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過去ログ519 2017/6/19 10:37

☆関西人
希望
ひとつ言えるのは、次の豪州戦で勝ちさえすれば、そこでW杯出場が決まるということ。
なんのかんの言いながら、王手は王手である。
9月のサウジ戦はアウェイ、8月の豪州戦はホーム、W杯出場決定で盛り上げるのは、どう考えてもホーム戦の方じゃん。
だから8月31日は、例の渋谷スクランブル交差点に多くの人たちが集まるだろう。
みんな試合終わるまで待機して(警察含む)、それで結果が引き分け、もしくは負けだったらどうなるのか。
みんな、おとなしく解散するだろうか?
いや、暑い中待たされるだけ待たされて結果がそれなら皆かなりイラつくだろうし、群衆心理としてハリル解任コールがそこで起きる可能性もなくはないよな…、と。
念の為、協会は水面下で後任人事に動いておいた方がイイと思う。
とはいえ、サウジ戦は豪州戦の5日後だし、現実的には豪州戦後の解任はほぼ不可能か…。
仮に解任があるとしても、サウジ戦の後になる。
シミュレーション上、そのサウジ戦で負ければプレーオフに回る可能性が高い。
そのプレーオフがいつなのかは知らんが、そこに向けて、というタイミングでようやく解任だろう。

しかし↑のは、一番最悪のシナリオである。
そうならない為には、ただ豪州戦に勝てばイイ。
豪州とサウジを比べると強いのは豪州だと思うが、でもホームで当たる豪州とアウェイで当たるサウジ、という比べ方をすると、やはり勝ちにくいのはどう考えても後者の方だ。
だから、私の中では豪州戦がほとんど全て、である。
そこでダメなら、もうハリルを見限る。
たとえサウジ戦まであと僅か5日間しかなくとも、ハリル電撃解任で手倉森コーチの昇格、もしくは西野技術委員長ワンポイントリリーフ(確か、以前に原委員長が監督代行した前例あったよね?)でもイイわ。
悪い空気を払拭するという意味だけでも、監督解任は有効だと思うし。

いやいや、そこまで悲観することもない。
豪州戦には、長谷部復帰が濃厚っぽいから。
香川も同じく。
あと8月ゆえ、まだ欧州勢はオフ明け間もない時期、試合勘こそイマイチかもしれんがフレッシュな状態には違いない。
つまり、今回ほどには怪我人いないと思うんだよね。
それにイラク戦の僅かな収穫として喜ばしかったのは、吉田+昌子がシリア戦よりは良くなっていたこと。
豪州みたいなチーム相手にはCBの出来がカギを握るもんだが、そこに少しメドが立ったのは好材料である。
8月までには、森重も調子を戻すような気がするし。

あとは、攻撃だね。
攻撃の選手というのは、守備の選手に比べて好調不調の上下動が実にデリケートである。
ちょっと前まで絶好調と思われてた久保が、この6月の試合で絶不調だったでしょ?
今の時点、8月31日のタイミングに絶好調が誰なのかなんて、そんなの予測できるワケもない。
意外とそれはオフ明け間もない欧州勢ではく、Jリーグ真っ只中で実戦勘ある国内組の選手かもしれないよ?
8月の時点で、やたら点を取りまくってる選手は押さえといた方がイイかもね。
得点感覚って、いうなれば旬があるから。
豪州戦って、開催は埼玉スタジアムだっけ?
じゃ、浦和の興梠あたり、一応押さえといた方がイイかも…。

あと、8月は今スペインで昇格プレーオフ大活躍中の柴崎を呼ぶべきだろう。
昇格できるかはまだ分からんにせよ、いつの間にか彼はテネリフェの中心選手になっている。
「レアル相手に2得点した男」の本領を発揮中。
今春の不安障害騒動が、まるで嘘みたいだよね。
もしテネリフェが昇格できれば、リーガエスパニョーラは乾と柴崎、それにひょっとしたら本田がそこに加わるかもしれない。
本田にはスペイン中堅クラブからのオファーがあるとの噂で、私は話がまとまる可能性は高いと思う。
もともと、昔から「レアルに行きたい」と言ってきた男だ。
さすがにその夢はもう難しいとして、「レアルに行きたい」→「レアルと戦いたい」と夢の微修正をする可能性はあると思うから。
《スペイン》乾、柴崎、本田(←?)
《ドイツ》香川、長谷部、大迫、高徳
《イングランド》岡崎、吉田、原口(←?)
《フランス》川島、宏樹
…なんか、分布のバランスとしてスペインが増えたのは良い傾向である気がする。

あと、清武。
彼も代表に戻した方がイイだろう。
イラク戦の反省をいうなら、優秀な兵士にはある程度のメドがついた一方で、それを指揮する将軍がいないことには戦い方に奥行きが出ないということ。
香川不在の中、完全に本田の孤軍奮闘だったし。
やはり、「清武がいれば」「柴崎がいれば」と考えたよ。
自らが将軍タイプのハリルは、「チームの司令塔はあくまで俺」として選手は兵士タイプばかりを起用する傾向があるようにも見える。
思い出せば、トルシエがそうだった。
彼は中田英寿の絶対的司令塔っぷりが気に入らず、本大会は兵士タイプのモリシをトップ下先発にしようとしたことを山本昌邦が語っている。
周りのスタッフの説得で何とか食い止めたみたいだけど。

いや、トルシエにせよハリルにせよ、自分こそがチームの絶対的司令塔と主張するのは別に構わないんだよ。
ただし、そういう割にはふたりとも采配ヘタクソじゃん(笑)。
それを思うと、やはりチームの中に司令塔を何人か置いておいた方がイイんじゃない?
ならば召集メンバーを、少し入れ替えるべきだろう。
2017/6/19(月)10:37

☆関西人
牛・豚・鶏
代表監督は、今のハリルのままでイイのか?という議論がある。
といっても、そういう論調がメディアを賑わしているワケじゃない。
協会の田嶋会長も西野委員長も続投を明言してるし、それに不安があるとはいえ仮にもまだグループ首位をキープしてる現状、そこで解任論を盛り上げるのは確かに難しいかもしれない。
だから解任論が盛り上がってるのは、主にネット界のみだろう。

一方、韓国はこの土壇場で監督を解任してしまった。
聞けば後任のメドがたってないらしく、それでもまずは解任したあたり、実に韓国らしいな〜と思う。
韓国は今グループ2位、一応まだ突破圏内にいる。
確かにちょっと厳しい立場のようだが、でも仮に日本がその韓国の立場になっていたとして、果たして協会は監督を切っているだろうか?
多分、切ってないような気がする。
この時期に、切るのと切らないのとどっちが正解なのかは私には分からんが、でも韓国は切り、日本は切らない、両国の判断は分かれた。
繰り返すが、私はどっちが正解なのか分からんよ。

さて、懸案のハリルについて。
彼、優秀なの?
一応私は、優秀な監督だと思う。
仮に無能ならフランスリーグで最優秀監督賞を獲らなかっただろうし、ブラジル大会でアルジェリア旋風を巻き起こすこともなかっただろう。
ただ問題は、そういうチームで結果を出した監督が、必ずしも日本を率いて結果を出すとは限らん、ということ。
彼に明確なビジョンがあるのは分かる。
たとえばデュエルやタテの意識、日本にはそういうのが欠けてるとして、ピンポイントに補強しようとしてくれている。
正しいといえば、正しい。
いやホント、ロジックとして正しいんだよ。
最後に到達しようとする目標のビジョンがあり、そこにまっすぐ向かってる感じ。
純粋である。
でもさ、その理想とする最終到達点に至る前に、まずは現実としてアジアを勝ち抜かなきゃならないワケよ。
私から見ると、ハリルは対欧州だろうが対南米だろうが対アジアだろうが、全部同じ戦い方をしてるような気がする。
あるいは、イラク戦でコケたのはそこに要因がなかったか?
歴代の監督さんたちは、もう少し対アジア仕様と対強豪仕様を使い分けてた気がするんだが…。

