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過去ログ488 2016/2/3 8:15

☆関西人
絶対的強者と相対的強者
世の中には、「絶対的強者」と「相対的強者」がいる。
たとえばU23アジア選手権で優勝した手倉森ジャパンは、少なくとも「アジアのU23」というカテゴリーでは強者に位置付けられる。
でもこれは、典型的な「相対的強者」だろう。
相対、これはすなわち相手との関係の中で強者だということ。
対して「絶対的強者」は、相手の強弱など無関係で根っからの強者だということ。

ちょっと解りにくい?
じゃ、こう考えてくれ。
たとえば、あなたが学力テストで75点をとったとしよう。
そして、あなたのクラスはそのテストの平均点が60点だった。
ならば、あなたの成績はクラス平均を大きく上回ってるし、クラス内であなたは優秀な人ということになる。
ところが、クラスという枠組みを超えてそのテストの学年平均点を出してみると、それはなんと80点だった!
つまり、あなたのクラスだけが異常にバカばっかりだったということだ(笑)。
したがってクラスという単位では優秀だったあなたも、学年という単位では平均以下、つまり優秀ってワケでもないってこと。

じゃ今度は、あなたが学力テストで90点をとったとしよう。
クラスの平均点は60点ゆえ、当然あなたは優秀な人ということになる。
さらに学年単位の平均点が80点、あなたはここでも優秀な人ということになる。
90点というのは、周りの成績がどうなのかということに全く左右されず、揺るぎない優秀な点数なんですよ。
これを「絶対的強者」という。
対して75点をとった場合は、少なくとも学年という単位ではただの劣等生だが、しかしクラスの中に限れば優秀な人という扱いを受けられるだろう。
これは、クラスの中では「相対的強者」ということね。

で、サッカーの世界でもこの「絶対的」と「相対的」があるワケよね。
たとえばU23アジア選手権を優勝した手倉森ジャパンは、少なくとも「U23アジア」というクラスの中で強者といえる。
でも五輪本選になると、そのクラスから飛び出して学年内での競争をしなくてはならん。
果たして学年平均点は何点なのかは知らんが、少なくともウチのクラスの平均点よりは上っぽい…。
なんか、不安だよな。
それにU23の中では「コイツ上手いな〜」と感心するような才能でも、意外とJのトップリーグでプレーさせりゃ「あれ?」と首を傾げることもあると思う。
ここが難しいところですわ。
じゃ、U23で活躍する選手なんて全員が「相対的強者」でしかないの?
…いや、どうだろうね。

私が思うに、「相対的強者」と「絶対的強者」をクラス内で見分けることは非常に難しいよ。
↑のように「75点」「90点」って数値が見えてれば分かりやすいが、サッカーはそういうもんじゃないし。
たとえば、Jリーグというクラスの中でセレッソの香川真司は明らかに「強者」だった。
だけど私は、あくまで「相対的強者」だと思っていた。
いくらJリーグでは無双でも、世界はそんなに甘くないのよ、と。
過去にあの怪物・大久保ですら欧州でコケて帰ってきたのに、果たして香川が大久保以上の才能かというと少し疑問だったし。
そりゃ彼が上手いのは分かるけど、何か「絶対的」なモノまでは感じなかった。
選手の才能を測るって、つくづく難しいわ〜。
「75点」と「90点」の差は、とても私には見分けられないってことね…。

それで今、私が査定を悩んでるのが中島翔哉のことよ。
アジアU23選手権では、文句なしの大会MVP。
彼、凄い才能だと思う。
あのドリブル、運動量、スタミナ、ボディバランス、シュート力、そのいずれもが素晴らしい。
だけど所属のFC東京では、ほとんど試合に出れていない。
FC東京って、そんなにもレベル高いのか?
あくまで彼は、U23アジアという閉ざされたクラスの中での「相対的強者」なのか?
そのへんを白黒つけてほしい。
というか、今の手倉森ジャパンには中島に限らず「絶対的」か「相対的」かよく分からん才能がテンコ盛りですよ。
これをハッキリさせるには、彼らをリオに連れていくのが一番手っ取り早いよね。
2016/2/3(水)8:15

☆関西人
五輪の謎
五輪サッカーって、不思議…。
私はいまだ理解できないんだが、なぜ五輪は年齢を23歳上限にしてるんだろう?
五輪の競技種目で、年齢上限を設けてるのって他にあるか?
そもそも、女子サッカーに年齢上限はない。
何で男子だけなんだ?
しかも、何で「23歳」なんだ?

よくよく話を聞くと、もとから五輪は「アマチュアスポーツの祭典」というアイデンティティがあり、当初はプロ選手を排除してたみたいだね。
まぁ確かに、今でもボクシング競技でプロボクサーは出てない。
レスリングでもプロレスラーは出てない。
今となっては古くさい価値観だろうが、【プロ=金儲け=不純】という解釈だろうか。
だけど時代は刷新され、今となって五輪にプロ選手はいくらでも出るようになってるのよ。
必然として、サッカーもプロ選手抜きでは成立しないところまできてしまった。
ただ、問題はFIFAとの兼ね合いである。
仮に五輪を無制限にしてしまえば、思いっきりワールドカップと主旨がカブってしまう。
FIFAとして、それはあかんやろ、と。
で、両者の妥協点が「U23」「オーバーエイジ3人まで」ということね。

あれ?
それなら女子は五輪で無制限なのはどうなのよ?
と皆さん思うだろう。
確かに、これはよく意味が解らない。
事実、女子サッカーの価値観では【五輪>ワールドカップ】となってるし、何でFIFAはこれを許容してるんだろう?
よく知らんが、あるいは単なる成り行きかもね。

あとは、FIFAの大会は登録人数上限23名なのに対し、何で五輪は上限18名なのか?
私は、ここが一番よく解らん。
変な話、五輪はアジア予選だと23名で、本選では18名というイビツな規定になっている。
これは予選がAFCの管轄で、本選がIOCの管轄だから実質そうなるんだろうけど。
正直、これも何とかしてほしいわ。
だってさ、【23名→18名】の流れはただでさえ5名リストラだし、それにオーバーエイジを付け加えればさらに3名追加、合計8名のリストラだろ?
つまり、計算上では35%のリストラが必要となるのよ。

35%…。
これ、かなりデカいわ。
ひとつの組織が35%のリストラをすりゃ、それってリニューアルどころか、ほぼ組織の解体でしょ?
じゃ、あの苦しかった予選って一体何だったの?ということになると思う。
この理不尽なシステムを何ら疑問に思わず、「オーバーエイジは〇〇選手を呼ぼう〜!」とノーテンキに騒いでるサポに私は腹が立ってしようがないんだ。

手倉森ジャパンは、アジアU23選手権で出場機会が1試合以下の選手は5名のみだという。
牲川、杉本、松原、三竿、井手口。
中には故障や病気で出られなかった選手もいるが、仮に上記5名を次の選考で外して【23−5=18】にしたとしよう。
でもさ、そこへさらにオーバーエイジ3があるんだろ?
さらに付け加えて、今回故障で選考に外れた野津田や中村航、あるいは関根あたりも次は絡んでくる可能性あるんだろ?
じゃ仮に【オーバーエイジ+U23新戦力】が約5名ほどいるとして、トータル約10名が今回の手倉森ジャパンから去るワケよ。
【10÷23=0.43】、つまり現メンバーから約43%の人間が外れるワケでしょ?
ほとんど半数…。
それ、もはや完全リセットの別チームじゃん(笑)。

