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過去ログ479 2015/8/20 20:28

☆関西人
ライナーノーツ
最近ふと気付いたことだが、最近私はほとんど音楽を聴かなくなってしまった…。
それこそ、学生時代は「音楽のない生活なんて全く想像もできん」というタイプの人間だったんだよ。
ところが不思議なもんで、社会人になりオッサンになるにつれ、若い頃のようにはCDショップとか顔を出さなくなるし、いちいちダウンロードとかするのも妙にメンドクサイ。
そういや、カラオケも10年ほど行ってないし…。
いかんな〜、オッサンになったな〜、と感じる今日この頃です(笑)。

で、今回は音楽の話。

私のオッサン世代における音楽原体験は80年代から始まるんだが、大体が中学生ぐらいから歌謡曲(アイドルなどの曲)を卒業して、いきなり洋楽に転向したりするのね。
そんな英語の歌なんて理解できるはずもないんだが、ちょっと背伸びをしたいお年頃だからしようがない。
私も生まれて初めて自分の金で買ったレコードはプリンスの「パープルレイン」とマイケルジャクソンの「スリラー」、ガキのクセに生意気にも2枚買いをしました(笑)。

一方、邦楽の方でも当時「ニューウェーブ」と称されるカテゴリーがあり、たとえばYMOなどのテクノポップもRCサクセションのようなロックも全部ここに位置付けされてたと思う。
後にこの「ニューウェーブ」は「JーPOP 」という呼称に変貌していくんだが、要するに「歌謡曲じゃない邦楽」の総称ってところかな?
ちなみにニューウェーブ派は、歌謡曲派を軽く見下していた。
さらにいうと洋楽派は、ニューウェーブ派も歌謡曲派も引っくるめて邦楽派として見下していた(笑)。
今から思うとバカバカしい価値観だが、今のサッカーファンでも欧州厨がJリーグをバカにしてるニュアンスはそれに近いもんさ。

私自身は節操がなくて洋楽とニューウェーブの二股派だったんだが、そういう音楽の何が魅力かって、まず勉強することが楽しかったんだよ。
あるアーティストが好きになったら、そのアーティストが影響を受けた先人の音楽を知りたくなるもの。
そうやってどんどんルーツを辿っていき、やがてはビートルズやストーンズ、あるいはツェッペリンやピストルズなどなど、勉強すべきカテゴリーはどんどん広がっていく。
しかしそれが広がりすぎると、だんだん収拾がつかなくなって…。

そこでお世話になった存在が、私の場合は「音楽評論家」なる先生たちだったんだ。
レコードを買ったら中に「ライナーノーツ」なる小冊子が必ず付いてて、そこに解説文を書いてるのがたとえば渋谷陽一だったり大貫憲章だったり、大体がそういう音楽評論家なのね。
彼らの存在は、ビギナーなる私には一種の指導者、道しるべだったよ。
その圧倒的な知識量、そして音楽の質を測れるだけの圧倒的なセンス。
もちろんレコードを買う楽しみは曲を聴くのが主だけど、意外と彼らのライナーノーツ読むのも密かな楽しみだったなぁ。
「あ、これは渋谷さんが誉めてたアーティストだ」というだけで買ったレコードもあるわ。

じゃ、そろそろ話をサッカーに移そうかな。
もちろんサッカーにも「評論家」なる存在はいるんだが、どうだろう、↑でいう渋谷陽一や大貫憲章に該当するような人っているのかな?
知識量でいうなら、後藤健生先生とか?
あるいは、影響力でいうならセルジオ越後(笑)?
…いや、サッカーの評論家って妙に「ダメ出し」の色が強くない?
そりゃ音楽評論家にも「ダメ出し」はあるにはあるが、基本は「ここが凄いんだ」と素人には解らない魅力を伝えるところに軸足があり、それを聞いて我々も「なるほど、そういう解釈ができるのか」と啓蒙されたワケね。
私も色々サッカー評論に目を通すけど、欧州はともかく代表とJリーグはそういうのがあまりにも少ない。
これじゃ、いつまでも国内サッカーにファンは増えんよ?
それこそ、あの時代の「歌謡曲」のように見下されてしまう。
Jリーグは「歌謡曲」でなく、せめて「JーPOP」の位置にまで持っていかなくちゃならんと思うけどね。

素人の悪口、あるいは素人の身内贔屓とは一線を画するプロのライナーノーツこそが、今の日本サッカーには必要なんだと思う。
それは、難解でもイイんだよ。
変に迎合して、解りやすくする必要なんてないんだ。
だって、実際中学生の私は渋谷さんのライナーノーツの語彙を半分も理解できてなかったからね(笑)。
今から考えると、解らないからこそ勉強したんだと思う。
サッカーだって音楽同様、実は難解で複雑なコンテンツだから。
みんな知った風に語ってるけど(私も含めて)、実は意味を半分も理解できてないのが現実。
案外、これほどライナーノーツが必要なコンテンツもあるまい。
2015/8/20(木)20:28

☆関西人
純血
高校野球で久々の「怪物」清宮くんが連日報道を賑わせてるが、もうひとり、高校球児には珍しいアフリカ系ハーフのオコエ瑠偉も負けてないね。
コイツ、ムチャクチャ足が速いんだよな〜!

先日「Mr.サンデー」を見てたら、オコエのような黒人系ハーフの若手アスリートを特集していた。
たとえば、陸上短距離「ボルト超え」で有名になったサニブラウン・ハキーム。
あとオコエの妹で、女子バスケ界期待の星だというオコエ桃仁花。
あと女子バレー界では、16歳にして全日本入りを果たした宮部藍梨。
そしてサッカー界では、U22代表でお馴染みの鈴木武蔵。
彼らは全員、「黒人のお父さんと日本人のお母さん」を親にもつという共通点がある。
…見てると、「日本人のお父さんと黒人のお母さん」という逆パターンが全然ないのは面白いね(笑)。

というか、なるほどな〜と思う。
思えば彼らは全員90年代生まれであり、その時代って、日本には一種の黒人崇拝、一種の黒人ハーレム現象みたいのがあったのは紛れもない事実。
確か80年代後半だったかな、黒人男性と日本人女性の情愛を描いた山田詠美著「ベッドタイムアイズ」がベストセラーになり、映画化もされてたでしょ?
あれはやたらとベッドシーンの多い映画で、当時は日本人女性と黒人男性の濡れ場自体が前代未聞、その頃まだ学生だった私はかなり勃起しながら観た記憶がある。
作中の過激なベッドシーンに体当たりで挑んだヒロインは、今にして思えば樋口可南子だった。
今じゃSoftbank「お母さん」のイメージしかない彼女にせよ、そのSoftbankのCMでもまた黒人俳優ダンテ氏と共演してるのを見て、少しだけエロい気持ちになってるのは私だけですか(笑)?

まぁイイや。
とにかく、その「ベッドタイムアイズ」の影響というワケでもないんだろうが、90年代からは黒人と付き合う日本人女性がやたらと増えてきたんだよ。
欧米では長く差別の対象になってきた彼らも、バブル期の日本だと「ブラザー」として妙に憧れられる対象。
実際アイツら、日本人よりモテてたし。
そういう90年代の独特な空気の中、↑のオコエやサニブラウンのご両親もまた「ベッドタイムアイズ」のように出逢ったんだろうな〜、と普通に想像できる。
そして、あれから十数年を経て初めて理解できることだが、あの時代の黒人ブームこそが今こうして優れた身体能力のDNAを日本で輩出するに至る土壌になってるワケじゃん?
…いやいや、当時は山田詠美みたいな女に対しては嫌悪感すら抱いてた私だが、詠美さん、申し訳なかった。
ある意味、あなたの嗜好は正しかったんだ!

