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過去ログ534 2017/11/28 12:31

☆関西人
右サイドの救世主
鹿島vs柏戦を見て再認識したけど、やっぱ伊東純也はエゲツないね。
速いわ。
あれは、守る側として一番嫌なタイプ。
彼が速いことはDFも百も承知なのに、それでもエリア深いところまで侵入されてしまう。
あれを止めるのは不可能だから、もう突破させておいて最低限シュートコースだけ切っておこう、という対応にも見えたよ。
彼を見てると、どうしても石川直宏の全盛期を思い出すよね。
石川も右サイドの突貫小僧だった。
聞けば、石川は横須賀出身、伊東も横須賀出身とのことで、ようするに横須賀ってああいうタイプが多いのか?
見た目チャラくて、ムチャクチャ足が速いのが横須賀DNA(笑)?

でさ、みんなハリル代表で浅野の代替として伊東に期待してると思うんだよね。
いや、私は少し考え方が違うんだ。
浅野と伊東では、同じスピードスターでも少しタイプが違う。
浅野はやはりFWっぽく、ラインの裏に抜けるタイプ。
もちろん伊東もそうなんだが、彼にはそれに加えてドリブル技術とクロス技術もあるからね。
ならばFWっぽい役割より、後ろからのオーバーラップ、上下動で使ってみたくなるのよ。
そう、右SB起用。

現在、ハリル代表の右SBは酒井宏樹が不動である。
宏樹スタメンに異存はないし、事実彼は安定してる。
復活期待の内田は、う〜ん、正直難しいかな…。
右・宏樹、左・長友、その両方のリザーブとして高徳、という3枚はロシア行きほぼ当確だと私は思っているよ(怪我があれば別だが)。
あと1枚SB必要では?と思うだろうけど、左のリザーブは槙野もできるので左は特に問題ない。
問題は右にせよ、右は長友も高徳もできるだろ?
だから、ぶっちゃけリザーブは必要ないのよ。
もし頭数として必要だというなら、それはリザーブじゃなくてジョーカーとしての駒だ。
戦術の切り札となる、超攻撃的SB。
そのアイデアとして、私は伊東純也の右SBを推したいんだよね。

アウトサイドの攻撃はWGの役割だろ?と言いたい気持ちは分かる。
でも私は、ハリル代表において右WGはタテの突破よりダイアゴナル、ナナメ侵入が求められてると思うのさ。
カットインとか、ヨコの動きも求められている。
むしろ外角をタテに抜けるのは、SBの役割。
だから真性アウトサイドの伊東なら、WGよりSBの方が少なくともハリル代表ではフィットする気がするんだ。
守備が心配?
いやいや、あのスピードこそ守備に使えますよ。

【右SBを攻撃的にするオプション】
↑・//大迫//
乾・・・・\浅野\
・長澤・・井手口・↑↑
・・・・山口・・伊東
長友・槙野・吉田
・・・・川島

というイビツな形になっちゃうけど、こうして浅野はややインサイドに走らせた方がイイでしょ。
だって浅野はアウトサイドをタテに抜けてもクロスがヘタだし、カットインのドリブルもヘタだし、そのスピードを生かすならナナメに走らせるしかないじゃん?
となると、浅野の空けたスペースにはSBを走らせるしかない。
で、伊東をそういう駒に使うってことさ。

/大迫・・ζζζ◯←←←伊東
//・・・浅野\
/・・・・・\\\

伊東がサイドを突破し、大迫が伊東からのクロスに合わせるポジショニングしたところを(敵を引き付けたところを)浅野がスピードあるダイアゴナルの動きでニアに割って入るイメージ。
あるいは大迫がクロスを受けて落とし、そのルーズボールを浅野がスピード生かしてワンタッチで押し込む形でもイイね。
2017/11/28(火)12:31

☆関西人
不思議な日本人
Jリーグ得点王争いは、昨日2得点の杉本が興梠を引き離して単独首位に躍り出た。
浦和は消化がまだ1試合少ない分、最終的にどうなるかは分からないけど。

代表の欧州遠征では、杉本も興梠も召集された。
杉本は2試合に途中出場、対して興梠に出番はなし。
ハリルの中では【杉本>興梠】かな?
確かに、サイズや身体能力では杉本が上である。
アルジェリアやコートジボワールで指導してきたハリルにとっては、世界規格に近い杉本の方に安心感を抱くはず。
対して興梠は、ハリルから見て理解しにくいタイプかもしれない。
体は小さく、さして身体能力の高さを感じさせない。
でも、なぜか敵DFを背負ったプレーを得意とし、キープができる。
見てて「?」と思うはずだ。

思うに、興梠は純日本人型なんだよね。
杉本のように欧米型のフォルムではなく、失礼な表現だが胴長短足、利点として重心が低い。
私は日本人らしいフォルムの利点をひとついうと、平衡バランスの良さだと思うんだ。
事実、日本は体操競技世界王者の内村を輩出してるだろ?
ある意味で、日本人のボディバランスは悪くないんだよ。
さすが、日本人は「倒れたら負け」の相撲を国技にしてるだけのことはある。

日本人の体の小ささ、足の短さに劣等感を覚えてる人は多いだろう。
でも私はそれが日本の劣性ではなく、特性だと思うようにしてるんだ。
何かのニーズがあってそうなったんだ、と。
一番考えられる理由は、山岳と森林が多い日本ならではの自然環境である。
平坦でない険しい土地で歩行、走行するのに一番適したフォルムが、実はこの形だったんじゃないかな。
そういや以前、何かの記事で「日本人は世界で唯一、海苔を消化できる内臓をもつ民族だ」というのを読んだ。
へぇ、外国人は海苔を消化できないのか?と初めて知ったが、じゃなぜ日本人だけが消化できるのか。
それは、太古の昔(縄文時代?)から海苔を食ってきたからだろ。
なぜか知らんが、日本人は海苔、昆布、ワカメ、ヒジキ、モズクなど海藻をやたら食う。
外国人は、ほとんど食わないらしい。
日本人は、海藻を摂取することでミネラルを補給する。
外国人は、何か別の物でミネラル補給するんだろう。
たとえば水。
欧米の水は硬水でミネラルが豊富らしいが、日本の水は軟水でミネラルがない。
よって、日本人は軟水で昆布を煮てダシをとるワケよ。
外国人には昆布ダシの旨さを分からんかもしれんが…。

とにかく、長いこと海苔を食ってりゃ、体が適応して内臓機能まで変わるってことだね。
つまり古代からの食習慣が、我々のDNAには刻まれてる、ということ。
そう考えると、我々日本人は我々のご先祖様が長い間守ってきたスタイルを継承することが、我々自身のDNAポテンシャルを最大限発揮するのに最適ってことなんじゃないの?
たとえば、走り方。
陸上200mの末續慎吾は、江戸時代の飛脚の走法「ナンバ走り」でアジア記録を出した。
ナンバ走りは、走法の国際セオリーである「腿を高く上げる」と真逆の走り方だ。
なのに、末續はそのセオリー真逆で新記録を出したワケで、なぜそうなったかというと、「彼が日本人だったから」「それが日本人に合った走り方だから」としか言いようがないじゃん。

