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過去ログ512 2017/3/2 22:42

☆関西人
レッドカード
昨日のACL川崎戦、レッドカードが出たんだよね。
レッドというのは、ホント怖い。
一発で試合の流れを変えちゃうから。
よって、審判にはホントここだけでもしっかりしてもらわなきゃ困る。

Jリーグは今季から全試合において、ゲーム終了後に審判とクラブ側がその日のジャッジの検証をすることになったらしい。
かといって、試合後に誤審が正されることになるのかは怪しいもんだが、少なくとも審判本人が自分の下したジャッジのミスを直視する機会にはなるだろう。
当然、そこで映像のスロー再生を見るワケだし。
良い試みだと思うよ。
大体、ひとりの人間が瞬間的なジャッジで「俺は間違ってない」と言い切れるワケないんだよ。
オフサイド判定ひとつとっても、人間の視覚の限界としてミスることは科学的に証明されてるらしいじゃん?
と言いつつ、「俺間違ったかも。ちょっと自信ないなぁ」なんてスタンスでピッチに立たれても困るし、そこはホント難しいわ〜。

我々は今後、この問題にどう対峙していくべきなのか?
…ぶっちゃけ、私は何もしなくてイイと思う。
なぜかって?
じゃ、逆に質問するね。
花は、自分からミツバチを探しにいきますか?
探さない。待つの。

というのは冗談として、多分今後にテクノロジーが進化していけば、ドローンと人工知能の組み合わせで「プレーの完璧な把握」というところまではいけると思うのよ。
だけど、人工知能に「完璧なジャッジ」を下せるかというと、そこはかなり怪しい。
…いや、ラインを越えたか否かとか、オフサイドか否かとか、そういう物理的なのは完璧にジャッジできそう。
シロかクロか、0か1かの二進法の領域でなら人工知能は人間よりも遥かに優秀、というか絶対にミスらないんだから。
人間がたまに計算間違いをしても、電卓は絶対に間違えない。
でもサッカーのジャッジって、そういう二進法の領域だけじゃないワケで。
たとえば、レッドカードの基準がそうだろう。
もしレッドの判定をコンピューターに託すとした場合、当然だが協会が定めた公式のルールをまずはプログラミングすることになる。

【レッドカードの基準】
@著しく不正なプレー
A乱暴な行為
B唾を吐く
C意図的に手を使っての得点機会阻止
DFK・PKに相当する反則での得点機会阻止
E侮辱行為

これ、全部基準が曖昧じゃん?
「著しく不正」とか「乱暴」とか、そんな価値観は絶対に0か1かの二進法なんかで裁けるワケがない。
倫理、道徳、その常識的適用範囲。
そういう有機的なレベルにまでコンピューターをプログラミングしなきゃ、ジャッジできないよな?
ちょっとユニを引っ張っただけで「ソレハ乱暴デス!」とレッド出したり、プレー中に突如として「今、唾ハキマシタネ?」とレッド出したり、そんなワケ分からんことになったら困るし…。

人間とコンピューターの決定的な違いは何かというと、要は「意識」というモノの有無らしい。
「意識」の実体が何なのかは、科学的にもまだ解明はされてないけどさ。
私、ちょっと最近量子物理学にハマってるので、ここからは少しその話をしてもイイ?

我々人間も、あるいは機械のような無機物も、全てこの世にある物質はほぼ例外なく「原子」で構成されてるワケね。
その原子という単位はとてもマトモで、ほとんどが規律ある物理の法則に従って動いている、と考えて下さい。
ところが、その原子よりもさらにミクロの世界、原子そのものを構成する「素粒子」になると、そこはもう物理の法則なんて全く通用しない世界なのよ。
素粒子って何もない所からポッと現れたり、フッと消えたり、壁を通り抜けたり、テレポーテーションしたり、テレパシー使ったり、ほとんどオカルトの世界なのね。
まさに幽霊、UFO、そんな感じなんだけど、これはオカルト話じゃなくて実在するモノとして素粒子は実際そんな感じなんだ。
さらに困ったことに、原子のように規則性がないから何をするか全く読めない。
私は思うんだが、人間の脳って「素粒子的」なのよ。
「意識」って、きっと素粒子に支配されてるのかと。
対して、コンピューターはとても「原子的」なんだ。
つまり、脳と違って回路が素粒子には支配されてない。
そしてコンピューターは「原子的」だからこそ、つまらない間違いはない。
その代わり、あくまでシロかクロかの二進法で、グレーの領域には踏み込めないものなのね。
一方、人間の脳は「素粒子的」だからこそ、つまらない間違いが多い。
ワケ分からないことをたくさんするし、意図して悪いことまでするし、でもその代わり、二進法では踏み込めないグレーな領域にまで踏み込むことができる。
そこが最大の利点。

つまり人間に審判を託すことの意味は、グレーの領域だけは機械に託せないからなのよ。
そこだけは「原子的」ではなく「素粒子的」な回路を求めなきゃならず、また、その代償として「素粒子的」な悪い部分、つまらない間違いを引き受けなきゃならないんだけどね。

総じて言うと、サッカーという競技自体が「素粒子的」なゲームである。
ニュートンのような古典力学よりも、ハイゼンベルクの量子理論、不確定性原理の方に満ちてるんだから…。
2017/3/2(木)22:42

☆関西人
揺らぐサッカー視聴
↓に「韓国勢が不調」と書いて、その舌の根も乾かぬうちに昨日、ガンバが韓国に負けました(笑)。
しかもホームで(笑)。
…まぁ、これはまだJが甘いってことだろ。
春早々に日程がキツすぎるといっても、それは向こうも同じ条件だろうし。
それに、今のKリーグはウチみたく2回戦総当たりじゃなく、3回戦総当たりとのこと。
だからチーム総数が12しかない割には、意外と過密日程みたい。
3回戦総当たりって、1回はホーム、もう1回はアウェイ、じゃ3回目はどこなんだろう?
普通に2回総当たりが最も安定すると思うんだが、それでも敢えて3回戦をするってことは、よっぽど経営が厳しいのかな。
なんせ、リーグの平均動員が10000にも届かないってんだから…。

で、昨日はACLがもう1試合、アウェイ香港で川崎戦があった。
これまた、残念な結果に…。
ところで私はひとつ気になることがあって、それは放映権のことである。
今ACLの放映権は日テレが保有しておりスカパー視聴が可能だと思うんだが、その一方、YouTubeでも普通に無料ライブ中継してるだろ?
昨夜もそうだった。
あれって、権利との絡みは一体どうなってんの?
つーか、いまだYouTubeって構造がよく分からない。
サッカーに限らずTVドラマでも「あっ、うっかり昨日見逃した!おまけに録画もしてないわ」と思ってたら普通にYouTubeでアップされてたりして。
あと新作映画なんかでも、まだTV放映される前からアップされてたりもする。
こういうのって、権利持ってる人たちから文句は出ないんだろうか?
また、なぜYouTube側は削除しないんだろうか?

何年前のことか忘れたが、私はこの板に「いずれ日本も一部海外みたく有料TVが当たり前という時代になっていくだろう」みたいなことを書いたんだけど、どうもそれは見込み違いのような気がしてきた今日この頃である。
時代は有料が当たり前になるどころか、むしろ無料の方が目立ってきてないか?
それこそアプリが良い例で、昔じゃ考えられないほどクオリティが高い無料サービスが世間に氾濫している。
音楽だって、ツールさえあれば普通に無料で聴くことができる。
私はそのてのことにあまり詳しくないので、何で世の中そういうので商売が成り立ってるのか不思議でならないのよ。
広告でスポンサーがつくのは理解できるにせよ、でもさ、たとえばYouTubeの広告なんて絶対飛ばすだろ(笑)?
正直、ちゃんと見たことなんて一度もないわ。

今、世間ではDAZNに対する糾弾がエゲツないことになってるが、このまま「DAZNはアカンわ」という流れが継続して鬱憤がMAXになった時、あるいは一気にパンドラの箱が開いちゃうんじゃないかな、と私は思ったりする。
誰かが現地スタジアムから、試合の動画をフルタイムでアップしちゃうとか…。
あり得ない話じゃないと思う。
もちろん、それは非公式なんだけどね。

思えば、この超サカはルーツを辿ればNTTドコモのi-modeサービスからスタートしたモノだったかと。
今となってはi-modeというのも懐かしい響きだが、当時は「i-mode公式サイト」なるモノがあったのよ。
それらは有料が多かった。
ただしこの超サカは「公式」ではなく、「非公式」の方だったかと。
当然、無料ね。
でもって変な話、結局は「非公式」の方が生き残っちゃったワケさ。
あの時代、このてのサービスがその先どうなっていくかなんて全く読めてなかった。
スマホなるモノが生まれることも想定してなかったし…。

というワケで、今もまた10年後に我々がどんなツールを使って、どんなコンテンツに触れてるかなんて全く想像つかんのよ。
「うわっ、ダッセー、まだスマホ使ってんの?」とかの流れになってるかも。
サッカー視聴だって、スカパーでもDAZNでもWOWOWでもなくなってるような気がするなぁ…。
地上波は、もっとあり得ないだろうけど。
唯一変わらないと確信できるのは、試合をやる場所は今と同じスタジアム、というところだけだね。
スタジアムというのは、それこそアプリ同様、それ自体がひとつのメディアである。
ならば無料アプリみたく、タダで見せてもビジネスとして成立するぐらいのモノになっていってほしいなぁ。
2017/3/2(木)18:38

