが気になる季節になってきました。
フロンターレの2連覇とあって、やはりMVPはフロンターレから出るんだろうか?
しかし、MVPは去年が小林悠で一昨年が憲剛だっただけに、同じチームから3年連続はさすがに…。
といいつつ、家長や大島が選ばれる可能性もあるのかな?

リーグで一番良いサッカーをしてたのは、間違いなくフロンターレだろう。
得点の多さは現時点リーグ1位、失点の少なさもリーグ1位。
もともと攻撃のイメージが強いチームだが、実は守備の堅さもリーグ屈指である。
鬼木さんは、なかなかイイ仕事をしてると思う。
コーチから昇格の人だから、このサッカーの創業者ではなく「二代目」扱いだけど。

その鬼木さんは、なんと年俸が僅かに2500万だという。
安いよなぁ…。
これだけコスパの良い監督も、なかなかいないんじゃない?
イマドキは監督でも1億は珍しくない時代だし。

なんとなく思い出したのは、昔によく読んでいた漫画「美味しんぼ」である。
あの漫画は究極のメニューvs至高のメニューという料理対決が売りで、それは海原雄山vs山岡士郎の因縁ある親子対決の構図だった。
と同時に、東西新聞vs帝都新聞の社のプライドを懸けた対決でもあった。

それにしては、変なんだよね。
帝都新聞側は海原雄山というグルメの権威No1というべき超大物と提携してるのに対し、東西新聞側は山岡という自社の社員に究極のメニューの全権を与えている。
おそらく帝都新聞は雄山に対して莫大な謝礼を支払ってると思うが、東西新聞は山岡に対して普通にサラリーマンとしての月給を払ってるのみ。
なんと安上がりだろう。
格はともかくとして、コスパで考えると断然東西新聞の勝利さ。

それこそ鬼木さんなんて、完全に山岡士郎の扱いである。
もともとフロンターレでプレーしてた選手で、クラブとしては自前のスタッフみたいなもんだ。
絶対にギャラは1億とか出さないだろう。

で、代表監督の森保さんは年俸がいくらかというと、これが鬼木さんの6倍、1億5000万らしい。
結構高い?
いやいや、五輪と兼任でこの値段だよ。
前任のハリルが2億6000万だったことを思えば、コスパはかなり良い。
ちなみに、ザックは2億8000万。
こういうのは監督だけでなく、彼ら外国人は母国から腹心のコーチも何人か連れてくるから、全体としてかなりコスパが悪くなる。
これはバブルでイケイケだった時代はイイとして、岡田、西野とコスパの良い監督を二度も経験した今となっては、協会も考え方がだいぶ変わってきてるんじゃないだろうか?

ところで「美味しんぼ」に話を戻すと、究極vs至高対決は【究極9勝、至高14勝、引き分け20】というスコアなんだそうだ。
「やっぱ、巨額のマネーを注ぎ込んで海原雄山を使った帝都新聞の圧勝じゃん?」と感じるかもしれんが、どうだろうね。
私は、自社の社員を使って雄山に9勝した東西新聞の方に大きな価値を感じるよ。
だって海原雄山は帝都新聞の所有する財産ではなく、契約が切れれば無関係になる存在。
あくまで、雄山は助っ人なんだ。
それこそヴィッセルのイニエスタみたいなもんで、彼が契約切れても永久にヴィッセルを支援してくれるならともかく、やはり助っ人は助っ人、生え抜きと一緒にしちゃいかんよ。

ちなみにだけど、「美味しんぼ」は雄山vs山岡の確執が面白かったんだけど、私が購読をやめてからいつの間にか、ふたりは和解したらしいね。
山岡が雄山を「父さん」と呼び、ふたりで一緒にワインを飲んだらしい。
時代は変わるもんだな…。
ついでにいうと、今は究極vs至高対決も雄山・山岡両者ともに担当を離れ、究極側が飛沢周一、至高側が岡星良三という若手に引き継がれて継続してるらしい。
興味湧かんわ…(笑)。

そのうち、Jリーグも風間さんvs鬼木さんで頂上対決するようになりゃイイのにね。
風間さんはグランパスから1億でオファーされて、まぁ扱いは海原雄山みたいなもんである。
一方の鬼木さんはその風間さんの4分の1ぐらいの年俸なんだけど、確か今年に契約更新があるんだっけ?
フロンターレ、一体いくら出すことやら…。
2018/11/24(土)21:54

☆関西人
左利き
センターバックについて。

吉田が頭ひとつ抜けた存在なのは間違いないだろう。
主将であり、経験値は誰よりも高く、身長はDFでNo1の189cm、足下の技術もある。
最近プレミアで出場機会が少ないのは気がかりだが、先日の試合を見る限りだと朽ちてはいない様子。

