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過去ログ542 2018/3/6 15:15

☆関西人
不測
ハリルが代表選考についてコメントし、その中で浅野や井手口の召集は厳しいということが明かされた、と報道されている。

そうか、やっぱりか。
浅野や井手口は明らかにハリルのお気に入りだったが、このところクラブでずっとベンチである。
井手口なんてガンバに残ってりゃ、こうならなかっただろうにね。
まぁ、彼らはまだ若い。
仮にロシアを逃してもまだチャンスはあるワケで、そこまで悲観することはないだろう。
井手口も「やはり、あのタイミングで欧州行っておいて良かった」と振り返る日がくるかもしれない。

ワールドカップ召集は、タイミングがポイントである。
仮に実力が日本No1の選手であっても、5〜6月に怪我をしてればワールドカップには呼ばれない。
逆に5〜6月に絶好調の選手は、代表実績を別にしても「旬」で召集されるかもしれない。
ハリルはコメントの中で原口も厳しい状況と触れ、さらに乾は怪我の可能性があると語っていた。
うわっ、左サイドがヤバいじゃん?
となると、ポルトガルでコンスタントに試合に出ている中島召集の可能性も出てくるということだ。
今まで全く召集されてなかった選手が、いきなり主力となる可能性もある。
そういや、ここにきて宇佐美が復調してるという噂…(笑)。
右サイドも浅野がダメだというなら、大穴だが堂安や南野の召集だって可能性がないワケじゃない。

他にも怪我人がいるみたいだね。
香川、吉田、岡崎など頼りになりそうな選手がかなり傷んでいる。
あと3ヶ月あるから回復するのでは?と思うけど。
そういや、ブラジルのネイマールなどは先日に右足の手術を敢行していた。
スゲーよな。
普通に考えて、この時期足にメスを入れるのは仮に回復しても大会前に実戦勘を失うよ。
ヘタすりゃ代表召集されないリスクもあるだろうに、それでもやっちゃうあたり、さすがはブラジル不動のエース。
今回ハリルがお気に入りの浅野や井手口に敢えて厳しいとコメントしたのは、日本代表ではネイマール並みに特別扱いする選手はいない、5月の時点でコンディション良い選手しか呼ばない、という意思表示だろう。

懸案は、今まで井手口がいた枠かと。
ボランチというよりはインサイドハーフ、それも攻撃的MFというよりはハードワークとボール奪取を期待するセントラルMFの役割。
きっとハリルはトルシエジャパンでいうところの稲本みたいな役割を期待してたと思うし、こういう人材っていそうで意外といないんだよ。
山口蛍?
普通に考えりゃ、そうなるのかも。
あるいはガンバの倉田とか、今野とか、浦和の長澤とか、代表で実績あるのはそのへんである。

また一部報道では、広島の川辺駿がハリルの目に留まった、という話もある。
彼が「広島にも良い若手がいますね」と言ったのが、川辺だというんだ。
なるほど。
代表実績のない若手だが、こういう半ボランチ・半トップ下的な人材は今月の召集リストにいきなり入ってもおかしくないわな。
皆さんも自分なりに考えた23名リストが既にあると思うし、私にもあるし、大体そういうのは9割ほどはメンバーが同じなのよ。
ほんの何人かブレてるだけで、ほとんど差はない。
だけど、ここにきて急に怪我とかホサれたとか、また逆に新たな選手が覚醒してきたとかもあって、ようするに我々の作っている23名リストからかなりのメンバーが外れる可能性も出てきた、ということだ。

また、今日の報道ではハリルが通常の23名リスト発表をしない可能性があるという。
23名以上、たとえば30名ほどの選手を召集した上で、直前に「外れるのはカズ」みたいなリストラを大量にやる可能性があるらしい。
ロシアで粛清?
血も涙もないな。
もちろん、そういう形がベストではないことぐらい代表監督経験の長いハリルは分かってるだろうに、それもやむを得ないほどに選手たちのコンディションが読めないということかと。

どうあれ、ハリルはロシア大会開幕前からバッシングに晒される気がする。
試合が始まる前から、歴代最も不人気の代表監督になるかもしれない。
ロシア、多分荒れるな〜。
ハリル憎しで、「いっそ惨敗してしまえ!」という書き込みが超サカにも多数出るんじゃないか?
マスコミは、きっとその世論を煽る。
ハリルは、もはや結果を出すことでしか自分の身を守れないようになるんだ。
2018/3/6(火)15:15

☆関西人
代表とクラブ
続きね。

仮に、↓のように【N-BOX vs フラット3】の試合が成立したとしよう。
こういうのは見る立場として、どっちを応援すりゃイイの?ということになるよね。

代表戦は基本【日本vs外国】だから、我々日本人は当然のことながら日本代表応援の立場につく。
外国は、敵だ。
しかし【N-BOX vs フラット3】だと、これはどっちも敵じゃない。
どっちにも頑張ってほしいし、どっちにも負けてほしくない。

これと似たニュアンスは、「アベンジャーズ」シリーズの「シビルウォー」だろうか?
「シビルウォー」は、シリーズの主人公キャプテンアメリカを中心にしたチーム(他にはホークアイやファルコンやアントマンなど)と、同じく主人公のアイアンマンを中心にしたチーム(他にはブラックウィドウやスパイダーマンやブラックパンサーなど)が仲間割れして闘うストーリーである。
これは物語として面白いんだけど、構図が正義vs悪ではなく正義vs正義だから、どっちに感情移入してイイか最後まで戸惑うんだよね。
これまではエイリアンなど人類共通の外敵に正義のヒーローたちが一致団結して闘うのがアベンジャーズだったのに、遂にそういう単純な勧善懲悪じゃなくなってきちゃったか…。

こういう感情移入の難しさ、思えばJリーグもそうである。
Jリーグには悪役が存在せず、物語は勧善懲悪じゃないもん。
明らかに「シビルウォー」だ。
その点でいうと、代表戦はまだ分かりやすい。
対戦する外国チームは明らかに外敵であり、日本を倒そうとする悪役である。
その分かりやすさこそが、観客動員や視聴率で【代表>Jリーグ】となっている要因のひとつだと思う。
Jリーグでは、敵・味方の感情移入が地元サポを除けばどうしても難しい。
だから、Jはどうしても「サポでなければ楽しめない」という着地点になってしまうんだ。
つまり、ライトファンが入り込みにくい。
ライトファンは、勧善懲悪ぐらいにシンプルでないと入っていけないのよ。

とはいえ、欧州なんかはどうだ?
日本に比べれば、国内リーグが非常に根付いている印象。
この差は何かというと「サッカー文化の成熟の差」と言ってしまえばそれまでなんだが、思うに欧州だと日本にはない「都市国家」の古い概念がいまだ残ってるということじゃないだろうか。
隣町が、ひとつのクニだという意識。
ダービーが、クニvsクニだという意識。
日本の場合、江戸時代までの藩があった頃にはまだその意識もあっただろうが、明治以降は完全に中央集権が浸透し、町vs町にそれほどの対抗意識はないワケよ。
緩やかな郷土愛ぐらいはあっても。

要は、帰属意識の話である。
我々日本人は、日本に対する帰属意識はある。
しかし、それ以外になるとよく分からない。
帰属するコミュニティ、国家以外に何がある?
会社、学校、町、市、県、部活、サークル、SNS、色々あるだろうけど、その中で町や市といった中途半端なところにどれほどの帰属意識があるか、ということだよね。