私はこういうの、正直いかがなものかと思うわ〜。
予選と本選の連続性を完全に断ち切り、キャスト一新。
言うなれば、人気ドラマ「半沢直樹」の続編で一応堺雅人は出てくるけど彼は脇役に回ってて、香川照之も片岡愛之助も出てこない。
で、なぜか主人公は福山雅治と西島秀俊になってシーズン2がスタート!
みたいなノリじゃん?
そんな続編、私は納得いかんなぁ…。

まぁそれでも、私はそのドラマを毎週観るんだけどね(笑)。
一応、脚本・演出のスタッフが作風を維持してくれる限り、観る価値のあるドラマになると信じたいよ。
2016/2/2(火)22:09

☆関西人
田嶋時代の到来
昨日、次期JFA会長を決める投票が行われ、当初の想定通りに田嶋さんが内定したらしい。
ただし原さんとの得票差は6票とのことで、意外に僅差だったんだな?
このへんは、おそらく秋春制移行反対派が原さんに投票したんだろう。

で、3月には新会長となる田嶋さんという人について。
私のイメージの中で、彼は長沼→岡野→川淵というクラマーズチルドレン系譜の延長線上にいる人。
ドイツ語が堪能らしく、理念はドイツのスポーツ文化を理想とする「100年構想」推進派かと。
あと、「Jアカデミー」は彼が心血注いだ作品であり、育成はフランス型を理想としてる気がする。
その点、スペイン信奉の原さんとは合わない気がするなぁ…。

今朝の日刊スポーツを読んでると、田嶋さんはまず手始めに霜田技術委員長(原派)の権限を縮小するのでは?とあった。
何となく、犬飼さんが会長になった時のことを思い出すよ。
当時の技術委員長は小野剛さんで、犬飼さんは「小野じゃ岡田を切れんだろ?」として小野さんの権限を縮小し、自分の息がかかった原さんを委員会にブチ込んだんだ。
原さんの台頭は、ここから始まったワケね。
ひょっとしたら、これと似た流れが今後起きるのでは?と日刊スポーツは言いたいんだと思う。

ただ、私としては将来的な話ならともかく、いきなりそれはないんじゃないか、と。
なぜって、それをやれば原さんとの権力闘争になるし、今の田嶋さんにそんなことしてる余裕はないだろう。
だって彼はJFA会長のみならず、FIFA理事の方も兼任なんだからね。
あと、マニフェストで「秋春制移行」を掲げてしまったし、まずはそっちの方に忙殺されるはず。
だから代表の方は、現状維持で霜田さんに任せるより他はないだろう。

どっちかというと、田嶋さんとしては目の前の話よりも4年後、2020年の東京五輪のことが気になってると思う。
ホスト国の意地として、この時の五輪代表を絶対にコケさせるワケにはいかん。
思えば、1964年の東京五輪で当時の協会もまた「絶対にコケさせるワケにはいかん」として、ドイツからクラマーさんを招聘したワケね。
これこそ、日本サッカー近代史の出発点だろう。
そのクラマーさんが長沼・岡野・川淵を育て、やがてその3人が日本にプロリーグを作り、やがて日本をW杯へと導いたんだ。
その流れを知る田嶋さんだけに、次の新東京五輪に懸ける想いは人一倍だと思う。
しかし2020年時点のU23って、有望株はいるのかな…?
何にせよ今後数年、田嶋さんとしては若年層強化を国家プロジェクトにするだろう。
「Jアカデミー田嶋」の名にかけて。
ヘタすりゃ監督もクラマーさんばりの外国人、あるいは岡田さんクラスの大物を起用するかもね。

じゃ、A代表はないがしろ?
いやいや、そっちは原さんと霜田さんでヨロシク、と(笑)。
ただ、今A代表は追い風が吹いてきてると思う。
今回のU23選手権を見て、そう感じた。
なぜなら、手倉森さんのサッカーってタテに速く、ハリルのサッカーに少し似てるじゃん。
五輪代表とA代表が同じベクトルって、それこそトルシエ以来だよ。
ジーコと山本さん、オシムと反町さん、ザックと関塚さん、そのいずれもが全く違うベクトルを示してて、それがひとつの弊害になってた気がする。
だけど今回ばかりは、世代の融合が可能な感じ。
おまけに手倉森さんと霜田さんは仲が良さそうだし、うまいこといけばリオ五輪終了後、手倉森さんはA代表コーチに復帰できるかも?
多分、それが一番良いシナリオさ。
そして霜田さんと手倉森さんがタッグ組んでハリルをコントロールできりゃ、きっとロシア大会もうまくいく気がするよ。

田嶋さんには、正直そこを邪魔してほしくない。
ヘタに原さんとは権力闘争をせず、しばらく静観してほしいね。
2016/2/1(月)21:51

☆関西人
オーバーエイジ
五輪出場切符獲得を受けて、みんな「オーバーエイジは誰を呼ぶべきか」という議論に夢中だと思う。
このポジションが穴だから○○選手を呼ぼう、いや、○○選手の方がイイ、みたいなシミュレーションは確かに楽しい。
でもそれより前に、まず「オーバーエイジは必要か否か」、そっちの議論から片付けなくてはなるまい。

そんなの必要に決まってるだろ、という意見は当然多いだろう。
私も、五輪でメダルを獲ることが目標ならオーバーエイジは必須だと思う。
間違いなく、この世代だけの人材でメダルを獲れるほどに五輪は甘くない。
それは、私も分かってるのよ。
ただ、結論をまず先に言っちゃうと、実のところ私はオーバーエイジ不要派なんですわ…(笑)。

じゃ、なぜ不要派なのかについて。
というのも、私はW杯と五輪は全く別物という考え方なのね。
W杯は、ひたすら結果を追求する。
だけど五輪の方は、U20やU17と考え方は全く同じ。
こういう年代別代表の目的は、結果を出すことじゃなく若手育成を成功させることだと思う。
じゃ何で五輪だけオーバーエイジがあるのかって、そんなのIOCの都合に決まってるじゃん。
スター選手を混ぜることで、運営側が興行収入を上げたいだけのこと。
誤解してもらっちゃ困るが、この大会の主役はあくまでU23である。あくまでオーバーエイジは助っ人。
そこを履き違えて、オーバーエイジを軸に五輪代表を妄想するなんて本末転倒だろ。

ロンドンでは、オーバーエイジを使って大会4位という好成績をおさめた。
その前の北京では、オーバーエイジを使わず3戦全敗という最悪の結果に…。
だけど不思議なもんで、そのダメだった北京世代の方から続々と才能が湧いてきたワケでしょ?
本田、香川、長友、内田、吉田、岡崎、森重、西川etc.
このスケール、あのシドニー世代すら超えてるじゃん。

一方、ロンドン世代はどうだ?
大会4位という近年稀に見る好成績ゆえ、さぞや凄い才能が育ったんだろうと思いきや、清武、山口、宇佐美、酒井宏、酒井高、永井、権田etc.
ビミョー?
いや、↑のメンバーはまだイイんだよ。
一番の問題は、DFである。
この世代はオーバーエイジで吉田と徳永を助っ人召集してしまったがゆえ、結果として恐ろしいほどDFの才能が育たなかったんだ。
救いは、吉田と組んで試合に出た鈴木大輔ぐらい。

