超VIP専用掲示板

過去ログ490 2016/3/5 18:26

☆関西人
終焉、そして再生A
なでしこが残念な流れになっているんだが、もし今回五輪出場を逃せば(というか、もう無理だろ…)、その後のことがとても心配である。
いきなり「暗黒期」が訪れる可能性も否定できない。

かつて、「黄金世代」が年齢的ピークを迎えて臨んだ2006年、ドイツW杯でジーコジャパンが惨敗し、あの時も確かに暗黒期到来の予感があった。
中田英寿の引退もあって、「あぁ、ひとつの時代が終わったな」と。
ところが、現実は予想した暗黒期というレベルの凋落は起こらなかった。
ラッキーだった?
いや、ラッキーというより、たとえ代表がダメでも国内にはJリーグというプロ興行が立派に存在してたワケで、それが結局は大きかったのかと。

あと、今から遡ること約50年前、日本では当時かなりのサッカーフィーバーが起きていたとう。
もちろん、メキシコ五輪における銅メダル獲得が契機としてのフィーバーである。
しかしそのフィーバーは長く続かず、次のミュンヘン五輪出場機会を逃した時点でサッカー熱はすぐに冷め、70年代後半から日本サッカー界は一気に「暗黒期」に入ったんだ。
なぜ、この時は一気に凋落したのか?
これは当時、日本にプロサッカーが無かったこと、あくまでアマチュアがベースだったことが一番大きいと思う。

あともうひとつ、思い出してみてくれ。
北京五輪の頃、日本ではソフトボール女子代表が大フィーバーだったじゃん?
彼女たちは国民的英雄として、連日テレビを賑わせていた。
ところが、今じゃどうだ?
みんな、すっかり忘れてしまっている。
あの時のピッチャーの名前を覚えてる?
…上野だね。
じゃ、キャッチャーは?
きっと、誰も答えられないだろう。
ソフトが五輪種目から外れた途端、結局そんなことになるのさ。
せめて国内にプロ興行があれば話はまた違うんだろうが、ソフトはあくまでアマチュア競技。
プロがあることとないことの差は大きい。

で、なでしこリーグはどうなのか?
あれはプロリーグ?
…いや、違うよね。
プロ契約選手は何人も存在してるが、リーグそのものはプロでなく、社会人リーグに毛が生えた程度のものである。
実際、生活に困窮してる選手も多い。
だからこそ、女子サッカー界にとって五輪出場は「絶対」の生命線だったんだ。
ある意味、男子以上に…。

さぁ、これからが大変である。
どうやって「暗黒期」の到来を防ぐか…。
もはや、ここまでくると協会が介入しなきゃ難しいんじゃないかな?
まだ男子は「官」の介入がなくともJクラブがあるから、彼ら自身による企業としての再生努力を期待できるだろう。
でも、なでしこクラブにそこまでの力があるだろうか?
私は男子と一緒の水準で物事を考えると、最後は行き詰まると思うよ。

幸い、今協会のトップは田嶋幸三である。
彼は「協会による育成」を信条としてて、正直いうとJクラブにとっては邪魔な人だけど(笑)、なでしこ目線では非常にありがたい人だと思う。
彼が作ったJFAアカデミーからの第一期生が、昨年なでしこリーグの得点王に輝いている。
あと、今は二部リーグだけど田中陽子もアカデミー出身だよね(昨年、二部の得点王レースで2位だったらしい)。
意外と協会のエリート育成は、男子より女子の方が成果をあげてるんだよ。

ただ、まだ何か足りない。
このままで、いずれ「澤二世」は出てくるのか?
田嶋さん、せめてあともう一押しを頼むよ。
確かに佐々木さんは優れた指導者だったが、ここ10年間、あまりにも彼に多くを求めすぎた。
そろそろ、女子にも外国人指導者とか考えてイイんじゃない?
お金がない?
…いやいや、なでしこクラブはともかく、協会は持ってるだろ(笑)?
くれぐれも、安易に「澤さんを次期監督に」とかだけは絶対にやめてほしい。
いくら英雄とはいえ、指導歴も何もない人にこの現状を託すなんて、まさに愚の骨頂なんだから…。
2016/3/5(土)18:26

☆関西人
終焉、そして再生
なでしこの五輪最終予選だが、自力突破が消滅してしまった。
残り3連勝して勝ち点10にしたところで、2位以内はかなりキツいだろう。
突破のボーダーラインは、おそらく勝ち点11。
昨夜引き分けた時点で、事実上切符は逃したと解釈するのが妥当じゃないかな…。

なぜ、こんなことになったのか?
澤さんがいないから?
そんなの、彼女がいなくなることなんて最初から皆分かってた話じゃん。
それより、問題はチームの新陳代謝だよね。
ずっと監督もメンバーも昔と変わらないもんだから、戦い方もまたずっと変わってないということ。
となると、さすがに敵もアホじゃないんだから、なでしこ対策はもう十分すぎるほどアジア各国、世界各国で整ってるワケだ。
どんなに優れたチームでも研究されて丸裸にされると、そう簡単に勝てるもんじゃないよ。
それが、今のなでしこの偽らざる現状じゃないかな…?

ここ数年、期待したほどには若手が伸びてこなかった。
というか、まだまだ国民栄誉賞組が元気だから。
このへん男子とちょっと事情が違うのは、男子の場合、国内で抜きん出た奴はすぐに海外へ行っちゃうじゃん?
だから国内の席は一定数が必ず空くし、そこに若手が食い込めることもある。
一方、なでしこの場合は英雄たちの大部分が国内にそのまま残っている。
となると、若手はキツいよね。
なんせ、相手は国民栄誉賞をとった英雄たちである。
ぶっちゃけ、世代交代はその英雄たちの「衰え」待ちさ。

思えば、かつては男子代表だって02年W杯の中心世代があまりにも偉大すぎて、その下のアテネ・北京世代が中心になるのには2010年まで待たなくてはならなかった。
およそ10年近く、下の世代はずっと頭を押さえつけられてたんだよ。
大体、つい最近まで遠藤保仁がチームの中心だったワケで。
実際ハリル代表が不調だと、みんな口を揃えて「遠藤が偉大だった」と言う。
今、なでしこで「澤さんが偉大だった」というのも全く同じ流れである。

ただ男子の場合まだ救いがあったのが、2010年あたりから本田・香川が出てきたことだよ。
彼らが、旧世代の象徴ともいうべき俊輔に引導を渡した。
まだまだ十分やれる俊輔に引導を渡したのは、ある意味凄いこと。
今のなでしこでいえば、宮間さんへ引導を渡すことにも近い。
そんなの、今なでしこの若手で誰かできる人いるかい?
ぶっちゃけ、私は全く思い浮かばないよ。

いや、思い浮かばなくて当然。
今後含めて、宮間さんクラスはそうそう出てくる才能じゃないから。
だけど一番のポイントは、俊輔に引導を渡したのは同類パサーの憲剛じゃなかった、という点。
むしろ俊輔と似ても似つかない、本田や香川が引導を渡したワケじゃん。
彼らは、決して「ポスト俊輔」ではなかった。
案外、そういうもんなんだと思う。
今後のなでしこだって、敢えて「ポスト澤」や「ポスト宮間」を探さなくてもイイのさ。
彼女らと全く似ても似つかない選手をエースに据えるのも、考え方として一応ありでしょ?

