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過去ログ547 2018/5/13 22:14

☆関西人
感性
神戸にイニエスタ獲得の噂が出ている。
楽天・三木谷さんの存在を考えると、必ずしもデマとは限らないと思う。
ホントに来てくれたら嬉しいよね。

しかし、スーパースターでもJリーグで活躍できるかどうかはまた別の話で、事実、私たちは今まで何度も肩すかしを食らっている。
スーパースターは、日本じゃモチベが上がらず手を抜く?
というよりは、感覚が合わないんだろう。
欧州とはパススピードからして違うと思うし、あと欧州にある「俺がこう動いたらアイツはここに走る」という暗黙のお約束が日本では理解されてないこともあるだろうし、あっちでは決定機に繋がるようなスルーパスも日本では単なるパスミスに見えて終わったりしてね。

そう考えると、欧州の四大リーグレベルでレギュラー張ってる日本人選手は大したもんだよ。
ちゃんと向こうの感覚に適応したんだから。
まず、あのパススピードの中に入るだけでもJリーグ標準クラスの選手ならアタフタするだろう。
日本国内ではさほど活躍しなかったのに、欧州ではやたら活躍してる中島なんて、むしろ感性があっち向きだったのかな?

で、今回は「感性」の話。
感性で、まず私が頭に浮かぶのは音楽のアーティストである。
それはロックでもジャズでもそうなんだが、アーティストはある程度のレベルになると即興でプレイできたりもする。
また、単独でそれをやるならまだしも、セッションという形、グループでそれをやるワケよ。
たまに驚くのは、「今日初めて会った」というふたりが即興でセッションし、まるで10年来の旧友のように息の合ったプレイを見せるパターン。
さぞやリハーサルを繰り返したんだろうなと思いきや、リハーサルは全くしてない、今のはぶっつけ本番だ、という。
…もうね、ワケ分かりません(笑)。

多分、サッカーでもこういう域はあるんだろうね。
リハーサル云々ではなく、会った瞬間に魂が共鳴し、もはや言葉をかわさずとも向こうがやりたいことが分かる、こっちのやりたいことも分かってくれる、というパターン。
ジーコジャパンの「黄金のカルテット」とか、そういうシンクロを期待したんだろう。
しかし、史上最強とされた黄金世代をもってしてもジーコジャパンの即興演奏は成功したといえず、それどころか「譜面なくして音楽は奏でられない」と総括されたワケね。
ジーコ以降に就任した監督たちもまた、サンバを踊れない日本人が優れた音楽を奏でるには、やはり譜面に忠実な演奏をすることがベターである、と捉えてたように思う。

ただ、それに異を唱えてるのが本田ら「俺たち」の世代じゃないかな?
彼らは、譜面主義のハリルに合わなかった。
彼らは、南アフリカ大会で結果を出した岡田さんのサッカーの時ですら、「これでは限界がある」として、その譜面を否定した。

皆さんは、どう思う?
サンバを踊れない日本人が優れた演奏をするには、何より優れた譜面と、その譜面に忠実な演奏が必要なんだろうか。
おそらく、多くの人たちがそう考えてると思う。
そして多くの人たちがハリルを受け入れなかったのは、彼が用意したのは「優れた譜面」ではなかった、と判断されたからだ。
じゃ、西野さんなら「優れた譜面」を準備できる?
それも無理だとして、また「ビエルサを呼ぶべきだ」とか「ベンゲルを呼ぶべきだ」とか、相変わらずのことを言い始める人も出てきそう…(笑)。

私もまた、譜面は必要だと思っている。
でも譜面は、絶対ではない。
お芝居でもそうだが、役者が台本通り忠実にはやらず、役者なりの味付けをすることもあるし。
多くの人たちが本田らの「俺たち」のスタンスを小馬鹿にしてるが、私はこれも必要な要素かな、と思って。
そりゃ「俺たち」だけを追求すればジーコジャパンの失敗の再現になるが、一方で譜面に全てを託すのもまた違うと思う。
特に、攻撃面においては。

とにかく、本番まで時間がない。
今後に選手たちが集まって、捻出できるリハーサルの時間は僅か2〜3週間ほどである。
たったそれだけの時間で連携の熟成なんて難しいように思うが、しかし冒頭に書いたアーティストのセッションの話。
今日初めて会ったふたりのアーティストが、それこそ10年来の旧友みたいに息の合ったプレイをする例もあるワケさ。
それこそ西野さんが言っていた「化学反応」、この選手とこの選手を組み合わせたらビックリするほどハマった、みたいのを期待したい。
たとえば、宇佐美と乾と中島を前線でトライアングルに配置したら、一体どうなるんだろう、とか考えるとワクワしない?
2018/5/13(日)22:14

☆関西人
3バック考
巷で噂されている、長谷部リベロの3バック導入について少し掘り下げてみたい。

【長谷部リベロ3バック】

長友・柴崎・山口・宏樹
・・・・↑↑↑↑↑↑
・槙野・長谷部・吉田

仮に、こういうフォアリベロスタイルだったとしよう。
だから↓に書いたように、

長友・柴崎・山口・宏樹
・・・・長谷部
・・槙野・・・吉田

こういう長谷部アンカーの433に近い形にもなるのよ。
するとゴール前が吉田と槙野の2枚だけになって危ないので、安全保障としては

長友・柴崎・山口
・・・・長谷部・・↓↓↓
・←槙野←吉田←宏樹/

宏樹が下りて中に絞り、臨時センターバックの役割を果たすだろう。
実際、今の宏樹はマルセイユでセンターバックをやることもあり、こういう仕事もできるサイドバックに成長している。

で、こうなると日本代表ってどうしても左上がり・右下がりの左右非対称形になっちゃうんだよね。
そこは致し方ない。
↑の図を見る限りでは、長友は中盤のプレス要員に組み込まれるだろう。
左エリアのプレス隊長は長友。
対して、右エリアのプレス隊長は山口ということになるのかな?
柴崎(あるいは大島)は両隊長について右に行き左に行き、とスライドするイメージになる。
ちなみに、長谷部はバイタルに球を入れられることを警戒してスライドしない役回り。

ところで、↑には7人の選手しか表現してなくて、残り3人はどうしてるんだ?という話だが、私としてその3人はここに表現しなくてイイと思うんだ。
だって、フィールドプレーヤー10人全員が自陣にいたら、じゃ球を奪った後にどうすんの?ってことよ。
そう、残り3人は敢えて敵陣にいるべきなんだ。
2人では少ない。3人だろう。

その3人についてだが、まず3人が近い距離で群れているワケにはいかん。
すぐ包囲されるから。
よって、彼らは右、左、真ん中に散っていることが前提。
できれば球を奪った後、柴崎あたりが敵の急所となるスペースを見つけてそこにフィード→受け手が走ってそれに追いつく(@)、というパターンが望ましい。
もし急所となるスペースがなければ、誰かしら前にいるドリブラーにパスを通して、その個人突破で球をゴール前まで運ぶ(A)。
もしそれすら難しいようなら、急いでフィードするのを諦め、自分の近くにいる選手とパス交換しながら球を前に運んでいく(B)。
優先は、@→A→Bの順。

で、敵陣にいる3人は、いずれもがドリブル技術あることが必須だと思う。
少ない人数で球を前に運ぶので、まず援護ないところの独力での突破を要求されるし、仮に突破できないにしても、ボール保持の技術は最低限要求される。
どうだろう、この3人は誰がイイだろうか?
私の中では、大迫+本田+原口あたりの無難な組み合わせは違うんだよね。
ドリブラーの原口はまだイイとして、残りの2枚を大迫と本田に費やすのが少し違うのよ。
このふたりにはスピード感ないし、ここにパワーある選手を求めるのは分かるにせよ、でも使うなら、せめてふたりのうちひとりでしょ。
個人的には、同じパワー系なら武藤の方が足速くてイイと思うけど。
あとは、ドリブラーをもう一枚、乾か中島か宇佐美のうち誰かを使いたいよなぁ。
たとえば、武藤+宇佐美+原口という組み合わせはどうだろう?

