超VIP専用掲示板

過去ログ496 2016/6/18 21:53

☆関西人
霊感
続きね。

オカルトを理系の視点で語る、面白いテレビ番組がある。
毎週NHK教育で金曜夜10時から放送している、「モーガンフリーマン 時空を超えて」だ。
もともとはディスカバリーチャンネル制作の番組みたいで、それをまるごとNHK教育が放送するのは珍しいケースだと思う。

しかし、さすがディスカバリーチャンネル制作だけあって、テーマのチョイスが面白い。
【不老不死は実現するのか?】
【死後の世界は存在するのか?】
【人間にとって神とは何か?】
【宇宙人との遭遇、その時人類は?】
などなど、いつもウサン臭いテーマに対して科学的なアプローチをしていくのがこの番組の趣旨。
毎回、高名な科学者、研究者がたくさん出てくる。
ちなみに、昨夜の放送は
【第六感は存在するのか?】
だった。

この番組を見る限り、どうやら「第六感」というモノは確かに実在するっぽい。
番組の中の脳科学実験でも、「視覚として見えていなくても感じる」という現象は実際に起きていた。
ひとつの仮説として、この第六感には地球の「磁場」が作用してるという話も。
実際、人間以外の動物なんかは「磁場」を媒介として群れの意識共有をしてるという説があるみたい。

また、個人的に一番興味深かったのは「乱数発生装置」の話だ。
ある米国の研究機関は、80年代から世界の各地にこの「乱数発生装置」を設置してるらしい。
この機械が何かというと、ただ単に「乱数」を発生させるだけの装置。
分かりやすく言うなら、コインを投げて裏になるか表になるかを記録するだけの装置だ(実際にコインを投げてるワケじゃないけどね)。
通常、コインの裏になる確率と表になる確率は、ほぼ大体が50:50。
しかし時々その装置は何らかの影響を受けて、50:50から大きくブレた数値を稀に出すことがあるという。
そのブレが生じたタイミングというのが実は重要で、たとえば米国で史上初の黒人大統領が誕生した瞬間、あるいは9.11テロが起きた瞬間。
そういう時にはかなりの異常値が出たらしく、これは人々の意識(熱狂や怒りや恐怖)が乱数に何らかの影響を与えたのでは?という話になっている。

さらに、問題はそこからだ。
その9.11テロの時に生じた乱数のブレは、ツインタワービルに航空機が激突した直後に変動のピークを記録してる一方、実は航空機がハイジャックされる前の段階からもう既に乱数の異変は始まっていたという。
つまり、コトが起きる前から何らかの予兆が乱数発生装置に現れていた?
仮にその装置が人々の意識の影響を受けるものだとして、なぜ、まだ起きてもいないテロの直前から機械は反応を示していたのか?
これ、いわゆる人類の第六感ってやつが作用したんじゃねーの?という話。

なるほど。
こういうの、あるかもしれない。
虫の知らせ、ってやつだね。
我々サッカーファンは、こういうのをよく経験してると思う。
試合の中で球はこっちが支配してるのに、なんか知らんけど嫌な予感がすることって、たまにあるもんさ。
で、案外そんな時間帯の一回のミスで、あっさり失点したりして…。
守る側の「嫌な予感」、あるいはストライカーの立場でいえば「得点の匂い」。
そういうのは全て、第六感にカテゴライズされるものだろう。
たまにFWで、なんか知らんけどコボレ球を押し込む得点パターンが異常に多い選手っているじゃん?
ああいうコボレ球が転がる先なんて本来ランダムなはずだし、予測できるもんじゃない。
なのに、うまいことそこにいるのは「嗅覚」の一言でまとめられてるけど、これは一種の霊感みたいなモノなのか?
霊感、ちょっと文系的な文脈になっちゃうなぁ…。

しかし理系ストライカーの佐藤寿人は、この「嗅覚」の第六感性を全面否定している。
つまり「嗅覚」とされるポジショニングの妙も、全てロジックで説明がつく、と。
わざわざ第六感を持ち出すまでもなく、人間の五感の範囲内で実現できるものだ、と。
…なるほど。
寿人に「解説するっち」をやらせたら、かなり熱弁になるんだろう。

もともと、日本のサッカー人気は漫画「キャプテン翼」がキッカケだとも言われている。
その「キャプ翼」とは、皆さんご存じのように理系の真逆に位置する、いわばファンタジー系サッカー漫画の代表格だ。
紛れもなく文系コンテンツ。
大体、スカイラブハリケーンとか物理学として絶対あり得ない技だし…。
しかし思うに、佐藤寿人は勇人と双子の兄弟ゆえ、二人は絶対に子供の頃から立花兄弟扱いをされてきたはず。
当然、チームメイトからスカイラブハリケーンを常に強要され、さぞや苦しい少年時代だったことだろう。
そしてそのハラスメントを長く経験してきたからこそ、今なおサッカーの非科学的要素を憎悪し、敢えてロジックをベースにした理系のサッカーを提唱するようになってきたのかもね。

一方、野球の世界でも寿人とよく似たタイプがいて、それがイチローである。
彼もロジックがしっかりしていて、プレーは天才肌といいつつ、その思考は理系タイプだと思う。
あの巧くミートをして地味に内野安打を勝ち取るスタイルは、もはや物理学の領域にある。
魔球のようなファンタジーとは対極に位置する、いわば安打製造機、メカニズムの究極と言えよう。
このたびは日米4257安打という大記録を打ち立てたようで、おめでとうございます。
彼の安打量産の秘訣は、果たして五感のロジックなのか、それとも第六感なのか、オカルトともいうべき霊感なのか、そこに興味あるね。
そのうち、「モーガンフリーマン 時空を超えて」で取り上げてもらいたい題材だ。
2016/6/18(土)21:53

☆関西人
貞子
どうでもイイ話なんだが、明日からホラー映画「貞子vs伽椰子」が全国ロードーショーとなる。
これは「バットマンvsスーパーマン」じゃないけど、いまや映画界では「vs」がひとつのトレンドになってるということなんだろう。

今さら説明不要だろうが、貞子とは「リング」の最凶キャラ。伽椰子とは「呪怨」の最凶キャラ。
確かに、どっちが最凶かは興味あるところだ。
そして面白いのが、世界のホラーはジェイソンやフレディやレザーフェイスなど男性キャラが主流なのに対して、日本の場合は貞子や伽椰子や富江やお岩など女性キャラが主流だということ。
これ、世界規準では男性の暴力が恐怖のNo.1なのに対し、日本では女性の怨念こそが恐怖のNo.1ということなんだろう。
外国人と日本人じゃ、恐怖のツボが少し違うのかな?

個人的には、貞子も伽椰子も怖さという点ではほぼ互角だと思う。
しかし、皆さんは原作の「リング」シリーズは最終的に全く怖くない小説だということはご存じだろうか?
いや、厳密にいうと導入部分は怖い。
映画でいうと、松嶋菜々子主演の「リング」は確かに怖いんだ。
ところが、続編の「らせん」あたりから呪いのビデオによる人々の死を科学的に解明していく物語になっていき、ウィルスが解明されて、これはオカルトというよりは少しSF系のサスペンスだな、と。
心霊オカルトに徹した「呪怨」とは全く違うテイストになってくる。

さらに問題なのは、その「らせん」の続編となる「ループ」の方だ。
これは前2作と違って、映画化されていない。
しかし、この「ループ」こそが「リング三部作」の完結編で、ここで貞子が一体何者なのかの真相が明らかになるのね。
じゃ、結論だけをまず言うと、貞子の正体はコンピュータウィルスなんだ(笑)。
というか、「リング」で松嶋菜々子や真田広之がいた世界、あれ自体が現実世界ではなくコンピュータ内の仮想世界、シミュレーションシステムみたいなモノだったらしい。
つまり松嶋さんも真田さんも人間ではなく、コンピュータ上のプログラムだったということ。
これ、SF映画「マトリックス」の世界観をイメージしてもらえばイイだろう。
真田さん演じるキャラは、「マトリックス」でいうところのキアヌリーブスである。
彼は「リング」で死ぬ間際に「ここは現実世界ではない」と気付き、次作「らせん」で甦った。
また、彼は「ループ」で現実世界と仮想世界を行き来していて、最後はアンチウィルスをもって貞子の殲滅に見事成功する。
ここまでくると、「リング」のホラー要素はほとんどないよね…(笑)。

当然のリアクションとして、こんなのは「リング」じゃない!と怒る人たちもいるだろう。
しかし申し訳ないけど、こっちの小説の方が原作者・鈴木光司の作ったホンモノで、「リング2」→「リング0バースデイ」→「貞子3D」→「貞子3D2」という映画オリジナルの方がむしろニセモノかと。
唯一「ループ」に繋がる伏線を示した「らせん」だけが、一応映画化されたもののシリーズの中では完璧に無視された存在となっている。
そりゃそうだよね。
呪いというオカルトから人気に火がついた貞子が、実は正体がコンピュータウィルスでした、なんて理系の文脈で語られたらファンは一気に醒めてしてしまうから。

