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過去ログ500 2016/9/2 0:56

☆関西人
UAE戦
…負けました。
初戦負けた場合、データ上ではW杯出場確率0%なんだって?
嫌なデータだなぁ。
でも確かに、このグループには豪州もサウジもいるし、日本の敗退も十分に有り得る話だよね。

UAEは、なかなか良いチームだったと思う。
報道では「2カ月間に渡る長期強化合宿を経て今回の試合に臨んでいる」とあったが、それって7月からずっと代表合宿してるってこと?
スゲーな。
所属クラブの方はOKなのか?
しかし、さすがは2カ月もトレーニングしてるだけのことはある。
日本はアジア杯の時も負けたが、正直あの時のUAEよりもさらに強くなったと思う。
一方、ウチは練習時間を長くとれてはいない。
おまけに怪我人続出。
本来ならボランチのファーストチョイスは柏木だったんだろうが、怪我の為か大島が先発となった。
これ、ハリルにしてはかなり攻めのカードチョイス。
…結果、裏目だったけどね。

大島は、柴崎岳と同学年である。
だからA代表で先発するのに若すぎるってこともないんだが、でも見た感じ、明らかに柴崎よりも若手色が強い。
なぜそう感じるかというと、彼には柴崎ほどの生意気さというか、ふてぶてしさみたいなモノがないから。
いかにもピュアな「後輩」ってイメージで、大先輩たちに囲まれて若干萎縮してるように感じた。
解説の松木さんやゴンが彼のパスに対して「弱い!」を連発してたけど、確かにそうなんだよね。
もちろん、能力として弱いパスしか出せないワケじゃない。
あれは「先輩たちへの気遣い」みたいなモノの顕在化だと思うよ。
かつての中田英寿なんて、たとえ自分がチーム最年少でも先輩たちに対して気遣いゼロの情け容赦ないキラーパスを出してたけどね(笑)。
対して大島は、多分彼がボールを持ったら「大島、こっちだ」とあちこちから声が飛ぶんだろうけど、それに対して「あ、はいっ!どうぞ!」という感じの後輩っぽいパスを出す感じ。
それは彼のイマジネーションから出るパスじゃないがゆえ、若干強さに欠けるワケね。

まぁ、大島を責めてもしようがないよ。
これはハリル自身言ってたけど、チョイスした監督の責任。
ハリルの采配は、全般的にイマイチだったね。
勝負所、調子良かった清武を下げたのもそのひとつ。
ただ、あれは清武のコンディションの問題じゃないだろうか?
なぜなら清武と原口の二人はメンバーの中で最も合流が遅く、少なくとも昨日の段階でハリルは「先発は難しいかも」と語っていたから。
【清武→宇佐美】は、もともとのプランだったんじゃない?
ボランチ投入された原口についても、「最初から原口入れといた方が(大島より)良かったのでは?」という意見もあるだろうが、彼もまた実はコンディションが不十分だったのかもしれない。
じゃ、山口蛍をスタメンで使った方が良かった?
う〜ん、そこは分からんなぁ。

【岡崎→浅野】についても、ちょっと失敗だったよね。
ある程度ウチは押し込むところまでイケてたワケで、あの局面でスピードスターは少し違うよな、と。
ああいう時こそ、敵の死角をうまく使う小林なんて良かったと思うんだけど。
UAEって、ボールウォッチャーなんでしょ?
常にファーがガラ空きなんだから、徹底してそこを攻めるべきだったのに…。

とはいえ、浅野のゴールは惜しかった。
つーか、映像で見ると入ってたんだよね。
あのカタール人の審判、よく名前を覚えておこう。
アル・ジャシーム・アブドゥルラフマン。
日本サッカー協会はAFCに徹底抗議し、今後の試合で彼が主審をやることは断固拒否すべきだろう。
2016/9/2(金)0:56

☆関西人
杉山茂樹と武田鉄矢
夏って、暑くて寝苦しいだろ?
私は今年の夏、寝つきをよくする為にひとつの策をとっていた。
それは、ベッドの中で「武田鉄矢」の話を聞くことである(笑)。

皆さんは、武田鉄矢「今朝の三枚おろし」というラジオ番組はご存じだろうか?
AMラジオ文化放送系列で毎朝10分間やってる長寿番組らしいんだが、私は知らなかった。
つーか、武田鉄矢に興味ないし、もともとAMラジオを聴く習慣もないし。
ただ、ある日たまたまYouTubeを見てて、この10分間の短い番組を週間単位で編集してる動画を見つけて「あぁ、これはイイ」と思ったんだよ。
なぜイイかというと、武田鉄矢の話はさすが金八先生やってただけあって、「授業」っぽいんだ。
私は学生時代、授業中に寝てしまう悪癖があって、どうしても先生の長話による睡魔には耐えられないタイプだったのね。
よって、この「三枚おろし」は私にとって最良の睡眠薬である。
なんせ武田鉄矢の話は長いし、いかにも先生っぽい内容だし、実際にこれを聴くようになってから、私は暑い夜でも非常に寝つきが良くなったんだ(笑)。

で、この番組はどんな内容なのか。
単純に武田鉄矢のフリートークさ。
パートナーとして女性パーソナリティーもいるが、彼女は単なる聞き役で、武田鉄矢がただ一方的に喋る形式である。
番組は一回10分だが、武田さんの話は長いので、何回にも渡ってひとつのテーマが続くことになる。
話す内容は、主に彼が読んだ本のこと。
よく知らなかったけど、彼って凄い読書家なんだね。
あらゆるジャンルの本をかなり読んでいて、一体年間に何冊読んでるんだろう?と思うほど紹介される本の数が多い。
それもかなりマニアックな本にまで踏み込んでて、その中で彼が「面白い」と思った本が番組で紹介されるのね。

で、私は笑ったのよ。
ある日、武田鉄矢の紹介した本が、杉山茂樹の「4231」だったから(笑)。
この人、こんな本まで読んでるんだ?
スゲーな。
じゃ、武田さんってサッカー好きなのかと思ったら、どうやらそうでもない様子。
番組の中でも自分を「サッカー素人」と語る通り、バルセロナというクラブすら知らないレベルである。
プレーの経験は中学の時一回やったぐらいで、あまり好きになれなかったそうだ。
そんな素人の彼が、なぜか杉山茂樹の著書に感銘を受けたらしい(笑)。
杉山氏の「サッカーはシステムで全てが決まる」「監督の戦術で全てが決まる」的論旨に、彼は目からウロコだった様子。
えっ?そうなの?
サッカーって、選手の上手い下手で勝敗が決まるんじゃないの?と。

杉山氏について、敢えてここで詳しく説明しようとは思わない。
皆さんもよくご存じだろうから。
ただひとつ言えるのが、私はあまり好きではない。
4231は優れていて3412は劣っている、という彼の主張には賛同できないんだ。
しかし、武田鉄矢はこの杉山的戦術思考がいたく気に入ったみたいで、「そうか〜、サッカーはパネルクイズやオセロと同じで、カドを取った奴が強いのか!」と妙に感動していた。

まぁ、今までサッカーに全く興味なかった人が、こうして興味を示してくれたのは良いことだろう。
武田さんのような「特にサッカーは好きじゃない」人は、メッシやCロナウドの芸術的プレーを見せてもさして食い付かないだろうが、一方チェスの駒のごとく、戦術の駒としての選手の動き方には非常に食い付く感じ。
プレーそのものより、棋盤の駆け引きみたいのに魅せられる。
特にその手の説明に長けた杉山氏のようなライターは、武田さんにとって師匠なんだろうね。
なるほど。
杉山氏の需要があるってのが、この武田さんのリアクションでよく分かった。

さて、来月からいよいよワールドカップアジア最終予選スタートである。
我らがハリルジャパン。
そのシステムは、我らが杉山茂樹先生推奨の4231(笑)。
基本、先生が言うようにカド(サイド)を取った奴が勝つのがサッカーだとして、ここにきてウチは長友離脱という大きなアゲインストがある。
そういや、五輪のナイジェリア戦も藤春・室屋のところをやられて負けたんだよね。
なんか、嫌な予感…。
しかし先生いわく、4231の利点はサイドに2枚を配置できること、2枚あるから補完し合えること。
さて、長友がいるはずだった左サイド、どういうコンビになるんだろう?
特にポイントは、左WGだね。
今まではそこに宇佐美がいても後ろの長友が守備の補完をできたが、長友の不在によりWGの人選そのものを再考せねばなるまい。

…さぁ、どうする?鉄矢?
2016/8/30(火)15:37

☆関西人
スクープA
もうひとつ気になるニュースは、鹿島石井監督の心労ダウンという話だ。
Jの1stステージ覇者である鹿島が、なぜかここにきて勝てなくなってきている。
暑さでやられてるのかな?(東北出身者多いし)と思ってたら、監督の石井さんがダウンしたという。
熱中症ではない。
自信喪失、どうやら心を病んだらしいんだ。

ちょうどその直前、試合で金崎が交替を告げられたら石井さんを罵倒&握手拒否したという報道もあり(それを聞いたハリルは金崎は代表に呼ばなかった…)、心労は金崎原因説まで飛び出す始末。
チームに何が起きてるのかは、よく分からない。
人間関係がダメになったから勝てないのか、それとも勝てないから人間関係がダメになったのか。
今まで鹿島は日本人と異なる精神構造を持つブラジル人が監督というパターンが多く、たとえ上から常勝と重圧かけられても、ラテン気質の彼らは心を病むことはまずなかった。
だけど、石井さんは真面目そうな日本人だからな…。

一部報道では、石井さんの後は手倉森さん、という話だ。
ネタ元は、【真実3:虚構7】の日刊ゲンダイだけど(笑)。
しかし、あながちあり得ない話でもない。
もともと手倉森さんは鹿島OBだし、彼なら東北閥が強いチームを押さえるにはウッテツケの人材である。
彼の堅守コンセプトも相性悪くなさそう。
まず彼が手をつける改革は、曽ヶ端から櫛引へ正GK交代だね(笑)。

