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過去ログ561 2018/10/8 14:22

☆関西人
歴史の修正
最近、おぉ〜っ、と思ったこと。
それは私が愛読している「ワンピース」のワノ国編にて、これまで冒険を共にしてきたモモの助や錦えもんらが、20年の時空を超えて過去からやってきた人物であることが判明したのよ。
まさか、こういう展開になるとはなぁ。
遂に、この作品もタイムリープという禁断の扉を開けたワケね…。

実をいうと、時空を操れる「トキトキの実」の存在は昔からファンの間でも囁かれていた。
それが遂にここにきて現実に超時空SFの展開となり(まだトキトキの実は出てきてないけど)、いよいよ信憑性を帯びてきたのは、この物語の核心部分、オチ推察の有力候補のひとつとされている【ルフィ=ロジャー同一人物説】である。

私自身、昔からルフィとロジャーが妙に似ていることが不思議だったんだ。
ロジャーの息子はエースだけど、エースよりルフィの方がロジャーに似てるし、実はルフィの方がロジャーの息子なんじゃないの?と。
でもそうなると物語の前提が破綻しちゃうし、おそらくそれはない。
で、何となく読者は「ルフィってロジャーの生まれ変わりなんだろうな」ぐらいに思ってるんだが、もうひとつ考え方としてあるのは、今後ルフィが時空を超えて過去に行き、過去の時代で海賊王ゴールDロジャーになるのでは、という説である。
でもって、彼が天竜人を倒し、「歴史の修正」をする。

いやいや、ゴールDロジャーは処刑されて死んだじゃないか、と思うだろう。
しかし、それはあくまで「歴史の修正」をできなかった一度目のチャレンジで、二度目の再チャレンジに該当するのが今の物語、という考え方なんだ。
彼は敢えて処刑されることで、一回チャレンジをリセットしたワケね。
そして次は一度目よりさらに多くの仲間を引き連れて過去に行き、もう一度「歴史の修正」に挑む。
もちろん、ロジャーは自分がルフィだと知っているので(ルフィは自分がロジャーとは知らない)、自分が生まれるイーストブルーにシャンクスを派遣し、幼い自分自身に麦わら帽子を渡すように依頼したんだろう。
そう考えると、なぜシャンクスが幼いルフィをあそこまで見込んだのかに初めて合点がいくし。

きっとシャンクスは、ルフィ=ロジャーを知っている。
そして、今ルフィたちが目指している「ラフテル」とは、時空の入り口となる島だと推測できる。
なぜ、ロジャーはラフテルに戻って自ら再チャレンジせず、わざわざ未来のルフィにあとを託すという遠回りの選択をしたのかというと、思うにタイムリープは一回しかできないとかの裏設定があるんじゃないだろうか。
そして、天竜人を倒すのはルフィ(自分)にしかできないという何らかの事情があり、今回はルフィの仲間を増やす為に敢えて「ワンピースは実在する」宣言をして、世界中の海賊たちを煽ったんだろう。
ちょっと分かりにくい話で、「ターミネーター」でいうジョンコナーとカイルリースの関係に近いかもしれない。
シャンクスは海賊王ルフィの部下で、その海賊王の命令により少年ルフィを守護する、となると世界観が少しややこしいわな。
ところで、「ターミネーター」って歴史の修正はできたんだっけ?

もちろん、現実世界ではあり得ない話だ。
仮に、未来世界でタイムリープのテクノロジーが開発されたと想像してみてくれ。
そうなれば、不幸な境遇にある多くの人たちは歴史の修正を望むだろう。
しかし、我々は「どこで生まれたかもよく分からない人物」が突如現れて時代を変えたシーンに遭遇したことがない。
これは、未来でもタイムリープは開発されてない証拠だと思う。
あるいは、開発されていても「歴史を修正してはならない」という絶対的な戒律があるのかもしれない。

全く話は変わるが、このたびU16日本代表がアジア選手権制覇を成し遂げた。
これは、三度目のアジア制覇だという。
振り返れば、一回目は「黄金世代」で、二回目は「プラチナ世代」である。
そして三度目の彼らは、何世代と呼ばれるんだろうね。
最悪の世代(笑)?

このU16日本代表のアジア制覇は、驚いたことに
1994年
2006年(1994+12)
2018年(2006+12)
という周期で成功してるんだわ。
規則正しく12年周期。
あまりにもデキすぎで、ちょっと不自然?
いやいや…。
ちなみに、この12年周期というのは個人レベルで見ても
中田英寿1977年生まれ
香川真司1989年生まれ(1977+12)
久保建英2001年生まれ(1989+12)
というように規則正しく12年ずつで突出した才能が生まれてるワケよ。
あぁ、考えてみりゃ日本のワールドカップのグループリーグ突破にも周期があるよね。
1998年→グループリーグ敗退
2002年→ベスト16
2006年→グループリーグ敗退
2010年→ベスト16
2014年→グループリーグ敗退
2018年→ベスト16
実に規則正しく、8年ごと。
この奇妙な法則、ま、まさか日本サッカー協会は歴史の修正を…?

いやいや、普通に麦わら帽子は引き継がれているのさ。
ロジャーの世代からルフィの世代へ、そしてルフィの世代から息子の世代へ。
そうやって、Dの意思は受け継がれていくんだ。
という風に素直に解釈していただきたい(笑)。
2018/10/8(月)14:22

☆関西人
ディスりにくい召集A
個人的にはパナマ戦、ウルグアイ戦は4バックじゃないかと予想している。
だって、時間ないし。
可変システムは五輪代表のようにある程度まとまった時間があれば話は別だが、さすがにAマッチデー期間内でふたつ試合をこなす日程では少し無理があるかと。
もしそれをやるとしても、敵の格が少し落ちる11月になるだろう。

415⇔361⇔541
森保さんのサッカーは、361を真ん中のニュートラルにして、攻のギアを入れたら415、守のギアを入れたら541になるという仕組みだ。
以前にも書いたが、攻の415、守の541はイイとして、真ん中のニュートラルを敢えて3バックにしなくてもイイんじゃないの?というのが私の考え方である。
なぜなら、
415⇔442⇔541
こういう風に442をニュートラルにもできるワケで、つまり前戦の442を継続しても全然構わないと思う。
ポイントになるのは、やはり中盤と最終ラインを行ったり来たりする選手だな。

【ニュートラル】442

・・大迫・・南野
・中島・・・・堂安
・・柴崎・・遠藤
長友-槙野・吉田-宏樹
・・・・東口

【攻撃シフト】415

中島・・大迫・・堂安
・・柴崎・・南野
長友・・遠藤・・宏樹
・・槙野・・吉田
・・・・東口

【守備シフト】541

・・・・・大迫
・中島-柴崎・南野-堂安
長友-槙野-遠藤-吉田-宏樹
・・・・・東口

という感じで、要は遠藤航が2ボランチの一角やったり、アンカーやったり、リベロやったりというイメージ。
いや、ひょっとしたら森保さんのことだから、この役割を遠藤航でなく青山にやらすかもしれないけど。
でも適性としては、私は絶対遠藤航だと思うんだよなぁ。
MFとCBの両方をこなせる選手はそんなに多くないし、今の召集メンバーでいうと遠藤航と三竿、あとは冨安ぐらいでしょ。

遠藤航は、ベルギーで成長してると思う。
なんていうかな、昔から彼は意識が高いというか、ちゃんと向上心がある選手だよね。
性格は真面目だと思うし、タイプ的には長谷部にやや近いのかと。
前のコスタリカ戦でも、そのへんの意識の高さが伺えた。
シントトロイデンは、今リーグ7位。
少し上がってきたね。
あぁ、そういや遠藤航と冨安は同じクラブなんだから、代表でもユニットとして使えばイイのに。
↑のシミュレーションは便宜上、吉田のパートナーを槙野にしてるが、別に槙野のところを冨安にしても構わないワケで。
その方が、あるいは連携を作りやすいかもしれないし。

