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過去ログ481 2015/9/26 14:09

☆関西人

女優の川島なおみが亡くなった。
あの衝撃の激ヤセ会見から約2週間、まさかこんなに早く亡くなるとは…。
あと、あの北斗晶も乳癌で手術とのこと。
最近、このての話題が多いね。

川島さんにせよ北斗さんにせよ、多分そんな不摂生な生活をしてた人じゃないだろう。
むしろ食生活とか健康とか、気を使ってたタイプだと思う。
それでもこういうことになるんだから、癌って一体何なんだろう?
まだエイズやエボラのような殺人ウィルスの方が、ワクチンの開発により劇的な克服が可能だという。
でも癌はそういうウィルス系と全然違って、細胞自体が変異する複雑な病気だ。
これだけ医療が進歩してるというのに、いまだ助けられない患者がどれほど多いことか…。

といっても、近年先進国のほとんどはこの病気の死亡件数が下がってきてるらしい。
先進医療の賜物だろう。
ただし、日本はその例外らしい。
なぜか我が国は、癌による死亡件数はむしろ上がってるんだそうだ。
人口10万人当たりの死亡件数を検証すると、なんと日本は米国の1.6倍という数値。
…えっ、また何で?
日本の医療ってダメなの?

こういう話を書くと、面白がって陰謀論を唱える奴が必ず出てくる。
少子高齢化の日本は財政危機ゆえ、わざと癌を治療しないことで年寄りの数を調整してるんだ、と。
さすがにそれはないだろう。
だって日本は国民皆保険の国なんだし、むしろ癌患者が増えれば増えるほど医療費が国家財政を圧迫してしまう。
だから今の日本は定期検診を推奨して、癌を早いうちに摘む政策をとっているよ。

それなのに、何で日本の癌死亡件数が増えてるのか?
これは致し方ないんだ。
理由は、日本が異常に長寿の国だからだよ。
今じゃ80歳どころか、90歳以上の老人たちが世間にゴマンといる。
ここまで生きると、さすがに癌細胞が出てくるのは生物学的にも不可抗力らしい。
つまり語弊のある表現にはなるが、本来なら死ぬべき年齢を越えると肉体は自ら幕を下ろそうとするんじゃないか?
もとから人間に備わったプログラムとして。
脳が限界を超え、ボケ老人として周囲の害になる前に肉体が自らを滅ぼそうとする自爆プログラム、という風に私は解釈する。
だから癌って、実は単純に憎むべき病気じゃないような気がするんだ。
病気というより、プログラムだよ。
ただし、そのプログラムの早すぎる発動だけは避けたいけどね。

つまり私が何を言いたいかというと、人間の身体のメカニズムには「生」と同じレベルで「死」もちゃんとプログラムされてるということ。
このプログラムには、基本逆らえないんだろう、ということ。
逆らえば、どうなるか。
「老害」が生まれるんだよ。
よく大昔の権力者は不老不死を求めたと聞くが、大体がそういう権力者は晩年救いようのない老害と化している。
不老不死なんて、まず有り得ない。
衰えない人間なんて、まず有り得ない。

さて、私の大好きなブラッター会長にスイス当局の捜査が入ったという。
いよいよだね。
彼も、この世界で長く生きすぎたんだ。
いつの間にか、彼は癌細胞になってしまっていた。
よって、こういう滅びのプログラムが発動したんだと思う。
もっと早くに切除すべきだったのかもしれん。
きっと手遅れだよね。
既に、色んなところに転移してると思う。
2015/9/26(土)14:09

☆関西人
パワー
最近、スポーツニュースもラグビーの話題が多い。
一応、私も先日のスコットランド戦は見たよ。
でもさすがに最後の方は辛くなって、見るのやめちゃったけどね。
…どうなんだろう。
私はラグビーに詳しくないからよく分からんけど、あれって日本が健闘した部類に入るのかな?

見た感じ、やはりラグビーでもサッカーと同じで日本はパス主体なんだね。
ただしラグビーのメンドクサイところは、タテパスが絶対許されないという点。
だから全部ヨコパスかバックパスで、必然的に繋いでも繋いでも球はなかなか前に進まない。
それどころか、繋げば繋ぐほどジリジリ後ろに下がっていくシーンが目立った。
このルール、イラつくわ〜。

やはり効率よく球を前に運ぶには、多少敵の妨害があろうと強引に走ってパワーで押すしかない。
ただ、そこが日本はあまり上手くできない感じ。
結局は消去法、ウチはパスで揺さぶって敵のラインに隙間を作るしかないんだよな?
シンプルな戦い方でなく、敢えて複雑で難しい戦い方を選択せざるを得ない。
といってもパスの組み立てそのものは、どっちかというと上手い方なんじゃないだろうか?
少なくとも、スコットランドよりは華麗に見えたよ。
だけどあんな楕円形の球を扱うのは言うほど簡単じゃないだろうし、パス回数を増やせば増やすほどミスが出てくるもんだ。
日本のやり方は、仮に全部ノーミスでいければ破壊力があるだろう。
しかし現実は甘くない。
必ずどこかで繋ぎのミスが生じ、結局は自滅していた。
これはスコットランドに力負けしたというより、日本が自らのミスで導いた大敗のように私には見えたよ。

私がこれを見てまず最初にイメージしたのは、陸上競技における4×100mリレーである。
陸上競技は皆さんご存じの通り、今まで日本人が100m走でメダルを獲ったことは一度もない一方、なぜか4×100mだとメダルを獲ったことがあるでしょ?
また何でこういう奇跡が起きたのかといえば、リレーには肉体の要素だけでなく、「バトンを受け渡す」というテクニカルな要素が加わってるからさ。
そして、このてのテクニカル要素に限って意外と日本人は苦手としていない。
もちろんリレーはバトンの受け渡しだけで勝てるもんじゃないんだろうが、でも逆に純粋な身体能力だけでそれに臨めば、当然もっと勝てないはず。

結局、リレーもラグビーも前提は同じことだよ。
「日本も強豪に負けないパワーをつけるべき」と言うのは簡単だが、そんなのは昔から誰だって解ってることだ。
そういう身の丈を踏まえない強化が結果を出さないことって、明らかに歴史が証明している。
だから私は、日本人のハンデを前提に「練習量」で連携を強化しようとした、今のベクトルは決して間違ってないと思うけどね。

基本、考え方はサッカーも同じだろう。
本当ならスーパーなFWを何人か前線に並べて、シンプルにそこへ球を供給するサッカーが一番効率イイのよ。
でもそれは、一番日本人がやれそうもないサッカーだ。
だからこそ、我々は逆に難しいサッカーの方を志向している。
テクニカルに敵のラインを揺さぶることで隙間を作り、そこにスピードで侵入しようとするスタイル。
そりゃまぁ、技術的には難しいさ。
だけどそれでいかなきゃ、残る選択肢はパワー勝負だからね。
そっちの方が、ウチにとってはよっぽどキツいでしょ?

ただ、ハリルが私と同じ考え方とは限らんよな。
案外、もっとシンプルにパワー志向の人だったりして。
…あぁ、そういえば先日にハリルはU22視察をキャンセルして、なぜか国技館に大相撲を見に行ったという。
サッカー視察より、大相撲?
まさか、テクニカルよりパワー?
いきなり次の合宿から、選手たちはチャンコ鍋を食わされるかも…(笑)。
まぁ一人ぐらい、FWに力士がいてもイイけどさ。
2015/9/25(金)18:57

☆関西人
ミュージックステーション
昨日、「ミュージックステーション」が30周年特番で10時間放送してたの知ってる?
私はラスト数時間見たんだけど、いやはや凄かったね〜。
とにかく出てくるミュージシャンは明らかに紅白歌合戦より豪華だし、しかも歌う曲は新曲とかじゃなくて全て「代表曲」。
たとえばXーJAPANが「紅」「フォーエバーラブ」とか、レベッカが「ラズベリードリーム」「フレンズ」とか歌ったりしてるワケよ。
あ〜、全部録画しときゃ良かった〜、と凄く後悔した。
何より興味深かったのは、こういう各アーティストの「代表曲」だけで音楽番組を構成しようとすると、なぜか全部10年以上前の古い曲だけになっちゃうんだね(笑)。
いかにここ10年、音楽業界に大きなヒット曲が生まれてないかがよく分かったよ。

