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過去ログ492 2016/4/9 21:20

☆関西人
布陣A
続きね。

戦国時代のファンタジー、おとぎ話として語られることの多い「車懸けの陣」だが、ひとつ私が好きなポイントは、円陣の中心に大将を置いてる点だ。
普通、陣形の一番後ろに配置するもんだろ?
だって、大将とは将棋の駒でいうと「王将」であり、その駒を敵に取られた時点で即に終局である。

しかし、大将が一番後ろにいると弊害もある。
なぜなら、そこからでは戦いの最前線を把握しにくいし、司令塔として指示を前線に出そうにも距離があるから、伝達に時間がかかりそう。
その点「車懸りの陣」は、前後左右あらゆる部隊のすぐ至近距離に大将がいるワケで(なんせ、円陣の真ん中)、司令塔として機能しやすいかと。
ただしその代償としては、どうしてもリスクを張らなければならん。
仮に前線部隊が敵に突破されりゃ、緩衝の部隊がないから本陣がいきなり襲われることになる。
それ、ヤバイよね…。

もし本当に上杉謙信がこの「車懸け」を使ったのだとしたら、彼は自らの武力に相当な自信があったのかも。
実際、彼は体が大きく屈強な人だったという。
そう簡単に俺は討ち取られんぞ、と強気な姿勢を敢えて示してたのかな?
襲われても、俺自身の武力で跳ね返してやる、と。
そういや、武田信玄との「川中島の戦い」で謙信は自ら単騎で敵本陣を急襲し、信玄に一太刀浴びせた有名なエピソードがある。
もちろんこれは創作だろうが、しかしこんな話を盛られるほどに謙信は個人として戦闘能力が高かったということかと。

思うに、戦争で最も重要なのは命令指示系統である。
現代でこそ無線機など通信手段はあるものの、どう考えても戦国時代に無線機はない。
当時の武将たちは、一体どうやって戦術采配をしていたんだろう?
よく歴史ドラマなんかでは、小高い丘で大将が軍配みたいのを振るうと兵士たちがそれに合わせて一斉に動くが、多分現実ではあんなのムリムリ。
それが仮に何万もの大軍だとして、遠くにいる大将の軍配の動きなんて兵士たちは絶対見えないって…。
その点でいうと「車懸けの陣」は、大将が各部隊と等しく近距離を保った円陣ゆえ、大将の戦況把握が迅速かつ正確で、また同時に戦術指示伝達も迅速だったと思われる。
なるほど、司令塔を真ん中にした円陣ってのは、なかなか効率的なんだな?

で、この「車懸けの陣」をサッカーでシミュレーションするなら、私はやはりクライフバルサ、伝説の343が最も近いと思う。

【車懸けの陣】
・・・▲
▲・・▲・・▲

▲・・△・・▲

▲・・▲・・▲
・・・▲

【クライフバルサ343】
・・・FW
WG・・MF・・WG

MF・ピボーテ・MF

SB・・CB・・SB
・・・GK

なるほど。
クライフバルサは、ピボーテを円陣の中心、大将格にした「車懸け」だったんだな?
そう解釈すると、なぜクライフが「ピボーテは絶対に1枚。2枚(2ボランチ)ではダメ」と主張したかという理由が少し解るような気がするんだ。
また、当時ピボーテのグアルディオラに「センターサークルから出るな!」と命じた理由も少し解るような気がするんだ。
ピボーテとは「車懸け」の中心点であり、その軸が円周と等しく近距離を保つ為には、むしろ動き回っちゃダメだ、ということなんだろう。
ただし、円周の外郭は積極的なポジションチェンジ(すなわち回転)が奨励される。
それが、クライフ流。

別にクライフは、こうした戦国時代の兵法、陣形に精通してたというワケではないはず。
おそらく「車懸け」も「鶴翼」も「魚鱗」も、全く知らんと思うよ。
だけどサッカーとは本質が模擬戦争であり、もともとカルチョのルーツは古代ローマの軍事教練だったという説もあるぐらいなんだから、両者のフォルムが似通ってしまうのは割と当たり前のことなのさ。

それにしても、上杉謙信とヨハンクライフが時空を超えて繋がる話って、なんかロマンチック…(笑)。
2016/4/9(土)21:20

☆関西人
布陣
「真田丸」を見るようになって、私は最近また戦国時代の「布陣」に興味が湧いてきた。
ドラマに出てくる真田昌幸(真田幸村の父)は、あの徳川家康に勝った名将である。
両者が戦った際、徳川の軍勢は7000で、真田の軍勢は2000。
それでも、真田は圧勝した。
どうして勝てたのかに興味ある人は、今日の「真田丸」再放送を見て確認してくれ。

なぜ真田がこれほど強いのかというと、もともと真田昌幸は武田信玄の側近だった武将。
戦国時代研究において、昔から武田軍最強説をよく聞く。
何より、軍略に優れていたんだそうだ。
信玄はもとより、軍師・山本勘助も有名だよね。
おそらく武田家には日本屈指の軍略ブレーンが揃ってたんだろう。
ましてや、武田信玄が主に戦った宿命のライバルは上杉謙信。
この謙信もまた戦争の天才といわれてて、両軍の攻防はかなりのハイクオリティだったことだろう。
そういう環境で参謀として揉まれた真田が、知略家としてハイクオリティに磨かれたことは想像に難くない。

私は戦国史にさほど詳しくはないんだが、それでも「武田八陣」という言葉をよく耳にする。
古代中国の孫子や諸葛孔明の兵法に学び、武田家は戦術布陣を学術的に体系化していたらしい。
中でも有名な陣形といえば、皆さんも一度ぐらいは耳にしたことがあるだろう「魚鱗の陣」と「鶴翼の陣」。
これを言葉で説明するのはメンドくさいので、↓に図で表すことにする。

【魚鱗の陣】
・・▲
・・▲▲
・▲▲▲
▲▲△▲▲


【鶴翼の陣】
▲▲・・▲▲
・▲・・▲
・・▲・▲
・・▲▲
・・・△

これ見て、サッカーファンなら間違いなく「お〜っ?」と思うよね。
まず「魚鱗の陣」は、どう見ても4321フォーメーション。
ミランで有名な「クリスマスツリー」じゃん。
なんか、セリエっぽい。
後ろに人数をかけてて、かなり守備は堅そう。
ブロック布陣だね。

一方、「鶴翼の陣」はもっとテクニカルというか、ワイドに開いて敵を包囲するようなイメージだな。
いわゆる、ポゼッション型?
守備としては、敵を挟むプレス戦術。
フォーメーションとしては、ブラジルっぽい424(442BOXの変形)に見えるわ。

イメージは、欧州型vs南米型。
この両布陣、どちらが優れてるかという問いに正解はない。
ただ、史実のひとつとして武田軍が「魚鱗の陣」、徳川・織田連合軍が「鶴翼の陣」をもって激突し、結果は武田の圧勝だったんだそうだ。
武田は、日本一の騎馬軍団が売りだからね。
そのパワーでプレスの包囲を破ったんだろう。