で、361をニュートラルにするのではなく442をニュートラルにすることにはひとつメリットがあって、それはサイド選手がWG、サイドハーフ、SBの三役を全てこなすような極端な負担を強いられないこと。
負担はサイドの選手もインサイドの選手も、ほぼ全員が均等。
私は、これの方が効率イイんじゃないかと思うけど。

じゃ、なぜ森保さんは広島でニュートラルを361に固定したのか?
詳しい理由までは分からん。
これはあくまで想像だが、たとえ非効率でも、後ろの選手が最前線にオーバーラップするダイナミックな攻守切り替えが欲しかったんじゃないだろうか。
↑の442ニュートラルでは、攻撃的MFがWGに、ボランチが攻撃的MFに、という比較的小さなスケールのポジション移動にしかならない。
その程度のポジション移動では敵ブロックを破れない、というのが広島式可変システムの基本的な考え方かもしれないね。

ダイナミックなポジション移動といえば、日本には長友という優れた左SBがいる。
世代交代を進める森保さんですら、さすがに長友だけは召集した。
もともと彼は積極的に前に上がっていく選手なので、4バックが臨時3バックになる時間帯は結構多いと思うのよ。

長友・・大迫・・堂安
・・中島・・南野
・・青山・・遠藤
槙野・・吉田・・宏樹
・・・・東口

対角の宏樹がバランスをとって最終ラインに残り、またCBがワイドに開いて長友が空けたサイドを埋める。
ただし、これではCB同士の間隔がかなり開いてしまうので

長友・・大迫・・堂安
・・中島・・南野
・・・・青山
槙野・吉田-遠藤・宏樹
・・・・東口

こうして遠藤航が一列下がり、臨時4バックを作る可能性もある。
別に、これは画期的なシステムでも何でもなく、今まで長谷部あたりが普通にやってたことなんだけど。

ここでは2ボランチの一角を柴崎でなく青山にしたのは、↑のアンカーのイメージには柴崎より青山がフィットすると思ったから。
しかし、柴崎か青山か、迷うね〜。
2018/10/6(土)11:06

☆関西人
ディスりにくい召集
新たに森保ジャパンのメンバーが発表された。

今回は大迫、原口、柴崎、長友、宏樹、吉田といったロシア大会主力が合流することに。
一方、あれ?あいつ呼ばれてないじゃん?という選手も何人かいる。

植田→吉田に押し出された
車屋→長友に押し出された
天野→柴崎に押し出された
達哉→原口に押し出された

香川→怪我
杉本→怪我
守田→怪我
昌子→怪我
中村→怪我

乾→?
久保→?
武藤→?
山口→?
大島→?

おぉ、残ったか〜、と思ったのは室屋、佐々木、冨安。
多分、3人とも控えに回るだろうけど。
乾、久保、武藤、山口、大島は呼ばれると思っていたのに。
特に乾。
彼を呼ばなかったのは、やはり今後中島軸でいくという意思表明なのかな?

森保さんの構想は、↓のイメージだと思う。

【442】
・・大迫・・南野
・中島・・・・堂安
・・青山・・遠藤
長友-槙野・吉田-宏樹
・・・・東口

堂安out→柴崎in
宏樹out→原口in

【361】
・・・・大迫
・・中島・・南野
長友-青山・柴崎-原口
・槙野・吉田・遠藤
・・・・東口

武藤が呼ばれなかったのは、大迫との競合かと。
ニューカッスルではまだ先発じゃないので、致し方ないかもしれない。
一方、久保は南野との競合かな。
前戦では南野の出来がかなり良かったので、そこに割り込むのはキツいということかも。

前回故障で途中離脱した山口蛍、大島は呼ばれなかった。
こういうのは、しばらく呼ばれない可能性もある。
ボランチは、おそらく硬度の保障の為に遠藤航がレギュラーになると思うんだが、その相棒は柴崎か青山か、今回そこが一番興味あるわ。
果たして、どっちになるんだろう。
「勝っているチームはイジるな」の原則でいくと、青山かもしれない。
柴崎は今クラブで控えで、実戦勘ないし。

さらに競合でいうと、堂安vs原口という構図もある。
これも「勝っているチームはイジるな」の原則でいくと、堂安ファーストチョイスかな。
原口は、まだクラブで控えだし。

ジョーカー枠は、浅野、伊東純。
どっちもスピードスターである。
これも、森保さんがどっちを優先してチョイスするか興味あるね。

こうしてレギュラーの顔ぶれを考えていくと、四大リーグ所属の選手がゴッソリと落ちていくことになる。
四大リーグからのレギュラーは、ひょっとしたら大迫と吉田だけになるんじゃないか?
あとはベルギー、ポルトガル、フランス、オランダ、オーストリア、トルコ、そしてJリーグ。
イメージは、ちょっと小粒。
小粒だからって、弱いとは限らないんだけど。
仮に座標軸の中心点に中島をI番として置くなら、このぐらいの粒のバランスがちょうどイイのかもしれない。

まずはパナマ戦で調整し、ウルグアイ戦で本気モード。
つまりウルグアイ戦で、初めて森保構想の「最強」が見えるワケです。
442か、361か。
青山か、柴崎か。
堂安か、原口か。

ただ総じて、かなり無難な召集メンバーなので、私としてあまり書くことがない(笑)。
ハリルの時はツッコミどころ満載だったのに、やっぱ森保さんはマトモだね。
意外性がなく、バランスがとれてて、かなり優等生的な召集だ。
ディスれない…。
2018/10/5(金)11:31

☆関西人
日本人のフィジカル
柴崎が、スペインで試合に出てないのが気になるね。
ロシア大会をもって、今後日本代表の軸になることを予感させた柴崎がスペインでまさかの停滞。
何で試合に出してもらえないんだろ?
彼が技術的に通用しないとは思えないし、考えられるとすればフィジカル的な問題かと。

フィジカルは、日本人にとって永遠の課題である。
そんなの鍛えればイイじゃないかと思われるかもしれんが、我々黄色人種は白人や黒人と同じだけのレベルで鍛えたところで、決して彼らと同じにはなれない。
悲しいかな、こういうのには先天的なモノと後天的なモノがあり、鍛えて向上させられるのは後天的な部分にのみ限定される。
どうしても、先天的な部分は埋められないのね。
そしてまた、この先天的な部分というのが比率としてデカイんだよ。

これがDNAというやつだろう。
DNAとは、その民族が何千年何万年と貯めてきた情報のストックであり、一代でそれを劇的に変化させることはまず不可能。
そこには、我々のご先祖様がどういう風に生きてきたのか、そして何を食ってきたのか、そういう情報が刻まれている。
古来から動物性タンパク質を摂ってきた民族と植物性タンパク質を摂ってきた民族とでは、そりゃ差が出るだろう。

日本人は、あまり多く動物性タンパク質を摂ってこなかった民族である。
これ、獣肉食を禁じた仏教の影響だと思う。
その証拠に、仏教伝来以降、日本人の平均身長はどんどん低くなっていったことが考古学的に証明されている。
食生活で背が縮むって、あり得る?
しかし事実、日本人は平安→鎌倉→室町→戦国、時代が進むにつれてどんどん小さくなっていき、どうやら江戸時代が最小のピークになったようだ。
ところが、明治時代に獣肉食が解禁されると一転、日本人の身長は伸びていった。