同じことは興梠にもいえて、よく分からないけど彼は縄文人っぽい身のこなしでボールをキープしてると思うのよ(笑)。
それはナンバ走り同様、あるいは海苔の消化同様、欧米人から見て意味の分からないミステリーだろう。
でも実際、我々はこういう日本人という不思議な民族なんだ。
単純に欧米の価値観だけで測らないでもらえるかな?
体脂肪率の件もしかり。
ハリルには、もう少し日本人を深く理解してもらいたい。
その良い機会が、来月のE-1であることを願うんだけどね。
2017/11/27(月)14:43

☆関西人
それでも鹿島優位B
今さらだけど、鹿島って「北」の色が強いよね。
今日の柏戦のスタメンを見ても、
土居⇒山形県出身
遠藤康⇒宮城県出身
西⇒北海道出身
山本⇒岩手県出身

もちろん小笠原も岩手県出身、かつてのI番・柴崎も青森県出身、妙に雪国育ちが多いんだよね。
聞けば、鈴木満さんも宮城県出身らしい。
これだけブラジル色が強いチームだし、本来ならもっとラテン、もっと南国っぽいチームカラーになってもおかしくないところを、言われてみれば北国っぽい「耐えるサッカー」みたいなところが確かにあるわ。
無口でシャイな選手が多いし。
ひょっとしたら、鹿島ってブラジルと相性良くないのでは?とさえ思ってしまう(笑)。

いや、逆にそれが良かったのかも。
変に明るい土壌にブラジルなんかを融合させりゃ、過剰にノリノリのサッカーになっちゃうから。
ドリブルだ〜、ジンガだ〜、とバブルなサッカーになっちゃう。
あ、別にヴェルディのこと言ってるワケじゃないからね(笑)。
だけど東北ベースの湿った土壌にブラジルを融合させりゃ、湿と乾、寒と暖でちょうどイイ感じの化学反応が生じたワケよ。
ある意味、偶然で成り立った日本とブラジルの黄金比が鹿島には存在している。

じゃ、現日本代表選手の出身地を検証してみよう。
仮にスタメンが↓

・・・・大迫
原口・・・・・・浅野
・井手口・・長澤
・・・・山口
長友・槙野-吉田・宏樹
・・・・川島
(ベルギー戦布陣)

だとして、これを出身地で示すと

・・・・鹿児島
埼玉・・・・・・三重
・・福岡・・千葉
・・・・三重
愛媛・広島-長崎・長野
・・・・埼玉

ということになる。
比較的温暖なところの出身者ばかり。
普通、そうだろ。
むしろ、鹿島のスタメン構成が特殊なんだよ。

太古の昔、日本では東北地方が縄文人の主な生息地だったと聞く。
なんでそんな寒い所に?と思うが、狩猟採集で食糧を得る彼らには、東北の森林が最も生活に適した環境だったらしい。
寒冷地の民なんだね。
一方、大陸渡来の弥生人は九州を中心に生息した温暖地域の民だったようだ。
彼らは船で大陸と交易をし、やがて大陸から伝わった農耕を始め、農地を求めて当時過疎地だった近畿まで進出していく流れ。
基本、西日本=農耕民族、東日本=狩猟民族、という分布になっていたと思う。

今では縄文人と弥生人は血統も混じって区別しようがないが、しかしDNA的にはやはり東北人が縄文の血脈を最も強く受け継いでいるらしい。
狩猟民族の血脈。
なんかさ、鹿島のサッカーにそれを感じないか?
いわゆる大陸系の狩猟民族とはニュアンスが違うんだけど、どちらかというと山岳の「マタギ」みたいなイメージさ。
Jリーグには農耕民族的なサッカー(田植え→収穫という形)が多い中、鹿島がダントツの19冠というのはそれなりの根拠があるんだと思う。
今季優勝すりゃ、記念すべき20冠か…。
2017/11/27(月)0:31

☆関西人
それでも鹿島優位A
いつも思うんだが、Jリーグってまるでシナリオがあるかのように、終盤ギリギリまで優勝争いのクライマックスを引っ張るよね。
欧州のリーグに比べ、消化試合が少ないと感じる。
もちろん、八百長があると言いたいワケではないんだけど。
この日程を組んでる「日程くん」というのは、ひょっとしたら単なるソフトではなく高度な人工知能かもしれない(最終節は「日程くん」って関与してないんだっけ?)。

一番近いところでは、29日に浦和vs川崎。
ここにきて、この顔合わせは凄いじゃん。
両チームにはACL準々決勝の因縁がある。
準々決勝は1stで川崎が3-1の完勝。
誰しも「準決勝進出は川崎だな」と思ってただろうに、2ndでまさかの4-1、浦和大逆転勝利。
川崎は、あの屈辱を忘れてないだろう。
ああして浦和がACL制覇したからこそ、さらに悔しさが倍増してるに違いない。
この試合、名勝負になりそう。

で、仮にこの試合で川崎が勝ったとしよう(個人的にはドローが濃厚と思うが)。
すると勝ち点は鹿島が71、川崎が69。
その差、僅か2。
こうなりゃ、最終節は盛り上がるぞ〜。
「鹿島が負けて川崎が勝つなんて、確率はかなり低い」と思うだろう。
確かに、その通りだ。
しかし鹿島の相手は、よりによって磐田。
ここにきて鹿磐ダービーだ。
しかもアウェー。
しかもその磐田を率いるのは、大岩監督の清水商時代のチームメイト、名波である。
こんな憎い演出、普通あり得ないよな。
名波は、遠慮なく全力で大岩を潰しにくるだろう。
終盤に鹿島は俊輔のFKを食らい、1-1の引き分けになると読む。

で、一方の川崎。
川崎の相手は、なんと大宮である。
「降格の決まった大宮相手なんて楽勝」と思うかもしれない。
しかし大宮の監督は、よりによって石井さんだ。
石井さんは、ここで川崎を潰すことで鹿島を援護射撃するかもしれない。
ひょっとして、石井さんは鹿島が送り込んだ刺客か?
勝てないまでも、引き分けにすることで川崎を阻むかもしれない。
しかし大宮は、川崎の家長を見てイライラするワケよ。
「去年までウチのエースだったのに、お前が出ていったから降格したんじゃないか!」と八つ当たりする。
大宮は、ただでさえ浦和がACL制覇してイライラしている。
「同じさいたま市で、なんでこんなに差が出るんじゃ〜(怒)」ってね。
試合は、かなり荒れると見た。
大宮はイエローを連発し、見かねた石井さんは急いで選手交代するが、交代した選手から握手を拒否されて心労ダウン(笑)。
よって、この試合は川崎が勝利することになる。

で、川崎が勝ち点72、鹿島は磐田相手に引き分けで勝ち点72。
両チーム、勝ち点で並んだ。
じゃ、次なるポイントは得失点差だ。
得失点差では、圧倒的に川崎が上回っている。
というワケで、川崎優勝!
となることはあり得るだろうか?