で、先日にサニブラウンの高校生活に密着取材したテレビも見てたんだけど、彼もまた、学校でかなり女子人気高いんだね?
取材でクラスメイトの女子生徒たちは皆、サニブラウンのことを大絶賛。
「ハキームは優しい」「ハキームはイイ匂いがする」とか、彼って超リア充の高校生活を送ってるようである。
羨ましいなぁ…。
しかし、こうやって黒人系ハーフに惹かれるオンナノコたち、純血日本人よりハーフの方がイイとするオンナノコたちの嗜好もまた正しい。
彼女たちは、おそらく生理に忠実なんだ。
種の保存本能として、より強いDNAとの交わりを欲求するのは自然の摂理として当然のことだと思わない?
というか、我々がどうこう言う以前にボールはあくまで彼女たちのコートにあるワケで、彼女たちが純血日本人より黒人やら白人やらのDNAを能動的に選ぼうというなら、それを止める権利なんてこっちにはない。
そもそも、国際的には日本人男性より日本人女性の方が圧倒的に売り手市場であり、圧倒的に人気ある銘柄なんだからね?
つまり我が国のDNAを導く主導権は、男より女の方にある。
私が思うに、彼女たち主導で日本のハーフ・クオーター比率は今後もさらに上がっていくんじゃないかと…。

というか、そこを悲観するなかれ。
考えようによっては、それにより純血では絶対にあり得ない資質を日本人は手に入れることが可能になるんだから。
たとえ肌が黒くとも、たとえ頭髪がチリチリでも、日本で生まれ育って日本語話して日本に愛国心のある奴なら普通に日本人でしょ?
多分、サッカー界も鈴木武蔵みたいなのは今後もさらに出てくるよ。
「日本人だから体躯が…」とか「日本人だから身体能力が…」なんて、私が思うに100年後にはもうそういう思考自体できなくなるんじゃないかな、と。
日本人という概念は、そのうち純血のカテゴリーではなくなる。
なぜって、今なお純血よりハーフがモテてるのが現実なんだから。
そもそも人間は犬や猫じゃないんだし、血統書にこだわる必要もないと思わないか?

ちなみに私自身、純血日本人女性よりもマギーが好きだな〜。
2015/8/18(火)22:51

☆Eきゅー
続き
『変わらないために変わり続けるB』
◆樋口マリノスとの関係

樋口マリノスの『前線からの積極的な守備によって素早くボールを奪ってショートカウンターでゴールを奪う』
これはエリクマリノスも継続されていると思います。ここでの《継続》の意味は=同目的を達成するために解釈は方法論を変えること。
つまり樋口さんとはアプローチの仕方や選手構成がぜんぜん違うから別物にみえる。でも目指す効果は同じ。
これもさっきと同じ話で《大枠は決まっているけれど、アプローチの仕方は異なってもいい》てことに通じますよね。

この問題に触れるたびに、こんな言葉を思い出します。
《変わらないために変わり続ける》

こんな本を読んだことがあって。『変わらないために変わり続ける』(福岡伸一 著)
一般向けに書かれた生物学者さんの本です。
タイトルの「変わらないために変わり続ける」は、「生命を定義するキーワード」らしいです。

著者は「動的平衡」という概念をつかって《生命体は変わり続けながら一定性を維持しているのだ》と教えてくれます。

サッカーも同じじゃん!!て思いました。チームも生き物みたいなもの。

例えば、ニワカ知識ですけれど、クライフの哲学ってずっとバルセロナに受け継がれているらしいですね。監督や選手が変わっているのになぜ《継承》と言われるのか。その理由は《哲学を変えないために方法論を変えている》かららしいですね。

話がそれました。
マリノスの話に戻ります。

◆中村俊輔の存在=最後のラストピース

じゃあ俊輔はどうなるの?て話になりますね。
ラフィーが基本型のマスターピースならば、俊輔はさらに完成度を高めるためのラストピースだと思っています。
これは私情っていうか、期待と願望も含まれています。(^^;;

俊輔はラフィー同様、離脱中にリハビリしながら『このチームに自分が何を出来るのか考えてる』というコメントを1stステージ終盤からしていました。問題意識はラフィーや学と同じように持っていてだれよりもそれを察知して考えていたのは明らかです。

ただし、俊輔の場合はこのコメントの意味にもっと深い意味があると思います。
俊輔はきっと
「いまのチームスタイルに俺は合わせることは出来る。でも、これ一辺倒でみんなうまくいくのかな?そうでないものが必ずあるはずで、そこを考えてみたい」
と思っていたのかなあと。
あくまで個人の想像の範疇です。
俊輔は現時点でここまで踏み込んだ発言をしていないからです。

実際に俊輔は三門やアデミとは違った関与の仕方でモンさんのサッカーを実現する知恵も武器も持っています。
甲府戦、出場してから短時間にもかかわらず前線の選手にパスを配給し続けました。学へのロングパスに私はゾクゾクしました。
俊輔は今のモンさんのサッカーに合わせることは十分可能です。
そして他のチームメイトに的確なアドバイスをしていることも想像がつきます。

だからモンさんのサッカーに俊輔は合う合わない論議より、どうやって融合させるのがベストか、その組み合わせ、役割分担は?という話の方が大事になってきます。
俊輔のサッカー頭脳ならば、誰よりモンさんの目指すサッカーを理解してるし、モンさんはどうやったら俊輔をチームに組み込むか考えているからです。
なぜならば、繰り返すけれど、《大枠は決まっていても、選手個々のアプローチは別物。全体の総和てして志向するサッカーが出来ればいい。個々がどうするか、考えてプレーで実現してください》がモンさんの考え方なのですから。

ただし、それを差し引いても俊輔は俊輔でいろいろ考えることがあるんでしょうね。
「俺はこうした方がいい、こうしたいと思う」という譲れない部分を密かに持ってるはずで。
俊輔はチームの戦術や役割から自由な存在、エキストラキッカー、チームをガラリと変えてしまう特別な存在なわけです。
どう起用すればいいのか難しいのは仕方がないんですよ。

そして俊輔はマリノスの伝統というかフラグシップ的なものも背負っています。俊輔のやりたいサッカーがマリノスのサッカーだと断言するサポーターがいても間違いじゃないと思うのです。

確かなことは、俊輔はマリノスの勝利のために常に何かを考えているということ。
そして多くのマリサポは、こんな小難しい理屈を超えた部分で
ごく単純に「俊輔のプレーがみたい!」って思っているということ。

これも大正解!^_−☆
そういう選手がいるってすっごく幸せなことだと思います。

◆これは正解じゃないです

サッカーは答えがありません。
百人がみたら百通りの見方があると思っています。
あくまで私が考えるところです。

マリノスは最近までなかなか勝つない試合が続いて、ずいぶん、荒れたコメントも飛び交いました。
でも、私は敗戦を辛いと思うことがあっても、つまらないと思ったことはありません。
自分なりに「なぜ勝てないのかなあ、勝つためにいま監督や選手たちは何を考えているのかなあ」と試合を見返しながらいろいろ考えてみたり、監督や選手のコメントを拾い集めるジグソーパズル的なこともなかなか楽しかったり?

いつか勝ち始める瞬間があると信じているからで💦
だとすればそのパーツはいま目の前にに転がっているかもしれない、ただ私たちが気づいていないだけなんだ〜そのパーツを探してそれらが組み合わさった瞬間をひたすら待つ、その歓喜の瞬間を!というのも楽しみです。

マリノスのサッカーがこれから上向きになるのかどうか。今はある意味、楽しい時ですねー。
しばらくチームから気持ちが離れていたこころ優しきサポーターもスタジアムに帰ってきてくれるでしょう。;^_^A

これからも自分で自問自答しながらサッカーをマリノスのサッカーを探求&応援し続けたいと思います。

…なーんてね(o´∀`o)♪

あー、長文疲れた〜😅
読んで下さった方、ありがとうございました。 <(_ _)>
2015/8/18(火)9:28

☆Eきゅー
続き
『変わらないために変わり続けるA』

◆モンさんのチームづくり

試合後コメントから推察すると、確かにモンさんは型を大事にするけれど、闇雲に当てはめてガチガチにするタイプじゃないみたいです。

ある程度『こーゆー攻撃をしなさい』と大枠だけ決めて、細かい実践は個々の選手に任せるタイプ。
でもよく考えたらそれって当たり前かもですね?

ふつう監督さんとしては、スタメンと控えで選手構成が多少変わっただけでチームの戦術を維持出来なくなっちゃったら困るわけで。

確かに状況に応じて流れを変える選手は必要!でしょうけど。

でも理想としては
《どんな選手が出てもある程度、一貫した戦術をこなせるチーム》
がベストなんだと思います。
しかも選手が自らの判断で実行出来るようになること。監督の言いなりじゃなくって。
これが安定した強さを発揮できるチームの条件じゃないかなあ。
たぶんJ1上位チームはこれがしっかり出来ているから。チーム総体の《強さ》ってつまりこういうことなんだろうなあ、と思います。

ここで甲府戦あとのモンさんのコメントを振り返ってみます。

『俊輔は、パスのクォリティーをチームにもたらしてくれます。ですので、それぞれの選手のコンディションによって、そしてそれぞれの選手の長所を使って、違うやり方でチームとしてのプレーをすることができます」

質問:それは、相手によって起用する選手を代えるということでしょうか?