ハリルは、フランスリーグにせよコートジボワールにせよアルジェリアにせよ、身体能力の高い選手たちをたくさん見てきた人だろう。
その彼が日本人を見て、少し絶望感を感じたであろうことは想像に難くない。
よって、まずフィジカルを何とかしなくちゃ、というところから入ったワケさ。
いきなり体脂肪率の数値要求もしてたよね。
そこがザックあたりとは少し違うアプローチで、ちなみにザックは日本人という素材の長所を生かす調理法を模索したワケさ。
彼自身はイタリア人ではあったが、敢えて「和食」のテイストを創作料理に盛り込む意思が見えた。
あるいは、妥協だったかもしれない。
ホントは得意の343をやりたかっただろうから。
一方、ハリルはどうだ?
私から見て、彼は「和食」にあまり興味ないように感じる。
やはりフランス文化圏の人ゆえ、できるだけ本格派フレンチに近づけようとしており、そのレシピを敢えて日本風にアレンジしてみようとするニュアンスがいまいち見えない。

う〜ん、なんて言ったらイイのかな…。
たとえば、肉で考えてみてくれ。
肉には、メジャーなところで牛肉、豚肉、鶏肉の3種類があり、価格帯としては【牛肉>豚肉>鶏肉】である。
じゃ、美味しさもその価格に比例して【牛肉>豚肉>鶏肉】なのかというと、意外とそういうもんじゃないでしょ?
牛肉には牛肉の良さ、豚肉には豚肉の良さ、鶏肉には鶏肉の良さが各々にある。
その調理法によって、一番安い鶏肉を一番高い牛肉より美味しくすることだって可能なんだよ。
ちなみに私は肉の調理法として、焼くなら牛肉がベスト(ステーキ、焼き肉など)、炒めるなら豚肉がベスト(回鍋肉、豚キムチなど)、揚げるなら鶏肉がベスト(から揚げ、フライドチキンなど)だと思っている。
あくまで個人的嗜好だけど。

つまりね、その素材の真の美味しさを引き出すには、やはり調理法は変えなきゃならないワケよ。
焼く、炒める、揚げる。
で、ハリルはフランスやアフリカで牛肉の焼き専門をずっとやっていて、きっとステーキを焼いたりするのが得意なタイプだったと思うんだよね。
で、日本に来たらあっちで扱ってたような上質な牛肉が手に入らない。
見たら、安い鶏肉ばっかり。
でも、とりあえずはいつも通り、ステーキにして焼いてみた。
すると「うわっ、パッサパサやんけ!」となることが多く、彼は肉質に問題があるとして鶏肉を牛肉に近づける改善に着手。
調理法は、敢えて変えない。
鶏だから揚げてみよう、という発想は特になく、あくまでイメージは鉄板の上でジュージューと肉汁が溢れるサーロインステーキなんだ。

レシピはあくまでシェフの権限だから、そこに口を挟むのは難しいと思う。
今、私が期待してることは「鶏は焼いても美味しい」ことである。
焼き鳥って、美味しいじゃん?
日本ならではの肉文化だよね。
仮にハリルは焼きの達人だとして、紆余曲折の末に理想のサーロインステーキは完成しなかったが、でもその代わりに極上の焼き鳥が完成した、というのはあながちあり得ないオチではないな、と思うのよ。
…じゃ、8月は焼き鳥でオージービーフに勝つことを期待しましょう。
2017/6/18(日)21:33

☆関西人
負荷
↓に手倉森さんの代表における存在感がない、と書いたが、思えばその他のコーチもそうだよね。
フィジカルコーチとか、名前すら知らん。
コンディショニングコーチは、昔からお馴染み、早川さんだそうだ。
早川さんも灼熱や高地は何度も経験してるだろうに、残念ながら今回のチームはイラクより早くガス欠。
ぶっちゃけ、失敗だっただろう。
難しいところである。
こういうのは全部、現場総責任者のハリルにばかり非難が集中するんだけど、専門の各コーチの仕事はどうだったか、という検証はほとんどされることがない。
各コーチが具体的に何をしてるか、報道がないからほとんど分からないんだ。
あるいはコーチにほぼ権限がなく、全てのカリキュラムをハリル自らが作ってる可能性もあるけど、でもGKのことはGKコーチの方が絶対に精通してるはずだし、必ずしも監督が全てというワケではないと思う。

私がちょっと気になったのは、選手のコンディショニング面である。
皆さんご存じの通り、今回は怪我人が続出した。
たまたまの不運という見方もできるが、しかしスポナビのコラムなんかを見てると「合宿で負荷をかけすぎて、それが怪我の要因になったのでは?」とある。
あぁ、なるほど。
確かに、欧州籍の選手はシーズン終了直後で、かなりの蓄積疲労はあったかもしれない。
その一方で全然試合に出てない選手もいるし、それらを全部ひとまとめのカリキュラムでやらせてたら、仕上がりがバラバラになるだろうね。
聞けば酒井宏樹あたりは、試合前から足に違和感あったらしい。
それでもハリルはスタメン抜擢しちゃうんだ?
というか、事前にフィジカルコーチやコンディショニングコーチからの進言はなかったのか?
そのへんが謎である。

こういうコンディショニング調整の常套手段としては、照準とする試合当日から逆算した日程で一度強い負荷をかけ、敢えてコンディションを一回落とすというのがある。
そこから負荷を軽くしていき、回復したところで当日を迎えるというやり方。
しかし今回難しかったのは、現地入りしたら負荷を軽くするどころか、酷暑と高地のダブルで一挙に未曾有の負荷がかかったこと。
日本は今まで、この負荷のかけ方で何度も失敗してきた。
ブラジル大会の時は、現地は灼熱だったがキャンプ地を涼しい場所に設定。
そのキャンプを何週間か快適に強化して、直前に灼熱の現地入りをして試合に臨む、勢いで逃げ切る、という判断だったんだろう。
試合終わるとまた涼しい場所に戻り、次の試合も直前でまた灼熱の現地入りをする。
つまり天国→地獄→天国→地獄を繰り返すんだが、これが良かったか悪かったかといえば、グループリーグ敗退という結果が全てを示してると思う。
結局、本番当日が一番負荷がかかる調整方法だから。
あの反省、早川さんはよく分かってるはずなんだけどね。

あと思うんだが、日本って決して医療の発展途上国ではないはずだし、もう少しスポーツ医学の叡智を結集して酷暑や高地を克服できないものか?
あれだけ頻繁にユニフォームのリニューアルするなら、体温の上昇を抑えてバテないユニを開発するとか、あるいは医療機器メーカーの協力をもらってハーフタイムの10〜15分で体力回復できるマシーンをロッカールームに持ち込むとか、日本のテクノロジーなら何かできそうなもんだけど。
いっそ医薬品メーカーの協力をもらって、体力倍増する薬を開発する?
あかんあかん、それ完全にドーピングだわ(笑)。
2017/6/15(木)23:45

☆関西人
イラク戦B
続きね。

しかし、技術委員会の回答は「ハリル続投」だそうだ。
そうか。
それならそれで腹をくくり、豪州戦までにひとつひとつ課題をクリアしていこう。

少なくとも序盤、立ち上がりは悪くなかったと思うのね。
問題は、先制してからである。
イケイケを90分ずっと続けられないので、どこかで試合を落ち着かせなきゃならん。
ところが、日本お得意のパターンであるチンタラしたボール回しは意外にも出てこなかった。
そこで、ハッと気づいたワケだ。
そうか、今回の原口・井手口・遠藤という新しい中盤、伝統のチンタラしたパス回しの機能がないんだ、と。
よって、デュエルを少し抑えるとブロックを下げて受ける機能に変換してしまった、ということね。
本田あたりは、「これマズイな」と思っただろう。
受けに回れば揺さぶられ、ウチが先に消耗してしまう。
事実、そうなったと思う。
「終盤には必ずイラクの足が止まる」はチームの共通認識だったらしいが、実際は逆になった。

いや〜、チームを刷新すると良いこともある一方で、それまであった引き出しのひとつを失うもんなんだね。
そりゃハリルとすりゃ、チンタラしたパス回しなんて好きじゃないだろうから、その引き出しに興味ないよ。
そして伝統を知らない若手からすりゃ、まずハリルの刷り込みが入ってるから、あくまでタテの意識だろう。
ヨコとかバックパスでチンタラやるより、プレス、奪って即カウンター、タテパス、デュエル、という純粋な意識。
それはそれで、素晴らしいことなんだけどね。

