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過去ログ556 2018/8/13 20:55

☆関西人
本田の野望A
続きね。

本田が少し前に世間を賑わせたニュースとして、米国でのファンド立ち上げがあった。
ハリウッドスター・ウィルスミスとの共同事業らしく、投資のプロでも何でもない彼がなぜこういう事業に乗り出したのかは不明である。
ただ、こういうベンチャーファンドに絡んでる事実を知ると、彼がカンボジアやオーストラリアという「まだ成熟してないところ」を新天地に選んだ選択も、少しは納得できる気がするんだ。
全部、繋がっている。

このファンドは、当面は米国内の投資に限られるという。
状況により、MLS関連の投資もあるかもしれない。
「サッカー競技人口の国別ランキング」を見ると、確か米国は中国に次ぐ世界第2位じゃなかったっけ?
女子サッカーがかなりを占めてるのかもしれんが、意外と大きなマーケットである。
でも、もっと伸びしろがありそうなのがアジアだね。
まずは中国。
本田、オーストラリアの次は中国に行きそうな気がする。
あとは、やはり人口の規模からして東南アジアか。
カンボジアはともかくとしても、インドネシア、ベトナム、タイなどはかなり人口が多い。
ファンドの観点からしても、東南アジアは熱いよな。
あと、彼はアフリカにもチームを持ってるらしい。

中田英寿は現役引退後に「旅人」となったが、本田の場合は現役を続けながら「旅人」をしてるかのようなニュアンス。
若い頃は「レアルのI番」「ワールドカップ優勝」みたいな夢想に走ってたけど、ミラン退団あたりから明らかにベクトルが変わってきた。
ファンドを設立したことからしても、「育成」をやろうとしてるんだろう。
自分が果たせなかった夢を、自分より下の世代に託そうとしてるんじゃないか?

普通、そういうパターンならまずS級ライセンス取得にいきそうなもんだが、本田の場合はクラブを買収したり、ファンドを立ち上げたりするところから入ったのが面白い。
しかも、クラブ経営もスクール経営も儲かってないらしいし、どうも儲け目的っぽくないんだよね。
自身のキャラを売ってCM等で儲けて、稼いだカネはどんどんビジネスに注ぎ込んでいく。
いつか破産しないか、心配ですよ。
カンボジアの件も、ほぼノーギャラだし。

彼と中田英寿の類似性は昔から指摘されてることだが、ひとつ違うのが事務所のあり方である。
中田の事務所は、サニーサイドアップ。
次原悦子女史が社長やってるところ。
最近の前園の売り方を見ても、なかなかヤリ手の社長だね。
いまや、サニーサイドアップは上場企業。
一方、本田の事務所は完全に同族経営である。
社長は父親で、また兄弟や親戚がエージェントをやってたりして。
いまどきビッグマム海賊団じゃないんだから、そんな身内ばかりで固めて大丈夫かいな、と心配になるよ。
彼の親父や兄貴って、ちゃんとクロウトなのか?
どう見ても本田のビジネスは資金繰りが難しそうだし、実際に莫大な赤字を抱えてるんだ。

考えてみりゃ、これまで本田の移籍も
名古屋→VVV→CSKA→ミラン→パチューカ→メルボルン
という経緯で、ステップアップと素直に認められる移籍はミランの一回のみ。
この流れを皆さんは「本田らしい選択」と好意的に解釈してるかもしれんが、いやいや、単にエージェントがヘタクソだったのでは?という風に私は解釈してしまうのよ。
こう言っちゃ悪いが、エージェントをやってるという兄貴、ほとんどシロウトでは?
意外と、今後の本田の挑戦は大コケする可能性が高いと思うよ。
2018/8/13(月)20:55

☆関西人
本田の野望
本田のカンボジア代表監督就任について。

まず、何でカンボジア?という疑問が生じる。
でも、よく考えたら指導者ライセンスすら持たない人物が、別の仕事の片手間で代表監督をやるなんざ、そこそこのレベルの国じゃあり得ないよね。
同じ東南アジアでも、ベトナムやタイではこんなこと不可能で、カンボジアだからこそ実現した話さ。
カンボジアは、まだまだ弱いし。

驚いたことに、この仕事で本田は無給だって?
ボランティアか。
無給でもイイからやらせてくれと、本田側からアプローチした話なんだろう。
何の為に?
それは彼のセカンドキャリアのビジネスにおける、一種のプロモーション、および地固めじゃないのかな。
もともと、本田はクラブ経営やサッカースクール経営をしており、主に人材育成ビジネスが軸になっている。
その目指すところはどこなのかよく分からんけど、いかにも青年実業家らしくグローバルなネットワーク構築を目指してるようだ。
思えば彼の選手キャリアも、日本→オランダ→ロシア→イタリア→メキシコ→オーストラリア、まるで五大陸制覇を目指してるかのように世界を股にかけている。
きっと実業家目線では、成熟した市場より未開発の市場に魅力を感じているんだろう。

同じ実業家気質としては中田英寿も同じなんだけど、中田の場合は日本酒やら伝統工芸やら、どんどんサッカーからかけ離れていってるのに対し、本田の場合はまだサッカー畑に留まっているだけに随分マシである。
いずれ、本田と中田はビジネスで繋がる可能性もあるかと。
本田とのビジネス提携を媒介にして、中田のサッカー界本格復帰があれば嬉しいんだけど。
ただ中田も本田も、日本サッカー界では異端の部類に入ってしまう。
なぜって、いまや日本サッカー協会は巨大な官僚機構になってしまい、業界のエリートにも官僚気質を求めるようになってきてるから。
実業家気質の本田や中田が、そういうところで中枢の側の人間になるのは難しいんじゃないか?

古い話をしよう。
今から約10年前、日本サッカー協会の会長の座に犬飼さんという人が就いたんだ。
この犬飼さんはそれこそ実業家の典型みたいな人で、浦和レッズを興隆させた立役者みたいな人である。
どちらかというとワンマン体質であまり評判の良くない人だったが、当時協会の絶対的権力者だった川淵さんとも互角に渡り合えるような稀有な存在で、「毒をもって毒を制す」じゃないけど、彼なら日本サッカー界の改革、浄化をやってのけるんじゃないか?と期待する人たちも実は多かった。
まぁ、今でいうトランプみたいなもんだわ。
ところが、結局その犬飼さんは潰されたんだよね…。
一体何に潰されたのかはよく分からないけど、異例ともいえる一期限りの退任(解任?)。
今なお歴代会長の中では唯一、日本サッカー殿堂入りをできていないという。

よく分からんが、やはり日本サッカー協会って公益法人、お役所なのよ。
「民」でなく「公」であり、そのへんにあるような普通の株式会社とは少し違うんだ。
「結果ありき」のビジネスの世界でイケイケの人が、必ずしも出世できるとは限らない。
〇〇閥とかが根付いてて、そういうコネが重要なファクターになるような環境だ。
いまどき、古河か三菱以外の人間が協会会長の座に就けないなんて、どんだけ風通しの悪い組織やねん。

本田もベテランだから、そういうところは嫌というほど知ってると思うんだよね。
たとえば代表で「背番号Iを着けたい」と言っても、それが無理なのを彼はよく知っている。
電通、アディダス、キリン、文部科学省、色んなところが複雑に絡んでて、田嶋さんは確かに権力ある人だけど、彼の一存で全てを決められるというほど組織がシンプルではない。
そもそも、日本サッカー協会のオーナーって誰なの?
クラブならオーナーが親会社というのが分かるけど、これが協会になると全く分からん。
しいていうなら、カネをたくさん出してくださっているスポンサー様か?

