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過去ログ476 2015/6/14 10:04

☆関西人
アジア志向
来週火曜には早くもシンガポール戦、いよいよW杯アジア予選本番のスタートである。

イラク戦は、一度忘れよう。
あの試合でラッキーだったのは、ことごとくタテパスが前でおさまったこと。
なんか知らんけど、イラクはあまり引かずにラインを上げてきた。
ああいうやり方をされると、ウチはむしろ楽さ。
逆に嫌なのは、ラインを低くブロックを低くしてスペースを人垣で埋められちゃうこと。
まぁ、これこそアジアの常套手段なんだけど。
あれをやられると、たとえば柴崎がスルーパスを狙おうにも、そもそも狙える「裏」がない。
スペースがなきゃ、岡崎だって走りようがない。
ましてや永井の5.8秒快足なんて、ほとんど無用の長物。
多分、シンガポールはこっちの方をやってくる気がするよ。

ちなみに、ドン引きした敵ブロック相手にタテパスを入れると、さぁどうなる?
そのパスの受け手は、簡単に背後から敵に寄せられるだろう。
あるいは、最初から敵を背負った状態でクサビを受けることになるかも。
これ、厄介なんだよね。
結局はそこでパスの流れが一旦停止し、またサイドに球を逃がして組み立てをイチからやり直すことになりがち。
そういうシミュレーションをイラク戦で一度やっておきたかったんだが、これがとんだ肩透かしだった。
結局、ドン引き対策はシンガポール戦でぶっつけ本番だよ。

まぁ、方法はいくつかある。
ひとつは、やはり宇佐美の変態ドリブルだな。
あれは密集をモノともしない推進力があるし、堅いガードをコジ開けるのに適している。そこは原口も可。

あとは、センターを締められてるなら常套手段としてサイドからいくこと。
タテパスでなく、クロスというヨコの切り口だね。
特にゴール前で2次元のスペースがない場合は、3次元のスペースを使うしかない。
つまり空中、高さである。
岡崎、本田、香川、宇佐美という四人でそれができるんだろうか?
イラク戦で少しだけ大迫が出たが、全く空気だった。
彼の上背を使う意図すらなかった。
甘い、甘いぞ〜。
あんだけタテをひたすら突ける試合展開なんて、アジア予選ではそうそうないよ。
必ず、ヨコの展開になる。
悪いこと言わんから、今のうちから大迫を慣らしとけって。

たとえば、ドン引き対策として私は↓の形が一番イイと思うのね。

‐‐‐‐大迫
宇佐美‐本田‐‐岡崎

トップ下を香川でなく本田にしたのは、純粋に体躯の強い本田の方が密集ブロックの中で生きると思うから。
そして岡崎をトップでなくサイドにしたのは、相手が引いてて「裏」がないから。
狙える「裏」がないなら、岡崎はトップよりサイドにした方がイイ。
↑を見てると、何か思い出すでしょ?
そう、そのまんまザック代表のコンセプトなんだよ。
みんなザックのことは馬鹿にしてると思うけどさ、私は今でもアジア攻略という点では最強布陣だったと思うのよ。
実際、史上最もスムーズな形でアジア王者になったチームだし。

じゃ、次はボランチについて。
イラク戦の2ボランチを見ると、柴崎が「前気味」の役割、彼と組む長谷部は「後ろ気味」の役割だった。
しかし「前気味」の方は本来、アタックして球を奪う力が求められるはず。
正直、柴崎はその点でいうと山口や長谷部よりは劣るだろう。
それは分かってるんだけど、ただしあの卓越したパスセンスは「後ろ気味」より「前気味」の方が断然生きるからねぇ…。

もちろん、柴崎をフォローする能力として長谷部は信頼に足る。
だけどハリルの考え方として、「後ろ気味」にはもっと純粋な高さを求めてる気がするんだよね。
ほら、いつぞやの試合でもそこにいきなり水本入れたことあったでしょ?
そしてイラク戦は、交代で谷口をピッチに送る際に「ヘディングで勝て」という指示をしたんだってさ。
これ、意外とポイントだと思うぞ。
確かに先日のイラクは、球を奪うと最終ラインのすぐ手前に繰り返し浮き球を放り込んできた。
中盤の高さってあまり誰も重要視しないけど、過去を紐解けばトルシエ時代の稲本、ジーコ時代の福西、岡田時代の阿部、という感じで高さの安全保障は常にあったんだ。
最終ラインのひとつ手前で体を張る、中盤の制空権というポイント。
それを踏まえて今後長谷部を脅かす存在がいるとすれば、それは山口でなく谷口の方なんじゃないかな?
谷口はクラブでCBかMFか曖昧な選手だが、ただフロンターレは憲剛や大島など柴崎っぽいボランチを起用するチーム。
そのへんのフォローを熟知してるだろう彼のこと、代表で柴崎とコンビ組ませるのは決して悪いアイデアではないはず。

続けて、CB。
ここは本来、高さが重視されるポジション。
しかしウチがラインを高くするアジア相手には、裏のスペースの安全保障としてスピードの方がより重要なポイントだろう。
速さのポテンシャルなら植田や昌子など若手に可能性を感じるんだが、主力とするにはまだ早いか?
彼らが台頭してくるまで、とりあえず私は槙野+森重という組み合わせが今のところは最善の妥協点かと。
申し訳ないが、森重・槙野・吉田という三人のCBの中で最もスピードに欠けるのは、やはりどう考えても吉田だと思うし(笑)。

SBについては、なかなか太田を使わないことに不満はある。
先週の練習で左に太田、右に長友を試したと聞く。
それイイんじゃね?と思ったが、実戦ではやらなかったところを見ると何か問題があったんだろう。
多分、太田の守備だろうね。
あれだけキック精度に魅力がある素材を使わないのは、それしか考えられない。
それなら、やはり左に長友、右は酒井が今のところ最善の妥協点か?

じゃ最後に、GK。
とりあえず、私は西川を推す。
だって無敗浦和のGKだから、今が旬でしょ。
今使わず、いつ使う?

というワケで上記の話を全て総括し、アジアで勝てる日本代表を私なりに考えると↓のようになります。

‐‐‐‐大迫
宇佐美‐本田‐‐岡崎
‐‐谷口‐‐柴崎
長友‐‐‐‐‐‐酒井
‐‐槙野‐‐森重
‐‐‐‐西川

ま、こんなもんでしょ。
2015/6/14(日)10:04

☆関西人
世代交代
辛うじて、なでしこの決勝トーナメント進出が決まった。
だけど、正直このチームじゃ連覇は無理だと感じるわ。
メンバーは前回とあまり大きく変わっておらず、その分チームとしてのピークは明らかに過ぎている印象。
世代交代の失敗?
…でも、佐々木監督は今まで何度も若手を試してきたよ。
だけど、なかなか定着しなかった。
今回このメンバーにしたのは、佐々木さんなりに苦渋の決断だったかと。
そりゃ日本女子サッカーの未来を思えば、もっと若手を入れた方がイイに決まってるさ。
だけど結果を求められるなら、やはり経験あるベテランを軸にした方がまだマシという現実…。

悩んだ末、佐々木さんは未来よりも現実の方をとったのかと。
その葛藤、および若手を切り捨てたことの悔しさ、佐々木さんの苦しい心中はお察しします。
私の目から見て、佐々木さんは最初から散ることを覚悟してるように感じるよ。
敢えて功労者の澤さんをチームに入れて、敢えて宮間さん中心のチーム作りを継続して、これは一番国民が納得する散り方を前提にしてる気がするんだ。
ここで中途半端に若手を主力に据えりゃ、負ければその若手らが戦犯扱いされることは明白。
代わりに召集されなかったベテラン(W杯優勝メンバー)ばかりが神格化され、なでしこはますます次へのステップを踏み出せなくなってしまう。
そうなるぐらいなら、いっそ今大会は旧メンバーで思いっきり散った方が世論も若手待望論に傾くだろうし、そうすることでなでしこはようやく次のステップへと進めるんだ。

つくづく、世代交代って難しいもんだね。
男子代表の方はここにきてようやく宇佐美や柴崎らが台頭してきたが、思えば彼らも昨日今日出てきたようなピチピチの新人ではない。
ザック時代から既にその名前は取り沙汰されてたんだが、ただ宇佐美の場合は香川、柴崎の場合は遠藤とカブってしまったことが不運。
ここまでくるのに、数年を要してしまった。