基本、怪談とは文系のコンテンツであり、決して理系のコンテンツではないだろう。
特に日本人は、冒頭に書いたように「男性の暴力」より「女性の怨念」をホラーの上位に位置付ける癖からして、どこか文系的な民族性があるんじゃないかと思う。
つまり日本におけるコンテンツのマーケティングは、理系ではなく文系で攻めた方が確実にウケるということ。
たとえばサッカーひとつを例にとっても、私は個人的にシステム論など理系の文脈で語るのが結構好きなんだが、あまりそこを突き詰めると正直ウケがよくない。
それより、少年ジャンプじゃないけど「友情・努力・勝利」など文系の文脈で語った方が、皆から絶対に共感してもらえるもんなのよ。
魂、根性、メンタル、って体育会系は皆が大好きだし。

そして、文系というのは結論を曖昧にしておくのが案外好きである。
たとえば、貞子と伽椰子はどっちが強いか?という問いに対して、文系的なアンサーは「分からない」「両者の強さは比較できる類いのものじゃない」という観念論で終わることが多い。
しかし、理系は違う。
理系人間は1+1=2というロジック、観念ではなく計算とシミュレーション、科学的思考で結論を導き出そうとする。
実際、貞子と伽椰子の間には必ずや戦闘能力値の格差があるはずなんだ。たとえ僅差であろうとも。
それを「分からない」とするのは、理系の視点ならただ単に解明の失敗、もしくは未完。
一方文系では、その「分からない」ってのもひとつの真理として最終承認することができるワケね。
そこにこそ、両者の大きな違いがある。

映画「貞子vs伽椰子」は、おそらく文系の文脈で描かれた作品になってるだろう。
つまり、どっちが強いかという結論をそこで出さないんじゃないかと。
じゃ、一方で「大迫vs興梠」はどうだろうね?
私は、こっちもまた文系の文脈で幕引きをするんじゃないかと思う。
どちらか一方を選ぶにせよ、それは能力の高低の問題じゃないんだよ、勝った負けたじゃないんだよ、というフワッとした締め方。
日本では、サッカーもまた文系のコンテンツだから…。
2016/6/17(金)20:13

☆関西人
クイズ
舛添さん、都知事辞任ですか…。
まぁ、この人はハートが強いし、バラエティタレントに転身しても十分やっていけるよ。
Rー1グランプリとか出ればイイのに。
シルクの中国服を着て登場すりゃ、それだけで爆笑をとれるもん(笑)。優勝狙えるわ。

しかし今回つくづく思ったけど、マスコミ+大衆主導の吊るし上げ、リンチ、イジメ、どう表現してイイか分からんけど、とにかく恐いわぁ…。
ベッキーの時もそうだったけど。
舛添さんとベッキーに共通していえるのは、まず初期対応に失敗をしたということ。
最初に、嘘をついてごまかそうとした。
これがマズイ。
こういう嘘って、結局は大衆に差し出された餌になるのよ。
なぜって「嘘を暴きたい」とするのは、いわば人間の根源的欲求みたいなモノだから。
それはクイズを出されたら正解を知りたい、ミステリーを読んだら犯人を知りたい、となる衝動とほぼ同じである。
逆に一番最初からクイズの正解を出してしまえば、視聴者はそこまで食いつくことはない。
たとえばファンキー加藤や園楽師匠は、一番最初に正解を出したことで被害を最小限に抑えられたと思う。

いや、逆にいえばさ、正解を秘めることでワザと大衆に食いつかせるテクニックもあるワケね。
たとえば、今回の「五輪オーバーエイジは誰か?」「最終18名はどうなるのか?」というのは、正解を最後まで分からないようにすることで大衆の関心を十分にキープできている。
これ、できるだけ長く引っ張った方がイイだろう。
悪くないクイズだよ。

さて、今のところ私が悩んでるのは、【興梠か?大迫か?】というクイズの正解である。
私なりに考えてみた。
やっぱ、浦和的に興梠を出すのはしんどいわ。
だって五輪開催中にもリーグは継続してるんだから。
というか、選手が五輪に行ったらクラブは「最大5試合」の欠場を見込まなきゃならないんでしょ?
浦和はただでさえ主力・遠藤航の五輪行きが確定してるというのに、さらに興梠までは正直キツいだろう。
だって、「最大5試合」だよ?
これで優勝逃したら、一体誰が責任とってくれるの?

多分こういうのは、クラブにおける選手の立ち位置による。
たとえばFC東京は、仮に中島と室屋が召集されたとしても、別に抵抗はしないかと。
むしろ、「どうぞどうぞ」かもしれない。
一方、フロンターレは大島と原川の召集が濃厚だが、これは困ると思う。
だって同じポジションの選手を一気に二人も抜かれりゃ、クラブの選手層バランスはおかしなことになるから。
せめて「召集は一ポジション、一選手」というルールを作っておくべきだったね〜。

一方、欧州はどうか。
あっちは日本と違って秋春制だから、Jクラブほどにはダメージ食らわないんじゃないの?と一瞬思った。
…いやいや、それは違うか。
8月は、さすがに欧州でもダメだわ。
ちょうどリーグ開幕のタイミングじゃん? 非常に大事な時期だよ。
だから逆に、もし大迫の五輪参加をケルンがOK出したとすれば、それはそれで大いに悲しむべき事態かと。
つまり大迫は、新シーズンの構想でも主力じゃないってことになるんだから…。

それにしても、つくづく興梠と大迫は因縁の関係だね。
元々は鹿島のチームメイトだった二人だが、やがて1TOPの座を巡って競争が生じるようになり、最終的に興梠はチームを去って浦和へと移籍してしまった。
どちらもポストプレーに強みのある選手ゆえ、どうしてもキャラがカブって「どちらが上か?」という話になってしまう。
どっちも甲乙つけがたいほど上手いんだけど。
今回の件も【興梠か?大迫か?】というクイズが、【興梠と大迫、どっちが上手いか?】というクイズになりつつある。
数年前に鹿島はそれの回答を出したものの、それが正解だったかどうかについてはいまだ謎なワケです。

ちなみに、私なら大迫の方をチョイスする。
それは純粋に高さ、そこに尽きるんだけど。
2016/6/16(木)14:26

☆関西人
駿足
報道では五輪オーバーエイジに藤春&塩谷が決定とあり、あともう1枠、FWの興梠だけはまだ分からない様子。
ここにきて、ケルン大迫説も出てきている。
事実として、霜田さんが渡欧。
これは果たして興梠の交渉がダメだったからなのか、それとも最初から大迫が本命だったのかはよく分からない。

しかし、元々は「欧州は諦めて国内クラブと交渉」が基本方針じゃなかったっけ?
仮に大迫と交渉するぐらいなら、左SBだって太田あたりと交渉してみりゃ良かったのに…、と正直思うわ。
どう考えても、左足キッカーとしてなら【藤春<太田】だから。
でも、手倉森さんの中では総合的に【藤春>太田】?
あるいは今の技術委員長は西野さん(元ガンバ)ゆえ、なんとなく委員会が藤春推しの空気になったのかな?

いやね、個人的にはオーバーエイジ藤春というのは少し違和感を感じてるのよ。
だって彼は塩谷と違いユーティリティ性は薄く、どっちかというと左サイド専門の駒。
そういう特別なスペシャリスト枠にしては、別に彼は「日本一の左SB」ってほど飛び抜けた選手じゃないし。
事実、先日のトヨタ杯にもメンバー入りをしてなかった。
というか、そこじゃ左SBが本職じゃない槙野が起用されたほどさ。

じゃ、なぜオーバーエイジ藤春?
考えられるところとして、やはり50m5秒8と噂される駿足が欲しかったんだろう。
浅野がいるじゃん、とも思うが、彼はあくまでFWで、それとは別にサイドにも速さが欲しかったのかと。
そこまでスピード重視なら、いっそのこと、右は伊東純を召集しちゃう?
たとえば左に藤春、右に伊東純、前に浅野という韋駄天トライアングルを作れば、確かに敵はちょっと嫌かもね。

思えば、前回大会でFW永井の駿足はムチャクチャ効いていた。
あの成功事例があったことだし、じゃ今回は駿足×2、もしくは駿足×3でいこうか?みたいな考え方なのかも。
確かに今回は前回より遥かに強敵揃いだし、日本は速攻カウンターにしか勝機がないかもしれない。
カウンターが基礎戦術となれば、やはり軍師としては永井級の駿足を複数用意しておきたいもんさ。

しかし、皆さんはこう思うだろう。
その永井って欧州に行って全く通用せず、すぐに失意の帰国をしたじゃん、と。
…確かに、その通りだ。
足さえ速けりゃ何とかなる、ってもんじゃない。
私も、それは理解してるつもりだ。
ただ、思い出してみてくれ。
その欧州で通用しなかった永井が、なぜか五輪では不思議なことに通用したという事実を。
この差は、一体何なのか?

