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過去ログ446 2014/6/20 22:33

☆関西人
ギリシア戦
初戦が1ー0リードからの逆転負け。
2戦目は欧州中堅相手にスコアレスドロー。
辛うじて進退は3戦目まで持ち越されることになったが、次の相手はよりによってウチが最も苦手とする南米とは…(泣)。
というここまでの流れ、既に多くの人が指摘してるが06年ドイツ大会の時と全く同じ展開である。
仮にザック代表とジーコ代表がホントにシンクロしてるのだというなら、やはり最後のコロンビア戦でウチは虐殺される運命にあるということか…?
そこまでいけば、完全リメイクじゃん(笑)。

それにしても、やはりギリシア人はデカかったね。
気のせいか、ゴールマウスが小さく見えたもんなぁ。
試合を見てて、まず私が最初にイメージしたのは「バレーボール」である。
デカい奴らがネット際で壁を作り、日本のスパイクをことごとくブロックしてしまう。
女子バレーなんかでよく見る光景だな、と。

バレーでは、最もオーソドックスな攻め方として「オープン攻撃」というのがある。
セッターがポ〜ンと高いトスを上げ、その落下地点にアタッカーが合わせてジャンプ→スパイク、という通常よくあるやつね。
この「オープン攻撃」のメリットは、アタッカーがスパイクを打ちやすいという点。
一方デメリットは、敵にブロックを作られやすいという点。
だって、ここでのトスはアタッカーがタイミングを合わせやすいように高く弧を描くような軌道にしてるから、当然敵にしてもその落下地点は読みやすく、ブロック形成も易しくなる。
これが体躯とパワーで劣る日本だと、先に高いブロックを作られてスパイクがなかなか決まらないんだ。
だから攻撃は「オープン」じゃなくて、「クイック」とか「ブロード」とか、組織的な速い動きでブロックの的を絞らせないように攻撃するのが日本の常である。

これ、多分サッカーでも考え方は同じだよね?
ちなみにサッカーにおける「オープン攻撃」の定義は、【敵の少ない場所(オープンスペース)に球を運ぶ形】。
しかし今回の試合でマズかったのは、結局日本はその「オープン攻撃」に終始してしまったワケよ。
ポゼッションではウチが圧倒してたものの、ギリシアも肝心の真ん中だけはギュッと締めてきた。
もう日本からトスが上がってくることはある程度覚悟を決めていて、あとは落下地点に的を絞り、ひたすらブロックで跳ね返すというやり方。
これも日本が「オープン攻撃」をする以上、彼らにしてもそれほど怖くはなかったんじゃないかな。

じゃ、あの場面でウチはどうすべきだったのか?
そりゃ「オープン攻撃」が通用しない以上、あとは「クイック」や「ブロード」しかないよ。
サッカーにおける「クイック」「ブロード」とは、もちろん中央バイタルで変化をつける攻め方。
たとえばワンツーでもイイし、個でタテに仕掛けるのでもイイし、あるいは横パスをスルーしたところにノーマークの選手が飛び込んでくるのでもイイ。
とにかく「オープンスペース」じゃなく、中央密集の僅かな隙間を狙う攻め方さ。
それこそ、閃きのある本田や香川や遠藤が本来やるべき仕事だったと思うんだが…。

あと、「オープン」じゃない所で起点になれてた大迫を途中で下げたのは、今にして思えば大きな失敗だったのかもね。
さらに悔やまれるのは、やはり交替枠をひとつ残したこと。
齋藤、柿谷、清武、このへんの駒は意外と「ブロード」「クイック」に使えたかもしれん。
でも「誰と替えれば良かったの?」と聞かれりゃ、正直私にもその正解は分からんけど…。
2014/6/20(金)22:33

