超VIP専用掲示板

過去ログ454 2014/8/3 21:05

☆ヒソリ(若葉1号)
男性 69歳
(´・ω・`)おこんばんわ
あら?有名な老婆心さんではないですか?

はじめまして、三流VIPのヒソリと申します!

ブログはよくROMらせて頂いてました♪


そろそろ日本代表アギーレ編も始まりますし、代表板にも遊びに来て頂ければ個人的に嬉しく思います。
2014/8/3(日)21:05

☆老婆心
男性
老婆心ながら
関西人氏、バロンドールおめでとう。そして、元気そうでなによりです。

10年は長いものだな。おっさんがさらなるおっさんになってしまうからね。

初めましてのみなさんは初めまして、お久方ぶりの皆さんはお久方ぶりです。


もちろん、関西人氏にとやかくいわれたから来たわけでは断じてないのである。
全くの自由意志による原点回帰であり、戻ろうかどうかと逡巡していた矢先の関西人氏の書きこみで、懐かしさにジーンときて思わず泣きながら書き込んだわけではないことを予めお断りしておきたい。
さらに、超サカオフ会における女性常連の美人率というレア情報に動揺を隠せなくもあるが、しかし、そこは老婆心という硬派キャラだけに、何くわぬ顔で書き込みたい。
寡聞にして美人はよっぱ氏しかしらないしな。念のため、大事なことなどで二回言うが美人はよっぱ氏しか知らない。

さて、復帰の最初の書き込みは超サカのクオリティだけど、サッカーを見る目っていう意味では格段に上がっていると感じるな。
私が言うのも何だが、サッカーを量的に見ているし、知識も豊富だよ。上から目線のようで申し訳ないが素直にそう思う。
たまにここも覗いてみたりしたんだが戦術論なんかすごく詳しい人がいて、私など圧倒されてしまう。とても論争など出来そうもない。
ただ、ユーモアは少なくなってきたかもしれない。
関西人氏のように「まじめにふざける」「まじめに不真面目」という人は少ないよな。そのキャラは実際に難しくもあるけど。
ブログをやって感じたんだが、ブログは好きなことを邪魔されずにかける一方、基本的に孤独である。コメントもあるがやっぱり主催者は自分なので圧倒的に有利。
そこへいくと掲示板はカオスだけど、生きた議論の醍醐味がある。
自分が考えていたことが議論の中で整理できたり、逆に全く新しいことを思いついたりする。

ということで、久々に板に来ます。

最後に、板の流れとしてせっかく話を進めている人を遮ってしまったようで申し訳ないです。
タイミングが今しかなくて、急遽書いてしまいました。
2014/8/3(日)20:18

☆モリエンテス◆CA5A
浦和vs神戸インプレッション
あっ隠れキリシタンさん自分神戸サポです…
長文書く為にこちらをお借りさせて頂いております。
さて昨日の試合。
ペドロ、ウヨンを出停で欠く神戸は立ち上がりこそ浦和DFのウラを狙う形がありましたが、10分過ぎからは完全に浦和にボールを支配される状況になりました。
この日の神戸はいつもの様な前からのプレッシングでは無く、ブロックを組んで守る形で浦和に挑んでましたが、浦和はそういうチームにはもう慣れてるという様な感じで、最終ラインから長めのボールを入れながらの攻撃を見せて、早い時間帯でいとも簡単に先制をしました。
もちろん得点シーンは興梠の上手い判断も有ってのモノですが、1-0で守り切れる今年の浦和を相手に先制を許すと言うことがどれだけキツいモノかを考えると重く感じました。
案の定、浦和は余裕が出来てゆったりとした中で、前線を伺いながらのポゼッションで、そこに単発ながらプレス掛けないとって感じにさせられて、有る程度そういう状況も想定はしてたかも知れないですが、前半は完全に浦和のゲームでしたね。
そんな中でも森岡が絡んでのチャンスが有った事、浦和がガムシャラに追加点を取りに来なかった事がまだ良かったかなと思えました。
後半に入っても浦和のゲームは続いてましたが、前半よりかは少し神戸のプレスが強くなった感じでした。
そんな状況を一変させたのが神戸にとってこの試合の初のCK、マンツーマンで守る浦和DFでしたが、エリア中央で河本、マルキのマークが外れてて阿部がボールにいったものの届かなくて、河本がフリーで決め、同点に追いつきました。
そして、その前から準備をしていたというシンプリシオと高柳の2人を投入して攻撃の活性化を図り、浦和は青木、関根を連続で投入しましたが、ここからは完全に神戸ペース。
シンプリシオを前目に置き、森岡が下がり、森岡のボールタッチの数を増やそうとしたその形が機能し、左サイド高橋のゴールで一時は逆転します。
高柳も上手く繋ぎに絡み、良い采配でゲームの流れを掴みました。
浦和は同点になってから攻撃のリズムが少しズレた様に感じ、興梠の存在感は希薄で関根頼みの攻撃になり、神戸の攻撃に併せてしまう様な守備が目立ち、前半神戸が見せた様な攻撃を浦和が披露する状況で、数字上では浦和のハズのゲームがスコアは逆で、この時間帯での支配も神戸と、相性のせいなのか浦和にとってはもどかしいモノとなったと思います。
更に神戸は岩波を入れ5バック、浦和は李を入れて4バックと言うか、2バック気味で攻めますが、安定感が増したDFラインと守備意識の高さも有り、やられる感じは無くて、采配は神戸に分がありました。
ただロスタイムに入りとほぼ決まったかと思った時に、1つのプレーから浦和は同点に追いつきました。
浦和の攻撃のカットから小川がそれを受け右サイドでキープに入ったのですが、キープし切れずラインを割ったとアピールするも認められず、その奪われたボールから那須が上がり奥井とのマッチアップを狙い、そこを柏木が見逃さず良いボールを入れてヘッドで決められて同点に追いつきました。
試合はそのまま終わり神戸が勝ち点2を落とした感じですが、浦和も勝ち点2を落とした印象でも有りますね。
どちらにとっても納得はいかない試合では有りましたが、それなりにやれたゲームでも有ったとは思います。
浦和サイドで言うと、ゲームプランが狂った時にどうするかって所は課題になったでしょうし、神戸にとってはこういう時に勝ち切れなかった事は大きな課題ですね。
2014/8/3(日)12:33