ほら、よく学校なんかで「クラスの出し物」をやるじゃん?
ああいうの、みんな全然やる気ないんだよな(笑)。
ぶっちゃけ、クラスに対する帰属意識が希薄なのよ。
部活や遊び仲間のグループに対する帰属意識はあっても、クラスという単位は「たまたま一緒になっただけ」というぐらいの意識で、そのクラスの為に敢えてエネルギーを費やそう、とはなかなかならない。
多分、クラスというコミュニティの単位が中途半端なんだよ。
学校ほどの支配スケールがなく、かといって遊び仲間、友達ほどの密着度もない。
という「クラス」みたいな単位が、私は社会における「町」や「市」の扱いになってると思うんだよね。
よって、そこに根差してるJリーグは多くの人たちにピンときてない。
それこそ、「クラスの出し物」みたいな感覚さ。
何かやってるんだってね、ぐらいの感覚。
悲しいけど、今はそれが現実だと思うんだ。

皆さんは、自分が住む町に誇りや愛着を持ってますか?
逆に、そういうのを持つキッカケがJ、ということになれば素晴らしいと思うんだけどね。
2018/3/5(月)22:36

☆関西人
ウンコの方じゃないのか…
まず、「代表とクラブはどちらが強いのか?」という定番の命題があるよね。
定説では、クラブの方が強いとされている。
たとえばバルサとスペイン代表を比較して、どちらが強いか、という話。
早い話、クラブの方が制約が少ない。
代表だとまず国籍という制限があり、また召集回数、トレーニング期間にも制限がある。
対してクラブは、無制限ではないにせよ多国籍が可能だし、トレーニングも長期間に渡って可能。
理論上、クラブの方が強くて当たり前だと思う。

じゃ、これを日本に置き換えるとどうなのか。
たとえば、鹿島アントラーズと日本代表はどちらが強いのか?
これは、バルサとスペイン代表の時より意見が分かれると思う。
鹿島だ、という人もいれば、日本代表だ、という人も出てくる。
そのぐらいビミョーなんだよ。
なぜ、ビミョーになるのか?
それは、日本だとクラブ側に資金力の限界があるからさ。
バルサとは違って。
ぶっちゃけ、鹿島のチーム年俸総額と代表チームのそれとを比較したら、代表の方が上回るんじゃないだろうか。
もちろん年俸の高さがチームの強さというワケじゃないにせよ、でも個の能力の高い選手って、やっぱ年俸高いよね。
よって、鹿島vs代表という試合をやれば、私は代表が勝つような気がするんだわ。
連携面では鹿島が上だから、確信はないけど。

一方で中国なんかを見ると、ここはクラブの方が代表よりも強そうだ。
全北現代と中国代表が対戦すれば、おそらく前者が勝つだろう。
これは、やはり資金力。
クラブそのものに収益があるというよりは、バックについてる企業かと。
こういうのは、日本でいうと名古屋グランパスということになる。
浦和なんかは大きいクラブに見えて、実際は三菱の子会社でなく独立採算でやってる会社だから、案外資金力は大したことない。
その点、名古屋はTOYOTAの子会社だ。
豊田章男さえその気になりゃ、ナンボでも資金投入できるだろう。
そういや、今日の名古屋vs磐田戦は動員が38000だったって?
ひょっとして、名古屋は今キテる?

そういや、去年は浦和がACLを制覇したんだったね。
中国や中東など資金力あるクラブを凌いだ浦和に対し、「日本代表より下」というのはさすがに失礼かな…。
個人的には、1999〜2002年頃の磐田は日本代表より強かったのでは?と思っている。
99〜01年は3年連続でACL(当時はアジアクラブ選手権)決勝に進出し、うち一回は優勝。
02年は、Jリーグで1st・2ndともに優勝。
もうね、最後はシャレにならん強さでしたよ。
アルゼンチン帰りの高原直泰が完全にモンスター状態だったし。
というか、高原を欠いてACL決勝に駒を進めた00〜01年も凄いんだけど。

【02年の磐田】

・・中山・・高原
・・藤田・・・奥
・・・・名波
・・服部・・福西
・大岩・田中・鈴木
・・・ヴァンズワム

興味深いのは、このメンバーのうち02年ワールドカップに出た選手はほぼいない、ってこと。
服部と中山はメンバー入りしたけど、サブだったワケで。
だけど、このN-BOXとトルシエのフラット3が対戦したら、私はひょっとしたらN-BOXが勝ったのでは?とか妄想するワケさ。
ある意味、この時期の磐田は代表に取り込まれなかったからこそ、強かったのかもね。

【02年の日本代表】

・・柳沢・・鈴木
・・・・中田
小野・・・・・・明神
・・戸田・・稲本
・中田・宮本・松田
・・・・楢崎

う〜む、N-BOXとフラット3の対決、一回でイイから見てみたかったなぁ…。
2018/3/4(日)0:53

☆エルマンデル◆hkJa9s
男性 45歳
関西人さん!
それですよ!
と、言ってもウンコのほうじゃないですよ(笑)
ユーロ2012でスペイン代表が優勝した際にメンバーの大半がバルセロナの所属又はカンテラ出身の選手達であった為、代表チームの戦術を構築するのが非常に容易だったそうです!
また、準優勝のイタリア代表も半数がユベントスの選手で、ユベントスのスタイルで結果を残しました!
であるならば、日本代表もひとつのクラブの選手達(過去に所属も含め)を集めて、そのクラブの戦術で代表チームを構築すれば連携面で大きなアドバンテージを持てるはずです!

では早速、尹監督のセレッソで…、と思ってはみたものの、残念ながらそうはいかないですね!
例えばバルセロナならばペドロがチェルシーに移籍しようが、セスクがアーセナル所属(今はチェルシー)だろうが、カンテラ時代から何年もバルセロナの戦術を学んで来た経験があるので、「代表でバルセロナの戦術をやりましょう!」と言われても、それほど困難な話ではないはずなのです!
では、香川や乾はセレッソOBなので特に問題なく…、とはならないですよね!
香川や乾がいた頃のセレッソと今のセレッソの戦術は一目瞭然ですよ!
残念ながらJのクラブは「監督が代われば戦術は代わる!」つまり、「クラブの戦術」と言うものが構築されていない!
しかも、トップチームとユースまでもが全く違う戦術でプレーしている事もよく有ることなのですよ!
こう言う環境では、中々ひとつのクラブを基準にして代表チームを構築すると言うのはちょっと難しいのかな?と思ってしまいますね!
ただ、LS北見を例にとっても本橋はチーム青森から独立してこのチームを立ち上げ、日本選手権で旋風を巻き起こした常呂中学の吉田姉妹(最初は妹だけ)や日本選手権四連覇の中部電力のエースだった藤澤を引き抜いたり、いろんなチームの名選手の寄せ集め集団であるわけで…!
結局は代表チームなんてものは、限られた時間の中で能力のある選手達がいかにチームとしてまとまれるか?監督・コーチがまとめられるか?が、重要になるのでしょうね!

個人的な思いではあるのですが、ペトロビッチを監督にしてペトロビッチのスタイルを理解しているコーチと選手を集めるのはそれなりに形は出来そうな気はしています!

