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過去ログ423 2013/8/13 0:03

☆関西人
ベルデニック解任
ちょっと驚いたニュースとして、大宮のベルデニック監督が電撃解任されたという。
…マジで?
大宮は確かに最近勝てなくなってたとはいうものの、それでもまだ十分に首位争いの位置を維持してるといってイイだろうに。
残留が関の山だった昨季までのことを思えば、たかだか連敗ぐらいで今季躍進の功労者を切るというのはちょっと不自然な流れにも感じるよね?
今あのクラブには、一体何が起きてるというんだろうか?

この流れを見て、「大宮は自分の身の丈を忘れて急に何を勘違いしとるんや(笑)」と笑呆れた人も多くいるだろう。
だけどそれはあくまで内情を知らない側からの視点であって、こうして恩義ある人の首切りを電撃的に断行するのはよっぽどの「何か」がないとできないことだよ。
もちろん、そのへんの詳しいことは内部の人間しか解らないこと。
一部報道によると、「監督とコーチ陣との対立」があったという。
そんなの、どこのチームだって大なり小なりそういうニュアンスは水面下で必ずあることだろうに…。
まあ、仮にそういうのが今回の電撃解任の主因だというのなら、クラブ側は裁きとして監督の言い分ではなくコーチの言い分の方をとったということだね。
突き詰めれば、ベルデニックではなくテクニカルディレクターである小倉勉の方を支持したということだろう。

そもそも今季大宮が躍進した際にベルデニックの手腕を讃える声が多かった一方で、実は裏でチームを支えてた小倉コーチの手腕を讃える声も結構あったんだよな。
実際、この躍進は決して監督一人で成し遂げたことじゃないはず。
そのへんは、Jにおけるベルデニックの過去の実績を見ても彼が魔法使いじゃないことは明らかなんだし。
思うに、そこはやはりコーチ陣が相当に頑張ってたんじゃないかと。

もともとベルデニックは、リーグ前半戦に強く後半戦に弱いイメージがある人である。
まだJリーグが前期と後期の2期制だった頃のデータだが、そこで見るベルデニックの戦績は1stステージだと2位(2001年)3位(2002年)7位(2003年)といずれも素晴らしいのに、なぜか2nd ステージは16位(2000年)13位(2002年)15位(2003年)とイマイチな戦績が非常に多い。
…これ、持久力がない監督ってこと?
というか、1stの戦績から見てもチーム作りの手腕は確かなモノがあるんだろうが、一回対戦したことで敵から研究されると2ndから急に踏ん張りが利かなくなるタイプ、と見るべきだろう。
「チームを作ること」には長けていても、「チームを修正すること」には長けていない、というのが私なりのベルデニック評。
で、今回の件も結局は彼のそういう資質にクラブ側が気付いたんじゃないかな?
彼はチームを修正できるタイプじゃない、と…。

じゃ、小倉さんならチームを修正できるのか?というのが問題なんだが、正直そこは未知数。
ただ、小倉さんはかつて岡田代表のコーチや関塚五輪代表のコーチを経験してる人であって、つまり一度は機能不全に陥ったチームを本番では見事に修正して建て直して尚且つ結果を出した実例を見てきてるワケよね。
大宮は、結局小倉さんのその部分に賭けたんじゃないかな?

かなり小馬鹿にされてる今回の解任劇だが、意外とこれがうまくいったら面白いよね。
私は、小倉さんという人は意外とデキる人なんじゃないかと思ってるんだけど。

…でも、暫定監督の岡本さんって一体誰やねん(笑)?
2013/8/13(火)0:03

☆関西人
ザックの全貌と伏線
ウルグアイ戦に向けたザック代表召集メンバーが発表されたね。
また欧州組中心のスタンダードに戻るのかと思いきや、予想よりは遥かに先日の東アジア杯メンバーが編入されてる。
これは素晴らしい。
ザック代表の物語は、いよいよ第3章に入ったんだと再認識させられたよ。

しかし東アジア杯が始まるまで、正直ザック代表の人気は完全に堕ちてたかのように思う。
結局その要因は何だったかというと、やはり我々の目にはコンフェデでのチームがザック代表の最終形態、すなわちザック流サッカーの全貌に見えてしまったからなんだよね。
ファン心理としては、全貌を把握してしまうと一気に醒めてしまうものなんだ。
底が見えた時点で、「な〜んだ、こんなもんか」とガッカリしてしまう。
逆に全貌が見えてなかった2010年〜2011年ぐらいまでは、ザック代表の求心力は凄かったでしょ?
システムひとつ人選ひとつを様々な角度から分析して、そのメカニズムの全貌を解明しようと皆が必死になってたじゃない?

