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過去ログ546 2018/5/4 17:47

☆若葉
海外組
欧州5大リーグ移籍成功3条件
@J1ベストイレブン取得
AJ2無双( 香川 乾 宇佐美 )
B欧州5大リーグ2部上位クラブ主力選手
(乾 大迫 柴崎 原口 宇佐美)
or欧州中堅リーグ主力選手
(本田 吉田 森岡 中島 )

実績ありの選手の場合

ハーフナー→A@蘭で16点←中堅リーグ
ラリーガで3年間我慢できず…
大迫→@Bブンデスレギュラー
岡崎→@過去ブンデスで15点
武藤嘉紀→@ブンデスレギュラー
宇佐美→A@取りB挑戦中
原口→B独2部で出直し1部昇格
香川→A過去ブンデスで13点
本田→BセリエAで6点あり
乾→ABブンデスとラリーガでレギュラー
清武→@ブンデス時代にレギュラー
柴崎→@B1部個人昇格し挑戦中
長谷部→@ブンデスレギュラー
細貝→Bブンデス時代にレギュラー
長友→@セリエAレギュラー時代あり
内田→@ブンデスレギュラー時代あり
酒井宏→@独と仏でレギュラー
吉田→Bオランダ経由でプレミアレギュラー
川島→@Bベルギー経由で仏レギュラー

例外は@柿谷@山口@太田@槙野
FWは高原岡崎でさえも3年間二桁得点なしなのでFWは3年は我慢か?柿谷は3年待てず帰国。ハーフナーも蘭では活躍もラリーガでは3年待てず。ただCBやGKはJ1ベスイレの実績ではなくJ1MVP級を待望しています。
実績がある選手は成功者が多い。
例外の上記選手(柿谷 山口 太田 槙野)は婚姻等も帰国理由か。

実績なしで移籍した場合

大久保→ベスイレ取る前にラリーガへ…
平山→蘭で3年間我慢できず帰国…
李→ベスイレ取る前に海外へ…
森本→年間4点なのに伊へ…
金崎→帰国し@取得の今なら
矢野貴→ベスイレ取る前に独へ…
永井→ベスイレ取る前に海外へ…
指宿→帰国しJ1でベスイレ取れず…
浅野→J1年間で8得点…
宇佐美→J1年間7得点でバイエルン…
伊藤翔→帰国しJ1ベスイレ取れず…
カレンロバート→ベスイレ取る前に海外へ…
田中順也→ベスイレ取る前に海外へ…
工藤→ベスイレ取る前に海外へ…
坂田→ベスイレ取る前に海外へ…
大前→ベスイレ取る前に独へ…
久保裕也→AB中堅リーグで成功中
高木善朗→ベスイレ取る前に海外へ…
堂安律→B中堅リーグで成功中
中島→B中堅リーグで成功中
豊川→中堅リーグに挑戦中
関根→独2部に挑戦中
南野→B中堅リーグで成功中
奥川→中堅リーグに挑戦中
伊藤→いきなり独で例外なるか?
鎌田→ベスイレ取る前に独へ…
山田大記→帰国しベスイレ取れず…
小林祐希→B中堅リーグで成功中
小林大悟→ベスイレ取る前に海外へ…
久保建英→J1or世代別実績待ち。
中井卓大→世代別実績待ち。
サイゴダード→プロになれるのか?
宮市→いきなりアーセナル 独2部で下位
大津→ベスイレ取る前に独へ…
森岡→B中堅リーグで成功中 
家長→ベスイレ取る前にラリーガへ…
梅崎→ベスイレ取る前に海外へ…
田中亜土夢→帰国しベスイレなるか…
水野→ベスイレ取る前に海外へ…
小野裕→ベスイレ取る前に海外へ…
田邉→ベスイレ取る前に海外へ…
長谷川アーリア→ベスイレ取る前に海外へ
長澤→帰国しベスイレ取れず…
丸岡→いきなりドルトムント 今山口…
梶山→ベスイレ取る前に海外へ…
瀬戸→中堅リーグに挑戦中
加藤→帰国しベスイレなるか…
安田→ベスイレ取る前に海外へ…
酒井高→例外 ブンデスレギュラーありも…
鈴木大輔→2部で下位
林彰洋→ベスイレ取る前に海外へ…
権田→ベスイレ取る前に海外へ…
2018/5/4(金)17:47

☆若葉
海外組A
J1ベスイレ取れない選手。
J2無双できない選手。
欧州5大リーグ2部上位クラブ主力又は
欧州中堅リーグ主力選手の実績がないと難しい。クリアなら例え18歳でも海外移籍OKラインか。
例外は原口と酒井高の独の二人。
原口はベスイレなくてもMFでJ1で11得点しました。近年はMFで10得点は齋藤くらいでベスイレでしたからベスイレ級だった?ただ1部で再浮上なるか。酒井高徳はハーフはポンコツが多いと言われるなかでの例外。こちらも2部に都落ちの可能性が。伊藤はJを経由しないで海外で成功する例外になるのか?若いユース時に天才 怪物と騒がれ大成しない選手は意外と多く19歳から22歳で世界と差がつくとか言われますがアマ時代の天才ぶりは気になりますが相手は素人ですからプロ相手に年間実績で判断するのが無難です。しかし監督が若手の能力や適正に気付かない場合やライバルが全盛期で出場できない場合もあるかもしれない。乾やハーフナーはJ1で試合でれずJ2無双と得点王で渡欧しました。試合出場が一番大事だと思います。有望な若手選手でクラブで燻っていたらとにかく国内外問わず試合出場できるクラブに移籍すれば成長できそうです。
世代別代表の実績から中島選手は金崎選手がレギュラーを取り開花したクラブ(ポルトガル当時2部で17試合9得点で鹿島へ)に移籍し成功中です。元浦和のポンテがテクニカルディレクターでJリーガーを理解しているのも心強い。エースストライカーは元鹿島のファブリシオ。試合にでないとバイエルン(宇佐美19歳)アーセナル(宮市18歳)丸岡(ドルトムント18歳)と難しい。出場しないと宮市コースになりやすい?クラブの格と実績差やJ経由選手の欧州での活躍ぶりに焦り無理して怪我するかもしれません。いきなりトップリーグではなく段階をふんでいけば本当は開花していた才能も潰してしまってはいないか。武藤選手みたくJ1ベスイレ取り出場困難なチェルシー断りブンデス下位でもレギュラー格は賢明だと思います。出場しないと劣化しますから本田選手も代表スタメンを外されたりもします。しかしまた試合出場できるクラブに移籍すればコンディションも戻ります。
@AB取得なら再挑戦も可能だと思います。宇佐美選手は実績なく移籍し失敗しA@クリアし再挑戦。それも失敗し独2部のBを経て苦労が報われるか。
久保君はどうなるのだろう?バルサのカンテラ出身で大注目です。マリノスにマケドニア人のバブンスキー選手はバルサのカンテラ出身ですがマケドニアで注目されているのか。J1で25試合3得点の24歳です。大概は大成しなくスペイン3部とかに落ち着くみたいでスペイン3部はJ1でレギュラー取れない指宿選手が得点できるレベルです。バブンスキー選手の弟はこちらも有名レアルのカンテラ出身で現在は町田です。J2町田で7試合2得点の21歳です。久保君と中井君には期待がかかります。有名ユースもトップ昇格なしの年もあるみたいです。サイゴダード選手もJの入団テストに落ちて無所属では?久保君はそろそろ17歳になります。Jでしっかり年間実績で証明してほしいです。
フランス代表のムバッペ選手は18歳で既に国内リーグアンで15得点しています。ベルギー代表のルカク選手は16歳で国内ベルギーリーグ最年少得点王になりプレミアに挑戦し今マンUでもエースです。ベルギーリーグで活躍の久保裕也選手は18歳の高3でJ2の京都で10点取り実力を証明し渡欧。堂安選手は18歳の高3でJ3ですがMFながら10点取り翌年はJ1で序盤戦で活躍しU-20W杯で3得点しJ3でも年間実績で成長し渡欧に繋がります。久保君はまだ高校2年ですが18歳の高校卒業までにJ年間実績もしくは世代別代表での実績が成長の目安になるのか。さすがに18歳でいきなりバルセロナは難しい?
東京五輪では飛び級になり本当は中井君と同じパリ世代なんですよね。18歳時の丸岡選手はドルトムントから今は海外どころか山口です。成長し再渡欧の可能性はあるのか。いきなり名門入団ではなく@AB等成長した姿で5大リーグが成功の近道かもしれません。
Jで実績がない場合の選手でも欧州中堅リーグから始め成功した日本人が増えてきました。出場できる可能性のあるクラブにまずは移籍する傾向がありそこからのステップアップが課題?個人的には世代別代表のうちにベストイレブンを取る若手が多く出現してほしいです。そして
ラリーガ
プレミアリーグ
セリエA
ブンデスリーガ
リーグアンで中位クラブか
中堅リーグでもCL出場クラブのレギュラー格を期待しています。
2018/5/4(金)17:40