これは、吉田や徳永が五輪であまりにも良い仕事をしてくれたからこそ、逆に世代の空白を作ってしまったということ。
オーバーエイジ導入の弊害。
明らかに吉田と徳永が入ったポジションが、いまだに世代の穴として継続してるワケよね?
もちろんDFが穴だから、敢えて吉田と徳永を召集した当時のニーズは十分に理解できる。
それに彼らの活躍があったからこそ、五輪で準決勝進出できたんだ。
当時、私もその快挙に歓喜した一人だよ。
だけどその歓喜は、今の日本サッカー界で何か大きな財産になってるのかといえば、正直どうだろう?
個人的には、むしろ北京3戦全敗の屈辱の方が価値ある財産だったんじゃないかな、と思ったりしてね。

そもそも、五輪は結果が全てだという考え方でいくのなら、監督が常に日本人っていうのは少しおかしいでしょ。
本気でメダルを獲りたいなら、A代表のように国際実績がある外国人を招聘しないのは一体なぜ?
それは早い話が、五輪というのは日本人指導者育成の目的もあるからである。
そう、協会の捉え方もA代表と五輪代表とでは全く違うんだよ。
五輪は育成が主眼。
とにかく、その前提は理解しておくべきだと思う。

じゃ、最初から負けることを覚悟してオーバーエイジの権利を放棄すべきだ、と?
まぁ、青臭くいえば理想はそうだね。
ただし、大会に臨む以上は負けたくないのも本音…。
よって、折衷案。

【U23選手の邪魔をしない範疇で、脇役に徹したオーバーエイジを召集する】

キャプテンマークをオーバーエイジがつけるのは反対したい。
それじゃ、オーバーエイジ中心のチームになっちゃうから。
ジョーカーぐらいで丁度イイんじゃない?
どうせ、オーバーエイジはチームに合流してから本番まであまり時間をとれないんだ。
戦術的にフィットさせるのは意外と難しいんだよ。
事実、アテネの時の小野がそうだった。
彼は司令塔としてトップ下に入ったが、どう見ても現実は松井トップ下の方が機能してたワケで。

それを踏まえて、今後のオーバーエイジを考えよう。
なんせ、次は18名という限られた枠なんだ。
できれば、ユーティリティなオーバーエイジの選抜が良い。
仮に2〜3名召集するとして、それらが複数ポジションをできる駒ならターンオーバーに有利。
そうすりゃ、たとえ18名でも今回みたく「走り負けない」サッカーを継続できるだろ?
2016/1/31(日)22:52

☆関西人
手倉森ジャパン優勝!A
続きね。

逆に韓国目線でいうと、2ー0からの逆転負けはかなりダメージ大きいんじゃないだろうか。
よく知らんけど、このチームは今まで34戦無敗だったんだって?
35戦目にして、よりによって最も憎き敵に逆転負けか…。
勝った、と確信した試合を落とすことほど悔しい負けはない。
ヘタすりゃ、彼ら帰国してバッシングされるかもね。
せっかく準優勝したというのに…。

でも実際の彼らは強かったし、特に前半なんてパーフェクトだったよ。
飛ばしすぎだった?
いや、前半は日本も同等に飛ばしてたし、あれでも後半に足が残ってた日本の方が異常なだけ。
ただ試合運びという点では、韓国側は少しミスってないか?
2ー0で余裕のリードをしてる韓国が、何でああやって浅野にライン裏を突かれたんだろう?
浅野が足速いって、よく解ってたはずだろうに。
あの時間帯、もう少しラインをセーフティにしても良かったはずだ。

あと、韓国は同点にされてからロングボールのパワープレーに切り替えてきた。
これもどうなのかな〜、と。
昨日の日本DF陣は正直あまり出来がよくなく、足下の一対一でやられる場面が結構目についた。
でもその一方、空中戦では植田がバリバリの強さを見せてたワケよ。
だからむしろ、終盤パワープレーでこられて私は逆に「これはイケるぞ」と思ったワケで。
絶対、韓国はハイボールじゃなく足下でいくべきだったよね。
これは2枚同時投入したFW以外、選手たちに足は残ってなかったということ?
ただ、韓国は最後の交替カードをCBに費やしてしまうというグダグタっぷり(故障?)。
仮にあそこでもう一枚、交替カードを攻撃に使われてたらマジでヤバかったと思うが…。

おそらく韓国は、世界で最も「日本の潰し方」を知ってる国である。
それも変に熟知してるがゆえに、今回ばかりはウチを少しナメちゃったんだと思う。
「球際を激しくいっとけば怯む」
「シュートよりパスのチームで、決定力はない」
「足下ばかりでヘディングが弱い」
「速攻より遅攻」
などなど、彼らの先入観が今回ばかりは自分の首を絞めた気がするよ。
だって、この手倉森ジャパンは「従来型の日本」には達してないチームだから(笑)。
結局、この試合は韓国の監督による判断ミスじゃない?

とにかく、誤算は韓国が終盤予想以上にガス欠になったこと。
そこに尽きる。
みんな、前半だけで替えられたオナイウのことは「使えね〜」ぐらいに思ってるんでしょ?
だけど終盤、韓国は中盤選手のみならずCBも足にキテたのを見て、意外と前半のオナイウは効いてたのかな、と私は思い直した。
かなりの距離を走ってたもんな。
攻撃ではダメダメでも、最低限守備の貢献は確実にしてたと思う。
韓国からすりゃ、ちょっとワケ分からんFWだっただろうね。
ヘディングが凄いと聞いてる選手なのに、なぜか前線じゃなくて後ろ行ったりサイド行ったり、一体コイツは何の役割なんだ?と。
もともと後ろで活きる選手じゃないから交替は必然だったんだろうが、敵を困惑させ消耗させる役割は一応こなしてた気がする。

あと、後半はワイドに攻めたのも良かったね。
特に2ゴール目で、山中のクロスは素晴らしかったよ。
左からクロス→FWがニアに飛び込む→ファーに逆サイドの右選手が絞っていてシュート、というお手本のような得点だった。
多分、何十回何百回と練習してきた型なんだろう。
でなきゃ、矢島みたいな選手があんな落ち着いてヘディングできないよ。

ポイントは、やはりサイドだったと思う。
やはりセンターは韓国の土俵で、そこでガチガチに殴り合ってもあまり勝てる見込みはない。
手倉森さんも、そのへんは解ってたはずなんだ。
だから、彼は「サイドを攻めろ!」と練習で連呼してたと思う。
すると、久保は少し勘違いしちゃったんだな…。
何を思ったか、バリカンで自分の髪型のサイドを攻めてしまった。
あれ、どう見てもサイド攻めすぎだよね?
やはり空気抵抗のせいだろう。シュートも少し精度を欠いてた。
まぁ結果論として、見た目で韓国を威嚇できて結果オーライだったんだけどね…(笑)。
2016/1/31(日)14:59

☆関西人
手倉森ジャパン優勝!
素晴らしかった!
まさか、こんな劇的な優勝になるとは…。
なでしこW杯優勝以来の鳥肌が立ったよ。

ただ、韓国は手強かった〜。
日本は大体想定通りのスタメン、想定通りの442だったのに対し、向こうは433(451)というのがミソだったね。
序盤からガツガツと中盤で潰し合う展開になり、日本もよく対応してたとは思うが、やはり【442vs451】では中盤の枚数に劣勢が生じた。
で、手倉森さんは後半開始から手を打つ。
システムを442から433(451)に変更し、中盤の枚数を1枚増やしたワケだ。
前半ボールロストが目立ったオナイウを諦め、ボランチ原川を投入。
しかし、その新システムが機能する間もなく早々に2失点目…。

