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過去ログ558 2018/9/6 9:56

☆関西人
韓国A
続きね。

日本と韓国の仲の悪さは今に始まった話じゃないが、実はシンプルに犬猿の仲というワケではない。
もっと、複雑である。

たとえば、白村江の戦い。
あれは、日本+百済の連合軍vs唐+新羅の連合軍という戦いだった。
日本は、百済を助ける為に唐や新羅と戦ったんだ。
つまり、日本は百済と仲が良かったワケよ。
新羅とは悪かったけど。
百済と新羅は、今の韓国を東西に二分した形の国である。
高句麗は、今でいう北朝鮮。
この半島の三国時代、最後に半島を統一したのが仮に百済だったら、日本にとって一番良かったんだけどね。
でも悲しいかな、最終的に半島の勝者になったのは、よりによって日本とは一番仲が悪い新羅だったんだ…。
これが、日本と韓国がその後長きに渡ってギクシャクすることになったルーツ、全ての発端。

ひとつ、分かっておくべきことがある。
百済と仲良くて新羅と仲悪いのは、あくまで畿内のヤマト王権だったワケよ。
考古学の近年の発見によると、明らかに九州では新羅と深く交流してた形跡があるという。
推測するに、日本は一枚岩じゃなかったワケね。
親百済のヤマト王権とはまた別に、九州に親新羅の勢力があった、と見るべきだろう。

皆さんは、神功皇后って知ってる?
応神天皇の母で、古代日本のジャンヌダルクみたいな女性である。
私は、この人が好きでね〜。
古事記・日本書紀に出てくる登場人物の中では、一番好きかも。
で、この人は家系図を調べると、なぜか新羅の王家の末裔なのよ。
で、この人は旦那の仲哀天皇と九州へ熊襲征伐に行った際、仲哀天皇が物凄く不自然な謎の死を遂げるんだ。
「ふと気づくと死んでいた」みたいな感じ。
で、神功皇后はそれに動揺することなく、なぜか唐突に神の御告げとやらで朝鮮半島に出航する。
これが有名な「三韓征伐」なんだが、征伐と言っても半島で軍事力を行使したワケでなく、何やら交渉をして凱旋帰国したんです。

このへんのクダリ、あまりにも怪しすぎて逆にワクワクするわ(笑)。
だって、新羅王家の末裔である神功皇后が親新羅の勢力がある九州に行って、そこで一緒にいた天皇が謎の死を遂げて、そのすぐ後に皇后は朝鮮半島に行くって、どう考えても動きが怪しすぎるでしょ(笑)。
しかも、朝鮮から帰国してすぐに彼女は子供を産むんだが、その妊娠期間は驚いたことに15ヶ月!
計算が合わないから、15ヶ月妊娠したことにしたんでしょ。
これ、どう考えても仲哀天皇の子じゃないわ(笑)。
その生まれた子が、後の応神天皇なんだけど…。
やがて、皇后はその幼い応神を連れて九州からヤマトに戻るんだが、するとヤマトにいる仲哀天皇の息子たち(応神にとっては異母兄)は皇后一行が畿内に入るのを拒否し、武力攻撃を仕掛けてきた。
そりゃそうだろう。
誰だって流れ的に神功皇后が天皇を殺したと思うし、しかも彼女は天皇の死後すぐヤマトに戻ることなく、なぜか朝鮮半島にまで行ってて、しかも誰の子かも分からない幼児を連れて「仲哀天皇の子だ」とか言ってるんだから、こんな怪しい女をヤマト側がすんなりと受け入れるはずがないでしょ。
でも、神功皇后はそのヤマトの皇子たちとの戦争に勝利し、橿原に拠点を構え、そこから応神天皇の王朝が始まったワケよ。

一部学説では応神天皇こそ「実在する最古の天皇」とされていて、応神天皇=神武天皇では?と言う人たちもいる。
要するに、神功皇后が応神天皇を連れて九州からヤマトに戻るクダリが、初代神武天皇の東遷伝説の元ネタってことね。
古事記・日本書紀の作者が敢えて応神天皇を初代としなかったのは、上記の通り、あまりにも怪しすぎるからかと。
神功皇后の動きは、どう見ても陰謀による権力簒奪だし。
なんか、半島が一枚噛んでそうだし。
私は、もともと日本の古代史って、百済vs新羅の代理戦争っぽいニュアンスがあったと思うんだわ。
鉄の原料や製造技術を朝鮮半島に頼ってたという古代の日本は、百済派と新羅派に分かれてたことは想像に難くない。
幕末でも徳川のバックにはフランスがいて、薩長のバックにはイギリスがいたワケで、それと似た構図は古代の日本にもあったと思う。

で、半島では今なお、新羅vs百済の確執があるみたいだよ。
慶尚道vs全羅道って、聞いたことない?
旧百済の全羅道は、地域として差別され、いまだ虐げられてるらしい。
かつて日本と手を組み、新羅を攻めたからかもしれん。
さすが「恨」文化の国。
千数百年、そんなことで差別を続けてるのか?
一方、韓国では旧新羅の慶尚道はいまだ妙に強い地域みたいで、サムスン、ヒュンダイなど財閥の天竜人たちはこの慶尚道出身者が多く、大統領も歴代12人のうち半数以上が慶尚道出身だという。
ひょっとして韓国は、いまだ新羅中心の国なのか?

で、今年のACLでは慶尚道を代表する蔚山現代と、全羅道を代表する全北現代が出てたワケで、結果をいうと蔚山がベスト16で散り、対して全北は韓国勢で唯一のベスト8進出。
百済、頑張ってるじゃねーか。
対する日本勢では、鹿島がベスト8に残っている。
鹿島の躍進は、全北からクォンスンテという優れたGKを頂戴したことが大きかったと思う。
日韓は仲悪いとか言うけど、案外JクラブはKのお世話になってるワケです。
2018/9/6(木)9:56

☆関西人
韓国
先日、アジア大会で韓国U23が優勝したんだが、聞けばvs日本の決勝戦、韓国でのテレビ視聴率は57%を記録したんだってね。
凄いな。
日本では地上波中継しないほど、サッカーファン以外には完全無視された大会だったのに…。

この日本と韓国との熱の差は何なんだろう?
やはり、あっちの人たちは対日本というだけで特別なんでしょ。
過去の歴史には日韓併合の屈辱とか色々あったワケで、いわば日韓戦というのは彼らにとっての「鬼退治」。
そこには、悪を倒すカタルシスがある。
「別に俺たちは鬼じゃないぞ」と言ったところで、鬼かどうかを決めるのは我々じゃなく、彼らである。
今なお彼らにとっての日韓戦は、鬼に鉄槌を食らわす、晴れの舞台なんだと思う。

まぁ今さらだし、それはイイとしよう。
あと、もうひとつ大事なこと。
実は今回のアジア大会が韓国でやたら注目されたのは、国民的英雄・ソンフンミンにとって、今大会が兵役免除のラストチャンスだったというんだ。
韓国人男子には全てに兵役の義務があるけど、アスリートについてはアジア大会で金メダルを獲った選手(五輪では銅メダル以上でOK)には特別措置として、兵役免除があるらしい。
そしてこれには年齢制限があり、28歳までにメダルを獲らなきゃならない、とのこと。
ちなみにソンフンミンは今26歳、もう時間がなかった。

何でアジア大会ごときにソンフンミンが出てるのかと思ったら、そういう事情だったのね。
もし韓国が優勝できず、ソンフンミンが兵役を免れなければ、彼は一般人と同じく2年間も軍に行き、サッカーをできなくなるのか?
一応の救済措置として、Kリーグの軍クラブに入団すれば兵役と同等に扱われるらしいんだが、少なくともプレミアリーグを離れることは避けられない。
年齢的には今がまさにキャリアのピーク時期、そんな残酷な話はないよな…。