☆関西人
ギリシア戦に向けて…A
ギリシア戦の予想スタメンを見てると、今回の1TOPは大迫じゃなく柿谷か大久保にしてる人が多いみたいね。
まぁ確かにギリシア相手に高さで挑むのは無理があるし、アジリティ優先の考え方ではその二人のどちらかになるだろう。
さすがに、齋藤1TOPはいくら何でもやりすぎだと思うが…(笑)。
前にやった仮想ギリシアのキプロス戦では、確か前半が柿谷で後半途中から大久保だっけ?
正直どちらが良かったかはよく覚えてないが、私としてお薦めしたいのは大久保の方だね。

なぜなら、これはフィジカルコンタクトの問題なんだ。
基本、柿谷がそこに入る場合は敵DFとの接触プレーを避けた戦い方になる。
体を寄せられるより前に裏に抜けて、その一瞬で神トラップからゴールを奪うイメージ。
…うん、それが可能ならそれが一番の理想だよ。
でも、現実はそこまで「デカい奴ほど小さい奴の敏捷性についていけない」だろうか?
ギリシアDFは、それほどにウドの大木だろうか?
そんなことないだろ。
だから私は、たとえ柿谷であろうと1TOPという位置に入る以上コンタクトプレーはある程度覚悟しなきゃならんと思うんだ。
そこを逃げてばかりだと、結局はまた横パスばかりの怖くない球回しに終始してしまう。

ただこれも、本田が昔みたいにゴール近くの高い位置で体を張ってキープできるなら話はまた別なんだよ。
本田がゴール付近で体を張る場合は、【柿谷>大久保】。
そうじゃない場合は、【柿谷<大久保】。
一応、私の解釈としてはそんな感じ。
問題は、本田のポジショニングなんだよね。
柿谷は基本、本田が援護できる位置にいてこそ面白いプレーをする。
一方の大久保は、柿谷と違って本田の援護を必ずしも必要としないタイプ。
ギリシア戦がどっちの流れになるかは分からんが、私としては大久保で考えておいた方がまずは無難じゃないかと…。

ところで、ザックはフィジカルコンタクトについてどう考えてる?
確か、いまだに彼は「できるだけ接触プレーは避けたい」と語ってような気がする…。
そこは不満だね〜。
大体、決まって皆さん最初のうちはそんなこと言うんだよ。
あの岡田さんですら、就任当初は「ボールと人が動いて、できるだけコンタクトを避けた状態で…」なんて自説の【接近・展開・連続】を語ってたんだ。
だけど本番が近づくにつれ、面白いことに彼も180度違うことを言ってるワケよ。
「大事なのは球際に負けないこと。そこは激しくいかないと」ってね。
思えば、トルシエにしてもそうだったかと。
有名なサンドニの悲劇でそれまでのサッカーをズタズタに粉砕され、そこからチーム再構築する際に補強されたのは皆さんもご存じ、鈴木隆行と戸田和幸。
どっちも球際の強い選手さ。
逆に、本番を目の前にして弾き出されたのが俊輔と名波。
つまり、そういうことだ。

だけどギリシア相手に肉弾勝負挑むのは無茶すぎる…、とビビる気持ちもそりゃ分からんでもないが、でもさ、意外と日本人も重心が低いこと(足が短いこと)を利点としてやってやれなくはないんだよ。
ビビるな!ぶつかっていけ!
潰されたら潰されたで、ファウルを貰えるかもしれんからイイじゃないか。

あ〜、でも「300(スリーハンドレッド)」を見てる選手がいたらちょっとマズイなぁ。
あれを見てたら少しギリシア人が怖くなるし、試合中に「アイアム、スパルタ〜ッ!」と叫ばれたらやはりビビるだろうし…(笑)。
2014/6/19(木)22:36

☆関西人
ギリシア戦に向けて…
正直いうと、私はギリシアには勝てるんじゃないかと思ってるんだ。
少なくとも、コートジボワールよりはやりやすい相手じゃかいかと。
それは彼らの力量が日本より劣るという話ではなく、単に相性としての話なんだけど。