で、この10時間で60組を超えるアーティストが出演したみたいだが、私が見る限り、出演者は大きく四つのカテゴリーに分類できたと思う。

@アイドル(ジャニーズやAKBなど)
Aダンス系(EXILEやTRFなど)
Bバンド(X-JAPANやラルクなど)
Cシンガー(平井堅や椎名林檎など)

概念として一番難しいのが、@のアイドルだと思う。
AのEXILE組からは三代目JsoulbrothersとかEーgirlsとか出てきてるが、若い彼らは正直@に見えなくもない。
確かにキャラのイメージとしてEXILEとジャニーズに差はあるが、私からすると基本的な構造はさほど大差ないと思う。
「ジャニーズはEXILEほど踊りのクオリティは高くない!」と言いたい人もいるだろうが、でも識者ほど「そんなことはない」と言う。
実際、ジャニーズでも嵐の大野くんやV6坂本くんあたりのスキルは、仮にEXILEに入ったとしても間違いなくトップクラスなんだそうだ。

とはいえ、私も中高生の頃はアイドルとか大嫌いだったよ。
光GENJIとか見てイライラしてた。
米国や英国の洗練された音楽シーンと比較し、なんで日本にはアイドルなんて恥ずかしい存在がいるんだ?と激しくコンプレックスを抱いたもんさ。
でも今じゃ、ワンダイレクションなんてどう見ても欧米版SMAPである。
案外、アイドルも馬鹿にしたもんじゃないのよ。
それこそジャニーズでも中堅クラスになれば、自ら振り付けの創作をしたりステージを演出したり、プロデューサー的仕事が結構多いらしい。
あそこも才能がなきゃ、決して生き残ってはいけない世界さ。

それよりジャニーズとEXILEの大きな違いを挙げるなら、私は育成にあると思う。
EXILEは、ある程度完成した人材をスカウトするスタイルだ。
サッカーでいうなら、高校サッカーや大学サッカーの逸材を拾うクラブをイメージしてもらえばイイ。たとえば、鹿島?
一方、ジャニーズは幼い子供の時点で才能を青田買いするところに一番の特徴がある。
言うなれば、Jr.ユースから才能をじっくり育てるスタンスのクラブだよ。たとえば、ガンバ?
つまり、EXILE vs ジャニーズの構図は【体育会vsユース】ということになる。
もちろん、スタイルとしてどっちが優れてるかなんて議論は不毛だよね。
事実、体育会もユースも甲乙をつけられるもんじゃないんだから…。

そして、今度はEXILEとジャニーズの共通点についても触れておきたい。
基本、どっちも大所帯で人数が多い。
また、社内には複数のグループが拮抗する形で共存している。
私は、これこそが育成における最大のポイントだと思う。

話をもっと解りやすくする為、ちょっと視点を変えてお笑い界を考えてみてくれ。
お笑いでは業界最大の育成機関として、吉本の「NSC」ってあるでしょ?
ここから凄い新人が次々と湧いてくるもんだから、当然のことながら他社は「きっとNSCって凄い育成カリキュラムがあるんだろうな〜」と勝手に「虎の穴」みたいのを想像したワケよ。
ところが実際NSCのカリキュラムを調べてみると、実は何も大したことをやっていないことが解った。
それどころか、ほぼ放任にも近い。
じゃ、それなのに何でNSCからばかり才能が湧くのか?
それは簡単な話、NSCの所帯がデカイからさ。
とにかく人数が多いもんだから、放置してても自然に熾烈な競争原理が働くワケね。
結果、そこでは突出した才能だけが生き残る。
きっと、これはジャニーズなんかも同じ原理さ。
我々の知らないところで内部の熾烈な競争があり、デビューすることなく淘汰されていくJr.はたくさんいるんだろ?

つまり私が何を言いたいかというと、同じ理屈でサッカークラブでも最後の最後には所帯のデカさがモノをいうんじゃないか、と。
たとえばJ1のトップチームをヒエラルキーの頂点として、その下に10層ぐらいの下部チームを組織するチームこそが結局は一番強くなると思うんだ。
まぁ、最下層なんて吉本と同じでバイトしなきゃ食っていけないんだろうけど…。
ある意味、吉本は一種のブラック企業的ニュアンスを許容されてるからこそ、あれが可能なんだろう。
サッカー界で、あれができる?
一応、試して見る価値はあると思うけど…。
2015/9/24(木)18:53

☆関西人
LOVEランキング
そうそう、アスリートのアニメ化といえば、私が大好きな木村沙織が「サザエさん」に出たの知ってる(笑)?
木村沙織役として出て、声優も担当していた。
全然本人には似てなかったが(巨乳じゃなかったし)、まぁ「サザエさん」の世界観だからしようがないよね。
しかし驚いたのは、彼女がサザエさんと比べてあまり身長が変わらなかった点。
確か木村さんの身長は185cmだし、あの感じだとサザエさんも身長180cm以上あるのは間違いない。
と確認できたのは、大きな収穫だったかも。

ところで、その木村さんがいよいよ結婚近いらしいね?
まだ五輪出場も決まってないタイミングにこれはいかがなものかと思うが、でも来年には彼女も30歳だからなぁ…。
オンナノコって20代のうちに結婚したいものだというし、まぁしようがない。

ちなみに、私が心の中で勝手に作成している「女子アスリートLOVEランキング」において、これまで木村さんは10年連続一位という快挙を成し遂げている。
しかし今回結婚ということもあり、私としてはそろそろ「殿堂入り」かな、と考えている。
10年間、お疲れ様でした(涙)。
さて、問題は最新ランキング一位を誰として更新するか、だ。
最近私はそれが悩みの種で、毎日眠れない夜を過ごしている。
まだ、結論は出せていない。
そんなすぐに結論を出せるほど簡単な問題じゃないんだ。
もう少し時間がかかりそうなので、とりあえずは浅田真央ちゃんを暫定一位にしておくけど…。

昔から私は、美女が好きである。
たとえば最近ではマギーのファンなんだが、でもああいうハーフってのは正直反則である。
勃起はするが、あまりの美貌に少し畏れるわ。
よって、私は「ブサカワ」系の方がタイプとして好きなんだ。
そういう意味じゃ、木村さんは「ブサ」と「カワ」の配合バランスが絶妙、奇跡の黄金比だったと思う。
ちなみに、上記「LOVEランキング」の芸能人部門では多部未華子ちゃんが今のところ5連覇中。
音楽部門では、「いきものがかり」のボーカル(名前は知らん)である。
あと女子アナ部門では、フジテレビの山崎アナ。
こういう私の嗜好は、周囲にあまり共感いただけないことが多いけどね…。

「あれ?女子サッカー選手は?」と思うだろう。
いやいや、これが意外と難しいのよ。
もちろん川澄さんや鮫島さんや猶本ちゃんは有望株だが、残念なことに「カワ」の占有率が高すぎる。
じゃ、澤さんや宮間さんはどうかというと、あそこまでいくと「ブサ」の純度が高すぎる。
絶妙の配合バランスが、私は今のところまだ見つけられていない。

さて、今日は美人の話を少ししてみよう。
はたして、日本で美人の産地はどこなのか?
一般的には秋田美人、京美人、博多美人、加賀美人などが知られている。
美人の流通を考えれば東京も多いだろう。
あと、イメージとしては横浜や神戸もそうかな。
だけど私がナメちゃいかんと思うのは、実は沖縄だよ。
そもそも、沖縄出身の芸能人を考えてみてくれ。
新垣結衣、仲間由紀恵、黒木メイサ、国仲涼子、比嘉愛美、二階堂ふみ、満島ひかり、山田優、知花くらら、安室奈美恵、岸本セシルなどなど、人口比率からして美人輩出率がやたらと高すぎる。
まぁ土地柄としてハーフが多いのも確かにあるだろうが、多分それだけじゃないよ。
もともとの土壌として、沖縄には美人が多いんだ。
実は琉球民族って、昔から女は綺麗だったんだよ。

聞けば、沖縄は日本の中でも特に古モンゴロイド(縄文人)の遺伝子が強く残ってるという。
あとは東北、一部九州もそうみたいだけど。
思うに、日本土着の縄文人って大陸渡来の弥生人より美人が多かったんじゃないかなぁ?
だからこそ弥生人は縄文人を殲滅せず、敢えて共存という道を選んだのかもしれん。
それほどに縄文の女子は魅力的だったんじゃないかな、と。
でなきゃ、現代人のDNAに先住民族の血がこれほど濃く残ったことの説明がつかないからね。
普通ならアメリカのインディアン、あとオーストラリアのアボリジニにしてもそうだけど、渡来民族は先住民族との交配をあまり望まないもんだよ。
…いや、逆にいえば、こうして日本に限っては原住民と渡来人の交配があったからこそ、今こうして見事に「ブサカワ」ワールドが成立してるのさ(笑)。
私にとっては、結果オーライである。