つくづく、この大会は韓国が優勝して良かった。
いや、これは負け惜しみで言ってるワケじゃなく、少なくとも日本の場合、森保さんは大会のノルマをベスト4と言ってたワケよ。
ノルマがベスト4のチームが、死んでも優勝しなくてはならないチームを下して優勝なんかしようもんなら、それこそ日本は「鬼」だわ(笑)。
いやいや、そういう鬼になってみたい衝動には駆られるけどさ…。

それにしても、変な話だと思わない?
我々は、韓国がクリーンな国でないことを知ってるし、賄賂とか裏取引とか常に横行してることも知ってるワケよ。
そんな国が、ソンフンミンのような国民的英雄の兵役免除に、
「たとえスーパースターでも金メダル獲得しなければダメ」
という実にフェアな原則論を持ち出してるって、なんか不思議だな〜と思ってさ。
だって、あっちでは財閥の御曹司あたりが普通に兵役免除されてるらしいじゃん。
ソンフンミンって、財閥の御曹司にも匹敵するクラスじゃないの?
まぁ、彼はスーパースターとはいえ、出自は庶民、天竜人ではないということなんだろう。
一方で財閥の御曹司は、天竜人である。
いまだ韓国って、そういう社会構造さ。

日本だって似たようなもんじゃない?と言われるかもしれんが、確かに日本も階級社会には違いない。
ただ、日本の場合まだマシなのが、その階級社会の頂点、天竜人のトップオブトップが天皇陛下という公人なワケよ。
そしてその天皇陛下は、絶対にダーティなことしないし、私利私欲にも走らない、歴代そういう帝王学を叩き込まれてきた聖なる天竜人である。
対して、韓国の天竜人はマジで醜いというか、明らかな俗物だ。
この差は、結構デカイと思う。
佳子様なんて、間違ってもナッツにイチャモンつけて飛行機をリターンさせたりしないよ。

韓国の人たちもさ、サッカーの日韓戦を仮想鬼退治としてウサを晴らしてるヒマがあるんなら、まずは自分の国の上層にいる鬼たちを退治する方が先なんじゃないの?
でもって、兵役の見直し、そろそろした方がイイんじゃないの?
2018/9/4(火)22:51

☆関西人
森保ジャパンの最大派閥
森保ジャパンを語るにおいて、欠かせないのが手倉森ジャパンの存在だと思う。
今回のA代表召集メンバーを見てると、リオ五輪世代がまぁ多いこと!
中島、浅野、南野、大島、遠藤航、室屋、植田など本大会出場メンバーから7人。
本大会メンバー枠は18名で、オーバーエイジ3名を引くと15名だから、そのうちから約半数の7名がA代表に入ったというのは多い方だろう。
さらに本大会に漏れたメンバーの中からも三浦、三竿、伊東純が入っていて、リオ世代からは合計で10名。
なんと、召集23名のうちの43%が手倉森ジャパン経験者である。

これは、協会が手倉森さんをコーチとしてA代表に残さなかったのも納得だよ。
もし残してれば、チームの最大派閥になるのが手倉森さんの元教え子たちだ。
それで手倉森さんが監督なら別にイイんだけど、立場は森保さんを補佐するコーチである。
これではチームの掌握が【監督<コーチ】になり、組織の構造がイビツになる可能性もある。
またメンバーが手倉森派(リオ五輪組)と森保派(広島組+東京五輪組)に色分けされたりして、さらにそれを面白おかしくメディアが煽って、という流れは好ましくないよね。
うん、協会が決断した森保さんの一頭体制に、ようやく納得ができた。

さて、ここまで手倉森ジャパンメンバーがA代表に召集されるというなら、我々はあの時の五輪そのものを少し振り返ってみる必要があるんじゃないだろうか。
皆さんは、手倉森ジャパンがどんなチームだったか覚えてる?
2年も前の話だから、私は結構記憶が薄れてます。
ただ、そんな悪い印象はない。
グループリーグ敗退したとはいえ、コロンビア、ナイジェリア、スウェーデンと同組で1勝1敗1分けの勝ち点4。
先の西野ジャパンもグループリーグは1勝1敗1分けの勝ち点4だったことを踏まえれば、手倉森ジャパンはまずまず、といったところじゃないだろうか。

この世代、あまり期待してなかった人が多いと思う。
たとえば、このチームでI番を背負っていた中島翔哉。
今はともかくとしても、当時の中島はJリーグで微妙な評価の選手だった。
こんなのがエースじゃ攻撃はあまり期待できないよな、と。
ロンドンは清武、北京は本田や香川、アテネは松井や大久保、シドニーは中田英や俊輔、そういう歴代と比較しても中島は小粒に見えたもんですよ。

一方、期待されていたのは守備だった。
特にセンターバックには大型の逸材が揃っており、岩波が頭ひとつ抜けて将来を嘱望されてた気がする。
彼以外にも植田、奈良、三浦、中谷らがいて、今Jで活躍している三浦や中谷ですら最終メンバー入りはできなかった(奈良は骨折で落選)。
守備的MFでは遠藤航や井手口や三竿や橋本拳らがいて、三竿や橋本は最終メンバー入りできなかった。
それほどに、守備の人材の層は厚い世代だったということだ。

ならば、手倉森ジャパンは堅守のチームだったのか?
ところが、リオ五輪では3試合で累計7失点。
これは、五輪日本代表歴代ワースト記録タイである。
期待されていた守備は、さほど世界に通用しなかったんだ。

リオ五輪では、↓のようなスタメンだった。

【ナイジェリア戦】4-5負け
・・・・興梠
中島・・・・・・南野
・・大島・・原川
・・・・遠藤
藤春-植田・塩谷-室屋
・・・・櫛引

【コロンビア戦】1-1引き分け
・・興梠・・浅野
中島・・・・・・矢島
・・井手口・遠藤
藤春-植田・塩谷-室屋
・・・・中村

【スウェーデン戦】1-0勝ち
・・興梠・・浅野
中島・・・・・・南野
・・大島・・遠藤
亀川-植田・塩谷-室屋
・・・・中村

本来この世代の自慢だった最終ラインに、いくら予期せぬ怪我などが相次いだとはいえ、本大会はオーバーエイジを2人もそこに使ってしまったという迷走…。
世代のDFリーダーだった岩波は、結局1回も先発しなかったワケよ。

一方、得点の方は3試合で累計7得点。
これは、驚いたことに五輪日本代表歴代トップの記録である。
なぜか、多くの人が期待してなかった攻撃の方が世界に通用してしまった、という事実。
そうそう、攻撃陣では久保がクラブ事情で召集できなかったんだよね。
もし久保を召集できていたら、おそらく彼が先発に入っていたと思われるワケで、ならば誰が代わりに先発から外れていたと思う?
これは大会後、実は手倉森さんがあっさりカミングアウトしていて、構想として外れるのはI番・中島だった、という衝撃の事実があるのよ。

その手倉森構想というのは、↓の通り。

【433】
・・・・興梠
南野・・・・・・久保
・・大島・・矢島
・・・・遠藤
藤春-植田・塩谷-室屋
・・・・中村

【442】
・・興梠・・久保
南野・・・・・・矢島
・・大島・・遠藤
藤春-植田・塩谷-室屋
・・・・中村

【4231】
・・・・興梠
南野・・久保・・矢島
・・大島・・遠藤
藤春-植田・塩谷-室屋
・・・・中村

そう、久保が試合中に次々とポジションを変え(センターFW⇔右ウィング⇔トップ下)、それによりメンバーをひとりも代えることなく、試合途中にフォーメーションを433⇔442⇔4231とトランスフォームしていく「可変システム 」の構想だったというんだ。
そのシステムで最大のキーマンとなるはずだった久保を召集できなかったんだから、これは実に無念な話、手倉森さんも泣くに泣けなかっただろう。