☆関西人
新トータルフットボール
またしても、清武が筋肉系の故障だって?
あぁ、やっぱダメかな…。
調子上がる→傷む→休む→復帰→調子上がる→傷む→休む、の繰り返しじゃないか。
これじゃ、怖くてワールドカップメンバーとして召集できない。

ポスト清武を、少し考えなきゃならん。
人材は、いないワケじゃない。
たとえばアンデルレヒトの森岡、ヘタフェの柴崎、あとはフロンターレの大島あたりか。
森岡はJリーグ時代、神戸で西野さんとカブった時期があるので有利では?という声があったが、しかし西野さんの欧州面談リストに森岡は入らず、なぜか柴崎の方が入っている。
ほぼ毎試合スタメンの森岡ではなく、ここ最近ずっとベンチの柴崎の方がチョイスされたか…。

西野さんはガンバ時代、ふたりのパサーを一貫してスタメン起用していた。
ひとりはヤット。
そして、もうひとりは二川。
西野さんの愛弟子といえば、まず明神、橋本英というイメージがあるが、しかしこのふたりの重用はヤットと二川を活かす為、という意味もあっただろう。

じゃ、改めて2008年ガンバ(ACL優勝、クラブワールドカップ3位)のフォーメーションを示しておく。

・・ルーカス・・播戸
二川・・・・・・遠藤
・・橋本・・明神
安田・山口-中澤・加地
・・・・藤ヶ谷

仮に、ポスト遠藤保仁を↓に書いたように本田として、じゃ逆サイドのポスト二川を誰にしたらイイのか、という話。
それは香川だろ、という意見もあるかと。
確かに、香川は無難なチョイスだ。
ただ私のイメージの中では、二川のキャラクターに近いのは香川よりむしろ清武の方なんだよなぁ。
ちょうど清武はセレッソで左サイドをやることが多く、適任である。

・・大迫・・岡崎
清武・・・・・・本田
・・山口・長谷部
長友・槙野-吉田・宏樹
・・・・川島

イメージは、こんな感じ。
清武⇔大迫は、昔から相性が良い。
裏を狙う岡崎とも相性良いだろう。
ただ、清武が故障で仮にダメだというなら、清武のところを次点であろう柴崎にしておく。

そうそう、西野さんのサッカーを語るにおいては、宇佐美のことも忘れちゃいけないよな?
今の代表の中には「西野の愛弟子」と言える選手はほとんどいないが、しいて挙げるなら宇佐美ぐらい。
西野ガンバの末期、宇佐美はまだ高校生ながらも結構試合に出てたんだよね。
西野さん、彼の才能を高く評価してたんだろう。
今回の欧州面談リストにも、宇佐美の名前はきっちり入っている、
意外と、今の代表なら

・・宇佐美・大迫
柴崎・・・・・・本田
・・山口・長谷部
長友・槙野-吉田・宏樹
・・・・川島

こういうのもあり得るかな、と。
柴崎⇔宇佐美はプラチナ代表時代からの腐れ縁だから、敢えて近くに置いてみた。

あと、問題はボランチだね。
↑に2008年のガンバフォーメーションを書いたが、そこにある明神+橋本2ボランチは後に解体され、明神+ヤットの2ボランチに戻ったりしている。
じゃ、橋本はどこへ行ったかというと、ヤットがいた2列目の位置に入っていた。
なるほど、ゲームメイカーとバランサーの配置が微妙に入れ替わることもあり得るワケか。
ということは、ボランチと2列目の両方をこなせるような選手を西野さんは欲しがってるんだな?
じゃ、そのてのタイプの選手をざっと挙げておこう。

大島
井手口
倉田
高萩
小林祐

現時点での評価でいうと、この中での筆頭格は大島だろう。
仮に大島が中盤に入れば、小林悠あたりがようやくフィットしてくるだろうし、あとはリオ五輪でホットラインを熟成した中島翔もおそらく活きてくる。

・・・ 宇佐美
柴崎・・中島・小林悠
・・山口・・大島
槙野-ハセベ-吉田・宏樹
・・・・川島

どうよ、この大島システムと柴崎システムのハイブリッド式。
ちょっと大島と柴崎のところの守備強度が心配だったし、最終ラインからフォアに出て守備フォローをする役割として長谷部をリベロにしてみた。
併せて、フォアに出る長谷部の背後をケアする役割として槙野が左SB。
大島が上がれば柴崎が下がり、柴崎が上がれば大島が下がる。
また中島がサイド行ったりセンター入ったり、宇佐美と小林が頻繁にポジションチェンジしたりと、そういう住所不定の流動的なシステム(トータルフットボール?)をイメージしてもらいたい。

宇佐美⇔柴崎⇔中島⇔大島
ある意味、ガラスのカルテットですわ(笑)。
ただ、既存レギュラーメンバーもいずれ朽ちてくるだろうし、そろそろこういう新しいのを妄想しても許されるよな?
2018/5/3(木)23:27

☆関西人
右サイド
西野ジャパンで興味あることとして、
私には「右サイドは誰がやるんだろう?」
というのがある。

フォーメーションが4231だろうが442だろうが、左サイドは原口、乾、中島など、ある程度人選は読める。
でも、右は読みにくい。
ハリル代表のコンセプトを忠実に受け継ぐなら、久保、浅野、本田ということになる。
ただ浅野は今クラブで完全にホサれた状態なので、候補から脱落だろうか。
ならば久保、本田ということになるが、しかしハリル代表の時から「右はこれでイイのか?」と常に疑問視されてきた経緯がある。
クラブで右として結果を出している、伊東純、堂安、宇佐美という抜擢はあり得るのか。
あるいは、ロンドン五輪の時のように清武をそこに置くとか、あと柴崎や森岡を含めた非ウィング、ゲームメイカーの配置はあり得るのか。
あるいはザック代表の時のように、ベテラン岡崎をそこに置くとかもあり得るのか。
この右サイドの人選次第で、西野ジャパンのキャラクターは大きく変わると思うんだよ。

右サイド選手は、まず利き足がどっちかがポイント。
進行方向に体を前に向けた状態だと、右足が外角になるので右利きの方がクロスを上げやすい。
たとえばアーリークロスを武器にした、ベッカムのパターンね。
じゃ左利きの本田などはどうかというと、彼の場合は体を前に向けるのではなく、体をヨコに向けて利き足を後ろにしている。
これならゴールから見て利き足が外角になるので、中央に球を供給するのには決して悪くない。
要は、攻撃時に体を前に向けているか、ヨコに向けているかがポイント。
速攻によるカウンターなら、体の向きは前だろう。
対してポゼッションによる包囲なら、体の向きはヨコだろう。
カウンターかポゼッションか、それによって右サイドの人選は変わってくる、ということね。

仮に【基本型】は、

・・・・大迫
原口・・香川・・◯◯

だったとしよう。
FWは大迫のスタメンが可能性大として、原口のところは乾や中島でもイイんだけど、やはりトップ下はスポンサーとか色んな絡みがあって香川のスタメンが濃厚だと思う。
それを前提にして、じゃ◯◯は誰なんだ?ってことよ。

【速攻型】
・・・・大迫
原口・・香川・・久保(浅野)

【ポゼッション型】
・・・・大迫
原口・・香川・・本田(清武)

大きくは、この2パターンかな。

利き足は、インサイドの方がシュートの決まる確率は上がる。
ストライカーは左利きが右サイド、右利きは左サイドの方がプレーエリアとしてやりやすいと言われてるよね。
デルピエロゾーンとか有名。
オランダで堂安が得点を量産できてるのも、おそらく左利き+右サイドでプレー、という組み合わせの妙である。
まぁ、さすがにA代表歴のない堂安の初召集は現実的じゃないとして、じゃ現実的な左利き起用となると、やはり本田、ということになるかな。

仮に本田が右となると、彼は頻繁にセンターへ侵入すると思う。

・・・・大迫
原口・・香川\本田\↑↑
・・・・・・・・宏樹

当然、香川と本田には敵が寄せるので、右前方にスペースが空く。
そこを使わない手はない。酒井宏が上がる。
あるいは宏樹のオーバーラップをオトリにして、敢えてそっちを使わず本田⇔香川でワンツーとか中央を崩すのもありだな。
それは大迫が体を張って敵DFを抑え、香川のエリア侵入口を確保すること前提。