話をまとめると、

・・・-宇佐美
・原口・・・・武藤
・・柴崎・・山口
長友・・・・・・宏樹
・槙野-長谷部-吉田
・・・・川島
(プラチナ世代ライン)

こうなるワケよ。
あるいは、もう少し年齢下げるなら

・・・・浅野
・中島・・・・久保
・・大島・・山口
長友・・・・・・宏樹
・槙野-長谷部-吉田
・・・・川島
(リオ世代ライン)

こうなるワケよ。
あるいは、年齢をぐっと上げるなら

・・・・岡崎
・香川・・・・本田
・・清武・・山口
長友・・・・・・宏樹
・槙野-長谷部-吉田
・・・・川島
(俺たちのサッカーライン)

こうなるワケよ。

どれがベストかは、私には分かりません…。
2018/5/13(日)0:46

☆若葉
日本代表五輪世代
1965〜1968)世代
ーーーーー中山
ーーカズーーー長谷川

ーー 掘 ーーー北澤

ーーーーー森保

平川ーー井原大野ーー堀池

ーーーー小島伸
↑上記世代に
マリノスGK松永 SB勝矢 ヤマハのMF吉田
ヴェルディCB柱谷10番ラモス入れれば
ドーハの悲劇

監督
森保 J1優勝3回 東京五輪監督
長谷川 3冠 FC東京監督
石井 3大タイトル全制覇 大宮監督
掘 ACL優勝

バルセロナ世代(1969〜1972)

ーーー森島ー呂比須

ーーーー藤田俊
相馬ーーーーーー名良橋
ーーー名波ー山口素

ーー秋田ー大岩ー小村

ーーーーー下川
↑上記バルセロナ世代に
GK川口 CBに井原
トップ下中田英 FW中山入れば
フランスW杯日本代表W杯初得点

アトランタ世代(1973〜1976) 西野

ーー久保竜ー鈴木隆

ーーーー前園真

三浦淳ーーーーー奥大介

ーー服部年ー福西崇

ー鈴木秀 田中誠 森岡隆

ーーーー川口
ーーーー(楢崎)

↑上記アトランタ世代に
CBに飛び級 松田直樹
RWBに遠藤保仁の実兄、遠藤彰弘
LWB路木龍次ボランチに伊東輝悦
MFに飛び級 中田英寿
1TOP城彰二でマイアミの奇跡

監督
鬼木 J1優勝 川崎監督

シドニー世代(1977〜1980) トルシエ

ーーー高原ーー柳沢

ーーーーー中田英

小野ーーーーーーーーーー市川
ーーーー戸田ー稲本

ー中田浩ー宮本ー松田直

ーーーーー曽ヶ端
↑上記シドニー世代に
GKに楢崎 FWに鈴木隆入れれば
日韓W杯ベスト16

ーーー高原ーー玉田

ーーーーー俊輔
三都主ーー(憲剛)ーーー加地
ーー遠藤保ーー中田英
ーーーーーーー(小笠原)
ーーー中澤 宮本 坪井
ーーーーー曽ヶ端
↑上記シドニー世代に
GKに川口 RWBに駒野
ボランチ福西でドイツW杯日本代表

アテネ世代(1981〜1984) 山本

ーーーー闘莉王

ー松井ーーーー大久保

ーーー今野ー長谷部

ーーーーー阿部

徳永ーー栗原岩政ー駒野

ーーーーー川島
ーーーー(林卓)
↑上記アテネ世代に
CBを闘莉王中澤にして
1TOPを本田、長友と遠藤入れば
南アフリカW杯ベスト16

北京世代(1985〜1988) 反町

ーーーーー興梠
ーーーーー(ハーフナー)
ー乾ーーーー本田ーーー岡崎
(倉田)ーー(家長)ーー(小林悠)
ーーーー青山 萩
ーーーー(細貝)(柏木)
長友ーー槙野 吉田ー内田
(宇賀神)(森重水本)(塩谷)
ーーーーー東口
ーーーー(西川)
↑上記北京世代に
GKに川島 CB森重ボランチ長谷部 山口
LSH香川 FW大迫でブラジルW杯日本代表

ロンドン世代(1989〜1992) 関塚

ーーーーーー大迫
ーーーーーー(川又)
ーーーーーー(杉本)
ーーーーーー(柿谷)
ーーーーーー(永井)
ーー原口ーー香川ー宇佐美
ーー(齋藤)ー(清武)(武藤嘉)
ーー(阿部)ー(森岡)ー(金崎)
ーー(宮市)ー(柴崎)ー(水沼)
ーーーー小林祐ー山口
ーーーー(田口)ー(山村)
ーーーー(長澤)ー(稲垣)
福森ーーー昌子 鈴木ーー酒井宏
(佐々木)(丸山)(谷口)(酒井高)
(吉田豊)(野上)(大岩)ー(和田)
ーーーーーー権田
ーーーー(シュミットダニエル)
↑上記ロンドン世代に
オーバーエージ徳永吉田 ボランチ扇原
LWG大津 OH東 RWG清武CF永井で
ロンドン五輪4位

リオ世代(1993〜1996) 手倉森

ーーーーー北川
ー中島ー(鈴木優磨)ー久保裕
(南野)ー(鈴木武蔵)ー(浅野)
(関根)ー(オナイウ阿道)(伊東純)
(西村)井手口大島ー(金子)
(豊川)(鎌田)(川辺)(奥川)
ーーー(橋本)(原川)
ーーーーー三竿
ーーーー(遠藤航)
ーーーー(喜田)
車屋ー三浦 植田ー室屋
(山中)(中谷)(進藤)(松原健)
(小川)(岩波)(奈良)(小池)
ーーーー中村
ーーーー(櫛引)


東京世代(1997〜2000) 森保

ーーー小川航ー佐々木
ーーー(田川)ー(前田大)
ーー伊藤達ーー堂安律
ーー(三好)ーーーーー(安倍)
ーーーー板倉ー市丸
ーーー( 原 )ー(坂井)
初瀬ーー中山 立田ーー藤谷
(杉岡)ー(冨安)(橋岡)ー(岡崎)
ーーーーー小島
ーーーーー( 谷 )

パリ世代(2001〜2004)

ーーー斉藤ー久保建

ーー中井卓ーー西堂

ーーー岩本ーー山本

橋本ー馬場ーー西尾ー半田

ーーーー鈴木彩艷

全ての世代の日本人に期待しています。
野球でさえイチローの出現に60年
大谷翔平の出現に80年
かかっている。
Jリーグ百年構想の理念のひとつ
日本サッカー水準向上と普及促進
Jリーグ開幕26年目
日本サッカーに期待しています。
2018/5/12(土)15:28

☆関西人
カテゴリー
続きね。

じゃ、今度は代表MF全体のカテゴリーを座標で示してみる。

・・・・・〈攻撃〉
宇佐美・中島|森岡・・本田
・乾・清武・|・原口
フ・香川・@|A小林祐
ァ_柴崎__|______パ
ン・大島・B|C井手口・・ワ
タ・高萩・・|長谷部・・・|
ジ・・・・・|・山口・三竿
|・・・・・|・今野・遠藤航
・・・・・〈守備〉

@〜Cのカテゴリーに分けてみた。
単に私の主観でテキトーに分けただけなので、細かいツッコミはご勘弁を。

で、この分布表を見てみると、人口密度が高いところと低いところがハッキリしている。
@とCがやたら混んでて、Bが過疎。
昔は、Bにヤットがいて安心だったんだが…。
この過疎を見るに、意外に高萩とか代表に必要な駒なんじゃないか?
あと、小林祐や井手口あたりの座標も無視できない。
中盤は@ABC各々のカテゴリーから選手を出して、もっとバランス良く構成すべきなんじゃないか、というのが私の率直な思いである。

あと、Aの座標で微妙に異彩を放ってるのが森岡。
ベフェレンでの活躍ぐらいまでは正直まだ懐疑的だったんだが、さすがにそこから移籍したアンデルレヒトでレギュラーを獲得し、しかも得点を量産してるのを見るとさすがにこれはホンモノだな、と。
これはベルギーリーグのレベル云々という話以前に、まずアンデルレヒトという名門クラブでレギュラー、I番ってこと自体が凄いこと。
ただ、クラブじゃ主に左サイドで起用されてるってのは、ポジションが中島や乾や原口とカブるので少し気に入らん。
彼には一度、代表の右サイドをやらせてみたいんだよなぁ。
日本は昔から左に長友のオーバーラップがあるから、どうしても攻撃が左寄りになりがちで、それに合わせるから必然右はバランサーになりがちなのよ。
中に絞ったり、後ろに下がったり、飛び出したり、案外色々と役割を変えなきゃいけないのね。
その点、もともと森岡はプレーの幅がある選手で、トップ下、ストライカー、ウィング、インサイドハーフ、ボランチなど色々な仕事をこなしてきたキャリアゆえ、割とバランサーをこなしやすいと思うんだ。
まぁ、試してみなきゃ分からないけど。