ということで、本田は将来的に「スポンサー様の側」へ回ろうとしてるのかもね。
融通のきかない、お役所体質の組織の中に入って色々やるよりも、ポンとカネを出してスポンサーとしての影響力をもつ方がよっぽど大きな変革をできる、と。
彼は、敢えて実業界からサッカーに関わっていこうとしてるかに見えるし、その狙いはカネ儲けというよりも、もっと崇高な意思があるように感じる。
…いや、こんなのはあくまで私の妄想さ。
でも、そういう妄想をさせるほどに、やはり本田という男の行動は面白いよな。
2018/8/13(月)16:06

☆若葉
日本代表五輪世代
(1953〜1956)世代
ーーーー松浦
ー西野ーーーー碓井
ーー前田秀 清水秀

ーーーー田中孝

山野ー岡田加藤久ー須藤

ーーーー田口

監督
西野 3大タイトル全制覇 ACL優勝
↑アトランタ五輪マイアミの奇跡
↑ロシアW杯ベスト16 サランスクの奇跡
岡田 フランスW杯初出場 ジョホールバルの歓喜
↑南アフリカW杯ベスト16(開催国以外初) J1連覇

(1957〜1960)世代
ーーーー原博実
ー金田ーーーー水沼貴

ーラモス瑠偉ーー木村和

ーーーー西村

田中ー金子山本昌ー松木

ーーーー森下

帰化 ラモス瑠偉(ブラジル)

監督
山本昌邦 アテネ五輪 タイトルなし
関塚 ロンドン五輪 タイトルなし
松木 Jリーグ優勝

(1961〜1964)世代
ーーー柱谷ー永島

ーー戸塚ーーー反町

ーーー吉田ー風間

都並ー柱谷宮澤ミシェルー勝矢

ーーーーー松永

帰化 宮澤ミシェル(フランス)

監督
反町 北京五輪 タイトルなし

(1965〜1968)世代
ーーーーー中山
ーーカズーーー長谷川

ーー 掘 ーーー北澤

ーーーーー森保

平川ーー井原大野ーー堀池

ーーーー小島伸
↑上記世代に
マリノスGK松永 SB勝矢 ヤマハのMF吉田
ヴェルディCB柱谷10番ラモスでドーハの悲劇

監督
森保 J1優勝3回
↑日本代表監督 兼東京五輪監督
長谷川 3冠 FC東京監督
石井 3大タイトル全制覇 大宮監督
掘 ACL優勝
手倉森 リオ五輪 タイトルなし

バルセロナ世代(1969〜1972)

ーーー森島ー呂比須

ーーーー藤田俊
相馬ーーーーーー名良橋
ーーー名波ー山口素

ーー秋田ー大岩ー小村

ーーーーー下川
↑上記バルセロナ世代に
GK川口 CB井原 OH中田英 FW中山で
フランスW杯日本代表W杯初得点

帰化
呂比須ワグナー(ブラジル)

監督
名波 磐田監督 タイトルなし

アトランタ世代(1973〜1976) 西野

ーー久保竜ー鈴木隆

ーーーー前園真

三浦淳ーーーーー奥大介

ーー服部年ー福西崇

ー鈴木秀 田中誠 森岡隆

ーーーー川口
ーーーー(楢崎)

↑上記アトランタ世代に
CB飛び級 松田直樹
RWBに遠藤保仁の実兄、遠藤彰弘
LWB路木龍次DHに伊東輝悦
OH飛び級 中田英寿
1TOP城彰二でマイアミの奇跡

監督
鬼木 J1優勝 川崎監督

シドニー世代(1977〜1980) トルシエ

ーーー高原ーー柳沢

ーーーーー中田英

小野ーーーーーーーーーー市川
ーーーー戸田ー稲本

ー中田浩ー宮本ー松田直

ーーーーー曽ヶ端
↑上記シドニー世代に
GK楢崎 FW鈴木隆行で
日韓W杯ベスト16(開催国シード)

ーーー高原ーー玉田

ーーーーー俊輔
三都主ーー(憲剛)ーーー加地
ーー遠藤保ーー中田英
ーーーーーーー(小笠原)
ーーー中澤 宮本 坪井
ーーーーー曽ヶ端
↑上記シドニー世代に
GK川口RWB駒野DH福西で
ドイツW杯日本代表

帰化 三都主アレサンドロ(ブラジル)

監督
宮本 ガンバ大阪監督 タイトルなし

アテネ世代(1981〜1984) 山本

ーーーーー前田

ー大久保ーーーー松井

ーーー今野ー長谷部

ーーーーー阿部

徳永ー闘莉王岩政ー駒野

ーーーーー川島
ーーーー(林卓)
↑上記アテネ世代に
CB中澤 1TOPに本田LSB長友DH遠藤で
南アフリカW杯ベスト16(開催国以外初)

帰化 田中マルクス闘莉王(ブラジル)

北京世代(1985〜1988) 反町

ーーーーー興梠
ーーーーー(ハーフナー)
ーー乾ーー本田ーー岡崎
ーー(倉田)ー(家長)ー(小林悠)
ーーーー青山 萩
ーーーー(細貝)(柏木)
長友ーー森重 吉田ー内田
(宇賀神)(槙野塩谷)( 西 )
ーーーーー東口
ーーーー(西川)
↑上記北京世代に
GK川島 DH長谷部 山口LSH香川 CF大迫で
ブラジルW杯日本代表

帰化 ハーフナーマイク(6歳)(オランダ)

ロンドン世代(1989〜1992) 関塚

ーーーーーー大迫
ーーーーーー(川又)
ーーーーーー(杉本)
ーーーーーー(永井)
ーー宇佐美ー香川ー原口
ーー(齋藤)ー(清武)ー(武藤)
ーー(宮市)ー(森岡)ー(金崎)
ーー(江坂)ー(柿谷)ー(大前)
ーーーーー柴崎ー小林祐
ーーーー(長澤)ー(山口)
ーーーー(田口)ー(米本)
酒井高ーー昌子 鈴木ーー酒井宏
(佐々木)(丸山)(谷口)(高橋峻)
(吉田豊)(福森)(野上)ー(和田)
(丸橋)ーーー権田
(小池裕)(シュミットダニエル)
↑上記ロンドン世代に
オーバーエージ徳永と吉田 DH扇原
LSH大津 OH東 RSH清武 CF永井で
ロンドン五輪4位

↑上記ロンドン世代に
GK川島 CB吉田 LSB長友 DH長谷部 LSH乾で
ロシアW杯日本代表ベスト16

ハーフ
酒井高徳(ドイツ)
シュミットダニエル(アメリカ)

リオ世代(1993〜1996) 手倉森

ーーーー鈴木優磨
ー中島ー(北川航也)ー久保裕
(南野)ー(オナイウ阿道)ー(浅野)
(豊川)ー(鈴木武蔵)ー(伊東)
(関根)ーー鎌田ーー(西村)
(金子)ーー(矢島)ーー(奥川)
ーーーー(森島)
ーーーー大島 井手口
ーーー(原川)(遠藤航)
ーーー(川辺)(三竿)
ーーー(橋本)(喜田)
車屋ーー三浦 植田ーー室屋
(山中)(中谷)(進藤)ー(松原健)
(松原后)(岩波)(奈良)(小池龍)
(安西)ーー中村(ファンウェルメスケルケン際)
(小川涼)ー(櫛引)ーー(伊東幸)

ハーフ
オナイウ阿道(ナイジェリア)
鈴木武蔵(ジャマイカ)
ファンウェルメスケルケン際(オランダ)

東京世代(1997〜2000) 森保

ーーーーーー小川
ーーーーー(田川)
ーー伊藤達ー三好ー堂安
ー(安倍)(サイゴダード)(平戸)
ーーーー 高ーー板倉
ーーーー(市丸)ー( 原 )
初瀬ーー中山 冨安ーー藤谷
(杉岡)ー(岡崎)(立田)ー(橋岡)
ーーーーー小島
ーーーーー( 谷 )

ハーフ サイゴダード(イングランド)

パリ世代(2001〜2004)

ーーー斉藤ーー久保建

ーーー中井卓ーー西堂

ーーー岩本ーー山本

橋本ー馬場ーー西尾ー半田

ーーーー鈴木彩艷

ハーフ 鈴木彩艷(ガーナ)