思うに、FWの破壊力に自信があるなら「魚鱗」がイイのかと。
しかしFWの破壊力にあまり自信のない日本代表なんかは、この型で攻めるべきじゃないね。
やはりウチの攻撃は、「鶴翼」だよ。
ワイドに開いて、サイドから包囲する。
↑の「鶴翼の陣」の図を見てもらえばお分かりと思うが、これは両SBが上がって実質2バックになったポゼッションスタイルなんだ。
試合の流れの中で、日本代表はよくやってる。
もちろん気をつけなきゃならんのは、相手の逆襲スピード、カウンターである。
そのスピードを止められなければ、それこそ武田騎馬軍団にチンチンにされた徳川・織田連合になってしまうから…。

思うに、「鶴翼」と「魚鱗」を戦術としてうまくハイブリッドさせたのが、昨年のJリーグ覇者・サンフレッチェ広島の可変システムかと。
攻撃では両WBが前線まで上がり、サイドを厚くした5トップを形成(鶴翼)。
一方、守備時にはその両WBが最終ラインまで下がって、5バックを形成する(魚鱗)。
さすが、広島は知将・毛利の血脈だけのことはあるわ。

じゃ、ついでにもうひとつ。
歴史ファンの間で「鶴翼」より「魚鱗」より遥かに人気を博してるのが、実は「車懸りの陣」ってやつなんだ。
これは伝説によると川中島で上杉謙信が使ったとされてて、しかし本当に使ったかどうかは怪しい幻の陣形だったりするんだけど。

【車懸りの陣】

・→▲→▲→
↑▲・・・▲↓
▲・・△・・▲
↑▲・・・▲↓
・←▲←▲←

何これ?
黄金期磐田のNーBOX(笑)?
あるいは、バレーボールのローテーション?
なんか知らんけど、グルグル回るんだそうだ。
その狙いは、前線が消耗→撤退→フレッシュな部隊を補充→前線が消耗→撤退→フレッシュな部隊を補充、というローテーション機能らしい。
なるほど。
確かにサッカーでも、FWやサイド選手など特定のポジションが激しく消耗する一方、後ろのCBなんかは運動量多くないからさほど消耗してないもんだ。
それなら、「時間帯によって前と後ろの選手を入れ替えたら、消耗をイーブンにシェアできるんじゃないか?」という発想、面白いといえば面白いかも。
ある意味、ポジションを固定しないトータルフットボール。
きっと上杉謙信は、クライフっぽい天才肌の武将だったんだろうなぁ…。
だけど、サッカーだと消耗した選手は普通に交替できるルールがあるんだから、残念だけど「車懸りの陣」は却下しますね(笑)。
2016/4/9(土)9:34

☆関西人
カワイイ
今夜、「アンビリーバボー」を見ていた。
私が大好きな動物特集だった。
動物ってカワイイよな〜。
MCの剛力さんもカワイイよな〜。
「アンビリーバボー」、結構好き。

多分こういう番組の作りは制作者にとって楽で、効率イイと思う。
YouTube等から動画を引っ張ってきて、ただそれを流すだけなんだから。
特に「ペットの動画」と「赤ちゃんの動画」は、YouTubeでネタが無尽蔵にある。
そしてテレビ界の常識として、動物ネタと赤ちゃんネタは確実に視聴率が取れる鉄板中の鉄板。
で、私もYouTubeでついついそういう動画を見ちゃうのよ。
やはり見るのは、「ペット」と「赤ちゃん」が多いかな?
なんか、癒されるから。
中でも最強の組み合わせは、ペットと赤ちゃんが一緒に遊んでるパターンのほのぼの動画。
これにハズレは100%ない。

ただ最初、見ててヒヤヒヤするんだよね〜。
よくあるのが、赤ちゃんがペットの犬(猫)を乱暴に触ってる動画だが、相手はペットとはいえ牙も爪もある獣。
赤ちゃんを傷つけたりしないかと心配になる。
しかし、その動画を撮ってるのは赤ちゃんのお母さんかお父さんだろうし、危険はないことを確信してる様子。
実際、そのペットは絶対に赤ちゃんを傷つけないのよ。
シツケられてる、というレベルじゃない。
踏まれても叩かれても尻尾を引っ張られても怒ることなく、むしろ慈愛に満ちた表情で赤ちゃんに接している。
今夜の「アンビリーバボー」でも、赤ちゃんが犬の耳を引っ張って噛みついたりしてたけど、犬はおとなしくそれを我慢(笑)。
私は思うんだよね。
おそらくペットにとっても、人間の赤ちゃんはカワイイんじゃないか、と。
我々が犬や猫の赤ちゃんを見てカワイイと思うのと同じ感覚だろう。

この「カワイイ」という感覚、おそらくは哺乳類に備わった本能だと思う。
哺乳類は、爬虫類や昆虫と違って「子育て」をしなくてはならない。
親が保護者となり、乳や餌を与えるワケよね。
もしも親に赤ちゃんを「カワイイ」と思う本能が備わってなければ、親は育児放棄をして子を死なせてしまう。
つまり、種族が絶滅してしまう。
一方、爬虫類や昆虫は親が子を「カワイイ」と思わないのか、子育てを一切しない。
だから子は大量に死ぬことが前提になってて、親は大量の卵を産むんだよな…。

人間は、もちろん哺乳類である。
よって、虫のようには大量の子を作れない。
だからこそ、稀少な赤ちゃんを「カワイイ」と思う本能が強く強くプログラムされているんだ。
ただ最近心配なのは、その本能プログラムが少し弱まってきてるのでは?という兆しが見えること。
幼児虐待、育児放棄など、話としてよく聞くよね。
ひょっとしたら文明が許容を超えて進んだことにより、野生レベルの本能が少しずつ薄まってきてるということなんだろうか…?

本能の薄まりの顕在化として、近年では若者のセックスレスも指摘されてきている。
「やりたい…」と日々悶々とするのは若者の特権かと思いきや、意外と今はそうでもないとやら?
昔に比べ、10〜20代の童貞・処女比率は上がってきたというデータもある(信用できるかは知らんが…)。
ひょっとして、エッチも飽食の時代だから?
私なんかの小学時代は、それこそ河川敷に落ちてたエロ本を宝物とするほどエッチに飢えてたもんだが、今じゃスマホやパソコンで小学生でも簡単にアダルト動画を視聴できる環境だもんなぁ。
ある程度は目も肥えてしまい、だからそのへんにいるような現実の女の子レベルじゃ性欲も湧かんのだろ。
で、二次元アニメキャラの女の子の方に萌えたりして(笑)。
普通のアレじゃ萌えないもんだから、最悪のパターンは女子中学生を拉致監禁したりして…。