また、逆に左サイドが球を持ち上がるパターン。
これは、原口がドリブルでセンターにカットインしてくるのが鉄板だろう。

・・・・/大迫/本田
→→原口/香川/↑↑↑


原口は中に絞りつつ、シュートを狙う。
もしコースを先に消された場合は、次なる選択肢はクロス。
ニアに大迫、ファーに本田、ふたつのターゲットがある。
逆に大迫と本田をオトリにして、意表をつき香川の足元へショートパス、というアイデアも面白い。
そういう狭い所での曲芸こそ、香川の十八番だし。

私が思うに、日本が世界の強豪と渡り合っていくには、方法論はふたつ。
ひとつは、やはりハリル式である。
カウンター、つまり敵が完全にガードの体勢に入る前に素早く急所を一撃。
しかし、これが言うほど簡単じゃないことは思い知らされたよね。
何より日本はパンチに重さがないので、一撃KOが難しい。
じゃ、どうすればイイのかって、そりゃ正確に急所をヒットすべく、パンチの組み立てで勝負するしかないだろう。
たとえば左ブローを打てば敵はそこをガードするので、逆サイドが空く。
その空いたところを、正確に叩く。
強い相手はパンチ一発で倒せない以上、次のパンチが重要、ってことね。
右、左、真ん中をうまく使い分けてパンチを出すこと。
ちゃんと頭脳を使って、出すパンチを組み立てる。
それが、もうひとつの方法論さ。
これを遅攻だ、と揶揄してもしようがないと思うよ。
2018/5/2(水)12:06

☆関西人
日本のエース
今回は日本のエース、香川について。

彼は代表エースナンバーI番を着けて、約7年が経過しているらしい。
その長さは俊輔にまだ及ばないものの、名波やラモスは既に超えているとのこと。
ひょっとしたら彼がI番を背負って出るワールドカップは、今回が最後だろうか…?

なんかさ、私は香川って代表I番が昔からしっくりこないんだよね。
ラモス→名波→俊輔と受け継がれてきたI番は、私の中で「司令塔」「パサー」のイメージである。
しかし、香川は明らかにそっちのイメージじゃない選手。
いや、そう言っても香川はパスの上手い選手だ。
つけ加えると、ドリブルも上手いし、シュートも上手いし、ハードワークもできるし、なかなか引き出しが多い。
天才というよりは、多才。
初めて彼がI番を背負った時は、こういうのがなんか新鮮で、モダンなI番という印象を受けたね。
で、「俊輔みたいなI番は、もうクラシックなんだろうな」と思ったもんですよ。

しかしあれから約7年を経て、彼のマルチな才能を「器用貧乏」「武器が全て中途半端」に思うようになったのは、私だけじゃあるまい。
ドリブル、パス、シュート、そういう分野別に見れば、香川より上手い選手は代表の中にも各々存在するのは事実なんだから。
それでも、香川のマルチという枠組みから突出した長所を挙げようというなら、それはコンビプレーの上手さ、だろう。
ワンツーとか、狭い所から裏に抜けるプレーは確かに上手い。

ただし、それは一人で完結するプレーじゃなく、必ず近い位置に味方選手がいてこそ可能なプレーなんだよ。
ある意味、香川という男は一人じゃ輝かない(笑)。
だから、トップ下にいてもヨコとか後ろとか必ず誰かの傍にすり寄っていくし、そして味方と細かくパス交換をしないとエンジンがかからないタイプである。
ハリルは、香川のそういう個性が気に入らなかったかもしれない。
ハリルのお気に入りは、たとえば原口など、援護がなくとも単独でタテにグイグイ進んでいくタイプだ。
対して香川は味方との連携ありき、単独行動より団体行動を好む、まさに「一人でゴハン食べられない」タイプかも(笑)。

で、西野さんが香川を使うかどうかを考えてみたい。
…使うだろう。
ちなみに、私のトップ下としての評価は【香川<清武】である。
それでも、香川をスタメン起用することに反対するつもりはない。
逆に、香川ってジョーカー起用するほどには武器の切れ味がないのよ。
だから、使うならスタメンである。
彼のマルチさは、スタメン起用することで敵を測ることができる、いわばリトマス試験紙の機能を果たすんだ。
酸性か、アルカリ性か、中性か。
つまり、ドリブラー香川、パサー香川、シャドーストライカー香川、ダイナモ香川、どの香川が通用して、どの香川が通用しないかを見ることによって、監督はその後の戦略を組むことができる。

仮にドリブルでの揺さぶりが効いてると見れば、香川に替えて中島を入れればイイ(@)。
仮にスペースがあってパスが効いてると見れば、香川に替えて清武を入れればイイ(A)。
仮に裏への飛び出しが効いてると見れば、香川に替えて岡崎を入れればイイ(B)。
仮に守備がヤバいと見れば、香川に替えて今野を入れればイイ(C)。
仮に敵が引いてスペースを消してくると見れば、香川を替えず、彼のすぐ傍にベストパートナー乾を置いたフォーメーションにすればイイ(D)。
つまり全て香川を「基準」にして敵を測り、そこから敵のウィークポイントを攻略できるチームへと作り変えていくんだ。

【基本型】

・・・・大迫
原口・・香川・・本田
・・山口・長谷部
長友・槙野-吉田・宏樹
・・・・川島

【@のパターン】
香川out→中島in

・・・・大迫
原口・・中島・・本田
・・山口・長谷部
長友・槙野-吉田・宏樹
・・・・川島

【Aのパターン】
香川out→清武in

・・・・大迫
原口・・清武・・本田
・・山口・長谷部
長友・槙野-吉田・宏樹
・・・・川島

【Bのパターン】
香川out→岡崎in

・・大迫・・岡崎
原口・・・・・・本田
・・山口・長谷部
長友・槙野-吉田・宏樹
・・・・川島

【Cのパターン】
香川out→今野in

・・・・大迫
原口-今野・山口-本田
・・・・長谷部
長友・槙野-吉田・宏樹
・・・・川島

【Dのパターン】
山口out→乾in

・・・・大迫
原口・乾・香川・本田
・・・・長谷部
長友・槙野-吉田・宏樹
・・・・川島
2018/4/30(月)21:54

☆関西人
予備登録35名予想
5月14日がワールドカップメンバー予備登録の期限だそうだ。
その時点での登録人数枠は、35名。
そこから5月30日のガーナ戦を経て、その試合の翌日に12名をふるい落とした最終23名が発表される予定らしい。

じゃ、まずは予備登録35名の予想をしておこう。

【GK】
川島…不動の正GK。
東口…怪我してるが、回復間に合いそう。
西川…東口と競合?
中村…実質、第2GK。

【CB】
吉田…不動のDFリーダー。
森重…経験値を買う。
槙野…CB、SB両方をできる。
昌子…次代のDFリーダー。
植田…三浦と競合?

【SB】
長友…不動の左SB。
車屋…長友のリザーブ?
酒井宏…不動の右SB。早く回復してね。
酒井高…ブンデスでの経験値を買う。
遠藤航…SB、CB、ボランチ兼任。

【ボランチ】
長谷部…不動のキャプテン。
山口…ダイナモ。井手口と競合?
今野…経験値を買う。三竿と競合?
小林祐…左利きを買う。
大島…司令塔型ボランチ。

【攻撃的MF】
本田…経験値と左足のキックを買う。
香川…アディダスの広告塔。
清武…怪我がなければ。
森岡…清武と競合?
柴崎…清武と競合?あるいは大島と競合?

【ウィング】
乾…左のドリブラー。
原口…左のドリブラー兼ダイナモ。
中島…サイドのみならず、トップ下も可。
久保…右サイド起用継続?
浅野…快足ジョーカー。伊東と競合?
宇佐美…変幻ジョーカー。中島と競合?

【FW】
大迫…No1ポストプレーヤー。
岡崎…経験値と献身性を買う。
杉本…武藤と競合?
武藤…杉本と競合?
小林悠…岡崎と競合?または右サイド?