全ての世代の日本人に期待しています。
2018/8/13(月)12:12

☆関西人
イニエスタ、ようこそ日本へ
イニエスタのスーパーゴールが話題になっている。
彼ほどのプレイヤーなんだから、今後も美技は幾度となく見せてくれるだろう。
なんせ、年俸は32億だからね。
美技の一回や二回でモトをとれるワケじゃないさ。
32億のモトをとるとなれば、もっと彼にはスケールの大きなことを求めたい。
それこそクラマーさんに次ぐ、「新・日本サッカーの父」になるぐらいのこと。
日本サッカーのイノベーターになってもらいたい。

そういや、最近ジーコがスーパーバイザーとして鹿島に復帰したらしいね。
あの「神様」も、こうして今なお日本サッカーに貢献してくれている。
欧州サッカーのレジェンド・リトバルスキーは、日本女性と再婚して日本語ペラペラの日本通になってくれた。
ストイコビッチも、食卓に納豆がなけれな怒るほどの日本通になってくれた。
意外とスター選手のJリーグ挑戦は、「晩年の小銭稼ぎ」の域を超えて、やたら日本を気に入って愛してくれる例が多い。

なんかさ、↓に島耕作のこと書いたけど、まさに日本って国そのものが島耕作なんだよね。
決してカリスマ性あるキャラじゃないんだけど、ただ真面目で誠実なのが取り柄で、そのせいか愛してくれる人たちがあとを絶たない。
で、そういう人たちの人脈もあり、プロ化25年で割と順調に出世してきている。
それこそ、課長さんぐらいの位置にはいるんじゃないの?

もちろん日本に限らず、他の発展途上国でも先進国との人材交流で自国の技術水準を上げていく例はある。
たとえば、韓国のワールドカップ4位入賞の快挙はヒディンクのお陰だろう。
ただ、ヒディンクの韓国への貢献は、ジーコやストイコビッチの日本への貢献とはかなりニュアンスが違うと思うんだ。
ヒディンクのは、もっとビジネスライクというか…。

今の中国にしても凄いスーパースターが続々と集まってきてるけど、彼らが今後10年20年というスタンスで中国と関わっていくかというと甚だ疑問である。
カネの為だけにやるなら、カネの切れ目が縁の切れ目。
富豪の愛人みたいなもんさ。
一方、日本は島耕作。
カネとは別のところで、外国から好意を持たれることが多い。
広島のパトリックなんて、30歳になって今なお「日本に帰化したい」「日本代表に入りたい」とか言ってくれてるんだから、どんだけ日本にいるつもりやねん(笑)。

で、日本は島国ゆえ閉鎖的なコミュニティで、いかにもヨソ者を受け入れないかのイメージがあるけど、意外とそうでもないんだよね。
もともと日本は中国の近隣に位置してるがゆえ、太古から中国の先進文化を受け入れて発展してきた歴史だ。
また中国のみならず、なぜか神道には古代ユダヤ文明の痕跡があるらしく、もともとの日本のオリジナルが何なのかすらよく分かっていない。
そして明治維新以降は欧米文化を受け入れ、特に太平洋戦争後には敵国アメリカの文化を素直を受け入れ、今日に至る。
それも、まるごと異文化を受け入れるというよりは、その異文化をガラパゴス化して日本オリジナルのモノにしちゃうところが特徴である。

日本にある中華料理のメニューで、本場の中国にはないモノって結構あるらしい。
エビチリや天津飯や中華丼などがそうなんだって。
洋食でも、オムライスやハヤシライスやトンカツなどは日本にしかないモノらしいよ。
私が日本料理の中で特に凄いなぁと思うのが、カツ丼だね。
ご飯の上にトンカツ乗せて、さらにそれを和風ダシの卵とじにするって発想、凄くない?
これを考案した人、天才である。
そしてラーメンも、明らかに日本独自の発展を遂げている。
札幌ラーメン、博多ラーメン、喜多方ラーメン、家系ラーメン、和歌山ラーメン、天理ラーメン、徳島ラーメン、尾道ラーメン、挙げればキリがないほど多種多様で、とにかくどれもスープのこだわりが凄い。
本場中国のラーメンって、スープにそこまでのバリエーションはないよな?

サッカーもまた外国からの輸入文化だが、同様にしてガラパゴス化し、日本独自の進化を遂げる可能性は十分に秘めている。
ラーメンがスープに特化して日本で進化したように、日本サッカーも何かに特化する進化の形が今後にあるかもしれない。
体の小さな日本人。
それこそ、身長171cmのイニエスタは日本人が目指すべき道標、理想とすべきお手本では?
彼には、できるだけ長く日本に留まってもらいたい。
ここが第二の故郷というほどに。

そうそう、ちょっと話題はズレるが、本田圭佑がカンボジア代表の指導スタッフに入閣、実質的な監督就任だって?
これはビックリである。
ビジネスか、それとも何らかの理念か。
ひょっとしたら、本田にとってカンボジアが第二の故郷になる?
サッカー界の猫ひろしかよ(笑)。
ひょっとしたら、彼なりに「カンボジアサッカーの父」になろうとしてるのかもしれないね。
ベクトルは、イニエスタと同じかもしれない。
2018/8/12(日)19:48

☆関西人
リベラルなリーダー
最近、メディアが森保一の人物論を取り上げることが多い。
それらのどれを見ても、彼の人格を悪く書いているところはひとつもない。
誠実、心優しい、人の悪口を言うのを聞いたことがない、謙虚。
総じて、人格者であるのは間違いないようだ。
前任のハリルがああいうエキセントリックなキャラだっだけに、ことさら森保さんのマトモさが際立つんだろうね。

監督というのは、リーダーである。
だから皆を引っ張っていけるだけの強烈な個性をもつ人が多いんだけど、明らかに森保さんはそっち系じゃない。
彼を見てイメージするリーダー像は、「課長島耕作」なんだよな。
彼自身が皆を引っ張っているというよりは、周囲に恵まれて気がつけば出世してました、というタイプ。
誠実でマトモな人柄→モテる→セックスする→人脈広がる→窮地になると味方が助けてくれる→出世する、というのが島耕作で、彼は最終的に大企業初芝電産の社長、会長にまで出世した。
スティーブジョブズやマークザッカーバーグを見慣れてる欧米人からすれば、強烈なカリスマでない島耕作型のリーダー像には違和感を覚えるかもしれない。
でも、日本だと逆に強烈なジョブズとか「出る杭は打たれる」、絶対出世できませんよ。
森保さんがここまでこれたのも、「出る杭」にならなかったからなのかも。

この件については今までも何度か書いているが、古来から「和を以て貴しと成す」の精神は日本の伝統。
組織内で対立したグループが潰し合い、最後に生き残ったところが全体を支配するのがワールドスタンダードなんだが、日本の場合は「潰し合いはやめましょうよ」と融合を図るところに特異性がある。
これを「馴れ合い」「ムラ社会」と日本人の悪癖と見る人もいるけど、ある意味では野蛮を好まない、賢い民族と見ることもできなくはない。

ここでひとつ、人類学の話をしておこう。
我々人類は、「ホモサピエンス」に属する。
白人も、黒人も、黄色人も、みんな同一の種である。
しかし、昔はホモサピエンス以外にも複数の人類の種があった。
その中でも最も有名なのは、「ネアンデルタール人」じゃないだろうか。
そのネアンデルタール人とは、ホモサピエンスとほぼ同水準の知能を有し、個の身体能力ではホモサピエンスを凌駕していたと言われている。
しかし、彼らはやがて絶滅してしまった。
なぜ絶滅したのか、ホモサピエンスが彼らを駆逐したという説もある。
ネアンデルタール人は、ホモサピエンスより弱かった?
身体能力は高かったのに?
要は、ネアンデルタール人ってホモサピエンスほど戦闘を好む民族ではなかったということなのかと…。