ただ、今の宇佐美や柴崎を見ててコイツら凄いなぁと思うのは、彼らが偉大な先輩に対してさほど萎縮をしてないという点。
ハリルが言ってたが、試合中に宇佐美は本田や香川に対して「もっといけ!」と要求してたんだって?
なかなか宇佐美っぽい話だわ。
先輩目線からすると、なかなか生意気な奴。
だけど、不思議と宇佐美も柴崎も先輩から疎まれてるという話を聞かない。
案外、そういうもんだよね。

思えば、あの中田英寿も二十歳前後から代表の中軸となり、周囲の大先輩たちに対してかなり生意気な言動があったという。
ただし彼もまた、不思議と先輩たちから疎まれてなかった。
思うに、才能ある奴ほど先輩たちとはうまくやるもんなんだろう。
だってサッカーの上手い奴は必ず子供の頃から「飛び級」を経験するもんだし、先輩に囲まれてプレーするのには免疫があるんだ。
それが知らず知らずのうち、「先輩に対しても臆さない」「だけど嫌われない」という絶妙のコミュニケーションスキルを育むんだろう。
いわゆる、「ワガママな末っ子キャラ」を身に付けてしまう。
ところが、その「末っ子」が「長男」にならなくなった時は正直シンドイ。
ずっと「末っ子」でやってきた分、逆に後輩との絡みがヘタクソ。
そのへんは、ジーコ時代の中田がまさにそうだったけどね…。

宇佐美や柴崎もまた、キャラは「末っ子」なんじゃないかな?
生意気に見えて、実は案外カワイイ。先輩たちにはうまく溶け込めるタイプ。
だからこそ宇佐美はズケズケと本田や香川にも要求をするし、また柴崎もパスを要求する岡崎を無視するシーンとか今後必ず出てくるはず(笑)。
それをやっても、なぜか許されるキャラなんだよね。
これはキャラだとしか言いようがない。

でも、こういうのはあくまで「男子の理屈」なのかもしれん。
この理屈をそのまんま女子に当てはめられるかといえば、そこは正直ビミョーかも?
たとえば、なでしこに宇佐美の女子版みたいな若手が入ったとしよう。
その彼女がクソ生意気に、澤さんや宮間さんに対して「もっといけ!」とか要求したとしよう。
私は、こういうのは女子だと少しマズイかも、と思ってね。
なんつーか、男子で許されることが女子でもそのまんま許されるかというと、それまた別の話。
いや、決して今のなでしこが閉鎖的と言いたいワケじゃないよ。
ただ、生意気なキャラは女子社会だと潰され、生き残れないんじゃないかと思ってさ。
出る杭は叩くというか、若い芽を摘むというか、そういうのは男子以上に女子の得意技である。
つまり、男子社会以上に女子社会は世代交代が難しい、ってことさ。

佐々木さん、苦労してるんだろうなぁ…。
2015/6/13(土)19:40

☆関西人
イラク戦
素晴らしい試合内容だったね。

先発11名のうち、8名が海外組。
国内組は3名で、それが宇佐美と槙野と柴崎。
宇佐美と槙野の抜擢については、Jリーグの成績をそのまんま反映した感じ。
これはこれで妥当。
意外なのは、柴崎だよ。
どっちかというと、ハリルは2ボランチをかなり堅くするイメージだったからね。
何だかこの布陣だと、ザック代表のコンセプトに戻ったイメージ。
だけど、結果的にはこれが一番効いた。
このイラク戦の前半、柴崎のパスはマジで無双だったし。
あれは、彼もやってて楽しかっただろう。
だって彼の目の前には、本田、香川、宇佐美、岡崎という鹿島以上に贅沢な四つの選択肢。
天才パサーとしては、そりゃ燃えるよね。
そういや、かつて遠藤は自分の後継者は誰かと聞かれて、「岳ちゃん」と答えてたっけ…。

3列目から良いタテパスが供給されるようになると、2列目はゴールに向かうことに専念できるようになる。
昔なら本田あたりがゲームを創る作業もやってたんだが、今日みたいなパターンならそこは後ろに任せられるね。
そもそも左利きの本田を右に置いて、右利きの宇佐美を左に置いてるってのは、彼らの利き足をゴールに近くしてシュートを打ちやすくする為なんだろ?
つまり、今の2列目に求められてるのは創ることじゃなく、あくまでゴールなんだよ。
その分、3列目が創れるようにならない限り、チームはうまく回らないんだけど。

しかし柴崎を3列目に置くことの不安は、やはり守備である。
たまたま今日はホーム試合ゆえ、圧倒的なポゼッション優位で中盤守備の脆さが露呈することはほとんどなかったが、でもこれはアウェーでも同じようにできるのかな?
そこは分からん。
あともうひとつ言うなら、このチームにはペース配分という課題もある。
前半はバシバシとタテパスが出て、皆がタテへタテへと走ってたのはイイんだけど、お陰で後半にはややガス欠に見える選手がチラホラと…。
やはり90分間、前半のあれを続けられないよ。
今日は6人交替でそのへんがウヤムヤになったが、本番には足が止まった終盤で立て続けに失点、なんてことにならなきゃイイんだが…。

あと、最終ラインの槙野はどうだった?
私は及第点だと思ったけど。
浦和で自信つけてるだろうし、しばらく先発でイイと思う。
特に左SBの長友がよく上がることを想定すると、3バックの左に慣れた槙野は意外と悪くない人選かもしれん。
つまり長友の戻りが遅いことを前提に、右SBの酒井を中に絞らせ、センターを吉田、左を槙野が埋める。
そういや、ザックも酒井を343の右CBで起用するアイデアをずっと温めてたらしいよ。

あと、宇佐美はどうだった?
やはり、彼のドリブルは効いてたと思うぞ。
たとえ2〜3人に囲まれても、なぜだかスルスルと抜けてしまう魔法のような曲線ドリブル。
ハリルは、良い武器を手に入れたね。
ただし、90分間もつかはまだ不明である。
ガンバでは90分間できるが、代表ではサイドだから守備負担がクラブより大きいはず。
印象として、彼のスタミナは香川より下じゃないか?
破壊力はダントツにあるが長くは続かない「ギア4」みたいなもんで、実効性としては「ギア2」香川の方がいまだ上なのかもしれん。
でも、辛抱強く使ってあげてね。
なんせ、今回彼は背番号Jを背負ったんだ。
本人は「Jしか空いてなかった」とか妙に執着心のないコメントをしてるが、いやいや、この背番号は彼の堅い決意の表れだよ。
だってさ、彼は今回ムチャクチャ体を絞ってきたじゃん?
ハリルに「体脂肪率12%以上はダメ」と言われて、頑張って絞ったんだろ?
つまりあのJという数字は、彼の今の体脂肪率を表してるのさ。

…とか言って、そのうち背番号がMとかになってたらどうしよう(笑)。
2015/6/12(金)0:23

☆関西人
キングダム
先々週だったかな、私は「アメトーク」を見ていた。
その回は「キングダム芸人」ってやつで、ケンドーコバヤシらがヤングジャンプ連載の人気作「キングダム」をプレゼンしてたのね。
私はその漫画今まで読んだことなかったんだが、番組を見てると俄然興味が湧き、実は先週から読み始めてるんだ。
これがヤングジャンプで人気一位をずっと継続中というのも納得で、確かに面白いわ〜。
今読んでるのは21巻だから、まだまだ先は長いんだけど。

この作品は春秋戦国時代、秦の始皇帝と彼の配下の将軍たちが中国統一を成し遂げるまでを描いた壮大な戦記物である。
時代としては「三国志」よりも遥かに古く、キリストが生まれるより200年以上も昔の話。一応、司馬遷の「史記」を下敷きにしてるんだろう。
かなり脚色は激しいけど…。