簡単な話さ。
要するに、リーグは長期戦、五輪は短期決戦。
しかも五輪は、敵にとって永井の駿足は「初見」である。
もちろん事前にビデオぐらいは見てただろうし、足は速いという情報は持ってたんだろうが、それでも彼のは実際対峙してみて初めて分かるタイプの速さだったんだろう。
そりゃ欧州にも足の速い奴は腐るほどいるにせよ、大体がそういうのはリーチがあるタイプ。
でも日本人の駿足は、リーチがないけど回転を速くしてスピードに乗るという、ちょっと異質なタイプである。
まだそういうのに慣れてない敵国には、未知のタイプのスピードだったかもしれない。
そして五輪って、こういう時に困るんだよね。
だって長期戦ならその駿足を殺す攻略法を編み出すことも十分可能だが、五輪は短期決戦だから、それを確立するまでの時間的余裕がない。
よって、ああいう飛び道具にはどうしても短期ほど手を焼くということ。

まぁ、こっちにとっては逆に短期だからこそのラッキーである。
長期になれば、これも簡単に攻略されるからね。
実際、永井もJですらスピードを消されてたりするでしょ?
藤春も同じく。
まだ浅野は短期起用が主ゆえ、それで逆に助かってるように見えるけど。
つまり、そういうことなのよ。
だから私は、変な表現になるけど
「リーグで通用しない奴は五輪でも通用しない、とは限らない」
と思うのね。
特に、スピード面においては。
あと、ドリブルもそうかな。
Jでは慣れで普通に対応されてるドリブルでも、「初見」の五輪では敵が予想外に苦手とすることも十分に考えられる。
足が短い中島のドリブルなんて、リーチなさすぎて向こうは対応できなかったりして…(笑)。
私は、中島の完全復活を期待してます。
2016/6/15(水)14:58

☆関西人
ラブソング
「月9」の話ね。

昨夜、福山雅治主演の「ラブソング」が最終回だった。
結局最後まで視聴率は改善せず、全10回平均8.4%は歴代最低という結果だったんだそうだ。
普通の連ドラみたく全11回でなく全10回で終わったのは、おそらく数字の悪さゆえ「切り上げ」だったと思われる。
…ひとつの時代が終わったんだね。
福山といえば紛れもなく一時代を築いたスーパースターだが、もはやその神通力は完全に翳っている。
一種の飽き、とでもいうべきだろうか。
ライバル・キムタクにしても全く同様だが、ドラマでは「どんな役を演じてもキムタク」「どんな役を演じても福山」という感じで、もはや食傷気味の感はある。
事実、この「ラブソング」の福山も相変わらずスカしていた。

ただ、私はこのドラマが好きだったよ。
これは原作のないオリジナル脚本とのことだが、アイデアの下敷きになってるのは昨年ヒットした映画「はじまりのうた」だったと思う。
事実、最終回のオチもこの映画と極めてよく似た感じだった。
ただ大きく違うのは、「はじまりのうた」がヒロインにキーラナイトレイ(パイレーツオブカリビアンのヒロイン)というビッグネームを使ったのに対し、「ラブソング」は藤原さくらという全く無名の新人シンガーソングライターを使った点。
この子、福山雅治と同じ「アミューズ」の所属らしいね?
つまりヒロイン抜擢は、福山のバーターってこと。
思えば、彼って「ガリレオ」の時もそうだった。
最初のシリーズで好評だった柴咲コウがなぜか新シリーズで降板し、代わりに後釜に入ったのが吉高由里子だった。
吉高さんもまた、「アミューズ」所属。
もはや福山のバーターってのは、フジテレビも絶対に逆らえないんだろうなぁ…。

とはいいつつ、このドラマで救いになってたのが、その藤原さくらだった。
これまで演技経験はゼロらしいが、それでも吃音の女の子という難しい役柄をうまく演じてたと思う。
美少女ではなく、ブサカワなのも逆に高ポイント。
あと、彼女以上に秀逸だったのが、そのヒロインにずっと片想いしてる幼馴染み役の菅田将暉くんだね。
彼の不器用さがどうしようもなく愛しくて、切なくて、もはや主役の福山は菅田くんの引き立て役にしか見えなかったぐらいさ。

オチは、なかなか秀逸だったと思う。
福山が遠巻きにさくらちゃんと菅田くんの姿を見守り、若い二人が今後もう自分の助けを必要としないことを確信して、黙って去っていく。
さくらちゃんの自立を喜ぶ気持ち半分、そして失恋半分かもしれんが、どこか吹っ切れた表情で歩く福山の姿でドラマは終わった。
ある意味、象徴的な終わり方。
リアルな意味でも、一時代を築いた福山が自分のバーターで若い子たちにチャンスを与え、その若い子たちが自分の庇護が及ばないところで十分に(自分以上に)輝きを放ってるのを見て、きっと嬉しさ半分、嫉妬半分だったと思う。
半分、現実とドラマが少しシンクロしてたんだよ。
最後、さくらちゃんに何も声をかけずに去っていったのは、精一杯のヤセ我慢、大人ならではのダンディズム。
視聴率がダメだったことを含め、彼の失墜を含め、なんか悲哀があって逆に良かったなぁ…。

最終回、福山は水野美紀に「さくらちゃんに恋してたんだね?」と言われ、超鈍感なこの男はそこで初めて、自分の気持ちの核は純粋に恋だったことに気付く。
確かに若い頃ならともかく、いい齢のオッサンになると自分の恋愛感情にも気付かないって部分、リアルによく分かるわ。
ましてや、音楽の師匠という立場だからね。
なんとなく思い出したのは、古い漫画だけど「エースをねらえ」だ。
あの漫画でテニス部コーチの宗方仁は、部員のひとり、岡ひろみに対して異常なほど執着する。
宗方の岡に対するあの執着、私はその核が実は恋愛感情だったと思う。
表向き、「この子の才能を開花させたい」とする指導者としてのストイックなモチベーションに見えなくもないが、それにしちゃ宗方の熱はちょっと異常。
多分、彼なりの恋だったんだと思う。
本人が自覚してたかは分からんが、中年男の女子高生に対する禁断の恋。
しかし宗方は死んで恋愛は顕在化せず、物語はそのまま師弟愛として美しく浄化された。
一方、「ラブソング」で福山は死ななかった。
さくらちゃんも、癌になりながらも結果的に死ななかった。
むしろ、どちらかが死ねば物語は美しくなっただろう。
でも、そんな簡単に人は死ぬもんじゃないし。
だからこの恋を美しく浄化させるには、さくらちゃんが失踪するという形の「なんちゃって死別」、そうやって二人が別々に生きていくより他に道はなかったんだよ。

師匠の弟子に対する愛。
弟子の師匠に対する愛。
いわゆる師弟愛。
恋の定義と愛の定義は色々違いがあるんだろうが、私からすればそんなの、紙一重だよ。
師匠の愛も恋に近い以上、はたから見れば理不尽に見えることだってあるだろう。
「ただの贔屓じゃねーか」って。
そんなの仕方ねーじゃん。
だって、恋なんだから。
…つまり私が何を言わんとしてるかというと、ハリルの宇佐美愛さ。
これは理屈じゃない、恋愛感情なんだとしか言いようがない。
どんだけ調子落としてても、ハリルは宇佐美を呼ぶ。
試合に出す。
PKも彼に蹴らそうとする。
また、宇佐美も宇佐美でその寵愛に精一杯応えようとして、代表ではクラブ以上の奮闘を見せる。
なんと美しい…。
最近、スーツ姿のハリルが福山雅治に見える。
もしくは、宗方仁に見える。
そのうち、彼は「宇佐美、ファウルを狙え」と紙に書き残して、病床で亡くなるような気もするよ(笑)。

さて、ここにきて宇佐美のブンデス移籍がほぼ確実視されてるようだね。
なかなか良い話だと思うぞ。
「ラブソング」の中で、ヒロインのさくらちゃんは敢えて福山の前から姿を消し、見知らぬ町で自分ひとりの力でやっていくという選択をしている。
そろそろ宇佐美も、そうすべき時だろう。
2016/6/14(火)16:54

☆関西人
見えてきた輪郭
手倉森ジャパンに、ひとつ朗報。
長く戦線離脱してた室屋が、ようやく実戦復帰したという。
問題は、ここからコンディションを故障前の状態まで戻せるか、なんだけど。

一方、オーバーエイジには具体的に塩谷や藤春の名前が挙がってきた。
これらは戦力の増強というより、どっちかというと故障者が出た箇所をピンポイントに補修する人選かと。

あとFWも、久保の故障が思ったより深刻だったみたいだね。
辛うじて手術は回避したらしいが、まだ痛みは消えてないっぽいので、しばらく万全じゃないだろう。
彼こそ、リオで軸になるFWとして期待してたのに…。
で、FWのオーバーエイジには興梠の名前が挙がってるね。
彼のチョイスもまた、戦力増強というよりは欠損の補修だと思われる。

