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過去ログ437 2014/2/28 23:19

☆関西人
赤い彗星
ニュージーランド戦の代表メンバーが発表されたね。
毎度のことながら、皆さん「つまんね〜」って反応かと。
さすがに長谷部と内田は故障だしその代替が青山と駒野になったが、そこを除けば今回の顔ぶれがそのまんまブラジルに行くことになるんだろう。
特にサプライズはないかもしれん。

でもさ、これもやむを得ない部分があるんだよね。
だって、今後W杯本番までの強化マッチはこのニュージーランド戦を含めて僅かに2試合しかないんだから。
今さら新戦力を入れて何かを大きく作り変えようにも、着手すれば中途半端に終わることはほぼ見えている。
それだったら、今まで築き上げたモノを信じてその復習に徹する方がまだマシ、という判断だろう。
そういえば私も受験生だった頃、先生から
「入試直前になってから新しい参考書に取り組むとかはやめとけ。最後の最後は教科書の基礎問題に回帰しろ」
とか言われてたんだっけ。
今のザック代表って、もうそういう段階?
対して2010年の岡田代表は、W杯本番までの半年間に10試合近い大量の公式戦が組まれてたんだよね。
そこが前回と今回の大きな違い。
だからこそ、前みたいに【エース俊輔をサブに】→【本田を新しいチームの中軸に】みたいな大手術は多分もうないと思うのよ。
たった2試合の強化マッチという準備だけで、そんな博打はできない。
そういうことをするには2013年が最後のチャンスだったワケで、それはもう済んでしまった話…。

で、今さら代表カリキュラムをもって強化ができない以上は、選手が所属するリーグの方で個々に自身のレベルを上げてくより他にないワケよ。
地味な話だけどね。
そしてその流れが今は悪い方向に行ってるというべきか、日本のエース2枚看板の香川&本田が欧州にて非常に苦しんでいる。
さらに、主将・長谷部と内田も怪我で長い離脱を見込まれている。
…うん、最悪だよ。
こうして欧州組が下降線となると、あとはもう国内組に頑張ってもらうしかないわな?
ちなみに今回のニュージーランド戦で選ばれた23名のうち、国内組は↓のような顔ぶれ。

・・・柿谷
齋藤・・・・工藤
・・・遠藤
・山口・・青山
駒野・・・伊野波
・今野・・森重
・・・西川
・・(権田)

皆さんは、どう感じる?
仮に↑のチームがJ1に参加したとして、リーグで圧倒的な強さを見せつけることはできるだろうか?
どうだろうねぇ…。
確かに好チームであることは間違いないんだが、何かひとつ突き抜けた感がないよな。

何というか、ザックのシャレとして表現させてもらうなら↑のチームは「量産型ザク(緑色)」が11体並んでるような印象を受けるのさ。
そこにはシャアが乗ってる「赤色のザク」がいないワケで、何か華がない。
ここでいう「赤色」とはもちろんマンUでありミランであり、香川と本田のことを指すんだけどね。
今までザックのチーム作りはまず「赤色のザク」の2体ありきで、あとはそれを援護する「量産型」の緑色を戦術として浸透させてきたのよ。
シャアがいなくなったら、まぁジオン軍は終わるわな(笑)。

私は、赤い彗星の復活を切に願います。
2014/2/28(金)23:19

☆関西人
中田浩二の嫁
先日、遂にあの中田浩二が結婚したとのニュースを聞いた。
黄金世代と呼ばれた79年組の中で唯一独身を謳歌してた彼だが、遂に年貢を納めたか…。

さて、今回晴れて中田の嫁となった長澤奈央さん。
ちょっと加藤あいに似てる(笑)。
彼女は元グラビアアイドルでありながらも、日本では珍しい「アクション女優」というカテゴリーに位置する人である。
目標は「志穂美悦子」らしいんだが、イマドキの若い子たちは志穂美さんのことなんて知らんだろ?
旦那の長渕剛は知っててもね。
その志穂美さんが所属していたジャパンアクションクラブ(JAC)のことは皆さん覚えてる?
もともとは千葉真一が主宰のアクションスター養成機関だったんだが、やがてそこから出てきたのが真田広之や堤真一。
だけどさ、今となっては真田さんも堤さんもアクションスターというよりは演技派の俳優として生き残った感じだろ?
なんつーか、日本じゃアクション俳優って演技派俳優より下に見られるんだよねぇ。
なかなかブルースリーやジャッキーチェンみたいのが出てこないっていう以前に、そもそもそういう需要が子供向け戦隊モノ以外には全くない感じ…。