☆関西人
揺らぐ韓国
今年のACLは、例年に比べて韓国勢があまり調子よくない。
これまで日本側にとって、韓国勢は常に目の上のタンコブだったんだが。
アイツらがいるからこそ、JクラブはACLの上の方まで上がることが常に難しかったワケで。
ところが、今年はどうだ?
昨日、Kリーグ覇者のFCソウルがアウェイとはいえ、浦和にまさかの3点差負け。
同じく昨日、鹿島はタイのチームに負けるというあり得ない失態を演じたが、しかしその前には韓国の蔚山現代相手に快勝してるワケで、これは鹿島の「内弁慶」論以前に、韓国サッカーの方が相対的に落ちてきてるのでは?と感じさせられる。

最近はサッカーの話を抜きにしても、韓国はヤバイ流れだと思う。
大統領が収賄罪で立件ってだけでも非常にマズイと思うし、あと国内最大財閥のサムスン副会長が逮捕だろ?
おまけに会長は病気で寝たきりの状態、社長は辞任。
これ、韓国経済全体としてダメージ大きいはず。
サムスンのみならず、ヒュンダイもヤバイらしいし。
あと、先日に暗殺された金正男にしても、殺害の動機は「正男が韓国に亡命しようとしてる」という情報を北朝鮮が掴んだから、という説もあるみたいだね。
大統領がこんな状態の時に亡命説はさすがにガセだったと思うが、それにしたって正男暗殺は韓国側にとってバッドニュースだったに違いない。
彼は北に数少ない「話の分かる人」だったっぽいし…。

とにかく最近の韓国は、ありとあらゆることが全部悪い方へ行っている。
国全体として大殺界に入ったイメージ。
そりゃまぁ、正直サッカーどころじゃないわな…。
しかし、不思議。
私は韓国が正直あまり好きじゃないのに、今の弱ってる状態を見て「ザマァ(笑)!」という気持ちに全くならない。
むしろ、空虚な気持ち。
いつもウザくて毎日ウンザリしてたタイプのクラスメイトが、インフルエンザで学校休んでると最初は嬉しいのに、なぜか欠席3日目ぐらいから「早く出てこないかな…」と思ってしまう、あの時の感覚に近い。
思うんだが、「嫌いなトモダチ」って意外と必要なんじゃない?
そりゃ好きな人たちだけに囲まれて毎日過ごせる人生に越したことはないんだが、そんなユートピアって何か嘘っぽい。
リアルじゃない。
やっぱ、時々イラッとしてこそリアルな人生なんじゃないの(笑)?

韓国というのはホントに特殊な国で、サムスンやヒュンダイをはじめとする10大財閥企業グループだけで、韓国GDPの75%を占めてしまうという。
で、その10大財閥企業の社員数は国の人口の7%程度にすぎないというんだから、変な話、僅か7%の人材で全体の75%の生産を占めてるということよ。
実にイビツなエリート社会だと思う。
当然その7%に入ってる人たちと、そこに入れなかった人たちとの生活水準には圧倒的な格差がある。
よって、皆が何とかその7%に入ろうと必死になる。
まずその前に、スタートラインに立つ為の大前提は高学歴であること。
韓国トップ3の大学を卒業しないことにはスタートラインにすら立てないらしく、よって受験戦争の熾烈さは日本の比じゃない。

こういう話を聞くと、韓国に比べりゃ日本はまだヌルいなぁ、と思うよ。
あっちじゃ、財閥企業に入れるか否かで人生が天と地ほど違ってしまうというのに、日本ではたとえ高卒でもそこそこの暮らしができるワケで、実際に高卒なのに実業家として成功をおさめてる人は結構いる。
付け加えると、中小企業勤務でも大企業勤務より収入が多い人たちだって沢山いる。
よって、日本には韓国ほどの悲壮感が本質的にない。

ただ韓国のその7%の人たちって、かなり優秀なんでしょ?
でもって、競争に勝ち残った自負があるから異常にプライド高そう(笑)。
日本のトップクラス7%の人たちと彼らをガチでやり合わせりゃ、あくまで想像だが日本の方が負ける気がする。
そこはハングリー精神の差というか、くぐってきた修羅場の差というか、エゴイスティックに周りを蹴落としてきた経験値の差というか、闘いって案外そういうところで決着ついちゃうもんだから。
事実、日韓はサッカーでそういうニュアンスが常にあったと思う。
韓国はクラブにせよ代表にせよ、所属する選手たちには皆、修羅場をくぐってきた感、周りを蹴落としてきた感が滲み出てたワケよ。
きっと彼らも、↑の7%の人たちと同類なんだと思う。

思えば、「在日」の人たちが日本に対する悪口やら不満やらを口にしつつ、それでも決して祖国に帰ろうとしないのも多分そのへんに理由があるんだろうね。
仮に上位7%に入れなければ、絶望的な格差を受け入れなければならない社会。
でもって、いまだ徴兵制のある社会。
彼らは、たとえ「在日」としての差別が今あったとしても、まだ祖国に戻るよりは日本にいた方が居心地良いことを本質的に知ってるんだよ。
なんていうかな、世間には「ブラック企業」なる言葉があるけど、韓国の場合は「ブラック社会」というイメージ。
基本、不幸な人たちの数が多そうだもん。
また、ああいう不幸な人たちの感情をコントロールする為に、敢えて日本を仮想敵に祀って、やたら国民を慰安婦問題で煽っていた朴槿恵はある意味で賢いんだけどね(笑)。
彼女はもうオシマイなので、今となってはどうでもイイけど…。

もし今後、韓国の財閥が解体に向かっていったら、あの社会は果たしてどうなっていくんだろう?
多少なりとも、ブラック社会がホワイト化に向かっていくこともあり得る?
それは万にひとつもないと思うが(現時点サムスンの業績は好調、ならびに韓国経済の成長率は日本より上)、でも仮にそうなった際、サッカーもまた変わっていくことになるのかもしれない。
…あるいは、今年の韓国ACL低迷って、彼らなりの迷いなのか?
エリートである彼らが今まで頑なに信じてきたモノが、ここにきて微妙に揺らいでるのかもしれない。
2017/3/1(水)19:30

☆関西人
ネアンデルタール人
続きね。

縄文人の話をもう少し続けたい。
縄文人って、「古モンゴロイド」と言われてるのね。
モンゴロイドは「古モンゴロイド」と「新モンゴロイド」に分かれていて、前者は主に東南アジアに住む人々が該当し、後者が漢民族や朝鮮民族などが該当する。
最近の研究では、縄文人は「古モンゴロイド」よりもっと古い「原モンゴロイド」だという話も出てきており、とにかく人種の源流にかなり近い希少な種なのは間違いないだろう。

まず、人類の起源は全てアフリカ東部から始まる。
太古はアフリカにしか人類はいなかったんだが、気候変化から大陸の砂漠化が進んだことで、食糧を求めて一部種族がアフリカ脱出を図ることになった。
そのままアフリカに残った種族はネグロイド、つまり今の黒人に該当する。
一方、脱出組はとりあえず中東に一旦出て、そのままそこに残る奴、北上して欧州に行く奴、シベリア方面に行く奴、インド方面に行く奴など様々に分岐していくことになった。
で、不思議なことなんだけど、中東に残った奴、欧州に行った奴、シベリアに行った奴、インドに行った奴、これらはみんな今ではコーカソイド、つまり白人にカテゴライズされてるのね。
ということは、脱アフリカ組のベースはコーカソイドってことでしょ?
なのに、何でアジアに来た奴らだけはモンゴロイドになっちゃったんだ?
学術的には「大陸の寒冷化に適応し…」とあるが、そんな寒冷化への適応ならロシア系スラブ民族だって同じじゃん?

で、コーカソイド⇔モンゴロイドの分岐は、原因が異種交配と考えるのが一番自然だと私は考えるんです。
ちなみに最近聞いたニュースだが、ドイツの研究チームが「ネアンデルタール人由来の免疫機能が最も強く残っているのは日本人」と発表したらしいのね。
日本人、というよりはモンゴロイドのルーツである原モンゴロイドのことを指すんだろうが、コーカソイド⇔モンゴロイドの分岐にはネアンデルタール人が関係してる可能性が大いに出てきたワケだ。
ネアンデルタール人のDNAはネグロイドを除いた全ての人種に各々あるらしいが、その中でも日本人に多く残ったというのは、原モンゴロイド、つまり縄文人の祖先がネアンデルタール人と結びつきが強かったということだろう。

ちなみに、ネアンデルタール人とは既に絶滅した種である。
我々ホモサピエンスとは異なる古い人類で、まぁ異なるといってもイヌとオオカミぐらいの違いだろうけど。
ネアンデルタール人はホモサピエンスより脳の容量が大きくて知能があり、またホモサピエンスより小柄だがマッチョで身体能力は高かったと言われている。
埋葬の風習もあったというから、ちゃんと文化もあったっぽい。
じゃ、彼らはなぜ絶滅したのかということだが、おそらくホモサピエンスとの生存競争に負けたんだろうね。
個々の戦闘能力ではネアンデルタール人の方が強くとも、ホモサピエンスの方にはテクノロジーがあった。
実際、ホモサピエンスが狩猟に使う道具は時代とともに進化していったのに対し、ネアンデルタール人の方は原始的な道具をずっと維持し続けたという。
保守的なんだね…。
どうも言語能力はホモサピエンスの方が高かったようで、集団内でのレベル高い意思疎通から彼らはテクノロジーを進化させたんだろう。
一方、ネアンデルタール人は無口だったかも。
…なんかさ、このへんが妙に縄文人っぽくない?
基本無口で、「いちいち言わんでも分かるだろ?」という今の我々日本人にも通じる気質しかり、また古代に中国が農耕を始めてもそれを無視して、狩猟採集生活を12000年も保守的に維持した縄文時代の流れしかり…。
やっぱ、我々の体の中にネアンデルタールの血が流れてる気がしてきたよ(笑)。

