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過去ログ497 2016/7/7 14:50

☆関西人
本田と安倍政権
先日、本田圭佑が自民党本部に呼ばれて安倍総理と会談したらしいね。
一国の首相と会談とは、なかなか本田も偉くなったもんだ…。

なぜ、この時期に突如こんな会談がセッティングされたのか?
思うに、これは自民党によるスポーツの政治利用だろう。
何の為の利用か?
そんなの決まってるじゃん。
いよいよ参議院選挙が近いとあって、自民党もイメージを上げていかなきゃならないんだ。
特に今回は18歳以上の未成年者にも投票権が与えられる初めての選挙で、この新有権者に向けたPR戦略として、自民党は本田と安倍総理との会談をセッティングしたワケね。
また何で本田なの?と思うかもしれんが、それは本田が18歳くらいの子たちにも影響力ある人物だという判断かと。
彼の口から「安倍総理は素晴らしい人でした」と一言コメントしてもらえりゃ、それだけで自民党の戦略は大成功っすよ。

ただ思うんだけど、18〜19歳って大体が学生さんだろ?
わざわざ選挙に行くかなぁ…。
現実、今でも若年層の投票率は中高年層の半分以下だというから。
60代は3人に2人が投票に行くけど、20代は3人に1人しか投票に行かない。
ましてや10代になると、それ以下もあり得るんじゃないか?
遊び盛りの学生さんが、政治に関心あるとは思えない。
とはいえ、一方で最近はSEALsみたいな学生ノリのサークル(?)も出てきてるし、こればっかりはフタを開けてみなきゃ分からないけど。

おそらく政治家の立場とすりゃ、有権者でも大事なのはあくまで投票にくる人たちであり、投票にこない有権者なんて相手にしてもしようがないのよ。
よって、彼らの選挙広報活動は投票率の高い中高年層がメインターゲットだった。
ジジイとババアにさえウケてれば、普通に選挙に勝てるんだから。
安倍さんだって、そうなんだよ。
「国民栄誉賞」というのは時の政権が人気取りの一環として選定するものと言われてるんだが、じゃ安倍内閣が選定した受賞者が誰かというと、長嶋茂雄・松井秀喜・大鵬である。
野球(巨人)と相撲。明らかな中高年層ウケ狙いさ。

ところが、ここにきて安倍さんがサッカーの本田に接触してきたというのは、それなりに流れが変わってきたんだろう。
中高年層には【野球>サッカー】でも、若年層には【野球<サッカー】であることぐらいは彼らも理解している。
もともと投票にこない若年層に媚びても意味ねーだろ、と思う一方、実は安倍政権って学生さんが少し怖いんじゃないかと。
彼の祖父、岸信介元総理は60年安保改正の際に大規模な反対デモのダメージを食らって、最終的には辞任に追い込まれたワケね。
そのデモの中心になったてのが、実は学生さんたちである。
そして今のSEALsにしても、あれは社会人でなく学生だろ?
仕事を覚えるのに必死な新社会人なんかより、十分に時間とエネルギーの余裕がある学生の方が政治活動に向いてるのかも。
実際、昨年の騒動の時は学生がお年寄りを煽ってデモしてたような構図があるワケよ。
そうそう、そのSEALsは野外フェスのフジロックに出るとやらで物議をかもしてるね。
地道に、野外フェスにくるような若年層に反安倍の啓蒙をしていくつもりなのか…。

そんなワケで、安倍政権が対抗策として担ぎ出してきたのが本田圭佑である。
若年層のカリスマ・本田を味方につければ、SEALsの啓蒙力をも無力化できるという策略。
もちろん、本田本人はそういうのに加担してるつもりは毛頭ないだろうけど。
とはいえ、仮に【安倍政権=右】【SEALs=左】と解釈すれば、日の丸を背負って諸外国と戦う本田の立場には本来から【右】の色がある。
私は本田とSEALs、どっちが好き?と聞かれりゃ、そりゃもう迷わず本田と答えるけどね。

会談後、本田は引退後の身の振り方として政治家というのを過去に一度考えたことがある、という話をしていた。
今はもう、そういう考えは消えたみたいだけど。
でも、気をつけて。
彼のカリスマ性は、時の権力者にとっては是非とも利用をしたい魅力あるモノだから…。
2016/7/7(木)14:50

☆関西人
欧州移籍
浅野がアーセナルに移籍が決まったことを含めて、日本人の移籍ビジネスは結構順調だな、と私は思う。
皆さんは「こんなもんでしょ」ぐらいに考えてるかもしれんが、いやいや、日本人の能力や実績からして海外市場への進出はむしろ身の丈以上の成果だと思うよ。
身の丈以上?
まぁ確かに、昔は日本企業というスポンサー誘致ありきの移籍ばかりだった。
でも、今は日本企業って昔ほどイケイケじゃないのよ。
同じ企業力なら、今じゃよっぽど中国企業(アリババとか)や韓国の財閥系(ヒュンダイとか)の方がイケイケなんじゃない?
だけど不思議なもんで、現状を見るに日本は中国や韓国より遥かに移籍ビジネスが順調である。
今回は、そのことについて少し書いておきたい。

まず日本人の欧州移籍を支えてくれてるのは、今さら言うまでもないが代理人の存在である。
たとえば、トーマスクロート。
香川をはじめとして、Jリーグとブンデスを太いパイプで繋いでくれたのは彼だろう。
宇佐美の今回の移籍にも彼が絡んでいる。
別に、クロートは日本人専門の代理人ってワケじゃないよ。
韓国人も何人か扱っている。
だけどその数は雲泥の差で、おそらくクロートは「日本贔屓」なんだと思う。
つまり、こういう「日本贔屓」の人たちに支えられてこそ、日本サッカーの成長があるんだということ。

「日本贔屓」の例でいえば、たとえばジーコ。
彼は日本を去った今でも、ちゃんと鹿島と繋がりがあるという。
あと、ピクシー。
彼の場合は、もはや日本贔屓を超えて日本愛という域にある。
今でもひと声かければ、すぐにでも日本に飛んでくるだろう。
彼ら以外にも、たとえばリトバルスキーは日本人女性と再婚したし、ラモスやディドハーフナーに至っては日本人に帰化までしちゃったし、なんつーか、「ビジネス」という枠を超えて日本にどっぷりハマってくれた外国人って意外に多いと思うんだ。
一方、韓国や中国はどうだろう?
これは単に私が無知なだけかもしれんが、これまで韓国や中国に帰化までした外国人選手の話を私はあまり聞いたことないんだけど。
韓国サッカーの父・ヒディンクですら、なんかビジネス臭がプンプンするし…。

要するに、そういうところの差なんじゃない?
私が思うに、日本サッカーに携わる外国人指導者、外国人選手の中にはビジネスを超えて日本を好きになってくれる人たちが必ず出てくるワケね。
で、そういう人たちは一旦日本を離れても日本に味方意識を持っていてくれてるから、それが我々の大事なパイプになるワケです。
実際、ザックがいなければ、あるいはレオナルドがいなければ、本田のミラン移籍や長友のインテル移籍もなかったかもしれない。
そうそう、酒井宏樹のマルセイユ移籍もハリルの後押しがあったっぽい。

ただね、誤解のないように。
こういうのをもって、国のサッカー水準を【日本>韓国】とするのは少し違うんだよ。
ぶっちゃけ、日韓にそこまで差はない。
そんなに差があるというなら、代表戦でもう少し結果が出るはずだし。
皆さんもJリーグ見てるから、韓国人選手の使い勝手の良さはよ〜く知ってるはずだ。何よりコストパフォーマンスが良い。
私は、むしろKリーガーにどんどん日本へ来てほしいぐらいなんだよ。
で、彼らにもJリーグ経由欧州行きという明確な立身出世ルートを作り、もっとアジア圏の才能をJに集結させるシステムを構築しちゃうべきだと思うのね。
欧州のスカウトの立場からしても、そうなるのが一番スカウティングの効率化に繋がるワケで。