考えてみりゃ、新入社員みたいな選手が上司の指示通りに仕事するのは当たり前のこと。
ある程度経験値ある社員なら「ここまでは上司の言うこと聞くけど、ここからは俺の流儀でいく」という取捨選択ができるだろうけど、それをいきなり新入社員に求めるのは酷だって。
そこをフォローするのが係長さんクラス、おそらく主将の立場である。
思うに、本主将の長谷部不在は不運だった。
ただ、こういう時こそコーチの手倉森さんがフォローに入ったらイイんじゃないの?
手倉森さんってA代表では全然存在感薄いけど、世代交代が始まりリオ世代が出てきた今こそ、そろそろ出番という気がするんですけど。
彼が、一番リオ世代を知ってるんだし。

思い出せば、トルシエの時とかコーチの山本昌邦が良い仕事してたよね〜。
トルシエも賛否両論あったワンマン指導者で、ワケ分からんことは今のハリル以上にあった。
一部選手からはブーイングが出てて、その監督と選手の間に入ってうまいこと調整してくれたのが山本さんだった。
監督としてはダメだった山本さんにせよ、コーチとしてはかなり敏腕だったと思う。

とりあえず、ハリル抜きで手倉森さん+長谷部+選手で一回ミーティングしてみてはどうだろう?
ハリルの悪口も込みのミーティングで別にイイんだ。
うまくいってないんだから、悪口が出て当然だろ。
特に今回、ハリルは灼熱と高地にやたら弱いことが露呈したワケで。
選手たちもあの環境でサッカーやるのは辛かっただろうが、多分ハリルも辛かったんだよ。65歳のジジイだし。
高地で酸素が薄く、暑さでボ〜ッとして頭が回らなかったんだと思う。
だから、あんな采配の凡ミスをしたのかも。
我々はエアコンのある部屋でテレビを見てる立場だから、そりゃ普通に思考できますよ。
だけど、ハリルはあの環境で普通に思考できなかったんだろうなぁ…。

とはいえ、技術委員長はハリル続投と言ってるんだから監督が変わることはない。
ならば、ハリルはハリル、俺たちは俺たちとして、選手たちはハリル対策を講じる必要があると思うんだ。
トルシエの時、山本昌邦以下のみんながそうしたようにね。
今こそ、ミーティングをしてほしい。
逆にいうと、今こそがチーム一丸となるチャンスだと思う。
ただ、こういうのを長谷部+本田にばかり任せていてはブラジル大会の二の舞である。
あの時は長谷部が本田+ヤットに迎合しすぎたことにより、ホントはマトモなことを言ってたザックを変に封じ込めてしまい、かえって日本は悪い方向にいってしまった。
だからバランスをとる為、手倉森さんみたいな俯瞰できる第三者がミーティングに必要ってこと。
ここで手倉森さんを巻き込むことにより、最悪の事態、豪州戦・サウジ戦を終えて日本がプレーオフに回ると決まった際、そこでハリル解任、コーチの手倉森さんが監督昇格、という選択肢をもてるんだよ。

手倉森さんが、第二の岡田さん(97年)?
もちろん、そんな事態を想像すらしたくもないけどね…。
2017/6/14(水)23:52

☆関西人
イラク戦A
続きね。

なぜ本田をセンターに置かなかったのかという点については、一応ロジックの整合性はあると思うのね。
それはイラクがボールウォッチャーという悪癖があり、サイドを起点にすると背後がノーマークになるという話は昔から繰り返し言われてきたこと。
センター起点だとFWがフリーになるのは難しいが(強引に裏を狙うしかない)、サイド起点なら仮に右を起点にした際、ニアに大迫が飛び込んだ時点でファーの久保はかなりの確率でフリーとなる。
カギは、ファーだったと思う。
ハリルは深夜まで久保と個人ミーティングをしてたとの報道もあったし、久保にかなりの期待をしてたのかと。

イメージは、ザック時代の岡崎である。
あの頃は代表の起点が左、つまりオンザボールが左でオフザボールが右、と明確になっていた。
だけど、一番点を取るのが右の岡崎というオフザボール機能。
タテに飛び込むというよりは、ナナメに飛び込むイメージだったと思う。
背後から急襲する暗殺者、ってところかな。
久保にはその役割が求められていたかと。
でも本家の岡崎がチームにいるんだから、いっそ岡崎先発の方が良かったんじゃない?と思うが、それは結果論である。
もし久保をベンチにして岡崎を先発させたら、それはそれでブーイング凄かったと思うよ(笑)。

さらに結果論だが、本田を左にして久保を右にした方がまだマシだった可能性はある。
本田を左にすると左足が外角になり、クロスを入れやすくなるから。
また左には長友がいるので左のポゼッションがより一層明確になり、右に死角を広く確保できた可能性もあった。
まぁ、終わった後には何とでも言えるんだけど。
とにかくサイドに起点を作ってファーを使うのがひとつの戦術であったにも関わらず、それがうまく機能しなかったのは誤算だっただろう。
よって、ハリルは【原口→倉田】というカードを切った。
この試合、結果的に唯一となった戦術的交替である。
試合後、原口が「俺はまだやれた」と悔しがってたが、あれはトップ下の消耗のケアというより、本田がファーを生かせないから真ん中にブリッジが必要という判断だろう。
そういうブリッジ役、日本で一番うまいのは清武だと思うが、彼はいない。
今のチームでポスト清武を期待するなら、確かに倉田だろうな。

ハリルは試合後、「終盤に速いFWを入れるプランだった」と語っている。
速いFWといえば、乾か浅野。
久保に替えてそのままWG乾か、あるいは久保に替えて浅野を2TOPの一角にし、

・・浅野・大迫
倉田・・・・・本田
・・今野・遠藤
長友・・・・・宏樹
・昌子・・・吉田
・・・ 川島

だったかもしれん。
とにかく倉田の交替はそれだけで機能するものじゃなく、誰かとの組み合わせ技だったワケよ。
そこにまさかの宏樹故障で、一瞬ハリルはパニックになったんだろうね。
落ち着いて考えればまた別の手があっただろうに、焦って高徳を投入してしまった。
そこで、全てがジエンドである。

私は、今回のは監督の責任がかなり大きいと思う。
試合後、本田は「若手が実力の半分も出せてない」と語った。
誰のことか明言してないけど、あるいは久保のことかな、と。
久保はハリルと長いミーティングを経て守備意識を叩き込まれたのはイイが、そのせいか本番はサイドに張り付いて守備に消耗。
本田としては、もっと監督の指示を受け流してでも、中に絞って自分のゲームメイクに反応してほしかったんだと思う。
そんな老獪な対応、若い久保に求めるのは酷だよね。
久保って、イメージは三等兵だし。
あぁ、やっぱ岡崎先発の方が良かったかな…。
UAE戦・大島に続き、またハリルはスタメン選考に失敗したのかもしれん。
同じミスを繰り返した。
大きなギャンブルには、かなりの確率で負けている。
これは査定上、大きなマイナスポイントだろう。

しかし、ここでハリルを解任できるだろうか?
運命の豪州戦は8月、サウジ戦は9月だ。
時間がない。
仮に決断するなら、すぐじゃなきゃ無理っすよ。
そもそも、後任の人材いるのか…?
2017/6/14(水)13:10

☆関西人
イラク戦
今、試合を見終わった。
イラクに引き分けか…。
こりゃマズイね。
最悪、プレーオフも覚悟せねば。

賛否両論あるスタメンについては、個人的にはさほど悪くなかったと思う。
原口トップ下については、プレス時のフォーメーションが442の形なので、その2の動きを期待する点で本田のトップ下じゃキツかっただろうな、と。
だから、あれはあれでOK。
フレッシュな組み合わせになった2ボランチも、予想したより遥かに健闘。
ダイナモっぷりを発揮した井手口に比べて遠藤は目立たなかったかもしれんが、イラクがあれほどロングボールを入れてきた展開、地味に遠藤は効いてたと思うよ。
井手口がフォアをフリーに走り、対して遠藤が主に留守番ということで、どうしても目立つのは井手口の方になっちゃうけど。