【ネアンデルタール人+脱アフリカ種族=原モンゴロイド≒縄文人】
と仮に解釈するなら、「うわぁ、野蛮で知能の低いネアンデルタールの血が入ってるの嫌だなぁ」と感じる人もいるかもしれない。
といっても、今の我々日本人は縄文の血より弥生の血の方が8:2ぐらいで強いワケだし、ましてやその少ない縄文の血の中でもネアンデルタール人の血なんざ、さらに微々たるもので別に気にすることはあるまい。
ちなみに米国バンダービルト大学研究チームの発表によると、ネアンデルタール人が交配により現生人類にもたらしたマイナスの遺伝影響として、実は鬱病があるそうだ。
あぁ、そういえば日本で最も縄文人血脈が強い地域のひとつとされる青森県出身のサッカー選手で、最近ちょっと海外に行ったら鬱になりかけた例があったな…。
ちなみに↑の研究によると、ネアンデルタール人由来の特徴には「日光に弱い」というのもあるそうだ。
うわぁ、よりによってアイツ、日光が燦々と降り注ぐスペインのリゾート地に就職しちゃったよ(笑)。

何度も繰り返しますが、私は柴崎のスペインでの活躍を期待してます。
だって、まだ覚醒はしてないにせよ狩猟民族・縄文人の血、すなわちホモサピエンスを超える戦闘能力を秘めたネアンデルタール人の血を継承してる選手だよ?
もともとネアンデルタール人の主たる生息地は欧州だといわれていて、つまり柴崎は欧州の地でこそ、その潜在していた血を覚醒させる可能性があるワケです。
ちょっと鬱っぽくなっちゃったのは、多分その前兆だね。
2017/2/28(火)13:09

☆関西人
地域B
続きね。

日本の地域論を語る際、東日本vs西日本というアングルはどうしても欠かせない視点だと思う。
歴史としては、東軍vs西軍の関ヶ原の戦いとか。
あるいは、幕末の薩長vs江戸幕府とか。
あるいは、平安末期の源氏vs平氏とか。

もっと古い話をすれば、古代、縄文人は東日本を主な拠点とし、弥生人は西日本を主な拠点としたというルーツもあるみたいだね。
先住民族の縄文人がなぜ東日本にいたかというと、狩猟採集を生活基盤にする彼らは東日本の針葉樹林が暮らしやすかったらしい。
よって太古の昔、西日本は比較的過疎だった。
そんな中、中国大陸では戦国時代となり、戦火を逃れた難民たち(?)が大挙して日本に押し寄せてきて、過疎だった西日本に弥生文化を築いたワケね。

で、そうなると弥生人vs縄文人の大規模な東西抗争が始まりそうなもんだ。
ところが考古学者に言わせれば、そういう抗争の痕跡が今のところ全く見つけられないという。
というか、弥生人が渡来するまで日本に縄文人がどれほどいたかというと、おそらく全国でもせいぜい20万程度だったんじゃないか、という話なのね。
それが、弥生時代を経て古墳時代になると、日本の人口はその10倍以上、300万ぐらいにまで一気に増えている。
この異常なまでの人口増加、普通に考えれば大陸から100万〜200万単位で大量に渡来人が来たと推測できる。
だけど、中国側にはそういう文献記録は一切ないのね。
さらにいうと、現代の我々日本人のDNAを詳しく調べてみると、なんと縄文人の遺伝子情報が皆に平均20%ぐらいは残ってるというんだ。
仮に縄文人が昔20万人程度しかいなかったとすりゃ、いまや1億以上にまで人口が増えた日本人に、よりによって20%も縄文の遺伝子痕跡があるのは計算上おかしくないか?

ここからは私の推測の域なんだが、おそらく中国大陸の戦火から逃れて日本に来た渡来人たちって、多くが女だったんじゃないかな、と。
男たちは兵士として大陸に残り、戦争に役立たない女子供は海へ逃した。
で、日本に着いた女たちは先住民の縄文人と生活するようになり、つまり子供を産める女が日本に増えたことで爆発的な人口増加が起きた、と。
そう考えりゃ、圧倒的に数が少なかった縄文人のDNAを我々現代人が20%も受け継いでることの論理的整合性は出るんだよね。
当時はきっと重婚OKだっただろうし、一人の縄文人男子が複数の弥生人女子に子供を産ませることができりゃ、そりゃ縄文DNAは色濃く残るし、また人口もどんどん増えるわな。

というワケで、私は【渡来系弥生人=大陸からの侵略者】説は完全に否定しています。
ただ、冒頭に書いたように縄文人は多くが東日本を中心に生息してた為、西日本では縄文+弥生のハイブリッドがかなり進んだ一方、東ではそれほどでもなかったと思う。
よって、今でも東日本の人たちは西日本の人たちに比べると縄文DNAが濃いらしいんだ。
誤解のないように。
今となっては、純血縄文人は存在しません。
ただ、例外的にアイヌはほとんど純血縄文だったらしいね。
悲しいかな、今となってはアイヌそのものの純血でさえ途絶えてしまったんだが…。
私は、割と縄文の血にロマンを感じてる人なのね。
アイヌを公言してる有名人として俳優の宇梶剛士さんが有名だが、宇梶さんを見てると縄文人って強かったんだろうなぁ、と感じるワケで。
だって宇梶さんって、全盛期ブラックエンペラー伝説の7代目総長だよ?
現役の頃は、ムチャクチャ喧嘩が強かったらしい。

あと、縄文の血を本州人より強く引いてるのが沖縄の琉球民族だとも言われている。
要は北端と南端、僻地の方が弥生とのハイブリッドが無かったということだろう。
で、沖縄の人って喧嘩強いじゃん?
ボクシングの世界王者とか、一体何人を輩出してることか。
やっぱね、縄文人は弥生人と違って狩猟民族。
基本、戦闘能力高いのよ。
平安時代、まだ東北地方で大和朝廷に従わなかった縄文系の豪族にアテルイという人がいたんだが、彼の率いる軍団はやたら強かったのね。
数でもテクノロジーでも圧倒的なはずの大和朝廷軍が、そのアテルイ軍を落とすのには10年以上を要したというんだから。

私は、今なお東北エリアの人たちって、そういう強さがあるんじゃないかな、と思ってるワケよ。
特に鹿島は東北系選手が多いワケで、小笠原や遠藤康や土居聖真など、彼らが底知れぬ鹿島の粘り強さの土台になってると思う。
あとは柴崎岳も東北出身、おそらく縄文系だろう。
ただし、縄文人には弱点もあり、その資質としてやや閉鎖的だったのでは?とも言われている。
というのも、縄文時代そのものが約12000年にも及ぶ日本史上最長の時代でありながら、その間、ほとんど周辺他国との交易をしてないみたいなのね。
中国大陸では農業が既に始まっていても、それを尻目に保守的狩猟採集の生活をずっと維持し続けた。
そのへんは、人見知りというか、内弁慶とでもいうか…。

で、鹿島というチームもそう揶揄されることが結構あるじゃない?
国内では強いんだが、一歩海外に出るとなかなかその力を発揮できない。
昨年のクラブワールドカップ準優勝は見事だったとはいえ、あれらは全てホーム試合。
思えば、かつて小笠原もセリエに挑戦したが、ほとんど力を発揮できないまま鹿島に帰ってきてしまった。
そして今回また、柴崎は一体どうなることやら…。
と言いつつ、私はスペインにおける柴崎、ならびにACLの鹿島に依然期待してますよ。
やはり戦闘的資質とすりゃ、弥生系より縄文系の方が遥かに上だと思ってるから。
縄文人って、私のイメージの中では希少な戦闘民族サイヤ人なのさ。
覚醒次第で、スーパーサイヤ人になれる存在だと信じている。
2017/2/27(月)22:37

☆関西人
地域A
続きね。

面白いデータとして、都道府県別学生の体力テストランキングというのを↓に示してみたいと思う。

【小学生体力テストランキング】
@福井県
A茨城県
B新潟県
C石川県
D秋田県
【中学生体力テストランキング】
@福井県
A茨城県
B新潟県
C石川県
D千葉県
(2015年)

結構、意外なランキングだと思わない?
田舎というか、地味な県が多い。
念の為、ワーストランキングも見ておこう。

【小学生体力テストワーストランキング】
@愛知県
A神奈川県
B大阪府
C山梨県
D北海道
【中学生体力テストワーストランキング】
@東京都
A北海道
B大阪府
C兵庫県
D神奈川県

なるほど、こっちは誰もが知る大都会が多い。
「都会っ子は子供が外で遊ばないから、体力が落ちてるんだ」と考える人も多いだろう。
実際は、それほど単純な話じゃないと思うけど…。
私は、教育行政の差だと思う。
その論拠として、今度は都道府県別の学力ランキングを↓に示してみるね。

