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過去ログ555 2018/7/28 9:48

☆関西人
森保ジャパン誕生
結局、日本代表の新監督は森保さんでした。
つまんね〜、と感じた人は多いだろう。
彼、地味だから…。

近年に代表監督をやった日本人といえば、岡田さんと西野さん。
岡田さんといえば、ジョホールバルの歓喜。
西野さんといえば、マイアミの奇跡。
じゃ、森保さんは?
うん、ドーハの悲劇だろうね。
しかし、森保さんがドーハ戦士、しかも不動のレギュラーボランチだったということ自体、知らない人が多いかもしれない。
そのぐらい、彼の知名度は低い。

もともと、過小評価されてる人だよね。
監督としては3度もリーグ優勝をしてるのに、意外と「ペトロヴィッチが作ったチームを少し守備のテコ入れしただけでしょ?」的な辛い評価もある。
確かに、あのチームは森保さんがゼロから創ったワケでない。
この点では、鹿島の石井さん、川崎の鬼木さんあたりとよく似た立場だ。
カリスマ性では、まさにゼロから創るタイプ、風間八宏の足元にも及ばない。
ただし、風間さんよりは確実に結果を出してるんだけど。

で、皮肉はことに森保さんと風間さんは、広島の元チームメイトである。
というか、二人はダブルボランチでコンビを組んでいた関係。
天才肌の風間さんがゲームを作り、後輩の森保さんが献身的にそのフォローへ回る、というイメージだったと思う。
指導者としての今の立ち位置も、まさにそんな感じ?
で、私は思うんだよね。
風間さんと森保さん、このふたりセットで日本代表を任せてみたいな、と。
森保さんひとりじゃ、カリスマ性が足りないでしょ?
一方、風間さんひとりじゃリアリズムが足りないでしょ?
このふたり、お互いに無い部分を持ってて、うまいこと補完し合える関係だと思うんだわ。
できれば、監督が風間さん、ヘッドコーチが森保さんという組み合わせで。
いや、近いうちに風間さんがフリーになる可能性も十分あるワケですよ。
なんせ、リーグ最下位だし。

あ、そうそう。
一部で、ベンゲルのアドバイザー就任の噂があるね。
協会も、よっぽど森保さんの地味さを懸念してるんだろう(笑)。
サンフレッチェでいうところの、ペトロみたいな「原案」を与えた方が森保さんは活きるのでは、という判断かと。
森保さんには原作が必要だ、と。
梶原一騎+ちばてつや、武論尊+原哲夫、雁屋哲+花咲アキラ、大場つぐみ+小畑健、みたいなイメージ。
森保さん的には余計なお世話だろうけど、今回ばかりはA代表とU代表の兼任という関係上、案外原作者を断らない可能性もあると思う。

協会的には、ロシア大会がそれなりにうまくいったという総括を必ずしてるはずで、つまり、ひとりに権限を集中させるよりは分散させて、「和を以て貴しと為す」という日本のカイシャっぽい運営にしていくつもりかもしれない。
唯我独尊の独裁者、ハリルみたいなのはもうコリゴリですよ、と。
確かに、森保さんにはあまり独裁者色がない。
でもそこは彼の良さである一方で、そこがチーム最大の弱点になる可能性もまた十分にあると思うよ。
2018/7/28(土)9:48

☆関西人
宮本恒靖監督
ガンバがクルピを解任したという。
案外、早い決断だった。
どちらかというとクルピは育成型の人だから、即効を求めるのは酷なんだけどな…。
ま、まさか、フタを開けてみれば代表新監督が森保さんじゃなく、クルピでした、なんてオチじゃないよね?

で、後任は宮本恒靖である。
宮本といえば、巨人軍でいうところの原辰徳、高橋由伸みたいなもんである。
いわばクラブのミスター的存在であり、一旦監督を任せる以上は必ずや長期政権でなければならない。
実際、ガンバは宮本にJ3で監督修行させるなどして、これまで大事に扱ってきていたと思う。
それが、まさか最後はこんな雑な形で丸投げすることになるなんて…。

宮本は、名将となれるだろうか?
彼は高学歴で、しっかりした学級委員タイプ。
長谷部型キャプテンシーの原型。
どっちかというと、カリスマ性で引っ張るリーダーではなく、調整型、官僚型のリーダーである。
彼は代表でもキャプテンだったが、彼がチームを引っ張っていたイメージは全くない。
引っ張るどころか、こっちではトルシエに引っ張られ、あっちでは中田英寿に引っ張られ、さらに小野ら黄金世代に下から突き上げられ、上を見たところでジーコは何もしてくれないし、何だか中間管理職の悲哀みたいなモノを常に醸し出していたような印象があるよ(笑)。

多分、ガンバでもそういう感じになるだろうね。
今のガンバは、良くも悪くもヤットのチームだ。
ある意味、監督よりもヤットの方が立ち位置が上のような気もする。
ホント言うと、早いことヤットを引退させて彼に監督やらせるべきなんだよね。
多分、ヤットはバルサでいうところのグアルディオラなのよ。
↑に宮本は長期政権と書いたが、本音をいうと長期政権の本命は宮本じゃなくて、ヤットである。
いわば、宮本はヤットへのブリッジ。
バルサでいうと、ライカールト監督みたいな位置付けだろうか。

しかしヤットが監督になるまで、あと何年かかる?
彼はまだ現役で、ヘタすりゃあと数年は現役を続けるかもしれない。
S級ライセンスをとる時間も含めりゃ、だいぶ先の話になりそうだ。
そこまで待てる?
待てないよね。
だから、今後宮本がやるべきはヤットをプレイングマネージャー的に使っていくことなのよ。
ヤットみたいな「神の眼」を持つ者には、常に何かイメージが見えてる。
今は見えてても自身の体がそのイメージについていかないのでアレなんだが、自身の体の代わりに弟子たちを手足として自在に動かせるようになれば、彼は日本のグアルディオラになれるワケさ。
で、宮本はその媒介者となればイイ。

私から見て、宮本には言葉の明瞭さがある。
逆に、ヤットには言葉の明瞭さがない。
だから宮本はヤットが掴んだイメージを選手たちに言葉で伝えるメッセンジャーになればイイと思うし、逆にいうと、それ以上に宮本が監督としてガンバで結果を出す方法論はないと思うんだ。
いや、宮本ファンの方々、ごめんなさいね。
私は彼が無能だと言いたいワケじゃなくて、何て言ったらイイのかな、要するに彼ならではの調整能力、仲介能力の優秀さをガンバでうまく使ってほしいのよ。

ちなみに、宮本が指揮したガンバU23はJ3で16チーム中15位。
7勝20敗5分。
得失点差▲34点はリーグワースト。
凄い成績だな…。
彼もクルピ同様、即効を求められる人じゃないはず。
ガンバは、我慢期に入りました。
2018/7/24(火)10:16