『いえ、相手というよりも、我々のランニング、運動量、走ることを使ったプレー、我々のプレースタイルを出すということが目的です。
名古屋に対しても同じやり方をしました。私たちがしたいことは、コントロールして、そこからスピードアップをしていく、そういうプレーです。
もちろん、相手への適用というのもはありますけれど、しかし重要なことは、選手それぞれが異なるクォリティーを持っていて、その自分が持っているクォリティーをチームのために発揮するというところです』

ここ、すごく大事じゃない?✨
モンさんのコメントはサポーターにのみ向けたコメントじゃなくて、控えのメンバー、控え以外の選手に対する要求、サジェスチョンでもありますよね。

勝手にモンさんのコメントを噛み砕いてみると
《大枠はこーいう攻撃をして欲しい!て決めてるよー。これは曲げれない。ゴールはみんな一緒。でも道程は自分たちで考えて走らなきゃダメだよ。自分で考えてプレーしなさい。私はアデミやラフィーのプレーの真似っこしなさいなんて言いません。みんな手持ちの武器は違うからね。でも自分がピッチに出たら各自のやり方でイメージを共有しながら、チーム共通目的=攻撃の型の実現をしなさい、自分なりの特徴をもってチームの型へ関与なさい、私はそんな選手を起用しますよ》
ということかな?と思います。
広く門戸を解放してますアピール&今季はこれでいくからアピール

結論からいうと、モンさんがラフィーの適性を完全に見抜いて2015上期にトップ下起用したわけじゃなくて「もしかしたら?」という期待と実験心によって試したこと。こういう機会は大事!

ラフィーはその機会をうまくつかって自分なりに「じゃあさー僕がこーゆー役割を果たしたらチームがうまく行くんじゃない?」と考えてあのプレーにたどり着いたってことでしょう!
たぶん、正解!…かな。(^◇^;)

◆まなぶんの場合

こう考えると…学の葛藤も理解できますね、今さらながら。
学はずっと長〜いトンネルっていうか、サポーターから迷っているだの、一度外した方がいい!だの、厳しい批判にさらされてきました。
身体はキレているのになぜか得点出来ない。
ずっともがいていた学。
学がずっと探していたものはこれだったのでしょう。
ラフィーと同じ。ラフィーはリハビリしながら、学はスタメンに出続けながら、チーム状況考えて新しい指揮官の要求を叶えるには自分はどうやって関与していけばいいのか考えていたのだと思いま
す。
証拠証言↓
『いまはまだ、暗闇にいる。でも絶対にブレない、これを超えれば道が開ける。そう信じています。(中略)チームの一員として、自分の役割を全うする。それをやり切る。そうすれば必ず結果が出ると思いますから』(『FOOTBALL PEOPLE 横浜F・マリノス編33頁一部抜粋)

まなぶん、大正解!\(^o^)/
ずっとサポーターから批判されて辛かったよね💦
よく耐えたのう…(^^;;

オシムさんじゃないけれど、サッカーはやっぱり考えながらやるスポーツ。
監督の言われた通りにやっていただけじゃ見つからない問題が必ずある。それに対して自分なりの答えをプレーで示すことが出来る選手がスタメンで使われ続ける選手なような気がします。
答えは選手自身の中にあるわけで、監督さんから与えてもらうわけじゃないってことね。
難しいですね…(^^;;
2015/8/18(火)9:23

☆Eきゅー
変わらないために変わる続ける
超VIP板投稿2回目です。
話題はマリノスです。マリサポなのでマリノス視点からJリーグや広くサッカーを考えたりしてます。

他の投稿者、閲覧者の皆様よろしくお願いします。

◆いまのマリノスを読み解くヒントはラフィーニャにあり!?

この選手を語ることが今のマリノスを説明するのにうってつけだと思います。
ちょっと長くなります。

甲府戦の試合中、多くマリサポは
「え、ラフィーってこんな選手だっけ?」と驚きながら見つめていたはずです。

ラフィーといえば、去年の途中から加入して、前へのスピード突破力で得点力アップを期待され、その真価を発揮し始めたところで、怪我によって早期戦線離脱→緊急帰国となってしまった選手。

「あれは夏の一瞬の夢だったなあ😭」なんて残念がった記憶が。

だから評価の難しい選手で、今季にしてもキャンプから怪我と離脱を繰り返し、いざ試合出場となれば加体重のせいで動きもポジショニングもイマイチ。一部のサポからは不要論まで出る始末だったのです…。

でもね…ラフィニャン、貴方がいてくれて本当によかった!
\(^o^)/

今はこんな気持ちでしょみんな。
マリサポは待った甲斐があったね。私たちはやっと《本当のラフィーニャ》に出会うことが出来たのですから。

これは同時に《本当のエリクマリノス》の誕生の第一歩でもあったと思います。

長〜い間、見つからなかったパズルのピースが見つかった!こんなところにあったのね!という発見の喜び。正しくは再発見かなあ。

結果から言っちゃうと2015前半ラフィーは本当のラフィーじゃないし、強烈なインパクトを与えた2014ラフィーでさえ、本当のラフィーじゃなかった。

じゃあ、前置きはこのぐらいで本題に入ります…(^◇^;)

◆ラフィーの変化

ラフィーが2ndステージから復帰して動きをずっと観ていました。

名古屋戦から練習試合(川崎戦)にかけて、ラフィー変わったなあ、やっと身体が絞れたじゃん、なんて思っていたら、ラフィーの変化は体型だけじゃなかった。
ラフィーの動きがワントップぽくないのです。
ハーフウェイラインまで下がってきてボールを受けると真ん中に空いたスペースに学やアデミが飛び込む。アデミが上がるとラフィーからはセンタリング。
あれ?って思ったのは私だけじゃなくて他の多くのサポが指摘していたことです。

ラフィーのポジションは4231のワントップ。お仕事としてはまず前線に張ってボールを受けること、ボールの配給を受けるための動きでしょうか。
でも、2ndステージのラフィーは本来のワントップの位置から下がった位置で自らボールを受けたりさばいたり、味方を使うプレーに積極的。
結果、アデミや学との距離感や連携がいい感じになってました。

名古屋戦あとラフィーについて
「モンさんの指示なのかなー自分で考えたのかな?それともただの偶然の産物?」と疑問が浮上。
半信半疑のまま評価は保留〜ってことにしました。
あの勝利はたまたま?それとも意識して実現したものなの?
名古屋さんのコンディションを差し引いたら、うかつに喜ぶことは出来ないと思ったのです。
だって勝てない時期が長かったから….。

基本に立ち返って、モンさんのチームづくりの考え方を確認。

「チームのスタイルが先にあって、実行するためにはどの選手が合うのか」(『FOOTBALL PEOPLE 横浜F・マリノス編13頁一部抜粋)

だからラフィーのワントップぽくない動きは、モンさんの細かい指示の賜物なのかなあ?と思っていました。
そーいえば、モンさんはラフィーをトップ下で起用したこともあったから、あれはいろいろと試行錯誤した結果で直々のご指示なのかと。

でも先日の甲府戦試合後のラフィーのコメントで疑問が氷解しました。

ラフィー甲府戦後コメント

『下がってボールを受けるのは、しばらくゲームから遠ざかっていたのでゲームの中で体を動かすことを意識しているから。名古屋戦も そうだったし、監督はそのプレーを気に入ってくれたようなので今日もそれをやった』

実はラフィーの自主性な判断!
嬉しい驚きです。( ´ ▽ ` )ノ
もともと2トップで攻め崩すのが好きな?ラフィーの癖がいい効果をもたらしているのです。

モンさんも気に入ってると。
そうだったんだね〜(^^;;
2015/8/18(火)9:20

☆関西人
リーダー
今日、安倍総理の「70年談話」があった。
真摯に先の大戦の反省を述べつつ、一方で「私たちの子や孫、その先の世代の子供たちに、謝罪を続けさせる宿命を背負わせてはなりません」とハッキリ述べた。
このへんが一番安倍さんらしいポイントだね。

しかし戦争が終わって70年が経過しても、まだまだその総括は難しい。
中には、第二次世界大戦を引き起こした世紀の大悪人として、昭和天皇をヒトラーと同列に並べる人もいる。
もちろんこれは大きな間違いで、天皇はヒトラーのような独裁者では断じてなかった。
一応軍の統帥権をもってはいたが、でも実際は「聖なる君子は俗事に口を挟まん」として、最高意思決定機関の御前会議でも天皇自身は一切発言しないことが通例となってたらしい。
その位置付けは、明らかにヒトラーの「総統」とは180度真逆である。