今回、浅野の移籍により広島には5億円以上のカネが入るんでしょ?
おいしい収入だよ。
苗から育てて、高く売る。
今のところ、Jクラブのやり方は農業スタイルだ。
これを一歩さらに進めるには、いずれ日本は農業スタイルから商業スタイルへ。
安く仕入れて、高く売る。
今後の円高、ウォン安の流れからして、やはり今は韓国人選手が買い時でしょ。
そして、仮に韓国から直接欧州に行くのはハードル高くとも、Jというフィルターを通すと行きやすくなる流れというのを一度作ってしまえば、そのパイプは必ず太くなるはず。

そういや、鹿島はカイオを中東に売っちゃったみたいだね?
う〜む、これは正直もったいなかった気もするけど…。
移籍金は4億という噂。
いや〜、浅野が5億以上だとしたら、カイオの4億はあまりに過小評価じゃない?
2016/7/6(水)18:50

☆関西人
浅野A
浅野の持ち味は、その足の速さだ。
50m5秒台だと言われている。
この5秒台を看板にする選手は、サッカー界に結構多い。
浅野の他にも永井、藤春、伊東純、宮市もそうだね。

しかし、本職の陸上選手からすると「そんなワケねーだろ」と。
50m走の公式な日本最速記録は、特にないらしい。
というのも、50m走という正式な陸上競技自体がないから。
ただし日本陸連は室内60m走を公認してるので、その競技の「50m地点タイム」がひとつの参考になる。
その日本最速記録は、朝原宣治の5秒75なんだそうだ。
その事実を踏まえると、いくら何でもサッカー界にゴロゴロと5秒台がいるのはおかしいだろ、と。
おそらく、サッカー選手のタイムは手計測によるもの。
だからフライングのチェックは甘いし、追い風も不問だろうし、ゴールのストップウォッチも手押しの誤差は大いにあるだろう。
正式に測れば大体みんな6秒台のはず、と以前に為末さんが言ってたよ。

そもそもサッカーという競技では、50mも直線でダッシュする機会は試合の中であまりない。
せいぜい、スプリントは長くて20〜30mじゃない?
10mぐらいのダッシュは頻繁にあるね。
じゃ、サッカー選手には50m走の記録より10m走の記録を求めた方が良さそうだな。
ちなみに、浅野が行くアーセナルには10m走のクラブ記録があるらしい。
2年前にチュバアクポムという若手(黒人)が作った記録で、10mが1秒56。
なんか、ピンとこないタイムだわ。
でも、これはかなり速いらしい。
というのも、かつてウサインボルトが100mで世界記録を出した時の「10m地点タイム」が1秒89だというから、それよりも格段に速いじゃん?
ただ、ボルトが最速のトップスピードに乗るのは60m地点らしい。
なるほど。あの長い足、加速には少し時間がかかるワケね?

工学的に、足は短い方が速く回転させやすいので初速を出すのには有利である。
もちろん、加速には歩幅がある長い足の方が有利だけど。
しかし繰り返し言うが、サッカーは50mのダッシュよりも10mのダッシュの方を多く使う競技だ。
私は、日本人の短足も武器にできると思う。
だから浅野よ、まずはその10mクラブ記録とやらにチャレンジしてみてくれ。
お前の短足を生かせ。
そこで1秒56をクリアできれば、きっとベンゲルの目にも留まるだろう。
ちなみに、その1秒56を出したアクポムという選手は浅野より年齢がひとつ下で、現在2部のハルシティというクラブにレンタルされてるらしい。
そうか。クラブ記録を出せば、必ずしもアーセナルに残れるってワケでもないのね…。

じゃ、本命として次に狙うは40m走のクラブ記録だ。
これは、アーセナルでは10m走よりも権威ある記録である。
なぜって、もともとこの40mのクラブ最速記録を持ってたのがあのレジェンド・アンリで、やがてその記録を更新したのがウォルコットで、さらにそれを更新したのがベジェリンで、要するにこれの記録保持者はみんなレギュラー格ばかりなのよ。
もし浅野がここで新記録を樹立できたなら、きっとアーセナルは大騒ぎになるだろう。
現記録保持者ベジェリンの40mタイムは、4秒41。
2位のウォルコットは、4秒42。
で、ボルトの100m世界記録時の40m地点タイムは4秒64。
アーセナルって、このてのバケモノがゴロゴロいるのか…?

浅野は、打倒ベジェリン、打倒ウォルコットという心意気でいってほしい。
特に、ポジションがカブるウォルコットは意識すべき存在だろう。
大丈夫、浅野なら勝てるよ。
なぜなら、以前に柿谷が欧州での研修に行った際、帰国して「ウォルコットは別に大したことなかった」と言ってたからね(笑)。
2016/7/4(月)21:42

☆関西人
浅野
浅野のアーセナル移籍が内定したらしいね。
例の労働ビザの基準クリアは大丈夫なんだろうか?

それにしても宮市といい、足の速い若手には目がないクラブだな(笑)。
五輪で注目を浴びて値が上がる前に唾つけるあたりが、さすがアーセナルである。
宮市の時なんて、まだプロですらなかったもんね。
なんか、いかにも「ビジネス」って感じ…。

私は、英国のEU離脱は必ずしも日本にマイナスになるワケではないと思う。
現時点EU加盟国はプレミアクラブへの移籍にビザ取得等の制限はないが、2年後にはそのへんも怪しくなってくる。
プレミアにおけるスター選手の減少も、あながちあり得ない話ではない。
じゃ、プレミアは衰退する?
いやいや、そんなことはない。
このリーグのテレビ放映権料は、今なお世界で群を抜いてるから。
そしてその放映権ビジネスってグローバル市場で、決して欧州だけが相手ではない。
むしろ世帯数ならアジア圏の方が圧倒的に上だし、私はプレミアって今後ますますアジアに寄っていくと思うよ。
仮に欧州のスター選手が減るなら、アジアの選手でそこを埋めればアジア放映権市場の開拓にも直結して一石二鳥じゃん。
岡崎のような例もあるし。

なんかさ、アジアがあっちの下請けになるみたいで、ちょっと嫌だけどね〜。
特に英国って、昔からそういうやり方が上手い。
アジアから資源を安く買い、そのお返しにコンテンツ(放映権)を高く売ってくれるワケよ。
…あれ?なんかウチが損してる気分。
ただ、今後ウチは円高になるはず。
対して向こうはEUショックでユーロ安、ポンド安が見込まれそうだし、じゃ日本→欧州の輸出って今後は向かい風になるんじゃない?
ああ、そうか。
だからこそ、浅野のタイミングが今なのか。あと、宇佐美も。

だけど、いつまでも日本製=安い、みたいなイメージではいけないと思うのね。
日本車の輸出だって、そりゃ昔は安いのばかり売れてたと思うけど、今は普通にレクサスぐらいのクラスが海外でも売れてるワケよ。
おそらく、品質を認められたんだ思う。
じゃサッカーに関しても、そうありたいもんだ。

ちなみに、浅野が向こうで通用するかどうかは私には全く分かりません。
明らかに即戦力としての補強ではないだろうし、しばらくは下積みでしょ?
すぐレンタルに出されるはず。
ただ彼の強みは、もともと「ジョーカー」であること。
広島でも代表でもスタメンではなく、限られたチャンスの中で結果を出すという仕事をずっとやってきたワケね。
これ、逆に強みだと思わない?
向こうでも絶対ベンチスタートなんだから、ある意味今まで通りにやりゃイイんだよ。
今までの輸出FWはほとんどが先発型だったから、短い時間で結果を出すという仕事にやや不向きだった。
でも、浅野は違う。
短い時間で結果を出す、その集中力の高さで勝負できるFWである。
私は、期待してます。

