塩見 鮮一郎公式WEB 掲示板

過去ログ3143 2017/7/3 1:25

▼世話係
松坂の夜❺
若いころは別にして、老いては色紙を書かない。
下手な字で立派な紙を汚したくない。

でも、酒を受け取って座敷にもどり、飲みはじめる。
たくさん食べたので、いくら飲んでも平気だ。

これを書くためにネットで調べると、
旅館は割烹として、がんばっている。
ずっと安くしておニクが小さくなるのは、時代にこたえてだ。
応援したいと切に思っています。

翌朝、色紙を渡し、帳場で立ち話をした。
早稲田の全共闘だとか。そのとき、わたしの本を読んだ。
ああ、もう忘れられていると思っていたが、
ときどき、アマゾンのレビューなどに書く人がいる。

だいたい、まちがっていて、ただの呑兵衛がラジカリズムにされたりする。
7/3 1:25

▼世話係
松坂の夜❺
若いころは別にして、老いては色紙は書かない。
なるべく、下手な字で立派な紙を汚したくない。

でも、酒を受け取り、二間つづきの座敷で飲んだ。ネットで調べると、その旅館は、割烹としてがんばっている。応援したいと切に思う。

翌朝、色紙を渡し、帳場で立ち話をした。
早稲田の全共闘だとか。そのときわたしの本を読んだ。
ああ、もう忘れられたと思っていたが、
ときどき、アマゾンのレビューに書いたりする人がいる。

だいたい、まちがっていて、ただの呑兵衛がラジカリズムにされたりする。
7/3 1:17

▼世話係
松坂の夜❹
「いま、うちのものに買ってこさせた文庫です」
当主から本と色紙を受け取った仲居さんが
わたしのもとに運んだ。
サインペンと、筆ペンが渡された。
『弾左衛門とその時代』に名を記した。

「いま酔っています。色紙のほうは明朝で
よろしいでしょうか」といった。

「はい、ありがとうございます。これはお礼のつもりです」

仲居が日本酒の中ビンをわたしのまえに置いた。

宿の案内に、地酒5000円というふうに書いてあった品だ。
7/3 1:06

▼世話係
松坂の夜❸
うーん、志摩もちかいから、アワビが出たか。
ま、おいやしはやめて本題。

メインの食事が終りかけたとき、
40代の男性が入ってきて、はるか遠くの下座に正座し、深く頭をさげた。
なに、なに。
当然、こちらは酔っています。

「わたしが、ここの当主でございます。
塩見鮮一郎先生とうかがいまして、挨拶にまいりました。
お食事、ご満足いただけましたでしょうか。
勝手なお願いですが、サインと色紙に起筆していただけないでしょうか」

え、え。これまでどこへ出かけても
声をかけられたことなどないのに、
松坂に来て挨拶を受けるのか。
ただ、びっくり。
7/3 0:57

▼世話係
すみませんが
疲れましたので、
つづきはあすの夜半に。

みんなニュースを見ているでしょうが。
7/2 1:01

▼世話係
松坂の夜❷
何年まえになりますか。
『中世の貧民』に、伊勢の「合の坂」について書くための下調べでした。
享楽と歌舞音曲の坂道は
お伊勢参りの人であふれたのです。
明日、訪れる予定でした。

きょうは宣長とご馳走。松阪牛です。
それで、この著名な宿です。

風呂から上がり、部屋とは別の10畳はある座敷。
そこでの食事でした。
和服の仲居さんの酌でかるく喉をうるおし、
ステーキを待っていると、
伊勢海老がどんと一匹出てきた。お造りか茹でたのだったか。
つぎは牛かと思っていましたが、
茶碗蒸しか、天ぷらか、蒲焼か、もう忘れました。
お腹はふくれますよね。
むかしの人はこんなに食べたのですか。
7/2 1:00

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