☆関西人
森保さんで決まったの?
そういや、そのデシャンが昔に日本代表監督候補として報道されたことがあったね。
2006年のこと。
今回の代表監督報道でも森保説とクリンスマン説に分かれてたが、2006年もデシャン説とオシム説に分かれてたワケよ。
例の川淵さんの「あ、今オシムって言っちゃったね」発言でデシャン説は一瞬にして消し飛んだが、多分リストの上位にデシャンが入ってたのは間違いないと思う。

どうやら、デシャンは仏サッカー協会からの推薦だったみたいね。
今でこそ彼は名将扱いになってるが、当時はまだ指導歴数年の若手監督である。
ただ仏協会は彼に将来はフランス代表監督をやってほしい思惑があり、その研修みたいな意味として日本代表の監督をやってみては?という話になっていたそうだ。
本人が乗り気だったかどうかは知らない。
現実は、そのすぐ後に彼はユベントスの監督になったし…。

当時、日本サッカー協会は仏サッカー協会と太いパイプがあったのは事実である
アンリなどを輩出したクレールフォンテーヌ国立研究所の日本版・JFAアカデミーを開校するにあたり、フランスには色々お世話になってたワケね。
かなり、日本からカネは払ったと思うけど。
今でもフランスとは繋がり深いはずだよ。
またしてもベンゲルの名前が出てきたぐらいだし。

結局、デシャンの話がどこまで進んでたのか、最後はどうしてオシムに決まったのか、真相はいまだよく分からない。
あるいは、派閥力学みたいなモノがあるのかな?
ハリルの時もラウドルップの名前が出てきたし、ザックの時もペケルマンの名前が出てきたし、そして今回はクリンスマンの名前が出てきたけど、田嶋会長は「会ったこともない人の名前が出てビックリ」と完全否定。
こういうの、何なんだろう。
ひょっとしたら当事者たちの思惑とは全く別のところで、代理人とか称する胡散臭い連中が勝手にゴチャゴチャとやってるだけなのかもしれん。

大体のパターン、こういうのは代理人を介して話が決まるもんだが、聞けばアギーレの時なんかは代理人を介さずに原さん自身が動いて一本釣りしたみたいだね。
結果、八百長云々であんなことになったけど(笑)。
いや、結果はともかくとして、身内のコネクション(Jクラブの縁故)以外で欧州現地にまで乗り込み交渉できる人って、原さん(および腹心の霜田さん)以外にあまりいなかったよ。
あとは、テレサンターナに直接交渉したセルジオぐらいか。
今回は関塚さんが技術委員長という時点で、どう考えても日本人で決まりだよなぁ、と正直思っていた。
関塚さんでクリンスマン?
イメージ合わないし(笑)。
多分、クリンスマン本人の思惑は抜きにして、代理人は実際に売り込んできてたんじゃないだろうか。
それを前向きに検討した人も一部協会内にはいて、一方で黙殺したのが田嶋さん、という図式だと思う。
そして、派閥力学として田嶋さんの思惑が最も優先されるだろう。
多分、関塚さんを技術委員長にした時点で、田嶋さんの脳内は日本人監督でほとんど一本化されてたはずだよ。

じゃ仮に森保さんに決まるとして、気になるのが手倉森さんの処遇だな。
私はヘッドコーチで残るのがベストだと思うけど、本人がそれを了承するかどうかは分からない。
一部には、鹿島が次期監督に狙ってるという話もあるし。
ただ、A代表・五輪代表の兼任は意外と大変かもしれないので、たまに監督代行を立てなきゃならなくなりそうだから、できれば手倉森さんには残ってほしい。
確か、森保さんの方が手倉森さんよりひとつ学年が下だったと思うので、監督とコーチという関係はお互いやりにくいのかな?
じゃ、A代表は手倉森さんが監督で、森保さんがヘッドコーチ。五輪代表は森保さんが監督で、手倉森さんがヘッドコーチ、というイーブンな分業制はどう?
ややこしいかな…。

とりあえず、森保さんには頑張ってもらいたいんだけど、かといって心中するつもりで彼に全てを託すのは逆に良くない。
実際やってみて、仮に両代表兼任に無理が見えるなら監督は分割にすべきだし、状況によっては更迭もひとつの選択肢だし。
関塚さんは妙に存在感ないけど、そこの見極めだけはキッチリしてほしい。
でも、仮に監督交代になるなら関塚さんのこと、絶対にJリーグのコネクションになるだろうなぁ。
長谷川健太、オリベイラ、とかね。
2018/7/23(月)0:52

☆エルマンデル◆hkJa9s
男性 45歳
森保監督頼みます!
W杯を優勝したフランス代表ですが、デシャンが行っていたのが、まさに「可変」と言うシステムでした!
デシャンのメンバー選びは「継続性」を最優先した結果、クラブでブレイクした若手があまり選出されなかった為、サプライズのない「つまらない!」人選でしたが、それが良い結果に繋がったと思います!
開始15分くらいは相手の戦術を見て、その戦術のストロングポイントを徹底的に対策し、また相手のウィークポイントは徹底的についていく!
ベルギー戦などは6バックで守り、また、ベルギーにそれを破る戦術的引き出しがないと見ると、最後までやり通す!
逆にプレスをかけても来ないウルグアイにはボールを持ち続けて、何もやらせないよ!と言うようにポゼッションしまくるなど、常に相手を見ながら戦術を的確に変えて対応していきました!
最近、欧州CLを視ていると上位に来るクラブは殆どが、フランス代表のような相手の戦術に合わせで、どんどん戦術を変更していくクラブばかりになっています!
普段から一緒に練習するクラブチームのレベルでは現代サッカーにおいて勝ち上がる為には必須事項なのです!
しかし、最近は代表チームでもそれが出来ないと、勝てなくなっているのでしょう!
メキシコ代表はドイツ対策を徹底的に行い見事な勝利を治めました!
しかし、勝ち進んだ決勝トーナメントでのブラジル対策はさほどのものは見られず、あっさり敗れてしまいました!
ベスト16までは事前の研究で何とかなりますが、それより上に行くためには、戦術の引き出しをいくつも作り、相手を見ながらどんどん高いレベルで戦術を変えていかないといけないのでしょうね!

今大会のフランス代表はW杯での優勝国で「最多失点数」での優勝でした!
また、決勝トーナメントでの得点数はW杯での優勝国の「最多得点」だったそうです!
一見、ポンコツな守備を強力な攻撃力で補って優勝したように見えますが、実際には相手の戦術を見て「相手よりたくさん得点を奪う!相手より少ない失点におさえる!」と言うきわめてシンプルですが!きわめて難しい事を行い優勝にこぎ着けたのです!

日本代表は森保監督になるようですが、森保監督の戦術の引き出しはどれくらいあるのか?また、いくつも必要な戦術を高いレベルでこなせる選手がどれくらい出てくるのか?
この辺りが、今後の注目点になりそうですね!