じゃ、仮に興梠がFWの当確として、一方U23では浅野が当確として、どう考えてもこの二人じゃ前線の高さが足りない。
少なくともあと一人、ちゃんと高さ(身長180cm以上)のあるFWが欲しい。
それが富樫か、武蔵か、オナイウかは分からんけど。

全体感を見てみよう。
今名前が挙がっているオーバーエイジ3名を前提に、ざっと18名をシミュレーションすれば↓の通りだ。

【GK】2名
櫛引
中村航

ここは故障さえなければ、この二人以外考えにくい。

【CB】3名
塩谷
植田
三浦弦

不本意だが、岩波は外した。
彼の復帰は7月になるとのことだし、あまりにも直前すぎるからリスク回避。
一見枚数が足りなく感じるかもしれんが、遠藤航など中盤から回せる駒もあるから、敢えて3名に抑えた。

【SB】3名
藤春
室屋
亀川

室屋の回復がダメな場合は、松原、もしくは伊東幸あたりに代える。
一応、塩谷も右SBで使えるので敢えて3枚に抑えた。
亀川は、左右兼任のリザーブ。

【ボランチ】3名
遠藤航
原川
橋本拳

橋本か大島かのチョイスで悩んだが、手倉森さんはここにハードな守備を求めてる気がするのよ。
だってSBに藤春を選ぶ以上、どう考えてもSBは攻め上がりが前提でしょ?
ということは、バランスとしてボランチは逆に堅くしなきゃならんのが道理だ。
原川か大島かのチョイスでも悩んだが、何となく手倉森さんなら原川チョイスじゃないかと。

【攻撃的MF】3名
中島翔
南野
矢島

敢えて、ボランチにも回せるユーティリティ矢島を入れておいた。
逆に2列目の枚数が足りなくなった場合は、同じくユーティリティ原川を一列上げてここに使うのもあり。

【FW】4名
興梠
浅野
富樫
オナイウ

基本、442がベースだろうと想定してるので、ここは敢えて4枚にした。
先発が2枚、浅野はジョーカーとして温存を前提にすると、何かアクシデントがあった時にFW3枚じゃ先発の駒が足りなくなりそう。
久保は、膝が不安なので泣く泣く外しました…。

以上、これで合計18名である。
もしベースが442でなく4231なら、FW4→3(オナイウout)、MF3→4(野津田in)ってところかな?

【442先発】

・・富樫・興梠
中島・・・・・南野
・・原川・遠藤
藤春・植田・塩谷・室屋
・・・・中村

【4231先発】

・・・・興梠
矢島・・中島・・南野
・・原川・・遠藤
藤春・植田・塩谷・室屋
・・・・中村

はい、特に強さは感じませんね…(笑)。
2016/6/13(月)20:57

☆関西人
ブレイク
CMの話。
auの「三太郎シリーズ」の新キャラクターに、遂に一寸法師が出てきたね。
今までも画面の片隅に、一寸法師らしき小さな人間が映りこんでることは時々話題になってたが、まさか巨大化して等身大になるとは全く予想してなかった。
「で、誰?」というオチになってるんだけど、演じる彼の名前は前野朋哉。
彼が初めて注目を集めたのは映画「桐島、部活やめるってよ」で、主役の神木隆之介くんと一緒に行動してた映画部員の役、といえば覚えている人も多いんじゃない?
生々しいキモチ悪さが印象的だったよね(笑)。

思えば「桐島、」をキッカケにブレイクした俳優は多い。
この作品が俳優デビューだった東出昌大はその後一躍スターとなり、今や杏の旦那である。
また、橋本愛もこの作品の翌年に「あまちゃん」で大ブレイク。
山本美月も、いまやCMで見ない日がないほどの活躍ぶり。
太賀も、最近活躍してるよね。ドラマ「ゆとりですがなにか」での怪演は完璧に主役を食ってる(笑)。
あと、松岡茉優。
「桐島、」では一番ムカつく性悪女の役だったけど、あまりにもハマってたもんだから彼女が松岡さんだということに全く気付かなかったぐらいさ。
最近は女優の仕事のみならず、バラエティでもやたら活躍している。

こうしてひとつ作品が大ヒットすると、その作品に出てた無名俳優たちの争奪戦に発展するのはよくある話だろう。
昔でいえば「池袋ウェストゲートパーク」とか、まさにそうだったかと。
また、敢えて有名俳優ではなく無名俳優を起用したがる傾向の監督さんもいる。
たとえば、園子温なんかがその典型。
彼はキャストをオーディションで決める人で、だから主役級にいきなり無名俳優が抜擢されることも極めて多い。
彼に抜擢されたことで一躍スターになった例が、たとえば吉高由里子、満島ひかり、安藤サクラ、二階堂ふみ、といったところである。
吉高さんの時などは、その時のオーディションを沢尻エリカも受けていたという。
沢尻さんはその頃既にスターだったので、てっきり周りは「沢尻で決まりだな」と思ってたらしい。
しかしなぜか園さんは沢尻さんを落とし、演技経験ゼロの吉高さんを選んだワケよ。
だけど実際、そのデビュー作で吉高さんの演技は凄かったんだよねぇ…。
映画「紀子の食卓」、興味ある人は是非見てくれ。

しかしこれだけ「当たり」が続くと、「園子温が抜擢した無名女優は売れる」という妙な法則が指摘されるようになったのね。
これ、園さんも結構プレッシャーになってるだろう。
ちなみに最近における彼の無名女優抜擢といえば、「TOKYO TRIBE 2」のヒロイン・清野菜名ちゃんである。
今、「カロリーメイトゼリー」のCMに出てる子ね。
あまり華がない子ゆえ、彼女が先輩たち同様ブレイクするかどうかは分からない。
でも、確実に業界は注目してるだろう。

さて、全然話は変わるが、ここにきて清武のセビージャ移籍が確実視されてきてるようだ。
コイツも、いよいよブレイクしそうな感じ。
ここまでの道のり、長かったね〜。
思えば元セレッソのクルピ監督も、園監督同様「彼が抜擢した選手は売れる」の法則があったとでもいうべきか、香川のブレイクを皮切りに、乾、清武、柿谷、南野、山口蛍などなど、続々と欧州からお声がかかったワケです(あるいは、家長もここに入るかも…)。
清武は、ちょうど香川がマンUへ移籍した頃にブンデスへと移籍している。
ブンデス的には、「第2の香川を探せ」っぽいノリだったんだろう。
仮に香川が天才・満島ひかりだとしたら、さしずめ清武は安藤サクラといったところか?
ともに園監督の「愛のむきだし」で注目を集めた二人だったのが、満島さんはそこから一気に飛ぶ鳥を落とす勢いで演技派女優の頂点を極め、一方の安藤さんは、知る人ぞ知る個性派女優として地道にやってきた。
だけどその安藤さんが、今年ようやく日本アカデミー賞最優秀主演女優賞を獲ったワケです。
遅咲きの大輪。
そして今、彼女は「ゆとりですがなにか」に初の連ドラヒロインをやっている。
園監督の「最終兵器」が、遂に陽の当たる場所にきたんだよ。

清武も安藤さんじゃないが、これまで代表では常に「脇役」の位置に甘んじてきたよな。
ある程度、実力を認められながらも。
彼自身、意識としては二番手、三番手といったところだったと思う。
しかし、いよいよそういう甘い意識が許されないところにきてるのよ。
なんせ、EL3連覇のセビージャだぞ?
もちろんセビージャに行ったら行ったで、向こうの皆から「で、誰?」と言われるんだろうが、そこは怯んじゃいけない。
「お待たせ!清武だよ、清武!」と厚かましくアイドル感を出すぐらいの心意気が欲しいね。
2016/6/11(土)17:54

☆関西人
編成
あと気になるのが、原口の扱いだね。
結局、ボスニア戦で彼の出番は無かった…。

彼は最初のうちこそ左アウトサイドが定位置と思われてたが、ブルガリア戦でそこは清武、ボスニア戦でそこは宇佐美。
どうやら、原口はアウトサイド脱落、インサイド転向は間違いなさそうだ。
つまり、トップ下orボランチ。
どうも本命はボランチっぽい。
今後が怪しくなってきた柏木の位置に、そのうち原口が入っても何ら不思議はないだろう。

原口はマッチョではないものの、フィジカルの強さは間違いなく柏木より上。
あくまでアウトサイドでしか知らんが、守備も献身的にやるイメージがある。
よって本人の意識次第だが、ボランチとしての適性はあるかと。
何よりキープ力あるからね。
彼はドリブルが得意なので宇佐美とよく比較されるが、そのドリブルの性格はかなり異なる。
宇佐美の場合は小刻みなステップとまたぎフェイントがあって、どこかネイマールに近くラテン色が強い。
特にエリア左側からの侵入を得意としていて、そこはデルピエロゾーンならぬ宇佐美ゾーン、小木45度、彼の独壇場である。
事実、このキリンカップでも敵はほとんど抑えられていなかった。

