―果ての廃墟―

過去ログ438 2007/9/27 22:23

>アルミフィ
(高められた魔力は最早臨界点寸前であり、それは周囲にまで影響を及ぼし障気を渦巻かせる程――― しかし、まだ後一段階。最終節、詠唱開始。)

ぐ、くッ ふ―――― Duty of me that only it rules death.


(詠唱、完了―――― 臨界へと達した魔力が出口を求め暴れ狂う。まるで破裂寸前となった風船の心境。最早呼吸する事すら忘れ、意識はショート間近。額からは滲み出た汗が滴り、頬を伝って落ちてゆく。この状態はそう長く持たないだろう。しかし、この状態でなければ現状の収集は不可能―――― 最後の詰めだ。気合いを入れろアルミフィちゃん―――― ぐっと足に力を込めて背筋を伸ばした。)
9/27 22:23

>オヴェリア=ローザレジーナ
入室
(純白のプリンセスラインドレスはキャミソールの袖をしており、それを着た姿はいつもよりも濃い障気で満たされた廃墟には合うはずもなく)
…声がする…。
(聞こえる声に導かれるまま歩みを進めて行けば、見慣れた相手を見つけて)
アルミフィ?


【今晩和!昨夜は失礼致しました;連日となりますが、お相手願いますか?】
9/27 22:15

>アルミフィ
『まだだ。五節程度ではこの規模を収集しきれん。』

(簡単に言ってくれる。キツいって最初に言ったでしょ―――― 第六節、詠唱開始。)

To satisfied―――― ッ ――――calm death...

(少女の体の中、高々密度に圧縮された魔力が出口を求めて暴れ回る。その衝撃はどれほどのものか。普段マイペースな少女の顔には脂汗が浮かび、激痛に堪えるよう歯を食いしばり―――― しかし、今更止められない。此処まで来たら行くとこまで行くしかない。)
9/27 22:09

>アルミフィ
To a place peaceful coolly darkly―――― Without the fear that uneasiness cries there――――

(第二節、三節―――― 呪詛を紡ぎ重ねる度、少女の魔力は上昇を続ける。やがて魔力の高まりに影響されるかのように、少女を中心に小さな耳なりめいた音が響き始め――――)

What there is only as for the ease of liberation―――― It will tempt you――――

(第四節、詠唱―――― バチリ。高密度の魔力が大気を鳴らす。 第五節、詠唱―――― 少女の体が紫紺の淡い光を纏だし、その表情には僅か苦痛の気配が滲み始めていた。)
9/27 22:02

>アルミフィ
えええー… あれ、ものすごーく、キツいんですよカルヴァトスさん。
『とは言えやらねば仕方あるまい。 ――――それとも何か?この淀みが具現化した化け物と一戦交えるつもりなのか?』

(帽子に言われ思わず言葉に詰まる少女。この規模の障気がそのまま化けたら―――― のーせんきゅう、妖怪大戦争。それは非常に御免被りたい。)

ぶー… わかりました、やりますの。 ――――I will lead you.

(それが賢明だと帽子が言う。まったく、人事みたいに―――― 愚痴るのは内心でのこと。少女の口より紡がれるのは力ある言葉。自身に秘められた力を引き出すパスワード。)
9/27 21:52

>アルミフィ
入室
(此処は朽ちた町。とうの昔に廃墟と化した町の亡骸。人気など微塵もなく、あるのは人在らざる者の気配ばかり。大気に満ちるのは色濃い障気。廃墟のある一角、其処に少女は佇んでいた。)

――――ううむ、酔っ払いそうですの。
『此処まで淀みが集まるのも珍しい。これでよくもまあカタチを成さずいたものだ。』

(大気満たす障気、その中心とでもいうような濃密さは、この手の事に馴れた少女ですら顔をしかめる程。帽子から零れた声は、呆れを通り越してもはや感心の域といったところ。このままこれを放置すれば、やがて亡霊亡者を巻き込む巨悪となるだろう。そうなってしまっては掃除する立場の者としては非常に面倒な訳で――――。)

しかし―――― これ、鎌振り回して散らせるレベルじゃありませんの。
『まあ、この規模に濃度ではなぁ。』

(アレしかあるまい、と帽子が言う。アレというのは――― 少なくとも、あからさまに嫌そうな少女の表情からして、進んで選びたい方法ではないのだろう。深い溜め息が零れ落ちた。)
9/27 21:42

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