それにしても、まるで森保さんに倣うようにして、2016年(その前年に森保さんの広島は3度目のリーグ優勝)に可変システムを構想してた手倉森さんがカワイイよね(笑)。
仮にこれが実現してたら、リオ五輪で手倉森ジャパンはグループリーグ突破できてただろうか?
案外、できてたかもよ。
そしてグループリーグ突破をできてりゃ、今頃A代表監督は森保さんじゃなく、手倉森さんだった可能性もあるんだ。
2018/9/2(日)20:25

☆関西人
森保スタイル
U21森保ジャパン、負けちゃいましたね。
まぁ、相手が悪かったわ。
ただでさえ韓国は強いのに、年齢はこっちがU21で向こうはU23、おまけにオーバーエイジ込みという完全な格上である。
それを相手に、延長戦にまで膠着したた1-2って、むしろよくやった方じゃないだろうか。

準決勝から、森保さんはスタメンを5人入れ替えた。
ぶっちゃけ、ベストメンバーではなかっただろう。
それでも善戦しちゃうあたり、やはり森保さんは「やりくり上手」なのかもしれない。
さすが、人材流出にかけては天下一品の広島をギリギリで回していただけのことはある。
こういうのを見てると、かなりB代表臭がする今回のA代表メンバーですら、意外と大丈夫かも、と思えてきたわ。

現代サッカーには、スピードが要求されている。
それは先のワールドカップを見ての通り、ムバッペみたいなのが大会の寵児になるワケです。
昔に比べても、ホントに攻守の切り替えが速い。
ドドド〜っと右に行ったと思ったら、次の瞬間にはドドド〜っと左へ。
こういう切り替えの速さは、ウチもワールドカップ決勝トーナメントでベルギーにやられたワケよ。
あれ、一瞬だったよね。

で、森保さんはA代表でもU代表でも召集したメンバーを見る限り、走れる選手、足の速い選手を呼んでいる。
つまり、本田圭佑はわざわざ代表引退宣言などせずとも、もともと召集されなかった可能性は高い(笑)。
そして、攻撃に特化してクローズアップされがちなスピードは、守備においてもかなり重要な要素である。
たとえばU21の前田大然など、その足の速さは守備でも効いていた(今回、怪我で決勝に出なかったのは残念…)。
思えば、浅野拓磨もそうだったな。
フォアチェックで距離を詰めるタイムが常人より明らかに速いので、敵ボールホルダーが焦る場面は数多くあった。
あと、自陣に戻るタイムも速いので、速攻を仕掛けられても離されず、追いつけるのが魅力である。
ある意味、彼ってハリルジャパンでは攻撃より守備の貢献の方がデカかったんじゃないの?
浅野のアウトサイド起用は攻撃面じゃ反対だが、守備面ではむしろ私は賛成である。

今、日本には足の速い選手が結構いる。
浅野拓磨、前田大然、伊東純也、永井謙佑など。
このへんは、みんな50m5秒台らしい。
海外では、武藤や植田もかなり速いね。
長友や内田も、今はどうか分からないけど、かつては50m5秒台と言われていた。
やっぱ足の速い選手って、その足を守備に活かせるんだな。
誰よりも速い戻りができるから。

基本、私は日本サッカーってスピードで守るべきだと思う。
デュエル、一対一を制する屈強なストロングスタイルには憧れるにせよ、それはウチの得意なスタイルじゃない。
ウチは、猛スピードで戻って急いでブロックを作る、そういう泥臭いやり方が身の丈に合ってるし、そういうやり方をやる以上は、どうしても足の速い選手が多い方がイイよね。
特に、アウトサイド。

という考え方が、森保スタイルの基本じゃないだろうか。
森保スタイルはU21を見ての通り、まずは守備から、である。
2018/9/2(日)1:26

☆関西人
A代表森保ジャパンA
続きね。

↓に山口は大丈夫か?みたいなことを書いたんだが、大丈夫だという見方は根強くあるみたいなのね。
というのも、これは先行しているU21代表の方の話として、試合を見ると3バック⇔4バックを選手主導で臨機応変に使い分けるようなことはしてないから。
つまり、ボランチ(フォアリベロ)が中盤に入ったり最終ラインに入ったりして、フォーメーションのスイッチを切り替えるようなことはあまりしてない。
ウィングバックがウィング化して5枚の前線で攻める局面はあっても、それは広島で見せた415という形ではなく、どうやら325という形になってるらしい。
要するに、3バック⇔4バックのトランスフォームではなく、あくまで3バック+2ボランチを維持したまま前線に人数をかけるという戦術なんだってさ。

これは、過渡期だからやむを得ずにそうしてるのか、それとも森保式の新基軸なのかは分からない。
どちらかというと、前者の意味合いが強いんじゃないだろうか。
広島の3バック⇔4バックはボランチに森崎和幸がいたからできた戦術で、森崎みたいな選手はどこにでもいるワケじゃない。
あとひとつ付け加えると、この可変フォーメーションシステムの原作者はペトロビッチということになってるけど、それは間違いではないにせよ、正しくはペトロと森崎の合作だという。
特にフォアリベロの裁量で最終ラインの枚数調整をしていくようなやり方は、どちらかというとペトロでなく原作者は森崎とのことだ。
だとすりゃ、森崎の衰えから急に広島が勝てなくなった流れも納得できる話だし、こうした突出した個に依存したシステムは両刃の剣である。

で、森保さんは広島時代の晩年、急に勝てなくなったことのトラウマは必ずあるはずなのよ。
戦術勘に長けたフォアリベロに過剰依存したシステムは、その選手が欠けると機能が著しく劣化する。
戦術浸透ができていた広島の中ですら、森崎の代替を見つけられなかった現実。
ましてや寄せ集めの代表の中で、森崎の代替を見つけるなど一層至難の業である。

ということで森保ジャパンの2ボランチは、割とスタンダードな機能でやること考えられる。
主にゲームメイクをするボランチと、主に潰しにいくボランチ。
今回のメンバーなら、前者が大島や青山で、後者が山口や三竿、あるいは遠藤航あたり。
そしてスタンダードな2ボランチ組成になるなら、つまり仮想森崎を要求されない2ボランチ組成になるなら、ダイナモの山口は十分に働けるだろうし、またファーストチョイスになるかもしれない。

さて、一方で根強く不安はある。
3バックのままで5TOPに移行する325という頭でっかちのフォーメーションは、逆襲の速攻を食らった時に破綻しないか、ということだわ。
蘇る、ワールドカップのベルギー戦のアディショナルタイム。
あの時、山口は自陣で棒立ちだったよね(笑)。
まずはディレイ、そしてリトリートが基本。
ならばウィングバックが自陣に戻る時間を稼ぐべく、2ボランチが敵襲の防波堤になるしかない。
山口は、棒立ちなんかしてる場合じゃないよ。

同時に、3バックは3枚で4枚分の守備をしなきゃならないシチュエーションがあり得るワケで、カギを握るのは真ん中よりむしろアウトサイドの2人だろう。
そこには、半CB、半SBのポリバレントなタスクが要求される。
となると、左は槙野や佐々木、右なら遠藤航あたりがベストかもしれないね。

そしてウィングバック。
とにかく、必死に戻ってこい。
この戦術のリスクヘッジをするには、攻める時は5TOPというけど、そんな両ウィングバックが揃って前線に上がるのではなく、せめて片方はやや引き気味でいる方がイイんじゃないかな?
変に色気を出しすぎず、車屋、室屋、そのへんのSB型の選手をせめてひとりはフォーメーションに組み込んでおく必要があると思う。
2018/9/1(土)11:05

☆関西人
A代表森保ジャパン
森保ジャパン、A代表の方のメンバーが発表された。
A代表というか、B代表?
西野ジャパンの欧州組主力はほとんど召集されず、今まで当落線上だった若手を多く呼んでいる。
テストの意味合いが強いのか、あるいは2022年から逆算したチーム作りなのか?

