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過去ログ456 2014/8/21 21:40

☆関西人
2:6:2
こうして代表監督が替わると、さて次はどんなメンバーが選ばれるのか、我々サポの予想癖・妄想癖が当然のことながら刺激されることになる。
この時期はああでもないこうでもないとか言いながら、ただ待ってるだけで意外と楽しいもんだよね。
サッカーファンというのは、大体が皆それぞれに「私が考える日本最強メンバー23名」というリストを心の中に持ってるもんさ。
私にも、それはある。
そしてそういうのは大体が欧州リーグで活躍する選手、ならびにJリーグで活躍する選手らをズラリと並べた、まさに精鋭揃いの構成。
だって凄い23名を揃えれば、間違いなく凄いチームができるはず。
我々は、そう信じている。

で、今回はそれに対するアンチテーゼとして「働きアリ」のネタをひとつ書いておきたい。
板でこのネタを書くのは多分2回目だと思うんだが、皆さんも会社の研修などで一度は聞いたことがある話だと思う。
【2:6:2の法則】ってやつ。

まず働きアリの群れというのは、全体の中で「ムチャクチャよく働くアリ」が2割いて、「普通に働くアリ」が6割いて、「全然働かないアリ」が2割いるらしいのね。
で、この2:6:2の比率に目をつけた昆虫学者が「よし、この働かない2割を群れから離してしまおう」と思ったのが話の始まり。
それを実際やってみるとどうなったかって、群れはしばらく混乱したけどやがては安定して、驚くことに元の2:6:2のバランスを取り戻したんだ。

これ、よく考えたら不思議な話だよね?
だって「全然働かないアリ」は群れから排除されたはずなのに、それでもバランスが保たれてしまうのは今まで働いてたアリの一部がなぜか働かなくなった、ってことでしょ?
何で、そうなるんだろう。

さらに別の実験では、各々の群れの中にいる2割の「ムチャクチャよく働くアリ」だけをかき集めてひとつの群れを作ったらどうなるか、というのもやってみたらしい。
結果、やはりしばらくすると2:6:2のバランスが出てきたんだってさ。
要するに、今まで「ムチャクチャよく働くアリ」だったところから、「普通に働くアリ」もしくは「全然働かないアリ」にまでステージを落とした奴らが出てきた、ってことだよ。

この実験結果は「信じるか信じないかはあなた次第」という都市伝説にすぎないとも言われてるが、でも私は意外と信憑性ある話じゃないかな〜、と思って。
だって自分自身の周りを見ても、【2:6:2の法則】って実際あるような気がするもん。
たとえば、会社。
やっぱりよく働く奴は全体の2割ぐらいだと思うし、普通に働いてる奴は確かに6割ぐらいだろうし、そして全然働かない奴が2割いるというのも大体そんなもんだわ。
これ、昆虫だろうが人間だろうが特に変わりはない、生理学的組織論なんだと思う。

で、話をまた代表に戻そう。
この代表ってやつこそ、↑の実験と全く同じことをやってるんだよね。
各々の群れ(クラブ)から「ムチャクチャよく働くアリ」だけをかき集めてきて、ひとつの群れ(代表)を作る。
もちろん精鋭ばかりを揃えてるから、さぞや凄いサッカーができるんだろうな〜と期待して見てたら、意外とクラブよりショボくてガッカリした、という経験は皆さんにもきっとあるはず。
それこそ、【2:6:2の法則】に他ならない。
もともとは「ムチャクチャよく働くアリ」だったのに、その群れでは「普通に働くアリ」「全然働かないアリ」にしかなれない選手がいる現実。
代表の中でも、確かにスーパーな選手はせいぜい2割程度、23名の2割といえば5人ぐらいか?
また全然働かない選手も同じく2割程度、やはりチームの中で5人ぐらいか?
残る13名ほどは、みんな「普通に働くアリ」というレベル。
そういう構成は、言われてみると昔からずっと一貫してるような気もする…。

