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過去ログ536 2017/12/17 21:31

☆関西人
E-1終了B
さすがに私はE-1を「なかったこと」にできないので、収穫を挙げておきたい。

@小林悠は使える

彼は、やはり優秀である。
彼にまで球が届かないので良さが分かりにくいが、たとえ球がないところでも敵ラインと駆け引きをしてたりして、また守備でもコースを切るなど見えない貢献をしてたりして、ちょっと岡崎っぽい良さがあるんだよな。
いや、岡崎よりはややテクニカルで、泥臭さとエレガントのハイブリッドである。
今でも欧州中堅リーグに行けば、普通にレギュラー取れるんじゃないだろうか。
力量は、おそらく久保と同等。
もし久保がコンディション悪くなれば、繰り上げの筆頭格は小林だと思う。

A伊東は使える

彼は、やはり速い。
それだけなら浅野でお腹いっぱいだが、伊東の場合は+ドリブル技術がある。
そのドリブルは今回のE-1で結構止められてたけど、サイドをエグってからのアイデアという点では浅野より伊東の方に軍配があがると思う。
見た感じ、守備にも頑張るタイプだね。
これ以前にも書いたけど、SB起用はダメなのかな?
もともとはSBでデビューした選手だろ?
私なら、ラスト15分でSBのジョーカー投入とかしてみたいなぁ。

B川又は使える

予想外の掘り出し物である。
杉本の離脱がなきゃ彼の召集はなかったのに、ある意味で杉本より使えるような気がするのは私だけ?
良さは点取り屋の色が強く、獰猛であること。
また体躯が強く、空中戦の勝率が高いこと。
もうひとつ、左利きであること。
彼は、ことあるごとに俊輔の名前を出す。
きっと、クラブで毎日のように俊輔から叱れてるんだろうな(笑)。
俊輔と名波、世紀のレフティふたりが合同プロデュースしたレフティストライカーと考えりゃ、これはもうオールドファンとして期待せざるを得ない。
レフティなのに微塵もファンタジーがないのは気になるが、そういう意味では鈴木隆行二世である。
もし大迫がダメになった時、川又の名前は急浮上するだろう。

C中村は使える

GK3人枠は、もう十分射程距離に入ったかと思う。
こいつ、瞬発力が凄いね。
経験を積めば、まだまだ伸びそう。
顔つきもイイわ。
顔の系譜は、川口→楢崎→川島→中村だと思う。
西川や東口や権田は、その系譜にイマイチそぐわない。
ただ、ちょっと気になるのはコーチングがどうなのかな、ということ。
たとえば韓国戦、H番がファーでフリーになってたシーン、あれ多分中村には見えてたと思うのよ。
何とかならなかったのかな、と少し思った。

Dセンターバックは混沌

↑の@〜Bについては、小林は久保(岡崎)、伊東は浅野、川又は大迫という障壁があるのでまだまだ当確とは言えないのよ。
その点でいうと、最も障壁がないのはセンターバックさ。
吉田、槙野は当確として、多分あとふたつはセンターバック枠が残ってるから。
主将まで任された昌子は当確かと思ってたが、いやいや、この韓国戦で怪しくなってきてしまった。
植田は右SBで新オプション!と喜んでたら、残念なことに彼も韓国戦でボロボロ。
谷口は韓国戦を三浦に譲ったところを見て、おそらく落第だろう。
三浦は、どうだろうね。
よく分からん。
何にせよ、このE-1では誰も当確は出せなかったと見るべき。
ヘタすりゃ来年にはまた森重が復帰してきたり、あるいは鈴木大輔がいきなり割って入る可能性もなくはないだろう。

Dフォーメーション

試合の中で、4231⇔4141の微調整がよく見られた。
倉田、井手口などが常に先発起用された意味はそこにあるだろう。
井手口は2ボランチとインサイドハーフに対応、倉田は左WGとトップ下とインサイドハーフに対応。
汎用性ある選手は重用される。
かといって、井手口や倉田が当確じゃないんだけどね、
汎用タイプといえば長澤だってそうだし、今は外れてるけど香川や柴崎や小林祐だって一応は汎用タイプに入る。
今回は清武や大島が負傷離脱したが、彼らだっていずれ戻ってくるだろ。
中盤は、長谷部と山口蛍以外に当確はまだいない、と私は見ている。
意外と、今野もまだ候補に残ってるようだ。
3戦フル出場は、彼と小林と昌子だけだったかな?
34歳の大ベテランに、まだ頼らなきゃならんのか…。
長谷部も来月には34歳。
早いこと、このへんのベテランを追い出せるだけの若手の台頭を期待します。
その筆頭候補ともいうべき井手口、お前最近、微妙に伸び悩んでない?
すぐに英国行って、揉まれてこいや。
英国でいうセントラルMFが、今の代表に最も欲しいパーツである。
2017/12/17(日)21:31

☆関西人
E-1終了A
ハリルは、以前の豪州戦終了後に「このチームが今後のベースになる」みたいなことを言っていた。
それは、そうなんだと思う。
速いサイド、ロストしないセンターFW、球際が強くてボール奪取できる中盤、フィードのできるDFライン。
少し傷んでるけどスタメンに起用した伊東を見て、これは仮想浅野、仮想久保だな、と思った。

基本、ハリル代表はサイドFWが攻撃のキーマンになる。
チャレンジは、サイドで仕掛けるんだ。
これは、中央突破をベースにするとロストした時にカウンターを食らう、というリスクを考慮したものと思われる。
だから、今回も伊東のスピードとドリブルに多くを託した。
しかし結果として、それはやや空振りに終わったと思う。
その要因のひとつは、仮想浅野はいても仮想大迫がいなかったからだよ。
ハリル代表の場合、サイドのスピードを生かす前段階において、まず一回センターでタメを作ってから、というパターンが多い。
つまり一回敵をセンターに寄せて、サイドにスペースが空いたところを一気に突くんだ。
このひと手間を省くと、たとえサイドを走っても中へのコースを切られるパターンが増える。
この韓国戦、センターでのタメなんて皆無に等しかったんじゃないかな?
そこを狙うとすりゃ、敢えて川又を出し惜しみせず、スタメン起用すべきだったと思うけど。
もしくは、イチかバチかで高萩トップ下起用とか。

まぁ、しかし韓国は日本攻略にかけては世界No.1とも言えるチームだからね。
ある意味、ここまで日本潰しに長けたチームはないですよ。
仮に日本がチョキなら、韓国はグーを出してくる。
そもそも相性が悪い。
ハリルはこれまで日本のチョキに脆さを感じ、グーを作らせようとしてきたのがここまでの流れだ。
しかし基本はチョキの人材にグーを作らせてるので、グー対グーの勝負をさせれば劣勢になるということだろう。
決して韓国は最強ではない。
パーを相手にした時、面白いほど脆く負けるチームなんだから。
とはいえ、今回敢えてグー勝負で臨んだのはこっちである。
ハリルには、パーを出すという発想すらなかった。
というか、ハリルに引き出しの多さを期待すること自体、無茶ってもんですよ。

さて、ハリル更迭待望論はよく分かるんだけど、問題はあとを託せる監督がいるんですか?ってことよ。
ぺトロ解任後の掘、石井解任後の大岩、風間解任後の鬼木、最近のトレンドは内部昇格である。
となると、一番考えられるのは手倉森さんの昇格だろう。
でも年内にもう試合はなく、予定されてるのは3月の2試合のみ。
本番までの国際Aマッチデーは、もう3月にしかないんだよ。
直前の6月には2〜3試合ほど組めるにしても、それでも合計4〜5試合。
こんな段階であとを託される新監督って、まるで第32節で大宮の監督を任された石井さん状態じゃないか(笑)。
石井さんは、普通に降格しましたよ。

