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過去ログ581 2019/5/3 15:33

☆関西人
5月にクライマックスを
ゴールデンウィーク、皆さんいかがお過ごしでしょうか。
5月の大型連休。
外国人からすると、「何で5月に連休があるの?」と不思議に感じるはず。
たまたま日本は祝日が4月下旬〜5月上旬に集中してるだけのことで、春休みとも夏休みとも冬休みとも意味が違う。

でもさ、学生なんて4月に新学期がスタートして、つい先日にクラス替えもあったりして、まだ新しい環境には馴染めていない状況だろ?
そこに僅か一ヶ月で訪れる、大型連休。
連休するタイミングとしては決して良いとは思えないし、そりゃ「五月病」の要因にもなるよね。

しかしながら、5月は暑すぎず寒すぎず、気候的には最高である。
もちろん行楽にも最高で、だからゴールデンウィークはどこに行っても行楽地が混んでいる。
サッカー的にも、ゴールデンウィークはかなり観客動員を見込めると思う。
と考えた時に、ふと私の頭に浮かんだのは「Jリーグ秋春制」のことなんだ。
もしJリーグが秋春制なら、この観客動員に最も適したゴールデンウィークに第30節前後、つまりリーグ最大のヤマ場を迎えるワケでしょ?
最高じゃん?
このクライマックスの大型連休を前提にすると、何だか秋春制が物凄く魅力的に思えてきてしまう。

いまだ、秋春制に反対するサッカーファンは多い。
理由は降雪が主なんだが、それを理由にするならウィンターブレイクを今まで通りに設定すれば、さほど問題にならないワケです。

・7月中旬開幕
⇒夏休みにスタートするので盛り上がるのでは?

・12月中旬には一旦ウィンターブレイク
⇒冬は寒いので、もともと屋外競技は観客動員がキツい。よって、冬は捨てる。

・3月上旬再開
⇒春休み。やや暖かくなり、観客動員は割と期待できる。

・5月中旬閉幕
⇒リーグのクライマックスをゴールデンウィークに当てられるのはメリット。

・6月オフ
⇒FIFAの日程が必ずここに入るので、6月はそこに集中。
あと、欧州の移籍市場がオープンするので、Jリーグもそれに体を合わせることができるのはメリット。

一応、こういう流れね。
しかし、そんなにうまくいかない現実もある。
仮に6月〜7月上旬をまるまるオフにしちゃうと、この日程は必ずどこか別の月が過密スケジュールになる皺寄せがくるから。
実際、欧州は芝が凍った真冬にも試合をすることで何とか日程消化できてるんだし、日本がウィンターブレイクを2ヶ月以上もとって、尚且つ夏のオフも2ヶ月とって全34節を消化するのは結構キツいですよ。

検証してみようか。
ウィンターブレイクを仮に10週。
夏のオフを仮に8週。
そして、ウィンターブレイクと夏のオフ以外の時期にある国際Aマッチデーを仮に4週。
それを計算すると、

55週(年間)−10週(ウィンターブレイク)−8週(夏のオフ)−4週(国際Aマッチデー)=33週

この33週で、Jリーグ34節と天皇杯とルヴァンとACLをこなすのはキツくない?
そりゃ、1週間で2試合やらなきゃいけない月だってたくさん出てきますよ。

で、ここからは私の持論。
この問題を解決するには、J1のクラブ数を減らすべきなんだ。
確か、アジアでは中国が16で、韓国が12で、カタールも12でしょ。
仮に、Jリーグも中国と韓国の間をとって14ぐらいに減らせば、全節は26になって年間8試合を減らせることになる。
全14チームは、やりすぎ?
うん、確かに(笑)。
でも、ACLで対戦するチームがウチほどには過密日程に苦しんではいない現実もあるワケで、やはり私は数を見直してみてほしいんだよなぁ…。

おいおい、試合数を減らすと興行収入が減るじゃないか、という指摘もあるだろう。
はい、確かに減りますよ。
だから、1試合当たりの単価を上げるしかないんだ。
つまり、1試合当たりの観客動員数を上げられるクラブにしかJ1の資格はなく、大きなスタジアムを持つクラブ、および集客力あるクラブしか生き残れませんよ。
たとえるなら、ドームでコンサートするアーティストと、ライブハウスでコンサートするアーティスト。
前者は単価が高いから興行数を限定できるが、後者は薄利多売、興行数をたくさんこなさなきゃならん。
J1は、ドーム型なんだ。
ライブハウス型を志向するなら、J2でたくさん試合をやってくれ、という感じ。
だって、J1のクラブ数を減らすなら逆にJ2を増やさなきゃならんし、そりゃJ2はメチャクチャ過密日程になりますよ。
ただし、J2はACLに出る必要がない。
あと、J2は代表召集もない。

要は、Jリーグも少し整理しましょう、ということさ。
今は、色々なモノが全てJ1に集中してしまっている。
もう少し分散した方が、日本サッカー全体の利益になるんじゃないかな?
2019/5/3(金)15:33

☆関西人

平成から令和への元号切り替えにあたり、やっぱり面白い儀式が色々あったね。
私が特に興味深かったのは、「剣璽等承継の儀」というやつ。
三種の神器のうち、クサナギノツルギとヤサカニノマガタマのふたつが出てきた。
ヤタノカガミは御神体ゆえ動かせないとやらの事情で、その儀式には出てこなかったが…。
しかし、こんな国は世界でも珍しいと思う。
古代から伝わる三種の神器を継承することでその人を王とするなんて、まるで漫画かアニメの世界観だ。

三種の神器の中で私が最も興味あるのは、今回出てこなかった、ヤタノカガミである。
皇居にあるのはレプリカで、本物は伊勢神宮で保管されている。
もともとは、皇居にあったそうだ。
今から千数百年前の話だが(笑)。
その当時、天皇は皇居内に「天照大御神」と「倭大国魂神」というふたつの神を祀っていて、つまり前者が天津神(太陽信仰)で後者が国津神(御神体は何なのか不明)なんだけど、やはりふたつを同居させてると災いも色々あったみたいよ。
で、紆余曲折あった末に伊勢神宮を造り、そこに天津神の御神体である鏡を祀ったという顛末。
言ってみりゃ、伊勢神宮はヤタノカガミのあり余る霊力を封じる結界みたいなもんだね。
あともうひとつの方、倭大国魂神の霊力を封じる結界として造られたのが、大神神社。
この神社の御神体である三輪山は、日本最強のパワースポットとして有名だよね。
ここは、いまだに写真撮影禁止の霊山だったはず。

もちろんヤタノカガミの方も、写真撮影は禁止。
というより誰ひとりとして見ることを許されておらず、実は天皇ですら見てはいけないらしい。
見ると死ぬ、とやら。
ただし、こういうのって禁を破って見ちゃう馬鹿が必ずいるんだわ(笑)。
でね、そのヤタノカガミを見た人が実際にイラストを残してるんだけど、そのイラストには鏡の縁にワケ分からん文字みたいなモノが刻まれていて、それを調べると古代ヘブライ文字だったというからワケ分からんのよ。
そのイラスト描いた人はヘブライ文字など全く知らず、ただ忠実に模写しただけだという。
じゃ、この鏡は古代ユダヤの製作か?
じゃ、実は天皇家の祖先って古代ユダヤ人なの?
ひょっとして、ユダヤの「失われた十支族」の一部が日本に来ていたということなのでは?
といった感じで、「日ユ同祖論」を唱える人たちの論拠にもなっている。

私は、皇祖=ユダヤ人説には否定的な立場なんだけど、古代ユダヤ人が日本に来た可能性は一応あると思ってるのね。
仮に、バビロン捕囚から逃げてきたユダヤ民族が、漂流の末に極東の日本列島にまでたどり着いたとしよう。
当時彼らが持っていた大陸のテクノロジーを、おそらくネイティブの日本人たちは羨望の目で見ただろう。
よって、彼らを庇護した豪族がいても不思議はない。
実はその豪族というのが、他でもなく天皇家だったんじゃないかな?
天皇家は、ユダヤ人から授かったテクノロジーをもって他の豪族を制した、と考えてみてもおかしくないと思う。