それにしても、やっぱ中国ってスゲー国だわ。
「キングダム」読んでると、つくづく中国とは戦争したくないな〜と思う。
古代から戦争を積み重ねてきた経験の蓄積は桁外れである。
「孫子の兵法」などは現代でもなお軍人のバイブルらしいが、これも彼らの経験の結晶なんだろう。
我が国はかつて日清戦争で彼らに一度勝ってるが、後の日中戦争では結局勝てなかった。
首都南京まで制圧して、ポゼッションでは圧倒的だったのに。
それに対し中国陣営はただ逃げてるようにも見えたが、それを追う日本軍は結果的に間延びし、戦力がやや分断されたことで泥沼の消耗戦に持ち込まれたワケだ。
今になって思えば、これは中国の術中に嵌まったんだろうね。
さすがは「孫子」の国、つくづく侮れないと思う。

「キングダム」は戦記物の漫画だが、単なる戦闘アクション物とは少し違う。
描かれてるのは戦士vs戦士のバトルだけじゃなく、軍vs軍の「戦術」がかなり詳細に描かれてるんだよ。
これが私のような戦術マニアにはタマらん。
現代の戦争ならいくら司令部が綿密に戦術を練ったところで、どうしてもミサイル100発には敵わないニュアンスがあるだろう。
この兵器偏重、テクノロジー偏重の潮流、ロマンがないんだよなぁ…。
逆に刀と槍と弓矢と騎馬で戦うクラシックな戦争の時代には、戦争そのものにロマンがある。
軍師の知略ひとつで、千の兵が万の兵に勝ったりもしてさ。
敵の動きの先の先を読み、また裏の裏をとって周到に駒を動かす。
その本質は、かなりサッカーに近いと感じた。
「キングダム」に出てくる軍の戦術を見てても、たとえばワザとラインを下げて敵を自陣に引き込む→それにより敵陣にスペースを作る→そこを急襲、などかなりサッカーの戦術に近いニュアンスがあるんだ。
なるほど、改めてサッカーとは本質が擬似戦争なんだと気付かされる。

もともと、このサッカーという競技の起源を辿れば古代ローマ帝国軍の軍事教練だった、という説もある。
もし仮にそうだというなら、そのローマ帝国の直系にある欧州諸国のサッカーがやたら強い意味も非常によく解るんだけど。
あと、サッカーの起源説は古代ローマ以外にもうひとつ有力なのがあって、それは紀元前の春秋戦国時代の中国、すなわち「キングダム」の時代の中国に生まれた蹴鞠だという話。
これまた、発祥は兵士を鍛える為の軍事教練だったとのこと。
やがてそれが漢の時代には球技として成立し、12人vs12人の対抗で鞠を「球門」に入れた回数を競うゲームになったというんだから、こりゃもう完璧にサッカーでしょ。

というか、FIFAはこのサッカー中国起源説を一応公認してるんだよね。
あのブラッター会長が、中国に対してその説を認める「公認書」を渡してるらしい。
何だか、ブラッターらしい話さ。欧州起源説でなく、敢えてアジア起源説を支持するあたり。
彼、やはりカネのある国には弱いのか(笑)?

ところで、後にその蹴鞠は中国から日本へと伝わったんだが、それがちょっと変な伝わり方をしている。
というのも、本来の蹴鞠は春秋戦国時代「キングダム」の軍事教練だったというのに、よりによって蹴鞠が日本でブームになったのは天下太平の平安時代。
軍人ではなく、貴族の遊戯として定着してしまった。
そして貴族ならではの優雅さゆえか、「球門」に鞠を入れた回数を競う熱い対抗戦のニュアンスは消え、ひたすらリフティングをする、ひたすらパスをするだけの遊戯として完成。
ゴールはなく、ゆえにシュートもない。戦術もない。
蹴鞠の「キングダム」要素はほぼ皆無になってしまった。

仮に日本のサッカー文化がそこからスタートしてしまったんだと考えりゃ、いまだ克服できない「繋ぎは上手でもシュートは下手」「戦術下手」という日本サッカー永遠の課題、その悪癖のルーツは多分平安蹴鞠文化なんだろうね。
くっそー。蹴鞠が貴族にじゃなく武士に伝わってりゃ、日本のサッカーも少しはマッチョなスタイルで現代に受け継がれただろうに…。

さて、今月にはいよいよW杯アジア予選がスタートする。
相変わらず監督ハリルは、日本サッカーの脆弱さを矯正すべく軍事教練としてのサッカーをチームに叩き込んでる様子だね。
仮にサッカーが擬似戦争だとして、あとはそれを指揮する武将の才覚次第だよ。
「キングダム」読んでると、ただの農民歩兵たちで構成された「飛信隊」が敵の大将を討つような大活躍をしている。
ウチも、是非そうなりたいもんだな。
2015/6/10(水)9:18

☆関西人
CL決勝
バルサは強かったな〜。
長くチームのシンボル的存在だったシャビが今後抜けるけど、そこは特に不安はない。
新顔のラキティッチがやたらイイし。
あと、メッシ+ネイマール+スアレスというお馴染みの前線。
「いくら何でも、この三人の組み合わせは濃すぎるやろ〜!」と最初のうちは思っていた。
イメージ的には、スパゲティナポリタンの上にミートソースをぶっかけて、さらにその上にチーズハンバーグをトッピングしたような感じ(笑)。
どう考えても高カロリーすぎるし、喉が渇きそうな組み合わせだよな?
とはいえ、クセになる美味…。
基本、バルサはそのへんが昔から変わらない。
監督が変わって戦術がかなり変わったという話だが、基本的なコンセプトは特に何も変わってないと思う。
強い味で相手の味を打ち消す。
事実、今回の決勝もそんな感じだったかと。

ただし、相手のユベントスもかなり健闘していた。
セリエ王者だけに、守備の粘りはさすがである。
まぁ、典型的な盾と矛の試合展開だったと思う。
ひとつの解釈として、いくら鋭利な矛であっても盾そのものを貫くことはできない。
しかしながら、盾の守りというのはタテ方向180度の攻撃に対しては強くとも、ヨコやナナメを加えた360度全方位を守れる万能ではない。
ポイントは、まさにそこ。
そしてバルサは、全方位360度で包囲してきた…。

もちろん、そんな包囲を全てのクラブができるワケじゃない。
できるのは、世界でもバルサを含めたほんの一握りのチームしかないだろう。
たまたま、このCL決勝の録画を見た後にガンバvs神戸戦の録画を見たんだが、やはりギャップを感じたね。
ガンバも日本では包囲の上手いクラブとされてるが、悲しいかな、角度が全然足りない。
包囲してるように見えて、その角度は180度の範囲内でおさまってるんだ。
だから、易々と盾に弾かれてしまう。

じゃ話をCLに戻すが、ユベントスは何とかあの矛を防ぐ術はなかったのか?
もし可能性があるとしたら、それは盾を増やすことで守りの角度を広げることだったんじゃないかな。
そう、採るべき布陣は442でなく、3142。
ユベントスが得意とする、もうひとつの型だ。
だが悲しいかな、今回のユベントスは主力DFの離脱によりその布陣を作れなかったという。
ある意味、その時点で勝負ありだったのかもね。
そこが、ちょっと残念。

思うに、バルサのような曲線を直線のブロックで封じるのは最初から不利なんだ。
曲線、すなわち円い攻撃なんだから、そりゃ守る側も円く対応をする必要が出てくるだろう。
で、その円い守りをしようとしたら、それに近いのって実は3バックだな、と思った。

分かりやすく、バルサvsユベントスの決勝における布陣を↓で捉えてくれ。
〇がバルサで●がユベントスね。

‐‐‐GK
〇‐〇‐〇‐〇
‐‐‐〇
‐〇‐‐‐〇
〇‐‐〇‐‐〇

‐‐●‐●
‐‐‐●
‐●‐●‐●
●‐●‐●‐●
‐‐‐GK

それではピッチ上を想定し、この両チームの布陣を重ねると

‐‐‐GK
〇●〇‐〇●〇
‐‐‐〇
‐‐‐●
●〇‐‐‐〇●
〇‐‐●‐‐〇
●‐●〇●‐●
‐‐‐GK

となる。
配置からして、やはり●より〇の方が優位だと思わないか?
スクエアの●に対し、〇は∧の形を描いて角度を確保している。
それにより、一見分かりにくいけど〇の方がユベントス陣のバイタルを包囲できてるんだ。

じゃ、今度はユベントスが4バックでなく3バックを採った場合をシミュレーションしよう。

‐‐‐GK
〇●〇‐〇●〇
‐‐‐〇
‐●‐‐‐●
‐〇‐‐‐〇
●‐‐●‐‐●
〇●‐●‐●〇
‐‐‐〇
‐‐‐GK

今度は●が自陣で∨の形を描いて角度を確保し、〇の∧に対応できた配置だね。
これだと、●が○の∧を前後分断しやすい。
本来ユベントスは、前半この形から入るべきだったと思わないか?