あと、ギリギリBの座標に入っている大島。
同タイプと言いつつ、柴崎はAで大島はB、という分かれたカテゴリーになった。
つまり柴崎はトップ下で、大島はボランチ。
柴崎って、もうボランチやらないのかな?
宇佐美トップ下構想が出てきた今となっては、宇佐美⇔柴崎プラチナラインを作るのにどうしても柴崎のボランチ起用が必要なんだが…。
もし彼では守備が不安だというなら、後ろを4バックじゃなく3バックにすりゃイイんだけどね。
3バックのリベロがフォアに出て、柴崎の背後をフォロー、守備を援護。
つまり宇佐美トップ下構想と柴崎ボランチ構想は、最終的に3バック構想、長谷部リベロ構想へと繋がる話さ。

長谷部リベロの3バックというとゲテモノっぽく感じる人もいるかもしれんが、そう難しく考える必要はない。

【長谷部リベロ3バック】

長友・柴崎・山口・宏樹
・・・・↑↑↑↑↑↑
・槙野・長谷部・吉田

【長谷部アンカー433】

長友・柴崎・山口・宏樹
・・・・長谷部
・・槙野・・・吉田

このふたつは、結局似たようなもんである。
つまり、3バックにするとインサイドハーフっぽいボランチ、すなわちゲームメイカーっぽいボランチを使うことが可能になる、ってこと。

じゃ、なぜ柴崎をトップ下じゃなくボランチに?という話だが、それはトップ下よりもボランチの方が試合を通してボールタッチ数が増えるのが利点。
基本、ゲームメイカーにたくさんボールを触らせた方が日本のサッカーは質が上がるんだ。
そりゃ山口蛍にたくさんボール触らせるより、柴崎や大島にたくさんボール触らせる方が狙いのあるサッカーができる。
パスをスペースに出すか足元に出すか、中を使うか外を使うか、前線の選手が敵DFのマークを外した瞬間を見えてるか見えてないか。
全部が見えてる、そして正しい判断と処理をできる奴がたくさんボール触った方イイんだよ。
2018/5/11(金)12:19

☆関西人
香川落選?A
個人的には、もし香川がダメなら新I番はやはり中島がベストと考えている。
かつてリオ五輪代表でI番を背負い、コロンビア代表相手にゴールを決めたゲンの良い選手だ。
そして何より、アディダス契約選手。
資格は十分だろう。

あと、I番候補としては柴崎。
彼はリーガエスパニョーラのヘタフェで現在I番を背負っている。
あと、森岡。
彼はベルギーの名門アンデルレヒトで現在I番を背負っている。
ただし、このふたりは揃ってアンブロ契約選手。
よって、代表のI番は難しいのかと。
そういえば以前、香川不在時に大島が代表I番を着けたことがあり、彼が「アディダスじゃない僕が着けてイイのかな?」とコメントして周りを凍りつかせたことがあったっけ。

香川を他の選手と比較すれば、

・・・・・ドリブラー
・・・・・・|・・・・・
・・@・中島|A・乾・・・
ス・・宇佐美|・・原口・・チ
ト_____香川__ ___ャ
ラ・・・・・|・・・・・・ン
イ・B・本田|C・大島・・ス
カ・・・森岡|・・柴崎・・メ
|・・・・・|・・清武・・イ
・・・・・パサー・・・・・ク

という感じで座標を表せると思う。
香川はカテゴライズしにくいマルチの位置にいて、そのまんま彼の代替になる選手なんていないんですよ。
とはいえ、どのカテゴリーでもNo.1の選手ではないがゆえ、ぶっちゃけると、いないならいないで何とかなる選手でもある。

上記選手たちの中で、香川以外のアディダス組は、宇佐美、中島、清武の3人。
この中でいうと、怪我さえなければ清武は代表の中心になってもおかしくない。
現在セレッソでI番を背負っており、香川のIを受け継ぐ資格は十分。
既存代表レギュラーたちとの連携も実績からして十分。
ただ、怪我がねぇ…。
たとえ今の怪我が本大会までに治るとしても、またすぐ再発するのが清武だから、ちょっと怖い。
よって清武は今回除外するとして、残りのメンバーで考えてみることにする。

ちなみに、香川や清武の強みは何だったかというと、連携である。
長いこと代表にいる為、他メンバーとのアウンの呼吸があった。
私はポスト香川にも、他メンバーとのアウンの呼吸を求めたい。
たとえば、↑のカテゴリーでいえば@⇔Cのライン。
中島⇔大島のリオ五輪ラインとか。
宇佐美⇔柴崎のプラチナ世代ラインとか。
こういうラインを既にもつ者は恵まれていて、まだラインを構築できてない森岡なんかはクラブで好調でありながら代表ではあまり輝けていない。
仮に、中島⇔大島と宇佐美⇔柴崎の2ラインの序列を問うなら、それは
中島vs宇佐美(@カテゴリー)
大島vs柴崎(Cカテゴリー)
というカテゴリー内の序列が大いに関係してくる。
いずれも甲乙つけがたい選手たちだけに、最後の最後はコンディション次第ということになりそうだけど。

あ、香川⇔乾の旧友ラインが香川の後退でややピンチだね。
あるいは、これが
原口vs乾(Aカテゴリー)
にも影響するかもしれない。
原口には、宇佐美⇔原口というデュッセルドルフ新ラインがあり、ようやく風が吹いてきた感じがある。
ひょっとしたら、当確にも近いかと思っていた乾が香川と道連れに落選して(カズと北澤みたいなイメージ?)、その香川と乾の空けた枠に宇佐美と中島がまるごとおさまる可能性もあるか…。
さらに清武も落ちて、カテゴリーCで大島と柴崎の両方がおさまる可能性もある。
一方でカテゴリーBは意外と無風状態であり、予想に反して森岡が本田のリザーブにおさまることも考えられなくはない。

う〜ん、まだまだ読めんなぁ…。
2018/5/10(木)14:04

☆関西人
香川落選?
続きね。

もしホントに香川の召集がダメになった場合、どうすべきかという話。
別にどうもしないでしょ、と冷めたこと言うのはやめて(笑)。
仮にも彼は日本サッカー協会の大スポンサー様、アディダスの広告塔である。
もし、トルシエの時のように何の根回しもなく落選させれば、アディダスに多大な経済損失を与えてエライ騒ぎになる。
その点、西野さんはまだトルシエよりオトナであり、もちろん協会とアディダスの関係もよく知ってるだろうし、ムチャをすることは考えにくい。

そうでありながら、今回香川落選の危機をわざわざ匂わせたのは彼なりのアディダスに対するメッセージじゃないかな、と。
確かに、5月31日で唐突に落選を発表するよりは、今から匂わせておいた方がアディダスも危機を察知して何らかの対処ができる。
もうワールドカップ期間中の宣伝媒体は仕込みが完了しちゃってるだろうが、あるいは今からでも緊急で第2案に差し替えが可能かもしれない。

じゃ、香川に代わるアディダスの広告塔は誰にすべきなのか?
本来なら、ここで清武が出てくるだろう。
しかし今は彼も故障しており、本選出場はかなり怪しい。
内田も多分ダメだ。
槙野は大丈夫だろうが、やはり守備の選手はちょっとあれじゃないかな。
で、ここでアディダス的に急浮上してくるのが、次代のエースと目される中島と久保くんだ。
いや、久保くんはさすがに本選出場は難しいだろう。
よって、消去法では中島ということになる。
彼なら、背番号Iも違和感ないし…。

きっと近いうち、アディダス社内で中島オシへの方針変更が発表されるんじゃないだろうか。
で、水面下で協会にも通達がいくことになる。
どうしても香川がダメだというなら、中島を頼む、と。
しかし、協会は中島を考えていないはずなんだ。
考えていれば、西野さんか田嶋さんが欧州出張の際に中島面談を組んでいるはず。
で、話は二転三転して、今の流れでいくと新I番は宇佐美に転がる可能性があると思う。
なんせ、西野さんが宇佐美オシだから…。

ところが、今度はアディダス側が難色を示す。
宇佐美は顔がヘンテコだ、と。
仮にも広告塔になるのに、さすがにあの顔はないだろ、と。
どう見てもポスター映えしないぞ、と。
じゃ、もっとポスター映えのするアディダス系選手はいないのか?
…いた。
武藤嘉紀だ。
あのイケメン、確かにポスター映えは十分。
しかし、問題は背番号Iである。
武藤はマインツで背番号H。
どう見ても、Iというタイプではない。
中島や宇佐美のIはあり得ても、さすがに武藤のIはないだろう。
よって、話は再び差し戻される。