【小学生学力テストランキング】
@石川県
A秋田県
B福井県
C広島県
D富山県
【中学生学力テストランキング】
@福井県
A秋田県
B石川県
C富山県
D静岡県
(2016年)

見ての通り、学力テストの上位と体力テストの上位には類似性があるんだ。
特に福井県と石川県はどのランキングも上位で、まさに文武両道って感じだね。
この2県は隣接してて、ともに北陸地方である。
あと北陸地方には富山県と新潟県も含まれるが、その富山は学力テスト中学部門4位、小学生部門5位。
さらに新潟は体力テストで小学部門・中学部門ともに3位。
これらトータルして、私は「北陸地方スゲー!」と思うけどね。
…あ、それと秋田県も凄いよな?
学力テストでは小学部門・中学部門ともに2位、体力テストでは小学部門5位。
北陸にせよ秋田にせよ、冬は寒くて雪が降る地域、ともに日本海に面する「日本列島の裏側」ともいえる地域なんだが、こうして文武両道に子供の教育を皆さん頑張ってることは褒めてあげて下さい。

しかし、こんなに教育を頑張ってる割に、なぜかイマイチ目立たない北陸、および秋田。
特に体力テスト1位の福井県なんてアスリートをガンガン輩出しても良さそうなもんだが、正直パッと思いつく選手なんて誰もおらんわ。
むしろ、↑の「ワーストランキング」に入ってる都道府県の方がよっぽど有名アスリートを輩出してるよね。

じゃ、次は新たなランキングを↓に示してみよう。
都道府県別、サッカー人口ランキングだ。

【サッカー人口ランキング(25歳以上)】
@東京都
A静岡県
B埼玉県
C滋賀県
D愛知県
※これは、県の人口100名当たり何人がサッカーをしてるかを調査したランキングです。

なるほど、大都会が強い。
ちなみに、このランキングのワーストは↓の通り。

【サッカー人口ワーストランキング(25歳以上)】
@和歌山県
A石川県
B宮崎県
C熊本県
D福井県

ほら、ここでは↑で褒めた福井も石川もワーストに入っちゃってるワケよ(笑)。

じゃ、次は中学生の部活動で、サッカー部の部員数がどれほどいるかを調査した都道府県ランキング。

【中学サッカー部員数ランキング】
@茨城県
A熊本県
B埼玉県
C静岡県
D山形県
※これは、中学生100人当たり何人がサッカー部員かを調査したランキングです。

なるほど。
じゃ、次はこのランキングのワーストを示しておく。

【中学生サッカー部員数ワーストランキング】
@秋田県
A奈良県
B和歌山県
C新潟県
D石川県

ほら、見てみろ。
ここに秋田、新潟、石川が出てくるワケさ。
コイツら、小学生の時は体力テストで新潟3位、石川4位、秋田5位といずれもが恵まれた資質を持ってたクセに、いざ中学に入ったらサッカー部に全く入ってないワケで。
その点、茨城を見てみろ。
茨城は体力テストの2位で、そいつらが中学に入ったら、なんとサッカー部員数ランキング堂々の全国1位だ。
つまり、茨城はその恵まれた資質を中学からフルにサッカーへとぶつけてくれてるワケさ。
そりゃ、Jリーグで鹿島が強いのも納得でしょ?

じゃ、北陸勢や秋田は一体、中学生になったら何部に入ってるというのか?
その答えは、↓の通りである。

【新潟県】
卓球部員数ランキング全国1位

【福井県】
バレーボール部員数ランキング全国1位

【富山県】
バドミントン部員数ランキング全国1位

【石川県】
バスケットボール部員数ランキング全国3位

【秋田県】
軟式野球部員数ランキング全国1位

…ちょっと待て(笑)。
新潟の卓球、福井のバレー、富山のバドミントン、石川のバスケットはまだ理解できる。
全て室内球技で、降雪地域ゆえ室内の方に人が集まるのは不可抗力ともいえるし。
だけど秋田県、お前だけはちょっと違わないか?
何でまた降雪地域で軟式野球、しかも部員数ランキング全国1位やねん(笑)?

とにかく、日本サッカー界はまだまだ人材開拓の余地がありそうだな…。
2017/2/27(月)19:21

☆関西人
地域
今季のJ1は久しぶりに札幌が上がってきたことにより、北海道、東北、関東、中部、近畿、中国、九州と比較的バランスよくチームが列島隅々まで配置されるようになった(四国は抜けてるけど)。
関東7、中部4、近畿3、中国1、九州1、東北1、北海道1。
あれ、関東に偏りすぎ?
ちなみにプロ野球だと、関東5、近畿2、中部1、九州1、東北1、北海道1。
ここも関東に偏りすぎ。
正直、もう少し西日本は頑張らなくてはならん。
そういや、昔Jリーグがまだオールスターあった時代、その頃からチーム分けを東日本vs西日本にすると妙に西が足りなくなってしまう現象が起きてたかと記憶する。

ちなみに、地方別で見る日本の人口構成は↓のようになる。

関東→4300万(35%)
近畿→2300万(18%)
中部→2100万(17%)
九州→1300万(10%)
東北→900万(7%)
中国→700万(6%)
北海道→500万(4%)
四国→400万(3%)

じゃ、この人口構成に比例した形で、J1の18クラブを計算で割りふってみると

関東→18×35%=6,3⇒6チーム
近畿→18×18%=3,2⇒3チーム
中部→18×17%=3.0⇒3チーム
九州→18×10%=1,8⇒2チーム
東北→18×9%=1,6⇒2チーム
中国→18×7%=1,2⇒1チーム
北海道→18×4%=0,7⇒1チーム
四国→18×3%=0,5⇒0チーム

となる。
↑を実際のクラブ数と比較してみると、関東+1、中部+1、九州−1、東北−1。
せいぜい誤差は±1程度なので、全体的バランスとしてはほぼ合ってるんだと思う。
そうか、イメージはチームが関東に偏ってるように見えて、実は人口比率でいうとこれでほぼ適正だったのか…。

あと、今季は久しぶりに静岡の2クラブが揃ったね。
今でこそ【静岡=日本のブラジル】というイメージは薄れつつあるが、やはり王国は王国ですよ。
磐田と清水は両方J1にいた方が、リーグとしておさまりがイイ。
そもそも静岡はカズをはじめとして、澤登、ゴン、藤田、名波、川口、西澤、高原、小野、長谷部、内田、大島などなど、挙げればキリがないほどに才能をたくさん生んだ名産地である。
最近では森保、長谷川、風間など、監督としての静岡勢も台頭しつつあるし。

じゃ、なぜこうして静岡がサッカー王国となり得たかというと、諸説あるが、やはり私は地元にプロ野球の球団がなく、野球熱がさほど無かった土壌に意味があると思う。
その土壌にいきなり高校サッカー全国制覇とかしたら、そりゃサッカー熱に火が点いて当然ですよ。
つまり日本で最もメジャーなスポーツ、野球の勢力があまり及ばない地域の隙間産業として、サッカーは勢力を拡張してきたワケね。

ところが時代が流れて、その本丸である野球の方もまた、最近は少しずつ形を変えてきやがった。
ここ数年、日本一になった球団を見てみると
【2013年】楽天(東北)
【2014年】ソフトバンク(九州)
【2015年】ソフトバンク(九州)
【2016年】日本ハム(北海道)

昔を思えば、考えられないことになってる。
関東や関西など真ん中エリアを差し置いて、北や南が日本一になるというあり得ない事態。

よく考えりゃ、最近は高校サッカーだって全国制覇する高校は真ん中エリアを外れている。

【2013年】富山第一(富山)
【2014年】星稜(石川)
【2015年】東福岡(福岡)
【2016年】青森山田(青森)

ここもまた、雪が降る地域が多いよね。
昔なら雪国=スポーツ不毛の地というイメージもあったが、今はそうでもないのかな?

私は野球の事情までは知らんが、ことサッカーに関して言えば、Jクラブの影響下にない地域の方が高校は強くなると思う。
強いJ1クラブのある地域なら、当然だが優秀な才能はJ下部組織の方に行っちゃうでしょ。
ある意味、高校サッカーはJユースの手が届かない隙間に手を伸ばさざるを得ない。
でも、これが大事なんだよね〜。
事実、ガンバから溢れた本田を星稜が拾い、彼にもう一度光を当ててくれたんだから。
地方は、この路線をきっちり継続していくべきだと思う。
で、育てた人材は強豪Jクラブに惜しみなく供給。
なんか、下請け産業みたいで嫌?
しかし今は【地方→都会】の流れでも、いつかは野球界みたく【都会→地方】の流れがこないとも限らんワケだし、それまでしばらくは我慢してやってもらいたい。
それこそ、薩摩藩は西郷隆盛、長州藩は高杉晋作、土佐藩は坂本龍馬というように、江戸幕府では決して育ち得ないような人材を地方が育ててほしいもんです。
2017/2/27(月)13:19

☆関西人
カズ50歳
本日、カズ50歳の誕生日だったらしい。
で、そんなおめでたい日にJ2が開幕し、彼はスタメン出場したとのこと。
50歳でスタメン。
このニュースは国内のみならず、海外でも報じられてるらしい。
さすがはカズである。