いや、かなり可能性は低い。
というか、まず川崎がコケる気がするんだわ。
29日の対浦和戦は大熱戦になるだろうが、仮にそこで川崎が勝てたとして(それ自体怪しい)、僅かその3日後に最終節だぞ。
アウェーの浦和戦は、かなりのエネルギーを消耗する。
そこから中2日、いくら降格した大宮が相手とはいえ、万全のコンディションで最終節に臨めないことはほぼ間違いなく、果たしてその状態で勝てるかな?
極端な話、最終節で鹿島は勝てなかったけど、なぜか川崎も勝てなくて優勝は鹿島、というオチも十分にあると思うんだよね。
2017/11/26(日)19:31

☆関西人
それでも鹿島優位
うわ〜、鹿島勝てなかったか。
これで、29日の浦和vs川崎戦の結果を待つことになる。
ここで川崎が引き分け以下なら鹿島の優勝、川崎が勝てば優勝の行方は最終節に持ち越し。
ちなみに、浦和vs川崎戦は埼玉スタジアム開催だ。
クラブW杯に向けてモチベを上げている浦和に川崎が勝てるかな?
いや、あるいは浦和が燃え尽き状態で脆く崩れるかな?
全く読めない。
でもさ、やっぱり鹿島が有利なんじゃない?
こういう流れで、ふてぶてしく結果を出すのが鹿島ってもんですよ。
ブラジル仕込みの柔術っぽい寝技が鹿島の真骨頂で、バーリトゥードだと立ち技系の川崎はやや分が悪いんじゃないかと。

ひとつ思うのは、これだけ鹿島が長い期間一定した強さを維持してるのは、クラブの経営基盤がしっかりしてるということだろう。
プロデューサーの鈴木満さんが偉大なのかも。
よく鹿島の「象徴天皇」としてジーコの名前が挙がるけど、ジーコは今じゃほとんど運営にタッチしてないはず。
ひとつ凄いな〜と思ったのが、今季石井さんを解任したこと。
ACLでダメだったことが解任の引き金だったが、決して鹿島はドン底状態だったワケじゃない。
他クラブがドン底状態の中で解任を決意する中、ドン底より一歩手前のところで解任を決定するのは凄い判断だな、と。
解任する相手は、仮にも前年のJアウォーズ年間最優秀監督だぞ?
と心配したが、意外と移行はスムーズで、チームをリセットすることなく既存体制のNo.2をNo.1に昇格させただけのマイナーチェンジだった。
思うに、これは緊急の対処というより、昨年の金崎ブチギレ騒動あたりから大岩新体制というアイデアは既にあったんだろう。

さて、大岩剛とは一体どういう男なのか?
多くの人は鹿島黄金期を支えたDFという印象があるかもしれんが、私からすると大岩は名古屋グランパスのイメージが強い。
かつて平野、望月、大岩という清水商トリオは名古屋の看板で、しかし彼ら3人はある日突然「チームの和を乱した」として同時解雇されたんだ。
あれは衝撃だった。
この解雇はいまだ謎に包まれていて、人によっては清水商トリオが悪かったというし、また違う人はクラブ側が悪かったというし、私にはそのへんの真相がよく分からない。
こんな代表級の戦力を3人一挙放出なんて、普通あり得ないよな…。

で、とにかくこの3人は名古屋を出て、個々に活動していくことになった。
平野、望月の露出度がグッと減った中、むしろ露出度を上げたのが唯一大岩である。
まさか、名門鹿島の中心選手になるとは…。
ぶっちゃけ、あの解雇は大岩の選手イメージを著しく低下させたんだが、それでも大岩はふてぶてしく鹿島の中軸に君臨した。
メンタルがタフな男なんだろう。
よく考えてみてくれ。
名古屋で大岩らを切ったのは、ジョアンカルロスだぞ。
そしてジョアンカルロスといえば、それまでタイトルが無かった鹿島を初めてリーグ優勝にまで導いた人物。
よりによって憎き人物のお膝元に行くとは、大岩とは大した根性だよ。
しかし、いわくつきの大岩を獲った鹿島も大した根性だし、これはどっちもどっちだ。

皮肉なもんで、「チームの和を乱す」とされた大岩がいまや鹿島の監督。
「チームの和を乱す」金崎騒動でゴタゴタした鹿島において、実は大岩って金崎の理解者かも(笑)。
そういう意味じゃ、案外ウッテツケの指導者かもしれない。
もともと鹿島は金崎のみならず、小笠原という扱いづらい超大物もいる。
しかし大岩にとっては、小笠原は単にチームメイトだった後輩のひとり。
全く臆することはないはずだし、押さえることができる。
鈴木満さんはそのへんを見てて、石井体制の時から虎視眈々と大岩体制へ移行を計画してたんだろう。

その石井さんは先日に大宮監督に就任したばかりだが、本日に大宮の降格が決定したそうだ。
しかし彼ほどの名将が、何で最初からハズレと分かってるクジを敢えて引いたんだろ?
思うに、頭上に強大なプロデューサーがいるクラブではなく、J2でもイイから自分でゼロからチームを創れるクラブに魅力を感じたんじゃないかな?
過去には、関塚さんがそうだよ。
関塚さんは一時期鹿島の監督代行を務め、鹿島を出た後は当時弱小だった川崎を強豪にまで押し上げ、その後はロンドン五輪代表を率いて大会ベスト4。
素晴らしい実績である。
やがてJ2に行ったところまでは知ってるが、その後を知らん。
鹿島に戻る説がありながら、彼は結局戻ってこなかった。
タイミングを逸したね。
多分、もう戻ることはないはず。
しばらく、大岩体制は続くだろうな。
…あぁ、そういえば川崎の現監督である鬼木さんもまた元鹿島だったね。
手倉森さんも元鹿島。
いかに、日本サッカー界のど真ん中に鹿島が君臨してるかということだわ。
2017/11/26(日)17:19

☆関西人
浦和ACL制覇
心より、おめでとうございます!

いやいや、こういうこともあるんだね。
今までも幾つかのJクラブがアジア王者になったことはあるが、今回みたくリーグで中位の不調なチーム(監督が解任までされたチーム)がACL制覇した例は極めて珍しいだろう。
きっと、ぺトロも喜んでるに違いない。
なんのかんの言いながら、今いる浦和レギュラーはペトロの指導なくして語れない選手たちばかり。
彼にも、しっかり感謝しなきゃ。

でさ、今になって思うと、ACLで浦和を最もギリギリまで追い詰めた強敵は、アルヒラルでも上海でもなく、実は準々決勝で当たった川崎フロンターレなんじゃない?
なんせ、1stは3-1で川崎が勝ったんだから。
もしこの1stで浦和がアウェーゴール1を取ってなきゃ、もし2ndで車屋がレッド食らわなきゃ、今思うとヤバかったよね。
私は浦和が優勝した今だからこそ好き勝手なこと言わせてもらうんだけど、今アジアで一番強いのは浦和で、そして二番目に強いのは川崎なんじゃないの(笑)?