じゃ、日本にヒトラーみたいな奴はいなかったのか?
こういう問いに対し、よく名前があがるのは開戦時の首相・東條英機だろう。
確かに、彼は開戦強硬派の親玉だった。
でもそんな彼ですら、首相に就任すると天皇が戦争を避けたがってる空気を敏感に感じ取り(彼は敬虔な天皇崇拝者だったから)、何とか米国との話し合いで開戦を回避しようとギリギリまで交渉を粘った事実を多くの人が見落としている。

つまり、当時の日本でヒトラーに該当するような人物は誰もいなかったんだ。
開戦の直接要因になった陸軍にしても、決してそこのトップが独裁者だったワケじゃない。
そういえば、西南戦争で明治政府に対してクーデターを起こした西郷隆盛って、実をいうと彼自身は反戦派だったとも聞く。
それでも、結局は戦争を始めてしまった。
何か知らんけど、日本ってそういうのがよくあるんだよね。
組織論として、必ずしも【リーダーの意思=組織の意思】ではなく、このへんが欧米人からすると「ホワイ??ジャパニーズピーポー??」だろう。
確かに我が国はリーダーの意思ではなく、いわゆる空気によって全体が流されてしまうワケよ。
今さら「やめようよ」とは誰も言えない空気、それによって勝てない戦争へと踏み出さざるを得ないのが当時の実態だったかと。
…馬鹿だな〜と思う一方、実は今の時代でもあまりそのへんは変わってないこと、特にサラリーマンならよく理解できると思うけど(笑)。

思うに、日本のリーダー論って少し特殊なのかと。
トップは権威として君臨するが、細かいことは現場に任せてあまり関知しない。
大企業の社長とか会長とか大体そんなもんだし、江戸時代の将軍だって政治決定のほとんどは老中らに仕切らせていた。
考えれば今の時代の政治だって、大臣よりその配下の官僚の方がむしろ実権握ってるし。
一方、欧米のリーダー論はそうではないらしい。
【リーダーの意思=組織の意思】、組織論としてリーダーが全てを掌握する。
ただし組織が機能しなければ、それは他の誰でもなくリーダーの責任。
日本のリーダー論より、かなりシンプルなメカニズムである。

というか、日本の土壌はそういう強いリーダー像に免疫がないと思うんだ。
仮に強いリーダーが出てくれば「出る杭は叩く」、必ず引きずり下ろそうとする。
今だと安倍さんがいい例だが、サッカー界でいえば川淵さんがそうだろう。
彼に独裁者の匂いを感じ、みんながアレルギー反応を起こした。
みんなが目の敵にした。
原博実に対しても同様で、やることなすこと文句をつける世論。
この国は、なかなか強いリーダーを許容できない、つまり輩出できない土壌なんだと思う。

で、気になるのがハリルの今後だね。
彼は、日本サッカー界にとってトルシエ以来の独裁者キャラだと感じる。
まさに「出る杭は叩く」で、いよいよ格好の標的になってきたよ。
繰り返すが、日本は「リーダーが支配する国」ではなく「空気が支配する国」。
時に、空気がリーダーを粛清する。
…なんか、イヤ〜な予感もするんだよね。

大仁さん、ちゃんとした「談話」を発表した方がイイんじゃないの?
アンタも、一応日本サッカー界のリーダーなんだから。
実に日本らしいリーダー像だけど…。
2015/8/14(金)23:57

☆関西人
日程A
続きね。

代表とクラブの共存共栄というのは意外と難しいことであり、↓に書いた過密日程の悩みは決して日本だけの話ではないんだ。
欧州クラブだって、同じことである。
ただし向こうはクラブ側にも力があり、彼らがFIFAに噛みつくこともある土壌だからね。
そのせいあってか、クラブ側が召集を拒否できない「国際Aマッチデー」は最近減少の傾向にある。
確か、今年は10回だっけ?
昔はもっと多かった。
あと、今年から「Aマッチデー期間中に連続する2試合は、同一大陸での開催じゃなきゃダメ」という新しいルールも出てきた。
これも移動距離を減らすことで選手の負荷を少なくする目的らしく、おそらくクラブ側から出た要望だろう。

なんつーか、「人権」の時代なんだろうな、と。
サッカー界も高度成長の時代には「たくさん働くことが善」という文化があったが、一般社会と同じでそこが少し見直されてきてる傾向。
ちゃんと労働者の人権を保護し、労働条件等を配慮べきだろ、と。
ブラック企業のように過酷な労働を強いるのは、たとえ人気商売であっても許されることじゃない。
という空気の中で、召集を拒否できないAマッチデーを減らすことはFIFAにとって不可抗力だったんだと思う。

よって、代表には厳しい時代となってきた。
今までならできたことも、今後はできないという流れも必ずや出てくるだろう。
日本国内でも、
「Aマッチデーじゃないなら、選手を出す義務はないんでしょ?
じゃ、召集拒否します」
とリアクションするクラブがいつ出てきてもおかしくない。
そういえば少し前に、Aマッチデーでも何でもない時期にハリルが選手を召集して合宿だけやったことあったよね?
ああいうのも、ホントのこといえばクラブは選手を送り出す義務はない。
とはいえ、日本では協会の方が圧倒的に強いから、クラブも簡単には逆らえないんだろうけど…。

というかさ、日本では代表から召集オファーがくるのを、逆にクラブが喜んでるようなニュアンスがないか?
だって【Jリーグ=ローカル、代表=全国区】だし、自チームの選手が全国区の注目を浴びるのは、実はクラブにとってもマーケティング的にはプラスなこと。
そのへんの事情もあり、意外と日本ではJと代表がwinwin だったりもするワケよね。
悲しいかな、JはJ人気だけで自給自足ができないから…。
つまり今の代表縮小の世界潮流は、正直日本にとってあまり好ましくない傾向である。

じゃ、どうすりゃイイの?
過密日程は過密日程で何とか解決したいし、代表は代表で盛り上げていかなきゃ日本サッカーはJリーグだけで何とかなるもんじゃないし、そして日本サッカーのレベル自体も上げていきたいし、その全てをクリアできるようなウマイやり方はないんだろうか?
正直、私はこれといったアイデアが浮かばないよ。

今、世界サッカーの主導権はUEFAが握ってきてるだろう。
そりゃFIFAも強かったが、今はブラッターが辞任表明するまでに追い込まれてるし、これ以上の興隆はないような気がする。
ぶっちゃけ、UEFAはFIFAなんか怖くないんだ。
極論すれば、仮にW杯が消滅しようともUEFAは欧州CLとユーロだけで十分食っていける。
「何なら、UEFA全体でW杯をボイコットしようか?」みたいな脅しだってできる。
多分、今のFIFAはUEFAに勝てんよ。

もはや日本も、いつまでもFIFAにシッポを振ってる時代じゃないんだろうなぁ…。
2015/8/14(金)0:58

☆関西人
日程
東アジア杯があったことによる中断を経て、今日からまたJリーグが再開した。

しかし、1st覇者浦和のペトロ監督は苦言を呈していた。
今のJリーグは日程がキツい、この暑さの中で水曜日と週末の週2回試合をこなすのはキツすぎる、と。
そりゃまあ、確かにそうだろうね。
で、ペトロはこれを解決する為には、代表戦の為のリーグ中断を今後やめるべきだ、と主張したワケよ。
…おぉ〜、遂にそれを言ったか!