まあ、ものは考えようだ。
どんなに凄いスター選手ばかりを集めたところで、組織論として【2:6:2の法則】からは逃れられないのだと仮にするなら、もういっそのこと凄い選手ばかりを集めるのはやめといた方がイイんじゃないかと。
だって、この中からも必ず5人ほどは「全然働かないアリ」に回らなくちゃならんのでしょ?
そういう役割に回るのって、いっそ戦力としては未完成な若手で十分なんじゃないかな?
たかが5人なんだし、そこは今後の成長を見込んだ若手有望株の下積み枠ってことでさ。

つまり、23名枠はスター選手を5人、中堅選手を13人、若手有望株を5人、という構成で最初から【2:6:2の法則】に体を合わせちゃうのよ。
こういうの、意外と悪くないチーム構成だと私は思うんだけど。
2014/8/21(木)21:40

☆関西人
権力A
続きね。

サッカー界で最も著名な「権力者」といえば、やはりミランのオーナー、ベルルスコーニだろう。
彼は、もう別格。
何たって一国の首相を務めたほどのカリスマであり、また同時に国内の民放テレビ局のほとんどを買収してしまったメディア王でもある。
さらに出版業界まで牛耳ってるらしいし、こりゃもうナベツネの遥か上をいくレベルだね。
ある意味、彼に買収されたからこそミランはここまで大きくなれたとも言えるんだろうが、でもだからこそ、オーナーとしてのベルルスコーニはクラブにとって超めんどくさい存在。
いちいち現場に口を挟んでくるらしいし、おそらく監督はやりにくくってしようがないだろう。
試合中でも采配が気に入らないと、ベンチに彼からの電話が入るらしいからね(笑)。

そう、実はザックってそういう経験をしてきた監督だったんだよ。
そりゃもう、「権力者」に対する迎合はミランで慣れたもんだろ。
原博実?川淵?電通?アディダス?
そんなのベルルスコーニに比べりゃカワイイもんさ。
そこは意地を張ってエゴを貫けば、簡単にクビが飛ぶ世界を経験してきたザック。
やはり日本でも、ある程度の迎合と妥協は絶対あったと思うよ。
我々にとって彼の「優しさ」に見えた部分は、本当のところは彼一流の老獪な処世術だったのかも…。

実をいうとW杯最終メンバー発表前、私が一番注目してたのは清武が入るか入らないかだったのよ。
だってさ、彼調子悪かったじゃない?
もちろん遠藤不在時の右足キッカーとして存在意義はあったんだが、それも一部からは「憲剛がいるじゃん」という声があった。
実際、憲剛の方がリーグで調子良かったし。
普通に考えて、清武は当落線上ギリギリだったと思うんだわ。
しかしそうは言いつつ、ザック的には【清武>憲剛】というのが最終結論。
そこは監督の考え方ひとつだから今さら何も言うつもりはないが、ただその選択は非常に商業的だったと思う。
だって憲剛の方にはCMがなかったが、一方で清武はというとアサヒビールでCMキャラクターになっていた。
また、憲剛がミズノのスパイクを履いてるのに対し、一方で清武はというとアディダスの契約選手だった。
それがどうした?と思われるかもしれんが、こういう商業的なバックボーンは大きいんだ。
…だってさ、清武が出てたCMを考えてみてよ。
あれは長友・岡崎とのトリオで出てるやつだったが、仮にこのトリオの中で清武だけがメンバーから落選したら、あのCM流すのは空気として絶対ビミョーになったと思わない?
その時は急遽、清武のシーンだけ切って再編集する?
あるいは、清武のシーンだけ彼の顔にモザイク入れるべきか(笑)?