つまらん35名と思うかもしれん。
でも、こんなもんでしょ。
練習時間を多くとれない以上、ハリル代表の遺産をフルに使うしかないんだから。
そりゃ、堂安とか呼んでみたいよ。
でも、新顔がチームにフィットするには時間が必要だし、今から呼ぶのはさすがに遅い。
西野色は、特に出ないと思う。
西野さんの愛弟子といえる選手は、ヤット、明神、橋本などがいるけど、みんなピークを過ぎてるので…。
家長あたりを呼んでくれたら、そりゃ感動するけどね。
確か家長は「100名リスト」に入ってなかったと思うので、多分ないでしょ。

今さら、戦術的に難しいことはできない。
ゾーンプレス、スピーディーな攻守の切り替え、組織的な繋ぎ、SBのオーバーラップからサイド攻撃、そういうオーソドックスなスタイルになる。
興味あるのは、ゾーンをどう設定するか、だね。
敵陣でハイプレスっぽくいくのか、自陣でブロックを構えるのか、そこは分からない。
個人的には、後者かなと思う。
やや、ハリル代表よりゾーン設定が下がる。
つまり高い位置で奪取→ショートカウンターというよりは、自陣で奪取→パスで繋いで敵陣へ、ということになり、さすがに遅攻よりは速攻を志向すると思うけど、ちょっと昔の形に戻るような気がする。

思い起こせば第二次岡田ジャパンは、最初ヘッドコーチの大木武さんの色が強かった。
就任当初のキーワードとなった【接近・展開・連続】は、岡田さんより大木さんのコンセプトだったらしい。
そもそも岡田さんがなぜ大木式を採ったかというと、オシムジャパンのコンセプトを受け継ぐには自分のやり方では難しい、と思っていたからだろう。

もし西野さんが岡田さんと同じ考え方をするなら、ハリルジャパンのコンセプトを受け継ぐには自分のやり方では難しい、として、敢えてヘッドコーチ手倉森さんのコンセプトを採る可能性はある。
つまり、リオ五輪代表型の戦術だ。

【リオ五輪代表】
・・興梠・・浅野
中島・・・・・・南野
・・遠藤航・大島
亀川-植田・塩谷-室屋
・・・・中村

前線はポスト型と裏狙い型、サイドハーフはドリブラー、ボランチは守備型と攻撃型、という比較的オーソドックスな442。
西野ジャパンも、こういうコンセプトからスタートするんじゃないかな。

ちなみに、岡田ジャパンは最終的に【接近・展開・連続】をリセットし、3ボランチの新フォーメーションに作り直している。
それが5月30日のイングランド戦、なんと本番の2週間前である。
今考えても、ムチャやなぁ…。
ただ結果的に、敵のスカウティングを完全に出し抜けたと思うけど。

西野ジャパンもポジティブに考えれば、敵国の日本代表研究データ蓄積はハリル解任をもってリセットされたワケだ。
そして向こうのスカウティングチャンスは、ガーナ戦一回のみ?
敵にとっても、そして我々にとっても西野ジャパンは謎のベールに包まれたまま、本番6月を迎えちゃうんだろうね。
2018/4/30(月)11:43

☆関西人
世間様
全く偶然にせよ、ハリルの会見とTOKIO山口達也の謝罪会見がカブってしまい、世間一般の方はTOKIOの方がやはり関心高いようだ。
で、今回は山口くんについて少し。

大ゴトになっているが、よくよく話を聞くと酔って未成年のオンナノコにキスをした、というだけのことらしい。
いや、泥酔してて本人すら覚えてないらしく、詳細は分からないけど。
レイプではないが、強引なキスはイマドキだとレイプと捉えられる?
芸能界にありがちな「売名」と捉えた人もいるかもしれんが、どうやら被害者の女子高生も芸能人らしく、こんな警察沙汰になるのは彼女にデメリットしかない。
ホントに、嫌だったんだろうなぁ。
可哀想。

ただ、ありがちな話である。
こんなの、いまだ日本中あちこちで起きてると思う。
ただ、やったのがジャニーズの人気タレントだというだけのことで、それこそ昔ならジャニーズ事務所がメディア全体に箝口令を出して揉み消してただろうが、もうそれができない時代になった、ということなんだろうか。

似たようなことは以前に極楽とんぼの山本の件があり、確か、あっちはキスだけというレベルじゃなかったよね。
今回は、キスだけの単なるセクハラである。
しかも部屋にふたりきりではなかったらしいので、ホントにただの悪酔いの悪ノリだったんじゃないの?
でも、ワイドショーでは皆が神妙な顔をして、山口達也を人の道を踏み外した落伍者として糾弾している。
そりゃ傷心の被害者がいるから分からなくもないけど、もう被害者とは和解成立してると聞くし、たかが酔ってキスぐらいで彼を社会から抹殺しなきゃならんのは、ちょっとやりすぎじゃないのかな、と私は思うけど。

唯一、デヴィ夫人が山口擁護をしたらしいが、するとデヴィ夫人は大バッシングに遭ってるらしい。
これが嫌だから、みんな「山口許さん」というポーズをとらざるを得ないんだよな?
デヴィ夫人は仮に芸能界でホサれても特に困らないほど資産がある人らしく、だから他の芸能人が怖くて言えない本音も言えるんだろう。

みんな何を怖がってるかって、「世間様」を怖がってるんだよ。
この事件を「たかが悪ノリのキスじゃん」と言いたいところを、被害者の心の傷がどうとかこうとか知った風なこと言って、山口をレイプ魔のように糾弾する風潮。
相手が子供ならまだしも、仮にも芸能界の仕事をしている女子高生だろ?
まるで幼児虐待と同一視してるけど、どう考えても相手は子供じゃないじゃん。
そもそも山口を叩いてる世間様ってやつは、山口を叩けるほど清廉潔白でストイックな日々を過ごしてる高尚な人たちなの?
違うだろ。
みんな自分のことを棚に上げて、自分の粗相はともかく、他人の粗相は徹底して叩くような人たちなんでしょ。

じゃ、サッカーの話に移そう。
田嶋さんがハリル解任に踏み切った背景にも、この「世間様」に媚びたニュアンスってなかったかな?
豪州戦まではともかく、10月遠征、E-1、3月遠征、試合をするたびに世間からハリル解任を望む声が出ていたのは事実。
ハリル人気は、下降一直線だった。
この流れでハリル解任を発表すれば、本来なら代表のガンを取り除いた英断として、協会人気が上がってもおかしくはない。
しかし、そうならなかった。
特に最近、世間様はむしろハリルに同情し、逆に協会のことをガンだとさえ言っている。
何なの、世間様?
あなたの思考回路、メチャクチャ分かりにくい。

ぶっちゃけると、世間様の言うことを聞いて、何かが改善する保証なんてまるでない。
事実、2010年ワールドカップ直前なんて世間様からの岡田バッシングが凄かったよ。
だけど大会が終われば、世間様は「岡ちゃん、ゴメンね」である。
叩くだけ叩いといて、結果が出れば「ゴメンね」で済ますのが世間様ってやつさ。
世間様は責任をとらなくてイイ立場だから、特に深く考えずモノを言ってイイし、あらゆる人を攻撃してイイし、事態が変われば意見を180度転換してもイイ。
最強である。
この世間様の言うこと聞いて、もし南アフリカ大会直前に岡田さんを解任なんかしてりゃ、一体どうなってただろうか。

世間様は今後、田嶋を叩き、西野を叩き、香川らを叩き続けるだろう。
ワールドカップで日本が惨敗すれば、田嶋ザマーミロ、西野ザマーミロ、香川ザマーミロと逆に喜ぶかもしれない。
世間様の大好物とは、他人の不幸である。
ワールドカップで日本が勝つことより、上記の人たちが失脚することの方に喜びを感じるのが、世間様ってやつである。
2018/4/29(日)23:42

☆関西人
一発レッド
一部スポーツ紙が、今回の解任を「一発レッド」と表現していた。
うまい表現だと思う。
ハリルは会見で繰り返し、イエローカードは全くなかったと言っていた。
それは、そうなんだろう。
事実、つい何ヵ月か前まで田嶋会長も西野技術委員長もハリル支援を公言していた。
それが一転、掌を返したのは3月遠征以降である。
ならば遠征中、「レッド」に該当する何かがあったのか?

田嶋さんは、コミュニケーション不足を理由に挙げた。
しかし、田嶋さん自身はベルギー遠征に同行してたワケじゃないので、コミュニケーション不足の実態を目撃したワケじゃないだろう。
人づてに、報告を聞いたに過ぎない。
じゃ、誰が報告をしたのか?
そんなの、可能性はふたつしかないよ。
ひとつは、技術委員会⇒田嶋会長というルート。
もうひとつは、技術委員会を飛び越えて選手⇒田嶋会長という越権ルート。
でも選手⇒田嶋会長というのは、そのての選手はほぼ全員が日本におらず海外にいるので、直接会長とコンタクトをとって面会するのは考えにくい。
よって、選手⇒スポンサーなど仲介者⇒田嶋会長というルートになるだろう。
間にひとつ挟むことにより、このての伝言ゲームはメッセージ性が過剰に増幅されてしまうんだけど…。

私は、技術委員会⇒田嶋会長のルートはないかな、と思っている。
だって、それだと解任の発議は西野さんということだし、それならもっとハリルvs西野の喧嘩が今まであってイイはずだ。
でも、現実にそんな話はあまり聞いていない。
西野さんは、常に控えめだった。
それはやる気がないという意味じゃなく、一人の監督経験者としてフロントからあれこれ口出しされることのウザさを知ってるからこそ、だろ。
何より西野さんが解任を発議してない証拠は、最初の解任会見に彼が同席してなかったこと。
仮に彼が解任を発議したなら、一番の当事者として解任の主旨を説明できるワケで、必ずあそこにいたはずだ。