アディダス「やっぱ、中島でお願いできませんか?」
協会「いや、ウチの西野が頑固でね〜。
宇佐美でいきたいみたいなんですよ。
宇佐美と中島って、キャラがカブるでしょ?」
アディダス「別に、宇佐美も中島も両方23名リストに入れとけばイイじゃないですか」
協会「こればっかりは西野が決めることなんで、我々としては何とも…。
というか、何で宇佐美I番ではダメなんですか?」
アディダス「見た目です。ぶっちゃけ、少しシャクレてます」
協会「少しぐらいシャクレててもイイじゃないですか〜」
アディダス「ダメです。シャクレはナイキのマークをイメージさせますので、当社としては容認できません」
協会「なるほど。分かりました。じゃ、こうしましょう。
媒体で使う宇佐美の写真は、全部修正しましょう。
顔の輪郭だけ、内田選手のを使いましょう」
アディダス「あと、髪型もキモいんですよね」
協会「じゃ、髪型も内田選手のを使いましょう」
アディダス「あと、目もパッチリさせたいですね」
協会「じゃ、それも内田選手のを使いましょう」

という話し合いが、今後水面下で繰り広げられるだろう。
そして、まるで別人のようにカッコいい宇佐美のポスターが作成されるはずだ。

【アディダス契約選手の代表23名入り可能性一覧】
●香川→当落線上
●清武→当落線上
●宇佐美→当確?
●武藤→当落線上
●川又→落選可能性高い
●中島→当落線上
●酒井高→当落線上
●今野→当落線上
●槙野→当確
●植田→当落線上
●内田→落選可能性高い
●中村航→当確?
●権田→落選可能性高い
●久保建→落選可能性高い

こうして見ると、アディダスは代表で全然ダメ。
当確が少なすぎて、ナイキにボロ負けである。
これでエース香川までダメとなると、さすがに協会もソンタクして何人かアディダス選手を代表に増やし、バランスをとろうとするんじゃないかと。
つまり、↑の当落線上の選手たちが協会のソンタクにより、予想に反して意外と多く生き残るかもしれない、ってこと。
2018/5/9(水)22:27

☆関西人
井手口?
回復状況から香川の召集が微妙になってきたことを報じる記事の傍に、西野監督が井手口の好調を確認、という記事を見つけた。
えっ、井手口って好調だったの?
クラブでは常にベンチ、もしくはベンチ外だというのに…。

西野さんは、こう語ったらしい。
「何となくスタートメンバーを中心に決めがちですけど、逆にバックアッパーの状況を把握した上で整えていく必要がある。
11人プラスアルファではなく」

なるほど。
今回西野さんが面談したメンバーは全てが主力候補ではなく、中にはバックアップメンバー候補も入ってたワケね。
きっと、井手口もそのひとりだ。

確かに、我々は最終23名リストを予想する際、まず最強と思われる11名のレギュラー布陣を作成し、次はそのレギュラーメンバーに次ぐ実力の選手をポジション別に選考する手順だよね。
たとえば、まずスタメンを

【A】
・・・・大迫
乾・・・香川・・本田
・・山口・長谷部
長友・槙野-吉田・宏樹
・・・・川島

とした場合、各々のポジションで上記選手たちの好敵手を選抜する形で次はリザーブチームを作る。

【B】
・・・・杉本
原口・・中島・・清武
・・三竿・・今野
車屋・昌子-森重・高徳
・・・・中村

で、このAとBを足して22名。
あとはGKをひとり追加して、はい、23名リスト完成。
でも既にお分かりだと思うが、↑のA+Bによる23名メンバーって、クソつまんないよね?
だって、Bは単にAのスペア部品のストックなんだから。
仮にAの中の誰かが試合で負傷した場合、Bからスペアを出してフォーメーション維持するにはスムーズだろう。
でも、それは単なる穴埋めに過ぎない。

ほとんどの監督さんたちは、おそらくこういう形での23名選考をしていない。
以前に岡田さんが言っていたが、このポジションで故障者が出た場合、こういう試合展開になった場合、敵のウィークポイントが右だった場合、左だった場合、など何十通りもの試合シミュレーションをしてみて、それに合わせて選手の組み合わせも何十通りを考えるんだそうだ。
そうやって、最終的に23枚の駒を決める。
いわば、23名リストというのは監督の脳内で何百何千と繰り返された化学実験の産物みたいなもんである。
だからサブは単なるスタメンのスペアではなく、切り札となるジョーカーもあり、ひとりで複数ポジションをこなすユーティリティもあり、またトルシエの時は事実上の戦力外的老兵、ゴンと秋田を23名リストに入れた例もあった。

そう考えると、今回名前が出た井手口なんかもスタメンとしてはあれだが、試合の終盤ラスト15分ぐらいで思いっきりピッチを縦横無尽に走らせる攻守のカンフル材としてはありかもしれない。
あと、西野さんは浅野にも会ってるよね。
浅野もクラブでホサれてる選手だが、仮に試合勘欠如から得点感覚を失ってたとしても、筋力が心肺能力が落ちない限りは足の速さなど肉体の資質は変わってないはず。
だとすりゃ↓の永井の例じゃないけど、西野さんの中で浅野の右ウィングバック(3バック)構想があるかもしれないよ。

じゃ一応、私なりに西野さんの選びそうな23名を2チーム分で表現してみたい。

【4231】
・・・・大迫
乾・・・香川・・本田
・・山口・長谷部
長友・昌子-吉田・宏樹
・・・・川島

【352】
・・武藤・・岡崎
原口・-宇佐美-・浅野
・・井手口・柴崎
・槙野・森重・遠藤
・・・・中村(東口)

西野さんが欧州で面談した11名は、一応香川も回復を見込んで23名に入れておいた。
入れとかなきゃ、アディダスが暴れるぞ。
FW武藤の抜擢は、田嶋会長が先日ドイツで彼の試合を現地観戦したとの報道があったので、これはありかな、と。

【4231】は、どちらかというとハリル代表のコンセプトを継承したチーム。
香川⇔乾、および香川⇔本田という日本自慢のコンビネーションを最大限活かすべく、2列目の為に大迫が体を張ってポストプレー、また2列目の為に3列目が体を張って守備、というイメージ。

一方【352】は、ジョーカー中心にして西野色を出してみた。
宇佐美⇔原口、および宇佐美⇔柴崎というタテヨコのラインで宇佐美の破壊力覚醒を喚起する。
あとは特長が左右サイドで、ここに攻撃的な駒を配置するのが西野流の為、敢えて原口と浅野にしておいた。
普通なら、バランス的に高徳をどちらかに配置するよね。
でも、今回西野さんも田嶋さんもドイツに行っておきながら、ふたりとも高徳には会ってないんだ。
特に「バックアップメンバーの状況を把握した上で整えていく必要がある」と語った西野さんが高徳に会ってないのは、つまりそういうことなのかな、と。
2018/5/9(水)14:54

☆関西人
宇佐美?
今朝スポーツ紙を見てたら、「宇佐美トップ下」という記事があった。
どうやら、西野さん自身が明言した構想らしい。
正確には、宇佐美は2TOPの一角かトップ下の方がサイド起用よりイイんじゃないかな、と言ったとやら。
そうか〜、宇佐美か〜。

個人的には、宇佐美は中島とキャラがカブると思う。
ふたりともドリブルが巧く、左エリアを突破してからのシュートというスタイルもよく似ている。
似たタイプゆえ、ふたりともを抜擢することはないだろう。
じゃ、どっちの能力が上か?って、そりゃ分からんよ。
ふたりとも活かすタイプであると同時に活かされるタイプでもあり、周囲に理解者がいるかいないかでプレーの質は全く変わってくる。
チームに理解者がいなかった時代は、宇佐美も中島も決して評価良くなかったもんなぁ。

代表でいうと、宇佐美の理解者はデュッセルドルフの同僚・原口や、プラチナ世代からの腐れ縁・柴崎だろうか。
一方、中島の理解者はリオ五輪代表の盟友・大島じゃないかな。
このへんの理解者が23名メンバーに残るか否かで、状況が大きく変わってくる。

指導陣とのパイプでいうと、宇佐美は西野監督の愛弟子、中島は手倉森コーチの愛弟子。
やや、宇佐美有利かな。
つけ加えると、どうやら田嶋会長が昨日に欧州から帰国したみたいで、何をしてたかというと代表候補選手と面談してたみたい。
会った選手は、

長谷部
香川
原口
宇佐美
井手口
吉田
川島

とある。
あと、武藤の試合を現地観戦したらしい。
ちなみに西野さんが会った選手は

吉田
岡崎
柴崎
井手口

長谷部
香川
浅野
宇佐美
原口
酒井宏

かなりカブってるね。
会長も監督も宇佐美には会ってるが、中島には会っていない。
ポルトガルが遠いから?
まぁ、欧州の一番西端だからなぁ。
しかし西野さんもスペインまで行ったんなら、もうポルトガルは目の前なんだけど…。