澤さん、宮間さんあたりは弥生人の血が強すぎるんだろうね。
一方、川澄さんあたりは縄文人の血が強すぎる。
なんつーか、その中間ぐらいが私はちょうどイイ。
もし、アスリート部門暫定一位の浅田真央を倒せる逸材をサッカー界で発見した人は、取り急ぎ関西人までご一報ください。
2015/9/23(水)14:00

☆関西人
二次元A
続きね。

以前に誰だったか忘れたけど、ある映画関係者が「実写はアニメに勝てるはずがない」という発言をしてたのね。
これがどういうことかというと、普通映画監督というのはまず絵コンテを作るところから始めるでしょ?
その絵コンテに少しでも近いイメージの場所をあちこちロケハンし、少しでも近いイメージのアングルを探し、少しでもイメージの近い俳優をオーディションで決めて撮影に臨むワケよ。
でも現実は、やっぱり最初にイメージした絵コンテの理想からはどうしてもズレちゃうんだってさ。
一方でアニメが有利なのは、その絵コンテをまんま映像に出来ちゃう強みがある、ってこと。
なんせ映像が絵そのものなんだし、監督の頭の中にある絵のイメージをダイレクトに実体化できるワケよ。
やっぱプロの映画監督の目から見ても、たとえば宮崎駿の「もののけ姫」とか映像としてパーフェクトなんだってさ。
風景、構図、アングル、天候、その他もろもろ、あれを実写化すれば絶対に映像の完成度は落ちるよ、と。
確かに、そうかもしれないね。

あと、役者の問題。
実写だと、表情の演技や身体の動きの表現、それに加えて声の演技まで、全てを役者が監督のイメージにすり合わせなければいけない。
そのイメージのシンクロは難しい作業だと思う。
一方、アニメは違う。
表情や動きの部分は絵だから、監督のイメージはほぼダイレクトに表現できる。
そして声の部分は、声の表現だけに特化した声優という専門家を使えるんだ。
これは大きいと思う。
【絵+声優=キャラクター】は、なかなか生身の俳優では対抗できないよ。

よってアニメの実写化はクオリティが落ちがちなものなんだが、じゃ、その逆パターンとして「実写のアニメ化」はどうかを考えてみてくれ。
たとえば、「時をかける少女」がある。
これは元々大林宣彦監督の映画(原田知世主演)が有名だが、近年ではそれを細田守がアニメでリメイクした作品が話題になった。
私は両方見てるけど、大林宣彦ファンの私としては悔しいが、完成度はアニメの方の勝ちだったわ(声優としての仲里依沙が素晴らしくてビックリ)。
そう、実写のアニメ化は意外と成功するんだよ。
時にオリジナルをも超えちゃう。
…つくづく、ジャパニーズアニメおそるべし、である。

だからさ、我々サッカーファンとしては「キャプテン翼」や「ジャイアントキリング」の実写化を期待するより、その逆パターンを期待した方が話は早いと思うんだよね。
二次元を三次元化するのでなく、敢えて三次元の方を二次元化する。
そうだな、たとえばJリーグのアニメ化とか(笑)。
確か「名探偵コナン」で一部その試みがあったけど、実在する現役選手のアニメ化はなかなか面白かった。
あれはカズ、遠藤、憲剛あたりが出てなかったっけ?
ああいうの、もっとやればイイ。
Jリーグ自体はほとんど地上波露出ないけど、意外とアニメなら地上波で子供たちの目に触れるチャンスあるだろうから。

そういえば私は幼い頃、アニメで「新巨人の星」というのを見てたんだ。
そこでは星飛雄馬のチームメイトとして、現役の巨人軍の選手が結構出てきてたのよ。
確か、チームの監督は普通に長嶋さんだったし。
今思えば肖像権とかどうなってたのかよく分からんが、しかしアニメで見た選手を現実のプロ野球で確認する作業って、当時子供だった私にはなかなか楽しかったのよ。
あれ、Jリーガーでもできないのかな。
ちょっとしたヒーロー物として、たとえば今なら宇佐美とか結構イケると思うんだけど?
実写だと見た目が少しアレだが、アニメならビジュアルを修整できるし、声もプロの声優さんが担当するし、超かっこいいスーパーヒーローになれると思うぞ。
2015/9/22(火)23:52

☆関西人
二次元
昨夜、テレビで「あの日見た花の名前を僕達はまだ知らない」の実写版ドラマをやっていた。
思わず見てしまった。

これ、オリジナルは泣ける作品として知られる名作アニメである。
私もテレビ版と劇場版の両方を見ている。
いまだ「secret base〜君がくれたもの〜」を聞くと、条件反射として涙が出てくるぐらいだ。
確かに当時から、いつか実写化されるだろうな〜、という予感はあったよ。
むしろ、「これ何でアニメでやる必要あるの?」とさえ感じた作品。

ところが現実に実写版を見ると、やっぱキツいね。
役者の演技力不足?
あるいはオリジナルが約5時間ぐらいの尺なのに、それを2時間ドラマに詰め込むのは最初から無理があった?
…いや、確かにそういうのはあるかもしれんけど、やはり一番キツいのは、アニメ特有の萌えキャラを三次元化することの難しさ。
ああいうのって二次元だと許せても、実際生身の人間にやらせると、どうしてもメイドカフェの人にしか見えなくなってしまう。
難しいもんだな。
結局、私は実写ドラマだと泣けなかった。アニメだと泣けたのに。
実写でせめてもの収穫といえば、ゴールデンタイムにアナルというフレーズを何十回も聞けたことぐらいだな(笑)。

それにしても、最近はホントにアニメや漫画の実写化が多いよね。
まぁ、今に始まった話じゃないか。
つい先日まで連ドラで「デスノート」やってたし、あと今は映画で「進撃の巨人」実写版やってるんだろ?
「進撃」はマジで出来が酷いらしいね(笑)。
というか、実写化でアニメや漫画を超えたという例はあまり見たことがない。

いやね、世界中を見渡しても日本ほど【二次元>三次元】の国はないと思うよ。
明らかにクリエイターの才能が、アニメや漫画の方に偏ってる現実はあるだろう。
逆に、たとえば韓国あたりと比べると実写映画では完全に日本が負けてるのね。
最近私はキムギドクとか観てるんだけど、正直「あ〜負けた」と認めざるを得ない。

何なんだろう。この日本の極端な二次元偏重って。
というと、「日本には天才・手塚治虫がいたから」と答える人も多い。
確かに、それもあるだろう。
しかし、私はそれだけじゃないと思うんだ。
もっと日本人の本質的な素養として、たとえば江戸時代、我が国には浮世絵って文化があったでしょ?
あれって、私は今でいう漫画アニメのようなサブカルチャーの原点だと思うんだわ。
欧州に見るような写実画でも抽象画でもなく、そもそも芸術の枠にハマるものかどうかも怪しい。
そんな高尚なものじゃなく、もっと俗っぽいもんさ。
たとえば「春画」といって、当時はエロ目的の商品も沢山作られてたんだから(笑)。
これ、よく考えたら凄くね?
日本人は江戸時代から、二次元で萌えたりシコッたりしてたんだよ(笑)。
こういう民族の土壌を考えると、今あるアニメ・漫画の興隆、二次元の興隆は必然の道理なのかもしれん。

まぁそれはそれとして、私として気になるのは三次元文化の弱さの方である。
これ、サッカーで考えてみてくれ。
実はサッカーでも、我々は二次元偏重なんだよ。
だって、日本のサッカーは繋ぎ偏重である。
つまりMF偏重である。
私が思うに、中盤ってのは点と点を線で繋ぐ二次元のゲームなのさ。
こういうのに限っては、器用な日本人は得意とする。
繊細な線を作ること、一応デッサンは上手いんだよ。
だけどそういう二次元は、接触がないミドルサードまでだ。
アタッキングサードに入れば、そこはもう二次元じゃない。
三次元だよ。
妨害をしてくる敵がいて、おまけに高さの要素も加わって、そんな点と点で線を結ぶような小綺麗な世界観は絶対に通用しない。
だってこれはゲームじゃなく、生身の人間が相手なんだし。
だけどいまだ、日本人はエリア内でも二次元のトライを繰り返している。
よって、どうしても欧州人のハリルは「?」となるんだろう。