そういや、古代ユダヤにも「三種の神器」があったよね。
日本のように鏡、剣、勾玉ではなく、ユダヤは「十戒の石版」「アロンの杖」「マナの壺」である。
ちなみに、これらはいずれも現存しておらず、行方不明。
誰も見ることが許されてないヤタノカガミが実は「石版」で、同じく見ることが許されてないクサナギノツルギが実は「アロンの杖」だった、というオチだったら笑うよね(笑)。
「マナの壺」は、日本の前方後円墳の形がそのまんまであること考えても、どっかの古墳から出土する可能性あるんじゃないかな?
吉村作治も、エジプトで掘ってる暇があるんなら、まず日本を掘れよ。

なんかさ、日本というのは国そのものが一種のパワースポットであるような気がするよね。
で、そのパワーを古代から脈々と受け継ぐ祭司が天皇の実体である。
この科学万能の御時世にそんな迷信じみたパワーだなんて…、と思うだろうが、日本人は欧米人のように創造主たる神の存在は信じなくとも、霊力、怨霊、祟りみたいなモノは信じる民族なのよ。
たとえば、「前田遼一の呪い」とか(笑)。
あと「フロンターレ西城秀樹の呪い」とか、
「マリノス三ツ沢の呪い」とか、
「代表背番号Jの呪い」とか。

今のJリーグでなら、「スペインの呪い」が最新である。
たとえイニエスタ、ビジャ、トーレス級のスーパースターであっても、Jリーグではスペイン人が力を発揮できない。
選手のみならず、カレーラスやロティーナなど監督もうまくいかず、リージョに至ってな早くも解任されてしまった。
何か、スペインの侵入を封じる結界のようなモノが日本にはあるのかもしれん。
これは、もはや呪いだね。
禁教令からスペイン船の来航を禁じた、徳川幕府の呪いですよ。

彼らには「郷に入れば郷に従え」、まずは創造主の神ではなく、日本の神々を信仰することから始めることをお勧めしたい。
2019/5/2(木)21:47

☆関西人
令和ジャパン
「スペイン化」といえば、それに最も近づいたのがアギーレ代表だったね。
アギーレに過去の八百長スキャンダルがあり、僅か半年で終わったけど。
最後はアジア杯で、決勝トーナメント一回戦敗退という呆気ない幕切れ。
よって、アギーレ代表を高く評価してる人はあまりいないだろう(私は好きだったが)。
しかし、433というフォーメーションを試した意味では価値ある半年だった。

【アギーレ代表】

・・・・岡崎
乾・・・・・・・本田
・・香川・・遠藤
・・・.長谷部
長友・森重.吉田・高徳
・・・・川島

悪くない組み合わせである。
ただし、ややスピードに欠けるかな?

日本代表は今まで何度か1ボランチを試してるが、長く続いたことはない。
普段ダブルボランチに慣れてるもんだから、こういう1ボランチだとパンツ履いてないみたいで、下半身がスースーする感覚さ。

一体いつからダブルボランチが日本に定着したのかは知らんが、少なくとも90年代にはもう定着してたと思う。
なぜ、2枚という形になったのか。
多分、それが日本にとって最も普遍的な形なんだろう。
オフトジャパンの時は、まだ森保一の1ボランチが多かった。
それがやがて、加茂ジャパンあたりから安定して2枚に。
トルシエも当初は1ボランチを試していたが、間もなく「日本人に1ボランチは難しい」と言って2枚に変更。
片方が主に守備を担い、もう片方が主にゲームメイクを担うという分業制だね。
これはブラジル式に近く、王国ブラジルでも前者を「プリメイロ」、後者を「セグンダ」という形で分けている。

じゃ、これまでの歴代代表2ボランチを振り返ってみよう。

◎オフトジャパン⇒吉田光範・森保一(初期は森保1ボランチ)

◎ファルカンジャパン⇒森保一・柱谷哲二(やがて柱谷1ボランチに)

◎加茂・岡田ジャパン⇒名波浩・山口素弘

◎トルシエジャパン⇒稲本潤一・戸田和幸

◎ジーコジャパン⇒中田英寿・福西崇史

◎オシムジャパン⇒中村憲剛・鈴木啓太

◎第二次岡田ジャパン⇒遠藤保仁・長谷部誠(やがて阿部勇樹加えて3ボランチに)

◎ザックジャパン⇒遠藤保仁・長谷部誠(山口蛍)

◎アギーレジャパン⇒2ボランチなし(1ボランチで長谷部誠)

◎ハリルジャパン⇒長谷部誠・山口蛍(井手口陽介)

◎西野ジャパン⇒柴崎岳・長谷部誠

◎森保ジャパン⇒柴崎岳・遠藤航

こうして見ると、特に目立つのは長谷部である。
岡田さん、ザック、アギーレ、ハリル、西野さん、監督5代に渡って重用されているワケで、ここまで長く代表ボランチのレギュラーを務めた人物は他にいない。
よくある「歴代ベストイレブン」企画の中でも、ヤット+長谷部をコンビで入れてる人が多いよ。

じゃ、やはりヤット+長谷部コンビは歴代で最強なのか?ということだが、実は印象ほどに磐石だったワケでもない。
まず、第二次岡田ジャパンにて、岡田さんはヤット+長谷部では守備力が足りないと見て、最後は阿部を加えて3ボランチにしている。
そして、ザックの場合は本大会でヤットを先発から外し、山口蛍と長谷部を先発させている(ヤットは後半から)。
気がつけば、この3人の中で一番プレー時間が長かったのは山口だったという予想外のオチ。
続くアギーレは、2ボランチを解体してヤットを一列前のインサイドハーフに。
そしてハリルは、遂にヤットを代表から外してしまった。

そう、長谷部は別として、多くの監督はヤットを両刃の剣、平たく言えば「守備の穴」だと認識してたのよ。
なのに、我々はこれまで「ヤットの後継者がいない〜(泣)」と悩んできたワケで、よく考えたら我々はトンチンカンだったのかもしれないね。
そう考えると、柴崎+長谷部で本大会ベスト16を成し遂げた西野ジャパンって、ちょっとした奇跡だったな、と改めて思うんだけど。

で、柴崎について。
彼は、西野さんと森保さんの2代に渡って主軸になっている。
しかし、これは私の記憶が確かなら、本大会直前の戦術練習では柴崎でなく、大島の方がレギュラー組に入ってたんだよ。
ところが大島が傷んでしまい、緊急で柴崎がレギュラーに繰り上がったんだ。
もともと柴崎と大島の実力は互角だったし、大島が抜けたことの戦力ダウンはほとんどなく、それどころか大舞台に強い柴崎のふてぶてしさみたいなのが本番でいかんなく発揮されたんだけどね。
懸念の守備は、意外と大丈夫だった。
これはダブルボランチの守備力というより、それより前列の香川、乾、原口、大迫が頑張ったと見るべきだろう。

前列がハードワークして守備を頑張り、ボランチをプロテクトするというコンセプトは、今後も継続でイイと思う。
だから私は柴崎継続でも構わんと思うし、あと大島にもいつかチャンスが与えられたらな、と。
完成度から見て、今でも彼が柴崎に劣る部分はさほどないですよ。

柴崎と大島、この同期コンビに共演のチャンスはないのか?
ダブルボランチでは、多分無理だ。
あるとすれば、2インサイドハーフ+アンカーで3枚の形だろう。

中島・・南野・久保建
・・柴崎・・大島
中山・.遠藤航.・酒井
・・昌子・・冨安
・・・・中村

将来的には、こういうクライフ式もありだと思うのよ。
柴崎と大島が、いわばシャビとイニエスタ。
南野、もしくは鎌田が偽H番のゼロTOP。
後ろは、オランダで修行中の中山雄太が偽サイドバックとなり、中盤底のカバーリングを敢行。
宏樹はサイドバックのみならず、可変時に3バックの一角としてプレー。
あと、中島と久保建英を両翼にして、彼らがメッシとなり、ネイマールとなるワケね。