本田は、安定の本田だったね。
いつもの本田というか、ハリルに何を言われようが彼は裏に抜けず、タメを作る。
あれはあれで、彼の役割として正解だと思うけど。
案の定右が起点となり、左は死角になっていた。
あれで本田がファーに球を供給できてりゃ、もっと久保にチャンスがあっただろうに。
しかし久保、一時期のキレを思えば今はキレてない。
仕掛けても抜けないもん。
「あれなら乾先発の方が良かったのでは?」と感じた人は多いだろう。
不運だったのが3枚の交替カードのうち、2枚をアクシデントの応急処置に費やしてしまったこと。
井手口が後頭部打撲により立てなくなり、宏樹が足(膝?)を傷めてマトモに走れなくなったから。
これは完全に不測の事態。
マトモな交替は、攻守に走って疲弊した原口を倉田に替えたやつだけだよ。
あの【原口→倉田】、結果論だけでいうと【原口→乾】の方が良かったんだよね。
だけどハリル的には、あの後で【久保→乾】を想定してたんだと思う。
そこに、まさかの宏樹がアクシデント。
結果、【宏樹→高徳】に最後のカードを使ってしまい、最も今キレてるはずの乾に出番は回らなかった…。

アクシデントだから、しようがない?
いや、違うでしょ。
あの宏樹を替えざるを得なかった場面、解説の松木さんは「今野を最終ラインに入れるというオプションもあるし」と彼なりの対応策を語ってたんだ。
実は私も、松木さんと全く同じことを考えていた。
あの場面、私なら宏樹を下げて、とりあえずボランチにいた今野を右SBに回す。
そして今野のいたポジションには倉田を下げ、久保の所に新規として乾を投入。
足が痙攣してた久保は一列上げて中盤守備を免除し、大迫と2TOPにする。
つまり、まとめると【宏樹→乾】で

・久保・・大迫
乾・・・・・本田
・遠藤・・倉田
長友・・・・今野
・昌子・・吉田
・・・川島

という布陣にするということ。
松木さんが言わんとしてたのは、多分こういう采配なのさ。
あの場面、みんなバテててパスの連携はほとんど死んでたのよ。
だから頼れるのは独力突破でシュートまでイケる選手、どう考えてもあの場面では乾だったはず。
そういう采配をしなかったハリルは、私から言わせれば解説の松木さん以下。
というか、完全に采配ミスじゃない?
その交替をすれば勝てたという保証はないにせよ、少なくとも「やれることはやった」という納得はもう少しできただろう。
極めて、残念なカードの使い方だった。

じゃ、ハリル解任?
いやいや、そこはもう少し考えさせて下さい。
もう少し、このイラク戦を分析してみたいから。
さて、西野技術委員長はこの試合をどう総括するだろうか?
西野さんなりに、「俺ならこういう采配するのに」というジレンマは強く感じたと思うけど。
2017/6/14(水)1:51

☆関西人
一抹の不安
残念ながら仕事の都合で今日はイラク戦をリアルタイムに見れないので、事前の展望は今日のうちにまとめて書いておこうと思う。

速攻か、ポゼッションか。
言ってみりゃ、デュエルか鳥カゴか、ということにもなるんだが、ひとつ気をつけなければならんのは鳥カゴの場合のロストである。
今まで、日本は何度となく痛い思いをしてきたじゃないか。
ヨコパスをさらわれるとか、タテパスが引っかかるとか、キープしてたら潰されるとか、特に今回A代表歴の浅い若手も先発しそうなので、そこはホント気をつけてほしい。

一方、デュエル系でいくならまた話は変わってきて、誤解を招く表現を敢えてするならロスト前提である。
もともと433に日本がトライするようになったのは、エース香川がドルトムントで433に対応するようになったからだろ?
そのドルトムントといえば「ゲーゲンプレス」で一世を風靡し、少なくとも当時はショートカウンター速攻の代名詞みたいなチームだった。
で、なぜ「ショートカウンター」なのか、というのがポイントだよね。
ゲーゲンプレスは「ロストした時が逆に攻撃のチャンス」という考え方で、高い位置でボールロスト→敵が攻撃姿勢に入る→そこを狙いうちして球を再奪取→敵陣高い位置でカウンター発動、という流れなのね。
変な話、ポゼッションでは絶対悪とされるロストがひとつの戦術に組み込まれてて、そこがポゼッション=善、ロスト=悪、と解釈してる我々からすると分かりにくいところではある。
ドルトムントはゲーム支配率も案外40%台だったりして、それでも1-0で勝つようなセリエ式のパターンではなく、普通に大量得点とかして勝つワケですよ。

デュエルデュエルと口やかまかしく言うハリルの考え方としては、さすがに今さらゲーゲンプレスとまでは言わんまでも(少し前の流行だし)、ちょっとドルトムント的志向があると思うのね。
60%以上の支配率を求めるバルサ型じゃなく、支配率なんて40%台で構わないと思ってる気がする。
事実、以前に40%台の支配率で勝った試合に喜んでたし。
もちろん選手たちも分かってると思う。
たとえ強豪相手に60%以上の支配率を記録したところで、それは単に「球を持たされてる」だけだ。
どうだろう、今日のイラクは灼熱対策として、敢えてウチに球を持たせる可能性はないだろうか?
ウチがパスを回しても食いついてこない。
動かず、ただセンターを固めている。
サイドを支配されても真ん中で跳ね返せばイイじゃん、と開き直られたチームに日本は案外弱い。
ひとつ気をつけなきゃならんのは、【ポゼッション=省エネ】とは必ずしも限らないこと。
聞けば、芝があまり良くないという。
ショートパスの連携を過信してると、思わぬところで足をすくわれかねない。

↓に書いた通り、インサイドかサイドかは分からんが将軍役は本田だと思う。
頭の良い選手だし、経験豊富だし、彼ならある程度試合の流れは読めるかと。
ただ問題は、周囲が本田の意図を読めるか、だ。
↓の予想スタメンを見ると、あまり本田とプレーしてない選手が結構いるのよ。
真ん中に長谷部がいてくれれば、もしくは香川がいてくれればそのへんの意思疎通にまだ安心感があるが、どうもこの組み合わせは意思疎通の拙さで自滅しそうな予感がする。
いや、厳密にいうと将軍は本田だけじゃないんだ。
川島、吉田、長友。
このへんも将軍、歴戦の英雄だろう。
うまいこと、兵士たちを導いてやってほしい。
速攻か、ポゼッションか、どちらかひとつの方針で90分やることは絶対ないワケで、時間帯により流れは変わってくるだろう。
その切り替え、今までなら歴戦の英雄同士が共有できるアウンの呼吸みたいなモノがあったんだろうけど、ここにきて少し世代交代も生じ、なんかチグハグになることもあながちあり得ない話じゃない。
…つくづく、不安である。

一応、最後に勝敗予想。
3-1で日本の勝利。
2017/6/13(火)16:34

☆関西人
プランB
ハリルが、前日会見で妙なこと言ってるんだよね。

「我々は中盤に難しさを抱えている。
長谷部、真司が不在で、蛍も今野も難しい状態。清武は来ていない。
それでも我々はやらなければならない」

中盤が厳しいという割には、あっさり加藤を登録から外したんですけど(笑)。
あと、ここで召集外の清武の名前を出すのは、いかがなものかと。
「来ていない」って、外したのは自分じゃないか。
メンバー発表の会見で「清武は倉田との競争。今回は倉田を選んだ」とか言っておいて、今になって倉田じゃなく清武の名前を会見で出すのは支離滅裂だろ。

まぁ、香川の離脱が誤算だったのは分かる。
そもそも、433という布陣のアイデアも香川ありきだっただろうから。
彼、433インサイドハーフに慣れてるからね。
しかしその肝心の香川が抜けた今、無理して433にこだわる必要はないかもしれない。
↓に書いたように、もし今回灼熱対策としてポゼッション比率を上げるというなら、433よりは4231の方が効率良いと思うから。
433って、奪った瞬間にインサイドハーフがドドーッとゴール前に走るのが前提じゃん?
意図して支配率を40%台に下げるから、必然としてスプリント回数は増えるし、マトモに90分やればバテると思う。
だからこそ、そこを使い分ける「司令塔
」が必要なんだが、そこが困ってるんだろうね。
いうなれば加藤のような兵士でなく、将軍の不在に困っている、ということなのかもしれない。