総じて、今の流れは宇佐美に風が吹いているようだ。
クラブの来季昇格が決まったこと含めて。
半年前には、こんな状況全く想像できなかった。
なんのかんの言いながら、宇佐美はツイてる。
とは言いつつ、前任ハリルも宇佐美がドン底の時でもギリギリまで復活を待っていてくれてた人で、伝説の名FWハリルの目から見ても彼のポテンシャルは格別に高かったということだろう。
そういや、ハリル最後の遠征となったマリ戦で、宇佐美はスタメンだったね。

宇佐美トップ下説は、どうやら香川の回復が順調ではないことからきている話のようだ。
欧州での西野・香川会談を終え、「気持ち的な強さは感じたけど…」と西野さんは歯切れの悪いコメントをしている。
ダメかも、というニュアンスだ。
もし、宇佐美をトップ下起用するというなら

【4231】
・・・・大迫
原口・・宇佐美・本田
・・山口・・長谷部
長友・槙野-吉田・宏樹
・・・・川島

となり、原口⇔宇佐美のデュッセルドルフラインを活かせることになる。
意外と悪くないかな、と思う。
右ウィングの本田も、彼はFWだと柿谷を誰より評価してた人なので、宇佐美みたいなタイプもありだろう。

【352】
・・武藤・・・岡崎
・・・・宇佐美
長友-柴崎・・山口-宏樹
・槙野・長谷部・吉田
・・・・ 川島

3バックなら、柴崎⇔宇佐美のプラチナラインを活かすことにしよう。

西野さんは就任会見で「化学反応」という言葉を使っていたが、確かに宇佐美をド真ん中にハメるのは「混ぜるな!危険!」感が凄いよね。
マッドサイエンティスト気質の西野さん、混ぜてみたいんだろうなぁ…(笑)。
2018/5/9(水)0:02

☆関西人
ジョーカー
続きね。

もし西野さんが2TOP、および4+4の2ラインでゾーンDFをやるとして、それでも前から敵のビルドアップにフタをする機能をFWに求めるとするなら、2TOPの人選として一躍脚光を浴びるのが岡崎だろう。
岡崎の売りは、献身的なハードワーク。
ひょっとしたら、以前ならFWが3人がかりでやっていたフタをする作業を、岡崎を入れればひとりでふたり分ぐらいこなしてくれるかもしれない、と私は淡い期待をしている。

あとは、確か武藤もかなりハードワークしてくれるタイプだよね。
体躯の強さという点で大迫とカブってしまい、あまりハリルからは重用されなかった武藤だが、もし今後「2TOPがふたりしてハードワークする」というニーズが出てくるとすれば突如スポットライトが当たるFWかもしれない。
彼は足が速く、ヘディングも強く、突破もできて、おまけにパワフルなミドルシュートもあるという万能ゆえ器用貧乏みたいになってしまってるけど、間違いなく総合力は高いFWですよ。

【442】
・・武藤・・岡崎
原口・・・・・・本田
・・山口・長谷部
長友・槙野-吉田・宏樹
・・・・川島

442なら、手堅くこうなるかな?
この場合の2TOPは走りまくって敵のパスコースを遮断してほしいので、大迫よりは武藤、岡崎を優先してスタメン起用したいんです。
久保は?小林悠は?杉本は?と思うだろうが、私は
●ポストプレーヤー→大迫
●ストライカー→岡崎
●マルチ→武藤
という3選手をFWの軸として、あとはジョーカーでFWは十分にこと足りると思う。

じゃ、ジョーカーは誰だ?
ここで考えがちなのが「パワープレー要員」なんだけど、大体のパターン、ハーフナー系のデカいFWはジョーカーとして機能しないのよ。
国内やアジアならともかく、ワールドカップ本大会で高さの勝負を挑んでも勝つのはかなり難しい。
それなら、足の速いFWで勝負を挑んだ方がよっぽど勝機が見えてくるさ。
じや、浅野?
伊東純?
いやいや、西野さんなら永井謙佑を選びそうだな。
今さら永井かよ?と呆れないでくれ。
一応、彼は名古屋グランパス時代、西野さんの教え子のひとりである。
その時代、面白いことに西野さんは彼をFWじゃなく、左ウィングバックで起用してたのよ。

【3421】
・・・・・・◯
・・・・◯・・・◯
永井→◎・◯・◯・◯
・・・・◯・◯・◯
・・・・・・◯

確かに永井のスピードと無尽蔵のスタミナは、FWだけやらせとくのはモッタイナイかも。
本来、ライン裏を狙うなら彼を最前線に置くべきなんだが、敵もアホじゃないから、そのへんはうまいことスペースを消してくるのよ。
スペースがなきゃ、永井はその足を全く活かすことができない。
その点、3421のウィングバックなら彼の前方に広大なスペースが広がっている。
なるほど、永井のウィングバック、ロジックとしてありだね。
ちなみに、このグランパスの右サイドは矢野貴章だったので、西野さんってどんだけFWのウィングバック起用が好きなのよ(笑)。
そういや、西野さんは今回の代表でも3バック導入する可能性があるんだっけ?
じゃ、永井をFW兼ウィングバックというニーズでの召集は十分あり得る。

たとえば、
【4231基本型】
・・・・大迫
乾・・・香川・・本田
・・山口・長谷部
長友・槙野-吉田・宏樹
・・・・川島

から酒井宏out→永井inで

【3421オプション】
・・・・大迫
・・・乾・香川
長友-本田・山口-永井
・槙野-長谷部-吉田
・・・・川島

という大胆なフォーメーション変更。
永井がグランパス時代と違って右になっちゃうけど、別にイイでしょ?
スピードある両翼で、サイドをガンガン突いていこう。
しかし、本田ボランチ配置は危ない?
いや大丈夫、リベロの長谷部がフォアに出て危機管理をするし、むしろその為の3バックである。
この布陣は中盤からのスルーパスが必須なので、どうしても本田(もしくは大島、柴崎)をここに置きたい。

思えばグランパスでだけじゃなく、西野さんはガンバの3バックでもウィングバックを超攻撃的にしていた。
なんせ両サイドが二川、家長だったんだから。
じゃ、↑に挙げた永井だけじゃなく、原口や乾といったところをウィングバックにしちゃうことも考えられる。

ただ、こうなると3バックの人選をもう少し考え直すべき。
槙野の存在って、やはり重要だよな?
3バックの左CBの経験値が高く、4バックの左SBもこなせる人だから守備範囲が広い。
そして槙野に近い機能の右バージョン選手を挙げるなら、遠藤航だろう。
彼も3バック経験値が高く、また4バックの右SBをこなせる人だから守備範囲が広い。
一応、↑はクラブの経験値踏まえて長谷部を3バックの中央にしたが、私は吉田リベロもありだと思う。
高さの安全保障含めて。

【3421吉田リベロバージョン】
・・・・大迫
・・・乾・香川
原口-大島-長谷部-永井
・槙野・吉田・遠藤
・・・・川島

危機管理としては、時に長谷部が最終ラインをカバーして

・・・・大迫
・・・乾・香川
原口・・大島↓↓・永井
槙野-吉田//長谷部//遠藤
・・・・川島

槙野と遠藤はSBとなる。
あぁ、これは森保型可変3バックの機能だね。
可変3バックなら、5バックもできる。
試合終盤、もしも思いっきりゾーンを後ろに下げてブロックで凌ごうという流れになれば、敢えて541にしちゃおう。

・・・・・永井
・・・・・大島
・・原口-長谷部-山口
長友-槙野-吉田-遠藤-宏樹
・・・・・川島

もう、潔くドン引き。
【3421吉田リベロバージョン】から
乾out→長友in、香川out→宏樹in、大迫out→山口inの3枚替えをして、永井1TOPにしたワケね。
後ろの数的優位で球を奪ったら、大島を経由して前の永井にフィード。
永井には40mぐらい全力疾走してもらおう。
うむ、永井は使い勝手があるなぁ…。
2018/5/8(火)10:37

☆関西人
デュエル
西野ジャパンは、アタッカー陣が激戦区だね。
ざっと挙げても、大迫、本田、香川、乾、原口、杉本、清武、久保、浅野、小林悠、中島、森岡、柴崎、宇佐美、武藤、岡崎、伊東純、どう考えても定員オーバー。
少なく見積もっても、上記のうち半数は落ちる。