以前に見ていたTBSドラマ「JIN-仁」の中で、興味深い事実が描かれていた。
江戸時代は、脚気(かっけ)で亡くなる人が多かったというんだ。
脚気は、栄養不足で生じる病気である。
そんなにも江戸時代は食料難だったのかというとそうではなく、むしろ食文化の問題。
当時の人たちは、白米ばかりを大量に食べていたという。
それまでは精米されていないコメ、玄米を食べることが多かったんだが、その時代には精米が広く普及したらしい。
もちろん白米は玄米に比べて栄養価は低いんだけど、当時の人々は高価な白米をたくさん食べることに憧れ、オカズを食わずとも白米だけで腹を満たすことをよしとしたみたいだね。
オカズはお漬物だけ、とか。
そのくせ、白米は一日5合食べていたというからカロリーは十分なんだが、結果的に栄養不足は起きる。
そういう食生活が何百年も続いたんだから、そりゃ体が小さくなっていくことも納得だわ。

皮肉なことに、今は江戸時代と正反対、あまり白米を食べない時代になったよね。
コメを食わず、オカズだけを食べている人も多い。
江戸時代には考えられない食生活だ。
一部には炭水化物は体に悪いという考え方まであり、糖質をカットし、タンパク質とビタミンを摂取することをよしとする食文化になった。
お陰様で現代人の体格は大きくなり、時代区分で見ると歴代で最も高身長になっているという。

じゃ、今後もさらに日本人の体格は向上していくのか?
いや、それはない。
どうやら、今が臨界点みたいなのよ。
ここ何年かを見ると日本人の平均身長は横這い、いやむしろ微妙に小さくなってきてるらしい。
食生活の変化が体格向上に直結した時代は終焉し、今度は成人病の増加という副作用が出てきている。
今のままではマズイ、食生活を昔の粗食に戻すべきだ、と警告する研究者も出てきてるぐらいさ。

やはり、これも日本人の先天的な資質がリミッターになってるんだろう。
欧米人の食生活を真似たところで、そのまんま欧米人のようにはなれない。
そこは理解しておくべき。
一方で、私は江戸時代の人々は凄いなぁと思うことがあるのよ。
「飛脚」っているでしょ。
今でいう郵便、宅配みたいな職業。
それは馬や船を使うワケでもなく人間を走らせてやってたみたいなんだが、これがなかなか凄くて、関東⇔関西を3日ほどで運輸していたという。
マジで凄くない?
どうやら、昔から日本人はスタミナはなかなかだったようだ。
豊臣秀吉の「中国大返し」しかり、この長距離に耐えるタフさ、燃費の良さは一体何なんだろう。

私は、日本人のDNAにはこういうストロングポイントがあると思う。
単に体が小さく、脆弱ではないんだよ。
サッカーにおいても世界と互角にやり合いたいのなら、燃費の良さをもって戦うべきなんだ。
それは獣を狩る類いの走力ではなく、飛脚の類いの走力である。
2018/10/3(水)12:43

☆関西人
波乱の予感
10月1日、正式にサイバーエージェントのFC町田ゼルビア買収が発表された。

町田とサイバーエージェントって、どう考えてもミスマッチだよね。
もともと町田というクラブは、地元の少年サッカー団が母体だったらしい。
そこから発展して現在はJ2クラブなんだが、本質は典型的な「町のクラブ」である。
以前には集客力などJ加盟の条件を満たさず、入会を見送られる経緯もあった。
今なおJ1の条件は満たさず、今J2で上位にいるけどライセンスがないので来季の昇格はないらしい。
そういうこともあり、何らかの投資を必要としていたクラブなんだろう。
だからサイバーエージェントがスポンサーとして投資してくれるのはありがたい話だっただろうに、まさかそれが経営権取得になるとはね…。

聞けば、サイバーエージェントは東京ヴェルディにも買収の話を持ちかけていたらしい。
そっちは破談になったらしいけど。
ようするに、藤田さんは「東京」のクラブが欲しかったということか。
同じ東京でもヴェルディと町田では全然ニュアンスが違うし、どっちかというとサイバーエージェントならヴェルディの方が似合う。
東京とはいえ、さすがに郊外の町田はイメージに合わんよ。
先にヴェルディに声をかけていたことからして、サイバーエージェントが町田市の地域振興に関心がないのは明らか。
だから、今後そっちをあまり期待しない方がイイかと。

そのへんを思うと、町田サポは今回のことをあまりよく思っていないはず。
投資の規模が大きくなるのは良いとしても、町田が町田でなくなってしまうのは絶対に覚悟しなくちゃならないから。
ましてや、相手は日本屈指のやり手実業家である藤田晋だろ?
想像以上に血も涙もないことをする可能性はある。
藤田さんとして、絶対に三木谷さんのことは意識してるはずなんだよ。
西のヴィッセル、東のゼルビア。
西の神戸、東の町田。
…うん、やはり町田というのがピンとこないね。
西の神戸、東の東京。
やはり、東京というブランドの方を出していきたいところだろう。

でも、いきなりそれをやるのは得策ではない。
市民クラブを企業色の強いクラブにするだけでもアレルギー反応があるだろう。
いきなり「町田から出ていけ」とか言われそう。
そうなればサイバーエージェントとして企業イメージは悪くなるし、まずは何年かかけて地域振興への積極姿勢を見せるべきなんだけど、藤田さんがそんなことするかな(笑)?
このての人はローカルな地域密着よりは大都市圏で全国区を狙うと思うワケで、だからこそ最初はヴェルディだったんでしょ。

まずは集客だろうね。
もともと町田というところは都心からムチャクチャ遠いワケじゃないし、そこにサイバーエージェントマネーを注ぎ込めばかなり効くと思う。
仮に藤田さんが三木谷さんを意識してるとすりゃ、今後考えられるのがイニエスタ級の大物選手獲得ですよ。
でも、J2だからなぁ…。
あるいは、子会社Cygames経由でフェルナンドトーレスに今から移籍交渉してみるという手もあるか?
住むには、東京の方が便利ですよ、と。
お子さんの教育に関するものも東京は優れてますよ、と。
ついでに、スペインからトーレスの元同僚の誰かを呼んだりして。
で、西のイニエスタ、東のトーレスという構図を作って三木谷さんに対抗してみる。

もちろん、AbemaTVも町田を全面バックアップだ。
以前のAbema企画「亀田興毅に勝ったら1000万円」同様、「町田ゼルビアに勝ったら1000万円」をやってみよう。
怖いので、挑戦者は高校生までに限定させていただきますけど(笑)。

一方で、キナ臭い話もある。
サイバーエージェントが、ホームタウンの移転を狙ってるという噂ね。
これは、代々木スタジアム構想というのが渋谷区にあるらしく、そのスタジアムはサイバーエージェント社屋のすぐ傍にできるみたい。
まだ構想の段階で、そのスタジアムができるのは何年も先だから今すぐどうのこうのという話ではないんだが、万が一でもホーム移転すりゃ、町田ゼルビアは渋谷ゼルビアになってしまうのか?
渋谷ゼルビア、響きがカッコいい。
町田市は、気が気じゃないだろう。
なぜなら、町田市はゼルビアのJ1昇格基準を満たす為に(収容10000→15000)、ようやく来年からスタジアムの改修に着工するんだから。
やっとのことでスタジアムのJ1基準を満たし、さぁこれからだと思った矢先に「5年後、渋谷へホームタウンを移転しま〜す」とかを藤田さんに言われた日には、さすがに町田市もキレるでしょ?
デカいスタジアムだけがポツンと町田に取り残されて、選手もサポもみんな町田から渋谷へ…。

とにかく、今後町田の動向には注目していきましょう。
そういや、今Jリーグはホリエモンとアドバイザー契約結んでるんだったね。
三木谷、藤田、ホリエモン。
この3人が今Jリーグに絡んでるというだけでも、この先に波乱が起きそうな気がしてならないんですけど。
2018/10/3(水)0:49