しかし、それに待ったをかけるのは西野さんだろう。
西野さんの頭の中には、
【手倉森A代表コーチ復帰→A代表の世代交代を促進→ロシアW杯終了後、手倉森が東京五輪代表監督就任→国際経験豊かな日本人監督の手腕で、東京五輪メダル獲得】
という構想があると思うんだわ。
なのに手倉森さんを一度鹿島に渡してしまえば、どっぶり鈴木満帝国に囲われて将来的に手出しできなくなってしまう。
だから、今が踏ん張りどころだ。
西野さんは、親友の久米さんに相談をする。

久米「あぁ、鈴木のところに渡したら手倉森は返ってこないよ」
西野「じゃ、どうしたらイイ?」
久米「鈴木にお土産が必要だな」
西野「お土産?」
久米「そうだ。ちょうどウチに今、小倉が余っている。小倉をお前に預けるから、アイツをお土産に鈴木と話してみろよ」

鈴木「あ、西野さんご無沙汰です。何ですか?話って?」
西野「鈴木、手倉森に手を出さないでくれ。アイツは協会が貰う」
鈴木「そうですか〜。でも、アイツはウチにくることで既に話がついてますよ」
西野「いや、タダでとは言わん」
鈴木「交換条件ですか?」
西野「お前に、小倉をやろう」
鈴木「要らん」

西野さんは手倉森を諦めた。
しかし、問題は東京五輪だ。
アテにしてた手倉森が消えた以上、もう選択肢は森保一しかいない。
しかし、広島が森保を易々と手離すだろうか?
あそこには、業界で鈴木や久米と並ぶキレ者・織田社長がいる。

織田「あ、西野さん、ご無沙汰してます。何ですか?話って?」
西野「織田、ひとつ頼みがある」
織田「森保のことですか?」
西野「察しがイイな。いや、タダでとは言わんのだが…」
織田「小倉なら要らん」
西野「…前園も付けようか?」
織田「帰れ」

苦悩する西野さん。
どうしよう。
さっきから、小倉がこっち見てニコニコしてるし。
何か知らんが、アディダスのジャージ新調してるし。

西野「お前、何でジャージ新調してるの?それ、代表ロゴ入ってるけど」
小倉「僕は準備万端ですよ」
西野「はぁ?」
小倉「久米さんから大体の話は聞いてます。僕に東京五輪代表監督オファーしたいんですよね?」
西野「はぁ?」

これが、小倉ジャパンの誕生秘話である。
2016/8/28(日)15:37

☆関西人
スクープ
最近、私が気になってるネタは有吉弘行&夏目三久の熱愛・妊娠報道なんだ。
この報道の後に事務所が「事実無根」と全面否定し、ガセだったんだと話は収束するのかと思いきや、スクープした日刊スポーツは依然「年内に入籍予定」とガセを認めていない。
で、夏目さんの事務所サイドは法的措置も考えるとか言い始めて、明らかに話は変な方向に向かっている。

最近SMAPの件や高畑裕太の件で芸能界が少し暗くなってた中、この熱愛報道はせっかく明るいニュースだったのに。
私は、どっちでもイイんだよ。
本当に結婚するなら「おめでとう」だし、逆に事実無根なら笑い話で済ませばイイだけのこと。
何をカリカリしてんだろ?
別に一般紙が報道したワケじゃなく、報じたのは日刊スポーツ1紙じゃん。
ちなみに、日刊のスクープは割と精度が低い。
サッカーの代表監督オファー報道を見ても、
日刊「次はジャケ内定!」
→ジーコ就任
日刊「次はオジェック内定!」
→オシム就任
日刊「次はペケルマン内定!」
→ザック就任
…というワケで、日刊の報道は信用ならないことぐらいサッカーファンなら常識。
まぁ少しフォローしとくと、日刊って試合の記事そのものはデータが他紙より多くて私は好きだけど。

もともと、スポーツ紙を「報道」として見るべきかは難しいところだ。
まぁ、一応「東スポ」よりは報道に近いかな、と。
仮に一般紙を【真実7:虚構3】だとするなら、東スポは【真実3:虚構7】だと思う。
じゃスポーツ紙は、その中間ぐらいで捉えるべきじゃないだろうか。
【真実5:虚構5】ぐらいで。
だから「これ、飛ばしだよね?」ぐらいの余裕あるスタンスで読者も見てるんだから、そんな熱愛報道に法的措置とか仰々しいこと言われると、かえって「何か裏があるのでは?」とこちらも勘繰ってしまう。
有吉と夏目さんの間には、ガチで何かあったんじゃないか?と。

私は、夏目さんが出てた頃の「怒り新党」が大好きだった。
あの番組、有吉とマツコと夏目さんの距離感が絶妙だったんだよな。
三人とも仲が良いワケでなく、でもなぜかお互いを認めつつ、そのへんが何か良かった。
思うに、三人とも簡単に心を開くタイプではない。
有吉は芸人として一度凋落を経験した人だし、夏目さんも例のコンドーム画像流出で凋落を経験した人だし、マツコは同性愛者だし、各々心に傷のある人たちかと。
そういう三人だからこその、ちょっと歪んだ空気感が深夜には妙に心地よかったんだ。
ファンとしても、仮に有吉と夏目さんが結婚するなら祝福モードじゃないの?
決してお似合いじゃないにせよ、好感度高いカップルだし。

ただ、有吉サイドの芸人仲間は皆、口を揃えて交際は知らないと言っている。
また、何らかの証拠となる写真や目撃談もない。
よく考えりゃ、夏目さんって月〜金は朝5時半からの帯番組をやってて、とてもじゃないが夜に行動できないよね。
有吉だって売れっ子だから、そう簡単に時間を捻出できない。
これが本当にガセだったとして、マジで田邊エージェンシーが日刊を訴えたら面白いよね。
新聞社として情報提供者は絶対に明かせないと言いつつ、さすがに裁判になっても「明かせません」は無理がある。
できれば一度、スポーツ紙の報道の仕組みを裁判で明らかにしてほしいもんだ。
確かスポーツ紙は記者クラブに加盟してないと思うし、その分一般紙よりスクープの頻度は高い。
ただ、そこに透明度がないんだよね。
文春のようにネタ元をオープンにして「独占インタビュー」という形のスクープにするか、あるいは写真週刊誌のように写真を動かぬ証拠としてスクープにするか、そのどちらでもない今回のスクープはあまりに謎が多すぎる。

とはいえ、似たような流れで日刊は最近にもスクープに成功している。
優香の結婚だ。
あれは日刊が1紙でスッパ抜いたんだが、その時点優香の事務所サイド(天下のホリプロ)も全く把握してなかったようで、しかも日刊は結婚相手の名前を明かさない謎めいた記事にしたので異様な騒動になった。
あとになって解ったこととして、どうやら日刊も相手が誰なのかをその時点で掴んでなかったらしい(笑)。
真偽の確証はなく、イチかバチかのスクープだったワケだ。
ただ結果オーライ、このスクープがキッカケになって後に相手も判明し、結婚自体は嘘じゃないと判明。
日刊の関係者は、「当たって良かった」と語ったらしい(笑)。

↑の日刊が代表監督外しまくりの件についても、ジャケ・オジェック・ペケルマンという面々を技術委員会がリストアップ、もしくは接触してたところまでは一応の事実らしい。
しかし、最後の詰めのところで日刊は失敗している。
なぜ、詰めをちゃんとせず、イチかバチかの勝負に出たのか?
簡単だよ。
しっかり詰めてたら、他紙に遅れるからだ。
だからイチかバチか、最後は賭けに出るのがスポーツ紙ってもんさ。
一般紙なら、そういうワケにいかんだろう。
ひとつの誤報が社の信用を失墜させるし、当然そこは慎重になる。
でも、スポーツ紙は「どうせ飛ばしだろ?」という読者の許容が前提。
ぶっちゃけ、日刊だろうがスポニチだろうが報知だろうが、平等に信用してない(笑)。
だから外しまくりの日刊にしても、私は今なお愛読者ですよ。

日刊といえば、セルジオ越後。
あれも、うまいよね。
わざと記事を毒舌にして、有吉じゃないが逆説的な好感度タレントに仕立てている。
ハッキリ言うと、我々はスポーツ紙に「報道」なんて求めちゃいないんだ。
真実を求めるなら、むしろ別の媒体に求めるって。
スポーツ紙に求めるのは、あくまで娯楽、エンターテイメント。
だから今回のスクープも、さほど目くじら立てることはないんじゃない?
2016/8/28(日)12:01

☆関西人
ハリル代表新メンバー発表
ワールドカップアジア最終予選のメンバーが発表された。
さすがに最終予選となると簡単に勝てる試合じゃなくなるから、完璧なチームを組まなくてはならん。
で、発表されたメンバーを見ると、なるほど、新戦力テスト等のニュアンスは薄く、ほとんど実績ある選手ばかりだ。
基本、【欧州組>国内組】【ベテラン・中堅>若手】。
五輪組が少なくてつまんね〜、と思う人は多いだろうけど。

しかし、大島が入ったのは意外だった。
序列で柴崎(最近は代表ご無沙汰である)を抜いたのかな?
あと、同じくボランチで山口蛍が残ったのも意外だった。
これにはハリルがコメントしている。
半年でドイツから帰ってきたのは気に入らん、しかし才能はあるから選んだ、と。
…なるほど。
本音は落としたかったけど、じゃ代わりに山口より球を奪えるMFがいるのかといえば、ぶっちゃけおらんでしょ、ということだと思う。
リオ五輪でそういう役割を担ったのが遠藤航と井手口だが、ハリル的にまだダメなんだろう。
まぁ、リオは7失点だからね…。
当然、植田も塩谷も藤春も室屋も呼べないわな。
中村航も櫛引も。