ということで、おそらく田嶋さんは更迭に踏み切れないだろう。
このE-1は「だから今まで海外組中心でやってきたのは間違いじゃなかったでしょ?」とハリルにお墨付きを与えただけのことで、3月はまた普通に海外組中心で強化マッチを組むことになる。
E-1の失態は、なかば「なかったこと」にされる。
小林、川又、伊東あたりはリザーブとしてメンバーに加わってるかもしれんが。
惜しいのが、植田だな〜。
彼の右SBが今大会最大の発見だと思ってたのに、この韓国戦で何度も右を崩されて評価をリセットされたかも。
昌子もまた、ヤバい状況。
あるいは槙野に離されたかもしれんぞ。

でも、万が一ハリル更迭、手倉森さん内部昇格となる場合は、このE-1メンバーを安易に捨てないことを前提にせねばなるまい。
なぜって、上記の通り本番まで国際Aマッチがあるは3月のみ、それ以外に強化をするなら国内メンバーしか呼べないんだから。
ハリルは試合後、こう言っていた。

「今回10〜11人召集できなかったメンバーがいたが、たとえ彼らがプレーしたとしても今回の韓国が相手では難しかった」

要は、Jリーグ選抜では韓国に勝てない、と言ってるんだ。
確かに、国内組はお茶でいうと「出がらし」だという説もある。
本当に「出がらし」なのか?
いやいや、今回の惨敗は選手の能力というより、多くが連携のマズさに原因がある。
そしてその連携のマズさは、明らかに今まで代表を欧州組中心でしか作ってこなかった顛末だよ(山口蛍と槙野は例外だが、二人とも今回呼べなかった)。
相手のエースをゴール前でフリーにしてるって、まぁ連携以前の問題とも言えるけど…。

ところで、あの2点目の超絶FK決めた韓国の選手、あんなの蹴れる選手は今の日本代表におらんわ〜、と思ったが、あの選手は以前にJリーグ所属だったって?
ヴィッセルの元主将だそうだ。
Jリーグは、意外と韓国人を育ててるんだな(笑)。
見ると今回の韓国代表、元Jリーガーやら現役Jリーガーやらゴロゴロいるじゃないか。
これをもって、Jリーグはレベルが低いというのも妙な話さ。
ある意味、私にはJリーグを再評価せざるを得ない試合だったね。
2017/12/17(日)18:49

☆関西人
E-1終了
まさか、こういうオチとはね…。
4失点は、ハリル代表創設以来初。
それが本番半年前のE-1でこうなることは、全く想定してなかった。
最悪の展開である。

皮肉なコントラストだが、海外組は今まさに香川がスーパーアシストしたり、乾が得点したりと大活躍の様子。
ちょっと負け惜しみになっちゃうけど、私はサッカーの強さが【日本<韓国】とは思わないのよ。
こういう人材の海外流出度は、日本の方が高い。
韓国の方はそうでもない。
ソンフンミンとかプレミアで大活躍してるのもいるが、しかし韓国フル代表を見ると国内組の方がシェア高いでしょ。
対して日本は、常に海外組の方がシェア高い。
つまり、仮に今回のE-1日本代表が2軍だったとすりゃ、韓国代表の方は1,5軍ぐらいだったということさ。
戦力は、もともと向こうが上だった。
じゃ、海外組を含んだフル代表なら日本の方が強いのか?ということだが、そこは分からない。
でも、今回みたく1-4という展開はさすがにないと思うんだ。
少なくとも、私はそう思う。

以上、負け惜しみでした(笑)。

さて、E-1に話を戻そう。
繰り返すが、戦力は韓国の方が上だった。
結果は、それが如実に出たにすぎない。
でも、それじゃいかんのよね。
W杯を控えた日本にとっちゃ、実力差ある相手にでも勝ち点を得ることこそが必要なんだから。
ひとつ思うんだが、ハリルのサッカーって日本よりも韓国の方にフィットしそうな気がするね。
そういや、ハリルは先日にW杯終了後の仕事が既に決定してることを明かしてたけど、まさか、韓国での仕事じゃあるまいな?

韓国が日本より上回ってる点は、常にセカンドボールを拾えるところにある。
間延びしてようがコンパクトだろうが、どっちでもセカンドボールを拾える。
そしてキープできる。
対して日本の場合は、まずコンパクトじゃないと戦えないでしょ?
↓に海外と日本のレンジの話を書いたけど、常に日本ってレンジが韓国に比べて短い気がするんだよね。
向こうが100cmの剣を持ってるのに対し、こっちは50cmの剣というイメージ。
長剣より短剣の方が小回りきいて機動力あるにせよ、ここで大事になるのは間合いである。
2mの間合いで向こうが100cmの剣、こっちが50cmの剣というのは少しキツイ。

この選手間の距離コンパクトを維持する為、日本は自陣に入ったところからプレスをスタートするのが戦術だったと思う。
しかし、そもそもこの戦術がどうなのかな、と。
結果として受けに回り、後手後手になってなかったか?
もう一度基本に返って、ハリル代表で最もうまくいった例である豪州戦を思い出してほしいんだ。
あの試合、前線の3人が敵陣深いところでマンツーマンに近い守備をしてたじゃん?
前がマンツーマン、後ろがゾーンという守備のグラデーション。
前が敵のパスコースをマンマークで遮断し、ゾーンの後ろがパスコースを読んでインターセプト。
そういうのを韓国戦でもやるべきだったところが、今回はただの自陣ブロックで対応をしてたように見えた。

戦術的な話をすると、私はこの試合こそ2TOPで臨むべきだったかな、と思う。
たとえば小林と川又を横並びにして、敵ボールホルダーに右なら小林、左なら川又、という感じで詰める。
呼応してラインを上げる。
言うは易し、行うは難しだが、やはりそれを追求すべきだったかな、と。
ボールの出所にフタをしないことには、どうしてもズルズルと後退して受け身に回ってしまうから。
必死に小林が1人でフタをしようとしてたみたいだけど、それはさすがに難しいよ。
伊東や土居はサイドの守備で手一杯だし。
攻撃の為にというよりは守備の為、エリア中央を広く走れる最前線は2枚にしとくべきだったと思う。
というか、全てにおいてボールの出所を潰さないことが問題だったよ。
ヘディングで敵のH番にやられた最初の失点シーン、確かに昌子は責められるべきだが、簡単にクロス上げるの許した側がもっと悪いでしょ。
あと、3点目。
あれは何でH番がフリーだったの?
選手の能力以前に、まず守備戦術が破綻してるじゃん。

これはハリルを更迭すべき?
試合後、田嶋会長は珍しく激怒してたそうだが、その激怒はハリルに向けたものか、それとも選手に向けたものか。
いやいや、どっちも悪いよ。
いざ試合が始まってしまえば監督にできるのは交替カードを切ることぐらいだが、終盤「◯◯選手を出せば局面を打開できるのに」というのが私は特に思い浮かばなかった。
このチームにはリーダーがいない。
試合後にハリルは中村憲剛の名前を出したようだが、今さら何を言っとんねん。
呼ばなかったのはハリル自身の判断であり、清武離脱が決まった後に憲剛を緊急召集することだってできたはずだ。