手倉森さんは試合後、「2失点目は俺の責任」と語っている。
そういや今まで、このチームは守備的な選手交替をあまりしてこなかったな…。
だからシステム的なことより、メンタル的な部分で「受け」になったのが裏目だったかも?
だけど、そこからがこのチームの真骨頂だよ。
というより、手倉森さんの真骨頂といった方がイイな。
だってさ、せっかくの433をあっさりと442に戻したんだから。
聞けば、手倉森さんのプランは最初から「中盤を厚くしてしばらく凌ぎ、終盤は442に戻して浅野+豊川」だったらしい。
ところが、失点を受けてそのプランを思いっきり前倒ししたということね。
あくまで結果論だが、あのタイミングに動いた勇気が日本を救った感じ。

ただひとつ、私は浅野を入れる際に大島を下げたのを見て「え?じゃ誰が浅野にパスを出すの?」と率直に思った。
これ、純粋に采配ミスだと思ったワケよ。
ところが矢島がいたワケね(笑)。
それまで大して目立ってなかったけど、でもコイツをちゃんと残してたのが最終的な勝因。
彼のスルーパス、マジ超絶だったし。
あと、今大会2回目のヘディングゴール。
コイツ、そんなヘディング得意な選手じゃないんだろ?
韓国が動揺してる時間帯を逃さず仕留めたのも素晴らしい。
「2ー0は最も危険なスコア」というフレーズは昔からよく聞くが、いやいや、それホントだったんだね〜。

そういや、以前に手倉森さんはこのチームのキーマンとして原川と矢島の名前を挙げてたっけ。
二人は「いぶし銀」であり、チームのシステムを自在にコントロールできる存在だ、と。
この二人がいるから困った時に俺は安心していられる、と。
で、まさにその通りになったワケだ。
あと、最後に入った豊川も良かったなぁ…。
彼のタッチライン際のプレーが、どれほど時間稼ぎに役立ったことか。
彼は別メニュー調整だったと聞いてるし、きっと故障も癒えてないんだろうが、ホント全力で勝利に貢献してくれたよね。
こういう選手、大好き。

そして何より、この試合のMOMは浅野ということで誰も異論ないでしょ。
これまでずっと結果を出せなかったが、最後の最後でケチャプが出た感じ。
例のジャガーパフォーマンス、初めてテレビで見たよ。
予想通り、あまりカッコよくない(笑)。
五輪本番まで、もう少しカッコよく仕上げて下さい。
一方、大会MVPは中島だったらしい。
今回も決勝点アシストがあったし、当然の受賞だろう。
「最後まで走り負けない」手倉森ジャパンを象徴する選手さ。

あともう一人、「陰の大会MVP」を挙げるとするなら西さんかもしれないね。
協会から派遣された、シェフの西さん。
色々話を聞くと、「なぜ日本は走り負けないのか?」という理由は「みんな飯をたくさん食ってるから」というだけのことらしい。
たくさん食うのも、西さんの作る飯が異常に美味しいから、というのが真相らしい。
是非、西さんにはリオ五輪本番もお願いをしたい。
「ウチは絶対に走り負けない」という自信が、今大会でどれほど勝利に繋がったことか。
この優勝という偉業は、意外とそういうシンプルなことに支えられてきたんだと思う。
2016/1/31(日)11:13

☆関西人
いよいよ、決勝戦
いよいよ、明日はU23選手権決勝、韓国戦です。

ただ決勝とはいえ、日韓とも五輪切符獲得という最大の目標は既に達成してしまったがゆえ、正直ちょっとモチベが難しいところ。
だってさ、武蔵はどうやら故障で無理っぽいし、南野は既にザルツブルクへ帰ってしまったし、豊川と亀川は相変わらず別メニュー調整だというし、あるいは遠藤の足もそろそろヤバいかも。
どう考えても、ベスト布陣は組めないんだよな。
川淵さんは決勝進出を祝福しつつ、でも「韓国の方がワンランク上」とコメントしてることからして、優勝はさほど期待してない様子…。

思い出せば、確かに手倉森ジャパンは2014年のアジア大会で韓国に敗れている。
ただし、これは韓国開催の大会であり、ホスト国の彼らは最終的に優勝をしている。
ちなみに、この時の日本はU21チームで臨んだ。
一方の韓国は、U23チームだった。
ということを考えて、この時の敗戦はそれほど悲観的に捉えなくてイイと思う。
負けたとはいえ、失点はPKのみの0ー1。
印象として、完敗というほどでもなかったし。

というか、そもそも韓国って強いの?
という素朴な問いに対するアンサーとして、まず彼らの強さを測るのにアジアU19選手権の2012年大会と2014年大会、ふたつの大会があるワケね。
2012年大会は、日本でいうと遠藤航・岩波・植田・久保・櫛引あたりが出ているやつ(監督は吉田靖)。
そして2014年大会は、日本でいうと南野・オナイウ・井手口あたりが出ているやつ(監督は鈴木政一)。
この2大会のうち、韓国は2012年大会の方で優勝してるんだわ。
ちなみに、その時日本はベスト8敗退…。
しかし2014年大会で日本と韓国は珍しくグループリーグ同組となり、その結果は日本がグループ2位突破で決勝トーナメント進出。
じゃ、韓国は1位突破だったのか?
…いいえ、違います。
彼らは3位で、グループリーグ敗退ですわ(笑)。

これ、凄い落差だと思わない?
つまり韓国の「年長組」が臨んだ2012年はアジア選手権優勝、一方「年少組」が臨んだ2014年はグループリーグ敗退で決勝トーナメントにさえ行けず…。
この「年長組」と「年少組」を合体させたのが現五輪代表だと考えりゃ、果たして韓国って強いのか弱いのか、正直私にはよく解らんのよ。

その点、まだ日本は安定してますよ。
だって、上記の2012年大会と2014年大会、どっちもキッチリとベスト8敗退だから(笑)。
安定の勝負弱さ(笑)。
でもさ、この世代も2011年の時点ではU17ワールドカップで大旋風を巻き起こしたワケよ。
「無慈悲世代」と名付けられるキッカケにもなった大会だね。
当時出てたのは、植田、岩波、室屋、南野、中島、武蔵。監督は吉武さん。
この大会で日本はジャマイカに1ー0、フランスに1ー1、アルゼンチンに3ー1の無敗でグループリーグ1位突破。
続く決勝トーナメント一回戦で、ニュージーランド相手に驚異の6ー0(←これで無慈悲と名付けられた)。
残念ながら準々決勝はブラジルに2ー3で惜敗したが、まぁよくやったと思うよ。
この強豪世代が、それから僅か2年経っただけで何故弱体化してしまったんだろう…?