・・・・小林
・・中島・・浅野
堂安・・・・・・室屋
・・三竿・・青山
・槙野・三浦・遠藤
・・・・東口

・・・・杉本
・・伊藤・・南野
車屋・・・・・・伊東
・・山口・・大島
佐々木・冨安・植田
・・・・権田

今回のメンバーを森保式フォーメーションに当てはめるなら、こんな感じ?

堂安は左じゃなくて右だろ、と思うかもしれんが、仮に彼を右にすると、堂安、伊東、室屋など、右に3人も集まるのはバランスが悪い。
もちろん室屋を左に回すという手もあるけど、一応は堂安の方がレフティだからね。
そして左は左で、車屋、佐々木、そして槙野も含め、なぜかこのサイドはセンターバックとサイドバックの両方をできる、ポリバレントな選手が3人揃っている。
仮に左がそういうコンセプトなら、敢えてひとり、堂安のような飛び道具を入れておいた方がイイ気がする。

青山と佐々木は、森保戦術の講師的役割を果たすだろう。
特に2ボランチ+3バックの5人はトランスフォームが難しいので、戦術理解度が低いと話にならない。
まず槙野、遠藤航はぺトロの教え子なので多分大丈夫。
問題は、植田、三浦、冨安、山口蛍、大島、三竿、そのへんの選手がちゃんとできるかどうか。
しばらくは、青山を先発させてコーチングしてもらうのが無難だね。
山口蛍あたり、森崎や阿部とは持ち味の異なるタイプゆえ、不安ではあるけど。

初期段階としては両翼をイケイケにせず、左がイケイケなら右を堅く、右がイケイケなら左を堅く、という風にリスクヘッジした機能にすると思う。
少なくとも最初のうちはそうしないと、守備が破綻しそうだし。
後ろが慣れてきて3バック⇔4バックをスムーズにトランスフォームできるようになれば、右が伊東、左が堂安というように超攻撃的な試みも可となる。
あるいは、中島、伊藤、南野、浅野あたりをウィングバックに回すことも可。

前線では、使い勝手が良さそうなのが小林悠だな。
この人はベテランで戦術理解度が高く、1TOPもシャドーもこなせる分、杉本より戦術的布陣に対応しやすいと思う。
周りがリオ組や東京組など若手ばかりの為、彼には前線リーダーの役割が求められるだろう。
じゃ杉本には何が求められるかというと、希少性である。
前線で唯一の圧倒的な高さ、強さ。
森保さんは佐藤寿人を重用してたがゆえ、そこはファーストチョイスじゃないと思うけど(笑)。

まぁ総じて、最初からうまくはいかないだろう。
特殊な戦術ゆえ、最初のうちはグダグダになるのは目に見えている。
初戦から負けるかもしれない。
しかし、大目に見てあげて下さい。
明らかに、このチームは勝つことを最優先に召集してるワケじゃなさそうだから。
ワールドカップで見られなかった、中島や堂安を見られるだけでも協会の大サービスですよ。

背番号Iは、やっぱ中島だろうね。
2018/8/31(金)9:28

☆若葉
日本代表五輪世代
(1953〜1956)世代
ーーーー松浦
ー西野ーーーー碓井
ーー前田秀 清水秀

ーーーー田中孝

山野ー岡田加藤久ー須藤

ーーーー田口

監督
西野 3大タイトル全制覇 ACL優勝
↑アトランタ五輪マイアミの奇跡
ロシアW杯ベスト16 サランスクの奇跡
岡田 フランスW杯初出場 ジョホールバルの歓喜
↑南アフリカW杯ベスト16 (開催国以外初) J1連覇

(1957〜1960)世代
ーーーー原博実
ー金田ーーーー水沼貴

ーラモス瑠偉ーー木村和

ーーーー西村

田中ー金子山本昌ー松木

ーーーー森下

帰化 ラモス瑠偉(ブラジル)

監督
山本昌邦 アテネ五輪
関塚 ロンドン五輪
松木 Jリーグ優勝

(1961〜1964)世代
ーーー柱谷ー永島

ーー戸塚ーーー反町

ーーー吉田ー風間

都並ー柱谷宮澤ミシェルー勝矢

ーーーーー松永

帰化 宮澤ミシェル(フランス)

監督
反町 北京五輪

(1965〜1968)世代
ーーーーー中山
ーーカズーーー長谷川

ーー 掘 ーーー北澤

ーーーーー森保

平川ーー井原大野ーー堀池

ーーーー小島伸
↑上記世代に
マリノスGK松永 SB勝矢 ヤマハのMF吉田
ヴェルディCB柱谷10番ラモスでドーハの悲劇

監督
森保 J1優勝3回
↑日本代表監督 兼東京五輪監督
長谷川 3冠 FC東京監督
石井 3大タイトル全制覇 大宮監督
掘 ACL優勝
手倉森 リオ五輪

バルセロナ世代(1969〜1972)

ーーー森島ー呂比須

ーーーー藤田俊
相馬ーーーーーー名良橋
ーーー名波ー山口素

ーー秋田ー大岩ー小村

ーーーーー下川
↑上記バルセロナ世代に
GK川口 CB井原 OH中田英 FW中山で
フランスW杯日本代表W杯初得点

帰化
呂比須ワグナー(ブラジル)

アトランタ世代(1973〜1976) 西野

ーー久保竜ー鈴木隆

ーーーー前園真

三浦淳ーーーーー奥大介

ーー服部年ー福西崇

ー鈴木秀 田中誠 森岡隆

ーーーー川口
ーーーー(楢崎)

↑上記アトランタ世代に
CB飛び級 松田直樹
RWBに遠藤保仁の実兄、遠藤彰弘
LWB路木龍次DHに伊東輝悦
OH飛び級 中田英寿
1TOP城彰二でマイアミの奇跡

監督
鬼木 J1優勝 川崎監督

シドニー世代(1977〜1980) トルシエ

ーーー高原ーー柳沢

ーーーーー中田英

小野ーーーーーーーーーー市川
ーーーー戸田ー稲本

ー中田浩ー宮本ー松田直

ーーーーー曽ヶ端
↑上記シドニー世代に
GK楢崎 FW鈴木隆行で
日韓W杯ベスト16(開催国シード)

ーーー高原ーー玉田

ーーーーー俊輔
三都主ーー(憲剛)ーーー加地
ーー遠藤保ーー中田英
ーーーーーーー(小笠原)
ーーー中澤 宮本 坪井
ーーーーー曽ヶ端
↑上記シドニー世代に
GK川口RWB駒野DH福西で
ドイツW杯日本代表

帰化 三都主アレサンドロ(ブラジル)

アテネ世代(1981〜1984) 山本

ーーーーー前田

ー大久保ーーーー松井

ーーー今野ー長谷部

ーーーーー阿部

徳永ー闘莉王岩政ー駒野

ーーーーー川島
ーーーー(林卓)
↑上記アテネ世代に
CB中澤 1TOPに本田LSB長友DH遠藤で
南アフリカW杯ベスト16(開催国以外初)

帰化 田中マルクス闘莉王(ブラジル)

北京世代(1985〜1988) 反町

ーーーーー興梠
ーーーーー(都倉)
ーー乾ーー本田ーー岡崎
ーー(倉田)ー(家長)ー(小林悠)
ーーーー青山 萩
ーーーー(細貝)(柏木)
長友ーー槙野 吉田ー内田
(太田)(森重)(塩谷)( 西 )
ーーーーー東口
ーーーー(西川)
↑上記北京世代に
GK川島CB森重DH長谷部 山口LSH香川 CF大迫で
ブラジルW杯日本代表

帰化 ハーフナーマイク(オランダ)