☆隠れキリシタン
男性 39歳
この板は色んなサポーターの方々が見られてるようですね。おいらは鹿島サポのはしくれで、他のチームのことはほとんど知りませんし、日本代表にも興味がありません。サッカーに関しても、小学校の頃かじった程度で素人同然。おそらく鹿島にアントラーズが無ければ、Jリーグに興味が持てなかったかもしれません。その程度ですので、サッカー掲示板においては活躍できず、時には荒らし扱い。超板ではパブ板でツイートするぐらいのものです。パブ板は楽しいものですよ。独特の環境かと思われますが、慣れれば気にならないかと思いますよ。新参者が増えるように期待しております。ところで皆様が応援しているチームには、現在でも過去でもいいので、チームにとって絶対的な存在の選手はおりますか?おいらにとって絶対的な選手とは、選手としての実力はもちろん、チームの中での影響力、ピッチ外での人間性はもちろん、チーム一筋であることだと思ってます。鹿島においては本山です。最近は出場機会が少ないですが、僅かな時間でもいつも感動を与えてくれております。まず、仲間を理解しております。ワンタッチで一瞬で横にも縦にも展開できるのは、仲間を理解し信じてるからでしょう。出すタイミングが無ければ、自分で作ってしまいます。自分に渡されてもどうにでもならない場合は、一瞬の判断で渡した相手に戻すのも凄い。本山は後ろにも目が付いてるようである。まさに神です。おいらはスタジアムに本山を見に行ってるようなものです。出場機会が無いと勝ってもいまいち満足できません。皆さんには、鹿島との試合を見る際は、ぜひ、本山に注目して欲しいものです。素人のおいらにも理解できる素晴らしさです。サッカーがスポーツではなく、芸術であると思えることでしょう。このような選手が心の中にいることは、サポーターとして、この上も無く幸せかと思います。彼は鹿島で引退してくれると信じています。最後に世界中のサッカーファンに知っておいてもらいたいことがあります。
本山ハ神聖ニシテ侵スへカラス
2014/8/3(日)12:18

☆若葉4号
歴史
時代が代わりいろんな媒体(分母)がふえたので継続してるのは凄いことですね。関西人さんはVIP板しかおみかけしないからおそらく周囲からは芸能人です(笑)話が面白いのは実力なのでしょうが継続は力なりもあるのかな。いやそこは実力かな。機会あったらオフ会参加してみたいです。話楽しそうです。
美女は別にいいや(笑)。
2014/8/3(日)10:17

