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過去ログ460 2014/10/16 15:00

☆関西人
ブラジル戦A
スコアだけなら、ザック時代にも今回と同じ0ー4というのはあった。
でも今回が少し特殊なのは、その4ゴールを全てエース・ネイマールばかりに決められたというところにあるだろう。
最もマークすべき相手が独壇場の4得点。
日本の守備は何をしとんねん?と感じた人は少なくないはず。

「でもネイマールに前を向いて球を持たれたら、日本人でなくとも誰だって止められないよ」という意見もある。
でも仮にそうだというのなら、彼に球が渡る前の段階でパスカットに集中すべきだし、もしそれがダメならせめて前を向くより先に多少手荒でもイイから潰すべきだろう。
だって、彼に「ディレイ」は通用しない。

しかし、日本守備陣は最後までノーファウルだった。
「スニガみたいになりたくない」とでも思ってたのかな(笑)?
あるいは、ああいう位置でファウルしたらFKで結局点を取られるじゃん、という理屈だったかもしれん。
…う〜ん、確かにね。

ところでこのチームの守備の要はアンカーだとされてるが、そこに先発となった田口は「できるだけ真ん中にいろ」とアギーレから言われてたという。
その意図は分からんでもないものの、逆にその指示が彼の持ち味を殺したという見方も一部にある。
正直アギーレのアンカー論って、いまだよく分からんのよ。
「できるだけ真ん中にいろ」と言う一方で、別のインタビューでは「山口螢はアンカー」とか言ってるワケさ。
早いこと、このへんをハッキリさせてほしいなぁ。

守備といえば、今日の某スポーツ紙で「アギーレ、内田召集示唆」という記事を読んだ。
うん、彼には早く復帰してもらたいね。
攻撃もさることながら、彼は守備もできる人だから。
で、問題は逆サイド。
私はブラジル戦を見てて、太田はありだな、と思ったよ。
あの左足キックは武器である。
それは精度もさることながら、長友のようにサイド高いところまでエグることなく低い位置からクロスを供給できるところが何よりもイイんだ。
なぜならあのスタイルだと、自陣左サイドをガラ空きにする日本の悪癖を解消できるじゃん。
仮にカウンター食らっても長友よりは早く自陣に戻れるし、また太田は長友より身長があるから中に絞って擬似CBも務められるだろう。

ひとつ、この「擬似CB」が重要だと私が思うのは、やはり今回みたいなバイタルのケアには「擬似アンカー」として森重が一時的にフォアへ出た方がイイのでは?ということなんだ。
つまり、

・・・・ネイマール
・・・↑田口↑
・・・↑森重↑
→太田→塩谷←高徳←

という対応。
正直田口の位置は細貝の方がベターなんだが、仮に細貝がアタックに入ったなら森重がそのカバーにすぐ行くという形ね。
暴走族的にいうと、細貝が「特攻隊長」で森重が「親衛隊長」。
このスタイルのポイントは、SB両翼がちゃんとエリア内に戻ってること。
その点、いつもサイド高い位置までエグってしまう長友は両刃の剣なんだよね。

で、私なりの新フォーメーション提案は↓の通り。

・・・岡崎
香川・・・・本田
・長友・・柴崎
太田・細貝・内田
・森重・・塩谷
・・・西川

はい、思いきって長友をインサイドハーフにしてみました(笑)。
彼は運動量と持久力があるから、おそらく中盤のプレスは効くと思うよ。
で、この位置から得意のサイドアタックを連発するワケで、するとWGの香川は長友とスイッチにして中に絞ることができる。一石二鳥さ。
で、アンカーの細貝は縦横無尽に動き回ってボールの出所を潰して回る。
それによって空いたバイタルの番人は、「擬似アンカー」の森重。

悪くないアイデアだと思うけど?
当然これを実現するキーパーソンは、長友より低い位置からでもクロスを量産できる左SB・太田。
あと、たびたびオーバーラップするけどキチンと自陣に帰ってくる右SB・内田。
あと、CBとアンカーの両方をこなせる森重。

