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過去ログ471 2015/3/19 0:17

☆関西人
日本サッカーのDNAA
続きね。

日本人も欧州人もアフリカ人も、全ては同じホモサピエンス。
各々にルーツを辿っていけば、いずれもが今から20万年ほど昔にアフリカ大陸で誕生した、ひとつの原始人種(黒人?)に行き着くという。
だけど最初は単一の人種であっても、それが世界各地に散らばってから何万年という長い長い時間を経ると、やがては各々のグループが各々住んでる地域の環境に適応していき、
【アフリカ残留組→黒人】
【欧州定住組→白人】
【アジア定住組→黄色人】
みたいな感じで分化していったんだと言われている。

で、肉体の構造も各々人種ごとに差が出てきたワケよ。
身長、筋骨、手足の長さ等々。
また何で日本人がこんなにも体が小さく、胴長短足になってしまったんだろう…。
あくまで私の想像だが、おそらく小柄で胴長短足の方がこの島で生きていくには都合が良い、みたいな意味が昔にはあったんじゃないかな?
たとえば、日本は平地じゃなくて地形に起伏がある環境だし、ここでは足が短い方が安定して歩けて便利、とか。
あと、日本は樹木が多くて障害物の多い環境だから、ここでは体がデカイよりは小柄な方が敏捷になれて便利、とか。
付け加えると海に囲まれた環境だから、舟に乗るのに適した体形(バランスを取りやすい)って意味もあったかもしれん。

そうは言っても、自分は背が高くて八頭身で足が長くて筋骨隆々の人種として生まれてきたかったよ〜、と思ってる人も多いだろう。
特にスポーツをやってる人ほど、そう考えるはず。
でもさ、日本人のこの重心の低さは意外と捨てたもんじゃないぞ。
日本人は日本人なりに、この体の生かし方というのはあるような気がするんだけどな。

たとえば、走り方ひとつにしてもそうだよ。
ほら、我々は走る時に必ず先生から「腿を高く上げて」とか「地面を強く蹴って」とか指導されてきたでしょ?
五輪を見てても、足が長くて筋肉のあるジャマイカのスプリンターなんかは確かにそういうダイナミックで美しいフォームの走りをしている。
でも、あれって胴長短足の日本人には合わないような気がしない?

で、日本の末續慎吾なんかは逆に腿を高く上げない走りをしてたワケだ。
確か、「ナンバ走法」だっけ?
これは日本伝統の「すり足」を発展させた走り方らしく、普通に短距離走のセオリーからは大きく外れてるような気もするんだが、でもそれなりに彼は結果を出してたよね。
世界基準のセオリーより、まずは日本人の体形に合った走り方を、という考え方だったかと。
確かに「すり足」は、柔道でも相撲でも基礎中の基礎。
ついでにいうと、江戸時代の飛脚もこの「すり足」の走法で一日100キロ近くを走ってたんだそうだ。
きっと忍者もそうだね。
あまり腿を高く上げず、重心を低くして「すり足」でススス〜ッと前進してくイメージ。

最近、いよいよサッカーでも「すり足」の価値は再評価されてきてる様子。
考えてみりゃ、もともとドリブルって「すり足」みたいなもんだしな。
そりゃC・ロナウドみたいなダイナミックで足長のドリブルは日本人に向いてないだろうが、重心低い短足系のドリブルなら日本人のDNAにちゃんと合ってるよ。

ただ、90分間ず〜っと「すり足」で走ってると何となく「ダラダラ走ってる」ように見えちゃうかも。
またしても、ハリルから「もう少しやる気を見せてくれれば」とか言われちゃうかな(笑)。
2015/3/19(木)0:17

☆関西人
日本サッカーのDNA
ハリルホジッチをよく知る人たちは、皆が口を揃えて「優れた指導者だ」と言う。
おそらく、実際そうなんだろう。
ただ、心配なのは日本人との相性だよな。
彼は過去にアルジェリアやコートジボワールなど、一貫して身体能力に優れた選手たちを指導してきている。
あまり自虐は書きたくないが、おそらく彼の指導キャリアの中で日本人はダントツで最弱のフィジカルなんじゃないか?
先日、ハリルはJリーグ開幕戦を見て
「もう少しやる気と力強さを見せてくれれば…」
とコメントしたらしい。

ぶっちゃけ、日本人は先天的なハンデがある。
何しろ我々は山と森が多い島国の民族だし、広大な大陸の民族とは体の構造も少し違うものだろう。
まず、DNAが違う。

DNAとは、言うまでもなく遺伝情報。
その情報というのもお父さんお母さんから受け継いだモノというだけじゃなく、お爺ちゃんお婆ちゃん、そこからさらに遡って古代のご先祖様に至るまで、我々のDNAにはそれらの情報が全部蓄積されて刻まれてるんだ。
考えてみりゃ、我々現代人が生まれた戦後という時代は期間にして僅かに60〜70年程度。
明治大正も同じく、せいぜい60年程度。
あと、鎌倉時代から江戸時代に至るまでのサムライの時代は700年程度。
これは結構長い。
だけど本当に長いといえるのはサムライの時代じゃなくて、実は原始時代、縄文時代さ。
これはもう、一万年以上だからね。
その圧倒的な長さと比較すりゃ、近代現代なんて屁みたいなものである。
当然だが我々日本人のDNAというのは、この長い長い縄文時代の遺伝情報が量として優位にあり、ひとつの土台になってるんだと思う。

一応、縄文人というのは狩猟民族。
いや、狩漁民族という方が正しいかな。
同時代の大陸民族は、おそらく槍を持って広大な平野を走り回り狩猟をしてたと思う。
それにより、速く走り高く跳ぶ、陸上競技型のアスリート能力を獲得していったんだ。
一方、縄文人はどうだったのか?
そりゃ、大陸民族とは全然違うよ。
何より日本列島は国土の7割が森林という環境、四方を海に囲まれ山が多く平野が狭い環境、そこでは陸上競技型のアスリート能力はあまり必要とされなかっただろう。
それより、山や森の中に罠を仕掛けるような狩猟の形だろうね。
あるいは木陰に隠れながらコッソリ獲物に近づき、矢で仕留めるとか。
あとは、漁かな。
仮にそういうタイプの狩猟だと、いかにうまいこと罠を作れるか、いかに性能の良い道具を作れるか、そういう手先の器用さ、および賢さの方が身体能力よりむしろ重要な要素だったのかもしれん。
私が思うに、それが我々日本人のDNA原型じゃないかと。

ただ残念なことに、サッカーという競技は大陸民族が培ってきた陸上競技型のDNAの方が圧倒的に有利である。
速く走って、高く跳んでナンボの競技だもん。
仮に手先が器用で道具を作るのが得意でも、あまり役立つ要素ではないし。
じゃ、我々は一体どうすりゃイイの?という話さ。
…正直、こういう肉体の先天的資質は今さらどうしようもないと思う。こればっかりは、DNAとはまた別の後天的資質の方を伸ばしていくしかない。
それでもなお日本人のDNAに何かを求めたいというのなら、ひとつ考えられる先天的資質は「罠の仕掛け」の巧さだと思う。
つまり、肉体ではなく頭脳の方の要素だよ。

ハリルには、そのへんの前提を踏まえた上で指導をしていってもらいたい。
変に肉体派ばかりをズラリと揃えて、そういうラグビーチームみたいのにするって私は反対だよ。
そんなのより、まずは巧いこと「罠」を仕掛けられるだけの優れた頭脳、優れた司令塔を抜擢してこそ初めて日本サッカーは開花する。
それこそが、DNAってやつだよ。
2015/3/18(水)19:53