西野前監督は日本には若い人材がたくさんいると言われていましたが、しかし、少なくとも他国には日本を上回る若い人材がもっとたくさんいるように感じます!

この夏、モナコはリヨンから16歳の選手を獲得(17歳の誕生日にリヨンがプロ契約をして、即モナコに移籍!)しました!
移籍金は2000万ユーロ(27億円)です!
17歳になったばかりと言う事は日本だと久保君と同じ歳ですね!
もちろんそれからの延びしろ次第なので、先の事はわかりませんが、少なくともそれだけ評価をされている若い選手が他国にはいるわけで…!

そんな世界を相手にするのですから、簡単にはいかないでしょうが、将来的にW杯の優勝を目指すのであれば、これは通らねばならない道でしょう!

森保監督(だけじゃないけど)には頑張ってもらいましょう!
2018/7/22(日)19:37

☆関西人
可変A
続きね。

私は、森保さんを代表監督にすることに賛成なんだよね。
それは日本人か外国人かという議論はまた別にして、彼がかなり戦術的に手の込んだことをやる指導者であるのが気に入ってるんだわ。

手の込んだ戦術って、クラブではともかく拘束の短い代表には適さないのでは?という意見もあるだろう。
はい、確かにその通りです。
普通に考えれば、代表で手の込んだややこしいことはできない。
ただし、トルシエを思い出してみてくれ。
彼は、フラット3という当時のJリーグではどこもやってない特殊戦術を代表で構築して見せたんだ。
なぜ、あれが可能だったのか。
それは、あの頃の日本がワールドカップのホスト国で予選免除の恩恵があり、トルシエがU代表とA代表の監督兼任可能だったことが大きい。
そしてトルシエは長期拘束しやすいU代表の方を「クラブトルシエ」化して徹底的に戦術を叩き込み、そのU代表をプロトタイプにして、A代表を後からドッキングさせる形で全体への戦術浸透を図ったワケよ。
今から思うと、なかなか賢いやり方だったと思う。

で、今度の日本は五輪のホスト国という立場である。
「無理だ」という意見もあるようだが、五輪の予選免除がある以上は、A代表・U代表の監督兼任は不可能じゃないと思う。
ならば、トルシエのようなことをすりゃイイじゃん?
まずは長期拘束しやすいU代表の方を「クラブ森保」化し、ひとつのプロトタイプとする。
堂安律あたりをチームのキーマンに仕込みたいね。
堂安だけに限らず、三好康児、中山雄太、久保建英など左利きが多く揃っているのがこの世代の魅力である。
上の世代には、左利きがやや不足してるからね。

そこに、ドッキングすべきはリオ世代。
中島、大島、遠藤航、植田、久保、井手口、浅野、南野、三竿、中村航あたりは最終的に西野さんには使われなかったが、ひょっとしたら西野さんも「コイツらは森保と手倉森が今後に使うべき選手」と捉え、敢えて手をつけなかったのかも?
あくまで妄想だが、森保さんの留守中には手倉森さんがヘッドコーチとしてA代表を預り、かつての教え子、リオ組を中心に召集するイメージかな。
で、A代表とU代表が全く同じ戦術を共有する。
そうなれば、五輪のオーバーエイジ加入もスムーズになるし、U代表からA代表への昇格も極めてスムーズになる。

というか、何でわざわざ可変システムみたいなややこしいことを代表でやる必要あんの?
という意見もあるだろう。
それは簡単な話、そういうややこしいことをできるのが、日本人の強みだからだよ。
逆にいうと、普通のことをやってれば、日本人は個として外国人に負けてしまう。
だから組織でやらなければならず、選手は駒として、戦術の歯車として働く必要があるんだ。
日本人は、歯車としてなら優秀である。
勤勉で、忠実に動くから。
ならば、その歯車の優位性を最大限発揮する為にも、他国よりも高度で複雑な機械仕掛けを敢えて構築していくべきである。
森保さんも手倉森さんも、精密機械の開発スタッフとしてはかなり有能な人だと思うよ。
精密機械の国産クオリティ、馬鹿にするなかれ。

しかし、森保さんもJリーグを3度制覇したとはいえ、最後はボロボロだったじゃないか、という見方もあると思う。
確かに。
でも、広島は毎年毎年戦力の流出が激しいクラブで、ちょっと同情すべきところがあった。
トドメは、チームのキーマン森崎和幸の衰えじゃなかっただろうか。
あの戦術は、もともと森崎の戦術勘に大きく頼る部分があったから…。
やはり、中盤⇔最終ラインを行き来する動きって、思うほど簡単じゃないのよ。
ぺトロの浦和でいうと、阿部勇樹。
森崎にせよ阿部にせよ、経験豊富な大ベテランがその役を担っていた。
と考えると、代表の長谷部引退は想像以上にダメージ大きいかもね。
後を継ぐのは遠藤航や三竿と↓に書いたが、よく考えたら彼らはまだ若い。
長谷部の後の大役を任せて大丈夫か?と不安になるよね。

思えば、森保さん自身が日本代表の「元祖ボランチ」だったワケよ。
もともとはスター選手でも何でもなく、ただマツダ(今の広島)の監督をしてたオフトが代表監督になったもんだから、門下生の森保さんがオフト戦術をよく知る者として代表召集されただけのことである。
当時の代表は中盤にラモスという王様が君臨してたので、そのケツを拭くMFが必要、という意味もあったんだろう。
あまりチームで目立つ存在じゃなかったにせよ、森保さんは最初から最後までオフトジャパンのレギュラーを務めた。
もともと、戦術理解の良い人だったんだと思う。
だからこそ、指導者になってもぺトロの戦術を即座にマスターできたワケで…。

そういう流れを踏まえると、自分の時と同じく、彼が代表監督になれば門下生をチームに引っ張ってくる可能性は否定できんわな。
たとえば、青山敏弘とか。
青山は32歳のオッサンじゃねーか!とツッコミはあるだろうけど、繰り返すが長谷部の抜けた穴は大きいワケで、何年か先の話はともかくとして、今すぐ稼働する即戦力なら森保戦術を熟知したベテランがチームに必要なんじゃないか?
ワールドカップ直前の西野ジャパン離脱で完全に「終わった」かに見える青山だけど、意外と彼は終わってないと思うよ。
あと考えられるのは、代表のプロトタイプとなるU21の方で、たとえば板倉滉や冨安健洋あたりをがっつり仕込むか、だね。
彼らは大器である。
2018/7/22(日)17:41

☆関西人
可変
遠藤航のベルギーリーグ移籍が決まったみたい。
植田に続き、なぜかワールドカップの控えメンバーが売れていく。
ベルギーは日本と対戦し、メイドインジャパンの品質の高さを理解したのかも?
というか、それより先に久保裕也や森岡亮太の効果だろうね。
で、ワールドカップメンバーでも試合に出てない選手なら値段もリーズナブルだし、ある意味控え選手こそ「買い」という発想なんだろう。
植田、遠藤航、大島、中村航、このへんのリオ代表メンバーなら年齢もまだ24〜25歳で先があるし。