さぁ、どうする?田嶋さん。
本番まで、あと半年。
「ハリル代表の主軸は海外組であり、その主軸がいないチームが韓国に負けることは特に支障をきたさない」と総括するのかい?
それとも「ハリルには不満だが、この土壇場で監督交代するなら手倉森一択。それで今より良くなる保証はない」と総括するのかい?
2017/12/17(日)14:42

☆関西人
ブレないスタイル
続きね。

↓に、日韓戦はベストメンバーを組んでくるだろう、と書いた。
この試合で勝てば日本は文句なく優勝というシチュエーション、まさかテストなんかはしないと思う。
とか言って、普通に三竿や初瀬がスタメンだったりして(笑)。

一応ここまでの2戦を振り返って、評価を上げた顔ぶれを中心にして予想スタメンを組んでみよう。

・・・・川又
倉田・・小林・・伊東
・・井手口・今野
車屋・昌子-三浦・植田
・・・・中村

↑の図だと小林トップ下になってしまうが、イメージは1,5列目、シャドーストライカーである。
前にポストをできる川又を置いて、球を小林に落とすイメージ。
あるいは伊東からクロスを上げさせ、敵DFには川又をマークさせつつ、小林にはダイアゴナルでニアに飛び込ませるイメージ。

中盤底は守備重視だ。
井手口、今野なら連携も含めて守備の計算ができる。
というか、井手口はこの試合に出ておかないと、イングランドの労働ビザ条件で移籍話がダメになる可能性もあるとやら?
じゃ、是が非でもスタメンで出てもらわなきゃ。
それにしても井手口のリーズ移籍、私は勇気ある決断だと思うよ。
いくら2部とはいえ、ヘタすりゃ試合に出られずロシアが遠のく可能性もあるんだから。
この移籍、絶対裏で藤田俊哉が絡んでると思う。

そして最終ライン。
一応、右SBの植田は残しておいた。
韓国のFWって、空中戦強そうだから。
できるだけ、日本もタフそうな駒を揃えておく。
ただし全身筋肉というのもアレなので、一応左サイドに倉田は残しておこうか。
倉田からのスルーパス、それに反応する小林といったイメージ。
もちろん高萩の変態パスも捨てがたいんだが、あの変態と呼吸の合うパスの受け手がいるのかが問題である。
まだ、倉田の方が合わせやすいだろ。
大島、残っててほしかったなぁ…。

ちなみに、日韓戦は2年前の東アジア杯以来だそうだ。
その時のスタメンは、

・・・・興梠
倉田・・・・・・永井
・・山口・・柴崎
・・・・藤田
太田・槙野-森重・遠藤
・・・・西川

なかなか良い布陣だね。
藤田直之がアンカー。
倉田、この時も左WGだったか。
そして後半には浅野、宇佐美、川又が投入され、

・・・・川又
宇佐美・・・・・浅野
・・山口・・柴崎
・・・・藤田
太田・槙野-森重・遠藤
・・・・西川

という布陣になった。
ここでも、川又ジョーカーだったか。
結果は山口蛍の得点があり、1-1のドロー。
この大会で日本は最下位だったが、こうして改めて見ると
1TOPはポストプレーヤー、
左WGはドリブラー、
右WGはスピードスター、
中盤はダイナモとパサーとバランサー。
…なんか今の形ともよく似てるよね?
良くいえば、ブレないスタイル。
悪くいえば、進歩なし(笑)。
2017/12/16(土)0:33

☆関西人
ユーティリティ
北朝鮮戦、中国戦で割と選手を多く使ったんだが、まだ出番がないのは初瀬、三竿、権田といったところか。
初瀬にいたっては、SB本職じゃない植田に先発されたんだから悔しいだろう。
とはいえ、初瀬はまだ若い東京五輪世代、そんなに焦らなくてもイイとは思うけど…。

当初、右SBは鹿島の西が召集されてたのが、想定外の負傷で辞退。
代わりに緊急召集されたのが東京の室屋で、その室屋が北朝鮮戦でいきなりスタメンとなった。
なぜ室屋?と思った人も多いだろうけど、おそらく手倉森コーチの推薦もあっただろうね。
試合後、ハリルから名指しでミスの多さを指摘されてたので、さすがに合格ではなかったとは思う。
で、次も室屋は出るのかなと注目してたが、中国戦はまさかの植田SB抜擢。
これはさすがに手倉森さんの推薦ではなく、ハリルのオリジナルアイデアでしょ。
SBに高さと強さを求めた感じだ。

SBというとサイドをただひたすら上下動する役割にも思えるが、モダンサッカーにおいては必ずしもそうではない。
たとえば、近年にグアルディオラが考案した「偽SB」。
これはSBが攻撃時にアンカーの前に入り、敵の逆襲カウンターに備えてインサイドハーフの役割を果たす機能だ。
また、それ以前にもSBが中に絞ってゴール前のストッパーになる役割は欧州に古くからあって、ゴール前の守備をSBに託し、CBはフォアに潰しに出るというパターン。
何にせよ、SBにサイドだけでなくインサイド、センターの仕事を求める傾向は増えてるように思う。

中国戦後、ハリルは改めて「西がプレーするのを本当に見たかった」と語っている。
え?
西のことをそんなにも高く評価してたんだ?
西はSBの選手ながら、ボランチもこなせるほどMF色の強いタイプ。
思えば、こういうユーティリティのSBってたまにいるよね。
高徳もボランチと兼任できるタイプだし、あと遠藤航や長谷部もユーティリティとしてSBをこなす。
そういや、ザックも日本を去る時、「酒井宏樹をCBに仕込めなかったのが唯一の心残り」と語ってて、実は宏樹のユーティリティ化を狙ってたっぽい。
SBって、奥深いよな〜。

考えてみりゃ、SBって球を比較的持ちやすいポジションなのよ。
FWやMFは敵に潰されやすい、包囲されやすいポジションである一方、それに比べるとDFメンバーはまだ前を向いて球を持てる。
中でも、SBはCBより前に出ていくことを許容されてるのが強み。
「前を向いて球を持てる」「頻繁に前に出ていける」という2条件を満たすポジションであるSB、ゲームの組み立てにおいて重要な役割であることは間違いない。
ここを、ただのサイド上下動要員で終わらせないのがモダンサッカーってもんだろう。
本来サイドの選手は180度の視野でプレーするもんだが、イマドキのSBには360度、全方位の視野が必要とされるのかもしれない。

さて、E-1韓国戦。
ハリルは誰をSBに起用するだろう。
おそらく最終戦は、相手が相手だけにベストメンバーを使ってくると思うんだ。
じゃ、ハリルの想定するベストは誰なのか。
それが明日、分かると思う。
2017/12/15(金)16:06

☆関西人
頑張っている岡崎
お〜、プレミアリーグで岡崎が1試合2得点か!
ノッてるね。
現在、欧州にいる日本人FWの中で彼が一番調子イイのかも。
とはいえ、そんな彼もハリル代表においては落選中の身。
どうなんだろう、来春には復帰するのかな…?