いずれ英国の新聞は、こう書くだろう。
「今季アーセナルが獲得した日本人FWは、若き日のオーウェンを思い出させる逸材。
スピードがあり、決定力がある。
彼はゴールを決めると、毎回 両手を猫のようにして掲げる。
これは、日本のお笑い芸人NEKO-HIROSHIの人気ギャグを模しているものと推測される。
なお、NEKO-HIROSHIはリオ五輪男子マラソンにカンボジア代表として出場。
また、ASANOも同じくリオ五輪にサッカー日本代表で出場。
日本の優勝に大きく貢献した。」
2016/7/3(日)15:05

☆関西人
リオ五輪最終メンバー
おくればせながら、リオ五輪本選メンバーの18名について。
サプライズは無かった。
意外だったのは、ボランチが4名だったことぐらい。
これについては「守備を万全にしたかった」とのことで、おそらく433や4312などで3ボランチというオプションも視野に入ってるんじゃないかな?
あるいは、遠藤を1列下げて3バックというオプションもありかも。

【3ボランチ】
・・原川・・・・大島
・・・・・遠藤
藤春・植田・・塩谷・室屋

【3バック】
藤春・原川・・大島・室屋
・・植田・遠藤・塩谷

もちろん、原川のところは井手口でもイイ。
原川も井手口もその最大の持ち味は、ボランチもインサイドハーフもアンカーもこなせるという戦術対応の幅の広さにある。
あと、井手口は若いというのも救いだ。
1人だけ十代なので、仮にベンチを温める時間が長くなっても彼なら腐ることはないだろう。

みんな「18名枠は少なすぎる」と言うけど、実際は18名でもなかなか試合に出れない選手は必ず出てくるのよ。
前回大会、最終メンバー入りした村松というボランチを覚えてる?
ほとんど記憶にないだろう。
あの大会も山口、扇原、山村、村松とボランチを4人も召集したんだけど、皆さんの記憶に残ってるのは山口と扇原ぐらいでしょ。
案外、そんなもんなのよ。
今回もまた、グループリーグ3試合全てに出る選手もいれば、1試合しか出ない選手もいると思う。
18名の中には「万が一」に備えたスペアの選手も含まれており、そういう選手に出番がないことはむしろ運営が順調なんだと前向きに捉えてね。

それより問題は、ベンチを温める選手たちのメンタルコントロールだ。
かつてトルシエは、能力は抜群でも控えメンバーには適さないとして俊輔を最終選考で外したことがある。
そういうもんなのよ。
今回の18名にしても、世代で能力ある順に個人のトップ18を選んだワケじゃないだろう。
手倉森さんは、メンバー発表の会見で「調和」という言葉を使っていた。

私は、この状況で扱いが難しいのは岩波だと思うのね。
手倉森さんが最後まで迷ったのは【岩波or中谷】だったというが、私個人は中谷にしとくべきだったと思う。
なぜって、この世代のCBはもともと岩波+植田が不動のコンビで(最近は奈良が迫ってたけど)、かつて岩波は植田の師匠でもあったらしい。
その岩波が負傷したからこそオーバーエイジ塩谷が出てきたワケで、わざわざ塩谷を呼んでおいて彼をリザーブにするとは考えられない。
きっと、スタメンは植田+塩谷になるはず。
すると、岩波が控えになるワケね?
う〜む、この世代の長年に渡るDFリーダーが控えに回るって、正直どうだろう。
故障明けだからやむを得ないと納得せざるを得ないが、内心悔しいと思うよ。
それだったら、まだ20歳の年少者中谷の方がベンチにおさまりが良かったはずなんだが…。
というか、いっそのこと、新参者である塩谷をリザーブに回してはどうだ?
私は塩谷に国際経験積ますより、やはり岩波の方に国際経験積ませたいよ。

アジア予選ではあまりスタメンを固定しなかった手倉森さんとはいえ、さすがに本大会向けにはベストメンバーの構想を持ってると思う。
18名中、11名がベストメンバー。
つまり6割が主力で、4割がサブ。
その4割、7名のうちでも毎回のように投入される「ジョーカー」もいれば、あくまで故障等アクシデントに備えた「スペア」の選手もいる。
DFの控えというのは、まず「ジョーカー」になりにくい。どっちかというと「スペア」だよ。

私が考える「レギュラー」「ジョーカー」「スペア」の内訳は↓の通り。

【レギュラー】
中村
植田
塩谷
藤春
室屋
遠藤
大島
南野
中島
興梠
久保

【ジョーカー】
浅野
矢島
原川
井手口

【スペア】
櫛引
岩波
亀川

スペアの3名は、多くてグループリーグ1試合の出場。
もしそれ以上出場するとなれば、チームにアクシデントが起きたことに他ならない…。
2016/7/2(土)21:10

☆関西人
U23南アフリカ戦A
続きね。

私にとって興味深かったのは、手倉森さんが最初から最後まで442という形を守ったことだ。
まず、中島を2TOPの一角で先発させたことに「あれ?」と思った人も多いだろう。
あのメンツなら、浅野1TOP、中島トップ下、矢島と野津田を左右アウトサイドの4231にするのが普通の発想である。
それは伊東純の使い方にも同じことがいえて、普通なら彼をWGにする4231の方がしっくりくるはずだ。
だけど、手倉森さんはずっと442を維持した。

このへんは、敢えてそうしたんだろう。
今回FWに高さを求めなかったことと繋がる話だが、1TOPが敵を背負ってMFが上がる時間を稼ぐようなポゼッションスタイルより、2TOPがライン裏に抜けてそのまま得点を狙うようなカウンタースタイルを志向したのかと。
要は、日本がそれほど試合を支配できないことを前提にしている。
もちろん、今後興梠あたりが入ってくるとまた機能は変わってくるだろうけど…。

で、こういう442になると、カギを握るのが意外とボランチなんだ。
だって442は攻撃的MFがサイドに張りがちになるし、FWはゴール前で敵DFラインと攻防してるし、これって意外とバイタルが空いちゃうもんなのよ。
だから、そこにどれだけボランチが侵入できるかが大きなカギになるワケね。
今回、大島が前めのポジショニングをしてたのは良かったな。
以前ならバランスをとろうと常に後ろをウロウロしてて全く面白くなかったが、昨日の彼はちょっと面白かった。
中島も言ってたけど、彼は「優しい人」なんだろう。
変に優しいから自分の持ち味を出すことを後回しにして、まず相棒を前にいかせてしまう。
それ、ダメだって。
お前は後ろでの守備に強みがないんだから、できるだけ前に出るべきだって。

ちなみに今日の日刊スポーツを見てると、「当確リスト」と「当落線上リスト」が出ていた。
その記事によると、「当確」は↓の13名。

櫛引
中村航

植田
岩波
塩田
藤春

遠藤航
大島
南野
矢島

興梠
久保
浅野

なるほど、大島は当確なのか。
で、これ以外は「当落線上リスト」に名前が入っていて、しかしその中でも◎◯△という3つに分類されている。

◎は、中島と室屋。
◯は、亀川と橋本。

この【当確】と【◎】と【◯】を全部足せば、もう17名になってしまう。
残すは、あと1名…。

いやね、あくまでこれは日刊スポーツの読みだから、当たるかどうか分からんよ。
実際、故障の回復状態が不明の久保や岩波に当確出してるぐらいなんだから。
だけど、概ね妥当なリストだろう。
皆の予想の最大公約数であり、実際この通りになればサプライズはゼロだ。

しかし、いくら何でもそれはツマラン。
やっば手倉森さんの性格として、会見で「おぉ〜っ!」と記者をどよめかせたいはずなのよ。
理想は、ジーコの「タカハラ、オーグロ、ヤナギサワ、タマダ、マキ」「おぉ〜っ!」である。
彼のことだから、絶対あれを狙ってくるだろう。
とはいえ彼の思惑とは裏腹に、全くどよめかないという可能性も十分にある。
どよめかすどころか、逆に静寂を生む。
その伏線が、昨日の「手倉森ジャパンだけに手を使っちゃいました」。
あれには、一瞬時間が止まった。
一瞬、長野県の気温が2℃下がったという話もある。
一瞬、会場にいた車椅子のクララが立ったという話もある。
インタビュアーは何も起きなかったことにして質問を継続していたが、あれに手倉森さんは何らかの思いを抱いたはずさ。
間違いなく、彼は明日に何かを必ず仕掛けてくる。
むしろ選手の選考なんかより、今夜はネタの仕込みに必死なんじゃないか?