こういう話を受けて、「今の若者が心配」「日本の将来が心配」とする声も確かにある。
…いやいや、心配すんなって。
最近ちょっと変な若者の事件があったからって、あれがイマドキの若者のスタンダードじゃないだろうし。
寺内樺風(←さすがイマドキの子っぽくキラキラネームだよね)は、今23歳だっけ?
サッカーでいえば、リオ五輪世代とほぼ同年代だ。
だけどリオ五輪世代見てると、全く健全そのものである。
たとえば遠藤航や原川や櫛引なんて、もう結婚して子供までいて、あの齢でお父さんオーラまで出してるじゃん(笑)。
彼ら見てると、まだまだ日本は大丈夫だな、と思う。
なんか知らんけど、昔からサッカー選手は早婚が多い。
あと、子沢山が多い。
一見草食っぽく見える俊輔やヤットですら、子供が四人もいるんだから。

やっぱ、アレでしょ。
サッカー選手って、みんなで「揺りかごパフォーマンス」やりたいのよ(笑)。
その為には、子供を作らなきゃね。
あと、試合のたびに小さな子供と手を繋いで入場とかするワケじゃん?
ああいうのも、「俺も早く子供欲しいなぁ」とか思うキッカケかも。
そう、サッカーと子供は絶対に不可分なんだ。
つまりサッカーの普及こそ、日本の少子化を救う策だと言っても過言ではない。

ところで、アジアのスポーツ大国である中国がなぜサッカーだけはあまり強くないのか?
これも、私は今までの「一人っ子政策」が障害になってたと思うよ?
「揺りかごパフォーマンス」、めったにできないワケで(笑)。
ただし、中国は昨年「一人っ子政策」を正式に廃止したとやら。
多分、奴らはこれからサッカー強くなるぞ。
2016/4/7(木)22:39

☆関西人
仮名さん。
ガンバ、またしても吹田スタジアムで負けちゃいましたな…。
なんつーか、専スタができたからって、必ずしもチームは強くなるワケじゃないのね。

さて、スタジアムの話。
「もっと日本中に、サッカー専用スタジアムがたくさん建設されればイイのに!」
と思う人は多いだろう。
確かに、大阪に専スタができたのは素晴らしいこと。
だけど全国津々浦々にそれが必要かというと、ちょっと微妙なところだね〜。

たとえば今夏に選挙があるとして、小選挙区の立候補者が「私が当選した暁には、必ずや我が町にサッカー専用スタジアムを建設します!」というマニフェストを掲げたとしよう。
それに対し、果たして有権者たちは喝采するだろうか?
仮に百数十億円がかかるとして、その財源は多分税金だろ?
そんなもんに血税を投入すんのか? サッカースタジアムなら今でもあるだろ?(陸上トラック付きだけど…)というリアクションが世間では多い気がする。
今の時代、税金で何かを建設しようというなら、まず優先は間違いなく保育園でしょ。
選挙の立候補者も「私が当選した暁には、必ずや我が町に保育園を作ります!待機児童をゼロにします!」というマニフェストの方が有権者には絶対ウケるって。
サッカー専用スタジアムは、やはり「必需品」というより「贅沢品」の範疇だし。

吹田スタジアムがうまく実現したのは、やはり税金でなく寄付を財源にできたからだろう。
もし税金で作ろうとしたなら、金額の大小とかは関係なしで反対派は必ず出てくる。
反対派は、こう言うだろう。
破産したギリシアを見てみろ、と。
あの国がこうなったキッカケは、アテネ五輪でアホみたいにスタジアムやら何やらを作ったことが原因のひとつ。
あと、ブラジルもそうだよね。
一時期まで経済成長著しかったブラジルが、なぜかW杯を経てから経済が急降下している。今、正直いうとリオ五輪どころじゃないみたい。
サッカー好きやスポーツ好きばかりのあの国で、なぜかスタジアム建設反対のデモが起きたぐらいさ。

普通ワールドカップや五輪が開催されりゃ、その国の経済は潤うのが常識。
でもその常識自体、最近ちょっと疑わしくなってきてるワケね。
そりゃ、確かに瞬間的には潤う。
ただし問題は、お祭りが終わった後のこと。
維持、メンテナンス、とにかくスタジアムってのは金食い虫なんだ。
何より投資の回収は、それほど容易なことじゃない。
特にサッカー専用となると、もともと年間興行数が多くないから収益性が悪い。
野球場の収益とは比較にならんよ。
だから、サッカースタジアムひとつ作るのって、実は勇気いることなのよ。
そういや、広島が新スタ作ろうとして難航してるんだよね?
ちゃんと、できるのかなぁ…?

そして、仮名さん。
長澤まさみは確かに喋り方がアレだが、美人であることに間違いない。
ドラマで真田信繁は長澤まさみを無視して、黒木華を選んだ。
私は、逆に黒木華はないわぁ…。
カラダにピース。
カルピス。
2016/4/7(木)0:45

☆仮名
お久し振りでございました。
関西人さん

自分の席は、揺れを多少感じました(笑)
揺れるのはそういう工法らしいです。
新スタがそうかはわかりませんが。

確か6月の代 表戦に、天皇杯決勝は決まってたと思います。
国立が出来るまでの処置でもあるんでしょうが、そういう時期に新スタがあるってのは、ガンバのみならず、日本のサッカーにとって意味があると思いたいです。
無ければ、長居でサラッとやって終わりだったんでしょうし。

単純に二万人収容だと70億で出来るのかとなれば、
ちょっと地方が変わりますよね。

財界人も「関西のために」と動いたという記事も見ましたし、上手く活かさんとあきませんね。

まずは使用しているクラブがしっかりしないとですが、現状、新スタ効果が切れても人を集められるの?レベルですしねぇ
課題です。


「真田丸」は長澤まさみの喋りだけどうにかしてほしいです。
2016/4/6(水)18:35

☆関西人
クラシック
最近、私はNHK大河ドラマの「真田丸」にハマっている。
脚本が三谷幸喜というだけあって、放送45分の中で最低2〜3回はプッと吹き出してしまうようなショートコント的要素があるのがイイ。
こんな大河ドラマ、珍しいよね。
その一方で三谷さんは高度な歴史オタクらしく、意外にもちゃんとした歴史ドラマの作りになっている。
幸村(信繁)の父・昌幸の人物像が何と魅力的なことか。
草刈正雄、カッコいいわ〜。
権謀術策に長け、相手の裏の裏をかいた戦いの采配。
特に忍者を使った諜報工作戦は、まるでスパイ映画を見てるような気分にもなる。
実に面白い〜。

「今さら何で草刈正雄?」と思った人も多いだろうが、これは三谷さんが過去のNHKドラマ「真田太平記」をオマージュしてるということらしい。
「真田太平記」は80年代にヒットしたドラマらしく(私は見たことない)、そこで真田信繁役を演じたのが草刈さんだったとのこと。
ただ、「太平記」は「真田丸」と違って信繁が主人公ではない。兄の信之の方が主人公、「真田丸」でいうと大泉洋の役だね。