ハリルも、岡崎のことを評価してないワケじゃないだろう。
事実、ハリル代表の初期は岡崎が1TOPの軸だった(正確にはアギーレの頃から)。
それがいつの間にやら、1TOPの座は大迫に交替。
キープ力ある大迫の方が機能する、という判断かと。
大迫は、テコの原理でいう「支点」の機能。
彼が真ん中で重い支点になることにより、力点である中盤と作用点であるサイドFWをうまく噛み合わせることができる。
力学的な話さ。

一方、岡崎は支点型のFWではなく、どちらかというと作用点型のFW。
やや彼の1TOPが不幸だったのは、彼とタテのコンビを組むトップ下が常に香川だったことだと思う。
なぜって、香川もまた作用点となる選手だから。
作用点+作用点、タテのふたつ並び。
これでは支点がないだけに、力学の原理としてフラフラしてしまう。
ちなみに、支点となり得る本田はトップ下でなく右サイドにポジショニング。
ゆえに、右サイドを支点にした半円の範囲内でしか力学は機能しなかった。

ところが久しぶりに、ここにきて本田のトップ下待望論が世間で出てきてるみたいだね。
クラブワールドカップ効果である。
もし、本田をトップ下にして敵陣中央に支点を作ろうというなら、私は1TOPを必ずしも大迫にしなくてイイと思う。
それこそ、岡崎でもイイと思うのよ。
大迫という選手はゴールに背を向けた状態でも仕事をできるのが売りだが、岡崎の場合は前を向いてナンボの選手。
そして本田は、あくまでFWには前を向いて裏を狙ってほしいタイプだと思うのね。
ザック時代、彼はFWとしてなら大迫より柿谷の方を高く評価してたし。

まぁ、イマドキはトップ下を支点にするのはダウントレンドな気もするけど。
そこを潰せば、力学は簡単に無力化されちゃうから。
でも私は、↓の形もありだなと思う。

・・・・岡崎
乾・・・本田・・久保

本田を支点とし、3つの作用点に遠心力を発生させる機能。
その機能は、大迫を支点として3つの作用点を使う↓の形ともよく似ている。

・・・・大迫
乾・・・香川・・久保

違いは何かというと、1TOPが前を向いてるか後ろを向いてるかだけのことである。
じゃ、どちらが得点の匂いがするかというと、私は前を向いてる方なんじゃないかな、と思うよ。
聞けば、大迫は肺炎とやらで長期離脱らしいね。
それとシンクロするようにして、岡崎が2得点の活躍。
なんか、流れがキテるな、と。
2017/12/14(木)15:03

☆関西人
中国戦A
ハリルは、中国戦の小林をかなり高く評価していた。
ハリルも元FW、その質の高さは理解できるんだろう。
大迫は別格にしても、ヘタすると小林は二番手ぐらいの位置に来たのかもしれん。
このまま怪我さえなければ、ロシア行きは十分射程距離じゃないだろうか。

↓にも書いた通り、私は小林に最もイメージ近いFWは、かつての柳沢敦だと思っている。
ザックは小林をポスト岡崎と見込んでたらしいけど、私から見て彼は岡崎よりもエレガントなタイプだ。
売りは、動き出しの質の高さである。
ハリル代表ではパサーが少ないのでその動き出しはほとんど黙殺されてるにせよ、トルシエジャパン、ジーコジャパン並みにパサーがいれば、小林はもっと早くに評価されてただろう
幸い、川崎には憲剛や大島などパサーがいるから救われてるけどね。
その点、柳沢はラッキーだったよなぁ。
中田英、俊輔、小野、小笠原など常に傍には希代のパサーがいたんだから。

ところで、ハリル代表は今後パサーを入れるつもりはないの?

清武→怪我
大島→怪我
柴崎→怪我から復帰したばかり
森岡→?

あぁ、そういや本田圭佑もパサーの一種だね。
クラブワールドカップを見る限り、本田の調子は悪くなさそう。
ただし、今のコンセプトのハリル代表にフィットするかはよく分からない。
パチューカと日本代表は全くタイプの異なるチームだから。

本田といえば、これは中継映像でそう見えるだけなのかもしれないけど、パチューカってポゼッションチームの割に選手と選手の距離間が日本のそれに比べて広くない?
日本のサッカーって、球があるサイドに皆がギュ〜っと詰まってる感じがするでしょ。
味方も敵も。
だけど海外のチームはパチューカに限らずみんなワイドに広がってて、日本のサッカーの感覚だと各選手が「孤立してる」ように見えるんだよね。
でも、実際は孤立してるワケじゃなく、その距離間で皆が普通にパス交換をしている。
パスのレンジが違う?
短いパスに慣れた日本と、それよりもう少し長いパスに慣れた海外、ということか。
要は、文化が違うってこと?
で、不思議なのは、本田なんかを見てると、その長めのパスレンジに普通に対応してるのよ。
本田って、かつてザック代表ではショートパス大好きの象徴みたいな奴じゃなかったっけ?
これは香川にしてもそうなんだけど、日本代表で見る彼と所属クラブで見る彼は何だか別人と違う感じがたまにするのね。

海外組を評価すべきは、こうして向こうのレンジにきちんと対応できてることだろう。
ひとつ気をつけなきゃならんと思うのは、我々から見て明らかにイケてるJリーグMVP小林悠が、ワールドカップ本大会に行ったらレンジが全く違いました、全然ダメでした、というオチにならないかということ。
生粋の国内組というのは、そこが少し怖い。
特に小林は、五輪代表など年代別の世界大会にも出てないからね。
たとえ能力があっても、それは日本独特(もしくはアジア独特)のレンジでこそ開花する能力であり、世界ではまた違うんだ、ということもあり得なくはない。
そこをきっちり検証する為にも、来春には小林を是非欧州遠征に連れていってほしい。
そこの比較論として、「やっぱ小林より久保の方がイイ」とか「浅野の方がイイ」というのは意外とあり得る話だと思うんだ。
2017/12/14(木)8:30

☆関西人
中国戦
中国戦について。

それほど良い内容の試合だとは思えなかったけど、試合後のハリルは予想外にご機嫌で「素晴らしい内容で、素晴らしい勝利」とコメント。
多分、尊敬するリッピに勝てたのが嬉しかったんだろうね。
気持ちは分からんでもないけど。

実際、守備については北朝鮮戦より良くなってたと思う。
これは選手の個人能力云々という話より、前戦よりは守備戦術の整理ができたのかと。
選手はハリルからデュエルデュエル言われるもんだからマンマークにばかり意識がいきがちなんだけど、チームの基礎はあくまでゾーンDF。
今回の中国戦は、割としっかりブロックを作れてたと思う。

それにしても、植田のSBは予想外にハマってたね。
よく考えたら、アイツは足が速いんだった。
この植田のSBオプションは、槙野のSBオプションの右版として今後植田の召集定着に繋がるかもしれない。
良かったね、植田。
一方、同情すべきは大島だ。
前半30分、これからという時に筋肉系のアクシデントで交代。
つくづくツイてない。
今回は小林が1TOPとして良い動きをしてたので、あのまま大島がプレーし続ければもっと早い段階で点は入ってたかもしれないのに…。

あと、小林も良かったが、前戦に引き続いて存在感を見せたのが川又だね。
敵との競り合いでは、小林以上の強さを発揮していた。
彼と小林のコンビを見てると、なんとなく昔の鹿島コンビ、鈴木隆行と柳沢敦を思い出すのは私だけ?
案外、悪くない組み合わせである。
そして、右WGの伊東。
今回はそのスプリントもさることながら、華麗なシザーズを魅せたのが個人的にはツボだった。

ハリルは試合後、「A代表に入る候補が何人も出てきたと思っている」と語ったらしい。
あぁ、やはりこのチーム、B代表だったのね。
きっと↓の選手たちは、来春のA代表召集リストに名前が入る可能性が高まったと思われる。

・・小林・・川又
◯◯・・・・・・伊東
・・井手口・今野
◯◯・昌子-◯◯・植田
・・・・中村

約8名か…。
欧州組、浦和組、および現在故障組からのレギュラー格をカウントすると、そこだけで既に十数名。
多分、このE-1組からは呼べても十名未満だろう。
となると、あと1〜2名?