私は実際、遠藤って「買い」の物件だと思うね。
特に代表では長谷部が引退表明をしたワケだし、じゃポスト長谷部が誰がやるかというと、私が思うに候補者はふたり、遠藤航と三竿じゃないかな、と。
西野さんのあとを継ぐ代表監督は、森保さんが濃厚なんでしょ?
だとすりゃ、森保さんの戦術は2ボランチの片方が最終ラインに下がってCB化するメカニズムじゃん。
そういうのをできるのは今まで長谷部が筆頭格だったけど、彼以外では遠藤や三竿だろうよ。

【森保式可変システム】

・・・・FW
・・FW・・FW
SH・・・・・・・SH
・・MF@・MFA
・CB・・CB・・CB
・・・・GK

(可変)

↑SH・・FW・・SH↑
・・FW・・FW
・・←MFA→
CB←↓MF@↓CB→CB
・・・・GK

ポイントは、MFの@とA。
森保サンフレッチェでは、@が森崎和でAが青山だった。
これを日本代表に当てはめるなら、@が遠藤や三竿、Aが柴崎や大島、あるいは小林祐ということになる。

【シミュレーションその1】

・・・・大迫
・・乾・・・香川
原口・・・・・・浅野
・・柴崎・遠藤航
・槙野・吉田・宏樹
・・・・川島

(可変)

原口・・大迫・・浅野
・・乾・・・香川
・・・・柴崎
槙野-吉田-遠藤航-宏樹
・・・・川島

【シミュレーションその2】

・・・・武藤
・・中島・・森岡
長友・・・・・伊東純
・・小林祐・三竿
・車屋・昌子・植田
・・・・中村

(可変)

長友・・武藤・伊東純
・・中島・・森岡
・・・-小林祐
車屋-昌子・三竿-植田
・・・・中村

こういうイメージで、最終ラインと中盤をセンターで行き来できる選手が戦術のカギになるワケね。
ようやく来たな、遠藤航の時代!
まぁ、ボランチといってもゲームメイクするのは主に相方(たとえば柴崎など)ゆえ、どっちかというと目立たない地味な役回りだろうけど。
遠藤って、もともとそういう選手ですよ。
目立たないけど戦術的には効いてる選手で、それこそクロウト好みのする選手。
阿部勇樹の正統後継者だと思う。

もし、森保さんが東京五輪代表監督兼任でやるなら、五輪代表でも同じシステムを今後やるかもしれない。

【シミュレーションその3】

・・・・小川
・・三好・久保建
伊藤達・・・・・堂安
・・板倉・・市丸
・中山・冨安・原輝
・・・・小島

(可変)

伊藤達・小川・・堂安
・・三好・・久保建
・・・・市丸
中山-板倉・冨安-原輝
・・・・小島

西野さんも会見で言っていたが、下の世代はなかなか楽しみな人材が揃っている。
戦術的な意味でも。
だからA代表とU代表がうまく融合できた時、日本代表はひと皮剥けると思うよ。
2018/7/22(日)13:07

☆関西人
夜話
続きね。

5レーン理論のような、ピッチを5つのレーンに分けて選手の動きを見てる人はさほど多くないと思う。
私自身、そんなメンドクサイ見方はしたくないし。
でも、こういう理論を踏まえると初めて見えてくるモノもあって、たとえばそれが香川真司の動きである。

今に始まった話じゃないが、香川は「良さがよく分からん」というファンの声が昔から多い選手である。
セレッソ時代はドリブラーとして良さが分かりやすかったし、ドルトムント初期はシャドーストライカーとして良さが分かりやすかった。
でも齢を重ねるにつれ、そのへんの良さがだんだん分かりにくくなってきたのよ。
得点を量産するワケでもなく、俊輔のフリーキックのような一芸があるワケでもなく、香川って何でI番なの?と感じてた人も多いだろう。

ところが興味深いことに、常にマニアは香川に対して一定の評価を与えていたんだ。
彼らがその高評価の根拠とするひとつが、たとえば5レーン理論だったワケよ。
香川はレーンの使い方を分かっている、と。
…分かりにくい良さだよね(笑)。
でも不思議なもんで、だんだんとそのへんの評価が一般層にまで浸透してきたのが今回のロシアワールドカップだと思う。
体系化された理解じゃないまでも、みんな5レーン理論のキモみたいなモノを理解し始めたワケよ。
あれ、香川のポジショニングってビミョーに効いてるんじゃないか?ってさ。

これだけ一般層レベルがマニアックな部分を理解してくると、今後何が変わってくるかって、多分メディアが変わってくるんだ。
お茶の間向けには松木安太郎が必要なのは今後も変わらないとして、ただしそういうのだけでは満足しない層が徐々に肥大してくると思う。
松木安太郎って、あくまでサポーターの立ち位置でしょ。
そうじゃなくて、今後本当の意味でプロの目線を求めるというか、もっとオタク目線を求める時代の空気が出てくると思うん
だよね。

ワールドカップ開催中、戸田和幸や小澤一郎のプレビュー&レビューには「なるほど』と何度も感心させられたね。
これはかなり戦術オタク目線の解説だったんだけど、今後こういうのがひとつのスタンダードになっていくのかな、と感じた。

これらを見ててひとつ思い出したのが、オタクがようやく市民権を得た1990年代の空気感である。
正直80年代までオタクというのは数限られた奇異な人種という扱いだったのが、なぜか90年代で一気に一億総オタク化っぽい空気が出てきた。
天下のNHKが、「BSマンガ夜話』という番組を放送し始めたんだよ。
私は、これが好きでね〜。
今でもYouTubeで見たりしている。

この番組の何が凄かったかって、マンガを解説する解説陣、いしかわじゅん、夏目房之助、岡田斗司夫の3人なんだ。
たかがマンガを、線のタッチ、背景、コマ割りなどの全ての意味を彼ら3人が解説してくれるワケで、あぁ〜、プロ目線だとマンガはこういう評価になるのか、と目からウロコだったんだよね。
こういう風に見ることできる人たちがカッコよく見えたりもして、オタク=カッコ悪い、という公式をぶち壊してくれた番組でもある。
後に「◯◯芸人」のマニアックトークで人気になった「アメトーク」も類似した番組だが、「アメトーク」があくまでファン目線なのに対し、「夜話」は完全にプロ目線。
私は、「夜話」の方が好きだな。

で、思うんですよ。
NHKさん、「サッカー夜話」をやってくれないかな、って。
民放でサッカー番組はいくつかあるが、割とそこまで深くないんだよね(テレ東は別だけど)。
「やべっち」のような楽しいバラエティーを否定する気は毛頭ないが、時代の空気はああいうのからもう少し深いモノを求めるニーズにシフトしてきてるように感じる。
2018/7/21(土)11:39