それにしても、何も変わらない。
田嶋会長体制になり、ハリル代表生みの親ともいえる原さんは協会を出てJリーグへ。
また、技術委員長の霜田さんは降格人事でヒラの技術委員となり、代わりに西野さんが新委員長となったワケね。
ところが不思議なもんで、この西野さんが今まだ全く存在感ない。
正直、私は【ハリルvs西野】で火花散るようなのを期待してたんだけど、全くそうなってないんだよな。
明らかに西野さんは一歩引いて、口を挟まないようにしている。
いや〜、こういうの逆に怖いわ〜(笑)。
本来の西野さんはそんな甘い人じゃないんだし、とにかく今はハリルのやりたいようにやらして、それでダメなら俺はバッサリいくよ?というスタンスなんだろう。

と思ってたら、一部スポーツ紙が手倉森さんのA代表コーチ復帰の可能性を示唆している。
どうやら、技術委員長・西野さんの思惑らしい。
確かに、せっかくリオで貴重な国際経験を積んだ手倉森さんを協会として手離すのは惜しい。
いつまでも本田や長友や岡崎ら北京世代にばかり頼ってられない現実もあり、今後の世代交代促進を考えれば若手を把握した手倉森さんをA代表に置くのは理にかなっている。
手倉森さん自身、まんざらでもないんじゃないかと。
というのも、リオで敗退が決まった直後に彼は「日本サッカー協会としましては、このメンバーがロシアに行ければと考えてます」と語ってたのよ。
ほぉ、「日本サッカー協会としましては」か…。

西野さん的には、ひとつの保険カードだね。
仮に最終予選中に代表が危機に陥ったとして、その土壇場に監督を替えてチームをリセットしちゃうのはかえってヤバい。
それでもハリルを切らなきゃならんとなった場合、新監督はコーチを昇格させるぐらいしか手はないだろう。
加茂さんの時の岡ちゃんパターンだよ。
で、その岡ちゃん的ポジションに、保険として手倉森さんを置いておきたいんだと思う。

意外と、↓の久米さん的思惑もあったりして?
↓の通り、久米さんもジュロブスキーをまずはコーチとしてチームに迎え、でもその真の狙いは監督昇格だったんでしょ?
ちなみに、西野さんと久米さんは親友、同志。
そして昨年までGMと監督という関係だったが、西野さんも今は技術委員長という代表のGM職に就き、ある程度久米さんをイメージして今仕事してると思うんだよね。
ハリルと田嶋さんの間に立ち、自分はどう立ち回るべきか。

まぁ、いざとなったらハリルを切っても、西野さんなら「俺が次やるわ」で許される気がするんだけど…(笑)。
2016/8/26(金)23:32

☆関西人
帰ってきた闘莉王A
最近、私が最も興味を持つ人物はメリー喜多川である。
言わずと知れた、ジャニーズ事務所副社長。
今まで全く謎の女帝だったが、ここにきて顔写真の画像が拡散してきている。
私も最近になって初めて彼女の容姿を見て、あぁ、こんな感じのお婆ちゃんなんだ、と。
小柄で、何となく和製エリザベス女王って感じ(笑)。

ジャニーズ事務所のタレントも、社長のジャニーさんのことは結構ネタにすることあるけど、決してメリーさんのことはネタにしない。
それほどアンタッチャブルな存在なんだろう。
よく知られてることだが、ジャニーさんは将来売れる男の子を見つけられる慧眼の持ち主で、もともとジャニーズ事務所は彼のその特異な才能の上に成立している。
ほぼ彼はそっちの仕事一本で、事務所の経営やタレントのマネジメントなど実質の社長業はメリーさんの仕事ってこと。
よって人脈は、【ジャニーさん<メリーさん】っぽい。
その人脈は芸能界はおろか政界財界にまで広がってるというんだから、まずメリーさんを敵に回したらイコール業界抹殺である。
さすがに命を落とすまではないだろうが、ありとあらゆる所で仕事を潰されるのは間違いない。
彼女に喧嘩を売り、勝った人は皆無のはず。
でもファンはそんなの知ったこっちゃないだろうから、「メリーに寝返ったキムタク死ね!マジ最低!」「慎吾君可哀想〜!大丈夫だよ、私たちファンが付いてるから!」的なスタンスを取っている。

そうは言っても、私はファンの力って実は無力だと思うのよ。
じゃ、仮に慎吾君がホサれたとして、ファンは慎吾君の為に仕事のセッティングをできるだろうか?
ファンの力で、バラエティやドラマや映画など慎吾君のキャスティングをできるだろうか?
ファンの力で、コンサート会場を押さえられるだろうか?
ファンの力でスポンサー企業を動かし、CM出演させられるだろうか?
言っとくが、テレビ局も広告代理店もスポンサー企業も、ほとんどの部分をメリーさんが押さえてるんだ。
日本国内は、ほとんど無理だろう。
KAT-TUN赤西じゃないが、海外に行くしか道はない気がする。
でなきゃ、芸能以外の仕事で頑張っていくしかない。

そう考えた時、私はキムタクの選択も世間はもう少し許容すべきじゃないかな、と思うのね。
そりゃメリーさんに寝返るのではなく、5人は揃って事務所を脱退すべきだったとファンの側が言うのはホント簡単なんだけど、じゃ、そうして5人がホサれた時に、ファンは彼らの年収を自分たちが保証してあげられるとでも本気で思ってる?
できるワケないじゃん。
ファンにできるのはチケットを買ったり、CD買ったり、書籍を買ったりすることであって、ホサれるというのはチケットもCDも書籍も出せない状態のことなんだから。

しかし、私だって人間だからキムタク以外の4人に共感する部分はあるよ。
なんつーか、誰にも判官贔屓という感情はあって、イジメる奴=悪、イジメられる奴=善、と捉えちゃうもんなのよ。
だからイジメられキャラの方が、むしろ人気を集めやすい。
最近それをうまく利用したのが、小池百合子東京都知事だね。
都連にいる内田というイジメっ子のボスキャラみたいなのをメディアに露呈して、弱い立場だがそいつに立ち向かっていく姿勢を見せて票を集めることに成功した。
そう、選挙というシステムがあれば慎吾君が当選してキムタクが落選するのよ。
メリーさんも落選するのよ。
だけど悲しいかな、それは選挙でしか通用しない話。
いくらファンが組織票をもってメリーさんを更迭しようにも、大株主ですらない以上は何の効力もない。

…こうして考えてみると、ファンって一体何なんだろう、と感じるよね。
凄い無力感を覚える。
アイドルが「僕たちはファンの為に存在する」的なスタンスをとっていたとしても、彼らを包括する会社という枠組みの前では、ファンは部外者である。
経営に参画できないからね。
じゃ、不買運動をする?
ファンって、案外そういうのができないんだよなぁ。
結局、嵐のコンサートには行っちゃうから(笑)。

サッカーにおいても、また同じこと。
↓に書いた名古屋の例にしても、ホント真相が分からないでしょ?
ファンは、そこに全くタッチしようがない。

一部報道では、「権力闘争収束の為の小倉体制」という記事が出ている。
その記事では、最初の小倉体制自体が久米社長vs中林専務(TOYOTAから出向してきたサッカー素人)の権力闘争から生じた「妥協案」だった、とのこと。
というのも久米さんはもともとジュロブスキーを推してて、対する中林専務はハシェック推しだったらしい。
どこにも小倉の名前がないじゃん(笑)となるが、どうやら小倉は中林専務が連れてきた経緯らしく、小倉全権監督案は久米さんが発案して中林専務が飲めるだけの妥協点だったらしい。
一方、久米さんは万一に備えてジュロブスキーと闘莉王をあらかじめ切り札で押さえいた(敢えてフリーにさせていた)、とある。
つまり、久米さんは小倉続投を一回明言して中林専務派の補強の動きを封じ、そこから急転直下に見せかけて実は自分の推しだったジュロブスキーをまんまと監督に据えてみせた、ということか?
さらに、小倉GMの後は自分がGMを兼任。
これで、完全にチームから専務派の影響力を一掃した感じかと。

なんか、完全に政治の話なんですけど(笑)?
もしこれが真実なら、完璧にファンは欺かれてるよね。
この件、ファンは完璧に蚊帳の外です。
それにしても久米さん、策士ですなぁ。
TOYOTA出身じゃない彼は社長とはいえ権力基盤が脆弱だと思うけど、それでもTOYOTAの出向組と主導権争いしてるワケね?
善か悪かといえば久米さんは完璧に悪だが、凄いといえば凄い。

あぁ、ジャニーズの飯島女史もメリーさん相手にこのぐらいのこと出来たら事務所追放されずに済んだのに…。
そうすりゃ、SMAPもこんな悲劇にならなかった。
名古屋の構図は、
【メリーさん=TOYOTA】
【飯島女史=久米さん】
という解釈でOK?
2016/8/25(木)0:13

☆関西人
帰ってきた闘莉王
闘莉王が名古屋に復帰というニュースを目にした。
え?
彼は、ブラジルでやるんじゃなかったっけ?
聞けば、GM兼の全権監督・小倉が事実上の解任だという。
彼には、ちょっと荷が重かったかな?

もともと、闘莉王が切られたのは小倉体制を作る為だったと思う。
小倉のリーダーシップに水を差さない為、選手側でアクの強い闘莉王はいない方が運営はスムーズになる、という前提。
小倉にはGM権限まで与え、そこまでして作った新体制だったはず。
ところが、フタを開けてみればリーグ最下位…。
このままでは降格もあり得るということで、久米社長も断腸の決断かと。

「すまんが辞めてくれ」→「やっぱり帰ってきてくれ」と露骨に掌を返すなら、いっそのこと闘莉王を選手兼ヘッドコーチで迎えるぐらい三顧の礼にすべきだろう。
ゆくゆくはS級ライセンスとって監督やってもらうぐらいの待遇で。
というか、監督を切って35歳という大ベテランを戻すというからには、それしかないはず。
しかし、闘莉王としては複雑な心境になるよね。
何を今さら…とオファーを固辞しても許される立場を、受けたということはクラブ愛があったということだろうか?