ただ、そのチームは大事なところでポカもやりそうですが…(笑)
2018/3/2(金)22:57

☆関西人
ウンコ
個人的な話だが、最近ちょっと便秘気味である。
便秘のたび、私は「なんで人間はウンコをするんだろう?」と考える。
確かにクルマなども、ガソリンを燃料にして排ガスを出す。
この排ガスに該当するのが、人間だとウンコやオシッコということになるんだろうか。

我々はよく誤解しがちだが、「ウンコは食べ物のカスである」というのは少し事実と違う、とのこと。
現実は、ウンコの中における「食べ物のカス」の比率って1割にも満たないらしい。
そりゃそうだよな、と思う。
人間が口にした食べ物が、たった1日であんなおぞましく強烈に臭い物体に加工されるなんて、一体どんなテクノロジーやねん(笑)。
あのおぞましさの正体は、「食べ物のカス以外の何か」だろう。

そもそも、せっかく食べた物を出す、という循環は何だかムダでモッタイナイと思わないか?
しかし、このムダが大事なんだそうだ。
人間は、食べ物によってカロリー、タンパク質、ビタミンなどを摂取する。
とはいえ、食べ物の中にはカロリーにもタンパク質にもビタミンにもならない栄養価ゼロの物もあって、それが繊維質。
いわゆる食物繊維ってやつだ。
みんな食物繊維というとヘルシーなイメージでありがたがる傾向があるけど、あれって人間には消化できないシロモノで、つまり栄養として人体に取り込むことができない。
取り込めないなら、排泄するしかない。
これムダやな〜と思うけど、実はこのムダが大事なんだそうだ。
日本国内で長寿の地域の食生活を調査すると、やたら繊維質の摂取量が多いらしいのよ。
へぇ、栄養にならない物を摂取することが長寿に繋がるの?
それほど「出すこと」は大事なんだろう。
近年、栄養ドリンクより真水を飲む方が健康志向とされてることと意味は同じかもしれない。

ここ何年かで、デトックスという言葉をよく耳にするようになった。
デトックスとは、毒素を体外に排出することだ。
ウンコやオシッコはその代表だが、あと面白いのは、毛である。
そもそも髪などの体毛は、デトックスの機能を果たしているらしい。
ほら、よく覚醒剤を使用してるかを調べるのに、警察は容疑者の髪の毛を採取するじゃん?
どうやら人間って、覚醒剤のような毒素を排出するのに、その毒素を体毛に溜めてから体外に出す機能があるらしいのね。
毛って、そういう役割があったのか…。

考えてみりゃ、人間以外の動物は大体が全身に体毛がある。
人間のように加熱・殺菌した物ばかりを食べるワケじゃない彼らは、おそらく我々より毒素の排出が頻繁だろうし、その意味で全身に体毛があるのかもしれない。
人間だって、体毛が薄くなったのは文明を築き始めてからだろう。
じゃ、ハゲってやはり毒素排出能力が低いのかな?
男性よりハゲ比率の低い女性の方が長寿というのは、理にかなってる気がする。
人間は毛を「ムダ毛」と言って永久脱毛する例すらあるんだが、いやいや、ムダに見えてあれはムダじゃない、ってことだよね。

で、お前はさっきから何の話をしとるんや?と思うだろうが、もちろんしたいのはサッカーの話である。
ちょうど、この時期は各クラブが新獲得した戦力のお披露目がある。
うわっ、この選手やっぱスゲー、というのもいれば、何でこんなカスを獲ったんだ、というのもある。
昨年に完成度高かったチームが、補強をして完成度が落ちる例もある。
要らん補強なんかして、カスを掴むなら補強しない方が良かったんじゃないか、と感じたりもするだろう。
いや、違うんだ。
チームとは、生き物である。
毎年毎年、排泄は必要なんですよ。
散髪も必要なんですよ。
一見カスに思える新戦力も、実は繊維質としてチームの毒素排出に一役買ってるかもしれない。
来期には、チームの毒素を一身に背負って抜け毛になってくれるかもしれない(笑)。

補強って、そういうもんだろうと思う。
まるごとの栄養満点じゃない。
もちろん、獲る時点では栄養満点のつもりだろうが、全てが消化されるワケじゃなく必ず排泄物は出てくる。
アイドルだって、ウンコはする。
白石麻衣だって、新垣結衣だって、必ずウンコはする。
…いや、しないかな(笑)?
2018/3/1(木)16:44

☆関西人
平昌五輪
気がつけば、平昌五輪が終わっていた。
このビッグイベントに触れないのもアレなので、今回のネタは五輪ね。

日本の結果は、金4、銀5、銅4でした。
これは、冬季五輪としては過去最高成績とのこと。
羽生結弦、彼は凄いね。
怪我して出場が危ぶまれつつ、でも最終的には金メダルだもん。
また、その人気の高さにも驚いた。
彼が国内で人気No1なのは知ってたけど、韓国でも凄い人気じゃん?
技をキメるたびに観客席から黄色い歓声が上がるんだけど、あれって部分的に日本のファンも含むだろうが、ほとんどが地元韓国の女子ファンでしょ?
スゲーな、と思って。
だって、本来韓国って日本が大嫌いのはず。
そもそも国家が慰安婦像を大量生産して嫌日キャンペーンをしてるというのに、じゃ平昌で羽生くんに黄色い歓声送ってた韓国の女子ファンたちは皆、非国民なのか?
はい、女子って案外そういうもんですよ(笑)。
日本の女子中高生だって、実は防弾少年団とかEXOとかに夢中なワケさ。
なるほど、国と国が多少ギクシャクしてようが、それはそれ、これはこれ、ってことね。

あと、女子で話題になったのはカーリング日本代表。
今回は「そだねー」とか「もぐもぐタイム」とか、そのへんの萌え要素で注目を集めたんじゃないだろうか。
男子って、あのぐらいのビミョーに田舎臭い女子が意外とツボなんですよ。
藤沢さんとか、韓国でも凄い人気だったらしい。
羽生くんもそうだが、ミーハー意識というのは軽やかに国境を乗り越えるもんだね。

で、カーリング日本代表は選手たちがみんな仲良さそうだなと思ったら、あれは日本選抜チームでなくクラブチームなんだね?
北海道北見の「ロコソラーレ」というチームらしい。
なるほど。
代表選考の大会で勝ったクラブチームが、そのまんま日本代表としてエントリーされるシステムか。
サッカーでいうなら、川崎フロンターレやセレッソ大阪がまるごと日本代表になるようなイメージかと。
よって、チームワークが良いのは当然のこと。
きっと「そだねー」も「もぐもぐタイム」も、クラブチームの普段のスタイルそのまんまなんだろう。

じゃ、サッカーでもクラブの連携をまんま代表に活かす意味で、ひとつのクラブを代表の軸にすることは可能だろうか?
答えは、おそらく否だ。
なぜって、日本サッカー界ではそこそこの人材はみんな欧州にいて、バラバラに散ってるから。
仮に、たとえばセレッソをまるごと日本代表に設定し、代表監督を尹さんに設定した場合、10名以上にも及ぶ海外籍選手の扱いはどうすりゃイイの?ということさ。
長谷部、大迫、乾、吉田、酒井、川島、彼らをセレッソ組の補完(たとえば外国人枠選手の代替)に使う?
…う〜ん、それってどうなんだろう。

そりゃ今みたいな形だと、代表の連携の成熟はクラブより劣るさ。
まず代表監督は毎日指導するワケじゃないから、選手を基礎から鍛えることも実質無理だし。
でも、ひとつのクラブに代表も国内リーグもACLも全てをやらせるのは、そのクラブの負担の大きさとして無理。
3〜4ユニットのターンオーバーが実現可能な超ビッグクラブならまた話は別だけどさ。