ちょっと気になったのは、センターバックの右、左の配置である。
今回、吉田は左に配置されていた。
これは珍しい。
今まで吉田は、代表では常に右で起用されてきた。
じゃ左では誰が起用されてきたかというと、槙野、もしくは昌子である。

そもそも、右起用か左起用かで何か大きな違いがあるのか?
あると思う。
特にフィードの角度の問題として。
当たり前のことだが、右CBは右足、左CBは左足を使えた方がフィードをしやすい。
だけど、槙野も昌子も左利きではなく、というか、もともと左利きのCBって多くないのよ。
下の世代で、中山雄太や町田や杉岡など左利きがまとまって出てきたのはむしろ奇跡みたいな現象で、トルシエなんかはわざわざ中田浩二をコンバートしてまで最終ラインに左利きを確保したぐらいさ。

それはともかく、なぜ森保さんは吉田を左に置いたのか?
私が思うに、それは吉田を左に置くことが主眼というより、三浦や冨安を右に置くことの方が主眼だったんじゃないかな。
実際、三浦と冨安は右足の精度がかなり高く、バシバシと前にクサビを入れてたし。
何にせよ、左は吉田、槙野、右は三浦、冨安というカテゴリー分けはできたんじゃないだろうか。

左利きのニーズは、別にCBだけに限ったワケじゃない。
2ボランチも、ホントは左側に左利きを置いた方がイイのよ。
SBも、ホントは左を左利きにした方がイイのよ。
FWは逆に利き足をインサイドにした方がシュート精度は上がるので、敢えて左利きを右に置くのがセオリーだけど。

↓に書いたフォーメーションで◯◯になっているポジションは、よく見ると左側がとても多い。
これ、森保さんは下の世代から左利きの突き上げを期待してるんじゃないかな?

【Jリーグの左利き選手有望株】
・中山雄太
・杉岡大暉
・町田浩樹
・福森晃斗
・車屋紳太郎
・山中亮輔
・松原后
・小川諒也
・野津田岳人
・三好康児
・久保建英

もっと他にもたくさんいるんだろうけど、若手に多く左利きがいるのは心強い。
この中から何人か、◯◯にハマる選手が出てくるかもしれない。
本来、左利きの人口比率は大体1割、多くても2割と言われている。
こうして若手に左利きの逸材が大量発生してる現状は、ある意味で幸福。

後ろに左利きを置くことのメリットは、精度ある右ナナメ前方へのキックが増えることだ。
日本の攻撃は、昔からショートパスの連鎖で左エリアを崩していくパターンが多い(長友効果?)。
だから、右がガラ空きもあるんだよね。
私は右に堂安や伊東純という逸材がいるんだからもっと使ってほしいし、ズバッと右にロングフィードを通す場面が増えてほしい。
それを求めるなら、左足にキック精度ある後ろの人材が必須。
左足キックで思いっきり敵陣右奥に球を入れて、伊東純を全速力で走らせてみたくないか?

あぁ、そうだ。
確か、森保さんは欧州視察に行くんだよね。
オランダで小林祐希と接触するだろうか?
私、ぜひ小林をアジア杯で見てみたいんだけど。
2018/11/23(金)13:11

☆関西人
レギュラー
代表はキリンチャレンジ5試合を終え、それなりにレギュラーの輪郭が見えてきたよね。
具体的には、↓の形。

・・・・大迫
中島・・南野・・堂安
・・◯◯・・◯◯
◯◯・◯◯-吉田・宏樹
・・・・◯◯

まだハッキリしないところは、◯◯で表現した。

【レギュラー未確定ポジション】

★ボランチ2枠
・召集メンバー⇒青山、柴崎、遠藤航、三竿、守田
・今後に召集可能性あるメンバー⇒山口蛍、大島、小林祐

★センターバック1枠
・召集メンバー⇒槙野、三浦、冨安
・今後に召集可能性あるメンバー⇒昌子、植田

★ゴールキーパー1枠
・召集メンバー⇒東口、権田、シュミット
・今後に召集可能性あるメンバー⇒川島、中村航

★左サイドバック1枠
・召集メンバー⇒佐々木、山中、槙野
・今後に召集可能性あるメンバー⇒長友、車屋

ボランチは、ここにきて守田の評価が急上昇している。
彼は攻撃センスと守備センスのバランスが良く、若くまだ伸びしろがあることを踏まえても今後優先的に使うべき選手じゃないだろうか。
ならば、その相棒はクラブで一緒にやってる大島がイイよ。
しかし、なぜか大島は召集されていないので、今の召集メンバーの中でその代替となるのは柴崎だね。
守田として、相棒はそういうタイプの方がやりやすいだろ。
所属クラブでホサれてる柴崎だからこそ、アジア杯のような試合数の多い機会を利用して実戦勘を早く取り戻してほしい。