やはり、DFは4バックと3バックの両方をできるに越したことないんだよな〜。
今週はハリル代表の試合があるんだが、このチームもオプションでイイから3バックを見せてくれないだろうか?
せっかく今のチームには3バックが上手い槙野がいるんだし、一度ぐらいトライしてみる価値はあるだろ。
だってさ、このままいくと彼はJ史上初の無敗優勝を成し遂げてしまうDFなんだぞ。
イメージは、吉田+森重+槙野という最終ラインの組み合わせ。
濃すぎる?
…うん、確かに喉が渇いてきたな(笑)。
2015/6/9(火)0:41

☆WIN5プロ
社内の有志何名かと、チャンピオンズリーグ決勝のスコア当て予想(あくまでゲーム。ギャンブルではない)をやっていた手前、半分眠りかけながらフジテレビの中継を見ていた。
俺の予想は1-1で延長戦だったものだから、バルサが2点目を取った瞬間にテレビ消したんだが、順当にバルサ勝ったんだな。

で、このサイトの掲示板をチェックしてたら、青嶋アナ叩かれてて笑ったw

俺は好きだけどな。青嶋アナウンサー。
先週のダービーもフジテレビで実況してたみたいだが、彼は競馬実況では秀逸な実況も多いと思うんだがな。
競馬民がよく言ってるのは「青嶋アナは短距離向き」。
ダービーや有馬記念のような長距離戦より、スプリンターズSや安田記念などの短距離の方が青嶋アナの回転の速い実況がフィットする。
そんな彼がなぜサッカー中継のエース級になっているのかと言えば、やはり積み重ねてきた経験と知識からなんだろう。
古くはセリエAダイジェストから海外サッカーに接していたわけだし、代表やなでしこの試合も多く中継してきてる。
否定的な意見の多くは、「青嶋うるさい」的なものだと思うが、青嶋は短距離向きだから、ホイッスル等で試合が度々止まるサッカーでは場をもてあますんだろうw

青嶋アナに否定的な人はYouTubeか何かで2009年の安田記念実況を聴いてみてほしい。
もうあれから6年も経つのかと思うと、時の流れは早いが、ウオッカ1着固定の三連単を購入していた俺は、青嶋の実況のボルテージそのままにレースの興奮を共有できた。馬券も当たりで思い出深いレースの1つ。
しかし、今思えば物騒な実況だ。他に語彙は無いのかとも思うわ。

「ぶっ刺したー!!」ってw


東京11安田記念
◎10フィエロ


ギフト
2015/6/7(日)9:15

☆関西人
ブラッター辞任A
一躍ブラッターは時の人となってしまった。
すぐに辞めるのかなと思ってたら、新会長が決まるまでは現職にとどまるという。
ちなみに、新会長は今年の12月〜来年の3月までの間に決まるんだそうだ。
つまりブラッターは最低でも半年、長ければあと10カ月近くは会長継続というワケね?
長いわ〜。
だいぶ前に引退を宣言した高橋みなみ状態じゃん(笑)。

ところで、ブラッターはWikipedia記事がなかなか秀逸である。
ご存じの人も多いだろうが、Wikiで彼の経歴は↓のように書かれてるんだ。

【ローザンヌ大学を卒業後、スイスのアイスホッケー連盟事務局長やスポーツ記者などに就いた。観光事務局で広報の職務にあたっていた時期は、世界ガーターベルト友の会という団体を主宰。
パンティストッキングの普及阻止活動を行っていた】

これ、笑える〜。
「パンティストッキングの普及阻止活動」をする「世界ガーターベルト友の会」って何なの(笑)?
ある意味、フリーメーソンより恐い結社だな(笑)。
多分、ブラッターはドMなんだろう。
黒のガーターベルトを着用した女王様にぶたれて悦ぶ性癖だと想像できる。
なるほど、彼は今までどれほど世間からバッシングされても全く動じなかったのは、結局そういう意味だったんだな?
叩かれれば叩かれるほど萌えるタイプ。
なるほど、手強い奴だ。

それにしても、私は気になってることがひとつ。
それは、今回のFIFA幹部逮捕劇を指揮したのが米国の司法省だということ。
彼らがスイスと連携し、裏ではFBIまで動いてたらしい。
一体、何なの?
もともとFBIは米国国内の犯罪を捜査する機関であって、こんなFIFAの贈収賄を捜査だなんて、本来なら越権行為だろう。
なんか不自然な話である。
仮に何らかの勢力(UEFA?)が米国と繋がってたとしても、さすがにFBIまで動かせるとなると少し話のニュアンスが変わってくる。
識者によると、これは明らかに大統領の意志がない限り、有り得ない規模の捜査体制だという。

…そうか。要するにオバマはガーターベルト派でなく、パンティストッキング派だったのか?
という話ではない。
もう少し、政治的な話だ。
要するにこれは、支持率低迷に悩んだオバマ政権が打った起死回生の一手、ということらしい。
かつてのブッシュなら、支持率低迷を打破する一手は戦争だった。
フセインを武力攻撃したりアルカイダを武力攻撃したり、そうすることで「正義」を唱い、実際支持率は上がったワケよ。
だけどオバマは、そういうタイプじゃない。
実際いまだイスラム国に対してもロシアに対しても中国に対してもあんな感じで、結構弱腰に見られてるよね?
で、何らかの別の形で(ブッシュとは違う形で)「正義」を唱うことが必要になったワケだ。
それが、今回のFIFA汚職摘発に繋がる。
つまりブッシュがイラクを攻めたのとほぼ同じ意味として、オバマはFIFA上層部を攻めた、ということなのかもしれん。

一部では、この「人を殺さない戦争」は今後もどんどん米国主導で世界に仕掛けてられていくのでは?という噂もある。
FIFAの次はIOCが標的、という噂もある。
怖いね〜。
「米国が世界の警察」というフレーズは昔よく聞いたもんだが、今は「米国が世界の風紀委員」って感じだな?
気をつけなきゃね。
まぁ、ウチより気をつけなきゃならんのは、間違いなくお隣さんなんだけど(笑)。
2015/6/4(木)20:37

☆関西人
ブラッター辞任
ブラッター会長が辞意を表明したという。
再選が先日決まったばかりだというのに、これは意外な展開。
…世論に屈した?
いやいや、彼はそんなナイーブな人じゃないでしょ。
多分、何かあったんだろうね。
考えられるのは、UEFAと裏取引。
たとえば、「あたなが潔く勇退すれば例の贈収賄のことであなたを追及しない」みたいなやつ。
あとはUEFAがちらつかせた、W杯ボイコットのカードもかなり効いたと思う。

何にせよ、これはUEFA側の勝利だろう。
でも、ここからが大変。
だって次期会長の候補は、今のところ本命いないんじゃない?
当然UEFAは誰かを擁立してくるだろうが、仮にその人がすんなり会長になってしまえば、それこそFIFAはUEFAの下請けみたいな感じになってしまう。
ただでさえ世界サッカーの利権が欧州を中心として回ってるというのに、その流れが今後ますます強化されてしまうのはいかがなものか…。
欧州厨は「それでイイじゃん」と大歓迎だろうが、私は気をつけた方がイイと思うけどな。
UEFAの巨大帝国化が、我々アジアにとって何かメリットあるだろうか?