私は昔から三谷幸喜の大ファンなんだが、この人の脚本家としてのスタンスは常に「過去の名作に対するオマージュ」がある。
今回の「真田太平記」に対するオマージュもそうだが、他にも「古畑任三郎」は名作「刑事コロンボ」へのオマージュだし、彼の出世作「12人の優しい日本人」は名作「十二人の怒れる男」へのオマージュだし、「有頂天ホテル」は名作「グランドホテル」へのオマージュである。
他にも、彼が作る映画のテイストは大体がビリーワイルダーやヒッチコックやフランクキャプラあたりに倣っていると思う。
個人的な話だが、私もまた巨匠たちのクラシック映画が大好きなんだわ。
それらを見てると、あまりにもテイストが三谷さんっぽいんで笑ってしまうほど。
おそらく、三谷さんは高度なクラシック映画マニアなんだろう。
彼の「ステキな金縛り」という映画の中でも、フランクキャプラの「スミス都へ行く」や「素晴らしき哉、人生!」が重要なアイテムとして出てくるワケで。
このへんが、私みたいなファンにはタマらんのです。

なんつーかな、そもそもオタク気質の人間って、好きを突き詰めてどんどん古い方へ古い方へ行っちゃうのよ。
音楽マニアとか、そうでしょ。
音楽が好きな人ほど、50〜60年代のアーティスト名を異常によく知ってるもんだ。
わざわざLP盤のレコードを収集したりして。
あとサッカーでも、クラシック好きのファンは多く存在する。
私なんかも、それに該当するわ。
まだ若かった頃の話だが、Numberビデオ「世紀の名勝負シリーズ」をよく収集したもんさ。
「74年W杯オランダvsブラジル」とか、「82年W杯ブラジルvsイタリア」とか、それこそビデオテープが擦りきれるほど何回も何回も見たよ。
私にとって、最高のテキストだった。
ただし当時はVHSだったもんだから、後にビデオデッキを処分する際にソフトも処分せざるを得ず、今は手元にNumberビデオが一個も残ってないんだよね…。
復刻版DVDって、今販売されてるの?
今度、DVDショップに寄ってみよう。

話は変わるが、先日ヨハンクライフが遂に亡くなっちゃったね…。
まだ68歳というから早すぎる。
でも、人間とは死をもって初めて真のレジェンドとなる。
晩年のクライフは、ただの「口やかましい爺さん」になってたからね(笑)。
そういう意味じゃ、この死をもってクライフのステイタスはますます上がるんじゃないかな?
それこそ映画におけるビリーワイルダー、フランクキャプラ、ヒッチコック、あるいは音楽におけるビートルズ、それらとステイタスを同じくして、サッカーではクライフ。
彼こそ、レジェンドの最高峰だと思う。
ペレは?マラドーナは?と思うかもしれんが、彼らの凄さはあくまでプレイヤーとしての限定だからね。
クライフの場合は選手としてのみならず、監督として、戦術学者としてもまた至高のレジェンドである。

多分、彼の戦術学をオマージュしたサッカーは今後も絶えないだろう。
現在、世界最高の監督とされるグアルディオラですら、まだクライフの教えを100%マスターできてないという。
そしてレジェンド・クライフ自身もまた、生涯で「トータルフットボール」を100%完成させられなかったという。
じゃ、その「トータルフットボール」って一体何なの?
…案外、そこが謎なんだよね。
実はそこに一番近づいた試合ってのが、クラシックマニアの間では↑の「74年W杯オランダvsブラジル」だと言われている。
あ〜、またNumberビデオ見たくなるわ〜。
突き詰めると、やはり最後の最後はクラシックに行き着くんだと思う。

じゃ最後に、もう一度三谷幸喜に話を戻そう。
彼、実はサッカーとも縁がある人なんだ。
というのも、彼自身が小学時代、地元のサッカークラブに所属してたというんだから。
えっ?実はサッカー経験者なの?
Wikiによると木梨憲武と同じクラブの所属で、木梨が2軍だったのに対し、三谷さんは11軍(笑)。
最終的には13軍まで落ちたというんだから、逆に凄い人だと思う(笑)。
2016/4/5(火)14:03

☆関西人
飼育
最近、話題になってるのが朝霞市女子中学生監禁事件である。
エグい事件だと思う。
最初は、ただの変態による事件かと思っていた。
でも犯人の顔を見ると、正直あまり変態には見えない。
見た感じ賢そうな青年で、実際国立大学の学生だったんだから頭は悪くない人物だと思う。
被害者は、なかなかの美少女。
ひょっとしたら犯人に恋愛感情があったのでは?と一瞬思ったが、よくよく話を聞けば「彼女と面識はなかった」ともいう。
そのくせ準備周到な拉致っぽくて、いまだ真相がよく解らない。
理系の大学生だった彼のことだし、あるいは実験を兼ねた「飼育」だったのかもね…。

何となく私が思い出したのは、映画「完全なる飼育」である。
これはシリーズ化もされてる女子監禁モノの人気作で、見たことある人は多いだろう。
特に第一作は、アイドル女優・小島聖(当時22歳)の巨乳フルヌード&超エロいベッドシーンがかなり話題になった。
この映画、元ネタが実話なんだよね。
冴えない中年男が女子高生を拉致監禁したものの、なぜか男は虐待や強姦をすることなく女に紳士的な態度をとり続ける。
やがて女は男に心開くようになり、合意の上で肉体関係を結ぶ。
そして監禁を解かれても女は逃げることなく、二人の同棲(延々とエッチをする生活)は続いた。
最後に男は逮捕されてしまうが、保護された女は取り調べに対して「私は誘拐されてない。私たちは愛し合っている」と主張した。
これ、マジで実話?
この映画を見て、つくづく人間の心理というモノの不可解さを感じたね〜。
今回の女子中学生監禁の犯人が、「完全なる飼育」を見てたかは知らないけど…。

話は変わるが、確か先々週ぐらいだったかな。
深夜のNHK教育で、なかなか面白いドキュメンタリー番組やってたのを見た人いる?
「独裁者の部屋」というスウェーデン制作の番組で、いわゆる素人参加形式のリアリティーショー(全8回)。
設定は、初対面の男女8名が外界から隔離された施設の中に監禁され、架空の「独裁者」の管理の下で強制労働を強いられるという実験番組だった。
そこで参加者はどういう心理となり、どういう行動をするのか、というのを約10日間TVカメラで撮影していくという企画さ。

この番組で面白かったのは、独裁者に反抗して番組からリタイアする者が出る一方、残ったメンバーはだんだんと独裁者に従順になっていくんだよ。
最初は命令ありきだった強制労働も、最後の方は特に命令がなくとも、自然と労働に従事するようになっていた。
完全に、飼い慣らされてしまっていた…。
あぁ、人間って案外そういうもんなのか、と。
例の監禁されてた女子中学生にしても、実は今までに一人で買い物をする機会が何度かあったという。
でも、なぜか逃げなかったらしい。
これを心理学者は「学習性無力感」とか小難しい専門用語で説明してるけど、そんな難しい話じゃない。
要は、「飼育」である。
ただし今回の監禁事件は「完全なる飼育」じゃなく、「不完全な飼育」だから最後に逃げられたんだけどね…。