とりあえず、次のテストマッチはこれを試してみない?
2014/10/16(木)15:00

☆関西人
ブラジル戦
普通、ブラジルと対戦するならベスト布陣で試合に臨むのが世界の常識。
せっかく向こうはネイマールが先発してくれてるのに、こっちは本田も香川も長友もいない飛車角落ちである。
いくらアジア杯に向けたチーム作り優先とはいえ、こんなの並の監督ならまずできないよね?
ある意味、アギーレは凄い人だと思った。
…で、案の定虐殺ですよ(笑)。
だけど良い試合だったと思う。
先日のジャマイカ戦なんかより、よっぽど意義のある試合だったよ。
何となくだけど、チームの輪郭が見えてきたし。

今回の試合で面白いなと思ったのが、いつものように日本が「左利き」じゃなかったこと。
それは、いつも左でスイッチを入れる役割の長友不在がやはり大きかったのかと。
いや、別に「長友がいないとダメだ」と言いたいワケじゃないのよ。
ただ彼がいないだけで、チームの軸が左に偏りにくいのは事実。
いつもは皆がピッチの左半分に寄って、選手間の距離を縮めて少ないタッチのショートパスを数人で繋ぐでしょ?
今回は、それが少なかった。

というか、今のチームの軸は左でなく中央なんだよね。
よって選手らは配置が偏らず、横にワイドなポジショニングになる。
それって裏を返せば、フォローしにくい。
だからボールを受けた選手はまずドリブル独力で持ち上がり、そこからショートパスよりミドルレンジのパスを出すというシーンが以前より目立つようになった。
…これって、世界サッカーの中じゃ別に「普通」なんだけどね(笑)。
むしろ、今までのショートパス偏重スタイル、左サイド偏重スタイルの方が日本独特ともいえたワケで。

しかし、このやり方は今までより個のキープ力が求められるということ。
そこが課題。
今日の試合を見てても、中盤でボールをロストするシーンがどれほど多かったことか…。
特に、狙われやすいのがインサイドハーフだよ。
もともと、インサイドハーフとは真ん中でボールを保持した時に周囲のフォローを受けにくい位置関係。
このポジションは「フォローをする」けど「フォローをされる」ようにはできていない。
フォーメーション図を見てると、私は何となくそう思う。
だからこそインサイドには個としてのキープ力が必須になるんだろうが、少なくとも今日はそのへんがうまくいかなかったよね…。

とにかく、以前から何度も書いてるけどインサイドハーフこそが日本にとって最大の鬼門である。
個人的に、柴崎はありだよ。
だけど彼の相棒がいまだピンとこない。
誰かイイ人いないものか…。
今さら「小笠原」とか言うのは反則だぞ(笑)。
2014/10/15(水)0:35

☆関西人
恐るべし、藤田俊哉
先日のジャマイカ戦は中継局がフジテレビだった。
フジといえば解説が風間さんや清水さんのイメージが強く、昔から意外と渋好みのテイストなんだよね。
そして今後は、新体制として宮本恒靖がメインとなる様子。
なかなかうまい人選だな。
彼は知性派・理論派だからコアファンの視聴に耐えうる一方、何しろあのイケメンだからミーハー女性層も取り込めるという強みもある。
ただ悲しいかな、サッカー解説って声メインでテレビに顔が映る時間は非常に少ないからねぇ…。
せめて宮本が解説の時ぐらい、画面隅にワイプで彼の顔をずっと映しておけば視聴率も取れるだろうに(笑)。

で、宮本の解説が実際どうだったかというと、正直いって私はつまらなかった。
いや、言ってることは常に的確で正しいんだよ。
でもあまりにマトモすぎて、無味無臭。
クセがない。
そりゃNHKならあれでもイイのかもしれんが、少なくともフジテレビでこれはいかがなものか、と思ったね。
彼があまりにも無味無臭なもんだから、実況青嶋アナのウザさがいつも以上に増幅されてしまっていた…。