ハリルは「プランB、プランCを」と新しい2案準備の必要を語っており、そのうちのどっちかは知らんが、今朝の日刊スポーツは↓のスタメン予想を出している。

・・・大迫
久保・・・・本田
・井手口・原口
長友・遠藤・宏樹
・昌子・・吉田
・・・川島

なるほど。
シリア戦と全然違うな。
悪くないと思う。
久保がいつもの右じゃなくて左だが、彼は両足を使えるので左も可。
ポゼッション志向でいくなら左足を使う本田を左にした方が本来ならイイけど、そこは左足を敢えてインサイドに置きたい(得点を期待したい)ハリルの思いが読み取れる。
井手口インサイドハーフはイイんじゃないか?
イメージはUAE戦の今野。
ボールを狩るだけじゃなく、どんどんゴール前に走り込んでいく。
一方の原口は、今までボランチやトップ下などインサイド起用の伏線があったので違和感はない。
奪ったら独力で上がっていくスタイルは、速攻の起点になるだろう。
問題は、遠藤航か。
シリア戦でテストしておけば良かったのに。
長谷部同様、クラブでは3バックの真ん中をしてる人なのでアンカー適性は十分だが、それでもW杯予選ぶっつけというのは何とも…。

まぁ全体として、硬質な中盤だと思う。
「司令塔」の色は薄い。
よって、↑で司令塔役を担うなら本田ということになるだろう。
久保を左に回してまで、敢えて本田を出すことの意味。
彼は兵士でなく、将軍である。
この将軍が、速攻でいくか、それとも無理せず球を回すかの判断をするんだと思う。
よって今回は球が右に多く集まり、左はどちらかというと過疎るかもしれない。
でも、それもありかな。
仮に右で球をもてば、久保は敵の背後、死角に入れる。
イラクはボールウォッチャー、背後の死角には弱そう。
ならばチームで一番シュートうまい奴が、死角にいるというのはイイね。
右で創って左で仕留める、という形を期待したい。

あとは、乾。
彼は切り札として温存か。
悪くない判断だと思う。
状況により、終盤の浅野投入もありだね。
本来、中東アウェイなら引き分けでも可なんだが、この後には豪州、サウジが控えてることを思うと、イラク相手には勝ち点3を絶対に欲しい。
ここで3を取れるか否かで、展開が全く変わってくるから。
もしここで負けるようなら、ハリル解任も検討せねばなるまい。

それにしても、仮に↑のが「プランB」だとして、「プランC」はどんなのかなぁ?
そして、ハリルは本番にどっちを使うんだろう。
2017/6/13(火)14:38

☆関西人
キーマンは本田
イラク戦を目前として、メディアは危機感を煽っている。
山口蛍や長友の別メニュー練習、現地の異常な暑さ、そして標高1300mという慣れない環境。
ぶっちゃけ、ホームならイラクはさほど怖くもないんだが、やはり舞台が中東の地となると不安が募る。
とはいえ、イラクのホームというワケではなく会場はイラン。
向こうだって、標高1300mが得意ということないと思うよ。
消耗はお互い様だろ。

ただ、ウチはそういうのを前提でスタメン組むべきだろうね。
シリア戦見てて左WG先発は乾かなと思ってたが、どうも原口から先発させた方が良いような気がしてきた。
今キレてるのは乾にせよ、心肺能力やスタミナでは原口だろうから。
仮に途中交代を前提とするにしても、【乾→原口】より【原口→乾】の方が有効だと思わない?
消耗して足が止まった頃に効くのは、原口より乾のドリブルだと思う。

あと、考えなきゃならんのは中盤だ。
やはり、本田・今野・井手口になるんだろうか?
まだ分からない。
しかし、キッカー本田先発は有効かもしれない。
標高1300mにもなると空気抵抗が平地と異なるので、ミドルがかなり伸びるものらしい。
本田に限らず、ミドルのある選手は積極的に起用していくべきだろう。

今日の新聞を見てると、どうやら監督側と選手側で意見の相違があったようだ。
新聞は「有意義なディスカッション」と好意的に報じている。
実際は、どうかな?
ハリルが従来型のデュエル→速攻を主張するのに対し、選手側は「相手を追い回さずボールを大事にし、先に相手を消耗させる猛暑仕様の戦い方」を要求したらしい。
なんか、ザック時代の【監督vs選手】対立を思い出すわ…。
あの時は速攻を主張するザックに対し、本田とヤットがポゼッションを要求、主将長谷部がその仲介役になって交渉が繰り返されたという。
結果、ザックが最後は折れたんだけどね。
今回は長谷部がいないので、↑の話は本田主導だと推測できる。
ここまで控えだったこともあっておとなしかった本田だが、先日のシリア戦で復権、長谷部がいないのでハリルとの直接交渉でリーダー役を担ったかもしれん。
結論は、特に出さなかったみたいけど。

どうなるか、興味あるね。
本田なら監督にたとえ「速攻」と言われても、先発してしまえば主導権は選手にあるとして、本番は無理せずキープするかも。
まだまだ同僚たちを啓蒙するだけのカリスマ性は健在、特に今回はエース香川もいないから選手たちは本田に従う気がする。
今までになくカウンター攻撃をしない試合を見れるかもしれないよ。
細かく繋いで敵を揺さぶり、危なくなったらバックパス、という例の懐かしいやつ(笑)。
それでやるなら、そもそも433じゃなく4231の方がマシなんだけどね。
先発の人材チョイスにしても、今野じゃなく倉田を使った方がマシかも。

だから、私としては意思統一してほしいのよ。
ハリルが速攻用の先発メンバーを組んで、いざやらせると本田主導で遅攻をしてたら機能がチグハグだから。
別に本田の主張が間違ってるとか、ハリルの主張が間違ってるとかじゃなく、遅攻をするなら遅攻の布陣、速攻をするなら速攻の布陣、まずコンセプトを固めてほしい。
色々な引き出しがあるベテランならまだしも、中には若い選手もいるんだ。
そういう選手が迷いだしたらヤバいよ。

色々な意味で、カギを握るのは本田だという気がしてきた。
いっそ、本田をひとつの「スイッチ」にするのもありじゃない?
本田を先発させたらポゼッションで、まずは敵を消耗させるプラン、途中で本田を下げたらそれが「速攻に切り替えるぞ」のスイッチオン。
逆もあるな。
本田を控えにしたら、それは速攻のプラン。
仮にうまいこと先制できて、途中から本田が出てきたら「今から無理せずポゼッション」というスイッチオン。
それが監督の采配ってもんだろ。
ある意味、ハリルの腕の見せ所だね。
2017/6/12(月)14:50

☆関西人
デュエル
ハリル代表は割と練習を非公開にすることが多いんだけど、先日にYouTubeを見てたらシリア戦前の代表合宿練習風景を一般の人が撮ったと思われる動画がアップされてて、なかなか興味深かったよ。

以前に見た練習はいわゆる「鳥カゴ」だったんだが、今回見たのはシンプルな「一対一」。
一対一練習は、サッカーやったことある人なら誰しも一度は経験してると思う。
だけどあまりに基本なので、代表クラスの練習でやってるのを見るのは逆に新鮮だったりして。
ただね、マッチングが最高なんだよ。
香川vs乾とか、原口vs宇佐美とか、本田vs長友とか、大迫vs吉田とか、巧い奴には巧い奴、強い奴には強い奴、という絶妙なドリームマッチになっていた。
あの練習なら、普通にカネとれるわ。
香川vs乾、原口vs宇佐美なんて球扱いのテクニックが凄いもん。
錆びてると思いきや、こういうのをやらすと宇佐美のテクニックは今でも凄いね。
サッカー少年とか、ああいうの見て目をキラキラさせることだろう。
逆に大迫とか、キープせずに一瞬でガッとターンしてマークを外す芸当を見せたり、一対一は選手の個性を把握するのにウッテツケである。