これが不思議なんだよね。
長澤奈央にしても基本がアクション女優志向であるがゆえ、その知名度は恐ろしく低い。
「え?奈央?…あぁ、昔お世話になったよ」
それは、及川奈央だっつーの!
だけどハリウッド映画なんかを見てると、あっちではアンジェリーナジョリーにしてもキャメロンディアスにしてもサンドラブロックにしても、みんなアクションをバリバリこなすんだよね。
逆にアクションやらない女優なんて、ほとんど売れないんじゃないかな?
そういや以前にタランティーノが栗原千明に目をつけてハリウッドデビューさせたことがあったが、その時も栗原さんはクサリ鎌をぶんぶん振り回す殺し屋の役をやらされてたし…。

率直にいえば、私は日本でアクション俳優がなかなか市民権を得られない要因のひとつは【アニメ文化の興隆】にあると思うんだわ。
アニメの中じゃ、2次元のヒロインがいつも惚れ惚れするようなアクションを見せてくれる。
たとえば「攻殻機動隊」草薙素子とかね。
それはそれで別にイイんだけど、問題はそれを実写化してみようとは誰も思ってないことなのよ。
「実写化なんて絶対ショボくなるからやめて!」
「オリジナルを汚さないで!」
とかさ、いつまでもそんなこと言ってるから日本にアクションが育たないのよ。
悲しいことに、「攻殻機動隊」は日本を差し置いて既にハリウッドが実写化プロジェクト進行中だという。
多分、草薙素子は外国人がやるんだろうね…。

なんつーか、私はこういう2次元至上主義からいつまでも脱皮できない日本の文化土壌が非常にモッタイナイと思うんだわ。
むざむざ利権を外国に奪われてる感じ。
少なくとも、草薙は日本の女優がやるべきだろ?
だってさ、日本の女子って運動神経イイんだよ。
たとえばなでしこはW杯制覇までしたんだし、女子レスリング吉田さんの強さは世界一だし、女子フィギュアを見ても真央ちゃんは世界でただ一人トリプルアクセルを跳べる天才。
その気になりさえすりゃ、ウチからは質の高いアクション女優だっていくらでも輩出できるはずさ。
たとえばフィギュア鈴木明子とか、その気になれば今すぐにでも「ミニラ」主演でハリウッドデビューできる。
澤さんだってその気になれば、「進撃の巨人」からすぐに女型のオファーがくる。
あと、田中陽子ちゃんの野性的な目ヂカラと軽い身のこなしは「もののけ姫」のサンにしか見えない。

結局長澤奈央にしても、日本国内にいる限り「元ハリケンジャーの人」という扱いでしかないのが何だかモッタイナイ話さ。
もっとハリウッドや香港など海外進出を本格的に見据えていれば、彼女ほどの美貌と運動神経なら何か違う展開があった気もする。
あるいは、草薙素子を演じることだってできたかもしれんのに…。
ただし結婚したとはいえ、旦那の理解次第では彼女も女優の仕事は今後続けられると思う。
もう中田も34歳なんだし、あと何年現役を続けられるかは分からん立場だ。
そりゃ嫁にも収入があった方がイイかと。
彼自身国際舞台で戦ってきた人なんだし、嫁のアクション女優としての夢は理解すべきだろう。
やがて嫁が国際的なスーパーセレブとなり、旦那の中田が「和製ベッカム」みたいな立場になるのも意外と悪くないんじゃないの?
2014/2/25(火)19:15

☆関西人
ちょっと恐い話
ソチ五輪が無事閉幕しました。
一時期はイスラム組織からのテロ予告もあり「絶対に無事には済まないだろう」と予想されてた五輪だが、さすがは軍事大国ロシア。
国の威信を懸け、徹底した警備力で何とか封じたみたいだね。
でも逆にその強権ぶりの方が我々には怖かったというか、動画サイトではロシア警備兵が暴力を振るう映像がアップされている。
どうやら大会開催中に反プーチン派パンクバンドの路上ライブを中止させようとしたみたいなんだが、警備兵は思いっきりバンドメンバー(女性)に鞭を打ってたからね。
ロシアって、いまだにこういう国なのか…。
旧ソ連時代からあまり進歩してないじゃん。