あと、もうひとつアイデアを言うなら、原口元気のボランチ起用もありなんだよね。
彼をセンターで守田と組ませる。
原口は左アウトサイドの選手じゃないかと言われるだろうが、そこには中島がいる。
かといって原口のジョーカー起用もスタミナからしてモッタイナイので、敢えてインサイドのスタメンで使うんだ。
ボランチ本職ではないが、運動量と守備意識とキープ力は十分。
相棒の守田は、相手に合わせるバランサータイプなので意外にイケると思う。
実際、原口はハリル時代にボランチを一回やっており、3列目からドリブルで球を前に持ち上がっていくスタイルはなかなか斬新だったよ。

しかしボランチは、サイドバックとのバランスがある。
ベネズエラ戦は、左SB佐々木、右SB宏樹という大柄な二人。
一方キルギス戦は、左SB山中、右SB室屋という小柄な二人。
それに呼応してか、ベネズエラ戦のボランチは柴崎+遠藤航というタテ関係、キルギス戦は三竿+守田というヨコ関係のボランチ機能だったワケよ。

@4人のラインで守る型(ベネズエラ戦)

・・←柴崎→
・・・・←遠藤航→
→佐々木-吉田-冨安-宏樹←

A4人のBOXで守る型(キルギス戦)

山中↑・・・・・・・↑室屋
・・・守田\/三竿
・←槙野→・・←三浦→

私は、意外と@がありだと思うんだ。
↑に書いた柴崎、もしくは原口、もしくは大島にしてもそうなんだけど、守備専ではないMFをひとりボランチに置く場合、@で守る方がバランス良いでしょ。
たまたまだが、先月から長友が肺気腫で戦線離脱。
その代替として、今回のキリンチャレンジでは佐々木と山中という全くタイプの違う左SBがふたり試されたのね。
それに合わせて2ボランチも、柴崎+遠藤航、三竿+守田、つまり攻+守、守+守という二種類の組み合わせを試したワケよ。

私は↑に書いた通り、原口のボランチ起用を妄想するほど、ボランチには攻撃のキーマンをひとり置きたいんだわ。
そのパターン、たとえば左SBが長友なら

↑長友↑・↑柴崎↑
・・・←守田→
・←吉田←冨安←宏樹

こうなるワケでしょ?
これだと、やや守備の駒が足りない。
だから、私なら左SBを佐々木、ボランチを原口にして

↑\原口\↑
・・・・←守田→
佐々木-吉田-冨安-宏樹

これでバランスをとりますよ。

でも佐々木ってイマイチだったじゃん?と思う人もいるだろうが、別に私も佐々木をベストと思ってるワケじゃなく、要は左サイドで高さも含めた守備をできる人材が欲しいんだわ。

あぁ、そうだ。
下の世代を見ると、左利きの守備人材が結構いるよね。
柏の中山、鹿島の町田、湘南の杉岡などなど。
現在29歳の佐々木にあまり先がないと見るなら、これらの若手に期待してみるのも悪くない。
たとえば、こうだ。

・・・・大迫
中島・・南野・・堂安
・・原口・・守田
中山・冨安-吉田・宏樹
・・・・シュミット

敢えて、U21代表のCBコンビを最終ライン左側に配置。
左端には、左利きの選手を置いておきたいんだ。
中山はCBのみならずボランチやSBもこなせる器用な選手で、たとえば↑の布陣で原口が中盤底からドリブルで球を持ち上がった際、

→中島→大迫→
\↑原口\南野・堂安
/↑中山・守田・宏樹↓
//←冨安←吉田//
・・・・シュミット

こうやって中山が中盤底を埋める。
これが、長友不在でも日本が攻撃で左サイドを制圧するひとつの方法論で、なおかつ守備リスクを最小限に抑える方法論だよ。

こういう原口ボランチという奇抜なアイデアを出せるようになったのは、やはり守田、遠藤航、三竿のように、守備ができてパスセンスもある選手が出てきたからさ。
なおかつ、三浦、冨安のようにパスセンスある最終ラインの人材が出てきたからさ。
今の森保サッカーは絶対的司令塔となるレジスタがスルーパスを繰り出すスタイルではなく、もっと鳥カゴ的に足下パスを連鎖させていくスタイルで、つまり起点は必ずしもボランチである必要はないということ。
だから、最終ラインの司令塔的役割は昔よりも上がってきている。
あ、もちろんボランチはバランサーとして重要ポジションだけどね。
でもって、守田や遠藤や三竿は正確な散らしができて、昔なら「ボランチを守備専にすると組み立てができない」が常識だったのを完全に覆している。
これは相棒が攻撃的な駒であることを許容し、なおかつ相棒が必ずしもレジスタではなくとも許容できるワケよ。
ならば原口のインサイド起用、ありじゃない?
2018/11/23(金)9:38

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