もちろん、そこまで抜本的に開き直るには、もはや佐々木監督を代える必要があるんだけどね。
私は、今回のグダグダをあまり佐々木監督ひとりのせいにしたくないというか、彼ひとりを悪者にするのはなんか絶対に違うと思う。
むしろ責任を問うなら、10年間も彼になでしこを託した協会の方さ。

佐々木さん、今までありがとう。
この最終予選、私があなたに求めたいのは、これまでのような「奇跡」の発動なんかじゃない。
むしろ、率直に「限界」と「課題」を我々に見せてほしいんだよ。
それが必ず、新生なでしこの大切なガイドラインになると思うから。
辛い最終予選になっちゃったけど、敢えて私は最後まで目をそらさず、最後まで直視します。
それが、なでしこ再生の為に今一番必要なことだと思うんだ。
2016/3/3(木)20:55

☆関西人
ビッグクラブ
また今日もACLがあり、一部クラブにとっては怒濤の過密日程である。
まだレギュラーメンバーすら本格始動してないのに、早くもターンオーバーを視野に入れなければならない展開。

しかし、彼らにとっては最近のJリーグ規制緩和はありがたい話だろう。
ちょっと前までは「ベストメンバー規定」があり、どうしても国内リーグの方を固定したメンバーでやらざるを得なかったんだ。
一応今でも規定は存在してるものの、実質は有名無実化している。
晴れてターンオーバーできることになったのは、良いことだろう。

あと、これは昨年からのことだと思うが、「A契約選手は登録25名(ACL参加クラブは27名)まで」という規定も緩和されている。
どうやら、クラブ下部組織に3年以上在籍した選手は25名(27名)の枠内にカウントしなくてよくなったとやら?
それ、デカイじゃん。

今まで「ベストメンバー規定」やら「25名枠」やらJリーグが上限をつけてきた流れは、早い話が資金力のない小さなクラブと資金力のある大きなクラブとの戦力格差を顕在化させない為、戦力均衡の為、である。
この規制を外してしまえば、明らかに【貧富の差=戦力格差】になってしまう。
そうなりゃ、競争で潰れるところも出てきてしまうよね、と。
まだJリーグは「子供」なんだから、そういう「大人」の競争システム導入は後々でイイでしょ、という判断だったかと思う。
ところがここにきて、ACLでは広州みたいな「大人」が東アジアを席巻するようになってきた。
こりゃマズイぞ、と。
で、Jはいよいよ方向転換せざるを得なくなったんだと思う。

思えば、我々自身も子供の頃、小学生の頃はまだ勉強でも競争原理が緩かったでしょ?
授業だって、クラスで勉強ができない子のペースに合わせて進められてたと思う。
でもやがて、高校受験という形で勉強ができる子と勉強ができない子は隔離される。
できる子にしてみりゃ、できない子に合わせた授業なんて効率悪すぎだからね。
で、Jリーグは今、その段階。
「小学校教育」から脱皮しようとしてるんだ。
当然できない子の立場からすれば、いきなりキツすぎる話だろう。
でも、一方で「俺は東大を目指したいんだ」という子もいる。
その子たちの可能性を摘むことは、学校としてできない。

とにかく↑の規制の緩和を受けて、将来的にはA契約の戦力を100名ぐらい保有するクラブも出てくるだろう。
その一方、金銭的な都合から相変わらず25名枠内でおさめるクラブも必ずあるはず。
前者は、いわゆるビッグクラブ。
後者は、いわゆるプロビンチア。
そういう棲み分けが出てきて、クラブ間に大きな戦力格差が出てくるんだ。
Jリーグはそれを見込み、ビッグクラブが作る「セカンドチーム」をJ3(もしくはJ2)に参加させる案まで出してきている。
これはつまり、リーガでいうところの「バルサB」みたいなやつだろう。
一部クラブは、既にこれの立ち上げを検討し始めている。
もし実現すりゃ、以前の「サテライトリーグ」以上に若手育成の効果を発揮するはず。
いや、もちろんセカンドチームを作るほど余裕がないクラブの方が多いだろうけどね。

ただひとつ言えるのは、Jリーグ運営サイドがいよいよ本格的なビッグクラブ誕生に理解を示し始めてるということ。
これは原さんの副チェアマン就任に伴い、ますます加速するだろう。
もともとリーガ大好きな彼が、「バルサB」みたいなのを否定するワケないんだし。
まずは東の浦和(三菱)、西のガンバ(Panasonic)あたりが最有力候補かな?
今はまだ、どのクラブもB・C契約選手(年収480万以下)を含めて30名前後の戦力保有で足並みを揃えている。
一見ビッグクラブに見えるクラブも、実態はビッグクラブじゃないんだよ。
これでACLに勝てると、本気で思ってるのか?
中国マネー、そして韓国の財閥パワー、あまりナメちゃいかんぞ。
2016/3/2(水)13:11

☆関西人
スロースタート
Jリーグ開幕、ならびにACLグループリーグ開幕とあって、この時期の勝敗は2016年を占う基準として注目されがちなものである。
それはそれで別にイイんだけど、ぶっちゃけ、私はシーズン序盤の出来なんて正直参考にならんと思う。

そりゃまぁ、最初からフルスロットルで飛ばして先行逃げ切りを狙うやり方もあるさ。
でも実際は、そんな勝ちパターンなんて稀じゃないかな?
昨年、序盤の浦和は完璧だった。
1stステージで無敗優勝だったもんね。
あれを見て、あぁ今年は浦和の年だな、と率直に思ったもんだよ。
でも、現実はそうならなかった。
最終締めてみれば、年間勝ち点1位は広島。
浦和は勝ち点2位になり、付け加えてプレーオフでガンバに敗れ、公式にはリーグ3位という予想外の結末…。
結局、最終局面で脚が残ってなかったんだ。
競馬なんか見てても、最初から先頭走ってる馬がそのまま逃げ切るパターンは稀じゃん?
第4コーナーあたりからググッと出てくる馬が大体は勝つ。

ひとつ参考資料として、Jリーグが2ステージ制だった1993年〜2004年の1stステージ覇者と2ndステージ覇者、およびその年の年間優勝チームを列記してみるね。

【1993年】
1stステージ覇者→鹿島
2ndステージ覇者→ヴェルディ
年間優勝→ヴェルディ

【1994年】
1stステージ覇者→広島
2ndステージ覇者→ヴェルディ
年間優勝→ヴェルディ

【1995年】
1stステージ覇者→マリノス
2ndステージ覇者→ヴェルディ
年間優勝→ヴェルディ

【1997年】
1stステージ覇者→鹿島
2ndステージ覇者→磐田
年間優勝→磐田

【1998年】
1stステージ覇者→磐田
2ndステージ覇者→鹿島
年間優勝→鹿島

【1999年】
1stステージ覇者→磐田
2ndステージ覇者→清水
年間優勝→磐田

【2000年】
1stステージ覇者→マリノス
2ndステージ覇者→鹿島
年間優勝→鹿島

【2001年】
1stステージ覇者→磐田
2ndステージ覇者→鹿島
年間優勝→鹿島

【2002年】
1stステージ覇者→磐田
2ndステージ覇者→磐田
年間優勝→磐田

【2003年】
1stステージ覇者→マリノス
2ndステージ覇者→マリノス
年間優勝→マリノス

【2004年】
1stステージ覇者→マリノス
2ndステージ覇者→浦和
年間優勝→マリノス

そして昨年は皆さんご存じの通り、

【2015年】
1stステージ覇者→浦和
2ndステージ覇者→広島
年間優勝→広島

今まで2ステージ制を12回やった結果として、1stステージ覇者が年間優勝できたのは僅かに4回のみ。
一方、2ndステージ覇者が年間優勝できたのは、その倍以上となる10回。
(※02年の磐田と03年のマリノスは1stステージ覇者であると同時に2ndステージ覇者です)
お分かりのように、本気で年間優勝を狙うなら1stステージに照準合わすより、2ndステージに照準合わせた方が絶対イイんだよ。
つまり、序盤から飛ばせばイイってもんじゃない、ってこと。

だからこそ、この時期のクラブは調整が難しいのさ。
ここで周りを出し抜いて完璧に仕上げれば、もちろん1stステージを獲るのに圧倒的有利。
だけど、ピークを前半に持ってきてイイのか?
↑の統計は当然各クラブも分かってることで、本音は「後半にピークを持っていきたい」と思ってるはず。
ピークって、そう何ヵ月も維持できるもんじゃないんだから、むしろ意図して「スロースタート」をする戦略だってあるはずさ。

ただ、悩みどころはACL。
ヘタに国内リーグを意識して2ndステージ照準でいってしまうと、この時期のグループリーグで思わず足をすくわれてしまう。
というか、実際そうなってるよね(笑)。
…悩むなぁ。
ACLをとるか、リーグ優勝をとるか。
まぁ、優先となるとリーグ優勝かな…?