☆関西人
5レーン理論A
5レーン理論においてハーフスペースの重要性については↓に書いた通りだが、問題はどうやってそこに侵入するか、である。
結構多い形が、ウィングのドリブル。
ウィングといえば「ドリブルでタテに突破」のイメージがあるけど、日本では「中に向かってドリブル」というのが頻繁にある。
もちろん、これはレーン変更の意図である。

やはり、それをできる選手がウィングに相応しい。
タッチライン際を上下動するのはサイドバックにもできる仕事で、少なくとも攻撃時にはウィングとサイドバックが同一レーンにいないことが必須だと思う。
つまり、ワイドがサイドバック、ハーフスペースがウィング。
でもって、ウィングはハーフスペースからシュートコースを探るんだ。
そりゃセンターに比べると角度がないので、コースは狭いけど。
それでも、妨害の圧はセンターよりまだマシなのは事実で、パワー勝負に勝てない日本人ならここでシュートを打たなきゃ。

技術的には、角度のないところからのシュートは難しいと思う。
うまいこと決まったシーンを後で見返してみると、なるほど、敵DFの股を抜いてたりしてかなり技巧的なシュートである。
思うに、日本はウィングにこそエースを配置すべきなんじゃないか?
そういう角度のないところからシュートコースが見えるのは、ほんの一瞬。
その瞬間を逃さず、針の穴のように狭いコースを狙いすましてシュートを打てる選手は多くない。
でも、そういう選手は日本人にもいないこともないんだ。
数限られてるけど。

で、↓にも書いた通り、そういうウィングを単なるサイドアタッカーにせず、インサイドのレーンへ押し出す為に必要とされるのが、ワイドレーンにおけるサイドバックのオーバーラップなんだ。
つまり、欧州でありがちな「センターバックっぽいサイドバック」より、日本ではラテンサッカーにありがちな「ウィングっぽいサイドバック」の方がハマるということ。
サイドバックというよりは、ウィングバックかな。
できれば足が速く、何度でもアップダウンを繰り返せる奴がサイドバックとして好ましい。
そこにクロスの精度やドリブル技術、さらに守備力まで求めると「そんな完璧な選手いません」という結論になっちゃうので、まずは無理に高望みせず、とにかくアップダウンできる選手を何人か試してみたいね。
敢えて妥協をせず、高望みをすべきなのはサイドバックよりウィングの方だと思うから。

ウィングについては、左45度からなら絶対にシュートが決まる、みたいなゾーンを持ってる奴がイイ。
デルピエロゾーン、もしくは小木45度みたいなやつ。
左ウィングには右足キックの巧い選手を置き、右ウィングには左足キックの巧い選手を置く。
特に左利きは本田が代表引退を表明しちゃってるので、早いこと堂安や久保建を抜擢すべきだと思う。
彼らはまだ若いので、いきなり即戦力として期待するよりは、一定の助走期間が必要である。
ならば、今のうちからリザーブとして代表に入れておいた方がイイよな。
2018/7/18(水)23:22

☆関西人
5レーン理論
ロシアワールドカップを総括すると、フランスが結果を出したこと含めて、身体能力を活かした堅守カウンターサッカーの時代、ということになるのかな。
どっちかというと、ハリルっぽいタテのサッカーが世界のモードという感じだ。
チキタカではない。
単独での突破がカギになっていて、ムバッペのスピードとか、アザールのドリブルとか、割とそういう一点突破がカギになっている。
となると、西野ジャパンのサッカーは世界のトップモードとはややズレてる感じか…。

得点は、セットプレーからが多い。
総得点のうち、43%がセットプレーからとのこと。
半分近いじゃん。
これはVAR効果と言える一方、それだけじゃないだろうね。
そこは守備戦術の進化、流れの中で得点を決めるのがかなり難しくなってるんだと思う。
そう考えると、日本は総得点6点のうち、流れの中からが4点。
まずまず、流れの中から取れてる方かもしれない。
その4点は、乾が2点、本田が1点、原口が1点。
いずれも、サイドポジションにいた選手のゴールである。

最近、「5レーン理論」というネタをサッカー記事でよく目にするようになった。
ピッチをタテに5つのレーンに割った戦術的思考である。
まず、5つに割ったレーンの真ん中、ゴールエリアの横幅に該当する大きなレーンが「センタースペース」。
そして、タッチライン際にレーンが左右に各々2つ、「ワイドスペース」。
そして、そのセンターとワイドに挟まれたレーンが2つ、「ハーフスペース」。
合計5つのレーン。
捉え方として、4バックの場合ならセンターバックが守るのがセンタースペース、サイドバックが守るのがワイドスペースという風に考えてもらえばイイさ。

ここで問題になるのは、中途半端なハーフスペースである。
ちょうど、センターバックの守備エリアとサイドバックの守備エリアの境界といったところだろうか。
守る側として、敵にこのレーンでポジションをとられたら結構メンドクサイ。
とりあえず、サイドバックがやや中に絞ってそこをケアするんだろうが、するとワイドスペースが空くので、そこを突かれる可能性はある。
こうなると、ワイドは「捨て」だ。
まぁ、そこは支配されても直接シュートは打てない位置なので、とりあえずクロスだけ警戒して、センターのマークをがっちりしていれば基本的には大丈夫。
ただ、ワイドに隣接するハーフスペースは角度的にシュートを狙える位置ゆえ、もしここに球を持った敵が侵入してくれば、かなりヤバい。
潰そうにも、あくまでセンターは空けられない前提ゆえ、DFは大きな動きをとりにくく、コースを消すだけで精一杯だし。
だからこそ、このスペースでプレーをしたがるのが香川、乾のふたりなのよ。
「香川はポジショニングが良い」と言われる意味も、実はここにある。

おそらく日本代表でサイド選手ばかりが点を取るのも、このハーフスペースを意図して使ってるからだろう。
そして近年、世界的に3バックが復権してきてるのも、このハーフスペースを守る考え方、5レーンに対応する考え方からきてるのかと。
4バックじゃ、どうしてもハーフスペースが隙間になるからね。

もともと、サッカーの進化の歴史とは隙間の攻防の積み重ねだと思う。
トップ下が発生したのは、最終ラインと中盤の隙間でプレーさせる意図だっただろうし、シャドーもそうだな。
ブラジルの442BOXも、攻撃的MFがゾーンの隙間にポジションをとり、FWもH番のポジショニングはセンタースペースだけど、敢えてJ番はハーフスペースにポジションをとる。
つまり、ブラジルの442は欧州の機械式442とは対照的に、かなり有機的なんだよね。
「5レーン理論」が出るよりずっと昔から、こうしてシステムを有機的にすることで5レーンの攻略を常にやってきてたんだ。
奥深いよなぁ…。