確かに、Jクラブ側にとって代表の為の中断というのはイイ迷惑だろう。
ただ中断するというだけならまだしも、その中断した分だけ日程はどこかに必ずシワ寄せが出るワケで、その結果が週に2回の試合を詰め込むような事態を招いている。
そういう連戦になれば当然選手たちのダメージは蓄積するもんだし、先日ハリルが「Jリーグは怪我が多すぎ」と嘆いてたけど、まさにその原因はこの日程の作り方にあるだろう。
ましてや最近は異常気象なのか、やたらと夏が暑い。
よって、選手たちのダメージは増幅するばかりだ。

こういうのは、たとえ欧州型の秋春制を導入したところで解決するもんじゃない。
なぜって日本は雪が降る国だから、たとえ秋春制にしても1〜2月の長いウィンターブレイクが必須でしょ?
それを踏まえてリーグ全34節と天皇杯とナビスコをこなすとなると、どう考えてもリーグに「夏休み」なんて設定できない。
結局、どういう制度だろうが一番暑い時期に試合はやらなくちゃならんのよ。

ならばせめて、その一番キツい時期に週2回のスケジュールを詰め込まないような配慮はしておきたいもんだ。
だけど、現実はそれすら配慮できていない。
なぜなら、一方で代表の日程があるから。
Jリーグはもちろん大事だが、一方で代表だって大事である。
しかし代表は代表で、Jリーグの日程優先でいくと今回の東アジア杯みたいに疲労を溜め込んだままの選手たちが集まってしまい、またロクに練習もできないまま大会に臨むこととなる。
あっちを立てれば、こっちが立たない。こっちを立てれば、あっちが立たない。
なんにせよ、なかなか解決が難しい問題だよ…。

その前提を踏まえて、話題をペトロの発言に戻す。
彼は、代表召集でクラブから主力選手が抜けてる時期でも普通にリーグを継続しようぜ、と言ってるワケさ。
もしそういうことをするとなると、当然だが各クラブ間には不平等が生じてしまう。
代表召集というのは全クラブにまんべんなくあるワケではなく、大体が一部クラブに偏りが出るもんだし。
たとえば浦和、ガンバ、FC東京あたり。
それらクラブは、代表召集期間に普通にリーグ戦を継続されたら、それこそ飛車角落ちで戦わなくてはならなくなる。
それはアンフェアだろ、と。
ただし今回興味深いのは、その「中断せずリーグを継続しよう」と言ってるのが他でもなく、浦和の監督だという点。
明らかに、中断しなければ一番不利益を被るはずのクラブがそう言ってるんだ。
ウチは全然イイけど、浦和さんはホントにそれでイイの?と思ったクラブは多いはず。

正直、ペトロ発言の真意はよく解らない。
「まだ飛車角落ちで戦う方が、連戦スケジュールになるよりはマシだ」と本気で考えてるんだろうか?
えらく妥協したもんだなぁ…?
あるいは同じ旧ユーゴのよしみで、あまりハリルと対立したくないのかもね。
なんにせよ、ペトロの主張はハリル側にとっても歓迎すべきものだろう。
だって代表とJリーグが日程を奪い合うような形にならないのは望ましいことだし、もともと過密日程の解消はお互いにメリットがある話。

あとは、サポの理解だね。
「冗談じゃねぇ!
主力をゴッソリ代表に持っていかれてるチームと、誰も召集されなくて完全ベストメンバーのチームが対戦って、そんな不平等リーグは絶対に認められん!」
と怒りの声のひとつも上がりそうである。
「そうなるなら、ウチは断固として召集を拒否する!」とか。
でも、他に過密日程を解消できるような良い対案はあるの?
…やっぱ、J1のクラブ数減の方が先?

現在、かつて悪法とされた「ベストメンバー規定」は事実上無効になってるという。
しかし意外と、いまだJリーグ文化にベストメンバー信仰は根深くあるんだよな…。
2015/8/12(水)22:06

☆関西人
ハリルチルドレンA
あと、前線にもちゃんと「ハリルチルドレン」を設定しておくべきだと思うんだ。
今のところ、センターFWのファーストチョイスは岡崎。
だけど彼もあのプレースタイルからして、いつ大怪我をしてもおかしくない。
やはり、岡崎以外のFWにメドをつけておかなきゃ。

ハリルは、意外と川又を重用している。
ハリルいわく、フィジカルが川又の強みらしい。
あとは愚直にゴールに向かっていく、あのガッツが魅力なんだろう。
フィジカルなら豊田や大迫だって決して弱くはないんだが、ただし目に見えるガッツ(というか目ヂカラ?)みたいなモノではあまりアピールが強い方ではない…。

ハリルサッカーの真髄は、その無駄のないフォルムにこそある。
ヨコよりもタテ、遠回りよりも近道、シンプルにダイレクトに素早く効率よくゴールに向かうことが良しとされてる感じ。
漫画でいうなら、翼くん&岬くんで華麗にパス交換しながらゴールに向かうスタイルの南葛より、日向小次郎がゴールにまっすぐ直線ドリブルで強襲する東邦の方がハリルの理想に近いんじゃないか、と。
つまり、今の前線に必要とされる「ハリルチルドレン」とは、日向小次郎キャラなんだよ。

と考えると、それって一体誰なの?
なかなか思いつかない。
以前に私は【翼=香川、日向=本田】と書いたこともあるが、しかし本田は日向ほどスピードがあるワケじゃないし、そもそも本田のドリブルは突破型というよりキープ型である。
最近の本田を見る限り、ストライカーの色は薄まってきたし。
じゃ、現在リーグ得点首位の宇佐美はどうだ?
いやいや、宇佐美は日向というよりも翼くんやナトゥレーザの方に近いでしょ。
直線というよりは、曲線を描く選手。
じゃ、川又?
…いやいや。
じゃ、永井?
…いやいや。
じゃ、豊田?
…いやいや。
じゃ、興梠?
…いやいや。
じゃ、大迫?
…いやいや。
なんとなく消去法で、私の中のイメージに残ったのは武藤嘉紀である。
比較的ドリブルは曲線的でなく直線的、ダイナミックにゴールに向かっていく。
かといってヘタクソではなく、むしろ技術は高い。
そして敵を弾き飛ばす強い体躯があり、また強烈なキック力もある。
スピードがあるからWGとして使われがちな彼だけど、よくよく考えたらあのコンタクトの強さでサイドにしとくのは少しモッタイナイ。
彼は、鍛え方次第で日向になれる素材だろう。
一回、彼を1TOPで試してほしい。確か、アギーレは何度かトライしてたよね?
その彼もブンデスのデビュー戦では少しホロ苦かったらしいが、あまり悲観するな。
あの日向だって最初はセリエAで全く通用せず、いきなりセリエCにレンタルされた身なんだから…。

で、ハリルが今やろうとしてることは南葛中学(もしくは南葛SC)スタイルから東邦学園(もしくは明和FC)スタイルへの転換だと思う。
最優先は「デュエル」である。
ここで必要なのは翼くんや岬くんの華麗なテクニックによるポゼッションより、日向小次郎のような突進力あるFW、それから沢田タケシのような忠犬、あと若島津のような身体能力高いGKだろう。
ややヒール色が強いが、東邦スライディング部隊のようなニュアンスも必要かもしれない。

しかし日向率いる東邦学園は、翼くん率いる南葛にはなかなか勝てんのだ。
やはり、中盤の支配率が高いチームの方が優位ということか?
じゃ、そこで日向はどういう手を打ったのか?
それは、タイガーショットの開発である。
脚力を徹底的に鍛え、ミドルシュートを磨いたワケね。
そこは、今のハリル代表にも参考になる話だろう。
今このチームに必要なのは、まさにそのミドルシュート、あるいはロングシュートなんじゃないかな?
日向に限らず翼くんにしてもそうなんだが、彼らは小学時代から一貫して「PA外からのシュート」にこだわってきたんだ。
いちいちエリアに侵入だなんて、日向ならそんなことはしない。
コースが見えたら、即シュート。
それはハリルが目指すサッカーのスタイル、そのものだろうよ。
2015/8/12(水)11:05

☆関西人
ハリルチルドレン
恐ろしいことに、ハリル代表の不甲斐なさを理由として「殺す」と脅迫状を出したアホが逮捕されたという。
てっきりハリルに対する殺害予告だと思ってたら、実はそうじゃなくて、霜田技術委員長が経営するサッカースクールの生徒さんを殺すという脅迫内容だったらしい。
…ワケ分からんよな?
何でハリル代表が不甲斐ないと、サッカースクールの生徒さんが犠牲にならなきゃならんの?