意外と日本は、欧州相手に善戦することがある。
昨年のコンフェデを見ても日本はブラジル・イタリア・メキシコと当たって、唯一イタリアだけには互角の戦いを見せた。
また、その後の遠征でもオランダやベルギーとはほぼ互角だった。
今年には仮想ギリシアとしてキプロスと戦ったんだが、悪いながらも1ー0の勝利。
それほど悲観することはないと思う。
ギリシア相手に悲観するぐらいなら、その次の相手であるコロンビアの方がよっぽど救いがない…(泣)。

ま、コロンビアのことは後回しにしよう。
まずは、ギリシア戦に集中。
ちなみに昨日の練習内容を聞くと、ザック代表はかなり真剣に「アーリークロス封じ」のシミュレーションをしてたという。
そりゃそうだよね。
前戦であれだけ香川の裏を狙われたんだし、ギリシアだって当然同じようなことをしてくるはず。
これについて私が考える「正解」は↓にも書いた通り、あのケースだと香川でなく長友の方がフォアに出てサイド守備をすべきだったと思う。
その「スライド」の必然として、形としては吉田が暫定的に左SBとなるんだけど。

…ああ、今になって思えば、これまでザックがずっとトライしてきた343は本来こういう時の為にあったんだよなぁ?
長友をフォアに出してサイド高めからのプレスをさせ、香川には敢えてヘタなサイド守備をさせない(攻撃専念)。
後ろは吉田・森重・今野の3枚のスライドでピッチの横幅全部をカバーし、左サイドでいえば長友の後ろを今野がカバー(敵の右WGをマーク)する。
もしこれが実現できてりゃ、コートジボワール戦もあんなことにはなってなかったワケよ。
しかし今さら封印した343を再び持ち出せるワケもないし、もう今となっては何を言っても遅いんだけどね。

一体誰だよ?ザックが343にトライすることの戦術的意味も理解せず、そのオプションを放棄させるように仕向けた戦犯は?
…うん、それは他でもない、我々自身さ(笑)。
いわゆる「無知ゆえの愚かな世論」ってやつが、ザックからひとつの重要な戦術オプションを奪った、と言っても過言じゃないんだよ。
「何でザックは機能しない343にトライするの?馬鹿じゃね?」と言ってた自分自身を省みてほしい。
そこを突き詰めると、結局コートジボワール戦の負けの要因のひとつは間違いなく我々自身なのさ。
だけど、誰ひとりとしてそのことには気付いてないでしょ?
私は、潔くザックに「すまん」と謝りたいな。
もちろんそのザック自身も戦犯ではあるものの、でもよ〜く考えると我々にだって何の責任もないワケじゃないんだよね…。

しかし考えようによっては、サッカーってウィークポイントとストロングポイントが表裏一体、紙一重。
仮にギリシアが香川の裏を狙ってくるとすりゃ、それは前向きに考えると香川の対面にスペースが生まれるってことさ。
ウチとすりゃ、それにどう向き合うかなんだよ。
香川に守備意識を高めさせる?
…それは違うだろ。
逆だよ、逆。
ウチは、今まで通り左をコジ開けるんだよ。
仮に「今まで通り」をできなくて自滅したのがコートジボワール戦だというなら、今度こそ「今まで通り」を貫徹しなきゃ!
2014/6/18(水)20:37

☆Jリーグ◆ajIa
こうして欲しい!ギリシャ戦
これは、私の単なる願望です…。

@遠藤を先発に

左サイドの守備力低下から、賛否両論ある遠藤選手の先発起用ですが、彼は以前テレビ番組で「ギリシャは一番戦いやすいタイプ、普段のサッカーなら勝てる」と発言しています。