「◯◯だけに、◯◯を選んじゃいました」

これ、残る1名が誰なのかを解く、重要な手がかりになると思うよ。
2016/6/30(木)16:52

☆関西人
U23南アフリカ戦
4-1の快勝でした。
しかし、スタメンは目を疑ったよ。
2TOPが浅野と中島、中盤は矢島と野津田と大島と井手口。
極端に高さのない構成だ。
遂に手倉森さん、開き直ったのか?
CKの時なんて常にヒヤヒヤですよ。
手倉森さんは最近に喜田をCB起用するぐらいの窮地をくぐり抜けたこともあって、妙にこのへんの度胸がついちゃった様子。
でも、さすがにこれはアカンって。
今回はたまたま南アフリカが足下で繋ぐ戦い方だったから助かったけど、もしもう少しラフにこられたら絶対ヤバかったよ。

ただ、その代わりと言っちゃなんだが、やはりこのへんのメンツで組むとサッカーが柔軟で綺麗になる。
ゲルマン的でなくラテン的なサッカーを展開できるんだ。
1点目とか美しかったね〜。
矢島→大島→中島の連携。
ゴールが決まった後にこの三人が抱き合うんだが、このスリーショットの王子感はハンパなかったわ。
一瞬、ジャニーズJr.かと思った。
もちろん、ここに井手口あたりが入ったらテレビ映像的には台無しになるワケで、そこは各選手に事前レクチャーは必要だろう(笑)。
そして、2点目の中島→矢島→室屋→矢島も美しかった〜。
今夜の試合、特に目を引いたのは中島・室屋の復活である。
さすが、この二人は格が違う。
もはやJ1でレギュラーじゃないとか、あまり関係ないよね。
矢島も含めて。

ところで実況の中で触れられていたが、手倉森さんは試合前に「前半は浅野と中島でガンガンいき、後半は伊東純と豊川を使う」と、あらかじめ2TOPの内容を明言してたという。
え、そうなんだ?
これって、要するに武蔵やオナイウ(大型FW)は最初から試す優先順位が低かったってことか?
高さより速さ、パワーよりテクニック。
ポストは興梠と久保がいるからそこに任せるとして、今回の選手起用を見るに、これはFWから「ハーフ枠」が消えちゃう可能性すら出てきたってことだ。
仮にFW枠が4だとしても、この流れだと興梠、久保、浅野、そして最後の一枚を中島に渡す可能性もある。
じゃ、攻撃的MF枠3は矢島、南野、そして最後の一枚には貴重な左足キッカー・野津田という可能性もありそうだな。
…でもさ〜、これ小さいってば。
身長180cm以上がいないじゃん。
じゃせめて、ボランチに遠藤航だけじゃなく橋本も入れといてくれよ。

その橋本、今夜の放送で登場した際、テロップで「あだ名はデリカット」と出た時には少し笑った。
そうか〜、デリカットと呼ばれてるのか。
もちろん、橋本拳人→はしもとけんと→ケント→ケントデリカットという流れなのはよく分かるが、この「ケント」でケントギルバートでもクラークケントでもなく、敢えてデリカットをチョイスされたあたりがセンス良いよね(笑)。
つーか、橋本自身はまだ22歳だし、ケントデリカットなんて知らないんじゃないか…?
ま、まさか、名付け親は手倉森さんじゃないよね?
2016/6/30(木)0:16

☆関西人
今夜が選考最後のチャンス
今夜は、U23南アフリカ戦である。

注目すべきポイントは色々ある。
まず、今まで怪我してた選手たちが回復してるかどうか。
岩波と久保はまだ故障が癒えておらず、今回の召集は見送られている。
あと、遠藤航は肘の怪我で今夜は出ないみたい。
しかし、中島・武蔵・室屋・松原といったところは久々に出れそうだね。

私が一番注目したいのはSBだ。
怪我人続出で困ってたポジションだが、ここにきてオーバーエイジの関係から事情が変わってきたと思う。
まず左SBに藤春が決まったし、あと本職はCBながら右SBもできる塩谷が既に用意されたから。
おそらく求人は最大2枠。
@右の先発
A左右兼任のリザーブ
それだけで十分。

@の候補は松原、室屋。
Aの候補は亀川、室屋。
…あ、そうだ。@の候補に伊東純も入れておこう。
彼はMF登録になってるが、多分SBやWGの起用も想定した召集でしょ。
守備のリザーブとしても攻撃のジョーカーとしても使えるという、一粒で二度おいしい選手だね。
手倉森さんは、結構期待してるんじゃない?
でなきゃ、この切羽詰まった6月末にわざわざ新戦力を呼ばないって。

仮に伊東がサプライズで18名入りするとしたら、困るのは野津田、豊川、中島だろう。
2列目サイドは欧州組の南野、あとは現時点I番を背負う矢島がいるので、もはや残された枠は少ない。1枠、もしくは2枠だ。
頼むから伊東はMF枠じゃなくてDF枠に行ってくれよ〜、と思ってるだろうね。
今回、エース中島は伊東に押し出される形でFW枠に回った。
地味に、彼ですらピンチなのかも…。
しかし裏を返せば、登録をアレンジしてまで彼を18名に残したい意味にも感じられる。
今回DF枠に回された橋本も同様だね。

あと、FW。
久々に武蔵は見たいな。
彼はオナイウと争うことになるだろう。
ハーフ枠だ。
興梠と浅野がほぼ確定してる現状(久保は膝の回復次第)、あと足りないのはコンタクトに耐えうるだけの強靭な肉体、そしてサイズ。
以前にも書いたが、これは「桜木花道枠」なんだ。
もともと桜木に求めてるのはリバウンドを制することで、そんな巧さとかは期待してないよ。
それより、どっちが真のリバウンド王なのか、それを今夜ハッキリさせてくれ。
昨日の手倉森さんの会見のニュアンスからして、きっとFW枠は3ではなく4。
つまり、興梠・久保・浅野で決まりではなく、絶対にあとひとつ枠はあるはず。
絶対ハーフ枠はあるよ。

あと、オーバーエイジの件で私が気になってるのは、手倉森さんが実は清武にオファーしてたという点なんだ。
あぁ、実は司令塔を補強したかったんだ、と。
結局清武は破談になったんだけど、じゃ彼が無理なら既存のままでイイや、で済ますとはさすがに思えないんだよなぁ。
何か、アレンジを加えてくるんじゃないか?
考えられるアイデアとしては、たとえば大島を清武的に使うこと。
ぶっちゃけ、大島はボランチから外した方が守備も安心だし、できれば今夜試してみたいオプションだね。
2016/6/29(水)10:41

☆関西人
メッシ代表引退
メッシが代表引退宣言をしたらしい。
まだ29歳、あまりに早すぎるよな…。

バルサで28冠、バロンドール受賞5回の彼だが、なぜか代表では無冠だという。
シルバーコレクターなんだってね。
4度決勝に進出して、4回とも負け。
そりゃヘコむわ。
特に今回は、自らPKを外したワケで…。