☆関西人
全貌
やはり一人のサッカーファンとして、こうして日本代表監督に新たな人が就任すると非常に楽しい。
とてもワクワクする。
果たして新監督がどんなサッカーを目指してるのか、またその為にはどんな選手をチョイスするのか、そういうのをひとつひとつ推理して仮説を立てるのがファンとして一番楽しい作業だろう。
ハリルホジッチのことを私はよく知らんが、だからこそ妙にワクワクするんだ。
こういうのは恋愛にも置き換えられると思うが、やはり相手のことを少しずつ知っていく過程こそが一番楽しい時期。
逆にある程度その人を理解できてしまうと、そこから先はどうしてもマンネリ感が出てきてしまう。
夫婦にありがちな倦怠期ってやつだね。

思えば、ザックの三年目四年目なんて明らかに倦怠期モードだったよな。
召集メンバー発表でも「どうせいつものメンバーだろ」程度のノリで、正直誰もドキドキしてなかったと思う。
個人的には今でも私はザックのこと好きだし、擁護のスタンスを変えるつもりはない。
だけど、あのドキドキ感の無さについてはさすがに私ですら擁護しきれない部分がある。
皆さんは2010年、彼が就任して一番最初の試合のメンバーを覚えてるかい?
それは↓の通り。

FW→森本
MF→本田・香川・岡崎・遠藤・長谷部
DF→長友・内田・今野・栗原
GM→川島

はい、FWとCBを除けばほとんど最初の試合でもう完全に出来上がってたのよ(笑)。
ここからほぼ同じメンバーを四年間も引っ張ったんだから、サポもそりゃ飽きて当然だわ。
ただ最初から既に出来上がってたもんだから、就任以降の一年間17戦負けなしという偉業を成し遂げたんだけどね。

いや、こうやって序盤からイケイケで飛ばしたのも実はザックにとってはかなり不幸な流れだったかも。
見てるサポとしては、当然「さすがザック!」となる。
必然として、見てる側のハードルが上がる。
「で、この次は?」となる。
…正直、この次はなかったんだよね(笑)。
もちろん【伝家の宝刀343】という「この次」はあるんだと私は勝手に期待してたんだが、なぜか彼は途中放棄…。
今になって思えば、その放棄の瞬間から泥沼の倦怠期が始まったんだと思う。

私は思うんだ。
エンターテイナーたる者、最初に底を見せてはいけない。
最初は、むしろちょっとジラすぐらいがイイんだよ。
早い段階で全貌を見せてしまっては、見てる側も「あ、こういう感じなのね」と普通にナメてしまう。

そうそう、話は変わるが私は先日に小向美奈子をAVを見たんだ。
…あ、誤解ないようにしたいんだけど私は決してエロじゃないからね?
たまたま先日ニュースで小向美奈子逮捕の件を知ったもんだから、彼女が最近どんな仕事をしてるかリサーチする為にやむを得ず見ただけのこと。
で、驚いた。
彼女の作品を見るのはデビュー作以来だったが、彼女はAVデビューしてまだ一年程度のルーキーだろうに、新作を見ると既に中出しOKの女優さんなんだな?
ついでにいうと、アナルまでOKの作品だった…。
これ、実は凄いこと。
普通、元グラビアアイドルとかそれなりの肩書きあるAV女優って中出しとアナルはなかなか解禁しないもんでしょ?
こういうのって長いキャリア経て、セールス伸びなくなって初めて解禁するもんじゃないの?
聞けば小向さんのセールスは業界屈指らしいのに、何であらゆることを解禁しちゃってるんだろう。
明らかに飛ばしすぎだっつーの。
彼女、ちゃんとマーケティングを考えるマネージャーとかおらんのかな?
アナルまで解禁しちゃうと、もう「この次」がないぞ…。

まぁ、小向さんのことは別にイイよ。私、特にファンでもないし。
それより、サッカーの話。
私は、ハリルには少しジラしてほしいと思う。
「W杯アジア予選スタートまであと3ヶ月しかない!」とかいってメディアが妙に焦らせてるが、そこまで焦る必要はあるまい。
確か、契約は2年だっけ?
ならばハリルには、ちゃんと2年のカリキュラムを組んでほしいんだ。
【アジア予選を勝ち抜けるカリキュラム】→【強豪を想定したカリキュラム】→【W杯本大会用のカリキュラム】という感じで、ちゃんと段階を踏んでそのベールを剥がしていってほしい。全貌を最初から見せる必要はない。
なぜって、サポというの「この次」を感じなくなった時点で急速に醒めていくからね。
そのへんは、ザック代表の四年間を見てきた上で私なりの所感である。

とにかくハリルには、できるだけドキドキを長く持続させるサッカーを表現してもらいたいんです。
2015/3/16(月)21:21

☆関西人
審判
ミャンマー戦の主審と副審は、カンボジア人だった。
こういう試合にカンボジアの審判って珍しいよな?
聞けば、実のところカンボジアではJFAのインストラクターが審判育成指導をしてるんだという。
ほぉ、実は日本ってアジアじゃ審判先進国だったの?
これ、意外な事実だね。
なぜなら、先日のJリーグ開幕早々にも誤審騒動が起きてたから。
「日本の審判が他国を指導できる立場か?」と言いたいサポも多いだろう。

昔から、Jリーグの審判はレベルが低いという声をよく耳にする。
おそらくそれはそうなんだろうが、じゃ現実どのくらいレベルが低いかというのが私はよく分からない。
日本人は審判に適性のない人種?
そんなことはないだろ。
ラテンと違って生真面目な堅物キャラだし、法に忠実で緻密だと思うし、買収には応じなさそうだし(これは重要)、むしろ審判みたいな職業には合ってるとすら思うよ。

もちろん、それと誤審の多さはまた別次元の話だけど。
そこはプレーヤー同様、今後審判にもレベルの向上を期待したい。
でも私たちは、日本の審判と先進国の審判とが現実どのくらいの水準で格差があるのかをハッキリした形では把握してない。
みんなイメージに支配されてるだけで、把握してるつもりになってるだけだよ。
たとえばJリーグでは年間に何回の誤審が起き、対して欧州のリーグでは年間何回なのか。
そういう裏付け、キチンとした統計を誰も示していない。
今のようにフワッとしたイメージだけで「Jの審判はレベル低い」と言ってても、そんなのガキの愚痴レベルじゃん。
マジでこの問題の解決を目指すなら、ちゃんと日本と先進国との誤審数の差を明確にして、まずは目標数値を設定するところから始めるべきだろう。
当然、先進国だって誤審はゼロじゃないんだ。
要は頻度の問題。
本当に日本の審判レベルが低いというなら、それは必ず数値として表れてるはず。

あと、誤審だけじゃなく「笛の基準」という問題もある。
国際試合で結果を出せないJクラブをもって、「これはJのファウル基準が国際基準に沿ってないからだ」とする声も昔から根強いからね。
でもさ、実はこれもまたフワッとしたイメージ論なんだよ。
今じゃ韓国や中国のクラブにも負けてるJクラブだが、それじゃ韓国や中国の方がウチより国際基準に近い笛なのかって、本当はそれすら分かってないんだ。
だって、我々はほとんどそれらのリーグを見てないし。
なのに、ACLの劣勢をJリーグ審判に責任転嫁する考え方は世間で依然多い。