確かにブラッターは俗悪な人間だったとは思うが、それでも彼はちゃんとUEFAを牽制する人だった。
そして、アジアのような発展途上地域に利権をもたらす人だった。
そもそもアジア枠4.5って、ブラッターが会長じゃなきゃ無理だったんじゃないかな?
特に、日本との関係は良好だったという。
まだ彼が会長になる前、部長クラスの肩書きの頃から彼と電通は懇意にしてたんだ。
よって、電通は今回のブラッター辞任をかなり悲しんでると思うよ。

なんかさ、次の会長選挙にジーコが立候補するとの報道があるね(笑)。
かと思ったら、もう一方で鄭夢準立候補の報道も出てきた。
もちろん鄭が会長になるぐらいなら、ジーコの方が全然マシ。
というかさ、今回ブラッターが贈収賄疑惑でヤバイことになってるのに、今さら鄭は絶対ないでしょ(笑)。
しかし、何かの間違いでジーコが会長になったとしたら、これは日本にとってこの上ない追い風である。
もし本気で彼が立候補するというなら、ウチは応援すべきだろう。
彼ほどのカリスマなら、UEFAのプラティニを牽制することもできるし。
神様vs皇帝、これはこれでワクワクするわ〜(笑)。

さて、心配なのはカタールW杯である。
こうしてブラッターまでが退くと、ひょっとしたらカタールW杯自体が白紙になる可能性も出てくるんじゃないだろうか?
もう一回、やり直し?
じゃ、次も日本は立候補すればイイ。
お陰様で東京五輪は2020年にあることだし、用意すべきインフラはバッチリ。
2022年なら、新国立競技場の屋根も多分できてるはずだし(笑)。
そもそもカタールはAFC内の国なんだから、その代替地をも当然AFC内にすべきでしょ?
きっとジーコ会長なら、日本開催を支持してくれると思うよ。
でも鄭が会長になった場合は、韓国開催になるだろうがね…。
2015/6/3(水)21:40

☆関西人
ハリル代表新召集メンバー
ハリル代表の新召集メンバーが発表された。
W杯予選を見据えたメンバーである。

顔ぶれについては皆さんもうご存じだろうが、あまり意外性のない手堅い構成かと。
意外なところは丹羽が残ったこと、原口元気が入ったことぐらい。
あとは、オッサンが切られたね。
大久保、豊田、水本、今野あたりは十分戦力になるはずだが、調子が悪いワケでもないのになぜか外されている。
これは、年齢だろう。
「迷ったら、とりあえず若い方を」という方針じゃないかな。
また青山が外れたのも、案外29歳というのがネックなのかも。

「じゃ何で29歳の丹羽が入るんだ?」と思われるかもしれんが、正直これは私にもよく分からん。
確かに彼はガンバで活躍してるものの、今後代表で軸になるような素材でもない。
彼を呼ぶなら、若い昌子や植田や岩波を継続して呼んだ方が良かったと思う。
思えば、丹羽は前回ハリルが示した「序列リスト」だとCBでなく右SBのカテゴリーに入れられてたよね?
今回も、サイド起用を視野に入れてるんじゃないかな。
左サイドに長友が復活してるし、左をイケイケにする分だけバランス的に右を堅くして
、中に絞ってプレーできる素材が欲しかったのかも。
ザック時代でいうところの、伊野波的なニーズかも。

あと、DFだけでなく前線の右サイドも気になるところだ。
例の「序列リスト」だと、右FWは@本田A永井B小林C柿谷、だったでしょ?
そして左FWが@乾A武藤B宇佐美、だったワケよ。
これ、左右バランスが悪くなったな、と。
仮に今回は原口が乾の代替で左FWだったとして、すると武藤や宇佐美とバッティングする。
一方、右は本田しかいない。
永井も小林も柿谷も呼ばれてないし。
まぁ普通に考えて、原口か武藤か宇佐美のうち誰か一人が右に回るんだろうけど。
あるいは、1TOPには岡崎じゃなくて大迫か川又を入れ、岡崎には敢えて右に回ってもらうのもありじゃないかな?

あと、少し気になるのがボランチ。
ここには長谷部、山口、谷口、柴崎が呼ばれてるんだが、確か前回の起用で柴崎はボランチでなくトップ下だったはず。
でも今回は、紅白戦を考慮しても駒不足からボランチに就かざるを得ないだろう。
これ、地味に米本負傷の影響?
だから青山呼んでおけば良かったのに…。

まぁ色々気になるところはあるんだが、それでもベストメンバーとなると↓に落ち着くんだろ?

・・・岡崎
ウサミ・ 香川・本田
・山口・・ハセベ
長友・・・・高徳
・森重・・吉田
・・・川島

じゃ、↑のメンバーを差し引いてBチームを作ると、

・・・大迫
原口・清武・武藤
・谷口・・柴崎
太田・・・・酒井
・槙野・・丹羽
・・・西川

という感じになる(大迫⇔川又でも可)。
ここで仮に谷口のポテンシャルを見込むなら、

原口・大迫・武藤
・柴崎・・清武
・・・谷口
太田・・・・酒井
・槙野・・丹羽
・・・西川

という感じで、アギーレ風に433をやってみるのも悪くない。

このAチームvs Bチームの紅白戦、私は是非見てみたいわ〜(例によって非公開だろうけど)。
特に宇佐美vs原口、天才DQN 対決の実現、みんな一度は見てみたかったんじゃない?
あと柴崎と原口が仮に同じチーム分けになるとしたら、これまたピリピリとした緊張感が出てくる気がしないか?
思えばザック時代は本田を除けば皆温厚っぽい奴ばかりだったから、特に何も心配してなかった。
でもここにきて、そうでもなくなってきた気がする。
特に宇佐美、原口、柴崎、このへんの次代を担う生意気な奴らが心配…。

だからさ、長谷部はもう31歳とはいえ、川島も32歳とはいえ、このへんの兄貴達はしばらく残しておいた方がイイと思うぞ?
あと、ムードメーカーの槙野みたいな奴も意外と大事だね。
2015/6/2(火)19:15

☆関西人
九州
日本代表前線のタレントには関西人が多いことを書いたが、もうひとつ忘れちゃいかんのが九州人の存在だよね。
代表候補には大久保(福岡)、大迫(鹿児島)、清武(大分)、興梠(宮崎)がいる。
昔から九州は、前園や三浦淳や本山といったドリブラー、あと久保や平山ら大型FWも含めて、ずっと攻撃の傑出した才能を輩出し続けてきた。
あ、もちろん遠藤もね。
思えば、高校サッカーで大会得点記録を持ってたのが平山(9点)で、それを破ったのが大迫(10点)という九州人から九州人へのリレーが凄くない?
大久保も8点取ってたらしい。
九州人って、やっぱポテンシャルが凄いんだよ。

私は【九州人=戦闘民族】説というのを聞いたことがある。
じゃ、ここからは私の趣味である古代史の話を少しだけ(笑)。

もともと、古代は九州こそが日本の中心地だったんだ。
太古の関西や関東はどちらかというと文化的に遅れてて、立地が朝鮮半島に近い九州の方が圧倒的に栄えてたと言われている。
おそらく、朝鮮や中国と貿易できたのが強みだったんだろう。
当時の日本には製鉄の技術がまだなく、輸入に頼ってたらしい。
となると、鉄を独占できる九州がそりゃ軍事的にも強くなるわな。
で、その利権を巡って戦争が起きた。
つまり、九州は日本で最も戦闘の歴史が古い地域なんだよ。九州民族は、日本における戦士のパイオニア。

日本最古の歴史書である古事記・日本書紀によると、初代天皇となったイワレビコ(神武天皇)は九州日向の出身と明記されている。
日向といえば九州南部、今でいうと宮崎〜鹿児島辺りだろうか?
仮に卑弥呼の邪馬台国が九州北部にあったとして(畿内説なら話はまた別だが)、魏志倭人伝によると狗奴国の位置は「邪馬台国の南」。
ちょうど日向の辺りと考えると、実はイワレビコの正体って狗奴国王だったのかもしれん。
魏志倭人伝では邪馬台国と狗奴国の戦争に触れてるものの、どっちが勝ったかについてまでは書かれていない。
私は、狗奴国王が邪馬台国に圧されて九州から近畿へと拠点を移し、それが建国神話「神武東遷」の原型になったんだと思うけどね。
つまり、狗奴国系の近畿亡命政府が大和朝廷の原型なんじゃないかと。

ちなみに卑弥呼は魏の皇帝から公認された「倭王」だったが、日本には彼女よりもっと昔に、漢の時代の皇帝から公認された「倭王」もいたワケです。
それが「奴国」という国の男王。
男系なら、その「倭王」系譜は息子たちに継がれていったと思われるし、おそらく↑の狗奴国王もその「倭王」系譜の血脈だったんじゃないかな?
つまり卑弥呼が「倭王」なら、狗奴国王も「倭王」。
そこから、ワシこそが正統の「倭王」じゃ〜!という戦いに発展していったんだろう。