あとさ、これはあまり賛同いただけないと思うけど、ハリルにも一応感謝してイイんじゃない?
デュエルデュエルうるさいジジイだけど、ここにきて槙野あたりが覚醒してきたのはハリル効果も実はあるんじゃないかと。
実際、ACL決勝は1stも2ndもデュエルしてたじゃん。
それと、やはり掘さんに感謝だね。
これは川崎にも言えることだが、カリスマ性の強い監督(ペトロと風間さん)のクセのある攻撃サッカーを受け継ぐのは正直しんどかったと思うのよ。
だけど、うまいことマイナーチェンジ(守備強化?)に成功した。
これと同じことは、少し前の広島・森保さんもそうだったんだけど。
ある意味、ペトロのサッカーって誰か日本人指導者にあとを託してこそ開花するのかな…(笑)。

つまりペトロのサッカーって、「企画・原案」なのよ。
誰かの手によって改良されること、実用化されることをもとから欲している原案なんだろう。
職人気質の日本人は、その原案に改良を加え、機能しやすくするような仕事に長けている。
我々日本人には原案そのものをゼロから生み出すことはできないにせよ、1を2にすること、2を3にすることは比較的得意のようだ。
たとえば、クラマーさんのあとを継いだ長沼監督・岡野コーチ⇒メキシコ五輪銅メダル。
オシムのあとを継いだ岡田監督⇒南アフリカW杯ベスト16。
ペトロのあとを継いだ森保監督⇒広島3回リーグ優勝。
セレーゾのあとを継いだ石井監督⇒鹿島リーグ優勝、クラブW杯準優勝。
ペトロのあとを継いだ掘監督⇒浦和ACL制覇。
これ、日本人の職人気質は修理・改良に適してるってことなのか?
…なんとなく、ハリルジャパンも原案・ハリル、実用化・手倉森という仕事の分担が正しいような気がしてきたよ(笑)。

さて、今日にはJリーグの方も優勝が確定しそうだ。
鹿島、ホームで決めるだろう。
鹿島も原案はいまだブラジルだが、今は大岩監督をはじめスタッフが日本人中心で、ブラジル人は少なくなってるんじゃない?
日本サッカーの日本化、ここにきて良い感じである。
2017/11/26(日)10:52

☆関西人
フォースの覚醒
代表サッカーは色々な年代の人たちが見ていて、各々に見始めた時期というのが違うと思う。
場合によっては最近になって見始めたという人もいるだろうし、「ドーハの悲劇」から見始めたという人もいるだろうし、もっと古くはクラマーさんの時代からずっと見ているという大先輩だっているだろう。
この見始めたタイミングというのが、意外とその人のサッカー観に影響を及ぼすものである。

皆さんは、「スターウォーズ」好き?
私はマニアじゃないまでもそこそこ好きな方なんだが、よくスターウォーズマニアの間では「第何作目から見始めるのがベストか?」という議論があるようだね。
というのも、スターウォーズって劇場公開第一作が「エピソード4」なんだ。
エピソード時系列の劇場公開順は、C→D→E→@→A→B→Fという並びになってるらしい。
ちなみに、去年に公開された「ローグワン」は↑のBとCの間に入るスピンオフだった。

ずっとサッカーを見続ける流れも実はこれに近くて、まず最初に見るのが「エピソード4」だとして、それに続くDやEはワクワクしながら当然見るんだけど、やがてその物語のルーツとしての@〜Bや「ローグワン」を後になってから見ることになる。
「へぇ、こういう流れがあって今に至るのか」とそこで初めて理解し、ようやく物語の全体像を掴む、というのはサッカーファンなら誰しも経験してることだろう。
サーガとは、そういうもんである。
仮にC〜Eは香川がルークスカイウォーカー、本田がハンソロとして活躍する大冒険活劇だったとして、@〜Bはその前史、たとえば黄金世代がダークサイドに堕ちる過程を描いたジーコ代表編だろうか(笑)。
それに続く「ローグワン」はオシム時代かもしれない。

で、以前に私はスターウォーズの「エピソード7」を見て、ちょっと悲しくなったワケよ。
「エピソード6」でダースベイダーやら帝国軍やらを倒してハッピーエンドだと思ってたのに、その後の世界を描いたFではルークもハンソロも決してハッピーではなく、特にハンソロの死に方なんて酷い。
で、日本代表のサーガは今まさにFみたいなもんで、ルークもハンソロも脇役に回った感じだな…。
ちなみにスターウォーズ「エピソード7」の主人公は、これまでのエピソードに出てこなかった若者たちである。
日本代表サッカーでいうなら、リオ世代といったところか?
浅野、中島、久保、遠藤航、井手口、大島、伊東、植田、三浦、中村などなど。
彼らはまだフォースの使い方も未熟で、とても帝国軍に勝てるような段階ではない。
しかし、その若さには希望がある。
かつてルークやハンソロらがダースベイダーを倒した時も、当時彼らはまだ若かったんだからね。

【若い=未熟】は、致し方ないと思う。
若いクセに完成してる奴なんて、まずいないし。
でもその未熟こそが最大の強みとも言えて、未熟ゆえ伸びしろがあり、未熟ゆえ成長するんだよ。
今より1ヶ月後、今より半年後、その時点で若手はベテランよりも伸びている可能性が高い。
ヘタすりゃ、大会本番中に伸びる可能性だってある。
だから私が今期待してるのは、浦和の若手はACLとクラブW杯を通して、それ以外の国内若手はE-1を通して、海外若手はリーグの先発出場を通して、そういう大舞台を経ることで急激にフォースの覚醒をする奴も出てくるんじゃないか、ということ。

だからハリルには、E-1で是非若手(リオ世代など)を中心に召集してみてほしいんだ。
そりゃ勝ちにこだわるなら、ベテランを召集した方がイイのは分かってるよ。
でも、今優先すべきはE-1の優勝じゃない。
今本当に優先すべきは、フォースの覚醒である。
だけど、一部ファンは「C〜Eこそオリジナル本編だ」としてルークやハンソロに感情移入が強く、あまり若手に感情移入できないかもしれない。
その気持ちは分かる。
でも、物語はまだ続いてるんだし、世代交代はあってしかるべきである。
今からサッカーを見始める若い人たちにとっては、C〜Eなんて旧作にすぎない。
今の若い人たちにとっては、今やってるF以降がこのサーガの本編なんだよ。
2017/11/25(土)0:55

☆関西人
香川は復活できるのか?
ぶっちゃけ、香川が心配だよね。
一応ドルトムントで試合に出てるものの、そのドルトムントがリーグ戦で勝てなくなってきている。
香川の評価も下降線のようだ…。

このたび予想外の代表落ちをして、先日は呼ばれてないのにフランスに行って対ブラジル戦を観ていたという。
エースの自覚、I番の自覚があるからこその行動だろうか。
残念ながらその時にハリルとの会談はセッティングできなかったようだが、近いうちハリルが出向き、改めて会談は行われると聞く。
次の召集チャンスは来年3月。
それまでに仕上げておけ、はい分かりました、という話にしかならないだろう。
もちろん、なぜ今回自分は落ちたのか?という質問はするはず。
今の自分の状態は決して悪くなく、クラブでレギュラーも掴んでいる。
なのになぜ?と。
私が思うに、香川の選考漏れはコンディションの問題ではない。
戦術上の問題、つまり彼のプレースタイルがチームコンセプトに合わないのでは?とハリルが考え始めているということ。

その「彼のプレースタイル」とは?
今さら言うまでもあるまい、それはショートパスの連携、必ず誰かとパス交換をしながら崩していく彼独特のプレースタイル。
つまり彼は誰かフォローしてくれるパートナーがいてナンボの選手であり、あまり独りでプレーを完結しないところが戦術にフィットしない、とハリルに判断されたんじゃないかな?
能力が高いのは分かっている、でも合わない、という判断さ。

多くの人は香川の生かし方は分かってるし、おそらくハリルも分かってるだろう。
それは、たとえば↓のような布陣を組むと香川は生き生きとプレーできる。

・・・・本田
・乾・・香川・清武
・・長谷部・山口
長友・槙野-吉田・宏樹
・・・・川島

香川の大好物はトライアングルであり、↑の布陣なら左に動くと本田⇔香川⇔乾、右に動くと本田⇔香川⇔清武というトライアングルを構成でき、ワンツーやらポジションチェンジやらを駆使して創造性溢れる攻撃をできる。
もちろん、守備は不安。
ハリルはトップ下の香川にも中盤底の潰しを命じるだろうし、TOPの本田にも最終ラインからのパスコース潰しを命じるだろう。
そういう適性がないことは最初から分かっている。
言っとくが、これはあくまでアンチハリル布陣だからね。
いっそのこと開き直って、433でも別にイイのよ。