一方、原口のドリブルはそういうタイプじゃない。
もっとダイナミック。
それほどゾーンを選ばない分、インサイドでもそれを繰り出すことができる。
以前にボランチをやらされた時、直線ドリブルで20〜30m一気にセンターを駆け上がった時は衝撃だったね〜。
宇佐美よりラテン色は薄く、どっちかっつーとゲルマン色が強いドリブルかな?
あれを見て、ハリルのインサイド起用プランを少し納得したんだけど。

音楽でいうと、柏木は香川や清武と同質の楽器だと思うのね。
いうなれば、ギター。
彼ら3人はギターセッションみたいにして、その掛け合いを楽しむ。
チームの中盤を、ひとつのバンド編成で考えてみてくれ。
私のイメージの中では
【長谷部・遠藤航=ドラム】
【本田=ボーカル】
【宇佐美=キーボード】
【香川・清武・柏木=ギター】
なんだが、あとひとつ、バンドの構成としてはベースの存在がどうしても欲しいワケよ。
繰り返すが、柏木はギターである。
ベースではないし、ましてやドラムでもない。
しかし本来ボランチというポジションは、【ベース+ドラム】でリズム編成するのが望ましいと思うんだけど?
かつては、稀代のベーシストとして遠藤保仁がいたんだが、彼が脱退して以降、ずっとベースは不在のように思える。

原口は、宇佐美同様キーボードの担当だと私は思っていた。
だけどハリルが彼のインサイド起用にメドをつけたってことは、どこかにベーシストの資質を見つけたのかもね。
言われてみりゃ、彼のドリブルは香川らに比べて音域がやや低く、硬質である。
意外と、ありかも。
2016/6/10(金)12:11

☆関西人
ボスニア戦B
ボスニア戦、槙野が左SBで起用されていた。
頑張ってオーバーラップとかしてたけど、彼にはそれを期待してるワケじゃない。
そういう持ち味なら、長友で十分だし。
だから槙野には、まず守備が期待されてたと思う。
唯一彼が長友に優ってる点は、その高さなんだから。

基本、日本代表は長友のオーバーラップが売りである。
だからCBは、常に長友が空けたサイドをケアするのが重要なタスクだろう。

長友
↑↑・長谷部↓
←←森重↓↓←吉田

ボランチの一角が最終ラインをカバーする形は、ザック時代から鉄板のお約束。
ただ、これは長友前提のパターンさ。
仮に槙野を左SBにして、これと同じにしても槙野の価値はあまりないと思うんだ。
彼の価値を最大限に発揮するのは↓のパターン。

↑柏木↑
・←←森重↑長谷部
槙野→↑↑←吉田

つまりサイドをオーバーラップするよりも、彼が中に絞ることで森重のフォアチェックをやりやすくするんだ。
たとえばボランチの一角が柏木だった場合、やはりバイタルの球際勝負には不安あるのよ。きっと、そこを狙われるだろし。
だから、森重は柏木の守備を援護する。
そうすりゃ柏木も安心だし、もっと積極的に前へ出て清武らと絡めるだろう。

そういや、ハリルは以前に遠藤航を右SBで起用したこともあったし、クラブで3バックのCBやってる選手をSBに起用するような考え方は元々あるのかもね。
ただし、それを反対する声は根強くあるはず。
なぜって、槙野をSBで使ったら長友という武器を使えなくなるじゃん?
仮にもインテルのレギュラーだぞ?
何が悲しくて、インテルのレギュラーを外してまで浦和の宴会部長を使わなくちゃならんのよ。
「長友と槙野、SBとしてどっちがイイ?」と聞けば、10人中9人は「長友」と答えるだろう。
それは、「平愛梨と水沢アリー、付き合うならどっちがイイ?」と聞けば、10人中9人が「平愛梨」と答えるのと同じことだ。

ところで、皆さんは最近の水沢アリーがどうなってるかをご存じだろうか?
槙野と別れて以降、彼女は再び整形をしたようだ。
もはや槙野と付き合ってた頃の原型をとどめない、セクシー系の美女に変貌している。
興味ある人は、画像を検索してみてくれ。
ダークアモーレって感じだから。
正直ここまで潔い整形を見たのは、マイケルジャクソン以来だな…(笑)。

一方、槙野の同僚、柏木について。
↑に書いた通り、私は槙野SBが実現すれば柏木のボランチも守備負担が軽減してOKだと考えている。
ただし、ハリルはボスニア戦後にこう語ってるんだよね。

「我々は背の高い選手を見つけなければならない」

この発言は、間違いなく柏木にとって逆風だろう。
また、ハリルはボスニア戦での遠藤航を高く評価してるようで、「空中戦もデュエルも強い。タクティクスとして良い選択をしたと思う」と言い、つまり柏木を下げて遠藤を入れた采配を自画自賛してるのよ。
…これ、ヤバイよね。

ところが、当の柏木はそんなのどこ吹く風。
試合後、彼はこう語ってるんだ。

「ボールを持った時の自分の特徴とか、人を使ってリズムを作っていくというのは個人的にはできたし、今の日本のボランチの中でそういうことできる選手は改めて俺しかいないかな、と思いました」

カッコいい〜!
で、多分アジア最終予選ではベンチなんだろうな…(笑)。
彼はそれに納得がいかず、またハリルの自室を訪ねるかもしれん。
うん、確かに一度ハリルと話した方がイイよ。
あまりにも、二人の考え方にはギャップがありすぎる気がするから…。

で、私は改めて試合の録画を柏木中心で見直してみた。
すると、彼はオフザボールでかなり走ってるのがよく分かったよ。
さっきまでアンカーみたいな位置にいたのに、気がつけばゴール前にいる。
左サイドからクロスが出た場面では、毎回のように彼はファーサイドに飛び込んでいた。
大体のパターン、エリアの右から侵入してるんだよね。
これは左利きの彼のこと、シュート狙いということだ。
なるほど、こうして改めて見ると、ボールに絡んでないところで実は彼なりに頑張ってたんだね?

柏木と槙野、浦和の盟友にして調子ノリ世代の盟友。
私はこの二人のこと、決して嫌いではない。
2016/6/9(木)15:56

☆関西人
ボスニア戦A
モダンサッカーの鉄板セオリーとして、
【守備はコンパクトに、攻撃はワイドに】
というのがある。
つまり守る時は皆が距離を縮めて網の目を小さくし、一方攻める時は皆が距離を広げてピッチを広く使っていこう、という考え方ね。

…そんなサッカーのイロハ、今さら何言ってるのよ、という話かもしれんが、しかし日本人にはこれがなかなか難しいのよ。
【守備はコンパクトに】の方はできるんだが、問題は【攻撃はワイドに】の方である。
日本人は、攻める時に「距離を広げる」という作業が苦手のようなんだ。
距離を広げる→フォローがこない→孤立→キープできない、という感じで、みんな選手間の距離をあまり広げたがらない。
よって日本の戦術ベースは、
【守備はコンパクトに、攻撃もコンパクトに】
ということになってしまう。

この「攻撃もコンパクトに」が引き起こす現象として、日本の攻撃は大体がどちらかのサイドにばかり著しく偏ってしまうのね。
ボスニア戦でいえば、左サイドにばかり繋ぎの比重があった。
長友が上がり、宇佐美が仕掛け、清武がそこに絡む。
各々が「ショートパスが届く距離」を維持する為、敢えて一種の密集状態を敵陣左サイドに作るワケだ。

ある程度戦ってると、もちろん敵もこのへんの癖が分かってくる。
よって、ボスニアには密集の裏を逆に狙い所にされたりしたワケよ。
無理して密集を作った裏には、必ず歪みとして空き地ができてるから。
思えばボスニアの最初の交替人員って、右サイド(対峙するのは日本の左サイド)の選手だったよね。

一方、ボスニアの攻め方を少し思い出してみてくれ。
これはもう日本と対照的に、【攻撃はワイドに】である。
つまり攻める時、選手間の距離は全く縮めない。間隔は開いたまんま。
これが何を意味してるかというと、いちいちボールホルダーをフォローしてない、ということなんだ。
考えようによっては、ウチにとってやりやすい話だよ。
向こうのボールホルダーが「孤立」してるなら、こっちは複数人数でそれを囲んで狩ればイイんだから。
…ところがねぇ、それが意外とうまくいかないのよ。
向こうの選手って、仮に「孤立」してても簡単に球を失わないんだから。
こっちはしっかり囲んでるのに、なぜか球に足が届かなかったりしてさ(笑)。
で、あげくにショートパスならぬミドルレンジのパスを蹴られて、それで繋ぎに成功したりしやがる。
これぞ、【攻撃はワイドに】ってやつだろう。

