塩見 鮮一郎公式WEB 掲示板

過去ログ3008 2016/12/13 12:43

▼世話係
読書7
天皇がたどり着いたとき、名和長年は一族で酒盛りをしていた。おどろき、迷った。
思案していると、子息の長重(ながしげ)が
きっぱりといった。

天皇制とはなにかがわかる言葉だ。引用しておく。

「人の望む所は、名と利のふたつなり。
われらかたじけなくも、天皇に頼まれた。
屍(かばね)を軍門にさらすとも、名を後代に残さんこと、生前の思い出、死後の名誉たるべし」

なにも迷うことはない、天皇に身命をささげるのは名誉なことだ。全員が同意した。
12/13 12:43

▼世話係
読書7
天皇がたどり着いたとき、名和長年は一族で酒盛りをしていた。おどろき、迷った。
思案していると、子息の長重(ながしげ)が
きっぱりといった。

天皇制とはなにかがわかる言葉だ。引用しておく。

「人の望む所は、名と利のふたつなり。
われらかたじけなくも、天皇に頼まれた。
屍(かばね)を軍門にさらすとも、名を後代に残さんこと、生前の思い出、死後の名誉たるべし」

なにも迷うことはないといい、全員が同意した
12/13 12:39

▼世話係
読書6
千早城のことなど、初めて知った後醍醐は、
六条忠顕(ただあき)、千種(ちくさ)ともいう忠臣と連れ立って、
夜陰に乗じて逃げ出す。
いつもは歩くこともない後醍醐だ。ふらふらしている。タダアキも、どうしていいかわからない。
田夫(でんぷ)や船頭など「いやしき人」に助けられて、鳥取県大山町の名和の漁港に着いた。
ここの名和長年(なわながとし)に相談し、
船上山(ふなのうえやま)という山中に、
ひとまず御座(ぎょざ)した。
12/13 0:36

▼世話係
読書5
重要人物の新田義貞はこの巻から登場する。
あの八幡太郎の源義家(みなもとのよしいえ)から10代目だという。
鎌倉にしたがって仕方なく「金剛山の戦い」に参加していたが、ひそかに大塔宮に接触して、
「令旨(りょうじ)」をもらうと、
仮病をつかって
関東にもどった。

隠岐に幽閉した後醍醐の番もいっそう厳しくしたが、佐々木判官というのが鎌倉に謀反し、天皇を奉じようと考えた。
12/12 15:00

▼世話係
読書4
ちいさい山城ひとつ落とせないのを見て、
人心は幕府から離れた。
千早から逃亡する兵は、
大塔宮(おおとうのみや)のゲリラを恐れて裸同然の姿だ。

日本国の武士どもが、先祖伝来の物具として大事にしていた「太刀、刀は、この時に至って失せにけり」と記している。

兵庫の赤松円心を始め、四国の武士なども
つぎつぎと立場を変えた。

群馬の新田義貞(にったよしさだ)もそのひとりだ。
12/12 14:45

▼世話係
現代の天皇制
『太平記』の時代の
大河ドラマを、
NHKがやらないのは、南北朝正閏問題が
尾を引いている、
と、声か文字でだれかが教えてくれた。
まだ生きているんだ、妖怪は。
12/12 10:28

30093007

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