そういや、以前に西村審判が興味深い発言をしていた。
彼はW杯本大会で主審を務めてそのジャッジをFIFAから高く評価された人なんだが、実はそのW杯の時もJリーグの時と笛の基準を一切変えなかったという。
しかしながら、W杯の時の彼はあまり多くファウルをとらなかったのも紛れもない事実さ。
それは西村さんいわく、外国人の方が日本人より体幹が強く接触プレーでも簡単に倒れないから、必然として笛を吹く回数が減るんだ、と。
う〜む、このへんどうなんだろうね。
日本人が脆弱だからこそ笛が増えるのか、それとも笛の基準が甘いからこそ皆が倒れるのか。
以前に彼は「フットブレイン」に出演した時も、「選手が倒れたら我々はそれに対して笛を吹かざるを得ない。だから、もう少し選手たちにも(倒れないように)協力してもらいたい」と言っていた。

もちろん、こういう発言内容に皆さんはイラッとするはず。
選手に求めるより、まずお前らの方が笛の基準をコントロールするのが先だろ、と。
…でも現実、審判にとって笛の基準を甘くするのって意外と難しい作業じゃないかな。
だって、それは法違反の黙認を増やすってことでしょ?
要は重犯罪・中犯罪は見逃さないけど、軽犯罪の方は見逃そうという理屈さ。
それ、果たして審判として正しいスタンスなのかな。
こういうグレー領域を拡大すりゃ、それこそ審判によってジャッジのバラツキがさらに広がりそうで私は逆に怖いよ。
一番大切な「公平」まで損なわれたら、元も子もない。
実際どこまでが軽犯罪で、どこからが中犯罪なの?

国際評議会が示す規定というのは、案外このへんが
フワッとしている。
明確なガイドラインは示されていない。
厳密にいうとユニフォームを引っ張っただけで本来ならアウトなんだが、でも現実は結構見逃されてるよね。
これ、果たして「見逃し」なのか?
いや、これは「見逃し」じゃなくて審判は「アドバンテージ」を取ってるんだ、という説もある。
多分ポイントは、ここだよね。
私は、「アドバンテージ」を取れる審判って優秀だと思うのよ。
一瞬のうちに反則を把握し、尚且つそれと試合の流れとを照合して即時判断を下すって、なかなかできるもんじゃない。
でもこれこそ審判にとっては腕の見せ所というか、プレーヤーでいうなら「キラーパス」みたいなもんだろ。
本来なら我々も、そういう審判の「キラーパス」がキマった時には拍手のひとつもしてあげるべきかも(笑)。

今後Jリーグにも「アドバンテージ」文化が成熟してくりゃ、たとえ選手が倒れても吹かれる笛は少し減るんじゃない?
「あ〜、確かに今足をかけられて倒されたけど、そのまま流してもらった方がむしろ良かったのに〜」と感じたこと、皆さんもたまにあるでしょ。
そういうのが多ければ多いほど、Jの審判レベルはまだまだ低いってこと。
私は、まずそこから入ってほしいな。
変に「軽犯罪の見逃し」を奨励するのではなく、「アドバンテージ」の方を奨励してほしい。
そういう形なら各人ごとの倫理基準なんぞに左右されず、審判は技術向上の一環として笛を減らせるはずなんだ。

あとは、西村さんの言ってることも一理あり。
選手自身も、やはり簡単に倒れないようにしなきゃ。
2015/3/12(木)23:39

☆関西人
手倉森ジャパン
昨夜の手倉森ジャパン壮行試合について。

凄い試合だったね。
9ー0なんてスコア、なかなか見れるもんじゃない。
もちろん相手が相手だっただけにあまり喜ぶワケにもいかんが、しかし「日本代表って弱いよね…」と自虐的にすらなってた最近の流れには一石投じる試合内容だったと思う。

試合で目立ったのは、やはり4ゴールを決めた鈴木と中島。
鈴木は荒削りだけど、将来が楽しみな素材だなぁ。
見てるとジャマイカの血はダテじゃなくて、当たりに強いしスピードあるし、あとは巧さが加わりさえすればA代表入りはほぼ確実な逸材かと。
そのうち、欧州クラブに行くだろう。

で、もう一方のエース中島は王様タイプだな。
球離れは決して良くなく、囲まれても果敢に単独突破を仕掛けていく。
本田にも劣らぬビッグマウス系のキャラだし、かなり気は強そう。
手倉森さんは、彼を攻撃の絶対的軸に据えてる感じ。
思えばA代表のアジア杯でも彼はトレーニングパートナーに選抜されてたし、もともと技術委員会も次代を背負う逸材と見込んでるんだろう。
若手でイケイケのドリブラーというのはいくらでもいるだろうが、その中で中島が傑出してるのはシュート意識の高さだと思う。
あんな小さいのが4得点は凄いよ。
ただ、役割的にはいずれ台頭してくるだろう南野とカブる気がする。

この二人、共存できると思う?
私は正直、キツいんじゃないかと。
実際鈴木⇔中島の濃いコンビネーションを見てると、そこに絡む「第3のアタッカー」は若干薄味な方がバランスとれると思うのよ。
たとえば昨日の14番の選手(名前忘れた)とか、割と主張しすぎずシンプルに捌いてて意外に良かったな、と。
逆に、後半はその14番が下がって野津田が出てくると少しバランスが悪くなったように感じたし。
あれって野津田自身の出来が悪かったというより、組み合わせの問題だろ。
彼もまた、かなりシュート意識の高い選手。

一方、守備はどうだったか。
これは相手が相手だっただけに、ほとんど参考にはならなかった。
でも、このチームのストロングポイントのひとつはやはりCBだと思う。
岩波&植田は次代の日本を背負うCBだと言われてるし、昨日はそれに加えて遠藤航が中盤に入ってかなり堅い構成だったかと。
こういう堅さは、もっと意識して生かせばイイんだ。
後ろに強さがあることのメリットは、守る時に陣形を過剰に崩さなくて済むこと。
逆に後ろが弱いと、前の方の選手まで自陣ゴール前まで戻らなきゃならん。
今の手倉森ジャパンは最終ラインが強いから正直そこまでする必要がないと思うし、仮に陣形を保って守れるなら裏返してカウンターを仕掛けやすくなるメリットが出てくる。

考えりゃ、このチームはフィジカルの強い鈴木がTOPにいるし、また長距離砲を撃てる野津田もいるし、単独突破をできる中島もいるし、カウンター攻撃をできる素材には恵まれてる方だと思う。
何より、岩波から前線へのフィードはかなりの精度だし。
あるいは、後ろの強さを信じてラインを少し低めに設定してみるのもありかもしれん。
そうやって敢えて懐を深くして、敵の最終ラインが上がったところをガツンと叩くやり方。
普通、アジア予選って日本がポゼッションで圧倒しちゃうもんだけど、すると当然敵はラインを下げてゴール前のスペースを消してきてしまう。
そこを華麗なパスワークでコジ開けるのが日本の真骨頂だが、意外とそれに手こずってきたことは皆さんもよくご存じのはず。

そういや、前回大会の関塚代表は最終的にスプリンター永井を軸にしたカウンターのチームだったね。
そりゃ格上チームはラインを上げてくるし、そういう広大なスペースが敵陣にある時の永井は強豪相手でも十分通用していた。
だけどアジア予選の時は、確か関塚さんって永井と大迫を使い分けてなかったっけ?
スペースを消してくるような相手でも安定したプレーをできてたのは大迫の方で、永井はベンチというパターンも結構あったはず。
もちろん、永井スタメンで大迫ベンチのパターンもあった。
意外とアジアの舞台こそ、両方を使い分けなきゃならんのだろう。
2015/3/12(木)18:07