ハリルが監督であるうちは、上記の中で最も安泰だったうちのひとりが、原口元気である。
しかしハリルが解任され、彼が今後どういう扱いになるのか、興味あるところだ。
なぜ原口がハリルに評価されてたのかというと、それは誰より「デュエル」を体現してたからだろう。
しかし、今後のこの「デュエル」が戦術上優先されるか自体、実はよく分からない。

デュエルとは何かというと、とりあえずガツガツ当たりにいくようなイメージがある。
言語的にいうとDUELは「一対一の決闘」、サッカー的に分かりやすくいうと守備では「マンマーク」「マンツーマン」、攻撃では「単独突破」「ドリブル」。
これは、ある意味でアンチ組織サッカーの志向かと。

組織サッカーを徹底していたザック時代を思い出してみてくれ。
戦術上、デュエルは少なかった。
守る時は急いで一対一のアタックにいくより、まずはコースを切ってディレイ。
で、敵がブロックに入ったところを2人がかりで挟むように球を奪いにいく。
タイミングを見計らってからの「2人がかり」だから、これはデュエルじゃないよね。

ハリルは2014年ワールドカップの日本の試合を見て、その改善すべきポイントをデュエルの不足、と分析したワケさ。
仮にハリルが日本代表監督としてダメだったにせよ、この分析は正しかったかも、と私は思っている。
西野さんはある程度「組織サッカー」に回帰するとは思うけど、せっかくハリルが着手してくれたデュエルの要素だけは継承してほしいと思う。

ただ、ハリルのサッカーがやや機能不全に陥った意味を紐解くと、これが皮肉だけどデュエルに一因があったワケね。
あらゆるところでデュエル、一対一を優先するもんだから、日本サッカー本来の十八番「組織」が揺らいじゃったワケよ。
個を優先すれば組織は後手に回るし、組織を優先すれば個が後手に回る。
例の豪州戦など、いくつかの試合を除けばほとんどがバランス良くはなかった。

つまりデュエルとディレイのベストバランス、まずはそこから着手すべきなのかな、と。
豪州戦で良かったのは、敵の3バックをウチの3TOPがマンツーマンで封殺できたことだ。
あれが4バックだったらどうだったかの議論は置いとくとして、私はFWが敵の起点をマンツーマン気味にマークして潰していくやり方はとても良いと思った。
よく「ハリルはなぜ2TOPをやらないのか」という議論があったけど、それはFWが敵の起点を潰す戦術だとして、最前線の真ん中、右、左に3枚揃えておかないとマーク担当が足りないからだろう。
ハイプレスでFWが敵DFラインを抑え、MFが敵ボランチを抑え、あとはゾーンで対応、というのがハリル式だったのかと。

しかし、西野さんがそれを踏襲するかは分からない。
もっとオーソドックスなゾーンDFをやることだって十分に考えられる。
一部で噂に出てるように西野さんがもし2TOPを導入するなら、それは4+4の2ラインでブロック形成したゾーンDFを導入するってことだ。
これだと、おそらくハリル式のマンツーマン要素は激減するはず。
となると、扱いが怪しくなってくるのはハリル式の申し子・原口あたりだよな…。
それでも原口は攻守に運動量豊富で使い勝手良い駒ゆえ、たとえ戦術が変わっても簡単にメンバー落ちしないと思うけど。

ただ、4+4の2ラインブロックで囲い込みをやりたいなら、早いこと選手のポジションを固定しなきゃならんのよ。
だって、2人がかり3人がかりの連携したプレーをやるんだから、前後左右のパートナーがコロコロと代わるようでは連携の呼吸なんて即興には合わせられない。
ゾーンを極めたザック代表にしても、ある程度メンバーは固定してたでしょ?

繰り返すが、私は前線のデュエルをハリルの遺産として大切に受け継ぐべきと思う。
まず前でフタをして、その溢れたところを狙うというのは正しいと思うから。
攻撃面では、かなり改良の余地があるけど。
2018/5/7(月)13:42

☆関西人
特別補佐
野球の話。

先日、イチローがシアトルマリナーズの「特別補佐」に就任した、というニュースが報道されていた。
特別補佐就任って何かと思ったら、早い話が事実上の現役引退、プチ戦力外通告のようだ。
最近は打率も2割程度とのことで、やむを得ないことかも。

もともと、40代半ばになりピークを過ぎたイチローを古巣マリナーズが獲得した流れは、戦力としてより打撃コーチなど指導者になることを見込んでのオファーだっただろう。
イチロー自身、そのへんは分かってたはずだ。
だから普通に戦力外通告をしても許されそうなものを、わざわざ会長付の特別補佐就任、それも生涯契約、今季は試合に出ないが来季は状況により出ることがあるかも、という含みをもたせたややこしい契約にしてあるのはマリナーズなりのレジェンドに対する配慮だろう。
よってイチローは試合に出る見込みがないのに、今なおチームの練習に参加している。
おかしな話だけど。

マリナーズとしては、イチローには練習参加してもらうだけで価値があるんだろうね。
私はあまり野球に詳しくないけど、しかしイチローの練習におけるストイックな姿勢は凄い、プロアスリートの鏡だ、という話はよく聞く。
今のマリナーズは若い選手たちが多いので、彼らにレジェンドの練習する姿を見せるだけでも良い効果を生むのかもしれない。

これと似たような扱いは、サッカーならカズだね。
彼も50代に入って戦力としてはかなり怪しくなってきてるが、それでもクラブ側は彼を安易に切り捨てず、それなりに高額なギャラ(1000万程度かな?)を払い続けている。
多分、クラブはそれを無駄な出費と考えてないと思う。
それはマリナーズにとってのイチローと同様、カズがいるだけで商業的にオイシイのもあるし、あとカズのストイックな姿勢がクラブの選手たちの規範になるから。
カズが老体に鞭打って黙々とトレーニングに打ち込んでる姿を見せつけられりゃ、監督やコーチの百の言葉よりも効くさ。
クラブにとって、1000万以上の価値は十分にあるだろう。

で、こういうイチローやカズみたいな役割をこなす選手が、それこそ今の代表に必要なんじゃないかな、と私は思うワケです。
ハリルは、ベテランをベンチにして若手をスタメンに使ったりしてきたじゃん?
ある意味、本田や香川がマリナーズにおけるイチロー、横浜FCにおけるカズみたいな立ち位置になったワケよ。
でも本田や香川って、なんかイチローやカズのスタンスとは違うんだよなぁ。
たとえサブになっても若手たちに選手としての規範を見せるとかより先に、何でウチらがベンチやねん?という悔しさの方が上回ってしまって、逆にチームの空気を悪くしてた気さえするんだわ。
まぁね、まだ枯れてもいない彼らにそんなの求めるのは確かに酷だし、しようがないっちゃしようがないんだけどさ。

私は思うんだけど、今後の代表テコ入れとしては、いっそ本田や香川よりもっと枯れたレジェンド級の選手を入れてみるのも悪くないんじゃないかな、と。
たとえば、西野監督の愛弟子・ヤットとか。
もちろん、ヤットは齢だから今さらレギュラーはあり得ないし、おそらく代表に入っても常にサブメンバーという扱いなるだろう。
だけど飄々として練習参加はするし、試合ではペットボトルの水をレギュラー選手に手渡したりもする。
試合に出ないから、ハーフタイムにシャワーを浴びることもない。
仮にそういう姿を見せつけられりゃ、今の代表における大御所クラス、本田や香川あたりもスタンス変わるよね。
あと、西野さんにとってヤットはいてくれると非常に助かる仲介者になると思うのよ。
ふたりはガンバで長いこと一緒にやってきた師弟だから、ヤットは西野さんのサッカーを誰より深く理解してるだろうし、師範代としてチームメイトに色々なレクチャーができるはずなんだ。
あまり西野さんって滑舌良くないから、指示も時々何言ってるか分からないでしょ?
そんな時、慣れたヤットはうまいこと通訳をしてくれると思う。

西野「原口!」
原口「はい!」
西野「メッシ」
原口「はい?」
西野「メッシ」
原口「?」
ヤット「あぁ、監督は『トップパフォーマンスならお前はメッシ以上』と言っているようだ」
原口「あ、ありがとうございます」
西野「宏樹!」
酒井宏「はい!」
西野「イニエスタ」
酒井宏「はい?」
西野「イニエスタ」
酒井宏「?」
ヤット「あぁ、監督は『怪我の回復状態はどうだ?』と聞いている」
酒井宏「あ、はい、だいぶ良くなってきて、もう大丈夫だと思います」
西野「セルヒオ、ブスケツ」
酒井宏「…ヤットさん、今のは?」
ヤット「うん、『剛力彩芽とZOZOTOWN社長の交際、お前はどう思う?』と聞いている」
酒井宏「あ、え〜っと、まぁ、おめでたいと思います」
西野「グジョンセン」
酒井宏「…ヤットさん、今のは?」
ヤット「うん、『俺は許せん』と言っている」
西野「グジョンセン」
ヤット「うん、『もうZOZOTOWNで買い物はしない』と言っている」