個人的に、大舞台では勝利の栄光と敗北の屈辱を背負わせる事の出来る、大黒柱が必要だと考えます。

これまで、ザックジャパンでは全てを本田選手に依存して来ましたが、心身ともに限界が近付いていると感じます。

また、ギリシャは後ろに戻る守備は速いものの、前への寄せはさほど速くなく、遠藤選手の技術と経験ならチャンスを作れる筈です。

ACFは柿谷で

私個人としては、大迫選手の方が好きなんですが、本田・香川両選手頼みの戦術上、彼らとのイメージ共有力・連携力が高い柿谷選手を起用する方が無難だと考えます。

忘れてはいけない事は、ドイツ2部のデュッセルドルフで大迫選手と戦い、ゴールを決められて敗れたマレザスというCBが、つい最近までギリシャ代表だった点です。

大迫選手のデータだけは、全てギリシャに入っていると見てよさそうです。
2014/6/18(水)20:00

☆Jリーグ◆ajIa
ギリシャ対策A
後半のギリシャは、それまで連動性のなかった左右のアタッカー・サマラスとサルピンギディスのプレーが意図を持ち始めます。

スピードとフィジカルを明確に活かすために、カウンターに複数の選手がゴール前に押し寄せます。

繋ぐ意図というものはありませんが、単純な縦ポンでもありませんので、対戦相手はラインコントロールのタイミングが取れなくなります。

後半からのスーパーサブとしては、「ギリシャのメッシ」と呼ばれるフェトファツィディスがいます。

ギリシャ人らしからぬスピードとキープ力に驚くかも知れませんが、決定力はゼロに近いので(笑)、慌ててエリア付近でのファウルだけはしないで欲しいです。

エースのミトログルは怪我明けでコンディションが悪く、ゲカスは往年のキレがありません。

天才肌でムラのあるMFコネの一発と、時折持ち場を離れて上がってくるセンターハーフのマニアティスに注意。

とにかく、相手のフィジカルに怖じ気付かずに、前半に先制点…がマストですね。
2014/6/18(水)1:31

☆Jリーグ◆ajIa
ギリシャ対策@
ナタールを平均的と書いたのは、今大会の12会場の年間データ集計による結果です。

そりゃあ、日本やドイツとは比較にはなりませんよね…。

比較的快適なキャンプ地を選んだ国の中には、試合会場に合わせて「前日入り」と「2日前入り」を使い分けているみたいですね。

私はギリシャマニアなので(笑)、本来のザックジャパンの戦術がギリシャに有効であると確信はしています。

ただ、初戦の敗戦から必要以上に慎重になったりすると、かえって危険だと感じますね。

ギリシャは、主力を30歳前後の選手で固めているので、前半は運動量を抑えてちんたら戦い、後半勝負の姿勢を貫いています。

正直、前半の内はパワープレーもカウンターも精度が低いので、日本は前半から積極的なパス回しで先制点を狙って欲しいです。

前半のギリシャで恐れるべき選手は、相手のミスにつけ込むチャンスを狙っているMFカラグーニスですが、年齢的な衰えで最近はスーパーサブになっています。

サントス監督下のギリシャは、明らかなスロースターターなので、前半を0‐0で折り返すという事になれば、ギリシャのペースにハマっていると言えます。
2014/6/18(水)1:13

☆関西人
コンディション調整
いやいや、Jリーグさん。
ギリシア戦の舞台となるナタールは結構暑いよ。
場所的にはコートジボワール戦のレシフェと同じで、赤道直下である。
気温は26〜27℃程度だとして、それより問題は湿度。
なんと90%近くあるんだってさ。

↓にもチラッと書いたんだが、こういう過酷な気候は日本のベースキャンプ地であるイトゥとあまりにもギャップが大きい、と言われてるのね。
どうもイトゥは避暑地のような環境らしく、気温は20℃前後で湿度は30%前後。非常に過ごしやすいという。
日本代表は、敢えてそういう環境を選んだんだろうけど。