あ、言っとくけど短期決戦になると話は全然別だよ。
この場合は、序盤にこそピークを合わせなくてはならん。
よく言うじゃん。
W杯で「グループリーグ初戦を落としたチームは予選敗退の可能性が90%以上」って。
だから心配なのが、なでしこの最終予選である。
たった10日間しかない短期決戦で、初戦を落とせば五輪切符獲得の可能性はかなり低くなる。
今さら言っても遅いが、ピーク照準は絶対にオーストラリア戦に合わせるべきだった…。
2016/3/1(火)23:18

☆関西人
ガンバ新スタジアム
Jリーグが開幕し、話題になってるのがガンバの新スタジアムだ。
大阪待望のサッカー専用競技場で、強豪クラブに相応しいスタジアムをようやく手に入れることができた。

しかし、完成まで紆余曲折があったんだよね。
行政側がお金を負担を渋り、かなりの部分を民間の寄付に頼ったのは有名な話である。
そういう流れもあって、できるだけお金は切り詰めたんだと思う。
総工費は140億円。
完成当時、ちょうど新国立競技場の総工費が2500億円とか騒いでた時期だったもんだから、妙に140億という数字にショボさを感じたもんである。
ところが、出来上がったのを見ると実に素晴らしいスタジアム。
何だよ、140億円でここまでやれるのか、と。
それじゃ、国立の2500億円というのは一体何なんだろう?

念のため、日本国内の他のスタジアム総工費をざっと調べてみた。

★日産スタジアム(72000人収容、陸上トラックあり)
→603億円

★埼玉スタジアム(64000人収容、陸上トラックなし)
→394億円

★味の素スタジアム(49000人収容、陸上トラックなし)
→307億円

★長居スタジアム(48000人収容、陸上トラックあり)
→401億円

★トヨタスタジアム(45000人収容、陸上トラックなし)
→340億円

★ビッグスワンスタジアム(42000人収容、陸上トラックあり)
→306億円

★カシマスタジアム(41000人収容、陸上トラックなし)
→234億円

なるほど。
見た感じ、やはり陸上トラックを付けると割高になるんだね。
ちなみに、今回できたガンバ新スタジアムは陸上トラックなし。収容は32000人(いずれ40000人に拡大すると思う)。
で、総工費が140億円。
…やっぱ、異常なほど安くない?
140億であそこまでの物を作れるのなら、きっと他のクラブも触発されるはず。
一体、どういうカラクリで140億なんだろう…?

それはおそらく、この建設が民間の寄付により成立してるという点が大きく関係してるのかと。
つまり、「官」を排除して「民」で作ったスタジアム。
普通、スタジアムは地方自治体が公的資金で作るもんだよね。
思うに、総工費を高騰させてるのは「官」なんじゃないの?
その論拠は、他でもなく新国立競技場だよ。
どう考えても、総工費2500億円はあまりに異常な金額である。
で、あれこそ「官」主導による施工の典型じゃん?
文科省とか国土交通省とか様々な「官」が絡んでいて、内幕はよく分からんけど、最初1500億と言ってたのが2500億まで高騰した。
要するに「官」にやらせると高くなり、「民」にやらせると安くなる。
ただ、それだけのことなんだと思う。
もしも新国立競技場も公的資金を入れず、皆の寄付によって作ることができれば、意外と数百億程度で完成しちゃうのかもね(笑)。

ちなみに、新国立競技場は68000収容の計画らしい。
あれ?日産スタより下なのか?
確か、FIFAの大会で開幕戦・決勝戦をできるスタジアムの条件は80000人収容だった気がするんだが…。
基本、国際スタジアムの収容条件は40000人がひとつの目安と言われている。
昔、この超サカでスタジアムの話をしてると、「クラブに40000人級のスタジアムなんて要らん」という人は案外多かったのよ。
現実にJの動員は平均で20000に満たないワケで、身の丈を超えたスタジアムはスタンドの空席が目立って逆に萎えるわ、と。
そういう人たちが当時リスペクトしてたのが、決まって柏の日立台だった。
収容15000人、陸上トラックがないサッカー専用競技場。
まさに、スペックがJにぴったりだったんだな。
言うなれば、「ライブハウス」である。
そもそもファン心理って、コンサートは大きなドームで遠い所からステージを見るより、演者の息づかいが聞こえるほどの至近距離が実現する、小さなライブハウスの方が絶対に嬉しいもんさ。
だから、日立台を喜んでた人たちの気持ちは痛いほど分かる。

ただ、そこには落とし穴があるんだ。
だって、観客がMAX15000の収容キャパって、どんなに頑張っても1試合当たりの興行収入は15000レベルだということなんだから。
その収容の少なさを埋める為、仮にチケット価格を2〜3倍にでも設定できるのなら話はまた別だが、そんなワケにいかんでしょ?
結局、柏は最初から親会社・日立の財政支援ありき、という構造だったワケよ。

そしてガンバにもまた、似たようなニュアンスがあった。
彼らがどんなに頑張っても、本拠地は他の強豪に劣るMAX21000の収容キャパだったんだから。
実際に決算開示を見ても、ガンバの興行収入は浦和の3分の1以下…。
いやいや、そのガンバが今年から逆襲を始めるんだよ。
なんせ、いよいよ40000級の新スタジアムを持ったんだ。
開幕戦は、空席なしの32000動員だったって?
何だよ、人気あるじゃん(笑)。
ひょっとしたら、今年は浦和に次ぐ動員第2位の座を狙えるかもしれん。
これが、ビッグクラブへの道の第一歩だと思う。
2016/3/1(火)14:01

☆関西人
なでしこ最終予選
五輪女子アジア最終予選、なでしこがオーストラリアに1ー3で敗れました…。
正直、初戦を落としたのは相当痛い。
「まだ、あと4試合もあるじゃん」と楽観的なことを書きたいのはヤマヤマなんだが、話はそう甘くもないわ。
なぜって、この最終予選は2戦目以降がキツいんだよ。
一応、今日の第1節以降のスケジュールを確認してみようか。

第1節オーストラリア戦2/29
→(中1日)→第2節3/2
→(中1日)→第3節3/4
→(中2日)→第4節3/7
→(中1日)→第5節3/9

見ての通り、10日間で5試合という異常な詰め込み方、「中1日」のオンパレードである。
つまり、疲労の蓄積なく戦える試合は唯一、この初戦だけだったということ。
それを落とすって、まず絶対にやってはならない失態である。
ましてや、ホームなんだし…。

それにしても、この予選の日程は信じられない。
大体、サッカーの試合で「中1日」は常識としてあかんやろ?
これは今に始まった話じゃないにせよ、体力ある男子ですらあり得ないような強行スケジュールを何でまた女子サッカーの方に敢えて強制してるのか?
完全に男女差別じゃん。
こんなの、絶対に田嶋陽子先生あたりが怒るべき案件だよね(笑)。
女子サッカーで最も権威ある五輪の出場国を決めるというのに、こんな雑なやり方で果たしてイイのだろうか?

多分、AFCは女子サッカーのことなんて、あまり考えてないんだろう。
なぜなら、AFCの上層部は東アジアでなく西アジア(中東イスラム圏)である。
これが最大の問題なのよ。
大体、中東イスラム圏に女子サッカーなんて無いに等しい存在じゃん。
実際、この最終予選に中東勢の参加はゼロだろ?
そりゃそうさ。
イスラム法では、まず女子は人前で肌を見せちゃいかんのだから。
短パンが必須のサッカーなんて、イスラム法ではタブーだろう。
比較的戒律の緩い国(イランなど)ならともかく、厳格なところ(サウジなど)では女子サッカーやるのにわざわざ無観客試合にまでしてるらしいじゃん(笑)。
イスラムって、ホント大変だよなぁ〜。

というワケで、AFC上層部の基本的思考は、あくまで【サッカー=男子のスポーツ】ってこと。
つまり、女子サッカーのことなんて全く考えてない。
その顛末が、この異常な最終予選を生んでるのさ。
このへん、もっと東アジアが異議を唱えるべきなんだよね。
せっかく日本も北朝鮮も女子は欧州と互角に戦えるレベルだというのに、なんか非常にモッタイナイ。
仮に実力あるチームが「中1日」のせいで潰れたら、それはアジア全体にとっても損失以外の何物でもないわ…。

というワケで、これは昔から私の持論なんだけど、AFCは絶対に東西で割った方がイイのよ。
東と西が、あまりにも違いすぎるから。
まだ東は、中東よりもオセアニアの方が価値観として全然近いだろう。
幸い、東アジアサッカー連盟というのは実のところAFCの傘下ではなく、FIFAの直轄なんだ。
何でそういう構造になってるのかは詳しく知らんけど、おそらくは先見の明のある人が将来的な東アジア独立を見込んで、敢えてそうしてたんだと思う。
ならばそれに甘えて、そろそろ我々は独立を考えてもイイんじゃないの?
つまり私の持論は、東アジアサッカー連盟がオセアニアサッカー連盟との統合を実現し、それを機にAFCからの分離独立をする、という形さ。