しかし、不可解な流れだ。
久米社長は、先月下旬に小倉続投を断言したばかり。
そしてピクシー時代のアシスタントコーチ・ジュロブスキー氏が、またアシスタントコーチとして復帰入閣すると発表。
テコ入れとして、小倉をサポートするんだろうと思われていた。
ところが急転直下、小倉が休養(?)してジュロブスキー氏が監督をするという流れに話が変わった。
聞けば、闘莉王の復帰はジュロブスキー氏の要望だったという。
…謎の展開だ。
一体、何があった?

↑の流れを見てると、小倉の下にジュロブスキー氏を入れた時点で、何かが壊れたんじゃないだろうか?
守備の専門家であるジュロブスキー氏は、すぐさま名古屋に守備の致命的欠陥があることを指摘。
多分、そこから派生した話だろう。
あるいは、その時点で彼は闘莉王復帰を小倉に打診したかもしれない。
しかし、闘莉王が小倉体制下に戻るだろうか?
仮にも、小倉は彼を粛清した立場だ。
しかもチームのGMは小倉であり、仮に闘莉王をチームに戻すなら彼自身が交渉しなくてはならない…。

小倉が悩んだ末に出した結論は、「俺が身を引いて闘莉王を戻した方がチームの為になる」と。
彼は、その旨を久米社長に申し出た。
それに対し、社長は「お前が辞めることはない。仮に闘莉王を戻すにしても、お前がアイツをうまいこと使えばイイだけの話じゃないか」と。

小倉「いや、ダメなんです。俺、アイツの顔見てるだけで、もうダメなんです」
社長「でも、だからって辞めることはないだろ」
小倉「しかし…」
草なぎ「慎吾が辞めるなら、俺も辞めるつもりです」
小倉「剛…」
副社長「じゃ、吾郎はどうなの?」
稲垣「俺も慎吾と同じ気持ちです」
小倉「吾郎…」
副社長「3人とも、辞めるという選択だけは事務所として承諾できないわよ」
小倉「闘莉王は、どう言ってるんですか?」
副社長「あの子は、今ハワイにいるから連絡つかないの。でも、あの子は私を裏切らないわよ」
小倉「…繰り返しますが、俺はアイツとはやれません」
社長「you、クラブを辞めるんじゃなくて休んじゃいなよ」
小倉「わかりました、社長。じゃ、監督職とGM職は降りるということで…」

多分、そういうやり取りがあったんだと思う。
小倉は、今後しばらくホサれることとなる。
しかし一説によると、小倉は選手たちから人望があったとも聞く。
ならば今回の不可解な流れを、一部の選手たちは「闘莉王が小倉を追い出した」とネガティブに見てしまうかもしれない。
だから、闘莉王の復帰は必ずしも皆が「お帰りなさい」という歓迎ムードとは限らないんじゃないか、と。
ましてや闘莉王は激を飛ばすキャラで、時に憎まれ役になることもある。
だから、劇薬だよね。
思いっきり効くかもしれんし、あるいは逆にもっとダメになるかもしれん。

私は、効く方に賭けるけどね。
2016/8/24(水)19:23

☆関西人
リオ五輪終了A
あとひとつ、リオ五輪閉会式で触れておきたいのが「君が代」なんだ。
あれ、ぶっちゃけ凄くなかった?
私も今まで色々な君が代聴いてきたけど、今回のはちょっと鳥肌立ったわ。
いつもの正統な国歌ではなく、いかにもTOKYOっぽいメタリックで未来的なアレンジ。
なんか、アニメ「攻殻機動隊」を彷彿とさせるようなハーモニーだったと思わない?

これ、一体誰がアレンジしたんだろう?と思ったら、どうやら三宅純さんというアーティストらしい。
聞いたことがない人だ。
だけど、実はカンヌ受賞歴があるなど有名な人らしい。
あと、「AKIRA」で知られる大友克洋さんと映画(memories)の仕事をしてたり、そこで「攻殻機動隊」の菅野よう子さんとも仕事してたというから音的に納得である。

私は、こういうセンス好きだなぁ。
イマドキ、「日本」を訴求するのに和太鼓とか民謡とか三味線とかでやられると、逆にガッカリするもんさ。
それの悪い例が、98年長野五輪だった。
あれは確か劇団四季の浅利慶太氏がプロデュースしてたと記憶するが、やっぱ日本の伝統と民族色をアピールしたかったんだろう。
まず最初に、長野の有名なお祭り「御柱祭」からスタート。
あれは人の乗った巨木を急斜面の坂に滑降させるという凄くエキセントリックなお祭りなんだが、よく考えたら会場に坂なんてないんだ。
どうすんのかな?と思ったら、横たわった巨木を縦にして、それで終了(笑)。
「え?もう終わり?」と会場がザワザワした。
そこへ、なぜかお相撲さんが登場。
横綱・曙が土俵入りをし、シコを踏んだ。
それで、終了(笑)。
また会場がザワザワした。
すると次は土俵の真ん中に森山良子(ザワワ)が登場し、五輪テーマソングみたいのをハイテンションで歌って、その周りを子供たちが変な踊りをしながら徘徊するという謎の展開…。
また会場がザワザワした。
極めつけは卑弥呼(?)のコスプレをした伊藤みどりが聖火台に火を灯すという、シュールな演出。
伊藤みどり、キモチ悪かった…。
こりゃ、あかんわ。
当然、皆から大不評。
こんな開会式恥かしい…、とまで言われてたよ。

まぁ、一応は浅利慶太氏の狙いも分からんでもないのよ。
そりゃ五輪開会式は外国人のウケを意識することって大事だし、じゃ日本がホストとして外国人を喜ばすにはどうしたらイイんだろう、と真面目に考えたはず。
じゃ、お相撲さんを出そう、そこが安易なんだよな。
なんか、いかにもオジサンたちが考えました、って感じ。
スシ、フジヤマ、ゲイシャ的な発想じゃん。
五輪にお相撲さんを出せば外国にウケるかって、そんな簡単なもんじゃないでしょ。
ブラジルだからサンバ、というので今さら喜ぶもんじゃないし。
ロシアW杯も、コサックダンスを延々と見せられたらリアクションに困るし。

大体、当時としてもNHK「みんなのうた」でしか露出のない森山良子(ザワワ)を使うセンスからして、完璧にオジサン主導じゃん?
フィナーレもオジサン的な発想で、小澤征爾(世界のOZAWA)が「第九」を指揮するというクライマックス。
小澤で「第九」やっとけばウケるでしょ、と。
そりゃ我々日本人は「第九」が鉄板だけど、きっと外国人目線では「なぜここでベートーベン?」と違和感覚えたと思うよ。
あと付け加えるとね、長野は閉会式も酷かったんだ。
なぜか、フィナーレのMCが萩本欽一(笑)。
なぜ欽ちゃん?
70〜80年代の人気タレントを、98年に使う神経がまず理解できないし。
これもオジサンたちが「欽ちゃんでイイんじゃない?」的に決めたんじゃないかと。
全体的に、センスが古い。
お年寄りに任せると、結局こういうことになるんだ。

ただひとつ、長野の擁護をしておきたい。
実はあの時、オリンピックは酷かったけどパラリンピックの方は素晴らしかったんだ。
ワイヤーアクションをふんだんに使った躍動的かつ幻想的な舞台演出があり、また衣装と音楽のセンスもオリンピックの方と比較にならないほど良かった。
これ一体誰が演出したんだ?と思ったら、なんと音楽家の久石譲さんだという。
あぁ、なるほど。
さすが宮崎駿作品やら北野武作品やらで常に世界を相手にしてきた久石さんだけに、やはりアプローチが劇団四季・浅利慶太氏とはひと味違う。
パラリンピックはオリンピックほど注目度ないだろうから、むしろ久石さんは好き勝手に演出できた感じかな?
彼がピアノ伴奏して、ザブーム宮沢とRIKKIがデュオしたやつなんてマジ鳥肌モノだったし。
あぁ、いっそ久石さんにオリンピック任せたら良かったのに…。

おそらくJOCにとって98年は「忘れたい過去」だと思うが、いや、むしろ私はこの黒歴史を封印しない方がイイと思うぞ。
自分たちの恥部をまっすぐ直視し、なぜあんな醜態になったかをキチンと考えていかなきゃ。
リオの閉会式が好評だったからって、まだまだ安心しちゃいけません。
噂によると、例のマリオのやつは森喜朗のアイデアだったという。
あれ自体は悪くなかったが、まだまだお年寄り主導で物事が進んでるのは何か怖いじゃん?
どうする?
東京五輪の開会式に上空から小林幸子が降りてくるような演出だったら?
北島三郎が「まつり」を歌う演出だったら?
サブちゃんの後ろでAKBとジャニーズとEXILEが踊るという、NHK「紅白」的な趣向になったら?
あるいは、アニメキャラとゲームキャラ出しとけばウケるでしょ?初音ミクは人気なんでしょ?ワンピースは人気なんでしょ?ピカチュウも人気なんでしょ?と変な勘違いをして、国立競技場がまるごとコミケ会場化しちゃったら?
あぁ、リアリティある話だ…。
2016/8/24(水)15:11

☆関西人
リオ五輪終了
リオ五輪が終了した。
一時は開催すら危ぶまれていた五輪だが、やってみれば意外と何とかなるもんである。
最終締めてみれば、日本はメダル41個獲得。これは史上最多らしい。
4年後が絶対コケられない自国開催だけに、JOCおよび各連盟も強化本気モードに入ってるのかもしれない。