これを見て「俺もカズさんみたく50歳まで頑張ろう」という選手もいると思うが、現実はそんな甘いもんじゃないでしょ。
カズが今まだ現役でいられるのは、多額の自腹を切って専属トレーナーや専属調理師など個人でスタッフを維持できてるからこその話。
カズほどにサッカー以外の副収入がある人じゃなきゃ、多分無理だと思う。
あと、家族の理解もなきゃ絶対無理。
カズなんて、奥さんやお子さんとはずっと別居じゃん?
奥さんの手料理はほぼ食わず、常に専属調理師の作る物のみ食べてるという。
これ、家族的にはOKなんだろうか(笑)?
ある意味、サッカーの為に「夫」や「父」を放棄してるワケね。
付け加えると、カズはストイックに思われがちだが今でも愛人がいるという噂だし、それも理解しつつ、家族を支えてる奥さんは大変だろうなぁと思うよ。

今の時代、こんなカズみたいな生き方をできる人は例外中の例外。
やっぱサッカー選手でも選手である前に一人の人間だし、そんなサッカーのことだけ考えて生きていくことは普通ならできないよ。
奥さんはどうすんの、子供はどうすんの、両親の面倒はどうすんの、など色々な家族の絡みが出てくる。
たとえば、我々は清武がスペインから帰国したのを見て、つい「もう少し欧州で頑張れよ」とか思ってしまうワケだが、よくよく話を聞けば帰国は家族の事情とのことで、そこで初めて「そうか、清武にも家族がいるし、ただ自分の好きなことだけやってればイイという人生でもないんだ…」と気づくワケよ。
そういや、本田も今夏にMLS移籍の噂があるよね。
何でまたMLS?と思うが、これも一応彼なりに家族のこと考えてるんじゃないかな、と思って。
彼の子供、今は幼稚園ぐらいだろ?
そろそろ小学校とか意識するタイミングだろうし、学校のことを考えたらイタリアにしがみつくより米国(英語圏)の方が良いんじゃないか、とか考えてるかもしれない。
いかにもそのへんを考えてそうな男だし、私はMLS移籍、十分にあり得る話だと思うよ。

まぁ、カズの場合は特殊な家庭環境で育ったがゆえ、「家族」というモノに対するイメージが常人と少し違うんだと思う。
カズのご両親は、彼が小学生の時に離婚している。
お父さんが、ちょっとヤバい筋の人だったワケね。
何年か前、このカズのお父さんを取材した本が出版されたので、知ってる人も多いかと。
お父さんの名は、納谷宣雄。
過去に覚醒剤密輸で三度も逮捕されてる一方、日本で初めてサッカー専門店を立ち上げた実業家でもある。
一時期、サッカークラブのオーナーもやってて、いまだサッカー界には彼を慕う人が多いらしい。
ただ、半分ぐらいは闇社会に足を突っ込んでる人なので、カズはお母さんの姓、三浦姓の方を名乗ってきたワケね。
じゃ、カズと断絶してたのかというと、実はそうでもない。
高校の時、表向きカズは単身ブラジルに渡ったことになってるけど、実際は納谷さんが現地ブラジルでほとんど段取りをしてたという。
なんか知らんけど、納谷さんってブラジルに深いコネクションがあったみたい。

で、この納谷さんの面白い話としては、ドーハの時の審判買収未遂事件というのがあるワケさ(笑)。
どこまでがホントの話かは知らんが、当時納谷さんはFIFAの裏人脈から審判買収話を持ちかけられたことがあるという。
彼は協会にすぐ連絡をとって「どうする?」と相談したらしいが、結局のところ協会の返事は「やめとこう」だったらしく、結果として日本代表は「ドーハの悲劇」で負けたんだけどね…。
とにかく納谷さんの周辺ではこういうヤバいネタがゴロゴロ転がってて、いまだメディア的にカズの親父ネタはタブーになってるっぽいよ。
そこは、浅田真央のご両親ネタとも似たような感じで…。

納谷さんは、まだご存命とのこと。
表向きカズとは絶縁っぽくなってるが、実際は納谷さん70歳の誕生日にはカズをはじめ旧読売ヴェルディOBが集結し、盛大に祝ったらしい。
きっと仲は悪くないんだと思うし、いまだカズは納谷さんに影響下にあるんだと思う。
家族に縛られず自由に生きるところとか、とにかくサッカーが好きなところとか、いまだファッション含めて「ゴッドファーザー」に憧れてるところとか、いかにも「この父親にこの子あり」って感じでしょ?
納谷さんの画像は検索すりゃ出てくるので確認できるけど、なんか山口組の親分みたいな感じ(笑)。
いまや過剰に神格化されてるカズだが、その本質はこの親父の息子、「自由人」だということは一応は理解しておいてね。
2017/2/26(日)20:53

☆関西人
Jリーグ開幕
昨日、Jリーグが開幕しました。
私は鹿島vsFC東京を見たが、まさか磐石と思われていた鹿島が負けるとはね…。
浦和まで負けた。
確かにこの2チーム、ゼロックスやらACLやらで既に手の内を晒しまくりだったもんなぁ。
対戦するチームとしては、研究テキストに困らなかっただろう。
で、徹底して対策のトレーニングを積んできた。
そこは、鹿島・浦和クラスの宿命ともいえるハンデかと。
たとえ研究されて丸裸にされたところで、それでもその上をいくぐらいの強さを彼らには期待したいね。

それにしても、改めて見るとFC東京の選手層はなかなかのレベルだな?
前田・徳永・田邊クラスですらベンチという贅沢さ。
これに付け加えて、いずれは米山も帰ってくるだろうし。
ちょっと面白いなと思ったのが、今季から入った永井謙佑である。
別に昨日のデキが良かったワケじゃないにせよ、なんか永井という飛び道具はFC東京というチームに似合うな〜、と感じた。
なんというか、このチームって一点豪華主義的なイメージがあるのよ。
平山の高さとか、石川のスピードとか、太田の左足とか、米山のボール奪取とか、長友の上下動とか、このての特徴がハッキリしてるタイプには昔から事欠かない。
その点、永井もまた特徴がハッキリしてる選手だし、これはなかなか良い環境を選んだと思う。
当然、彼は堅守カウンターのキーパーソンに今後なるよね。

もともとFC東京は半官半民というか、代表の為の人材バンクみたいなニュアンスがあるクラブだと思う。
だから、リーグでの成績に関わらずA代表・五輪代表には必ずと言ってイイほど人材が供給されてきてて、ほとんど協会技術委員会御用達みたいになってる。
監督にしても、大熊さん、原さん、城福さん、あとコーチでは霜田さん、ここからあっち側へ行った人はムチャクチャ多い。
今、委員会キモ入りの中島や室屋、さらには久保建英がこのクラブにいるのも、たまたまってワケじゃないだろ?
あと、このクラブは微妙に海外リーグ経験のある選手が多い。
大久保、永井、田邊、太田、梶山、高萩、林彰などなど。
さらに代表歴ある選手まで含めると、実は国際経験値がかなり高いチーム。
そう考えると、このチームは本来強いはず。
ヘタに外国人に頼らずとも、日本人の力だけで上位までいけると思う。

一方、開幕で浦和に勝つというジャイアントキリングを起こした横浜。
試合後、ぺトロは「横浜に負けたというより、齋藤に負けた」とコメントしたらしい。
齋藤は一時期まではチームを離れる噂もあったが、どうやら開き直ったみたいだね。
彼は昨季まで俊輔がつけていたI番をつけ、さらには新主将の座にも就いたことだし、モチベが高いんだろう。
「俺がやらなきゃ」って。
新主将といえば、川崎の小林悠もそうだな。
ここは大久保の抜けた穴が心配されたものの、小林が見事にその穴を埋める開幕弾。
彼も新主将として、「俺がやらなきゃ」とモチベ高いんだと思う。

さて、私がちょっと気になってるのが鹿島のキャプテンマークだ。
鹿島の主将は、依然小笠原だよね?
昨日もキャプテンマークをつけてたし。
ただ小笠原って、今までは途中交代になってもキャプテンマークを外さずピッチ外に出るクセがあったと思う。
マークを巻いたまま、ベンチに座ってたこともあった。
あれは意図なのかウッカリなのかはよく解らんのだが、ただし昨日は珍しく、ピッチを出る時にキチンと交代選手の永木に渡してたのね。
ん?と思った。
鹿島は、今までウヤムヤになってたこのキャプテンマーク問題に、いよいよメスを入れたのかな、と。

今季の鹿島の目玉は、何と言ってもボランチ・レオシルバだ。
いくら小笠原や永木が優れたボランチとはいえ、さすがに相手がレオシルバとなると分が悪い。
よって、小笠原にせよ永木にせよ、90分プレーしない試合は今季増えると思うんだわ。
で、このキャプテンマーク問題は今のうちからハッキリさせとかなきゃいけない。
現実に横浜も川崎も、昨日は新主将が張り切ったことでチームを勝利に導いたワケよ。
正直いうと、主将には安定して90分間ピッチに立っていてほしい。
その一方、小笠原がチームにとって大きな精神的支柱であることも理解する。
難しいもんだね。
大事な局面で主将がピッチにいないかもしれない、そしてI番もピッチにいない、という鹿島。
磐石な鹿島に穴があるとすれば、意外とそういうところじゃないの?
2017/2/26(日)10:45