・・・・本田
乾・香川・清武・家長
・・・・山口
槙野・昌子-吉田・遠藤
・・・・川島

アウトサイドとインサイドに歴代セレッソをズラリと並べてみた(笑)。
中盤守備は確実に破綻するだろうから、最終ラインはオーバーラップ禁止。
敢えて長友も宏樹も使わない。

まぁね、中田英・俊輔・小野・稲本をズラリと並べた「黄金の中盤」ジーコ代表を見てきた世代としては、こういうのがあまり機能しないことはよく分かっているよ。
ただ、こういう現実離れした妄想布陣の中でしか、香川が代表で躍動するイメージが湧いてこないのも紛れもない事実なんだ。
2017/11/23(木)16:31

☆関西人
マンマーク
ハリル代表は、今のところ433と4231を使い分けている。
先日の欧州遠征ではブラジル戦で4231、ベルギー戦で433。
これは敵の陣形に合わせた使い分けかと。
ブラジルは1ボランチ+2インサイドハーフという▽の中盤構成だったので、そのマッチアップとして日本は△にしたんだと思う。
一方、ベルギーは2ボランチ+2アウトサイドというライン型の中盤構成だったので、そのマッチアップとして日本は▽にしたんだと思う。
つまり敵の陣形に合わせた人の配置、いかにハリル代表の守備戦術がマンマークを基礎にしてるかの証明である。

で、イマドキのサッカーファンは多くが「マンマーク」というフレーズに嫌悪感あると思うんだよね。
なんか、アンチモダンのイメージがして。
そのへんは、大昔の「マークした相手にはトイレまでついていけ」という古典的マンツーマンDFのイメージが強いんだと思うけど。
誤解のないように。
そういう意味でいうと、ハリル代表のベースはマンツーマンでなくゾーンDFだ。
ある程度の「マーク受け渡し」があるから。

とはいえ、ゾーンDFの中でも主にふたつの種類があって、人を潰すタイプとコースを潰すタイプがあるワケよ。
ハリルは前者寄りで、ザックなんかは後者寄りだった。
ただ厳密にいうと、どちらか一方が100%という純度はゾーンDFにあり得ない。
要は比率の問題である。
だから、マンマークを「アンチモダン」と捉えてしまうのはナンセンスであり、多くの人がいまだ崇拝しているオシムにしてもマンマーク寄りの人だったんだからね。

大昔の「マークした相手にはトイレまでついていけ」型のマンツーマンDFは、何がマズイかというと人の配置がグッチャグチャになってしまうこと。
たとえばCBが敵FWをマークしていて、そのFWが球を貰いに中盤に降りていったら、それに呼応してマークしてたCBはゴール前を捨てて上がっていくことになる。
それで大丈夫なの?と心配になるよね。
で、ドイツが編み出したのがリベロシステムだ。
みんなが担当するマークを持ってる中、ひとりだけマークを持たない自由人(リベロ)を設定しておく。
その選手が選手の配置の歪みをフォローするポジショニングをし、時に自由人として攻撃にも加わる。
いまや伝説ともいうべきモダンの最高峰「トータルフットボール」オランダ74を粉砕したのは、この実効的なマンツーマンDF+リベロシステムだったのは紛れもない事実。

で、ハリル代表に話を戻すけど、このチームの場合はそこまで徹底したマンマークではないワケよ。
配置をグッチャグチャにしてまで特定のマークにつこうとは考えていない。
ベースはゾーンで、あくまでその枠組みの中でのマンマークである。
そこが、ある意味ではアキレス腱かもしれないね。
「ここはコースを潰すのか?それとも人を潰すのか?」というグレーゾーンの局面に出くわした時、一瞬の迷いがエアポケットになって敵の侵入を許してしまうことがある。

ベルギー戦、点を取られたシーンはまさにその象徴だった。
日本の守備の枚数はちゃんと揃ってたのに、なぜかその中央をドリブル突破されてシュートを許してしまった。
コトの発端はあまりにも緩いマンマークだったと思うが、そのマークしてた選手は「後ろに受け渡そう」と思ったのか、緩くしか追わなかった。
で、後ろの選手は後ろの選手で「え?嘘?」とビックリしてるうちに対応が遅れたんだろう。
思うに、一番悪いのは最初のマークで易々と振りきられた選手に違いなく、つまり攻撃側の選手でもきっちり敵を抑えられるマンマーク技術が必要ってことだ。
と同時に、後ろの選手は後ろの選手で、ドリブルでマークを破られるパターン、パスを出されるパターン、いきなりシュートを打たれるパターン、3つのコースを咄嗟に消せるだけの思考瞬発力が求められる。
DFには足の速さも大事だが、それ以上に思考の速さを求めたいよね。

今後、特にカギを握るのはインサイドハーフやトップ下かな、と思う。
このチームでは、前のポジションであればあるほど、マンマーク、人潰しの色が強くなるから。
私は、久しぶりに東アジア杯で大島を見てみたいと思うよ。
昨年秋にUAE戦の戦犯になった彼だが、あの時は2ボランチ、なぜか長谷部が前で大島が後ろというタスク分担だった。
そういう形より、今の大島ならやや前方をやらせてあげたい気がする。
彼って果敢に対人アタック、デュエルにいくんじゃないだろうか?
ハリル代表の「守備はできるけど攻撃はできない」「攻撃はできるけど守備はできない」問題を解決するピースとして、大島あたりは意外と最有力候補かもしれないな、と思う今日この頃。
2017/11/23(木)12:30

☆関西人
E-1展望
東アジア杯(E-1)、聞けば日本が優勝したことは今まで1回しかないそうだ。
といっても今回が第7回というほど歴史の浅い大会で、これまで優勝は韓国3回、中国2回、日本1回である。
「また韓国あたり買収とかしてないか?」と思うだろうが、不思議とこの大会、なぜか開催国が優勝しないというジンクスがある。
韓国開催だと韓国は優勝しないし、中国開催だと中国は優勝しない。
となると、日本はまた今回も優勝逃すということか…?

アジア杯で何度も優勝してる日本がなぜ東アジア杯で勝てないのか、不思議に感じる人も多いかと。
いや、さほど不思議ではない。
アジア杯と東アジア杯の決定的な違いは、海外組を呼べるか呼べないかだ。
代表で海外組のシェアが50%を超える日本などは、東アジア杯でキツくなるのは必然。
ひとつ誤解のないように。
別に、国内組の能力が海外組に大きく劣ると言いたいワケじゃないんだ。
むしろ連携の問題。
代表では海外組を軸にレギュラーを組んでるので、そこでの連携の蓄積はほぼ海外組にしかない。
東アジア杯は国内組のみ、つまり連携の実績がない者同士で組むので、やはりうまく機能しないんだよ。
ならば、たとえば鹿島のメンバーを中心に代表を作るなどのやり方もあるんだが、協会はそういうのを好まないし、ハリルも好まないだろう。

よって私は半分諦めてるというか、この大会にはあまり結果を期待していない。
たとえ優勝したところで、コンフェデ出場など何か凄い特典を得られるワケじゃないし。
それより、国内戦力の発掘の機会だと割り切ればイイんだよ。
↓にも書いたように、伊東や三竿を試してみるとか。
あるいは、2TOPやゼロTOPを試してみるとか。