で、不思議な話がある。
実は、我々現生人類のDNAを調べてみると、なぜかネアンデルタール人の遺伝子が混じっている、ということなんだ。
つまり、ホモサピエンスとネアンデルタール人はセックスをしてたということになる。
必ずしも、対立構造ではなかったのかもしれない。
で、さらに驚くべき事実がひとつ。
世界中の人々のDNAを調査してみると、DNAの中に最もネアンデルタール人の遺伝子が多く残っていたのはなんと、我々日本人ということなんだわ。
え?
ネアンデルタール人って、確か生息圏は欧州じゃなかったっけ?
なのに何で、こんな遠く離れたアジアの島国なんかで遺伝子が残るんだ?
つくづく不思議な話である。

ホモサピエンスが誕生したのは、今から約20万年前。
ネアンデルタール人が誕生したのは、今から約30万年前。
ひょっとしたら、ホモサピエンスが誕生する以前から日本にネアンデルタール人が住んでいたのでは?という説もある。
考古学にそういう発見はないので、多分それは違うだろうけど。
じゃ、なぜ日本にはネアンデルタールの血が最も濃く残っているのか?
それは、日本が大陸と海を隔てた島だからだよ。

私が想像するに、ネアンデルタールの血を濃く継いだ民族って、太古には世界中にたくさんいたと思うんだ。
それは異人種とセックスするほど友好的な人たちなんだから、明らかに平和でリベラルな民族である(笑)。
一方で、異人種との接触を嫌う、自分たちのコミュニティの純血をあくまで守ろうとする民族もいたに違いない。
彼らは周囲を外敵と見なして寄せ付けない、きっと戦闘的な民族だ。
やがて、そういう戦闘民族がリベラル民族を外敵と見なして駆逐し、結果的にネアンデルタール人の血を濃く継いだ種が大陸では激減していったんだろう。
ところが、日本のような島国は地理的にそういう争いに巻き込まれなかったので、たまたまリベラル民族が大陸よりも多く残ることになった。
きっと、これが人類史の大まかな流れだと思う。

そう、たまたまの地理的な偶然にせよ、世界的には駆逐されていった古い民族、それも異人種とセックスして仲良くしちゃうようなリベラル民族が日本に数多く生き残ったんだ。
それが我々日本人のご先祖様になり、「和を以て貴しと成す」という特異な文化を築いていくことになる。
その精神は今なお我々のDNAに刻まれてるので、リーダー像としても森保さんみたいなのが意外とハマっちゃうワケさ。
ハリルなんて、明らかに外敵を駆逐しちゃうタイプの大陸生き残り組のリーダーだったでしょ?
あれは、日本のDNAにフィットしにくい。

日本人=純血、というイメージが皆さんの中にあるかもしれないけど、それは違うわ。
純血どころか、ホモサピエンス以外の人種とさえ交配した混血種、雑種なんだよ。
この日本人の雑種性、森保さんは選手としてオフトとの交配をうまいことやって、監督としてはぺトロとの交配をうまいことやってのけたよね。
森保さんは、きっとリベラルな人なんだ。
今後はハリルサッカーの残骸すら、うまいこと取り込むような気がしなくもない。
期待しよう。
2018/8/12(日)13:03

☆関西人
サイドバック、ウィングバック
今後、日本のサイドバックはどうなっていくのだろう。
少し前まで、日本はサイドバック王国だった。
セリエのインテルに長友がいて、ブンデスのシャルケに内田がいて、その下の世代ではダブル酒井が続いていて、 サイドバックはしばらく安泰だな、と思ってたもんさ。
ところがその「しばらく」は長いこと続かず、今じゃ内田も長友も四大リーグにいないし、宏樹が成長したのは嬉しいけど、高徳は2部落ちして代表引退を宣言する始末。
てっきり層が厚いとばかり思っていたサイドバックが、ここにきて案外そうでもないことが露呈してきている…。

それに付け加え、ここにきてサイドバックに大きな影響を与えそうなのが森保さんの代表監督就任。
何で影響が大きいかって、彼は3バックを軸にする人だからさ。
ひょっとしたらサイドバックを必要とせず、ウィングバックを必要とする人かもしれない。

じゃ、サイドバックとウィングバックの違いとは?
もちろんタスクとしてサイドを守るのは両方共通なんだが、サイドバックはDF登録で、ウィングバックはMF登録という違いがある。
西野ジャパンは、原口の右ウィングバック起用にトライしていた。
森保ジャパンでも、そういう起用があり得ると思うなぁ。
そのての選手にサイドを任せて守備は大丈夫か?という話に必ずなるんだけど、森保さんの場合、3バックの右端と左端がワイドに開いて疑似サイドバックを務める機能である。
よって、3バックの右端と左端はセンターバックとサイドバックの両方をこなせることが望ましく、これを代表候補選手でいうと、右は宏樹、遠藤航、左は槙野、車屋あたりになるんだろうか。
…長友は?
彼は今なお日本で最も優れたサイドバックだが、それはあくまで4バックにおける話であり、3バックになるとウィングバックになるしかないだろう。
彼、3バックの端をやるには上背が足りないから。

で、今後はサイドバックの人材のことより、ウィングバックの人材のことを語る機会が増えると思うんだ。
たとえば、堂安。
彼はやや前線寄りの解釈をされる選手だけど、361のフォーメーションならウィングバック起用かな、と。
伊東純も、そうだわ。
ただ、伊東をウィングバックにするぐらいなら、同じ柏で彼の後ろをやってる小池龍太の方が使えるでしょ、という意見もあるだろう。
それは正論。
実際、小池を抜擢した方が組織は安定するかもしれない。
ただこればっかりは、やってみなきゃ分からんよ。

そういや、ハリルは浅野をウィングに使っていた。
やはりサイドにはスピードが欲しいので、浅野をそこに使いたい気持ちは分からんでもない。
じゃ、彼もウィングバック候補?
いや、彼の場合、身体能力的に上下動には問題ないんだけど、ただサイドをエグった後のプレーがなぁ…。
最近の日本はこのポジションに馴染みが薄いので、誰が適任かすらよく分からない。
じゃ、導入期は左に長友、右に鹿島の西などベテランに頼る方が無難かも?
でも、いずれは堂安あたりの若手にいってほしい。
私がイメージしたいウィングバックは、トルシエ期の352における左サイドの本山ですよ。
1999年、ワールドユースで準優勝したチームのやつね。
そう、ポスト本山を今の日本で見つけたいんだ。
2018/8/11(土)10:24

☆関西人
100コマ
ハリル時代が終わり、森保時代へ…。
いや、決してハリルのサッカーが時代遅れというワケではない。
むしろ今回のワールドカップを見てて、ハリルのやろうとしてたことは時代のスタンダードだな、と感じたし。
ただ、日本サッカーが世界のスタンダードに適してるかどうかは、また別の話である。

じゃ、森保サッカーが世界のスタンダードかというと、ややスタンダードからはズレているだろう。
5バックで堅守のイメージがあるかもしれんが、それよりむしろキモはパスの繋ぎである。
今一度、ポゼッションというモノが見直されることになるんじゃないだろうか?