あと、開会式で「五輪」のマークがうまく作動せず「四輪」になるミスが話題になってたが、どうやらあの装置の責任者が後日に死体で発見されたらしい。
ナイフで刺されて死んでたとやら。
なぜかロシアの警察はそれを「単なる事故死」と処理したらしいんだが、一体どうやったら事故でナイフが体に刺さるのよ(笑)?
プーチン、怖い。
ロシアって国は怖すぎる。
今となっては、本田が無事にあの国から脱出できたことを素直に喜びたい。
…ま、まさか、本田の例の「レーシック疑惑」、あれって真相はロシア側に何かをされた痕跡だったりして…?

だけどね、恐い国は決してロシアだけじゃないよ。
たとえば今夏W杯を開催するブラジル、ここだってかなり恐ろしい環境なんだから。
まずは治安の悪さだね。
映画「シティオブゴッド」と「バス174」は一度見ておくべき。
どっちもフィクションじゃなくて、あの国で現実に起きた惨事なんだから。
治安を取り締まろうにもあそこがロシアほどの警備力があるかは怪しいし、エラいことが起きる可能性だって十分にある。

そういや、昨年ブラジルはサッカーの試合で恐ろしい事件が起きたらしいよ?
キッカケは、審判がある選手に対してレッドカードを出したことに始まるらしい。
すると選手がそれを不服として審判に突っかかり、揉み合ううちにキレた審判がナイフを出して選手をメッタ刺しにしたんだそうだ。
刺された選手は後に死亡したんだが、それを見た観客たちが怒り狂ってピッチになだれ込む。
そして、その審判は観客たちの手によって惨殺されたという。一説によると、最後は首を斬り落とされたとやら。
…おいおい、いくら何でもそれはあかんやろ!
つい昨年にこんなヤバい事件が起きたばかりの国で、ホントにW杯をやらせてイイのか?

あと開催国ブラジルの問題だけじゃなくて、日本の場合はグループリーグでの対戦国にも気をつけねばなるまい。
そう、世界で治安の悪い国No1とされるコロンビアが同組なんだから。
この国が起こした「エスコバルの悲劇」は、皆さんも一度は聞いたことあるだろう。
W杯90年大会のこと、当時優勝候補にも挙げられていた強豪コロンビアは、下馬評を覆しグループリーグでまさかの敗退をしてしまったんだ。
その戦犯とされたのがオウンゴールを献上してしまったエスコバル選手で、彼はコロンビアに帰国するとすぐにマフィア(?)に殺されてしまったという…。
実行犯は逮捕されたものの、もう今は刑期を終えて釈放されてるみたいだね。
…怖いわ〜。
ミスったら、殺されるのか?
一説には闇賭博の組織がそこに絡んでたという話もあり、そういうのを聞くと日本が今夏「番狂わせ」でコロンビアに勝とうもんなら、また誰か殺されるんじゃないかとビクビクしてしまう。
ブラジルさん、くれぐれも厳重な警備体制をお願いします!

とは言っても、ブラジルという国はリオのカーニバルで毎回100名前後の死者を出してる国だからね…。
「お祭りに死亡事故はつきものでしょ!イェ〜イ!」的なラテン系ノリがあるのかもしれん。
今夏は現地に行ってW杯を観ようと計画してる人もきっと多いだろうが、決して油断しないで下さい。
2014/2/24(月)18:30

☆関西人
新三大○○
最近、「マツコ・有吉の怒り新党」を毎週見るようになったせいかな?
こういう五輪などでアスリートの活躍を見てると、私はついつい勝手に頭の中で「新三大○○」を妄想してしまうクセがついてしまったのよ(笑)。
たとえば先日の真央ちゃん見てると、フリー演技が終わった後に「これを新三大浅田真央のひとつとさせていただきます」という例のナレーションが聞こえてくるかのような錯覚に陥る。
あぁ、そうか。
要するに今回のソチは、真央ちゃんにとって「新三大」の「三つ目」なんだろうな、と。
つまり、これで彼女の「新三大」は綺麗に完結したんだろうな、と…。