ザック時代などは、こういう機会に新戦力を発掘したところで、その新戦力を海外組との連携に組み込むのはまた至難の業だった。
だって、本田や香川を軸にしたショートパスの連鎖に加わるには、それなりの適性と戦術理解がないとキツいから。
その点、まだハリル代表の方が新戦力を組織に組み込みやすいと思う。
デュエルとか個の突破とか、かなり要求がシンプルだし。
さくっと長澤がハマったりするのも、新戦力にとって意外と敷居は高くない可能性もある。

ただし、ハリルは基本的に国内組を評価していない。
先日のベルギー戦、彼はこう言っている。

「国内組全員に言えることとして、リズムについていけていない。もしかしたら蛍だけがフィジカル的な能力が高いのではないか。こういった試合のリズムに十分ついていけるのは彼だけだ」

へぇ、山口以外は不合格なのか。
というか、山口ってベルギー戦でそんなに良かったっけ?
ヤバいヨコパスの印象が強いが…。
まぁ、中盤守備は確かに巧いよね。
あと、ビルドアップでもアンカーが起点。
インサイドハーフがビルドアップの起点かと思いきや、意外とそこは敵にコースを妨げられて球を一回アンカーに戻すパターンが出てくる。
で、結局は山口のタテパスから攻撃のスイッチが入ることが多かったりして。
つくづく、アンカーって重要なポジションだと思う。

ハリルの言葉を聞く限り、おそらく東アジア杯は山口中心のチームになるんだろう。
キャプテンマークは彼が着けるかも。
また彼という軸から逆算して、攻撃的MFに清武、FWに杉本というスタメンがあり得るかも。
そういうチームで仮に優勝できたとしても、韓国あたりには「尹晶煥の教え子たちが東アジアを制覇した」「尹晶煥が日本人に真のサッカーを教えた」と自国の手柄にされることは覚悟しなきゃね…。
2017/11/22(水)10:42

☆関西人
A代表−海外組−浦和=E-1代表
欧州遠征で香川・本田・岡崎の「ビッグ3」が外れたことに対し、メディアが色々書いている。
否定の論調も肯定の論調も両方あるんだが、総じて「ビッグ3」が外れた主因は「彼ら3人がショートパスの連携で攻撃していくタイプだから」ということで一致しているようだ。

確かに、彼らはワンツーなどのプレーをよく好む。
もちろん、それはそれで悪いことではない。
しかしハリルの好みは「デュエル」、一対一に勝つこと。
それは守備だけでなく攻撃にも求めてるようで、ハリルはどちらかというと複数選手の連携より、単独のドリブル突破を好んでるように見える。
原口の重用がそうだし、原口以前にも宇佐美をかなり重用していた。

守備意識の低い宇佐美を重用してたのは今となれば意外だが、しかしこと攻撃に関して彼は「デュエル」の駒だった。
左サイドで必ずと言ってイイほどドリブルを仕掛け、突破し、角度のない所からシュート、もしくはラストパスというお決まりのスタイル。
「デルピエロゾーン」のように、ひとつの型を持っていた。
思えば、今なおハリルが攻撃に求めてるのはあれなんだよね。
個で突破し、個でフィニッシュまでしてしまう形。
右サイドで久保がレギュラーになった時期も、久保はやたらと仕掛けるプレースタイルだったじゃん?
ベルギーで4人抜きのビューティフルゴール決めたりして。
ショートパスの連携ではなく、それより個で仕掛けて個で突破して個でフィニッシュまでしちゃうのが理想。
そのビジョンがない人たちにとっては、「ハリル代表は昔に比べて攻撃のアイデアがない」と見えてしまう。

そりゃそうだろう。
仮に今までの日本代表を野球に例えるなら、「俺にはメジャーの投手の160kmの球は打てない」と自覚して、まずはセーフティバンド。そして盗塁して二塁へ。
続く打者は送りバンドでランナー三塁へ。
続く打者はスクイズ、ランナーはホームへ。という機動力野球に近いのよ。
しかしハリルのサッカーはそんなメンドくさいことを好まず、各打者に「ヒットを打て。フルスイングしろ」とベンチから指示を出している。
必然、打者は三振することも多くなり、ランナーも出にくい。
野球はランナーが出てナンボだろ?と考える側にとっちゃ、イライラするよね。
しかしハリルは、「支配率が低いのは悪いことじゃない」と訴えている。

思うんだが、繋ぎを好む本田にせよ香川にせよ、ヒットやホームランを打てないかというと決してそんなことないんだ。
実際、本田は先日にメキシコで中央4人抜きのゴールを決めてたし。
ああいうプレーを繰り返してりゃ、きっと本田はまた呼ばれると思うよ。
むしろ心配なのが、香川。
もともとは仕掛ける選手だったのに、最近はそのイメージがほとんどない。
彼の能力なら、突破できると思うんだけどなぁ…。

で、いつも言ってるけど問題は右サイド。
左は原口や乾でメドがついてるけど、右は浅野も久保も正直アレだったし、やはり来月の東アジア杯で新戦力の発掘はしていくべきだと思う。
海外組は呼べない、そして多分浦和組も呼べない。
ならば鹿島、川崎、ガンバ、FC東京、柏、横浜あたりから選抜することになる。
右で待望論強いのが、特に伊東純也だろう。
スピードは浅野並み、ドリブルは浅野より上手く、突破してのクロスも浅野より上手く、おまけにシュート力もある。
まさしく今のニーズにウッテツケの人材。
守備力は知らんけど。

じゃ、逆に左はどうか。
ここは原口と乾がいるにせよ、実は原口の方がヘルタでややホサれ気味なので、ここは国内組にも目星をつけておきたい。
私は、ぶっちゃけ家長を呼んでほしいんだよ。
彼は川崎で右サイドだが、きっと左もできると思う。
昔より遥かに運動量増えてるし、ドリブルも相変わらず凄いし、そして何より左足の精度の高さ、彼なら良いクロスを上げられるはずだ。

じゃ、他のポジションについて。
センターFW、ここは杉本、金崎あたりかと。
トップ下、ここは清武復帰が濃厚。
ボランチ、ここは山口と井手口が鉄板として、あとは三竿とか。
インサイドハーフ起用なら、久しぶりに大島が帰ってきそうな気がする。
SBは左が車屋、右は室屋あたりが入ってきそう。
CBは昌子をリーダーとして、そのパートナーに植田、三浦、中谷、中山あたりの若手を召集。
GKは、相変わらずだが東口ファーストチョイスかな?