ロンドン世代(1989〜1992) 関塚

ーーーーーー大迫
ーーーーーー(杉本)
ーーーーーー(川又)
ーーーーーー(永井)
ーー宇佐美ー香川ー原口
ーー(齋藤)ー(清武)ー(武藤)
ーー(江坂)ー(森岡)ー(金崎)
ーー(宮市)ー(柿谷)ー(大前)
ーーーーー柴崎ー山口
ーーー(小林祐)(稲垣)
ーーーー(三田)(米本)
佐々木ーー昌子 鈴木大ー酒井宏
(丸橋)ー(丸山)(谷口)ー(金井)
(吉田豊)(福森)(野上)ー(和田)
(酒井高)ーー権田ーーー(高橋峻)
ーーーー(シュミットダニエル)
↑上記ロンドン世代に
オーバーエージ徳永と吉田 DH扇原
LSH大津 OH東 RSH清武CF永井で
ロンドン五輪4位

↑上記ロンドン世代に
GK川島 CB吉田 LSB長友DH長谷部 LSH乾で
ロシアW杯日本代表ベスト16

ハーフ
酒井高徳(ドイツ)
シュミットダニエル(アメリカ)

リオ世代(1993〜1996) 手倉森

ーーーー鈴木優磨
ー中島ー(オナイウ阿道)ー久保裕
(南野)ー(北川航也)ー(浅野)
(豊川)ー(鈴木武蔵)ー(伊東)
(関根)ーーーーーー(西村)
(金子)ーーーーーー(奥川)
車屋ーーーーーーーー室屋
(山中)ー大島 遠藤航ー(松原健)
(松原后)(井手口)(三竿)(小池龍)
(安西)ー(守田)(橋本)ー(伊東幸)
(小川諒)ーーーーー(ファンウェルメスケルケン際)
ーーー三浦 奈良 植田
ーー(岩波)(進藤)(中谷)
ーーーーー中村
ーーーーー(櫛引)

ハーフ
オナイウ阿道(ナイジェリア)
鈴木武蔵(ジャマイカ)
ファンウェルメスケルケン際(オランダ)

東京世代(1997〜2000) 森保

ーーーーー小川
ーー伊藤逹(上田)堂安
ーー(三好)ー(平戸太貴)
相馬勇紀ーーーーーー橋岡
(初瀬)ー板倉ー郷家ー(藤谷)
ーーー(杉岡)ー( 高 )
ーーー中山 冨安 立田
ーー(町田)(阿部)( 原 )
ーーーーー小島
ーーーーー( 谷 )

ハーフ
サイゴダード(イングランド)

パリ世代(2001〜2004)

ーーー斉藤ーー久保建

ーーー中井卓ーー西堂

ーーー岩本ーー山本

橋本ー馬場ーー西尾ー半田

ーーーー鈴木彩艷

ハーフ 鈴木彩艷(ガーナ)

全ての世代の日本人に期待しています。
Jリーグ開幕25周年
Jリーグ百年構想の理念のひとつ
日本のサッカー普及促進と水準向上
日本代表に期待しています。
2018/8/30(木)23:05

☆関西人
コンセプトA
続きね。

「中盤のサッカー」は少し昔の話、今後は「前線と最終ラインのサッカー」だ、ということを↓に書いた。
事実、森保さんは可変フォーメーションとして361から415という変換をよくやっており、5レーンに人数をかけて攻める、5レーンに人数をかけて守るというコンセプトの前では、中盤が最低限人数になるということも想定しなくてはならないのかもしれん。

で、私が何となくイメージしたのは、ブラジルの古典フォーメーションである424なのよ。

◯・・◯・・◯・・◯
・・・◯・・◯
◯・・◯・・◯・・◯

424は、後の442BOXの原型とされている。
4枚の前線と4枚の最終ラインとを繋ぐブリッジ、2枚の中盤。
この2枚の中盤が、後のドイスボランチの原型である。
このコンセプト自体は決して新しくなく、むしろ古いようだ。
ただブラジルではブリッジを2枚にしていたのに対し、森保さんのは1枚にしている(415)という違いはあるけど。
じゃ、なぜ1枚にするかというと、5レーンに駒を揃えるには前線4より前線5の方が良い、というロジックだと思う。
守備も同じで、5レーンにはDF4よりDF5の方が良いというロジック。
この前線5、最終ライン5をうまく両立させるには、361における中盤「6」のポリバレント性が重要になってくる。
あとは、可変のたびに生じる上下動の為のスタミナだな。

今後、求められる選手のニーズは以下のようになると思う。

●SBからサイドFWまでをこなせる両翼の上下動タイプ

●守備的MFと最終ラインDFの両方をこなせる大型屈強タイプ

●ひとりでゲームコントロールなど全般をできる万能ボランチ

●5レーンの攻撃、および守備を理解したマルチな選手

上記の戦術的な駒につけ加えて、ストライカー、ストッパーなどスペシャリストを組み合わせていく。
基本、森保ジャパンはそうなっていくだろう。

【基本形】
・・・・H
・・J・・・I
G・・・・・・・F
・・E・・・C
・B・・D・・A
・・・・@

【可変415】
G・・・H・・・F
・・J・・・I
B・・・E・・・A
・・D・・・C
・・・・@

【可変541】
・・・・H
J・・E・C・・I
G・B・D・A・F
・・・・@

HセンターFW
大迫、武藤、岡崎
(とりあえず西野ジャパンを踏襲)

Iシャドー
香川、久保、浅野
(間違いなく、久保や浅野はサイドよりシャドーの方が生きる)

Jシャドー
乾、宇佐美、中島
(宇佐美は微妙?ダメなら南野でもイイよ)

F右ウィングバック
原口、伊東純、堂安
(伊東や堂安にスタミナと守備力があるかが懸案事項)

G左ウィングバック
長友、車屋、松原后
(右がアレなので↑、左は多少SBっぽくしてみた)

Eレジスタ
柴崎、大島、小林祐
(ぜひ、小林にもチャンスを)

Cフォアリベロ
山口蛍、三竿、板倉
(長谷部の抜けた穴である)

Dセンターバック
吉田、昌子、冨安
(冨安の成長に期待)

A右サイドバック
酒井宏、遠藤航、植田
(ここはクライフ風に言うとセンターバックではなくサイドバック)

B左サイドバック
槙野、中山、杉岡
(中山や杉岡のような大型の左利きDFは希少なので抜擢)

@GK
西川、東口、中村
(森保式可変には、西川が一日の長あり)

じゃ、上記のメンバーをフォーメーションに当てはめてみるね。

・・・・大迫
・・乾・・・香川
長友・・・・・・原口
・・柴崎・・山口
・槙野・吉田・宏樹
・・・・西川

ここまでは良しとしよう。
問題は、ここから先の可変だ。

【361⇒415】
長友・・大迫・・原口
・・乾・・・香川
槙野・・柴崎・・宏樹
・・吉田・・山口
・・・・西川

見ての通り、山口蛍と吉田のコンビがゴール前を守ることになるのよ。
いや、森保さんはマジで山口の扱いを今後どうするんだろう?
2018/8/30(木)0:58

☆関西人
コンセプト
続きね。

↓に早川さんが20年近くも歴代の代表を傍で見続けてきた生き字引だと書いたが、これは早川さん個人レベルの話ではなく、ある程度は協会本体にもレポートのストックは蓄積されてると思うのね。
日本人の肉体的限界と、その克服の方法論について。

その克服の方法論を、日本は昔から試行錯誤している。
「日本人は肉体的に強度がないので、コンタクトを避ける為に素早く球を動かしていくべき」
これが原始のコンセプトで、日本のショートパス主体のサッカーの土台ともなっている。
でも、それは「逃げのボール回し」にも直結し、一時期は遅々として球が前に行かない悪癖を生んでしまった。
で、やっぱコンタクトは必要じゃない?と再考され、やがて単独では難しいので2〜3人で潰しにいく形に。
ところが、これが意外と難しい。
2〜3人で囲むとなると「ハメる作業」が必要になり、それには自陣でブロックを作り、そこで敵を迎えなきゃならないワケね。
それじゃ遅い!
と唱えたのがハリルで、彼は自陣でなく敵陣で敵を潰すコンセプトを訴えた。
極端にスピードが要される現代サッカーでは、自陣をベースにしていては遅いんだ、と。
じゃ、敵陣にブロックを作るのか?
理想はそうだが現実的ではないので、ハリルが訴えたのはデュエル、つまり一対一での敵陣アプローチ強化に動いたワケね。