☆関西人
老婆心ながらA
そう、この超サカには長い長い歴史があるんだよ。

NTTがケータイのi-modeサービスを開始したのが1999年。
そして、178さんがi-modeでこの超サカを立ち上げたのも1999年。
つまり、ケータイ用のサッカーサイトとしては先駆者といって過言じゃないくらいの長い歴史があるのさ。
まず、そこはリスペクトすべき。
そしてパイオニアともいうべきサイトだったからこそ、初期の超サカには筋金入りのサッカー狂、および卓越した表現者が集結するという奇跡の環境になったんだと思う。
極端な言い方をするなら、「トキワ荘」みたいな環境(笑)?
でも、正直それは長く続かなかったと思う。
みんな、巣立っていったから。
私みたいに「巣立つのメンドクサイな〜」という向上心ない奴だけは残ったけど、あとは新陳代謝して超サカは良い意味でも悪い意味でも大衆サイトになった。
色んな部分が整備され、舗装され、管理され、いつの間にか皆が「お客様」としてサービスを享受することを当たり前のことだと認識するようなサイトなった。
だから、ちょっと不都合や不満があるとすぐに管理側へクレームをつけるようにもなっている。
私からすると、有り得ないんだよね。
カネも払ってなくてタダで遊ばせてもらってるのに、権利主張だけは一人前に「お客様」気分かよ(笑)?

それこそ、初期の超サカなんてほとんど管理人不在みたいなもんだったよ。
基本178さんは放任主義の人だったし、だからこそ住人たちの自治意識がキモだったと思う。
トラブルはたくさんあったワケよ。
だって板が4つしかないんだから、その人口密度はもうハンパない。
だから会話はあちこちに拡散するから誰が誰に喋ってるのかもよく分からんし、すぐに喧嘩にもなるし、いつも冷静な老婆心さんですら時にはキレまくってたからね(笑)。
いや、実は私もよくキレてたよ。
でも、うまいこと仲裁に入ってくれる人も出てきたりして、少なくとも今みたく「通報」とか「アク禁」とかに頼らなかったんだよね。
実戦を通して喧嘩の仕方も分かってくるというか、ここまではやってイイ、これ以上はやめといた方がイイ、とかも意外と分かってくるもんさ。

当時として面白かったのは、ある常連さんの正体が実は小学生だと分かった時のこと(笑)。
もちろん小学生だから時々暴走することもあるんだけど、その時はちゃんとお母さんがあとでフォローしてきたりして(笑)。
よくネットではネタとして「○○の母です。うちの○○がお騒がせして申し訳ございません」ってのが昔からあるけど、それをネタでなく現実としてやってたんだから凄いわ〜。
いやホント、この親子はネタでなくちゃんと実在したんです(確認済み)。

あと凄いな〜と思ったのが、板での「Jリーグを地上波中継してほしい」という会話から始まって、そこからテレビ局に交渉する市民運動が起きたこと。
確か、発起人は女子高生じゃなかったかな?
最初は普通に板で話し合いをしてたんだが、やがてオフ会的に集会にも発展していって運動は本格化したらしい。
私は、参加しなかったけどね。
彼女たちの運動、あれからどうなったのかな…?

あと、2004年くらいから常連さん同士で直接交流をもつ場もだんだん増えていった。
やっぱ、顔の見えない相手とのコミュニケーションにはどうしても限界あるからね。
第一回オフ会のことは、よく覚えているよ。
もうメチャクチャだった(笑)。
酒量がハンパなく、店のトイレは最後ゲロで足の踏み場もなかったほど。
泥酔の末に雪が降る路上で眠り始める奴も出てきて、あれは放っておいたら確実に死んでたはず。
第二回も、それに増して酷かった。
なぜか毎回毎回、徹夜である。
大阪オフ会では、178さんは途中リタイアの末にホテルで血を吐いたらしいぞ…。

そうそう、オフ会の副産物というべきか、超サカの常連さん同士の恋愛って結構あるんだよね。
私の印象として、なぜかここの女子常連には美女率が高い。
いや、ホント。
中にはシャレにならない恋愛沙汰もあったんだが、…あ、これ以上書くのはマズイな(笑)。

残念ながら、先月のオフ会には私は参加できませんでした。
でも、こういう機会は継続していってほしいな。
思えば、私が初めて会った常連さんは老婆心さんだわ。
なぜか男が二人、大阪で密会したんだっけ(笑)。
老婆心さんが「今、俺は関西人と飲んでます」と板に実況書き込みしてたんだよね。
あれから、もう10年も経つのか…。
2014/8/3(日)1:24

☆若葉4号
凄い歴史があるのですね。私は1年半くらいしか知りません。確かに1年半前私もはVIP板は関西人さんだけでよいかなと感じてしまいました。つい私も書き込みしてしまいました。流れるプールでもそういう評価ですものね。
2014/8/2(土)22:57