それにしても、ここにきてハリルの叩かれっぷりはなかなか凄い。
今日の日刊スポーツを見てると、バッシング記事を2ページ見開きで掲載している。
ここまでやられると、ちょっと可哀想にすら思えてくるよ。
記事を読む限り、完全にハリルは無能扱いだ。
…おいおい、と思う。
仮にもフランスリーグで最優秀監督表彰までされた人をつかまえて、いきなり日本では無能扱い?
それはいくら何でも、評価が性急すぎるってもんだろう。

私は彼が無能とは思わんし、むしろ実績から見ても優秀な監督だと思うよ?
ただ、今までの監督のように「日本人の良さを生かす」「日本人に合ったサッカーをする」という穏健なスタンスには見えない。
どっちかというと、彼の中には日本人だろうがアフリカ人だろうが関係ないレベルで目指すべきサッカーの形が確固としてあり、それを実現させる以外に指導の方法論は特にないんだ。
その強権的なところは、やはりトルシエを思い出させるよ。
思えばそのトルシエにしても、アフリカで長期合宿して飽きるほど仕込まれたU20代表はともかくとして、最初のうちA代表はなかなか戦術が馴染まなかった記憶がある。
つまり、こういうタイプの監督はある程度まとまった時間が必要なんだと思う。

早いこと、「ハリルチルドレン」なる申し子たちを設定できればイイのに、と思う。
たとえば、トルシエでいうところの中田浩や稲本などナイジェリアWユース組。
たとえば、ジーコでいうところの俊輔など「黄金のカルテット」。
たとえば、オシムでいうところの鈴木啓など「水を運ぶ人」。
大体はそういう申し子みたいのがいて、彼らが核となって新しいコンセプトがようやく機能していったんだ。
しかしハリルを見るに、まだそういうのが分からないんだよなぁ。
ま、まさか、永井と川又(笑)?
いや、それはないだろう。
それより、まずはボランチじゃないかな?
たとえば、山口や谷口、遠藤航といったところ。
いわゆる「デュエル」をできる選手たちさ。

というのも、一番最初に私が「ハリルってスゲー」と感心したのは、確かウズベキスタン戦のことである。
この試合の後、ハリルは戦術解説として「意図的にラインを低くし、2列目と3列目の間にスペースを作った」と語ったワケよ。
こういうのって、今までの監督はあまりやらなかった。
意図して守備ブロックを低くする場合、当然だけど2列目も下げてコンパクトな網の目を作るのが普通の考え方ってもんでしょ?
でもハリルの場合は、敢えて中盤を「間延び」させたワケよ。
これ、皆さんにはあまりご理解いただけないかもしれんが、実は凄いことである。
だってさ、これは4バック+ボランチだけで敵の攻撃を封じる考え方であり、「全員守備」を絶対的善とする日本サッカーの教科書からは明らかに外れてる。
逆に、なぜキーマンの柴崎をボランチでなくトップ下で使うのか、このへんのロジックを知るとようやく理解できることなんだけどね。

だから、あの位置では柴崎よりも山口なのさ。
また、山口が縦横無尽に動くことを前提にして、谷口や遠藤航などブロックで体を張れるCB型のキャラが中盤に求められる。
これの伏線は、既にウズベキスタン戦「水本ボランチ起用」という形で示されてたワケね。
おそらく、ハリルのサッカーはこのポジションの適材を見つけた時にようやく機能するんだろう。
「CB並みにブロックでガッツリ守れる駒である一方、ピルロ並みに的確な配球ができるボランチ」、私はこれがハリルサッカーの申し子、「ハリルチルドレン」だと考えるワケよ。
なぜって、彼のサッカーはザックやアギーレのように「全員守備」じゃないから。
そこは、ザックやアギーレが冷遇した宇佐美をあの位置で重用してることからしても、何となく伺えることでしょ?

そのタスクで「序列一位」は今のところ長谷部なんだが、正直彼の年齢ではロシアW杯は少しキツい。
よって、私はいずれ遠藤航と谷口の勝負になるんだろう、と予測するんです。
2015/8/11(火)20:44

☆関西人
中国戦A
ハリルが目指すスタイルを最もしっくりくる言葉で表すと、私は「マッチョなサッカー」だと思うのね。
ゼイ肉をそぎ落とす、無駄な部分をそぎ落とすというニュアンスでヨコではなくタテへの展開が徹底されてるワケだし、ひとつ象徴的なワードとしては「体脂肪率」という今まで無かったモノまで出てきた。
一応、このへんを私は好意的に受け止めてる。
確かに、今まで日本のサッカーはあまりにもゼイ肉が多かったし、もっとシンプルに速くゴールに向かう効率の良さを追求することは断じて間違いではない。
だから、私はハリルが目指すモノを否定するつもりはさらさらないのさ。
むしろ正しい。
…ただねぇ、問題はそこに持っていくまでの方法論なのよ。
その点で、今のハリルのやり方が正しいとは思えない。

まず、彼は「ゼイ肉」のシンボルとも言うべき遠藤保仁をスパッと切り捨てた。
…まぁ、そこまでは良しとしよう。一応、私も肯定するよ。
だけど問題はそこから先で、ハリルは「ゼイ肉」の対極ベクトルとして「筋肉」「筋力」をチームの軸に据えようとしてるんだ。
その象徴がたとえば川又であり、永井なんじゃない?
確かに、彼らのプレーに「ゼイ肉」の要素はほとんどない。
そりゃ、確かにそうなんだけどさ…。
やっぱ、いきなりそこから入るとチームが機能不全になるよ。
せめてもう少し、ステップを踏むべきだったんじゃないの?

まず、私がこのチームで軸になるべきなのは当初青山だと思ってたんだ。
彼は「ゼイ肉」と「筋肉」のちょうど真ん中に位置するキャラであり、両者の橋渡しとして最も適任なMFだよな、と。
ところが、ハリルはなぜかその青山を切り捨てた。
で、どうやら山口というマッチョの方を中軸とする感じである。
これは仮に青山の年齢の問題だとして、じゃせめて柴崎をの方をうまく育てていくべきだなと思ってたんだが、この東アジア杯を見る限りではその柴崎の扱いも微妙である。
これは、さすがにいかがなものか…。

そりゃゼイ肉をそぎ落とすのは大事なことにせよ、そのダイエットの節食で体に必要な栄養素まで摂れなくなっては結局体を壊すよ?
それじゃ、ダイエットする元々の意味すら損なわれてしまう。
アスリートが鍛えに鍛えて全身ガチガチの筋肉に硬化して、逆に動きが悪くなることだってありがちな話だし。
なんつーか、私は今のハリル代表を見てるとそんなイメージが湧くんだよね。
要は、バランスである。
確かにザック時代は「ゼイ肉」が過剰だったし、あれを反省して日本サッカーはもっとシェイプアップすべきだろう。
だけど、最初から体脂肪率5%を目指しちゃいかんよ。
まずは、10%ぐらいから目指すべきなんじゃないの?
悪いこと言わんから、せめて柴崎は大事にしろって。

今回、FWで評価を落としたのは川又と永井だろう。
逆に、評価を上げたのは武藤雄と興梠だろう。
先日、スポーツ紙を読んでたら武藤のことを「柳沢の愛弟子」と書いてる記事があった。
ほぉ、彼は仙台で柳沢の教えを受けてた選手だったのか?
もちろん、興梠もまた柳沢の愛弟子の一人。
何だか、ここにきて柳沢の名前が出てくると私は妙に嬉しいよ。

事実柳沢は、ホントに凄いFWだったと思う。
ただし「ストライカー」ではないから、あまり点を取るFWじゃない。
点を取らないFWなんて存在価値あるのか?みたいな言われ方はよくしてたよね。
言うなれば無駄、言うなれば「ゼイ肉」?
まぁハリルなら、まず間違いなく今の時代に柳沢は召集しないだろうね(笑)。
でも今、私は彼が主軸としていた頃の日本代表サッカーがすごく懐かしいのよ。
というか、今のウチに必要とされてるのは、むしろああいう柳沢的エッセンスなんじゃないかなぁ?
ということで、柳沢の愛弟子である武藤雄と興梠の二人には、今後頑張って代表に定着してほしいぞ。
2015/8/10(月)21:32

☆関西人
中国戦
結局、日本は大会を最下位でフィニッシュした。
私は別に、ハリル辞めろとか言うつもりはない。
Jリーグの事情で、ほとんど練習できなかったのは事実だし。
しようがないから、実戦を通してチームを作っていくしかなかった。
だから北朝鮮戦より韓国戦の方が状態が良かったし、その韓国戦より中国戦の方がさらに良かったと思う。
コンディションにしても、最終戦が一番良かったというのは本来なら有り得ない話。
いかにリーグの疲労を溜めた状態で選手たちが大会に臨んだかがよく理解できるよ。

中国戦を見て、ひとつ修正されたな〜と感じたのが、プレスをかける位置。
明らかに韓国戦より高かった。
時々、高い位置で球を奪うこともできていた。
あと、韓国戦よりSBが高い位置取りをできていた。
もちろん、これはプレスが機能したことと因果関係がある話。
なんとなく、サッカーに日本らしさが少し戻った気がする。

でも最初、正直スタメンの配置を見て目を疑ったよ。
丹羽が右SBに入り、米倉が左SBに入っている。
これは違うやろ〜、と。
米倉の本職は右SBで、丹羽の本職はCBだ。
だから右に米倉を置き、真ん中は森重+丹羽にして、左を槙野にすれば済む話じゃん?
確か、槙野は以前にも左SB起用が何度かあったし。
でも、不思議なことにこの配置が意外と悪くなかったんだ。
なんせ、米倉がイケイケである。
あそこまで思い切った動きは、明らかに監督の指示だろう。