今の我々に必要なのは、やはり三次元の要素だろう。
「あの花」の実写化なんてやめてくれ〜と二次元に閉じ籠るのは簡単だが、それで満足してちゃ、いつまで経っても今のままだ。
「あの花」の秀逸なところは、主人公が自宅でゲームしてるだけの毎日を送る二次元少年だという点だよ。
彼は傷つかないよう、人との接触を避けて生きている。
「エヴァ」のシンジと一緒。
なんか、今の日本人の象徴みたいなキャラ設定に思える。
本来ポテンシャルはあるのに、なかなか一歩が踏み出せない。
パスは出せても、シュートは打てない。
よって、点が取れない。

とりあえず来月のシリア戦、代表メンバーには「あの花」を観てから臨むことをお勧めします。
2015/9/22(火)14:09

☆関西人
スポーツ界のボスA
続きね。

あまり皆さんには興味ないことだろうが、なぜ森喜朗という男が政界のボスになれたのか?ということについて今回は書いておく。
まぁ、単なる暇つぶしなんですけど。

森さんのことを書く前に、まずは最低限の予備知識として、自民党がどんな党なのかを理解してもらいたい。
皆さんは自民党をひとつの政党と捉えてるだろうが、元々は吉田茂を中心とした「自由党」、岸信介を中心とした「日本民主党」というふたつの政党が合併して成立した経緯があるのよ。
そして、この吉田茂と岸信介は政敵同士で非常に仲が悪かった。
考え方が違ったんだろう。
吉田の考え方は、
「まずは経済復興が優先。安全保障とかややこしいことは二の次」
という感じ。
一方岸の考え方は、
「改憲すべき。まずは安全保障を何とかせねば」
という感じ。
合うワケないわな(しかし今の内閣は、なぜか岸信介の孫が総理で吉田茂の孫が副総理だけど…笑)。

吉田も岸も、各々が首相を辞めた後もずっとキングメーカーとして政界に君臨し、やがて自民党内には二大派閥が根付いたワケね。
その両派閥は、彼らが死んだ後もずっと政争を続けた。
ちなみに吉田の系譜を継ぐ流れが、代表的には田中角栄、その後には竹下登。
この派閥「経世会」は金権による多数派工作が上手く、やがては岸の系譜「清和会」を抑えて党内最大最強勢力に…。

「経世会」の特徴は、基本が護憲。どっちかというとハト派である。
外交では親米を基礎にしつつ、中国や韓国など近隣アジアにも気を使うバランスタイプ。親中派と言ってもイイだろう。
一方「清和会」の特徴は、基本改憲。いわゆるタカ派である。
外交では、こちらも親米が軸。いや、より親米色が強いのかも。
一方、中国に対しては時に強硬な姿勢をとる。

この両派の違いの根拠は何かというと、突き詰めると吉田と岸の思想背景だと思う。
両派は、歴史認識が違うんだ。
吉田は戦前の政府に冷遇されてて、軟禁とかされてた人物。
だから戦前の日本を否定している。
一方岸は戦前の政府内の中枢に位置したエリートで、戦後はA級戦犯として拘束された人物。なんせ、満州国の黒幕だからね。
基本、戦前の日本を否定しない人だろう。
じゃなぜ死刑にならなかったのかといえば、そこは米国と取引してCIAのスパイになったというのが真相。
事実、CIAの名簿に彼の名前とコードネームが記載されている。

おそらく、中国からすると岸信介って一番嫌いな政治家だと思うよ。
よって、「清和会」が政界の中枢になると向こうはすぐに牙を向けてくる。
はい、今がまさにそうだね。
だって安倍さんは岸信介の孫であり、「清和会」のプリンス。
向こうからすりゃ、自民は「経世会」興隆の時代の方が絶対良かったのよ。
事実、中国とは太いパイプがあったし。
ところが「清和会」の変人・小泉純一郎が突然「自民党をぶっ壊す」と言って、本当に壊してしまった。
というか、正確には「経世会」を壊してしまった。
気がつけば、いつの間にか「清和会」が自民の第一勢力になったワケよ。
だからこそ、今こうして安倍政権があるんだけど。

で、森喜朗は、この「清和会」の番頭みたいな位置に長く君臨してた人なんだな。
岸信介の忠実な子分だった。
その岸さんの孫であるプリンス・安倍晋三の後見人になったのは、極めて自然な流れだったんだろう。
もちろん、小泉さんが自民党をぶっ壊さなければ、ここまでくることは絶対なかった人だろうけど。
いわゆるタナボタ?
もともと小泉さんと仲が良く、また安倍さんとも仲が良いからこそ権力が増した人物である。

ところで、今の森喜朗は実をいうと国会議員ではない。
既に何年か前に引退しており、じゃ今の職業が何かというと、そりゃ五輪組織委員会の会長でしょ(笑)。
なんつーか、政治家としてスポーツ行政が余生の道楽?
よく考えりゃ、この人は2000年に首相就任してるんだから、本来なら2002年W杯日本開催時の首相だったはずなんだよな?
ところが、その直前の2001年に辞任してしまった(後継は小泉さん)。
多分、辞めてくれて正解だったんだよ。
あのまま首相続けてたら、W杯が無事に終わったかどうかすら怪しい。

ということで、私は彼の会長生命が今回も五輪本番までもたないような気もするんだよね。
事実、あまりにもゴタゴタしすぎてるし。
せめて自分が招致したラグビーW杯までは…と思ってるだろうが、そこまで世間は甘くないだろう。
とりあえず余計なことせず、国立競技場だけ何とかキチンとしたの造ってくれ。
それだけでイイよ。
あなたが日本のラグビー発展の為に心血注いだ巨大競技場、あとはサッカーで存分に使わせてもらうから…(笑)。
2015/9/21(月)12:58

☆関西人
スポーツ界のボス
私は見てないんだが、ラグビーのW杯で日本が大金星をあげたみたいだね?
前々回世界王者の南アフリカ相手に勝ったらしい。
私はラグビーに詳しくないのでその価値がイマイチ分からんが、聞けばサッカーでいうと日本がブラジルに勝つことに等しいとやら。
…そりゃ凄い!

ラグビー日本代表といえば、昔から弱小というイメージしかない。
でも、いつの間にか強くなってたんだな?
思えば4年後には日本でW杯があるワケで、そこに向けてかなり強化はしてるんだろう。
今になって突然強くなったワケではない。
私が思うにターニングポイントは2005年、森喜朗が協会会長に就任したあたりじゃないかと。
元首相という政界の超大物が会長に就くって、ある意味ちょっと反則じゃね?
どうやら彼は、元ラガーマンらしい。
スポーツ推薦で早稲田大に入学した経歴だってさ。

この森喜朗会長就任が関係してるかは知らんが、それからすぐに代表は元オールブラックスのジョンカーワンをヘッドコーチとして招聘した。
それからしばらくして、今度は日本がW杯2019年大会の招聘に成功した。
この連鎖、どう考えても森喜朗効果でしょ。
政治家としては失言ばかりで救いようがない男だが、それでも政界ではいまだ絶大な権力を握るラスボスである。
ご存じのように東京五輪組織委員会の会長にも就任しており、また日本体育協会の会長というのにも就任している。
その体育協会って何やねん?と思うだろうが、どうやら日本サッカー協会もこの機構の傘下にあるらしい。
つまり、森喜朗ってスポーツ界全体を掌握するラスボスってワケね。
何か、嫌だなぁ…。

しかし、こうしてラグビー日本代表が大金星をあげたニュースを聞くと、あながちこういう権力者をトップに戴くのも悪くないことなのかな、と。
その方が普通に予算をとれそうじゃん?
大体、森さんって国立競技場の施工費2500億を「たった2500億」と言った人だよ?
この人は普段兆単位の数値ばかり見てるから、たかだか2500億程度でガタガタ言ってる人間が理解できないんだろう。
そこを逆に捉えれば、もしも森喜朗がマジで本気出したら、おそらく兆単位のカネがどこかから出てくる可能性もある、ってこと。
こういうオッサン、うまいこと利用していきたいね〜。