ハリルは、支配率が40%台で勝つサッカーを標榜していた。
その意味するところは分かるし、いまどき支配率60%というだけで喜ぶほど日本人も無知ではない。
しかし、支配率30〜40%台のサッカーがイマイチ我々日本人にしっくりこない、琴線に触れないのもまた事実である。
やはり、繋ぐサッカーは見てて面白い。
チキタカは時代遅れ、という人もいる。
いや、私はポゼッションサッカーには流行などで語れない、普遍性があると思うけどね。

ちょっと話題をズラそう。
以前、岡田斗司夫が語ってた話をしておきたい。
少年ジャンプのネタを彼は語っていた。
詳しく言うと、ジャンプ黄金期には編集部に「ヒットの法則」というのがあって、それは
【連載20ページにつき、コマの数は100コマ】
というモノだったんだそうだ。
100コマ、1ページにつき平均して5コマ。
この法則を知ったライバル誌、少年マガジンの編集部は、自分のところの連載を調べてみると、これが20ページにつき60コマ程度だということが判明。
慌てて100コマにするよう、調整をしたらしい。
すると、それまで低迷していたマガジンの部数が飛躍的に伸びたんだってさ。

これは一体何を意味する話なのか、よく分からない(笑)。
ただ、↑の話でマガジンが20ページにつき60コマ程度というのは何となく分かる話で、もともと少年誌ってバトル物が多いゆえ、2ページ見開きの大ゴマで迫力あるシーンを描くことが多いのさ。
だから、60コマ(1ページ平均3コマ)とかも普通に理解できるんだよね。
しかし、少年ジャンプの編集長はそれをダメだという。
60コマだとストーリーがスカスカで情報量が少なすぎるし、でも160コマ(1ページ平均8コマ)だと細かすぎてストーリーのテンポやスピード感を損なうし、そのギリギリの黄金比が100コマ、ということなんだろう。

私は、このネタが妙にサッカーにおけるポゼッションの話に似てると思ってね。
日本人の嗜好として、サッカーでもやはり「100コマ」ぐらいのバランスが日本人にウケるのよ。
割とハリルのサッカーって、見開き2ページでド〜ン!みたいなノリだったでしょ?
迫力はあるんだけど、ひとつの連載で見るとストーリーがスカスカ、みたいな。
逆に、ひたすら中盤で回し続けてシュートを全く打たないサッカーとなると、さすがにそれはパス好きの日本人ですら受け入れはしない。
それこそ、日本人が好むのは100コマ程度だと思うんだわ。
そういう黄金比って、あると思う。

思えば、日本の伝統娯楽である相撲って、勝負そのものはほんの一瞬である。
大体が1分以内にカタがついてしまう。
でも、その一瞬に至るまでタメにタメて、じっくり睨み合いをするでしょ?
野球もそうだ。
投手が投げる、打者が打つ、というのは本来なら一瞬で済ませられる作業。
しかし実際、打者はなかなか打たないし、投手も投げるまでじっくりタメるし、一試合やるのに数時間かかるのが常である。
なんか日本人は、こういうじれったいタメを楽しむところがあるんだよな…。

で、サッカーでもある程度のタメ、繋ぎ、ポゼッションがないと日本人の嗜好には合わないという側面があるだろう。
奪って10秒以内にゴール、みたいなロジックとして正しいサッカーにはどこか馴染めない。
仮に森保ジャパンが「日本人による日本人のサッカー」になるなら、そりゃもちろん繋ぎ重視になるんですよ。
できれば、100コマぐらいのバランスでね。
2018/8/10(金)11:29

☆関西人
覚醒
今さらだが、ワールドカップが終わって私はYouTubeのスーパープレー集を見たりしている。

凄いなぁ、と思う。
何で、あんなプレーをできるんだろ。
スーパープレーそのものはほんの一瞬なので分かりにくいが、スロー再生で見ると初めてその凄さが分かる。
ひとつのプレーの中で、色んなことをやってるんだ。
たとえばシュートシーンなら、敵DFの動きを見てGKの位置を見て、ちょっとフェイントを入れて欺きながら、ピンポイントの狭いところに狙いすまして球を蹴っている。
それに要する時間、僅か1秒ほど。
その1秒の間に凝縮された要素があまりにも多く、優れた選手の1秒には凡庸な選手の10秒以上の要素がギッシリと詰まっているんだ。

思い出すのは、漫画「ワンピース」に出てきた「ノロノロの実」の能力である。
確かあれはフォクシーという悪役が持っていた悪魔の実の能力で、周囲の時間の進行(自分以外)をゆっくりにしてしまうというチートな技だった。
ルフィは、かなり苦戦してたかと。
周囲がゆっくり、つまり相対的には自分だけが異常に速く動けるので、こんな有利な戦況はない。
で、サッカーでも優れた選手というのはノロノロの実の能力者みたいなもんなんだよ。
敵DF、敵GKよりも自分に流れてる時間だけ進行が速い。
よって、落ち着いて敵の妨害をかわし、落ち着いてシュートコースを見つけることができる。

ここで、私の知人の話をひとつ。
その知人は、交通事故に遇ったことがある。
道でクルマにハネ飛ばされたんだ。
知人いわく、10mぐらい飛ばされたらしい。
で、クルマと衝突してから地面に落下するまでの時間は、想定で約1秒。
彼は、その1秒が「スローモーションのように見えた」と語っている。
身体が空中に浮遊してる間、道を歩いてる通行人たちの顔、服装までハッキリ確認できて、唇の動きから何を喋ってるかまで確認できたという。
何だ、それ?という話だが、別にその知人は特殊な人間ではなく、普通の人である。
ただ、そのクルマに衝突した瞬間だけ、脳が覚醒したんだと思われる。
なんせ、生命の一大事だ。
空中に浮遊してる間、落下時の衝撃に備えなければ命を落とすことになるし、その1秒で次の準備をできるように脳がゾーンに入ったんだろう。

おそらくサッカーにおいてもエリア内のスーパープレーは、脳がゾーンに入ったことの顕れだと思われる。
別に、サッカーで敵DFと対峙するのは生命の一大事というほどのことじゃないにせよ、でも好調時の香川真司の動き方などを見てると、きっと彼には周りがノロく見えてるんだろうな、と感じる。
ただ、香川も常にそういう状態というワケではない。
きっと脳機能の限界として、毎試合毎試合そういう状態にはなれないんだろう。
おそらく全ての試合でその状態に入っていれば、何かしらの過剰な負荷が脳にかかってしまうし、あるいは正常を保てなくなってしまうかもしれない。

そう考えると、どんな選手でも「生涯で一番良い時」というのは限られてるんだろうな、と思う。
生涯、ゾーンのスイッチが入ったままの人間は考えにくいし。
ある意味、期間限定かもしれない。
今季だけ、というのもあるだろう。
しかし監督さんはそれを踏まえて、そういうゾーンに入った選手を漏れなくチョイスするのが仕事である。
今季、Jリーグでも「期間限定」の覚醒選手が何人か出てくるに違いない。
思わぬ選手が突如、信じられないようなプレーを連発することがあるかも。
それは「成長」とはまた別モノの、脳回路異変だろうね。
2018/8/8(水)11:16

☆関西人
意識高すぎ
最近、好きなテレビCMがある。
それはauのCMで、「意識高すぎ高杉くん」シリーズだ。

これに出てる松本穂香さんがカワイイ。
神木隆之介演じる高杉くんが妙にテンション高くて暑苦しいのに対し、松本さんはややローテンションで低体温で、それでいて優しく高杉くんを受け入れてるのが妙に心地よい。
あまりにも松本さんが優しくて、見てて甘酸っぱい気持ちになる。

松本さんのどこが優しいかというと、おそらく周囲から変わり者扱いされてるであろう、高杉くんと普通に接してる点だ。
合唱部で「アベマリア」を歌いこなす為にラテン語を習う、歌う時は裸足になる、など人並み外れたストイックさのある高杉くん。
普通の女子なら、ちょっとキモチ悪く感じるだろう。
でも松本さんはキモチ悪がるどころか、高杉くんのYouTube動画作りに協力するなどして、かなり友好的に接している。
高杉くんが松本さん以外に人と接している場面は、幼なじみの細杉くん以外にない。
見た感じ、高杉くんも細杉くんも友達は少なそうだ。
イジメられてるワケじゃないにせよ、周りからは一定の距離を置かれてる感じ。
そりゃそうだろう。
ふたりとも、変わってるもん。