ところが、だ。
そういう実況席の無味無臭に、突如異臭が入り込んできたんだよ。
そう、それは他でもない、ピッチ解説の藤田俊哉である。
もうね、私は笑ったよ。
あれほど喋るピッチ解説はちょっと珍しい。
普通ピッチ解説ってベンチに動きがあった時とか、あるいは実況アナから話題を振られて初めて会話に参加するもんでしょ?
藤田は違った。
それこそヒナ壇芸人ザキヤマのごとく、グイグイ話に割って入る。
やがては青嶋アナの仕切りを完全無視して「僕はこう思うんですけど、宮本さんはどう考えますか?」的に勝手に司会進行までしていく始末。
アナを無視した藤田・宮本の二人だけのサッカー談義は結構あったね。
青嶋アナが少し不憫だった(笑)。
音声的には、実況席で藤田と宮本と青嶋アナの3人が並んでるようにしか聞こえなかったが、よく考えたら藤田はあそこにいないワケで、一人だけピッチからインカムで会話に参加してたワケでしょ?
そんな状況で、よくぞあそこまで喋れたもんだ。
絶対、メインの宮本より喋ってたよね?
恐るべし、藤田俊哉…。

いや、よく考えたら彼の盟友・名波も似たようなもんだわ。
彼もテレ朝でピッチ解説が長かったが、普通に実況アナの頭越しにセルジオや中山と喋ってたもんな?
なんつーか、磐田OBってテレビ的に面白い。
そしてハートが強い。
中山、名波、藤田、あと福西もそうだね。
みんな、人当たりは良いくせに妙なふてぶてしさも一方で持つんだ。

彼らを見てると、あのハートの強さはやはり磐田カラーなんだと感じる。
みんな、あの闘将ドゥンガにイズムを注入されてる奴らだからね。
ドゥンガは、おとなしい日本人に自己主張の強さを求めたという。
変な遠慮はするな、言いたいことはガンガン言え、練習中に口論になってもかまわん、喧嘩になってもかまわん、みたいな感じ。
実際、ドゥンガ自身がそういうスタンスだったから当時は相当ウザがられてたみたい(笑)。
だけど彼がチームを去った後、磐田の練習を見てたらみんなピッチ上で口論をしてて喧嘩みたいだったってさ。
いや、そういうドゥンガイズムが受け継がれたからこそ、黄金期磐田はあれほど強かったんだろう。

そう考えれば、↓に書いた福西vs中田英の確執も我々が想像するほど陰湿な類いではなかったのかもね。
彼らにとっては普通のことだったのかも、と。
実際、最近にNHKで福西解説の時に中田がゲストで出たことがあったんだが、とてもお互いをリスペクトし合ってる空気だったんだよ。

で、明日はそのドゥンガ率いるブラジルといよいよ対戦だね。
ぜひ、成長した日本人選手の姿を見せつける形で恩返しをしたいもんです。
ありがとう、ドゥンガ。
あなたが約20年前に注入してくれた激しい自己主張のイズム、今や磐田OBのみならず若い奴らにも受け継がれますよ。
特に見て下さい。あの金髪ゴリラ。
ふてぶてしさだけなら、現役だった頃のあなたに匹敵するゴリラに育ちました。
そしてあなたの教え子・藤田俊哉。
ジャマイカ戦では信じられないほどハードワークしてましたよ?
ぜひ、あなたにも見てほしかった。
2014/10/13(月)20:01

☆関西人
打倒ブラジル
ジャマイカ戦の中盤は、明らかに9月の試合よりも攻撃的だった。

【ウルグアイ戦】
田中順+細貝+森重
【ベネズエラ戦】
柴崎+細貝+森重
【ジャマイカ戦】
柴崎+香川+細貝

あるいは、アギーレも相手との力関係を考慮して中盤の守備強度を調整してると考えられなくもないんだよね。
もし仮にそうだとするなら、次の相手は最強チーム・ブラジル。
その力関係として、コンセプトを再びウルグアイ戦の時のやつに戻しちゃう可能性だってなくはないと思う。