一応、森さんは自民党のキングメーカーであり、安倍総理の後見人みたいな位置付けである。
今、政界でこの人に逆らえる者はほとんどいないそうだ。
【スポーツ界のラスボス=政界の裏ボス】って、ある意味凄くない?
じゃさ、どんどんスポーツ界に予算を回してもらおうよ。
ようやく安保関連法案も一段落したし、次にやるべきことは「アベノミクス」の仕上げでしょ?
どう考えても、切り口は五輪、切り口はスポーツしかない。
1960年、安倍さんの祖父・岸信介首相が今回みたく強引に世論をねじ伏せて日米安保を改正したその四年後、1964年に東京五輪が開催されたという過去の歴史があるワケさ。
そこから日本の経済復興が加速し、我が国はGDP世界屈指の豊かな国になったんでしょ?
歴史は、繰り返す。
奇しくも五年後、また今回も東京五輪があるワケよ。
まさにデジャブである。
おそらく、またしてもスポーツが日本経済を救うんだろうね。
2015/9/21(月)1:01

☆関西人
終わらないサーガ
佐藤寿人があと一点とれば、ゴンのJ1通算ゴール数歴代一位に並ぶという。
残念ながら昨日の佐藤はノーゴールで記録はお預けになったが、まぁ間違いなく近いうちに追い越せるだろう。
ただし、あまり油断はできない。
なぜなら昨日は大久保がハットトリックを決めて、佐藤との差を縮めたからだよ。
今のところ佐藤の通算ゴール数は156、そして大久保の通算ゴール数は152。
その差は、僅かに4ゴールしかない。
だから仮に佐藤がゴンを抜いて歴代一位になっても、油断してたらすぐに大久保に追い付かれてしまう可能性もある。
ましてや、今期も大久保はハットトリックするほど絶好調。
抜きつ抜かれつのデッドヒートも有り得るんじゃないか?

佐藤と大久保。
良いライバル関係だと思う。
名前はヒサトとヨシトでよく似てるし、上背もほぼ同じだし、年齢もともに82年生まれだから、昔から同じFWとしてお互いに意識してるはず。
仲が良いかは知らん。
キャラクターは真逆だからね。
佐藤は真面目で爽やかな好青年、一方大久保はワイルドでチョイ悪タイプ。
キャリアも佐藤はユース育ちなのに対し、大久保は国見の体育会系育ち。
また、佐藤はほとんどJリーグオンリーのキャリアなのに対し、大久保はドイツやスペインのクラブ、および代表ではアテネ五輪と二度のW杯を経験するなど国際経験が豊富。
案外、対照的ともいえる二人だ。

だけど力量においては、ほぼ互角なんじゃないかな?
どっちが上とか、そんなの分からないよ。
佐藤の場合は理論派で、彼いわく得点はロジックの産物だ、と。
一方大久保の場合はもっと感覚的で、ロジックを超越した部分にこそ強みがある。
ちなみに、佐藤はゴンをリスペクトしてるという。
なるほど。
貪欲に裏を狙う姿勢、点で合わせるスタイルなどは時にゴンを彷彿とさせる。
一方の大久保は、ゴンというよりはカズだろう。
貪欲に仕掛ける姿勢、そしてキングのオーラ、最近ではたたずまいもまたカズに酷似してきている。
言ってみりゃ、このライバル関係は【ポストゴンvsポストカズ】なのかもしれんぞ?

…となると、この戦いは長引きそうだなぁ(笑)。
だって本家カズは48歳でまだ現役だし、先日にゴンもまた現役復帰したんでしょ?
永遠に終わらないじゃん(笑)。
二人の系譜を継ぐ佐藤・大久保にしても、30代ながら全く衰えを感じさせない。
ヘタすりゃ、彼らもまた40代まで戦いをやめないかもしれん。
ここまでくると、もはやサーガである。

実は佐藤と大久保って、一時期は同じクラブにいたことがある。
あまり皆さん覚えてないだろうが、佐藤は一時期セレッソだったんだよ。
実をいうと、私もよく覚えてないんだけど(笑)。
よく見とけば良かったなぁ、と少し後悔。
当時のセレッソはJ2だったらしいけど、結果としてレギュラー争いに勝ったのは大久保だったっぽい(佐藤が病気でスランプだったという説もある)。
ほどなく佐藤はセレッソを出て、仙台に行った。
そこからの大活躍は皆さんもご存じの通り。
いや、実は大久保だってずっと順調だったワケじゃない。
海外挑戦が予想外の失敗に終わり、日本に帰ってきた後もクラブ事情でMFをやらされてた時期が長かった。その間は、かなり得点から遠ざかっていた。
色々遠回りしてきたけど、最終的には川崎で憲剛のような稀代のパサーと出逢えてホント良かったね〜。

とにかく、このサーガはまだまだ続く。
ひょっとしたら、戦記は次代の【ポスト佐藤vsポスト大久保】にまでストーリー継承されるかもしれんし。
この【ゴンvsカズ】のDNAは何代先まで続くか分からんが、もちろんJリーグのサーガとして今後も大切に継承していきたいよね。
2015/9/20(日)15:09

☆関西人
平和
ニュースでは、ここ最近ずっと安保関連法案のネタをやっていた。
昨夜遅く、法案は参議院で可決されたんだそうだ。
この板で政治ネタをやると引く人が非常に多いんだが、これも旬なネタなんだから今回もまた勘弁してね(笑)。

この安保法案論議に、私は毎回フラストレーションがたまるんだわ。
なぜって、いつも法案反対派の論旨は「戦争を放棄する平和憲法が大事」でしかないことだよ。
そんなにも非武装が大事なら、仮に外国が攻めてきて市民が撃たれても武力で守らないってことだろ?と聞くと、「いや、そこは自衛隊と米軍に守ってもらう」という。
なんと都合のいい論理だ。
憲法九条を神格化してる人たちですら、一応自衛隊と日米安保は必要としている。
集団的自衛権はダメだが、個別的自衛権はOK。
一応、国を守る為の武力行使はOK。
…えらくビミョーな憲法解釈だな(笑)。

ひょっとして彼らは、日本の自衛隊が単独で外敵と戦うシチュエーションを想定してるのか?
まず、そんなの現実的に有り得ないだろ。
仮に紛争となれば、間違いなく自衛隊と米軍が連携して作戦を組むことになる。
その共同戦線で「お前は俺を守ってくれ、でも俺はお前を守らんけど」というのが集団的自衛権反対派の論旨である。
そんなイビツな戦線が、本当に合同作戦を遂行できるか?
彼らの言ってることは、「日本は米軍に協力しないが、でも米軍は日本を守れ」という、ただのワガママ。
そのワガママを恥ずかしげもなく言える根拠は、「だって今までそうだったじゃん?」である…。

もっとマトモに憲法九条を突き詰めれば、本来なら【孤立か?協調か?】という話になるはず。
確かに、全く国際協調をしない例としてはスイスのような永世中立国も実際あるさ。
でもスイスは国際協調しない代わり、自衛の為に徴兵制をしてるような完全武装国家だよ?
あれを目指すというのなら、日米安保に反対する人の覚悟はリスペクトできる。
でも彼らは、「非武装」の方に軸足があるんだ。
つまり、あれだな。
ガンジーを理想としてるのか?
非武装で無抵抗主義でいけば、決して敵はこっちに侵略してこない、と。
それ、単なる楽観論さ。
事実、そのガンジーの無抵抗主義はどれほどの死者を出したことか。
「私は死んでも構いません」「嫁や子供がレイプされても構いません」という覚悟がない奴は、非武装なんてタワゴト言っちゃいけない。

私も含め、日本人はとにかく平和ボケである。
私の親族には防衛大出身の航空自衛官が二人いる。
最近は彼らと会ってないので、この法案について話したことはない。
ただ以前に話をした時は、私が想像する以上に日本は脅威に晒されてるという現実を聞けた。
誰ぞやが言っていた。
集団的自衛権は「国を守る権利」である。その「権利」を多くの人が「義務」と履き違えて怖いと怯えてるが、実は「国を守る権利」がなく何もできない状態の方がよっぽど怖い、と。
その論旨には、私も激しく同意する。

あと、自衛官が危険に晒されて可哀想という意見もある。
しかし、もともと自衛官は命を懸けた危険な仕事だ。
危険が嫌だから消防士は火に近付かない、危険が嫌だから警官は現場に出ない、なんて理屈は世の中にあるだろうか?
バカバカしい議論だ。
自衛隊を危険な場所に出したくないから、代わりに米軍だけで行って下さい、米国人が死ぬのはOKです、とでも言いたいのか?
あまり自衛隊をナメんな、って。

私は、こういう日本人の戦争アレルギーが少し恥ずかしい。
平和主義を超越して、もはや単なるチキン、臆病者である。
今回の法案が国際基準から逸脱したヤバイ内容ならまだしも、はっきり言って全然範囲内でしょ?
つまり、諸外国なら普通に運用できてる法でも、日本には無理、日本には危険、と日本人自ら言ってるワケよ。
どんだけ自虐的な民族やねん(笑)。
そりゃ誰だって、平和を望んでるさ。
でもその平和を侵す外敵が現れたら、「暴力反対」と言って捕虜となるのが正しい選択か?
自分一人なら、多分それでいいだろう。
しかし、家族はどうする?
家族も捕虜として差し出す?
ちなみに皆が崇拝する憲法九条様は、その苦境を何か解決してくれるのか…?