個人的に最も驚いたのは、4×100mリレーの日本銀メダルだ。
ご存じのように日本には100m9秒台選手がいないワケで、なのにリレーになると世界2位。
タイムは37秒60、これを4で割ると一人平均のタイムは100m9秒40。
これは、いかにバトンの繋ぎと助走がうまいこといってたか、ということ。
身体能力のハンデを繋ぎの研究とトレーニングでカバーするという、今後日本のスポーツ界が目指していくべきベクトルをハッキリ示してくれたと思う。

ただ、こういう競技は敵の妨害等がない「クローズドスキル」の領域だ。
健闘した水泳、体操もそうだが、研究・分析力に長けた日本人はクローズドの分野ならイケることは結構ある。
研究に研究を重ねて最良のプログラムを開発し、それを忠実を再現することは割とできるんだよ。
そのプログラム遂行を邪魔されない、クローズドという前提ではね。

問題は、相手に邪魔されることが前提となる「オープンスキル」の競技だ。
たとえ実力が霊長類最強でも、敵に研究されて持ち味を発揮できず、銀メダルに終わった吉田沙保里の例もある。
もちろん、サッカーもこの「オープンスキル」の範疇にある。
これもプログラムを作るところまではまずまず良いんだが、そのプログラム遂行にあたって大体は敵にペースを乱されてしまう。
で、「自分たちのサッカー」をできなかった、と…。

じゃ、我々は一体どうすればイイのか?
そりゃまぁ、「プログラム遂行を妨害されること」も様々にシミュレーションしていき、それをクリアすることもまたプログラム化していくしかないだろう。
基本、日本はそういう理系でやっていくしかない。
そりゃブラジルみたく詩人のようにしてファンタジーを作れるに越したことはないが、残念ながら日本はそもそも文系じゃないんだよ。
だから我々に作れるのは才能によるファンタジーではなく、あくまで知性によるプログラムなのさ。

ところでリオの閉会式、私は良かったと思う。
小池さんの和服は良かったし、安倍さんのマリオもビックリした。
VTR出演はまだしも、まさか本人がああいう形で現れるとはね。
ロンドン五輪でエリザベス女王がヘリコプターから飛び降りたやつ(007と共演)を少し思い出した。
あと、会場での立体映像、凄かったけどあれはどういう仕組みなの?
私、いまだ理解できてないんですけど。
しかしカッコ良かったよね。
「日本」というと和のテイストで日本舞踊系や歌舞伎系にいくのかと思いきや、そうじゃなくてまさかの椎名林檎テイスト(笑)。
ああ、そっちでくるか〜、と裏をかかれた感じ。
中田ヤスタカはまだ理解の範疇だったけど。

いやいや、上出来ですよ。
東京五輪スタッフに秋元康の名前を見つけた時には嫌な予感しかなかったが、そっち系はなく、またEXILE系もジャニーズ系もなかったのは嬉しい誤算である。
多少アニメは出てきたけど、そこが控え目だったのも好印象。
つーか、ドラえもん出すぐらいなら宮崎駿さんのキャラ出してほしかったぞ?

以前に書いたが、私は東京五輪の総合演出は宮崎駿さんに、と考えている。
彼が作った「千と千尋の神隠し」「もののけ姫」など幻想ファンタジーの世界観をSONY等日本企業のテクノロジーの粋を結集し、最新の立体ホログラムで世界に見せられたらどれほど素晴らしいことか。
それできるな、と今回のを見て確信したわ。
音楽は椎名林檎さんも悪くはないけど、やはり本番は坂本龍一にお願いしたいなぁ。
癌で闘病中という話も聞くが、できれば彼の仕事の集大成を2020年に見せてほしい。
ホストは渡辺謙。
ここは鉄板だろう。
あと、中田英寿と本田圭佑と香川真司。
このへんは使わなきゃダメでしょ。

ひょっとしたら4年後、清武あたりがそこに並んでる可能性もあるかな?
2016/8/23(火)19:56

☆関西人
神話B
続きね。

日本にある三種の神器は、天津神系の「鏡」「勾玉」、国津神系の「剣」という二系統の統合によって成立してるという。
天津神と国津神は何ぞや?ということだが、一番分かりやすくいえば
【天津神=アマテラス=伊勢神宮】
【国津神=オオクニヌシ(スサノオの子孫)=出雲大社】ということになる。

なぜ、わざわざ2つの神を並立させてるのか不思議なもんだが、まず国津神の方は古来(縄文?)からあった土着の民俗宗教の神であり、一方天津神の方は天皇家しか参拝を許されない天皇家だけの為の神だった、とのこと。
え?なんで天皇家限定なの?と思うよね。
私は、これも原始皇室がユダヤだったと仮定したら簡単に話は理解できる気がするんだ。
なぜなら、その国津神の方って実は御神体の多くが蛇だから。
これ、ユダヤ的に完璧アウトだ。
旧約聖書における蛇はアダムとイヴに禁断の実を食べさせた悪の象徴であり、ただでさえ唯一神崇拝のユダヤ教徒が蛇の御神体に祈りを捧げるなんざ、論外中の論外。
よって原始皇室は、自分たちだけが祈れるプライベートの神として天津神を新たに設定したんだろう。
その神の正体は、もちろんユダヤの唯一神ヤハウェ(エホバ)。
そしてヤハウェを讃える文言を刻んだ銅鏡を作り、「ヤハウェの鏡」→「八咫鏡(ヤタノカガミ)」としたと考えるのが自然。

私は、この天津神系の勢力が近畿で台頭したのは3世紀中頃のことだと思う。
ちょうどその頃、それまで近畿を支配していた銅鐸文化を持つ勢力が急激に衰退していったから。
代わって、急激に台頭してきたのが銅鏡および前方後円墳の文化で、やがてこの文化を持つ勢力は全国を支配するようになる。
…と書くと、それこそ近畿で古事記・日本書紀にある「神武東征」のように、強大な武力による近畿征服劇があったかのように思える。
しかし、話はそこまで単純じゃない。
考古学者たちは、そういう大きな戦闘の痕跡を今のところ全く見つけられてない感じだから。
近畿3世紀の古墳を調べていても、いまいち戦闘アイテムが出てこない。

じゃ、その天津神系勢力は一体どうやって支配圏を拡張していったのか?
そこでまた、【原始皇室=ユダヤ】説が出てくるんだよ。
つまり彼らは、奇跡を起こして見せたんじゃないか、と。
イエスキリストと同じ。
キリストだって、武力を使わずとも多くの民を従えることができたのは奇跡を起こして見せたからでしょ?
具体的に、彼らが何をしたかは分からない。
ただ、高度なシュメール文明を受け継いだ民族の末裔なら、持ってた医療技術や科学技術で無知な先住民たちを驚愕させることぐらい、実は簡単だったんじゃないかな?
で、当時の日本人たちは信じたんだよ。
ああ、この人はまさしく神だ、と。
この人には従わなくてはならない、と。

じゃ、神器に話を戻そう。
人々が神と畏れた天津神の神器「鏡」は、当然神の霊力が宿る物だとして人々は畏れた。
所有者であるはずの天皇ですら霊力で衰弱し、紆余曲折の末に伊勢に運んだらしい(放射能とか含んだ素材なのか?)。
いわば、「鏡」の霊力を鎮める為に作ったのが伊勢神宮。
もうひとつの神器「剣」も、似た意味で皇居から離れた熱田神宮におさめられている。
不思議な話だ。
明治以降はともかく、それまで歴代天皇はずっと伊勢神宮に参拝することがなかったというんだから。
変だろ?
皇祖アマテラスを祀った神社の総本山に、なぜ天皇が寄り付かない?
何を畏れたのか?
このへんは普通に考えて、神器はもともと天皇家の所有物ではなかったんだと思う。
それどころか本来の所有者を滅ぼし、神器と王権をまるごと簒奪した流れなんじゃないかと。
仮に自分の祖先が天津神を殺した立場なら、そりゃ伊勢神宮にも「鏡」にも近づきたくはないだろうよ。
そして彼らが太古に天津神を滅ぼしたのだとすれば、今の日本人の血統にユダヤの痕跡がないのも理解できるし…。

もちろん、三種の神器に強い霊力があるなど完全に迷信。
それに触ったからって、ホラーじゃないんだから誰かが死ぬワケはない。
しかし、いまだ皆がその霊力を信じてるんだ。
ある意味、日本人ってのは迷信を信じやすい民族なんだろう。
現代だって家を建てる時は地鎮祭をするし、普通に祟りとかを信じるフシがあるしね。
サッカーにも「前田のデスゴール」とか「天皇杯の呪い」があったワケで、時代が時代なら前田遼一は神社に祀られる神になってたはず。
あるいは、前田古墳が造られたかもしれない。
あと、日本人は星占いとかパワースポットとか大好きだし、宗教は信じてないと言いつつ幽霊とか呪いとか内心で信じてるワケです。

三種の神器。
「鏡」は伊勢にあり、「剣」は名古屋にあり、「勾玉」は皇居、東京にある。
なぜか、3つは分散して配置してある。
東京の元は江戸であり、江戸は徳川家が風水・陰陽道を駆使して結界を厳重に張った都市計画だったらしい。
それが近年スカイツリーを建てたことで、結界を狂わせたんじゃないか?という指摘もある。
最近、東京って大変だもんね。
国立競技場建設はモメるし、五輪エンブレムもモメるし、都知事は二人立て続けに醜聞で辞任するし、五輪招致の裏金が発覚するし、今まで結界で抑えてたモノが一気に噴出してるイメージ。