思うに、ザックはそういう配慮までする人だったんじゃないかと。
そもそも彼がいたセリエって、日本とは比較にならんほど外部からの圧力に晒された環境。
前述のベルルスコーニしかり、スポンサーしかり、あとはマフィアだね。
セリエといえば、まず八百長(笑)。
特に八百長のターゲットとなるのは弱小でなく強豪であり、そこはミラン・ユベントス・インテルに絡んできたザックなんて闇勢力の介入は絶対に経験してるはず。
そしてそういう経験がベースになってると考えりゃ、彼のスポンサーに対する迎合、協会に対する迎合、本田ら主力に対する迎合、そうしたスタイルにもある程度の納得ができるんだわ。
ぶっちゃけ彼は、権力者をとても意識する人だったんじゃないかと。

ただこれはある意味、ザックは日本代表をかなり「ビッグクラブ扱い」してくれたんだと思う。
オーナーに配慮し、スポンサーに配慮し、スター選手にも配慮をした。
本当はもっと自分のやりたいように代表をウディネーゼのごとく「プロビンチア扱い」してくれても良かったと思うんだが、そこは長年で身に付いた習性だったんだろうか?
練習では「パスを繋ぎすぎだ」と怒りつつ、しかし最終的には選手たちに主導権を預けて過剰なポゼッションスタイルを容認した。
そして選手選抜では一貫して欧州組を優先しつつ、しかし最終的には大久保を召集して世論および協会に歩み寄りを見せた。
また彼のこだわりと思われた343にしても、機能せず批判に晒されると最終的には完全に封印をした。
あらゆる流れが、妥協・迎合の連続。
「長いものに巻かれる」とでも言うべきか、それもひとつの解釈としては「ビッグクラブ扱い」だったのかもしれん。

で、次のアギーレがどうかということなんだが、彼の場合はザックと異なり典型的な「プロビンチア」タイプじゃないかと。
リーガではビッグクラブというより中堅クラブばかり指導してきたし、代表においても指導してきたのはあくまでメキシコという中堅どころ。
だからそういう経歴を生かして、思いきり日本を「プロビンチア扱い」してくれりゃイイんだよ。
現実、我々もまた間違いなくプロビンチアなんだし…。
2014/8/20(水)20:00

☆関西人
権力
基本、権力者をナメちゃいかんよね。
特に日本サッカー界における【協会+スポンサー+電通】の軍産複合体(?)たるや、ある意味ではFIFAをも動かしちゃうんだから…。
ほら、今回のW杯でもコートジボワール戦だけ日曜朝10時という絶妙なキックオフ時刻だったじゃない?
あれは現地時間だと夜10時キックオフ(試合終了は深夜0時ぐらい)という日本だけに許された特例中の特例だったワケで、やはり話を聞くと電通およびNHKの圧力が働いたらしい。
似たようなことはドイツ大会の時にもあったのは皆さんもよく覚えてるだろうが、しかしよくもまぁこんなことが何度も実現できるもんだな?
昔から「日本人は外交下手」という割には、一方でジャパンマネーを振りかざした「商談」になるとFIFAをも動かせるワケだ。
…つくづく、恐ろしい権力。

日本サッカーファンの多くは権力者を「原さん」「大仁さん」「川淵さん」など個人として見るから昔からナメちゃうクセがあるんだけど、本当の権力ってのはそういう個人というよりは組織、党、結社みたいな構造になってて、これがもうなかなか根深いんだわ。
たとえば「川淵さん」なんてのも、単にその象徴にすぎない。
皆が彼を分かりやすく悪の帝王みたいに捉えようとするんだけど、じゃ彼が亡くなったら日本サッカー界は発展するのかといったら、それはまたそれで全然別の話さ。