もちろんレシフェやナタールが高温多湿というのは最初から分かってたことだし、一応ウチはその適応策として合宿の第一弾はフロリダのタンパという場所を選んだワケよ。
ここは気候的にレシフェと似てる環境なんだろう。
確かにそこでやったザンビア戦やコスタリカ戦を見てると、高温多湿のせいか選手達の体は少し重そうではあったね。
もちろん、それは計画の範囲内。
ここで体を一回高温多湿に晒して限界までフィジカルを苛めておいて、その後で避暑地のイトゥへ行き、落ちたコンディションを本番前まで回復させるというのが当初からのプランである。
コートジボワール戦でもレシフェは暑かったが、試合終了後はすぐにイトゥへ戻ってクールダウン。
次の会場であるナタールもまた暑いが、これも試合終了後はすぐにイトゥへ戻ってクールダウン。
必然的に【暑→涼→暑→涼】という激動の環境変化になるんだが、たとえ僅かな間でも涼しい環境を挟んで【消耗→回復→消耗→回復】でいこうという意図なんだね?

まあ、そのへんの狙いは分からんでもない。
ただ、私が思うのは「このやり方ってホントに正しいの?」ってことなんだ。
もちろん代表スタッフにはコンディション調整の専門家がついていて、そういう人達が「これでイイ」と言ってる以上、私のような素人が口を挟む余地がないのは解っている。
でも、考えてみてよ?
私たちも夏場には冷房の効いた屋内と酷暑の屋外とを何度も往復する経験をしてるけど、そういうのって妙に体力を奪うというか、かえって体がシンドくなるじゃん?
確かに涼しい部屋に戻ると体力が一時的に回復したようにも感じるが、でもまた外に出ると今度は前よりもっとキツく感じたりして…。
だから今回のコートジボワール戦、後半になって選手達がシンドそうにしてる様子はまさにそれだったんじゃないかな?と私は感じたんだよね。

じゃ、逆にイトゥのような避暑地ではなくレシフェやナタールとほぼ同環境の暑い場所をベースキャンプ地にしてた方が良かったのか?と言われれば、そこは自信がない。
それはそれで、選手達がシンドいだろう。
でも、シンドいながらもスタミナ持続という点では今の代表がやってるやり方よりもマシだったかも…?
私の勝手なイメージに過ぎんのだが、今の代表のやり方だと前半はある程度飛ばせるが、後半になってから急激に落ちるような気がするんだ。

…あれ?
ザック代表の戦術プランって、確か「後半勝負」じゃなかったっけ?
そう、おそらくボタンの掛け違いはそこにも原因があるんだよ。
むしろ、今後は「前半に勝負をかけて逃げ切り」というプランに切り替えた方がイイんじゃないかな…?
2014/6/17(火)22:50

☆Jリーグ◆ajIa
2002再び?
コートジボワール戦の敗退で、早くも2006年との比較が始まっちゃってる印象の日本代表ですが、それはさておき、今大会の気候や試合展開などは、かなり2002年大会を思わせる部分がありますよね。

高温多湿の環境で、シーズン明けの欧州選手(日本の海外組含む)の身体のキレが今イチだったり、強豪が意外な敗北を喫したり…。

南米開催の大会で欧州勢の躍進は難しい…という前評判の意味が理解出来、かつ今大会は日韓大会を思わせる番狂わせが今後も観れそうです(韓国は躍進しないと思いますが)。

ここで注目!

スペインがオランダに大敗した会場・サルバドールは、気候は平均的ながら湿度がとても高く、5バックでラインを上げ、抜かれる前にファウルで止めるオランダが省エネに成功した形です。

ギリシャがコロンビアに惨敗したベロオリゾンテは、海抜852m。
今大会3番目の高地です。

地力に加えて、環境もコロンビアに有利でした。

下馬評ではスイス優位でありながら、最後までエクアドルが健闘出来たブラジリアは、海抜1171m。

今大会ダントツの高地です。

運命の日本‐ギリシャ戦の会場・ナタウは低地で、気温・湿度も平均的。

言い訳出来ませんね!
2014/6/16(月)23:23

☆関西人
駆け引き
じゃ、もう一度だけコートジボワール戦を復習してみよう。
ちゃんと「なぜ負けたか?」を分析しておかないと、せっかくの今回の負けを無駄にしてしまうことになるからね。