しかしなぜ、ハリルは右SBを丹羽、左SBを米倉にしたのか?
まず、右SBは前の2戦でも遠藤航を置いており、所属クラブでは丹羽同様にCBを務める選手である。
ということは、これはもともとそういう機能?
あるいは、ハリルの中では左・長友が前提なのかもしれんな…。
左SBがイケイケにいくから、右SBにはバランスとして中に絞った守備力を求める(今回は逆にそれがアダになったが…)。
あと、左SBが空けたスペースのケアという意味から、3バック型の槙野を左で重用してるのかもね。
米倉は左SBに慣れてないからサイドをエグってクロスという正統スタイルではなかったが、逆に右利きの強みから中に絞ってシュートするシーンもあった。
あれはあれで、面白いと思った。

あと、気になるのがボランチの配置だね。
ここまでの試合でハッキリしてきたのが、ハリルは運動量多くプレスの先鋒となれるMFと、ブロックの中できっちり体を張れるMFの組み合わせで2ボランチを構成するということ。
前者が山口、米本。
後者が遠藤航、谷口、藤田といったところか。
そして山口が3戦続けて先発したもんだから、米本には出番がなかったワケね。
チュニジア戦では、前者が山口で後者が長谷部。
ウズベキスタン戦では、前者が青山で後者が今野(後半からは今野→水本)。
イラク戦とシンガポール戦では、前者が柴崎で後者が長谷部。
北朝鮮戦は、前者が山口で後者が谷口。
韓国戦は、前者が山口で後者が藤田。

ということで、この場合扱いが難しいのが柴崎なんだよ。
2ボランチのカテゴリーでいうと、柴崎は山口と同カテゴリーである。
となると、ここにきて山口がハリルの信頼を勝ち得たところを見ると(3戦連続スタメンだし)、柴崎はどうしてもトップ下的な起用になってしまう。
ところが、今回そのトップ下で結果を出したのは、武藤雄。
彼はトップ下というより、ほとんどシャドーだけどね。
海外組を含むベストメンバーだとここは香川がファーストチョイスにされていたが、彼も本来シャドーの役割を期待されてたのかもしれん。

と考えると、あるいは柴崎のようなMFはジョーカーとしてしか使い方がない?
そこが、私とハリルの考え方が違うところなんだけど。
私は、たとえ香川をサイドに追いやってでも柴崎を使うべきだと思う。
もともと日本の持ち味はスペースを突くスタイルであり、昨日の試合を見てても柴崎がスペースが見えてる数少ない一人だったよ。
そりゃ山口の守備センスは、確かに頼りになる。
それにあの運動量、攻撃にも一役買っている。
だけど、組み立ては割と平凡だなぁ、と。
そこが、今の日本における最大の課題である。

一番の理想をいえば、柴崎がもっと「デュエル」の強さを身に付けて、いつか山口からスタメンの座を奪ってほしいんだよ。
そうしないと、今後ハリル代表はザック代表の域にすら辿り着けないままだと思う。
ハリルは試合後、「今日のような試合を続けていこう」と語ったらしいが、私は続けてほしくない。
一回、落ち着いてコンセプトを再考してほしいと思う。
2015/8/10(月)13:04

☆関西人
宇佐美を中央で見てみたい。
ハリル代表の守備戦術を見てて、「何でもっと高い位置からプレスをかけないんだろう?」と感じた人も多いはずだ。
基本、日本は敵が自陣に入ってきたところを4+4の2ラインブロックで迎える、オーソドックスな守り方をしている。ライン設定は、さほど高くもない。
ブロックの形成は、左右WG+2ボランチでひとつのライン、左右SB+2CBでもうひとつのライン。
つまりブロック外になるのはセンターFWとトップ下の2枚で、この2枚は前線からチェイスして敵のパスコースを限定する役割だろう。

どうやら昔ほど「高い位置で球を奪う」コンセプトは煮詰めてないみたいだから、ボール奪取時点でまだ左右WGはブロック内に入っており、ポジショニングは当然低い。
つまり前にいるのは、センターFWとトップ下だけである。
そして、この2枚にすぐ球を預けて速攻カウンターに転じられればイイんだが、現実はそう甘くもない。
北朝鮮戦で川又が評価を落としたのはそのへんに理由があり、その数的不利の中で球を単独で前に運ぶのはそう簡単なことじゃないさ。
フィジカルが強けりゃ何とかなるワケでもなく、基本はキープできるだけの技術が求められるだろう。
その点、韓国戦に出た興梠の方がまだ機能していた。

と考えると、やはり気になるのが宇佐美の使い方である。
彼は今、左WGとして使われている。
つまりWGゆえ、守備時はボランチと同列に並ばなくてはならないブロック要員であり、守りのポジショニングは低い。
まぁそれはそれで戦術だからしようがないとして、でも彼の能力を考えれば、その役割は「ブロック外」にしといた方がチームの為にもイイんじゃないかな、と。
ブロック外、つまりセンターFWかトップ下のどちらか。

だって彼の持ち味は何と言ってもその圧倒的な技術力であり、数的不利の中でもそれなりに球をおさめられる。
川又とは180度真逆の個性だろう。
ただし前を向いてナンボの個性だから、彼をセンターでなくサイドに配置するハリルの意図はよく解るよ。
じゃ、せめてセンターFWでなくトップ下の配置はどうだ?
思えばトップ下もまた「ブロック外」であり、守備時からポジショニングは高い。
もともと彼ってガンバではブロックの外にいて、守備時はチェイスするだけの役割。
そういう慣れからしても、代表のサイド守備は少し重荷に見える。

よって、中国戦に向けて私が考えるベスト布陣は↓の通り。

【基本】
・・・・興梠
倉田・宇佐美・武藤雄
・・柴崎・・藤田
藤春・槙野・森重・遠藤航
・・・・西川

もちろん、守備時は4+4の2ラインブロックを形成、

【守備】
←宇佐美→←興梠→
↓↓↓↓↓↓↓↓↓↓↓
倉田・柴崎・藤田・武藤雄
藤春・槙野・森重・遠藤航
・・・・・・・・西川

球を奪ったら、すぐさま宇佐美をカウンターの起点とする。
基本は、左だよ。
宇佐美⇔倉田⇔藤春のガンバラインをフルに使う。

【攻撃】
↑宇佐美→←興梠↑↑
↑倉田→↑↑←武藤雄
↑藤春↑柴崎↑
・・・・藤田
←槙野←森重→遠藤航→
・・・・西川

一応コンセプトは、
「西(左)のガンバ、東(右)の浦和」。
見ての通り、攻撃時の左は藤春をぐ〜っと上げてガンバ衆3人ユニットを作る。
対して右は、興梠⇔武藤雄の浦和衆2人ユニットを作る。
最終ラインは藤春が抜けた分、逆サイドの遠藤航が中に絞って3バックを形成(彼はもともと、クラブでは3バックの右である)。
↓の通り、「守備時は4バック、攻撃時は3バック」さ。
また藤田をアンカーにして守備リスクを担保し、柴崎は前に出て攻撃の軍師となる。
…どう?
これで中国に勝てそうな気がしないか?
2015/8/8(土)13:56

☆関西人
永井を後ろで見てみたい。
韓国戦で評価を大きく上げたひとりが、倉田秋だろう。

彼の何が良かったって、その器用さである。
ある程度スピードがあり、ある程度ドリブルができて、ある程度守備ができて、ある程度キープできて、ある程度ゲームメイクもできる。
これならサイドだけでなくセンターでもプレーできるし、実際センターに寄ったプレーを時折見せて敵を攪乱できたと思う。
イメージとしては、ザック時代に左に置かれてた香川に近いかな、と。
逆サイドに配置された永井とは真逆の個性だね。
永井の場合は、スピードに特化した一点豪華主義。
倉田の場合は永井ほど何かに特化してないが、その代わりに色々なことできるのが強み。

ある意味、倉田は日本人らしい個性だと思う。
逆に、永井はちょっと日本人離れした規格外の個性かもしれない。
アルジェリアやコートジボワールを率いてきたハリルにすれば、永井のような個性の方がまだ解りやすいだろう。
だけど不思議なもんで、日本のサッカーってああいう身体能力に特化したタイプが、A代表スタメンに長く定着した試しがない。
平山やハーフナーのような大器、野人岡野のようなスプリンター、いずれもがジョーカーの域を出なかった。

それでも、永井はこのまま朽ちさせるにはあまりにも惜しい身体能力である。
彼は、単に足が速いだけじゃないよ。
瞬発力だけでなく、何回も何回もスプリントを繰り返す心肺能力、持久力もある。
あとは驚異的な跳躍力があり、空中戦も決して弱くない。
この類い稀な身体能力、何とかうまく活かせないものか…?