【例】
・・・・杉本
家長・・清武・・伊東
・・山口・・三竿
車屋・昌子-植田・室屋
・・・・東口

まぁまあ、強そうな気がしない?
このシステムは2列目が強みで、清武からも伊東からも家長からも良い球が出てきそうだし、あとはフィニッシュ次第だね。
2017/11/20(月)23:49

☆関西人
強豪浦和
見事、浦和がACL決勝アウェー戦で1-1のドロー。
中東アウェーで負けなかったこと、そしてアウェーゴールをひとつゲットできたことは非常に大きいと思うし、これは浦和のアジア制覇はほぼ間違いないと見てイイかと。
第2戦、赤一色の埼玉スタジアムで浦和が負ける可能性は低いだろ。

今回心配されてたのは代表召集組だった。
興梠・長澤・槙野・遠藤航・西川の5人が代表に14日まで拘束されてたんだから。
でも、この5人は全員がアルヒラル戦で先発し、予想を覆して素晴らしいプレーを見せてくれた。
聞けば、欧州からサウジ入りは日本からサウジ入りよりも遥かに時差が少ないらしいので、意外と5人は平気だったのかもね。
それどころか、槙野あたりはブラジル&ベルギーとやったことでテンションMAX、代表を経由したことで逆に自信を掴み、良い状態でアルヒラル戦に臨めたかもしれない。

それにしても、浦和の守備の堅さは何なんだ?
リーグでの52失点は順位が下から3番目という酷さなのに、ACLではもはや別人。
大舞台で豹変する、お祭り男?
槙野なんて新庄剛志みたいなもんだな。
本人すら自覚してないが、プレーがアドレナリンの分泌により良くなったり悪くなったりするタイプ。
きっと第2戦も大丈夫だろう。

ところで、浦和といえば2007年に一度ACLを制覇している。
オジェック体制、これがまたメンバー豪華な時代だったのよ。
攻撃陣は、ワシントン、ポンテ。
彼らの破壊力はJリーグで頭ひとつ抜けていた。
また日本人選手も代表級がズラリと揃ってて、長谷部、闘莉王、小野、阿部、細貝、山田暢久、鈴木啓太、坪井、田中達也、永井雄一郎、相馬崇人、岡野などなど、ファンタジスタからドリブラー、スピードスター、ダイナモ、ファイターに至るまで駒の揃い方が凄い。
オランダ帰りの小野伸二ですら、控え扱いだったもんね。
Jリーグ制覇、ACL制覇、そしてクラブワールドカップ3位も納得でしょ?

こうして見ると、浦和は10年前が黄金期だったように思える。
今は、あの頃に比べると戦力がやや落ちた?
そのへん、私はよく分からんのよ。
たとえばリーガで今首位を走ってるバルサにしても、10年前(ロナウジーニョの時代)と今とを比較して、どっちが強いかなんてよく分からんし。
その点、陸上競技なんかはタイムがあるので話が早い。
「カールルイスってムチャクチャ速かったよね〜、最強だったよね〜」と言ったところで、当時カールルイスの100m記録は9秒86。
今のウサインボルトの9秒58と比べると大きく劣る現実が数字としてハッキリしている。
しかしサッカーの世界では、↑でいうカールルイスを妙に神格化しちゃうところがあるワケよ。
陸上競技と違い、数字だけでは強さを測れないから。

多分、サッカーの世界ではあと100年経ってもペレとマラドーナを超える選手は出てきていないとされていて、実際はペレやマラドーナの能力を超えてる選手がそこに実在したとしても、ついつい大昔のレジェンドの方を崇拝しちゃうもんさ。
日本における釜本なんかも同じようなもんで、たとえ釜本のプレーを見たことない人でも、彼が史上No1FWなんだと刷り込まれている。
どうしたって、「今」は「過去」に比べて不利である。

しかし今の浦和って、もっと評価されてもイイと思うぞ?
よく考えてみりゃ、浦和は日本代表で最大勢力となる5人が召集されてるチームなんだ。
つけ加えて元浦和の長谷部と原口までカウントするなら、浦和勢力は代表の約3割を占めてることになる。
タイトル少ないから誰も言わないけど、ある意味では今だって十分に黄金期。
私は、今の浦和が10年前の浦和と対戦すりゃ、勝つ可能性だって十分にあると思うんだわ。
2017/11/19(日)18:10

☆関西人
ガキ使
「めちゃイケ」や「みなさんのおかげでした」など、ここにきてフジテレビ長寿番組の打ち切り決定が相次いでいる。
それを思うと日テレ「ガキの使い」も長いけど、いまだ大晦日に恒例の特番、マンネリと揶揄されながらも続いてるよね。
さすがダウンタウンというべきか、さすが日テレというべきか。

で、私は「ガキ使」最近見てないけど、凄いな〜と思うのが出演者のショボさである。
大体、ダウンタウンの出てる番組って出演者が豪華でしょ?
だけど「ガキ使」はダウンタウン以外のレギュラーがココリコ、山崎方正(月亭方正)、その他もろもろいるけど、基本はそれぐらい。
ショボくない(笑)?
特に山崎方正とか、よくこの番組で生き残れてるよな、と。
いわゆるリアクション芸人の枠として番組構成上大事なのは分かるけど、しかし方正の芸人スペックはさほど高くないのも事実である。
今でこそ丸くなったとはいえ、本質は笑いに厳しいダウンタウン。
かつて東野幸治あたりは、彼らに「ごっつ」レギュラーを降ろされた過去があると聞く。
そう考えると、なんで方正は生き残れてるんだ?と普通に感じるよね。

こういうの、案外他の芸人でも見受けられる。
かつて明石家さんまが重用してきた村上ショージやMr.オクレ、ずっとビートたけしが重用してきた軍団メンバー。
不思議と大物芸人ほど、ポンコツを身近に置きたがる(笑)。
一種のバランスってやつかな。
逆に、最近はテレビ局がスペック高い芸人ばかりを一挙に集める番組構成もあるじゃない?
昔、ダウンタウンがやってた「リンカーン」とか。
あと、「すべらない話」もスペック高い芸人じゃなきゃ厳しいだろう。

こういうの、サッカーでいうと「日本代表」なんだよね。
日本で最も上手い奴らばかりを集めてきました、って感じ。
しかし、最もスペック高い奴らだけを集めたら最も面白い番組ができるのかといえば、それはまた話が別だと思わない?
そこに、山崎方正みたいなタイプの生きる道があるんだ。

私が何を言わんとしてるか、分かってもらえるだろうか。
そう、私はハリル代表における浅野の話をしてるワケよ(笑)。
ハリル代表における浅野=「ガキ使」における山崎方正、ってことね。
単に足が速いのが欲しいなら、伊東純也の方がよっぽどスペック上じゃねーか、と言いたい人が多いのは私も理解している。
でもさ、それは「リアクション芸人としてなら方正より出川哲朗の方がスペック上じゃねーか」とダウンタウンに対して言うのと同じことだよ。
じゃ、ダウンタウンは方正を切って出川を「ガキ使」に呼ぶと思うか?
想像してみて。
普通に、あり得ないでしょ。
何であり得ないのかよく分からんが、とにかくあり得ない。

というワケで、結局浅野は生き残るんですよ。
「ガキ使」では、ネタとして方正の番組卒業企画を何度もやっている。
でもその度、「やめへんで〜!」というお馴染みのオチ。
決して面白い芸人ではないんだが、方正は「ガキ使」に必要なんだと思う。
2017/11/19(日)0:56

☆関西人
みなさんのおかげでした
とんねるずの「みなさんのおかげでした」、終わっちゃうんだってね。
感慨深いわ〜。
私は学生の頃にとんねるずのファンで、「夕やけニャンニャン」とか見てた世代なのよ。
今でもたまにYouTubeで「夕ニャン」は見るけど、まぁ酷い内容だね(笑)。
今のご時世にこんな番組やってたら、まず間違いなく1クールで打ち切りだろう。
「勝ち抜き腕相撲」のコーナーなんて、石橋はガチで素人を蹴ってるもん(笑)。