クラブワールドカップでは、きっちり本田が復活をアピールした。
欧州では、香川も岡崎もアピールしている。
ビッグ3が復活となれば、ますます枠は狭くなるぞ。
E-1組、残されたチャンスはあと韓国戦のみである。
2017/12/13(水)15:30

☆関西人
いぶし銀
北朝鮮戦で最もインパクトあったのは当然井手口のシュートだが、個人的に印象に残ったのは、そのシュートのひとつ前のプレー、今野のヘディングである。
あれ、ウケなかった?
良い意味で力が抜けてるというか、リラックスしてるというか、「あ〜来た来た、ほらよ」という感じでオトナの余裕たっぷりのトス。
あれ、今野じゃなかったらもう少し力入ってたと思うのよ。
あるいは井手口に落とすのではなく、ゴール方向に弾いてたかもしれない。
とにかく、今野がいてくれて良かったな〜、と感じた瞬間だった。

このチームの中で、今野の代表歴だけはダントツで突出している。
試合出場91試合。
今の召集メンバーで彼に次ぐ第2位は金崎の11試合なので、どれほど今野のキャリアが突出してるかということだ。
出場3試合以下のぺーぺーがチームの7割以上を占めているのが現実。
本来、今野はチームを引っ張っていかなきゃならないリーダー的立ち位置だろう。
でも、そんなイメージはあまりない。
キャプテンマークも巻かなかったし…。

立ち位置という話をすれば、彼はもともとレギュラー格として召集されたかは怪しいもんだ。
思うに、山口蛍の負傷で急遽代替として繰り上がったんじゃないの?
そのへんは、なかば本人も感じてるかもしれない。
年齢も34歳、「さすがに本選には残らないだろうな」と。
川又あたりがギラギラしてる一方で、今野が妙に脂の抜けた感じなのが個人的にはツボだ。

とはいえ、案外今日も今野は先発じゃないだろうか?
このチーム、あまりにも経験値が低いから。
仮に今野はボランチで先発だとして、その相棒は井手口にせよ大島にせよ三竿にせよ、みんなリオ世代の若手。
今野の性格からして、こういう日本の将来を背負う若手をできるだけ引き立て、自分は目立たず援護に回るという役回りをするはず。
今野、ありがとう。

で、今日の報道を見てると「植田が右SBで先発濃厚」という記事があった。
そうか〜、SBか〜。
ちょっと同情しつつ、でも戦術的にはDFラインの高さ重視、デュエル重視ということだろう。
左は車屋が故障らしいので山本先発になるんだろうし、とにかく対中国戦のDFラインは高さ重視の様子。
SBのオーバーラップは、やや控えめになるかもしれない。
攻守分断、少ない人数で攻撃する形になるんじゃないだろうか。

で、そのニーズから登場するのが右WGの伊東である。
彼なら右SBの援護など期待せず、単身ドリブルでサイドを切り裂くに違いない。
あのスピードだと難なくサイドを制圧できるとして、問題はエグった後だよね。
クロスか、シュートか。
そんな伊東のスピードだけで点が取れるほど、中国は甘くないと思う。
仮にもリッピだぞ。
ただし私の読みとしては、伊東の突破でFKが貰えた、あるいはCKになった、といった感じでセットプレーが頻発するんじゃないかと。

そこは、ポジティブに捉えてほしい。
今回、敢えてハリルは高さのある人材を揃えてるんだから。
CB、FWはもとより、今回に限ってはSBにも高さと強さがある。
セットプレーで押し込むには、これほど頼もしいことはない。
おそらく植田あたりがギラギラした眼でゴール前に上がってきて、そこに戦慄が走ると思うのよ。
オーラは完全に、胸に7つの傷がある男である。
とか言いつつ、また今野が例によって脂の抜けたヘディングで浮き球を「ほらよ」と落とし、井手口ズドーン、植田ポカーン、かもしれないね(笑)。
2017/12/12(火)15:37

☆関西人
神風
岡崎慎司が、向こうで「神風」だと絶賛されているようだ。
プレミアリーグ第16節ニューカッスル戦。
岡崎は相手と接触し、頭部から流血。
頭を包帯でグルグル巻きにしてプレーを続行したんだが、その痛々しい姿でなお果敢にデュエルに挑み、何度も敵に吹っ飛ばされながらも、最後にはゴール前に単身走り込んで決勝点に絡んだ。
記録上はオウンゴールになったけど、実質岡崎のゴールである。
感動したわ〜。
そこに美技などはなく、岡崎のプレーは基本泥臭くてカッコ悪いぐらいなんだけど、その必死感が確実に観てる人たちの心を打つ。
彼がレスターのサポから人気あるのも納得だわ。
「神風」という表現は不謹慎との意見もあるようで、それも分かる一方、あながち間違った表現でもないと私は感じる。
敵の集中砲火の中、機体を破壊されながらもなおスピードを落とさず、標的にまっすぐ突進していくスタイル。
確かに、ニューカッスル戦の岡崎は「神風」だった。

岡崎は、そんなに衰えてないと思う。
しかしハリルは、盟友の本田や香川とひとくくりにして、岡崎も代表召集リストから外すようになってしまった。
戦術上、ポストプレーヤーの大迫の方がチームは機能する、という判断かと。
それはそれで致し方ない。
ただ少し気になるのが、このE-1においてハリルは「JリーグのFWは背後で受けるプレーに慣れてない」とダメ出ししたこと。
確かに見た感じ、このE-1ではFWに大迫スタイルのゴールを背にしたプレーではなく、前を向いたプレー、裏を狙うプレーを期待してるようだった。
ならばそういうプレー、日本人で第一人者といえば岡崎じゃないの?

こういう動き出しの質の高さで売ってるFWといえば、今のチームだと小林悠だろう。
その小林は、右サイドに配置されていた。
基本、このチームは左にドリブラー(乾や原口や倉田)、右にストライカー(久保や浅野や小林)という傾向があるみたい。
ただし右にドリブラー伊東を入れた場合は、左を阿部にするなど機能のアレンジもあるけど。
つまり片翼がオンザボールでいくなら、もう一方はオフザボールでファーからダイアゴナルに動いて裏を狙う。
このオフザボール役、日本人で最もできそうなのが、やはり岡崎だと思うんだけどなぁ。
ハリルも元はFWが本職、つまり専門家ゆえ、そのへんは誰よりも分かってるはずなのよ。
じゃ、なぜ岡崎をそこで使わないのか?