…そう、ファンを惹き付けるモノの実体は何かって、それは「謎に包まれたベール」という部分なのさ。
まだ全貌は全く見えない、しかしそれを紐解く伏線みたいなモノはあちこちに転がっている、という段階。
それら伏線をひとつひとつ拾って、ああでもないこうでもないと色々頭を悩ませてるぐらいの時がファンにとっては一番幸福な時期なんだよね(笑)。
言うなれば、謎解きの要素こそがコアなファンを惹き付ける最良のエサとでもいうべきか…。

例えばだけどさ、最近TVアニメで「進撃の巨人」って話題になってるじゃない?
あれは一応私も見てるんだけど、あの物語の醍醐味は壮大な謎を延々と引っ張って全貌をファンになかなか見せないところにあるのかと。
普通に血生臭いダークファンタジーかと思いきや、だんだん物語が「エヴァンゲリオン」的なミステリー系SFに…(笑)。
とにかく、壮大な謎と伏線の応酬がエゲツない。
こういう系譜は今までにも「エヴァ」「GANTZ」「LOST」「多重人格探偵サイコ」など色々あったんだが、それらに共通して言えるのは物語の全貌が見えないうちは恐ろしいほどに惹き付けられるということ。
だけど、底が見えてきた時点で少しずつ醒めてくるんだわ。
「GANTZ」は途中で飽きて読まなくなったけど、終盤は酷かったらしいじゃん?「サイコ」も、私は途中から飽きた。「LOST」も、思い返せばシーズン2かシーズン3ぐらいまでがピークだったように思うし。

私はサッカーにしても、伏線が全て回収されて物語の底が見えた時点からファンに飽きられてしまうのはもはや避けられない宿命だと思うのよ。
ただ、今回のザック代表のように「フフフ…、お前たちが全貌だと信じてたモノなんぞ私にとってはむしろ序章にすぎなかったのだ」と言わんばかりの新たな伏線の提示は非常に効果的だと思うんだ。
謎は最後の最後のギリギリまで引っ張って、散在させた伏線の回収はあくまで最終回、すなわちW杯本大会でこそやるべきなんだよ。
最終回で「ああ、結局そういうことだったのか…」「ああ、だから343…(感涙)」と初めて全貌が把握できるというプロット。

私は、ザックがそういうストーリーテラーであることを期待してます。
2013/8/9(金)23:16

☆関西人
代理人
先日のニュースで知ったんだが、CSKAの会長が本田の移籍問題を放置したまま夏休みに入っちゃったみたいだね(笑)。
市場が閉まるまであと3週間しかないというのに大丈夫かいな、とさすがに私も少し心配になってきた。
一方、代理人である弘幸氏(本田の実兄)の最近のコメントを見ても「あとはCSKAとミランの話し合い次第」「結論は待つしかない」というような内容で、ちょっと頼りない。
こういう発言から理解するに、おそらく弘幸氏というのは「代理人」と称されながらもネゴシエーターの立場ではないんだね?
今さら両クラブに最終局面を丸投げして「待つしかない」だなんて…。
その実体は、単なる窓口マネージャーといったところだろうか。

ぶっちゃけ、本田はこういう部分で少し失敗してるように思う。
代理人にも様々なタイプがいると思うが、近年の欧州サッカー界ではホルヘメンデスみたいな剛腕ネゴシエータータイプが脚光を浴びてるじゃない?
本田も本気でステップアップを志向するなら、素人に毛が生えた程度のお兄ちゃんに仕事を託すなんてちょっと甘いんじゃないかと。
聞けば、弘幸氏の前歴なんてマジョルカで家長の代理人を少しやってた程度らしいじゃん?
で、その家長が今も中途半端な状態になってることを思えば…。

いやもちろん、サッカー界では親族が代理人を務める例は決して少なくはないのは私も理解してるさ。
あのメッシだって、お父さんが代理人らしいしね。
でも彼の場合、子供の頃からバルサユースでそこから移籍なんて一度もしてない。
ヘタすりゃ生涯バルサの移籍童貞も有り得ない話じゃないワケで、そういうパターンならお父さんが代理人でもまあ問題ないわな。
でも、本田は違うだろ?
移籍が必須の選手である。
ならば、そこを託す代理人こそ一流と組んでナンボだろうに…。