で、ここで日本サッカーの原始コンセプトを思い出してくれ。
「日本人は肉体的に強度がないので、コンタクトを避ける為に素早く球を動かしてちくべき」
この一対一を避けるコンセプトって、ハリルが唱えるデュエルとは完全に真逆じゃん?
つまり約20年を経て、コンセプトは真逆に到達しちゃったワケよ。
さぁ、どうしたもんだか…。

で、現時点の到達点はどこかというと、森保さんである。
守る時は自陣に引いて5バックを形成し、攻める時は敵陣深くに5TOPを形成する。
基本フォーメーションは361と表記されるものの、その「6」の実態はほぼ偽の中盤で、各々がDFやFWに変換していく。
一対一の強度というフィジカルを求めるよりは、90分間攻守の切り替えでダッシュを繰り返せるだけのフィジカルを求めている感じだ。
マラソンランナーのように90分で十数キロを走りきるフィジカルより、スプリンターが短距離ダッシュを十数キロ分も繰り返すようなフィジカルを求める。
これが、今の協会がたどり着いた到達点さ。
正しい到達点かは、私には分からない。

私は、ハリルの見識は決して間違ってなかったと思う。
ロシア大会を見ても、間違いなく現代サッカーのトレンドはスピードである。
ムバッペが良い例だ。
協会も、そこは分かってると思う。
あとは、そこに日本人のフィジカルとどうツジツマを合わせるかという話で、どちらかというと今後は「中盤のサッカー」でなく、「前線と最終ラインのサッカー」に変換していくんじゃないだろうか。

今、アジア大会で前田大然というFWが話題になっている。
高橋ヒロシ先生の「クローズ」に出てきそうな不敵なツラ構えは、鈴蘭のトップを取りそうなオーラがある。
足が速く、50m走5秒8だそうだ。
これは浅野や永井にも匹敵する。
また単に足が速いだけでなく、そのスプリントを何度も繰り返せるスタミナも魅力である。
完成度からしてまだA代表の器ではないだろうが、今の協会が求めてるのはこういう人材なんだろうな、と思う。
2018/8/29(水)12:16

☆関西人
手倉森、森保
U21日本代表がサウジを破り、見事アジア大会ベスト4進出を決めました。
今のところ決して評価の高くない森保ジャパンだが、ギリギリのところで帳尻を合わせてくるのはさすがだわ。
ひとつ理解しておくべきなのは、このチームは決して世代のベストメンバーではないということ。
冨安も中山も堂安も小川も伊藤もいない。
でも、森保さんには慣れたもんだろう。
だって、毎年毎年主力が流出するような広島で常に帳尻合わせてきたんだから、こういうシチュエーションこそ彼の真骨頂かもしれん。
優勝しろとまでは言わんが、できれば決勝進出してもらいたい。
決勝は、対韓国になりそうだし。
いやいや、まだ韓国には勝てるほどの段階じゃないだろうなぁ…。

ところで話は変わるが、手倉森さんが協会との契約期間が満了となり、今月末で退任と聞いた。
てっきり私は、A代表と五輪代表の兼任で大変な森保さんを手倉森さんがフォローするんだとばかり思っていた。
森保さんが留守の時、手倉森さんが臨時監督をするとか。
でも、そうじゃないんだね。
多分、古巣の鹿島あたりがもう手倉森さんにツバをつけてるんだろう。
退任してからの彼は今年いっぱい「充電期間」らしいが、もし鹿島で大岩監督が不甲斐ないようならシーズン途中に電撃解任→新監督は手倉森さん、という流れになりそう。

手倉森さんが
「いつか(A代表監督として)力を貸してくれと言われるよう準備します」
と最後にコメントしたことからして、これは明らかに「円満」な退任だね。
協会からは、慰留もされただろう。
思えば、ハリルが空気を悪くしてた中にコーチとして入閣してくれた手倉森さんは協会にとって恩人とも言える。
さらに西野さんへの監督引き継ぎがスムーズにいった件も、コーチとして手倉森さんが残留してくれたことが大きいはずだ。
協会は、絶対感謝してると思う。
だからこそ、最後は手倉森さん自身の意思を尊重し、退任になったんじゃないだろうか。
森保ジャパンの副官よりも、どこかで一国一城の主になりたいと願うのは指導者として当然の思考だし。
おそらく彼は、協会と近い距離を保ちつつJリーグで働くという、城福さん的な立ち位置に今後なっていくんじゃないかな?

サッカー指導者としての手倉森さんは、割とオーソドックスなサッカーをするイメージがある。
質実剛健というか、骨太というか、なるほど鹿島出身という感じ。
どちらかというと、戦術をあれこれイジるタイプというよりは、モチベータータイプだろうね。
人心掌握タイプ。
優れた指導者に間違いはないんだが、ただ今回協会が手倉森さんでなく森保さんをチョイスしたのは、純粋に実績だろう。
やはり、森保さんのJ1優勝3回はデカイ。
手倉森さんは、J2で1回優勝、U23アジア選手権で1回優勝。
実績ないことはないんだが、A代表監督を任せるには少し足りない、ということか。
ならば、今後J1で頑張って実績作ってもらいましょう。

さて、協会は森保さんがダメだった時の保険カードをあっさり手離してしまった。
ということは、とにかく今は森保さんに頑張ってもらうしかないんだ。
このアジア大会、優勝できれば良い流れになるんだが、問題は惨敗した時である。
「まだ時間はあるし、今は惨敗も良い経験である」なんてオトナのリアクション、世間は絶対にとらないと思うので気をつけてほしい。
2018/8/28(火)13:15

☆関西人
ダイジェストA
続きね。

仮に現代人は、てっとり早くオイシイところだけを集める「まとめ」志向があるとして、ハリウッドあたりを見ててもそのマーケティングは明確なんだよ。
たとえば、マーベル映画の「アベンジャーズ」とか。
マーベルは、アイアンマン、キャプテンアメリカ、マイティソー、ハルク、スパイダーマンなど、スーパーヒーローをまとめて見せることで「お得感」を演出している。
最近ではDCコミックもそれに倣ってきて、スーパーマン、バットマン、ワンダーウーマンあたりを「ジャスティスリーグ」にまとめてきたり。
もはや、こういうのはトレンドみたい。

しかし意外と「アベンジャーズ」に絡んでこないのが、マーベルの人気作のひとつである「X-men」。
メインキャラであるウルヴァリンは、オリジナルシリーズの方で死んでしまいました…。

と思いきや、なぜかX-menの残党たちは「デッドプール」の方で合流、まとめられてきている。
今後マーベルは、「アベンジャーズ」のアクション軸と「デッドプール」のコメディ軸の2軸でいくのかも。

で、今回はマイナーな方の「デッドプール」について少し書いておきたい。
大メジャーの「アベンジャーズ」に対し、「デッドプール」はR指定だから興行的に不利なんだが、しかしさすがはマーベル、本作でR指定興行記録の更新をしたらしい。
今マーベル系で一番面白いのは、この「デッドプール」と「ガーディアンズオブギャラクシー」だと個人的には思う。

「デッドプール」は、完全にマーベルのおふざけ路線。
本家ではやれないことを好き放題やっている。
主演のライアンレイノルズは劇中でマーベル批判を徹底的にしてるし、ネタも楽屋落ちが満載。
彼は主演だけでなくプロデューサーも兼ねてるから、やりたいこと好き放題やってるんだろう。
また、レイノルズの人脈か、こんなR指定映画にしては友情出演が異常に豪華である。