☆関西人
老婆心ながら。
老婆心さんのブログが先日に終了したらしい。
ファンの一人として、ちょっと寂しいね…。

「老婆心って誰やねん?」と思う人もいるだろう。
彼は、この超サカにおける伝説の常連である。
その書き込み歴は私より古く、まだ掲示板が総合板の一種類しかなかった黎明期を知る数少ない一人さ。
私がここに来た頃は、「総合板」「代表板」「海外板」「友達募集板」の四種類だったけど。
それが今じゃ、板の数が何と100種類以上…。
増やしすぎやっちゅーねん(笑)。

VIP板ができたのが2004年のこと。
この板ができた経緯は私も詳しくは知らんのだが、想像するに総合板で長文スタイルをとる私や老婆心さんが皆の邪魔になると判断され、要するに隔離したかっただけなんじゃないかな(笑)?
まあ、一種の隔離政策だね。
ある日突然、178さんから「VIP板を作るからそこに書いてくれ」と言われ、正直いうと嫌だったんだよ。
私自身は、今まで通り総合板に書かせてもらった方が居心地として良かったからね。
でも、当時として荒らしが酷かったからなぁ。
現実として私の「なりすまし」も複数いたし(当時はトリップもなかったから)、私や老婆心さんは荒らしにとって格好のターゲットになってたのは否定できない事実だったと思う。

ただ、あれはあれでひとつの文化だった。
というか、あの板が4つしかない時代の混沌っぷり、荒れっぷりはサイコーだったんだよ。
今でこそ掲示板を見て声を出して笑うことなど万にひとつもないことだが、01年〜02年の当時なんてまさに抱腹絶倒ネタのオンパレードだったからね。荒らしにすらセンスがあった。
そして論評部門では、それこそ老婆心さんを筆頭にしてクオリティが高かったね〜。
誰かの受け売りをそのまま書いてるだけの人が多い中、既存メディアにはない「独自の目線」をもってる人たちの書き込みには本当に勉強させられたよ。

老婆心さんはその当時から長文キャラだったが、一方の私は短文専門のネタ職人だったことを覚えてる人はいるのかな?
あと、第一回バロンドールのファーゴさんとか覚えてる人いる?
とにかく個性溢れる面々が揃ってて、今から考えても奇跡のよう環境。
…決して、ノスタルジーから「昔は良かった」と言ってるワケじゃないぞ?
そういうのを抜きにして、客観的事実として十数年前の超サカは今よりエンターテイメント性が高かったんだ。
これは私だけでなく、多くの人が証言してることだから間違いのない事実だろう。

でも、いつの頃からかな。
超サカにおいて、そういうレベル高い書き込み数が急にガクッと減ったタイミングがあるんだ。
たぶん、今から8〜9年ぐらい前のことだね。
これは、明らかに他メディアへの才能流出。
ポイントは、周囲メディアの進化だと思う。
ちゃんと表現をできる才能のある人たちは、さらにちゃんと表現をできる場を求めて別のメディアに活動拠点を移したんだろう。
たとえば老婆心さんがブログに転向したのもそうだが、何より超サカをとりまく環境はここ何年かの間で激変したからね。
TwitterやらFacebookやらLINEやらmixiやら、そんなの昔にはなかったメディアだよ。
ブログは結構前からあったけど、まだやってる人は少なかったし。
…そうか。
だからこそ、ちゃんと才能ある人たちもこの時代はガラケーの超サカに来ていたということだね?
あの頃として、まぁ確かにi-modeは最先端イケイケのメディアだったワケだし…。

という書き方をすると、178さんは怒るかもしれんな(笑)。
「今でも俺は努力してるんです」とか言うだろう(笑)。
いやいや、決して今の超サカが「残りカス」だと言いたいワケじゃありません。
というより、むしろ継続は力なりだと思うし、こうしてガラケー出身のサイトが今の時代に生き残ってるのはひとつの大きな奇跡なんだよ。
ここから拡散していったメンバー達にとっても、今なおここが忘れ得ぬ「故郷」だろう。
「え?まだ超サカやってたの?」「え?まだ関西人書いてるの?」と呆れられながら、でもぷらっと帰ってきてくれたら嬉しいね。

ということで、また老婆心さんが故郷に戻ってこないかな〜、と私は期待してるんだ。
ブログに一区切りつけたんなら、また原点に帰るのもありでしょ?
2014/8/2(土)21:45