はい、今の話ではなく、大迫も長友も吉田もいない時代の話です。
もしクライフがご存命で日本代表監督をやってたら、こういうチームにするだろうなぁ、というのを妄想として書いてみました。
2019/5/1(水)14:17

☆関西人
クライフ理論
アヤックスシステムは、一時期まで「時代遅れ」と認識されてたと思う。
理由は、ウィングだ。
ある時期から3TOPから2TOPが主流(サッキ式の442など)となり、それでも頑なにウィングの配置にこだわるオランダサッカーには古臭さを感じてた人が少なからずいるかと。

今でも、「何で日本代表は1TOP(3TOP)なの?もっとポジションの柔軟性がある2TOPにすりゃイイのに」と感じてる人は、一定数いるだろう。
ただ、私はウィングの配置はモダンサッカーにおいて必然のロジックだと思う。
どうしても2TOPはFWの配置がセンターに偏ってしまい、逆にゴール前のスペース、およびシュートコースを消してしまうから。
そこでウィングの役割は、敵ブロックをワイドに広げることである。
その為に、まず外角の陣地を取る。
ロジックは、オセロと同じだね。

━━━━GK━━━━
▼・▼・H・▼・▼
J・▼・・・▼・F
・・I・▼・G
・・・・E

敵との対峙は大体こんな感じとして、FとJは絶対に一対一を制することが前提。
仮に、Jがボールホルダーだったとしよう。
5レーン理論でいうなら、ワイドがJとF、センターがH、ハーフスペースがIとGの担当。
ここではJがサイドを突破し、Hをターゲットにセンタリング、というパターンではないのよ。

ちょっと図解が難しいな。
じゃ一回、視点をタテでなくヨコに変換してみてくれ。

│▶F

│・・▶G
G▶
KH・・・▶E
│▶
│・・▶I
│J突破
│↖↖▶

こうしてヨコ目線にすると、ウィングのJは司令塔となる。
タテ目線で見るより、敵の急所が分かりやすくなるでしょ?
たとえば、Jがドリブルでゴール前に侵入していけば、HとIについてる▶のうちのどちらかが必ずJのシュートコースを消しにくる。
となれば、HかIのどちらかのマークが緩み、チャンスが出てくるワケだ。

クライフは、言ってたよね。
「優れたプレーヤーは、ペナルティエリアの中からラストパスを出す」
つまり、
ウィングがタテにサイド突破⇒センタリング
というスタイルよりは、
ウィングがヨコにドリブル⇒ペナルティエリア内でラストパス
という形こそがクライフ式なんです。

ただ、↑の図ではHの位置取りがよくないわ。
クライフは当時、「見せかけのH番」、今でいうならゼロTOPのような戦術を好んでいた。
だからHは中盤に下りて、ゴール前に敢えて空白を作るのよ。
その空白を皆でどう使っていこうかというのが、クリエイティブなサッカーってやつさ。

イマドキのゼロTOP、5レーン理論、あとグアルディオラの「偽サイドバック」もアイデアの原型は絶対にクライフ理論だと思う。
クライフは常に、サイドバックのタテ上下動に対して「陸上選手かよ(笑)」とディスる人だった。
ピッチのタテをウィングとサイドバックで前後に折半すりゃイイでしょ、という考え方をする人だったのね。
彼は433とともに343も使う人だったので、

WG・・FW・・WG
・・・・MF
・MF・・・・MF
・・・・MF(CB)
SB・・CB・・SB
・・・・GK

見ての通り、サイドバックはかなり守備範囲広い。
中盤底はMFだけど背番号C、つまりフォアリベロ。
しかし、このリベロはクライフから「センターサークルから出るな」と指示されてて、その分サイドバックはかなりインサイドに入らなくてはならなかった。
ある意味、偽サイドバックの原型だよね。

改めて、クライフ理論は筋が通ってるなぁ、と思う。
サッカー戦術論を語るにおいて、クライフ著「美しく勝利せよ」は読んでおかないと恥ずかしいほどの必読書。
今から20年前の書籍ながらも、決して内容は古くなく、それどころか時代のトップモード、グアルディオラあたりの元ネタにもなっている。
興味ある人は、是非読んでみて。
サッカーを見る目が、確実に変わりますよ。
2019/4/30(火)19:35

☆関西人
アヤックスシステム
「バルサ化」という言葉がメディアでよく使われるようになった。
もちろん、ヴィッセルのことである。

ヴィッセルは、なぜ敢えてバルサなのか?
マンUやユベントスではダメなのか?
まぁ、そこは単に三木谷さんの趣味嗜好だと思う。
神戸市がバルセロナと姉妹都市というのも関係あるかもしれないけど。

しかし今思えば、かつてガンバで西野さんがやろうとしてたことも一種のバルサ化だった気がするし、また原博実が技術委員長としてやろうとしてたことも代表のバルサ化だったような気がする。
おそらく、バルサ化は今に始まった話じゃない。

だけど、ひとつご理解いただきたいのは、そうやって皆が目指す「バルサ」というカルチャー自体、オリジナルはミケルスやクライフが持ち込んだ「アヤックス」のカルチャーだということ。
つまり皆が目指してるモノの本質は、あくまで「アヤックス化したバルサ」なんですよ。
アヤックス、すなわちオランダサッカーね。

実はオランダサッカーこそが、モダンサッカーの出発点でしょ。
特に、ミケルスとクライフがワールドカップ74年大会で世界に与えた影響は極めて大きかった。
それでも彼らがアヤックスの中に留まってたら、このてのサッカーはここまで拡散しなかったかと。
後に彼らがバルサと融合したことで、そこから一気に世界へと発信されることになったんだ。
思えば、アリゴサッキの「ゾーンプレス」も核はアヤックスなんだよな?
その戦術の中軸になった「オランダトリオ」のうち2人はアヤックスだし、そもそもゾーンプレス自体がミケルスの「ボール狩り」を発展させたモノである。

これ、私の持論。
日本人選手は世界進出したいなら、まずオランダへ行け、と。
いきなりスペインというのは、それこそ基礎問題にまだ取り組んでないのに応用問題から解くようなもんで、ちょっとハードル高いんですよ。
まずはモダンサッカーの基礎、入門編としてのオランダから入るのが王道じゃないだろうか。
大体、日本代表にしてもオフトのオランダ式を入門編にしたからこそ、その後うまくモダンサッカーに入れたんじゃないの?
そして、本田や吉田もオランダを踏み台にして、そこから大きくステップアップしていったワケさ。
でもって今は堂安、そして中山雄太や板倉ら東京世代がオランダにたくさんいること、私は割とポジティブに捉えてますよ。

【アヤックスシステム】

WG・・FW・・WG
・・MF・・MF
SB・・MF・・SB
・・CB・・CB
・・・・GK

今のアヤックスは、これではない4231をよくやってるけどね。

アヤックスシステムって、よく考えたら不思議。
完全に、ショートパスを前提にしたポゼッション志向なんだよ。
これ、よく考えたらおかしくない?
オランダ人って、欧州の中でも特に体躯に優れており(男子平均身長184cm)、その体躯優勢を活かすには本来ならショートパスがベストじゃないはずだよね?
ロングパス、放り込み、キック&ラッシュ、そっち系の方が効率イイはず。
でも、敢えてそっちにはいかないのがアヤックス式。
多分、国内では誰しもデカイから、デカイこと自体が大した強みにならず、スピード、敏捷性の方がシステムの優先になるということなんだろう。
案外、これは我々日本人に合うシステムである。