↑に「西野ジャパンは世界のトップモードからズレてる」と書いたが、この5レーンを使う意味では必ずしもズレてるというワケではない。
もともとウチのサッカーはブラジルの影響も色濃くあり、割と有機的で、敢えて隙間を攻略するサッカーなのよ。
その方向性は、今後も変わらないだろう。
そして、この5レーンに最もハマるシステムが森保さんのやってた361のような気がするし、ここにきて森保さんの代表監督就任が濃厚になってきてるワケで、それをポジティブに捉える為にも、今回は敢えて5レーン理論のことを書いてみました。
2018/7/18(水)11:27

☆関西人
早すぎるJリーグ優勝予想
ワールドカップが終わり、またJリーグが再開する。
ワールドカップを機にJリーグから欧州への移籍話が数多く出るかと思いきや、意外とそうでもないみたい。
思えば、代表レギュラーで国内組は昌子ひとりだったもんなぁ…。

気になるのが、大島である。
今大会、彼は完全に柴崎の陰に隠れてしまった。
柴崎の方が大島より先輩だからしようがないよね、と言いたいところだが、先輩といっても柴崎は大島より何ヵ月か歳上なだけで、ふたりは実をいうと同学年である。
大先輩ならまだしも、同学年の選手にここまで扱いの差がつくと、いくら温厚な大島でも面白くないだろう。

しかし私は、この下半期で大島が大ブレークする可能性はかなりあると思う。
それは、彼がワールドカップで不完全燃焼だったからさ。
変な話、ワールドカップ開催年のJリーグMVPは極めて「雪辱」のニュアンスが強い。
たとえば、2002年のJリーグMVPは高原直泰だった。
ご存じの通り、彼はトルシエジャパン不動のエースストライカーと目されながら、例のエコノミー症候群という病気で最終23名リストから外れたよね。
その年の下半期、彼は磐田で鬱憤を晴らすようにして鬼気迫るほどの大活躍をした。

そして2006年、JリーグMVPは闘莉王だった。
闘莉王は「国内No1CB」の呼び声高い選手だったのに、なぜかジーコは頑として彼を最後まで召集しなかったよね。
その年の下半期、彼は浦和で鬱憤を晴らすようにして鬼気迫るほどの大活躍をした。

そして2010年、JリーグMVPは楢崎正剛だった。
楢崎はそれまで代表で不動の正GKだったのに、岡田さんは本番直前で若手の川島を正GKに大抜擢したんだ。
その年の下半期、彼は名古屋で鬱憤を晴らすようにして鬼気迫るほどの大活躍をした。

そして2014年、JリーグMVPはヤットだった。
ヤットといえばザックジャパン不動のレジスタだったが、意外なことに本大会で彼は一度たりとも先発していない。
その年の下半期、彼はガンバで鬱憤を晴らすようにして鬼気迫るほどの大活躍をした。

というワケで、ひとつのジンクスとでも言うべきか、決まってワールドカップで悔しい思いをした選手ほど、その年のJリーグで無双するんだ。
となると、今年でいうとそれは大島がNo1でしょ?
クルね、大島。
でもって、
2002年高原活躍⇒磐田優勝
2006年闘莉王活躍⇒浦和優勝
2010年楢崎活躍⇒名古屋優勝
2014年ヤット活躍⇒ガンバ優勝
という流れを踏まえると、どう考えても2018年は川崎優勝ということになるんですよ。
ちょっと早いが、川崎には優勝おめでとうと言っておきたい(笑)。
2018/7/18(水)0:43

☆関西人
サイドバック
へぇ〜、植田の移籍先って、そういうクラブなのか。
楽しみじゃん。
しかし、日本人センターバックって即戦力として見込まれてるとは考えにくいし、しばらくは植田も辛抱しなきゃならん気がする。
吉田だって今でこそ試合に出られてるけど、ベンチを温める時期は結構長かった記憶がある。
大事なのは我慢だ。
我慢してるうち、誰かがケガするなどして必ずチャンスは回ってくる。
勝負は、そこからだね。

植田以外では、将来のDFリーダーの呼び声高い逸材・冨安健洋もベルギーだね。
そのうち、ベルギーで植田vs冨安とか見られたら嬉しいんだけど。
このワールドカップ効果として、ベルギー国内では日本人選手に対する見方が少し変わったと思う。
実際、吉田、昌子はルカク、アザールをかなり抑えてたから。
ベルギー国民にとって、大会の中で日本は最も印象に残った敵じゃなかっただろうか。
植田も冨安も、意外と早くチャンスが巡ってくるかもしれない。

こうしてセンターバックには良い流れがキテるとして、ちょっと不安なのがサイドバックの方である。
もちろん、日本のサイドバックはセンターバックよりも国際的評価が高い。
長友と酒井宏樹のことだ。
少し前なら内田篤人もそうだった。
しかし、ここにきて酒井高徳が代表引退を表明するという事態に…。

高徳の代表引退は、正直よく意味が分からない。
後輩に道を譲る意味らしいが、彼はまだ27歳である。
4年後も、まだ31歳だ。
今年31歳の長友があそこまで素晴らしいプレーをしたのを見て、逆に何で高徳が代表引退という決断をしたのか…。
しかも高徳は、代表でレギュラーではなかった選手。
彼には悪いが、長友や宏樹と比べて常に評価が低かった。
とはいえ、彼がいてくれることで一定の安心感が常にあったワケよ。
高徳がいなくなって、誰がリザーブになる?
今になって気付いたけど、長友、宏樹、高徳の3人以外、近年は大きな舞台を踏んでるサイドバックはほとんどいないんだ。
どうしてもサイドバックが足りない時は、コンバートなどで対応してきたし。
意外なことに、サイドバックは後継者がピンチかも。
だから高徳として、「俺が今やってる3番手の役割は若い奴に託した方がイイ」と考えたんだろう。
どうしても海外からのオファーが攻撃の選手に集中するのはしようがないけど、そろそろサイドバックもお願い、という感じだな。

サイドバック、それこそ昔はヘタクソがやるポジションだったけど、時代は変わって今はゲームを決定付ける超重要なポジションになってきている。
サイドバックがワイドにタテを突くことで、ウィングは初めてインサイド気味にハーフポジションをとることができるから。

↑↑/WG
↑↑/
SB

今大会を見ての通り、サイドバックがウィング化し、ウィングがシャドー化するという形が日本の最も得点可能性を感じさせる状態なんだ。
事実、昔から日本が流れの中で得点するのは大体のパターンがウィングだし。
ハリルは「タテに行け」とばかり言ってたけど、実は日本サッカーってタテとヨコ(ナナメ)を使い分けていくところにこそ最大のキモがあって、仮にタテのゲームメイクがボランチの役割なら、対してヨコのゲームメイクを担うのがサイドバックだと思うんだわ。
クロスというよりは、ヨコパス、いや、ヨコのスルーパスを出せるサイドバックが日本には必要、ってことね。