じゃ、仮に選手⇒スポンサーなど仲介者⇒田嶋会長というルートだったとして、その仲介者って誰?
電通?アディダス?キリン?川淵さんや小倉さんなどの顧問?
…それは特定できない。
しかし、考えてみてくれ。
解任発表から僅か1〜2週間で、新監督、新コーチ、新技術委員長などがあっという間に決定したんだ。
これはどう考えても、だいぶ前から根回しをしている。
ヘタすりゃ、欧州遠征の前から動いていたかもしれない。
マリ戦が3月23日、ウクライナ戦が3月27日。
で、そこから約2週間後には、もう新体制がスタートしている。
仕事が早すぎないか?
たとえば西野さんに、関塚さんに、森保さんに、山本さんに、原さんに、各々に話を振って考えさせる時間を与えて、新役職了承の返事を貰うのに、2週間ではあまりにも短い。
どう考えても、欧州遠征の前からこの話は水面下で進んでたんだよ。
きっと、スポンサー、顧問も了承していたはずだ。

多分、動き始めたのはE-1終了後からじゃないだろうか?
そう、韓国に1-4で惨敗した、あの屈辱の夜からさ。
あの日の田嶋さん、「次元が違う情けなさ」とキレてたもんなぁ。
普通なら、ここでハリルにイエローカードを提示し、「次の欧州遠征でダメなら解任」と伝えるべきだ。
しかし、ハリルの会見内容を信じる限りだと、それはなかったっぽい。
もしそれがホントなら、欧州遠征の内容に関わらず、ハリルを解任する意図があったんだろう。
田嶋さんは、こう考えたかもしれない。
事前にイエローカードを出してハリルを警戒させれば、次の欧州遠征で彼がムリヤリ結果を出してしまう可能性もあるし、そうなれば逆に解任できなくなる。
ならば、油断させておいて、遠征後の一発レッドしかハリル解任の道はない、と。

まぁ、あくまで私の妄想だけどね(笑)。
結局のところ、真実なんて分からないよ。
2018/4/29(日)17:04

☆関西人
ハリルの反論A
私がひとつ分からないのは、ハリルが選手の全員ミーティングを禁じたというクダリなんだ。
なぜ、敢えて禁じたのか?

こういうの、まだハリルが偏執な独裁者だというなら話は分かるんだが、少なくとも私が知る限り、意外と彼は「試合中、選手が自分自身で判断をして良い」というスタンスだったはず。
その考え方でいくなら、選手主宰の全員ミーティングは許容してイイはずだ。
事実、一時期まで許容していたらしい。

おそらく、ハリルもチーム強化がうまくいかないことに焦ってたんじゃないかな?
豪州戦はともかく、それ以降はE-1も欧州遠征もうまくいってない自覚があったんだと思う。
表向きは、テストだからと強がってるけど。

うまくいかないのは、選手が俺の指示通りにプレーしないからだ。

なぜ、選手は俺の戦術を徹底遵守しないんだ?

ひょっとしたら、一部の選手が勝手な判断でチーム戦術再考を扇動しているのかも。

選手全員でミーティング?

ダメダメ、そんなことしたら、ますます戦術が歪曲されてしまう。

という感じで、彼なりに自身の戦術の徹底の為、敢えて民主主義的なディスカッションの萌芽を摘んだのかもしれない。

これ、ハリルの考え方は間違っているのか?
いや、必ずしも間違いではない。
要は、組織に対する考え方である。
欧州人は、「組織はボスのモノ」と捉えるフシがあると聞く。
対して日本人は、「組織はそこにいる全員のモノ」と捉えるフシがある。

たとえば、日本人は自分が勤める会社を「私の会社」と言う。
欧州人はそれを聞き、「え?君は会社の経営者なのか?」とリアクションするらしい。
「いやいや、ただの社員だけど」と言うと、「じゃ、何で私の会社と言ったんだ?」と不思議な顔をするという。
これは「会社はボスのモノ」とする欧州人と、「会社は社員のモノ」とする意識の違いである。
で、ハリルは欧州人的意識なんだろう。
そこにギャップが生じる。
西野さんが監督になったことにより、チームを公のモノに回帰させるのが協会の期待かも。
あるいは選手たちの全員ミーティングから全ては始まるのかもしれない。
これはこれで、気をつけなきゃね。
全員ミーティングで選手全員が一枚岩、なんて甘いもんじゃないと思うから。
そのへんは、アトランタ五輪代表でチームが割れた経験を持つ、西野さんなら百も承知だろうけど。

そういや、西野さんは今、欧州に行ってるはず。
現地で9人の選手と面談をするという。
その中には、「ハリル派」と思われる選手が何人か含まれている。
ひょっとしたら彼らはハリル解任をネガティブに捉えてるかもしれないし、なぜ解任に至ったかの事情説明を西野さんがするんだろう。
3月遠征に呼ばれてない浅野や井手口なんかは、ハリル解任の意味が全くワケ分からないはず。
また、面談リストに入ってる原口などは、明らかにハリルの寵愛を受けた選手。
恩師の解任、果たして彼はどう捉えてるだろうか。
ああ見えて、西野さんは時に非情にもなる監督。
今まで、どれほどの選手がチームでホサれてきたことか。
これは面談次第で、召集されない選手も出てくるだろうね。

世間の反応を見てると、昨日の会見を機に、ハリル=被害者、田嶋=悪、西野=無能、香川たち=卑怯者、という風に捉える人たちが急増してきている。
扇動に乗せられやすい人、かなり多いようだ。
ハリルの言ってること、全部鵜呑みにするのはどうかと思うけど…。
2018/4/28(土)15:15

☆関西人
ハリルの反論
ハリルの怒りの会見を見た。

賛否両論あるだろうが、ああして率直に恨み言を述べるハリルに私は少し好感をもった。
「俺クビ?…あ、そう」と、あっさり引き下がるようなら今までの仕事がどこまで真剣だったのか疑わしくなるが、少なくともハリルの場合は本気で憤慨している。
この人なりに、日本代表の為に真面目に全精力を注いでくれてたんだろうな、と。

ただ、余計なことをいくつか言ってたね。

「何人かの選手が不満を言ったとは聞いている。
選手は2名、いるのでしょうか?
不満を漏らしている選手は2名か?」

おいおい。
こういうこと言うと、みんな嬉々として犯人探しを始めちゃうじゃないか…。

私は、てっきり大多数の選手が反ハリルを表明してるんだと思っていた。
しかし今回の会見を聞いてると、必ずしも大多数というワケじゃなく、ひょっとしたら一部の選手、ただし田嶋会長がハリル解任を決意しなければならないほど影響力ある、超VIP級選手が反ハリルを表明したんだという風にもとれなくはない。

で、ここにきて犯人候補のひとりに挙がってきたのが香川真司。
香川は遠征に召集されてなかったが、会場には来て観戦していたらしい。
ハリルには会わず、ただしスタッフとは接触したとの噂もある。
…うん、確かに怪しい(笑)。
でも、今回香川が召集されなかったのは怪我のせいであり、むしろハリルは彼を召集できないのを嘆いてたじゃないか。
いくらアディダスの後ろ楯がある選手にせよ、彼が何か不満を言ったぐらいでこんなことになるかな?
香川に、そこまでの政治力があるとは思えないんだけど。

私は、この2名の犯人探しは全く無意味だと思う。
というか、たかが2名ほど不満漏らしたぐらいで、こんな常識外れでリスク大の決断を協会がする?
ハリルが解任を宣告された際、彼が田嶋会長に解任理由を尋ねると、「コミュニケーション不足」というアンサーだったらしい。
ハリルは、具体的に誰とコミュニケーション不足だったのか?と聞いたっぽい。
でも田嶋さん、そこはボカしたみたいだね。
ちゃんと説明すべきだよ。
そこをちゃんと説明しないから、ハリルの脳内では

誰かが俺を貶めることを田嶋さんに言ったんだな?

選手か?俺に不満のある選手か?