ただ妄想にせよ、「ウチのクラブが日本代表になってワールドカップに出られるかも」という前提があれば、そりゃJリーグは確実に盛り上がるだろうね〜。
4つあるACL出場枠どころの話じゃないよ。
たったひとつの「日本代表」の座を争うのが、Jリーグの本質ということになる。
代表人気=Jリーグ人気、となる。
…ミーハー、増えそうですな(笑)。
しかし、Jリーグから羽生くんを超えるスーパースターを輩出するには、それが一番手っ取り早いと思う。
2018/2/28(水)0:46

☆関西人
動物性・植物性
Jリーグ開幕、割と地味に始まった印象である。
平昌五輪と時期がカブってたから、しようがないんだけど。

ちょっと意外だったのが、噂のジョーがいきなり1ゴール1アシストと結果を出したこと。
ひょっとしたら、彼はJリーグ史上最高額の移籍金にも見合うだけの仕事をする選手なのかもしれない。
つーか、名古屋ってやたら外国人が目立つよな?
スタメンは前線のジョーとシャビエル、DFのホーシャ、GKのランゲラック、合計4人。
外国人枠は3なのに、4人?
おそらくランゲラックは豪州なので、アジア枠にカウントされてるのかと。
で、試合ではこの4人が活躍した。
さすがはTOYOTA、4気筒エンジン搭載という感じ。
いまいち日本人選手が目立たない?
確かに、そうかも。
風間監督って、川崎時代にはもっと「国産」のイメージだったのに…。
そういう意味じゃ、今の名古屋ってまだ十分に風間色が出せてないのかもね。
チューニングは、これからなんだろう。

名古屋は2016年よりTOYOTAの資本が50%を超え、かつて名GMとして名を馳せた久米さんも社長を辞任し、以降はTOYOTA色が極めて強いチームに生まれ変わっている。
そして今はFW、CB、GKという日本人が最も世界基準に遠いポジションを全部、輸入品で賄っているワケね。
なんか、いかにも大企業っぽいチーム作りだよな、と。

ジョー⇒身長192cm
ホーシャ⇒身長186cm
ランゲラック⇒身長193cm

全て、規格がデカイ。
やはりクルマを作ってる会社だけあって、もとから設計図があるんだろうよ。
まず国際規格のデカイのをタテ軸に設定し、サイドおよびその周辺の部品はよく働く日本人に担わせる。
そこのチューニングは風間さんヨロシクね、というところか。

もちろん国産選手にも海外のに劣らない優秀なのはいるんだが、ことサイズ規格に関してだけはどうしようもない。
日本人って、これ以上大きくならないのかな?
祖父祖母の世代と父母の世代、また父母の世代と我々の世代を見てると、日本人も少しずつ体が大きくなってるのが分かる。
おそらくこれは食糧事情、食生活の変化によるものだろう。
戦後、日本人の食生活は明らかに高タンパク質へと変わったからね。
よって順調に日本人の体格は良くなってきたんだが、それが統計によると、ここにきて伸びが鈍化してきてるという。
どうやら、今ぐらいがDNAのポテンシャルとしてひとつの限界のようだ。
今後、国際結婚等によるものはまた別にして、それほど大きく日本人の体格が変化していくことはないだろう。

大きくはなっても小さくなることない、という思い込みにも気をつけなければならない。
考古学的な話をすると、歴史的に日本人は大きくなったり小さくなったりしてるワケよ。
戦後を除くと、日本人が最も高身長だったのは弥生〜古墳時代だと言われているんだ。
発掘される人骨の平均は160〜165cmだという。
ところが、以降はどんどん身長が 縮んでいき、江戸時代なんて150cmそこそこ。
これ、不思議だと思わない?
弥生時代の体格大型化は、当時大陸から渡来系民族が多く来たらしいのでその影響と思われるが、よく分からないのはそれからどんどん小型化したことである。
食糧事情が悪化した?
あるいは仏教の伝来・普及により、獣肉食の禁忌が日本人のタンパク質摂取率を下げたのかもしれない。
その小型化は江戸時代までずっと続き、明治時代の文明開化からようやく大型化に転じることになる。
獣肉食の解禁が大きかったんだろうね。

よって、私は肉食か否かがフィジカルに大きな影響を与えるんだと思う。
植物性タンパク質じゃ、ちょっと弱いのよ。
日本人は昔から味噌、豆腐、油揚げ、納豆などなど大豆食品を好み、主にタンパク質はそれらで補給してきたんだろうけど、タンパク質というのは植物性より動物性の方が必須アミノ酸化に効率が良い。
魚は食ってただろ?と思うけど、魚は高級品で、庶民はあまり食べられなかったらしいよ。

そう思うと、韓国人なんかは昔から肉食文化だからね。
なんせ、焼き肉の国。
今回の平昌五輪でも韓国の犬肉食の文化が話題になってたが、彼らの肉を食うことの貪欲さはなかなかのレベルだわ。
平均身長を見ると韓国と日本はさほど差があるワケじゃないんだけど、何百年も肉食ってきた民族と、何百年も肉食ってこなかった民族とでは何らかの差があって不思議はない。
そういや、ルフィも肉ばっかり食ってるし。
欧州人も、南米人も、あいつら肉ばっかり食ってるよな?

そんな食文化が民族に与える影響まではよく分からないけど、言われてみると日本人はやや「植物性」である気がしなくもない。
よって、クラブもチーム作りで「動物性」を補完して何とかバランスを保つイメージ。
私は全パーツが国産品でも、しっかり国際レースに勝てるだけのクルマを作ってほしいんだけどねぇ…。
2018/2/26(月)13:37

☆関西人
デジタルな強化
Jリーグの開幕戦は主に明日だが、神戸vs鳥栖は今日やるらしいね。
で、今回は神戸の話。

今季の神戸は、ポドルスキが主将を務めるようだ。
意外な人選である。
かつて欧州では問題児のレッテル貼られてたポドルスキに、敢えて皆の規範となる役割を与えるという逆転の発想。
そんな重責、彼に与えてイイのか?
確か、昨年末にもドイツに帰国したら音信不通になった、と報道されてた気がするけど…。
決して真面目な人ではないんだろうが、だからこそ敢えて責任を負わせてみる、ということかもしれないね。

あと、彼は今季中盤やや下がり目のポジションを務めるという話だ。
本職は前線であり、後ろはあまり経験ないんじゃないだろうか。
狙いは、ボールタッチ数を増やすことだろう。
どんな優れたアタッカーでも、ちゃんと後ろからパスが出てこなければ宝の持ち腐れであり、じゃいっそ彼をフリーマンにして後ろに置いちゃおうか、という発想。
合理的といえば合理的だが、捉えようによっては実に素人くさい発想。
ひょっとして、アイデアは三木谷さんか?
さすがIT企業家、考え方がアナログではなくデジタルである。
0と1の二進法だな。

ただ、このシステムには色々リスクがある。
まずポドルスキが、ちゃんと守備タスクをこなせるのか?という点。
こういうフリーマンシステムは以前に磐田が「N-BOX」で名波を軸にしたけど、名波は守備をしてたと思うぞ。
あと、特定のひとりに依存してしまうと、その選手が何らかの事情で抜けた時にどうなってしまうのか、という問題もある。
事実、前述の「N-BOX」は名波離脱で消滅したからね。

とはいえ、高給取りのポドルスキのモトをとっておきたい神戸の思惑はよく分かる。
チームで一番給料高い奴に、一番働いてもらいたい。
高い給料貰っといて、契約期間が終われば何事もなかったようにさっさと帰国するような助っ人で終わってほしくはない。
神戸は過去にそういう高給取りの助っ人を経験してるだけに、何とかポドルスキにはチームを背負わせるところまでもっていきたいんだろう。
理想は、鹿島のジーコ、磐田のドゥンガ、名古屋のピクシーといったところか?
ポドルスキにはイチ選手という立場を超えて、全権を与えるから何とか神戸を導いてくれ、ということなんでしょ。