で、その場合だと↓の布陣。

・・・ハーフナー
岡崎・・・・本田
・武藤・・柴崎
長友・細貝・高徳
・森重・・塩谷
・・・西川

げ〜っ?何で前戦で機能した1TOP岡崎を捨てんのよ?
と思うだろうが、一応コンセプトは初陣の皆川ね。
ビルドアップはインサイドハーフが司令塔となったジャマイカ戦と異なり、中盤省略で最終ラインからロングボール使う考え方。
もともとブラジル相手にはポゼッションで勝てないんだから、とにかくシンプルに速攻カウンターしていきましょう、と。
…あ、誤解のないように。
決して私はこれを奨励してるワケじゃないからね?
むしろ嫌だよ。
でも後ろからロングボールを使う場合、その球の滞空時間の長さから受けるFWは絶対敵DFにガッツリ体を寄せられるんだ。
となると、やはり岡崎よりデカいハーフナーの方が有利。
で、彼が落とした球に周囲が素早く反応して素早く繋ぐコンセプト。
離脱の香川の代わりを武藤にしたのは、残ったメンバーの中では彼が一番プレスの強度がありそうだから。

あるいは、初陣と同じく細貝をインサイドハーフに上げて、アンカーを森重に戻すという考え方もある。
その場合は、空いたCBの位置に水本か鈴木が入ることになる。

・・・ハーフナー
岡崎・・・・本田
・柴崎・・細貝
長友・森重・高徳
・水本・・塩谷
・・・西川

でもねぇ、CBは前戦で森重&塩谷コンビがやけに安定してたし、そこを崩すのはちょっとモッタイナイ。

そしてもうひとつの考え方は、「勝っているチームはイジらない」。
これが最も濃厚らしい。
岡崎1TOPなどそのままで、抜けた香川のところをそのまんま田中順あたりにするだけという最小限アレンジの考え方。

・・・岡崎
武藤・・・・本田
・田中・・柴崎
長友・細貝・高徳
・森重・・塩谷
・・・西川

うん、田中順には頑張ってもらいたいんだよね。
ちょっと小耳に挟んだんだけどさ、スポルティングリスボンで設定されてる彼の移籍金は今83億円(契約期間5年)なんだって?
それ、ムチャクチャじゃん。
そんな金額設定されたら、今後5年間どこにも行けなくなる。
世界中探しても彼にそんな金額を払うクラブがあるワケないし、もはや柏が買い戻すことも不可能。
彼に残された唯一の道は、スポルティングリスボンでちゃんとレギュラーとして活躍することだけだよ。
だけどこのクラブ、フィーゴ・Cロナウド・ナニなどスーパースターを輩出してきた名門中の名門だからな…。
そんな簡単に彼が成功するとも思えん。

いや、だからこそ彼にとってこの代表こそが道を切り開く重要なポイントなのよ。
仮にブラジル戦でゴールを決めるなど大活躍をすれば、それはクラブ側にもきっと伝わるだろう。
「お?田中はFWだけじゃなくインサイドハーフもできるのか?」ってね。
そうすりゃ、彼のクラブにおけるレギュラー獲りにも必ずや好影響が出てくるはず。

頑張れ!TJ!
2014/10/13(月)10:55

☆関西人
ジャマイカ戦B
アギーレジャパンのコンセプトについて、監督自身は「GK、アンカー、センターFW」の3つを重要ポジションだと語っている。
クライフ流にいうと「セントラルアクシス」、タテの中心軸が大事ってことね。

今回は、この3つのポジションともがレギュラー変更。
川島→西川、森重→細貝、大迫→岡崎。
おそらく川島は例のミスが響いた制裁だろうし、大迫は何か知らんけど動き方にダメ出しされたのは皆さんもご存じの通り。
で、問題はアンカーだよ。
予定通りなら森重続投になるはずが吉田の故障で彼はCBに回り、代わりに細貝が先発アンカーとして繰り上がったワケだ。

皆さんは森重と細貝、どっちが良いと感じただろうか?
というより、この二人は非常に比べにくいと思わないか?
スタイルが少し違うんだよ。
森重は9月の試合後に語ったアンカー論として、
「実際はそこまで動かなくていい印象です。
あっちこっちに忙しく顔を出すというよりは、真ん中のエリア付近にいた方がチーム全体のバランスを保てると感じました」
という持論を展開したんだ。
一方、今回の細貝を見てると森重の言ってたこととは真逆の動きをしていて、エリア真ん中を空けてでもボールの出所を潰しにあちこち走ってたと感じたし。