ただ高杉くんは、自分が良いと思ったモノを皆にも理解してもらいたい、その良さをひとりでも多くに伝えたい、というだけの純粋な人である。
皆さんにも、身に覚えがないだろうか?
たとえばここはサッカー専門サイトだからサッカーファンが多いと思うが、ならば周囲のサッカーに疎い人々にサッカーの素晴らしさを少しでも伝えたいと、あなた自身が高杉くん状態で熱く語ったことはないか?
私は、あるよ。
このCMを見てて、「高杉くんとは私自身のことなのかも」と感じた。
このCMの場合は、高杉くんの熱い思いが松本さんには少し通じているのが救いである。
単なる空回りではない。
松本さんは、高杉くんのことを「キモチ悪い」ではなく「意識高すぎ」と表現してくれてるし。
「キモチ悪い」と「意識高すぎ」は紙一重なのかもしれないね。

一方、松本さんは細杉くんに対して「細かすぎだよ細杉くん」と言っており、高杉くんに対するのとは微妙に温度差がある。
そうなんだ。
高杉くんは許せても、細杉くんはさすがにちょっとキツイ。
微妙な差だけど、この差は重要。
我々もサッカーファンとしては、細杉くんではなく高杉くんとして周囲に認識されたいものだ。
高杉くんであり続けていれば、きっとそれに応えてくれる松本さんはどこかに現れるはずだよ。
2018/8/7(火)10:53

☆関西人
森保システム
続きね。

改めて、森保ジャパンのフォーメーションを図解してみる。

・・・・H
・・J・・・F
B・・・・・・・A
・・・I・G
・E・・C・・D
・・・・@

以前に「5レーン理論」について書いたが、この森保システムはハーフスペースに選手を配置してるのが特徴。
中間ポジションをとってるのが、F、J、D、Eだね。
これが4231になると選手はセンターとワイドにのみ配置され、少なくともスタート時のハーフスペースに人はいない。

森保さんは、この361が日本人に最も合うシステムと言っている。
そのキモは、やはりハーフスペースの扱い方かな?
パワーvsパワーのガチンコ勝負に勝てない日本人は、なかなかセンターを主戦場にできない。
だから、主にワイドで球を運ぶ。
でもワイドスペースからではシュートを打てないので、いかにして中に球を入れるか、あるいはいかにして中に切り込むかがポイントになる。
繰り返すが日本人はセンターでなかなか勝てないので、ならば勝負を決める場所はセンターとワイドの隙間、ハーフスペースということになる。
よって、このシステムは攻撃時、

B・・・H・・・A
・・J・・・F
E・・・I・・・D
・・C・・・G
・・・・@

こういう陣形に変化し、 AとBがさらにワイドに高い位置をとることでJとFのハーフスペースを確保するんだ。
よくできたシフトだと思う。

じゃ、私なりに森保システムの人選を。

H⇒ストライカー
候補…武藤、岡崎、久保

FJ⇒シャドー(ゲームメイク、ポスト)
候補…香川、大迫、森岡、宇佐美

AB⇒サイドハーフ(ドリブラー)
候補…乾、原口、中島、堂安、長友

I⇒レジスタ
候補…柴崎、大島、小林祐

G→フォアリベロ(兼センターバック)
候補…遠藤航、三竿、板倉

DE→ストッパー(兼サイドバック)
候補…宏樹、槙野、植田、車屋、中山

C→リベロ
候補…吉田、昌子、冨安

@→GK
候補…川島、西川、東口、中村

ちょっと雑な人選かな(笑)。
次代を見込んで、東京世代からは堂安、板倉、冨安、中山を入れておいた。
堂安は右サイドハーフの即戦力として使えそう。
守備陣は板倉と冨安のサイズが魅力だし、中山は左利きというのが魅力。
おまけに3人ともボランチもセンターバックも両方こなせるんだから、森保システムにはジャストフィットしそうだね。

ちょっと悩ましいのは、ホントに乾や中島なんかをABに使ってイイのか?という点だ。
マトモな思考なら、そのへんの人材はFJに使う。
だけどこれは可変システムだから、サイド後方はDEが守ると思うのよ。
ABは、やはり攻撃重視になるんじゃないだろうか?
最初のうちこそ長友を起用するだろうが、そのうちいずれ…。
2018/8/6(月)0:54

☆関西人
今季の宇佐美
宇佐美、一転して今季もまたデュッセルドルフらしい。
期限付レンタルらしいけど、彼にとっては一番良い決着じゃないだろうか。
聞けば、彼は所有権あるアウクスブルクへの帰還を拒否したらしいじゃん?
それほどデュッセルドルフに残りたかったんだろう。
デュッセルドルフは、彼が海外にて初めて真価を発揮できたクラブ。
そして、彼の使い方を分かってる監督がいるクラブ。
今回の判断は、正解だろう。
正直、今の彼はどこでも活躍できるという段階ではまだないと思うからね。

宇佐美はロシア大会に出たけど、さほど活躍したワケではない。
同じカテゴリーの先輩、乾の陰に隠れた。
今後しばらく乾は代表でも中心になるだろうし、あと下からは中島がいずれ突き上げてくるだろうし、そこに挟まれた中間世代になる宇佐美はかなり微妙な立場になるはず。
乾、原口、宇佐美、中島。
このあたりが日本代表の左ウィング候補である。
あぁ、でもよく考えたら監督が森保さんになったので、4231じゃなく361かもしれないな?

・・・・H
・・J・・・F
B・・I・G・・A
・E・・C・・D
・・・・@

便宜上、番号でポジションを表現させてもらった。
宇佐美らのポジションは、J、もしくはFになるんだろうか。
何度も上下動できる原口あたりはB、またはAにコンバート可能だが、さすがに宇佐美にそれを求めるのは酷かもしれない。

このシステムの厄介なところは、トップ下を置いてない点である。
つまり、エースの香川までJやFに入ってくるんだ。
JとFは、かなりの激戦になるだろう。
シャドーストライカー、ドリブラー、パサー、ありとあらゆる選手が選考対象となる。
森保さんが、そこをどう整理するかはまだ全然分からない。
宇佐美として、ここに候補として残るにはデュッセルドルフで活躍をすることが必須だわな。

一方、武藤はニューカッスル入団が正式決定したらしい。
ビザも無事に下りたそうだ。
地元メディアには、今季のレギュラー予想で武藤を1TOPに据えていたところがあったらしい。
また、代表でも「森保監督は1TOPに大迫でなく、武藤を構想」と書いているところがある。
遂に、武藤の時代がきたか?

あながち、メディアの予想は的外れではないかも。
確かに森保さんは広島監督時代、ポストプレーヤーのウタカではなく、生粋のストライカーである佐藤寿人の方を1TOP起用していた。
じゃ、ウタカをどこに使ったかというと、↑の図ならJだ。
で、そのシャドーにはウタカ以外に誰を使ってたかというと、柴崎晃誠、高萩洋次郎などマルチ系の選手を使う傾向があった。
あれ?
そうなると、乾、宇佐美、中島らドリブラーはどこで使えばイイんだ?
意外と、↑の図でいうとBじゃないだろうか。
広島でいう、ドリブラー柏のポジション。
話をまとめると、森保ジャパンはこんな感じ?