あれ?
話が女子サッカーから大きく脱線してしまった(笑)。
では話を元に戻すが、この最終予選リーグで2位以内に入らなければ、なでしこは五輪切符を取れないんです。
FIFAランキング4位の国がアジアで散るなんて、絶対にあってはならんことだ。
よりによって、セントラル方式で日本開催の予選だよ?
散れば、何の言い訳もできまい。
東とか西とか、そんな話以前の問題。

まぁ、気持ちを切り替えていこう。
次は韓国だ。
いっそ、「中1日」をアドバンテージにするぐらいの気持ちでいこうよ。
なでしこ最大の武器は、根性なんだからね。
私は、信じてるぞ。
2016/2/29(月)22:42

☆関西人
興行
続きね。

Jリーグとプロ野球との比較において、圧倒的に格差あるのが年俸である。
ある意味、致し方ない部分もあるだろう。
だって年間でこなせる興行数が圧倒的に違うんだから、会社の興行収入もまた圧倒的に違うんだ。
プロ野球で年間試合数は約140なのに対し、どうしてもJリーグはその3分の1程度しか試合をこなせない。
となると、仮にプロ野球と互角の興行収入を目指すには、1試合当たりの観客動員を各クラブ10万人近くにしなきゃ張り合えない、というロジックになるのさ。
…それ、無理じゃん(笑)。
10万人も入るスタジアムなんて、そもそもないんだし…。

ちなみにJリーグの年俸トップは遠藤保仁で、1億8000万程度だと噂されている。
彼の仕事っぷりからして、妥当な額だろう。
いや、むしろ安いぐらいかも。
彼以外に1億超えの選手は、リーグ全体で10名前後らしい。
対して、プロ野球に1億超えの選手は70名ほどいる。
そのうち3億超えは15名ほどいて、さらに上位になると5〜6億だという。
…羨ましいなぁ。

これに勝てる日本人サッカー選手となると、もはや海外リーグ所属しかあり得ないだろう。
確か香川は8億、本田が7億、長友や長谷部が5億だったはず。
じゃ、何で日本と海外じゃ相場がこれほど違うのか。
動員の違い?
そりゃ確かに、ドルトムントなんて平均動員がなんと8万以上である。
でもミランやインテルあたりは、せいぜい3万台だよ?
Jの浦和より劣るぐらい。
じゃ、浦和でも5億以上の選手がいてもおかしくないってことなのかな?

…いやいや、そういうもんでもないわ。
まず浦和とミラン・インテルとでは、テレビ放映権収入が圧倒的に違うはず。
Jの場合はあくまでスカパーがメインで、それをリーグが一括管理して各クラブに配分をする形。
これはリーグ順位に合わせた調整配分なんだが、弱小クラブにも最低限の収入を担保する福祉型の方式さ。
ここに完全な市場競争原理を導入しちゃうと、小さなところは倒産も出てくるでしょ、と。
だから小さなクラブを救済する為にもJにはまだ福祉型の経営が必要であり、またそういうところの興行収入を担保する為にも、安易にリーグの試合数を減らすことだってできない。

これらはさすがに今すぐは無理としても、いつか必ず「決断」をしなきゃならないことだと私は思う。
常にお上の保護を期待するのではなく、また親会社の保護を期待するのでもなく、各クラブが自分自身で経営努力をすること。
…なんか、TPPみたいな話だけどね(笑)。
まずはクラブが自発的に観客動員を上げる努力と、あとは放映権の新規売り込みに尽きる。

ところで、昨日の開幕戦視聴率はNHKでどのぐらいだったんだろうか?
おそらく、5〜7%といったところかと。
昼間って、大体そんなもんさ。
昨年のチャンピオンシップの場合、一応ナイターは10%ぐらい稼げたらしい。
それが、ひとつの目安。
しかし驚いたのは、たとえ全国区では10%でも、王者サンフレの本拠地・広島に限って35%超えだった、という事実。
あぁ、そういうもんなのか、と。
意外と地方クラブには、都市圏とは比較にならない熱があるのかもしれん。
と考えると、小さなクラブは小さなクラブなりに、実は放映権ビジネスを成立させられるのかもしれんぞ?

そして究極の理想をいえば、放映権を海外にも積極的に売っていってもらいたい。
狙うべき市場は、特に東南アジアかと。
Jには「アジア人枠」があるんだし、今後そういう地域のスター選手を積極的に獲得していくべきだろう。
我が日本だって、かつて中田英寿がペルージャでブレイクしたタイミングでこそ、フジテレビがセリエAの地上波中継に踏み切ったんだ。
それと同じ現象が、Jリーグ⇔東南アジアでも起きることを期待したい。

あと大事なのは、ミーハーファンの取り込みだね。
この点はコアサポがかなり難色を示すだろうが、申し訳ない。我慢してくれ。
↓の【ライブ動員ランキング】でも分かるように、いまや興行動員のパワーは圧倒的に【男<女】なんだよ。
この事実は、絶対に無視できない。

ちなみに昨日の広島vs川崎戦を見てて、ミーハー目線の私が最も興味を引かれた選手は谷口彰悟である。
それはプレーそのものより、まずビジュアルからだね。
今まで正直地味な印象の選手だったが、今年から髪色がリニューアルされてよく目立っていた。
こうして目立つのは重要だよな〜、と。
サッカーって中継ですら遠目に観る競技だから、選手の識別がとても難しい。
その点、谷口のような髪色になると分かりやすいんだよ。
まず、ミーハーにとって選手は識別できてナンボの存在。
髪色については、かつての中田英しかり、稲本しかり、本田しかり、みんな識別できたからこそスターになれたんだと思うよ。
じゃ2016年、谷口はクルかもね。
目立つし、なおかつイケメンだし。
噂では彼、今ダレノガレ明美と付き合ってるの?
私はガセだと思うけど、もし仮にマジで交際してるとすりゃ、ダレノガレは少なくとも水沢アリーより格上だと思う。
つまり、谷口には槙野を超える可能性が十分にあるってことさ。

あと、川崎は相変わらず大島がカワイイよなぁ…。
長袖ユニフォームを萌え袖にして似合うのは、おそらく彼がリーグNo.1だと思う。
とにかく、アイドル性が抜群。目が綺麗。
こんな透明感のあるタイプは、絶対プロ野球におらんやろ?
Jリーグって、実は素材にかなり恵まれてるんだよ。
だから、もっと自信もって売っていこう。
2016/2/28(日)19:40

☆関西人
開幕戦の動員
本日からJリーグ開幕である。
しかし、ここ2ヶ月はリーグのオフシーズンだったものの、正直忙しかったよね。
クラブW杯→天皇杯→五輪アジア最終予選→ゼロックス→ACL、というイベントの連鎖。
ついでに、来週からは女子の五輪最終予選が始まるし。
もっとJの開幕を盛り上げる為には、オフシーズンこそファンを「空腹」にさせておいた方がイイんだろうな。
今日の開幕戦動員を調べてみると、8試合の平均値で19278名ということだそうだ。
昨年は20000名を超えてたことを思えば、ちょっと寂しい感じ。
やっぱ、2月開幕は寒すぎるのかな…。

さて、今回は動員のことについて書いておきたい。
まず昨年のことだが、2015年の動員は果たしてどうだったのか?
…これが悪くなかったのよ。
チャンピオンシップを抜きにしても、リーグの年度動員は前年を大きく上回ったという。
2ステージ制の効果?
各クラブの動員は↓の通り。

【Jリーグ動員トップ10】
@浦和…累計658668名(平均38745名)前年比109%
AFC東京…累計489336名(平均28784名)前年比114%
B横浜…累計411759名(平均24221名)前年比105%
C新潟…累計372908名(平均21936名)前年比95%
D川崎…累計356976名(平均20999名)前年比126%
E松本…累計285992名(平均16823名)前年比132%
F鹿島…累計279185名(平均16423名)前年比93%
G広島…累計278499名(平均16382名)前年比109%
H神戸…累計276512名(平均16265名)前年比108%
I名古屋…累計276082名(平均16240名)前年比97%