ちょっと話は変わるが、昔に私が夢中になって読んだ漫画のひとつに「北斗の拳」というのがあった。
この漫画も学生の頃は特に何も考えず「勧善懲悪」のヒーロー物として楽しんでたんだが、大人になってから改めて読むと子供の頃とはまた別のニュアンスを感じてしまうのね。
まず、大人の視点では
【ケンシロウ=正義】
【ラオウ=悪】
と単純な解釈はできなくなってしまうんだ。
というか、ラオウがやってたこともまたひとつの正義じゃなかったのか、と。
だってさ、あの時代背景は核戦争後の無政府・無秩序状態でしょ?
それゆえ治安が悪くなり、それこそモヒカンの暴走族みたいのが「うひょひょひょ〜!」って叫びながら女子供を襲ったり強盗したりしてる環境。
そこでラオウがやろうとしたことは、おそらくは「力の支配」により国家秩序を生み出すことだよ。
これは政治学でいうところの「暴力の独占(マックスヴェーバー)」であり、非常に正しい措置である。
しかし、なぜか「北斗の拳」ではラオウばかりが悪の象徴として描かれており、その支配から解放してくれる救世主としてケンシロウばかりが正義という扱いに…。

いや、百歩譲って仮にケンシロウが正義だとしよう。
そして、彼がクーデターを起こしてラオウ政権を打倒することも仮に良しとしよう。
しかし、実際その打倒を果たした後にケンシロウは一体何をした?
既存政権の指導者を殺害するという大それたことをしたというのに、あとは皆さんでよろしく〜、僕はしばらくユリアとイチャイチャするんで消えますね〜、という完全なる責任放棄…。
これ、あかんやろ。
何で、新政権を樹立しないんだ?
このままラオウ政権を解体しただけなら、国家はまた無政府・無秩序状態に逆戻りじゃん?
「世紀末救世主伝説」って銘打つ割には、ケンシロウのやったことって実は単なるテロですよ。
それこそ、伊藤博文を暗殺した安重根みたいなもんさ。

あれ?
何で私はこんなこと書いてるんだっけ?
…あ、そうそう、権力者の話だったね(笑)。
つまり、こういう「北斗の拳」的な構造は今の日本サッカー界でも全く同じことがいえて、やはり誰しもが支配者ラオウに対しては漠然とした不満を持っていて、そこから解放してくれる「世紀末救世主」の出現を民衆は心待ちにしてるんだよ。
とりあえず誰かラオウを倒してくれ、と。
ラオウさえいなくなれば、やがてこの国は平和になり我々は幸せになれるんだ、と。

いやいや、それはいくら何でも甘すぎる。
たとえば上記の【協会+スポンサー+電通】みたいなモノを「ラオウ」と捉えたところで、それを解体したら何か日本サッカーは劇的に進化するものだろうか?
ちなみに漫画版ラオウでいうところの「圧倒的な軍事力」に該当するモノは、このサッカー版ラオウでは「圧倒的な財力」ということになるだろう。
その財力を背景に、ひとつの国家秩序みたいなモノが形成されている。
「清貧」で日本サッカーは強くなれるのか、弟よ。
まずは財力がなければ国は治められぬ、この拳王を倒したくば弟よ、我を上回る財力をもって立ち向かってこい。
と、ラオウは言っているんだと思う。
ちなみに漫画版ラオウは、弟ケンシロウに倒されることを実は自ら願っていた…。

ああ、そういえばそろそろアディダスとの契約期間が切れるからって、今年はナイキがかなり積極的に食い込んできたんだよね。
【ナイキ=世紀末救世主】か?
ところが、あっさりナイキは敗けました…。
彼ら、ケンシロウじゃなかったんだね(笑)。

しかし、確かにこのまま放っておくと組織が腐敗してしまう可能性はやはり否定できないと思う。
なぜなら協会は民間企業でなく公益法人という公的な機関だし、かといって選挙で国民の信を問うような新陳代謝システムがあるワケでもない。
少なくともサポには、会長や技術委員長の解任を要求する権限はない。
強いていうなら、我々が行使できる力って世論ぐらい?
そんなので、ラオウが倒せるとは思わんが…。