☆関西人
物理A
続きね。

サッカーを物理で解釈してみてほしい。
たとえば、俊輔のFKと本田のFK。
俊輔のFKは、回転をかけることで独特な軌道を描く。
これは球の回転が生む空気抵抗にこそ「曲がる」「落ちる」のカギがあり、物理学上非常に計算をしやすいキックである。
事実、計算で球の軌道を正確に割り出すことができるし、俊輔自身もその軌道を想定した上で蹴ってるんだと思う。
一方、問題は本田のFK、ブレ球の方だ。
これは、軌道を計算できない。
物理学でいうと、ブレ球は「カルマン渦」というグニャグニャした空気の流れに沿った現象。
一応、どんなタイプのキックでも「カルマン渦」は生じるんだが、たとえば俊輔のFKの場合は強い回転をかけることで、その「カルマン渦」をほぼ消してるワケね。
しかし本田のような無回転になれば、球は思いっきり「カルマン渦」の支配下に入る。
こうなると、本田のFKの軌道を正確に計算して予測することは難しい。
…そう、物理学ってのは、「計算できる」と「計算できない」が混在してるもんなんだよ。

20世紀の物理学界では、この「計算できる」派と「計算できない」派の対決が起きた。
「計算できる」派のリーダーがアインシュタイン博士、「計算できない」派のリーダーが量子物理学の権威・ボーア博士。
この量子物理学ってのは、要はミクロの世界の研究である。
アインシュタインの相対性理論は宇宙の構造を解明する画期的な計算式だった一方、実は弱点もあったのね。
その弱点とは、彼の計算式ではビッグバンをうまく説明できないこと。
で、ビッグバンをうまく説明できたのが量子理論の方だったんだ。
何でビッグバンの解明にミクロの話が役立つんだ?と思うかもしれんが、ビッグバン発生以前の宇宙は素粒子レベルのミクロだったワケです。
そもそも、素粒子の世界って宇宙みたいなもんさ。
この世のあらゆる物質は素粒子が最小単位だが、そのひとつひとつを顕微鏡でよく見ると、まさに恒星の周りを惑星が旋回してるという完全な天体である。
「宇宙のことを知りたければ宇宙船で宇宙に行くより、まずは地球上のミクロを知った方がよっぽど早い」って、なかなか奥が深い話だと思う。

で、↑のアインシュタインvsボーアの対決はどうなったかというと、ボーアの勝ちと言ってもイイみたいだね。
ボーアの主張は、「素粒子はいくら計算したところで正確に読めない」「せいぜい確率でしか読めない」といったところ。
そもそも素粒子って、今の科学で説明できないことがたくさんあるワケよ。
たとえば素粒子のテレポーテーション実験をしたら、なぜか成功しちゃったんだから。
最新の量子理論は、異次元の存在までをほぼ証明している。
計算によると、この世には10次元がある、とのこと。
1次元(線)2次元(面)3次元(立体)4次元(時間)までは分かるが、じゃ、その次の次元とは?
どうやらブラックホールの研究をしてたら、ミクロの世界に異次元が見つかったらしい。
これはホーキングも公認。
さらに、今なおスイスにあるcern(セルン)という研究機関では、素粒子の高速回転→衝突から異次元の扉を開けようという実験をやっている。
ちょっと怖い話だが、そのcernがある町では怪奇現象が幾つか報告されてるらしいね…(笑)。

で、ボーアに話を戻すが、彼いわく「素粒子は粒の性質と波の性質、その両方を持っていて、どっちが出るかは観測するまで決定しない。粒であり、波である。いや、粒ではなく、波でもない」とのこと。
ワケ分からないでしょ?
で、この「粒か?波か?」という実験をやったら、もっとワケ分からないことになったんだ。
これ、有名な話だから皆さんも一度くらい聞いたことがあるだろう。
その実験で粒子が波の性質を出した後、「粒が波になるのはおかしい。何か不具合が起きてるかもしれない」として、粒子到達ポイントの傍に観測用カメラを設置したワケね。
すると、なぜか分からないんだけど、粒子は波の性質を出さずに粒の性質を出したんだ(笑)。
さっきの実験と変えた点は、唯一、観測用カメラを置いたこと。
変な話、結論は「観測しないと粒子は波になり、観測すると粒子は粒になる。すなわち、観測者が粒子の性質を決定する」ということ。
ね、ワケ分からないでしょ(笑)?
でも、↑のボーアの主張をもう一度思い出して。
「素粒子とは粒の性質と波の性質、その両方を持っていて、どっちが出るかは観測するまで決定しない。粒であり、波である。いや、粒ではなく、波でもない」
…彼の言ったこと、そのまんま実験で証明されたワケじゃん。

私、物理学の中ではこの話が特に好きでね。
だってさ、「観測者が素粒子の性質を決める」→「つまり観測者が素粒子に影響を与える」って理屈、面白くない?
月は本来、見てる人がいようがいまいが存在するはず。
だけど、人が見たからこそ、そこに月はあるんだとするのが量子理論である。
このへんに興味ある人は、「シュレディンガーの猫の実験」とか調べてみるとイイさ。
とにかくボーアは物理学者のクセに「正解には計算できない」と言い、「最後は観測者が結果を決める」というワケ分からん理論でノーベル物理学賞を獲ったのね。

これ、我々サッカーファンには興味深いロジックだと思う。
ボーアの量子理論に立てば、
「リーグ優勝なんて正確に計算できない」
「チームは粒であり、波である。いや、粒でもなく、波でもない」
「それは、観客が見て初めて決まる」
「つまり観客が、チームの性質を決定する」
ということになる。

ということで、サポの皆さん、ちゃんとチームを見てあげて下さい。
チームが粒になるのも波になるのも、サポ次第だと物理学者は言ってますよ?
ちなみに↑のボーア博士、元はアマチュアのサッカー選手だったらしい。
弟は、デンマーク代表だったそうだ。
2017/2/24(金)12:25

☆関西人
物理
いよいよ、Jリーグ開幕が間近である。
毎年この時期になると、リーグ順位予想などシミュレーションを皆さん楽しんでいると思う。
しかしJの順位予想って、難しいよね。
1位から18位までを全部正確に当てる人なんて、実際いるんだろうか?

で、今回は未来予測にちなんだ話。
昔からよくある議論として、「未来は既に決定しているものだ」とする【決定論】と、その逆、「未来はいくらでも変えることができる」とする【非決定論】があるワケね。
こういうのは何となく宗教的な話に思われがちだが、意外にも近年は科学として、特に量子物理学の分野でこの問題は大真面目に研究されているようだ。

運命と物理学、一体何の関係が?と皆さん思われるかもしれない。
そもそも物理学というのは、この世にある全ての事象を数式にして解明する学問。
「重力とは何か?」「宇宙はどうやって誕生したのか?」などなど、ありとあらゆることが今や物理学によって解明されつつある。
で、実は中でも難問とされてるのが「時間とは何か?」というやつで、有名なアインシュタインの相対性理論は「時間とは一定でなく、伸びたり縮んだりする」という事実を解明したのね。

アインシュタインいわく、時間というのは空間と密接に関係しており、空間のない所に時間は存在しない、とのこと。
事実、ビッグバンで宇宙の膨張が始まるまで時間など存在してなかった。
その膨張は今なお続いているんだが、これっていつまで続くの?という話もある。
ひとつの説としては、いずれ膨張は終わって今度は反転、逆に収縮へ向かうという「ビッグクランチ」という考え方もあるんだ。
で、そうなるとアインシュタインの言ってたことが気になるワケよ。
仮に時間と空間が密接に関係してるというなら、 その空間が膨張→収縮という逆転現象が起きた時、時間の方にも変な影響が出るんじゃないか?と。

で、ある日ホーキング博士は「ビッグクランチが起きると、時間は逆行することになる」というショッキングな学説を発表したワケね。
後に、ホーキングはこの自説を否定して取り下げたんだが、しかし物理学界では今なお「時間逆行説」を支持する人たちがいる。
なぜなら、今まで世界中の物理学者たちが「時間は逆行するワケがない」と時間不可逆の物理学的証明を試みたらしいんだが、結論を言うと「証明はできない」。
よって、物理学界では「時間は必ずしも過去→未来という一方向の流れではないかもしれない」ということになってるのね。

そんなアホな…と思うだろう。
たとえば明日、宇宙が膨張から収縮に反転し、それを契機に時間が逆行を始めたとしよう。
その時、我々はどうなるのか?
その答えは、物理学者いわく「人間は特に何も感じない」とのこと。
たとえば、あなたが朝の通勤途中に知人と会い、「おはよう」と言ったとする。
しかし時間は逆行してるので、実をいうとあなたは「うよはお」と言ってるんだ。
でも、同時に意識も逆行してて、さらに時計の針も逆行してて、全部が同じ逆方向に流れてるワケだから何の問題も生じないし、誰も逆行に気づかない。
こう考えてみてくれ。
録画ビデオを、普通の再生ではなく逆再生で視聴したとしよう。
当然、見てて違和感が生じるはず。
その違和感の理由は何かというと、見てるビデオが【未来→過去】の流れなのに対し、見てる我々が逆に【過去→未来】の立ち位置だから、でしょ?
【未来→過去】と【過去→未来】という、異なる2つの時間の流れが対峙するんだから、そりゃ違和感が出て当然。
でも、見てる我々もビデオと同じ【未来→過去】の立ち位置に立ったら、さぁどうなる?
多分、その逆再生ビデオを見ても違和感はない。
何となく、言ってることをお分かりいただけるだろうか?