あれ?と思うはずだ。
あのガンバがトップ10に入ってないから。
実は、ガンバは第11位。
人気の割に、観客動員は少ないクラブなのよ。
↑のランキングを見てお分かりのように、基本上位は「大きなスタジアムを持っているクラブ」だ(あと、関東の大都市圏が多い)。
一方、昨年までの話だけどガンバの本拠地は万博で、そのスタジアム収容キャパはMAXでせいぜい21000名程度。
つまり、どんなに毎試合満員御礼にしたところで、物理的に上位には食い込めないワケさ。
ただし、今年から使う新スタジアムはキャパが32000名(いずれ40000にもなる)。
いよいよ今年こそは、上位に食い込んでくるかもしれないね〜。

じゃ、参考資料としてプロ野球の2015年動員を見てみよう。

【プロ野球動員トップ5】
@巨人…累計3001187名(平均42270名)前年比101%
A阪神…累計2878352名(平均39977名)前年比107%
Bソフトバンク…累計2535877名(平均35221名)前年比103%
C広島…累計2110266名(平均29722名)前年比112%
D中日…累計2049784名(平均28469名)前年比102%

実は野球も動員が絶好調で、全球団が前年実績を上回ったらしい。
巨人と阪神が予想以上に拮抗していて、浦和一強のJよりはバランス良い感じ。
それにしても、野球の動員はやはり凄い。
Jでは浦和が年間65万動員なのに対し、野球では巨人が年間300万動員。
これ、勝てるワケがないよなぁ。
だってアイツら、一週間に6試合できるもん。
消耗するサッカーという競技に、そんなマネできるワケない。
サッカー選手は、野球でいうとピッチャー(先発型)みたいなもんである。
さすがにピッチャーだけは毎日プレーできないでしょ。
ローテーションは、大体「中5日」が目安だろうか。
「中3日」とかムリをさせると肩を壊すし、それはサッカーでも同じことだと思う。

じゃ、続けてスポーツ以外の興行で2015年の動員トップ5を見てみよう。

【ライブ動員トップ5】
@Mr.children…累計1119000名(平均31000名)36公演
A嵐…累計1035000名(平均49000名)21公演
B三代目JSoulBrothers…累計1002000名(平均47000名)21公演
CEXILE…累計988000名(平均49000名)20公演
D関ジャニ∞…累計923000名(平均24000名)38公演

なんか、男ばっかり…。
AKBなど女子アイドル系はどうなのかと思ったら、

ももクロ…累計322000名(平均10700名)30公演

乃木坂46…累計316000名(平均7700名)41公演

AKB…累計234000名(平均1800名)127公演

HKT48…累計202000名(平均643名)314公演

SKE48…累計200000名(平均760名)263公演

NMB48…累計186000名(平均939名)198公演

ということになっている。
はぁ〜、えらく対照的なマーケティングだなぁ。
EXILEやジャニーズなど男子系はデカい集客装置で一挙に人を集め、効率よく一回当たりの収益を上げていくやり方。
一方、AKBなど女子アイドル系はそれと全く違ってて、小さな集客装置で回数をこなしていく薄利多売のスタイルだね。
↑のHKTなんて、年間314公演(笑)。
コンビニかよ(笑)。

さて、Jリーグはどっちのスタイルを目指していくべきなのか?
そんなの、考えるまでもない。
サッカーは、年間314公演もできるワケないんだから。
そりゃまぁ、デカい集客装置よりは小さな集客装置の方が距離が近く、それを望むオタク系のファンが多いのも一応は理解できるさ。
でも、興行としてあまりにも効率悪すぎでしょ?
平均643名の動員って、薄利どころか普通に赤字になるよ。
やはりJが目指すべきは、Mr.childrenであり、嵐であり、三代目JSoulBrothersであり、EXILEである。

早い話が、日本ではミーハー女子ファン層こそが動員の金脈ってことね。
2016/2/27(土)22:39

☆関西人
新人事A
続きね。

ひとつ疑問なんだが、岡田さんは非常勤で協会副会長の仕事できるのか?
あと付け加えると、会長の田嶋さんにしてもFIFA理事をやりながら会長の仕事できるのか?
協会No.1とNo.2がどっちも「掛け持ち」って状態、よく考えたら前代未聞だよなぁ…。

かつて、小倉さんはFIFA理事をやりながら会長をやってた時期があった。
だけどその期間はさほど長くなかったし、もともと小倉さんの会長就任なんて予定外のことだったんだよ。
本来、犬飼さんが僅かに一期だけで終わると想定してなかったから。
当時の理事会が想定してたのは、犬飼さんがしばらく会長をつとめ、その間にFIFA理事の椅子を小倉さんから田嶋さんにバトンタッチし、田嶋さんがFIFAで地位を築いた末に犬飼→田嶋のトップ交替、というプランだったのさ。
ところが全くシナリオになかった犬飼さんの辞任(実質更迭)、それに加えて田嶋さんがFIFA理事選挙に落選という、こちらもまた予定外の事態に…。
よって、犬飼さんの後は小倉→大仁という「時間稼ぎ」のリレーをせざるを得なかったワケね。
幸い、その間に何とか田嶋さんもFIFA理事になることができて、ちょっと遠回りしたけど、ようやく今になって本命の田嶋体制になったワケです。
これらシナリオ書いたのは、全部川淵さんなんだろうけど。

岡田さんの副会長就任は、もともと田嶋さんのプランにあったと思う。
この二人、古河電工サッカー部の同期である。
岡田さんがDFで、田嶋さんがFW。
彼らが入団する少し前まで古河の監督やってたのが、言わずと知れた川淵さんね。
当時から古河のライバルは三菱で、その三菱で大活躍してたストライカーが他でもない、原博実である。
同じFWゆえ、田嶋さんは意識しただろう。嫉妬もしただろう。
そのライバル三菱がリーグ制覇したシーズンに、田嶋さんは25歳の若さで現役を引退。
以降はドイツに渡り、指導者の道を志した。
まぁ、田嶋さんにとってはひとつの挫折だろうな。
ちなみに原さんは、その後日本代表のエースストライカーにまで昇進していった…。

思うに古河と三菱の因縁というのは少なからずあって、たとえば原さんの協会入閣がそうである。
当時、犬飼会長(三菱)は岡田監督を更迭するつもりだったらしい。
しかし、その時の技術委員長は小野剛(かつて岡田さんの部下)。
犬飼さんは「小野じゃ岡田を切れん」と言って、わざわざ三菱閥の原さんを「刺客」として委員長に抜擢したんだ。
ただ、これも誤算があったんだと思うけど、原さんは早稲田サッカー部で岡田さんの一年後輩なんだよね(笑)。
結果、岡田さんは更迭されず続投となったワケで。
代わりに、犬飼さんの方がW杯終了と同時に辞任しちゃいました(笑)。

この犬飼さんの辞任を画策したのが、実は黒幕が田嶋さんだと言われている。
ひとつの理由は、犬飼さんが↑の小野剛を左遷したこと。
というのも小野さんは筑波大サッカー部出身で、筑波は田嶋さんの学閥、つまり直系の後輩である。
だからこそ、田嶋さんは自分が技術委員長を辞める際に彼を後任にしたんだと思うよ?
ところが、犬飼さんがそれを勝手に左遷させて、よりによって連れてきたのが「あの原博実」だ。
蘇る、古河時代の屈辱、憎き三菱…。

こういう官僚の世界って、「○○閥」というコネクションが極めて重要なんだと思う。
JFAの保守本流は、もちろん古河閥だ。
長沼さん、川淵さん、小倉さん、そして田嶋さん。
三菱閥は、言うほど本流ではない。
ただし、それは「官」の話。
かたや「民」に目を向けると、古河って今のジェフなんだけど、なかなかJ1昇格できない低迷っぷり。
対して、三菱ってレッズなんだけど、興行的にJではダントツに成功したクラブだ。
つまり、「民」では古河より三菱の方に軍配が上がる。
「官」の古河vs「民」の三菱、ってことね。