とりあえず、アギーレが実はケンシロウであることを願いましょう。
ああ見えて、脱いだら実は胸に七つの傷があるかもね(笑)。
2014/8/18(月)0:58

☆老婆心
男性
権力の根深さ
日本サッカー界がじゃんけんのようなパワーバランスを形成しているようで、それもまた外からそう見えるだけかもしれない。

あの電通がそんなフェアな状況を許すとはとても思えないんだよ。
協会とスポンサーの間にどっぷりと浸かり、むしろ翼賛体勢というかカルテル化になっているのではという危惧がある。

協会、電通、メインスポンサー、このトライアングルがガッチリとスクラムを組み、ほかからの参入や影響力を排除。
有名選手で視聴率やメディア影響を安定させ、スポンサーは安心して金を出す、そしてその利益は安定して協会に入り、そして、電通はその中で旨味を吸い続ける。
そのとてつもなく巨大な権力の流れの中で、スポンサーの推すスター選手を選び続けるため、ザックまでも、代表監督までもその中に組み込まれたと見えてしまう。いや、ザックだけではない、香川、本田までもかもしれない。

俺はそういう危惧を抱いている。

それで結果が出るのならばまだいい。
問題はそれでW杯での結果が出なかったことだよ。


今の体制は結果につながらず、むしろ病巣と化していて、ゆるやかな自死に向かっている可能性もある。

打ち破る方法は、結果を出しつつ、まずは協会とやりあえることだろうと思う。
大人か子供かはわからんが、オシムはそうあろうとしていたように思う。
もちろん彼だってたぬきだろう。
でも、少なくとも協会の言いなりには見えなかったオシムのような態度に俺はささやかながらも期待してしまう。

傀儡にできる、協会が御しやすいと思ったアギーレが思わぬ狂犬であり、協会が形成するパーフェクトワールドにカオスを起こしてほしい。

そして、そいういう方法以外で、今の閉塞を脱する方法がないように思える。
2014/8/17(日)18:28

☆モリエンテス◆CA5A
柏vs神戸インプレッション
個人的では有りますが、この帰省ラッシュにどっぷりで、試合もバテバテで帰って来た中でのチェックなので、ざっくりとさせて頂きます。
柏3バックの4-2-3-1への対応への課題がエルゴラでも書かれてましたが、神戸側から見るとそこが上手くハマれば良いなと思いながら見始めた試合でしたが、結果的には完全に仕上がった上で変化を付けてるチームとまだ構築中のチームの差が歴然と出た試合でした。
前述のシステムの話はマリノス戦での失点シーンが有っての記事でしたが、神戸は1トップのマルキがサイドに流れる事が多い事と、何よりも柏守備陣というより、チーム全体のプレッシャーの速さとブロック作る速さ、そこからの切り替え、サイド攻撃とどこをとってもそのスムーズさが出てたゲームで、神戸は完全に後手を踏んでました。
エドゥアルドでしたかね。逆サイドへのボールの質とか良かったですね。
先制もレアンドロの判断の良さ、速さで取れた得点で、コースは甘かったし、止めれても良かったものでしたが、あの判断が1点なんでしょう。
追加点も前半ロスタイムのラストのセットプレーからで、こちらもGKの判断、守り方の中でのマズさが出た感じがします。
こちらも流れがダメならセットプレーでと、チャンスは有りましたが、その精度がダメで1点は遠かったですね。
後半早々に2枚替えで枝村、シンプリシオ投入で攻撃的に出ると、その2人を中心に勢いは神戸に来ますが、それも10~15分程度で少しずつ落ち着いていき、右SB奥井が傷んで石津が投入されると、石津の良い形からのシュートが有りましたが、それも得点には至りませんでした。
それよりも本職SBが全滅した事で、枝村辺りを狙われる格好になり、簡単にサイド突破されたりしましたが、柏は後半はゲームをコントロールしてたかの様な印象でしたね。
それでも決定的なシーンも有り、守備陣も頑張ってはいましたが、PKでもおかしくないシーンも有りヒヤヒヤものでした。
終わってみれば得点以上に柏の完勝といった印象で、こちらは未だに同じ課題をトレースしてる状態ですが、1つの形を作るって意思を見せてる事は一定の評価も、上を見るにはかなり厳しい内容で、どこかで目的をはっきりさせる必要が有りそうですね。
2014/8/17(日)11:56