☆関西人
インフレなきJリーグ
先週末、NHKはJリーグ開幕戦としてガンバvs FC東京を地上波中継にチョイスしてくれていた(一部地域を除く)。
かたや昨年の王者クラブ、対するは武藤というNo1アイドルを擁する首都クラブ。
もちろん東京vs大阪というダービー的意味合いもあり、今考えうる限りで最も数字を稼げそうな顔合わせ。
視聴率、どのぐらいだったんだろう?
私は5%以上を期待するけど。

しかし現実は代表が二桁視聴率を安定して取っていようと、Jリーグはまた別腹、というのが近年一定した流れ。
少なくともお茶の間は、代表(W杯や五輪)と国内リーグを同一コンテンツとして見ていない。
同じ競技なのに何で?と思うよね。
そのへんは私が考えるに、一度「日の丸を背負って外国と戦う国際サッカー」に目が慣れると、「町単位で戦う国内サッカー」はスケールが小さく見えて燃えないんじゃないかな?

もうちょっと話を分かりやすくする為に、たとえば「ドラゴンボール」で考えてみて?
あの作品で悟空が地球滅亡を救ったフリーザ編が完結した後、仮にそれに続く新章が「新・天下一武道会」とかだったら正直「あらら…」と思うでしょ。
話のスケールが元に戻って小さくなっとるやないか!今度の敵はフリーザよりショボくなっとるやないか!ってね。

これ、漫画家にとっては難しいポイントだよ。
仮に作者が読者のニーズに媚びるなら、新章ではフリーザよりもっと強い敵を創造しなくてはならん。
フリーザを倒したら次はもっと強いセル、セルを倒したら次はもっと強い魔人ブウ、という感じで話が進むごとに強さのレベルを上げていかなきゃならんのだ。
世界大会規模から地球規模へ、その次は地球規模から全宇宙規模へ。
こうなると、歯止めのきかないインフレである。
思えば、「キャプテン翼」もそうだったな。
この物語も最初は小学校・中学校単位の全国大会が舞台だったのに、ワールドユース編あたりから舞台は国際規模になってしまった。
現在翼くんの宿命ライバルはブラジル人やドイツ人であり、今さら高橋先生も舞台を日本国内に回帰させることはもう不可能だろう。
今後W杯編やCL編があっても、今さらJリーグ編を先生が描くとは思えない…。
こういう「インフレ」の傾向、現実のサッカーに対するお茶の間の感覚もまた似たようなもんじゃないかな?
W杯でドログバを体感した後にJリーグを見ても、それこそ【悟空vsフリーザ】を見た後に【天津飯vsクリリン】を見るような感覚に陥ってしまう。

じゃ、今度はそうじゃない漫画の例をひとつ。
サッカー漫画としては「キャプテン翼」と双璧をなす「シュート!」という名作、皆さんは覚えてる?
「トシ、サッカー好きか?」という名フレーズは、作品未読の人でも一度ぐらい聞いたことあるはず。
この漫画は高校サッカーがベースなんだが、途中からは「キャプ翼」同様にそれまでのライバルたちが集結して日本代表チームを結成。
舞台は国外に移行し、各国から続々とモンスター級のボスキャラが出てくる。
ああ、この作品もまた例によってインフレだな〜と思ってたら、実はそこから意外な展開。
海外のボスキャラたちと死闘を繰り広げた主人公たちは、なぜかその後再び高校サッカーに回帰して、また新たに「高校日本一」を目指す展開になるんだよ(笑)。
え〜っ?今さら物語のスケールを元に戻すの?
…はい、戻したんです(笑)。
ここが、この漫画の凄いところだね。

もちろん、この展開で「つまんない」と離れていった読者は多かっただろう。
もともと、この「シュート!」には名作・迷作両方の評価がある。
私は、結構好きなんだけどね。
敵キャラに過剰なインフレがないのは新鮮だし。
なぜインフレが生じないのかって、まずこの作品における最強キャラは冒頭から久保キャプテンと決まってるからさ。
既に他界してる彼の存在は最後まで絶対不可侵の聖域であり、物語最大の焦点はあくまで主人公トシの「久保超え」。
だから、プレーする場所が高校サッカーだろうが、代表戦だろうが、欧州クラブだろうが、テーマ的にそこはあまり重要じゃないのさ。

あと、この「シュート!」が迷作とされる由縁は、シリーズ最終章・第四部の展開。
この章では、それまでの主人公たちが突如として出てこなくなるんだ。
舞台となる学校は一新され、主人公もまたリニューアルされて全くの新キャラ。
え〜っ?トシや神谷はどこ行ったの〜(涙)?と長年のファンには納得いかない展開であり、当然だけどそこで離れていった読者はムチャクチャ多かっただろう。
作者は、普通にマンネリを打開したかったのかな?
でも、そこから新しい主人公たちが苦しみながらも全国大会を勝ち上がり、クライマックスの決勝戦で当たる相手というのが、何とトシら旧主人公らだという驚愕の展開(笑)。
で、最後は旧キャラが勝って主人公の座を取り戻すんだけどね(笑)。
一体何なんだ?この漫画…。

いやいや、こういう特異な趣向、私は今のJリーグにこそ大事なヒントになると思うんだが。
思いきって新キャラを主人公にしてしまい、敢えて旧キャラ主人公たちと対峙させてしまう設定。
そして、久保のごとき絶対不可侵の聖域を設定。
うまくメディアがそういう視点で物語を紡ぐことができりゃ、Jリーグはインフレなくとも確実に面白いコンテンツになるんだけどね。

つまりJリーグは「キャプ翼」になれずとも、「シュート!」にはなれるんだ。
2015/3/9(月)23:26

☆関西人
Jリーグ開幕
本日、めでたくJリーグが開幕しました!

まだ第一節の段階だし、今日の勝った負けたで今後を占うことはできない。
と、例年ならそう考える。
しかし、今年からは今までと違って2ステージ制。
年末までかかる長い戦いに向けての出航というワケじゃなく、とりあえず4ヶ月後には前期王者が早くも確定するんだ。
つまり、例年と比べて一節ごとの重みが2倍違う。
スタートダッシュに失敗しただけで命取りだよ。
ウチはスロースターターだから…、なんてノンキなこと言ってたら勝ち残りはムリ。

当然、各クラブは走り方を変える必要がある。
例年なら12月までかかる長期戦、持久戦ゆえのマラソン的走りを心掛けてただろうが、今年からはもっと中距離走っぽい走りを心掛けなきゃ。
序盤からスパートして、まず第一集団から脱落しないことが大事。

とは言いつつ、そもそも私は2ステージ制に反対なんだけどね…。
明らかに世界基準じゃないし、年間トータル勝ち点1位のチームが年間王者となる1ステージ制が一番フェアな形だと思うし。
でも、決まってしまったことに今さらグダグダ言ってもしようがない。
ひとつ、この2ステージ制を前向きに捉えてみよう。
それはプレーオフによって興行収入が上がるとかスポンサー目線の話とはまた別の次元で、前向きなニュアンスも実はひとつあるんだよ。
それは、今のJクラブの甘さを払拭するという点。