アスリートってのは、誰しもこういう「新三大」みたいなモノを各々に持ってると思う。
たとえば中田英の場合なら、01年ローマにスクデットをたぐり寄せたユベントス戦での伝説ゴールとか。
いや、デビュー戦(ペルージャ)でいきなりの2ゴールも捨てがたいなぁ。
あと、代表では「ジョホールバルの歓喜」における獅子奮迅の活躍も同じく。
…と考えてみると、中田の場合は97〜01年の間で既に「新三大中田英寿」が完結しちゃってたのかも?
なるほど、ならばその5年後にあっさりと引退表明してしまったことにもそれなりの納得をできる。

一方、中田と対照的になかなか引退をしない英雄としてカズの場合はどうだろうか?
「新三大三浦知良」、おそらくその「ひとつ目」は左WGのドリブラーとして活躍してたというサントス時代(89〜90年?)だろうね。
それはブラジル全国誌の表紙を飾ったほどの活躍だったらしい。
そして続く「ふたつ目」は、凱旋帰国後にヴェルディにて左WGからセンターFWとして生まれ変わり、やがてJリーグMVPやらアジアMVPやらを独占した93年頃の活躍だろう。
まあ、そこまではイイ。
問題は、そこから先だよね。
というのもカズの場合、続く「三つ目」がなかなかピンとこないんだ。
まずW杯本選には一度も出たことがないし、後に欧州リーグには挑戦したものの全く結果は出なかったし…。
おそらく、カズは今なお「三つ目」を模索してるんだろうよ。そこに決着をつけられないから、なかなか引退を決意できない。
カズの「新三大」は、いまだ未完成ってことね。

一方、俊輔はどうだろう?
彼の場合はまず特筆すべき記憶として、セルティックでの大活躍がある。
リーグ3連覇を果たしてMVPを獲り、特にCLマンU戦ではあの伝説のFKまで決めている。
あと、代表ではジーコに最も寵愛されI番として長く君臨、特に04年アジア杯では大会MVPに輝くほどの獅子奮迅の活躍だった。
少なくとも「新三大」のうちふたつぐらいは既に埋まってるかな、と思う。
残すは最後の「三つ目」、おそらく彼はそこをマリノスの優勝で締めようとしてるんだろう。
昨年に二度目のJリーグMVPを獲ったとはいえ、優勝は逃してるし…。

いやね、やはり「新三大」においては「三つ目」が一番肝心だと思うのよ。
そこが総決算。
そこの内容は、トコトンこだわってほしい。
「怒り新党」ではその「三つ目」が少しホロ苦い内容になることも多いんだが、意外と私はそういうのも嫌いじゃないよ。
でもさ、葛西選手なんて今回銀メダルを獲ったのにまだ現役を続行する、って言うじゃない?
あ〜、彼にとって今回のはまだ「三つ目」じゃなかったのか〜と思って胸が熱くなったよ。
確かに、金メダルはまだ獲れてないもんな。

そう考えると、今の香川や本田や長友なんてまだまだ「ひとつ目」が埋まった段階にすぎないのかな、と。
まだまだこれからなんだが、この2014年W杯開催年が彼らにとって大きな意味をもつ「ふたつ目」になりますように…。
2014/2/23(日)20:01

☆関西人
生涯現役
今日で五輪も閉幕。
日本のメダル獲得数は予想より下回ってしまったが、今大会ほど「この際、メダルの数とか色なんてどうでもイイよ」と心から思える五輪も今までなかったんじゃないかな?
感動した大会だった。
日本人として、誇りに思える大会だった。

中にはもうウンザリしてる人もいるだろうが、特に真央ちゃんだね。
彼女のフリー演技はリアルタイムに中継を観てたんだが、私は年甲斐もなく深夜に泣きましたよ(笑)。
特に最後の8回目のトリプルが決まってからの、あの鬼気迫るステップはもう見てるだけで涙、涙…。
演技終了後にこみ上げる想いを抑えきれない彼女の表情がまた感動的だったし、それを黙って見守る老師・佐藤コーチの仙人のようなたたずまいがまたコントラストとして良かったよな?
前日の奈落の底に堕ちた夜から一転、あるいは天国のお母さんが降臨して彼女に力を与えたとしか考えられないほどの奇跡。
真央ちゃん自身、あれは「人生最高の演技」だったんだそうだ。
ひょっとしたら、彼女は今後競技を続けてもあれ以上の演技はもう二度とできないのかもしれん。
と考えれば、以前から公言してた引退もまたシチュエーションとして十分に考えられる…。