しかし、何となく彼は歓喜よりも悲劇が似合う男だと思う。
もともと、どことなく眼が寂しい。
ハッピーなオーラがない。
よく考えたら、不思議な話である。
あれほど傑出した才能に恵まれ、他に類を見ないほどの名誉と栄光と巨万の富を手に入れた男が、なぜあんなに哀愁を漂わせてるんだろう?
仮に私がメッシの立場なら、おそらく24時間ドヤ顔ですよ。
よくメッシは「マラドーナの再来」と言われるが、少なくともマラドーナはメッシよりドヤ顔をしていた。
麻薬に溺れるなど人生のドン底も見た人だが、それでもメッシよりは楽しそうに生きてる感じ。
ラテンだよね。

あのメッシの寂しげなオーラの源は、想像するに彼の幼少期における成長障害にあるんじゃないかな?
少年時代の彼が、その障害克服の為に大量の成長ホルモンを投与されていたのは有名な話である。
このへんはジーコと同じ経緯で、言われてみればメッシとジーコは体つきが酷似している。
二人とも持って生まれた肉体の強さではなく、投薬で作られた人工的ともいえる肉体の強さがひとつのベースだろう。
これは別にドーピングには該当しないにせよ、若い頃のジーコは「サイボーグ」と揶揄されてたらしい。
そしてメッシもまた、やや人造人間っぽさがある選手だ。
ある意味、そこが彼の哀愁あるオーラの核となる部分だと思うけど…。

メッシの成長ホルモン治療にかかった金額は年間10万ポンドという噂があり、これは今のレートでいっても1400万円近い金額になる。
こんな大金をいきなり14歳の少年に注ぎ込むって、普通あり得ない。
事実、それまで治療を要するメッシの受け入れは拒否したクラブもいくつかあったらしい。
バルサは、この投資額からして絶対に失敗できないプロジェクトだったと思う。
決して、単なる若手育成という枠組みではない。
なんかさ、スパイ映画とかに出てくる「人間兵器」の開発計画っぽいイメージだね(笑)。
よく日本では宇佐美を指して「ガンバユースの最高傑作」という表現をするが、本来「傑作」というのは人間に対して使う言葉でなく、モノに対して使う言葉だろう。
しかし、メッシに対してだけは上記の経緯からして、「最高傑作」という言葉が妙にしっくりと馴染む。
時々、コイツはマジで人間ではないんじゃないか?と疑いたくなる時もあるからね。
例の5人抜きのシーンを見た時とか、ひょっとしてバルサは14歳のメッシにホルモン投薬のみならず、マラドーナのDNA移植まで施術したんじゃないか?とさえ思ったよ。
そういや、若き日のマラドーナは一時期バルサにいたし…。

そこまで極端に妄想すると、メッシがバルサで活躍するのに代表ではイマイチというのも、何か裏があるんじゃないかと思っちゃうよ。
たとえば、彼は14歳でバルサの手によりサイボーグとしての施術を受けたがゆえ、その一環として、バルサ以外ではうまくプレーできないようにあらかじめ洗脳プログラムをされてるんじやないか、と。
もちろん、本人はそのことに気付いてないけど。
…いや、遂に今回気付いたのか?
結局、俺はバルサに都合よく作られたサイボーグにすぎないんだ。
バルサを離れたら、ただの凡庸なプレーヤーになるようプログラムされてるんだ、ってね。
じゃ、いくら代表で頑張っても無駄じゃん?
というワケで、今回の哀しい代表引退宣言に行き着いたワケです…。
2016/6/28(火)22:59

☆関西人
1stステージ終了
鹿島、1stステージ優勝おめでとうございます。

しかし、なんかステージ終了感が希薄である。
だって次の土曜には、もう2ndステージ開始だし…。
日程上しようがないのかもしれんが、もう少し1stと2ndの間に区切りをつけられないものか?
ほら、「ワンピース」でもルフィたちが強敵を倒すと必ずひとつの区切りとして、「宴」になるのがお約束のパターンでしょ?
あれがあってようやく終わった〜となるワケで、また同時にルフィたちにとっては次の冒険に向けたインターバルとして重要な休息なのよ。
緊張と緩和。
しかしJリーグの2ステージ制って、ステージ間の緩和が限りなくゼロに等しい。
1st終わっても、「宴」感がない。
それが残念でね。

そうは言っても、優勝は優勝である。
どっちかというと1stで目立っていたのは川崎の方だと思うが、それでも最後には勝ち点差1という鼻の差でレースを制するあたり、鹿島の勝負強さは相変わらずだわ〜。

1位鹿島、2位川崎、3位浦和。
結果として、関東勢が3強を独占。
この3チームに共通していえるのは、いずれもがI番の選手をボランチ起用してること(柴崎・大島・柏木)。
付け加えてそのI番の傍には、いずれもが師匠格のベテランを配置してること(小笠原・憲剛・阿部)。
ある意味、似た構造なんだよね。

私はオッサンなので、I番がボランチにいると何となく違和感を感じる。
昔ならI番はトップ下など、2列目のイメージが強かったから。
でも、時代は変わってきたんだよなぁ。
どうやら【Jリーグ=ボランチのサッカー】という文化が定着したようで、チームで一番上手い奴をそこに起用するのはいまや常識なのかも。

もともと、ボランチはチーム内で最もボールタッチ数が多いポジションのひとつ。
確かに、そこに最も上手い選手を使うのは合理的だと思う。
だけど、ボランチって本質は裏方だと私は思うのね。
点を取るのは主にFWだし、アシストをするのは主に攻撃的MFだし、どっちかというとボランチはアシストのひとつふたつ前の起点のパスが主でしょ?
その起点ってのを最も重要視するあたり、私はいかにも日本のサッカーだなぁ、と思うのね。

前にもこのネタは一度書いたことがあるんだけど、ここでひとつ、「日本のラーメン」の話を書いておきたい。

以前に私は、知人の中国人とラーメンの話をしたことがある。
というのも私の学生時代の友人が中国に転勤となり、あっちで本場中国のラーメンをあちこち食べ歩いたけどあまり美味しいのを見つけられなかった、という話をその中国人にしたんだ。
すると、その中国人は「日本のラーメンと中国のラーメンは全く別物だ」というワケよ。
彼女が言うには、「日本のラーメンはスープに執着しすぎだ」と。
ラーメンの種類を醤油・味噌・とんこつ・塩などスープ別で分類するのは少しおかしいでしょ、と。
じゃ、中国はどういう分類をするんだ?と聞いたら、主には具で分類をするという。
海老とかフカヒレとか牛肉とか、もともとラーメンは具と麺の調和を楽しむものであって、それを思うと日本のラーメンはどれも具が質素でつまらない、と彼女は主張したワケよ。
あぁ、確かに日本のはチャーシュー・メンマ・ネギとか、大体どの店もパターンが決まってるよね。
正直、そこには力を入れてない。
それより、こだわりはスープの方だ。

一方、中国のラーメンは大体が白湯スープで統一されてるっぽい。
日本の具と同様そこにこだわりはない。
だから彼女と議論しても、結局のところ話は平行線だったね。
結論、日本人はスープばかりにこだわりすぎだよ、で話は終わってしまった…。

で、この話が私には妙に印象に残っていて、あ、ひょっとして日本人はサッカーでもそういう癖があるんじゃないか?と考えるようになったんだ。
サッカーにおけるスープ、ダシ、それを作ってるのはやはりボランチだと思う。
「食べる」対象の具は、直接得点に絡む前線アタッカーだとして、それを支えるスープ、土台となるのはやはりボランチなんだよ。
だから日本人は、ボランチに執着する。
日本のサッカーは、スープ主体のサッカー。
古来からの日本のダシ文化からして、それは必然の帰結なのかも。
一方、「具が質素」と言われりゃ、まぁ返す言葉が見つからないんだけどね…。
だから、トッピングだけは輸入品(ピーターウタカとか)を使うなど、ごまかすしかないんだけど。