たとえば、実力はあるのにACLで結果を出せないJクラブの現状があるじゃない?
こういうの、私は集中力の甘さだと思う。
これが長期リーグなら、仮にひとつ負けても「最終的に34節トータルで勝ち点〇〇に到達できればイイ」と賢く開き直ることが許されるんだろうが、さすがにACLではそういうワケにいかんだろ?
まずグループリーグでは僅か6試合の中で結果を求められ、その後はさらにシビアなトーナメント方式である。
そのへんは、ワールドカップもアジアカップも同様。
とにかく国際舞台ってのは、長期リーグと同じスタンスで臨んでちゃ絶対ダメなんだよ。
あるいはJクラブって、そこの使い分けがヘタクソなんじゃない?
戦いの舞台は中距離走なのに、そこでも長距離走スタイルのまんまで走ってたりして…。

一方、韓国あたりはいまだにトーナメント文化がスポーツ界全般に根強いみたいだし、短期決戦ほど強いイメージがある。
ほら、大学受験する時は「入試」と「内申書」のふたつのポイントがあるじゃない?
多分、Jクラブって「内申書」はさほど悪くないのよ。
いわゆる地力はあるってこと。
一方、韓国クラブは「内申書」なんかどうでもよくて、ひたすら「受験」一本に絞ってくる。
だから、その一本に懸けた集中力たるや鬼気迫るものがある。
結果、日本は押されちゃうんだよね。
おかしいな〜?内申書は俺の方がイイのに〜、と嘆いたところでしようがない世界さ。

じゃ、2ステージ制に話を戻そう。
とにかく今年から再開するこの方式については、Jクラブに「中距離走スタイル」が求められるところが一番のポイントなのさ。
期末にはプレーオフが設定されることも含めて、これは集中力勝負のニュアンスが再びJに持ち込まれたということ。
「理不尽だ!俺たちは年間勝ち点一位なのに、何で王者じゃないんだ!」とゴネたところで、それは大一番で集中力を欠いたお前が悪い、とする血も涙もない世界。
いくら内申書が優秀でも、受験本番でコケれば合格できない世界ってこと。

当然この理不尽さは、潔癖を求める日本人の気質に合わないだろう。
でも、私はしばらくそこに目を瞑ろうと思う。
理不尽さを黙認しようと思う。
なぜなら、これもひとつのJリーグ改革だからだよ。
少なくともACLの惨状を見るに、今のJには何らかの改革が必要なのは間違いないことなんだから。
よく考えりゃ、ACLもワールドカップもアジアカップもみんな潔癖と程遠く、もともと理不尽な舞台である。
それに対して我々がグチャグチャ文句言ってるだけじゃ、結局は何も変わらんのかも、と思ってね。
2015/3/8(日)1:12

☆関西人
代表監督内定
…あれ?
しばらく来ないうちに、なんか板の雰囲気変わった?
まあ、イイや。
今回は代表監督の話。

ここにきて各スポーツ紙が、一斉に「ハリルホジッチ決定」と報じている。
正式発表は12日とのこと。
…まさか、こんなに早く決定するとは思ってなかった。
この調子でいくと、今月末のキリンチャレンジにギリギリ間に合うじゃん。
思えば、アギーレ解任が発表されたのは2月上旬。
そこから僅か4週間でここまで話をまとめるとは、こりゃ霜田さんの頑張りを何より讃えるべきだろう。
今まで散々言われてきた彼だけど、この中途半端な時期に4週間で結果出すなんて大したもんだわ。

おまけにこのハリルホジッチって私はよく知らない人物だけど、実はかなりの掘り出しモノなんでしょ?
フランスではリーグ年間最優秀監督にも輝いた人らしく、おそらくその手腕はホンモノ。
ただ少し気になるのは、彼の指導の多くは身体能力の高い選手たちを対象にしてきた経歴だということ。
前回大会で台風の目になったアルジェリア代表もそうだが、他にもコートジボワール代表やフランスリーグ・中東リーグなども含めて、そのいずれもが先天的なフィジカルに恵まれてるイメージがある。
その点、日本は真逆。
そもそも日本人と黒人とでは、長所と短所が全くのアベコベだと思わない?
黒人といえば「個」のイメージで、日本人といえば「組織」のイメージ。
多分、ハリルは今後そのへんのギャップにやりにくさを感じるんじゃないかな…。

そういや、過去にもハリルっぽい日本代表監督がいたよね。
それは他でもない、トルシエのことだけど。
彼もまた日本に来る前は南アフリカ代表とかナイジェリア代表とかアフリカ人の指導に慣れてた人で、要は強烈な「個」を調教して「組織」を作るタイプ。
もともと暴れ馬を力でねじ伏せて調教するようなタイプだったかと。
ところが、いざ日本に来たら彼のやり方は少し浮いてしまったんだ。
なぜなら日本にはアフリカのような暴れ馬はおらず、別に強い力で調教しなくとも「組織」は成立するんだもん。
ただし、「個」が弱い分だけ「組織」は小さくまとまっちゃうけどね。
そのジレンマは、最後の最後までトルシエにつきまとったと思う。

さて、一方のハリルホジッチはどうか。
彼に関する情報はまだ少ないが、噂では厳しい人だと聞く。
まさかトルシエのようなキャラってことはさすがにないだろうが、それでもアルジェリア代表をあんな感じに仕上げた現実を見るに軍曹キャラは少し入ってるかもしれん。
少なくとも、ザックとは違うタイプだろう。
当然、そのやり方に合わない選手も出てくる。
それこそトルシエの時のように、完成したベテランにこそアレルギー反応が出るかも。
で、大幅な世代交代が起きるのかも…。

でもさ、一方でそうならない可能性もあるよ。
論拠は、今のACL。
まさか我がJリーグから出場してる4クラブのうち、3クラブが連敗してグループ最下位になるとは…。
ここまでくると、もう言い訳ができん。
今まで代表ではザックもアギーレも一貫して【欧州クラブ選手>国内クラブ選手】の方針だったが、このACLの惨状を見るとどんな監督だって欧州組の方を軸にして当然だよな、と。
となると、案外今後も顔ぶれはあまり変わらんのかもしれん。

…まぁ何にせよ、今月末のキリンチャレンジまではあまり時間がないことだし、そこでの選手選抜はハリルじゃなく技術委員会主導ということになるだろう。
私は、敢えてそこに注目したいな。
だって、そのリストをもって今の技術委員会の考え方が解るんだから。
彼らが先日のアジア杯チームをどう反省し、補強ポイントをどこだと考えているのか。
つまり誰が外れ、また誰が新たに入るのか…?