そもそも物理学者ってやつは、「現時点ですら、時間は本当に過去から未来に流れているかの確証はない」とか言うのよ。
頭おかしい、と思う?
いやいや、我々の何百倍も頭の良い人が言ってるんだけどね。
かつてガリレオは、地動説を唱えて頭がおかしい奴という扱いを受けた。
地球が動いてるワケないじゃん、だって動いてたら我々が気付くはずだし、と。
そう、実際は地球が動いてたのに、誰も動いてるとは気付いてなかったんだ。

じゃ、本題に入るね。
仮に物理学者の主張が正しかったとして、時間の流れは【過去→未来】だけではなく、一方で【未来→過去】も実在したとしよう。
これは、何を意味するのか。
そう、仮に未来から過去への逆再生があるとすりゃ、既に「未来は確定している」ってことだよ。
未来⇔現在⇔過去、この3つが各々に確定してなきゃ、どう考えても↑の話は全部論理破綻してしまうでしょ?
冒頭の話に戻るが、前提は【決定論】ってやつさ。
つまり、2017年Jリーグ覇者は既に決まってるし、ロシアワールドカップの優勝国も既に決まっている。
かといって、今の我々がそれを知る術はないんだけどね。
仮に逆再生が既に起きていて、我々がそれらを実は一度見ていたとしても、記憶としては何も残ってはいない。
ごく稀にバグとして記憶が残ってしまった人は、予言者という扱いになっちゃうんだろうけど…(笑)。

ちょっと待って、念の為、私も記憶が残ってないか2017年Jリーグ覇者を思い出してみるわ。
…ゴメン、やっぱ今すぐには思い出せそうにないわ(笑)。
2017/2/23(木)18:00

☆関西人
シュートとパス
鈴木優磨が7戦7得点というのは凄いと思う。
見た感じ、何が凄いかはよく分からないんだけどね。
大空翼ばりの華麗なシュートってワケじゃなく、日向小次郎ばりのタイガーショットってワケでもないし。
ただ、ちゃんとGKの位置をよく見て、コースを狙って打ってる感じがする。
まだ20歳と若いくせに、ちゃんと落ち着いてシュート打ってる印象。
これ、私はFWとして立派な才能だと思う。

よく、サッカーの世界ではこういう議論がある。
【起】シュートもパスも、同じキックである。
【承】ならば、パスの上手い選手はシュートも上手いはずである。
【転】日本には優秀なパサーが数多くいる。
【結】ならば、日本にはシュートが上手い選手が数多くいるはずだ。

さて、この【結】は正しいだろうか?
答えは、否だ。
否であることは、日本サッカーを長年見てきてる皆さんなら客観的事実としてお分かりいただけるはず。
じゃ、↑の論理思考はどこで間違ってしまったのか?
…いや、もう最初から間違ってるよ。
【起】→【承】から既に思考がおかしくなってて、そもそもシュートとパスは球を蹴るという行為は共通してても、その本質が全く似て非なるモノだ。
だから、【パスが上手い選手=シュートが上手い選手】という等式は必ずしも成立しない。

パスとシュートの最も分かりやすい違いとしては、私は時間的猶予があると思う。
多少の例外は別として、基本、シュートは一瞬で打たなくてはいけない。
何秒もかかっていては、シュートコースはすぐに消えちゃうからね。
対してパスは、シュートに比べればまだ時間的猶予がある。
敵から受ける重圧も、シュートを打つ時よりはまだマシである。
そう、サッカーの中でシュートというのは、あらゆるキックの中でも特別な存在なのよ。
シュートと最も対極に位置するキックといえば、やはりFKやCKだろうか?
日本人の場合、これが上手い選手は多い。
いわゆる「クローズドスキル」というやつだね。
対してシュートは、「オープンスキル」に該当する。

話を分かりやすくする為に、こう考えてみてくれ。
森の中で、樹木の高い所に美味しそうなリンゴが実っている。
そのリンゴを弓矢で射て、落としてゲットした。
これが「クローズドスキル」だ。
じゃ、もうひとつのパターン。
今度は森の中で、鹿を見つけた。
鹿はこっちに気づいて逃げ出したが、すぐに追いかけて弓矢で射てゲットした。
これが「オープンスキル」だ。
どっちも「弓矢で射た」という点では同じだが、しかしスキルとして同義ではない。
サッカーでいうと、リンゴを落とすのがFKで、鹿を殺すのがシュート。
あれ?
かえって話が分かりにくくなった(笑)?
でもさ、実際そんな感じだと思うのよ。
「狩猟採集」という言葉の中で、どっちかというとシュートは「狩猟」のニュアンスで、FKやCK、およびパスは「採集」のニュアンス。
要は、日本人ってリンゴを落とすのが上手くても、鹿を殺すのは苦手、という解釈さ。

で、サッカーでシュート上手い選手というのは、基本、狩猟が上手い奴なのよ。
動く獲物を仕留める、その一瞬を逃さない本能みたいのを持っている。
野生の本能?
そうかもしれない。
これは身体能力云々というより、脳の話になる気がする。
人間は大脳が発達してるので、知能が高い。
一方、野生動物は大脳が人間ほど発達しておらず、でも狩猟をやらせたら人間よりも遥かに上手い。
じゃ野生動物は一体何が発達してるかというと、それは大脳でなく小脳なんだよ。
もちろん、人間も小脳は持っている。
だけど大脳の陰に隠れて、正直あまり存在感がないよな?
その一方、実は大脳の神経細胞数が約140億個なのに対して、小脳の神経細胞数は約1000億個だという意外な事実もある。
これ、人間の話だよ。

私はたまにTVで野生動物のドキュメンタリーを見たりするけど、たとえばライオンがシマウマを襲うシーンとか見てて、やはり感心するのね。
ライオンのみならず、意外とシマウマにも感心するんだ。
なぜなら襲われた時のシマウマって、意外とテンパってないのよ。
猛スピードで走りながら巧みに方向転換したりしてて、これは小脳を使う動物だからこそ可能な行動かな、と。
だって、仮に大脳を持つ我々人間がライオンに襲われたとすりゃ、そんな方向転換どころか、まず足腰ガクガクでマトモに走ることすらできないでしょ(笑)?

つまり私が何を言わんとしてるかというと、「シュートが上手い選手」とはすなわち、大脳に支配されてないタイプなんじゃないだろうか?
どっちかというと、野生動物のごとく小脳メイン。
すると、テンパらないワケね。
それこそシマウマが猛スピードで走りながら方向転換するように、卓越したFWは一瞬のうちにシュートを打ち、またうまいことGKの死角に球を転がすワケよ。
ほら、よくアスリートが極度の精神集中に入った状態を指して「ゾーンに入った」とか言うじゃない?
あの「ゾーン」を、ある医学博士などは大脳の特定部位が活性化してる状態と説明してたが、私はむしろ逆なんじゃないかと思ってね。
大脳が活性化したんじゃなく、むしろ大脳は黙らせて、小脳の方を活性化してるんじゃないかと。
あれこれ考える大脳をオフにできれば、そりゃ雑念が入らず集中できるし、テンパらないし、そもそも神経細胞140億個じゃなく1000億個の方を使うんだから、やたら研ぎ澄まされて周りが見えると思うのよ。
かつて、「ゾーン」に入った巨人軍・川上哲治は「ボールが止まって見えた」と語ってたでしょ?
要は、あれさ。

もちろん、並の人間が簡単にそんな状態になれるワケはないだろうし、ましてや鈴木優磨がそういうタイプだという確信も今はない。
でも、期待はするよね。
2017/2/22(水)20:02

☆関西人
アベンジャーズ
最近、鹿島の鈴木優磨が話題になってるよね。
まだスーパーサブという位置付けとはいえ、リーグ開幕前からゴールを量産している。
プレースタイル的には、私はまだよく分からない。
スピード、パワー、テクニック、高さ、各々全てに一定以上の資質はあるようで、要は総合力系?
ゼロックスでは嗅覚系にも感じた。
何にせよ、まだ20歳。
あ、今20歳ってことは、もう次の五輪は無理なのか…。
4年区切りという年代別ルールの犠牲者だね?
で、五輪で露出のチャンスを失った以上、いくら鈴木がイケメンでスター性ある選手だといっても、今のところ、お茶の間の知名度はかなり低い。
お茶の間の知名度ってやつは、A代表か五輪代表で主力になるか、欧州のクラブで活躍するか、そのどちらかでないと。
鹿島のスーパーサブというぐらいじゃ、その知名度はあくまでJファン限定のレベル。
ACLに出ても、地上波TVやってないからね。
やはり、お茶の間露出でいうと、代表が最も効率良い媒体だと思う。

ちょっと話を変えるが、私が好きな映画にマーベルシリーズがある。
有名なところでは、「アイアンマン」とか「アベンジャーズ」とかね。
だけど、このシリーズは他にも「キャプテンアメリカ」とか「マイティソー」とか、種類がムチャクチャ多いのが難点。
また、時系列的に見る順番というのがあって、その順番を間違えて見るとシリーズのツジツマが頭の中で整理できなくなってきて…。
じゃ、一応マーベル系映画の「見る順番」を↓に示しておこうか。

@インクレディブルハルク
Aアイアンマン
Bアイアンマン2
Cマイティソー
Dキャプテンアメリカ/ファーストアベンジャー
Eアベンジャーズ
Fアイアンマン3
Gマイティソー/ダークワールド
Hキャプテンアメリカ/ザウィンターソルジャー
Iアベンジャーズ/エイジオブウルトロン
Jアントマン
Kシビルウォー/キャプテンアメリカ