日本人は生真面目である。
だから法を絶対視し、法を神格化し、法を遵守する。
70年を経て、憲法九条はもはや宗教だろう。
私から言わせれば、たかが法である。
そもそも憲法は聖書じゃないんだから、我々の手で変えることができる。
かつて、トルシエは嘆いていた。
「日本人は車が来ない道の赤信号で止まっている」と。
思考停止にも近い法遵守。
やがて、彼は選手たちに審判の欺き方をレクチャーし始めた。
今ではハリルもそうだ。
彼はPKのとれる倒れ方、いわば反則(?)を選手たちにレクチャーしてるという。
それの是非はともかくとして(というか、良くないと思う)、彼らの狙いは日本人の意識に対して風穴を開けることだったと思う。
法はしょせん法だ、と。
法を遵守してクリーンに負けて、それに意味があるのか、と。
また、トルシエもハリルも激しいコンタクトを推奨し、闘志の薄い日本人に戦うことを強制していた。

何だったら、誰かハリルに今回の安保法について意見を聞いてもらいたい。
何で集団的自衛権でデモが起きるのか、欧州人には全く理解できないんじゃないかな?
彼はボスニア出身、ガチで戦争を知ってる人だ。
銃撃で腹に重傷を負った経験もあるという。
そんな人の前で、デモが反戦を語ってること自体薄っぺらくて、私は妙に恥ずかしいよ。
憲法九条のお陰で日本は戦後70年間平和だったんだ、なんてノーテンキな発言はマジ恥ずかしいからやめてほしい。
憲法ひとつで平和が築けるほど、平和って薄っぺらくはないぞ。
2015/9/19(土)21:42

☆関西人
日本サッカーの父A
続きね。

クラマーさんは自身が「日本サッカーの父」と崇拝されることに対して、常に否定してたという。
「私なんかより、長沼の働きの方がよっぽど素晴らしかった」と。
当事者がそういうんだから、案外真実はそうだったのかもしれん。

ただ、我々って長沼さんに対してあまり良いイメージがないよね(笑)。
例の加茂監督続投騒動とか、明らかに「協会の老害」というイメージを世間に植え付けて晩節を汚したと思う。
彼は独裁者だった。
もともと現役時代から、選手兼監督だったぐらいだし。
だけど独裁者の利点をひとつ言うなら、「全ての責任はワシがとる」というスタンスが根底にあることだ。
事実、当時の加茂続投は長沼さんが「自分が責任をとる」と公言した上での独断だったワケで(身内贔屓という議論は別にして)、それで結果が出ないと即に彼は加茂さんと共に辞任した。
一応、責任は取ったワケだ。
独裁って、ホント責任の所在が解りやすい。
だけど最近の国立競技場問題とか、五輪エンブレム問題とか、責任の所在が最後まで解らなかったよね?
ある意味、私は独裁の方が好きだな。

その長沼さんから後を継いだのが岡野さんなんだが、岡野さんは長沼さんほど独裁者キャラじゃなかったと思う。
でも、実は明確に独裁をやったんだ。
それが、例のトルシエ更迭騒動である。
当時協会内では、トルシエ更迭派の方が多かったという。
そこを岡野さんが「全て私に一任してほしい」と言い、最後は彼の独断によって続投が決まったワケよ。
その流れは、加茂監督の時とほぼ同じ。
要は長沼さんは賭けに負けて、岡野さんは賭けに勝っただけのこと。
実は、どっちも賭けには違いなかったと思う。
そして、そういうギリギリの賭けは集団内の話し合いなんかで結論出せないのよ。
最後の最後は個人の決断による賭け、つまり責任の所在を明確にした独裁に頼らざるを得なかったんだと思う。

その岡野さんの後を継いだのは、皆さんご存じ、川淵三郎。
もはや言うまでもなく、最強の独裁者キャラである。
典型的な「老害」として皆さん大嫌いだろうが、私はリスペクトしてるよ。
その独裁者っぷりで、日本バスケ界まで救ったワケだし。
むしろ私は川淵さんが去った後、非独裁色の集団統治体制になった協会を見てて不安にあることがあるよ。
結局、責任は誰がとるの?と。
アギーレ騒動の責任の所在はどこにいったの?と。

長沼・岡野・川淵の三人は、いずれもクラマーさんの教え子である。
↓に書いたように仮にクラマー代表が松下村塾だとしたら、さしずめ川淵さんあたりは伊藤博文ってところだろうね。
明治維新以降、伊藤や山縣有朋など松下村塾出身者は多く政府の中心人物となった。
やはりレジェンド吉田松陰の弟子とあって、その存在感は他を圧倒したんだろう。
川淵さんらも、きっと同じことである。
クラマーさんから直接教えを受けた者と、そうでない者とでは圧倒的な差がある。
その差は何かというと、単にブランド力だろう。
「松下村塾」というブランドだけで、伊藤らは明治時代スタート時から一目置かれた人物だったに違いない。
ましてや高杉晋作ら塾生のエリート連中はほとんど死んでおり、伊藤や山縣は数少ない生き残りである。
そのプレッシャー、正直キツかったと思うよ。
だからこそ、周囲に馴れ合うことなく孤軍奮闘したんだと思う。
晩年は「老害」として、かなり疎まれてたと思うけど。

もともと、明治政府創成時には立派な人物が多かったと感じる。
やはり開拓者には、理念があったんだろう。
そういう開拓者たちがやがて亡くなっていき、代替わりしてカリスマがいなくなると組織の腐敗が進んでいった。
カリスマ亡き後は集団統治体制にならざるを得ず、すると↑に書いた通り、責任の所在が曖昧になるんだ。
いまだ日本の戦争責任って本当は誰にあったのか、明確にはなっていないぐらいさ。

そろそろ、日本サッカー界もカリスマが不在となりつつある。
クラマーズチルドレンは減りつつあり、そのDNAは薄まりつつある。
長沼さんはとっくの昔に亡くなったし、最近では森孝慈さんも亡くなった。
川淵さんはまだ健在だが、あと十年もつかどうか…。
今その後を継いでるのは小倉さんや大仁さんや田嶋さんで、ちょっと心もとない。
とにかくメキシコ五輪銅メダルという偉業ひとつで、日本サッカー界はず〜っとクラマーズチルドレンにその舵取りを任せてきたんだ。
このたびクラマーさんが亡くなり、ようやく区切りがついたようにも思う。
そろそろ、ポストクラマーというべき新たなベクトルを見つけるべきだろう。

まずはその呪縛を解く為にも、私は新たに五輪で銅メダル獲得を超える成績をあげるのが一番手っ取り早いかな、と思うんだ。
ここ半世紀、五輪はベスト4が最高でまだメダルを取れていない。
仮に次のブラジル五輪で銅以上(金か銀)を取れれば、ようやく川淵さんらメキシコ五輪組の神通力がそこで一段落するのさ。
仮に優勝でもすれば、いきなり手倉森ジャパンは「松下村塾」扱いになるよ。
遠藤航が「志士」として、新たなカリスマになったりして。
全く想定してなかったが、手倉森さんが川淵派を粛清する独裁者として君臨したりして(笑)。
2015/9/19(土)15:13