私はポドルスキがそこまで信頼に足る人物かは知らんし、彼にその覚悟があるかも知らん。
だけどチームはヘッドコーチにドイツ人のエンゲルスを迎えたことからして、着々とポドルスキ体制を整えてるのは間違いない。
ここまでお膳立てが整うのは、やはりオーナー三木谷さんの意思じゃないだろうか?
楽天をあそこまでの大企業に育てた三木谷さんのこと、我々は変に揚げ足をとるのではなく、たとえ今季に結果が出なくとも少し長い目で見守るべきなのかもしれない。
野球の楽天イーグルスは、最初はアレだったけど最終的には日本一になったりしたじゃん?
ならばサッカーでも、何年後かにはひょっとして…。
2018/2/23(金)12:50

☆関西人
大きめヘッドと小さめヘッド
しようもない話をひとつ。

私の家の近所にはドラッグストアがあって、私はそこで月に1〜2回必ず買い物をするのね。
ああいう店にいると、ついつい要らんモノまで買ってしまうので、極力行く回数を抑えてるんだけど。
で、買い物に行くたび、いつも気になるのが実は歯ブラシのコーナーだったんだ。

私は今まで、ずっと歯ブラシは「小さめヘッド」を愛用してきた。
やはりヘッドが小さい方が口腔内の狭いところまでブラシが届くし、小回りもきいて磨きやすい、という感覚があるから。
ところが最近、売り場で少しずつ存在感を出してきてるのが「大きめヘッド」の歯ブラシなんだ。
これ、最近の流行なのか?
どう見ても、ヘッドは私が使ってる歯ブラシの2〜3倍の大きさである。
うわ〜、こんなのでちゃんと奥まで磨けるの?
と半ば呆れながら見ていた。
でも、消費者心理って面白いもんだね。
買い物のたびに毎回見てると、だんだん欲しくなってくるのよ(笑)。
価格なんてせいぜい200〜300円ぐらいのもんだし、ついに先日その大きめヘッドの歯ブラシを購入してしまったわ。
使ってみて、合わなきゃ捨てりゃイイだけのことだし。

で、使ってみた感想ね。
うわ〜、そうくるか〜、というのが率直な感想である。
まずブラシの毛の分量が今まで使っていた物の数倍なので、とにかく口腔内が毛でいっぱいになるようなイメージ。
なんていうかな、今までは小さくて細いブラシだったから、上からカリカリ、ヨコからカリカリ、奥もカリカリ、と部位ごとにカリカリと磨き分けてたのね。
ところが大きめヘッドになると毛の分量があるから、ゴッポリと歯を毛全体で一度に包み込むような感じ。
また毛の長さがあるので、仮にヘッドが奥までいかずとも毛が意外と口腔の隅々まで届いている。
お前、歯ブラシごときに何を熱弁しとるんや?と思うだろうが、いやいや、私にはちょっとしたカルチャーショックだったのよ。
これ、逆に磨きやすいじゃん、と。

私は学んだわ〜。
物は試してみないと分からない。
とにかく食わず嫌いはいかんな、と。
歯ブラシとは、歯を磨く道具である。
だから磨きやすければ、ヘッドは大きかろうが小さかろうがどっちでもイイ。
だけど、磨きやすくする為に開発した結果が、ひとつはヘッドの極小化にたどり着き、またひとつはヘッドの極大化にたどり着いた、って凄くない?
両者、完全に真逆の結論に至ってるじゃん。
で、ユーザーの私から言わせてもらうと、試した感じ、どっちも間違ってないのよ。
そんな結論、ありなのか?

はい、もちろんここからサッカーの話に繋げていきますよ(笑)。
私が今回の歯ブラシでまずイメージしたのは、サッカーにおける守備戦術である。
「小さめヘッド」の歯ブラシとは、いわばデュエル、一対一でボールホルダーを潰すやり方だ。
ヘッドの小回りをきかせて、局面局面を磨いていく。
対して「大きめヘッド」の歯ブラシとは、ゾーン守備、ブロックでボールホルダーのみならず敵全体を包囲するやり方だ。
口腔内全体をゴッポリと毛で埋め尽くすイメージ。
そこでは小回りより、隙なく埋められるだけの分量(ポジショニング?)が求められる。
つまり結論をいうと、どちらも間違ってない、ということじゃないだろうか。
しいて言うなら、どっちつかずになる中途半端が一番よくない。
理想を言うなら、ふたつ両方のブラシを使うに越したことはない。
サッカー的には、
小さめヘッド=ハードワーカー
大きめヘッド=バランサー
といったところか。

繰り返すが、物は試してみないと分からない。
食わず嫌いはいかん。
Jリーグが開幕間近なんだけど、ところで今ハリルって日本にいるんだっけ?
コーチが選手視察に動いてる報道は聞くが、ハリル本人がJクラブを視察してるという報道は聞かない。
構想がもう固まってるから、ゆっくりしてるのか?
いやいや、私からするとハリルお気に入りの「小さめヘッド」だけじゃなくて、「大きめヘッド」も今から準備しといてほしいんですけど。
2018/2/22(木)16:45

☆関西人
民度の高いサッカー
う〜ん、セレッソは広州に勝てなかったか…。
中国、なかなか手強いね。
こういうクラブをたまに見てて思うのは、あいつらカネにモノいわせて外国から有力選手をかき集める一方で、意外とネイティブの中国人選手たちが頑張ってるんだわ。
中国人選手、侮るべからず。

中国人選手は、日本人以上に戦闘仕様である。
思うに中国人と日本人って、さすが大陸と島国だけあって精神構造もかなり違うのかな、と。
何年か前に橋爪大三郎さんの著者を読んで中国のことを色々知ったんだが、橋爪さんの中国歴史観は

@支配者と民衆がいる。
A支配者が善政をするうちは平和。
B支配者が悪政に傾くと、民衆が反乱を起こす。
Cすると支配者が勢力を失い、群雄割拠になる。
D戦乱を制した者が新しい支配者になり、@に戻る。

という@〜Dの流れを何千年もひたすらずっと繰り返してる、ということなんだそうだ。
言われてみりゃ、黄巾の乱とか黄巣の乱とか、中国史では民衆による反乱がたびたび起きている。
で、それを契機にして時の政権は倒されていくんだ。
フランス革命やロシア革命とは少しニュアンスが異なるかもしれんが、それでもカーストの下にいた民衆が上に反逆し、武力蜂起する流れは全世界共通のようだ。

と考えると、あるいは日本の歴史って独特かも、と思う。
極端に民衆のクーデターが少ない歴史だから。
そりゃ多少の農民一揆はあったにせよ、大体は支配者によって鎮圧されてるし。
あと明治維新はあったにせよ、あれは民衆のクーデターじゃないし。
今の時代でも、そうだろう。
どんな悪政があろうが、暴力に訴えた市民革命なんて日本では絶対に起きないと思う。
数十年前の学生運動、もしくはオウムが最後さ。
世界じゃ、イスラム過激派とかの暴力革命がむしろ加速してるのにね。