あぁ、ならばスタメンから外した香川と本田あたりだな。

「選手は2名、いるのでしょうか?
不満を漏らしている選手は2名か?」

という妄想になっちゃうワケさ。

田嶋さんが言う「コミュニケーション不足」とは、選手側から全員集まって戦術ミーティングをしたいと申し出たのにハリルがそれを却下した、という例の話が絶対に関係してるはず。
歴代代表では、危機のたびに選手主宰のミーティングが実施されてきている。
もはや、代表の恒例行事さ。
ところが一部スポーツ紙の報じるところでは、ハリルはミーティングはおろか、選手たちから持ちかけられるディスカッションに対しても一方的に遮断していた、とのこと。
これが真実かは分からないけど、もし真実なら、確かに「コミュニケーション不足」だ。
たまたま、そのディスカッションを遮断された選手が「2名」だった可能性はあるけど、その2名が具体的に誰かなんて大した問題ではない。
あと、ハリルのコミュニケーションの拙さは、今回の会見でも見てとれたよ。
通訳と全く噛み合ってないじゃん(笑)。
隣にいた通訳のオバハン、スゲーやりにくそうだった…。

田嶋さんは、まずキャプテン長谷部にヒアリングをしたと思う。
このままで大丈夫なのか、と。
おそらく長谷部は、キャプテンという立場ゆえ選手ミーティングをハリルに申し出ていたはず。
それを、却下されたんだ。
その流れで田嶋さんに「このままで大丈夫か」と聞かれりゃ、「大丈夫です」と答えなかった可能性は高い。
長谷部の性格からして「ハリルを解任すべし」なんて言うワケはないが、でも「大丈夫です」と答えてくれないキャプテンの表情を見て、「あ、ダメなんだな」と田嶋さんが勝手に解釈した、という可能性はないか?
意外と選手は、誰も「ハリル解任すべし」なんて言ってない可能性はあると思うよ。
というか、会長に監督の更迭を進言する選手なんて、そんなの普通にあり得ない。
昔のキングカズやラモスならまだしも、いや、彼らですらそんなことは多分しなかったと思う。

それにしても、驚いたのは丹羽大輝だ。
ハリル解任後、フランスに行ってハリルにお世話になりましたと直接に感謝の意を伝えたって?
一体、いつ?
Jリーグはオフ期間じゃないし、仮にフランスへ行くにしても弾丸ツアーだっただろうに。
何かのついでにハリルのところへ寄ったのか?
それともそうじゃなく、ハリルに会う目的だけでフランスに行ったのか?
自腹で?
だとすりゃ、丹羽スゲー。
きっとハリルも訪問は驚いたはずだし、もしハリルが次に欧州のどこかのクラブで監督やるなら、丹羽の召集、あるかもよ。

で、どうなのかな。
私は今回の会見で「ハリル、かなり話を盛ってるな」と感じたけど、皆さんはどう感じた?
ハリルは悪くない、対して田嶋はサイテー、田嶋辞めろ、というのが世間の一般的な反応だろうか。
だとすりゃ、ハリルの印象操作は大したもんだね。
あの強烈な自己肯定、自分に反省すべき要素は一個もない、解任の理由が全く理解できない、としか言わない彼の姿勢を見てると、私なんかは「あぁ、こりゃコミュニケーションできなかっただろうな…」と思ったよ。
ハリルなら、たとえ未成年者に強制わいせつをしたとしても、決して記者会見で謝ったりしないと思う。
酔ってチューしただけである、何で書類送検されるのか私は全く分からない、と繰り返し言うに違いない。
2018/4/28(土)10:09

☆関西人
西野流B
田嶋さんは、ハリル解任会見で「今後は日本らしいサッカーを」という話をしていた。
日本人らしいサッカーとは何か?ということだが、おそらくショートパスを多用すかる繋ぎのサッカーをイメージしてるんだと思う。

そういや、最近はトライアングルのパス連携をあまり見なくなったね。
全てワンタッチの短いパスでポンポンポンと三角形で繋ぎ、敵のプレスをかわしていくやつ。
あれ、昔はよくやってたんだけどなぁ。
ひょっとしたら、ハリルに封じられてたかもしれない。
仮に封じられてたとすると、理由はリスクがあるからだろう。
ワンタッチパスの連鎖はミスが生じやすく、特にこのてのプレーはアタッキングミドルで展開されることが多いので、もしロストすれば大ピンチに直結することになる。
それを嫌ったのかもしれない。

ハリルは代表監督就任前、大量に日本代表のビデオを見て改善すべき点を多数発見した、と語っている。
そのひとつが、このショートパス連携だった可能性は高いかと。
事実、ハリルは「タテに速く」を強調し、繋ぎを省略してダイレクトにアタッキングサードへ球を供給するのを好んでいた。
必然、ロングボールが増えた。
見る人によっては、これを「日本らしくない」と感じたかもしれない。

もちろんロングボールを多用すると、ロスト回数が増える。
しかし、これはハリルにとって想定の範囲内だっただろう。
ロストしたところで、そのロスト位置が敵陣深くなら大ピンチには直結しない、という考え方だ。
というより、狙いはもう一歩先をいっていて、敵陣深くでロストした時こそがチャンス、と考えていた可能性は高い。
そう、クロップのドルトムント式戦術さ。
敵陣でロストした瞬間をゲーゲンプレスのスタート合図とし、敵の意識が前がかりになった瞬間に球を再奪取して、ショートカウンターからシュートまで持ち込むやり方。
つまりプレスのスタートラインを、自陣ではなく敵陣に設定しようとしていたんだ。
よって前線の選手選考は、ゲーゲンプレスに適した選手、即座に詰められるだけの瞬発力を選考基準の優先にしていたように感じる。
そこに、おそらくハリルの迷いはなかった。

もしハリルに迷いがあったとするなら、それはボランチである。
仮にハリルの戦術がアタッキングサードへの球の供給から全てが始まるとして、その供給の起点となるのはボランチか、センターバックか、という問題。
一時期2ボランチは長谷部+山口を鉄板としていて、ボランチをパスの起点として優先に考えてなかった人選に思う。
どちらかというと、ボランチは【パス<プレス】。
一方、センターバックには明らかにフィード能力を求めていた。
身体能力に秀でたストッパーの植田をなかなか先発起用しなかったことからして、センターバックが攻撃の起点、という考え方が根底にあったんじゃないだろうか。

とはいえ、3月遠征ではパサーの大島をボランチに起用していた。
少し考え方がマイナーチェンジされたかな、と私は感じた。
ハリル自身、アタッキングミドルの保持を省略するような戦術は、なかなか日本代表にフィットしないことを感じていたのかもしれない。
良くも悪くも、日本代表のサッカーは伝統的に「ボランチのサッカー」である。
ややそこから逸脱した例外はトルシエ時代で、本大会では稲本+戸田、少なくともそこが起点というイメージではなかった。
トルシエは明確に「起点はフラット3」と語り、事実フラット3からのロングフィードが多用されていたと記憶する。
意外に、トルシエとハリルはよく似たイメージを持っていたのかもしれない。
これがフランス式?
よく似たタイプとはいえ、かたやトルシエは、更迭ギリギリまでいっても辛うじて生き残り、ワールドカップ本大会でベスト16。
かたやハリルは、本番2ヶ月前に更迭。
その差は何かって、資質的には両者に差はないと思う。
ハリルは選手の人心掌握ができなかったと言っても、トルシエだって選手からはかなり嫌われてたと思うけど(笑)。

そうそう、西野さんは渡欧して欧州組の9人と面談するらしいね?
その9人って誰かと思ったら、
香川
岡崎
吉田

原口
宇佐美
柴崎
井手口
浅野
といったメンツらしい。
この人選、どういうことだろう。
長谷部や酒井宏や大迫などは入っておらず、じゃ面談は「当落線上の選手」が対象なのかと思いきや、吉田なんかは入っている。
吉田は、岡崎の面談のついでかな。
そして久保や森岡などのベルギー組、小林祐や堂安などのオランダ組、ポルトガルの中島などが面談に入ってないのは、移動の日程的な問題か?
でもドイツには行くんだろうし、せめてマインツの武藤には会ってやれよ、と思うけど。
面談してもらえる井手口や浅野は、まだ可能性あるってことだろうね。
西野さんは、想像以上にハリル代表を崩さず忠実に引き継ぐ可能性もありそうだ。

となると、やっぱボランチは長谷部+山口かなぁ…?
2018/4/26(木)15:16

☆関西人
西野流A
日本人指導者で代表監督を、となると、西野さんの名前が出てくるのは当然である。
確か、Jリーグ通算最多勝監督だっけ?
通算勝率も50%以上を記録しており、関塚さんや長谷川健太でも40%台なのを思うと、かなり手堅い。
最高勝率は黄金期磐田を指揮した鈴木政一さんで約80%らしいけど、彼は500試合以上指揮した西野さんと違って80試合ほどしか指揮してないからね。
今季、鈴木さんの指揮する新潟は要注目だけど。

西野さんが過去に指揮したチームを調べて、気付いたことがひとつある。
この人、意外とバランス重視なんだ。
私は個人的にJリーグで初優勝した2005年ガンバの印象が強いので、西野さんというと超攻撃的なイメージがあった。
その当時の布陣は↓に示した通り、ドリブラーを前線やサイドに過剰なほど置いて、ボランチにはヤットという配置。
今改めて見ると、守備機能が脆弱に思えてならない。
案の定失点は多かったようで、その年のリーグでワースト4位の58点。
ただし、得点はダントツ1位の82点。
2点取られても3点取って勝つ、というチームだね。