あぁ、これがデュエルだな、と思ったね。
日本って、練習になるとどうしても3対1とか4対2とか6対4とかを大事にしちゃうのよ。
組織の構築こそ日本サッカーだから。
それはそれで正しいんだけど、この組織ありきの考え方が時に個の発動の妨げになることもあるだろう。
いざ個を発動、と思ったところにフォローとして後ろの味方選手が外角を走ってくれるんだから、相手を気使う日本人なら個の発動を中止してパスを選択するさ。
欧州でプレーする某日本人選手が「こっち(欧州)では全然味方がフォローに来ない…」と愚痴ってたっけ。
文化の違い、ってやつだろう。

守る時でも、日本では単独でアタックにいくより2人コンビでコース遮断と奪取を分担したプレスが奨励されている。
ここも個の発動というよりは、組織ありきなんだ。
「日本人は外国人より個が劣っているから組織を極める」という実にマトモなロジック(解釈によっては自虐のロジック)だが、ハリルの目から見りゃ「組織を優先する為に個を封じてるのでは?」という印象かも。
だから、デュエルデュエルと耳にタコができるほど言う。
彼が言うデュエルって、平たく日本語に訳すとタイマン、要は一対一のことを指してると思うよ。
組織プレスじゃなく、あくまで一対一。
一対一で勝ってやるという精神なくして、何が戦いだよ、というのが大陸人ならではのロジックかもしれない。
ハリルがなぜ故障中の今野を呼んだのか、なぜ昔から宇佐美を贔屓するのか(あ、今回は遠征に同行させず帰したみたいだね)、なぜ本田をずっと外さないのか、そのへんは全部、デュエル絡みの話じゃないかな?
↑の選手たちは、ちゃんとタイマンを張るタイプ。
一対一で強みを出すタイプ。
今回の代表の一対一練習を見てて、何となくそういうハリルのビジョンを感じたわ。

それとはまた別の動画では、7対7のミニゲームの光景がアップされていた。
おそらく同じ日の練習だと思う。
こっちは一対一練習と真逆というか、多分「ボールタッチは2回まで」というゲームの縛りがあるんだろう、みんなポンポンとテンポよくパスを繋いでいく。
これは「いかにも日本らしいな〜」というサッカーだったね。
こうして一般に公開された練習だから半ばファンサービス的要素もあり、練習としてさほど本気度はなかったかもしれない。
今、テヘランでどんな練習をしてるかは知らない。
非公開だろう。
一対一に軸があるか、組織に軸があるか、そこには興味あるね。
2017/6/11(日)23:35

☆関西人
巨人
↓に最近アニメ「進撃の巨人」にハマってると書いたが、やはり見てて色々分からないことが多すぎるので、今になって遂に原作漫画を読むようになってしまったよ。

原作では、巨人の謎のネタバレがかなりされてるんだね。
この話、最初のうちは人食い巨人が出てくる一種のゾンビ物、モンスター物だと思ってたが、どうやらそうじゃないみたい。
(この話のネタバレを知りたくない人は、以降を読まないで下さい。)
ざっくり言うと、実態はエルディア復権派vsマーレ国の戦争だったというのが真相で、ややこしいのはエレンら登場人物たちすら、その真相を知らないまま襲ってくる巨人たちと戦っていたこと。
だから【人食い巨人=悪】という勧善懲悪の物語ではなく、漫画版の新章はエレンらを攻めるマーレ側の少年を主人公にした物語として始まっているぐらいさ。
マジで、ややこしい話だ…。

じゃ、なぜエレンらは巨人の大群が襲ってくる状況を、どこかの国が戦争を仕掛けてきたと認識できなかったのか?
それは、人類が巨人に駆逐され自分たちを除いて絶滅した、という嘘の歴史を国から教えられてきたからだ。
真実は、海を隔てて大陸があり、その大陸には今なお多くの人たちが住んでいる。
そもそもエレンらの島は、大陸では「穢れた血」とされるエルディア人の亡命国家であり、哀しいのはほとんどの島民がそれ自体を知らないこと。
もちろんエレンらは、ただ自衛として巨人らと戦っているんだが、一方で島を攻める側はエルディア復権派の殲滅が世界平和の為の正義だと信じてるから辛い。
島側と大陸側では、教えられてる歴史が全く異なる。
…あぁ、誤った歴史を幼少から学んで育ち、特定の国を憎悪するよう仕込まれた民族は現実世界のどこかにもいる気がするよ(笑)。

で、面白いのは巨人の設定である。
理性と知能がないゾンビみたいな巨人は「無垢の巨人」というモブキャラだから置いとくとして、問題は戦士としての機能を果たす「九つの巨人」。
◎始祖の巨人
◎進撃の巨人
◎獣の巨人
◎鎧の巨人
◎超大型巨人
◎女型の巨人
◎顎の巨人
◎車力の巨人
◎未登場の巨人
この九つは、「ワンピース」でいうと「悪魔の実」の能力者みたいなモノだろう。
捕食するとその能力を受け継ぐ、という少年誌にしては笑えない設定があるが、でも「進撃」と「ワンピース」がよく似てるな〜と思ったのは、四皇ビッグマムが探してるマザーの消息不明の真相が記憶ないにせよマム自身がどうも捕食したっぽいし、エレンにしても探してる父の消息不明の真相がエレンによる捕食だったし、無自覚にせよ「お前が食ってたんかい(笑)!」という流れは共通している。
食ったことで、能力を受け継いだという点もね。
あと、「悪魔の実」に頼らずとも生身の人間として能力者と互角に戦えるガープやレイリー、巨人化せずとも生身の人間として巨人と互角に戦えるリヴァイやミカサ、そういうのをストーリー上で最強キャラの一角に据えてるのも「ワンピース」と「進撃」は共通している。
こういう共通性、いわば「ヒット作品の法則」かもな。

で、「九つの巨人」に話を戻すが、「悪魔の実」は食べれば泳げなくなる程度の宿命だから別にイイとして、巨人の能力は受け継ぐと、その後13年しか生きられないという哀しい宿命がある。
13年後、後継者に自分を捕食させて能力を伝承するというグロい設定だが、代々そうやって巨人の能力は受け継がれてきたっぽい。
なんか、私はサッカーにおける後継者問題を少しイメージしたね。
たとえば、日本代表のI番が名波から俊輔に受け継がれた時、「おぉ〜っ!」と思ったワケよ。
「左足の巨人」伝承。
その俊輔が南アフリカ大会で本田に捕食され(?)、以降「左足の巨人」は本田に移った。
流れでいうと、これは次小林祐希あたりにいくのか、それとも飛び越して堂安か久保建英あたりにいくのか、まだ解りません。

ちなみに「進撃」の設定によると、巨人の能力は捕食されると捕食した側に継承されるが、もし捕食されないまま巨人が死亡してしまった場合、その能力は輪廻転生のようにしてエルディア人の新生児の誰かにいくようだ。
あぁ、能力覚醒まで少し期間が空いてしまうんだね。
そういうのもあるだろう。
マラドーナからメッシまで少し期間が空いたように、捕食されなかった巨人の能力は少し期間を置いてから後継者が現れる。
ある程度、我々は長いスタンスで日本サッカーを見ていかなければならない、ということかもしれない。
2017/6/11(日)18:43

☆関西人
守備の心配
ハリル代表は現在、イラン入りしてイラク戦の準備に入っている。
私が心配なのは、微妙に守備面である。
シリア戦、ハリルは試合前に無失点を目標に掲げてたが、結果1失点をした。
たかが1点、されど1点。
私は、中東相手に先制点取られたら、どうしてもイヤ〜なイメージが湧くんだよね。
いわゆる中東戦法ってやつ。

ひとつ気になってるのは、これは以前から書いてるけどアンカーのことである。
アンカー候補は山口、そして井手口という序列。
しかしこのふたりとも、いわゆるダイナモである。
「真ん中を空けるな」と指示されてるらしいが、でも実際には結構よく空けている。
その守備範囲の広さがチームを助けてる面がある一方、昌子なんかはバイタルが空いてるから困惑した旨を試合後に語っていた。
確かに鹿島は2ボランチだし、戦術として真ん中を空けることはまずないんだろう。
じゃ433って、そういうリスクを張ったシステムなの?
いや、そんなことはない。
アギーレ時代を思い出せば、そんな空けてなかったと思うから。
攻撃時なんて、アンカー長谷部は最終ラインの真ん中に入ってリベロと化し、3バックを形成してたほどだ。
もともと、アギーレは初代アンカーに森重を抜擢したことからしても、真ん中用の人材をアンカーに選んでた感があるし。