そして大和朝廷が日本の支配者になって以降も、九州南部には熊襲という勢力(これも狗奴国の末裔?)が出てきて朝廷に激しく抵抗。
これがまた、やたら強いんだよな。
仲哀天皇なんて、熊襲討伐に出て死んだからね。
その熊襲の末裔が薩摩人なのかは知らんが、幕末には薩摩藩が江戸幕府に対して喧嘩を売り、また明治時代になると今度は明治政府に対して喧嘩を売った(西南戦争)。
あと、江戸時代にはそれまで独立国だった琉球王国に武力侵攻して征服、強引に藩の領土にした…。

つくづく、彼らは戦闘民族である。
太古の日本を支配したのが九州民族なら(神武天皇)、それに反抗したのもまた同じく九州民族(熊襲)。
幕府を倒して明治政府の礎を作ったのが九州民族なら(薩摩藩)、それに反抗したのもまた同じく九州民族(薩摩藩)。
原点は邪馬台国vs狗奴国の戦いから始まり、もともと彼らのDNAはサイヤ人ばりに戦闘型なのかもしれん。
日本では明治になるまで獣肉食の文化は定着してなかったが、なぜか九州南部だけはずっと昔から全然普通に獣肉を食ってたらしいし(笑)。

そりゃね、その血脈を継ぐ者ならFWやらせりゃ点取りますよ。
一撃必殺の示現流。
サッカーで点を取るという作業も、その本質は一撃必殺の戦闘だから。
特に大迫とか、ドイツで磨かれてそろそろ戦闘DNAが覚醒する頃じゃない?
彼には期待してるんだ。
…ということで、いよいよ明日は代表召集メンバー発表らしい。
アタッカーにどれほど九州人が食い込んでくるのか、そこはポイントとして見たいと思う。
悔しいけどストライカーの産地は、やはり九州が本場ですよ。
2015/6/1(月)0:56

☆関西人
関東・関西
武藤のマインツ行きが正式に決まった。
うん、是非とも頑張ってほしい。
彼のポテンシャルに全く疑いはないんだが、ただし、それでも最初からレギュラーを獲れるかは分からんと思うよ。
なんせ、ブンデスだからね。
「岡崎が通用してるから」とマインツを甘く見てる人もいるだろうが、岡崎は岡崎、武藤は武藤。
普通に考えて、しばらくは今より出場機会が減ることも一応覚悟しとくべきだろう。

仮に出場機会が減るとして、代表的には少しキツい話かもね。
ぶっちゃけ武藤より、先に宇佐美の方が左FWとして定着する可能性が高くなったと思う。
ハリルが課す条件、宇佐美が体脂肪率12%以下をクリアできるかは少し心配だけどさ…(笑)。

今後、ハリル代表の前線イメージは↓の感じだと思うんだ。

センターFW→岡崎
トップ下→香川
左FW→宇佐美
右FW→本田

特に異存はないだろ?
ただ今さらの話、ひとつ気づく点としては関西系のタレントがやたら多いよね。

岡崎→兵庫県宝塚市出身
香川→兵庫県神戸市出身
宇佐美→京都府長岡京市出身
本田→大阪府摂津市出身

仮に左FWが宇佐美でなく乾だったとして、彼も滋賀県近江八幡市出身。
つまり、どうあれ日本の前線は関西人に牛耳られてるんだよ。
ちなみに武藤は、東京都世田谷区出身。
統一感としては、やはり【武藤<宇佐美or 乾】にしときたいなぁ(笑)。

じゃ素朴な疑問として、何で関西出身ばかり攻撃のタレントが育つのか?
関西人は攻撃的?
関西人は我が強く、エゴイストだから?
…いやいや、それはハッキリ否定しよう。
「関西人はDQN」、それはあくまで世間の思い込みで偏見だと思う。
私の知る限り、関西人も他の大多数の日本人とさしてキャラは変わらん。
あ、大阪のオバチャンだけは少し別種のラテン系だけどさ(笑)。

ただね、ひとつ言えるのは、環境として関西は少しルールがユルいんだわ。
たとえば、駅のホームを見てると関東に比べて関西は
「ちゃんと列を作って電車がくるのを待つ」
という意識が薄いかもしれん。
一応列らしきモノはあるにはあるんだが、これが案外キッチリした列じゃない(笑)。
真面目な人は「ちゃんと列になってないなら、乗車の時にモメるんじゃないか?」と心配するんだろうが、いや、別に全然モメないよ。
これはどう説明したらイイのか私にもよく分からんのだが、なんつーか、列の順番がなくともアウンの呼吸みたいなのがあるんだよね。
なんつーか、そこはマニュアルじゃないのよ。
要は臨機応変、アドリブってやつ?

こういう文化で育った者と、そうでなくマニュアルの遵守で育った者。
この差は、意外とサッカーにも少し顕れるかもしれないね。
サッカーでは、守備だと「列」みたいなモノをキッチリとキープすることが必須なのに対して、攻撃でそんなことしてたら電車に乗り遅れてしまうだろ、と。
だから基本、関西人は攻撃の方がしっくりくるんだよ。
逆に、守備なんかは列をキッチリ作ってる他県の人の方が組織としてイイのかもね(笑)。
言われてみりゃ、守備的タレントは意外と関西って層が薄いかも…。

あと、関西をよく知らない人は「関西人って派手好き」みたいなイメージを持ってるだろ?
これも違うんだよなぁ…。
私の知る限り、センスも他の大多数の日本人とさして変わらんのよ。
あ、大阪のオバチャンだけは別種のラテンなんだけど(笑)。
ただし、大阪は街並みとして派手な電飾や看板が多いことは一応認めよう(道頓堀など)。
でも、これは関西人が派手好きだからそうしてるというワケではない。

街並みの話として、たまたま二週間ほど前に私は東京に滞在してたのね。
夜は六本木や青山で少し飲んでたんだが、あの辺りの街並みは明らかに大阪と雰囲気が違う。
なんか、閑静である。
飲食店でも外装が割とおとなしめで、関西のように派手な看板でアピールする店がほとんどない。よく見なきゃ、民家か店かよく分からんほど。
でもそうやって店と街並みがフィットしてるというか、あの地味な景観が落ち着いててイイんだよなぁ。
多分、あれは街として看板等に規制を設定してるんだと思う。景観を守る為に。
逆にいえば、大阪の街が妙にド派手なのは単純に街の規制がユルいからさ。
派手好きだから派手にしてるワケじゃなく、規制がユルいから結果的に派手になるだけのこと。

基本、関西というのは全国標準よりもルール全般が少しユルいのかもしれん。
え〜と、ちょっと良い風にいえば、関東よりややブラジルに近いニュアンス(笑)?
そりゃ、志向は攻撃でしょう。
逆に関東はキッチリしてるし、都会なのに意外とゴミゴミしてないし、私のイメージではゲルマンっぽい感じ。
そりゃ、志向は組織でしょう。
このへんは、関東と関西で棲み分けてもイイさ。
自由にやるところは関西、組織でやるところは関東という感じで多分補完し合える関係だと思うし…。

いやね、武藤って東京世田谷出身、学校は慶応、クラブはFC東京って、ホント東京ど真ん中の人じゃん?
なるほど、確かに彼は「列」に並びそうだし、守備もしそうだし、オシャレっぼいし、いかにも関西人・宇佐美とは対極のキャラである。
つくづく、この二人は裏表だわ。
「列」には並ばず、いきなりバイエルンという最高峰に登った宇佐美。
一方、「列」を意識してチェルシーを断り、マインツの方を選んだ武藤。
なんつーか、東京の人やなぁ…と思う。
2015/5/31(日)9:03

☆関西人
ドンデン返し
最近、映画「イニシエーションラブ」が話題になっている。前田敦子の主演最新作ね。
これは宣伝の仕方がユニークだな〜、と思って。
キャッチコピーが「最後の五分、全てが覆る」となっており、もう最初からラストのドンデン返しをネタバレしちゃってるじゃん(笑)。