私が思うに、そのFWの得意とするゴールとの距離の問題なのかな、と。
岡崎は確かに走力が売りだが、その本領は低い位置から一気に50mほど駆け上がるロングカウンターより、一瞬の隙を突いた10mほどの瞬発系ダッシュの方にある。
あるいは、プルアウェーで敵の視界から消えたところから一瞬で裏を狙う、とか。
基本は、ゴール近い所にいてナンボの選手。
その点では、距離があればあるほど加速して敵を置き去りにできる浅野や、長距離ドリブルからの得点をした実績ある久保の方が信頼できる、ということじゃないだろうか。
ハリル的に、サイドFWは守備タスクがあって基本ポジションがやや低めの位置であり、そこからゴール近くまで球を運ぶ役割となると岡崎は適していない、という判断かと。

まぁね、それは分からんでもないよ。
岡崎はザックジャパンで右FWだったが、確かに球をゴール前に運ぶところに大きく関与してたワケじゃない。
どちらかというと球を運ぶのは左サイドで、岡崎の仕事は球がアタッキングサードに入ってから、という印象だった。
ハリルにもそう見えてたのか、どうも最近の彼は岡崎を2TOPの一角という「オプション」の範疇で考えてるような気がしていた。
というのも、以前の合宿で戦術練習した際、2TOPのシミュレーションに岡崎を試してたんだ。
複数の組み合わせを試したが、岡崎だけは固定だったらしい。
あぁ、これ近いうち岡崎軸の2TOPだなと思ってたのに、なぜかハリルはなかなかそれに踏み切らない。
1TOPばかり。
そうこうしてるうちに、なぜか岡崎は召集されなくなってしまった…。

しかし北朝鮮戦では、金崎(川又)と小林を同時にセンター起用するオプションが途中から出てきたよね。
これ、小林のやってたシャドーストライカーの役割は完全に岡崎の十八番じゃん?
あれをやるなら、もはや岡崎を再召集しない理由はないと思う。
「JリーグのFWは背後で受けるプレーに慣れていない」という彼の言葉の意味は、裏返すと、海外でやってるFWは背後で受けるプレーに慣れてる、ということだ。

FWは大迫がいるから大丈夫、と見てる人も多いだろうけど、言っとくが彼の所属するケルンはリーグ戦でまだ一回も勝ってないからね。
このままいくと、ちょっとヤバいよ。
きっと岡崎は必要になる。
また、小林、杉本、金崎、川又など、彼らにもチャンスは十分にある。
ハリルに「JリーグのFWは…」みたいなこと言われて悔しいなら、思いっきり背後でボール受けて、ゴール決めてやったらイイと思う。
2017/12/11(月)13:54

☆関西人
北朝鮮戦B
続きね。

SBについて。
北朝鮮戦は、左が車屋、右が室屋だった。
どっちも◯屋にしたあたり、おそらくバランスを考えたんだろう。
それにしても車屋という名前、皆さんも「川崎なのに何でバイク屋じゃなくて車屋やねん!」とツッコミを入れたくなったことは必ずあるはずだ(笑)。

正直言って、ふたりとも長友・宏樹・高徳の三強に割って入れるほどのインパクトは無かった。
とはいえ、長友も31歳。
左SBの後継者選びは急務だし、車屋あたりは意外と大切な人材だと思う。
昨日「車屋も室屋もまだまだダメだな…」と感じた人は多いだろうけど、言っとくが長友にしても若い頃は決して巧くなかったからね?
右の内田は巧かったけど、左の長友はヘタクソだがよく走る、という程度の看板だった。
そう、SBは技術より伸びしろを見込むべき。
その最低条件としては、まず無尽蔵のスタミナ。
車屋も室屋もそこはクリアしてると思うし、ここは安易にふるい落とさず、我慢して見守るべきかな、と思う。
宏樹にしても、評価が上がるまでどれほどの長い時間を要したことか…。

おぉ、忘れてた。初瀬と山本のこと。
山本は32歳、将来を見込んでの召集ではない。
それより、私としては20歳の初瀬に期待している。
この人、右足でも左足でもFKを蹴れるらしい。
そんな選手、なかなかいない。
もちろん、右サイドも左サイドもこなせる。
やや守備力は怪しいかもしれんが、伸びしろはありそう。
ガンバの下部組織って、マジで凄い才能を出してくるよね。
今の代表でも、初瀬・井手口・昌子・倉田・東口がそうだろ?
大したもんだわ〜。

じゃ、井手口について。
彼は、2017年下半期の代表9試合中、7試合で先発してるんだそうだ。
もはや、完全にレギュラーじゃん。
21歳でこの定着っぷり、中田英寿以来かもしれない。
彼は若さを感じさせないというか、良い意味で老けてるというか、良い意味で枯れてるよね。
若くても数々の修羅場をくぐってきた暴走族OBとか、こういう感じで妙に枯れてるもんである。
彼は21歳にして、1歳の子供がいる父親でもある。
この早婚なあたりも、なんか元ヤンっぽいよね。

キャラクターの座標軸として、もし大島が右上のMAXにある点なら、井手口は左下のMAXにある点だと思う。
同じポジション、同じリオ世代ながら、ふたりは真逆のキャラ設定である。
かたや大島はUAE戦でスタメンデビューし、その試合で失墜。
かたや井手口は、あれよあれよという間にスタメン定着。
対照的な流れだ。
不思議なもんで、戦術に厳格なハリルなら従順で真面目な大島のキャラがフィットするのかと思いきや、逆に何考えてるかよく分からない(涼しい顔で言いつけを無視しそうな)井手口の方がフィットした。
ハリルジャパンって、必ずしも従順なキャラじゃなくてイイ、ということか。

そうなんだ。
意外とサッカー日本代表って、従順じゃない選手が多かった歴史がある。
「マイアミの奇跡」を起こした西野ジャパンにて、中田英寿らと西野監督との戦術をめぐる確執。
トルシエジャパンにて、「フラット3」メンバーが本番はフラットにしなかった暗黙のクーデター。
北京五輪にて、最終戦は反町監督の指示を完全無視した本田圭佑たち。
ブラジルワールドカップにて、本番は堅守速攻に転向しようとしたザックに徹底反抗した本田やヤットたち。
意外と、みんな従順じゃないんです。

なんのかんの言いながら、ハリルは問題児・金崎を呼び戻してスタメン起用した。
なんか、イイじゃん。
不良が更正し、やがてチームのエースとなる、まさに「スクールウォーズ」の世界観だよ。
だんだん、ハリルが山下真司に見えてきただろ?
あと、虚弱でいつも病院に行っちゃう清武は、だんだんイソップに見えてきただろ(笑)?
そうなんだ。
イソップの為にも、このE-1は必ず優勝しなくてはならない。
2017/12/10(日)19:59

☆関西人
北朝鮮戦A
ハリルのコメントから、北朝鮮戦を振り返ってみよう。

私は↓で「クラブのラインを活用すべき」みたいなことを書いたが、なぜかハリルは全く逆のことを言ってるワケよ。
クラブと代表はコンセプトが全く別であり、彼はネガティブな意味で北朝鮮戦を
「自分のクラブでやっているプレーをしてしまった試合」と総括している。
自分のクラブでやっているプレー、その例として金崎がサイドに流れるプレーを挙げており、ハリルは「もっと中央でプレーすることを要求していた」らしい。
さすがは問題児・金崎、ハリルの指示に背いてまでサイドに流れたか(笑)。
ただ私は、あの動きって悪くなかったと思うよ。
事実、この試合の唯一の得点はセンターFWの川又がサイドに流れてクロス、それが起点になったワケだし。

ハリルが求めたのは、もっとFWが裏を狙う動きをすることだったらしい。
ん?
クサビを受けるポストプレーではなく、ライン裏を狙う?
つまり大迫1TOP型ではなく、昔の岡崎1TOP型?
いや、よくよく話を聞くと、タテポンで裏を狙うサッカーを要求してるワケじゃないみたい。
ハリルは、「ナナメのパスを出すように求めた」と言う。
そして「不運なことに、JリーグのFWは(ナナメのパスを)背後で貰うことに慣れていない」と嘆いている。
このへんは、ハリル自身がフランスリーグで得点王になるほどの名FWだったからね。
戦術というよりは、もはやFWの技術論である。

彼の言わんとすることは分からんでもないが、そういうナナメの動きからのシュートが巧そうなのは、私が思うに小林悠である。
じゃ、必然としてベストメンバーは↓にならない?