一応、永井謙佑は召集しといた方がイイだろう。
あの足の速さは、一度ハリルに見てもらうべき素材。
多分スピードだけなら、アルジェリアにも全く劣らないからね。
あとは鈴木武蔵や植田など、ハリルのようなタイプにはそのての素材を見せた方が食い付きがあるんじゃないか?
2015/3/6(金)22:31

☆関西人
カラー
ACLのスタートダッシュは正直いってあまり順調ではなく、アジア杯の再現じゃないが実力はあっても勝負弱さみたいなモノが土壇場で出てきてしまう。
変な話、日本人らしいサッカーというのが最近はネガティブな意味で解釈されるようにもなってきたかと。

かつて、オシムは「サッカーの日本化」という言葉を使っていた。
当時としてこれは決してネガティブな意味の語彙ではなかったんだが、そもそも「日本化」って何なんだろう?
決定力を欠くこと?
守備の集中力が途切れること?
よく分からん。
そういやブラジルW杯でも、「自分たちのサッカー」なる言葉が独り歩きしてたね。

日本らしいサッカーというのは、時代とともに変遷していくものだと思う。
遡ればクラマーさんの指導を受けてた時代は、おそらく【日本サッカー=ゲルマンサッカー】ではなかったかと。
徹底して勤勉なマンツーマンDF、そしてゲルマン魂にも通じる体育会系の精神論(大和魂)。
これが、クラマーさんが作り上げた日本サッカーの原型。
彼の後を継いで代表監督となった長沼さんや岡野さん、また80年代の長期政権を築いた森孝慈さんなどはいずれもクラマーさんの教え子であり、ゲルマンサッカーの信奉者だったと思う。
昔からサッカー指導者海外留学の行き先もまた、決まってドイツだったよ。

ただ、これらは全て「官」の話。
対する「民」のテリトリーでは、昔から根強くブラジル路線があったんだよね。
特にその文化が強かったのは静岡だと思うが、ゲルマンサッカーとは異質のテクニカルな人材がローカルから続々と湧いてきた。
実業団サッカーでも、読売クラブなどはブラジル路線で花開いた一例。
一方高校サッカーだと、常にこのブラジル路線とゲルマン路線が拮抗してたイメージかな?
思えば「キャプテン翼」で大空翼がブラジルに行き、若林源三がドイツに行った流れは当時の日本サッカー界をよく表してたと思う。

とにかく、こうして黎明期の日本は「ゲルマン」と「ラテン」という両極端のモデルを体内に取り込んでいったワケよ。
それが良いことか悪いことか、私にはよく分からん。
でもひとつ良いという意味では、まず裾野が広くバリエーション豊かなサッカー文化土壌が日本にできたと思う。
逆に悪い方の意味では、この「ゲルマン」「ラテン」ベクトル二分化によって双方が少し中途半端になってるのかもしれん。

たとえば韓国あたりを見てて思うんだけど、アイツらって多少の差はあれど大体のクラブが似たようなサッカーをしてると感じないか?
代表でもまた、似たようなサッカーしてるし。
なんつーか、ベクトルが全て同じ感じでコーディネイトされてるんだよね。
だからこそ、プレーする選手たちに迷いがない。
FWはFWらしく、DFはDFらしく、ベクトルがハッキリしてる分だけスペシャリストの色が強いんだよな。
言うなれば、「原色のサッカー」。
対する日本は、どっちかというと「中間色のサッカー」。
カラーイメージとしては、赤と青を混ぜてできたパープルって感じ?

…いや、必ずしもそういうのが悪いと私は思わないんだけどね。
これも立派に日本ならではの色なんだし。
ただ、中間色ってのは調合の黄金比を見つけるのがなかなか難しいんだよなぁ?
【ラテン5:ゲルマン5】にするべきか、あるいは【ラテン6:ゲルマン4】にすべきか、あるいは【ラテン4:ゲルマン6】にすべきか。
そもそも日本のサッカー史って、ひたすらその黄金バランスを見つける試行錯誤の繰り返しだったようにも思う。
オフト→ファルカン→加茂(岡田)→トルシエ→ジーコ→オシム→岡田→ザック→アギーレ→??

さて、いよいよ明日はゼロックス杯が行われる。
ガンバvs浦和という好カード。
ほんの少し前なら、この顔合わせは【ラテンvsゲルマン】の象徴だったんだけどね。
ただ近年は浦和もゲルマン色が薄まり、中間色(パープル?)に変化しつつある。
一方それと同じことが実はガンバにもいえて、最近は地のラテン色にゲルマン色が混入されつつある。
みんな、理想の色を目指して調合に苦労してるんだよな…。
2015/2/27(金)23:29

☆関西人
まだ時間がかかりそう…
報道によると、霜田さんの帰国を受けて昨日技術委員会の臨時ミーティングが行われたという。
例によってあの6名がまた集結したんだが、今回はそこに原専務も入ったらしい。
う〜む、やはりそうなりますか。
でも、どうやら候補者の一本化というところまでは話がまとまらなかった様子。
日刊スポーツの報じ方によると、せいぜい候補者の優先順位をイジった程度みたい。
どうイジったかというと、夏まで契約が残ってる人物よりも今フリーの人物をまず優先しましょうよ、と。
それにより、日刊はハリホジッチとミチェルの2名が上位に繰り上がったと見ている。

この二人、確かに以前から名前が出てるよね。
世間的にはハリホジッチに期待があるようだが、私はミチェルの可能性の方が意外と高いんじゃないかと思うんだわ。
だってミチェルの国籍はスペインで、年齢はベギリスタインとほぼ同年代の51歳。
どう考えても、分かりやす〜いチキのコネクション(原コネクション)でしょ。
そして今回のミーティングに原専務が入ったことを思えば、必然として流れはそっちにいくんじゃないかと。

一方のハリホジッチ。
彼の年齢は60代、そして今までスペインリーグで指揮をとった経歴はない。
これはチキのコネクションではないだろう。
聞けば、出身はボスニアヘルツェゴビナ。オシムと同郷か。
そういや、先日に霜田さんがオシムと接触してたとの報道があったね。
ついでにいうとハリホジッチはフランスリーグでの経歴が結構長くて、あるいはJFAと長く提携してるフランス協会からの推薦ルートかも。
オシム、そしてフランス協会となると、これは原体制以前の旧技術委員会コネクションを少し感じさせる。
率直にいうと、田嶋副会長の匂い(笑)。

思うに、委員会は割れてるね。
協会のチャネルは複数あるんだ。
ひとつは前述の通り、原専務を媒介にしたチキ&スペイン協会コネクション。
あと、今回スパレッティやプランデッリの名前が出てたところを見ると、ザックに決まった時と同じイタリアコネクションは今でもあると見て間違いない。
どっちにせよ、これらは原さんが協会に来てから開拓された新チャネル。
一方、旧チャネルは最も古くからパートナーシップ提携をしてるフランス協会とのコネクションかと。
もともとJFAアカデミーはフランスの指導の下にやってきたプロジェクトであり、技術委員会内でも育成部は明確にフランス閥だろう。

今後人選がどうなるかはまだ読めないが、ひとつ言えるのはこれら派閥のパワーゲームが霜田さんの動き方に大きな影響を与えるだろうということ。
以前の独断専行だった原さんに比べると、霜田さんってさほど実権がないような気がするし。
事実、彼の推しメンだったラウドルップで委員会を一本化できなかったんでしょ?
なんか、時間かかりそう…。

そういや、委員会には鈴木満さんがいるというのに、ブラジルコネクションは一体どうなってんの?
先日、私はオリベイラのコメントを聞いて涙が出そうになったよ。

「今のところ、私にオファーは来ていない。
話が来れば、前向きに検討する。
日本代表監督は私の夢だ。
しかし、オファーが来る可能性は低いと思う。
私が鹿島で連覇してた時ですらオファーがなかった。
あの時はガッカリした。
今のJFAは、違う方向を見ているようだ」

まさか、彼がそんな気持ちでいたとは知らなかった。
そして、リップサービスかもしれんが彼ほどの人が日本代表監督就任を「夢」とまで言ってくれるとは…(涙)。

なんか、アレみたいだな。
よく恋愛ドラマでありがちな話だが、高嶺の花のマドンナにずっと片想いしてる主人公が、いつも傍にいる幼馴染みが実はカワイイことに全然気付いてない、みたいなベタなパターン。
その幼馴染みはメガネをかけてて、実はメガネを取ったら美女だった、みたいな(笑)。
一回、オリベもメガネ外してみたら?
意外とカワイイかも…。
2015/2/24(火)0:58