・・・・武藤
・・大迫・・香川
乾・・・・・・・原口
・・柴崎・遠藤航
・槙野・吉田・宏樹
・・・・西川

何でCBが昌子でなく槙野?
何でGKが中村でなく西川?
と思うだろうが、彼らの方が可変の3バックを他の皆より分かってるだろうからね。
この可変システム、時には遠藤航が最終ラインに下り、

乾・・・武藤・・原口
・・大迫・・香川
槙野・・柴崎・・宏樹
・・吉田・遠藤航
・・・・西川

の4バックに移行する。
また、時には乾+原口が最終ラインまで下りて

・・・・武藤
・大迫・・・・・香川
・・柴崎・・遠藤航
乾-槙野-吉田-宏樹-原口
・・・・西川

の5バックで守る。

このシステムで特に大変だと思うのは、AとBだ。
なんせ、ウィングFW、サイドハーフ、サイドバックの3役をこなさなくちゃならんから。
よって、広島ではこのポジションの選手交代が多かった。
つまり、このポジションに駒の枚数は必要なんだよ。
だから「宇佐美にはこのポジション無理だ」と見限らないでくれ。

AとBの候補としては、
乾、原口、宇佐美、中島、伊東純、浅野、堂安、伊藤達あたりを私は想定したい。
基本、足の速い奴、よく走る奴がハマると思う。
ここをノーマルに本格派サイドバックを起用し、Aが長友でBが宏樹、というのは少しツマランでしょ?
2018/8/5(日)16:23

☆関西人
新時代
毎日、暑いですね。
この酷暑の中、試合をしてるサッカー選手たちは大変である。
しかし、彼らはプロだ。
これでおカネ貰ってるんだから、暑さに耐えるのは当然だろう。
それより、もっと大変なのはサポたちである。
この酷暑の中で必死にチームを応援し、熱中症にかかる人も少なからずいるだろうに、彼らはこの苦しみに耐えておカネを貰うどころか、逆におカネを払ってるワケよね。
それでもチームが勝てば暑さもストレスも全て吹き飛ぶだろうけど、でも時に負けることもあるでしょ。
それこそ、最悪である。
灼熱のスタジアムで苦しい思いして、試合は負けて、ストレス溜めて、そんだけ不愉快な思いをしてるのに、おカネはしっかり支払わされる。
普通、おカネを払ったらそれに相当するだけのサービスを得られるものなのに、こういうスポーツ興行は時にサービスゼロ、いや、ゼロどころかマイナスすらあるワケです。
損得勘定でいえば、損が結構多いでしょ。

思えば、まだプロ野球はマシである。
なぜなら、試合をドームでやってるから。
酷暑でもドーム内はエアコンがきいてて、少なくともサッカースタジアムよりは快適だよ。
雨も関係ない。
一方、サッカーは雨天だとサポがびしょ濡れ。
どう考えても、スタジアムは快適なスポットではない。
それでも、毎回チケットを買ってスタジアムに足を運ぶサポには使命感みたいなモノがあるのかな、と。
ある意味、ストイックだ。
ディズニーランドに行くような感覚とは、明らかに一線を画する。

こういうのがあるから、ちょっとしたサッカーブームみたいのが起きてもなかなか人気は永続しないんだ。
たとえばイニエスタがJに来た!といって多くの人々が一時的にスタジアムに足を運んだとして、それは動物園にパンダの赤ちゃんを見に行くのと似た感覚で、その人たちは一回見たら満足してしまう。
一回だけ見るのは、「イイトコどり」である。
ちょっとぐらい暑かろうが、試合がつまらなかろうが、「生で見た」という喜びの大きさがそれらを相殺するから。
しかし、毎節毎節見に行くようになれば、「生で見た」という喜びは薄れる。
別の側面からストレスも出てきて、少なくとも「イイトコどり」ではなくなってくる。

問題は、それを承知でおカネをサッカー観戦に投じられるか、だ。
個人が1ヶ月で自由に使える金額の限度は個人差があるとして、仮に平均値として5万円としようか。
皆さんは、その5万円を主に何に使ってる?
何に対しておカネを最も使ってる?
酒が好きな人は行きつけの飲み屋に最も支払ってるかもしれんし、服が好きな人は行きつけのショップに最も支払ってるかもしれんし、アイドルが好きな人はライブに最も支払ってるかもしれんし、千差万別だろう。
ちなみに私自身のことを省みてみると、恥ずかしながら最も支払ってる相手はセブンイレブンのような気が…(笑)。

日本の景気はやや回復傾向と聞くが、それでも世間全般の財布のヒモは、いまだ堅いと思う。
このIT時代、おカネのかからない楽しみ方は増えてきてるからな。
あらゆるサービスで「無料」が花盛り。
無料動画視聴、無料ゲームアプリ、無料音楽視聴、ありとあらゆることが無料でできてしまう時代だ。
こんな時代に有料でサービスを提供するには、かなり高い水準の満足度を与えなければ顧客拡大は非常に難しい。

だからこそ、一部Jクラブはイニエスタやトーレスを呼んだのかもしれない。
神戸にせよ鳥栖にせよ、これらはいまどきのIT企業がバックについてるクラブで、いまどきのサービスというモノをよく分かった企業による先行投資である。
これまでJリーグを引っ張ってきたのは主に重工業の大企業グループだったが、今後は楽天やCygames、そしてダゾーンなど、IT系のサービス業の企業が引っ張っていく時代なのかもね。
思えば、これまで地上波テレビで活躍してたタレントさんたちが、最近はAbemaなどに流れる動きもある。
時代は、明らかに激変してきている。
Jリーグも、これまでの常識の延長線上では語れない時代がきてるのかもな…。
2018/8/4(土)11:00

☆関西人
ムバッペになれない日本人A
続きね。

↓に書いた通り、仮に日本人が「非戦闘民族」だとして、それが本当にサッカーという競技には適さないということなのか、という点について考えてみたい。

じゃ、まず日本人が他民族より優ってる部分から考えてみよう。
何が優ってる?
私が思うに、日本人はモノ作りが結構上手いでしょ。
世界最古の土器は、日本の縄文土器。
そして、磨製石器も世界最古は日本製だという。
これを考えると、太古の日本人って偉大だったと思わない?
世界最古の木造建築、法隆寺も素晴らしい出来である。

要は、日本人って職人系民族なんだろう。
ミリ単位のこだわりみたいなモノを持っている。
このこだわりがあるから、時に俊輔やヤットみたいなクローズドスキルの達人が出てくる。
日本人が作るのは、やはり打製石器でなく磨製石器なのよ。
ちゃんと磨いて、細部の仕上げにこだわる。
私のイメージの中で、シュートは打製、パスは磨製なんだよね。

で、この日本民族の磨製を得意とする性格は、サッカーにおいてチーム作りに反映されると思う。
日本人の多くは日本サッカーをやや見下してるようだが、意外とメカニズムを見るときっちり細かい部分ができてるのよ。
個の水準はともかくとして、守備時のブロックの作り方とか割としっかりしてるし、綻べば必ず周囲の誰かが援護に入るし、機械の作りとしては決して品質悪くない。
なかなか丁寧な作りである。

最近、Jリーグにフェルナンドトーレスやイニエスタが入った。
このへんの世界一線級の選手が入れば「1シーズンで40点ぐらい取るんじゃないか?」と思いがちなんだけど、実際はそうでもないんだよね。
ポドルスキがそうだったし、フォルランもそうだった。
じゃ、彼らを止められるほどJリーグのDFが優れてるのかというとそうではなく、ただ、なんかよく分からないけど外国人はやりにくそうなんだ。
そして、そのやりにくさを作ってるのは紛れもなくJリーグの本質であり、「個としてトーレスを止められないなら、せめてトーレスに良いパスが入らないようにしよう」とかいう組織力の発動があるワケよ。
ひょっとしたらメッシやCロナウドがJリーグに来ても、案外30点も取れないんじゃないかな、とさえ思う。
変な話、Jリーグは個の良さを出すより、むしろ個の良さを消すことの方に長けてるのかもね。

Jリーグの歴代得点王の中で、最も年間ゴールが多かったのは中山雅史で36点。
それに次ぐのはアラウージョで33点。
なんか意外な感じがしない?
彼らよりもっとバケモノじみたストライカーはいた気がするし、たとえばワシントンやエメルソン、エムボマ、このへんですら30点には遠く及んでいない。
ここ10年で見ると、得点王のゴール数は
2017年→23点
2016年→19点
2015年→23点
2014年→18点
2013年→26点
2012年→22点
2011年→19点
2010年→17点
2009年→20点
2008年→21点
という感じで、なかなか数が少ない。
17点で得点王って、どうなの?
これを日本人の決定力不足と総括するのは簡単だが、でもJには決定力ありそうな外国人も何人か来てるワケよ。
彼らですら、ほとんどが30点に到達しない。