仮にハリルの解任理由が「コミュニケーション不足」にあったのだとすれば、そのコミュニケーションを仲介してる選手ほど今の代表にとって必要なものはない。
つまりヤットの代表召集、私は不可欠だと思う。
2018/5/7(月)0:58

☆関西人
ハヤブサ再び
スポーツ紙を見てたら、FC東京・永井(ハヤブサ)絶賛の記事があった。
気のせいか、最近FC東京プッシュの記事をよく目にする。
首位のサンフレッチェよりも断然。
F東から代表候補入りは森重ぐらいかと思ってたが、ヘタすりゃ永井、高萩、太田、室屋、橋本拳あたりも可能性あるかもしれない。

もともとF東は協会ナショナルトレセンのお膝元クラブで、代表への人材供給ストックみたいなニュアンスがある。
中島や武藤は欧州に出ちゃったけど、日本サッカー界の至宝・久保建英はまだ囲われてるし。
指導者にしても、原博実、大熊、城福、霜田など、F東経由協会行きというルートは確実にあると思う。
おそらく長谷川健太も、何年後かには協会に入ってるんじゃないかな。

で、永井(ハヤブサ)について。
ハリルが解任され、彼の秘蔵っ子である浅野がシュトゥットガルトでホサれてる今の流れは、永井にとってこの上ない追い風である。
ハリルジャパンではなかなか日の目を見なかった彼だが、いまだ協会技術委員会からの評価は高いんじゃないだろうか。
そうそう、ハリルが就任して間もない頃、彼がパワーポイントで作成した各ポジション別の選手序列表を持ってたの、皆さんは覚えてる?
じゃ、それを改めて示してみるね。

【GK 】
@川島
A東口
B西川
C権田

【右CB】
@吉田
A水本
B昌子
C鈴木

【左CB】
@森重
A槙野
B千葉

【右SB】
@酒井高
A酒井宏
B内田
C塩谷

【左SB】
@太田
A藤春
B長友
C車屋

【右ボランチ】
@長谷部
A柴崎
B今野
C谷口

【左ボランチ】
@青山
A山口
B米本

【トップ下】
@香川
A清武
B大森
C高萩

【右FW】
@本田
A永井
B小林悠
C柿谷

【左FW】
@乾
A武藤
B宇佐美

【センターFW】
@岡崎
A大迫
B興梠
C川又
D豊田

3年前、2015年の3月時点における序列表である。
なんか、意外と変動してないな〜、と感じる。
3年も経って、さほど進歩しとらんじゃないか、と。
きっとこれはハリル自身が作成したというよりは、まだ日本人選手をよく知らないハリルの選考をやりやすくする為、技術委員会が作成したリストだと思う。
この時、永井は右FWで本田に次ぐ第2位の座にいる。
このリストの前年、彼はロンドン五輪ベスト4進出の立役者になってたからな。

ロンドン五輪における永井の何が凄かったかって、その自慢の俊足もさることながら、何より実戦で効いてたのが彼の鬼プレスさ。
彼は瞬発力系のくせに、なぜか持久力系でもあった。
ムチャクチャ運動量あるんだよね。
あと、1TOPにしては身長が足りない(178cm)と思いきや、やたら跳躍力があって空中戦も決して弱くなかった。
その肉体の資質だけなら、ちょっしたモンスター級である。
あとは、サッカーさえ巧ければなぁ…(笑)。

そういや永井は、2010年ワールドカップで既にトレーニングパートナーとして代表に同行していたっけ。
トレーニングパートナーは4名。
Jリーグからは香川と酒井高の2名。
あと大学からは2名、流経大の山村和也(五輪代表主将)と福岡大の永井である。
永井なんて、ひょっとしたら岡田ジャパンの初戦の相手、仮想カメルーン選手として抜擢されたんじゃないだろうか。
練習で永井の爆発的なスピードに慣れておけば、アフリカ人相手にもビビることはないし。
永井、最終23名メンバー入りはさすがに難しいとして、せめてトレーニングパートナーとしてロシアに同行してもらえないだろうか。
今度は、仮想セネガルとして。

思えばロンドン五輪の最終メンバー選考って、結構我々はビビったんだよね。
「えっ!アジア予選でスタメンだった大迫がメンバーに入ってないの?」って。
そうなんだ。
関塚監督は、対アジアと対強豪で人選を少し変えてきたんだよ。
ポストプレーを着実にこなすFWから、一気に裏を狙う速攻カウンター系にスタメンのコンセプトを切り替えたワケね。
1TOPが永井、トップ下が東慶悟。
奇しくも、今のFC東京ライン。
今回、その関塚さんが新たな協会技術委員長の座に着いたワケで、ひょっとして、また大迫→永井があり得る?
いや、まさかな…。
2018/5/6(日)12:50

☆関西人
コパアメリカ?
来年のコパアメリカ、またしても日本代表がゲスト国として招待されたという。
妙なニュースだ。

いやね、招待いただくこと自体は非常にありがたいのよ。
コパはアジア杯よりレベル高い大会であり、たとえボロ負けするにしても出場して損することは全くない。
だから出たいのはヤマヤマなんだが、前回大会、日本は招待されながらも辞退してしまった。
なぜか?

理由は、日本がA代表ベストメンバーを組めなかったからである。
これは、ある意味致し方ない。
この大会はもともと国際Aマッチデー開催じゃないので、クラブ側は選手を出すのを断ることが可能なんだ。
もちろん南米連盟傘下クラブはまた別なんだけど、でも南米連盟に関係ないゲスト国、たとえば日本なら普通に断わられるだろう。
「日本には国際Aマッチデーに関係ないアジア杯への選手派遣で既に協力したじゃないか。
次はコパアメリカ?
ふざけんな」
ってもんさ。

で、日本サッカー協会は困ったワケよ。
とりあえず協会幹部が渡欧して、日本人選手所属クラブのフロントに頭を下げて回ったらしい。
結果は、玉砕。
しようがないので五輪代表を派遣しようかという話になったらしいが、これには南米連盟側が「A代表じゃなきゃダメ」とNGを出してきたらしい。
で、万事休す。

この流れは南米連盟もよく分かってるだろうに、それでもまた日本をゲスト招待をするって、どういうこと?
もちろん日本協会側は、まだ「出ます」と返事してないよね?
というか、一体このオファーを今回どうするつもりなんだろう。

ひとつ、アイデアがある。
それは、来年からA代表≒東京五輪代表にしちゃうんだよ。
そうすりゃ、欧州クラブと選手派遣の件でモメることはほとんどない。
堂安と冨安はあれだけど、それ以外はほぼ国内クラブの選手だから召集に弊害はないはず。
いっそ、来年1月のアジア杯から森保ジャパン主体で臨むのもありだな?
少なくとも、東京五輪まで強化は【五輪代表>A代表】でいかなきゃ。
五輪は日本がホスト国ゆえアジア予選を免除されてるワケで、その分どこかでアジア予選に匹敵するほどの修羅場を経験しておいた方が絶対にイイんだ。
そうやってA代表をないがしろにしてたら、2022年ワールドカップ切符を逃すかも?
…いやいや、大丈夫でしょ。

【2019年1月アジア杯】
A代表(西野ジャパン)+五輪代表(森保ジャパン)混成チーム

【2019年3月キリンチャレンジ】
五輪代表チーム(森保ジャパン)

【2019年6月コパアメリカ】
五輪代表チーム(森保ジャパン)

という感じにして、少なくとも6月時点で「森保ジャパンはA代表です」と言い切れるようにしておく。

あ、これだと西野さんのあとを継ぐ監督は森保さん、ってことになるね?
ワールドカップがホスト国だった時のトルシエ同様、森保さんが五輪代表監督兼A代表監督というのもありかもしれない。
で、東京五輪終了後にまた代表をリニューアルし、新監督なり何なりでワールドカップ予選に臨む。
そういう流れでイイんじゃないだろうか。
2018/5/5(土)16:35

☆関西人
3バックA
続きね。

3バックとなると、つい気になってしまうのが現在代表コーチの座にいる、森保さんの存在だ。
広島の可変3バックは有名である。
なんせ、Jリーグを3度も制覇したぐらいだから。
じゃ、ちょっと森保さんのサッカーを思い出してみよう。