そりゃ「飼育」というと妙にオドロオドロしく聞こえるが、思えば隔離された環境で独裁者の強制に従うという意味じゃ、実は代表合宿だって全く同じ構造なんだ。
これこそ、国家単位の壮大な監禁→飼育プロジェクト。
↑のリアリティーショーでもたびたび出てきた監禁のお約束として、独裁者はまず「ルール」を持ち出してくる。
ルールに従った者を誉め、逆に従わなかった者は排除する。
ハリル代表でいうと、これが例の体脂肪率の件が該当するかと。
非常に分かりやすい、明確なルールだ。
実はハリルって、独裁者としては優秀なのかも?
一見飼い慣らしにくそうなDQNっぽい奴ら、宇佐美や金崎や原口ってところをうまいこと飼い慣らしつつあるワケで、明らかにザック時代とは少し色合いが違う。

ザック時代は、あとジーコ時代もそうだが、それら時代は監督の強権が弱かったことにより、選手間に派閥の対立を生じさせるぐらいだった。
それに比べて暴君トルシエ時代は、反乱分子や派閥を作らない為にこそ名波や俊輔を外した、とも言われている。
独裁の強権により、チーム全体を同一ベクトルに向けていた。
「フラット3」は戦術そのものが目的というより、チームを同一ベクトルに向けさせる「ルール」としての機能目的が大きかったんだ。
ただし、トルシエもまた「完全なる飼育」ではなく「不完全な飼育」。
事実、選手たちは最後の最後で「フラット3」を部分放棄したから。

いやね、サッカーは「不完全な飼育」でイイのよ。
むしろ「完全なる飼育」の檻から脱出してこそ、初めてチームは完成すると言ってイイ。
実際、02年W杯は檻から脱出しなければ予選敗退してたよ。
だからさ、ハリル代表所属選手たちにはあまり飼育に甘んじることなく、「いつでも檻を破ったるわ!」ぐらいの気概は忘れないでほしい。
プリズンブレイクである。
とはいえ最初から檻を破る意思を見せたら、単純に処刑されるだけのこと。
単純に、召集されなくなる。
一応は「飼育」されたフリをして、最後の最後にプリズンブレイクした女子中学生をリスペクトしようよ。

こんな悲惨な事件にも、我々が学ぶべき要素はあるんだぞ?
2016/4/3(日)21:51

☆関西人
岡田副会長
今日のスポーツ紙を見てたら、岡田副会長の会見内容が載っていた。
「上から目線」の協会に対して「お客様目線」から意見していきたい、と抱負を述べたらしい。
今の協会は「サッカーをやらせてやってる」という意識だが、 真実はファンがいてこそ初めて協会が成立するんだ、と。
さすが岡ちゃん、なかなか厳しいこと言うね〜(笑)。

ひとつ言えることとして、日本サッカー協会は「官」の組織である。
いわば、お役所。
だから岡田さんの言葉通り、「サッカーをやらせてやってる」意識は当然あるだろう。
事実、協会の認可がなければ試合はできないんだからね。
それに対し、岡田さんの立ち位置は「民」である。
彼は協会副会長である以前に今治FCのオーナーが今の本業で、それこそ協会の認可の下でクラブ経営をする立場なんだよ。
多分、クラブ経営者としてお上にイラッとしたことは数多く経験してきたんだろう。
だからこそ、今回敢えて毒を吐いたワケよね。

私は岡田さんの言ってること、凄く分かるわ〜。
協会って、全ての認可の権限を握る総本山なワケじゃん。
彼らに登録を認められなきゃ、プロだろうがアマチュアだろうが公式試合をできないワケよ。
そりゃ、お役人として特権意識を持っても不思議はないさ。
一方クラブ経営など「民」の立場は、サービス業としてお客様目線に立たざるを得ない。
客を下に見て偉そうになんかしてりゃ、いとも簡単に客離れが生じるからね。

とはいえ、一応協会にもサービス業の一面はあるんだよ。
たとえば代表戦がそれである。
これは観客収入に支えられた、お客様ありきの興行。
しかし敢えてお客様に媚びなくとも、「代表」というブランドだけでそこそこの動員ができてしまう…。
その点、一般的な経営感覚とは全く意識が違うだろう。

聞けば、先日のアフガン戦はチケット完売せず、それは協会にとって四年ぶりの失態だったらしい。
岡田さんはかなり危機感を抱いたらしいが、でも彼以外の協会幹部たちはどう捉えてるんだろう。
ちょっとチケットが余ったぐらいで、協会は正直ビクともしませんよ〜、ぐらいの意識じゃないの?
KIRINとは8年契約120億円、adidasとは8年契約160億円、電通とは8年契約240億円、そういうスポンサー料が太いからね。
だから彼らは「お客様」より、むしろそっちの方を見てると思う…。

さて、そういう空気の中で「民」の岡田さんがどれだけ協会の意識改革をできるかだよな。
とりあえずは非常勤という立場らしいから、なかなか意見が通りにくいと思う。
なんか、私としては橋下市長が大阪市の保守勢力とバトルしてた時のことを思い出すわ〜。
正直、今治FCと掛け持ちしながら成し遂げられるほど簡単な改革じゃないと思うよ?
早いこと、彼には専務副会長になってほしい。
どう考えても田嶋さんはFIFA理事やらAFC理事やら外交業務で忙殺されるんだから、きっちり中を仕切れるリーダーが一人は必要でしょ?
仮に田嶋さんが安倍総理だとしたら、岡田さんには菅官房長官みたいになってほしいんだよね。
2016/4/2(土)22:31

☆関西人
仮名さん、ご無沙汰。

そうか。
吹田スタジアムは、もう既に4万収容なんだ?
素晴らしい。
やっぱ、4万と3万じゃ全然価値が違うから。
確か、国際Aマッチは4万以上じゃなきゃダメなんじゃなかったっけ?
だから、今まで大阪の代表戦は決まって長居開催だったんだけど、遂に今後はサッカー専スタの吹田開催もあり得るワケよね。
よしよし…。
ただ少し気になるのは、140億という低価格の施工ゆえ、4万席フルに客が入るとスタジアムがミシミシと軋んだりしないかな、と(笑)。
念の為、応援の時はあまりタテに跳ねたりしない方がイイかと(笑)。

で、これを4万に変更させたのが川淵さんのツルの一声だって?
相変わらず、影響力ある人なんだな。
彼も最近はバスケ協会の方で
多忙かと思いきや、一応はサッカーの方も忘れてないワケね。
で、6月のキリン杯でいきなりこの新スタを使うらしいじゃん。
これ、大事だと思うんだ。
この新スタはガンバの為、ガンバサポの為だけに作られたワケでなく、収容を4万にしたということは国際試合開催を前提にして、「日本サッカーの為」の装置にしようってこともあるワケでしょ?
やっぱさ、Jを見にくる層と代表戦を見にくる層はビミョーに違うワケよ。
そりゃ、代表戦見にくる層の方がニワカ・ミーハー含有率が多いはず。
で、そういう層にこそ新スタへ来てもらうことが実は大事。
それこそ、彼らにとてつもない衝撃を与えると思うから。
今まで普通の映画を見てた観客に、いきなり3D映画を見せるようなもんさ。
川淵さんの狙いは、まさにそこだろうね。