☆関西人
日本サッカーの父
「日本サッカーの父」デットマール・クラマーさんが亡くなった。
享年90歳だったという。

さすが「父」と呼ばれるだけあって、日本サッカー界には彼の教え子として「息子たち」が数多く存在する。
たとえば長沼健、岡野俊一郎、川淵三郎、釜本邦茂、横山謙三、森孝慈、松本育夫などなど。
重鎮揃いだよね。
いうなれば、クラマーさんは日本サッカー界の吉田松陰みたいな存在だったんじゃないかな?
吉田松陰といえば幕末に松下村塾を作って、高杉晋作や桂小五郎ら後に明治維新の原動力となる志士たちを数多く育てた人物。
クラマーさんがやったことも、まさにそれである。
サッカー未開の地に、「志士」を育てたんだ。

もともと彼が日本に招聘されたキッカケは、日本で史上初の五輪開催があったからだろう。
東京五輪1964年大会。
これがなければ、わざわざ彼をドイツから招聘することもなかったと思う。
来日して彼がまずやったことは、長沼さんを代表の軸に据えたこと。
当時の長沼さんは古河で選手兼監督を務める中心人物であり、なぜかそれまで代表召集はずっと辞退してたらしい。
古河といえば普通に名門と思われるかもしれんが、ぶっちゃけ長沼さんが入るまでは二部リーグの弱小で、ほとんど彼のワンマンチームだったのかもしれん。
その彼に代表でもプレイングマネージャーを任せ、チームの監督に据えたワケね。
あと、通訳兼コーチには東大卒の秀才・岡野俊一郎を据えた。
その後の日本サッカー界を支える、長沼&岡野の黄金コンビ誕生。
クラマーさんの役割はこの二人をサポートするオブザーバーで、肩書は「監督代行」だったという。
彼の武器は、戦術や采配ではない。人を見る慧眼である。
母国ではあのベッケンバウアーを発掘し、育てたほどの人だ。
日本ではそれが長沼さんであり、岡野さんだったんだと思う。

だから、構図としては「欧州から一流の監督を招聘し、その監督の力で五輪のメダルを獲れた」というありがちな形では決してない。
事実、日本がメダルを獲れたのは東京五輪でなく、その四年後のメキシコ五輪である。
その時には既にクラマーさんは日本代表と契約が切れてて、指導に携わっていなかったんだ。
クラマーさんといえば後にバイエルンミュンヘンの監督として欧州王者に二度輝くほどだから、もちろん名将には違いない。
でも、現代でいうところのモウリーニョやカペッロみたいな「優勝請負人」とは全くカテゴリーが違うだろう。
彼の仕事は、大会限定の一時的な強さを日本に与えることじゃなかったんだから。
そういうドーピングじゃないんだよ。
十年後、二十年後を見据えて彼は日本に種をまいたワケさ。
その種は、時間をかけて花を咲かせた。
そして、果実が実った。
その実った果実の例が、たとえば今ブンデスで活躍する日本人選手たちである。
まさかクラマーさんも、サッカー未開の地で五十年前にまいた種が、ここまで実るとは想定してなかったんじゃないかな。
だって、小柄な日本人がブンデスの年間最優秀選手になる時代だよ?
晩年、クラマーさんは感慨深くそれを見ていたに違いない。

とにかく彼には、本当に感謝感謝である。
日本のサッカー関係者は、彼に足を向けて寝れないだろう。
ちゃんと方位磁針でドイツの方角を調べてから寝る必要がある。
彼の「息子たち」は、その後も忠実に「父」の教えを規範としてきた。
ブンデスをモデルとしたプロリーグを作り、ドイツのスポーツ行政をモデルとして「百年構想」も掲げた。
今でも指導者の多くはドイツ留学を経ているし、こうした日本のドイツ志向は全てクラマーさんあってのことだろう。

できれば、クラマーさんには次の東京五輪まで生きていてほしかったなぁ…。
彼が指導した東京五輪から半世紀を経て、「あなたがまいた種は今じゃこんなに立派な樹になりましたよ」というのを是非見せたかった。
それだけが心残りである…。
末筆ながら、心からクラマーさんのご冥福をお祈りいたします。
2015/9/19(土)11:26

☆関西人
アウトレイジの時代
関西に在住する人間の一人として、最近怖いな〜と思うニュースがある。
それは、暴力団山口組の分裂である。

この日本最大の暴力団は、昔から神戸に総本部がある。
構成員は近年減少傾向とはいえ、それでも20000名以上の大所帯。
収入は、米経済誌調査によると驚異の8兆円!
しかも山口組は会社のような「法人」じゃないから、法人税のような形で徴収できてないと思う。
彼らからキッチリ税金を回収できれば、少しは国の借金もマシになりそうな気もするんだが…。
ただし暴力団の仕事にも「合法」と「非合法」の二種類があって、一応「合法」の方は納税してるらしい。
一説には、兵庫県の税収70%を山口組関連が占めているという話も。
仮にそれだけの大スポンサーなら、堂々と神戸に本部を構えられるわな(笑)。

で、今回の分裂騒動は神戸vs名古屋の構図なんだそうだ。
今の組長・司忍氏は名古屋閥であり、名古屋へ本部移転も噂されている。
これ、一番困るのって実は兵庫県じゃね?
これ何となく、沖縄の基地移転騒動にも似てるよ。
移転反対派は環境破壊とか自然保護とか綺麗事ばかり言ってるが、その内実として今ある利権を守りたい本音が必ずあるはずだから。
近いうち司氏が暗殺される可能性は高い気がするが、それを画策する黒幕って実は…。
とりあえず、今月末にJリーグで名古屋vs神戸戦があるんだけど、観戦に行く人はくれぐれも気をつけてね。

それにしても、東京五輪開催が決まったこのタイミングに、暴力団の内紛は対外的にも非常に良くない。
外国人の目から見て、町の中に堂々と暴力団の看板を掲げてる日本という国は信じられないそうだ。
確かに、外国にそういうのはない。
もちろん海外にもマフィアはいるが、大体が地下組織であり、ボスの所在がどこなのかすらよく分からないもんだよ。

いや、逆に考えればそっちの方が怖いじゃん。
カタギに見える人が実はマフィアだった、とか普通にあるワケでしょ?
その点、日本の警察のやり方って実は賢いと思う。
だって、組の事務所を構えさせることで最初からマークはしやすいし、牽制もしやすい。
市民も、最初から「そこにいる」と把握できてるから割と距離をとりやすい。
それでも、潔癖なリベラル派は「殲滅すべきだ」と言ってるが、そんなの無理無理。
仮に組織を壊滅に追い込んだら、それこそ海外のように地下マフィアが乱立するだけだよ。
日本でそれは「半グレ」と呼ばれてるが、彼らは地下に潜ってるから警察もマークしにくく、暴対法も適用できないから牽制もできず、かえってマズイんだ。
だから、DQNをカタギ社会と隔離するオープンな「受け皿」として、語弊あるけど山口組は必要悪なのよ。
どんだけ取り締まろうが、DQNそのものが絶滅することはない。
ならば、牽制しながら距離を置いて共生するしか道はないだろう。

海外でマフィアといえば、やはりイタリア系とかが有名だろう。
映画「ゴッドファーザー」、コルレオーネはイタリア移民だったよね。
もともとイタリアって賭博文化が強い国だし、セリエでも八百長が多いのは皆さんもよくご存じかと。
あれら全て、確実にマフィアが絡んでいる。
ああいうの見てると、日本のJリーグは大丈夫なのかと心配になるよね。
…安心して下さい。はいてますよ。
Jリーグがラッキーだったのは、暴対法成立後にできた新しい興行だったということ。
その点、それ以前から既にあった相撲や野球の方がよっぽど隔離は大変だったと思う。
それにサッカーは彼らが踏み込む前に、国がtotoという「公営ギャンブル」を始めたのも賢い選択。
あれは建前「スポーツ振興」が目的とされてるけど、本音は暴力団が入り込む余地を狭めたかったんだろう。

だから基本、私はJリーグをさほど心配してない。
2011年から「八百長監視システム」も導入され、昨年川崎vs広島戦が初めて「怪しい試合」と報告されたが、結果はシロだった。
それより、私が心配なのはJでなく代表の方さ。
事実、過去に五輪での日本vsガーナ戦は八百長だったらしいからね(もちろん日本代表は八百長に関与してなくて、金を貰ったのはガーナ代表の方である)。
思えば、協会がまだ疑惑の域でしかなかったアギーレを早々に切ったのも、あれは見えない勢力に向けたメッセージなのかもしれない。

「そんな実力差がミエミエの代表戦で、賭けなんて成立せんだろ?」と思う人もいるかもしれんが、案外そうでもない。
そっちの賭けは勝ち負けだけでなく、点差に賭けるモノだし。
たとえば次のシリア戦、どんなスコアになるか予想は難しいでしょ?
野球賭博だとそこに「ハンデ師」なる慧眼の玄人が絶妙のハンデをつけて、賭けをさらに面白くしてしまう。
totoより、遥かに面白いだろう。
サッカーも気をつけなきゃ。
なんせ、山口組は収入8兆円という世界最大規模の非合法組織だ。
世界サッカー賭博の胴元はアジアに潜伏してるとの噂だが、それも黒幕の黒幕を辿っていくと、意外と山口組に繋がってる可能性だって否定できないからね?
日本でできなくなったことは海外でやる、暴力団もグローバルな時代である。
仮に年収8兆が真実なら、それは日本国内で得られる収入の規模を明らかに超えてるよ。
2015/9/13(日)14:06

☆関西人
情報氾濫時代
最近、タレント清水圭のブログが物議を醸したみたいだね。
炎上したんだって?