「ゾーン」か、「対人」か。
「ディレイ」か、「潰し」か。
難しいポイントだよね。
こういうの、選手によって結構意見が分かれるんだわ。
有名なのがジーコジャパンの時の話だね。
基本ジーコって細かいグループ戦術は選手側に託してたんだが、すると2ボランチの中田英と福西の間に考え方の溝ができてしまった。
福西は、森重的な考え方。
まず真ん中を空けないことを優先しよう、と。
一方、中田は細貝的な考え方。
もっと動いてボールホルダーを積極的に潰そう、と。
これ、お互い頑固者だから譲らなかったんだよなぁ。
主将の宮本が仲裁に入ったけで決着はつかず、最後の最後でようやくジーコが介入。
というか、最初から監督が戦術コンセプト決めとけよ(笑)。

で、その時ジーコが下した判決は「福西の考え方でいこう」だったかと。
あの中田もさすがに神様ジーコには逆らえず、それに従うことで一応の決着がついた。
と、その時は思った。
ところがこれにはまだ話の続きがあって、本大会でまず豪州に屈辱の敗退、続くクロアチア戦でのハーフタイム中に中田は「福西を替えろ」と直談判(周囲が理解できないイタリア語で)したという噂があるんだ。
で、その試合は後半開始から福西out稲本in。
続くブラジル戦でも、福西は結局最後までベンチだった…。

この話の非常に分かりにくいところは、最初は福西のやり方でいって試合に負けて、でも最後に中田のやり方でいってもまた同じく負けたという救いがない顛末にある。
結局、どっちが正解だったのかが謎のままジーコジャパンは封印されたんだよ。

でもさ、よく考えたらこれに正解もヘッタクレもないんだよね。
どちらかが間違ってるという話じゃないんだし。
というか、そもそも守備ってMFだけでやるワケじゃないんだ。
後ろにはCBもSBもいる。そして前には攻撃的MFとFWがいる。
仮に福西のやり方でやるなら、バランスとして前のMFからボールの出所を潰しにかかることが必須。
また中田のやり方でやるなら、バランスとしてCBがフォアに出て(SBは絞って)バイタルをケアするのが必須。
要は、これって中田と福西だけの話じゃないんだよ。
周りの戦術理解、およびその適性を含めた話さ。
そこを無視して福西out稲本inにしただけで、全てが好転するほどサッカーってのは甘くないだろう。

じゃもう一度アギーレジャパンに話を戻すが、ジャマイカ戦見てて思ったけど細貝ってほとんど攻撃に色気出さないよな?
もっとパスをできる選手だったはずだが、割とそこはシンプルなことしかやってなかった。
まだ森重の方が色気を出してたように思う。
というのも↓に書いたように森重は「インサイドハーフに球を預けるのはむしろ危険」と判断してたようで、そこを通り越して長めのパスを通そうとしてたんだ。
一方、細貝は普通に柴崎や香川に託していた。
これは、中盤構成の違いがそのまんまアンカーの配球に出たのかな。

どうあれ、柴崎があそこまでできるのを見ると私は細貝アンカーありだと思うよ。
ただし、細貝は結構バイタル空けるからそこはCBにフォアの資質が欲しい。
高さで受けるより、スピードの方の資質だね。
幸い、森重&塩谷のコンビはカバーリングの資質があってかなり守備範囲が広そう。
GK西川も含めてバランスは悪くなかった。

でも、あくまでそれはジャマイカとの力関係前提での話だったからね。
ブラジル相手ではどうなるか、まだ分からん。
たとえば細貝が潰しにいったところをブラジル人独特のテクでかわされて、逆にスカスカのバイタルを突かれるかもしれん。
「やっぱ真ん中空けない方がイイじゃん」「細貝使えね〜」ってことになるかもしれん。
いや、そうなったらそうなったでそれもひとつの経験だよ。
あるいは、相手によって「中田」と「福西」を使い分けるのがひとつの正解なのかもね。
2014/10/12(日)14:15

☆関西人
ジャマイカ戦A
アギーレが柴崎を絶賛したらしい。
「ワールドクラスだ」と。
確かに彼は良かった。
いや、厳密にいうと今回に限らずベネズエラ戦の時も良かったけど。

インサイドハーフというのは難しいポジションだと思うが、柴崎がイイってのは機能として「2.5列目タイプ」が一番ハマるということなんだろう。
香川や田中順は1.5列目タイプ、森岡は2列目タイプ、細貝は3列目タイプということで、消去法でいっても柴崎が一番ハマるのは自明の理だったかもしれん。
彼と同じく2.5列目の匂いがするのは、追加召集の田口ぐらいだろうか?