あと付け加えると、↑の時のU17ワールドカップに韓国は出てないんです。
彼ら、アジア予選段階で負けたワケね。
グループリーグで北朝鮮・ベトナム・タイを下回る第4位という惨状。
ホント、安定しない世代なんだよなぁ…。
ということで、私は川淵さんみたく「韓国の方がワンランク上」と卑屈になる必要は特に感じないね。
確かに強いことは強いが、弱い時は弱いのが彼らの実態だよ。
明日は「強い韓国」か「弱い韓国」か、どちらが来るかは読めないけど、「安定」のウチは優勝できる可能性が十分にあると思ってるぞ。
2016/1/29(金)21:29

☆関西人
祝!五輪切符獲得!A
イラク戦の内容について。

一見、イラクの強さは分かりにくかったと思う。
メディアが「アジア最強」と煽る割に大して上手くないじゃん?と感じた人は多かったかと。
…うん、そうなんだ。
確かに彼らは上手いワケじゃない。
でも、なぜか強いんだ。
実際、昨夜の試合でウチは負けてても全く不思議はなかったよ。

まず最初にウチはカウンターで久保が先制、しかし前半終了間際にCKのクリアミスから失点し、後半は1ー1の均衡が長く続いていた。
だけど、あれは後半20分ぐらいだったかな?
皆さんご存じの通り、実は遠藤が自陣PA内でハンドをしてしまっていたんだ。
そのシーンは中継カメラが捉えてて、嫌味なことに何度もリプレイしてたよな(笑)。
…まぁ、本来ならあれはPKである。
それまで散々「手の使い方」で厳格な笛を吹いてた主審が、なぜあのシーンを流したのかは不明。
角度的に見えてなかったのか?
何にせよ、ウチ的にはホント救われたんだよ。
もしあれがPKになってたら、おそらくスコアは1ー2でウチが逆転されてたワケね。
そうなりゃ、イラクは残る時間帯をドン引きしてたかもしれん。
ならば、原川のあのゴールは有り得なかったかも?
…あぁ、考えただけでゾッとするわ〜。

サッカーでこういうifを挙げればキリがない話だが、でも今回の勝利は今までの中で最もギリギリだったと思う。
手倉森さんも、延長になってたらヤバかったと率直に語っていた。
ホント、ウチはツイてたんだよ。

じゃ、大して上手くもないイラクがなぜこうも毎回ウチを追い込むのか?
なぜ、彼らがアジア最強と呼ばれるのか?
そのへんは、彼らのスタイルだよ。
見ての通り、彼らはロングボールをよく使ってくる。
だけどよく見りゃ、精度高くピンポイントで合わせてこないんだよね。
むしろ雑というか、ワザと合わせずに落としてバウンドさせたりしてくる。
当然、バウンドされりゃウチは守りにくいよ。
日本国内と違って芝は荒れてるし、球が予測外の弾み方をすることも多い。
当然、それは守る側だけでなく攻める側にとっても同じことだろう。
球が変な転がり方したら、当然だが攻撃だってやりにくいもんでしょ。

…いやね、それが意外にもイラクの狙いってことね。
予測のつかない「こぼれ球」、実はそれこそが彼らの大好物ってこと。
日本は【ちゃんと予測→ちゃんと対応】というロジカルなサッカーが上手いんだが、一方イラクは【ちゃんと予測→予測が外れる→それに反応】というリアクション部分のサッカーの方がむしろ上手いんだ。
だから五分五分のルーズボールに対しては、日本よりイラクの方がコンマ何秒反応が速い。
で、イラクはワザと膠着を狙ってくるというか、ワザとグチャグチャ〜と仕掛けてくる、ってことね。
そういう部分が我々に「あまり上手くない」という印象を与えるんだが、まぁでも、別の意味では非常に巧いサッカーなんだよ。

多分、手倉森さんはそのへんをよく解っていた。
彼が試合前に語っていた、「イラクはサッカーを壊してくる」とはそういう意味だと思うし。
また、それを踏まえてCBは岩波でなく奈良、ボランチは大島でなく原川、つまりこっちもリアクションをできる駒、ということね。

あと、ウチにとって勝利のポイントはスピードだったワケよ。
↑に「イラクの方がコンマ何秒反応が速い」と書いたが、それも50m5秒台というスプリンターをもってすれば互角以上に渡り合うことができる。
事実、試合を見れば武蔵の快足が先制点の起点になったワケだし、あと2点目も最初の起点は浅野からだったよね?
そう考えると、まさに我々はイラクのお株を奪う形、足の速さをもってしてイラクのリアクションの速さを相殺したワケよ。
これがどこまで手倉森さんの意図だったかは知らんが、もし全部意図だとすれば、ちょっとこの人名将かもしれんぞ〜?

まぁ何にせよ、イラクにとってこれは今後長く記憶される「ドーハの悲劇」だろうね。
一方、ウチは長く記憶が続いた「悲劇」の上に、ようやく「歓喜」を上書き保存できた感じ。
ありがとう、手倉森ジャパン。
このドーハは、やがて2022年に今度はW杯本大会の舞台となるんだ。
だからさ、できるだけこの地に良いイメージを残しておきたいのよ。
そして、この世代はその頃に28〜29歳となってるはず。
きっとA代表のリーダー格になってる頃だね。
当然、期待してるよ〜。
あるいは、その頃のA代表が手倉森ジャパンだったら面白いね(笑)。
2016/1/27(水)22:29

☆関西人
祝!五輪切符獲得!
五輪切符獲得、おめでとうございます!

いや〜、素晴らしい!
正直言うと、私はイラクに負けると思っていた。
というか、五輪切符を取れないとすら思っていた。
だってさ、今までと異なりセントラル開催の一発勝負だよ?
どれだけセントラル開催が厳しいかって、実際A代表ですら去年のアジア杯で準々決勝負けたんでしょ?
ましてや今回は、「中東の笛」の本拠地。
これで楽観する方がどうかしてるって…。

おそらく、協会も不安だったんだろう。
過保護なほど、この世代には目をかけてたからね。
中島など主力をA代表に無理矢理同行させたり、出場機会の恵まれない選手を「U22選抜」でJ3の試合に出したり、ホント涙ぐましい努力を続けてたと思う。
一昨年のアジア大会もホントはU23の規定なんだけど、この世代強化の為にわざわざU21のチームで参加してたっけ(結果、敗退…)。
なんのかんの言いながら、そういう地道な努力が報われたということさ。

ホントはそういう「官」の特別な配慮をされなくとも、「民」のクラブレベルで普通に若手が逞しく育つことが理想である。
要は、もっとU23選手がクラブのスタメンになれていればイイんだ。
でもスタメンを決めるのは、あくまで「民」の権利範疇。
「官」がJの監督に「○○選手をスタメンで起用しろ」なんて、圧力かけられないでしょ。
かつてあった「サテライトリーグ」も今は消滅してしまったぐらいだし、若手はますます出場機会を失っている。
よって、本来の理想ではないのを承知しつつ、ある程度「官」は若手強化に割り込まなきゃならんのだ…。
J3なんて、まさにその為に作ったといってもイイんじゃないか?

あと、選手たちからは監督に対する感謝とともに、西さんと早川さんに対する感謝のコメントもあったね。
この両氏は、A代表のスタッフである。
西さんが調理担当で、早川さんはフィジカル担当。
こういう裏方にも、トップチームで実績ある最高のスタッフをつけたワケだ。
まさに、協会の総力を注ぎ込んだのが手倉森ジャパン。
決して、選手たちだけの努力で勝ち得た五輪切符ではない。
みんなの総力、みんなの努力だよ。

あ、もちろん監督・手倉森さんのことも讃えなきゃね(笑)。
かつて、W杯2010年大会後に「岡ちゃんゴメンね」というフレーズが連呼された。
ならば今回もまた、我々は彼に謝るべきなのかもしれん。
「手っちゃんゴメンね」と。

正直、私はあなたの手腕を疑っていた。
だけど、実際はあなたの存在なくしてこの五輪切符獲得はなかっただろう。
あなたの何が凄いって、それは「運」だよ。
この大会、何かロジックでは説明のできない追い風みたいなモノがあったように思う。
多分、それはあなたの強運ってやつだ。
念の為、私は四柱推命の某サイトであなたの運勢を占ってみた。
1967年11月14日生まれ。
…おぉ、「仕事運は非常に良く、キレも鋭い感じ」とある。
なるほど。
ただし、「泌尿器の病気に注意」とある。
気をつけてくれ。
あと、「詰めの段階の仕事は一気に推し進めて下さい」とも書いてある。
これ、決勝の韓国戦のことだな?
そうか。このまま一気にいけばイイんだ!
イケる、イケるぞ!
ただし浮かれることなく、くれぐれも泌尿器の病気には気をつけてくれ。
2016/1/27(水)14:03

☆関西人
キーマンA
ちょっと気になるのが、遠藤航である。
少し足に違和感があるとやらで、昨日の練習は別メニューだったという。
聞けば、イラン戦の前から既に違和感あったらしいね。
大会直前にはインフルエンザだったし、もともとコンディションは良くなかったんだろう。
…じゃ、次はベンチ?