これのもともとの発端は、最近の本田の発言から始まっているらしい。
彼が、6年前の代表でFKを巡る確執が俊輔との間にあったことについて触れ、「自分が俊さんより上手いと感じたことは一度もない」と優等生的コメントをしたんだという。
これに、清水圭はカチンときたんだろうね。
よく知らんけど、もともと清水圭は俊輔と親交があったみたい。
で、どうやら俊輔経由でその内情を聞いてたっぽいね。
そのブログによると、当時は本田が「ありえないセリフ」、暴言を俊輔に対して吐いていたという。
それがここにきて、俊輔を実はリスペクトしてました、と今さら美談テイストで語られると、清水圭として「おいおい、ちょっと待て」という気持ちになったんだろう。
何となく、その苛立ちは分からなくもない。

でもさ、ホント今さらの話だよね(笑)。
別にわざわざ清水圭が語らずとも、本田が不遜だったことぐらい、みんな知ってるし。
当時の試合、俊輔がFKを蹴ろうとしてる背後で本田がず〜っと何か言ってたのは今でもしっかり映像に残ってるワケで、あの時本田が何を言ってたのかは分からんにせよ、その表情が「悪い顔」だったことからしても大体内容の察しはつくさ(笑)。

まぁ、別にイイじゃないか。
あの頃はまだ本田も若く、誰だって「若気の至り」ぐらいあるでしょ?
かくいう私だって、23歳の頃は先輩に対してムチャクチャ無礼なことしてた気がする。
それに、もともと【一流アスリート=人格者】ってワケでもない。
そりゃ中には人格者もいるだろうが、でもチームスポーツって誰かを蹴落とさなきゃレギュラーにはなれない弱肉強食の世界だよ。

そういや、俊輔vs本田の前はジーコ時代に中田英vs79年組の確執もあったね。
それから、高原vs鈴木隆も不仲説があった。
今後は、原口あたりが台風の目になりそうな気もする(笑)。
これらは、しようがないんだよ。
だって、みんなチームメイト、仲間であると同時に、ライバルなんだから。
人格者とされてるカズですら、自分以外のFW(チームメイト)がゴールを外すと内心嬉しいらしいよ。

しかし、アスリートにとってはやりにくい時代だね。
いわゆる正統なスポーツメディアがいちいち報道しないワイドショー的ネタを、こういうブログなんかでツッコまれる時代がきたんだよ。
本田だけでなく、俊輔も迷惑だろう。
知人に「ここだけの話」として語ったような愚痴を、その知人がブログで書いちゃうんだから。
もはやマスコミだけでなく、知人にも迂闊に愚痴を言えない時代ということか…。

今さら、ブログでそんなことを書いてはならん、とか言ってもしようがない。
書いてはならんと言ったところで、特にネットは校正がなく発信されるメディアなんだから、どうしても防ぎようがない。
こういう時代なんだと、諦めるしかないだろう。

きっとネットのない時代は、スターを作りやすかっただろうね。
情報は全て新聞・雑誌・テレビ等の大手メディア経由でしか発信されず、メディアが「これはイメージダウンになる」と判断した情報は普通にボツにされてきた。
そうやって、スターは作られてきたんだ。
でも今は、大手メディアの「ボツ」をネットがわざわざ補完してしまう。
これに対して、さすがに「補完するな」とは言えないでしょ?
だから、ややこしいんだ。
情報が多すぎて、難しい時代である。

でもひとつだけ確実に言えることは、一番大事な情報はピッチの上にこそある、ということ。
そのポイントさえ外さなければ、何とかなるんじゃないかな。
2015/9/12(土)18:18

☆関西人
変化の兆し
今日日刊スポーツを読んでたら、アフガニスタン戦の分析として興味深いデータが載っていた。

それはアフガニスタン戦とカンボジア戦との比較データなんだが、この2試合ともに先発した選手10名のパス回数が提示されてたんだ。
データの内容は↓の通り。

【カンボジア戦パス回数】
@長谷部→132回
A酒井→113回
B山口→109回
C長友→102回
D本田→101回
E香川→90回
F吉田→75回
G森重→67回
H岡崎→30回
I西川→12回

【アフガニスタン戦パス回数】
@森重→103回
A吉田→89回
B長友→81回
C本田→51回
D香川→50回
E酒井→47回
F山口→34回
G長谷部→33回
H西川→28回
I岡崎→12回

トータルで見ると、カンボジア戦と比べてアフガニスタン戦はパス数が極端に減っている。
それより興味深いのは、ポジション別のパス数だよ。
カンボジア戦で圧倒的にパス数が多かったのは、ボランチである。
山口+長谷部=241回。
それがアフガニスタン戦ではうって変わって、山口+長谷部=67回。
驚くことに、前回の30%にも満たない回数だ。

じゃ、アフガニスタン戦で最もパスを出していたポジションはどこかというと、それはCBである。
パス回数ランキングで見ると、森重がチーム1位で吉田が2位だからね。
カンボジア戦では、二人とも下位だったのに…。
つまり、カンボジア戦はボランチが起点の試合で、アフガニスタン戦はCBが起点の試合だったということか?
言われてみれば、アフガニスタン戦はやけに森重のフィードが目立ってた気がする。
これは、明らかにハリル主導による戦術修正だろう。
…あぁ、この戦術修正だとボランチ柴崎構想が消えてしまうの?

あと、その日刊の記事では選手のポジショニングにも大きな違いがあったと分析している。
optaデータから各選手の平均ポジショニングを割り出し、それを図解したのが↓のフォーメーションである。

【カンボジア戦】

武藤・岡崎・香川・本田
長友・山口・ハセベ・酒井
・・森重・・吉田
・・・・西川

【アフガニスタン戦】

・・・・岡崎
原口・香川・本田・酒井
・長友・山口・ハセベ
・・森重・・吉田
・・・・西川

どっちも実質「2バック」に変わりないんだが、ただしカンボジア戦は244、そしてアフガニスタン戦は2341という形の差がある。
仮にアフガニスタン戦が上記の2341だったのだとしたら、ハリルのアホ采配とされる原口右SBは全然おかしくないということになる。
だって、もともとの酒井のポジショニングが↑なんだから(笑)。

見た感じ、カンボジア戦の前線には隙間がないね。
エリア付近で詰まってる感じ。
それに対し、アフガニスタン戦では岡崎の両脇にスペースがある。
そこがポイントだろう。
このoptaがどこまで正しいか知らんけど、意外と長友がアフガニスタン戦ではバランサーになった感じ?
前で原口を生かす為、自分は敢えて一歩引いた、みたいなポジショニング。
彼も今月で29歳、ベテランだからね。
いつまでもイケイケじゃなく、そろそろイブシ銀のお年頃かなぁ…。
それは、同じく29歳の本田もまた似たようなもんだろう。
彼がFKで吉田に譲ったシーンなんて私は目を疑ったけど、なんか本田も丸くなったよね。
イケイケの色が少し薄まり、自分よりむしろ周りを生かそうとしてる感じが最近見受けられる。

今、ベテランがこうなってくれてる傾向だからこそ、逆に周りはイケイケじゃなくちゃならんのよ。
それこそ原口みたく、遠慮なしでいけばイイ。
宇佐美も武藤も、遠慮するな。
チームのバランスは、ここにきて明らかに変わってきてるぞ?
2015/9/10(木)23:21

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