しかしこういう親族ネタといえば、最近特に話題になってるのが三浦カズのお父さんだよね?
そう、今夏「ザ・キングファーザー」という暴露本(?)が出版されて一躍有名になった納谷宣雄氏。
恥ずかしながら私も今まで全く知らなかったんだが、カズのお父さんってブラジルで代理人として成功した人だったんだね?
というか、カズが高校を中退して単身ブラジルに渡って成功したのもこの納谷氏の尽力なくして有り得ない話だったらしい。
「そんな凄い親父がいるならなぜ今までメディアは取り上げなかったのか?」と感じるところだが、そのへんは納谷氏が過去に麻薬密輸などで逮捕3回というダーティな経歴を持ってるから、とのこと。
カズのような国民的ヒーローのお父さんが暴力団とも関わった前科者って、そりゃ確かにマズいわな…。

しかし、今さらこういう話が出たところでカズの名声に傷がつくということもないだろう。
それより、驚かされるのはこの納谷氏という人物の得体の知れないバイタリティである。
日本で初めてサッカー専門のスポーツ店を立ち上げたのは他でもなくこの納谷氏らしいし、逮捕されて日本で商売しにくくなったら今度はブラジルに行き代理人ビジネスを立ち上げ、またブラジルサッカーの日本に向けた放映権ビジネス窓口もやってたという。
ある意味、スゲ〜大物じゃん?
しかし大物になりすぎて、ブラジルでもまた逮捕されちゃったらしいけど(笑)。

そう、サッカーの世界ってこういうタイプの人間が今なおウヨウヨしてるのが実態なんだと思うよ。
それこそ、半分はヤクザみたいな世界。
治安の良い日本に身を置く限りそれを実感することはあまりないが、前述のホルヘメンデスにしてもCSKA幹部にしても半分はマフィアみたいな人物かと思う。
代理人ビジネスって、そういう世界の住人相手でも啖呵を切れるかどうかがひとつの鍵だよね。
例えば本田弘幸氏あたりが、そういうことをできるとはあまり思えないんだが…。
2013/8/7(水)23:23

☆関西人
半沢直樹
最近、私の周りでも日曜9時からのドラマ「半沢直樹」が結構話題になっている。
特に昨日放送分の瞬間最高視聴率は驚異の30%超えを記録したらしく、ここまでくるともはや社会現象だね。

ちなみにこのドラマは池井戸潤の人気小説が原作となってるらしいんだが、一方で土曜9時からNHKでやってた「七つの会議」の方も同じく池井戸さんの小説が原作だったらしい。
これも「半沢直樹」に負けず劣らず面白かったよ。
同一シーズンに特定の小説家のドラマ化作品がカブるのは非常に珍しいケースだと思うが、こういう企業モノが久しぶりに復興してきてる流れもまた一種のアベノミクス効果かもね。

そうそう、確か先日の東アジア杯最終戦では中継時間帯が「半沢直樹」と思いっきりカブってしまってたんだよな?
で、その視聴率を振り返ってみると天下のザックジャパンですら「半沢」には惨敗だったんだよ。
発表によると、日韓戦の視聴率は18%で「半沢」の方は23%(関東エリア)。
さらにいうと関西エリアでは日韓戦が13%、「半沢」は27%という結果だった。
つまり、関東以上に関西では惨敗だったワケよね…?

これって、どうなんだろう?
よくよく考えりゃ、東アジア杯では柿谷が大会得点王で山口螢が大会MVP。
セレッソ勢がここまで活躍した流れを思えば普通に地元はかなり盛り上がるはずなのに、なぜか関西における大会視聴率は関東の平均よりもかなり下回ってしまったという摩訶不思議。
これはもう、間違いなく「半沢」に食わてしまったという流れだろう。
…ある意味、こういうのは致し方ない部分も少しあるとは思うんだけど。
なぜって、このドラマは思いっきり大阪を舞台にしたドラマなんだ。
だからこそ全国の視聴者にはどうってことないシーンでも、我々関西人は「おおっ、ワシが毎日通ってる道を堺雅人が歩いとる!」とロケ地に感動しながら見てるだ(笑)。
あと、ドラマとしても悪徳業者vs債権者という構図は関西人にとっての古典「ミナミの帝王」とほぼ同一のモノであり、話に入っていきやすい。
そして何より、半沢直樹のキャラは間違いなく関西人好みである。
「やられたら倍返し!」なんて小学生がよく使うフレーズを、いい齢したオッサンが真顔で言うのはかなり濃くてイイと思う。