☆関西人
正統後継者A
これまで広島を追走していた川崎フロンターレが、ここにきて遂に首位に立った。
うむ、さすがディフェンディングチャンピオン、川崎は強い。

しかしリーダー論として、この川崎の監督、鬼木さんにはカリスマ性がない。
前任の風間さんがカリスマだっただけに、その下でコーチをやっていた鬼木さんにカリスマ性を求めるのは無理ある話なんだけど。
コーチからの監督昇格。
その時点で、鬼木って誰?と思った人は多いだろう。
元は、鹿島の選手だったらしい。
申し訳ない、ほとんど記憶にないな。
しかし川崎のレジェンドである関塚さんと同じ、鹿島閥の指導者なのか。

川崎が鬼木さんに監督を託したのは、それまで風間さんが積み上げてきたものをリセットしない為だったと思う。
ゼロからの構築を彼に期待するのではなく、彼には先代が残した財産をうまく守って運用してほしかったんだ。
要は、二代目。
将軍でいうなら、徳川家康のあとを継いだ徳川秀忠。
秀忠には家康ほどのカリスマ性はなかったが、でも創業者の家康亡き後、幕府組織の基礎固めをした有能な人物である。
このての二代目型、秀忠タイプの監督は、特に近年よく目につくよな?
広島の森保さん、川崎の鬼木さん、鹿島の石井さん、浦和の掘さん。
いずれもカリスマ性でグイグイと引っ張るタイプではないが、みんな各々に結果を出しているところが素晴らしい。

これ、なんか日本式経営っぽいよね。
監督が変わると一旦全部リセットし、ゼロからチームを作り直すのではなく、先代からの連続性を担保し、いわば幕府としてチームを機能させる。
海外ではトップ=組織の論理ゆえ、トップが変われば全てやり直しだが、日本ではトップすら組織に従属する機関という考え方がある。
この国でひとつの王朝が2000年も続いてきたことも、天皇機関説、つまりトップの天皇ですら組織に従属する機関で、トップ=組織という絶対王政がほとんど根付かなかったことに大きな意味があると思うよ。
変わった国?
まぁ、そうかもね。

ことサッカーでは欧州崇拝、欧州と同じ形であることこそが善とする考え方があり、リーダー論、組織論でも皆がそれを求めてしまう。
独創的な織田信長なんかは、どちらかというと日本人らしくない人物だが、ああいうのこそが多くの人たちにとって理想の監督像なんだろう。
一方、徳川秀忠なんて誰しも無価値とする。
秀忠?そんな人物いたっけ?ぐらいのレベルかもしれない。
でもさ、私は秀忠をナメてほしくないのよ。
そして、彼を支える老中たちの働きをナメてほしくないのよ。
実は、それこそが日本の強みでもあるんだから。

個人的には、鬼木さんの連覇も大いにあると思う。
2018/10/1(月)11:19

☆関西人
正統後継者
経営者がムチャをできるのには、条件がある。
ただの社長なら、ムチャをしようと思っても取締役会で専務や常務にそれを潰されてしまう。
だからムチャをできる社長って、社内で絶対的権力基盤がないと難しいものなんだ。
カリスマ、神、そういう存在でなければ独裁は難しい。

で、企業においてカリスマや神たる者は、大体のパターンは創業者である。
その会社を作った人。
パナソニックなら松下幸之助。
ホンダなら本田宗一郎。
ソニーなら盛田昭夫。
大体、みんな亡くなってるけどね。
今は、生きてる創業者のいる企業が強いさ。
孫さんのソフトバンク。
柳井さんのファーストリテイリング(ユニクロなど)。
三木谷さんの楽天。
日本の長者番付を見ると、なるほど孫さんが1位、柳井さんが2位、三木谷さんが7位。
問題は、このへんのカリスマ創業者が後継者をどうするかだと思う。
長者番付1位、孫さんのところは二代目が同族という考えは全くないみたいで、同族どころか、次は日本人ですらない可能性が高い。
遂に、そういう時代か…。

そうそう、それをいうならジャニーズ事務所だってそうだ。
ジャニー喜多川は86歳、メリー喜多川は91歳、おそらくあと十年以内に亡くなるだろう。
じゃ、後継者はどうなるかという話。
一番有力なのはメリーさんの娘、ジュリー藤島が継ぐという説だが、ここにきて興味深い話として、タッキーこと滝沢秀明が芸能界を引退し、事務所の運営サイドに入るという。
ジャニー喜多川社長が、お気に入りのタッキーを次期社長に指名したとの報道もある。

…マジか?
もしそれがホントなら、近藤真彦や東山紀之みたく役員ですらないタッキーが諸先輩方をゴボウ抜きする、超異例人事ということになる。
というか、ジュリー藤島の立場は?
ひょっとして、ジャニーさんとメリーさんは姉弟で仲悪いのか?
これ、ジャニー派とメリー派で社内は割れるんじゃないの?
世間は安室奈美恵の引退で盛り上がってるけど、どっちかというと芸能界に与える影響ではタッキー引退の方がかなり重要だよ。

ジャニーズ事務所というのは面白い仕組みで、実質的な権力者は姉であり副社長のメリーさんだという。
ただし、メリーさんにも手を出せない領域があって、それが弟・ジャニーさんのタレントの才能を見抜く眼力だというんだ。
これだけは理解不能の神がかった才能で、メリーさんにも誰にも真似ができない。
そもそもジャニーズ事務所は、このジャニーさんの慧眼を礎にした会社であり、そのジャニーさんの慧眼をもって「次はタッキー」と見込んだなら、安易にそこへ異を唱えるのも難しいかな。
「次はジュリー」とメリーさんが見込んだところで、ジュリーさんにはメリーさんの娘だという血縁以外に何かあるワケではないから。

後継者には、正統性が必要である。
その正統性こそが、権力基盤を磐石にするから。
正統性のその@は、血縁。
これ古いと思われるかもしれないけど、今でも息子が会社を継ぐ例は世界中に多いよ。
正統性のそのAは、先代の指名。
仮に先代がカリスマなら、そのカリスマが指名した以上は誰も逆らえまい。
正統性のそのBは、選挙。
これが一番マトモに見えるけど、実は裏で多数派工作とかがあって一番ややこしいかも。
今回のジャニーズの例は、@がジュリーさんで、Aがタッキーということね。
どっちが勝つかは分からん。

え〜と、我らが日本サッカー協会会長の田嶋さんは、Bなんですよ。
田嶋さん以前は、Aだったと思う。
実質、キングメーカーの川淵さんが非公式ながらも指名してたワケで。
でも、こんなやり方は長く続かないよね。
だって、川淵さんも81歳。
いつ逝くかも分からん年齢だし、そもそも川淵さんが慧眼かどうかも怪しかったよな…。

とはいえ、川淵さんは06年にこういう発言をしてるんだ。
「過去に二度、将来は協会の会長にと彼を口説いている。
15〜20年後にそうなってくれていたら最高」
ここでいう「彼」は誰かというと、中田英寿である。
意外にも、中田は川淵さんに後継指名されてたんだな。
この発言が06年で、その「15〜20年後」となると最速で2021年。
うん、ポスト田嶋は中田とか、あり得なくもない気がしてきた。
もしジャニーズの社長をタッキーがやるなら、日本サッカー協会の会長を中田がやっても何ら違和感ないさ。

彼なら、凄い独裁者になりそうな気もするけど。
ユニフォームのデザインとかに、やたらこだわったりして(笑)。
2018/10/1(月)0:18

☆関西人
ロマンB
もし私が億万長者だったとして、果たして三木谷さんや藤田さんのようにJクラブのオーナーになるかなと考えると、答えはノーだわ。
だってさ、絶対に儲からないじゃん?
それは、Jクラブの決算報告を見てると明らかである。
もちろん、それは日本国内の話で、海外クラブは景気良さそうに見えるかもしれない。
でも、あれも動いてるカネの多くは富豪か誰かの投資マネーであり、サッカーそのものの収支としては思ったほど儲かってないよ。
負債抱えてるクラブも多いし。
そのへん、我々より頭の良い三木谷さんや藤田さんが分かってないはずないんだ。
なのに、彼らはなぜ?
税金対策?