中島・・大迫・・堂安
・・香川・・柴崎
長友・・小林・・酒井
・・吉田・・冨安
・・・・東口

はい、アンカーを遠藤航じゃなく、小林祐希にしてみました。
仮にも小林は3年、ヘーレンフェーンでオランダサッカーの真髄を学んだ人だからね。

ところで今季の欧州チャンピオンズリーグでは、下馬評を覆してアヤックスが四強入りを果たしている。
可能性は決して高くないにせよ、決勝でバルサvsアヤックスという顔合わせもあり得るんじゃないか?
これ、胸アツですな〜。
2019/4/30(火)13:49

☆関西人
禁断のスペイン
現在、Jリーグ最下位がサガン鳥栖である。
9節終わって、1勝7敗1分、ほとんど勝ててない。
フェルナンド・トーレスがいて、得点が僅かに1。
やはり、Cygamesのスポンサー撤退が効いてる?
いや、今勝ててないことは、そこと別問題だろう。

鳥栖は、今季からカレーラスというスペイン人が監督をしている。
選手としてはバルサのカンテラ上がりの人物。
鳥栖にはトーレスがいること考えても、このスペイン化は理にかなってると思う。
ただ、スペイン化が言うほど簡単じゃないことは、鳥栖がこうして証明してくれている。
あと、欧州挑戦する日本人にとっても、スペインがいまだ最大の鬼門であることも忘れちゃいかんよ。

同じ九州でも、トリニータはあそこまで上位にいってるのにね。
アプローチの違いが、ここまでの差を作ったか…。
なんか、せっかくのトーレスがただのトッピングなんだよね。
もちろん、トーレスだからトッピングとはいえ高級食材なんだけど、じゃそれを何の料理に添えるの?という話なんだ。
その「何の料理」というのをスペイン料理にしようしてるのは理解するが、そんなのすぐに作れるワケないじゃん?
パエリア作るにしたって、米をスープで炊くところから始めなきゃならんからね。
まず、スープよ。
スープもできてないのに、いきなりトッピングに高級食材を乗っけてもしようないでしょ。
これ、ヴィッセルにも同じことが言えるんだけど。

スペイン料理のパエリアって、チャーハンとよく似てるけど製法が全く違うんだ。
チャーハンって、冷飯を油でサッと炒める感じで、作る時間は10分もかからない。
実にお手軽。
でもパエリアって、生米からスタートするのよ。
それを炒めるというよりは、スープで炊く感覚。
だから、チャーハンより時間がかかる。
そこを分かってない人が、「米を具と一緒にサッと炒めりゃできるでしょ?」と勘違いしてるワケよ。
そもそも、バルサもレアルも何であんなにカンテラに力を注いでるのか、そこを考えればスペインサッカーにおけるスープの重要性はご理解いただけると思うけど。

じゃ、鳥栖は下部組織を充実させりゃイイじゃん、と単純に考えるだろ?
ただ下部組織って、ある程度地域のサッカー人口とリンクするからね。

【都道府県別サッカー選手登録数】

[TOP10]
@東京…92608
A埼玉…55937
B神奈川…45773
C愛知…44021
D千葉…42820
E兵庫…42223
F大阪…40755
G北海道…39697
H静岡…38568
I福岡…27282

[ワースト10]
@秋田…5286
A鳥取…5452
B高知…5798
C和歌山…5822
D島根…6308
E徳島…6509
F福井…6586
G山梨…7556
H富山…8014
I青森…8042

このランキングを見ると、やはり関東が圧倒的である。
今、FC東京が首位を走ってるけど、それは実にノーマルな流れなのよ。
競技人口が多ければ多いほど、そこに才能が湧く可能性は比例して高くなるワケで。
ちなみに、サガン鳥栖のある佐賀県は8769人で、やはりワーストの方に入る。

仮に、鳥栖がパエリアを作ろうとしてるとして、それに具として入ってる海老がトーレスなのね。
でもさ、パエリアって海老がメインの料理じゃないじゃん。
海老の旨さを堪能したいなら、もっと別の料理はいくらでもあるし。

ヴィッセルも同じくパエリアを作らんとしてるとして、三木谷さんの場合はトッピングのみならず、ダシそのものをスペインから輸入するほどの離れ業をやっている。
それと比較すれば、鳥栖はやや中途半端に終わってるかな?
焼き飯、ややパエリア風、って感じ(笑)。

あと、スペイン化といえばロティーナというスペインでもそこそこ名の知れた大物を監督に据えてる、セレッソのことも忘れちゃいかん。
いくら山口蛍や杉本など主力が抜けたとはいえ、元セビージャの清武がいて、an・anが注目する天才・柿谷もいて、ここはシェフの腕次第なんだけどなぁ…。

いやいや、スペインに手を出したところは、こうしてほとんどが苦戦を強いられてるという現実…。
これはパエリアよりも日本人の口に合う、チャーハンにしとけよ、ってことなのかな?
このスペイン化を推奨してるのはおそらく副チェアマンの原博実だろうが、彼はこの苦戦ぶりをどう見てるんだろうか。
2019/4/29(月)15:22

☆関西人
おそるべし、柿谷
ちょっと気になった記事について。

「an・an web」の記事である。
そこには柿谷曜一朗のインタビュー記事が掲載されていた。
なぜ、敢えて今柿谷?
彼は旬の選手じゃないし、セレッソが調子良いワケでもない。
というか、むしろ調子悪い。

an・an的には、そこはあまり関係ないんだろう。
特にサッカーに興味ある層が対象ではなく、普通のOLさんなどが対象のwebだ。
女性目線でイケてる男子であればOK、という感じ?

柿谷は、そんなan・anのインタビューをゴキゲンな笑顔で受けている。
彼って、女性誌に向くキャラだよな。
ああいう少年っぽさを残し、尚且つチョイ悪っぽさのある人は確実にモテます。
ちなみに、この記事によると柿谷はイイ匂いがするそうだ。

じゃ、本題ね。
彼はインタビューで、こういう発言をしていたんだ。

「まっすぐ蹴れば確実にゴールできる状況でも、そうしたくない。
止めに入る相手を敢えて待ってみたりと、シンプルにしなければいけない場面でこそ、何かひと手間加えたいんです。
だって、そうした方が何より自分が楽しいし、成功すれば観ている人に感動を与えられるから」

コイツ、凄いこと言ってる…。
セレッソサポは、こういうのを聞いてどう思うんだろうか。
柿谷だから、しようがないよな(笑)、と笑って済ますのかもしれんが、でも今セレッソは9節終えて2勝5敗2分、リーグ13位という不調である。
「まっすぐ蹴れば確実にゴールできる状況でも、そうしたくない」なんて余裕ぶっこいてる場合じゃないはずだし、「自分が楽しい」とか「感動を与えられる」とかより先に、まず試合に勝つことを優先しろよ、と私なんかは思ってしまいます。

しかし、どうなんだろうね。
考えようによっては、柿谷の目指してることも間違いではない。
彼はプロであり、お客を満足させてナンボの職業である。
私なんかは【お客の満足=チームの勝利】
と解釈するから試合に勝つことを何より優先したいんだけど、でも柿谷の場合は
【お客の満足=感動を与えられるプレーを見せる=自分が楽しいと思えるプレーする】
という公式が頭の中にあるワケよ。
そこでは、必ずしも勝利が全てではない。
あるいは、醜く勝つぐらいなら美しく負けた方がイイ、みたいな美意識があるのかもしれないね。

このインタビューでは、その後に好きな異性のタイプを聞いたりして、またそれに対して嬉しそうに答える柿谷も柿谷だ。

「無邪気な人がイイですね。
よく、『喋らんかったらカワイイ』キャラの女性がいますよね。
そんな子が好きです。
芸能人でいうなら、沢尻エリカさん」

おいおい、沢尻エリカは無邪気ちゃうやろ(笑)。
つーか、お前は妻帯者やろ。
ましてや、嫁が「新宿スワン」で思いっきり沢尻エリカと共演しとるやないか。
お前、ホントにファンタジスタやなぁ…。