☆関西人
アギーレジャパンB
実際、どうなるだろうね。

何のかんの言いながら、まず選手という立場は監督に弱いし、その監督という立場はオーナーに弱いし、そのオーナーという立場はスポンサーに弱いし、そう考えていくと権力ヒエラルキーで頂点のカーストに立つのがスポンサー様、ということになるのか?
たとえば代表でいうなら、アディダス?
いや、ところがアディダスはアディダスで自社の広告塔になってくれるスター選手に対しては弱い現実があるワケよ。
つまりこうなってくると、カーストというよりは【グー<パー<チョキ<グー(以下ループ)】というジャンケンみたいなパワーバランスになってくるということね。

で、前代表においてザックがなかなかのタヌキだな〜と思ったのが、彼は権力者との付き合い方をかなり心得てたワケよ。
実際どれだけ世間から批判を浴びようが、有力スポンサーが絡んでくる香川・本田を決して代表の中軸から外さなかった。
普通、監督の立場にもなると小うるさいスポンサーなんてのはウザイ存在でしかないもんだろうが、ザックの場合はウザがるどころか、自らアディダスとは個人契約を結んで歩み寄ったワケさ。
これ、なかなか賢いと思わない?
そうやって監督自らスポンサーと繋がっておけば、↑の「ジャンケン」権力構造においてザックは雇い主である協会を牽制することができるんだ。
たとえばの話、成績不振などから協会がザックを更迭しようとしたところで、そこで出てくるのが協会の大口スポンサーであるアディダス。
彼らが、自社と契約中のザックの更迭を喜んで容認するワケがない。
つまりザックにとっては、そうしたスポンサーこそが自らの身を守る安全保障だったのかも。
あとは、ギブアンドテイクだね。
「私は自らの権限の中で香川らを最大限守るから、あなたたちもまた最大限、私を協会から守ってくれ」って感じ?
…いやいや、大人の世界だなぁ(笑)。

で、次のアギーレという人もなかなかの「大人」だという噂もある。
たとえば4年前にメキシコ代表を率いて南アフリカ大会に臨んだ際、あまりにも不可解な選手選考があってメキシコ国内では「2大テレビ局からの圧力によるスタメン選考」が指摘されたという。
もちろん、その真偽は分からんよ。
でも、なかなか楽しみじゃないか。
一部メディアでは「過去の実績にとらわれず、フラットな視点からの実力主義選考」と報じられてるアギーレだが、いざフタを開けてみるとクラブで干されてる香川や本田が相変わらずバリバリのスタメンだったりしたら、やっぱり彼もまた商業的な「大人」だということ(笑)。

今になって思えば、トルシエは「子供」だったなぁ…。
一方で岡田さんの場合は、今になって思えば「大人」と「子供」の中間だったようにも感じる。
98年の時はカズを切って世間およびスポンサーを思いきり敵に回した彼だが、南アフリカ大会になるとそこは成長をしたのか、スーパースター・俊輔をちゃんと最終メンバー入りさせたワケよ。
ただし、ベンチだったけど(笑)。
で、「サポートメンバー」4名の選抜に彼は全くタッチせず、その人選は全て技術委員会の方に任せたという。
こういう譲歩は、なかなか「大人」の対応だね。
選ばれたのは、香川・永井・山村・高徳。
後に、ブンデスやロンドン五輪で名を上げることになるメンツである。
なるほど。
技術委員会に主導権を渡すと、こういうメンバーが入ってくるのか。
じゃ、今の技術委員会だと野津田・植田・岩波・鈴木武蔵あたりの名前が挙がってくるだろう。
仮にこういう名前がアギーレの9月召集メンバーに入ってるとするなら、間違いなく彼は「大人」の資質がある監督ですな。
2014/8/15(金)19:08

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