まだ、儲けを考えるなら野球の方がマシだよ。
どこのスタジアムも3万人ぐらいのキャパがあって、試合数は年間140ぐらいあって、もうそれだけでJリーグより儲かる仕組みじゃん。
Jリーグの年間試合数は、せいぜい40ぐらいでしょ。
つまり、年間観客動員数でサッカーは野球に勝てない構造。
ちなみに、読売ジャイアンツは動員数が290万ほどらしい。
これをJリーグと比較すると、たとえば最も集客力のある浦和で動員数は80万ほど。
あのレッズですら、ジャイアンツの3分の1以下である。
もしチケットの単価がジャイアンツの3倍以上なら、あるいは1試合当たりの集客がジャイアンツの3倍以上なら(15万人収容のスタジアムが必要だな…)サッカーは野球に負けない収益構造になるんだけど。

あとは、放映権料か。
JリーグはDAZNで昔よりマシになったとはいえ(スカパー時代の4倍)、まだまだ大した放映権料ではない。
そしてDAZNとは昨年に10年契約したばかりなので、少なくとも今後10年は高騰せず、金額据え置きである。
リーグ全体として年間210億。
ちなみに、プレミアでは4900億、ブンデスでは1700億、セリエやリーガでは1300億らしい。
桁がひとつ違うんだな。
もともとJの放映権はリーグの一元管理だし、クラブが独自にどうこうできる構造ではない。
でもプロ野球の場合はそこが違って、放映権は球団側が各々に管理している。
そこを思うと、うまくやりさえすれば野球の方が儲けられるいということだ。

事実、楽天イーグルスの方は今黒字化してるみたい。
一方、ヴィッセルの方は赤字である。
構造として、やはり野球の方が儲けやすいんだろう。
多分そこを分かってて、三木谷さんも藤田さんもJリーグに参入している。
最初から、これで儲けようという発想ではないのかもしれない。
基本は広報宣伝、企業のイメージ戦略だろう。
具体的に◯◯という商品を宣伝するCMではなく、企業そのものの普及活動。
そのイメージを良くするのに最適なのが、実はJリーグだという判断なのかもしれない。
プロ野球のように「読売」「ソフトバンク」「楽天」といった企業名を前に出すやり方ではなく、敢えて企業名を出さず地域名を前に出し、あくまで我々はこの町に貢献させていただく立場です、という奥ゆかしいスタンスだから。
株式会社である以上、コーポレートアイデンティティは非常に大事である。
そして、そこを良くする為の投資は必要である。
外国なんかでは、よく富豪が慈善事業に多額の寄付をするよね。
それを見て貧乏人の感覚としては「もったいね〜」と思っちゃうけど、三木谷さんや藤田さんのJリーグ参入もまた、それと似たニュアンスがあるんだろう。

でも、良いことばかりじゃないよ。
仮にクラブがヘタレなら、それを支援する企業にもまたヘタレなイメージがついちゃうから。
じゃ、勝たなきゃならないとして注ぎ込むカネを増額し、他クラブから有力選手を根こそぎ強奪しまくったとしよう。
それはそれで、今度はカネにモノをいわせる悪役のイメージがついてしまう。
難しいもんだね。
結局、ユースから育てて生え抜きのスターを作っていく地道なやり方が、一番企業イメージを損なわないのも事実。
だからこそ、Jリーグは今こうして全体が均質になってるんだろうけど。
そこを、三木谷さんや藤田さんみたいな人が我慢できるかどうかは興味のあるところだ。
どう考えもこのてのタイプに「100年構想」はあり得ないし、そもそも狙ってるのはACL制覇なんでしょ?
やっぱ、このての実業家はヘッドハンティングの方向性にならざるを得ないよ。

楽天とサイバーエージェント、このふたつの企業がサッカー界を変える可能性はあるね。
2018/9/30(日)14:40

☆関西人
ロマンA
まだサイバーエージェントの町田買収は正式発表に至ってないが、おそらく10月1日に発表だろう。
それはそれでイイとして、その余波としてCygamesが鳥栖のスポンサーを降りると
報道されている。
Cygamesはサイバーエージェントの完全子会社の為、そうせざるを得ないみたい。
鳥栖はフェルナンドトーレス獲得という攻めの姿勢を見せていたタイミングだけに、出鼻をくじかれた感じだ。
トーレスも寝耳に水だろう。

私は、流れがよく分からん。
トーレスがJリーグに来たのは、今夏7月。
その時点でサイバーエージェントが町田買収に動いてることは我々一般人が知らないまでも、少なくともCygamesの上層部は知ってたんじゃないの?
いや、知らなかったのか?
仮に知っていたとすれば、トーレス獲得に動いた積極的姿勢にツジツマが合わなくなる。
あるいは、トーレスの件はあまりCygamesが関与してなかった可能性もあるのかな?
この件は、どちらかというと鳥栖社長のスタンドプレーだったかもしれない。
聞けば、Cygamesは鳥栖の株式保有はしてなかったみたいで、しょせんはスポンサー、経営への口出しはしていなかった可能性もある。

それはともかくとして、さぁ今後どうなるかだね。
メディアは、鳥栖の年間5億の減収からトーレス売却の可能性を報じてるが、どうなるだろう。
聞けばトーレスは男気のある人物みたいだし、この危機に鳥栖を見捨ててどこかに行くとかはないんじゃないか?
それに鳥栖側としても、減収になったからトーレスを売るとか、あまりにも安易すぎるよ。
その抜群の知名度とルックスからして、彼には年俸5億(推定)以上の価値があると私は思うし。
むしろトーレスを餌にして、新たなスポンサーを見つける方が先だろう。

あぁ、そうだ。
今季は「J1参入プレーオフ」があるんだったね。
かつての入れ替え戦の発展形だ。
レギュレーションは、J2の3位〜6位がトーナメントをし、最後はその勝者とJ1の16位のチームとが当たり、残留か昇格かを決する。
納得いかんシステムだが、興行としては一応盛り上がると思う。
で、このプレーオフに町田も鳥栖も参加する可能性はある。
J1の下位2チームは自動降格、J2の上位2チームは自動昇格なのですれ違う可能性も高いが、一番おいしい展開は鳥栖がJ1の16位、そして町田がJ2の3位ぐらいにおさまって、両チームがプレーオフ決勝で直接対決をすることさ。
因縁もあり、完全にダービーとなるだろう。

その試合は、トーレスが奮起して鳥栖が町田を撃破、とか悪くないんじゃないだろうか。
結果鳥栖は残留し、また同時に注目度が上がったので、大手企業が複数スポンサーに名乗りをあげる展開に。
結果、鳥栖は経営危機を乗り切りましたとさ。
めでたしめでたし。

トーレス、鳥栖で家買っちゃえ。
2018/9/29(土)10:35

☆関西人
ロマン
↓に、藤田晋は三木谷さんのようにクラブオーナーになることはないだろうと書いた矢先に、サイバーエージェントのFC町田買収報道(笑)。
IT系の人って、つくづく儲かりそうもないところに進出してくるもんだな…。

ホリエモンだって、今ワケ分からんロケット事業に手を出してるでしょ?
最初のロケット発射で、いきなり爆発炎上して笑われていた。
ただ、あれはあれで想定の範囲内だったみたいだね。
なんせ、費用が2700万。
NASAレベルとは比べものにならない格安である。
ホリエモンのコンセプトはまさにそこにあり、もしこの費用でロケット打ち上げが実現したら、量産型として大きなビジネスになるんだそうだ。
決して「世界一のロケットを作ろう」とかいう野心ではないので、というか逆に安物なので、ある程度の回数の失敗は覚悟してるらしい。