そう、関西ではキャラが濃くてこそナンボなんだよ。
最近叩かれまくってはいるものの、ウチの橋下市長なんていかにも「倍返し!」とか言いそうなキャラだろ?
かつては亀田3兄弟や清原もその路線で関西から台頭していったんだし。
サッカーでもその系統のキャラがいたら人気沸騰間違いなしなんだが、これが意外とそんな選手いないのさ。
あのクソ生意気だった柿谷ですら、今じゃすっかり好青年に更正してしまって…。
昔は「ウォルコット?別に大したことなかった」と言ってしまうほどのキャラだったんだけどねぇ。

そのへんを思うと、今なお濃いキャラを貫き続けてる本田圭佑はまさに関西人の鑑である。
今なお半沢直樹に負けず劣らず逆境に立たされてる彼だが、私はドラマのごとく今後の「倍返し」を期待をしています。
2013/8/6(火)0:53

☆関西人
韓国との付き合い方
しょうもない話題をひとつ。

先日の日韓戦で、韓国側サポーターから「歴史を忘れた民族に未来はない」とハングルで書かれた全長30mの反日横断幕が掲げられたニュースは皆さんもよくご存じだろうが、それに抗議したJFAに対して韓国サッカー協会が公式に次のような反論レポートを東アジア連盟に提出したという。
「この件は、日本側応援団が旭日旗をスタンドで掲げたことが直接のキッカケ。当初主催側は反日横断幕を自粛するよう話をつけていたが、旭日旗を見た韓国側応援団が怒って横断幕を広げた」
ということらしい。

出たね、またしても旭日旗(笑)。
確か2年前、キソンヨンの「猿のモノマネ」ゴールパフォーマンスの時の弁明も「あれをやったのは、応援席で旭日旗を見たから」だったよね?
どうやら韓国人というのは、旭日旗を見ると日本人を侮辱することが正当化されるという文化があるらしい。
まあ何にせよ、この件は結局ウヤムヤにされるのがもう確実なのよ。
なぜなら日本も韓国も抗議文を提出した先が東アジアサッカー連盟なワケで、困ったことにこの連盟の会長というのが鄭夢奎(鄭夢準のイトコ)なんだから。
この人は韓国サッカー連盟の会長という立場でもあり、となりゃどっちの言い分を聞くかなんて考えるまでもないよね?

非常にムカつく話なんだが、しかし一方では日本の側も今回は一応反省しなくてはなるまい。
キソンヨンの時はぶっちゃけ旭日旗なんて会場には無かったらしいんだが(つまり話は捏造)、今回は実際に旭日旗が使われてたらしいじゃん?
そりゃ、あかんやろ。
よりによって韓国のど真ん中で旭日旗を掲げるなんて、ちょっと常識なさすぎだと思う。
…ということを書くと、すぐに「旭日旗をナチスのハーケンクロイツと同義で捉えてるアイツらの方がおかしい!」「今なお公式に自衛隊が使用してる旗を掲げて何が悪い?」とか言い出す奴も出てくるんだが、そういう問題じゃないんだ。
そもそもサッカーの試合に国旗でなく軍旗を使用する必然性なんて全くないんだし、なのにそれを敵地で掲げるのは今の御時世を考えてもアイツらに「挑発だ!」と解釈されて当然さ。
それこそ、イランのど真ん中でアメリカ国旗を掲げるのと同じような行為なんだよ。
そういう行為は当事者なら「俺は間違ってない」と主張したいところだろうが、仮に理屈上は間違ってなくともやってはいけないことって世の中には絶対あるんだ。
それは善悪でなく、常識としてね。

「じゃ、我々はアイツらに好き放題されても黙って耐えてるしかないのか?」
と言いたい人もいるだろう。
しかし、「目には目を」で我々が反韓横断幕を掲げることだけは絶対に避けるべきだよ。
そうすりゃ向こうもますますエスカレートするんだし、必ず泥沼になる。
ひとつ、私にはアイデアがあるんだ。
それは、今回の東アジア杯におけるもうひとつの横断幕エピソードから実は学んだことでもある。
あまり大きくは報じられてはいないが、あの日韓戦の終了後にある日本人男性が
「震災復興支援ありがとうございます。我々は希望をもって前進しています」
という内容をハングルで書いた横断幕を応援席で掲げていた、というニュースを先日に聞いたのね。
これが捏造でなければ、実に心暖まる話。
そして思ったんだが、そういう横断幕を見せられたら一方で反日横断幕を掲げてた韓国サポーターは自分達が妙に恥ずかしく惨めな立場に思えてくるんじゃないかと…。