日本人って、権力に従順?
うん、そうかも。
基本、サラリーマンは部下が上司に反抗しないもん。
それを「民度が高い」と言うこともできるが、どうだろうね。
単に臆病なだけかもしれないけど。
それはサッカーに関しても、同じ傾向である気がする。
「民度が高い」サッカー。
みんなチームの戦術ルールを遵守し、ラフプレーは極力抑える。
「個」よりも「公」を優先とし、エゴを抑えて礼節をわきまえ、スポーツマンシップにのっとり正々堂々と戦う。
全て綺麗事かもしれんが、日本ではスポーツも武道や茶道や書道と同じく「◯◯道」、なんか精神修行みたいな域にあるんだよね。
国技の相撲なんて、ガッツポーズさえダメな世界だし。

そういうところ、国際的なスポーツの価値観とはやや合ってないかもしれない。
サッカーは、国際スポーツの象徴みたいなもんである。
国際的には「◯◯道」というようにスポーツを精神修行の場とあまり捉えてないと思う。
だからマリーシアなんて普通にあるし、エゴ剥き出しのプレーヤーもかなり多い。
で、ことサッカーでは必ずしもそれが悪ではないんだよなぁ。
「道」に反した選択肢を時に選ぶ、そういう自我みたいなモノは我々より中国人、大陸人の方が確実にあると思う。

よく出る話として、欧州では(南米では)練習中に怒鳴り合いの喧嘩なんてしょっちゅうだ、日本人はおとなしすぎるんだ、というのがある。
要は「日本人も海外を見習って怒鳴り合うぐらいのことをしろ」という話のニュアンスなんだが、私はそれってどうなのかな、と思ってね。
【怒鳴り合い=善】と決めつける価値観、それはそれでいかがなものかな、と。
一応日本には日本なりの民度というのがあって、その民度を大陸基準に合わせろと言われて「そうだよね、我々の価値観がダメなんだよね」と完全に自己否定をしなきゃならないものなんだろうか?
まるで怒鳴り合うことが意思疎通の最善策みたいな言い方してるけど、悪いが、外国のチームを見てて日本より明らかに意思疎通できてない組織はいくらでもあるぞ。

それより、日本の場合は「個」の問題、特にストライカー欠如が問題だろうね。
変に「公」を重んじる土壌であるがゆえ、エゴ剥き出しの人材はなかなか出てこない。
というより、出てくる前に「出る杭は打たれる」、淘汰されているのかもしれない。
日本は、多少の農民一揆なんぞ常に鎮圧してきた国だ。
そこだよね。
組織に適した秀才は常に出てくるけど、組織を逸脱するスケールの天才はなかなか出てこない。
指導者たちは「出てきてくれ」と願いつつ、実際に出てきたら、そいつには問題児というレッテルを貼ってる気がするんだよな(笑)。
2018/2/22(木)14:32

☆関西人
うまくいかないACL
ACL、また川崎が負けたって?
どうしちゃったんだろ。
補強を見ても、明らかに今季は本気でACLを獲りにいってる印象だったのに。
単にスロースターター?
それとも、鬼木体制2年目のジンクス?
キーマン憲剛の不在は確かに痛いだろうね。

昨年の川崎は、守備が堅かったと思う。
失点の少なさは、リーグでも上位だったじゃん。
そこが、今季はいきなり揺らいでいる。
じゃ、誰か守備の重鎮が欠けてるのかというと、実はそうでもない。
メンバーはほぼ変わらず(憲剛はともかく)、だけど確実にチームの完成度が落ちてるというのは単に個々の仕上がりの問題だろう。
やはりオフを一回挟むと、どうしたって調整の仕上がりに個々のバラつきが出るのは致し方ない。
でも仮にそういうバラつきがあるというなら、昨年のレギュラーを一回リセット、仕上がりの良い選手だけをチョイスし、「今季立ち上がり用のレギュラー」を組むのが本来の筋だろう。
要は、今それがまだ組めていない。
これが二年目のジンクスってやつの本質。
多分鬼木さんは馬鹿じゃないだろうし、今後はレギュラーをイジるんじゃない?

もしくは、セレッソの尹さんみたく徹底してレギュラーメンバーのコンディション調整をする、というやり方もある。
尹さんは全員に走り込みをさせるなど、かなり冒頭から負荷をかけたと思う。
その顛末が、清武の故障さ…。
結局、セレッソは水沼タイプのタフガイの方がハマるんだろうね。
あぁ、そうだ。
今回川崎を破った蔚山現代の1TOPは、皮肉にも尹さんの教え子・豊田陽平だった。
豊田、なんかKリーグでハマりそうだわ〜。
でも尹さんは、セレッソのエース杉本についてのコメントで以下のように豊田を引き合いに出してるんだよね。

「豊田と比べると(杉本の方が)足元の技術があって頭もいい」

「(豊田は)決定力は抜群だったが、健勇ほど足元の技術がなかった。だから代表では十分活躍できなかった」

なんか豊田、かわいそう…(笑)。
だけど彼が所属する蔚山現代は、2016年まで尹さんが監督してたクラブである。
じゃ、尹コネクションで豊田は移籍した?
…いや、違うらしい。
というか、あまり尹さんは蔚山にモノを言える立場じゃないようなんだ。
今じゃ日本で知将扱いされてる彼も、意外と向こうでは無能扱いだったらしいのよ。
蔚山でつけられたニックネームが、「ユンハール」だったとのこと。
これはファンハールをモジったアダ名らしく、その当時マンUで評価最悪だったファンハールの名を模したのは良い意味ではない。
実際、尹さんは蔚山でイマイチ勝てなかったらしいね。

興味深い話だわ。
韓国で結果を出せなかった監督が、日本では鳥栖でもセレッソでも結果を出しているという不思議。
我々からすると彼のサッカーは「韓国人っぽい骨太のサッカー」に見えて、その韓国人っぽいのがなぜか本国では通用しない。
あるいは、あっちだと凡庸ということになるのかもしれない。
案外、尹さんのサッカーは日本×韓国という化学反応でのみ生産できる、稀有なマテリアルか?

さて、尹さん率いるセレッソは本日、かの強豪・広州恒大と対戦する。
私は、セレッソが勝つ気がするなぁ。
このまま彼らが順調に勝ち上がり、いずれどこかで蔚山現代と当たってセレッソ圧勝→尹さんドヤ顔、という今後の展開を期待したい。
2018/2/21(水)8:59

☆関西人
怪我A
続きね。

昔の清武のインタビューを見てると、面白いのがあった。
2015年夏、骨折をしてリハビリ中の清武に対するインタビューである。

インタビュアー「怪我する前は調子がよさそうだっただけに、悔しかったのでは?」

清武「しょうがないでしょう。折れると思ったもん。絶対に折れると思った、ずっと。1年間」

インタビュアー「いつくらいから?」

清武「(昨シーズン開幕前に)ハノーファーに来て、(シーズンが)始まったくらいから痛かったというか。体重の(足への)乗り方の問題とかもあったし、痛いなぁと思いながらやっていました。足の裏とかをほぐしたら痛みはなくなって、疲れてきたら痛くなって……。それでまた(足の裏などを)ほぐしたら、大丈夫で、みたいなことを繰り返して。それで代表(の活動のため)に行って、横浜に移って最初のランニングのときに、これはヤバいと」

インタビュアー「横浜での親善試合に向けた代表全体での合宿の前に、千葉で海外組だけで行なった合宿のときには調子が良かったですもんね?」

清武「超、楽しかったし、身体もキレていたから。良い感じだなぁと思いつつも、そういうときに(怪我を)やっちゃうんだよね、と。まぁ、しょうがないでしょう。そのかわり、ゆっくり休めたし」

…凄いな。
ずっと折れると思いながらプレーしてたのか?
自分の中で、ヤバいというのを自覚してるくだりが何か怖い。
身体がキレてて、調子イイ時にこそやっちゃう、というのも生々しい話だ。
完全に、ガラスのエースじゃん。
あまり走らず、パス出し地蔵みたいなプレースタイルならまだ壊れにくいだろうけど、清武は割と機敏に走る方だから…。