そういや、ZOZOタウンの前澤さん(剛力彩芽のカレシ)も宇宙事業進出を発表してたね。
イーロンマスクと手を組むとやら。
ああいう人種は最終的にロマンを求めるのか、それがたとえば三木谷さんならヴィッセル、藤田さんならAbemaや町田、ホリエモンや前澤さんなら宇宙、ということか。
子供が「スポーツ選手になりたい」「宇宙飛行士になりたい」と将来の夢を語ることの延長線上に彼はいるんだろう。
ロマンだから、そこに初期投資として多額のカネを注ぎ込むのは致し方ない。
最初のうちは失敗、大赤字を覚悟。
だけど、そこから巻き返していけると読むか読まないかが、凡人と非凡の埋められない差なんだろう。
ジョブズだってザッカーバーグだって、最初からうまくいってたワケじゃない。
私は凡人だから、ああいう人たちの真似は絶対できないけど。
ゆえに、剛力彩芽を落とすこともできんわな…。

こういう人種にやや近いのが、サッカー界では本田圭佑だと思う。
もともと彼はロマンを語るタイプで、つい先日まで「レアルのI番」とか「ワールドカップ優勝」とか言ってた人だ。
成功者だからこそロマンを語るのか、ロマンを語るからこそ成功者なのか、真理はどっちか分からん。
でも、考えてみればネガティブな人間に成功者は少ないと思う。
「次、試合に勝とうぜ」と言っても「いや、無理でしょ」と無理な理由を10も20も並べるようなタイプ、割と日本人には多いでしょ?
ネガティブ=現実的=物事を客観的に見るタイプ=頭が良い
という解釈なのかもしれない。
逆に
ポジティブ=夢想=物事を客観的に見られないタイプ=馬鹿
という解釈もあって、ロマンを語る人は割と世間から馬鹿にされちゃうんだよね。
本田なんて、これまでどれほど笑われ、どれほど馬鹿にされてきたことか…。

本田は、このところ実業家の色を強めてきている。
サッカークラブ経営、スクール経営、投資ファンド、アパレル事業、コスメ事業などなど。
じゃ、何で彼がビジネスの世界に近寄っているのかというと、私が思うに、ビジネス界には本田と似た人間が多い、と本田自身が感じてるからじゃない?
経営者のポジティブシンキング、そこにシンパシーを感じてるんだと思う。
もちろん、ロケットを打ち上げて宇宙に行くことと、ワールドカップで優勝を目指すことは全く意味が違う。
でも、ロマンという点ではよく似てる。
きっと、孫正義も三木谷さんも藤田さんもホリエモンも前澤さんも、みんな周りからディスられ、かなり馬鹿にされてきた人生だと思うよ。
もちろん、本田もそれに同じ。
いまだに、彼を馬鹿にしてる人は多いよね。

私は、本田を小馬鹿にしてる人たちって絶対、成功者にならないと思うよ。
2018/9/29(土)0:47

☆関西人
Abema
↓に中田英寿の番組のことを書いたが、これを放送したAbemaTVって何なんだろうね。
分かりやすくいうと、サイバーエージェント(藤田晋社長)が手がけるインターネットTV。
無料で見られる放送なので、私もたまに見ている。
最近は、かなり古い海外ドラマだが「フルハウス」をよく放映してるので、ついつい見ちゃうな。
どうでもいい小さな事件しか起きないホームドラマ、最後は必ずハッピーエンドの一話完結パターン、癒されるわ〜。

しかし、このAbema、以前に大赤字だという話を聞いた。
年間で200億円ずつ赤字をたれ流している、と。
よく倒産しないね?
藤田社長はそれを「先行投資」と言い、我慢するスタンスだという。
これ凄いな、と。
普通の会社なら取締役会で絶対に事業撤退が発議されるだろうに、しかしサイバーエージェントは藤田さん一代でここまで大きくなった会社だけに、こういう社長のムチャな独断が通っちゃうんだろう。
ちょっと三木谷さんのところと似ている。

Abemaがこれだけ赤字を出す理由は他でもなく、無料だからだと思う。
じゃ、無料でどうやって収入を得てるかというと、そりゃ主に広告収入でしょ。
だけど、インターネットTVの広告収入が地上波テレビ並みとは思えない。
そのくせ、Abemaは地上波に出てるような有名人とかも出ていて、制作費は結構かかってる感じ。
最近では、本田圭佑が出演してたよね。
これは赤字も当然だな〜。

これをしばらく我慢しようってんだから、藤田さんには何らかの勝算があるんだと思う。
そのうち地上波テレビは死ぬとでも思ってるっぽい。
確かに、ここにきて地上波は視聴率が右肩下がりに落ちてきている。
私の周りでも、テレビは見ない、主にネットを見てる、という人は多い。
だからといってインターネットTVがそのうち地上波を凌駕するかというと甚だ疑問にせよ、でもパワーバランスがこのままってことは絶対ないはず。
藤田さんは、200億の赤字の良い効果として、他社がビビって無料インターネットTVにあまり新規参入してこない、と語っていた。
なるほど。
Abemaは、ある意味で敵なしになっていくのかも。

実は、この藤田社長って本田圭佑と繋がりがある人なんだ。
というのも本田は個人ファンドをやっており、昨年に彼はサイバーエージェントの子会社に投資をしてるから。
先日に本田がAbemaに出演したのも、そのへんの繋がりがあるんだろう。
あと、藤田さんは川淵さんとの繋がりもある。
藤田さんはMリーグ(麻雀のプロリーグ)の初代チェアマンで、なぜか最高顧問は川淵さんがやってるみたい。
川淵さん、色々と手広いな(笑)。
あと、藤田さん自身、かつてはヴェルディの運営会社(日テレフットボールクラブ)の副社長をやってたらしく、実は何かとサッカーに縁がある人である。
サッカー、嫌いではないだろう。
三木谷さんのようにクラブオーナーになることはないだろうが、また別の形でサッカーに関わってくる人だと思う。

確か、このAbemaってテレ朝系列なんだよね。
テレ朝といえば、日本代表サッカー。
Abemaにもサッカーチャンネルがあるんだし、そのチャンネルで代表ネタを積極的に扱えばイイと思うんだが、意外とそこには手をつけていない。
代表中継のメインはテレ朝として、Abemaは副音声ノリでやりゃイイのに。
テレ朝は松木、ゴンなどの明るいお茶の間路線でいくとして、Abemaはあっちでホサれ気味のセルジオなど、敢えて辛口の毒舌路線でいくとか。
インターネットネットTVは、そこまでお茶の間を意識しなくてもイイから自由にやれるはずだし、独自の色を出していけるはず。

私は、このAbemaが次にまた何かを仕掛けてくる気がしてならない。
2018/9/28(金)10:05

☆関西人
今さら中田英寿
先日、Abemaでやっていた「中田英寿20年目の旅 セリエA在籍5クラブを訪ねて」という番組を見た。
これ、「Number」の企画なのかな?
金子達仁がインタビュアーを務め、中田とともにペルージャ、ローマ、パルマ、ボローニャ、フィオレンティーナを訪ねる企画だった。

訪問するクラブはペルージャから始まりフィオレンティーナに終わるという移籍順になっていて、やはり中田のテンションも最初が一番高くて、あとは順を追うごとに低くなっていく感じ(笑)。
やっぱ、彼にとってペルージャが一番思い出深いんだろう。
今なお、地元ではレジェンド扱いみたいだし、中田もペルージャの来訪だけは里帰りしてる雰囲気だった。
それに比べ半年しか在籍しなかったボローニャとか、地元の人たちも彼が在籍したことを忘れてるに違いない。