なるほど、話のツジツマが合うわ。
これからは古河の田嶋さんと岡田さんが協会を仕切り、三菱の原さんがJリーグを仕切る。
よくよく考えれば、実に合理的な配置である。
各々が、得意のフィールドにおさまったんだ。
今にして思えば、犬飼さんも協会会長なんかやらずにチェアマンやってりゃ良かったんだよ。
彼は政治家というより、実業家だったワケだし。
じゃ原さんには、かつて犬飼さんがやりたかったことを継いでもらおう。
当然ファンから嫌われるだろうけど、組織に嫌われ者は必要悪だよ。
そして田嶋さんには、ポスト川淵になってもらおう。
当然ファンから嫌われるだろうけど、ここでも嫌われ者が必要悪だよ。
大丈夫、傍に岡田さんがいるから。
皆さんは長沼独裁時代の「良心」、副会長の岡野俊一郎を覚えてる?
私は、岡田さんってキャラが岡野さんに似てると思うのよ。
権力闘争に無頓着で、あまりギラギラしてなくて、だけどムチャクチャ頭が良い参謀。
ひょっとしたら田嶋さんも、あの頃の岡野さんをイメージして今回岡田さんを呼んだのかも…?
2016/2/24(水)22:54

☆関西人
新人事
ちょっと驚いたね。
原さんがJFAを辞めて、Jリーグの副チェアマンになるって?
さらに岡田さんがJFA入りして、田嶋さんに次ぐNo.2の副会長になるって?
激動だな〜。

まず原さんについてだが、これは先日の会長選敗北の余波だろう。
聞けば、もともと田嶋さんの人事構想は原さんを専務から降格させる形だったらしい。
選挙であれほどに二人の考え方が割れてることが露呈した以上、原さんを協会No.2にしておくワケにはいかなかったんだろう。
で、動いたのはJリーグ側の誰かである。
原さんは選挙に負けたとはいえ、結果は40票対34票、僅か6票という僅差だった。
これ、どう考えても秋春制移行推進をマニフェストに掲げた田嶋さんへの反対票さ。
その反田嶋勢力が、原さんをSTOP秋春のリーダーに担ぎ上げたいんだと思うよ。

言われてみりゃ、選挙の時から原さんは妙にクラブ寄りで、「強化は協会主導よりクラブ主導で」と主張していた。
ひょっとしたら、もうこの時点で既に青写真ができてたのかもしれん。
どうせ選挙は田嶋さんが勝つことなんて皆分かってたワケで、原さんも「田嶋の下でやるぐらいなら…」と天下り先を模索してたかも。
思えば今のチェアマンはビジネス畑の人でクラブ出身じゃないし、副チェアマンとして原さんにできることはたくさんあるだろう。
よくよく考えたら、彼は「官」より「民」の方がよっぽど似合う人だよ。

さて、これで構図がハッキリしたワケだ。
もともと原さんは犬飼さん(当時会長)に請われて協会入りした人であり、その犬飼さんを辞任に追い込んだのは他でもなく田嶋さんである。
今こうなったのは、ある意味必然だったかもしれん。
海軍大将・田嶋幸三vs四皇・原博実。
官vs民、ドイツ贔屓vsスペイン贔屓、ゲルマン気質vsラテン気質、古参vs新参、古河閥vs三菱閥。
でもって、同じ古河閥の岡田さんをNo.2に据えるあたりが、田嶋さんも実にヌカリないよね…。

昔から協会には、【川淵(古河)→犬飼(三菱)→小倉(古河)→大仁(三菱)→田嶋(古河)】という「古河三菱交互の法則」があって、それはどうやら今も健在っぽい。
みんな、「いずれ岡ちゃんが会長に…」なんて夢見てるんじゃない?
甘い、甘いぞ。
多分、田嶋さんは想像を超える長期政権になる。
だってFIFA理事ゆえ権力基盤はしっかりしてるし、まだ若いし、ライバルの原さんは排除したし、もう川淵さんも今年で80歳だから先は長くないだろうし(笑)。
それに、岡田さんは副会長とはいえ、しばらく非常勤らしいじゃん?
これは、完全に田嶋一強体制になるよ。

それでも「岡田会長」が近いうちに有り得るとすれば、それは田嶋さんがAFC会長(すなわちFIFA副会長)になれた時ぐらいだろう。
これ、期待したいけどね。
一方、原さんのチェアマン昇格も可能性としてなくはない。
彼には、ぜひACLにおけるJクラブの興隆を目指してもらいたい。
昨日は広島もFC東京も負けちゃって、ACLは最悪のスタートになった…。
やっぱ、↓にも書いたけど、ゼロックスを少し考え直した方がイイんじゃない?
そういうのを、原さんに頑張ってもらいたい。
あと、ベギリスタインを軸にした原さんの国際人脈をフルに活かしてもらいたい。
でもって、広州にも匹敵する日本のビッグクラブ誕生をぜひ後押ししてもらいたい。

ところで、一人取り残された形になった原さんの舎弟・霜田さん。
彼、今後どうなるんだろう?
2016/2/24(水)18:27

☆関西人

今週から、いよいよACLのグループリーグがスタート。
こうして2月に始まって優勝が決まるのは11月末だから、考えれば実に長い道程である。

今さらかもしれないけど、ACLって春秋制なんだね。
実はAFCって、春秋制がベースなのか?
いや、確かに日本を含む東地区はそうだが、一方中東など西地区は秋春制の国の方が多いと聞く。
そしてAFCを仕切ってるのが西地区である以上、こうしてACLを春秋制で実施してるのは少し意外とさえ感じるよ。

で、思うワケだ。
こうしてACLが春秋でやってる限りは、日本もそんなに焦って秋春制へ移行しなくてもイイんじゃないか、と。
ウチが移行を検討する大義名分は、あくまでFIFAカレンダー(UEFAカレンダー)に合わせることである。
FIFAが国際規格の統一をしようとしてるから、それに従おうという話。
だけど、いくらウチがFIFAの規格に合わせたところで、AFCがその規格に合わせないのならあまり意味ないじゃん。
どうせやるなら、みんな一斉に合わせなきゃ。
一応、FIFAはAFC自体にも秋春制統一を打診してるという。
話がどこまで進んでるかは知らんけどね。

とはいえ、来月からFIFA理事の田嶋さんが協会の会長になる以上は、秋春制移行の話も一気に加速していくだろう。

私が知る限り、JFAの秋春制草案は↓の通りだ。

【開幕】7月中旬
【ウィンターブレイク】12月中旬〜2月下旬
【再開】2月下旬もしくは3月上旬
【閉幕】5月下旬
【オフシーズン】6月上旬〜7月上旬

なんか、イビツだよね〜。
シーズン中の中断期間(ウィンターブレイク)が、なぜかオフシーズンより長い。
まぁ、日本は降雪があるからしようがないんだけど。
あと、開幕が7月ということは、「酷暑による選手の消耗を避ける」という当初の大義名分は既に消えてるワケだな。
実質、↑は「秋春制」じゃなく「夏春制」だよ。
まぁ日本の場合は、酷暑とか言う割に夏は意外と稼ぎ時。
実際に夏の甲子園は満員だし、夏の野外ライブも満員だし。
興行を考えると、夏に試合をやりたい運営側の思惑もあるだろう。

しかし、この制度導入の一番大きなポイントは、FIFAカレンダーに合わせて6月をまるごとオフにしなきゃならん、という点。
実質、現状のカレンダーと大きく変わるのはそこだけと言っても過言ではない。
梅雨時だから、ちょうどイイ?
いやいや、6月に日程を空けると他の月に必ずシワ寄せがいくよ。
欧州は真冬に日程を入れられるからまだイイけど、日本の場合はそういうワケにいかんから。
必ず、どこかの日程を犠牲にしなきゃなくなる。

…あぁ、そうか。
まずはプレーオフを無くせばイイのか。
↑の日程を見た感じ、確かに2ステージ制ではなく1ステージ制のイメージだね。
つまり秋春制移行に伴い、2ステージ制廃止?
これならファン目線でも「一勝一敗」、シブシブだろうが納得はいくだろう。
一番最悪のパターンは、2ステージ制のままで秋春制に移行する形かと。
興行的にどうしてもそうせざるを得ないなら、J1のクラブ数削減をしない限り、絶対に破綻するわ。

そういや、ちょっと前にFIFA(UEFA )側が春秋制への移行を検討してるという話もあったよね?
あれ、どうなったの?
もともとの狙いは国際規格の統一だとして、向こうが春秋制にしてくれるならウチはそれに越したことはない。
確か、UEFA会長プラティニも春秋制移行に賛成してたよね?
でも最近すっかり話を聞かなくなったところを見ると、おそらく消えたんだろうなぁ…。