そう、ポイントはまさにそこなんだ。
今の韓国人がやってることは「恥ずかしい行為」であり、問題は彼らがその「恥ずかしさ」にまだ気づいてないという部分。
そこを気づかせてあげる為に一番有効なのは、実は↑みたいな行為なんだよ。
つまり、悪意に対しては善意で返す。
悪意に対して悪意で返してちゃ、いつまで経ってもアイツらは自分の恥ずかしさに気づかない。
それどころか、悪意を示すことが「勇敢」と正当化するばかりだろう。
だから、こっちは全くその逆を張ってひたすら善意のみを示すのさ。
すると、相対的に韓国の愚かさはますます際立つことにもなる。
例えば向こうが安重根の巨大肖像を応援席で掲げてる時、こっちの応援席は「日韓、力を合わせて共にW杯で頑張ろう!」という横断幕を掲げてるんだ(笑)。
考えようによっちゃ、逆に楽しくね(笑)?
2013/8/1(木)0:14

☆関西人
韓国戦
東アジア杯、初優勝おめでとうございます。

とはいえ、内容は結構キツかったね。
異常なほど前線の球の収まりが良かった豪州戦を見た後だけに、余計に今回のチームは見劣りがしてしまった。
組み合わせの問題なのかな?
以前によくオシムが「チームにエクストラキッカーは2人まで」という勝利原則を語っていたが、今回のチームは柿谷+原口+高萩というエクストラキッカー系の天才肌を3人まとめて前線に共存させてるワケで…。
その影響か、もっとシンプルにやるべきところを妙にトリッキーにやろうとして球を失う場面が何度か見受けられた。
プレーが軽いというか、チャラい。

対する韓国の方は、そういうチャラさが微塵もないクソ真面目な軍隊型サッカーだった。
さすがはホンミョンボ、就任したばかりらしいがやはり侮れない人だね。これから韓国はまた復活するような気がする。
しかし明らかに良いサッカーをしてた韓国の方が決定機を何度となく掴みながらそれを決めきれず、一方「チャラい」日本の前線の方が数少ない決定機をモノにして結局勝ち点3をゲットした。
ある意味、日本らしくない勝ち方だよね?
必死に最終ラインで球を跳ね返して、自慢のショートパスをほとんど使わずカウンター気味に点を奪うスタイルは今までの日本とは全く違う。
正直ここまでコンセプトがズレてきてしまうと、いくら柿谷や原口が才能あろうとも今後の代表でスタメンの座を掴むのは少し難しいんじゃないかな…?

個々で見れば、攻撃の選手はキチンと点を取ったし守備の選手は粘り強くギリギリのところで球を跳ね返してた。
だけど全体としてはチームがややチグハグだったのは、やはり守と攻を繋ぐ部分だよね。
私はこのチームにおいてそれって、サイドに尽きると思うんだわ。
ザックもそういう思惑があったのか、今日の試合でもまず徳永を入れて次に山田を入れた。
もともとザック戦術は球をサイドに追い込んでいくプレスが全ての根幹であり、サイドハーフとサイドバックはコンビとして攻守に走ってナンボなのよ。
そこが今回はイマイチだったなぁ、と。
ポゼッションをできなかった戦犯としては高萩あたりが今後バッシングされると思うが、私個人の感想としてはそういう特定選手の責任じゃなくて結局はチームとしてサイドを制圧できなかったことが一番の理由じゃないかと。
サイドを制圧できてないから狭いセンターのところに難しいパスを通そうとしてかえって失敗し、ずっと悪循環になっていた。
改めて長友や内田、あるいは岡崎といった選手達の必要性を痛感させられたよ。

大会MVPは、ずっと中盤の綻びをカバーし続けてくれた山口螢に与えられたという。
それはそれでありがたいことなんだが、私としてはザックにひとつ試してもらいたかったオプションとして彼を右サイドの「ポスト岡崎」をやらせてほしかったんだ。
実はあのポジションこそがザック流プレスの戦術的先鋒であり、チームで一番バテるポジションのひとつ。
ならば、それこそ鉄人山口にはうってつけでしょ。
で、空いたボランチのポジションには高橋あたりを入れるのが今日は一番の救済策だったんじゃないかなぁ…?
2013/7/29(月)0:53

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