ブラッドピット、ヒュージャックマン、マットデイモンなど。
ヘタすりゃ、「アベンジャーズ」の豪華さに負けてないかも。
日本からは忽那汐里が出演。

中でも、私が一番笑ったのはブラッドピットだった。
これは劇中、主人公がミュータントを何名か集めて即席にヒーローチームを作るんだが、その中のひとりがブラピなのね。
ただ、そのヒーローチームは目的地に飛行機からパラシュート降下をする際、うまく着地できずにクルマに牽かれたり、ヘリのプロペラに巻き込まれたり、電線に引っ掛かって感電したり、ゴミ収集車の圧搾機に挟まったり、ほぼ全員が死んでいく(笑)。
で、ブラピはその電線に絡まって感電死するヒーローの役だった。
しかも透明人間のミュータントという設定なので、彼の顔が画面に映ったのは感電して「ギャー!」と叫ぶ1秒のみ(笑)。
観客はそこで「このミュータント、ブラピだったのか」と初めて分かるんだが、死亡した彼は以降劇中に出てこないので、間違いなくブラピ史上最短の映画出演だろう。

で、思ったのよ。
こういう役で、よくブラピが出られたな、と。
ただでさえ権利のうるさいハリウッド、出演の交渉にはややこしいことがヤマほどあるだろうに、大スターのブラピが出演1秒で感電死する役って…。
いや、逆に大スターのブラピだからこそ、実現した話かもしれない。
超大物ゆえ、彼自身がOKを出したらそれは全部OKとなる。
仮に
レイノルズ「出てよ」
ブラピ「イイよ」
というノリだったとして、大物同士の合意の前では契約書も肖像権も全部クリアされちゃうんだろう。
なんせ友達同士で、直接の話だから交渉もシンプルだ。
ギャラは、レイノルズのオゴリでコーヒー1杯だったらしい(笑)。

さて、少し話題を変えよう。
サッカー界では移籍市場が今月末に閉まるところが多く、いよいよ契約交渉も今週が大詰めである。
この世界じゃ、選手本人が「どうなってるのか、僕にもよく分からない」というのはよくある話で、「来てよ」「イイよ」とシンプルな話には絶対ならないし、どうしても代理人というやつが間で絡んでくる。
だからややこしいし、話がこじれることもかなり多い。

そういや、イニエスタの交渉では神戸の強化責任者である三浦淳宏はほとんど絡んでなかったらしいね。
クラブの全権をもつ、三木谷さんが直接交渉をしてたようだ。
なるほど。
確かに、そうでなきゃ年俸数十億級の話はできないよな。
これはインターナショナルな人脈をもつ三木谷さんにだからこそできたことかもしれないし、きっと誰にでもできることじゃない。
まずひと声かけて、交渉のテーブルにつかせるだけでも一大事業である。
日本人でそんなのできる人、絶対に多くはないはず。
あ、中田英寿あたりは普通にできそうだな。

中田以降には日本人選手の海外進出も増え、昔に比べれば国際的な人脈をもつ日本人も多少は増えてきている。
我々からすれば雲の上のスーパースターでも、ある人にとっては友達というパターンもあるだろう。
そういうの、意外と日本の財産だと思うんだよね。
日本で「代理人」といえば、昔から名前をよく聞くロベルト佃とかになるんだけど、もっと元選手の名前が出てきてもイイんじゃないかと思う。
どこかのクラブ、中田英寿とそっち系の仕事(強化担当など)で契約すりゃイイのに…。

それにしても、香川の今季の動向はどうなるんだろうね。
今週はっきりすると思うが、楽しみである。
2018/8/27(月)14:55

☆関西人
ダイジェスト
昨夜、ワンピースの2時間スペシャル版として「エピソードオブ空島」をやっていた。
…うわっ?空島編?
とワンピースファンなら驚いたはずだ。
なぜなら、空島編はファンの間でも非常に賛否の分かれている回だから。
安定してファンから人気あるのはイーストブルー編やアラバスタ編あたりで、空島編はその人気のアラバスタ編の後を受けた回ゆえ、もともとが辛い立ち位置。
「ワンピースが面白くなくなった…」と、ここで読むのをやめた人は多いらしい。

誤解されては困るが、空島編って決して完成度は低くないのよ。
むしろ高い。
空島という国の世界観は見事だし、ラスボスのエネルはワンピース内でも屈指の魅力的な悪役だと思うし、ラストの伏線の回収クオリティもホント素晴らしい。
じゃ、なぜこの回は批判されるのか?
それは、主人公の麦わらの一味や敵役のエネルには全く関係のない、空島の過去の歴史エピソードなどを作中で延々とやってたりするからさ。
早く麦わらの一味vsエネルを見たいファンからすれば、「いつまでこれ続くの?」とウンザリしてしまうのね。
これについていくには、多少の忍耐力が必要かと。
私は空島編、嫌いじゃないんだけど。

いきなり話は変わるが、今度は「進撃の巨人」について。
今NHKで放送しているアニメ版のシーズン3は、これまたファンの間で賛否が分かれている「王政編」なんだ。
先日、原作者がこの王政編について
「原作では自分の力不足で間延びしてしまった。だからアニメ版ではNHKにお願いして、適切な尺にしてもらった」
と発言している。
確かに私はシリーズ3を観てるけど、まぁなんと展開のテンポが速いこと!
大長編を2時間に詰め込んだ「エピソードオブ空島」ほどじゃないにせよ、まるでダイジェスト版のようにしてストーリーがサクサクと進行していく。
聞けば、空島編と同様、「進撃の巨人」でも王政編で連載を読むのをやめたファンは多いらしい。
なぜ、そうなるのか?
それはファンが見たいのは人間vs巨人のバトルであり、しかし王政編のストーリーは人間vs人間の権謀術数が主になっていて、巨人があまり出てこない。
バトル中心ではなく、政治中心のストーリー展開。
ドラマとしてはかなり完成度が高いんだけど、地味すぎてファンのニーズには合わなかったということかも。

何というか、エンターテイメントとは難しいもんである。
歴史回想が中軸となる空島編、政治の権謀術数が中軸となる王政編、どっちもドラマとして完成度高い割には人気がない。
基本、コンビニエンスの時代を生きる現代人は、辛抱をしないものなのかもしれない。
ファーストフードに慣れた現代人は、コース料理をめんどくさく感じるもんさ。
前菜をいくつか出されても、早くメインディッシュの肉料理を出してくれよ、とイライラしてしまう。
この待つことができない現代人の性分は、そのうち長編の読破などは無理で、短編にしか耐えられなくなるのかも?
悲しいことである。

今の時代、「まとめサイト」でも見ておけば大体のことは把握できる。
便利な時代だ。
でもこの便利さが、どんどん現代人から忍耐力を奪ってる気がするのよ。
サッカーの試合も、わざわざ90分付き合わなくても動画サイトなら5分にまとまってるし、特定の選手だけを見たいなら「タッチ集」で十分である。
しかし、考えてみてくれ。
それで、「サッカーを観た」ことになるのか?