まぁ、監督が変われば同じ433でも機能が変わってくるのは当たり前か。
シリア戦、左右インサイドハーフ+アンカーのトライアングル先発は↓の通りだった。

・香川・・今野
・・・山口

そこから最終的には

・倉田・・本田
・・ 井手口

この2パターン、微妙に個性が違うよね。
山口にせよ、井手口にせよ、仮にアンカーが真ん中を空けるなら、インサイドのどちらかが真ん中に入るぐらいのバランス感覚は欲しい。
相方の攻撃的インサイドとアンカーには各々自由に動いてもらい、自分はその動きに合わせて隙間を埋めるポジショニングをする、という「ポジショニングの天才」みたいな駒が中盤にひとつ必要なんだと思う。

あとひとつ、アンカーが真ん中を空ける場合の対応としては常套手段、CBがフォアに出て中盤底を埋める、というのもある。
それは吉田でも昌子でもイイんだが、ただしその対応としてSBがきちんと戻り、薄くなった最終ライン中央のカバーに入る必要はあると思う。
特にセンターカバーの駒としては、サイズのある酒井宏樹の方に期待したい。
ただ、SBがそういう役割をするとタテ上下動の回数は少し減るかもしれん。
でもイイんじゃない?
以前はWGがサイドでタメる、タメてる間にSBがそれを追い越す、というのがチーム戦術の鉄板だったけど、最近はWGがサイドでタメる回数自体が減ってると思うから。
たとえば原口、乾、久保にしてもタメて後ろのオーバーラップを待つよりは、独力でドリブル突破しちゃうでしょ?
あと、本田が右WGに入る場合は彼がインサイドに入っていくのでサイドが空き、どうしてもSBはそこに攻め上がるのがパターンになるんだけど、でも仮に本田がWGじゃなくなるなら(インサイドハーフ起用になるなら)、今までほどにはSBも上がらなくてイイでしょ?
となるとSBもタテ上下動オンリー型でなく、ヨコにも動く半SB・半CB型もありだと思うんだよね。
たとえば右に遠藤航とか、左に槙野とか。

【基本】
・・今野・・・本田
・・・・井手口
槙野・昌子・吉田・遠藤

【変形】
・・・↑↑本田↑↑
・・今野↑←井手口→
・・・・↑昌子↑↑
・→槙野・吉田・遠藤←

というイメージ。
まぁ、現実的には槙野と遠藤のSB起用先発は考えにくいので、

【基本】
・・今野・・・本田
・・・・井手口
高徳・槙野・吉田・宏樹

【変形】
・・・↑↑本田↑↑
・・今野↑←井手口→
→→→→高徳↑↑
←槙野→吉田←宏樹→

というのはどう?
高徳の即席アンカー。

かつてザックは、酒井宏を半SB・半CBの駒にしようと試みていて、それが未完に終わったことを悔い、退任時に「宏樹が唯一の心残り」とコメントしていた。
そういや、宏樹ってザックによく怒られてたよね。
それほど期待があったんだろう。
で、宏樹は今ハリルにもよく怒られている(笑)。
マンツーマン指導をされたとの報道もあった。
意外と、今のチーム不沈のカギを握ってるのは宏樹かもしれないよ。
2017/6/11(日)12:46

☆関西人
決着
先日の浦和vs済州戦の乱闘騒ぎ、AFCの処分が下ったらしい。

済州側には、チームに罰金440万、チョヨンヒンに出停6ヶ月と罰金220万、ペクドンギュに出停3ヶ月と罰金165万、クォンハンジンに出停3試合と罰金11万。
一方、被害者の浦和にも罰金220万が課せられたという。
理不尽な話だ。
浦和はエルボーも飛び蹴りもしてないし、審判に暴行もしてない。
こっちは暴漢にレイプされたのに、「お前がそんな胸の開いた服を着てるから襲われるんだ」と警官に説教された気分だよ。

ただ私は、この件はこれ以上蒸し返したくない。
これで決済としようじゃないか。
納得いかん、控訴だ、と言ったところで、それは向こうも多分同じ気持ちだよ。
控訴してさらに彼らの罪を重くしたところで、それで彼らは反省し、もうこんな愚かなことは二度としない、と真摯に考えるだろうか?
いや、むしろ逆だね。
反省するどころか、恨みを増幅させて一層歪んだ民族性を出してくるさ。
イイ加減、あいつらの思考パターンは我々も理解しなきゃ。

よく考えてみてくれ。
今回、済州側が払う罰金は440万+220万+165万+11万=836万。
一方、浦和側が払う罰金は220万。
836万:220万は、8:2の比率である。
いや、済州の選手出停が累計9ヶ月、浦和の選手出停は無しと考えれば、実質今回の裁きは9:1で済州のクロ判定なんだよ。
「ダメだ!今回のは10:0じゃなきゃ納得いかん!」と言いたい人もいるだろうけど、そういうピュアな人は、今の薄汚れた世の中を生きていけませんよ(笑)。
もう、イイんじゃない?

阿部にエルボーをかましたペクドンギュは、来日して阿部に謝罪する意思があると聞く。
人格者の阿部だけに、「そんな謝罪なんてイイっすよ」とか言ってそうだけど。
でも、ペクは来るだろう。
問題は、その謝罪の場にメディアが入るか、だね。
韓国って、謝罪の意思表明って何をするの?
お辞儀?
土下座?
お金を渡す?
整形する?
いやいや、もう済んだ話だし、ここはひとつ明るくネタにして、「やべっち」あたりが謝罪企画にしたらイイと思うんだけど。
「目には目を」というスペシャル企画、ビブスを着けた阿部がベンチから80m走ってきてペクにフライングエルボー、みたいな感じ(笑)。
35歳の阿部は、80m走ったらスタミナ切れして結局エルボーできませんでした、という笑えるオチでイイと思う。
たまたまそこに槙野が通りかかり、なぜかペクが血相を突然変えて槙野を追いかける、というオチも悪くない。

いやね、こういう殺伐とした事件こそ、最後はネタにして水に流すのがイイと思うんだ。
ほら、松本人志の番組で「ワイドナショー」ってあるでしょ?
私があの番組の好きなところは、世間から大バッシングを浴びた芸能人を敢えて出すところなのね。
それも番組内で謝罪させるんじゃなく、松本がネタとしてイジって笑いに変換するんだよ。
ベッキーしかり、ゲスの極みしかり、乙武しかり、NON STYLEしかり、みんなこの番組でスタジオに来てイジり倒されている。
で、それまでの殺伐としたムードが嘘みたく晴れてるんだよね。
私は、お笑いって偉大だな〜と思ったわ。

今回の件も、そういうオチにしない?
お互い不満を燻らせながらズルズルと引っ張るより、一回ネタにして水に流した方が絶対やりやすいよ。
恨みを100年引っ張る、そういうヒステリックなのはあくまでも韓国側の文化であり、対して日本はユーモアに変換して昇華させる、みたいなのが最もウチらしいと思うけどね。
2017/6/10(土)0:14

☆関西人
吉田昌子
ひとつ、代表センターバックについて書いておきたい。

シリア戦の失点は、お粗末だったね。
ハイボールに対しニアで昌子が跳んで弾き返そうとし、その結果は球の高さに届かず、そのまま背後にいた敵にフリーで決められてしまった。
昌子のクリアミスが責められてる一方、あのシュートを決めた選手のマークはどうすべきだったのか、というのも問題。
もともとはCK、ショートコーナーから始まったシーンである。
ウチも選手は多くいただろうに、それでいてゴール前にフリーの選手を作ってしまうのはよくない。
昌子のクリア失敗以上に、責められるべきポイントである。
多分、ハリルからは説教食らっただろうけど。
なんか、ウチってセットプレー絡みの失点多いよね。

