塩見 鮮一郎公式WEB 掲示板

過去ログ3054 2017/2/15 1:07

▼世話係
読書⑵
唐の宮中には、「史官」という記録係がいた。
皇帝も見ないことになっていた。
玄宗は何が書かれているか気になり、無理やり読んだ。

楊貴妃に夢中になり、政治はおろそかになった、と記してあった。
激高した皇帝は史官の首をはねた。
つぎに魯の国の才人が就職した。

玄宗は何を書いたか、また気にかかり読むと、
楊貴妃に耽溺し、そのことを書いた史官を刑に処したと、ある。
激怒して車裂きにした。

こんどは儒者が職に就いた。
読むと、前任者らが誅(ちゅう)されたことを記し、
「史官たる者、これを記録せざんば、おるべからず」とあった。

この史官と表現者の位置は近似していないだろうか。
2/15 1:07

▼世話係
読書⑵
唐の宮中には、「史官」という記録係がいた。
皇帝も見ないことになっていた。
玄宗は何が書かれているか気になり、無理やり読んだ。

楊貴妃に夢中になり、政治はおろそかになった、と記してあった。
激昂下皇帝は史官の首をはねた。
その後、この職に就くものがいなかったが、
魯の国の才人が就職した。

玄宗は何を書いたか、また気にかかり読むと、
楊貴妃に耽溺し、そのことを書いた史官を刑に処したと、ある。
激怒して車裂きにした。

こんどは儒者が職に就いた。
読むと、前任者が誅されたことを記し、
「史官たる者、これを記録せざんば、おるべからず」とあった。

この史官と表現者の位置は近似していないだろうか。
2/15 0:57

▼世話係
読書⑴
『太平記』第37巻 了。
畠山道誓(どうせい)は、矢口の渡で新田義興(よしおき)を葬り、大軍で上洛したが、
戦乱の張本人のように見られ、鎌倉に逃げ戻った。
こんどは、公方の足利基氏(もとうじ)に反旗をひるがえし、伊豆にこもる。

この巻は政治的なことも戦記もすくない。
あとは中国の史書に載る教訓がいくつも並ぶ。
とくに、玄宗皇帝と楊貴妃の話はながい。

玄宗のことは、35巻でも語られていて、
わたしは、つぎの話が面白かった。
2/15 0:42

▼世話係
モスキート
みたいに軽いですね、おおくの新作は。
ウエハース
みたいに歯ごたえがない。
ダイエットしてるつもりか。(怒)
2/14 14:35

▼わかけん
たしか
高村の方は、在日や部落がじゃんすか出てきて、それが事件に絡んでくるような物語だったと記憶しますが、
その点、塩田はサラリとながしています。
ヤクザや過激派はそれなりに書いてますけど。
面倒な問題は体よくかわしたという印象です。
2/14 10:31

▼わかけん
コンビニ小説
読まれましたか。
わたしは『罪の声』です。塩田武士。
めったに読まないベストセラー小説ですが、ラジオで久米宏が推すので手に取りました。
グリコ森永事件をネタにしたお話。
同じネタでは、高村薫『レディ・ジョーカー』などがあります。
後者を読んだのはだいぶ前ですが、高村の圧勝と言うほかないですね。
塩田のは犯罪に至る動機が薄いのです。え?そんな理由なの?
とシラケてしまう。
二方向から事件を追いかけるテンポはリズムが良く、読み進めますが、最後になって萎えてしまいます。
2/14 10:19

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