まだ23歳。
早い。早すぎる。
でも現実は真央ちゃんもキムヨナも矢吹丈と力石徹みたいなもんで、時には日常生活に支障をきたすほど体が既にボロボロだという。
だから、軽々しく引退するなとも言えんわ。
しかし真央ちゃんはともかく、キムヨナなんて次回大会がホーム開催(ピョンチャン)だからね。
少なくとも若い才能が育ってない現状、韓国という国が彼女の引退を簡単に容認するだろうか?
ヨナは今大会で「団体戦には出るべきではない」と言ってたが、別に韓国は意図して「出なかった」ワケじゃないよ。
ヨナ以外に大した選手がおらず、「出れなかった」のが現実なんだから…。

そういや最近、俊輔もまた「40歳まで現役を続けたい」と語ったらしいね?
少なくとも、あと五年はやってくれそう。
しかしその一方で、引退後のビジョンについても「欧州で指導者の勉強」「FK専門コーチとしてクラブを渡り歩く」などなど熱く夢を語っていたらしい。
なるほど。
確かに彼はセルティックじゃレジェンドなんだし、あるいは声をかけられることもあるかもしれん。
だけど今はそういう引退後のビジョンなんかより、とにかく現役を少しでも長く続けることにのみ専念してほしいと思う。
昨日もゼロックス杯を少し観てたけど、マリノスは彼の後継者なんて全く見えてないからね…。

ちょっと思い出したのが、日本野球界が誇る偉人・王貞治の逸話。
これは有名なエピソードだから聞いたことある人も多いだろうが、王さんが現役引退後すぐに巨人の助監督に就任した時の娘さんとの会話。

娘「お父さまは(選手から助監督になったことで)偉くなったの?」
王「違うよ。お父さんは偉くなくなるんだ。一番偉いのは、選手なんだよ」

…これは至言だと思うなぁ。
一流アスリートにはこういう感覚があるからこそ、やはり現役にこだわるんだと思う。
選手から監督(選手の上司)になることは、必ずしも出世ではないワケよ。
この世界の主役はあくまで選手であって、あくまで指導者はそれを支える裏方ってこと。

ちょうど王さんが助監督をやってた頃、当時まだ小学生だった私はよく「太陽にほえろ」という刑事ドラマを観ていたのね。
「ボス」が石原裕次郎で、その部下にラガーとかドックとかボギーとかがいるワケよ。
子供心に、何で「ボス」っていつも現場に行かないの?何でいつも部屋にこもってるの?と不思議に思ったものである。
やがて大人になって「あれは管理職だから」とようやく気付くことになるんだが、それにしても現場に行かない石原裕次郎は番組欄のトップに名前がクレジットされてようが実質主役ではなかったと思う。
やっぱ、現場に行って犯人に手錠をかけるラガーやドックこそが「太陽にほえろ」の主役なのよ。

そこはスポーツの世界も全く同じ。
できることなら俊輔が目指すのは石原裕次郎ではなく、渡哲也の方であってほしいよ。
「太陽にほえろ」じゃなく「西部警察」の方ね。
「大門軍団」を率いて自ら現場でバズーカ砲をブッ放つというキレキレの中間管理職像(笑)。
最後は、現場で殉職。
こういう生涯現役こそ、男として最高の生き方だと私は思うけど。
葛西選手やカズなんて、まさにそれだよね。

そりゃ40代にもなれば確かに体力は衰えるだろうが、一方でクローズドスキルはそれほど朽ちるもんじゃないし、むしろ長い経験に裏打ちされたメンタル・戦術眼・理論などは若い奴らを一蹴するほどの域に到達をするもんだろう。
ほら、よく武術の「達人」って老人だったりするじゃない?
獰猛な若くてデカい奴がガ〜ッといってもスイスイと最小限の動きでそれをかわし、最後は「気」で倒してしまう。
俊輔や遠藤なんて、まさしくそっちのベクトルに合ってると思うけど…。
2014/2/23(日)13:58

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