小野伸二を思い出すね。
日本サッカー界の「もしも」の話として、「もしも小野が怪我してなければ」というのがある。
ラモスが「日本に天才がいるとしたら一人だけ。小野伸二」と語ったのは有名な話だし、ファンペルシーやスナイデルなど海外のスター選手も小野に最大級の賛辞を送っていた。
だけど、それほど輝きは長く続かなかったんだよね。
今なお、現役であるのは不思議なほど。

あぁ、でもよく考えたら小野はUEFA杯で優勝を経験したし、日韓ワールドカップではベスト16進出に貢献したし(当時虫垂炎だったよね)、一応は形に残してるんだ。
対して清武は、ドイツで活躍した一方で何度も降格したし、ワールドカップに出たけどサブだったし、強豪セビージャに移籍したけど半年で退団したし、しいて形になったのを言うならロンドン五輪のベスト4ぐらいか。
なんかツキがないというか…。

もし、↑で彼が話してるような状態が今なお続いてるのだとしたら、ハードワークを要求される中盤で90分間のプレーを毎試合続けるのは大丈夫なのか?と思うんですよ。
ましてや、トレーニングの鬼ともいうべき尹さんの下で。
セレッソは確かに再生工場ではあるけど、ただ清武に関してだけはどうかな、と思う。
デュエルを要求するハリル代表においても、さすがにレギュラーはどうかな、と思うに至った。
日本代表に限っては、幸い清武以外にもパサー、ゲームメイカーはいる。
私はそれらの中で一番に清武を推してきた立場だけど、さすがに再考すべきかな、と今は考えるようになってきた。
2018/2/20(火)13:20

☆関西人
怪我
清武が、また怪我したっぽい。
「右腓腹筋筋損傷」と報道されてたから腹筋でも傷めたのかと思ったら、ふくらはぎらしい。
う〜ん、なんかクセになってきてるね。
きっと、昔にやった右足甲の骨折が要因だろう。
それがバランス良く治癒しなかったんだと思う。
で、そのバランスの悪さが別の箇所に負荷を与えて、また傷めてしまう。
じゃ、一回長期安静して完治させりゃイイじゃないかと思うところだが、多分足の甲の細い骨なんて今さらどうこうできないと思うよ。
きっと、この状態はだましだましやっていくしかないだろう。

いやね、こういうのは清武だけの話じゃないさ。
サッカー選手というのは「俺、実は怪我しててうまく球を蹴れないんです」とか絶対言わない人種である。
試合を見てて、なんか動き悪いな〜と思ったら十中八九、その選手は何らかの痛みを抱えてると見て間違いない。
ゴンが以前に言ってたけど、365日、体が痛くない日なんてないですよ、と。
そんなもんだろう。

本田にしても、いまだ例の甲状腺の病気について本人は一言もコメントしてないじゃん?
噂では、彼はミラン移籍直前にバセドー病の手術を受けた、とのこと。
その噂が真実だとして、もしそうなら2013年頃の本田はノーマルにはプレーできない状態だっただろ、ってことよ。
でもアイツは、普通にプレーしてたんだよね。
いつも汗ダクダクだったけど。
いや、彼自身が何も言わないんだから、バセドー病ではなかったのかもしれない。
とはいえ、南アフリカ大会の時とブラジル大会の時の彼の顔を比較したら、明らかに人相が違う。
4年の歳月で老けたとかいう問題じゃなく、眼が違う。
一部ではレーシック手術の影響とも言われてるが、果たしてレーシック手術で眼球が突出するのか?
まるで整形手術のビフォア・アフターみたいだよ。
これが整形なら、なぜか昔がアフター、今がビフォアみたいな人相さ。

中田英も、今思うと20代後半はもう体が限界だったのかも。
改めて彼が20歳の頃のプレーを見てると、あれはあかんわ。
当時「フィジカルが強いヒデは倒れない」というのは有名だったが、よく見ると彼はかなり無理して倒れまいとしてるのよ。
瞬間的に顔が地面スレスレのところまでいくほど体勢を崩していながら、そこからグイ〜ンと強引に体勢を元に戻している。
あれでは下半身に異常な負荷がかかるし、彼がキャリアの晩期で股関節痛に長く悩まされるようになったのは、若い頃のあのプレースタイルが要因だったのは間違いない。

まぁ長いことプレーをしてりゃ、みんな何かしらの問題を抱えてるもんですよ。
最近は長谷部を見てても、なんか無理してるな〜と感じる。
彼も中田のように鉄人と信じられてるタイプだけど、どこかのタイミングでガクッと落ちる可能性は否定できない。
逆に、若い選手のストロングポイントはベテランほど傷みを抱えてない点である。
だから、若い選手の方がまっすぐよく走る。
部品としては優秀だよね。
じゃベテランや中堅はポンコツかって、そうは言いませんよ。
特に清武クラスや本田クラスや長谷部クラスにもなると、もはや部品じゃないから。

で、清武は今後どうなるのか。
そこは彼自身というより、メディカルスタッフ、フィジカルスタッフの力量次第だと思う。
彼は、専属のトレーナーをつけてないのかな?
カズとか、51歳になってもまだプレーできてるのは優秀な専属トレーナーがついてるからでしょ。
カズは間違いなく満身創痍のはずだよ。
でも、まだ走れている。
ならば清武だって優秀なスタッフの尽力があれば、そりゃ故障箇所を若い頃のように完全再生まではできなくとも、だましだましバランスをとっていくことは可能だと思う。

誰か、清武を何とかしてやってくれ。
あと、内田篤人も。
ああいうのは、おそらく個人の努力ではどうにもならん(というか、本人が努力すればするほど悪化する気も)。
ふたりとも医療では世界最高水準のドイツでプレーしてきた選手だけに、向こうでもありとあらゆる処置を受けてきたと思うのよ。
それでも、この有り様。
で、今度は日本の医療の出番である。
私は、日本の医療水準は決して低くない、欧州にも負けないレベルだと信じてるぞ?
頑張ってほしい。

特に内田なんて、日本で完全復活してロシア大会に出られたら痛快なんだけどなぁ…。
2018/2/20(火)9:54

☆関西人
中島が入ってくる?
中島に代表召集の可能性が出てきたことが報じられてるね。
ハリルがポルトガルにコーチを派遣して、中島を視察させたらしい。

う〜ん、どうだろうな。
もし彼を召集してしまえば、左サイド人員が乾・原口・中島と過剰になってしまう。
そんなの、誰かひとり右サイドに回せば済む話じゃないかと思うかもしれんが、それで以前に原口を右に回したところ、何かしっくりこなかったワケよ。
やっぱさ、慣れたサイドって大事なワケよね。
右と左じゃ視野が全然違うし、利き足がインサイドかアウトサイドかで動き方は全く変わってくるもんでしょ。

でさ、私はひとつの案として、原口をサイドじゃなくインサイドに回してもイイんじゃないか、と思うのね。
実際、ハリルは原口をサイドじゃなくトップ下起用したことあったじゃん?
ハリルって、今までトップ下には主に香川や清武を使ってきたけど、彼ら以外では原口や井手口をそのポジションにスタメン起用していた。
原口や井手口のトップ下ってあまりピンとこないけど、ハリル的にはここにハードワーカーを置くことで攻守切り替えをスピーディーにする狙いがあるんだと思う。
そのてのハードワークできるインサイドとしては井手口と山口と長澤がお気に入りのようだが、そこに原口を加えてもイイかもしれない(そうなると代わりに長澤が落とされそうだな…)。
で、原口をインサイドに回すことで空いた枠(乾のリザーブ?)を中島に与える。