・・・・小林
阿部・・・・・・伊東
・・大島・井手口
・・・・今野
車屋・昌子-谷口・室屋
・・・・中村

そう、大島からのナナメのパス。

CBの昌子+谷口コンビは不安定だったが、もう少しだけ谷口を見てみたい気がする。
彼はテレビ映りが良く、和製ジェームスディーンである。
こういう東アジアでの大会、朝鮮人や中国人と並ぶ時に限って、私は日本人の見た目を結構気にします(笑)。
彼には人気モデルの泉里花と交際の噂があり、それ以前にはダレノガレ明美と噂あったよね。
それも納得納得。
北朝鮮戦での評価は決して高くないようだが、でも実は良いパスを出したりしてたよ。
むしろ相棒の昌子の方がバタバタしてて、ならば昌子より年下の植田や三浦より、年上の谷口の方が彼をリードできるかもしれない。

昌子は非常にダメだったけど、まだスタメン落とすワケにはいかんでしょ。
キャプテンだし。
確か、Jアウォーズの投票でリーグトップはダントツで昌子じゃなかったっけ?
ということは、もし鹿島が優勝してれば昌子がMVPってことじゃん。
キャプテンぐらい、やってもらわなきゃ。

そうそう、北朝鮮戦は川又の惜しいヘディングがあったね。
技巧派ではないが、なかなかパワーのあるFWだ。
結構ノーマークの選手だったけど、あのギラギラした野性的な感じは、トルシエジャパン時代、W杯本大会の前年で突如大ブレイクした鈴木隆行のことを思い出した。
そういや、川又も鈴木と同じで、パワー系キャラだからイメージがしっくりこないけど、実は左利きなんだよな。
言われてみれば、北朝鮮戦のクロス、左足で精度あったよね。

意外な使い方として、左サイドのジョーカー川又はイイかもしれない。
パワーで突進して左足のクロス、もしくは逆サイドの伊東が突破してクロスを上げてきた際、川又はファーから中に絞ってヘディングを狙う。
彼、ヘディングはかなり得意な感じ。
ちょっと嬉しいジョーカーの発見だったよ。
2017/12/10(日)13:59

☆関西人
北朝鮮戦
北朝鮮戦、酷い内容だったけど、終わり方は劇的だったね。
クロスを今野が頭で落として、それを井手口がシュート。
このへんは、日常同じチームでプレーしてる二人ならではのアウンの呼吸だろう。
最後の最後で頼りになったのは、やはりJリーグでの蓄積、ということか。

スタメンは、↓の感じだった。

・・・・金崎
倉田・・高萩・・小林
・・井手口・今野
車屋・昌子-谷口・室屋
・・・・中村

ガンバ3
川崎3
鹿島2
東京2
柏1
という構成。
しかし、同じクラブ同士で近距離の配置になってるのは、今野⇔井手口⇔倉田というガンバラインだけなんだよね。
他を見ると、小林悠、谷口、車屋の川崎ラインは配置がお互いに遠く、それは金崎〜昌子の鹿島ライン、高萩〜室屋の東京ラインにしても同様である。
よって、彼らはあまりラインを生かせなかった。

前半、ビルドアップが左に偏ったのは偶然でもないだろう。
中盤の底に井手口と今野がいれば、どうしても左翼の同僚、倉田を見てしまうと思うから。
ホントは右翼の小林もボールがくるのを待ってたんだが、明らかに中盤の視界は左寄りだった。
もしボランチに大島でも起用してれば、右の同僚、小林も視界に入ったんだろうけどね。

こういうクラブのラインってやつ、今思うと保険として使っておくべきだった。
あれだけ連携がグダグダだったんだから、たとえば最終ラインで昌子の相棒を植田にするとか、トップ下を土居にして金崎とタテの関係を作るとか、つまりセンターラインを全部鹿島にしちゃえば確実に安定したと思うのよ。
内容としては、負けても全くおかしくなかった。
たまたま中村航が大当たりで助かったけど、あれが並のGKなら多分負けてますよ。
ポゼッションではこっちが上回りつつ、シュート数は向こうが12、こっちが7。
これは向こうの戦略「敢えて持たせてカウンター」にまんまと乗せられた形であり、非常に恥ずかしい。
仮に「敢えて持たされた」として、そういう展開になるなら、こちらはポゼッションに長けた川崎ラインを最大限使うべきだったかもしれない。

・・・・小林
阿部・・◯◯・・◯◯
・・大島・・◯◯
車屋・谷口-◯◯・◯◯
・・・・◯◯

これだけ近距離の配置をすりゃ、引いた敵相手でもトライアングルで崩せたと思う。
基本、川崎勢は左。
じゃ右は、バランスとして別のクラブで固めてみよう。

【鹿島の右バージョン】
・・(小林)・・金崎
(阿部)・・・・・・土居
・・(大島)・・三竿
(車屋)・(谷口)昌子・植田

【ガンバの右バージョン】
・・・・(小林)
(阿部)・・倉田・・初瀬
・・(大島)・井手口
(車屋)・(谷口)三浦・今野
・・・・・東口

チーム機能を右半身と左半身に分けちゃうワケよ。
お勧めは、ガンバのバージョンかな。
これは川崎の阿部が元ガンバゆえ、両チームを繋ぐコネクターになれるから。

しかし、試合後にハリルが名指しで褒めたのは川崎組でもガンバ組でも鹿島組でもなく、柏組だった。
中村航と伊東純。
確かに、伊東のスピードは面白かったね。
スピードのみならずドリブル技術があるので、ある意味では浅野以上の可能性を感じさせる。
あとは、彼みたいな飛び道具をうまく使いこなせるゲームメイカーがいれば…。

先発トップ下の高萩は、やや消えてたね。
とはいえ天才は天才、たまに球を触ると確かにセンスがある。
ゴール近い位置で彼へタテが入れば面白かっただろうに、そのタテを通せる選手がなかなかいない。
サイドに出す、バックパスで戻すの繰り返し。
まぁ、まだ1試合目だからね。
試合を重ねるごとに呼吸は合ってくるだろうし、大会を通じて成長していくチームだと思う。
2017/12/10(日)11:43

☆関西人
ハーフタイム
昔から指摘されてることだが、サッカーは民放テレビに適さないコンテンツである。
その理由は、他でもなくCM。
民放はスポンサーの出資があって初めて放送が成立する形態であり、そのスポンサーにとって大事なのは何よりCMである。
スポンサー≠パトロン。
スポンサーにとっては、自社のCMを流せなければ番組に出資する意味は全くない。
あと、番組視聴率の低迷は自社CMの視聴率低迷とイコールであり、時に企業がスポンサーから降りることもある。
あの東芝が「サザエさん」から降りる時代なんだから、世も末だわ。
近年は企業が視聴率低迷の地上波テレビという媒体そのものを見限り、ネット媒体に移行する傾向も見られる。