一昨年、天皇陛下は「勾玉」と「剣(本体でなく形代)」を皇居から持ち出して伊勢神宮を参拝したと報道されていた。
おいおい、それらを「鏡」に近づけて大丈夫なのか?
というか、陛下はわざわざ神器を揃えて何をしたんだろう?
で、ここにきて天皇陛下自ら生前退位の意思表明。
東京五輪、ホントに開催大丈夫なのかと心配になるよ…。
2016/8/21(日)23:34

☆関西人
神話A
続きね。
↓に「日ユ同祖論」が少し出たので、今回はこれをネタにします。

日本人の祖先は古代ユダヤ人、という都市伝説は誰しも一度は聞いたことがあると思う。
もちろん遺伝子解析の技術が進歩した今となっては、この都市伝説は完全否定されている。
とはいえ、日本の文化(風習や祭祀や言語)と古代ユダヤの文化の酷似した点は、偶然というには無理があるほど多いらしい。
実際イスラエル人は、来日してビックリすることが非常に多いそうだ。
特に、日本語だね。
普通、中華文化圏にこれほど近い島なら、もっと言語が中国語に近いのが自然である。
たとえば欧州では、色んな言語があってもそれなりに各々類似性があるでしょ?
でも日本語は違う。思いっきり独自。
で、単語ベースでは古代ヘブライ語と発音も意味も同じという言葉が沢山あるらしい。

不思議だよね。
で、そこからユダヤ「失われた10支族」の一部が大昔に日本列島へ来ていたのでは?という都市伝説が囁かれるようになったんだ。
これも日本が勝手に言ってるだけならまだしも、イスラエル側が調査をまだ継続してるというんだからそれなりに信憑性のある話。
仮に三種の神器「ヤタノカガミ」に古代ヘブライ語が刻まれてたのが真実だとしたら、古代ユダヤ人が日本に来ていた重要な物証になる。
ちなみに、初代天皇神武は「カムヤマトイワレビコスメラミコト」が正式名称だが、この発音を古代ヘブライ語として読むと「サマリア(ヨルダン川の西川岸地区)の王、神のヘブライ民族の高尚な創設者」という意味になるんだそうだ。

この話を理解するには、まず旧約聖書を理解するところから話を始めなきゃならない。
旧約聖書の内容は、何となく皆さんもご存じかと。
アダムとイブ、ノアの方舟などエピソードは色々あるが、物語が大きく動くのは預言者アブラハムの登場からだろう。
そのアブラハムには二人息子がおり、本妻が産んだ息子がイサク。
彼がイスラエル民族の始祖となる。
このイサクの血統から出てくるのが、モーゼやダビデ王やソロモン王、さらにイエスキリスト。
また、側室に生ませたもう一人の息子がイシュマエルで、彼がアラブ民族の始祖だ。
このイシュマエルの血統から、後にイスラム教を興すムハンマドが出てくる。
要するに、アブラハムはユダヤ教・キリスト教・イスラム教の3つに共通した「父」なんだね。

旧約聖書はユダヤ教の教典だから、イサクの子孫が主要キャスト。
イサクの息子ヤコブには12人の息子ができて、この子孫がやがて「12支族」となる。
ダビデ・ソロモンの代で王国となり栄華を極めるが、やがて王国は分裂して北イスラエル王国と南ユダ王国に。
そのうち、10支族がいた北王国がアッシリアに滅ぼされ、その10支族は行方が分からなくなる。
難民となり、世界各地に逃げたんだろう。
紀元前722年の出来事。

この旧約聖書の物語は、あと残った2支族の没落という後味悪い形で終わる。
彼らは屈辱に耐え、「いつか救世主が現れる」という信仰を持ち始める。
その救世主とは?
というところから、続編というべき「新約聖書」の物語が始まるのね。
つまり、救世主=イエスキリスト。
ここから、ユダヤ教と分岐した新興宗教のキリスト教が始まる。
旧約聖書→新約聖書。
いやいや、実は新約聖書以外にも旧約聖書の続編はあるかもしれない。
たとえば、仮に10支族の一部が遥か遠くの東アジアの島国に辿り着いて、そこで新たな王国を築いていたとしたら?
そう、旧約聖書→古事記・日本書紀。
実は我々の知る日本神話って、意外と旧約聖書の続編なのかもしれないよ(笑)。

とはいえ、前述の通り日ユ同祖論は遺伝子研究で否定されている(肝心の天皇家のDNA鑑定はしてないみたいだけど…)。
でも私は、これも理解できる気がするんだ。
というのも旧約聖書を見ると、古代ユダヤ人というのは結束が固くて、異民族・異教徒とあまり交わろうとしない。
だから仮に日本列島に着いたとして、先住民と積極的に民族融合するようなことはしないだろう。
むしろ一族だけで、隔離したコミュニティを作ったんじゃないかな?
先住民は、彼らの高度な文明を見てリスペクトし、神の一族、皇室として崇めたかもしれないけど。

その際、彼らはユダヤの三種の神器(アロンの杖・マナの壺・十戒の石板)を模して、新三種の神器(剣・勾玉・鏡)を作った可能性もある。
じゃ、彼らが初代神武の一族?
いやいや、今の天皇家を見る限り、まずユダヤ系には見えません(笑)。
だから↓に書いた通り、間違いなく原始皇室の血統は断絶してるのよ。
一族まるごと殲滅したかもしれん。
古代史に封印されたホロコースト?
三種の神器を作った原始皇室を後発の王権が滅ぼし、そのまま神器の乗っ取りをした…?

そのへんはよく分からんけど、その遥か太古の神器を今なお大切に継承、保存できてる日本人は偉いわ。
本家ユダヤの方の三種の神器は、今どこにいったか分からんようになってるからね(いわゆる「失われた聖櫃」ってやつだ)。
そうそう、我が日本国の国歌「君が代」も、我々は日本語としてよく意味が分からん状態で歌ってるけど、あれも発音を古代ヘブライ語として聞くと、↓の意味で訳せるらしい。

「立ち上がり神を讃えよ、シオンの民。神の選民。喜べ、残された民よ。神の預言は成就した。全地に語れ」

へぇ〜。
サッカーの国際試合では必ず国歌斉唱はあるもんだが、今まで我々はずっとヘブライ語で神を讃えてきたの?
そのメッセージを国際中継で発信してきたの?
…いや、伝わってないね。
だって、みんなハッキリと歌ってないもん。
今後、ちゃんと選手たちは言語明瞭に歌ってみてはどうだろう。
世界にそのメッセージを発信できた時、あるいは試合の中で、神のご加護によって奇跡が起きるかもしれん。
あぁ、もっと手倉森ジャパンもしっかりと歌ってればな〜。
2016/8/20(土)9:48

☆関西人
神話
最近、天皇陛下が生前退位騒動を受けてビデオメッセージを公開し、話題になっている。
どうやら、陛下は近いうち退位したい意向のようだ。
当然、四年後の東京五輪というビッグイベントを万全の体制で、という思いがあるんだろう。

さて、今回は天皇陛下のネタをひとつ。
時代が少しずつ右傾化してる流れの中、「天皇って一体何者?」という議論が増えている。
憲法解釈は難しいところだが、一応「国家元首」だと思う。
英国のエリザベス女王と同じ。
あと、神道の最高神官という意味では、ダライラマやローマ教皇と同じ。
あと、英語で「エンペラー(皇帝)」と表現される世界唯一の人物(他の王族は大体がキング表記)でもある。
そして、皇室は世界最古の王朝(ギネス認定)。

ただし、天皇が古事記や日本書紀に書かれた建国の父・神武天皇の末裔というのは違うだろう。
まず、紀元前660年に神武天皇が建国したという話自体がファンタジー、神話だ。
考古学で否定されている。
遺跡等から3世紀ぐらいに奈良で王朝らしきモノ(三輪王朝)が興ったことは証明されてるが、それと今の皇室が繋がってるかは怪しい。
まず、その遺跡からは近畿のみならず九州や出雲や吉備や関東など広範囲に渡った土器が発見されてるという。
3世紀の時点で、そこまで広範囲なクニの統一があったこと自体が不自然で、学会ではこれは単一の王朝ではなく「ユニオン(連合)」だったという見方が濃厚になってるようだ。
ユニオン、要するに今でいうならEUみたいなもんだよ。
主権は各国に残しつつ、各国は大使を奈良に派遣してユニオンで全体の均衡を図る。
じゃ、彼らは会議をしてたのか?
いや、そうではなく媒介を宗教にしてたんだ。
いわば宗教によるユニオン。
なぜ敢えて交通の便が悪い奈良を場所に指定したかという意味も、奈良には三輪山という霊山があったからだろう。
その宗教の最高神官という機能が、おそらく天皇システムの原型と思われる。

じゃ、その天皇の血統が今に繋がってるのかといえば、公式史料の日本書紀ですらそれを否定している。
まず、6世紀初頭に武烈天皇の代で男子の世継ぎが断絶し、王朝の大臣は福井県にいた「応神天皇五世の子孫」という豪族を世継ぎとして連れてくる。
これが継体天皇で、↓に書いた「磐井の乱」で磐井(倭王?)を後に倒す人ね。
この人の出自はかなり怪しくて、応神天皇の子孫というけど、その応神天皇自体が実在したかも怪しい人物だ。

つまり、現在の天皇は建国の父・神武とは繋がってない。
でも私は、それでも別にイイと思うのよ。
DNAとか関係なく、「三種の神器」を所有したら、その時点からその人が天皇でしょ。
「源氏物語」を見ても、光源氏が天皇の奥さんと不倫してデキた子供が後に天皇になったりしてて(一応フィクションだけど)、もともとセキュリティの甘い日本の王朝でDNAの系譜を信じても無理です。