なぜボスニアは、ああやってフォローがなくともキープできてしまうのか?
ここで「欧州の人は上手いから」といってはミもフタもないワケで、それでは「日本人はヘタだから」という自虐論の裏返しにすぎない。
私が見た感じ、これは技術論というよりは、むしろ体躯、リーチなどが密接に絡んでるように思えたけどね。
あとは、潰し合いに対する慣れである。
前半、私が見てて「ありゃりゃ?」と思ったのは柏木の動き。
まず、中盤で柏木にクサビが入る→背後から敵が寄せる→柏木、前を向かずに最終ラインにバックパス、という場面を何度も繰り返し目にしたのよ。
…いや、バックパス自体が悪いってワケでもないんだわ。
そうやってバックパスをリピートし、「また今度もバックパスか…」と思ったところの不意をついてタテに出すような駆け引き、今までヤットもよくやってたから。
でも、今回の柏木のはそういうのと少しニュアンスが違うんじゃないかな、と。
敵の寄せを警戒し、あまりキープしないことを常に心がけてた感じ。
でもボランチがキープしないなら、結局誰がゲームを創るの?って感じになってたんだよね。

後半、柏木が下がって遠藤航が入った。
といっても、遠藤にゲームメイクが託されたワケでもないだろう。
どっちかというと、長谷部の前に出る回数が増えた。
さすがは長谷部、彼は敵とコンタクトしながらでもキチンとキープできる。
ただ、やはりパスセンスだけは柏木に劣るかと…。
「おぉっ?そこ使うか?」とかの意外性はイマイチない。

一方遠藤航はどうだったかというと、まぁ守備は頑張ってたかと。
攻撃では、さほど印象に残ってない。
でもこのポジション、ある程度守備優先もやむなしなのかな〜、と考えさせられたよ。
というのも、後ろのセンターバックの問題さ。
吉田+森重は、割とプレーエリアの広いDFコンビ。
フォアに出てきて起点を潰したり、スライドしてきてサイドを潰したり、ゴール前をよく空けるよね。
それはそれで別にイイんだけど、問題は後ろに空けた広大なスペース、それを全部カバーできるほどのスピードが二人に無いこと。
…それ、ダメじゃん(笑)。
そりゃさ、中澤+闘莉王にだってスピードは無かったよ?
いやむしろ、今の二人以上に無かったかもしれない。
だけど彼らはその分、あまり無理せず、ゴール前の守備だけに特化したワケさ。
そう、まさにポイントはそこ。
今の代表にも中澤+闘莉王のDFコンセプトを再び蘇らせるべきなのか、それとも吉田+森重のDFコンセプトをこのまま維持していくべきなのか。
…私は、今さらラインを低くして受けに回るのは、逆に難しいと思うけどねぇ?

じゃ、これから吉田や森重に代わるスーパーなDFを見つけようかって、私はそれもまた簡単には見つからんと思うのよ。
それより、まずはCB以外がゴール前をカバーする安全保障システムを構築すること。
それに尽きる。
人を見つけることより、システムを見つけることの方がよっぽど現実的なんだから。
と考えると、ますます長谷部+遠藤航の2ボランチ、ありな気がするね?
もしくは山口の復帰待ち、かなぁ。
あの場面、仮に柏木の代わりに大島入れてても何も変わらなかっただろうし。
2016/6/8(水)12:27

☆関西人
ボスニア戦
惜敗でした。
ボスニアは、これで飛車角落ちらしいね?
まぁ、日本も香川・本田不在だから一応そうなんだけど。

しかし、ボスニアはデカいわ〜。
フィジカルで完全に負けていた。
だからハリルの采配にしても、
【柏木→遠藤航】
【長友→槙野】
【宇佐美→小林祐】
【岡崎→金崎】
【長谷部→小林悠】

最後のカードだけは別として、基本的にはいずれも「体躯の強化」というコンセプトが見える。
結局は球際でやられている、という判断だったんだろう。

それでも、全般的に日本はよくやったと思うけどね。
特に前半。
左サイドの攻めが効いていた。
相変わらず、宇佐美のトリッキーな仕掛けはよく効く。
だけど前半飛ばしすぎたのか、あるいはハーフタイムに「右の浅野をもっと使え」と指示が出たのかは知らんが、なぜか後半からの左は沈黙してしまった。
これ、後半から左利きの柏木を下げたことも影響あるかも。
レフティは左足で球を扱う分、視野を左側にとりやすいもんである。

以降、日本はひたすらボスニアの堅固なブロックに苦しめられた。
ある程度のところまでは繋げても、アタッキングサードのところでは引っ掛かる、いつものパターン。
ひとつに、スタメンの選考自体が少し問題あったかも。
たとえば、左の宇佐美と右の浅野。
彼らはこういう膠着した時にこそ、リズムに変化をつけるだけの特別な資質がある選手なんだが、悲しいかな彼らは先発だったがゆえ、すっかり後半には向こうも対応に慣れてしまっていた。
やっぱ、後半にこそジョーカーというか、膠着の破壊者が欲しいよね。
まだ小林祐はよく分からんけど、少なくとも金崎や小林悠はジョーカーってタイプじゃないと思うよ。

ちょっと気の毒だったのが清武。
ブルガリア戦での彼は香川や柏木とのトライアングルで動くことができてたんだが、今回は香川がいなくて、柏木も後半からいなくなった。
もはや、清武が一人で担う責務がデカくなりすぎたんだよね。
終盤、ヘロヘロだったじゃん?
誰か彼を助ける必要があったんだが、さすがにそれを小林祐に期待するのはねぇ…。
せめて、そこは原口だろ。

でもまぁ、こうして課題が出たのはイイことですよ。
みんな、「キリンカップなんて単なるファンサービス興行、無意味な大会」と思ってたでしょ?
先日の7ー2というスコアを見て。
でも今夜、ちゃんとボスニアはサッカーしてくれたよ。
そして日本は「優勝」を逃し、浅野なんて試合後に悔し涙を流してたじゃん?
あぁ、マジだったんだな、と心が洗われたよ。
テレビの前で寝っ転がって、時々キンタマ触りながら観てた自分が恥ずかしくなったね。
そう、これは公式なタイトルマッチだったんだ。
キリンカップで負けて泣く、そういうピュアな精神を持つ浅野の若さをもっと見習わなければ…。

多分、浅野はこのチームに良い空気をもたらしてくれたよ。
先日のPK、ハリルは宇佐美に蹴らせるつもりだったのが、ベンチが「浅野に蹴らせろ!」とうるさかったから監督も最後に折れたらしいじゃん?
それほど、うまいこと浅野はチームに溶け込んだということだ。
で、今夜は先発フル出場。
きっと、愛されキャラなんだろう。
例の平愛梨さんじゃないけど、やはり大家族で育った奴って、人から愛されるのが上手い気がするなぁ…。
2016/6/7(火)22:59

☆関西人
トレンディデビル
もうひとつ、時事ネタについて書いておきたい。
舛添都知事のことね。

「ワイドナショー」で松本人志が、彼のことを「トレンディデビル」と名付けていた。
うん、なかなか上手い命名だと思う(笑)。
ある意味、ネタの豊富さでは斎藤さん以上だよ。
私の中で舛添さんの記憶といえば、今から20年ほど前の「朝まで生テレビ」にまで遡る。
確か当時は東大の准教授という肩書で、新進気鋭の若手論客という感じだった。
彼と同じ立ち位置で、この番組には猪瀬直樹もいたんだけどね(笑)。

やがて舛添さんは、テレビで活躍の場を広げていく。
中でも私の印象に強く残っているのは、「11PM」の後継番組「EXテレビ」にレギュラーとして出てた時の舛添さんだ。
この番組は深夜ゆえ当然お色気要素が強く、当時人気のAV女優がたくさん出てくるような趣向だった。
おそらく番組制作側の狙いは、「AV女優とお堅い国際政治学者のカップリングはミスマッチで面白いよね」という感じだったかと。
…だけどね、舛添さんって「順応力」がハンパなかったのよ。
そりゃ最初のうちこそAV女優との対話に照れてた彼なんだけど、場数を重ねるごとにどんどん慣れてきて、そのうち普通に女優のオッパイ触りながら番組を進行するようになってた(笑)。

おそらく彼の人物像を語るに、この「順応力」は欠かせないキーワードだろう。
「朝まで生テレビ」では論客として順応、「EXテレビ」ではエロオヤジとして順応、家庭を持てば良きパパとして順応、都知事になれば特権者として順応。
全て、順応しちゃう人なんだよ。
もちろん、悪い意味でもね。