【森保サンフレッチェ】
・・・・佐藤寿
・・柴崎晃・ドウグラス
柏・・・・・・・・・ミキッチ
・・・青山・森崎和
・・水本・千葉・塩谷
・・・・・林

これが4バックになったり、5バックになったりする。
日本代表で当てはめると、こんな感じかな。

【361】
・・・・岡崎
・・柴崎岳・本田
原口・・・・・・長友
・・大島・長谷部
・槙野・吉田・遠藤
・・・・川島

時には長谷部が最終ラインに落ちて

【415】
原口・・岡崎・・長友
・・柴崎岳・本田
・・・・大島
槙野・ハセベ-吉田・遠藤
・・・・川島

となる。
時には両翼が最終ラインまで落ちて、

【541】
・・・・・岡崎
・・柴崎岳・・・本田
・・・大島・長谷部
原口-槙野-吉田-遠藤-長友
・・・・・川島

となる。

このシステムを見ていつも思うのは、ウィングバックが大変やな〜、ということ。
DFからMFからFWまで、サイドの仕事は全部やらなきゃならんワケで、その上下動の運動量がハンパない。
だから、右は無尽蔵のスタミナが売りの鉄人・長友、左も同じく鉄人・原口元気にしておいた。
長友を敢えて右にしてるのは、前線の右を本田にしてるから連携がイイんじゃないかな、と思って。
あ、ちなみにドウグラス役を本田にしたのは、単に左利きだからです(笑)。

そして、戦術上のキーマンは長谷部。
彼のポジション移動によりフォーメーション変更のスイッチが入るので、これをできるのは戦術IQが高い長谷部ぐらいだろう。
この可変システムは、彼のように複数ポジションをこなせる選手が必要。
一応、↑では槙野や遠藤航をCBとSBをこなせる駒として表現したんだけど、ホントは遠藤のところなんて酒井宏ができなきゃいけないんだよな?
ちなみにザックは、3バックで宏樹を右CBにするアイデアだったみたいだよ。
思えばザックが日本を離れる時に言い残した言葉は、「宏樹をCBとして仕込めなかったのが唯一の心残り」だった。

でもさ、やっぱこの3バックって習得に時間かかると思うのよ。
ただの3バックならともかく、さすがに可変式を2週間でマスターって無理でしょ。
アイデアとしては面白いが、それは森保さんに東京五輪代表の方で存分にやってもらおう。

そもそも、西野ジャパンが3バックにするメリットとは一体何なのか?
考えられるのは、

@SBが高いポジショニングをとることができて、長友&宏樹の攻撃力を活かしやすい。

A長谷部がクラブで3バックのリベロをやっているので、慣れてる分、彼の能力を出しやすい。

B3バックの方がセンターの枚数が多く、やり方次第だが堅守を実現しやすい。

以上の3つだろう。

特に、AとBがポイント。
フォアに出られるリベロを置くことによりバイタルエリアの危機管理ができるワケで、これの何が良いのかというと、早い話が2ボランチの一角を攻撃的な選手にできるワケよ。
大島とか柴崎とか、4231や442ならボランチを任すには「守備強度が大丈夫か?」と不安になるが、後ろにリベロありきのシステムなら話はまた別である。

・・・・大迫
・・香川・・本田
長友・・・・・・宏樹
・・大島・・山口
・槙野・ハセベ・吉田
・・・・川島

いや、もっと極論すると、このシステムなら本田ボランチなんかも可能になるワケさ。

・・・・大迫
・・・乾・香川
長友・・・・・・宏樹
・・本田・・山口
・槙野・ハセベ・吉田
・・・・川島

なんか、中田英ボランチのジーコジャパンを思い出すね。
2018/5/5(土)8:55

☆関西人
3バック
スポーツ報知が、西野ジャパンは長谷部をリベロにした3バックの構想があることが分かった、と報じている。
…えぇっ?それ、情報源はどこなの?
記事には「関係者の話を総合すると」とあり、どうやら西野さん自身の明言ではない様子。
私は、かなり怪しい話だと思うなぁ…。

でもまぁ、せっかくだから今回は3バックについて考えてみよう。
まずは、改めて西野さんが過去に指揮したチームの3バックを振り返ってみる。

【96年五輪代表】→マイアミの奇跡

・・・・・城
・・・中田・前園
路木・服部・伊東輝・遠藤
・鈴木・田中誠・松田
・・・・・川口

【ガンバ2005年】→Jリーグ優勝

・・アラウージョ・大黒
二川・フェルナンジーニョ・家長
・・・橋本・遠藤
・山口・宮本・シジクレイ
・・・・藤ヶ谷

このふたつのチーム、同じ3バックでもコンセプトが全く違う。
アトランタの方は実質5バックの保守的布陣。
対して、2005ガンバはサイドのスペシャリストを置かない冒険的布陣。

仮にアトランタ型をモデルにするなら、

・・・・岡崎
・・香川・・本田
長友-今野・山口-宏樹
・槙野-長谷部-吉田
・・・・川島

こんな感じ?
1TOP2シャドーはバランス的に大迫1TOPの方がイイかもしれんが、とりあえず分かりやすくする意味でビッグ3をまとめて配置。
別に、このトライアングルは杉本+宇佐美+柴崎というプラチナ世代ユニットでも構わないし、久保+中島+浅野というリオ世代ユニットでも構わない。
とにかく、これは攻守分断のシステム。
後ろの7人がガッチリ守り、前の3人を攻撃に専念させる。
ハメスやファルカオ擁するコロンビアを想定するなら、日本にとっては極めて現実的な戦い方である。

次は、2005ガンバをモデルにした3バックを。

・・宇佐美・久保
柴崎・・中島・・堂安
・・大島・遠藤航
・槙野-長谷部-吉田
・・・・川島

こんな感じかな。

アラウージョ→宇佐美
大黒→久保
フェルナンジーニョ→中島
二川→柴崎
家長→堂安
ヤット→大島
橋本→遠藤航
宮本→長谷部
シジクレイ→吉田
山口→槙野
藤ヶ谷→川島

うわっ、左利きドリブラーってことで、思わず堂安入れちゃったわ(笑)。
守備の面でいうと、スカスカだな。
これは黄金期・磐田のN-BOXにやや近い機能。

【N-BOX】
・・中山・・高原
・藤田・・・奥大介
・・・・名波
・・服部・・福西
・大岩・田中・鈴木
・・・ヴァンズワム

ただしN-BOXは、2005ガンバに比べると守備の駒が1枚多い。
本来ならヤットはN-BOXでいうと名波のところに入るべき選手で、それを福西のポジションをやってること自体に無理があるのかな、と。
よって、2005ガンバはその年のリーグで失点ワースト4位という失態だった。
「敵にボールを持たさなければ失点しない」「攻撃は最大の防御なり」という哲学なんだろうけど。

じゃ、今度はN-BOXをモデルにした西野ジャパンを考えてみようか。

中山→岡崎
高原→本田
藤田→香川
奥→乾
名波→大島
服部→今野
福西→遠藤航
宮本→長谷部
大岩→吉田
鈴木→槙野
ヴァンズワム→川島

・・岡崎・・本田
・乾・・・・・香川
・・・・大島
・・今野・遠藤航
・槙野-長谷部-吉田
・・・・川島

基本、前線からのプレスは岡崎の異常な運動量に期待。
乾、香川、大島もプレスはまぁまぁ巧いので、さほど心配は要らん。
ただし、プレス網を突破されるパターンも必ず出てくるので、その際は今野、遠藤航のいずれかが最終ラインに入って4バックを形成。
遠藤航が敵ウィングをマークする、臨時サイドバックの役割でイイんじゃないか?

・・岡崎・・本田
・乾・・・↓\香川
・←今野→\大島\↓↓
槙野←ハセベ←吉田-遠藤
・・・・川島

落としどころは、左SB槙野、右SB遠藤航という浦和式4バック。
キーマンは名波同様、臨機応変に攻撃的MFと守備的MFの両方をこなす、大島である。
なんなら、この役割は柴崎、高萩、小林祐、あるいは中村憲剛でもありだね。

これを見て、最初から442にしといた方がバランス良くない?と皆さんは思うだろう。
でもN-BOXとは、敢えてバランスを崩すことで前に人数を割き、ハイプレスを敢行することにこそ本来の狙いがあったらしいんだ。
もともとこれは磐田が世界クラブ選手権を控え、打倒レアルの為に考案した戦術システムである。
十数年も昔に、ハイプレスを想定して戦術を考案って凄いじゃん。
対強豪システムとしては、今なおコンセプトは全く色褪せてないと思うぞ。
なんなら、ロシア大会でどうでしょう。
2018/5/4(金)19:34

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