こういうノンキなインタビュー記事見てると、しばらくセレッソの浮上はないかな、と思う。
2019/4/29(月)11:45

☆関西人
ラジオ
かなりどうでもイイ話だが、少し前に芸人の博多大吉とフリーアナウンサー赤江珠緒の「芝生デート」が話題になっていた。
このふたり、TBSラジオ「たまむすび」というお昼の帯番組でパーソナリティーのコンビを組んでいる。
私もミーハーなもんで、報道後にふたりが初めて生放送で共演する回は思わず聴いちゃいましたよ(笑)。
この番組、あのピエール瀧もパーソナリティーを務めてたワケで、最近何かと話題になるよね。

まぁ「芝生デート」の件は置いとくとして、こうして久しぶりにAMラジオを聴くと、なんか私は妙に癒されることに気づいた。
ラジオって、のんびりできるというか、リラックスするというか、平和な気持ちになるというか…。
ただ、世の中にAMラジオを聴いてる人はそれほど多くいないだろう。
AMラジオはFMラジオに比べて音質が悪く、音楽を聴くには適さないし。
そもそも、ラジオ自体がテレビが出てきてからは旧メディアになっており、さらにネットが出てきてテレビですら旧メディアになった今、AMラジオなんざ旧旧メディアである。
もはや昭和の遺物ともいえる。

しかし、そうは言ってもAMラジオは滅亡することなく、今なおメディアの片隅でしぶとく生き残っている。
一定の根強い支持層がいるんだと思う。
私のように昭和を知る人間としては、AMラジオは無くなってほしくないメディアのひとつだ。
平成生まれの人たちは、ネットに育てられてきた世代だろう。
一方、我々昭和生まれの人間は、テレビとラジオに育てられてきた世代だ。

ラジオ⇒テレビ⇒ネットというメディアの変遷。
私は、意外と両端であるラジオとネットは本質が似てると思う。
この両者は、どちらもシロウト参加型のメディアだから。
テレビや映画はクロウトが作るが、ネットやラジオはシロウトの参加が必須のメディアである。
大体のラジオ番組は、フリートーク以外はリスナー参加型のコーナーで構成されてるでしょ?
そこがテレビや映画とは違う。
ラジオのパーソナリティーは、リスナーからのハガキを読む。
やがて投稿リスナーの中には常連が出てきて、それがいわゆる「ハガキ職人」「ネタ職人」ってやつだ。
で、ネットもそれに近いモノがあるのよ。
こういう超サカのような掲示板が分かりやすい例だが、かくいう私もそのての常連、ハガキ職人みたいなもんさ。

で、サッカーもまたサポーター参加型のエンターテイメント。
超サカを見ての通り、サッカーとネットの相性が良いことは皆さんもご存じの通り。
だから私は、サッカーって絶対にラジオとも相性良いと思うんだ。
いっそ、Jリーグ各クラブで1個ずつAMラジオ番組持てばイイのに、と思う。
テレビだと撮影など色々大変だが、ラジオならパーソナリティーをひとり準備さえしとけばOK。
そんなパーソナリティーなんて、選手の日替わり当番でイイじゃん?
あとは、ハガキ(メール)を投稿するリスナー(サポーター)がいれば十分に番組は成り立つんだよ。

そういや、昨年の夏には特別企画として「吉田麻也のオールナイトニッポン」が放送されたことがあったね。
2時間、ほとんどリスナーからのメールを読んで質問に答える、リスナーと電話で話す、というだけの内容だったけど。
興味ある人はYouTubeにアーカイブされてるから聴いてみて。

今なんか、「吉田孝行と三浦淳宏のオールナイトニッポン」を放送すれば、絶対に盛り上がると思うけどなぁ…。
2019/4/28(日)19:40

☆関西人
酒井宏樹
先日、スイス調査機関「CIES」の発表した選手の評価ランキングで、フランスリーグのサイドバック部門1位が酒井宏樹になったらしいね。
凄いじゃん!

こういうので日本人が1位なったのは、多分初めてじゃないかな?
宏樹がここまで評価を上げたのは、ひとつに守備力の向上だろう。
モンスター級のアタッカーが多いフランスリーグの中で、ちゃんとディフェンダーとして機能している。

しかし、思い出してみてくれ。
レイソルにいた頃の彼は、我々が知る限り、守備が持ち味ではなかったでしょ。
持ち味は、どっちかというと攻撃の方だった。
特に右足のクロスの質。
日本人サイドバックには珍しい、速くて低い弾道のクロスには定評があった。
でも、代表では常に内田篤人との評価の差は大きかったと思う。
それは当時、内田の方が守備が巧かったからじゃないかと。

きっと、宏樹はフランスで成長したんだろうね。
もともとポテンシャルはあったんだと思う。
宏樹はザック代表時代、チームで最もザックに怒られてる選手だった。
あまり怒るイメージのないザックにそれだけ怒られるとは、よっぽど戦術理解が悪かったんだろうか(笑)?
いや、これは期待の裏返しだろう。
ザックは彼にダメ出ししながらも、代表から外すことは決してなかったワケで。
本来3バックをやりたかったザックとして、宏樹は3バックの右をこなせるキーマンと見込んでいたという説もある。
残念ながら、そのザック流3バックは日の目を見なかったけど。

宏樹がマルセイユに移籍することになったのは、ハノーファーの降格が契機だった。
ただ驚くのが、その時にマルセイユだけでなく、セルティックやアヤックスからもオファーがきてたこと。
凄いね、CL常連の強豪クラブばかりじゃないか。
ハノーファーという降格するほどの弱小チームのサイドバックに、なぜこれほどオファーが殺到したんだろう?
そこは、プロの眼でしょ。
プロの眼から見て、それはザックにしてもそうなんだけど、「コイツは伸びる」と思わせる何かが宏樹にはあったんだろうね。

やがて、宏樹は代表でもスタメンを掴むようになった。
それは内田篤人の長期離脱によるものだが、そういう運も実力のうちである。
個人的には、攻撃力では全盛期の内田に宏樹は及ばないと思うし、スピードでも戦術勘でも及ばないと思う。
ただ、総合的な肉体的資質は宏樹が上なんだよ。
以前、何かのテレビ番組でやっていた浅野と久保裕也の対談で、ふたりがリスペクトする選手として宏樹の名前を挙げていたのを覚えている。
宏樹さんは右ウィングの俺たちを攻撃に専念させてくれる、後ろは俺がやっとくからと言って、本当に宏樹さんはひとりで後ろを全部完璧にやってくれるんだから凄いよな、とふたりは話していた。
もうこの時点で、宏樹の守備力はかなり上がっていたんだろう。

今なお、宏樹は代表のキーマンである。
同じ右で室屋の評価も上がっているが、まだまだ宏樹の方に分があるかと。
それは彼が、半SB半CBをこなせるだけの戦術的駒になったことが非常に大きい。
半SB半CBは、かつてザックが彼に仕込もうとしてたことだね。
ザック、見てますか?
あなたの愛弟子、立派に成長しましたよ。

森保さんは、そのうち必ず「可変」に手をつけるはず。
森保さんはサンフレッチェで森崎が中盤から最終ラインに下りるのをひとつの型としてたが、会見では「森崎みたいな選手はいない」とも語っていて、可変は別の型を模索する可能性が高いんだ。
だとすりゃ、一番現実的なのは宏樹のセンターバック化でしょ。

【基本型】

・・・・大迫
中島・・南野・・堂安
・・柴崎・・遠藤
長友.吉田・冨安.宏樹
・・・・東口

【可変】

長友・・大迫・・堂安
⬆➡中島・・南野⬆
⬆・柴崎・・遠藤
⬅吉田⬅冨安⬅宏樹➡
・・・・東口

長友はオーバーラップしてナンボのサイドバックなので、彼の空けた左は最終ラインのスライドで対応する。
もちろん、ここで遠藤航が森崎的な動きをとるという考え方もあるが、そうすると中盤底が柴崎一枚になるので、できることなら後ろのスライド一本で何とかするに越したことはない。
カギは、宏樹のスライド対応力だね。