ざっと、こんな感じだろうか?
↑の12作品は、ほとんど話が繋がっている。
だから、ひとつ作品を見落とすと次の作品を見た時、「え?コイツ誰だっけ?」という事態に陥る。
私も@〜Eまではキチンと見てたんだけど、F以降は幾つか見落とした状態でKを見てしまった。
すると、結局よく分からない登場人物が多過ぎることに気づき、やはり何作か遡って見ざるを得ない事態となったワケね。

基本、マーベルシリーズは「単体モノ」と「全員集合モノ」によって構成されている。
「単体モノ」が、たとえばアイアンマン、キャプテンアメリカ、マイティソー、ハルク、アントマンなどだが、↑の「全員集合モノ」におけるKではスパイダーマン、ブラックパンサーなど新キャラがいきなり登場してきて、彼らは今後「単体モノ」としても主演していくキャラらしい。
結局、全部見なきゃ話の全体像が見えなくなるんでしょ?
マーベルさんって、つくづく商売上手だね。

で、また私が何でこんなことを書いてるかというと、このマーベルシリーズの「単体モノ」と「全員集合モノ」による構成というのが、そのままサッカーにおける「Jクラブ」と「代表」という構成に酷似してるからさ。
マーベルでも「全員集合モノ」はオールスター競演ゆえ、やはり興行収入は↑の中でもダントツで良い。
「アベンジャーズ」は、歴代映画興行収入の第5位にランクされたほど。
アイアンマン単体のファンも、キャプテンアメリカ単体のファンも、やはり「全員集合モノ」は必ず見るってことね。
一方、「全員集合モノ」を見たからこそ、そこから遡って「単体モノ」を見た私のようなケースもある。
「シビルウォー」に一寸法師みたいな小さなヒーローが出てきて、そりゃ当然だが元ネタの「アントマン」を見ざるを得なかったワケで…。
これ、相乗効果ってやつだな?

おそらく、鈴木優磨なんかは知名度的に「マイティソー」ぐらいの位置付けだろう。
だけどマイティソーは「アベンジャーズ」にメインキャストの一人で登場したことにより、「マイティソー」2作目の興行収入は1作目より大きく伸びた。
そう、いかに「全員集合モノ」に出ることが大事か、ってことだよ。
私は早いこと、鈴木優磨が「アベンジャーズ」に召集されることを期待しています。

そうそう、マーベルとは違うシリーズの話だが、少し前に私は「ターミネーター」の最新作(第5作?)を見たんだ。
で、ちょっとビックリした。
「ターミネーター」シリーズとは一貫してジョンコナーが主人公の物語だと思ってたけど、なんと最新作ではジョンコナーが敵に捕まり改造人間にされて、悪役として母親のサラコナーと闘ってるんだね(笑)。
「どうせ最後はジョンコナーが再び正義に目覚めて、サラコナーと共闘するんだろ?」程度に思ってたが、その展開はなく、普通にジョンコナーが倒されて物語は終了(笑)。
…これ、マジでOKなのか?
昔から「ターミネーター」見てる長年のファンとしては、このワケ分からん展開についていけないんですけど?

これとちょっとイメージがカブるのが、興梠慎三である。
興梠はもともと鹿島のFWで、現在は浦和所属にせよ、いまだ鹿島サポにとっては忘れ得ぬヒーローだろう。
ところが先日ゼロックスに出てきた興梠は、PA内で倒されPKをゲット、さらにご丁寧にも試合後「ワザと掛かりにいった」と不敵な発言をしたワケさ。
かつてのヒーローが、思いっきり悪役に変換しとる。
コイツ、ジョンコナーだわ(笑)。

確かに前述「シビルウォー」でも、キャプテンアメリカとアイアンマンが敵味方に分かれて闘うワケですよ。
一応、あれはアイアンマンが悪役の立場だっけ?
いまやヒーローの世界も、分かりやすい勧善懲悪の価値観ではなくなってきてる感じ。
もちろん興梠とて、視点を変えれば別に悪の手先というワケじゃない。
サッカーもヒーロー同士が闘う国内戦って、やっぱ解釈が難しいなぁ。
だからこそ、分かりやすい代表戦がお茶の間にウケるのかもね。
2017/2/21(火)17:09

☆関西人
信仰A
続きね。

もともと、太古の世界には2つの特徴ある宗教があった。
@メソポタミア文明圏を地盤とするユダヤ教。
Aインダス文明圏を地盤とするバラモン教。
やがて@は、傍流としてイエスを教祖とするキリスト教、およびムハンマドを教祖とするイスラム教を生んだ。
Aは、傍流としてブッダを教祖とする仏教を生み、また直系としてヒンズー教を生んだ。

日本は、どっちかというとAの系統、多神教の影響下にある。
@の系統、一神教の影響下にない。
無神論者のアーサーCクラークは「仏教は宗教でなく科学だ」と言って好意的な姿勢を示した通り、確かにインダス文明圏のAにはちょっと科学っぽさがあると思う。
思えば、数学における「ゼロ」の概念を発見したのはインドだろ?
私は理系じゃないから全く理解できないんだけど、密教の曼陀羅というのは量子物理学の目線で見ると結構興味深いシロモノみたいだし。
だからブッダの「悟り」とは、イエスやムハンマドやモーゼのように「神の声を聞いた」とかいう胡散臭い神秘体験ではなく、アインシュタインが相対性理論を閃いたのと同じ、またはニュートンが万有引力を閃いたのと同じ、いわば法則の発見だったのかもしれないな、と思ってさ。

私は仏教に詳しくはないが、おそらくブッダの教えは煩悩の克服、人間が本来持ってる本能的欲望を消し去ることにあると思う。
おカネ?…要りません。
贅沢な生活?…要りません。
カワイイ女の子?…要りません。
じゃ、何が楽しくて生きてるのか全く分からんが、おそらく敢えて自分を苦しいところへ追い込むところにこそ意味があるのかと。
多分、分かりやすくいえばダイエットみたいなもんだよ。
ダイエットも食べたい物を食べられない禁欲の生活であり、毎日3食ひたすら野菜と鶏のササミだけ食ってる生活とか「人生、何が楽しくてこんなことやってんの?」という感じだが、意外とやってる本人は不幸の意識より充実感があったりして、いざ体重計に乗って1kgでも軽くなってたら、そこに極めて大きな価値を見いだすんだと思う。
このダイエットにおける「1kg軽くなった」という達成感が、きっと仏教では禁欲による精神変化の達成感とニュアンスが同じなんじゃないだろうか。
…まぁ、私はダイエットなんてしないけどね。
でも、ダイエットにハマる人の心理は、何となくだけど分からんでもない。

じゃ、苦しい鍛練に耐えなきゃならないアスリートには、禁欲の仏教ってウッテツケだな?と思う一方、実はひとつ、大きな問題もある。
それは、仏教の煩悩克服って勝利への執着、相手を打ち負かして自分が生き残ることへの執着心をも、煩悩として消さなきゃならないワケよ。
…これ、ダメじゃん(笑)。
特にサッカーなんて勝ちたいと思わなきゃ最後には足が止まるスポーツだし、ゴールに執着してナンボの競技でしょ?

…いやね、一応は私にだって分かるのよ。
よく宮本武蔵とか悟りを開いた剣豪が語る「無我の境地」、あれこそが煩悩を克服した達人が到達するべきステージだ、ってことぐらい。
確か、武蔵も晩年は木彫りの仏像を彫ってたぐらいだし、かなり仏教に所縁の深い人だろう。
そのくせ、生涯60回以上の試合を無敗、きっちり結果も出している。
私も、確かにバガボンドには憧れる。
でもさ〜、武蔵みたいな希代の達人のスタンスをサッカーみたいな団体競技に期待できるだろうか?
そんなの、どこかの心を整えてる主将ぐらいしか真似できないだろ(笑)。

その点、キリスト教なんかは便利だよ。
ほら、よくクリスチャンの人は教会に行って自分の罪を懺悔するじゃん。
あれで贖罪になるんだろ?
本来キリスト教も「右の頬を打たれたら左の頬を」というほど煩悩克服が主旨だろうが、サッカーでは煩悩丸出しで試合に勝ったとしても、教会で懺悔すりゃOKってことじゃない?
あと、イスラム教も本来戒律厳しい宗教だが、勝利への執着、戦いに対しては意外と寛大なのよ。
なんせ、ムハンマドはキリストやブッダと性格が大きく異なり、自ら武器を持って対抗勢力を殺戮しまくって、最後は広大なイスラム帝国を築いた人生なんだから。
ただの理想家でなく軍人であり政治家であり、リアルな実力行使で野望を成し遂げた人だ。

そう考えると、やっぱ仏教が一番サッカーに不利…。
闘志ギラギラで戦うことに、正直あまり適してるとは思えない。
それでも戦おうとするなら、やっぱ前述の通り、「無我の境地」を目指さざるを得ないか?
↑のA、インダス文明圏が発見したという「ゼロ」の概念。
科学、スポーツ心理学としては、これはこれで正しい道かもしれないからね。
長谷部に学び、ストイックになるしかない。
キャリア晩年、今さらリベロで覚醒だなんて、もはやアイツは悟りの境地だよな…。
2017/2/21(火)8:51

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