ところで、今後舛添さんは辞めさせられちゃうんだろうか?
本人は、全くその気がなさそうだけど。
神経太いよね〜。
喚問でビビりまくって汗ダラダラだった猪瀬前都知事に比べりゃ、舛添さんは比較にならんほどハートが強い。
あれを降ろすのは大変だよ。
というか、舛添さんが辞めりゃ、それで万事解決なのか?
普通、大臣が醜聞で辞任すれば「任命責任」として首相も責任を問われるよね?
じゃ、今回はどうだろう。
一体、誰に「任命責任」があるのか?
それは、都民だよ。
都民が彼のことを自分たちで選んどいて、醜聞を知ったらトカゲの尻尾切り、あとは知らんぷり、ってのはいかがなものか、と。
やっぱさ、筋として選んだ都民も責任を取るべきなんじゃないの?
…じゃ、責任取って都民は都民を辞めるべき?
そんなこと、できるワケないよね。
できることといえば、何らかのペナルティを課すことぐらいだろう。
じゃ、話は簡単だ。
都民に課すペナルティとして、都知事を舛添さんのままにしとくんだよ。
これ以上の罰はないだろう(笑)。
こんな人物を選挙で選んだ、自分たちの愚かさを少しは反省すべきだと思う。
しばらく、舛添さんで我慢しろ。

ところで、皆さんは前都知事猪瀬さんの時の選挙対策委員長をご存じだろうか?
それは他でもない、我らが川淵三郎だよね笑)。
この人は今も首都大学の理事長をやってるだけあって、もともと都政には太いパイプがあるのよ。
なんせ、石原慎太郎とマブダチだし。
もし今後舛添さんが辞任することになりゃ、この人の出馬もあながちあり得なくはない話だ。
確か前回も出馬の噂があって、その時に本人は「年齢的に無理」と言ってたっけ。
だけど、その後に彼は日本バスケ協会の理事長に就任し、それまで誰にもできなかった2リーグ統合という偉業を成し遂げたワケよ。
剛腕は、健在なり。
で、東京都は今後五輪関連の仕事が山積みなワケでしょ?
そこは、02年W杯を仕切った川淵さんの経験を生かせると思うけどなぁ…。
どう?
川淵都知事って、意外と悪くないんじゃない?

…なんてさ、やはり部外者の私(大阪府民)だからこそ、こういう無責任なこと言えるのさ(笑)。
もし川淵さんが大阪府知事になってもイイかと聞かれりゃ、うん、絶対に嫌だよ(笑)。
2016/6/7(火)16:29

☆関西人
小2児童生還
先週、話題になったニュースについて。
例の行方不明になってた小学2年生捜索の件、無事に発見されてホッとしたよね。
というか、私は内心「もう生きてないだろうな…」と思ってたワケで、生きてたからビックリしたぐらいだ。

そもそも、この事件は最初から全容が分かりにくかった。
この両親はただの軽率だったのか、それとも虐待常習者だったのか、中には後者だと疑惑を抱いてた人もいただろう。
しかし結論からいうと、ただの軽率だったのかと。
全く、両親に悪気はなかった。
山の中に置き去りにし、ちょっと怖い思いをさせて子供が「ごめんなさい〜。僕が悪かったよ〜」と泣きながら両親にすがってきたところを、「よしよし、怖い思いをさせてすまなかったな」と抱き締めて和解するようなシナリオだったんだと思うよ。
事実、両親が子供を山に放置したのは僅か5分程度だったワケで。
「それでもこんなやり方は良くない。なぜ対話で解決しようとしなかったのか」とワイドショーではコメンテーターが偉そうに言ってたんだけど、そんなの、完全に部外者のあと出しジャンケンだよ。
そりゃ部外者は、あと出しなんだから何とでも言えるさ。

しかし真相としては、今回のは単に【両親=加害者】【子供=被害者】じゃないと思う。
なぜって、子供は置き去りにされた後、車が去った方向とは明らかに違う進路を自らの意思で選んでるから。
自身は「泣きじゃくって方向感覚がなくなり、車を追ったつもりが逆の道を行ってしまった」と語ってるらしいが、多分嘘だよ。
どんだけ方向感覚なくしても、山道の「上り」と「下り」が分からなくなるワケはないから。
この子供、やっぱヤンチャだわ(笑)。
賢い子だと思う。
両親が作ったシナリオに対し、子供は子供で自分なりのオリジナルシナリオを作ってたんだよ。

【多分、両親はすぐに自分を迎えにくるだろう】
【そこで泣いてすがったら自分の負け】
【だから、その時に見つからないようにしよう】
【しばらく姿を隠せば、両親は焦る】
【しばらくして発見】
【その際、両親は泣いて謝るだろう】
【それで、俺の勝ち】

実際、その通りになった(笑)。
つまり、今回はこの子供が勝ったワケね。
要は「家出」にも近い、子供なりの反抗だったと思う。
要は、親子喧嘩さ。
↑の思考なんて、自分が子供だった頃を思い出すと普通に理解できることである。
誰しも、似たようなこと考えた経験はあるんじゃないの?
ただ今回のは彼の想定よりもスケールが大きくなってしまって、日本全国を巻き込んで自衛隊まで出動させてしまった。
教育問題にまで発展してしまった。
もちろん、子供は命を懸けて社会に問題提起するような意識なんてさらさら無かっただろう。
死んでもイイや、と思ってたワケでもない。
ただ単に彼が逆ギレしてしまい、ムカついた親に対して「お仕置き」をしたかっただけのこと。
数日間の空腹に耐えられたのは、彼自身に「意思」「怒り」「冒険心」、そういうエネルギーがあったからである。
ただ救いを待つ遭難者の意識ではなかったがゆえ、逆に耐えられたんだろう。
自ら選んだ道である以上、我慢しなくちゃしようがないからね。

だから私は、あまりこの子を英雄視しない方がイイと思うよ?
それに、両親をこれ以上責めなくてもイイと思うし。
あとは、家庭内の問題だ。
今後は彼らの中で解決していけばイイんだし、そんなに部外者が口を挟むことじゃないだろ。
終わってみれば、ただの親子喧嘩だったんだから。

ひとつ親の側が反省するとすれば、あまりにも子供をナメてたことだ。
オトナは子供より力があるから、弱い立場の子供に圧をかければコントロールをできると思ってしまう。
ところが、現実はそう甘くもない。
ちゃんと子供は子供で考えてるから、時にはこういう形で逆襲してきたりする。
こういうのは、親子だけのことじゃない。
経営者と労働者、あるいは為政者と市民などでも、時に下の側が勝つこともある。
どの世界だって、弱い側は弱い側なりに考えてるもんだし、また常に自分の身の守り方、戦い方を考えてるもんなんだから。

皆さんは、サポーターという立場だ。
これは弱い立場だと思う。
「自分たちはカネを払ってるお客様だから強い」と勘違いしてる人もいるだろうけど、実はJクラブの多くはチケット収入よりスポンサー収入の方で支えられてるのが現実。
だからさ、サポなんてムチャクチャ弱い立場だよ?
それでも、時にサポは戦わなくてはならない。
だって理不尽なフロント、理不尽な監督の暴挙に怒りたくなることも当然あるでしょ?

私はサポがクラブと喧嘩する際の手段として、最も参考になるのが今回の事件だと思う。
要は、サポが「消える」んだよ。
よく抗議手段として応援ボイコットというのは見るが、そこを一段階進めてサポがスタから丸ごと消えるのが最も効果的な手段かと。
チケットを買った上での応援ボイコットじゃ、クラブ経営に何らダメージ与えないからね。
「いくら何でも試合観れないのは困るわ〜」という人もいるだろうが、あの小学2年生は飯も食わずに数日間の孤独を耐えたんだぞ?
サポも本気で戦う気なら、スタで試合観れないぐらいは耐えろって。
市民運動として皆が一致団結し、誰もスタに行かない。
アウェー席は入ってるけど、ホーム席はガラガラという異常な光景を中継してもらおうよ。
多分メディアは面白がって、ワイドショーでも取り上げられるはずさ。
ワケ分からん評論家みたいな人たちまでコメントするようになってきて、それこそ今回の事件の両親に対してのごとく、猛烈なバッシングがクラブ経営側を襲うだろう。
当然、社長は半泣きで会見せざるを得ない…。

ちょっと汚ないやり方かもしれんが、これこそ子供が親に勝てる喧嘩必勝策だよ。
ワイドショーは、まさにバッシングの増幅装置だ。
これ、最凶の武器だね。
こういう喧嘩の仕方、今回私は小学2年生に教えてもらいました…(笑)。
2016/6/6(月)14:33

☆関西人
アモーレ
じゃ、最近話題のアモーレについて。
私は今回初めて知ったんだが、アモーレって「愛する人」って意味なのか。
昔、中森明菜が「アモ〜レ〜♪」と歌ってたのを何となく思い出した。
なんて曲だったかな?