きっとアイツら、夏は「バケーション」という古来からの文化を捨てられないんだろう。
確かに、欧米は社会全体(学校その他)が秋に始まり、春に終わる。
その後は、長いバケーション。
一方、日本は盆と正月とゴールデンウィークはあるものの、バケーションの概念が欧米より薄い。
学校は秋でなくて春に始まるし、入学も入社も卒業も全て春が起点。
きっと欧米人に、我々日本人の「桜」に対する想いなんて絶対に理解できないだろうよ。
個人的には、桜の開花とともに始まる日本サッカーを文化として、できるだけ守ってほしかったんだけどね。
2016/2/23(火)15:36

☆関西人
三大将と四皇
↓に「ワンピース」の世界観について少し書いたが、あの作品における【海軍vs海賊】という構図は現実社会においてもそのまんま当てはまると思うんだ。
世界は、今まさに混沌としてるから。

【海軍・三大将】
★アメリカ
★EU
★国連

【海賊・四皇】
★中国
★ロシア
★イスラム原理主義
★軍産複合体

じゃ日本は↑のどこに所属してるかというと、おそらくは海軍の支配下にあり、階級は中将クラスかと。
任務地は、恐るべき四皇・中国の縄張り付近…。

と書くと、まるで世界が【海軍vs海賊】、【正義vs悪】の対立という感じに思ってしまいがちだが、実際はそんなことないよね。
そもそも、アメリカは正義?
…いや、構図はそこまで単純じゃないさ。
だって、四皇のうちで最凶とされる「軍産複合体」なんて、言ってみりゃ、そのまんまアメリカのことだもん(笑)。
「ワンピース」でも、海軍を所有する世界政府の上層部は明らかに巨悪っぽいし。
一方、海軍でも中将クラス(ガープとかスモーカーとか)までは案外マトモだったりして。

あと、北朝鮮なんかは典型的な海賊だと思う。
実に「ワンピース」っぽい孤高の悪役キャラ。
核兵器は開発するし、拉致はするし、気に入らん奴は粛清するし、お前はドフラミンゴか?とツッコミたくなる(笑)。
あと、イスラム国やアルカイダもそれに近いよね。
やり口が、完全に海賊。
イマドキ何でこんな野蛮な輩が力をつけてるのか理解に苦しむが、彼らの思考回路だと自分たちは海賊なんかではなく、世界政府転覆を目指した「革命軍」という立ち位置かと。

さて、この視点を今度はスポーツ界に移してみる。
スポーツ界の勢力均衡の構図を「ワンピース」的にまとめるなら、

【海軍・三大将】
★FIFA
★UEFA
★IOC

【海賊・四皇】
★スポンサー
★広告代理店
★メディア
★政府

ということになるのかと。
彼らは自分の利権の為にお互い牽制し合い、それなりの均衡ができ上がっていた。
なのに、ここにきて急にバタバタしてきたのは一体何なんだろう?
三大将の一角、FIFA会長ブラッターは汚職疑惑で吊し上げられ、既に辞任することが確定している。
同じく三大将の一角、UEFA会長プラティニもまたしかり。
これら摘発のキッカケは、全てアメリカの司法省が動き始めたことから始まる。
…アメリカ?
また何で、いきなり場違いのアメリカなんかが出てくるのか?
そのへん詳しいことは分からんけど、アメリカってことは必ずや四皇側の思惑が関係してるだろうね。
人知れず、【三大将vs四皇】の攻防があるんだろう。

さて、JFAは三大将側?それとも四皇側?
それは難しい質問である。
もともと、川淵さんとブラッターは昔馴染みで仲が良い。
そしてその系譜にある田嶋さんは、いまやFIFA理事。
彼は当然、三大将側の人だろう。
彼が会長選で秋春制推進を公約に掲げたのも、多分そういう意味がある。
一方、選挙で対抗馬になった原さんは、意外にも秋春制導入に対して慎重論を唱えた。
もともと秋春制推進派だった犬飼さんの子飼いであるはずの原さんが、何でまた慎重派?
何らかの理由で、翻意したってことか?
また「官主導」の強化を唱えた田嶋さんに対し、「クラブ主導」の強化を唱えた原さん。
何となく、原さんは四皇側の方に回った人だという気がするね。

ところで、日本って最近妙に「三大将離れ」してきてると思わない?
だって、これまでFIFAの公式スポンサーだったSONYが一昨年に撤退、さらにクラブW杯の冠スポンサーだったTOYOTAが昨年に撤退。
…これ、俗にいう不況ってやつか?
それとも、FIFAの腐敗に対する制裁?
2016/2/23(火)0:22

☆関西人
ヒエラルキー
J開幕が近いとあり、今年の優勝予想をする人たちが増えている。
しかし、これが難しいんだなぁ。
これがブンデスならバイエルンを挙げとけばまず外すことはないだろうが、さすがにJはそういうワケにもいかん。
ここ数年は広島が安定して強いけど、一方で2014年のガンバはJ1昇格初年度で優勝、2011年の柏もそうだよ。
そんなの、普通あり得ないじゃん。
これほどに予想が難しいリーグも、なかなかないだろう。

Jはまだ欧州のリーグほど成熟はしてないがゆえ、ビッグクラブもまだ存在せず、ヒエラルキー自体が不安定。
大体、今一番強いとされてる広島だってプロビンチアの典型だしね。
いや、私はこういう群雄割拠こそJの魅力だとさえ思ってるけど。
普通に下克上が起こり得るリーグ。
今、まさにプレミアで岡崎所属のレスターが旋風を巻き起こしてるけど、やっぱこういう方が夢とロマンあって面白いと思うわ。

たとえば人気No.1漫画「ワンピース」は、主人公ルフィの下克上にこそ物語の面白さがある。
彼自身は、強さのヒエラルキーの中で決して上位に位置していない。
その上位に君臨してるのは「海軍三大将」「四皇」など。
ルフィが属するのは、その遥か下に位置する「ルーキー」だろう。
じゃ、Jリーグに「三大将」「四皇」クラスはいるのかというと、私はいないと思う。
そのクラスは、東アジアだと広州恒大ぐらいだね。
Jクラブは、それに準ずる「王下七武海」クラスかと。
敢えて七つ挙げると、広島・ガンバ・浦和・FC東京・鹿島・川崎・マリノスといったところか?
このへんは実力も拮抗してて、今年どこが頭ひとつ抜けるかは実際やってみないと分からない。
でもってドフラミンゴだってルフィに負けたことだし、「七武海」クラスは「ルーキー」に倒されることもあるのよ。
意外と磐田など、昇格組が上位を食っちゃうこともあったりして。

昨年、広島は広州恒大に勝ってクラブW杯3位という快挙を成し遂げることができた。
IFFHS発表の「世界クラブランキング」によると、広島の順位は世界156位。
156位がクラブW杯3位に輝くって、逆に凄いよね。
それでは、ざっとアジア勢の世界ランキングを↓に示しておこう。

【48位】アルアハリ(UAE)

【60位】アルヒラル(サウジ)

【73位】広州恒大(中国)

【80位】FCソウル(韓国)

【98位】全北現代(韓国)

【102位】ガンバ大阪(日本)

【120位】水原三星(韓国)

【124位】城南FC(韓国)

【137位】ブリーラムユナイテッド(タイ)

【142位】アルクウェート(クウェート)

【152位】ジョホールダルルタクジム(マレーシア)

【156位】サンフレッチェ広島(日本)

【162位】アルアイン(UAE)

【166位】柏レイソル(日本)

見たところ、Jクラブはまだまだ、って感じかな。
もちろん、IFFHSランキングに信憑性があるかはかなり怪しいもんだが(広島がタイやマレーシアのクラブより下位なんて…)、それでもFIFAランク同様、主観ではなく計算式に基づいた公式の格付けである。

ちなみに、このランキングにおける世界1位は、2015年時点でバルセロナになっている。
このレベルになると、もはや我々には雲の上の話。
「ワンピース」でいえば、「海賊王」のステージだね。
日本人も、いつかそこを目指したい。
じゃ、日本人選手が所属する欧州クラブの順位をざっと見てみよう。

【11位】ドルトムント(香川)

【71位】シャルケ(内田)

【84位】インテル(長友)

【88位】ザルツブルク(南野)

【153位】サウサンプトン(吉田)

【153位】ACミラン(本田)