まず最初に理解しておくべきなのは、コートジボワールの2得点ともが右SBオーリエのオーバーラップを起点にしてたという事実。
これ、よく考えたら凄いことだよ。
だってさ、コートジボワールも香川が恐い選手だってことぐらい重々承知のはずでしょ?
で、その香川をマークする役割は前述のSBオーリエのはず。
その彼が「オーバーラップ」してるってことは、早い話が香川のプレーエリア(日本の左サイド)を思いっきり空けてた、ってことじゃん?
度胸あるよな〜。
一歩間違えれば、フリーになった香川にその空けたスペースを思いっきり攻略されたかもしれんのに…。
でも実際はどうなったかというと、香川の方がオーリエに釣られてズルズルと後退(笑)。
これこそ、まさしく駆け引きってもんだ。
コートジボワールはオーリエを上げることで、見事香川の無力化に成功したワケね?
おまけに香川はマークに長けた選手でもないから、オーリエがほとんどフリーでクロスを上げることができた。

こういう事態、日本はどのように反省すべきなのか?
香川の後ろにいた左SBの長友は何をしてたかというと、おそらくは対面してるWGジェルビーニョのマークだっただろう。
となると、やはりオーリエのマークできるのは香川しかいなかった。
じゃ、やはり彼がズルズルと後退するのはやむを得なかったのか…?

私は、そこが一番ポイントだったと思うんだよね。
そういう形で香川を後退させたら、それこそラムシ監督の思うツボなのさ。
まず日本はマンツーマンDFでなくゾーンDFなんだから、オーリエが上がってきたらそこは長友が潰すべきなんだよ。
じゃ、長友がマークしてたジェルビーニョはどうするのかという点だが、そこはザック流だと吉田が左に「スライド」して付くんだよ。
じゃ、ドログバとボニーはどうするかというのもあるんだが、そこも森重と内田が左に「スライド」して付くんだよ。
…え?内田がゴール前をカバーしたら彼がマークしてたWGカルーがフリーになるじゃん?と思う人もいるだろう。
…うん、でもザック流だと一番遠いサイドにいるカルーをフリーにするのが正解なんだ。
もちろん「それはリスク管理としてアカンやろ?」と言いたい気持ちも分からんではないんだが、でもこのやり方のひとつのメリットをいえば、香川にマンツーマンさせてズルズル後退させる事態を避けることができる、ってこと。

要は、サッカーって「どこでリスクを張るか」という駆け引きありきの競技である。
たとえば、ラムシ監督はFWドログバを入れる際に敢えてボランチのディエを交替させたワケよ。
これ、よく考えたら凄い賭けだよね?
だって、中盤の底を一枚削ってしまったら当然そこにはスペースができて、日本のキーマンである本田や遠藤が思いっきり動きやすくなってしまうじゃん?
コートジボワールだって、本田と遠藤の恐さは重々承知してたはず。
…だけど、結論からいうとラムシはこの賭けに勝ったワケさ。
というか、中盤にはヤヤトゥーレがいたからウチも慎重になって彼のケアを捨てきれなかったというのもあるんだけどね。
実際のところ、ヤヤはやや不調だったんだけど…。

どうも日本人は、正直こういうリスクを張った駆け引きが苦手である。
「肉を斬らせて骨を断つ」なんてのは、なかなかできるもんじゃないよ。
肉を斬られるのイヤだもん。痛いのイヤだし。
だから私は、ズルズル下がった香川の気持ちもよ〜く分かるのよ。
なんつーか、我々って「戸締まりをしないと外出ができない」という慎重な性格でしょ?
対面してるSBが自分のマークを捨てて上がっていったら、ついついそれを追いかけてしまうもんさ。
だけど、アフリカ人選手はまた性格が違うんだろうなぁ。
「戸締まりをしなくとも外出ができる」とでもいうべきか…(笑)。
意外と、そういう性格の方が駆け引きには有利かもしれないね。
2014/6/16(月)23:23

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