その課題は今後改善に努力するとして、つまらん失点があったことで吉田+昌子の新コンビに不安を感じた人は多いだろう。
森重なら、そもそもあんなミスしなかったんじゃないか?と。
それは分からない。
しかし、昌子は森重に劣らずバランスの良いCBだと思う。
よくCBには一点豪華主義が多いというか、高さが売りです、速さが売りです、フィードが売りです、みたいなのは数多くいるんだけど、その一点を除けばあとはお粗末、ってのも多いワケね。
ザック時代なんかは【吉田⇒高さ・強さ】【今野⇒敏捷性・カバーリング】という凸凹の補完関係を作っていたけど、そういう「ふたりで一人前」みたいなユニットはどうしても分断されると脆いもんです。

先日スポーツ番組を見てたら、吉田がトレーニングによって敏捷性を改善した話が紹介されていた。
もともと彼は足が遅いと昔から言われてて、これを言うと「いや、彼はプレミアで最高時速8位になった男だぞ」と述べる人は必ず出てくるが、そういう加速込みのスプリントではなく、サッカーでは寄せの話ね。
吉田は、スプリントではなくスタートダッシュの改善をしたみたいなんだ。
具体的には待機時の立ち方、微妙な膝の曲げ方らしいんだけど。
地味な矯正だけど、それが功を奏してサウサンプトンのレギュラーCBを掴んだ。
今の彼は相棒の補完ありきではなく、敏捷性含めて自己完結型のDFになっている。
じゃ、日本代表でも彼の相棒は補完型でなく、自己完結性を求めなくてはならない。
高さ、速さ、フィード、ラインコントロール、コーチング、全部に及第点以上をとれるタイプじゃなきゃ。

そういう意味じゃ、昌子なんてかなりいいセンいってるCBじゃないだろうか。
もちろん、森重もだけど。
あと、三浦弦や植田あたりも今後ぐいぐい追い上げてくるだろう。
昌子は、見た感じ足の速いCBだね。
これは良いと思う。
置いてきぼりになることは少なそうなタイプだ。
日本はある程度高いライン設定を志向するチームなので、敵には裏を狙われるケースも多い。
そこでキッチリ走れることは日本代表CBの必須条件。
あとは、CKなどセットプレー時に高さを狙われて失点するのはよくあるケースだが、これは高さで競り負けというよりはマークのミス、ポジショニングのミスでやられることの方が多い。
これは、正直CB以外の選手の問題もあるんだよなぁ…。
よって、一朝一夕にセットプレーによる失点のゼロ化は無理な気がするけど。

基本、日本は零封が難しいチームなので、零封の為に頭いっぱいになるぐらいなら攻撃で2点取ることにパワーを注ぐべきチームかと。
その2点のうち、できれば1点はウチもセットプレーで取るぐらいのスタンスでいたいね。
セットプレー時、吉田がゴール前に上がるのはいまや風物詩。
その吉田の得点能力は敵にも警戒されてる中、意外と昌子はまだノーマークじゃない?
彼、空中戦も強いよね?
一発、イラクにかましてほしいな。
で、歓喜しながら昌子が日本ベンチに凄い勢いで走っていく。
⇒凄い勢いで向かってこられて、反射的に槙野が逃げてしまう。
⇒逃げる槙野を追いかける日本選手たち。
⇒槙野、ロッカールームに逃げる。
…というゴールパフォーマンスをやってくれれば面白い(笑)。
見てるイラク選手たち、もちろんポカーンだろうけどね。
2017/6/9(金)12:57

☆関西人
怪我人続出…
香川は脱臼だったみたいだからイラク戦は無理だろうし、山口蛍も無理っぽい。
シリア戦の感じから見て、香川の代役は本田、山口の代役は井手口が濃厚かと。
仮に

・◯◯・・・本田
・・・井手口

という配置だとして、◯◯に誰を使うかが問題だよね。
バランサーとして倉田を使うか、それとも本田のボール奪取能力が大したことないのを補完する意味で今野か。
…今野っぽいと思わない?
いきなり新顔・加藤を本番で使うようなチャレンジはハリルも大島で懲りただろから、まず有り得ない。
あと、私は今でも遠藤航をアンカーにして井手口はインサイドで使うべきだと個人的に思ってるけど、よく考えたら遠藤アンカーってテストしてないんだよなぁ。
一応シリア戦で点を取ったし、倉田と今野じゃ今野だろう。
コンディションは悪かっただろうに、ああいう場面で普通にゴール前に走り込んでるのはハリル好みである。
ただ、試合中にやたら今野がハリルから怒られてた気もするけど(笑)。

でさ、私は本田インサイドが少し怖いんだよ。
両刃の剣、って感じがしなかった?
司令塔としては申し分ないんだけど、やっぱ守備に機敏なキャラじゃない。
私は↓にも書いたけど、原口インサイドを推したいのね。
彼は調子悪いなりにも、倉田以上のフィジカルの強さ、本田以上の運動量は間違いなくあるから。
で、仮に本田を使うなら本来の右サイドにする。
もし、久保が先発無理ならの前提だが

・・・大迫
乾・・・・・本田
・原口・・今野
・・ 井手口

というイメージさ。
本田と乾を使うことで、シリア戦先発布陣よりセットプレーのキッカー確保は安心でしょ。
左にドリブラーがカブっとるやないか!と思うだろうけど、これは確信犯である。
球を奪ったら原口が独力で左サイドをドリブルで上がり、代わりに乾はインサイドに入っていく。
乾って、アウトサイドからインサイドに入ってこられると守る側としてムチャクチャ怖いのよ。
433のキモって、空いてるトップ下ゾーンを誰が使うか、だから。
左アウトサイドから乾が侵入する、あるいは右アウトサイドから本田が侵入する、というのを日本は戦術として繰り返すんだ。

もちろん、コンディション的に本田・乾の両翼は90分もたない可能性はある。
よって、Jリーグでお馴染みのF1式タイヤ両輪交換。
久保、浅野、岡崎、宇佐美など、乾や原口以外にもWGできる奴はまだまだベンチにいるワケよ。
両翼さえ元気なら、今の日本は何とかなると思う。
あとサイドの話として、何となくモッタイナイな〜と思うのが、ベンチに置いてる高徳。
皆さん忘れた存在だと思うけど、一応彼、名門ハンブルガーSVの主将だからね?
イラク戦もそのままベンチはモッタイナイかな、と思って。
運動量は宏樹以上のSBだと思うし、もし本田を右サイドに使うなら後ろは高徳の方がイイような気もする。


あと、浅野をもう少しうまいこと使えないもんかな。
彼みたいな裏狙いをできるタイプは(岡崎もだけど)、WGじゃなくてセンターFW、それも2TOPが一番生きるような気がする。


・・大迫・・浅野
・・・・本田
・・倉田・・今野
・・・ 井手口

あくまでオプションね。
これだと敵のサイドを封じにくく、球を奪われると一気にヤバくなりそうだから。
しかしシリア戦でもそうだったが、チャンス作ってるのになぜか点が入らない、ヤバい、このままじゃ負けてしまう(引き分けてしまう)ってパターンは対中東戦の「日本代表あるある」でしょ?
で、最後の最後にらしくないパワープレーをしたりするワケで、そういう時に意外と↑の布陣がイイと思うのよ。
後ろからロングボールを前線に放り込み、それを高さのある大迫、もしくは本田が体を張って空中で競る。
競り合いで、球は予測のつかない場所に落ちて転がる。
そのコボレ球に誰より速く追い付けるのは、やはり誰よりも足の速い浅野だと思う。
浅野より足の速い選手は、アジアではそんなにいないはずだから。
コボレ球をダイレクトにシュート→ゴール→ジャガー、という劇的なアディショナルタイムを妄想すると楽しいですよ(笑)。

あと、意外と忘れちゃいかんのが槙野の存在である。
先日の済州戦で明らかになったこととして、どうも彼は人をイラつかせる天賦の才能があるみたい。
普通にガッツポーズをしただけで複数の済州選手から追いかけられ、「槙野だけは許せん」「槙野が全て悪い」とまで言われたんだ。
ある意味、天才である。
あの才能が東アジアから遠く離れた中東の地でも通じるのかを、一度見てみたい。
だから日本が勝った時には是非、彼にはイラクベンチに近いところで勝利を大袈裟に喜んでみてほしいんだ。
そこで複数のイラク人に追いかけられるようならネタとしては非常に面白いし(また走って逃げてほしいね)、先日の済州のリアクションは正しかったんだと我々も初めて理解できるだろう。
2017/6/9(金)9:47

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