まぁ、心配しなくても若手には何人かイイ感じのサイドバックはいるし、あとはチャンスを与えて国際経験を積ませるだけである。
せっかく高徳が空けてくれた3番手の席、これを無駄にしちゃいけないよね。
2018/7/17(火)9:43

☆エルマンデル◆hkJa9s
男性 45歳
ようやく
W杯も終了し、ようやく日常が戻ってくる感じですね!
私は以前から「今回のW杯の結果は良くも悪くも、あまり日本サッカーの将来においては重要な物にならない!」と思っていました!
もちろん結果として「良い!」に越したことはないとは思いますが…!
ただ、唯一、重要な事としてW杯が終わると、その活躍度によって「移籍」と言うものが発生する可能性が高くなります!
より良いクラブへのステップアップは現代のサッカー、代表チームにおいても大変重要なもので日本人選手もその例外ではありませんね!
関西人さんが描かれてたように、今回のW杯で活躍した原口、乾、大迫辺りはすでに移籍先が決まっていた選手達で、ちょっと残念ではありました!
しかし、彼ら3人や柴崎らも含め今回の活躍した選手達の大半は次回のW杯は30代になっている為、残念ながら「どれくらいのパフォーマンスを維持出来ているのかは未知数!」な状態である事は間違いないのです!
もちろん年齢だけで決めてはいけないのはその通りなのですが…!
その中で、ひとり大きな期待出来る移籍があったのが植田選手!
ベルギーのセルクル・ブルージュへの移籍が決まりました!
しかし、「おい!ベルギーの昇格クラブの何が良いんだ!こんなクラブに移籍するくらいだったら鹿島のほうがマシだ!」と言う意見が、かなりあったような気がします(笑)
普通のベルギーのクラブだったら私もそう思います!
ただ、このセルクルと言うクラブはちょっと違う!
ここのオーナーはモナコの投資家グループと同じです!
そして、このクラブに所属する選手の大半は

@モナコで出場機会がなかった中堅からベテラン選手
Aモナコのアカデミー出身の若手ローン移籍選手
Bモナコが獲得したいと思っている若手EU外選手
Cブルージュ近郊出身のベルギー人選手

つまり、モナコのBチームのような位置付けのクラブで、植田選手はBの条件での獲得と考えられる事を思えば、活躍次第でモナコへの移籍が約束されている事になるわけです!

もちろん、CLでも上位に勝ち進む力のあるクラブですので、簡単な事ではないですが、将来的にPSGのネイマール、カバーニやムバッペ、リヨンのマリアーノ辺りと対峙してプレーする可能性があるわけで!
これはかなり大きいですよ!
特に日本人が手薄なポジションの選手だけに期待したいところですね!

まずは、フランス語と英語の習得は必須になりますが…!

そこも含めて頑張ってほしいものです!
2018/7/16(月)18:39

☆関西人
ワールドカップ以降の流れB
ロシアワールドカップが終了しました。
結果は皆さんご存じの通り、フランスの優勝。20年ぶり2回目。
それにしても、決勝戦の日程と時間帯、もう少しどうにかならなかったのか?
テニスのウィンブルドン決勝とワールドカップ決勝、モロかぶりじゃん?
NHK総合でワールドカップ決勝やってて、NHK教育でウィンブルドン決勝やってて、こっちにはモドリッチが出てて、あっちではジョコビッチが出てて、もうなんかよく分かんない状態になっていた。

私はNHK総合の方を見てたけど、途中から完全にクロアチア応援モードになっていた。
だって、どう考えても日本人ならフランスよりクロアチアのサッカーの方にシンパシー感じるでしょ。
言ってみりゃ、この決勝戦はハリルサッカーのルーツだったんだよね。
ハリルにはルーツがふたつあって、まずひとつは、出身地のボスニア。
ボスニアは言わずと知れた旧ユーゴ圏で、仲が悪いなりにもクロアチアとは兄弟みたいなもんである。
そして、もうひとつのルーツはフランス。
サッカー的には、ハリルの真髄はこっちだろう。
今回のフランス代表がムバッペを右サイドに置き、カウンターで一気に彼を走らせるスタイルを見て、「あぁ、ハリルは浅野でこれをやりたかったんだろうな」と感じた。

クロアチアには、選手たちの不屈の愛国心みたいなモノを強く感じた。
もともと、民族主義から成り立った国だから。
その団結、結束の精神が、ああいう繋ぎのサッカーを成立させてるのかもしれない。
対するフランスはクロアチアの民族主義とは真逆で、どこか傭兵部隊っぽさがあるんだよね。
チームにはアフリカの血統をルーツにするフランス人が多く、あの身体能力の高さは反則じゃないだろうか。
う〜ん、やはりフランスにはシンパシーを感じない。
どう考えても、我々がシンパシーを感じるのはクロアチアですよ。
フランスのI番はムバッペ、クロアチアのI番はモドリッチ。
どう考えても、我々日本人が目指きべきサッカーはムバッペよりモドリッチでしょ。

私は、柴崎なんかは和製モドリッチを目指すべき選手だと思うよ。
レアルのI番、モドリッチ。
今大会、日本代表は柴崎&乾というスペインリーグコンビが輝いたワケで、ひとつ今後のキーワードを言うなら「スペイン」かな、と。
フランスが優勝したからって、安易にあっちに行ってほしくはない。
あのサッカーは、身体能力ないと難しいから。
それより、スペインだよ。
幸い、今後Jリーグにはイニエスタ、トーレスというふたりの天才がスペインから来てくれるワケさ。
Jリーグ副理事長の原博実はスペイン贔屓な人なので、彼が就任して間もなく、Jはスペインリーグと業務提携している。
ここ最近、J2まで含むとスペイン人の選手や指導者が日本でかなり増えてるらしいぞ。
バルサからお預かりしている至宝、久保建英の存在も忘れちゃならん。

現在、日本人選手が数多くブンデスで高い評価を得ている。
しかしそれは、硬質なゲルマンサッカーの中で日本人はあくまで「異物」であり、その異物ゆえの特異性で評価されてたワケだ。
これがラテンサッカー、スペインにいくと話はまた変わってくると思う。
そこでは日本人がさほど異物になり得ず、ブンデスでのように特異性では評価されない可能性があるんだ。
つまり、ブンデスでは環境がストレートの速球主体だったから日本人の変化球が通用した部分があるんだろうけど、スペインではどの投手を見ても凄い変化球をバシバシ決めてるような環境なのよ。
これ、甘く考えない方がイイ。
とはいえ、やはり日本人は変化球のキレで勝負するしかないんだけどね。

今後、どんどんスペインリーグに移籍する選手が増えればイイな、と思う。
徐々に、ブンデスからリーガへとシフトしていきたい。
2018/7/16(月)17:47

☆関西人
ワールドカップ以降の流れA
今夜、ワールドカップ決勝である。
フランスvsクロアチア。
下馬評ではフランス優位とされてるし、私もそうかな、と。
今回のワールドカップは、やはりムバッペの大会だろう。
いや、彼のことはムバッペとかエムバペとかンバッペとか色々な表記があるので、どう呼んだらイイのか私もよく分からないんだけど、とりあえず今回はムバッペにしておくね。