得点数のトップが磐田の中山やガンバのアラウージョということからして、結局は中盤ありきというのがJリーグなんだろう。
名波を軸にした磐田の中盤、ヤットを軸にしたガンバの中盤、そういう卓越したポゼッションがあって初めて大台の30得点が成り立つ。
シュートはあくまで結果であって、本筋はパス、丁寧な繋ぎなのよ。
打製でなく、やはり磨製のチームこそ結果を出すのが日本だ。
2018/8/3(金)10:05

☆関西人
ムバッペになれない日本人
日本人として、武藤はかなり身体能力が高い部類である。
しかし、ワールドカップでムバッペなんかを見てると、これは人種として敵わんなぁ、と感じてしまう。
日本人である以上、どうしても限界があるのでは、と。
どうしても、日本人であることのコンプレックスを感じてしまう…。

しかし、こういう話をよく聞く。
全人類の祖先を辿ると、アフリカで発祥したひとつの種族に行き着くんだ、と。
我々日本人のご先祖様もまた、元の元までず〜っと辿れば、実はアフリカ生まれである
単一起源説ってやつだね。
つまり、我々のルーツも、ムバッペのルーツも実は同じ。
ならば人類は一体どこで分岐し、こうして我々のようなフィジカル的にやや劣った民族が、この日本に発生したのか。

思うに、原始時代は世界中のどの民族も大体同じような生活をしてて、そんなに差がなかったと思うんだよね。
差が出てきたとすれば、日本でいうと、縄文時代あたりから。
原始民族が日本列島にたどり着いて、その島に合った生活を構築したことから、やがて日本民族独自のオリジナリティが出てきたのかと…。

民族の資質というのは長い時間をかけて形成されていったものだと思うが、ちなみに日本という国は

戦後→約70年
明治・大正→約60年
江戸→約260年
室町→約240年
鎌倉→約150年
平安→約390年
飛鳥・奈良→約200年
弥生→約700年
縄文→約10000年

という時代の区分である。
縄文時代の長さが群を抜いてるね。
全体の約80%だし。
人間の遺伝情報の核は「そこに至るまでのメモリー」だとされており、ならば日本人の遺伝情報はかなり縄文の要素に占められてる、ってことだな。
つまり、日本人を日本人にしているモノのベースは、縄文の10000年である。

縄文時代が10000年も続いたというのは、それだけ平和だったということなのさ。
日本は山岳が多く、四方を海に囲まれた島国。
海の幸や山の幸に恵まれ、綺麗な湧水にも恵まれている。
おまけに島国ゆえ、外敵の侵略もほとんどない。
それゆえ、皆が何かを奪い合うようなことにはならず、ずっと平和だったんだろう。
一方で同時代の大陸に目を向ければ、そこは領土(食糧や資源)を奪い合う戦乱が真っ盛り。
彼ら大陸人のメンタリティは、そこにルーツがある。

それに比べ、我ら日本人のメンタリティは平和な縄文にルーツがあるので、今でも「平和ボケ」と揶揄されてるほどにノンキなキャラクターだし、争いを好まない非戦闘民族である。
海の民は漁をして、山の民は狩りをして、彼らは物々交換をして仲良く暮らしていたという。
そんな生活が、約10000年も続いたんだ。
そりゃ日本人は戦闘下手にもなるし、必然として日本人の肉体からは戦闘の資質が失われていくよね。
事実、縄文時代の地層を発掘しても武器が全く出土しないという。

う〜ん、何て言ったらイイのかな。
私は日本人のフィジカルの劣性、戦闘的資質の劣性って、コンプレックスに感じるよりむしろ、かけがえのない個性と解釈した方がイイと思うんだ。
そもそも10000年も平和を維持した民族って、世界的にも稀じゃない?
で、その10000年の平和が、今なお我々のDNAにメモリーとして刻まれてるのよ。
考えようによっては、ステキな話じゃないか?
ただ、その代償として我々は決してムバッペになれない…。
2018/7/31(火)10:30

☆関西人
武藤の挑戦
武藤に、ニューカッスル移籍濃厚の報道が出てるね。
マインツ経由でプレミア行きとは、まさに岡崎ルート。
これ、日本人FWにとって鉄板の出世ルートになるのかも。

別に、武藤はワールドカップで目立った活躍したワケじゃないのにね。
案外、そんなもんである。
控えで試合に出られなかった植田や遠藤航にも声がかかったぐらいだし、日本人株そのものが少し上がったのかもしれない。
欧州でそこそこの評価がある、中島や久保や森岡ですら入れなかった23名枠。
武藤はそこに入ってたワケで、それだけで一定以上の品質保証はあるってこと。

というか、実際に武藤は使える選手だと思うよ。
敵を背負えるパワーは大迫に次ぐレベルだし、足の速さは浅野に次ぐレベルだし、運動量は原口に次ぐレベルだし、ゴールへの貪欲さは岡崎に次ぐレベルだし、総合的に見てかなりレベルが高いFWだ。
ただし、色々と売りがありすぎて、まだキャラを皆が解釈しきれてない感じ。
彼の売りはFC東京の先輩・長友と同じく、体幹、肉体でしょ。
日本人には珍しく、たとえゲルマン系を相手にしても、それらをなぎ倒して前進していけるタイプである。
まさに日向小次郎。
同じパワー系でも、大迫は日向じゃないんだよなぁ。
92年組としては、
武藤=日向
宇佐美=翼
柴崎=岬
といったところか。

この移籍は、ニューカッスル監督のベニテスが自らオーダーした、と伝えられている。
あのベニテスの目に留まるとは、なかなか光栄な話だよ。
とはいえ、プレミアって労働ビザが下りる下りないの問題があるはず。
確か、過去2年の国際Aマッチ公式戦で75%以上の出場が必要、とかいう条件じゃなかったかと。
これがネックになり、プレミアに行ってもビザが下りないので、結局はレンタルであちこちにタライ回しされる選手が今までにもいたよな。
武藤は、大丈夫なの?
もちろん、75%以上の国際Aマッチ出場という条件は全く満たしてないし、稀に「特例」でOKとなるケースもあるらしいが、武藤には「特例」となるほどの何かがあったっけ?
移籍したはイイが、マインツの時より出場機会が減るような気がしてならない。

岡崎と吉田の頑張りでプレミアクラブの日本人評価は上がってると思うけど、そうは言ってもイングランドは鬼門であることに変わりはない。
浅野も井手口も、結局ああなってるでしょ。
宮市なんて、今どうなってるの?
原口だってプレミアに移籍目前で頓挫し、以降ヘルタでずっとホサれる苦境に陥ったワケよ。
イングランドは、甘くない。
何が甘くないかって、これはクラブ側の裁量、監督やフロントの裁量でどうこうできる範疇の話じゃないからさ。
特に労働ビザの発行云々は英国内務省の判断であり、そういうお上が「うむ、武藤は良い選手だから特例でビザを発行しよう」と判断してくれるかどうかって、そんなのオファーしたクラブ側ですら確認できてないことだよ。
いくらベニテスが武藤を高く評価したところで、そのベニテスにビザを発行する権限はないんだから。

武藤、大丈夫かなぁ…。
この移籍、うまくハマれば彼は日本No1のFWになれるし、ハマらなければ普通に朽ちて、もう代表に呼ばれることもなくなるだろう。
可能性は、五分五分かと。
ここでガチの勝負に出た武藤、私は応援しますよ。
いやね、日本人が欧州で「勝負」とか言っても、さほどリスクのない移籍も実はあるワケさ。
たとえば、遠藤航が移籍したベルギーのシントトロイデンとかいうクラブ。
そこには冨安健洋がいて、関根貴大もいる。
何でひとつのクラブに日本人が3人も?と思ったら、このクラブを経営してるのが、日本企業のDMMだったりするワケよ。
オーナーが日本企業。
ヌルい環境と思わない?
じゃ、多分3人とも試合に出れるよね。
2018/7/30(月)0:06

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