ところが困ったことに、次に対戦するイラクはゴール前にロングボールを放り込んでくるチームだ。
当然、ボランチにも空中戦の強さが欲しい。
となると仮に遠藤を外す場合、三竿をスタメン起用しなくちゃならんのよ。
三竿かぁ…。
やっぱ、多少無理してでも遠藤出した方が良くない?
もしくは3バックにするのもありだけど、そういう練習してきたかどうかは怪しいからね。

仮に遠藤を先発させるとして、ポイントになるのはその相棒だと思う。
あまり遠藤に多くの仕事を期待しちゃいかんし、その相棒が攻守両面で頑張るべき。
こういう時に肝心の井手口は風邪だし、原川は前戦120分やってるし、これは消去法で考えた場合、やはり大島が頑張るしかないシチュエーションでしょ?

しかし大島って、例のミドル以外はあまり印象に残ってない…。
もともと、このチームのコンセプトに合致してるかは怪しい選手だ。
だって彼の所属、川崎フロンターレがあまりにも特殊なコンセプトのチームだし。
なんせ2ボランチが大島+憲剛、この考え方は手倉森さんのサッカーと真逆にさえ思える。
志向する支配率が全く違うし。
仮に彼の才能がフロンターレ戦術の前提オンリーだとすれば、そりゃ当然のことながらキツいって。
でもさ、たとえばシャビやイニエスタはバルサ以外のチームだと輝けないのか?
私は、そんなことないと思うけど。

おそらく、イラク戦の2TOPは久保と武蔵が濃厚だろう。
この組み合わせ、ラインの裏に抜けてナンボのコンセプトだよ。
となるとクロスばかりじゃなく、やっぱ中央から急所をエグるスルーパスが欲しいんだよね。
今までも原川あたりが何度かそれにトライしてたが、正直あまりうまくいってなかった。
だから、今度は大島の番さ。
そのへんのパスセンス、彼がチーム随一なんだろ?

あと、彼に望むのはキープ力。
だって、ボランチが潰されてそこで球を失ったら、一気に失点の危機となる。
原川は、そのへんがまだ巧い。
一方、大島はどうだろう?
原川に比べ、ちょっと不安なんだよね。
ただ大島に詳しい人に話を聞くと、大島はキープ力が高い、と言う。
もともとの彼は、生粋のドリブラーだったんだそうだ(静岡学園時代)。
だからキープのドリブルができるんだ、ということらしい。

じゃ、その話は一応信用するとして、あまり潰されないように気をつけてくれよ?
イラクって、かなり荒っぽいから。
大会前にチョンテセが言ってた「日本に対しては球際激しくいくと攻略できる」ってやつ、一番理解してるのは対日本戦全勝のイラクに他ならないんだからね。
周りの選手もそのへん理解して、ちゃんとフォローしてあげて。
大島がパスの出し所なくてキープしてるところにイラク選手からタックルされ、ファウルかなと思いきや審判が笛を吹かず、そのままゴール前まで球を運ばれるシーンを私はどうしても想像してしまう。
あと、セカンドボールの競り合いにも吹っ飛ばされるイメージが…。
仮に布陣が442BOXなら必ずどこかに広いスペース空いてるんだから、大島が球を持ったら即、そのスペースに走ってあげて。
大島は両刃の剣だが、でも両刃の剣って逆にビッグチャンスも作りやすい武器なんだからね。

「そんなリスクあるなら使わん方がイイだろ」という意見もあるだろうが、まぁ確かに、私が監督なら大島起用は避けるよ。
ムリムリムリムリ…(汗)って、私は車線合流できないタイプさ。
でも、監督は手倉森さんだから。
思ったより彼は勝負師みたいだし、敢えて「両刃の剣」、使ってくるだろう。
2016/1/25(月)13:11

☆関西人
キーマン
準決勝の相手がイラクに決まりました。
まぁ、想定通りだね。

今さら言うまでもないが、イラクは強い。
おそらく、日本より強い。
…でも心配するな。
最近、手倉森さんが妙に冴えてるから。

思うに、イラク戦はベストメンバーで臨むことになるだろう。
ならば「北朝鮮戦の布陣に戻すのでは?」とする説が濃厚。

・武蔵・・・久保
中島・・・・・南野
・・大島・遠藤
山中・植田・岩波・室屋
・・・・櫛引

という442。
もちろん大島のところが原川、南野のところが矢島という可能性もあり。
しかし前々戦で90分、前戦で120分走った中島は大丈夫か?という心配もある。
確かに、大丈夫かどうかは解らん。
中3日あれば回復できるかもしれんし、あるいはそうでもないかもしれん。
ただ、手倉森さんの信頼はそういう次元を超えて厚いと思うんだ。
中島もまた「監督を五輪に連れていきたい」と孝行息子みたいなこと言ってるし、この二人の絆は我々外野が割って入れるようなレベルじゃないさ。

でも現実、イラク戦に中島が出れば確実にマークされる。
あのイラン戦見てたら、そりゃ普通に潰しにくるでしょ。
今の日本は、明らかに「困った時の中島頼み」。
一発ロングフィードが左サイドに飛んで、中島が異常に巧いトラップでピタッと足下に収める。
で、そこからタテに単独ドリブル。
我々には見慣れた光景である。
だけどイラクは、このトラップ時点から体を寄せて中島を封じてくると思う。
だって彼をゴール付近に行かせると、遠い位置からでも強烈なシュートがあることが前戦でバレちゃったし…。
もはや、簡単に前へは進ませてもらえまい。

ならばウチは、そこを逆手にとって中島をオトリにすりゃイイんだよ。
彼はサイドに張り、敵を思いっきり左に引き付けたところで一発大きく右へサイドチェンジ。
で、スペースが空いてる逆サイドで南野がそれを受ける。
南野には是非、真のエースは俺だ!という中島への対抗意識バリバリのプレーを見せてもらいたいね。
前戦は温存されたことだし、間違いなくコンディションは中島より良いはずなんだから。

あるいは、布陣を442でなく昔から慣れ親しんだ4231にして、敢えて中島をトップ下にするのもありだと思うんだわ。
彼は守備貢献度も高いからサイドに置いた方が戦術的に助かる一方、攻撃においてはサイドに限定すべき才能ではない。
彼こそ、「モリシ二世」ですよ。
トップ下といっても、決してセンターポジションに留まらないのが元祖モリシのスタイルだった。
とにかく縦横無尽に動き回り、じっとしてないもんだから敵はマーク受け渡しが非常にややこしい(笑)。
彼も中島同様体が小さい人だったけど、かと言って「フィジカル的にトップ下は無理」という議論は当時皆無に近かったよ。
俊輔みたく、じっくりキープするタイプなら話はまた別だけどね。
次は明らかにイラクが中島を消しにくるからこそ、敢えてプレーエリアを限定しないトップ下起用、という逆転の発想があっても別に良いと思う。
問題は、90分もつかどうかだが…。