で、そのムバッペ。
実にフランスっぽい選手である。
プラティニの時代はともかくとして、ジダンの時代以降はアフリカをルーツに持つ移民系選手の王国となったフランス。
ここには身体能力に優れた選手が多い。
その系譜の中から、ムバッペみたいな規格外が出てくるんですよ。
彼は100m走タイムをシミュレーションすると10秒フラットになるらしいので、もし本格的に陸上競技のトレーニングをすればボルト超えも狙える逸材かもしれない。
あんなのに本気で走られたら、まずサッカーだとマークする選手がついていけないわな。

話は少し変わるが、先日ハノーファーに移籍した浅野が紅白戦で自慢の足の速さを披露したみたいで、地元メディアが
「浅野より足が速いのはムバッペぐらい」
「浅野のタイムはオーバメヤンより速い」
と絶賛していたらしい。
なるほど。
彼もスピードだけは通用しそうな感じだ。
ただし、浅野とムバッペを同列に語ることはできない。
速く走るというストロングポイントにはさほど差がないにせよ、ボールテクニックの部分では天と地ほどの差がありそうだし…。

将棋の駒でいうと、ムバッペは「飛車」や「角」。
対して、浅野は「香車」である。
大駒の飛車・角と違い、香車の場合はタテに抜けるけど、抜いた先の機動力に難があるんだよなぁ。
ワールドカップを見てて感じたこととして、やはり強豪とされる国は飛車・角といえる大駒が揃っている。
対して、日本代表には飛車・角がない。
あるのは、「歩」「香車」「桂馬」、大駒はせいぜい「金」「銀」ぐらいか。

【西野ジャパン】
・・・・銀将
桂馬・・金将・・桂馬
・・金将・・銀将
香車・歩・・歩・香車
・・・・王将

早い話が、日本代表は飛車・角落ちの将棋ってやつですよ。
一見、金や銀は格の高い駒に思えるが、実際は1マスしか進めない機能である。
金や銀って方向に自由度があるので守りには役立つんだけど、意外と攻撃の大技がないんだよなぁ。
むしろ攻撃に効く駒は、↑の中だとダイアゴナルの動きをできる桂馬かもしれん。
つまり、乾や原口ね。

そうは言っても、この布陣では飛車・角を持っている敵にはなかなか勝てない。
仮に勝てるとして、よっぽど駒の動かし方に長けた棋士の場合だけだ。
さすがに名人クラスになると、飛車・角落ちのハンデをつけた状態から勝ったりするらしいからな。
今後、日本サッカーの進むべき方向は、以下の2ステップである。

@飛車・角なしでも勝てる将棋をできる棋士の招聘

A棋士の裁量で結果を出している間に、頑張って飛車・角となる駒の養成

和製ムバッペ、求む。
ムバッペは、かの有名なクレールフォンテーヌ国立研究所の出身らしい。
あそこのコンセプトを真似したのが、日本ではJFAアカデミーなんだろ?
そのうち、ムバッペみたいなの出てくるかなぁ…。
2018/7/15(日)19:43

☆関西人
ワールドカップ以降の流れ
ワールドカップが始まる前に、乾はベティス、原口はハノーファー、大迫はブレーメン、各々に移籍が決まってたでしょ。
この移籍の契約タイミングをもう少し後にしてたら、あるいはもっと格上のクラブからもオファーがあったんじゃないかな?
上記3人は今回のワールドカップで各々得点を決めており、市場価値は確実に上がったはずなんだから。
ある意味、モッタイナイ…。

で、ハノーファーには原口だけじゃなく、浅野も移籍が決まっている。
たまたま、というワケではあるまい。
ブンデスのクラブは、日本人を単独でなくユニットで入団させることは結構多い。
もともとハノーファーは、以前にも清武・山口・宏樹を3人まとめて保有してたし。
多分言葉の問題もあって、日本人を単独で入れるとチームに溶け込めない、実力を発揮しにくい、という見方があるんじゃないかな?
そういや、デュッセルドルフで宇佐美は原口加入を契機にブレークしたんだっけ。
確かに、日本人は何人かまとめて入れておいた方が良さそう。

で、長くブンデスで不遇だった宇佐美を救ったのが原口だったとして、その原口が次に救うのは浅野ということになりそうな流れ。
皮肉なもんである。
ハリルジャパンで右WGだった浅野が西野ジャパンでは外れ、その西野ジャパンで右WGに入ったのは他でもない原口。
そのふたりが、なぜか同じクラブでやるようになったワケだ。
ふたりのポジション、一体どうなるんだろう。

で、盟友・原口と袂を分かった宇佐美は、どうやらデュッセルドルフを出てアウクスブルクに復帰するらしい。
また、孤独な環境に戻る。
ここでまた不遇に逆戻りか、それともデュッセルドルフで見せた輝きを再現できるのか。
「結局、アイツは原口がいなきゃ使えない」なんて評価にならないよう、宇佐美には意地を見せてもらいたい。
俺はバラ売りの単品でもイケるんだぞ、と。

一方、気になるのは柴崎の今後だな。
彼は現在ヘタフェにいるんだが、今回のワールドカップにおける活躍で他クラブからオファーがくる可能性は高い。
乾がいるベティスが興味を示してるらしく、スペインもまた日本人はユニットで使いたいのかもしれない。
確かに乾⇔柴崎って、原口⇔宇佐美以上の相乗効果がありそうだし、もし実現すれば日本代表でもこのユニットが武器になるのは間違いないよね。
昨夜、ベルギー代表がイングランド代表を下して大会3位の座をゲットしたけど、やはりアザール⇔デブライネには華があった。
日本代表なら乾⇔柴崎、リオ世代なら中島⇔大島、果たしてあのレベルにまでいけるのかな…?

私は、今後柴崎人気が飛躍的に上がっていくと思う。
ああいう小柄でツンデレのタイプ、キャラ立ちとして皆さん好きなんだ。
たとえば「ドラゴンボール」で人気投票をするとサブキャラのべジータが主人公の悟空を抑えて1位になるし、「進撃の巨人」でもリヴァイがエレンを抑えて1位になるし、「幽遊白書」でも飛影が幽助を抑えて1位になるんだよ。
で、日本代表において柴崎は明らかにそっち系のキャラ(べジータやリヴァイや飛影)である。
天才で、でも愛想が悪くて、でも意外と仲間思いで、というキャラに皆さん一番萌えるんだわ。
【柴崎<大島】論を唱える人も結構多いだろうが、仮に柴崎のキャラ立ちがリヴァイだとして、大島はどっちかというとアルミンだからなぁ…。
2018/7/15(日)12:31

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