「ペルージャからローマへの移籍が、今までで一番辛かった」
と中田は語る。
じゃ、なぜ移籍したのか?
野心を優先したのか?
いや、実は最後のギリギリまで彼は迷っていたという。
ローマにはトッティという絶対的存在がいるのも分かってたし、今いるペルージャは居心地イイし。
でも問題はペルージャのガウチ会長で、彼は中田の移籍金をどんどんアップさせていた。
「このままいくと、お前はペルージャから出られなくなるぞ」と代理人から警告されたらしい。
で、そのギリギリのタイミングがあの移籍だったんだろう。

中田は、ガウチ会長とかなり衝突していたことを番組の中で明かしていた。
面白いのが肖像権を巡るふたりのやり合いで、中田はガウチに監禁され、「サインするまでここを出さない」と脅迫されたらしい(笑)。
さすがはゴッドファーザーの母国だけあって、恐いわ〜。
「でも粘り勝ちで、サインしなかった」と笑う中田も相当なツワモノだけど。
よく無事だったね?という話になったけど、「(今思うと)無知って凄いね」と中田は言っていた。
確か、後にガウチは息子が逮捕され、彼自身も逃亡して指名手配されてたんだよね。
何の罪だったかは忘れたけど。
最終的に司法取引をして刑務所入りだけは免れたみたいだが、とにかくガウチがカタギではない人物だったのは間違いない。

中田がセリエにいた頃は【セリエA=世界最高峰リーグ】という時代で、格としてはプレミアやリーガより上だったのよ。
今は落ちたな〜、と思うけど。
当時のユベントスなんて、ジダン、ダーヴィッツ、デルピエロ、インザーギ、ファンデルサールなど、どんだけドリームチームやねん、という豪華さだった。
そしてローマも、バティストゥータ、トッティ、エメルソン、カフー、アウダイールなどがいて、こういう中に中田が名を連ねただけでも凄いことである。
しかも、そのチームの中で彼はスクデットに絡む例の伝説を作ったんだから、ちょっとあり得ない。
今後数十年、このスケールを超える選手は日本に出てこないんじゃないかな?
いや、出てほしいんだけど。

こうして日本人選手が渡欧することのパイオニアになった中田だが、しかしいまだ日本には彼を超えるスケールの選手は出てきてないと思う。
トップバッターが、実は一番凄かったということ。
NSCでも一期生のダウンタウンを超える後輩がなかなか出てきてないのと同じで、たとえば香川真司ですら、NSCのポジショニングでいうとナインティナインぐらいのもんでしょ?

彼が引退して、もう十年以上経つのか…。
今の小学生や中学生は、中田がプレーをする姿をリアルタイムには見たことがないんだ。
今は指導者でもないし、解説者でもないし、メディアに多く露出するワケでもないし、現役時代をリアルタイムに見てない人たちには、よく分からん存在だろうね。
じゃ今は何してる人?と聞かれても、どう答えてイイか分からんわ。
↓に長谷部が中田にサッカー界復帰のラブコールをした件を書いたけど、いやね、私も彼にはこっちの世界に戻ってきてほしいよ。
こういう番組を制作したのを見る限り、戻る気はなくもないのでは?という気がしたけど。
2018/9/27(木)9:52

☆関西人
中島翔哉
ポルトガルで、中島の評判がまた上がっているようだ。
このままいくと、次の冬にはもっと大きなクラブに移籍できそう。

正直、中島がここまで欧州で通用することは全く想像してなかった。
初めて彼を見たのは年代別代表の時で、まだ当時はヴェルディ所属だったかと。
印象は、こういうタイプはヴェルディや静岡にたくさんいるだろうな、という感じ。
今まで小兵のドリブラーは飽きるほど見てきたので、「またか」と思った。
ぶっちゃけ、こういうタイプはそのうちドリブルのパターンを研究されて、だんだんと通用しなくなるもんである。
特に中島の体格では、明らかに潰されやすそうだし。

ただ不思議と技術委員会は、この世代でやたら中島オシだったんだよね。
まだ無名の時に、彼は練習要員としてA代表に帯同していた記憶がある。
ジャニーズJr.みたいな感じで。
そこに選抜されたということは、当時から世代の中ではエース扱いだったんだと思う。
事実、やたら手倉森さんは中島を重用してたわ。
コイツの何が凄いの?と私はなかば半信半疑でプレーを見てたんだが、なるほど、ひとつ驚いたのはそのパワーである。
体が小さいから非力だと思ってたら、それは違う。
彼は、遠い位置からズドーン!と強烈なシュートを撃つ。
それは欧州のリーグでしか見ないタイプの球質。
何だよコイツ、こんな小さいのにパワー系、ストロング系じゃん?
まるでルフィである。

あと、よく動いて守備の貢献度も高い。
いわばモリシタイプだが、おそらく体幹は中島が上である。
下半身が、やたらしっかりしてる。
だから当たられても簡単に潰されないし、むしろ逆に相手を弾き飛ばすシーンもある。
意外と肉体派?
肉体派にしてはテクニシャン、つまり、よく言えばマラドーナタイプである。
今いる日本人選手でいうと、その重心の低いプレーは家長に少し近い。
いや、スピードと機動力に関しては中島の方がやや上か。
家長をほんの少しモダンにしたタイプ、というのが私なりの中島評である。

でも中島が活躍できてるのは、欧州でも中堅のポルトガルリーグだからでは?という見方もある。
確かに、ポルトガルは割と小さな国だ。
国の総人口は約1000万人。
日本の10分の1以下で、分かりやすくいうと東京都の人口にほぼ近い。
このうちのサッカー競技人口がどのぐらいかは知らん。
でもどんなに多かろうが、日本のサッカー競技人口とされる480万より少ないことは間違いない。
つまり、プレーヤーの数では日本の方があっちを上回ってるんだ。
と考えると、日本で五輪代表のI番まで背負った中島が、向こうで通用するのはそれほど不自然なことでもないかも。

日本のサッカー人口480万は、イタリアとほぼ同じスケールなんだそうだ(イタリアの総人口は日本の約半分だけど)。
シェアはともかく、まぁまぁ多いよね。
そんな480万の中から上手い選手を見つけていくのは、結構大変な作業かと。
ただ日本はナショナルトレセンなどもあり、まずまずスカウト網はしっかりしてる方だと思う。
世界でサッカー競技人口No1は、ダントツで中国。
2600万だそうだ。
日本の約5倍。
だけどあそこはスカウト網があまりしっかりしてないので、我々とすれば助かってます(笑)。

私は、日本の技術委員会はそこそこ慧眼だと思うのよ。
こうして早くから中島に目をつけてたぐらいだし。
もし中島に技術委員会が絡まず、育成を全てクラブに託していたら彼は今欧州にいなかっただろう。
彼がポルトガルに行ったのは、FC東京での活躍が認められたからだとは思えないし。
このへん、まだ日本サッカーは未成熟ゆえ協会にやや過保護なところがあるんだけど、私は今のところそれもまだ必要なことだと思うなぁ。
2018/9/26(水)11:28

☆関西人
日本軍
↓に、海洋戦術と大陸戦術のことを書いた。
日本は海洋戦術型の国で、かなり昔から海戦には強かったんだが、実は大陸戦術でもなかなか強かったという説がある。
大日本帝国陸軍は日露戦争で大国ロシア相手にし、難攻不落の鉄壁要塞とされた二百三高地を落としたんだからね。
これ、実は凄いことである。
なんせ、向こうにはこっちにないハイテク兵器の機関銃があったんだから。
その一斉放射を食らって日本兵はバタバタと倒れていったらしいが、それでも最終的に日本が勝ったことの意味が分からない。
完全に、戦術理論を超越した勝利である。

なぜ、日本は勝てたのか?
理由は特攻である。
兵士たちの命を単なる消耗品として、何度も何度も要塞に突っ込ませたんだ。
乃木希典大将は人格者とされてるけど、実は鬼である。
ロシア兵たちは、ビビっただろうよ。
盾で弾丸を避けるワケでもなく、ノーガードで日本兵たちがこっちに猛スピードで走ってくるんだから。
しかも一回全滅させたと思ったら、撤退するでもなく第二陣がまた走ってくる。
頭おかしいんじゃねーの?と思っただろう。