☆WIN5プロ
新監督が誰になるのか気になるところではあるが、俺は人口減少局面に入った日本が、今後どうやって競技水準を維持していくのか気になるな。

たしか、協会は2050年のワールドカップ自国開催と優勝を目標に掲げていたと記憶してるが、2050年の政府予測では人口9500万人くらいになるはず。
現在と比べて、ざっくり3000万も人が減り、当然その内訳も高齢者比率が高くなるわけだ。

競技人口(若者)の確保。選手育成プログラムだとかJリーグの安定運営。
今までのようにはいかないと思うんだよな。
どんな優秀な監督であっても、供給される選手のクォリティが低下していけば、相対的に強くするのは難しいだろ。
先進国の中でいち早く人口減少社会に突入した日本。一方で、人口も経済も伸びている新興国も沢山ある。
2050年にはアジアで勝ち抜くことさえ難しくなっているかもしれん。

後世、日本サッカーを振り返った時、日本の黄金期は2002〜2014だったという可能性は大いにある。
今という時間を鈍感に生きていると後悔するかもしれん。
特に若い人達には、Jリーグや代表の試合を見に行ってもらいたいね。 いや、人口減少局面の入り口にある今だからこそ、サッカーに限らず様々な体験や経験をすべきなんだ。
あと10年もすれば一気に廃れてくるコンテンツがそこかしこに出てくるはずだ。
「WIN5プロと一緒に競馬を見てみたい」という貴女はパブ板まで是非ご一報を。ネカマ厳禁な。

東京11フェブラリーS
◎1ローマンレジェンド


ギフト
2015/2/22(日)6:35

☆関西人
アギーレが残してくれたモノ
アギーレが更迭されてしまったのはもうしようがないとして、彼がいたことを黒歴史みたいにして「なかったこと」にしてしまうのだけは勘弁だよな。
私は今でも彼は優秀な指導者だったと信じてるし、短い期間とはいえ彼の指揮による10試合を経験したことは今後に生かしてほしい。

思えば彼との出会いにより、日本代表は今まであまり馴染みのなかった433を勉強できたんだ。
さすがに完璧マスターするところまでは到達しなかったが、でも日本がこれから強くなる為のヒントはアギーレがそれなりに示してくれたように思う。

これは以前にも書いたが、そもそも433はアギーレが得意とするフォーメーションというワケでは決してないんだ。
事実、近年に指揮をとったリーガで彼は433をほとんどやってない。
4231か442が軸だった。
じゃ、何で日本代表を433にしたのか?
それはザック代表のウィークポイントを彼なりに研究して、そこを補強する為に選んだのが結論として433だったということだろう。

私は最初、ザックの4231は守備にウィークポイントがあるとして守備力を高める為にアンカーを設置したんだと解釈していた。
つまり【2ボランチ+アンカー】という形で中盤を堅くするんだろうな、と。
ところが、それは少し読みとして外れてたんだ。
実際フタを開けてみると【香川+遠藤+長谷部】みたいな人選で、これは明らかに【2ボランチ+アンカー】ではない。
なんつーか、これは守備強化というのとは少しニュアンスが異なる。
結局、アギーレは何をしたかったんだろう?

彼の狙いがハッキリするにはあまりにも時間が足りなかったのが現実だが、ここから先はあくまで私の推論ね。
私が思うに、アギーレはザック代表のウィークポイントのひとつを「ヨコ幅の無さ」と見てたんじゃないかと。
彼から見て日本代表はもっとワイドにピッチを使うべきであり、それを実現するにはまずは433の導入だ、と。

なぜ、433がワイド?
それはアンカーがいるからだろう。
アギーレ流のフォーメーションでは、ポゼッション時にアンカーが最終ラインに入って3バックを形成する。
それに呼応して左右SBはかなり高いポジションをとり、WG的役割となる。
ここでポイントになるのが、左右両方のSBが同時に高いポジションをとること。
これ、かつてザックが危険だとして禁じ手にした形だよ。
つまりアギーレはアンカーを使うことで、前任者が禁じ手にした形を敢えて現代表で実現させたんだ。

ちなみにこうすることのメリットは、ポゼッションがワイドになり巨大な包囲網を作れるということ。
仮に左が詰まれば即座に右へ展開し、また右が詰まれば即座に左へと展開できる。
この戦術、矢野大輔著「通訳日記」を読んだ人ならよくご存じだろう。
まさにこれこそ、ブラジル大会前に遠藤や本田や長谷部らが再三ザックに要求し続けた内容そのものである。
ずっと彼らは「SBを左右同時に上げさせてくれ」とザックに言い続けていた。
当時のザックは、なかなか首を縦に振らなかったけど…。

そう考えると、実は遠藤らにとってアギーレ代表の戦術は極めて魅力的なモノだったに違いない。
遠藤がアギーレのサッカーを評して「楽しかった」とコメントしてたことの意味も、そのへんを踏まえるとよく分かる。
ザック代表だと「左で作って右で仕留める」というひとつの決まった型があり、必ず左サイドの狭い所でコンパクトに繋ぐというのがスタイルだった。
一方、アギーレの場合は前代表よりもっとサイドチェンジを多用する。
球は右から左へ、左から右へ、ワイドに敵を揺らしてるうちにに隙間を作るやり方。
これ、左右両SBが高い位置取りをしてこそ初めて可能な戦術であり、ザック代表では出来ないことだったかと。
これは一種の「鳥かご」戦術だから、そりゃやってる選手たちは楽しいワケよ。

皆さんは、どう考えるだろうか?
これをザック代表からの「進化」と捉えるか、それとも「退化」と捉えるか。
おそらく人によって、意見は分かれるだろう。
というか、そのへんを判断するだけの時間がなかったよね。
アジア杯はベスト8敗退とはいえ、公式記録は3勝1分で一応は無敗。
何とも解釈が難しい。
とはいえ、確実に何かを我々に残してくれたよね。

できることなら次の新監督、このコツを掴みかけてきた433を引き継いでくれるような人材ならイイのに…。
2015/2/21(土)20:03

☆関西人
ラウドルップ
ラウドルップ濃厚という報道が強くなってきた。
先日からスポニチがそう報じてるのは知ってたが、今日の報知を見たらこっちも「ラウドルップに一本化」と大きく報じていた。

ただし記事を読む限り、今後の交渉を彼一人に絞るのを決定したというワケではない様子。
そこは「彼との交渉を成立させるには、多分5月ぐらいからの契約ということになる。それでもイイですか?」というのを委員会が了承しなければ話は次に進められないみたい。
だとすると、まだ可能性は五分五分といったところだろう。
仮に日本が就任時期を譲歩したところで、ラウドルップ自身が契約を快諾するという保証はまだ見えてないし…。

それにしても、また霜田さんはなぜラウドルップという人選を進めたいのか?
もちろん理由は色々あるだろうが、ひとつは原さんの意向が強いんだと思う。
どう考えてもこれは、例によって原さんの「舎弟」ことベギリスタイン(現マンCディレクター)の紹介だろ?
博実コネクションは、いまだ健在ってこと。
思えばチキとラウドルップはバルサ時代のチームメイトだし、年齢もタメだから今でも仲が良いはずなんだ。
で、チキのイチ押しが今回はラウドルップだったんだと思う。