しかし【中島のトップ下=中島の被ファウル増加】だと思うし、やはりここはFKを攻撃のポイントと考えねばなるまい。
で、私は気になってるんだけど、イラク戦は誰がキッカーをやるの?
左足のキッカーは山中だけとして、ここまで右足キッカーは原川や矢島や大島や南野など、日替わりでローテーションしてる感じ。
あれって、撹乱の為に敢えて固定してないのかな?
あるいは、絶対的キッカーが不在なのかも。
歴代のU23代表なら、ロンドンは清武、北京は本田、アテネは阿部、シドニーは俊輔という感じで、絶対的名手が必ずチームにいたんだけどね?
でも手倉森ジャパンの場合、正直いって歴代キッカーに匹敵しそうなのは今いないなぁ…。
野津田は故障だし。

個人的に、イラク戦で期待してるのは山中である。
今チームで唯一の左足キッカーだし(本来なら野津田がいるが)、そこは彼に頼るしかないから。
見てると、凄い威力の無回転とか打てるじゃん?
思えばシドニーから遡れば、歴代エースキッカーは【左(シドニー)→右(アテネ)→左(北京)→右(ロンドン)】というローテーションできてるのよ。
順番的に、今回は【左】のはず(笑)。
ならば、やはり山中がキーマンだね。
逆サイドの室屋はスタミナ無尽蔵の鉄人だが、それでも前戦120分の疲労蓄積はあるかもしれん。
だからこそ、今度は前戦温存された山中こそが頑張らなきゃならん、ということ。
2016/1/24(日)22:56

☆関西人
イラン戦A
続きね。

手倉森さん的に、難しいのが後半の交替だったと思う。
お互い、決め手を欠いた膠着状態。
何となく延長戦の予感はあった。
となると、延長を見込んでベンチは「先に動いたら裏目に出る」ってビビりがちになるもんさ。
だけど、手倉森さんは先に動いた。

後半37分【久保→浅野】
後半43分【矢島→豊川】

ビビらず、先手を打って攻めたワケだ。
こういう展開、ビビって後手後手に回る監督を私は今まで何度も見てきた。
だけど手倉森さんは、ちゃんと勝負度胸がある監督のようだ。
チームで最も決定力ある久保、およびラストパスを出せる矢島を下げたのは、意外と勇気ある決断だと思うよ?
そこに浅野をまず入れて「撒き餌」とし、食い付かせたところで二番手の伏兵・豊川の方に大きな仕事をさせたワケだ。
采配、ドンピシャである。
これが最近CMでよく見る「ビビりのてっちゃん」だったら、

春奈「てっちゃん、そろそろ交替のタイミングでしょ?」
テッチャン「ムリムリムリムリ…(汗)」
春奈「…てっちゃん?」

となるんだろうが、こっちの手っちゃんはちゃんと車線変更をできる人みたい笑)。

サウジ戦、確かフルで出てたのは今回のスタメンだと中島とオナイウと植田の3名だけである。
普通のロジックでいけば、この3名は持久戦になれば替えるべき筆頭候補だろう。
だけど、手っちゃんは3名ともに120分やらせた。
ここもまた、この大勝負のミソだったのかと。
当然この判断には賛否両論あると思うが、やはり結果論として正解だったんじゃないの?

まぁオナイウについては、武蔵の故障で替えたくとも替えられない事情だったんだろうけど…。
ただし手っちゃんも、オナイウにあまり得点を期待してない気がする(笑)。
それより、身体能力をフルに活かして防波堤になれ、と。
多分、あれだわ。
彼は「スラムダンク」で言うところの桜木花道みたいなもんで、今は粗削りだけど大会の中で成長するのを期待されてる感じ。
案外、こういう奴がクライマックスの一番オイシイところで「庶民シュート」を決めてくれる気がする。
左足は添えるだけ…、ってね(笑)。

仮に【阿道=花道】だとすりゃ、流川の位置付けは南野かな?
今回、彼に出番は無かった。
だからこそ豊川の1発、中島の2発は大きな刺激になっただろう。
彼もまた、自分が天才であることの自負がある人だと思うから…。
あと、このチームで「天才スリーポイントシューター・三井寿」は、今回素晴らしい軌道のクロスで千金アシストを決めた室屋が相応しいかと。
あと、「天才ポイントガード・宮城リョータ」は中島ってところかな?
あと、もちろん「ゴリ」は植田ね(笑)。

なんとなく、チームの輪郭が見えてきたわ。
願わくは、今回のイラン戦が「山王戦」じゃありませんように、と。
それだと、次の試合がボロ負けになっちゃうからね。
「山王戦」は、次の準決勝ですよ。
そこで勝つことができれば、最悪、決勝がボロ負けでも私は許せる。
現在傷んでるという武蔵も、さすがに次は出るだろう。
もちろん監督は、傷んでる彼を試合に出したくはない。
すると武蔵は、こう言うんだ。

「オヤジの栄光時代は、いつだよ?
仙台で監督やってた時か?
俺は…、俺は今なんだよ!」

そうやって武蔵は、股関節の痛みを堪えてピッチに立つんだ。
2016/1/23(土)21:41

☆関西人
イラン戦
いや〜、よくやった!
ホント、よくやった!

もちろん、内容は誉められたモノじゃない。
でも、あのイラン相手に完封で勝ったんだ。
良い守備をしてたと思う。
相手の決定力不足に救われてきたとはいえ、ここまで手倉森ジャパンは失点らしい失点がほとんどない。
唯一、サウジ戦のPKだけだろ?
あのPKにしたって、マトモな審判なら絶対PKにならない内容だったし…。

で、今回は0ー0のまま、消耗戦、持久戦に持ち込むことに成功した。
不思議と、延長戦に入って負ける気がしなかったよ。
イランの足は、明らかにウチより止まってたから。
今回に限らず北朝鮮戦でもそうだったが、なぜか日本は敵より足が止まらない。
これ、密かにウチのストロングポイントだね。
もちろん、前戦のターンオーバーが効いてたというのもあるんだが、それはイランだって同じこと。
ましてや、中島なんて前戦フルで出て、今度も120分フルだったワケで。
それでもあれだけ走れるって、マジ大したもんだよ。
もちろん、延長戦の2発が凄かったことは言うまでもない。
ハリル、見てたか?
次、A代表に必ず呼ぶべきだよ。

そして、今回の立役者は何と言っても豊川。
いやいや、安易に関根や鎌田でなく、最後の2名枠に豊川を入れた手倉森さんは実に慧眼だと思う。
前にも書いたけど、彼は岡崎っぽいFWだよね?
オフザボール系のド根性ファイター。
足が止まってきた時間帯に、敵にとっては一番厄介なタイプだろう。

あと、もう一人の立役者が櫛引。
よく集中してたわ〜。
まだ今大会、このチームは先制されたことがない。
というか、先制されたらダメなチームなんだと思う。
そして今回は何度となく先制される危機があったワケで、ホント櫛引には感謝したい。
彼個人はまだ今大会無失点継続中、ノッてるのかもしれないね。
あるいは、あのままPK戦になってても意外とイケたかもしれんな?
例によって、ポストやバーが味方してくれそう(笑)。