決して、昔からそうだったワケでもないと思う。
昔は、具も目立ってたんだよ。
しかし日本で目立つ具は、大体が欧州に行って向こうのトッピングにされてしまう。
よって、残るのはスープと麺のみ。
だからこそ、逆説的にラーメン職人はスープ作りに心血を注ぐ。
次にどんなトッピングが乗ろうとも、おいしいラーメンを目指す為に…。
2016/6/26(日)12:25

☆関西人
EU離脱A
続きね。

今後予想されることとして、このEU離脱により英国の経済は厳しい状況に陥るだろう。
しかし、英国の人たちもそのぐらいのことは当然分かってるはず。
もともと、世界でも屈指の知的水準が高い国だ。
それを理解して、それでも離脱に投票したんだと思われる。

なぜ?と思うよね。
何で、わざわざイバラの道の方を選んだのか、と。
これはロシアとよく似ている。
ロシアもプーチンの強硬な政策のせいで結果的に経済制裁を食らっており、ロシア国民は苦しい生活を強いられてる。
この流れ、普通なら国民からプーチンに対する大ブーイングが起きそうなもんだ。
ところが、現実はその真逆である。
世論調査によると、国民のプーチン支持率は90%超えとやら。
つまり、生活が苦しくなることよりも大事にしたい何かが彼らにはあるということさ。

思えば、米国だってそうだろ?
ドナルドトランプが大統領選に出馬したところ、下馬評を覆して共和党の代表にまでなってしまった。
この男がヤバイのは、みんな馬鹿じゃないんだから分かっている。
分かってて、それでもトランプを支持する人たちがいるということが重要。
今の時代、「メキシコとの国境に壁を作る」とか「イスラム教徒の入国を制限する」とか、そんなこと言ったら排他主義者だとバッシングされるのは当然のことである。
だけど、もっとタテマエ抜きで本音の話、自分たち国民の生活と安全を守る為、たとえヒンシュクでもトランプの主張する政策をむしろやってもらいたい、という米国人って実は結構いるんだよ。

なんか、私は世界が急激に右傾化していってる流れを感じるなぁ。
イスラム圏、北朝鮮、中国にしてもそうだね。
日本だって、やや右傾化の空気はある。
今回の英国EU離脱は、その一環かもしれん。
離脱派は皆が口を揃えて「主権回復」を訴えていた。
欧州各国が「みんな仲良く手を繋いでひとつになりましょう」なんて、そんなユートピアはもとから幻想なんだ、と。
もう一回、ちゃんと独立して英国の主権を取り戻そうぜ、というのが彼らの出した結論かと。

もともとEUのキモは、EU加盟国の人間ならEU内どこの国で働こうが労働ビザがいらないことでしょ?
じゃ、英国人じゃない移民が英国で就職して、その代わりにネイティブの英国人が失業することもあるワケよね…。
この現状はいかがなものか、と考えてる英国人は増えてるんだと思う。
例のシリア難民の件も、ちょっと影響あったかな。
つまりこれって、要は英国人もトランプの排他政策を少し理解できるということでしょ?

世界の潮流に「オープン」と「クローズ」、仮にふたつの流れがあるとすれば、今回の英国はプーチンやトランプ同様、明らかに「クローズ」の現象だ。
一種、世界のトレンドとも言える。
この「クローズ」というトレンド、あるいはサッカーの世界にもくるんじゃないかな、と私なんかは思うのね。
今、プレミアリーグに外国人枠はない。
日本人を含めたEU外の選手なら労働ビザ取得というハードルがあったが、かたやEU内ならボスマン裁定以降、ほとんど移籍にハードルがなかったよね。
結果として、ネイティブの英国人選手が出場機会を奪われてる、自国の若手育成が滞っている、という指摘は近年よく出ていた。
まぁ、これでEU離脱しちゃうと流れも少し変わるんだろうけど。

我々日本人は、プレミアリーグを英国という枠組みを超越した世界最高峰リーグと見てるので、たとえ英国人じゃない選手ばかりのチームでもさほど気になることはない。
だけど、地元の英国人はまた違う思いで見てたかもね。
そりゃ確かに、Jクラブでも全員ブラジル人のチームなんかが出てきたら、さすがに地元サポとして応援する気は少し萎えるかな。
これ、意外と難しい話ですよ。
一般的には「オープン」が善で「クローズ」が悪と捉えられがちだけど、そう単純にひと括りにできる話でもない気がするのね。
だから今回のEU離脱にしても、周りからすりゃ「何を自分勝手なことしてるんだ!」と半ば怒りにも近い気持ちで見ちゃうけど、一方で英国という枠組みの中の視点で見るとまた本質は違うと思うんだ。

多分、今後も世界中で【オープンvsクローズ】の攻防は続くと思うのよ。
さて、我が日本は、そしてJリーグは「オープン」を志向するのか?
それとも「クローズ」か?
2016/6/25(土)1:00

☆関西人
EU離脱
英国EU離脱の是否を問う国民投票が行われ、どうやら離脱決定という結論になるようだ。
おいおい、今後EUは、そして英国はどうなっちゃうのよ…。
遂に世界恐慌、来るんじゃない?

そもそも、EUとは一体何なのか?
これは、欧州のほぼ全域を網羅したユニオンのことである。
それもただの提携とは違って、通貨を統一したり、人の行き来の制限を無くしたり、やってることはかなり画期的だと私は思う。
ただ、問題は主権だ。
EUはひとつの統一国家ではないので、もちろん各々の国が主権を持っている。
となると、逆にややこしいんだよ。
仮にEUの面積が古代ローマ帝国ぐらいあったとしても、EUにはローマ皇帝のような絶対的支配者がいないから結局まとまらないのよ。
決して、EUのトップが欧州全域を支配してるような構図じゃないでしょ?

言ってみりゃ、これは江戸時代のイメージだと思う。
あの江戸時代の体制を徳川家による中央集権体制と見る人もいるが、それは明らかに違うのね。
徳川家は朝廷から将軍として任命されてるから皆より偉いことは間違いないとしても、それでもシステム上は「大名家のひとつ」に過ぎない。
ただし、一番力のある大名。
徳川家以外の大名は徳川家の配下にいるものの、しかし彼らは彼らで自分の国(藩)を持っていて、ちゃんと主権を持っているワケよ。
つまり、江戸時代の日本は今のような中央集権国家ではなく、いわばEUのようなユニオンだったということ。

しかし徳川は徳川で賢いから、自分以外の主権を持った大名たちが自分より力を持たないように、色々策を講じていた。
たとえばそのひとつが参勤交代で、各藩はこれによって財政が相当に苦しめられたらしい。
鎖国も、そのひとつだろう。
これは各大名の自由な交易を禁じたワケだ。
つまりシステムは地方分権でありつつも、決して地方が江戸の権勢を上回らないように細やかな配慮がなされていた。
このへん、徳川家って実はムチャクチャ賢かったと思うのよ。

じゃ、今のEUにおける「徳川家」はどこなのか?
一番力のある大名は誰なのか?
…多分、ドイツだろうね。
いや、そうは言ってもドイツは参勤交代なんか強制しないし、鎖国も強制しない。
そういう意味じゃ、性格が徳川家とは全く違う。
とは言っても、ドイツはドイツでひとつの主権国家だ。
彼らもEUの利益とドイツの国益を秤にかけりゃ、当然ドイツの国益の方を優先する。
そこは、あくまで「大名」なんだよ。
徳川家だって日本の国益と徳川家の利益を秤にかけりゃ、当然だけど徳川家の利益を優先した。
参勤交代や鎖国で全国各大名の権勢を削いだことは、おそらく日本の国益に反する。
だって、GDP落ちるからね。
でも当時の徳川家には、GDPなんて概念は無かっただろう。
いやいや、GDPって大事でしょ、GDP伸ばしていかないとそのうち欧米列強の植民地になるよ、という事態になってようやく明治維新が起きたんだけど。