で、その頃のとんねるずはまだゴールデンタイムに冠番組を持ってなくて、石橋が自ら企画書を書いて「火曜ワイドスペシャル」の特番2時間枠を貰えるようプロデューサーと交渉したクダリは、当時リアルタイムに「オールナイトニッポン」で聞いてた。
今から思うと、その時の特番こそが「みなさん」シリーズの第一回だったんだ。
基本はコント番組だったが、まぁ〜フザけた内容。
後のダウンタウン「ごっつ」なんかはまだフザけてても実はきちんと笑いのツボを押さえてたんだが、とんねるずの場合はただフザけてるだけで、そのへんの軽薄さがバブル絶頂の時代の空気にやたらフィットしたんだよね。

つまり、【とんねるず=バブル】なのよ。
【秋元康=バブル】と、ほぼ同義。
【読売ヴェルディ=バブル】と、ほぼ同義(笑)。
時代はラテンだった。
のどかな時代だった。
あの時代の空気感に比べると、今はなんと堅苦しい時代になったことか…。
石橋演じる保毛尾田保毛男という初期の人気キャラクターが、先日に復活させたらクレームが殺到して、フジテレビ社長が陳謝する事態にまで陥ったという。
同性愛者に対する差別表現だというクレーム?
というより、そもそもホモという言葉自体が今は放送上NGの差別表現なんだそうだ。
英語のホモセクシャル、略してホモ。
何でこれが差別表現となるのか、あまりよく分からない。

とにかく、80年代に許されてた表現も今は気をつけなきゃならんということ。
なんせコンプライアンスの時代だから。
サッカーの世界ですら、新たにビデオアシスタントレフェリーを導入して統制強化をするほどの時代。

そうそう、80年代といえば私はまだガキで、当時は少年マガジンの「コータローまかりとおる」という漫画を愛読してたのよ。
これは格闘漫画なんだが、今から思うと主人公の設定が結構ヤバくて、趣味がパンティ泥棒(笑)。
部屋には盗んできたパンティが大量に貯蔵されてて、これは完全に性犯罪者、今の時代だとさすがに少年マガジンも連載アウトでしょ。
でも当時はOKで、確か実写映画化までされてたと記憶する。
80年代、今思うと楽しい時代だったよね…。

さて、とんねるずに話を戻そう。
仮に今回「みなさん〜」が打ち切りになるとすると、彼らのレギュラー番組は意外にもゼロになると聞く。
彼らほどのビッグネームがレギュラーゼロとは驚き。
それでも人気がないワケじゃなかろうし、きっと2時間特番は今まで通りにやるだろ?
特に「スポーツ王は俺だ!」とか、「みなさん〜」が終われば今まで以上に力が入るかもしれない。
あの番組、私好きなんだよね〜。
特にサッカーの木梨ジャパン企画。
私は、木梨をサッカー芸人のパイオニアとしてリスペクトしてるよ。
彼が日本におけるサッカー普及に果たした功績って、それこそサッカー選手を除けば高橋陽一先生の次ぐらいの位置付けじゃないの?
日本で流通してるペレのサインの半数以上は木梨が書いたモノさ(笑)
木梨はサッカー、石橋は野球。
今では当たり前の芸人とアスリートのコラボも、その元祖は間違いなくとんねるずですよ。
彼らが先に道を切り開いてなきゃ、きっと「やべっち」もなかっただろう。

あぁ、そうだ。
色々事情あって香取慎吾が「日本代表応援団長」を降りた今、何だったらテレ朝さん、とんねるずに新応援団長のオファーをすりゃイイのに。
「スポーツ王は俺だ!」はテレ朝でしょ?
多分来年はとんねるずも暇になることだし、スケジュール的にも夏のワールドカップにちょうどイイじゃん。
ぜひ木梨には、ロシアに行ってペレのサインをたくさん書いてきてほしいよ(笑)。
…コンプライアンス的にヤバい?
いやいや、木梨ならOKでしょ〜。
2017/11/18(土)0:43

☆関西人
欧州遠征総括A
この欧州遠征で本田・香川・岡崎の「ビッグ3」が外されたんだが、ひとつ思い出してみてほしい。
ハリルが初めて日本代表の采配をした試合、その時はどんなスタメンだったかを。
正解は、↓の通りである。

【チュニジア戦】
・・・・川又
武藤・・清武・・永井
・・山口・・長谷部
藤春・槙野-吉田・宏樹
・・・・権田

そう、本田・香川・岡崎の名前がそこにないんだ。
3人は怪我をしてたワケじゃない(長友は怪我だったが)。
彼らは、後半途中出場だった。
この布陣を見ると、一番最初の試合からして今のコンセプトに極めて近いモノがあるでしょ?

・・・・・[フィジカル]
[ドリブラー]・[パサー]・[スピードスター]
・・[ハードワーク]・[ハードワーク]
[オーバーラップ]・・・・[オーバーラップ]
・・[ストッパー]・・・[ストッパー]
・・・・・・GK

これが、ハリルの原案というべき設計図なんだろう。
〈フィジカル〉の川又が、今は大迫。
〈ドリブラー〉の武藤が、今は乾、原口。
〈スピードスター〉の永井が、今は浅野。
〈パサー〉の駒が今じゃ消えたけど、しいていうと今回の遠征では森岡。

この設計図のコンセプトに照らし合わせると、岡崎は〈フィジカル〉じゃないので原案に合わないし、本田も〈スピードスター〉じゃないので原案に合わないし、香川も〈パサー〉じゃないので原案に合わない、ということになる。
ひょっとしたら、ハリルは「ビッグ3」をもともと外したかった?
ワールドカップ出場切符を取るまでは我慢してたけど、これからはもともとの原案の通り、スポンサーの要望より俺の信じるサッカーを優先させてもらいますよ、ということかもしれない。

↑の設計図は4231なので、433となった今は〈パサー〉が〈ハードワーク〉になり、今回でいうと長澤ということになるね。
一応、原案からして〈パサー〉枠は残ると思う。
だから柴崎、清武、小林祐あたりは絶望しなくてイイかと。
逆に辛くなってきたのが香川だ。
〈パサー〉〈ドリブラー〉〈スピードスター〉〈ハードワーク〉、その全ての要素を少しずつ持っていながら、どれも中途半端というか…。
まだ本田は〈パサー〉、岡崎は〈ハードワーク〉で可能性が残ってると思うけど。

興梠なんかは可哀想で、召集されても結局出番は無し。
紅白戦要員だったのか?
ブラジル戦で杉本が途中投入されたので、ベルギー戦の途中投入は興梠かと思いきや、またしても杉本。
↑の設計図だと1TOPは〈フィジカル〉であり、ならば【杉本>興梠】という意味なのか?
あと、中盤で唯一出番無かったのが倉田。
彼も香川と同じく〈パサー〉〈ドリブラー〉〈ハードワーク〉など複数の要素を少しずつ備えながら、どれも中途半端という意味で設計図にはハマりにくいのかもしれない。

このへん、↓にも書いた通り、ハリルって電子工学出身という感じがしないか?
いかにも半導体素子を組み合わせて回路を作っていく感じのサッカーで、パーツとなる選手たちにはデジタルな意味での機能を要求する。
デジタルが要求される以上、中途半端なパーツは回路に使えないのかも。
デジタルというのは、0と1の二進法。
ならばパーツとなる選手は、0か1かハッキリとプレーしなければならない。
やはり十進法における6や7ぐらいの選手になると、ハマりにくいのかな…?
2017/11/17(金)10:46

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