そして、今の天皇システムを作ったのは7世紀の天武天皇と言われてて、彼が古事記・日本書紀の編纂を命じて自分の血統を正統なモノだと主張した。
そこで作られたファンタジーが初代の神武天皇であり、その人と繋がってるかのように天武がムリヤリ家系図を作っただけのこと。
これは、珍しいことじゃない。
あの徳川家康だって、朝廷から将軍の公認を受ける為に家系図を捏造し、「源氏の末裔」を名乗ったからこそ将軍になれたんだ。
秀吉はそれをせず、将軍として幕府を開けなかった。

しかし日本が特殊なのは、秀吉にせよ家康にせよ、権力者が皇室を潰さなかったという点。
フランスなら、普通にルイ16世とかマリーアントワネットがギロチンにかかっている。
でも日本は、それがない。
これは私が思うに、天皇の霊力を畏れたんじゃないかと。
ほら、日本って祟りを怖がるじゃん?
昔から菅原道真とか平将門の祟りは有名だし、東京はいまだに将門を祟り神として祀ってるんでしょ?
一説には伊勢神宮も天照大御神(卑弥呼と台与)を祟り神として祀った神社という話があるし、出雲大社もオオクニヌシ(出雲の王)を祟り神として祀ったという話だし、要するに霊力ある大物を殺せば、その祟りを畏れるのが日本の文化なのよ。

「三種の神器」の祟り、という話も聞いたことがある。
神器は天皇陛下ですら見ることを禁じられてるというが、江戸時代にこっそり盗み見をした連中は皆、死んだとやら。
都市伝説だけど。
でも明治時代にも見た人がいるらしく、そこで興味深いのは「ヤタノカガミ」の裏面には文字が彫られてて、それを解析するとヘブライ文字、つまり古代ユダヤの文字だったという話(真偽は不明)。
ほぉ、日ユ同祖論はDNA研究で否定されたと聞くが、それでも皇室は古代ユダヤと関係あるのか?
ユダヤの「十支族」が消えたのが史実だと紀元前722年として、初代神武天皇が即位したのがその数十年後の紀元前660年。
なるほど、確かにツジツマは合う。
この紀元前660年の即位については、「辛酉革命説」といって1260年に一度王朝が興るとする中国の易学から逆算して設定されたんだ、と学校の歴史の授業で習ったけど、意外とそうじゃなくて、本当に紀元前660年にユダヤ民族が日本でクニを興したのかもしれない…。

多分、それないでしょ(笑)。
しかし私は、嘘かホントかはともかく、こういう奥深い神話をもつ日本という国が好きだ。
我々が応援する代表サッカーでも、ヤタガラスという神武天皇を勝利に導いたキャラクターを背負ってるワケじゃん。
神武とか天照大御神とかイザナギ・イザナミは神話といいつつ、そういうのを精神的財産とするのは悪いことじゃないと思う。
キリスト教徒だってダーウィンの進化論やビッグバンによる宇宙誕生を理解しつつ、一方で神が7日間で世界を創造したと信じてるワケです。
試合前には神に祈り、点を取ったら神に感謝する。
事実サッカー王国ブラジルは世界最大のカトリック国であり、なるほど、信じる心は強いんだなぁと思う。
我々も、神武とかを信じてみるのも悪くないかもね。
2016/8/18(木)18:48

☆関西人
主権
お盆には、戦争関連のテレビ番組が多い。
そりゃ、広島長崎に原爆落とされたのは8月だし、終戦記念日も8月だから。
今年の夏は五輪があるから割と埋もれた感じだが、先日8月15日には映画「日本のいちばん長い日」をやっていたので、しみじみと見た。

これは、何とか戦争を終わらせたい昭和天皇と鈴木貫太郎首相、それに対して戦争を継続して本土決戦に持ち込みたい若手将校たちの熱気と狂気、その両者の板挟みになって苦悩する陸軍大臣阿南大将の悲哀を描いた作品である。
この映画には、悪者がいない。
一般的価値観では、戦争継続の為クーデターを決行する将校たちを悪と捉えるだろうが、いやいや、彼らのキャラが何と真面目で純粋で美しいことか…。
阿南さんは、天皇の心も将校たちの心も理解できていた。
だから最後に、両者の思いを背負って彼は切腹した。

私は戦争を賛美するつもりは毛頭ないが、その一方で今の価値観をもって太平洋戦争を語るのは少し違うと思う。
「お国の為に死んでいった」兵士たちを、今の価値観で理解しようと思っても無理だ。
なぜなら、今は「主権在民」の時代だから。
昔は違ったんだよ。
主権は国民になかった。
じゃ、あの時代に主権はどこにあったのかといえば、天皇にあったんだ。
いわゆる「君主主権」。
だから国民たちは、その主権を守る為に戦って死んでいったんだよ。

今の我々は主権在民が当たり前すぎて、それについて考えることすらないだろう。
だけど、当たり前なんかじゃない。
たとえば、イスラムの自爆テロを見て皆さんは「頭おかしいんじゃない?」と思うだろうが、それは主権在民の価値観で見るからそうなるのよ。
イスラムは、まず主権在民ではない。
じゃ、主権はどこにあるのかといえば、神、アッラーにある。
だから彼らは、その主権を守る為に死ぬことをいとわない。
決して、彼らは頭がおかしいというワケじゃないんだ。

そもそも主権在民という価値観は、それほど歴史が長いワケじゃないのね。
たとえば中世の欧州では、村人に人権などなかった。
貴族など権力者が土地を所有した際、その土地にできる農作物は領主の物であることと意味を同じくして、その土地に住む村人もまた領主の所有物。
領主が好きにできた。
有名なのが、領主の「初夜権」である。
これは、村の女が男と結婚する際、初夜に嫁の処女を夫より先に奪う権利が領主にはある、というルール。
なんとムチャクチャなルールだ(笑)。
この権利を行使されて、その後夫婦はうまいことやっていけるんだろうか?
私が旦那なら、しばらく泣くと思う…。

しかし、この「主権」というモノをサッカーで考えてみてくれ。
チームの主権は、どこにある?
主権在民、選手たち側にあるのか?
違うだろ。
おそらく主権は、チームそのものにある。
分かりやすくいえば、そのチームを司る監督にある。
だから、選手たち自身の裁量はかなりの部分を制限され、人というよりはマシーンになることを要されるニュアンスもあったりして。
時に監督は、独裁者然と振る舞ったりして。
体育会系ってのは、まさにそれである。
主権在民で「俺たちは俺たちのやりたいようにやる」を許容すれば、いや、別に許容してもイイんだけど、それじゃ超弱いチームになると思うよ?

ああ、そういえば昔、その「主権在民」に近いチーム作りをしてくれた監督がいたね。
その名は、ジーコ。
彼はあまり選手たちを抑圧せず、最低限の決まりだけを与えて「あとは君たちでやりなさい」というスタイルだった。
何というリベラル!
あれはあれで画期的だったんだが、まだ日本はリベラルに早すぎたのかな。
結果、ダメだったよね。

ただ、私は監督を絶対的主権者とするのもいかがなものか、と思って。
だって、それじゃ監督が代わるたびに主権もコロコロと代わることになり、チームとしての連続性を担保できなくなる。
よって、サッカーの場合の主権はフロント(オーナー?)側に帰属することになるんだろう。
でも、ひとつの未来形として主権在民のサッカーも面白いんじゃないかな?
監督やフロントを独裁者にせず、選手全員でミーティングして徹底的に「どういうサッカーをすべきか」を話し合う。
そこで作ったチームの設計図に沿って、監督は戦術と練習メニューを組み、フロントは補強プランを組む。
監督の更迭、選手の移籍等にも選手らのミーティングの発議や承認を必要とする。
だって、主権在民だから。
何というリベラル!

こんな生ヌルいチーム、どう見ても強くなるとは思えない一方、他クラブの選手から「あそこは働きやすそうな職場だな」「俺もあのチームに行きたいな」と評判になり、意外と戦力が集まって常勝チームになったりして…(笑)。
今の時点、こういうチームは笑い話かもしれんが、近い将来にはそれが当たり前という時代がくるかもよ?
価値観は、時代の流れで変わるから。
「日本のいちばん長い日」を見て、何となくそう思った。
2016/8/17(水)19:28

☆関西人
恨の国・韓国
ウチはグループリーグ敗退だったけど、韓国はグループリーグ首位突破だった。
準々決勝で負けたとはいえ、韓国って何か強いよね。
U23アジア選手権(アジア五輪予選)の決勝で日本に負けた屈辱、彼らは忘れてないんだと思う。
絶対日本より上に行く、という意地みたいのを感じるよ。

私はここ数年、古代史の研究にハマってるんだ。
たとえば「邪馬台国はどこにあったのか?」みたいなやつね。
そういう日本古代史を勉強してると、必ずといってイイほど絡んでくるのが朝鮮半島なんだ。
日本と朝鮮半島は不可分。
じゃ、今回はそっち方面で韓国の話をひとつ。

まず、日本という国が文献史料に初めて出てくるのが「魏志倭人伝」、歴史の授業で習ったよね。
西暦240年、邪馬台国の女王卑弥呼が、魏の皇帝曹叡(曹操の孫)から「親魏倭王」の公認を受けている。
その後彼女は亡くなり国は乱れるが、今度は13歳の少女台与を新女王に据えた。
「晋書」によると西暦266年、倭の女王からまた使者があったとあるが、それ以降の記述はない。

中国の文献に倭の記述がまた出てくるのは、約150年後の西暦413年、讚という倭王から使者が来たという。
讚→珍→済→興→武、いわゆる「倭の五王」。
あれ?いつの間にか、倭王は女王でなく男王になったのか。
150年の間に、一体何があったんだろう?
この「空白の150年」が日本古代史最大のミステリーで、ニコロビンじゃないけど考古学者はその謎を解くポーネグリフを探したワケね。
すると、案外あっさりポーネグリフは見つかった。
それは朝鮮半島にあって「好太王碑」というやつで、高句麗王の偉業を讃えた石碑。
その碑文には、西暦399〜404年の高句麗vs倭の戦争について書かれていたのね。
どうやら、倭は力をつけて半島に武力侵攻してたみたい。

