塩見 鮮一郎公式WEB 掲示板

過去ログ3203 2017/9/21 0:30

▼世話係
読書イ
話しは「若菜下」をそのまま受けて、
柏木の苦悩と病状の悪化がつげられる。

女三の宮に送った最後の手紙。
「今はとて燃えむ煙もむすぼほれ
絶えぬ思ひのなほや残らむ」

「あなたへの未練のため、荼毘にふした私の煙も、残り続けるでしょう」

女の方も、苦しい。柏木の子が産まれた。
9/21 0:30

▼世話係
読書ア
36卷「柏木」 了。
『源氏物語』後半の大きな山場が
この巻でまとめられる。

やがて太政大臣にもなるだろう貴公子の若すぎる死、
そして、近親者や世情の悲しみ。
ドラマとしては至れり尽くせりで、この巻の抒情をほめる人は多い。

だが、なんとなく、すっきりしない。
軽薄な男と軽薄な女が遊んだだけではないか。
どちらも既婚者だ。
W不倫よ、と、アホな現代の週刊誌の喜ぶだけの話では?
9/21 0:18

▼岡坊
○○解散
いろいろ出てきて、
みんなうまいこと言うなあと感心していて、
寄せ集めると、
今の政権が悪の枢軸に見えてくる。
やっぱり、アンチボートしかないなあ・・・。
9/20 17:36

▼世話係
読書D
その一夜が破滅の始まりになった。
柏木も、女三の宮も極度に神経質になり、
源氏の姿を怖れるようになる。
源氏が完全無比の男であればあるほど、恐怖の存在になる。

柏木が女三宮に出した手紙を源氏が見てしまい、
すべてが判明する。
女三宮の腹の子は、不義密通の子であった。

ああ、そして源氏は若き日のおのれの愚行を思いだす。
父天皇の妃、藤壺の君にあこがれて契りを結んだ。
できた子がいまの冷泉院だ。
父の桐壺はなにもかもわかっていて、知らないふりで通したのか。
9/20 14:28

▼世話係
読書C
主人のいないハーレムに忍びこんだ。
源氏の友人、頭の中将の嫡男、夕霧の親友。
柏木(かしわぎ)。女三の宮を抱きしめて、もうこのまま死んでもよい。

「後絶(あとた)えて止みなばや、とまで思ひ乱れぬ。
ただいささかまどろむともなき夢に、手馴らしし猫の、
いとらうたげにうち鳴きて来たる」

交じらいはシンボリックに描かれた。思いが乱れたまま、
夢中で時がすぎ、とろとろとしているとあの猫があらわれた。

当時、ケモノを夢見るは懐妊のしるしと、いわれていた。
9/20 14:07

▼世話係
読書B
紫の上の体調がすぐれない。
それまで、源氏の寵愛を一身に集めていたのに、
女三の宮が取って代わった。
朱雀帝からじきじき後見を頼まれている。
ないがしろにできない。
通って行くと、紫の上は、さびしい夜をかさねる。
もう尼になりたいと訴えたりする。

とうとう病臥し、六条から二条の旧宅に移される。
御息所(みやすんどころ)の悪霊がとりついたことになるが、
嫉妬する自身への自己懲罰である。
源氏は看病に尽くす。
こちらも、自己懲罰である。
9/20 13:53

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