しかしサッカーは視聴率云々以前に、試合の45分間中に1回もCMを挟めない構造そのものに問題がある。
野球は、その点でまだマシだ。
3アウトになって攻守交替のたびにCMを挿入できるから。
でもサッカーは45分と45分の間のハーフタイムにしか挿入のタイミングはなく、毎回その15分間に大量のCMがブチ込まれることになる。
視聴者はその15分間、退屈でテレビの前を離れるか、チャネルを変えるだろう。
つまり、そこで流れてる大量のCMは視聴者に届いてないのよ。
スポンサーとしてもテレビ局としても、これは頭の痛い問題。
「やっぱ、サッカーってCM効率の悪いコンテンツだ」ということになり、CMありきの民放地上波放送ではサッカー中継に手を出しにくいんだよね。

で、今は企業もネットCMの方に進出してるんだが、たとえばYouTubeで動画をクリックすると、多くがまずCMからスタートする。
「このCMは4秒後にスキップできます」と表示が出るので、私は毎回スキップするんだけど。
こうしてスキップされるから、ネットCMは意外と効率が悪い?
それは確かに。
でも、たまにスキップせずに見ちゃうこともあるのよ。
最近では、ペプシの小栗旬「桃太郎」CMのロングバージョンとか。
あれ、テーマ曲を聴くとついつい見ちゃうよな。
小栗旬、カッコいいし。
私がネットCMで見たのは桃太郎と猿との出会いを描いた回の完全版で、長さは約4分間あったかと思う。
4分は、民放テレビじゃ無理だね。
ネットならでは、か。

しかし地上波でいえば、サッカーのハーフタイムとハーフタイムの間の15分間って、4分だろうが5分だろうが、いくらでもロングバージョンのCMを挿入できると思わない?
いまどきは15秒や20秒のCMなんて全く視聴者の関心を引かないんだし、逆に10分ぐらいのロングバージョンCMの方が食い付き良いと思うのよ。
思えばサッカー関係のCMって、妙に名作が多い。
キリンのCMで象の弟が日本代表になるやつなんかはそうだし、auの日本代表応援編で菅田将暉が唄ってるやつとか、結構イイよね。
「サッカーのハーフタイムに流されるCMは結構見ごたえある」とお茶の間に認知されりゃ、たとえハーフタイムでも視聴率は落ちないだろうし、そうなりゃロングバージョンCMを流したいスポンサー企業が続々と寄ってきますよ。
結果、サッカー中継が民放で増えたら嬉しいんだけど。

さて、今夜のハーフタイムにはどんなCMが流されるだろうか?
ちなみに私は今夜リアルタイム視聴できないので、録画視聴だからCMは思いっきりスキップしますけどね(笑)。
2017/12/9(土)13:41

☆関西人
フジテレビ
今日はE-1、北朝鮮戦。
よく考えてたら、E-1とクラブワールドカップって開催時期が思いっきりカブるんだね。
かたやフジテレビ、かたや日テレ。
昔なら、こういうお祭り系をやらせたらフジテレビの方が圧倒的に強かったんだけどなぁ…。
イベントの仕掛け、プロモーションが巧かったのよ。
だけど、今はどうだろう?
心なしか近年のフジテレビ凋落のせいか、今回のE-1ってサッカーファンはともかくとしても、さして世間一般の話題にはなってない気がするのよ。

皆さん、2001年のコンフェデを覚えてる?
あれは16年前、フジテレビの仕切りだったんだが、実に盛り上がったよね。
それこそ毎日のように、ドリカムが唄うコンフェデ主題歌「Go On, Baby!」がテレビで流れてたのを思い出す。
視聴率で、まだフジテレビが強かった時代だ。
織田裕二が、「事件は会議室で起きてるんじゃない!現場で起きてるんだ!」とか言ってた時代。
あの飛ぶ鳥を落とす勢いだったフジテレビが、いまや民放で視聴率4位の局である。
既に「いいとも」も「SMAPSMAP」も終わり、そして来春には「めちゃイケ」も「みなさんのおかげでした」も終わる。
また来春には陛下退位決定とのことで、つまり平成という時代そのものが終わる。
なんか、寂しいよなぁ…。

昔は、サッカーといえばフジテレビだった。
それまで「プロ野球ニュース」という名前だった深夜のスポーツニュース枠が、2001年に「すぽると」と名前を変えてリニューアル。
聞けば、このリニューアルのキッカケは中田英寿だったという。
彼が、サッカーも扱ってる番組が「プロ野球ニュース」って名前はおかしい、と指摘したことから始まった流れらしい。
よって、「すぽると」は妙にサッカー贔屓(というか中田贔屓)の編成になっていた。
「マンデーフットボール」だけでなく、深夜にはセリエの試合中継をよくやってたよね。
よって、欧州サッカーといえばフジテレビ、というイメージがいまだ私の中にはある。

で、この「すぽると」が始まった年にタイミングよく開催されたのが、2001年コンフェデだったのよ。
今考えても、「すぽると」+中田英寿+トルシエジャパンのコラボは最強だった。
解説者にはベンゲル。
まさにサッカーバブル、フジテレビバブルである。
そして、当時の「すぽると」が実に奥深かったと思うのは、番組のMCは内田恭子をメインにしてオジサン受けを狙う一方、解説では風間八宏や清水秀彦など、妙にシブ好みなクロウト受けの人選をしてたこと。
軟派なんだか硬派なんだか、よく分からなかった。
でも、そこが絶妙なブレンドだったワケよ。
やっぱ放送は深夜がベースゆえ、テレ朝に見るような「お茶の間」対応の松木安太郎路線とは一線を画していた。
いまや風間さんがちょっとしたカリスマ監督になってるからこそ、彼の解説を毎週聞けた「すぽると」は貴重な番組だったな、と思う。

ちなみに、今回フジテレビのE-1中継は、山口素、小野、ツネ様が地上波で解説をするらしい。
清水秀彦はCS限定。
なんか残念だなぁ。
一方、クラブワールドカップの方の日テレは、都並と城らしい。
つまらんなぁと思ってたけど、しかし準決勝からは大御所・岡田武史がそこに加わる、とのこと。
岡田さん、ゴールデンタイムのE-1じゃなくて、深夜のそっちに顔を出すのか。
やはり彼は協会副会長という立場ゆえ、代表試合の解説はやりづらいのかも。

私は、解説者って大事だと思うのよ。
たとえプレーヤーが昔に比べて小粒になったとしても、解説者の活躍でそれを補うことは可能。
たとえば、M-1がそうでしょ。
M-1とE-1を比較するのはアレかもしれんが、M-1だって昔に比べてプレーヤーがかなり小粒になってると思うのよ。
だけど、M-1はプレーヤー以上に審査員の存在感がある。
大御所・松本人志はもちろんのこと、今では上沼恵美子が島田紳助の穴を十分に埋める活躍(?)をしている。
プレーヤーにマジギレしてるからね(笑)。
私は、サッカー解説にも上沼恵美子的なスタイルがあってもイイと思う。
試合後、解説者が各選手、および監督に採点を出すのよ。
4とか5とか6とか。
そういうのは新聞紙面ではやるのに、なぜかテレビではやらない。
テレビって、そういうところがヌルいんだ。
いまやネット全盛の時代、ヌルければ誰もテレビなんか見ないし、視聴率が悪くなっていくのも当たり前だよね。
2017/12/9(土)10:40

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