【チキがラウドルップを推薦する理由(あくまで私の想像)】

@基本戦術はポゼッション重視の4231で、現日本代表が最も慣れた形ゆえに選手の適応に障害がない。

A割と就任1年目から結果を出す即効タイプで、本番まで時間がない日本代表のニーズに適合する。

B割と若手を抜擢するタイプで、世代交代が必要な日本代表のニーズに適合する。

C前歴がカタールリーグの監督であり、中東サッカーに造詣が深いことはW杯アジア予選を戦うにおいて有利な材料。

Dロシアリーグの監督経験もあり、次のW杯開催地ロシアに造詣が深いことは本大会を戦うにおいて有利な材料。

E代表監督経験はないが、コーチとしては02年大会でデンマーク代表をベスト16に導いた実績あり。

F短い期間だが日本でのプレー経験があり、日本に対する予備知識はそれなりにある。

G年齢はまだ若い。かつて高齢のオシムがああなったことを思えば、健康面や体力面で若いに越したことはない。

H知名度は抜群であり、日本代表は彼の名前と人脈でマッチメイクをしやすくなる。

I推定年俸は2億円台とされており、少なくともスパレッティやプランデッリに比べるとお買い得感がある。

Jビジュアルが精悍であり、かなりメディア映えがする。電通などスポンサー的にもOK。

…まあ、こんなところだろう。
そりゃ私だってね、ラウドルップが日本代表監督やってくれりゃ嬉しいよ。
あくまでミーハー感覚としてだが。
↓にも書いた通り、彼は伝説というべきクライフバルサ「ドリームチーム」でセンターFWだったんだよ?
もうレジェンド中のレジェンドさ。
だけど、彼はそれだけじゃない。
欧州におけるもうひとつの伝説、彼は「ダニッシュダイマイト」のセンターFWであったことも忘れちゃいかんよ。
このへん、サッカー戦術マニアならヨダレが止まらん話だろ(笑)?

じゃ、今回は「ダニッシュダイマイト」の話を少しだけ。
これは、かつてトルシエが言ってたんだよね。
「日本代表でダニッシュダイマイトをやりたい」って。
彼がその思いを実現させたのが、あのWユースで準優勝した1999年のU20代表さ。
今から考えても、あのチームは凄かった。
だって高原&永井の2TOPの後ろに小野&小笠原のW司令塔、その隣に左SHの本山、そして1ボランチには遠藤(稲本)、その後ろは中田浩らを起用したフラット3。
どんだけリスキーな布陣やねん(笑)。
そう、「ダニッシュダイマイト」とはそういうフォーメーションなんだ。

・・FW・・FW
MF・MF・MF・MF
・・・・MF
・・CB・CB・CB
・・・・GK

じゃ、これを現日本代表に当てはめてみようか?

・・・ウサミ・岡崎
イヌイ・香川・本田・柴崎
・・・・ハセベ
・森重・吉田・塩谷
・・・・川島

こんな感じ?
これ、ヤバイって(笑)。

だけどさ、本当にラウドルップってこの3ー1ー4ー2(ダニッシュダイマイト)や3ー1ー3ー3(ドリームチーム)など、実に破天荒な戦術を経験してきた人なんだよ。
そこは、私のようなサッカーロマンチストにはタマらんレジェンドさ。
でも実際に↑のようなフォーメーションを日本代表でやったら、私は確実にキレるだろうけど(笑)。
2015/2/20(金)22:18

☆関西人
偽9番
↓の若葉さんも書いてる通り、決定力改善の切り札として今後さらに期待されるのは宇佐美だろう。
変な話だが、彼はアジア杯に召集されなかったことでますます神格化が進んだ感じ。

巷では次の監督はラウドルップだとかスパレッティだとか色々噂が飛び交ってるが、私が個人的に一番来てほしいのはやはりスパレッティなんです。
これは単にミーハー感覚だが、彼が作る「ゼロTOP」のホンモノを是非日本代表で一度見てみたい。
で、その際の「偽9番」として誰を抜擢するのかって、やはり私のオススメは宇佐美なんだわ。
ローマではトッティの役割だし、少なくとも岡崎じゃないでしょ。また、豊田や大迫でもないだろうし。

「偽9番」とは、FWのようでMF。
でもMFのようでFW、というのがキモ。
その点、宇佐美って元々そういうタイプだと思う。
彼は今でこそFWとして認知されてるけど、しかし今でも前線からズルズル下がって中盤に吸収されることが極めて多い選手。
普通、そういうのってダメなFWの典型的パターンだよね?
だけど宇佐美の凄いところは、その下がったポジションで超絶なプレーを見せるという点。
芸術的なパスによるチャンスメイクあり、自らドリブルで持ち込んでシュートあり、そのイメージはまさに「見せかけのプンタ」、クライフバルサのスーパースター・ラウドルップの再来である。
是非一度、スパレッティやラウドルップに生で宇佐美のプレーを見てもらいたいな。
絶対、「偽9番」や「見せかけのプンタ」のインスピレーションが湧くと思うんだけど。

よくこの話題になると、【本田=偽9番】を唱える人が出てくる。
おそらく南アフリカ大会で彼が1TOPを務めたことがイメージの源泉なんだろうが、私から見るとそれはちょっとイメージが違う。
私なら、本田はあくまでサイドFW起用だよ。
クライフバルサをモチーフにするなら彼はラウドルップでなく、利き足が同じ左ということもあってストイチコフのイメージだな。
思えばクライフバルサって、センターFWよりもサイドFWの方が得点の多いチームだったね。
たとえばだが、私のイメージの中で日本の「ゼロTOP」は↓のイメージなんだ。

武藤・・・本田
・・宇佐美
・ハセベ・柴崎
・・・細貝

もちろん、クライフバルサなら長谷部の位置は本来グアルディオラゆえ遠藤を入れるのが最も理想なんだが、ただ日本の場合は最終列のCBがさほど磐石じゃないのと、SBが長友や内田など攻撃的な駒だからアンカーはある程度守備力を担保しておいた方がイイかと。細貝がベストかはまた別として。
あと【本田=ストイチコフ】なら本来は左FWなんだが、慣れの問題もあるから一応右にしておいた。
左FWは今の旬なら乾だが、ここは将来を見込んで武藤にしました。

…あ、日本不動のエース(すなわちadidas広告枠)香川が入ってないね?
でも、宇佐美も一応adidas枠だから多分許してもらえるだろう。
逆にいうと、ここに香川までブッ込むと逆にバランスが悪くなると思うんだ。
オシムの教えは「エクストラキッカーは二人まで」、アギーレが最後まで宇佐美を呼ばなかった意味は、おそらく香川を軸に考えてたからだと思うし。

もちろん、香川もまた「偽9番」「見せかけのプンタ」をこなせる才能だと思う。
今回は便宜上宇佐美をファーストチョイスにしてしまったが、この二人はどちらかを切るとかじゃなくてお互いを意識させてずっと競らしときゃイイんだよ。何なら、そこに柿谷あたりを加えてもイイさ。
このへんは好不調のある奴らだから、今は無理に焦って誰かを切り捨てる必要なんてない。
とにかく3年後、その時に調子良い奴をチョイス。
思えばあのラウドルップだって、最後はロマーリオにその座を奪われたんだからね?
2015/2/19(木)20:11

☆若葉4号
ペナルティエリア外 得点ランク
2014Jリーグ
5得点 宇佐美(G大阪)
3得点 カカウ(C大阪)
3得点 エドゥー(FC東京)
2015/2/16(月)11:33

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