【197位】レスターシティ(岡崎)

名門ミランですら153位で、ガンバより遥かに低いのか…。
海賊王への道程は、やっぱり遠いね〜。
2016/2/22(月)0:01

☆関西人
フジゼロックススーパーカップ
ゼロックスは、広島の完勝でした。
なんか知らんけど、広島はゼロックスで今まで一度も負けたことないらしいね。4勝0負という戦績。
対するガンバは、2勝4負。
つまりガンバは、負けるべくして負けたということか…。
あともうひとつ言うと、2009年以降ゼロックス杯は8大会連続でリーグ覇者側が全て勝利しているのね。
天皇杯覇者側は、全く勝てないようになってきてる。
ということを考えても、やはり広島の勝利は磐石だったのかもしれん…。

ちなみに、↑で「2009年以降」と書いたが、この2009年から大会名称が「ゼロックススーパーカップ」から「フジゼロックススーパーカップ」に変更されたワケさ。
まぁ、「フジ」が付いただけのことだけど(笑)。
で、2008年以前、つまりまだ「フジ」が付いてない頃のゼロックス杯歴代戦績を見てみると、リーグ覇者側の勝利が6回。天皇杯覇者側の勝利が9回。
なぜかその時代は、リーグ覇者側より天皇杯覇者側の方が強かったんだよ。
じゃ、なぜここにきて逆転現象が起きたのかは、正直よく分からないけどね。

今日の試合内容については、両チームがどこまで本気かは怪しいと思った。
どっちかというと、試運転だよね。
だって広島は3日後、ガンバは4日後にACLの試合があるんだろ?
ならば、優先すべきは絶対にそっち。
だから両チームとも既存戦力の実戦勘を取り戻すことと、新戦力のテスト、という2点に絞った演習試合だったかと思う。
そういう意味じゃ、お互いに収穫はあったんじゃない?
ガンバはアデミウソンが先発で悪くなかったし、レフティ藤本も短い時間だが出てFKを蹴った。
あと宇佐美も見事に頭でゴールを決めて、若手ではボランチの井手口が存在感を見せた。
ACL、期待できそうだな。
そして広島も、さすがの安定感。
佐藤寿人が真骨頂のワンタッチゴールを決め、でも足に違和感が出て、すぐに下げたのはACLを見込んでのことだろう。
重鎮・青山も同様にして下げた。
そして新戦力テストは、ウタカである。
さすがは元ナイジェリア代表にして、デンマークリーグの得点王。格の違いを見せたね。
体はゴツいし、よく球がおさまる。
足技も凄く、あのボレーは見事だった。
ただし、運動量と守備意識はどうなのかな?と感じた。
広島のサッカーにハマるかどうかは、まだしばらく様子を見なきゃ判断できないと思う。

あとはくだらん誤審があって丹羽が可哀想だったが、その際に長谷川監督は黙ってベンチから動かず。
これ、本気試合だったら絶対動いてるでしょ?
要は、ゼロックス杯だから別にイイのよ。
そのあたりから私はテンションが落ちて、実況解説を副音声に変えたわ。
めったに副音声で試合を観ることはないんだけど、こういう試合なら別にイイかも、って感じ。
そこでは鈴木啓太と佐藤美希(Jリーグ女子マネージャー)がユル〜いトークしてて、驚いたけど鈴木ってムチャクチャ喋る人なんだね?
試合に全く関係ない思い出話を延々としてて、なんか「鈴木啓太のオールナイトニッポン」みたいな感じだった(笑)。
広島vsガンバ戦の解説で、岡崎の昔話をしてる意味も分からんし(笑)。
コイツら試合を全く観てないな?と思ったが、トークの途中で点が入って、「あ、点が入りましたね」とようやく試合に戻る感じ。
副音声って、自由だな〜。

とにかく鈴木はイケメンだし、ある意味で解説者としてはウタカ級の新戦力だわな。
2016年、彼はクルだろう。
佐藤美希ちゃんのことはよく知らんけど、この子もよく喋る感じ(個人的には足立梨花ちゃんの方が好きだけど)。
聞けば、今週の週刊プレイボーイはこの美希ちゃんが表紙&巻頭の水着グラビアらしい。
Fカップらしい。
とりあえずJリーグ開幕の参考資料になりそうだから、今から週プレ買いにコンビニに行ってきますね。
2016/2/20(土)22:19

☆関西人
ゼロックス杯の意義
明日、ゼロックス杯だという。
早いなぁ、もうそんなシーズンか…。

しかし私は思うんだが、ゼロックス杯って必要?
そりゃ地上波テレビ中継はありがたいんだけど、この大会の存在意義がよく分からない。
数ある国内タイトルの中でも、最も価値が低いモノのひとつだろう。
実際、「昨年のゼロックス杯覇者は?」と聞かれて、答えられない人多いだろうし。

実態は、単なるプレシーズンマッチだ。
まだチームが始動して間がなく、新戦力もフィットしてない未完成状態。
本来なら、この時期でタイトル争うこと自体おかしいんだよ。
チームの試運転として利用するだけの大会目的なら、わざわざタイトル戦にしなくとも普通に練習試合は組めるはずだし。
ゼロックスさんがお金出してくれるのは非常にありがたいんだが、できればそのお金、もっと有効な使い方できないもんだろうか?

同情すべきは、天皇杯覇者なんだよ。
彼らは元日に死力を尽くして闘い、その後2月にはもうゼロックス杯の為に戦闘モードに戻らなくてはならん。
皆よりオフに入るのが一足遅く、また皆より一足早く戦闘モードに戻る。
最近でこそあまり言われなくなったが、以前は「天皇杯の呪い」と呼ばれて、天皇杯覇者がその年のリーグで低迷することがよくあったでしょ。
それも↑に見るスケジュールの問題に他ならず、つまり天皇杯だけじゃなく、ゼロックス杯にも「呪い」の責任が少しあるんだよね。

あれ?
ひょっとして、「ゼロックス杯イラネ」とか思ってるのは私だけ?
みんな、やっぱりリーグ覇者と天皇杯覇者の直接対決を楽しみにしてるのか?
…いやいや、私だって覇者同士の対決は見たいよ。
ただ、あまりにも時期が悪いというだけのこと。
この時期はリーグ開幕戦こそがファンにとって一番のモチベであって、ゼロックス杯はあくまで前哨戦でしょ?
その前哨戦にタイトル付けてスポンサーも付けるぐらいなら、もっと他に興行の選択肢があるんじゃないの?というだけのことさ。

いっそ、やめてもイイかもね。
またプレーオフが復活した以上、いよいよ興行のムダを見直す時期が来てると思うし。
それほどに、日程の問題はかなり深刻になってきてるのよ。
じゃ、私なりに考える日程問題の解消案を↓に挙げておきますね。

★ゼロックス杯の廃止

★またはナビスコと天皇杯の統合

★またはナビスコとゼロックスの統合

★またはナビスコの年齢制限化

★またはJ1のチーム数を18→14にし、全34節→全26節にする。

まぁ、こんなもんです。
もちろん、現実的に無理な案も含んでるけど…。

ところで、我らが大スポンサー様、ヤマザキナビスコ社が今夏で米ナビスコ社とのライセンス契約が終了し、オレオもリッツも製造中止になるという話も聞いている。
社名は、今後ヤマザキビスケット社になるらしい。
当然「ナビスコ杯」という名前をいずれ使えなくなるし(とりあえず今年は継続らしいが)、いよいよこの大会も根本から見直す段階に来てるんだな。
大会は、「ヤマザキビスケット杯」になるのか?
それ、かなり語呂が悪いよ〜。
そんなことより、仮にリッツが消滅してしまえば、沢口靖子は今後どうなる?
もうババァだからと切り捨てるのか?
じゃ、ナビスコ杯もまた、沢口同様に切り捨てられてしまうのか…?

ということで、ゼロックスさん。
ヤマザキさんが今後ヤバそうだから、あなたには今のゼロックス杯を捨ててもらって、その代わりナビスコ杯をまるごと受け継いでもらえないですか?
あなた、もともとコピーが得意なんだから。
まるごとコピーして、それを「新ゼロックス杯」とするんです。
もしもスポンサー権を買っていただければ、オプションとして沢口靖子がもれなく付いてきますよ?
どう?
魅力的な話でしょ?
2016/2/19(金)16:08

491489

掲示板に戻る