だから私は、今のEUがあくまで「大名によるユニオン」である以上、ロジックとしては徳川体制同様、いずれ破綻すると思う。
要は、ユニオンって中途半端だから。
中央集権体制にならないと、どうしてもEUという全体単位でのGDP向上は難しい。
…じゃ、古代ローマみたく現代にも欧州統一の「皇帝」を置いちゃうべき?
いやいや、それってヒトラーの第三帝国構想そのまんまじゃん(笑)。

おそらく今のEUを維持したいする彼らのモチベの根幹には、欧州外の脅威に対する恐怖感があると思う。
たとえば、ロシア。
たとえば、中国。
たとえば、イスラム圏。
このへんの奴らと互角に渡り合っていくには、各自バラバラでなくひとつにまとまっていかなきゃ多分無理でしょ、という発想だ。
…うん、その気持ちはよく分かるわ。
じゃ、まとまれよ。
しかし英国は、今回の離脱をもって今後は中国と組みそうな空気である。
ギリシャだってEU離脱すりゃ、確実にロシアと組みそうな空気。
黒船は、もう目の前まで来てるんだよ。

ただ思うのは、また何で英国は大胆にもEUを裏切ったのか?
これは多分、もともと英国って欧州という枠組みに拘りがないのよ。
だって考えみりゃ、エリザベス女王は英国の国家元首というだけでなく、カナダやオーストラリアやニュージーランドやジャマイカなど、16ヵ国の国家元首を兼任してる人だ。
もともとイギリス連邦は、欧州という枠組みだけじゃない。
やっぱ、そのスタンスをナメちゃいかんと思うぞ。
もちろん、ドイツあたりはこういうスタンスを絶対許せないだろうが…。

今、たまたまサッカーの欧州選手権が行われている。
ここでは英国のEU離脱騒動など、まるで感じさせない普通の盛り上がり方だよね(笑)。
スポーツと政治は別、全く関係ない、というのがこういうのを見てるとつくづく痛感させられるわ。
実際英国がEUを離脱したところで、おそらくプレミアリーグは普通にそのまんまだろうし、欧州CLにも普通に出るだろう。

ちなみに、この欧州選手権は今回フランス開催だが、次回大会は開催地が「ヨーロッパ」となっている。
これはどういうことかというと、要はひとつの国の開催ではなく、欧州13ヵ国による分割開催となるんだ。
これにも「欧州はひとつ」という、EUっぽい精神があると思う。
その開催国をざっと挙げると、ドイツ、イタリア、英国、スコットランド、アイルランド、スペイン、オランダ、ベルギー、デンマーク、ロシア、ハンガリー、ルーマニア、アゼルバイジャン。
これほどの規模の共催になると、さすがにちょっと揉めそうだね。
一番争いの焦点になりそうなのが、決勝と準決勝の開催をどの国がやるかということだ。
はい、そこはもう話し合いがついてます。
決勝も準決勝も、英国がやるんです。
…おいおい、テメエはEUから離脱しといて、こういう時はちゃっかり欧州のメインとして一番オイシイところ持ってくのかよ、と。
これ、あかんわ。
多分、そのうち第三次世界大戦に発展しますわ…。
2016/6/24(金)16:06

☆関西人
三菱
クルマのネタついでに、三菱自動車と日産自動車の話を。

確か、ここにきて三菱自動車が日産グループの傘下に入ることが決まったんだよね?
お陰で、クルマ業界は極めて変な構造になった。
その構造というのは、まず三菱自動車の筆頭株主が日産自動車で、その日産自動車の筆頭株主がフランスのルノー社で、そのルノー社の筆頭株主がフランス政府だという。
で、このルノー社のCEO、最高責任者が皆さんもご存じ、カルロスゴーン氏。
もちろん、彼は日産の最高責任者も兼ねてるワケね。
要するに、晴れて【ルノー+日産+三菱】のゴーン帝国が出来上がったということ。
今回の買収劇がゴーンに吉と出るか凶と出るかは全く分からんけど(アホな買い物したという声もある)、フォルクスワーゲンがああなった今だからこそ、彼にとっては今こそ千載一遇の攻め時なんだと思う。

さて、問題は浦和レッズのことだ。
浦和の筆頭株主は三菱自動車であり、これが実質日産の子会社になることはJリーグ規約的に抵触するとのこと。
というのも、ひとつの企業グループが同一リーグにふたつクラブを所有することになっちゃうから。
え?
それがダメなの?
Kリーグなんて、ヒュンダイ冠のクラブが複数あるじゃん?
どうやら、たとえ韓国ではOKでも日本ではダメみたい。
じゃ、浦和は消滅せざるを得ないのか?
いやいや、さすがにそれはないだろうけど…。

もちろんカルロスゴーンは、こんなことを全く想定してなかったはず。
大前提として、たとえ三菱自動車が日産の傘下に入ろうとも、マリノスとレッズは合併できないだろう。
かたや青、かたや赤。
かたや横浜、かたや浦和。
どう考えても、このふたつは融合できそうもない。
となると残された策は、浦和レッズが三菱自動車を筆頭株主から外すより他に道はないだろう。
…それ、可能なのか?
ちょっと気になって、レッズの資本構成比率を見てみた。
すると、株式の50%以上が三菱自動車の所有となっていて、2位のさいたま市や埼玉県になると僅かに各々5%のみの所有である。
見た感じ、2位以下の株主が三菱自動車を抜き、すぐに筆頭株主になれそうな気配は全くない…。

で、どうやら今後、三菱自動車が三菱財閥内にて株式譲渡をしていく流れのようだ。
たとえば三菱重工や三菱地所あたりが筆頭株主になれば、そこは日産と無関係でJリーグ規約的に何の問題もないだろう。
それはそれで、ひとまず安心。
しかし、私が今回の件でひとつ改めて思ったのが、そもそも三菱って浦和と何か関係あるのか?
ほら、たとえばガンバなら松下電器、マリノスなら日産、グランパスならトヨタ、そういうのって普通に地元企業じゃん。
だけど浦和って、もともとレッズを除けば特に三菱のイメージのない町だ。
ならば、それほど三菱というブランドにこだわる必要も特に感じないんだけど…?

というワケで、ちょっと夢みたいなことを書かせてもらうなら、これを逆に好機として浦和をバルサみたいにしちゃうのは不可能なのかな?
バルサって、そもそも株式会社じゃないでしょ。
だから、筆頭株主がどうとか親会社がどうとか、そういう生臭い話にならない。
バルサの「親会社」みたいなモノを敢えて挙げるなら、それはソシオである。
ソシオを分かりやすく言えば、ファンクラブってところだろう。
運営の原資は、ファンの会費である。
すなわち【ファン=オーナー】だ。
そういう理想的なクラブ運営の形、もし日本でも実現の可能性があるとすれば、それは浦和レッズをおいて他は絶対にないと思うんだ。
そりゃ、いきなりソシオの実現はさすがに難しいとして、まずは持株会社として【地元自治体+ファンクラブ】の浦和ホールディングス設立からのスタートは無理かな?