いよいよ、日本サッカー界は攻めに入ったと思う。
聞けば、このたび田嶋新会長は東アジアサッカー連盟の会長に就任したらしいぞ。
凄いよな。
この人、日本サッカー協会の会長のみならず、東アジアサッカー連盟のトップ、そしてFIFA理事、さらにAFCの理事など、ありとあらゆる権力を収集している。
ここまで肩書の多い会長は、おそらく史上初だと思う。
で、副会長が岡田さんでしょ。
技術委員長が西野さんでしょ。
あと、今日のスポーツ紙によると、ハリル代表のスタッフが常駐できる「欧州支部」を新設するようなプランがあるという。
攻めとるわ〜。
なんか、ここにきて「総決算」の雰囲気が出てきたね。

うまくいきゃ、全国的に盛り上がる流れができると思う。
この吹田スタの件で一番インパクトあるのは、やはり「たった140億で、ここまでのスタが完成した」という事実である。
140億は、新国立競技場の10分の1以下の金額(そういや、ザハさんが亡くなったらしい…)。
これを聞いて、「このぐらいだったらウチにも作れるんじゃね?」と思った自治体は必ずあるはずさ。
近いうち、日本に専スタ建設ラッシュがくるかもよ?
できれば消費税が上がる前に、ね。
2016/4/2(土)0:30

☆仮名
誰?と思われるでしょうが
わたくし柿落とし、リーグ開幕戦、ACLと3試合
市立吹田サッカースタジアム(ガンバ新スタ)へ行ってまいりました。

さすが140億円だけあって、チープな(笑)手摺や階段を上がると…
そこに広がる(テレビで見た)ヨーロッパのような光景。
正に中身が重要とばかりに、広がる絶景でした。

お役所仕事のスタジアムが一席あたりの建設費5〜60万円と言われる中、35万円とのこと。

国立のような象徴的なオンリーワンと、汎用スタジアムのモデルである新スタを比べること自体ナンセンスな事のようですが、それにしても素晴らしい。

どの席でも試合がしっかりと見られる。
隣にいたにーちゃんたちは「あれ、誰や?」が無くなると。
確かに誰だかが、ハッキリわかります。


サッカー未経験者の私ですら感動しきり、ACLを一緒に見た経験者は泣きそうだと半泣き。
寄付してよかった!

設備面ではトイレの鏡が洗面台の数に関わらず、1枚だけであったり(女子も)、トイレの床が仮設みたいであったりはしますが、後で改善できるところ。
アウェイチームの控室がしょぼしょぼらしいですが、まぁどーでもいいです。がんばれ。

アウェイサポーターのおもてなしが出来ていればいいでしょう。

専門家曰く、設備の安っぽさどうこうよりも、140億で「サッカーを見る」ことを追及したことが素晴らしいらしいです。


運営面では至らない所も見受けられますが、酷かった柿落とし名古屋戦以降は改善されてきているので、今後に期待。
まだ4万満席はないので、スムーズな運営までもう少し時間かかるかもですね。


前から5列目の私の年パス席は、数回しか使われませんが(泣)、みなさんはガンガン足をお運びくださいませ。

それと関西人さん
収容人数は、当初の計画3万2千からフルスペックの4万になっております。
川淵さんの一言でそうなったとか。
お役所に頼らなかったからこそ、柔軟な対応で計画途中出来たらしいです。

見込まれていた数字とはいえ、そこで言っちゃう川淵さんの剛腕も流石ですね。


いつまで新スタと呼べるのか、呼んで良いのか、迷っていますが、新婚、新卒みたいな感じかなぁ
2016/4/1(金)18:03

☆関西人
オプション
アフガン・シリアの2試合はともに5ー0というスコア。
内容は全く違うサッカーだったが、ただ勝つだけでなくオプションを試せた有意義な試合だったと思う。

まずは、シリア戦の原口ボランチ。
これは予定してたオプションとは思えんが(おそらく緊急の措置かと)、非常に興味深いモノだった。
今日の日刊スポーツよると、原口ボランチは「両刃の剣」だとして、やや批判的。
ちょうど彼が中盤に入った時間帯から前線のプレスが機能しなくなり、それまでの位置からゾーン全体が10m以上後退したんだそうだ。
日刊は、その主因を原口だとしてるみたい。
ただ、守備を悪化させた代償として攻撃は活性化していた、とのこと。
事実、ちょうど原口が中盤に入った時間帯から、本田⇔香川のパス交換数が倍増したというデータになってるらしい。
なるほど、確かに「両刃の剣」だな。
原口は、ボランチとしては珍しいドリブルで球を前に運ぶプレーを連発。
厳密にいうと、「ボランチ」じゃなかったんだろう。
イメージは、センターハーフといったところか。
マンUのギグスを思い出してもらえばイイ。
ファーガソンはある時期から、それまで典型的WGだったギグスをセンターハーフで起用していた。
ハリルのイメージは、多分それだと思う。
原口を「和製ギグス」と解釈してるんじゃない?
まだ周囲選手がそのイメージについていけてないから守備に支障をきたしていたが、あとは慣れの問題だろう。

続けて、アフガン戦で見せた2TOPというオプションのことね。
ここのポイントは、その際のトップ下に清武を使ったという点さ。
私にはむしろ、清武を活かす為こその2TOP、に見えた。
彼は生粋のパサーだから、1TOPだとパスのターゲットが少なく、イマイチ持ち味が出ない(ハノーファーではそうなんだけど)。
それでも1TOP(3TOP)だというなら、右足精度をクロスに生かしやすい右サイドが彼の適正ポジションかな?
ロンドン五輪ではそうだったし。
だけどスピードある方じゃないから、サイド選手としての課題もある。
よって消去法で考えると、清武にとって一番イイのは2TOP後方の司令塔。
2TOPは、いわば「清武システム」なんじゃないの?

じゃ、同じくトップ下の香川はどうなのか?
私が思うに、彼の場合は1TOPでイイんじゃないかと。
彼、清武ほど生粋の司令塔じゃないからね。
もともと、引き出しの多い選手だ。
パサーであり、ドリブラーであり、シャドウストライカーであり、「使う側」にも「使われる側」にもなれる選手。
「使われる側」としては、左WGの宇佐美と右WGの本田の間に挟まれてこそ持ち味を発揮できる。
仮に2TOPは「使う側」トップ下(司令塔)ありきのシステムだとして、1TOPは真ん中が空いてるから、香川みたいのが動き回るのにはちょうど適したシステムなんだよ。

一応、今のところはトップ下として【香川vs清武】の構図になっている。
だけどこの二人、それほどキャラがカブってるワケでもないじゃん。
清武は高いキック精度というひとつの大きなストロングポイントを誇る選手で、一方の香川は技のバリエーション、創造力の多彩さを誇る選手。
どっちかというと、清武は柏木・柴崎・大島あたりの方がキャラとしてカブってるのよ。
というか、柏木らは今後「2TOP下の司令塔」として、清武と競わせてもイイぐらいさ。