☆関西人
武蔵vs小次郎
アギーレの就任以来、「ズル賢さ」みたいなフレーズが頻繁にメディアで出てくるようになったね。
俗にいうマリーシアってやつなんだが、正直こういうのはわざわざ監督に教えてもらう類いのプレーではないと思う。
それこそ実戦の中で選手たちが勝手に身に付ける悪知恵であり、少なくとも日本の体育会指導では「イイか〜?今日は倒れ方の練習をする。一番のポイントは、当たってなくとも凄く痛い感じで演技できるかどうかだ」とわざわざ教えるサッカー部のコーチはいないと思う。
…あ、そういえばトルシエは昔「うまいユニフォームの引っ張り方」を若手にレクチャーしてたけど、彼はかなり特殊な前例だろう。

日本では体育をスポーツマンシップという崇高な精神論で語るのが大好きだし、おそらく昔から【スポーツマンシップ=武士道】なんだよね。
卑怯なことをするのはサムライの道に背くし、日本人のスポーツマンならそういうことをやってはいけない。
マリーシア?何それ?
そんなのは、しょせんサムライがいない国のスポーツ文化だろ、ってね。

…と、ここまで書いて、私はふとバガボンド・宮本武蔵のことを思い出した。
武蔵といえば江戸時代における最強アスリートの一人であり、歴代剣豪の代表格ともいえる人物。
だけどこの人、一説ではマリーシアを駆使することで試合に勝ち続けたとも言われている。
サムライらしく、クリーンなプレーをする人ではなかった?
どうなんだろうね。
伝説の「巌流島の戦い」では、わざと試合時間に遅れて佐々木小次郎のメンタルを揺さぶったとか、また意図して太陽が眩しい位置に小次郎をポジショニングさせたとか、なかなかズル賢い試合運びをした描写が小説にはある。

まあ、実際のところはこういうのって作家・吉川英治の創作らしいんだけどね(笑)。
史実としては、武蔵がこうしたマリーシアを仕掛けたという部分に信憑性はあまりないんだそうだ。
じゃ、吉川氏はまた何で国民的英雄でもある武蔵をわざわざズル賢い剣豪として描写したのか?
普通に、サムライらしく高潔な偉人として描くことだってできたはずなのに…。

うん、これは吉川氏なりに史料分析から導き出した武蔵のプロファイリングなんだと思う。
皆さんも武蔵が晩年に書いた「五輪書」はご存じだと思うが、おそらく吉川氏もこの文献から武蔵のキャラクター像を推理したんじゃないかと。
この「五輪書」の中で、武蔵は「使える物は何でも利用し、あらゆる手段を使って勝利を目指すこと」を説いてるんだ。
なるほど、こういうことを言う人なら、わざと試合時間に遅れて相手をイラつかせたりも確かにするだろうな、と。
生涯60試合以上も戦って無敗というのは、そりゃクリーンな正攻法だけでなくマリーシアみたいなことも当然やっただろう。

で、そういうリアリストな武蔵のキャラを際立たせる対極のキャラとして、吉川氏は佐々木小次郎という崇高な理想家をライバルとして設定したワケだ。
小次郎は「使える物は何でも利用し、あらゆる手段を使って…」というタイプじゃない。
使う武器は、あくまで長剣「物干竿」。
使う技は、あくまで必殺技「燕返し」。
決してブレない、確固たる自分のスタイルを持ってるピュアなタイプさ。
いかにもサムライっぽいよね。
まぁ、「自分たちのサッカー」みたいなタイプかと…(笑)。

一方、武蔵の方は実をいうとスタイルがないんだ。
「え?彼には必殺の二刀流があるだろ?」と思うかもしれんが、実際は二刀流なんてさほど多く使ってるワケじゃないよ。
武器も長い刀を使ったり短い刀を使ったりで一貫してないし、「巌流島」で使ったのは木刀だったぐらいだし(笑)。
よく言えば「臨機応変」、「自分たちのサッカー」というよりは「リアクションサッカー」に近いニュアンスがあったのかもしれん。
相手によってやり方を変え、その時その時でベストなスタイルをチョイスする。

そう、言うなれば
【ザックジャパン=佐々木小次郎】
【アギーレジャパン=宮本武蔵】
ってことね。
かたや、ひとつのスタイルを究極まで極めて理想の域への到達を目指そうとし、かたや、臨機応変にマリーシアも交えながら現実的な勝利を目指そうとする。
さて、皆さんはどっちが好き?
ちなみに、読書家である長谷部の愛読書は上記の「五輪書」なんだそうだ(笑)。
2014/8/1(金)0:07

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