というか、そろそろ長友もいい齢なんだから、そんな上下動できないでしょ、と思う人もいるかもしれない。
それは、確かに。
…そうそう、昨日ハノーファーで原口元気がサイドバックのスタメンだったらしいね(右だけど)。
今の代表ではウィングに中島や堂安や乾や伊東がいるので、ひょっとしたら原口に場所がないかもしれない状況、彼のサイドバック起用も悪くないかもしれない。
頻繁に上下動する左サイドバックとして、そしてファイターとして、原口が長友の後継者になるアイデアは決して悪くないだろう。

そして仮にそうなった際には、やはり↑の通り、戦術のキーマンが右サイドバックの宏樹となるような気がするよ。
2019/4/28(日)12:20

☆若葉
アジアベスト
ーーー孫興民ーアルモエズ・アリ
ーーー(大迫)(ジャハンバフシュ)
ーーーーアクラム・アフィフ
中島(オマル・アブドゥルラフマン)權昶勳
(原口) 奇誠庸 アーロン・ムーイ(伊東)
ーーー(柴崎) (オサマ・ラシド)
ーーーー吉田ーー冨安
ーー(昌子)長谷部(酒井)
ーーーーー(遠藤航)
ーーーーマシュー・ライアン
ーーーー(ニール・エザリッチ)

ソン・フンミン 韓国 プレミアリーグ今期12得点
(大迫)日本 ブンデスリーガレギュラー
アルモエズ・アリ カタール(移民)アジア杯最多得点王
(ジャハンバフシュ)イラン オランダ昨期得点王
アクラム・アフィフ カタール アジア杯最多アシスト王
(オマル・アブドゥルラフマン)uae2015アジア杯アシスト王
中島翔哉 日本 ポルトガルリーグ昨期10得点
(原口)日本 ブンデスリーガレギュラー
クォン・チャンフン 韓国 リーグアン昨期11得点
(伊東)日本 ベルギーリーグ首位クラブレギュラー
キ・ソンヨン 韓国 プレミアレギュラー 代表引退
(柴崎)日本 レアルとバルサから得点
アーロン・ムーイ 豪州 プレミアリーグレギュラー
(オサマ・ラシド)イラク ポルトガルリーグ今期5得点
吉田麻也 日本 プレミアリーグレギュラー
(昌子)日本 リーグアンレギュラー
冨安健洋 日本 ベルギーリーグレギュラー
(酒井) 日本 マルセイユレギュラー
長谷部誠 日本 ブンデスレギュラー 代表引退
(遠藤)日本 ベルギーリーグレギュラー
マシュー・ライアン 豪州(移民) プレミア正GK
ニール・エザリッチ フィリピン(移民)プレミア正GK

日本の問題はGK。
アジアの前線で1stチョイスになれるタレントも?
なので久保建英には、南野 堂安を脅かしてほしいです。
カタール大会で20歳になりますからそれまでに代表レギュラーを期待しています。
中井卓大には柴崎引退後の代表ボランチを期待しています。
18歳でむかえるカタール大会にはフランス大会18歳小野伸二以来のsubに入っていたら頼もしい。
最終ラインはアジア屈指の充実ぶりでほんとにGKさえ良ければ…。

GK候補は197pのシュミットダニエル(27歳)にはベストイレブン受賞を期待しています。
受賞の中村航輔(24歳)には森保JAPAN出場を期待しています。
東京世代の唯一Jリーグでレギュラーの広島GK大迫敬介(19歳)には東京五輪正GKを期待しています。
ユース出身の西川周作と比較される東京世代でレフティの大分GK小島亮介(22歳)にはJ1レギュラーを期待しています。
ベンフィカユースパリ世代の小久保玲央ブライアン(18歳)にはパリ五輪正GKを期待しています。

日本代表に期待しています。
2019/4/28(日)11:25

☆関西人
歴史の勝者
令和が目前、いよいよ平成が終わろうとしている。

日本の元号で一番古いものは、「大化」だそうだ。
大化の改新の時代だね。
それまでの日本には、不思議と元号がなかった。
なぜなのか?
おそらく大化の改新は、私たちが考える以上に何か大きく日本を変える出来事だったんだと思う。
単に、「中大兄皇子らが有力豪族の蘇我氏を倒した」程度の話ではないだろう。
でなければ、そこから急に元号がスタートするのは妙に不自然な流れだし…。

ポイントは、蘇我氏が「国記」「天皇記」という公式な歴史書を保管してたこと。
これ、日本史の授業でちょっとだけ出てくるんだけど、実は「古事記」や「日本書紀」よりも前に編纂された日本最古の歴史書である。
大化の改新で焼失したとされている。

その「国記」「天皇記」を編纂したのは蘇我氏と聖徳太子と言われていて、その流れで蘇我邸に保管されてたんだろう。
焼失したから、その内容は全く不明。
で、「国記」「天皇記」を焼いた中大兄皇子(天智天皇)の弟・天武天皇が、新たに「古事記」「日本書紀」を編纂するワケよ。
これ、考えようによっては、「歴史の書き換え」だよね?
実は大化の改新って、新興勢力が正統な王朝を滅ぼし、政権を非合法に奪ったクーデターである可能性もあるんじゃないの?

もともと日本には、古代に王朝がふたつあったという説がある。
でなきゃ、逆に話のツジツマが合わないんだよ。
たとえば、遣隋使。
西暦600年、これを隋に送ったのは天皇家だとされてるけど、隋に着いた使者は主君の天皇を「アメノタラシヒコ」という男の名で語り、妻が600〜700人いる、とも言ってるワケさ。
そこは多少話を盛ってるのはあるにせよ、問題はそこじゃなくて、もし遣隋使が中国に着いたのが史実通りに西暦600年だとすれば、その時代、日本の最高権力者は推古天皇。
言うまでもなく、女性である。
これ、おかしくない?
女性に、600〜700人の妻?
だから、こうも考えられるんだ。
この遣隋使を送ったのは推古天皇ではなく、実はもうひとつの方の王朝だったんじゃないか、と。

思うに、ひょっとしたら大化の改新って、一方の王朝がもう一方の王朝を滅ぼした内戦だったんじゃないの?
最終的に天智天皇、天武天皇の系譜が歴史の勝者となったワケで、その勝者が自らを正統王朝と位置付ける為、自分たちに都合の悪い史実は全て封じてしまった。
家系図も書き換えたかもしれない。
要するに、大化の改新以前の天皇たちは全部、今の天皇家に血統として全く繋がってない可能性もあるってこと。

後に編纂された中国の歴史書「旧唐書」には、こういう記述がある。

【倭国は、いにしえの倭奴国である】

「倭奴国」というと九州で金印が発見された「漢倭奴国王」が思い浮かぶので、これは九州王朝を指してるんじゃないだろうか。

【倭国の王の姓は阿毎(アメ)氏で…】

お〜、これは遣隋使の時のアメノタラシヒコと同じ姓じゃないか。

【日本国は、倭国の別種である】
【その国は日の昇る方にあるので、日本という名前を付けている】

仮に倭国が九州だとして、そこから見て日の昇る方角、つまり東。
やはり、これは近畿のことかもしれない。

【日本は古くは小国だったが、倭国の地を併合した】

というワケで、もしこの「旧唐書」が正しいなら、もともと日本には大きな九州王朝と小さな近畿王朝があって、やがて後者が成長して前者を飲み込んだ、と推測できるワケです。
その飲み込んだ決定打が他ならぬ大化の改新で、国家権力が国内にひとつになったからこそ、そこからこの国にようやく元号が始まった、という可能性もあるよね。