こういう【ファン=オーナー】という形態、それはファンにとっても理想のクラブのはず。
今の株式会社システムだと主権は全て親会社(筆頭株主)にあり、ファンはそれに不満をぶつけるだけのクレーマーにすぎない。
一方、ソシオ制は主権在民だ。
ソシオ会員には投票権があり、間接的にせよクラブ運営に民主主義が成立するワケよ。
思えばガンバだってさ、ほとんど募金であんな立派な新スタジアムを作れたワケじゃん。
私は、そういう「募金」みたいなのが今後浦和でも興れば面白いんじゃないかな〜、と思ってね。
2016/6/23(木)21:41

☆関西人
宇佐美の再輸出
帰ってくる者もいれば、出ていく者もいる。
宇佐美はアウクスブルクに移籍が決まり、ガンバを出ていくことになった。
彼もゆとり世代ではあるが、それでも海外挑戦の野心は捨ててなかったようだ。
確かに、彼の才能は国内にとどめておくにはあまりにもモッタイナイよね。

今のところ欧州で最も成功した日本人FWといえば、レスターの岡崎が筆頭である。
しかし宇佐美は、どっちかというと岡崎と真逆のタイプ。
献身的な守備を含めたオフザボールに長けた岡崎に対し、そういうのはむしろ苦手で、あくまでオンザボールにのみ強みをもつのが宇佐美だから。
もし、岡崎タイプこそが欧州における日本人FWの最良モデルだというなら、明らかに宇佐美はそのモデルから大きく逸脱している。

岡崎は、クルマでいうとコンパクトカーでしょ?
もともと日本は、小さくて燃費が良くて小回りがきくクルマを安価で作るのが上手い。
そういうクルマが、敢えてメルセデス、ポルシェの国に行ったワケね。
で、排気量のある大型車ばかりに囲まれて、逆説的にコンパクトカー岡崎は利便性を発揮したワケだ。
次は、ステップアップとしてロールスロイスの国に行ったワケよ。
すると、ここでも岡崎は燃費と小回りが評価され、コンパクトカーのとしての価値を存分に発揮したワケだ。

さて、宇佐美の場合はどうなのか?
彼も数年前、岡崎と同様にメルセデス、ポルシェの国へと輸出された。
しかし、彼のスペックはコンパクトカーではない。
もともと燃費の良さが売りじゃないし、そんなリッター30kmとか走れるタイプじゃないから。
どっちかというと燃費よりはスピードを追求しており、排気量あるエンジンを搭載してあるようなクルマさ。
そこが、岡崎とはちょっと違う。

言うなれば、宇佐美は「スカイラインGTーR」ってところかな?
私もクルマに詳しくないから正直よく分からんが、じゃ世界基準で見ると日本の「GTーR」はどうなのか、たとえばポルシェ911あたりと競わせて互角に戦えるのか、というのがよく分からない。
しかしひとつ確実に言えるのは、仮にポルシェの国で日本のスポーツカー「GTーR」を買うとすれば、それは相当にマニアックな買い物だということ。
ちなみに、海外で売れてる日本車のトップは、普通に「カローラ」とのことだ。
これは価格と性能のバランス、ということなんだろう。

それじゃ今後もマーケティングに沿って、ただ粛々と「カローラ」や「プリウス」を輸出していけばイイじゃないか、と言いたい人もいるかと。
でもね、それじゃ夢がないのよ。
やっぱポルシェの国で、フェラーリの国で、日本国産のスポーツカーを一度ガチのフルスピードで走らせてみたいじゃん?
かつてホンダは、そういう夢をもってレースの最高峰であるF1に殴り込んだワケよ。
そういうの、私は大事だと思うけどなぁ。

一方、日本はバイクの世界だと異常なほど強かったりする。
「世界四大バイクメーカー」といえば、ホンダ、カワサキ、ヤマハ、スズキの四社を指すというのが定説だし。
ところが、これが「世界三大スポーツカー」という話題になると、出てくるのは決まってランボルギーニやフェラーリ、あるいはポルシェあたり。
日本車は、まず出てくることがない。
そこが、ちょっとコンプレックスでさ。
なんで二輪と四輪の違いだけで、ここまで大きな差が生じるんだろう?
そういうところに、たとえエンジンのスペックがあってもなかなか欧州に通用するスポーツカーを生み出せない、日本サッカーとよく似た土壌を感じるんだよね。

とにかく、宇佐美には岡崎と真逆の走りを目指してほしいと思う。
積んでるエンジンが違う以上、変に岡崎を目指しても無理なんだから。
私は宇佐美こそ日本が誇る本格派スポーツカーだと思うし、そこは期待してますよ。
2016/6/22(水)13:32

☆関西人
ゆとりですがなにか?
ここにきて、山口蛍の評価が急降下している。
それはハノーファーに移籍して僅か半年、早くもセレッソに帰ってきてしまったから…。
それが戦力外になって失意の帰国というのならまだしも、どうやら真相は山口本人が「セレッソに帰りたい」と希望をしたらしい。
ホームシック?
想像するに、これまでは清武と酒井宏が傍にいたから何とかなってたんだろう。
その二人が来季はハノーファーにいないとなると、残された山口は独りでやっていくだけの自信がないのかもしれん。
ひょっとしたら、ああ見えて寂しがり屋さんなのかも…。

付け加えて彼は、もう二度と海外挑戦をしないと「生涯セレッソ宣言」をしたんだそうだ。
今回離れてみて、初めて自分のセレッソ愛の大きさを知った、と。
もう二度と別れないよ、と。

個人的には、ちょっと惜しく感じる。
というのも、彼は才能ある選手だと思うから。
まだ若いのに老練というか、妙に完成度の高い選手である。
セレッソでは早くからレギュラーを掴み、ロンドン五輪では不動のボランチとしてベスト4の立役者となり、A代表でもザックに寵愛され、W杯ブラジル大会の先発メンバーにまでなった。
今の代表監督ハリルにも寵愛されていて、たとえJ2の時でもコンスタントに召集されてきている。
また、仲間内からも評価が高いようで、たとえば本田は記者から今後ボランチ転向はないのかを聞かれ、「自分は蛍みたいに球を奪えない」「蛍は凄い」とコメントしてるんだ。
要するに彼は、玄人ウケする才能なんだと思う。

しかし、ここ数年、明らかに彼の運気が落ちてきたのは紛れもない事実である。
特にW杯ブラジル大会が終わった後、すぐに彼はセレッソで半月板を損傷し、長期に渡る戦線離脱。
しかも、そうして離脱してる間にセレッソはJ2降格。
その翌年、プレーオフに敗れて昇格を逃した。
さすがにここで彼も限界だったのか、その翌年からはハノーファーに移籍。
しかし、今度は顔面骨折で長期離脱である。
しかも、そうして離脱してる間にハノーファーは二部降格…。
ここまでくると、完全に大殺界だよ。

一体何でこんな不幸のスパイラルに陥ったのか、調べてみると少し謎が解けた。
彼の運気が落ち始めたのは、2014年からである(セレッソ降格の年)。
この年に、よせばイイのに彼は登録名を「山口螢」から「山口蛍」に変えてるんだ。
名前を変えた途端、不幸の連鎖じゃないか。
思うに、画数が悪いのかと。
今さら「山口螢」に戻せないというなら、せめて「山口ホタル」とか「山口蛍、」に変更すべきだと私は思う。
でないと、また怪我するぞ?

まぁ、考えようによっては悪い流れを断ち切る為に一回日本に戻り、敢えてゼロからやり直すのもありかもね。
当然、今後は「ゆとり」と揶揄されることになるだろうが、そこはしようがない。
事実、ゆとり世代なんだから。

そうそう、一昨日の日曜に終わったんだけど、私は「ゆとりですがなにか」ってドラマを毎週楽しみに見てたんだ。
その劇中、東大を目指して11浪中の浪人生(ゆとり)が同世代の社会人(ゆとり)に対して、↓のセリフを吐くシーンが妙に印象に残った。

「(お前らは)入れそうな大学入って、入れそうな会社入って、辞めずに続いてんだよ。(逆に)凄くね?
ゴメンな、いやマジに感心してんだよ。
だってさ、ゲームでいったらレベルアップしないで、何回も何回も同じこと繰り返してるワケじゃん?
余裕でクリアできるステージを」

これ、なかなか耳の痛いセリフだと思わない?
おそらく、今の山口蛍にとっては一層耳が痛いセリフだろう。
彼は、もう二度と海外挑戦しない、生涯セレッソにいる、と明言したんだから。
彼のは紛れもない、ゆとり宣言である。
ゆとりですがなにか?
と開き直ってるようにも聞こえる。
しかしこれも、ひとつの生き方である。
2016/6/21(火)17:23

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