何となく思い出したのは、名作「シックスセンス」である。
確かあの映画も、一番最初にテロップで「この映画のラストを、まだ見てない人には話さないで下さい」と観客に釘を刺すところから始めていた。
この作品がヒットして以降、ハリウッドでは「ドンデン返し系」の作風が氾濫しまくったんだけどね。
そこから私はその流行にすっかりハマってしまい、「ドンデン返し系」の映画ばかりをチョイスして見てた時期がある。
たとえば、
「ユージュアルサスペクツ」
「アザーズ」
「メメント」
「ワイルドシングス」
「ソウ」
「アイデンティティー」
「ゲーム」
「オールドボーイ」
「ファイトクラブ」
「ビューティフルマインド」
「シャッターアイランド」
「オープンユアアイズ」
「ソードフィッシュ」
「閉ざされた森」
「アンノウン」
「ライフオブデビッドゲイル」
「マッチスティックメン」
「真実の行方」
などなど、こういうトリック系は挙げればホントにキリがない。
邦画では、
「運命じゃない人」
「アフタースクール」
「鍵泥棒のメソッド」
など、内田けんじ監督作品は全てがこれ専門。
それ以外では、
「カラスの親指」
「アヒルと鴨のコインロッカー」
「キサラギ」
あたりが個人的には秀逸かと。

でもね、こういうのばかりチョイスして見てると、やはり変な癖がついちゃうのよ。
常に物事を疑って裏読みする癖というか、歪んだ視点みたいのが身に付くんだな。
…そうか。
私がこんな歪んだ視点になってしまったのは、妙な「ドンデン返し系」コンテンツを提供し続けるアイツらのせいだな(笑)?

で、前置きが長くなったが、今回は「ドンデン返し」について。
Jは、割と結末にドンデン返しのあるリーグである。
海外のリーグと違って優勝決定が最終節まで持ち越されるパターンが非常に多く(ここ10年で8回が最終節まで持ち越された)、またその最終節で逆転優勝という大ドンデン返しが起きた確率が驚くことに約4割だそうだ。
こんなドラマチックなリーグ、世界でも極めて稀だろう。
あまりのデキスギに八百長を疑う人もあるかもしれんが、さすがにそれはないと思う。
ただ、世界でも屈指で結末を読みにくいリーグであることは間違いない。
なんせ、J2から昇格したばかりのチームがJ1優勝するという奇跡が二度も起きたほど。
また、今年からはそれに加えて2ステージ&プレーオフ制ゆえ、ますますドンデン返しの設定が増えて結末がさらに読みにくくなった。
超難解ミステリー。
今この時点で、今年の前期優勝・後期優勝・年間優勝を全て言い当てられる人がいたらホントに神だね。

ちなみにドンデン返し系映画に慣れた私に言わせると、途中まで一番怪しい容疑者といはいうのは、大体が最後のオチで真犯人じゃないと明かされる。
今日の浦和は6ー1という大勝をして、J1の開幕連続無敗記録に並んだらしい。
そして二位との勝ち点差を6に広げ、もはや前期優勝は揺るぎないかのようにも見える。
…ただ、このまま普通に終わるだろうか?
シナリオを書いてるJの神様はドンデン返しが好きみたいだし、むしろここにきて浦和の輝きが逆にアレだよ。
「最後の17節、全てが覆る」という結末に向けた伏線みたいな逆の意味を感じない?

あれ?
やっぱり、私の視点は歪んでますか(笑)?
2015/5/30(土)22:07

☆関西人
FIFA会長選
どうなることかと注目してたが、結局FIFA会長はブラッター再選になったね。

先日のFIFA幹部逮捕を受けて、UEFA会長のプラティニは現職のブラッターに投票しないことを呼びかけていた。
しかし、その呼びかけはあまり響かなかった様子。
大仁会長は「ブラッターに投票する」と事前に公言してたし、AFC全体がブラッター支持の方針を固めていた(オーストラリアだけは別だったらしいが)。
これも、おかしな話だよね。
ブラッターの対抗馬で唯一出てるのがヨルダンのフセイン王子なんだが、もともと彼の母体はAFCである。
なのにAFCはフセイン王子を支持せず、ブラッターを支持。
一方、ブラッターのお膝元である欧州はフセイン王子支持。
完全に、ねじれとるがな。

いや、ブラッター支持に回ったのはAFCだけじゃない。
アフリカ、南米、北中米カリブ海も連盟としてブラッター支持に回っていた。
これだけ地盤を固めてたら、まずブラッターが負けることは有り得ないだろう。
事実、第一回投票では

ブラッター133票
フセイン王子73票

ブラッターが規定の「3分の2以上」に達してない為、第二回投票に入ろうとしたらフセインは辞退したとのこと。
まぁ、第二回をやっても結果は見えてたからな。
相変わらずブラッター強し、である。
皆もそのへんは解ってるから、こういう時って「勝ち馬」に乗ろうとする。
ここで変に義憤で反ブラッターに回ったら、後々不利な立場に追いやられることになるかもしれんし。
そもそも、欧州を除く連盟のほとんどがブラッター支持に回ったのは、何らかの裏取引があるからだろ?
裏取引っていうとイヤらしいな。ロビー活動があった、と言い直そう。
「俺に投票してくれたら、お前のところに○○大会を誘致するよ」みたいな取引はあったはず。
このへんは、現職の強みだね。

つーか、ブラッターがダーティなのはある程度皆も解ってることとして、じゃ対抗馬のフセイン王子がどれほどクリーンな存在なのかって、そこは正直あまりよく解らんワケよ。
彼も高貴な王族とはいえ、賄賂が横行する中東の人だからね。
そもそも中東にW杯招致が成功したのは、何らかの裏金があったからだろう。
それとフセイン王子に直接の関係はないにせよ、でも今後「改革・浄化の旗頭」を中東の王族に託すのは、何か少しイメージが違うな〜、と。
むしろ期待されてたのは、当初立候補してたフィーゴだろう。
でも彼は、なぜか途中で降りてしまった。
いくらUEFAの支持があっても、アジアとアフリカと南米と北中米の地盤を固められたら勝てるワケないじゃん、と諦めたんだと思う。

そりゃね、誰が出ようが選挙でブラッターに勝てる人はおらんよ。
もしブラッター王朝を倒すチャンスがあるとするなら、私は彼自身を起訴、もしくは逮捕するより他はないと思う。
今回、なぜFIFA幹部逮捕がわざわざFIFA会長選の直前に実行されたのか?
たまたまの偶然?
そんなワケないだろ。
おそらく、ブラッターは水面下でかなり追い詰められてる。
もし、逮捕された幹部から会長自身の汚職関与が証言されたら…?

しかしまぁ、田嶋さんも大変な時にFIFA幹部になったもんだな。
今後は芋づる式に逮捕者が相次ぎ、田嶋さんの周りからどんどん古参が消えていき、気がつけば田嶋さんがFIFA会長になってました、みたいなオチはどう(笑)?
2015/5/30(土)10:56

☆関西人
ACL8強
快挙だと思う。
ACLにて、日本からはガンバと柏が見事に準々決勝進出を決めた。
一時期はあまりの不甲斐なさに私も絶望してたんだが、最終締めてみればJクラブはむしろ好成績である。
グループリーグ突破4チームだった韓国ですら、今勝ち残ってるのは1チームだからね。
というか、8強の顔ぶれを見ると、日本2・韓国1・中国1・サウジ1・イラン1・カタール1・UAE1となっており、日本だけが複数なんだよ。
これはもう、快挙というより他はないだろう。

ちなみに、次の準々決勝もブロック分けは継続で東地区同士の対戦になるらしい。
続く準決勝でもそうらしく、つまり決勝までは西地区のチームと当たることはないということ。
さしあたって我々が意識しなくちゃならんのは、全北現代と広州恒大の2チームだ。

いや〜、さすがに強い2チームが残ったね。
どっちも難敵ですよ。
広州については、今さら言うまでもないだろう。
おそらく、アジアNo.1の資金力をもつクラブのひとつだ。
今の監督はリッピに代わり、カンナバーロ。
彼が優れた監督かは知らんが、とにかく知名度だけは凄い。
なぜか予選では鹿島に負けてたが、多分普通に強いと思うよ。

