塩見 鮮一郎公式WEB 掲示板

過去ログ3214 2017/10/4 1:48

▼世話係
読書C
薫に、あなたは源氏の子ではなく、柏木が本当の父だ。
この驚愕の事実を知らせるための入念な仕組みがここにある。
不自然な展開に見られないように、描写はこまやかになる。
わたしは「あらすじ」だけを書いているが、
まわりには多くの人物が配され、
それらの方の感想なども、もれ聞こえてくる。

内向的だった薫は、さらに深くうなだれ、大君とたまに歌を交わすのを
慰みにしている。
源氏の孫の世代の青春はなぜか、秋のうらわびしさだ。
10/4 1:48

▼世話係
読書B
悩みを抱えた求道家の薫が、宇治の山荘に「八の宮」を訪ねる。
夜間、月の出た庭で、竹の透垣(すいがい)を通して、
琵琶(びわ)などを奏している美しい姉妹を見てしまう。
薫は「大君(おおいきみ)」に心惹かれるが、
京にもどると、宇治でのことを、匂宮(におうみや)に話して
うらやましがらせる。

八の宮はしだいに弱り、薫に姉妹のことを頼んで山寺にこもる。

宇治の山荘には、老女の「弁(べん)」がいた。
母が柏木の乳母(めのと)で、
当人もいつもおそばで仕えていたという。
柏木の形見を持っていた。
10/4 1:30

▼世話係
読書B
悩みを抱えた求道家の薫が、宇治の山荘に八の宮を訪ねる。
夜間、月の出た庭で、竹の透垣(すいがい)を通して、
琵琶(びわ)などを奏している美しい姉妹を見てしまう。
薫は「大君(おおいきみ)」に心惹かれるが、
京にもどると、宇治でのことを、匂宮(におうみや)に話して
うわらましがらせる。

八の宮はしだいに弱り、薫に姉妹のことを頼んで山寺にこもる。
そのまま身罷(みまか)る。

宇治の山荘には、老女の「弁(べん)」がいた。母が柏木の乳母(めのと)で、
当人もいつもおそばで仕えていたという。あるときは文を
ひそかに女三の宮に取りついだりした。
柏木の形見を持っていた。
10/4 1:23

▼世話係
読書A
宇治に住む皇族は、「八の宮」と呼ばれる。
源氏を須磨に追放したあと、右大臣家の大妃は
この八の宮を次期の天皇にかつぎだした。
源氏が復権したため、宮中を追われた。
京の屋敷も火事で焼け、
宇治の山荘にこもった。
二人目の女子を産んで妻が死んだ。

長女を「大君(おおのきみ)」といい、聡明で思慮深い性格で、
二女を「中君」といい、どちらも美しい。
名僧を介して、冷泉院は八の宮のつましい信心生活を知り、
養子になっていた薫は関心を募らせた。
10/3 17:15

▼世話係
読書@
45卷「橋姫(はしひめ)」 了。
ようし、いいぞ。女史は気合を入れた。
「竹河」など3巻で迷った末、
仕切り直した。

これまでの世界と離れる必要がある。
宇治の里に、きよらな姫の姉妹がいて、
それを薫(かおる)が覗き見てしまう。
『伊勢物語』の古都奈良にひっそりと姉妹がいた、あれだ。
男は「しのぶの乱れかぎり知られず」となる。

宇治十帖の冒頭も、
「そのころ、世にかずまへられたまはぬ古宮(ふるみや)おはしけり」
宇治に住む宮さまは、桐壺帝の八番目の息子であった。
源氏の不義の子、冷泉院は十番目だから兄になる。
(こんな人が出てくるのは初めてです)
10/3 14:04

▼SYUPO
古典に
なってゆくのでしょうか。
確かに、有名どころのネタは記憶されるのかもしれません。
でも、中途半端なものは、淘汰されるのかも。
5年、10年前の流行りのほうが、大昔のものよりも古臭く感じられることがあります。
10/3 3:06

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