考えたら、サッカーにおいて「代表」は「まとめサイト」みたいなモノかもしれない。
世間一般が一番見たいと思う、一番オイシイところだけをまとめたコンビニエンスなダイジェストチーム。
音楽でいうなら、「ベスト集」や「シングルコレクション」のCDみたいなもんですよ。
そのアーティストのちゃんとしたファンなら、そういう再編集CDを無価値としている。
ファンは、オリジナルアルバムの方を買っているだろう。
じゃ、サッカーにおける「オリジナルアルバム」とは何かというと、もちろんクラブチームということになる。
たとえば、Jクラブとかね。

いや、私は決して代表を無価値と言いたいワケじゃないから、そこは誤解のないように。
このコンビニエンスな時代、人気が【代表>クラブ】となっていくのは当然の流れさ。
そういう時代の流れを批判してもしようがないワケで、むしろ本体となるリーグの方も、世間一般のニーズを意識していくべきだと思う。
時代は、「このクラブさえ押さえておけばリーグはほぼOK」という、分かりやすい「まとめ」の存在を要求してるんだ。
たとえばリーガならバルサとレアル、ブンデスならバイエルン、セリエならユベントス、プレミアならマンUなど。

で、今のJリーグなら一体どこが「まとめ」だろうね?
2018/8/26(日)13:35

☆関西人
ヤングなでしこ優勝
ヤングなでしこが、U20ワールドカップを優勝したという。
決勝はスペインに3-1。
大したもんである。

日本は、男子より女子の方が優秀?
と総括するのは、ちょっと男子が可哀想だな。
なぜなら、女子サッカーの世界は男子サッカーほどにはスケール大きくないから。
女子で強いところって、欧州とアメリカぐらいでしょ。
南米が意外と大したことないし、あと黒人があまり活躍していない。
白人が中心。
そこを思うと、女子サッカーって強敵のバリエーションが男子の半分以下という気がするのよ。
日本人より遥かにデカい敵、遥かにパワーのある敵は確かにいるんだが、そういう強みのバリエーションは割とどこも似てるので、日本としては対策をできなくはない
感じ。
対策が男子以上に通用しやすい側面はあるだろう。

世界的に、サッカーをやってる女子は多くないんじゃないかな?
どちらかというと、やってるのは中流以上の家庭のお嬢さんで、男子みたいに最下層の貧乏な奴でもやってるニュアンスはあまり感じない。
アメリカでは大学スポーツとして盛んらしく、そもそも大学に行くのは一定以上の収入がなければ難しいよ。
日本で女子サッカーがそこそこ普及してるのも、国民の所得水準が世界的にマシな部類だからだろう。
ぶっちゃけ南米やアフリカあたりの競技人口が今後増えてくれば、さすがになでしこもかなりきつくなるんじゃないの?
個のレベルで、日本の組織をぶっ壊すぐらいのがたくさん出てくると正直きついわ。

今の女子サッカーは、「ドラゴンボール」でいうなら悟空がまだ天津飯らと戦ってるような段階で、一方の男子ではべジータやらフリーザやら宇宙レベルの戦士と戦っている状況。
まぁ、女子はそこまでいくことはないかも。
女子はスポーツそのものをしない人の比率も男子よりは高いし、仮にフリーザ級出てきても世界に数人程度だろう。

で、仮に個の戦闘力の格差が男子ほどないなら、サッカーは将棋やチェスに近いニュアンスが出てくる。
持ち駒に差がないゲーム。
よって、ゲームを左右するのはいかに駒を動かすか、その棋士の腕にかかってくるんじゃないだろうか。
そして、女子サッカーでなでしこがワールドカップ優勝できたりするのは、棋士のレベルは決して低くない、ということかもしれない。
考えてみりゃ、佐々木則夫なんてFIFAの年間最優秀監督になったことあったもんな。
あれは澤さんのお陰と見る人も多いだろうけど、いやいや、意外と日本人指導者はレベル高いのかもしれないよ。

将棋では、ハンデをつけて戦うことがある。
いわゆる「飛車角落ち」で、有段者が飛車や角など大駒を減らして下級者の相手をする、ってやつ。
それでも勝っちゃう有段者って、凄いよな。
で、私が日本の今後に期待したいのは、そういうやつなのよ。
基本、日本の持ち駒は望む望まないに関わらず、国際的には「飛車角落ち」になってることも十分考えられるワケで、ならばそれをカバーすべきは棋士の腕である。
多くの人々は、いかにして日本に飛車や角を作るかにばかり注力しちゃうけど、一方で優れた棋士を作ることも大事でしょ。
仮に大駒なしでも勝てる棋士がいりゃ、日本サッカーは強くなりますよ。

ところで、今回ヤングなでしこの監督をしてた池田太って何者?
聞けば元浦和の選手らしいが、全然覚えてないわ。
2018/8/25(土)20:49

☆関西人
ジャパンカルチャーB
最近、Jリーグの外国人枠撤廃が議論されている。
結論は出ていないようだが、ヘタすると来季から撤廃という可能性もあるようだ。

これは、Jリーグ運営側のインフレ政策だろう。
ここ何年も、Jリーグは微妙なデフレに陥っていたから。
せっかくDAZNマネーが入るなどしてクラブが勝負に出るチャンスは出てきたのに、意外と皆さんカネを使わないな、というのが運営側の判断かもしれない。
じゃ、それに一番効果的な政策は何かということになり、それは外国人枠撤廃では?という流れになったんだろう。

気持ちは分からんでもない。
確かに、インフレ政策は必要である。
なぜなら、今アジアでは中国が台頭してて、世界中から一流選手が中国に集まってきてるから。
しかし誤解しちゃいかんのは、実は中国リーグにだってちゃんと外国人枠はあるんだ。
中国の爆買いは、あくまでその枠の範囲内で行われている。
よく考えれば、ACLにも「外国籍選手は3+1」という規制がある。

大体、外国人ばっかりのチームに地元サポが感情移入できるかは疑問だわ。
私は、逆に人気が落ち、集客が落ちるんじゃないかとさえ思う。
まぁ、Jリーグは欧州のリーグじゃないからね。
欧州クラブの無国籍性は、あっちがEUという欧州独特の共同体に根差してることが大きい。
EU内なら、国の隔たりが県レベル。
ああいう共同体そのものが、アジアにはない。
ないのに、欧州クラブの無国籍性を模倣しようったって、そりゃ少し無理がある話だわ。

あ、誤解のないようにね。
私は、別に外国人枠撤退に反対してるワケじゃないんだ。
むしろ、やってみりゃイイと思う。
デフレは払拭すべきだから。
ただ、やったところで外国人ばっかりのチームが日本に出現するかって、そうはならんだろ、という話さ。
それでも、多少は日本人選手が出場機会を失う?
そこは頑張れ、としか言いようがない。
もし育成面でダメージが大きすぎると判断するなら、元に戻せばイイだけのこと。
欧州でも現実、そういう規制緩和とは逆の動きもあるんだから。

私は「やっても意味はない」として事前に話を潰すより、やってみてダメと分かってから話を潰す方がイイと思う。
これ、秋春制も同じさ。
やる前にダメな理由を100も200も机上に並べるより、百聞は一見にしかず、やってみた上で現実を検証する方が建設的だよ。
大丈夫。
ちょっと失敗したぐらいで、Jリーグは潰れたりしないから。

「やる前にダメな理由をたくさん並べて、実行しない」
これは、いまや立派に日本のカルチャーかもしれない(笑)。
日本って70年間、今まで一回も憲法改正をしてないんだけど、これって世界的にも極めて珍しい部類らしいね。
ドイツなんて、戦後50回以上の改正をしてるらしいよ。
ちなみにアメリカで6回、フランスで27回、イタリアで15回だそうだ(イギリスには成文憲法がない)。
日本は一回も変えてないというのは、そんなにも日本国憲法は「完璧」なのか?
…違うよね。
改正しようとするたび、それに反対する勢力がダメな理由を100も200も並べて潰してきたんだ。

こういうの、国民性として良く言えば「慎重」「伝統を大切にする」。
悪く言えば「臆病」。
思いきることができない。
これは
「日本人はパス巧いけどシュートはヘタ」
「日本には優れた中盤があっても優れたストライカーがいない」
という理屈にも通じるのかな、と思ってさ。
揚げ足をとる、出る杭を叩く、というムラ社会の構造。
ある意味、ストライカーなんて究極の「出る杭」ですよ。
それまで仲間が大事に繋いできたモノを、独りで断ち切る行為こそがシュートである。

私は、日本人がシュートはヘタというのは納得している(笑)。
2018/8/23(木)0:38

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