ひょっとしたら、今後香川とカブってくるのは原口かもしれん。
普通の監督ならドリブラーとしてWG起用するところを、敢えてハリルは彼を真ん中で使おうとしてる。
原口にはもっと色々な引き出しがある、と考えてるんだろう。
それこそ、香川みたいにね。
近いうち、1TOP下の原口を見られるような気がするよ。
2016/3/31(木)15:15

☆関西人
シリア戦A
昨日顔面を粉砕された山口蛍だが、怪我の状態は鼻骨骨折、および左眼窩底骨折だそうだ。
完治がいつになるかは、まだ不明。
命に別状がなかったのは幸いだが、しかし脳や視力への影響は大丈夫なんだろうか?
彼は、タフな男だと信じたい…。

シリア戦において、山口は良い仕事をしてたと思う。
ハリルはアンカー+インサイドハーフの中盤3枚でなら柏木や柴崎あたりを使うけど、いわゆる2ボランチなら山口+長谷部という守備の堅いコンビをファーストチョイスに考えてる感じ。
実際、シリア戦を見てると中盤はフィジカルコンタクトが激しく、ボランチはそこに対応できなきゃ厳しいと感じた。

何となく思い出したのが、かつてのトルシエジャパンである。
第一段階では【名波+稲本】という2ボランチ。しかし、より厳しいステージとなる第二段階では【戸田+稲本】という堅い2ボランチに変更。
【戸田+稲本】と【山口+長谷部】は、機能がよく似ている。
もちろん、名波のような司令塔、あるいは遠藤のような司令塔が中盤底にいないのは何とも心もとない。
しかしトルシエ代表の時は、名波がいなくなっても左サイドに司令塔がいたんだよな?
それが、天才・小野だった。
そして今回のハリル代表でも左サイドがひとつのカギになっていて、シリア戦でいえば天才・宇佐美が左から見事な配球を連発してたワケで。
仮に起点が宇佐美≒小野なら、右からセンターに絞った本田が≒中田英で、エリアを縦横無尽に動く香川が≒森島といった役割か?

思えば、ジーコ代表の時もボランチの変更は起きていた。
第一段階では【小野+稲本】というボランチ。
しかし、より厳しいステージとなる第二段階では【中田英+福西】というフィジカルの強いコンビに変更。
後の岡田代表にも似たようなことが言えて、第一段階では【遠藤+長谷部】だったのが、第二段階ではそれに阿部を加えたワケね。
みんなに共通して言えるのが、第二段階ほど堅くしてフィジカルコンタクトに備えるということ。
ぶっちゃけ、ハリルはまだ「第一段階」なんだけどさ…。

アジア最終予選は9月から始まる。
その頃にはさすがに山口も回復してると思うが、でもボランチの駒はまだまだ発掘していくべきだと思う。
第二段階に至るに、歴代代表が一番変えてきた大事なポイントなんだから。
原口の適性は、どうだろうなぁ?
私はそれより、夏の五輪で遠藤航と井手口が覚醒してくれるのを期待してるんだけど。
長谷部→遠藤航、山口→井手口という世代交替、密かに期待してますよ。
2016/3/31(木)0:01

☆関西人
シリア戦
終わってみれば、5ー0の快勝でした。
まずは1位突破、おめでとうございます。

前半から日本は良かったんだけど、あれだけチャンス作ってて得点がオウンゴールの1点のみって、なんかイヤ〜な空気あったんだよね。
シリアは僅かなチャンスでも確実にゴール前まで迫ってきたし、「ひょっとしたら…」という悪い予感がどうしても拭えなくて。
それを振り払ってくれたのが、今夜はエース香川だった。
改めて思ったが、コイツ上手いわ〜。
体を一回転させながら左足でボレーを決めるって、なかなかできるもんじゃない。
先日のアフガニスタン戦。
トップ下で清武が4得点に絡む大活躍だったこと、同ポジションの香川にはかなりの刺激になってたんだと思う。
負けてられない、と。
で、終わってみれば今日の香川もまた4得点に絡む大活躍。
【香川vs清武】、トップ下を巡る二人の攻防は最終予選でも火花散りそうだな〜。

後半、不測の事態として山口蛍が傷んだ。
かなり凄惨な光景だったので、大変心配…。
負傷の詳しい状態は続報を待つとして、問題はそこからのハリルの采配だった。
ハリルは、なぜか【山口→原口】という交替を選択。
あぁ、なるほど。これは前戦みたく、原口を右インサイドハーフにして長谷部をアンカー、そして香川を左インサイドハーフにするというシステム変更だな?と私は思った。
ところが、そうじゃなかった。
なぜか原口は、2ボランチの一角として長谷部の隣に入ったんだ。
…はぁ?何それ?
どう考えても、原口の適性はボランチじゃないだろ?
しかしよく考えてみれば、ベンチに控えるボランチは柏木しかいなかった…。
ひょっとしたら、ハリルは柏木のフィジカルを憂慮したのかもしれん。
実際試合はゴリゴリの肉弾戦になっていて、見ての通り山口の顔面を粉砕されたほどだ。
これ、柏木でイケるのか?と心配になる気持ちも分からんではないわ。
その点、ブンデスでゴリゴリに揉まれてる原口はまだ硬度がある。
よって、最後は消去法として苦肉の選択だったのかもしれないね。

しかし不思議なもんで、その原口ボランチが意外と悪くなかったんだからサッカーは奥が深い。
思えば、これまでもハリルは原口のポジションを固定せず、敢えて色々なポジションを経験させてきた。
WG、トップ下、インサイドハーフ、SB、そして今回はボランチか。
あるいは彼のことをユーティリティープレイヤー、色々使い勝手のある便利な駒と解釈してるのかな?
そういや、いまや不動のボランチ長谷部も、昔は浦和でドリブラーだったっけ…。

一方、ハリルは左WGのスペシャリストとして宇佐美を固定起用。
我々ファンからすれば、【香川vs清武】と同様にして【宇佐美vs原口】の方も期待してしまうんだが、どうも監督は二人を分けて考えてるみたい。
宇佐美はスペシャリストで、原口はオールラウンダー。
宇佐美はサイド(FW)で、原口はセンター(MF)。
この使い方が正しいかどうかはまだ分からんが、でも今日なんて宇佐美は左サイドでキレキレだったよね。

あと、私が意外とイイなと思ったのが右SBの高徳。
このポジションは【酒井宏樹vs 酒井高徳】なんだが、見る限り今のところの序列は【宏樹<高徳】かな?
印象として、宏樹の方が本格派のSB。
対して、高徳の方はWBっぽさがあるというか、MFっぽさがある。
その分、妙に小回りがきくんだよな。
右WGは本田が固定だとして、イメージが合うのは高徳の方だと思う。