似たようなことは太平洋戦争でもあって、日本は惨敗したから米軍は余裕綽々だったようなイメージが皆さんにあるだろうけど、実はそうでもなかったみたい。
米兵の中には、日本兵の特攻の恐さに小便ちびって発狂する人も少なからずいたみたいだよ。
日本兵の特攻は、おそらく民主主義の国で育った米兵には理解不能のクレイジーだっただろう。
何で、そんな命を粗末にするんだ?と。

当時の日本は、民主主義じゃなかった。
だから、兵士ひとりひとりの命は無価値にも等しかった。
国民主権ではなく君主主権だから、その主権を守る為に国民が命を捨てることは当然だったんだよ。
意味分からない?
うん、私も本質的なところは理解できない。
だけど、それのお陰で日本陸軍はやたら強かったんだ。

今なお世界のミリタリーマニアの間では、日本陸軍は指揮官が無能だったから評価できないにせよ、下の階級の兵士たちの強さは当時の世界最強だったのでは?という解釈があるのね。
日本国内ではこういう議論自体タブーだから語られることはまずないけど、日本陸軍の兵士が我々のイメージより遥かに強かったのは間違いないと思う。

で、こういうワケ分からん陸軍の遺伝子は、今の日本社会でも少し残ってるワケさ。
それが体育会、ド根性ってやつである。
さすがに平成の世になって、だいぶ薄れたかな?
でも体罰文化、先輩後輩の封建社会体質なんかは明らかに軍隊の名残である。
アホみたいにランニングさせる文化もそうだ。
たとえ指揮官がアホな戦術を組んでも、それを最後まで貫徹するのが体育会ってやつである。
そこに民主主義はない。
基本的人権はない。
主権は選手になく、チーム、戦術、指揮官、そういう公のところにある。
選手は消耗品で、走れなくなったら交替である。
公に殉じないプレーをしても交替である。
これって、今なお体育会系団体スポーツの偽らざる本質だよね。

日本サッカーには、海軍的要素と陸軍的要素の両方があるのさ。
海軍的要素は、戦術として徹底的に隊列の整備、そして砲撃の精度を上げること。
そして陸軍的要素は、とにかく走り負けるな、体を張れ、特攻せよ、である。
これは日本サッカーの両輪で、森保式サッカーでもそうだろう。
攻撃ではかなり海戦的要素があるが、守備においてはかなり泥臭い陸戦的要素がある。
なんせ、みんな戻して5バックでゴールを守ろうってんだから。

でもサッカーってスポーツ、ホントは隊列からハミ出たスタンドプレーも時に許容されるんだよね。
少なくとも、強豪チームは大体がそうである。
そういう意味じゃ、100%軍隊では逆に勝てないんだ。
で、かつてリベラルな神様ジーコは、基本的人権を尊重して「君たち自身でサッカーを創造してみなさい」と日本人に自由を与えてくれたワケよ。
ただ、その顛末として我々は「日本人に人権を与えても無駄」とし、もっと軍隊的なモノを要求したんだ。
その事実は、絶対に忘れちゃいけない。
2018/9/25(火)0:29

☆関西人
情報漏洩
なんか、神戸でインスタグラム騒動があったみたいだね。
このたび故障で浦和戦を欠場したイニエスタなんだが、彼の奥さんがその直前にイニエスタと子供たちで水族館に行ってる画像をアップしたらしく、「ちょっと空気読めよ」という感じになってるらしい。
もちろん水族館に行ったのがいつなのかは分からないんだけど、ただアップするタイミングが少し悪いよな。

あと、神戸の高橋峻希選手の友人とやらが、高橋経由で得た情報としてイニエスタ欠場を試合前にツイートしたらしく、これも問題になっている。
「俺、久々に埼スタ行くんだけど、イニエスタ試合に出る?」
「出ないよ」
という友達同士として普通の会話があったんだろうけど、まぁ、情報漏洩といえば情報漏洩か…。

どっちの件も、選手本人ではなく奥さんや友人のやったことにせよ、こういうのはクラブとして今後選手たちに念を押していかなきゃならないだろうね。
たとえ家族や友人が相手であっても、情報はコントロールしなきゃならない、と。
そんなの100%管理は難しいだろうけど、一応こういう商売をやってるんだから、プライベートも一般人よりは管理せざるを得ない、ということ。

情報って、難しいもんである。
↓のドナドーニの件は、今日早速協会が否定コメントを出したらしい。
じゃ、伊紙の情報源は何だったんだ?
誰かの虚言を真に受けて書いたのか?
全く分からん。
まぁ、私はフェイクニュース、そんなに嫌いではないんだけどな。
もともと情報なんて、フェイクが混じってるのが自然な姿ですよ。
今に限らず、昔からそうさ。

さて、今回は情報のコントロールについて。
今はウィキリークスのように、情報漏洩が必ずしも悪とされない時代。
暴露ネタが、数多くネットに出回る時代。
その弊害というべきか、私たちはあまり情報を最初から信じないような、変な癖がついてしまった。
これ、絶対裏があるんでしょ?みたいな、屈折した見方をしちゃうというか…。

で、こういう時代だからこそ、情報コントロールがそのまんまエンターテイメントになる例もあるのよ。
たとえば↓に書いた「ワンピース」なんかそうだし、「進撃の巨人」もそうだし、「アベンジャーズ」などマーベル映画シリーズもそうなんだ。
こういうところは、ネタバレしないように徹底した情報管理をしている。
その一方で、クリエイター側がコントロールしながら意図した情報漏洩をするんだわ。
ここがミソ。
完全に情報供給をシャットアウトするのではなく、小出しに情報をチラ見せするんだよね。
どこかに伏線を張ったり、ヒント与える発言をしたり。

↓の「ラスボス=シャンクス説」も、元ネタは尾田先生自身の発言「ラスボスは第1回で既に出ている」からきてるワケです。
「進撃の巨人」だって、「現在公開可能な情報」を毎回小出しに提供してくれている。
マーベル映画にしてもプロデューサーのケビンファイギ社長が色々ヒントを与えてくれる人で、それは発言だったり画像だったりするんだけど、ファンたちはそれらを収集してああでもないこうでもないと議論するのが楽しい。
イマドキの人気あるコンテンツって、大体がそのパターンで人気あるんじゃないかな。
クリエイター側が情報を守秘する一方、餌を撒くようにして少しずつファンたちにヒントを与える。
ファンはそれらを収集し、全体像を推理する謎解きに挑む。
もはやただの漫画、ただの映画という枠を超えて、ファン参加型のゲーム構造になってるワケさ。

Jリーグもまた、そうあるべきだろう。
もちろん情報管理は徹底するとして、クリエイター側が意図した情報漏洩は全然ありなんだよ。
監督や選手は口を閉ざすのでなく、どんどん情報発信していけばイイ。
絶妙なヒントを与えたら、ファンはその餌に絶対食い付くんだから。
ファンたちは、みんな共通して早くオチを知りたいんだ。
オチを知る為なら、それなりのおカネと労力を投じても惜しくはないほど。
どこが優勝するのか、どこが降格するのか、自分の贔屓するチームは何位になるのか、誰が得点王になるのか、誰が移籍するのか、そのオチを知りたいからみんな謎解きゲームに参加してるってことよ。

代表だって、練習を全面非公開にすべきじゃないさ。
せめてチラ見せはすべき。
召集リストの情報漏洩は避けるべきだが、監督もヒントぐらいは出してイイと思うんだよ。
伏線を張るにも、ある程度のセンスが必要だけどさ。

え〜と、今回のドナドーニの件は、何かの伏線なのか?
2018/9/24(月)18:59

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