とはいえ、これが西野さんの典型スタイルというワケでもないと思う。
たとえば、西野さんが好きなタイプの選手。
彼がガンバの監督になって、柏から引っ張ってきたのは明神だ。
そして彼がヴィッセルの監督になって、ガンバから引っ張ってきたのは橋本だ。
案外、イブシ銀の職人タイプを愛弟子として寵愛してる様子である。
思えばアトランタの時もチーム内が割れた際、西野さんが肩を持ったのは主将の前園や中田英ではなく、副主将の服部だったワケさ。
バルサ好きで知られる西野さん、案外コクーが好きだったかもしれないね。

今後の西野ジャパンにおいても、明神や橋本、服部に該当する選手が使われるのかもしれない。
単なる守備専ではなく、戦術理解に長けたマルチな駒。
和製コクー。
その選手自身が試合を決定付けるというよりは、自分以外のキーパーソンを活かす黒子の役割、とでも言うべきかな。
オシム風に言うと、水を運ぶ人、である。
そういや、オシムは代表監督時代に西野ガンバを誉めてたよね。
西野のサッカーは正しい、と。

意外と、西野さんとオシムは考え方が似てたと思うんだ。
たとえば、ヤットをトップ下など攻撃的な位置に配置するところとか。
ああいうのは、我々として少し違和感があった。
ヤットはボランチがベスポジじゃないのか?と。
もちろん、ヤットは頭が良いからトップ下にずっと張り付いてるワケじゃない。
たとえばオシムジャパンでは、ヤットがサイドの俊輔を活かしやすいポジションをとる。
それは、やや下がり気味かもしれない。
すると、そのヤットのポジションを受けて、ボランチの鈴木啓が水を運べるポジションに移動する。
これ全部、繋がってるんだ。

きっとガンバでは、橋本や明神がこれをできる頭の良い選手だったんだと思う。
身体能力というよりは、頭の良さ。
思えばアトランタ五輪代表の服部もそうで、そのへんは黄金期磐田N-BOXを見てるとよく分かる。
3バックなのにウィングバックを置かない布陣は普通あり得ないのに、成立してたのは守備的MF、センターバック、サイドバック、その全部をこなせるマルチな服部の存在ありきだろう。

このての選手、今の代表にいる?
そうだな、まずは長谷部。
あと今野。
あと遠藤航。
あと倉田秋。
このへんかなぁ。
意外と原口元気もスペシャリストに見えてハリルはマルチプレーヤーという評価をしてたようで、本職のウィングのみならず、トップ下、ボランチ、サイドバックなど複数ポジで起用していた。
あと、高徳がボランチ起用されたこともあった。

おそらく西野さんのサッカーは、敢えて自由にやらせるべき天才と、その天才を活かすべく水を運ぶマルチな選手の組み合わせで成立してるんだと思う。
その組み合わせが、攻撃vs守備で分裂してしまった悪い例がアトランタだったかもしれない。
逆に、うまくハマったのが黄金期のガンバだろう。

敢えて、ガンバ2005年のコンセプトを今の代表候補で当てはめてみる。

【ガンバ2005年】
・・アラウージョ・大黒
二川・フェルナンジーニョ・家長
・・橋本・・遠藤
・山口・宮本・シジクレイ
・・・・藤ヶ谷

【それをモデルにした西野ジャパン】
・・宇佐美・岡崎
香川・・中島・・本田
・・今野・・大島
・槙野-長谷部-吉田
・・・・川島

リーグ失点ワースト4位だったチームをモデルにするのは少しあれだが、2点取られても3点取る、と西野さんが完全に開き直るつもりならありである。
西野さんは会見で「オフェンシブな戦い方を求めていきたい」と語っていたから、ドン引きで川島に神が降臨するのを期待するようなサッカーはやらんだろ。
ただ、↑の布陣では日本の強みとも言うべき長友&宏樹を使えない。
さすがに守備をイチからやり直すのも現実的じゃないし、やはりベースは3バック【ガンバ2005年】ではなく、やるなら4バック【ガンバ2008年】かと。
2018/4/25(水)17:16

☆関西人
西野流
西野流のサッカー、というのを私はよく知らない。
とりあえず、これまで彼が作った代表的なフォーメーションをいくつか挙げてみることにする。

【96年五輪代表】→マイアミの奇跡

・・・・・城
・・・中田・前園
路木・服部・伊東輝・遠藤
・鈴木・田中誠・松田
・・・・・川口

【ガンバ2005年】→Jリーグ優勝

・・アラウージョ・大黒
二川・フェルナンジーニョ・家長
・・・橋本・遠藤
・山口・宮本・シジクレイ
・・・・藤ヶ谷

【ガンバ2008年】→ACL優勝、クラブW杯3位

・・ルーカス・・播戸
二川・・・・・・遠藤
・・橋本・・明神
安田・山口-中澤・加地
・・・・藤ヶ谷

この3つのチーム、各々コンセプトはバラバラである。
最も完成度高かったのは、やはり【ガンバ2008年】だろうか。
なんせ、あのファーガソン率いるマンUをギリギリまで追い詰めたチームなんだから。

このチームでヤットがキーマンなのは当然として(アトランタではヤットの兄貴を重用してたね)、あとひとりキーマンを挙げるなら、私が思うに橋本英郎ですよ。
この選手、メチャクチャ頭が良かった。
ガンバで頭が良い選手となるとまずは宮本恒靖の名前が挙がるんだけど、宮本は生野高校(偏差値73)卒、対して橋本は天王寺高校(偏差値75)卒。
実は、微妙に橋本の方が上である。
で、こういう頭の良い奴って、やはり戦術理解度も高いんだ。
橋本はユーティリティ性があり、事実、彼はボランチだけでなくSBをもこなしていた。
橋本と似たタイプでいうと、アトランタ五輪代表では服部。
ここでもまた、MFとSBの兼任をできる選手をボランチで先発起用してるのは偶然ではあるまい。
ちなみに橋本は、西野さんがヴィッセルの監督になった時、ガンバから引き抜かれていた。

じゃ、【ガンバ2008年】の機能を図で解析するね。

・・ポスト・・シャドー
I番・・・・・・・ボランチ
・ポリバレント・ダイナモ
上下動・CB・・CB・上下動
・・・・・・GK

次は、この機能を今の日本代表メンバーで当てはめてみよう。

・・大迫・・・岡崎
香川・・・・・・・大島
・・長谷部・・山口
長友・槙野・吉田・宏樹
・・・・・川島

一応「ポリバレント」の所は、長谷部にしておいた(今野や遠藤航の方がイメージ近いかな?)。
この機能では、長友が左SBから左サイドハーフへ、香川が左サイドハーフからトップ下へ、大島が右サイドハーフからインサイドへ、長谷部がインサイドから最終ラインへ、という時計回りの大回転が中盤に生じるワケね。

↑↑↑↑→→香川↓↓↓↓
長友↓↓↓←←大島/
長谷部/

回転しつつ互換性ある選手たち、というイメージかな?

また、【ガンバ2008年】は4231という形もあって、

・・・・ルーカス
二川・・遠藤・佐々木
・・橋本・・明神
安田・山口-中澤・加地
・・・・藤ヶ谷

(機能)
・・・・ ポスト
I番・・ボランチ・スピードスター
・ポリバレント・ダイナモ
上下動・CB・・CB・上下動
・・・・・・GK

右サイドの佐々木勇人は、50m5秒9というスピードを誇る快足ウィング。
こっちの方が今の日本代表に当てはめやすいかも。

・・・・大迫
香川・・大島・・浅野(伊東純)
・・長谷部・・山口
長友・槙野・吉田・宏樹
・・・・川島

なんか、思いっきりハリルジャパンだね(笑)。
結局、西野ジャパンはハリルジャパンと大きくは変わらないのかもしれない…。
2018/4/24(火)10:46

☆関西人
右サイドバックの重責
酒井宏樹が膝を怪我したらしいね。
回復はワールドカップまでに間に合いそうだけど、しかし万全の回復かどうかの保証はない。
宏樹は替えのきかないレギュラー格だっただけに、ちょっとヤバいことになってきたな…。

もともと右サイドバックは、宏樹のリザーブがよく分からない状態だった。
一応の筆頭格は酒井高徳だけど、最近を見る限り右の高徳はあまりフィットしてない。
彼は、まだ左の方がマシなんじゃない?
高徳以外ではE-1で室屋が起用されてたけど、これもイマイチ。
やがてCB植田や左の宇賀神などをコンバートする始末。
あとは、遠藤航かな。
彼の代表におけるサイドバック起用は案外早くて2015年から始まってるんだけど、今じゃクラブでもサイド起用されるようになってきたね。