いやね、こういう【○○vs○○】が成立してるポジションはまだ救われるのよ。
正直、そういうのが全く成立してないポジションもあるでしょ?
たとえば、【長谷部vs○○】は全く見えてない。
今日、顔面粉砕されたのが山口じゃなく長谷部だったら、果たして試合はどうなってただろう?
ちょっと寒気がしたよ。
主将長谷部の存在感は、いまやチームでとてつもないレベルに肥大化している。
もはや、日本サッカー史上最高レベルのリーダーシップだろう。
今日はたまたま岡崎がキャプテンマーク巻いてたけど、やはり違和感があった。
それが、私には心配。
長谷部って、ロシア大会時に34歳だぞ?
近いうち、衰えもくるだろう。
その際に戦力としての替えは誰かいるにしても、あのリーダーシップの替えは誰か務まるんだろうか…?
2016/3/30(水)0:04

☆関西人
ハリルが目指すサッカー
ハリルが会見で、「昨日の紅白戦は素晴らしかった」と教え子たちを絶賛したみたいだね。
珍しいことだ。
聞けば、宇佐美がハーフナーに「センターバックのようなタックル」をしていたという。
そんな姿はJリーグで見たことない、とハリルは大喜び。
なるほど、ハリルの目指すところはそういうサッカーなのか。
俗にいう「ゲーゲンプレス」のサッカーってことだろう。

じゃ、今日に至るまでの日本代表守備戦術の変遷を少し復習してみます。

【加茂ジャパン】
ミランに倣った「ゾーンプレス」を初めて導入。
ただしノウハウが甘く、プレスがうまくかからないことが多かった。

【岡田ジャパン(第一次)】
4バックの後方にスイーパー(井原)を配置した532の超守備シフト。
秋田と中西(小村)はがっつりマンツーマンで守った。

【トルシエジャパン】
3バックながらも、ラインディフェンスを導入。
最終ラインを押し上げるサッカーを志向した。
中盤はゾーンプレス。
加茂期より機能したと思う。

【ジーコジャパン】
ブラジル式のゾーンディフェンス。
攻撃的な「黄金の中盤」のバランスをとる為にこそリスクマネジメントを徹底し、「つるべの動き」「最終ラインは必ず一人余る」など守備戦術は古典に回帰した。

【オシムジャパン】
マンマークディフェンスに回帰。
ただし、一説によれば段階を踏んでゾーンディフェンスに移行する計画だったという。
オシムが病気で倒れた為、詳細はいまだ謎。

【岡田ジャパン(第二次)】
ゾーンディフェンス。
中澤+闘莉王という日本サッカー史上最強CBコンビ、さらに中盤は守備専MF阿部を起用するなど個を生かして堅守を志向した。

【ザックジャパン】
欧州本格派のゾーンディフェンス。
前任岡田さんのような個に頼る守備ではなく、組織にこだわったブロック守備。
ポジショニング指導が緻密だった。

【アギーレジャパン】
短期だったので詳細は不明。
選手によると、前任ザックに比べれば守備の約束事は割と緩かったらしい。

…という変遷を経て、今のハリルジャパンです。
彼はザックのようなディレイ→整えてブロックというより、まずは個の単発プレス(球を奪われたら、一番近い奴がとにかく間髪入れずタックルするなど)を奨励してる感じだな。
私は、ザックのやり方とハリルのやり方のどちらが良いかまではよく分からんよ。
でも「ゲーゲンプレス」の通り、時代の流れは若干ハリルに分があるような気もする。

しかしハリル流の難しいところは、やはり個に頼るという点さ。
彼の戦術だと、フィジカルが弱い選手、運動量がイマイチの選手はどうしても使いにくい。
まだザックの頃は、組織が第一義だったゆえに個はフィジカルや運動量より、まず戦術理解の方が優先されてたと思うんだ。
だからこそ、ヤットみたいな選手を使えたんでしょ?
ただ今は、あの頃と少し違う風が吹いてきているワケで…。

だからさ、そろそろ我々も頭を切り替えていかなきゃならんと思うのよ。
切り替えられない人ほど、「何でハリルは○○選手を呼ばないんだ?」とか「ハリルは日本のサッカーを分かってない」とか、ずっと愚痴ばかり言い続けていくんだろうけど。
もちろん選手たちも、頭を切り替えていかねばなるまい。
ハリルの話を聞く限り、あの宇佐美ですら遂に頭を切り替えたみたいだね(笑)。
2016/3/28(月)21:08

☆関西人
U23メキシコ戦
手倉森ジャパンがメキシコ代表に勝った。
手倉森さんいわく、「メキシコは29日にポルトガル戦が控えてるから、今回は60%ぐらいしか力を出してこなかった」ということらしいが、それでも終盤はかなり本気で点を取りにきてたと思うよ。
よく1失点に抑えたわ。
やはりこのチーム、守備はなかなか良いモノがある。

見てると、先日のハリル代表とも少し通じるモノがあるんだよな。
システムは、4231や433や442など色々こなせる。
それらどのシステムにも共通して言えるのは、ファーストプレスをガツンといくところ。
特に球を奪われた直後、スピーディに寄せることを徹底している。
「ゲーゲンプレス」とまではいかないまでも、ディレイしながら2ラインでブロックするような従来型のDFとは一線を画する。
前へ前へという意識。
よって、仮に支配率が4:6で劣勢でも逆に圧すことができるんだよな。

また、ビルドアップにおいてはパススピードが割と速い。
今から10年ほど前にも「奪って15秒以内にフィニッシュ」をスローガンにスピードを追求した時期があったが、その時代はロングボールを多用して単調なビルドアップに終始していた。
で、結局はうまくいかず、遅攻に戻したワケで。
でも今は、ちゃんと繋いで尚且つ速く球を前に運ぶことが徐々に実現されつつある。
これは、明らかな進歩だ。

今のこのコンセプトは、本選でも大きく変える必要はないだろう。
たとえメンバーを一部入れ替えるにせよ、あるいはオーバーエイジを2〜3名迎えるにせよ、今のコンセプトは敢えて触らない方がイイと思う。
むしろ私が怖いのは、オーバーエイジがチームコンセプトを破壊しまうリスクの方さ。
強い個って、時にチーム戦術そのものを大きく歪めてしまうからね。

じゃ具体的に、誰を誰と替えたらチームは強くなるかを考えてみよう。

@久保→岡崎
A中島→香川
B南野→宇佐美
C武蔵→金崎
Dオナイウ→ハーフナー
E浅野→武藤
F遠藤航→長谷部
G大島→柏木
H井手口→山口蛍
I原川→清武
J室屋→長友
K松原→酒井宏
L亀川→高徳
M植田→吉田
N岩波→森重
O奈良→槙野
P櫛引→西川
Q中村航→東口

一応、五輪代表枠は18名だから18の入れ替えパターンを想定してみた。
敢えて「強い個」の本田は外しておく。
どうよ?
@〜Qのうち、どの入れ替えが一番チーム力をアップさせると思う?
私は正直、何ひとつピンとこないわ。
この程度の補強レベルなら、敢えてチームコンセプト解体するリスクを張ってまでトライすべきことなんだろうか…?
2016/3/28(月)0:47

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