歴史を書くのは、歴史の勝者である。
よって、敗者は徹底して悪と描かれるか、いなかった者として消し去られるかのどちらかである。
だから古事記にも日本書紀にも卑弥呼は出てこないし、漢倭奴国王も出てこないし、蘇我氏は悪として描かれてるし、それらは全て、彼らが敗者だからだろう。
いや、たとえ敗者でも偉業を成し遂げた人は必ずいるはず。
そういう敗者の偉業をどう扱うかが歴史書の難しいところだが、日本書紀などは「架空の偉人」を創作して、全て彼の偉業としている。
その彼とは、聖徳太子ね。
厩戸皇子=聖徳太子とされてるけど、そこも怪しい話だと私は思う。

ちなみに日本サッカーの歴史は、 「デッドマールクラマーとその愛弟子たち」という神話からスタートしている。
それは新約聖書におけるイエスと十二使徒みたいなもんで、やがて使徒たちがメキシコ五輪でメダル獲得を成し遂げた英雄伝にもなっている。
歴史を書くのは、勝者だからね。
今なお、日本サッカー界のトップは使徒の生き残りである川淵さん。
長沼さんや川淵さんの母体・古河電工は、もはや摂関家みたいな位置付けになっている。
今の田嶋会長だって、ちゃんと古河だし。

今月の1日、日本サッカー界の天皇こと川淵さんは、いきなり「私はJリーグチェアマンに復帰します」と発表し、その後に「今日はエイプリルフールでした〜(笑)」と実にくだらない悪ふざけをしていた。
このオッサン、何をしとるんや?
よりによって4月1日、世間が新元号の令和で騒いでる時に、一体誰がお前の悪ふざけに付き合うと思ってるんだ?
案の定、このネタはほとんど世間の話題にならなかった。
これはサッカー界の方も、今の天皇には早く譲位いただいた方がイイな、と私は率直に思いました。
2019/4/27(土)10:42

☆関西人
バッドボーイ
ポドルスキ、ボールボーイに暴言吐くほどイラついてるみたいだね。
今のヴィッセルの状況、ましてや自分はキャプテン辞任とあり、イラつく気持ちはよく分かる。
一流の選手たるものは品性があってほしいが、まぁサッカー選手なんて明らかにヤンチャな奴が多いよ。
ポドルスキみたいな性格の選手、別に珍しくないでしょ。
サッカーは球技といいつつ、本質が格闘系の競技ゆえ、このてのキャラクターが一定数いるのは不可抗力である。

そうそう、品性に欠けたといえば、なかなか面白い日本人選手が出てきたね〜。
先日のACLで一躍注目を集めた、慶南FCの邦本宜裕のことさ。
私は聞いたことない選手だったけど、レッズやアビスパのサポは彼のことをよく知ってるらしい。
素行が酷くてクラブを追放された、有名な不良少年として(笑)。
追放するには惜しいほど、才能ある選手だったみたいだけど。
とはいえ、レッズとアビスパ、ふたつチームに続けて追放されるなんて、よっぽど素行が悪かったんでしょ?

つーか、私はそういうのに全く違和感ないというか、もともと私が所属してた中学のサッカー部自体が「不良の溜まり場」みたいな感じだったんだ。
私の中学って、不良は決まってサッカー部かバスケ部だったのよ。
なぜなら、坊主頭にしなくてイイから。
人気スポーツでも野球部とバレー部は坊主頭強制だったし、あと顧問が恐かったし、どうしても消去法でサッカーかバスケになるんだわ。
当時は不良でも帰宅部を選択しなかったのが、今思うと不思議。

でさ、ウチのサッカー部のエースストライカーって、思いっきり暴力団員のご子息だったのよ。
で、コイツがチームで一番上手かった。
小学生の時には全国選抜に入ってたほどの有名人で、学内のオンナノコたちが練習の見学にきてキャーキャー言ってたな…。
もちろん、そいつのポジションは華やかなFW。
私は、その後ろで球拾いをしてる補欠のディフェンダー。
あぁ、思い出すと、少し泣きたくなってきた(笑)。

しかしこういう思い出があるので、私は【不良=サッカーが上手い】には全く違和感がない。
邦本がユース時代にタバコを吸ってた?
そんなの当たり前じゃん、と。
私がいた中学サッカー部の喫煙率は、かなり高かったよ。
あくまで昔の話、昭和の話だけどね。
今の時代、さすがにダメだろうなぁ。
今の時代なら、たとえ実力があっても素行不良なら邦本のように追放されちゃう。
で、その邦本を拾ってくれたのが、韓国なんですよ。
思うに、韓国は日本ほどには潔癖ではなくて、邦本みたいなのを受け入れる土壌があるんだと思う。
日本でいう昭和の土壌が、韓国にはまだ残っているってことね。

うむ、全国の不良サッカー少年たちよ。
日本で無理なら、韓国に行け!
きっと韓国は、素行が悪くても実力さえあれば受け入れてくれる。
考えてみろ。
あの国は、ワイロ、買収、力のある人なら何やってもOKの文化なんだから。
分かりやすい、実力主義の国ということだ。

もちろん、日本だって更正さえすれば受け入れてくれるさ。
不良はダメでも、元不良はOK。
原口元気はOK。
ただし、森勇介までいくと分からん(笑)。
邦本は、どうなんだろうね。
彼は21歳。
慶南であれほど活躍してりゃ、東京五輪代表に選ばれてもおかしくはない。
しかし、いかにも真面目っぽい森保さんが、あんなヤンチャそうなのを呼ぶだろうか?
いまどき「スクールウォーズ」じゃないんだから…。
そういや、「スクールウォーズ」は昭和の話だから、山下真司が部員たちに鉄拳制裁をしてたよね?
今の時代、あれはアウトだろう。
ただし、韓国ではOKだろう(笑)。

全然関係ないけど、久保くんは少しイソップに似てると思う。
2019/4/27(土)0:39

☆関西人
傀儡
ヴィッセルの新キャプテンは、イニエスタ。
副キャプテンは、山口蛍と西大伍。
これ、全員が最近に入ってきた新参者である。
こういう人事って、ネイティブの選手たちは果たしてどういう気持ちになるんだろう。

ヴィッセル的には、過去を全てリセット、リニューアルっぽい感じ。
このクラブが目指すのはバルサ化なので、元バルサのイニエスタがキャプテンで当然でしょ、と。
いっそ、イニエスタが監督でイイじゃん?
と三木谷さんあたりは考えてるかも。

確か、ジーコの時もそうだったよね。
アントラーズは監督兼選手という条件でジーコにオファーしてて、ジーコはそれに魅力を感じてオファーを受けたと聞く。
ところが、ライセンスがないので正規の監督はできない。
それの犠牲になったのは、アントラーズの初代監督・宮本征勝さんですよ。
彼は、伝説のメキシコ五輪銅メダルメンバー、早稲田大卒、古河電工出身。
川淵さんと全く同じ経歴で保守本流の大物監督だったのに、ジーコがアントラーズに来ると「名前だけの監督」となり、チームの指揮権を全てジーコに譲ったんだ。
これ、宮本さんは指導者として屈辱だったと思うよ〜。

そうそう、確かガンバも「名前だけの監督」がいたよな?
西野さん退任後、ガンバはブラジルで指導者としての評価を上げていた呂比須ワグナーに新監督のオファーをしたワケよ。
そこまではイイとしよう。
ただ、当時呂比須の持っていた監督ライセンスがJリーグに認可されず、彼は監督ができないと直前に判明。
困ったガンバは急いで「名前だけの監督」を探し、それがセホーンだったワケさ(笑)。
名義としての監督はセホーン、ただし彼は傀儡で、実質的な指揮は呂比須、というワケ分からん二重構造になったんだよね。
結果、その年にガンバはJ2降格しました…。

さて、ヴィッセルは今後、吉田孝行の扱いをどうするのか。
彼を宮本征勝やセホーンのような扱いにして、実質的指揮権はイニエスタに与えるんだろうか?

