塩見 鮮一郎公式WEB 掲示板

過去ログ3161 2017/8/2 1:58

▼世話係
読書A
桐壺の天皇に仕えていた女の娘、「三の君」には、
内裏にいたころ源氏はちょっかいを出した。
その女を訪ねるのだが、酔狂かもしれないね。

のちに「花散る里」という美名で呼ばれる女は、
源氏をやさしくむかえた。

「人目なく荒れたる宿は橘(たちばな)の
花こそ軒のつまとなりけれ」

橘の花が「わたしの目印」になってくれたのですね。

作者・式部は、花散る里と比較して、源氏をふった中川の女に
批判的な筆致でこの帖を終えている。

いかがですか。

いよいよ、須磨・明石への流転の日々がくる。
8/2 1:58

▼世話係
読書A
桐壺の天皇に仕えていた女の娘、
「三の君」とは、内裏にいたころちょっかいを出した。
その女を訪ねるのだが、酔狂かもしれないね。

のちに「花散る里」という美名で呼ばれる女は、
源氏をやさしくむかえた。

人目なく荒れたる宿は橘(たちばな)の
花こそ軒のつまとなりけれ

橘の花がほたしの目印になったのですね。

式部は花散る里と比較して、源氏をふった中川の女に
批判的な筆致でこの帖を終えている。

いよいよ、須磨・明石への流転の日々がくる。
8/2 1:54

▼世話係
読書@
「花散る里」 了。
ごくみじかい帖。
その後の歌舞伎芝居などで、ときどき、舞いをふくんだ、
夢幻的なみじかい場面がある。
その原型なのか、「三の君」を訪ねて中川のほうへ行った。
とちゅう、たまたま、むかしなじんだ女の家があった。

助べえ大将は歌を読んて届けた。
ホトトギスが垣根のそばで鳴いています。
どうされていますか、お目にかかりたい。

郭公(ほととぎす)こととふ声はそれなれど、
あなおぼつかな、五月雨(さみだれ)の空

空が曇っていて、よくわかりませんが、
いまごろ、なんの御用でしょうか

女はきっぱり拒絶した。
8/2 1:41

▼世話係
読書❹
しかし源氏は、神職になった女に異常な興味を寄せる。
タブーが強ければそれだけ燃えるタイプだ。
御息所の娘が、斎宮(さいぐう)になったと知ると気になり、
賀茂神社に奉仕する斎院(さいいん)に選ばれた朝顔の君に
七年ぶりに歌を送ったりする。

いっぽう、源氏もまた出家することを考えて、
北区紫野にある寺にこもったりする。

この巻は、これまで親しんでいた重要人物が去り、
時代が転換した様を描いた。
8/2 1:16

▼世話係
読書❸
この朱雀の母が、テレビドラマや漫画に出てくるような、
典型的なヒステリー女で、
わが子・天皇をないがしろにした源氏を激しく憎み、
流罪にしようと企みます。

女で源氏は失敗したわけです。
葵の上の父親の左大臣も致仕し、権力は右大臣の一族に移っています。
そいいう難所にいるにもかかわらず、
源氏はいちど親しんだ女はいつまでも忘れないという方針のもと、
伊勢神宮に行く前の御息所と会ったり、
いまや寡婦となった義母の藤壺の住まいに押しかけたりします。
アホかセックス依存症か、わかりません。

藤壺はついに、尼になってしまう。仏の女になりました。
8/2 0:49

▼世話係
読書❷
しかしまた、おおくの別れを経験しなければならない年齢です。
正妻の葵(あおい)と死別したばかりなのに、こんどは父親が病死します。
天皇のくらいは、正妻の子の「朱雀帝(すざくてい)」にゆずり、
院政を引いていました。

源氏とは気の合う異母兄弟ですが、この天皇の妻は、あの
朧月夜の君です。ちゃっかりといただき、密会をかさねていますよ。
でも、天罰覿面、朱雀の父親が知るところになり、
この男はせかせかした軽薄な性格で、なにもかもを、妻に話してしまうのです。
8/2 0:37

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