ブラジル戦、もしアギーレが中盤の安定を考えて「左右対称」にするなら、当然だけど柴崎と田口の二人をインサイドハーフで並べることになるだろう。
でも、案外そうはしないんじゃないかな?
実際、ウルグアイ戦もベネズエラ戦もジャマイカ戦も全部が「左右非対称」の選考だった。
いつも、左の方がやや前気味の性格なんだよね。
ひょっとしたら、アギーレの頭の中には最初から香川の左インサイドがイメージとしてあったのかもしれん。
そこはI番、すなわちエキストラキッカーの位置だ、と。

アギーレの考え方が、仮にそうだとしよう。
となると、ブラジル戦の左インサイド先発は田口でなく、田中順か森岡のどちらかということになるよね?
…いや、それもイイけど、私のイメージの中では彼らよりも遥かに香川のキャラと近い選手が一人いるんだわ。
それって、柿谷のことなんだけど。
彼はジャマイカ戦の途中投入で1TOPに入ったが、お世辞にもフィットしたとは言い難かったと思う。
なぜなら↓に書いた「外はパリパリ、中はジューシー」というチームコンセプトにおいて、柿谷は岡崎や武藤に比べて「パリパリ」してないんだよな?
彼こそ、典型的な「ジューシー」。
じゃ、外にせず中にしちゃうのもありなんだよ。
そりゃ、流行り物に弱くてすぐ新しいトレンド(今なら宇佐美とか)に目移りしちゃう尻軽さんたちにとっては、柿谷なんてもう既に「過去の人」なのかもしれんが…。

もちろん、そうなりゃ守備リスクは格段にアップするだろうね(笑)。
特に左インサイドってのは後ろの長友が持ち場を捨ててガンガン上がってくるし、もともと危険度が高い。
だから、柿谷は左インサイドより右インサイドの方に配置したい。
そうすりゃ、「理解者」本田との距離も近くなるし。
代わりに柴崎が左ね。
試合を見てると、彼は意外としっかり守備ができてたから。
で、布陣は↓の通り。

【関西人のブラジル戦希望スタメン】

・・・岡崎
武藤・・・・本田
・柴崎・・柿谷
長友・細貝・塩谷
・森重・・鈴木
・・・西川

はい、右SBは高徳でも西でもなく塩谷にしてみました。
理由は、柿谷の存在が不安だから(笑)。
昨日の塩谷の守備は非常に良かったし、あの速さや強さはSBもできそう。
あと、鈴木をCBで一度見てみたいのもあるしね。
これぞ、「外はパリパリ、中はジューシー」。

とにかく、あまり433を難しく考えすぎちゃダメだと思うんだ。
「インサイドハーフとは…」なんて小難しいこと考えてたら、昨日の前半の香川が良い例だが妙に縛られてうまく動けなくなってしまう。
ところが脳震盪を起こして意識朦朧となった後半の香川は、頭の中でグチャグチャ考えてた難しいことが全部吹っ飛んでしまったんだろう。
いつの間にか「トップ下」みたいな動きになってたからね。
しかし、これぞ怪我の功名。
実際、そこからの香川は良かったんだ。

もちろん、全ての選手がそういう風に自由に動いてしまっては組織が崩壊する。
チームの中でそれが許されるのは、せいぜい一人か二人だろう。
俗にいう「エクストラキッカーは二人まで」ってやつ。
で、そのエクストラキッカーの有力候補がインサイドハーフなんだよ。
そこは「ジューシー」の方がイイのさ。
せっかく背後には「パサパサ」の鶏のササミみたいな細貝がいてくれるんだし、たとえブラジルが相手だろうが思いきりやってみたらイイよ。
2014/10/11(土)18:37

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