いっそ、DFにコンバートも悪くないかもね。
たとえばハリルが人材難を嘆く右SBにハメて、90分間ず〜っと上下動させてみる。
もともとSBって、FWからコンバートされるケースが結構あるから。
日本の弱点のひとつはカウンターを食らって裏を狙われた時だが、最終ラインの一角に永井がいれば、仮に裏をとられても敵に追いつけるような気がしない?
一度、試してみてほしい。
でも、彼にはクロスの精度がない?
そこは練習しようよ。

私が思うに、ハリル代表が今後改善していくべきポイントは、SBのポジショニングである。
これは長友や内田の不在が関係してるのか知らんが、SBの位置取りが過去の日本代表よりも少し低いと感じるんだ。
よって、MFやWGは球を持ってもフォローの駒が足りず、結果としてロストしまうケースが多いかと。
でもこれは、多分ハリルの指示だろう。
SBのフォローを待つだけの時間があるなら、もっと早く球を前に入れろ、ビルドアップに時間をかけるな、と。
…う〜ん、それは確かにそうなんだけどね。
でも日本って、まだまだそういうサッカーには慣れてないんだよ。
アルジェリアやコートジボワールなら簡単にできることでも、日本人だと適応に時間がかかるってこともあるでしょ。

ひとつ、騙されたと思ってSBを元のコンセプトに戻してみてほしい。
格段に日本のポゼッション率は向上するはず。
あるいは「遅攻に逆戻りか?」とネガティブに捉えられるかもしれんが、ボールロスト回数が減るなど、必ずポジティブな要素も出てくるはずだよ。
個人的には、前監督アギーレがやっていた「守る時は4バック、攻める時は3バック」という例の戦術、あれは良かったと思うんだ。
攻める時はSBが高い位置取りをし、一方ボランチの一角は最終ラインに落ち、最終ラインを3枚にしてワイドに広がる。
思えば、今の代表だって3バックに慣れたCBは複数いるし、ボランチにも所属クラブでは最終ラインでプレーをしてるような選手がいる。
と考えりゃ、↑のアギーレ戦術は普通にできるんだよね。
あとは、高い位置でのプレーを得意とするSBがいればイイ。
たとえば、その候補が永井ってのもありじゃないか?

いつまでも内田と長友が健在とは限らんのだし、酒井宏や高徳もまだどうなるか解らんし、相変わらず日本のポゼッション生命線がサイドである以上、そこの新戦力発掘は必須だと思う。
そして何より、遠藤航のような才能を右SBのままにしとくのは、ちょっとモッタイナイし…。
2015/8/7(金)16:44

☆関西人
米本を見てみたい。
遠藤航・武藤雄・藤田など、意外と常連より初召集組の方が評価を上げてる傾向。
不思議なもんだね。
今のところ、まだ出番がないのはGK二人、水本、丹羽、米倉、米本あたり?
できれば、最終戦では彼らにもチャンスをあげてほしい。

中でも私が是非見てみたいのは、米本なんだよなぁ。
彼は、ハリルが求めるハードワークやデュエルの要素を確実に持ってる選手だし、なんで使われないのかが理解不能である。
もともとハリル就任時の「序列リスト」ではランクインしてた米本なのに、ここにきてランク外だった藤田の方が先に先発してしまう始末…。

そういや、彼は先日のミニゲームで変な扱いだったんだよな?
皆さんも報道でご存じだと思うが、北朝鮮戦の前にハリルは練習で紅白戦みたいのをしていたんだ。
その時のチーム分けは↓の通り。

【ビブス組】

・・・川又
ウサミ・・武藤雄・・永井
・山口・・谷口
藤春・・・・遠藤航
・槙野・・森重
・・・西川

【ビブスなし組】

・・・興梠
倉田・浅野・米本
・藤田・・柴崎
太田・・・・米倉
・水本・・丹羽
・・・??

その後↑のビブス組がそのまんま北朝鮮戦のスタメンになったワケで、そう考えればビブスなし組はサブメンバーということだろう。
しかし、いくらサブチームとはいえ、米本の右WGは明らかにおかしいだろ(笑)?
普通なら彼をボランチに入れ、代わりに柴崎を一列前に上げ、そして足の速い浅野を右WGにして、

・・・興梠
倉田・柴崎・浅野
・藤田・・米本
太田・・・・米倉
・水本・・丹羽

にした方がよっぽどバランス良くなるだろ?
ハリル、何考えてるの?
ま、まさか、右WG米本+右SB米倉という縦ラインを意図して作り、右サイドで「米米クラブ」を設定したかったのか(笑)?
…いや、さほど日本に詳しくないハリルが、カールスモーキー石井とかリスペクトしてるとは思えん。
じゃ、何で米本を敢えてWGにしたのか?

思うに、これは米本の守備力を見込んでのことだろう。
だって、このビブスなし組の右サイドは、当然のことながらビブス組の左サイドとマッチアップする。
そして、そのビブス組の左サイドには攻撃のボスキャラというべき宇佐美がいる。
おそらく、ハリルとしては宇佐美に負荷を与えたかったんだろう。
その負荷というのが他でもない、守備力高い米本とのマッチアップである。
ある意味、ハリルは米本を潰し屋として信頼してると思うんだよな。
いや、だからこそ、ハリルは米本をベンチに置くんだろう。
守備のジョーカーとして、逃げ切りたい時にこそ彼の出番がある。
でも悲しいかな、北朝鮮戦も韓国戦も「あと一点!」という采配になり、米本に出番はなかった…。
まぁ、ホントのこと言うと北朝鮮戦は後半30分ぐらいまでリードしてたワケだし、ハリルも真の勝負師なら米本投入も実はありだったんだけどね。
そんな采配、誰も期待してなかっただろうけど。

じゃ、今度はハリルの采配そのものを検証してみよう。
参考に、今までの試合で彼が切った交替カードを全部あげてみる。

【チュニジア戦】
永井→本田
清武→香川
武藤嘉→宇佐美
川又→岡崎
酒井→内田
山口→今野

【ウズベキスタン戦】
内田→太田
今野→水本
乾→宇佐美
本田→大迫
香川→柴崎
岡崎→川又

【イラク戦】
本田→永井
香川→原口
宇佐美→武藤嘉
岡崎→大迫
長谷部→谷口
柴崎→山口

【シンガポール戦】
香川→大迫
柴崎→原口
宇佐美→武藤嘉

【北朝鮮戦】
宇佐美→柴崎
川又→興梠
永井→浅野

【韓国戦】
永井→浅野
興梠→宇佐美
倉田→川又

チュニジア戦・ウズベキスタン戦・イラク戦は、6人まで交替できる親善試合(キリンチャレンジ)ゆえ、あまり参考にはならないかもしれん。
一方のシンガポール戦・北朝鮮戦・韓国戦は、交替が3人までしか許されないガチの公式戦だった。
ちなみに親善試合では、11得点1失点で3戦全勝。
そして公式戦では、2得点3失点で0勝1負2分け。
気持ちイイぐらい明確な差だな(笑)。
ハリルも6人交替できる時には、それなりに「逃げ切り」の采配を見せてるんだよ。
終盤で今野入れたり、谷口入れたり、山口入れたり。
あるいは、水本を中盤で使うようなウルトラCもあった。
だけど3人交替になると、徹底して前線の選手しか替えない。
「逃げ切り」なんて余裕は全くなく、終盤は必ず「何としても一点を!」というところに追い込まれている。
こうなると、米本なんかになかなかチャンスはこないよ…。

ぜひ一度、ハリルには逆転の発想をしてみてほしいんだけど?
米本のような球を奪える駒こそ、実は「何としても一点を!」という時のジョーカーさ。
サッカーは攻守が表裏一体、ギリギリ紙一重のスポーツなんだからね。
…そういや昔、トルシエが攻守の表裏一体サッカーを志向して、あの明神をトップ下に据えた名采配があったな(笑)。
米本も、意外とそういう使い方ありなんじゃないの?
だって、少なくとも練習ではWGだったんだから。
2015/8/6(木)22:17

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