さて、「倭の五王」について記述のある中国文献に話を戻すが、「宋書」によると西暦451年、済という倭王は宋の皇帝から「倭・新羅・任那・加羅・秦韓・慕韓六国諸軍事安東大将軍」という称号を得ている。
おぉ、いつの間にか倭王は倭のみならず、新羅など五ヵ国の統帥権を公認されたってことか?
このクダリ、なぜ日本書紀も古事記も一切触れてない。
なんか、不自然じゃね。
そういや、卑弥呼のことにも全く触れてないし。

ひとつポイントは、↑の「六国」の中に新羅の国名は入ってるけど、新羅のライバル百済の国名はなぜか入ってない、ということ。
ここでピンとくる人は、相当な歴史マニアだろう。
そう、百済は大和朝廷と蜜月の友好国である。
逆に新羅は、後の「白村江の戦い」を見ても明らかに敵国(この戦争は百済を救済する目的だった)。
しかし↑の史料を見ると、倭は新羅の方を支配下にしている。
ということは、【倭=大和朝廷】ではない?
つまり【倭王=天皇】ではない?
そうなんだ。
10世紀の中国文献「旧唐書」には、「日本は倭国の別種なり」とハッキリ書かれている。

私が思うに、倭というのは邪馬台国の後継だね。おそらく、拠点は九州。
「漢倭奴国王」の金印が見つかったのは九州だし。
それとは別に、近畿に大和朝廷があったということだろう。
倭は↑の通り新羅と連合しており、それに対抗して大和朝廷は百済と連携していた。
日本書紀には西暦528年に「磐井の乱」というのがあり、九州の豪族磐井が新羅と通じて大和朝廷軍と戦争した、とある。
おそらく、磐井=倭王だったんだろう。
つまりこれは【倭vs大和】の戦争で、結果は大和が勝った。
結果、倭王を失ったことで朝鮮半島への影響力を失ったとは思うけど。

日本書紀は天皇こそ我が国の正統なる王としたいから、倭王の存在はしっかり封印している。卑弥呼の存在も含めて。
言ってみりゃ、倭王の血脈は「Dの一族」みたいなもんだよ(笑)。
日本書紀の作成者も中国の文献には正統なる王(倭王)の記述があるのを知ってたから、そこはツジツマを合わせる意味で、倭があった九州から大和に王が東遷したという設定にしたんだろう
卑弥呼についても、神功皇后をムリヤリ卑弥呼に当てはめて、応神天皇の母という設定にした。
という風に私は解釈してるよ。

「ワンピース」的に話をまとめると、後発で日本を支配した大和朝廷サイドが「天竜人」ってことね。
うん、今の天皇も天竜人。
で、敗者となった正統の国王・倭王サイドが「Dの一族」ってことで、その一族は今どこにいるかは分からない。
私が思うに、大和朝廷に敗れて以降は朝鮮半島に渡ったんじゃないかな?
六国諸軍事安東大将軍ゆえ、拠点の倭を潰されたらその他五ヵ国のどこかに行くのが普通でしょ。
どこに行くにせよ、それが朝鮮半島であるのは間違いない。
彼らは大和を、そして天竜人を憎んでるだろうね〜。

どう?話が見えてきた?
そうなんだ。
私の説は、【倭王の一族=Dの一族=今でいうと韓国人】なんだよ。
そう考えると、韓国人が日本を相手にした時だけ、超人的な力を発揮するメカニズムを少し理解できるでしょ?
なんせ正統なる王の血脈「Dの一族」なんだから、その強さをナメたらダメだと思うぞ。
そうか〜、アイツらがモンキーDルフィで、我々はドフラミンゴ?
イヤだなぁ…(笑)。
2016/8/16(火)19:10

☆関西人
リーダー
手倉森ジャパンにおけるリーダーシップはどうだっただろうか?

このチーム、主将は遠藤航だった。
仮に遠藤不在の時は、大島がキャプテンマークを着けることが多かった。
遠藤と大島。
この二人、リーダーシップあるか?
遠藤はまだしっかり者というイメージあるが、大島なんて異常におとなしくて、どう見てもリーダーキャラじゃないよね(笑)。
この二人は資質でキャプテンに抜擢されたというより、ただ単に世代の中で年長者だからの抜擢なんじゃないの(笑)?

ずっと「おとなしい世代」と指摘されてきたリオ世代。
全体的に、尖ったタイプの選手がいない。
かつてアトランタ世代なら前園、シドニー世代なら中田英(彼はアトランタも出てたけど)、アテネ世代なら闘莉王や大久保、北京世代なら本田、このあたりまで尖ったキャラがチームにいたんだよね。
特に前園や中田はアトランタで西野監督に反旗を翻して最後はチーム分裂を招いたし、本田もまた北京で反町監督に反旗を翻して勝手に戦術変更をしてたという。
しかし最近は、こういうのがなくなってきた。
思えば、ロンドン世代もリオ同様に「おとなしい世代」と言われてたと思う。

そのおとなしい関塚ジャパンが大会ベスト4という好成績をおさめたことを考えると、案外おとなしいチームも捨てたもんじゃない?
いやいや、あのチームはまた別だよ。
あれは、オーバーエイジの吉田が主将になってリーダーシップを発揮したチームだったから。
吉田がいなきゃ、おそらくダメだったんじゃないかな?
彼が入るまで守備が弱点とされたチームが、本番ではグループリーグ全試合無失点という堅守が売りのチームに変貌していた。
識者いわく、関塚ジャパンって関塚さんのチームじゃなくて、実は吉田のチームだったらしいよ(笑)。
それほどに、吉田は監督から守備改革の全権を与えられてたらしい。
そしてU23の選手たちは、従順に吉田の生徒に徹することでチームの堅守を開花させていった。
つまり、オーバーエイジの人選と世代の個性が実にうまくマッチしたワケさ。

さて、今回の手倉森ジャパンではどうだったのか?
今回のオーバーエイジの人選を見るに、彼らが吉田のようにチームを指導するような役割ではなかったと思う。
3人ともリーダーというキャラではないし、事実吉田のようにキャプテンマークを着けることはなかった。
もちろん、先輩として後輩を引っ張っていく意識はあったと思うが、残念ながら現実に引っ張ったのは足の方でした…。
結局、私の目にはリーダー不在のチームに見えたな。
でなきゃ、1試合に5失点はさすがになかったでしょ。

ただ、私が今回少し見直したのは大島である。
彼にリーダーシップがあるとは今でも思ってないが、しかし彼は意外にもチームを引っ張っていた。
それほど皆を鼓舞するタイプじゃないにせよ、例の柔和な笑顔で周りの選手に声をかけてる姿を見て、なんか妙に安心感みたいなモノを感じたのは私だけだろうか?
あぁ、コイツだけは全く気負わず、いつも通りだな、と。
普通、試合が劣勢の中で笑顔を見せてる選手には「もっと本気でやれ!」と苛立つもんだが、なぜか大島に対してはそういう感情が湧かなかった。
というのも多くの選手たちが自分を見失ってる中、彼だけが立ち振舞いも含めていつも通りだったのは、逆に心強かったんだよ。
ブレないことで、周りに安心感を与える選手。
あぁ、こういう形のリーダーシップも実はあるんだな、と今回初めて気づいた。

ちょっと話は変わるが、驚いたことにSMAPが今年いっぱいで解散しちゃうみたいだね?
報道では、香取くんがライブツアーの参加を拒否したことが発端とのことで、いまだ彼の中では飯島女史を「見殺し」にしたことのシコリがあるんだろう。
人として、彼の気持ちは分かる気がする…。
草ナギくんは香取くんと仲が良いので、当然のことながら香取くんに同調。
対して、オトナの判断として香取くんと真逆にメリー副社長の方へなびいたキムタク。
そして、リーダーとして何とかSMAP空中分解だけは阻止しようとする中居くん。
各々の立ち位置は、それなりに理解できる。
あれ?
稲垣くんは?
そう、今回のキーマンって実は稲垣くんだったのよ。
彼はSMAPの中でも不思議な立ち位置で、キムタクとも中居くんとも草ナギくんとも香取くんとも等距離にいる人だと思う。
一番、ニュートラル。
そして、極端にマイペースな人。
あまり同意いただけないだろうが、私は稲垣くんこそがSMAPの中心点と思うのね。
どこにも属さず、特に主導権を握らず、なのに自分のペースを崩さず、なんかよく分からないんだけど彼がいることでこそグループの均衡が成立する。
あぁ、そうか。
私が今回の五輪を見て、大島に感じた安心感みたいなやつの正体は、SMAPにおける稲垣くんの存在感そのものだったんだ。

その稲垣くんが、今回の解散のキーマンだったと思う。
公式発表では「メンバーの過半数」が解散の意思を示した、とある。
つまり3対2、浮動票の稲垣くんが香取くんサイドに回ったことが最終的な決め手になったワケね。
年少組の二人はともかく、吾郎ちゃんまで…となり、さすがにリーダー中居くんも断念せざるを得なかったんだろう。
異常にマイペースな奴が、何らかの意思を示した時にはやはり重いモノがある。
だから繰り返し言うが、SMAPの中心点は稲垣くんだったんだよ。

そして手倉森ジャパンにおいても、フタを開けてみれば結局五輪のキーマンは大島だった。
主将の遠藤、I番の中島、欧州組の南野、切り札の浅野といったSMAPフォーメーションの中心点には、やはり大島がどうしてもそこに必要だった、ということ。
彼の異常なマイペースこそが、グループの均衡を成立させる稲垣くん機能かと。
こういう選手の価値、有事になって初めて分かるもんだね。
2016/8/16(火)0:59

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