まぁ明菜さんの話はイイとして、今回は平愛梨さんの話である。
この人、確か映画「20世紀少年」でヒロインのカンナ役でブレイクしたんだよね?
この役以外、女優としては全然売れてない人だと思うけど。
ただ、最近はバラエティ番組でよく見る。
といっても喋りが大して面白いワケでもなく、頭が良くてアドリブの機転がきくワケでもなく、年齢的に若いワケでもなく、かと言ってセクシーなオトナ路線でもなく、言っちゃ悪いけど将来性があるタレントでは決してないだろう。
賞味期限は、せいぜいあと数年といったところか。
このぐらいのタイミングで、結婚→引退(もしくはママタレ変更)は極めて賢い選択だろう。

私はあまりこの人に詳しくないので、この機会に彼女のことを少しネットで調べてみた。
すると、業界内で結構評判の良い人なんだね。
性格が良く、スタッフ受けがかなり良いらしい。
なるほど、それでバラエティ番組からのオファーが結構あるワケか。
興味深いところでは、彼女と仲が悪いタレント(共演NG)として、あの芹那の名前が挙げられている。
芹那って、確か以前に長友と噂になったよね。
ただし、あれは完全にガセネタで、一説によると芹那サイドからのリークが騒動の発端だったとやら。
なんか知らんけど勝手に熱愛相手に仕立て上げられてしまい、長友は「芸能界って怖い…」とボヤいていたという。
しかし、そういう痛い経験があってもこうして芸能人と交際してるということは、愛梨さんは芸能人っぽくない女性なのかもね。

愛梨さんは、キャラが「天然」だという話がよく出ている。
ただし本人はこれを否定していて、「私は天然じゃない。単にミスが多いだけだ」と主張してるらしい。
この発言を聞く限り、ホンモノの天然だろう。
彼女の天然エピソードで私が気に入ったのは、ボジョレーヌーボーのネタである。
彼女がボジョレーヌーボーの発売解禁日に、「あ、ボジョレーヌーボー買って帰らなきゃ。今日が発売日だよね?」と言おうとしたんだと思われるが、実際は「あ、ボラギノール買って帰らなきゃ。今日が発売日だよね?」と言っていたという。
意味が解らず周りが凍りついていると、彼女は「お母さんが喜ぶから」と付け加えたらしい。
お前の母ちゃん、痔なのかよ(笑)?
言葉の間違いは誰にでもあるにせよ、ボジョレーヌーボーとボラギノールでは、「ボ」しか合ってないし(笑)。
おそらく、長友はこういうところに惹かれたんだろう。

また、愛梨さんの家は大家族で、男4・女2の6人兄妹だという。
ブルガリア戦でスタンド観戦してた時、隣にいたのが妹の祐奈ちゃん。
祐奈ちゃんは関西じゃ有名で、JAバンク兵庫のCMキャラクターを務める美少女だ。
個人的には、姉よりも遥かにカワイイかと。
どうやらかなり仲の良い家族らしくて、祐奈ちゃんは最近までお父さんと一緒にお風呂に入ってたらしい。
どうやら、愛梨さんも同様だったようだ。
…これは、けしからん!
お父さん、いくら親でもそれはいけませんぞ!
あと、お兄ちゃんというのもなかなかのクセモノで、学生時代は愛梨さんに告ってくる男子をことごとく撃退してたとやら。
家族愛も、ここまでくると少しウザいな〜(笑)。
そういうことするから、あんな天然に育っちゃうんだろう。
また、愛梨さんはお父さんから「結婚するまで男子に裸を見せちゃいかん」とキツく言われてるらしく、それを忠実に守ってることを公言してるらしい。
もしそれがホントなら、長友と愛梨さんにはまだ肉体関係がないのかも?
一応、妊娠疑惑は出てたけどさ…。
仮に肉体関係があったとしても、おそらくは着衣のままだったと推測される(笑)。

しかし二人の仲がここまでオープンになった以上、もはや結婚は必至だと思う。
姉さん女房か。
仮にそうなりゃ、↑の流れとして愛梨さんはたくさん子供が欲しいタイプだろう。
それこそ、6人ぐらい子供作っちゃうかもね。
毎年毎年産むもんだから、代表も「ゆりかごパフォーマンス」が食傷気味になってきたりして…。またかよ、って(笑)。
でも考えようによっては、長友のDNAが次世代に増殖することは日本サッカー界にとって非常に良いことだ。
どう考えても体幹が優れた遺伝子だろうし、ヘタすりゃ生後6ヶ月ぐらいで歩き始める子供だよ。
もうね、長友にはイタリアの種馬になってもらおうか(笑)。

まだ結婚自体は未定とのことだが、この先破局なんかしたら赤っ恥だから必ず結婚してほしい。
結局、愛梨さんは三瓶と入籍しました、なんてさすがに笑えないからね。
一説には、今回のは愛梨さんサイドからのリークだという話もある。
それじゃ、芹那と一緒じゃん(笑)。
リークは三瓶じゃないの?
久々にテレビ出たくてさ。
しかし、この報道のタイミングがキリン杯直前、しかも愛梨さんは祐奈ちゃんも連れてスタンド観戦。
あまりにデキすぎたスケジュール調整ゆえ、ちょっとだけ「オトナの関与」を感じるよね。
そのうち、愛梨さんがKIRINのCM決まったりして…。
2016/6/5(日)14:46

☆関西人
ダイアゴナル
続きね。

ブルガリア戦でひとつ気になったのが、右サイド小林悠の起用である。
明らかに本田とは違うキャラだ。
じゃ、なぜ彼が右サイドで起用されたのかというと、早い話がフロンターレでもそのポジションをやってるから。
いわば、専門である。

このポジションで起用される選手って、いわゆる「ウィング」、ドリブルでサイドを突破してからセンタリングを上げるようなイメージが湧く。
だけど、小林はそういうタイプでもないだろう。
ザック時代の右サイド、岡崎もまたそうだった。
岡崎も小林もドリブラーというよりは、裏を狙う系のFW。
オンザボールのスキル以上に、球を触る以前、オフザボールの時点で勝負を70%ぐらい決めちゃうようなスキルがあるタイプなんだ。
動き出しの速さ等で。
そういう彼らを敢えてサイドに配置してることにこそ、この戦術の醍醐味があると思う。

ひとつに、ダイアゴナルランというFWの動き方がある。
斜めに走るやつね。
この走り方に一体何の意味があるかというと、これはDFする側として非常に困るのよ。
だってさ、たとえば守る側がゾーンDFを敷いてたとして、そこを斜めにグイグイ走られたらマークの受け渡しをするにも混乱をきたすから。
基本、守備ゾーンというのはスクエアの形状。
それはタテに強くとも、斜め方向の負荷には妙な脆さが出ちゃうワケよ。

で、岡崎や小林をサイドに使うことの最大の狙いは、そこにある。
決してサイド突破が主眼じゃないんだ。
だからブルガリア戦の後半、浅野を右サイドに置いたことに対しても、「ハリル、分かってね〜な〜。浅野を使うならサイドじゃなくセンターだろ?」と思った人はいるだろうが、狙いを分かってなければ確かにそう感じるよね。
あの場合、浅野の役割はサイド突破というよりはダイアゴナルランだったと思う。
たとえば、左で宇佐美が仕掛けてラストパスを放り込んだところに、金崎がニアで敵を引き付け、もう一方で死角となったファーからダイアゴナルに浅野がエリア侵入しちゃうワケよ。
自慢のスピードで。

仮に右が本田なら、あまりそういうのは期待できない。
私は、こういう攻め方は面白いと思うけどな。
別に、右に限った話じゃないんだ。
仮に右で本田が起点を作る場合は、逆にダイアゴナルFWを左で配置してみるのも悪くないかと。
大体さ、考えてみてよ。
岡崎って最近でこそセンターで起用されるようになってきたけど、少し前まではずっとサイドが定位置だったじゃん?
それでいて、代表での通算ゴール数は歴代3位だよ(近いうち2位になるはず)。
いかに、ポジションがサイドからでもゴールを狙えるかということだ。

今は、どのチームも堅固なブロックで守備をしてくる時代。
ただ足が速いからって、あるいはドリブルが上手いからって、あるいは繋ぎが上手いからって、そう簡単にブロックを崩せるもんでもないのよ。
やはり虚を衝く、みたいな形でないとなかなか得点をできないもんさ。

私はボスニア戦、もう一回小林悠にチャンスあげてほしいなぁ。
ブルガリア戦では、彼の本領をあまり見れなかったからね。
かつてザックは、彼を本大会23名枠に入れる予定でいたらしい。
もともとFW岡崎の動き方を高く評価していたザックだけに、その岡崎のリザーブとして筆頭候補が小林だったんだそうだ。
結局、怪我で頓挫したけど。
なんか知らんけど、いつも彼は怪我で代表から離れるイメージ。
そんな彼が、皮肉にも今回は怪我の本田の代わって先発に入ったワケね。
このレアな流れ、大事にしてほしい。
それこそ武藤嘉紀に対する武藤雄樹みたいなもんで、小林悠もまた、今後は「じゃない方の小林」として存在感を発揮してほしいよね(笑)。
2016/6/5(日)10:22

497495

掲示板に戻る