消去法でいくと、リザーブは遠藤航かな、と思う。
左のスタメンが仮に長友だとすりゃ、右はバランス的に守備重視とした方がイイから。
もともと、昔から日本サッカーは右が左に比べて地味な仕事をしてきたワケよ。
第一次岡田ジャパンの左・相馬⇔右・名良橋。
トルシエジャパンの左・小野(俊輔)⇔右・明神。
ジーコジャパンの左・三都主⇔右・加地。
第二次岡田ジャパンの左・長友⇔右・駒野などなど。
昔からの伝統が「日本の攻撃は左中心」で、つまり右サイドバックより左サイドバックのオーバーラップの方がメインとされてきたワケね。
ハリルはそういう伝統なんぞ知ったこっちゃなかっただろうけど、ここにきて日本人の西野さんが新監督になり、左がオーバーラップ、右がバランサーという機能はまた復活するかもしれない。

ただ西野さんも、ある程度はハリル代表のフォーメーションをそのまま継続するだろう。
となると、左ウィング(左サイドハーフ)は乾か原口、もしくは中島か宇佐美という可能性が高い。
誰になるにせよ、ドリブルをできる攻撃的なタイプだ。
仮にトップ下が香川や清武なら、彼らは左に流れ、その左ウィングと近距離を保って援護をすることになる。
そこに左サイドバックの長友までオーバーラップして絡むとなると、ぶっちゃけ、ちょっとクドいけどさ(笑)。
でも、このトライアングルで左に数的優位を作るのが日本の常套手段となりそう。

必然、日本も敵もブロックをボールがあるサイドにスライドすることになるので、逆サイドには広大なスペースができることになる。
また長友が敵ウィングのマークを外しているので、おそらく槙野がそこのフォローに回る。
槙野の空けたところは、中盤の長谷部が最終ラインに下りてリベロ的にケアするんだろうか。
すると今度は、長谷部が下りたことでバイタルが空くという危険が生じる。
2ボランチとして長谷部の相棒が山口蛍ならまだしも、もし大島あたりだったら少し怖いね…。

で、このフォーメーション機能でカギを握るのは右サイドバックだと思うんだ。
右サイドバックの選手には「どういう状況になってもフォローにいける」というファジーなポジショニングを私は要求したく、昔でいう明神的な右サイドの仕事を期待したい。
広範囲を走って、危険の芽を摘むという地味〜な役割。

あとひとつ言うと、右サイドバックの役割は味方の右ウィングを自陣に下げないこと。
常に、敵陣でポジショニングさせる。
ハリル式の場合は敵サイドバックのマンマークがウィングの仕事だった為、たとえ本田でもズルズルと自陣に後退してたんだ。
こういうのは今後、マンツーマンよりゾーンでやってほしい。
だって、↑のように敵を左にスライドさせれば右ウィングが当然「背後」になるんだから、そこは守備のマンマークタスクでウィングを縛るのは少しモッタイナイでしょ。
よって右サイドバックには、「守備は俺に任せろ、お前は下がるな」ぐらいのスタンスが欲しいんだよね。

そういう意味でイメージに近いのは遠藤航というワケなんだが、仮に遠藤ならオーバーラップして右ウィングと連携し、クロスを量産するようなのはあまり期待しない方がイイだろう。
必然、右ウィングは援護を必要とせずに単独でプレーを完結できるぐらいの奴がイイ。
伊東純とか堂安とか、悪くないと思うんだけどなぁ。
あるいは全く別の機能として、簡単には球を失わない本田か。
もしくは敵がスライドした「背後」からスッと出てくるスナイパー的役割なら、岡崎、小林悠あたりか。

【イメージ】
↑↑・・・大迫・↑↑
乾⇔香川←・・岡崎
↑長友↑・・大島\/
・・↓長谷部↓←遠藤
←槙野←吉田→/\
・・・・川島

なんかグチャグチャで分かりにくい図になったけど、大体こんなイメージね。
ザックジャパン、もしくはアギーレジャパンに少し戻したイメージかもしれない。
2018/4/23(月)15:22

☆関西人
純国産
なるほどね。

ハリル選出の時は、とにかく外国人指導者が前提だった、ってこと?

Bワールドカップで結果を残した実績がある人

って、どう考えても日本人では岡田さん以外にいないもんなぁ。
今回の西野さんにしても、Bには全く該当しない。

あくまでエルマンデルさんのいう@〜Bは原さんがまだ専務理事として協会に君臨してた時の話で、それを語った原さんはあくまで外国人登用派だったんだろう。
当時、協会の会長は大仁さん。
田嶋さんは副会長。
ぶっちゃけ田嶋さんは、当時から日本人登用派だったらしい。
早い話が、この副会長と専務は考え方が違ったワケね。
やがて副会長vs専務で会長の座を争い激突、田嶋さんが勝ち、原さんは退いた。
ついでに霜田さんも退いた。
この時点で、ひとりポツンと残されたハリルが気の毒である。

ご存じの通り、大仁さん原さんというラインは三菱重工出身閥、川淵さん小倉さん田嶋さんというラインは古河電工出身閥。
イメージとして、前者はやや欧州志向、後者はやや国内志向(アジア志向)と私は捉えてるんだよね。
保守本流といえるのが、古河閥。

長沼元会長…古河出身
川淵元会長…古河出身
小倉元会長…古河出身
田嶋現会長…古河出身

対して保守本流でなかったのは、

犬飼元会長…三菱出身
大仁元会長…三菱出身
原元専務…三菱出身

といったところか。
古河vs三菱。
別に、三菱閥の大仁〜原ラインが擁立したハリルだから、古河閥の田嶋さんが容赦なく切った、ということはないと思うけど…。

古河は、Jリーグのクラブでいうと今の千葉ジェフに当たる。
名門ジェフ、いまや万年J2クラブみたいな感じ。
あの関塚さんを監督に据えても、J1昇格できなかったもんなぁ。
かたや浦和は、ご存じの通り安定の観客動員No1クラブで、昨年はACLで二度目のアジア王者に。
つまりJクラブとしては完全に【古河<三菱】なのに、不思議と協会の勢力図でいうと【古河>三菱】である。
なぜ古河閥って今なおこれほどの存在感があるのか、正直よく分かりませんな…。

ところで、皆さんは宮崎駿の「風立ちぬ」は観てるだろうか?
これは太平洋戦争の主力戦闘機「零戦」を開発した堀越二郎を主人公にした物語なんだけど、純国産で戦闘機を開発しようとする日本人スタッフたちの苦闘ぶりがなかなか面白い。
結論をいうと、彼らは世界最高水準の機動力を誇る純国産戦闘機の開発に成功した。
その開発に成功した会社というのが、他でもない三菱重工。
あの苦闘ぶりと資金の浪費ぶりを見てると、「外国から最新鋭の戦闘機を買った方が早いのでは?」と感じた。
しかし、どこが敵国になるかも分からないご時世、迂闊に戦闘機を外国から買うことなんてできないだろう。
なぜなら売った国は、その商品の長所から短所まで全部知り尽くしてるんだから。
現在、日本の自衛隊は米国から戦闘機を大量に買ったりもしてるけど、あれは「米国とは絶対に戦争しない」という前提があっての話だと思う。

発展途上国は、少なくとも初期の段階では技術を学ぶ為に外国人技師を招聘せねばなるまい。
しかしどこかの段階からは、必ず日本人だけで国産に取り組むようになる。
そうそう、先ほどの「零戦」の件だが、この戦闘機は機動力を上げる為に超軽量の合金を開発する必要があったようで、それを開発していたのが他でもない、古河電工だったらしい。
つまり、第二次大戦で日本が世界に誇った「零戦」とは、三菱や古河が力を結集して開発したシロモノだったワケよ。
なかなか興味深い話でしょ。
ついでにいうと住友金属も開発に関わってたみたいで、つまりアントラーズも一枚噛んでたようだ。

これは戦争に勝つ為、財閥の枠組みをこえて手を組む、挙国一致体制だったというワケね。
別に太平洋戦争を肯定するワケじゃないんだけど、私はワールドカップって擬似戦争だと思ってるのよ。
ワールドカップの前では挙国一致、そんな財閥同士で足を引っ張り合ってる場合なんかじゃないワケで、そこで古河も三菱も何もあったもんじゃない。
今回、原さんが技術委員会に復帰したのを見て、これはこれで田嶋さんなりにガチの挙国一致なんだな、と感じたけど。

我が国の純国産戦闘機で、果たして大国との戦争に勝てるかどうか、はっきり言って自信はない。
まだそれは時期尚早、今まで通り外国製の戦闘機を使うべきだ、という意見も分かるけどさ、私はそろそろ国産に移行するタイミングがきたかも、と思ってるよ。
2018/4/22(日)17:14

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