とにかく、これで最大の難関を乗り越えることができた。
次は、中3日(今までより1日多い!)で準決勝。
相手はおそらくイラクだろうが、幸いなことに彼らは中2日、我々より1日キツい日程で準決勝を迎えることになるんだ。
この利点、最大限活かそうじゃないか。
プランは今回と同じく持久戦、120分やるぐらいの気持ちで臨もうよ。
今回は南野、山中、武蔵(怪我の状態どうなんだろ?)を温存できたのが大きい。
だけど次は中島や室屋も出して、たとえ主力が疲弊しててもベストメンバーでいくしかない。
五輪切符まで、あとひとつなんだから。
今さら、小細工はイイだろう。
否定する声もあるだろうが、このまま442でいってもイイと思う。
何にせよ、ここまできたらシステムとか関係なくなってくるんだから。
そんなのより選手のド根性、あとは総力戦だよ。

とにかく井手口、早く風邪治さんかい(笑)!
2016/1/23(土)12:36

☆関西人
決勝トーナメント展望
U23選手権、ベスト8が出揃った。
準々決勝の組み合わせは、
@【日本vsイラン】
A【カタールvs北朝鮮】
B【韓国vsヨルダン】
C【UAEvsイラク】
となる。

普通に考えれば、Aの勝者はカタール、Bの勝者は韓国、Cの勝者はイラクだろう。
そして仮に@を日本が制することになれば、次の準決勝は
【日本vsイラク】
【韓国vsカタール】
となるワケね?

思うに、準々決勝でカタールじゃなくイランと当たるのって、まだ日本はラッキーだったんじゃないか、と。
私は前にも書いた通り、大会優勝の筆頭候補をカタールだと思ってるから。
それほどに、中東ではホスト国が有利なもんなのよ。
なんせ、恐るべき「中東の笛」があるからね…。

それじゃ準決勝、あの韓国ですらカタールには勝てない可能性が高い?
ちなみに前回のオマーン大会、韓国は準決勝で負けている。
さらに言うと、3位決定戦でも負けている。
「あの韓国が?」と思うだろうけど、それほどに中東開催の大会で中東チームは強いのよ。
結局、1〜3位が全部中東チームさ。
韓国は、まだ準決勝に行けただけマシである。
日本なんて、普通にベスト8で負けちゃったからね…。

じゃ、もう一方の準決勝シミュレーション、【日本vsイラク】は果たしてどうなるのか?
これも言いたくはないが、私は勝てない可能性が極めて高いと思う。
それほどに、この世代のイラクには底力があるから…。
ちなみに、ウチは前回大会で負けた相手というのがイラクなんだ。
じゃ仮に今回も負けたとして、3位決定戦はどこと当たるのか?
それは↑の通り、カタールに敗れた韓国だろう、というのが私なりの読み。
そして、3位決定戦でウチは韓国に勝つ、というのが私なりの読み。
楽観的すぎるかな(笑)?

しかしそれもこれも、明日の準々決勝でイランに敗れれば、その時点で私のシミュレーションは全部崩れるんだ。
多分、イランは強いはず。
確か彼らは欧州組の召集に失敗したと聞くが、それでもサウジより強いだろう。
あ〜、不安だ。
大丈夫かな…。

いや、そうやって弱気なことばかり書いてても良くない。
ひとつ、ポジティブなことも書いておこう!
それは何かって、このイラン戦に「中東の笛」はあまりないだろう、ということさ。
だって、中東のチーム全てに「中東の笛」があるワケでもないから。
特にイランはイスラム教における「シーア派」を代表する国で、AFCの上層部、およびホスト国・カタールの大会運営サイドを牛耳ってるのが「スンニ派」の王族である以上、そういう権力者たちにとってイランはあまり「勝たせたい国」ではないと思うんだ。
このへん、ややこしい話だけど【アラブ】と【ペルシャ】は決して仲が良くない、ってこと。
言ってみりゃ、見た目はほとんど同じだけど、日本と韓国が仲悪いのと同じことさ(笑)。

そんなワケで、意外とイラン相手には真っ当な実力勝負となる気がする。
もちろん攻撃力と個のパワーでは向こうに分があるけど、守備力と組織力ではこっちに分があるだろう。
これ、がっぷり四つの名勝負になると見た。
変な「中東の笛」さえなければ、ウチにも十分に勝機があるはずだよ。

ところで、ウチが10種類準備したという例のセットプレー、一体あと何個残ってるの?
…ま、まさか、グループリーグで全部使ってないよな?
手倉森さん、ちゃんと「イラン用」のやつ、残してるよね?
2016/1/21(木)20:06

☆関西人
サウジ戦
「負けても構わない試合」ということで、割と気楽に見ていた。
サウジはグループ突破がかかってる試合だからガツガツくるだろうと思いきや、なぜかそうでもなかったのが理解できない。
前戦で疲弊してたか?

一方ウチは、433という新オプションを試すほどの余裕。
それなりに有意義なテストだったと思う。

収穫は↓の通り。

@井手口は使えることが解った。最年少ながらキモが座ってて、見方によっては大島より良かったかも。

A大島にキャノン砲が撃てることが解った。
識者によると、本来あんなプレーをする選手ではないらしいが…(笑)。

B松原は本調子に程遠いことが解った。まだ膝は完治してないのかも。
とりあえず、SBはしばらく室屋・山中・亀川の3人でローテーションしていくべき。

C433は、予想したより形になっていた。
もともと難しいシステムゆえ三竿には荷が重かっただろうが、オプションとしては使えるメドが立ったと思う。

D南野は、少しずつ持ち味を発揮しつつある。
明らかにケチャップの蓋は緩んできたと思う。
まだ、開いてないけど。

E今大会の審判はクソであることがよく解った。
あれは「中東の笛」のような悪意と違い、純粋にヘタクソなんだと思う。
あれじゃ誤審は防ぎようがなさそうなので、ならばこっちは自分たちに有利な誤審を誘導していくべき。

F改めて、オナイウは使えるメドが立った。
実は、武蔵が傷んでるって?
その彼を温存できて良かった。

この試合、イランが視察に来てたね。
「何だ。日本は大したことないじゃん」と思われたかな?
むしろ、そうあってもらいたいもんだわ。
しかし偵察に来る余裕があるってことは、次はこっちが中2日だけど向こうは中3日ってことね。
要するに、スタミナなら向こうが有利。
となりゃ、今回の試合をスカウティングされたことも含めて、次のイラン戦は今回出てないメンバーを主軸として出すべきだろう。
武蔵、矢島、豊川、遠藤、原川、室屋、岩波、櫛引といったところか。
理想をいえば、中島や山中は交替させて早いうちに温存を図るべきだったが、まぁしようがない。
松原の交替は、純粋に想定外だったんだろうし…。

で、イラン戦のスタメン予想。

・・武蔵・久保
豊川・・・・・矢島
・・原川・遠藤
山中・・・・・室屋
・・植田・岩波
・・・・櫛引

武蔵の故障が気になるね。
個人的にはサウジ戦、最後で5分だけ中途半端に久保入れるぐらいなら、岩波を入れて3バックをシミュレーションすべきだったと思う。
別に、慣れないことして失敗してもOKの試合だったんだから。

【オプション3バック】
・・↑↑久保
↑↑豊川←矢島↑↑
山中↑↑・↓↓室屋
↓↓原川・遠藤↓↓
←奈良・岩波↓植田→
・・・・櫛引

ボランチもできる矢島と、CBもできる遠藤が各々にバランサーとなる。
この形にすることで、サイドの山中と室屋を高い位置にすることと、矢島と豊川と久保、3人の距離を詰めることが狙い。
傷んでるらしい武蔵を使わずに済むし、悪くないシステムだと思うけど?
2016/1/20(水)17:21

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