もし、イニエスタがジーコの再来になるなら、それはそれで素晴らしいことだよ。
事実、今のアントラーズの強さの礎を作ったのは紛れもなくジーコであり、彼はいまだアントラーズにとっての父である。
ジュビロのドゥンガ、グランパスのピクシーですらその域には達していない。
もうジーコのような奇跡の出会いは二度とないと思ってたが、もしイニエスタがそうなれば、と私は少し期待している。

最悪なのは、ヴィッセルが今後セホーン&呂比須体制の再現になること。
とにかく、分かりにくい組織はいかん。
かつてのガンバは名義だけで何もしない監督のセホーンがいて、その下にやたらうるさいコーチの呂比須がいて、でも選手の中には呂比須より影響力の大きなヤットという実質的リーダーがいて、もうみんなどうしてイイか分からなかっただろうね。
今後のヴィッセルがそうならないか、少し心配になる…。

とにかく吉田孝行は、一度イニエスタと腹を割って話をすべきだろう。
まずは、彼が傀儡になるかどうかをハッキリさせるべきで、どっちにせよ、監督とキャプテンは一枚岩になるべき。
私は、彼が第二の宮本征勝になる選択肢があっても別にイイと思う。
ある意味、アントラーズは一歩引いた宮本監督の男気にこそ救われたワケですよ。

宮本征勝、私は偉大な人物だと思うなぁ…。
2019/4/26(金)0:40

☆関西人
柴崎+小林祐
福森同様、希少な左利きでありながら、あまり代表で重用されない選手に小林祐希がいる。
小林は欧州でちゃんとボランチをこなしてるのに、また何でレギュラー定着しないんだろう。
これも、一説には守備だと言われている。
もともと守備的MFじゃないからね。

ボランチの守備スタイルには、主に3つほどパターンがある。
まずひとつ目は、山口蛍みたいなやつ。
能動的にボールを奪いにいくタイプね。
もうひとつは、遠藤航みたいなやつ。
能動的に奪いにいくというよりはリアクションの守備で、最後は対人の強さで勝つ、みたいなタイプね。
最後のひとつは、柴崎みたいなやつ。
これは奪ったり潰したりするというよりは、コースを切りながら詰めていくタイプね。
一見、さほど守備貢献してないようにも感じるが、意外とそうでもない。

で、小林がどのパターンに属するかというと、これがよく分からんな。
↑の3つのうちどれかに特化したタイプじゃなく、どの要素も少しずつあり、中庸ともいえる。
その中庸さが、悪くいえば中途半端。
で、代表選考では評価されにくいんだろう。

でも、守備できないワケじゃないんだよね。
オランダではアンカーまでやってるし。
普通に守備は成長してると思う。
それに、キックはやはり巧い。
柴崎とどちらが巧いかは分からんが、小林がそれほどヒケをとるとも思えん。
ましてや、小林は左利きである。
何なら、ボランチで柴崎+小林というコンビを試してみてもイイぐらいだ。

・・・・鎌田
中島・・南野・・堂安
・・小林・・柴崎
長友・吉田.冨安・酒井
・・・・東口

守備が弱い?
まぁ、確かに。
思うのは、このパターンなら最終ラインを攻撃的にするのはあまりよくないな、と。
たとえば、サイドバックをイケイケにするとボランチの一角が最終ラインのフォローに入らなきゃならんので、このふたりだとやや不安である。
最低でも、サイドバックのうちどちらか一方は上がりを自重し、堅くいくべきだろう。
となると、右なら酒井宏樹、左なら佐々木か?

・・鎌田・・南野
中島・・柴崎⤴・堂安
・・小林・↖冨安
佐々木➡吉田⤴⬅酒井
・・・・東口

はい、この形は冨安に中盤カバーリングをさせてみました。
冨安がフォアに出ると、それに合わせて両サイドバックが中央にギュッとスライドする。
クラブで3バックをやってる佐々木はもちろんのこと、酒井も今ではこういう仕事をできるタイプのサイドバックだ。

あとは、敢えて遠藤航を右サイドバック起用するのもありじゃないかな?
普通のサイドバックじゃなく、今流行りの偽サイドバックでね。

・・鎌田・・南野
中島・・柴崎⤴・堂安
・・小林・↖遠藤⬅┓
佐々木➡吉田➡冨安⬆
・・・・東口

偽サイドバック=ボランチであり、遠藤ならこの動きができるはず。

柴崎を前、小林を後ろをしてるけど、別に逆でも構いません。
柴崎や小林は、ある意味で偽ボランチ。
彼らが最初から高い位置(トップ下)にいるより、機を見て瞬時に後ろから前へ上がっていく方が敵は対応しにくい。

で、鎌田が偽9番。
フィニッシャーと思わせて、実はデコイ。
でもって、南野が偽トップ下。
実は彼がフィニッシャー。
なんか、このチームは偽物だらけだわ(笑)。
2019/4/25(木)9:20

☆関西人
左足キッカー
仮に、センターバックの重鎮である吉田がいずれ代表引退するとして、あとには冨安、昌子がいるからさほど心配はしていない。
あと、植田もベルギーで試合に出てるし、中山と板倉はまだレギュラー掴んでないけど、そのうち出てくるだろう。
国内では、最も大器だと思うのがアントラーズの町田。
身長190cm、左利き、21歳。
さすがはアントラーズ、センターバックの逸材を続々と出してくるね。

で、私として昔から気になってるのが、コンサドーレの左利きセンターバック、福森晃斗である。
昨年のコンサドーレ躍進における立役者のひとりであり、今なお重要なキーパーソン。
なぜキーパーソンかって、超絶に左足フリーキックが巧いから。
現在、JリーグでNo1だという見方すらある。
ディフェンダーで左足フリーキッカーというのが、ミハイロビッチみたいでカッコいいな。
それだけキック精度あるんだから、当然ビルドアップも巧い。

あれ?と思うよね。
今の代表はセンターバックにビルドアップ能力を求めてるのに、何で福森に声がかからないんだ、と。
うん、多分センターバックとしての守備力だろうね(笑)。
高さがあるワケでなく、速さがあるワケでもなく、センターバックとしては割と凡庸。
同じくビルドアップが巧いセンターバックでは三浦とかいるけど、彼は高さや強さも相当なレベルである。
福森は、そこが足りないと見られてるんだろう。

しかし、それを差し引いても彼の左足キックは魅力である。
今、代表には絶対的キッカーがいないから。
左足キッカーには一応堂安がいるが、彼はそっちが専門の選手ではないし。
もともと、福森はフロンターレの選手だった。
よって足下が巧いのは納得にせよ、このチームでフリーキックといえば憲剛である。
だから、福森に出番はなかった。
北海道に行って良かったんだよ。
そのままフロンターレに残っていても、センターバックとして谷口や奈良を凌いでいたとは思えないし。

彼、代表でなら↓のMFAで起用してみるのはどうだろうか。
中盤底でビルドアップの起点になりつつ、時に最終ラインに下りて枚数調整を図る。
もちろん、フリーキックになれば彼の出番だ。
MFが本職じゃないから難しいだろうが、半MF半CBの駒は今の代表に必須で、福森ならそれをこなせるような気がする。
あとは、普通に3バックの左だね。
4バックのセンターではやや不安があるけど、3バックのサイドなら本職ゆえやれるでしょ。

ラッキーなのは、今の時代に俊輔も本田も代表にいないことさ。
太田宏介なんか可哀想に、日本屈指の左足キッカーなのに俊輔や本田と時代がカブり、代表のキッカーニーズはほとんどなかった。
その点、福森はまだ運がイイ。
3バックを得意とする森保さんが代表監督ってのも、これまた運がイイといえる。

とはいえ、今後彼が代表召集されるかどうかは、五分五分といったところかな。
同じ左足キッカーを呼ぶなら、日本の至宝・久保くんを呼ぶのが将来への投資として有効な気がするし…。
2019/4/24(水)12:52

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