でも、それ以上に私が嫌なのは全北だ。
ここも強いはず。
昨年の国内リーグ覇者であると同時に、今年もブッチギリでリーグ首位だという。
二位のチームに勝ち点差10以上も離してるというんだから、間違いなく強いよ。
さらに困ったのは、なぜかそんな王者にグループリーグでJクラブの柏が勝っちゃったワケだ。
そりゃもう、全北とすりゃ日本へのリベンジに燃えるわな?
ましてや韓国勢で残ったのは全北だけだし、これは挙国一致体制でサポートに入ることだろう。
思えば協会会長の鄭夢奎は全北の母体である現代グループの人間であり、それに加えて先日のFIFA理事選で田嶋氏に惨敗したもんだから、絶対日本にリベンジしたいはずなんだよね。
もはや、何をやってくるのか想像すらできん…。

このままでいけば、ちょっと悲観的かもしれんがガンバも柏も私は勝てないと思うのね。
全北や広州と対戦するのは、8月下旬。
3ヵ月先ってのがミソかと。
資金力ある彼らのこと、それこそビックリするような補強をしてくると思うんだ。
柏なんて「大丈夫大丈夫、俺たちは予選で全北に勝ったんだから」とか思ってるんだろ?
それ、違うって。
あの時の全北と3ヵ月後の全北とでは、全然別物でしょ。
ガンバにしても「俺たちは三冠王者」と自信を持ってるんだろうが、私にはそこまで磐石の強さに見えない。
とにかく、このままで臨むことだけは避けてほしいなぁ…。

ここで、私が大好きな「ワンピース」の話を少しさせてほしい。
皆さんもよくご存じだろうが、この漫画にはストーリーに「空白の2年」というのが存在する。
頂上戦争が終わると(エースが死んだ後に)物語の進行は一旦休止して、やがてその2年後からの物語再開となる。
この「2年」、麦わらの一味が個々にどんな修行をしてたかの描写は省略されてるのね。
ここが「ドラゴンボール」との大きな違いだな。
「ドラゴンボール」では天界での修行過程をこと細かく描写してたが、「ワンピース」の方はそこを敢えて省略することで、その後のストーリー展開に奥行きを与えている。
連載では今になってようやくルフィの「ギア4」が発動してて、これはその「2年」で得た成果だという。
ドラフラミンゴ(彼のモデルは成田空港の中田英寿?)をブッ飛ばしてたね。
他のメンバーにしても、まだまだ修行の成果を隠し持ってそうだな…。

早い話、ワンピースでいうところの「2年」に該当するのが、ACLでいうとまさに今後の3ヵ月である。
これからの3ヵ月間で宇佐美が「ギア4」を取得するところまでいかない限り、やはり全北や広州に勝てないと思うよ?
アイツら、実力でいうと王下七武海クラスだからね。
しかし、宇佐美の「ギア4」って一体どんな進化だろ?
意外と、体脂肪率14%→24%のバウンスマンだったりして(笑)。
2015/5/28(木)21:00

☆関西人
低視聴率
火曜夜10時のドラマ「戦う!書店ガール」の打ち切りが決定したという。
フジテレビのプライムタイムながら視聴率は3%台で低迷し、本来なら全12回の放送予定が緊急に9回で終わることになったんだそうだ。

…珍しい話だよね。
これ、まゆゆにとっては忘れ得ぬ黒歴史になるだろう。
今からストーリーを大幅に短縮し、ひょっとしたら脚本も書き直しをしなくちゃならんかも。
もちろん制作側としちゃタマったもんじゃないだろうが、でも彼らもスポンサーあっての仕事だろうし、もはや3%台という惨事になると逆らえないんだろうな。
つくづく、民放って怖い。

昔は視聴率に強みがあったフジテレビなんだが、今となってはそうでもないようだ。
年間視聴率でも、日テレとテレ朝に次ぐ業界三番手だという。
ただ、それでも会社としての収入を見るとなぜかダントツで一位だという不思議な現象。
ひょっとしたら、視聴率ってあんまり収入に関係ないの?
私も詳しいところはよく分からん。
でも確かに、フジテレビって映画事業をよく当ててる気がする。
今夏は「HERO」劇場版が公開されるし、秋には「アンフェア」の完結編が公開されるらしい(これ、まだ終わってなかったんだ…笑)。
思えば、テレビ番組は視聴者からでなくスポンサーからカネを戴くシステムなのに対し、映画の方は視聴者から直接カネを戴くシステム。
「当たればオイシイ」のは、実はテレビより映画の方なのかもしれん。

私がフジテレビの映画事業で面白いと思うのが、彼らは視聴率の高い番組を映画化するだけじゃなくて、実は視聴率の低い番組の映画化もしてるということ。
たとえば、「トリハダ」って知ってる?
これは知る人ぞ知るホラー番組だが、放送が深夜の2時とか3時だから視聴率はどう見積もっても3%以下だろう。
だが、DVD化されたのがクチコミからジワジワ売れたんだろうね。
いつの間にかカルト的な人気を博し、シリーズ映画化までされてしまった。

あと、よく似た例ではこれもフジ系深夜番組だが「放送禁止」というのがある。
この番組は「お蔵入りになった映像を再編集して放送」という設定のドキュメンタリー(ただしフェイク)であり、低視聴率番組ながらもやはりシリーズ映画化されている。
これはひと通りドキュメンタリーが放送された後、最後に「あなたには真実が見えましたか?」というテロップが出て終了するのが毎回のパターンで、ぼ〜っとしてると意味が分からないまま終わってしまうのね。
ちゃんと映像をよく見て画面の隅とかに映りこんでる伏線を把握し、それを繋ぎ合わせて「真実」にたどり着くことを視聴者に要求するという、実にメンドクサイ番組なんだ(笑)。
一回見ただけでは理解できないから、二回三回見るニーズからDVD化は必然のコンテンツ。
ある意味、劇場の観客動員よりも、DVD化の方を前提にした映画化なんだろうよ。

もちろん、「トリハダ」も「放送禁止」も深夜だからこそ許される実験色の強い企画であり、今後ゴールデンタイムに進出することはまずないと見てイイだろう。
逆にいえば、仮に視聴率が1〜2%とかでも深夜の2時や3時ならOKだということさ。
この時間帯は、最初から「お茶の間」なんかを相手にしてない。
つまり、スポンサーなんか相手にしてない。
こういう番組作りを許容し、尚且つカルト化して商売にまでできてるフジテレビって、私は民放各局の中でもダントツでリスペクトできるよ。

で、そのフジテレビがサッカーというコンテンツをどう扱ってるかについてなんだが、先日はゴールデンタイムになでしこの中継をしてたね。
あれはあれでイイよ。
ただ、私はサッカーって本質はカルトなコンテンツだと思うんだ。
皆さんは(Jや欧州など)リアルタイムでの中継をテレビ局に要求してるんだろうが、私は録画も意外とありなんじゃないかな、と思ってね。
数字を求められない、深夜の2時とか3時とかにやればイイんだよ。
で、せっかくカルトファンしか見ない深夜にやるなら、ただの録画放送じゃなくて思いっきりカルト向けに再構築すりゃイイのさ。
たとえば思いっきり戦術解説に特化して、いちいちVTRを止めてリプレイやスロー再生で「解説するっち」みたいなの90分ひたすらやるとか、あるいは布陣の変化が分かりやすいように真上からのカメラアングル(ドローンを使用)で放送するとか、あるいはoptaデータをひたすら並べてデータ満載の放送にするとか、やり方は色々あると思うんだよね。
そういうのはゴールデンタイムじゃできないし、BSやCSですら実はなかなかできない。
やるとすりゃ、フジテレビあたりの深夜枠でしか無理だろう。
やってほしいな〜、と思う。

それにしても、来週からの「戦う!書店ガール」が楽しみである。
今まで見てなかったが、私はこれから見ようと思うんだ。
打ち切りが決定したら、逆にもう怖いもんはないだろ?
仮に脚本を書き直すとして、もう先がないからこそ開き直って制作側は今からやりたいことを全部やるかもしれん。
フジテレビが、いよいよその真髄を見せるのかもしれん。
まゆゆが、あるいは鈴木ちなみ(巨乳)が、トンデモないことしちゃうのかもしれん…。
とりあえず、来週の火曜10時はティッシュ持参でテレビの前に集合だね?
2015/5/27(水)13:21

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