じゃ、乾と中島の比較。
ぶっちゃけ、少し似てるよね。
だけど経験値としては乾がかなり上なワケで、現時点の左サイドでの実効性じゃ【乾>中島】ではないだろうか。
よって、レギュラーは乾。
ただし、中島には乾を上回る要素が実はひとつあって、それは得点力なんだ。
中島は先日9点目を決め、今シーズン二桁得点に到達することはほぼ間違いない。
対して、乾は意外と得点が少ないんだよな。
同じドリブラーでも中島はゴールゲッター、乾はチャンスメイカー。
どうしても得点が欲しい終盤とか、ジョーカーとして中島投入とか良さげですわ。
彼の右足シュートはなかなかのパワーなので、その右足をゴールに近いインサイドに置ける左WGがやはり彼にはイイと思う。

仮にハリルはWGに得点力を求めているとして、じゃ今度は右サイドの方も考えてみよう。
↑に書いたように、中島のシュートパターンが左サイドから中に切り込んでの右足の一撃なら、逆に右サイドは中に切り込んでの一撃として、やはり左足を使える選手がイイということになる。
当初、本田をここに置いてたのもそういう狙いがあったワケで、実際ハリル代表の累計得点数ではいまだ本田がダントツ首位である。
本田の後を継いだ久保にしても、彼は真性左利きじゃないにせよ、やはり右サイドから左足のシュートパターンを数多く見せてるよね。
同じく、浅野も右利きだが左足でシュートをよく打っている。

で、私が最近ちょっと気になってるのがオランダの堂安なんだ。
まだ若い選手だから無理に召集する必要はないんだけど、先日にはオランダで早くも5点目のゴールを決めている。
右サイドから中に切り込んで、左足の一撃。
このパターンを持ってる左利きだけに、ひょっとしたらハリルも気になる選手なんじゃないか?
私は左サイドに右利き、右サイドに左利きという配置パターン、結構好きだね。

付け加えると、この利き足とサイドとの因果関係はSBになるとまた逆で、SBの利き足はあくまでアウトサイドであってほしいと思う。
左SB→左利き
右SB→右利き
左WG→右利き
右WG→左利き
なぜSBとWGは同サイドなのに利き足が逆傾向になるかというと、普通にSBは利き足がアウトサイドじゃないとクロス上げにくいもん。
要は、SBがタテに抜けてセンタリング、WGがダイアゴナルに動いてエリア侵入、という役割分担をしときたいワケね。
ただし戦術的に、WGにはセンタリングを求めたいというチームならば、
左WG→左利き
右WG→右利き
になるんだけど。
この場合はインサイド、もしくはトップ下にゴール前への侵入と得点力、決定力が求められるけどね。

でもさ、こういう右利き・左利き論でやはりどうしても足りないのが左利きなのよ。
今の代表候補には本田、小林祐、車屋ぐらいしかいない。
あるいは車屋なんて、左利きというだけのことで23名に残っちゃうかもね。
2018/2/19(月)10:53

☆関西人
最終ライン
故障してるらしく、最近吉田はクラブで試合に出てないんだね。
少し心配である。
彼は、日本代表のDFリーダーだから。

吉田、槙野、長友、宏樹という最終ラインの4枚は確定に近いイメージもあるが、本番まであと4ヵ月、まだ何が起きるか分からん。
仮に吉田がダメになった際(再び怪我もあり得る話)、誰がDFリーダーをやるのか?
槙野?
昌子?
ちなみに私は、以前にも書いたが代表の経験値からして森重に期待している。
やっぱリーダーは、ワールドカップ本選を経験してる選手がイイんじゃないかな、と思って。
彼は昨日、8ヶ月ぶりに実戦復帰をしたそうだ。
長いブランクで朽ちてなければイイんだけど…。

仮に森重を戻したら、植田とか三浦とか若手は最終メンバーに入らなくなってしまうかもね。
次世代代表への繋ぎを思うと、理想は若手をひとりでも入れておきたいところなんだけど、おそらくCB枠は上限4で、5にはならないと思う。
ならば、吉田、槙野、昌子、森重で満席じゃん。

…あ、そうそう、あとは鈴木大輔。
よく待望論が出る割に、全く呼ばれないよね。
どうなんだろう、彼のスペインでのプレーはタッチ集ぐらいでしか見たことないが、召集されないのは何かが足りないのか?
見た感じ、対人ディフェンスは結構強いけど。
フィードも悪くないけど。
全然、代表で通用しそうなレベルである。
あと、周りにコーチングしたり鼓舞したりするリーダーシップにも好感をもてた。

今、欧州にいる日本人CBは吉田、鈴木、冨安といったところか。
中堅国以下にはもっといるのかもしれんが、よく知らない。
吉田で身長189cm、冨安188cmというところを見ると、まずはサイズが第一条件なのかもしれない。
あぁ、そういえばSVホルンにいるハーフナーニッキは199cmだっけ?
と考えると181cmの鈴木大輔なんて,あのサイズでよく欧州に留まってられるな、と思ってさ。
今まで槙野とか伊野波とか宮本とか、そのへんのサイズは大体があまりうまいこといかなかったもんね。
ならばスペイン2部とはいえ、鈴木がCBとしてちゃんと試合に出ていられること自体、十分に評価できると思うけど。

大会4位になったロンドン五輪のこと、思い出してみてよ。
あの大会、CBコンビの吉田と鈴木の奮闘は素晴らしかったんだ。
なんせ、グループリーグ全試合零封だからね。
スペイン代表を相手に1-0の完封勝利。
あれ見て、鈴木は今後確実にA代表に定着するなと思ったもんだが、なぜかそうならなかった。
吉田の相棒として、私は今でもベストパートナーのひとりだと思ってるけど。
彼は、今年28歳。
きっとロシア大会を逃せば次はもうチャンスない気がするし、年齢的に次も十分にチャンスがある植田や三浦よりは…、と皆さんも思わないか?
サプライズで、3月の代表召集リストに彼の名前が入ってたら嬉しい。

きっと海外リーグでCBとしてプレーしてみて、初めて分かることもあるんだろう。
鈴木は以前、インタビューでこういう風にスペインサッカーのことを語っていた。

「スペイン人はボールに関わっている時は凄いけど、90分間、正しいポジショニングを取るところは欠けている印象を受けました。
むしろ、そこは日本人の長所かもしれない。
正しいポジショニングを取り、献身的に上がって戻ってができる。
そういうところが自分の評価につながっているのかなと感じますね。
日本での俺の評価は、ヘディングが強いとかボールを奪う能力にフォーカスされていたと思うんですが、スペインではそこではないんです」

なるほど。
確かに我々は、JリーグのCBは欧州のCBと比較して劣っている、という結論だけを捉え、実は具体的なところを何も分かっていない。
全部劣ってるんだ、何もかも全部、という雑な捉え方しかしてないんだよ。
その点、鈴木の実体験から出てくる言葉はちょっと違う。
アイツら、ポジショニングがあまり上手くない、と。
ちゃんと、日本人の何が通用して何が通用しにくいか、それを理解するにまで至っている。
そうか、ポジショニングか…。
長谷部がブンデスで3バックの真ん中を任せられたりしてるのは、やはりポジショニングセンスがあると評価されてるんだろうなぁ。
2018/2/18(日)17:27

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